JP4549817B2 - モータ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、モータに係り、詳しくは外部コネクタが嵌着されるコネクタ部を備えたモータ及びその製造方法に関するものである。
従来、パワーウインドウ装置等に用いられるモータとしては、回転力を発生するモータ本体と、減速機構がギヤハウジングに収容されてなる減速部と、電気回路部品(IC等)を有する制御回路部材とを備えたものがある。
そして、このようなモータとしては、モータ本体と減速部とが組み付けられた(一体とされた)状態で、ギヤハウジングに形成した挿入孔からその内部に制御回路部材を組み付け(挿入)可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。このようなモータでは、モータ本体と減速部とが組み付けられたもの(制御回路部材を除いたもの)に、電気回路部品の異なる制御回路部材を組み付けることができる。即ち、モータ本体と減速部とが組み付けられたもの(制御回路部材を除いたもの)を共通の部材としながら、電気回路部品の異なる種々の仕様のモータを得ることができるため、その製造コスト等を低減することができる。
米国特許第5245258号明細書
しかしながら、上記のようなモータでは、制御回路部材にコネクタ部が設けられていた。尚、コネクタ部には外部コネクタが嵌着されることで、外部コネクタ及びコネクタ部を介して電気回路部品が電源等に接続されることになる。このように制御回路部材にコネクタ部が設けられるものでは、制御回路部材の固定位置に応じた範囲にコネクタ部の位置が規制されてしまう。この制御回路部材の固定位置は、ギヤハウジングに挿入させる構造上、制限が多い。よって、所望の位置にコネクタ部を配置できない場合がある。この問題は、特にモータ本体のヨークとギヤハウジングとの連結部の側方(ブラシホルダと隣接した位置)にコネクタ部が配置されるノーマルモータ(制御回路部材を備えないもの)と置き換える場合等、被固定部材に対して単純に置き換えることができない(被固定部材をも変更する必要を生じる)といった原因となる。又、逆に、制御回路部材の固定位置(挿入孔等の固定構造)においても、コネクタ部の位置に制限されることになるため、制御回路部材をも所望の位置(例えば、ギヤハウジングにおけるデッドスペース等)に配置することができない場合がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、モータ本体と減速部とが組み付けられた状態で制御回路部材を組み付け可能としながら、コネクタ部を所望の位置に設定することができるモータ及びその製造方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、給電用ブラシを支持可能なブラシホルダを有するモータ本体と、前記モータ本体に組み付けられ、前記モータ本体の回転を減速するための減速機構及び該減速機構を収容するギヤハウジングを有する減速部と、前記ギヤハウジングに対して保持され電気回路部品を有する制御回路部材とを備え、前記減速機構はウォーム軸及びウォームホイールを含んで構成されるとともに、前記ギヤハウジングは、前記モータ本体の回転軸の延長線上に延びるように形成され前記ウォーム軸を内部に収容するウォーム収容部、及び前記ウォームホイールを内部に収容する扁平形状のホイール収容部を含んで構成されたモータであって、前記ブラシホルダには、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって前記モータ本体と前記減速部のギヤハウジングとの組み付け部分の側方に、外部コネクタが嵌着されるコネクタ部が設けられ、前記ギヤハウジングは前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって該ウォーム収容部と前記コネクタ部との間に位置する回路収容部を含んで構成され、該回路収容部は前記制御回路部材を収容すべく前記制御回路部材を挿入可能な挿入孔が形成され、前記制御回路部材は、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記回路収容部内に組み付け可能に構成され、且つ、前記回路収容部内に組み付けられることで前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有し、前記挿入孔は、その開口部の開口方向が前記モータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、その開口部は、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て、前記コネクタ部と、前記ウォーム収容部における前記モータ本体の反対側である先端側とを結ぶ傾斜した直線状に形成され、前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち電気回路部品の一部を含む部分が前記挿入孔の前記開口部の外側に露出して配置されており、前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち前記開口部の外側に露出した部分を収容可能に構成されるカバーにより前記挿入孔を閉塞する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のモータにおいて、前記ブラシホルダと前記制御回路部材には、互いに当接するブラシホルダ側当接部と制御回路部材側当接部とが形成された。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前記ブラシホルダと前記制御回路部材には、互いに係合して前記制御回路部材を前記ブラシホルダに保持させるためのブラシホルダ側保持部と制御回路部材側保持部とが形成された。
請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記電気回路部品は、前記制御回路部材の挿入方向の先端部に配置されたホール素子を含み、前記ブラシホルダには、前記制御回路部材の挿入方向の先端部が嵌め込まれる溝部が形成された。
請求項5に記載の発明では、給電用ブラシを支持可能なブラシホルダを有するモータ本体と、前記モータ本体に組み付けられ、前記モータ本体の回転を減速するための減速機構及び該減速機構を収容するギヤハウジングを有する減速部と、前記ギヤハウジングに収容され電気回路部品を有する制御回路部材とを備え、前記減速機構はウォーム軸及びウォームホイールを含んで構成されるとともに、前記ギヤハウジングは、前記モータ本体の回転軸の延長線上に延びるように形成され前記ウォーム軸を内部に収容するウォーム収容部、及び前記ウォームホイールを内部に収容する扁平形状のホイール収容部を含んで構成されたモータであって、前記ブラシホルダには、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって前記モータ本体と前記減速部のギヤハウジングとの組み付け部分の側方に、外部コネクタが嵌着されるコネクタ部が設けられ、前記ギヤハウジングは前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって該ウォーム収容部と前記コネクタ部との間に位置する回路収容部を含んで構成され、該回路収容部は前記制御回路部材を収容すべく前記制御回路部材を挿入可能な挿入孔が形成され、前記制御回路部材は、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記回路収容部内に組み付け可能に構成され前記ブラシホルダに当接された状態で前記ギヤハウジングに対して保持され、且つ、前記回路収容部内に組み付けられることで前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有し、前記挿入孔は、その開口部の開口方向が前記モータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、その開口部は、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て、前記コネクタ部と、前記ウォーム収容部における前記モータ本体の反対側である先端側とを結ぶ傾斜した直線状に形成され、前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち電気回路部品の一部を含む部分が前記挿入孔の前記開口部の外側に露出して配置されており、前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち前記開口部の外側に露出した部分を収容可能に構成されるカバーにより前記挿入孔を閉塞する。
請求項6に記載の発明では、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記カバー又は前記ギヤハウジングには、前記挿入孔と前記カバーとの間をシールするシール部材が設けられる。
請求項7に記載の発明では、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記カバーは、前記制御回路部材が発生する熱を外部に放熱するための放熱部を有する。
請求項8に記載の発明では、請求項1乃至のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記カバーを金属材料より構成した。
請求項9に記載の発明では、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記カバーは、前記制御回路部材と当接する当接部を有する。
