JP6409933B2 - モータ - Google Patents

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本発明は、例えば車両のパワーウインド装置等の駆動源として用いられるモータに関するものである。
従来、この種のモータは、例えば特許文献1に示すように、回転軸を有するモータ部と、モータ部の出力側端部に組み付けられ回転軸の回転を減速して出力する減速部と、回転軸と一体回転するセンサマグネットと、外部とモータ部との電気的な接続を図るためのコネクタモジュールとを備えている。減速部は、回転軸と同軸に配置され該回転軸と一体回転可能なウォーム軸と、そのウォーム軸と噛合するウォームホイールとからなる減速機構を有している。また、コネクタモジュールは、外部と電気的に接続されるコネクタ部と、センサマグネットの回転を検出するホールIC等の回転検出素子が設けられた平板状の基板とを有している。
国際公開(WO)03/71073号
上記のようなモータでは、設置スペースの制約上、ウォームホイールの軸方向に沿った厚み方向への小型化が要求されている。そこで、基板をモータの扁平面(厚み方向と直交する平面)に対して平行とする構成は、モータの厚み方向への小型化の点で有利ではある。しかしながら、このモータでは、基板がセンサマグネットとモータ厚み方向に対向するように設けられているため、基板の分だけモータが厚み方向に大型化してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、厚み方向への小型化を図ることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、回転軸を有するモータ部と、前記回転軸と同軸に配置され該回転軸と一体回転可能なウォーム軸、及び該ウォーム軸と噛合するウォームホイールからなる減速機構と、前記回転軸と一体回転するセンサマグネットと、前記センサマグネットの回転を検出する回転検出素子が設けられた平板状の制御回路基板とを備えたモータであって、前記ウォームホイールの軸方向をモータの厚み方向とし、該厚み方向と直交する平面をモータの扁平面として、前記制御回路基板は、前記扁平面と平行又は前記扁平面に対して傾斜して設けられるとともに、前記扁平面と平行であり前記厚み方向における前記センサマグネットの両端とそれぞれ接する第1の仮想平面及び第2の仮想平面の間に設けられている。
上記モータにおいて、前記回転検出素子が前記第1の仮想平面及び前記第2の仮想平面の間に設けられている。
上記モータにおいて、前記制御回路基板は、前記扁平面と平行かつ前記回転軸の軸線と直交する仮想直線に対して前記厚み方向にずれた位置に設けられ、前記回転検出素子は、前記制御回路基板の前記仮想直線側に設けられている。
上記モータにおいて、前記回転検出素子は、前記制御回路基板に面実装されている。
上記モータにおいて、前記制御回路基板の一端部が、前記第1及び第2の仮想平面と直交する前記センサマグネットの外周面の接線よりも前記センサマグネット側に位置している。
本発明によれば、モータの厚み方向への小型化を図ることができる。
実施形態のモータの側面図。 同形態のモータの部分断面図。 同形態のモータ部及びコネクタモジュールをギヤハウジング側から見た平面図。 (a),(b)はホールICの回転検出態様を説明するための模式図。 別例のコネクタモジュールをモータ扁平方向から見た側面図。 別例のコネクタモジュールをモータ厚み方向から見た側面図。 別例のコネクタモジュールの分解斜視図。 別例の基板配置構成を説明するための模式図。 別例の基板配置構成を説明するための模式図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す本実施形態のモータ1は、車両のウインドガラスを電動で昇降させるパワーウインド装置の駆動源として用いられるものである。モータ1は、図1において上部に位置するモータ部2と、モータ部2の出力側(下側)に設けられた減速部3と、減速部3の側方(図1において左側箇所)に組み付けられたコネクタモジュール4とから構成されている。モータ1は全体として、モータ部2の軸線(回転軸13の軸線L1)と直交する一方向(図1において紙面直交方向)の厚さが薄い扁平な形状をなしている。なお、モータ1を軸方向から見たときの長手方向(図1において左右方向)を扁平方向とし、短手方向(図1において紙面直交方向)を厚み方向とする。即ち、モータ1の軸方向、扁平方向及び厚み方向は、それぞれ互いに直交する方向である。
[モータ部の構成]
モータ部2のヨークハウジング11(以下、単にヨーク11とする)は、反出力側端部(図1において上側の端部)が閉塞された有底筒状をなしている。ヨーク11の出力側端部11aは、モータ1の軸方向(図1において下側)に開口しており、その出力側端部11aには、径方向外側に向かって延びるフランジ部11bが形成されている。ヨーク11の内周面には、図示しないマグネットが固着されるとともに、該マグネットの内側に電機子12が配置されている。
電機子12は、ヨーク11の径方向の中央部に配置された円柱状の回転軸13と、回転軸13に一体回転可能に固定された電機子コア14と、電機子コア14に巻装されたコイル15と、回転軸13において電機子コア14よりも先端側(図1において下端側)に固定された整流子16とから構成されている。
回転軸13の基端部(図1において上側の端部)は、ヨーク11の底部中央に設けられた軸受(図示略)によって軸支されている。また、回転軸13の先端部は、ヨーク11の出力側端部11aの開口から同ヨーク11の外部に突出している。そして、電機子コア14は、回転軸13におけるヨーク11の内部に配置された部分に固定されて前記マグネット(図示略)と径方向に対向している。
整流子16は、回転軸13におけるヨーク11から外部に突出した部分に外嵌固定されている。これにより、整流子16は、ヨーク11の外部に配置されるとともに、回転軸13と一体回転可能に構成される。この整流子16は、円筒状をなすとともに、その外周面には、周方向に離間するように複数のセグメント16aが並設されている。一部のセグメント16a若しくは全てのセグメント16aは、前記コイル15に電気的に接続されている。即ち、整流子16のセグメント16aを介してコイル15に電源を供給できるようになっている。
図3に示すように、モータ部2は、ヨーク11の出力側端部11aに樹脂製のブラシホルダ21を備えている。ブラシホルダ21は、ヨーク11の出力側端部11aの外側に位置する平板状の基部22を有しており、この基部22は、軸直交方向のサイズが出力側端部11aの開口よりも若干大きく形成されている。また、基部22の外縁部には、後述する減速部3のギヤハウジング41とヨーク11との間の液密性を確保するシール部材23が設けられている。シール部材23は、例えばエラストマにて形成されている。
基部22の中央部には、軸方向の反ヨーク側に突出する整流子収容部24が該基部22と一体に形成されている。整流子収容部24の内部には、整流子16が配置されている。これにより、整流子16の外周及び軸方向の反ヨーク側端面が整流子収容部24によって覆われた構成となっている。回転軸13は、その先端部が整流子収容部24から突出するように構成されている。
整流子収容部24には、径方向外側に延出されたブラシ収容部25が一体形成されている。ブラシ収容部25は、モータ1の扁平方向と平行かつ回転軸13の軸線L1と直交する仮想直線L2に対して線対称となるように一対設けられている。なお、各ブラシ収容部25は、基部22とも一体をなしている。各ブラシ収容部25は、整流子収容部24の内部と連通されており、この各ブラシ収容部25の内部には、給電ブラシ26が径方向に移動可能に収容されている。給電ブラシ26の先端部(径方向内側端部)は、整流子収容部24内の整流子16の外周面に当接するように構成されている。整流子収容部24は、給電ブラシ26が整流子16との摺接により削れて生じるブラシ粉の飛散を抑制している。
一対のブラシ収容部25の周方向の間には、基部22から軸方向の反ヨーク側(ギヤハウジング41側)に突出する一対の支持柱部31が形成されている。この支持柱部31は、ブラシ収容部25と同様に、仮想直線L2に対して線対称となるように形成されている。各支持柱部31は断面円形をなし、この各支持柱部31には、給電ブラシ26を径方向内側(即ち、整流子16側)に付勢するトーションばね32のコイル部分が外挿されて保持されている。なお、各支持柱部31は、ギヤハウジング41に対して軸方向及び径方向に当接して、ギヤハウジング41に対する軸方向及び径方向の位置決めの役割をなしている。