請求項10に記載の発明では、請求項9に記載のモータにおいて、前記当接部は、前記制御回路部材に押圧接触される弾性接触部を有する。
請求項11に記載の発明では、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記カバーは、前記ギヤハウジング内外を連通する呼吸孔を有する。
請求項12に記載の発明では、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のモータにおいて、複数の前記接続端子は、前記ギヤハウジングの扁平面に対して直交方向に沿って並設される。
請求項13に記載の発明では、請求項1乃至12のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記制御回路部材は、前記電気回路部品としてのモールドICを備え、前記モールドICは、その扁平面が前記ギヤハウジングの扁平面に対して直交方向に沿って設けられる。
請求項14に記載の発明では、給電用ブラシを支持可能なブラシホルダを有するモータ本体と、前記モータ本体に組み付けられ、前記モータ本体の回転を減速するための減速機構及び該減速機構を収容するギヤハウジングを有する減速部と、前記ギヤハウジングに対して保持され電気回路部品を有する制御回路部材とを備え、前記減速機構はウォーム軸及びウォームホイールを含んで構成されるとともに、前記ギヤハウジングは、前記モータ本体の回転軸の延長線上に延びるように形成され前記ウォーム軸を内部に収容するウォーム収容部、及び前記ウォームホイールを内部に収容する扁平形状のホイール収容部を含んで構成され、前記ブラシホルダには、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって前記モータ本体と前記減速部のギヤハウジングとの組み付け部分の側方に、外部コネクタが嵌着されるコネクタ部が設けられ、前記ギヤハウジングは前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって該ウォーム収容部と前記コネクタ部との間に位置する回路収容部を含んで構成され、該回路収容部は前記制御回路部材を収容すべく前記制御回路部材を挿入可能な挿入孔が形成され、前記制御回路部材は、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記回路収容部内に組み付け可能に構成され、且つ、前記回路収容部内に組み付けられることで前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有し、前記挿入孔は、その開口部の開口方向が前記モータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、その開口部は、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て、前記コネクタ部と、前記ウォーム収容部における前記モータ本体の反対側である先端側とを結ぶ傾斜した直線状に形成され、前記接続端子は、前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記開口部の開口方向外側から見て露出する位置に設定されたモータの製造方法であって、前記制御回路部材を、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記回路収容部内に組み付けることで、前記接続端子を前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とする制御回路部材組付工程と、前記制御回路部材組付工程の後、前記開口部の開口方向外側から前記接続端子を溶接して前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続する接続工程とを備え、前記制御回路部材組付工程において前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち電気回路部品の一部を含む部分が前記挿入孔の前記開口部の外側に露出して配置されており、前記接続工程の後、前記制御回路部材のうち前記開口部の外側に露出した部分を収容可能に構成されるカバーにより前記挿入孔を閉塞する。
請求項15に記載の発明では、給電用ブラシを支持可能なブラシホルダを有するモータ本体と、前記モータ本体に組み付けられ、前記モータ本体の回転を減速するための減速機構及び該減速機構を収容するギヤハウジングを有する減速部と、前記ギヤハウジングに収容され電気回路部品を有する制御回路部材とを備え、前記減速機構はウォーム軸及びウォームホイールを含んで構成されるとともに、前記ギヤハウジングは、前記モータ本体の回転軸の延長線上に延びるように形成され前記ウォーム軸を内部に収容するウォーム収容部、及び前記ウォームホイールを内部に収容する扁平形状のホイール収容部を含んで構成され、前記ブラシホルダには、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって前記モータ本体と前記減速部のギヤハウジングとの組み付け部分の側方に、外部コネクタが嵌着されるコネクタ部が設けられ、前記ギヤハウジングは前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって該ウォーム収容部と前記コネクタ部との間に位置する回路収容部を含んで構成され、該回路収容部は前記制御回路部材を収容すべく前記制御回路部材を挿入可能な挿入孔が形成され、前記挿入孔は、その開口部の開口方向が前記モータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、その開口部は、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て、前記コネクタ部と、前記ウォーム収容部における前記モータ本体の反対側である先端側とを結ぶ傾斜した直線状に形成され、前記制御回路部材には前記回路収容部内に組み付けられることで前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子が設けられ、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記制御回路部材を前記回路収容部内に組み付け可能に構成されたモータの製造方法であって、前記回路収容部内に前記制御回路部材を挿入し、前記制御回路部材を前記ブラシホルダに当接させた状態で前記ギヤハウジングに対して保持させて前記接続端子を前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とする制御回路部材組付工程と、前記制御回路部材組付工程の後、前記挿入孔の外側から前記接続端子を溶接して前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続する接続工程とを備え、前記制御回路部材組付工程において前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち電気回路部品の一部を含む部分が前記挿入孔の前記開口部の外側に露出して配置されており、前記接続工程の後、前記制御回路部材のうち前記開口部の外側に露出した部分を収容可能に構成されるカバーにより前記挿入孔を閉塞する。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、制御回路部材は、モータ本体と減速部とが組み付けられた状態で挿入孔から回路収容部内に組み付け可能に構成される。そして、コネクタ部はブラシホルダに設けられる(制御回路部材に設けられない)ため、コネクタ部の位置が制御回路部材の固定位置に応じた範囲に規制されない。即ち、制御回路部材の固定位置は、回路収容部内に挿入させる構造上、制限が多いが、この制限を受けることなくコネクタ部の位置を設定することができる。よって、コネクタ部を所望の位置(例えば、ブラシホルダと隣接した位置)に容易に配置することができる。又、コネクタ部の位置に制限されることなく制御回路部材の固定位置(固定構造)を設定することができるため、例えば、制御回路部材をギヤハウジングにおけるデッドスペースに容易に配置することが可能となる。又、制御回路部材は、回路収容部内に組み付けられることで給電用ブラシ及びコネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有するため、制御回路部材を回路収容部内に組み付けた状態で給電用ブラシ及びコネクタ部と制御回路部材の電気回路部品とを容易に接続することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ブラシホルダ側当接部と制御回路部材側当接部とが当接されるため、制御回路部材のブラシホルダに対する位置決めを容易に行うことができる。又、ブラシホルダ側当接部と制御回路部材側当接部とが当接されるため、例えば、制御回路部材をブラシホルダ側(当接方向)に付勢するような外力(衝撃)が加わったとしても、給電用ブラシ及びコネクタ部に対して接続された複数の接続端子に応力がかかることが防止される。
請求項3に記載の発明によれば、ブラシホルダ側保持部と制御回路部材側保持部とが係合して制御回路部材がブラシホルダに保持されるため、その取り扱いが容易となる。例えば、給電用ブラシ及びコネクタ部に対して接続端子を溶接等で接続する際の位置ずれを容易に防止することができる。言い換えると、制御回路部材とブラシホルダとの相対位置を保持しておく装置を廃止又は簡素化することができる。又、制御回路部材がブラシホルダに保持されるため、例えば、制御回路部材に外力(衝撃)が加わったとしても、給電用ブラシ及びコネクタ部に対して接続された複数の接続端子に応力がかかることが防止(低減)される。