ブラシホルダ21において、ブラシ収容部25及び支持柱部31の配置箇所を扁平方向一方側として、その反対の扁平方向他方側には、一対のチョークコイル33及び一対の給電用ターミナル34が設けられている。このチョークコイル33及び給電用ターミナル34は、仮想直線L2に対して線対称となるように構成されている。各給電用ターミナル34は、チョークコイル33を介してそれぞれ対応する給電ブラシ26と電気的に接続されている。なお、チョークコイル33は、電機子12に供給する電源に含まれる雑音を除去するための雑防素子である。給電用ターミナル34は、1枚の金属板材から成形されるものであり、後述するコネクタ側端子57と接続される挿入部34aを備えている。挿入部34aは、モータ1の扁平面(厚み方向と直交する平面)と平行な平面状をなしている。
[減速部の構成]
図1に示すように、前記減速部3は、ギヤハウジング41と、該ギヤハウジング41内に収容された減速機構42とを有する。ギヤハウジング41は、ヨーク11のフランジ部11bに固定されるホルダ収容部43と、該ホルダ収容部43から回転軸13の軸線L1方向に沿ってヨーク11と反対方向に延びるウォーム軸収容部44と、ウォーム軸収容部44から扁平方向側方(図1において右側方)に延出形成されたホイール収容部45とを有する。
ギヤハウジング41は、フランジ部11bに軸方向から当接したホルダ収容部43が複数の螺子46にて同フランジ部11bに固定されることにより、ヨーク11に固定されている。ホルダ収容部43の内部には、回転軸13の先端側の部位が入り込むとともに、整流子16が配置されている。更に、ホルダ収容部43の内部には、整流子収容部24、ブラシ収容部25及び各給電用ターミナル34等のブラシホルダ21におけるヨーク11の出力側端部11aから同ヨーク11の外部に突出した部分が入り込んでいる。
ウォーム軸収容部44の内部には、略円柱状のウォーム軸47が収容されている。ウォーム軸47の軸方向の略中央部には、螺子歯状のウォーム部47aが形成されている。ウォーム軸47は、回転軸13と同軸上に配置(互いの中心軸線が一致するように配置)されるとともに、ウォーム軸収容部44の内部で回転可能に支持されている。
ウォーム軸47と回転軸13とは、ホルダ収容部43内に配置されたクラッチ48を介して連結されている。クラッチ48は、回転軸13の先端部に固定された駆動側回転体48aと、その駆動側回転体48aに一体回転可能に連結されるとともにウォーム軸47の軸方向一端部(図1において上側端部)に固定された従動側回転体48bとからなる。クラッチ48は、駆動側回転体48aの回転を従動側回転体48bに伝達する一方、従動側回転体48bの回転力を駆動側回転体48aに伝達しないように動作する。つまり、クラッチ48は、回転軸13側からの回転入力はウォーム軸47側に出力し、ウォーム軸47側からの回転入力は遮断する。
前記ホイール収容部45の内部空間は、前記ウォーム軸収容部44の内部空間と繋がっている。そして、ホイール収容部45の内部には、ウォーム部47aと噛合する円板状のウォームホイール49が収容されている。このウォーム軸47とウォームホイール49が減速機構42を構成している。ウォームホイール49は、その回転軸線L3がモータ厚み方向と平行になるように配置されるとともに、ホイール収容部45に回転可能に支持されている。また、ウォームホイール49は、軸線L3方向の厚さが薄い扁平円板状をなしている。ウォームホイール49の中央部には、ウォームホイール49の軸方向に沿って延びる出力軸50が同ウォームホイール49と一体回転可能に設けられている。出力軸50の先端部は、ギヤハウジング41の外部に突出するとともに、同出力軸50の先端部には、図示しないウインドレギュレータを介して車両のウインドガラスが連結される。
ここで、上記したクラッチ48の駆動側回転体48aには、円環状のセンサマグネット17が固定されている。センサマグネット17は、回転軸13の軸線L1と同軸をなすとともに、径方向に沿った断面が矩形状(図2参照)をなしている。このセンサマグネット17は、回転軸13及び駆動側回転体48aと一体回転可能に構成されている。
[コネクタ部の構成]
ホルダ収容部43には、扁平方向一方側(反ホイール収容部側)に延出されたコネクタ取付部43aが形成されている。このコネクタ取付部43aには、コネクタモジュール4が取り付けられている。コネクタモジュール4は、モータ1の中心(回転軸13の軸線L1)から扁平方向の一方側(ホイール収容部45の延出方向とは反対側)に突出するように構成されている。
図1及び図2に示すように、コネクタモジュール4は、コネクタ取付部43aに組み付けられた樹脂製のコネクタハウジング51を備えている。コネクタハウジング51におけるモータ軸方向の両端面にはそれぞれ、コネクタ取付部43aの被係止部43bに係止される係止片51aが形成されている。各係止片51aが被係止部43bに係止されることにより、コネクタハウジング51がギヤハウジング41に固定されるようになっている。また、コネクタモジュール4の組み付けの際には、コネクタモジュール4は、コネクタ取付部43aに対してモータ1の扁平方向(組付方向X)に沿って組み付けられる。
図2に示すように、コネクタハウジング51には、ギヤハウジング41側に開口する開口部51bが形成されている。一方のコネクタ取付部43aには、コネクタモジュール4側に開口する開口部43cが形成されており、その開口部51b,43c(開口縁)同士がシール部材52を介して当接されている。これにより、開口部51b,43cの間が隙間なくシールされた状態で閉塞されている。なお、図3に示すように、コネクタハウジング51の開口部51bの端面はモータ厚み方向に対して傾斜している。即ち、コネクタ取付部43aとコネクタハウジング51との境界面がモータ厚み方向に対して傾斜するように構成されている。
コネクタハウジング51の厚み方向の一側面には、外部接続部53が厚み方向に延出形成されている。図1及び図2に示すように、外部接続部53には、コネクタハウジング51の内部にまで延びる差込み穴53aが凹設されている。この差込み穴53aは、厚み方向に窪むように凹設されるとともに、その内周面は、該差込み穴53aに差し込まれる図示しない外部コネクタの外形形状に対応した形状をなしている。また、外部接続部53は、略円筒状のコネクタブーツ54(図1及び図3参照)によってその外周が囲まれている。このコネクタブーツ54は、差込み穴53a内への水の浸入を防止するためのものである。本実施形態のコネクタブーツ54は、エラストマにて形成されるとともに、コネクタハウジング51に一体成形されている。
コネクタハウジング51には、平板状の制御回路基板61が固定されている。図3に示すように、制御回路基板61は、その一部が開口部51bから突出するようにコネクタハウジング51に設けられている。なお、コネクタハウジング51には、モータ厚み方向に延びる位置決め部51cが形成されており、制御回路基板61は、位置決め部51cによってモータ1の厚み方向、軸方向及び扁平方向に位置決めされている。この制御回路基板61は、その板面がモータ厚み方向と直交するように設けられている。換言すれば、制御回路基板61は、その板面がモータ1の扁平面と平行となるように設けられている。これにより、制御回路基板61の平面積を確保しつつ、モータ厚み方向への小型化が可能となっている。
制御回路基板61は、センサマグネット17の形状(外径)に基づいて設定される第1の仮想平面P1と第2の仮想平面P2との間に配置されている。詳述すると、第1の仮想平面P1は、モータ扁平面(モータ厚み方向と直交する平面)と平行であって、センサマグネット17のモータ厚み方向の一端17aと接する平面である。一方、第2の仮想平面P2は、モータ扁平面と平行であって、センサマグネット17のモータ厚み方向の他端17bと接する平面である。この第1及び第2の仮想平面P1,P2の間に制御回路基板61がモータ扁平面と平行に設けられることで、モータ厚み方向におけるセンサマグネット17の幅内に制御回路基板61が収まり、その結果、モータ1が厚み方向に小型化されるようになっている。
また、制御回路基板61は、モータ扁平方向と平行かつ回転軸13の軸線L1と直交する仮想直線L2に対してモータ厚み方向にずれた位置(オフセットされた位置)に設けられている。即ち、制御回路基板61は、第1及び第2の仮想平面P1,P2の一方(本実施形態では第2の仮想平面P2)と仮想直線L2との間に配置されている。
図2に示すように、制御回路基板61はその一部が外部接続部53のモータ厚み方向の側方まで延びている。ここで、外部接続部53には、複数のコネクタターミナル55がインサート成形により埋設されている。この各コネクタターミナル55は、その一端部が制御回路基板61に接続されるとともに、他端部が外部接続部53の差込み穴53aの内部空間に突出されている。そして、各コネクタターミナル55の他端部は、差込み穴53aに差し込まれる前記外部コネクタと接続されるようになっている。そして、この外部コネクタを通じて、モータ1への電気信号の入力・出力や給電が行われる。