請求項4に記載の発明によれば、制御回路部材の挿入方向の先端部がブラシホルダの溝部に嵌め込まれるため、制御回路部材の挿入方向の先端部に配置されたホール素子の配置精度が高くなる。よって、例えばモータ本体の回転軸と一体回転するセンサ用マグネットとホール素子との相対位置の精度を高く(維持)することができ、ひいては回転速度検出の精度を高く(維持)することができる。特に、制御回路部材の挿入方向の先端部と溝部を、請求項3に記載の制御回路部材側保持部とブラシホルダ側保持部の一部として適用することで、簡単な形状(構成)で請求項3に記載の発明の効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、制御回路部材は、モータ本体と減速部とが組み付けられた状態で挿入孔から回路収容部内に組み付け可能に構成される。そして、コネクタ部はブラシホルダに設けられる(制御回路部材に設けられない)ため、コネクタ部の位置が制御回路部材の固定位置に応じた範囲に規制されない。即ち、制御回路部材の固定位置は、回路収容部内に挿入させる構造上、制限が多いが、この制限を受けることなくコネクタ部の位置を設定することができる。よって、コネクタ部を所望の位置(例えば、ブラシホルダと隣接した位置)に容易に配置することができる。又、コネクタ部の位置に制限されることなく制御回路部材の固定位置(固定構造)を設定することができるため、例えば、制御回路部材をギヤハウジングにおけるデッドスペースに容易に配置することが可能となる。又、制御回路部材は、回路収容部内に組み付けられることで給電用ブラシ及びコネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有するため、制御回路部材を回路収容部内に組み付けた状態で給電用ブラシ及びコネクタ部と制御回路部材の電気回路部品とを容易に接続することができる。しかも、制御回路部材は、ブラシホルダに当接された状態とされるため、制御回路部材のブラシホルダに対する位置決めを容易に行うことができる。又、制御回路部材は、ブラシホルダに当接した状態でギヤハウジングに対して保持されるため、例えば、制御回路部材をブラシホルダ側(当接方向)に付勢するような外力(衝撃)が加わったとしても、給電用ブラシ及びコネクタ部に対して接続された複数の接続端子に応力がかかることが防止される。又、制御回路部材がギヤハウジングに対して保持されるため、その取り扱いが容易となる。例えば、給電用ブラシ及びコネクタ部に対して接続端子を溶接等で接続する際の位置ずれを容易に防止することができる。言い換えると、制御回路部材とギヤハウジングとの相対位置を保持しておく装置を廃止又は簡素化することができる。又、制御回路部材がギヤハウジングに対して保持されるため、例えば、制御回路部材に外力(衝撃)が加わったとしても、給電用ブラシ及びコネクタ部に対して接続された複数の接続端子に応力がかかることが防止(低減)される。
請求項6に記載の発明によれば、挿入孔を閉塞するカバー又はギヤハウジングには、挿入孔とカバーとの間をシールするシール部材が設けられるため、制御回路部材(電気回路部品)が被水することが防止される。
請求項7に記載の発明によれば、挿入孔を閉塞するカバーは、制御回路部材が発生する熱を外部に放熱するための放熱部を有するため、制御回路部材(電気回路部品)の熱による破壊等を低減することができる。例えば、電気回路部品がモールドICを含み、そのモールドICが内部に駆動回路部としてのパワーMOSFETを含む場合等、そのパワーMOSFETの破壊を低減することができる。
請求項8に記載の発明によれば、カバーが金属材料より構成されるため、放熱が効率良く行なわれ、熱による破壊等を更に低減することができる。
請求項9に記載の発明によれば、挿入孔を閉塞するカバーは、制御回路部材と当接する当接部を有するため、制御回路部材のがたつきを低減することができる。特に、請求項7に記載の構成にこの構成が適用されることで、放熱を更に効率良く行なうことができるといった作用効果も得られるようになる。
請求項10に記載の発明によれば、当接部は、制御回路部材に押圧接触される弾性接触部を有するため、寸法精度や組み付け精度を高精度としなくても(寸法誤差や組み付け誤差等が生じても)制御回路部材に当接部を容易に当接させることができ、制御回路部材のがたつきを低減することができる。又、制御回路部材が振動したとしても、その破損を防止することができる。特に、請求項7に記載の構成にこの構成が適用されることで、制御回路部材が振動したとしても、弾性接触部が制御回路部材に追従するように弾性変形可能であることから、制御回路部材と当接部との当接状態(放熱機能)を維持させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、カバーは、ギヤハウジング内外を連通する呼吸孔を有するため、駆動時の発熱等に基づくギヤハウジングの内部における気圧の変化が低減される。しかも、モータの設置方向が異なる場合等、呼吸孔の開口方向を異なる方向(例えば防水に適した方向)としたい場合であっても、カバーのみを変更するだけで(カバーを除いた部材を共通の部材として)それらモータを得ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、複数の接続端子は、ギヤハウジングの扁平面に対して直交方向に沿って並設されるため、それら複数の接続端子がギヤハウジングの扁平面の直交方向から見た投影面積を増大してしまうことが防止される。
請求項13に記載の発明によれば、モールドICは、その扁平面がギヤハウジングの扁平面に対して直交方向に沿って設けられるため、そのモールドICがギヤハウジングの扁平面の直交方向から見た投影面積を増大してしまうことが防止される。
請求項14に記載の発明によれば、制御回路部材組付工程にて制御回路部材が、モータ本体と減速部とが組み付けられた状態で挿入孔から回路収容部内に組み付けられることで、接続端子が給電用ブラシ及びコネクタ部に対して電気的に接続可能とされる。その後、接続工程にて、開口部の開口方向外側から露出した接続端子が溶接されて給電用ブラシ及びコネクタ部に対して電気的に接続される。よって、請求項1に記載の発明の効果と同様の効果を得ることができるとともに、モータを容易に製造することができる。また、挿入孔は、その開口部の開口方向がモータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、接続端子は、制御回路部材を組み付けた状態で、開口部の開口方向外側から見て露出する位置に設定されるため、開口部を段差の無い簡単な形状としながら、接続端子の溶接やその接続箇所の確認を容易に行うことが可能となる。
請求項15に記載の発明によれば、制御回路部材組付工程にて制御回路部材が、回路収容部内に挿入されブラシホルダに当接された状態でギヤハウジングに対して保持されて、接続端子が給電用ブラシ及びコネクタ部に対して電気的に接続可能とされる。その後、接続工程にて、挿入孔の外側から接続端子が溶接されて給電用ブラシ及びコネクタ部に対して電気的に接続される。よって、請求項5に記載の発明の効果と同様の効果を得ることができ、モータを容易に製造することができる。
請求項1〜1に記載の発明によれば、モータ本体と減速部とが組み付けられた状態で制御回路部材を組み付け可能としながら、コネクタ部を所望の位置に設定することができるモータを提供することができる。
請求項1及び1に記載の発明によれば、モータ本体と減速部とが組み付けられた状態で制御回路部材を組み付け可能としながら、コネクタ部を所望の位置に設定することができるモータの製造方法を提供することができる。
以下、本発明を車両におけるパワーウインドウ装置のモータ1に具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すように、モータ1は、モータ本体2と、該モータ本体2の回転を減速して出力するための減速部3とを備えている。
モータ本体2は、図1及び図2に示すように、扁平の略有底筒状に形成されたヨークハウジング(以下、単にヨークという)4と、該ヨーク4内面に固定された一対のマグネット5(図2参照)と、該ヨーク4内で回転可能に支持されるアーマチャ(電機子)6と、ブラシホルダ7と、一対のブラシ8とを備えている。
ブラシホルダ7は、樹脂材料よりなり、ホルダ本体7aと、延出部7bと、コネクタ部7cとが一体形成されている。ホルダ本体7aは、前記ヨーク4の開口部内に略収容されるように形成されている。ホルダ本体7aの中央孔には軸受9が固定され、該軸受9にはアーマチャ6における回転軸10の先端側が回転可能に支持される。又、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側には給電用ブラシとしてのブラシ8が保持され、該ブラシ8は前記回転軸10に固定された整流子11に押圧接触されている。延出部7bは、前記ホルダ本体7aにフランジ状に延出されている。
コネクタ部7cは、前記延出部7bの先端に設けられている。詳しくは、コネクタ部7cは、延出部7bにおけるヨーク4の扁平面4a(図1参照、図1及び図2中、紙面と平行な面)に沿った一方(図1及び図2中、右方)の端部に形成されている。そして、コネクタ部7cは、前記扁平面4aの直交方向(図1及び図2中、紙面直交方向であって紙面手前側)から図示しない外部コネクタが嵌着可能に形成されている。