制御回路基板61の表面61a(仮想直線L2側の板面)には、回転検出素子としてのホールIC62と、制御回路63と、駆動回路としてのリレー回路64(スイッチ回路)と、雑防素子としてのコンデンサ65とが面実装されている。リレー回路64及びコンデンサ65は、外部接続部53の軸方向下方に形成された空間に配置されている。また、制御回路基板61には、モータ軸方向においてセンサマグネット17と同位置の部位に延出部61bが形成されている。延出部61bは、モータ扁平方向のセンサマグネット17側に延びるとともに、その先端がセンサマグネット17の外周面とモータ扁平方向に対向している。この延出部61bにはホールIC62が設けられている。つまり、延出部61bは、ホールIC62をセンサマグネット17に対して近接配置すべく延出形成された部位である。
ホールIC62は、モータ軸方向においてセンサマグネット17と同位置に設けられている。そして、ホールIC62は、制御回路基板61の仮想直線L2側の板面(表面61a)に実装されている。つまり、ホールIC62は、制御回路基板61と仮想直線L2との間に設けられ、ホールIC62とセンサマグネット17との間に制御回路基板61が介在しない構成となっている。これにより、ホールIC62がセンサマグネット17に対してより接近するように構成されている。また、本実施形態では、制御回路基板61とセンサマグネット17とが上記のような位置関係にあるため、制御回路基板61に面実装されたホールIC62の表面(制御回路基板61の表面61aと平行な面)は、回転軸13の回転方向に対して略直交するように構成されている。
図3に示すように、コネクタハウジング51には、外部接続部53からモータ扁平方向(コネクタモジュール4の組付方向X)に延出された端子保持部56が形成されている。端子保持部56は、開口部51bの端面よりも回転軸13側に突出している。なお、端子保持部56には、ギヤハウジング41のコネクタ取付部43aに対する位置決めのための圧入部51eが、コネクタモジュール4の組付方向Xに突出形成されている(図1参照)。
端子保持部56には、一対のコネクタ側端子57(音叉端子)が固定されている。各コネクタ側端子57は、制御回路基板61に対して表面61a側から接続されている。また、各コネクタ側端子57は所定形状に屈曲されるとともに、その各コネクタ側端子57の先端部には、モータ扁平方向の回転軸13側に延びる二股部57aが形成されている。なお、各コネクタ側端子57の二股部57aは、軸方向において互いに同位置に設けられており、モータ厚み方向に並んでいる。
各コネクタ側端子57の二股部57aには、ギヤハウジング41内に配置された前記給電用ターミナル34の挿入部34aが挿入されている。そして、二股部57aは、自身の弾性力で挿入部34aをモータ厚み方向に挟んでおり、これにより、各コネクタ側端子57と各給電用ターミナル34とが電気的に接続されている。なお、コネクタ取付部43aに対する組付方向Xへのコネクタモジュール4の組み付けと同時に、各コネクタ側端子57の二股部57aに挿入部34aが挿入されるようになっている。なお、前記制御回路基板61は、モータ軸方向から見て各二股部57a(詳しくは、二股部57aと挿入部34aとの接続箇所)の間に配置されている。
次に、コネクタモジュール4の組み付けについて説明する。
コネクタモジュール4がギヤハウジング41のコネクタ取付部43a対してモータ扁平方向(組付方向X)に沿って組み付けられると、まず、図1に示すコネクタモジュール4側の圧入部51eが、コネクタ取付部43aの内側に形成された圧入孔41a(被圧入部)に圧入される。これにより、コネクタ取付部43aに対するコネクタモジュール4の位置決めがなされる。このとき、給電用ターミナル34の挿入部34aはコネクタ側端子57の二股部57aに挿入されておらず、また、コネクタハウジング51の係止片51aは、コネクタ取付部43aの被係止部43bに係止されていない。
その後、コネクタモジュール4が組付方向Xに更に押し込まれると、各コネクタ側端子57の二股部57aの間に給電用ターミナル34の挿入部34aが挿入される。これにより、二股部57aは、自身の弾性力によって挿入部34aをモータ厚さ方向に挟み、これにより、各コネクタ側端子57と各給電用ターミナル34とが電気的に接続される。このとき、係止片51aは被係止部43bに係止されておらず、また、圧入部51eは圧入孔41aに対して更に組付方向Xに押し込まれる。