又、ブラシホルダ7には、それぞれ複数のブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13とがインサート成形されている。ブラシ側ターミナル12は、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側から延出部7bに延びるとともに、その先端部である内部接続端子12aが延出部7bからモータ本体2の軸方向(図2中、下方向)に突出(露出)して形成されている。このブラシ側ターミナル12の基端部にはピッグテールを介して前記ブラシ8が電気的に接続される。コネクタ側ターミナル13は、コネクタ部7cから延出部7bに延びるとともに、その先端部である内部接続端子13aが延出部7bからモータ本体2の軸方向(図2中、下方向)に突出(露出)して形成されている。このコネクタ側ターミナル13の基端部は、コネクタ部7cにおいて露出して外部接続端子13bを形成し、コネクタ部7cに外部コネクタが嵌着されることで該外部コネクタのターミナルに電気的に接続されることになる。又、本実施の形態のコネクタ側ターミナル13において、内部接続端子13aと外部接続端子13bとの間には、コネクタ部7c内に収容されたチョークコイルCが接続されている。又、前記内部接続端子12a,13aは、前記扁平面4aの直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って並設される(図3(c)参照)。尚、図2では、内部接続端子12a,13aが紙面直交方向に並設されるため、1つしか図示されない。又、ブラシホルダ7において、ホルダ本体7aの周囲、延出部7b及びコネクタ部7c(チョークコイルCと対応した部分)は、コネクタ部7cの外部接続端子13bと対応した部分等を除いて、エラストマよりなる防水部材14にて略覆われる。
減速部3は、ギヤハウジング21と、ウォーム軸22と、ウォームホイール23と、クラッチ24と、制御回路部材25と、カバー26とを備える。尚、本実施の形態では、ウォーム軸22とウォームホイール23とが減速機構を構成している。
ギヤハウジング21は、樹脂材料よりなる。ギヤハウジング21は、固定部21aと、ウォーム収容部21bと、ホイール収容部21cと、回路収容部21dとを備える。
固定部21aは、ヨーク4の開口部に形成されたフランジ部4bと対応した形状に形成されて該フランジ部4bにネジ27にて固定され、該フランジ部4bとともに前記ブラシホルダ7の延出部7bを(防水部材14を介して)挟持する。
ウォーム収容部21bは、前記回転軸10の延長線上で筒状に延びて形成され、その内部にウォーム軸22を回転可能に支持する。又、ウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側には、ウォーム軸22と回転軸10とを駆動連結するクラッチ24が設けられている。クラッチ24は、回転軸10からの駆動力をウォーム軸22に伝達し、逆にウォーム軸22からの駆動力が回転軸10に伝達されないようウォーム軸22の回転をロックするように作動する。つまり、このクラッチ24は、負荷側から加わる力によるモータ1の回転を防止するために設けられている。又、このクラッチ24には、回転軸10と一体回転するセンサ用マグネット24aが設けられている。
ホイール収容部21cは、ウォーム収容部21bと直交する方向で扁平の円盤形状に形成され、その内部にウォームホイール23を回転可能に支持する。尚、ウォーム収容部21bとホイール収容部21cとはその内部が一部で連通し、該連通部分でウォーム軸22とウォームホイール23とが歯合される。又、ホイール収容部21cは、前記ウォーム収容部21bに対して前記コネクタ部7cの反対側(図1及び図2中、左側)に形成されている。又、ホイール収容部21cの扁平面21eは前記ヨーク4の扁平面4a(図1参照)に沿って形成され、ギヤハウジング21全体としては、その扁平面21eの直交方向から見た面がギヤハウジング21の扁平面ということになる。
回路収容部21dは、前記内部接続端子12a,13aと対応した位置であって、その内部に内部接続端子12a,13aが配置されるように形成されている。詳しくは、回路収容部21dは、ウォーム収容部21bに対してホイール収容部21cの反対側であって、ウォーム収容部21bとコネクタ部7cとの間に形成されている。回路収容部21dは、その内部がウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側(前記センサ用マグネット24aと対応した部分)と連通している。又、回路収容部21dには、制御回路部材25を収容すべく制御回路部材25を回転軸10の軸方向に沿った方向から挿入可能な挿入孔21fが形成されている。挿入孔21fは、その開口部21gの開口方向(開口部21gと直交する方向)が回転軸10の軸方向及びその直交方向に対して傾斜するように設定されている。本実施の形態の開口部21gは、ギヤハウジング21の扁平面の直交方向から見てコネクタ部7cとウォーム収容部21bの先端側(モータ本体2の反対側)とを結ぶ傾斜した直線状に(段差の無いように)形成されている。尚、前記ブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13の各内部接続端子12a,13aは、開口部21gの開口方向外側から見て露出する(見える)位置に配置されている。又、回路収容部21dにおける扁平面の外表面には、係合爪21h(図2参照)が形成されている。そして、回路収容部21dには、制御回路部材25が略収容される。
制御回路部材25は、図2及び図3(a)〜(c)に示すように、ベース部材31、ヒートシンク32、モールドIC33、コンデンサ34、ホール素子35及び複数の接続端子36a,36b(図3(c)参照)等を備える。尚、本実施の形態では、モールドIC33、コンデンサ34及びホール素子35が電気回路部品を構成している。ベース部材31は、樹脂材よりなり、略板状に形成されている。ベース部材31において、一方の面(図2及び図3(b)中、左側の面)には、板状のヒートシンク32を介して略板状のモールドIC33が固定され、他方の面(図2及び図3(b)中、右側の面)には、略円柱形状のコンデンサ34が固定されている。尚、本実施の形態では、ヒートシンク32とモールドIC33とは接着剤にて接着されている。又、ベース部材31において、一方の面(図2及び図3(b)中、左側の面)の前記センサ用マグネット24aと対応する位置には、ホール素子35(図3(a)参照)が固定されている。又、ベース部材31において、他方の面(図2及び図3(b)中、右側の面)の前記ブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13aと対応する位置には、モールドIC33等に電気的に接続された複数の接続端子36a,36b(図3(c)参照)が一部インサート成形された状態で配設されている。尚、本実施の形態では、制御回路部材25が駆動回路部としてのリレーを備えず、モールドIC33がその内部に駆動回路部としてのパワーMOSFETを含んでいる。又、モールドIC33は、ホール素子35にて検出されるセンサ用マグネット24a(回転軸10)の回転速度等に応じて車両ウインドウガラスに挟み込みが発生したと判断すると、ブラシ8(モータ本体2)に逆回転電流を供給するといった、挟み込み防止制御を行う回路である。又、本実施の形態では、接続端子36aはブラシ側ターミナル12の内部接続端子12aと対応して幅が広く形成され、接続端子36bはコネクタ側ターミナル13の内部接続端子13aと対応して幅が狭く形成されている。
このように形成される制御回路部材25は、制御回路部材組付工程にて、モータ本体2と減速部3とが組み付けられた状態で前記挿入孔21fからギヤハウジング21(回路収容部21d)内に組み付けられる。そして、このように組み付けられることで、複数の接続端子36a,36bがブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13a(ブラシ8及びコネクタ部7c)に対してそれぞれ電気的に接続可能に(当接するように)配置される(図3(c)参照)。尚、勿論、この状態で複数の接続端子36a,36bは、内部接続端子12a,13aと同様に、開口部21gの開口方向外側から見て露出する(見える)位置に配置される。又、勿論、この状態で複数の接続端子36a,36bは、内部接続端子12a,13aと同様に、ギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)の直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って並設される。そして、本実施の形態では、接続工程にて、開口部21gの開口方向外側から見て露出した複数の接続端子36a,36bが、内部接続端子12a,13aにそれぞれレーザ溶接されて電気的に接続される。又、この状態でモールドIC33は、その扁平面33aがギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)の直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って設けられる。又、本実施の形態では、この状態で制御回路部材25の一部(コンデンサ34の部分)が、回路収容部21d(開口部21g)の外側に露出して配置される。
前記開口部21gには、制御回路部材25を組み付けた状態で、前記挿入孔21fを閉塞する樹脂材料よりなるカバー26が固定される。カバー26は、前記制御回路部材25の一部(コンデンサ34の部分)を収容可能で、前記開口部21gと対応した開口部を有する形状に形成される。又、カバー26は、前記係合爪21hに係合される被係合凹部26aを備える。即ち、カバー26は、軸方向に移動させるとその被係合凹部26aが係合爪21hと係合して、ギヤハウジング21に対して保持される。又、カバー26には、挿入孔21f(開口部21g)と自身の開口部との間をシールするシール部材26bが設けられている。このシール部材26bは、ブチルゴムよりなり、前記開口部21gと対応したカバー26の開口部全面に配設されている。
このように構成されるモータ1は、モータ本体2と減速部3とが組み付けられた状態で挿入孔21f(開口部21g)からギヤハウジング21内に制御回路部材25が組み付け可能であるため、モータ本体2と減速部3とが組み付けられたもの(制御回路部材25を除いたもの)に、電気回路部品の異なる制御回路部材25を組み付けることができる。即ち、モータ本体2と減速部3とが組み付けられたもの(制御回路部材25を除いたもの)を共通の部材としながら、種々の仕様(電気回路部品の構成が異なる仕様)のモータを容易に得ることができるため、その部品管理等が容易となり製造コスト等を低減することができる。
このように構成されたパワーウインドウ装置のモータ1は、図示しない車両ドアのインナパネルとアウタパネルとの間に配置され、その扁平面(扁平面4a,21e)がインナパネルと対向されて固定される。そして、この状態で、コネクタ部7c(外部接続端子13b)には、インナパネルに形成されたコネクタ用孔を介してドアトリム側から電源装置に接続された外部コネクタが嵌着される。尚、このとき、コネクタ用孔は、防水部材14のコネクタ部7cと対応した部分にて隙間が塞がれ、インナパネルとアウタパネルとの間からドアトリム側への液体の浸入が防止される。
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)コネクタ部7cはブラシホルダ7に設けられる(制御回路部材に設けられない)ため、コネクタ部7cの位置が制御回路部材25の固定位置に応じた範囲に規制されない。即ち、制御回路部材25の固定位置は、ギヤハウジング21内に挿入させる構造上、制限が多いが、この制限を受けることなくコネクタ部7cの位置を設定することができる。よって、コネクタ部7cを所望の位置、本実施の形態では、ヨーク4とギヤハウジング21との連結部の側方(ブラシホルダ7と隣接した位置)に容易に配置することができる。この結果、ヨークとギヤハウジングとの連結部の側方(ブラシホルダと隣接した位置)にコネクタ部が配置されるノーマルモータ(制御回路部材を備えないもの)と置き換える場合、インナパネル(被固定部材)に対して単純に(インナパネルを変更することなく)置き換えることができる。又、コネクタ部7cの位置に制限されることなく制御回路部材25の固定位置(固定構造)を設定することができる。即ち、本実施の形態のように、制御回路部材25をウォーム収容部21bとコネクタ部7cとの間のギヤハウジング21におけるデッドスペースに容易に配置することが可能となる。よって、モータ1の小型化等を図ることができる。又、制御回路部材25は、ギヤハウジング21内に組み付けられることでブラシ8及びコネクタ部7c(内部接続端子12a,13a)に対して電気的に接続可能に配置される複数の接続端子36a,36bを有する。よって、制御回路部材25をギヤハウジング21内に組み付けた状態でブラシ8及びコネクタ部7cと制御回路部材25の電気回路部品(モールドIC33等)とを容易に接続することができる。
(2)挿入孔21fを閉塞する樹脂材料よりなるカバー26には、挿入孔21f(開口部21g)と自身の開口部との間をシールするシール部材26bが設けられるため、制御回路部材25(電気回路部品)が被水することが防止される。
(3)複数の接続端子36a,36bは、内部接続端子12a,13aと同様に、ギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)の直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って並設されるため、それら複数の接続端子36a,36bがギヤハウジング21の扁平面の直交方向から見た投影面積を増大してしまうことが防止される。又、並設したことにより、レーザ溶接による接続作業を容易に行うことができる。
(4)モールドIC33は、その扁平面33aがギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)の直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って設けられるため、そのモールドIC33がギヤハウジング21の扁平面の直交方向から見た投影面積を増大してしまうことが防止される。
(5)挿入孔21fは、その開口部21gの開口方向(開口部21gと直交する方向)が回転軸10の軸方向及びその直交方向に対して傾斜するように設定されている。又、複数の接続端子36a,36bは、内部接続端子12a,13aと同様に、開口部21gの開口方向外側から見て露出する(見える)位置に配置される。このようにすることで、開口部21gを段差の無い簡単な形状としながら、接続端子36a,36bのレーザ溶接やその接続部分の確認を容易に行うことが可能となる。又、シール部材26bを段差のない部分(カバー26の開口部全面)に設けることができ、その製造が容易になる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、モールドIC33は、板状のヒートシンク32を介してベース部材31に固定されるとしたが、カバーが、制御回路部材(モールドIC33)と当接して熱を外部に放熱するための放熱部を有するようにしてもよい。このようにすると、制御回路部材(電気回路部品)の熱による破壊等を低減することができる。
例えば、図4に示すように、変更してもよい。この例における制御回路部材41では、上記実施の形態とは逆に、ベース部材42にモールドIC43が固定され、そのモールドIC43にヒートシンク44が接着剤により固定されている。又、カバー45は、金属材料よりなる。又、カバー45には、弾性を有し制御回路部材41のモールドIC43に(ヒートシンク44を介して)押圧接触される金属材料よりなる当接部及び弾性接触部としての押圧片46が設けられている。尚、図4では、押圧接触される前(組み付け前)の状態の押圧片46を実線で図示し、押圧接触された状態の押圧片46を2点鎖線で図示している。又、この別例では、カバー45及び押圧片46全体が放熱部を構成する。このようにすると、ヒートシンク44以外に放熱部の面積が増加するため、制御回路部材41(電気回路部品)の熱による破壊等を更に低減することができる。特に、この例のように、制御回路部材41の電気回路部品がモールドIC43を含み、そのモールドIC43が内部に駆動回路部としてのパワーMOSFETを含む場合、比較的熱に弱いパワーMOSFETの破壊を低減することができ、モールドIC43の耐久性(信頼性)を向上させることができる。又、放熱部は弾性を有しモールドIC43に(ヒートシンク44を介して)押圧接触される押圧片46を有するため、各寸法精度や組み付け精度を高精度としなくても(寸法誤差や組み付け誤差等が生じても)制御回路部材41、詳しくはヒートシンク44に放熱部を容易且つ確実に当接させることができる。又、押圧片46が制御回路部材41に追従するように弾性変形可能であることから、制御回路部材41が振動したとしても、その破損を防止することができるとともに、放熱部との当接状態(放熱機能)を維持させることができる。又、カバー45及び押圧片46を金属材料より形成したため、放熱が効率良く行われ、前記熱による破壊を更に低減することができる。又、勿論、押圧片46を省略してもよい。例えば、図5に示すように、金属材料(鉄板(SPCC))よりなりギヤハウジング21に対して点かしめ(点かしめ部51a)にて固定されるカバー51に変更してもよい。尚、図5に示すギヤハウジング21は、上記実施の形態のギヤハウジング21に比べて若干(係合爪21hが省略される点等)変更されている。又、押圧片46を省略した場合、カバー(その一部である当接部)が制御回路部材(モールドIC)に直接当接されるように構成を変更してもよい。このようにしても、制御回路部材のがたつきを低減することができる。又、勿論、上記ヒートシンク44を省略して、押圧片46をモールドIC43に直接押圧接触させてもよい。又、カバー45及び押圧片46をそれぞれ金属材料以外の材料(例えば樹脂材料)より形成してもよい。又、押圧片46を、制御回路部材25(モールドIC)に押圧接触される他の弾性接触部(例えば、ウェーブワッシャやゴム材等)に変更してもよい。
・上記実施の形態では、挿入孔21fを閉塞するカバー26には、挿入孔21f(開口部21g)と自身の開口部との間をシールするシール部材26bが設けられるとしたが、シール部材を挿入孔(その開口部)側に設けてもよい。又、それらシール部材とは異なる構成で制御回路部材(電気回路部品)が被水することを防止してもよい。
・上記実施の形態では、内部接続端子12a,13a及び複数の接続端子36a,36bは、ギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)の直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って並設されるとしたが、他の方向に沿って並設してもよい。
・上記実施の形態では、モールドIC33は、その扁平面33aがギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)の直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って設けられるとしたが、他の方向に沿って設けてもよい。