上記のように、圧入部51eの圧入孔41aへの圧入によって、コネクタ取付部43aに対するコネクタモジュール4の位置決めがなされた後に、コネクタ側端子57と給電用ターミナル34とが弾性的に接触されて電気的接続がなされる。このため、コネクタモジュール4とギヤハウジング41との位置ずれによって生じ得るコネクタ側端子57と給電用ターミナル34との接続不良が抑えられるようになっている。
コネクタ側端子57と給電用ターミナル34とが接続された後、コネクタモジュール4が組付方向Xに更に押し込まれると、コネクタハウジング51の各係止片51aがギヤハウジング41の各被係止部43bに弾性的に係止され、これにより、コネクタハウジング51がギヤハウジング41に対して固定される。なお、このとき、圧入部51eは、圧入部51eは圧入孔41aに対して更に組付方向Xに押し込まれ、また、コネクタ側端子57の二股部57aも、給電用ターミナル34の挿入部34aに対して更に組付方向Xに押し込まれるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
外部接続部53の差込み穴53aに差し込まれた前記外部コネクタから、コネクタターミナル55、制御回路基板61、コネクタ側端子57及びブラシホルダ21の給電用ターミナル34を介して電機子12に給電されると、電機子12(回転軸13)が回転駆動される。電機子12の回転駆動時には、回転軸13と共にセンサマグネット17が回転する。このとき、ホールIC62は、センサマグネット17の回転による磁界の変化を検出する。
ここで、本実施形態のホールIC62は、その表面(制御回路基板61の表面61aと平行な面)に垂直方向に入る第1の磁場(縦磁場)と、水平方向に入る第2の磁場(横磁場)を交番検知する。詳しくは、図4(a)(b)に示すように、ホールIC62は、マグネット17の周方向にほぼ沿う磁束φ1と、マグネット17の径方向に沿う磁束φ2(マグネット17の磁極中心の磁束)とを交番検知する。そして、ホールIC62は、検知した磁束φ1,φ2に基づき生成した2相のパルス信号を制御回路63に出力する。センサマグネット17が回転する状態では、磁束φ1(第1の磁場)から得られるパルス信号と、磁束φ2(第2の磁場)から得られるパルス信号とは、互いに90度(電気角)の位相差で変化する。制御回路63は、この2相のパルス信号に基づいてセンサマグネット17(即ち、回転軸13)の回転情報(回転位置(回転角度)、回転方向及び回転速度等)を検出する。そして、制御回路63は、回転軸13の回転情報に基づきリレー回路64を制御して電機子12に駆動電流を供給する。これにより、電機子12の所望の回転が実現されるようになっている。
本実施形態では、上記のような2相のパルス信号を検出可能なホールIC62を用いることで、ホールIC62の設置の自由度が向上されている。これにより、本実施形態のように、制御回路基板61に面実装されたホールIC62の表面がセンサマグネット17の回転方向と略直交するように構成しても、回転軸13の回転検出が可能となっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)コネクタモジュール4は、センサマグネット17の回転を検出するホールIC62が設けられた平板状の制御回路基板61を有する。そして、ウォームホイール49の軸方向をモータ厚み方向とし、該厚み方向と直交する平面をモータ扁平面として、制御回路基板61は、モータ扁平面と平行に設けられるとともに、モータ扁平面と平行でありモータ厚み方向におけるセンサマグネット17の両端とそれぞれ接する第1の仮想平面P1及び第2の仮想平面P2の間に設けられる。つまり、モータ扁平面と平行をなしセンサマグネット17を挟む第1及び第2の仮想平面P1,P2の間に、制御回路基板61がモータ扁平面と平行に設けられる。これにより、モータ厚み方向におけるセンサマグネット17の幅内に制御回路基板61が収まるため、モータ1の厚み方向への小型化を図ることができる。
また、第1及び第2の仮想平面P1,P2の間に、制御回路基板61がモータ扁平面と平行に設けたことにより、ホールIC62が配置された延出部61bをモータ扁平方向に短くすることができる。これにより、モータ1の振動に伴う制御回路基板61(延出部61b)の振動が抑えられ、その結果、振動によるホールIC62の回転検出精度の低下を抑えることができる。
また、上記実施形態では、ホールIC62も第1及び第2の仮想平面P1,P2の間に設けられるため、ホールIC62もモータ厚み方向におけるセンサマグネット17の幅内に収まり、モータ1の厚み方向への小型化をより一層図ることができる。