・上記実施の形態では、挿入孔21fは、その開口部21gの開口方向(開口部21gと直交する方向)が回転軸10の軸方向及びその直交方向に対して傾斜するように設定されるとしたが、これに限定されず、例えば、開口部の開口方向(開口部と直交する方向)が回転軸10の軸方向と一致するように変更してもよい。又、上記実施の形態では、制御回路部材25を回転軸10の軸方向に沿った方向から回路収容部21dに挿入したが、制御回路部材25を回転軸10の軸方向に対して傾斜した方向から回路収容部21dに挿入してもよい。
・上記実施の形態では、制御回路部材25が組み付けられることで、複数の接続端子36a,36bが内部接続端子12a,13a(ブラシ8及びコネクタ部7c)に対してそれぞれ電気的に接続可能に当接するように配置され、レーザ溶接にて電気的に接続されるとしたが、他の方法にて電気的に接続してもよい。例えば、電子ビーム溶接やTIG溶接にて接続してもよい。又、制御回路部材25が組み付けられることで接続端子36a,36bと内部接続端子12a,13aとが電気的に接続された状態となるように、接続端子36a,36b及び内部接続端子12a,13aの形状を(例えば、軸方向に挿着される形状に)変更してもよい。
・上記実施の形態では、回転軸10とウォーム軸22とがクラッチ24を介して駆動連結されるとしたが、クラッチ24を省略して回転軸10とウォーム軸22とを駆動連結(一体形成)してもよい。
・上記実施の形態では、クラッチ24にセンサ用マグネット24aを設けたが、これに限定されず、例えば、センサ用マグネットを金属プレート上に配置し、該金属プレートに回転軸を圧入した構成としてもよい。
・上記実施の形態では、チョークコイルCを、コネクタ部7cに設けたが、コンデンサ34と同様に(まとめて)電気回路部品として制御回路部材に設けた構成としてもよい。このようにすると、モータ本体2と減速部3とが組み付けられたもの(制御回路部材を除いたもの)を共通の部材としながら、チョークコイルの仕様の異なるモータをも容易に得ることができる。又、コンデンサ34をコネクタ部7c側に設けた構成に変更してもよい。
・上記実施の形態の制御回路部材25におけるベース部材31は、回路基板に変更してもよい。
・上記実施の形態では、パワーウインドウ装置に用いられるモータに具体化したが、例えば、サンルーフモータやドアクローザモータ等、他の装置用のモータに具体化してもよい。
・上記実施の形態では、ブラシホルダ7としてホルダ本体7a、延出部7b、及びコネクタ部7cを一体形成したが、ホルダ本体7aとコネクタ部7cとを別体としてもよい。尚、この場合、延出部7bは、ホルダ本体7a及びコネクタ部7cのいずれかに形成する。
・上記実施の形態では、ギヤハウジング21を樹脂材料より形成したが、アルミ等、放熱性に優れた材料で形成してもよい。このようにすると、放熱が効率良く行われ、制御回路部材(特にモールドIC)が発生する熱による破壊を更に低減することができる。
・上記実施の形態のカバー26,45,51に、ギヤハウジング21(モータ)内外を連通する呼吸孔を設けてもよい。例えば、図6に示すように、樹脂材料よりなるカバー26に、ギヤハウジング21の扁平面(前記扁平面4a,21e)の直交方向(図6中、紙面直交方向手前側)に貫通した呼吸孔26cを形成してもよい。尚、この呼吸孔26cは、カバー26の内外を連通する筒状に突出したパイプ部の先端部に呼吸シートが固定されて構成されている。このようにすると、駆動時の発熱等に基づくギヤハウジング21の内部における気圧の変化が低減される。又、熱気を排出できる(即ち呼吸孔26cは放熱部を構成する)ため、放熱が効率良く行われ、制御回路部材(特にモールドIC)が発生する熱による破壊を更に低減することができる。しかも、モータ1の設置方向(設置するドア)が異なる場合等、呼吸孔26cの開口方向を異なる方向(例えば防水に適した方向)としたい場合であっても、カバー26のみを変更するだけで(カバー26を除いた部材を共通の部材として)それらモータを得ることができる。よって、ギヤハウジング21の汎用性が向上し、モータの製造コスト等を低減することができる。
・上記実施の形態のブラシホルダ7や制御回路部材25等は、図7〜図9に示すブラシホルダ61や制御回路部材62に変更してもよい。この例におけるブラシホルダ61は、上記実施の形態のブラシホルダ7と略同様に、ホルダ本体61aと、延出部61bと、コネクタ部61cとが一体形成されている。又、ブラシホルダ61の延出部61bには、前記ブラシ側ターミナル12と前記コネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13aの基端側(実際に溶接接続される部分近傍まで)を支持すべく軸方向に延びる軸方向延設部61dが形成されている。又、ブラシホルダ61の延出部61bにおいて、前記軸方向延設部61dより前記回転軸10の軸線に近い側(図7中、左側)には、前記軸方向延設部61dに沿って(繋がって)前記軸方向延設部61dの軸方向中間部まで軸方向に延びる当接用突起部61eが形成されている。そして、この例では、当接用突起部61eの先端面がブラシホルダ側当接部61fを構成している。又、軸方向延設部61dの先端側には、前記回転軸10の軸線に近い側(図7中、左側)に突出する保持爪61gが形成されている。保持爪61gは、軸方向延設部61dの先端側から基端側に向かうほど突出量が大きくなるように形成されている。又、ブラシホルダ61のホルダ本体61aにおいて、前記当接用突起部61eより前記回転軸10の軸線に近い側(図7中、左側)には、溝部61hが形成されている。尚、この例では、前記保持爪61gや溝部61h等がブラシホルダ側保持部を構成している。又、この例のブラシホルダ61においても上記実施の形態のブラシホルダ7と同様に、ホルダ本体61aの周囲、延出部61b及びコネクタ部61c等がエラストマよりなる防水部材63にて略覆われる。又、図8は、ブラシホルダ61(防水部材63を含む)をコネクタ部61c側(図7中、右側)から見た図(但しコネクタ部61cは防水部材63に覆われている)であって、ブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13aが並設されている様子を示している。
制御回路部材62は、図7及び図9(a)〜(c)に示すように、上記実施の形態の制御回路部材25と略同様に、ベース部材71、ヒートシンク72、モールドIC73、コンデンサ74、ホール素子75及び複数の接続端子76a,76b等を備える。
この例のベース部材71には、前記ブラシホルダ側当接部61f(図7参照)と互いに軸方向に当接すべく制御回路部材側当接部71aが形成されている。又、ベース部材71には、前記保持爪61gが係合される被保持凹部71bが形成されている。被保持凹部71bは、保持爪61gが入り込むと制御回路部材62の挿入方向の反対方向の移動を規制するように係合する。
又、ホール素子75は、回転軸10に固定されたセンサ用マグネット77と対応した位置であって制御回路部材62におけるベース部材71の挿入方向の先端部71cに配置されている。そして、制御回路部材62(ベース部材71)の挿入方向の先端部71cは、その最先端部(ホール素子75を除く部分)が前記溝部61h(図7参照)に嵌め込まれるように設定されている。尚、この例では、前記被保持凹部71bや前記先端部71c等が制御回路部材側保持部を構成している。
このように構成されたこの例の制御回路部材62は、制御回路部材組付工程にて、前記挿入孔21fからギヤハウジング21(回路収容部21d)内に挿入されて組み付けられる。詳しくは、制御回路部材62は、制御回路部材側当接部71aがブラシホルダ側当接部61fに軸方向に当接し、その状態で、被保持凹部71bに保持爪61gが係合され、且つ前記先端部71cが溝部61hに嵌め込まれるように組み付けられてブラシホルダ61に保持されることでギヤハウジング21に対して保持される。そして、このように組み付けられることで、複数の接続端子76a,76bが内部接続端子12a,13aに対してそれぞれ電気的に接続可能に(当接するように)配置される。そして、接続工程にて、挿入孔21fの外側(開口部21gの開口方向外側)から見て露出した複数の接続端子76a,76bが、内部接続端子12a,13a(図8参照)にそれぞれレーザ溶接されて電気的に接続される。尚、この例では、上記別例(図5参照)と同様のカバー51が採用されている。
このようにすると、ブラシホルダ側当接部61fと制御回路部材側当接部71aとが軸方向に当接される(突き当てられる)ため、制御回路部材62のブラシホルダ61に対する当接方向(軸方向)の位置決めを容易に行うことができる。又、ブラシホルダ側当接部61fと制御回路部材側当接部71aとが当接されるため、例えば、製造後に制御回路部材62をブラシホルダ61側(当接方向であって、図7中、上方向)に付勢するような外力(衝撃)が加わったとしても、内部接続端子12a,13aに接続された複数の接続端子76a,76bに応力がかかることが防止される。よって、内部接続端子12a,13aと接続端子76a,76bの良好な接続状態が維持される。
又、制御回路部材62(ベース部材71)の挿入方向の先端部71cがブラシホルダ61の溝部61hに嵌め込まれるため、前記先端部71cに配置されたホール素子75の配置精度が高くなる。よって、センサ用マグネット77とホール素子75との相対位置の精度を高く(維持)することができ、ひいては回転速度検出の精度を高く(維持)することができる。
又、先端部71cが溝部61hに嵌め込まれ、且つ、被保持凹部71bに保持爪61gが係合されることで、制御回路部材62がブラシホルダ61に保持され(ギヤハウジング21に対して保持され)るため、その取り扱いが容易となる。例えば、内部接続端子12a,13aに接続端子76a,76bを溶接等で接続する際の位置ずれを容易に防止することができる。言い換えると、溶接等で接続するまで、制御回路部材62とブラシホルダ61(ギヤハウジング21)との相対位置を保持しておく装置を廃止又は簡素化することができる。又、制御回路部材62がブラシホルダ61に保持されるため、例えば、製造後に制御回路部材62に外力(衝撃)が加わったとしても、内部接続端子12a,13aに接続された複数の接続端子76a,76bに応力がかかることが防止(低減)される。よって、内部接続端子12a,13aと接続端子76a,76bの良好な接続状態が維持される。
又、この例(図7〜図9参照)では、保持爪61gや溝部61h等がブラシホルダ側保持部を構成し、被保持凹部71bや先端部71c等が制御回路部材側保持部を構成し、それらにて制御回路部材62をブラシホルダ61に保持させるとしたが、これに限定されず、他の構成をブラシホルダ側保持部と制御回路部材側保持部として保持させてもよい。例えば、前記溝部61h(先端部71cが溝部61hに嵌め込まれる構成)を省略し、他の一対の保持爪と一対の被保持凹部で保持させてもよい。
又、この例(図7〜図9参照)では、制御回路部材62をブラシホルダ61に保持させることでギヤハウジング21に対して保持させたが、制御回路部材62を直接ギヤハウジング21に保持させる構成(例えば、ギヤハウジングに保持爪を設ける構成等)に変更してもよい。
又、この例(図7〜図9参照)では、制御回路部材62(制御回路部材側当接部71a)がブラシホルダ61(ブラシホルダ側当接部61f)に軸方向に当接される(突き当てられる)構成としたが、他の方向に当接される構成としてもよい。例えば、制御回路部材を回転軸の軸方向に対して傾斜した方向から回路収容部に挿入する構成とした場合、その挿入方向にブラシホルダと当接される(突き当てられる)構成に変更してもよい。
・上記実施の形態の制御回路部材25が備えるホール素子35をブラシホルダ7のホルダ本体7aに設けてもよい。尚、この場合、ホール素子に接続されるホール素子ターミナルの端子を前記内部接続端子12a,13aと同様に設け(並設し)、制御回路部材25に前記ホール素子ターミナルの端子に対応した接続端子を前記接続端子36a,36bと同様に設け(並設し)てもよい。
・上記実施の形態では、センサ用マグネット24aをクラッチ24に設けたが、これに限定されず、例えばセンサ用マグネットをウォーム軸22の先端側(図2中、下方側)に設け、ホール素子を制御回路部材25の前記センサ用マグネットと対向する位置(図2中、下方側)に設けてもよい。
上記実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項3に記載のモータにおいて、前記ブラシホルダ側保持部と前記制御回路部材側保持部は、保持爪と被保持凹部を含むことを特徴とするモータ。このようにすると、簡単な形状(構成)で請求項3に記載の発明の効果を得ることができる。
本実施の形態におけるモータの平面図。 本実施の形態におけるモータの一部断面分解図。 (a)〜(c)本実施の形態の制御回路部材を説明するための説明図。 別例におけるモータの一部断面分解図。 別例におけるモータの一部断面分解図。 別例におけるモータの一部断面分解図。 別例におけるモータの一部断面図。 別例におけるブラシホルダ(防水部材含む)の側面図。 (a)〜(c)別例の制御回路部材を説明するための説明図。
符号の説明
2…モータ本体、3…減速部、7,61…ブラシホルダ、7c,61c…コネクタ部、8…ブラシ(給電用ブラシ)、21…ギヤハウジング、21f…挿入孔、21g…開口部、22…減速機構の一部を構成するウォーム軸、23…減速機構の一部を構成するウォームホイール、25,41,62…制御回路部材、26…カバー、26b…シール部材、26c…呼吸孔(放熱部)、33,43,73…電気回路部品の一部を構成するモールドIC、33a…モールドICの扁平面、34,74…電気回路部品の一部を構成するコンデンサ、35,75…電気回路部品の一部を構成するホール素子、36a,36b,76a,76b…接続端子、45,51…放熱部の一部を構成するカバー、46…放熱部の一部を構成する押圧片(当接部及び弾性接触部)、61f…ブラシホルダ側当接部、61g…ブラシホルダ側保持部の一部を構成する保持爪、61h…ブラシホルダ側保持部の一部を構成する溝部、71a…制御回路部材側当接部、71b…制御回路部材側保持部の一部を構成する被保持凹部、71c…制御回路部材側保持部の一部を構成する先端部。

Claims (15)

  1. 給電用ブラシを支持可能なブラシホルダを有するモータ本体と、
    前記モータ本体に組み付けられ、前記モータ本体の回転を減速するための減速機構及び該減速機構を収容するギヤハウジングを有する減速部と、
    前記ギヤハウジングに対して保持され電気回路部品を有する制御回路部材とを備え
    前記減速機構はウォーム軸及びウォームホイールを含んで構成されるとともに、前記ギヤハウジングは、前記モータ本体の回転軸の延長線上に延びるように形成され前記ウォーム軸を内部に収容するウォーム収容部、及び前記ウォームホイールを内部に収容する扁平形状のホイール収容部を含んで構成されたモータであって、
    前記ブラシホルダには、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって前記モータ本体と前記減速部のギヤハウジングとの組み付け部分の側方に、外部コネクタが嵌着されるコネクタ部が設けられ、
    前記ギヤハウジングは前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって該ウォーム収容部と前記コネクタ部との間に位置する回路収容部を含んで構成され、該回路収容部は前記制御回路部材を収容すべく前記制御回路部材を挿入可能な挿入孔が形成され、
    前記制御回路部材は、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記回路収容部内に組み付け可能に構成され、且つ、前記回路収容部内に組み付けられることで前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有し、
    前記挿入孔は、その開口部の開口方向が前記モータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、その開口部は、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て、前記コネクタ部と、前記ウォーム収容部における前記モータ本体の反対側である先端側とを結ぶ傾斜した直線状に形成され、
    前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち電気回路部品の一部を含む部分が前記挿入孔の前記開口部の外側に露出して配置されており、
    前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち前記開口部の外側に露出した部分を収容可能に構成されるカバーにより前記挿入孔を閉塞することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記ブラシホルダと前記制御回路部材には、互いに当接するブラシホルダ側当接部と制御回路部材側当接部とが形成されたことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記ブラシホルダと前記制御回路部材には、互いに係合して前記制御回路部材を前記ブラシホルダに保持させるためのブラシホルダ側保持部と制御回路部材側保持部とが形成されたことを特徴とするモータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記電気回路部品は、前記制御回路部材の挿入方向の先端部に配置されたホール素子を含み、
    前記ブラシホルダには、前記制御回路部材の挿入方向の先端部が嵌め込まれる溝部が形成されたことを特徴とするモータ。
  5. 給電用ブラシを支持可能なブラシホルダを有するモータ本体と、
    前記モータ本体に組み付けられ、前記モータ本体の回転を減速するための減速機構及び該減速機構を収容するギヤハウジングを有する減速部と、
    前記ギヤハウジングに収容され電気回路部品を有する制御回路部材とを備え
    前記減速機構はウォーム軸及びウォームホイールを含んで構成されるとともに、前記ギヤハウジングは、前記モータ本体の回転軸の延長線上に延びるように形成され前記ウォーム軸を内部に収容するウォーム収容部、及び前記ウォームホイールを内部に収容する扁平形状のホイール収容部を含んで構成されたモータであって、
    前記ブラシホルダには、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって前記モータ本体と前記減速部のギヤハウジングとの組み付け部分の側方に、外部コネクタが嵌着されるコネクタ部が設けられ、
    前記ギヤハウジングは前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって該ウォーム収容部と前記コネクタ部との間に位置する回路収容部を含んで構成され、該回路収容部は前記制御回路部材を収容すべく前記制御回路部材を挿入可能な挿入孔が形成され、