(2)制御回路基板61は、モータ扁平面と平行かつ回転軸13の軸線L1と直交する仮想直線L2に対してモータ厚み方向にずれた位置に設けられ、ホールIC62は、制御回路基板61の仮想直線L2側に設けられる。これにより、ホールIC62をセンサマグネット17に対してより接近させることができるため、センサマグネット17からの磁束をホールIC62にて検知させやすい構成とすることができる。
(3)ホールIC62が制御回路基板61に面実装されるため、省スペース化に寄与できる。
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、回転速度制御のためのPWM回路(パルス幅変調回路)について特に言及しなかったが、そのPWM回路を制御回路基板61に設け、電機子12に供給される駆動電流のパルス幅をPWM回路にて変化させることで、回転軸13の回転速度を制御するように構成してもよい。
また、これ以外に例えば、図5〜図7に示すように、制御回路基板61とは別の第2の基板71をコネクタモジュール4に設け、PWM回路が制御回路63に組み込まれた構成としてもよい。なお、図5〜図7に示す構成は、上記実施形態に対して、基板を含む回路構成や、基板を2枚収容としたコネクタハウジング51の形状が変更されているが、それ以外の例えば、端子保持部56、端子保持部56に形成された圧入部51e、及び端子保持部56に保持された各コネクタ側端子57等の構成は、上記実施形態と同様である。
図5に示すように、制御回路基板61と共にコネクタハウジング51内に収容された第2の基板71は、モータ扁平面(モータ厚み方向と直交する平面)と平行をなしている。即ち、第2の基板71は制御回路基板61と平行をなし、その制御回路基板61とモータ厚み方向に対向するように配置されている。なお、第2の基板71は、制御回路基板61よりもコネクタブーツ54側に配置されている。
図7に示すように、第2の基板71には、樹脂よりなる接続部材73が設けられている。接続部材73には取付部73aが形成されており、その取付部73aがコネクタハウジング51に形成された嵌合凹部51dに嵌合される。これにより、第2の基板71がコネクタハウジング51に対して固定される。また、接続部材73は雑防素子としてのチョークコイル72を保持している。
図5及び図7に示すように、接続部材73には、複数の接続端子74が設けられている。接続端子74は制御回路基板61と接続されており、この接続端子74を介して制御回路基板61と第2の基板71との電気的導通が図られている。
リレー回路64は、上記実施形態とは異なり、第2の基板71に設けられている。リレー回路64は、第2の基板71の制御回路基板61側の面に設けられるとともに、制御回路基板61とモータ厚み方向に対向しない位置に設けられている。そして、図5に示すように、リレー回路64の高さ寸法H(モータ厚み方向の寸法)は、モータ厚み方向における制御回路基板61と第2の基板71との間隔Dよりも大きく設定されている。つまり、リレー回路64は、制御回路基板61を越える高さに設定されており、その上端(モータ厚み方向の端部)は、制御回路基板61よりも反第2の基板側に位置している。なお、チョークコイル72も同様に、その高さ寸法が制御回路基板61と第2の基板71との間隔Dよりも大きく設定されており、その上端が制御回路基板61よりも反第2の基板側に位置している。
図6及び図7に示すように、制御回路基板61には、リレー回路64の外形に対応した切り欠き61cが形成されている。この切り欠き61cによって、制御回路基板61とリレー回路64との干渉が防止されている。
上記のような構成では、制御回路63は、回転軸13の回転情報に基づきリレー回路64を制御して電機子12に駆動電流を供給するとともに、駆動電流のパルス幅をPWM回路にて変化させることで、回転軸13の回転速度を制御するようになっている。
図5〜図7に示すような構成では、制御回路63とリレー回路64とがそれぞれ別の基板(制御回路基板61と第2の基板71)に設けられるため、各基板61,71の平面積を小さく抑えることができる。そして、その2枚の基板61,71が対向配置されるため、コネクタモジュール4の基板平面方向への大型化を抑えることができる。
更に、モータ厚み方向における制御回路基板61と第2の基板71との間隔Dが、リレー回路64の高さ寸法Hよりも小さく設定されるため、制御回路基板61と第2の基板71(リレー回路64を含む)のモータ厚み方向における設置スペースを最小とできる。従って、2枚の基板61,71をモータ厚み方向に並設した構成としつつも、モータの厚み方向への大型化を抑えることができる。