    前記制御回路部材は、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記回路収容部内に組み付け可能に構成され前記ブラシホルダに当接された状態で前記ギヤハウジングに対して保持され、且つ、前記回路収容部内に組み付けられることで前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有し、
    前記挿入孔は、その開口部の開口方向が前記モータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、その開口部は、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て、前記コネクタ部と、前記ウォーム収容部における前記モータ本体の反対側である先端側とを結ぶ傾斜した直線状に形成され、
    前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち電気回路部品の一部を含む部分が前記挿入孔の前記開口部の外側に露出して配置されており、
    前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち前記開口部の外側に露出した部分を収容可能に構成されるカバーにより前記挿入孔を閉塞することを特徴とするモータ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記カバー又は前記ギヤハウジングには、前記挿入孔と前記カバーとの間をシールするシール部材が設けられたことを特徴とするモータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記カバーは、前記制御回路部材が発生する熱を外部に放熱するための放熱部を有することを特徴とするモータ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記カバーを金属材料より構成したことを特徴とするモータ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記カバーは、前記制御回路部材と当接する当接部を有することを特徴とするモータ。
  10. 請求項9に記載のモータにおいて、
    前記当接部は、前記制御回路部材に押圧接触される弾性接触部を有することを特徴とするモータ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記カバーは、前記ギヤハウジング内外を連通する呼吸孔を有することを特徴とするモータ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    複数の前記接続端子は、前記ギヤハウジングの扁平面に対して直交方向に沿って並設されたことを特徴とするモータ。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記制御回路部材は、前記電気回路部品としてのモールドICを備え、
    前記モールドICは、その扁平面が前記ギヤハウジングの扁平面に対して直交方向に沿って設けられたことを特徴とするモータ。
  14. 給電用ブラシを支持可能なブラシホルダを有するモータ本体と、
    前記モータ本体に組み付けられ、前記モータ本体の回転を減速するための減速機構及び該減速機構を収容するギヤハウジングを有する減速部と、
    前記ギヤハウジングに対して保持され電気回路部品を有する制御回路部材とを備え、
    前記減速機構はウォーム軸及びウォームホイールを含んで構成されるとともに、前記ギヤハウジングは、前記モータ本体の回転軸の延長線上に延びるように形成され前記ウォーム軸を内部に収容するウォーム収容部、及び前記ウォームホイールを内部に収容する扁平形状のホイール収容部を含んで構成され、
    前記ブラシホルダには、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって前記モータ本体と前記減速部のギヤハウジングとの組み付け部分の側方に、外部コネクタが嵌着されるコネクタ部が設けられ、
    前記ギヤハウジングは前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって該ウォーム収容部と前記コネクタ部との間に位置する回路収容部を含んで構成され、該回路収容部は前記制御回路部材を収容すべく前記制御回路部材を挿入可能な挿入孔が形成され、
    前記制御回路部材は、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記回路収容部内に組み付け可能に構成され、且つ、前記回路収容部内に組み付けられることで前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有し、
    前記挿入孔は、その開口部の開口方向が前記モータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、その開口部は、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て、前記コネクタ部と、前記ウォーム収容部における前記モータ本体の反対側である先端側とを結ぶ傾斜した直線状に形成され、
    前記接続端子は、前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記開口部の開口方向外側から見て露出する位置に設定されたモータの製造方法であって、
    前記制御回路部材を、前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記回路収容部内に組み付けることで、前記接続端子を前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とする制御回路部材組付工程と、
    前記制御回路部材組付工程の後、前記開口部の開口方向外側から前記接続端子を溶接して前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続する接続工程とを備え、
    前記制御回路部材組付工程において前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち電気回路部品の一部を含む部分が前記挿入孔の前記開口部の外側に露出して配置されており、
    前記接続工程の後、前記制御回路部材のうち前記開口部の外側に露出した部分を収容可能に構成されるカバーにより前記挿入孔を閉塞することを特徴とするモータの製造方法。
  15. 給電用ブラシを支持可能なブラシホルダを有するモータ本体と、
    前記モータ本体に組み付けられ、前記モータ本体の回転を減速するための減速機構及び該減速機構を収容するギヤハウジングを有する減速部と、
    前記ギヤハウジングに収容され電気回路部品を有する制御回路部材とを備え、
    前記減速機構はウォーム軸及びウォームホイールを含んで構成されるとともに、前記ギヤハウジングは、前記モータ本体の回転軸の延長線上に延びるように形成され前記ウォーム軸を内部に収容するウォーム収容部、及び前記ウォームホイールを内部に収容する扁平形状のホイール収容部を含んで構成され、
    前記ブラシホルダには、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって前記モータ本体と前記減速部のギヤハウジングとの組み付け部分の側方に、外部コネクタが嵌着されるコネクタ部が設けられ、
    前記ギヤハウジングは前記ウォーム収容部に対して前記ホイール収容部の反対側であって該ウォーム収容部と前記コネクタ部との間に位置する回路収容部を含んで構成され、該回路収容部は前記制御回路部材を収容すべく前記制御回路部材を挿入可能な挿入孔が形成され、
    前記挿入孔は、その開口部の開口方向が前記モータ本体の軸方向及びその直交方向に対して傾斜し、その開口部は、前記ホイール収容部の扁平面の直交方向から見て、前記コネクタ部と、前記ウォーム収容部における前記モータ本体の反対側である先端側とを結ぶ傾斜した直線状に形成され、
    前記制御回路部材には前記回路収容部内に組み付けられることで前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子が設けられ、
    前記モータ本体と前記減速部とが組み付けられた状態で前記挿入孔から前記制御回路部材を前記回路収容部内に組み付け可能に構成されたモータの製造方法であって、
    前記回路収容部内に前記制御回路部材を挿入し、前記制御回路部材を前記ブラシホルダに当接させた状態で前記ギヤハウジングに対して保持させて前記接続端子を前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続可能とする制御回路部材組付工程と、
    前記制御回路部材組付工程の後、前記挿入孔の外側から前記接続端子を溶接して前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続する接続工程とを備え、
    前記制御回路部材組付工程において前記制御回路部材を組み付けた状態で、前記制御回路部材のうち電気回路部品の一部を含む部分が前記挿入孔の前記開口部の外側に露出して配置されており、
    前記接続工程の後、前記制御回路部材のうち前記開口部の外側に露出した部分を収容可能に構成されるカバーにより前記挿入孔を閉塞することを特徴とするモータの製造方法。
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