・上記実施形態では、縦磁場と横磁場を検出して2相のパルス信号を出力するホールIC62を1つのみ設ける構成としたが、これに特に限定されるものではない。例えば、表面に垂直に入る磁場のみを検出する一般的なホールICを複数設けて、各ホールICから制御回路63へパルス信号を出力するように構成してもよい。
・上記実施形態では、ホールIC62が実装された制御回路基板61の実装面(表面61a)が第1及び第2の仮想平面P1,P2の間に位置するように構成されたが、これ以外に例えば、制御回路基板61の実装面(表面61a)が第1の仮想平面P1又は第2の仮想平面P2上に位置するように構成してもよい。
・上記実施形態では、ホールIC62が制御回路基板61に面実装されているが、これ以外に例えば、ホールIC62を制御回路基板61の表面61aから離し、ホールIC62から延出する端子を制御回路基板61に溶接接続する構成としてもよい。また、ホールIC62を、制御回路基板61の延出部61bにおける先端等のエッジ部分に直接、又はホルダ部材を介して取り付けてもよい。
・上記実施形態では、ホールIC62が制御回路基板61の表面61aに設けられたが、制御回路基板61の裏面(第2の仮想平面P2側の板面)に設けてもよい。
・上記実施形態では、制御回路基板61の縁部(延出部61bの先端)がセンサマグネット17の外周面とモータ扁平方向に対向するように配置され、センサマグネット17とホールIC62とがモータ扁平方向に沿った同一直線上に位置するように構成したが、これに特に限定されるものではない。例えば、延出部61bがセンサマグネット17のモータ軸方向上側又は下側に位置するように構成し、センサマグネット17とホールIC62とがモータ軸方向に沿った同一直線上に位置するように構成してもよい。
・上記実施形態では、制御回路基板61をモータ扁平面と平行に設けたが、これに特に限定されるものではなく、第1及び第2の仮想平面P1,P2の間に収まるように構成されていれば、制御回路基板61をモータ扁平面に対して傾斜して設けてもよい。この構成によっても、上記実施形態に記載の効果と同様の効果を奏する。
また、制御回路基板61を図8に示すような配置としてもよい。図8に示す構成では、制御回路基板61は、上記実施形態と同様に、第1及び第2の仮想平面P1,P2の間に設けられている。そして、同図では更に、制御回路基板61のマグネット側端部61dは、第1及び第2の仮想平面P1,P2と直交するセンサマグネット17の外周面の接線L4よりもセンサマグネット17側(図8において右側)に位置している。これにより、制御回路基板61を第1及び第2の仮想平面P1,P2内に収めることでモータ1の厚み方向への小型化を図りつつも、制御回路基板61をセンサマグネット17に対してより接近させた配置とすることができ、その結果、制御回路基板61に面実装されたホールIC62とセンサマグネット17との距離を短く構成することが可能となる。そして、ホールIC62とセンサマグネット17との距離を短くすることで、回転検出性能を犠牲にすることなくセンサマグネット17の磁力を抑えることができ、低コスト化に寄与できる。
なお、図8に示す構成では、ホールIC62が制御回路基板61の表面61a(仮想直線L2側の板面)に設けられたが、図9に示すように、制御回路基板61における第2の仮想平面P2側の板面61eに設けてもよい。
・上記実施形態では、モータ部2に供給する駆動電流を生成するためのスイッチ回路にリレー回路64を用いたが、これ以外に例えば、半導体スイッチ等を用いてもよい。
・上記実施形態では、コネクタモジュール4側の圧入部51eを凸形状とし、ギヤハウジング41側の被圧入部を圧入孔41aとしたが、これとは反対に、コネクタモジュール4側の圧入部を凹形状とし、ギヤハウジング41側の被圧入部を凸形状としてもよい。
・上記実施形態では、コネクタ側端子57に二股部57aを形成し、その二股部57aにて給電用ターミナル34が挟まれる接続構成としたが、反対に、給電用ターミナル34に二股部を形成し、その二股部にコネクタ側端子57が挟まれる接続構成してもよい。
・上記実施形態では、コネクタモジュール4はギヤハウジング41に対して軸直交方向(モータ扁平方向)に組み付けられる構成としたが、これ以外に例えば、モータ軸方向に組み付けられる構成としてもよい。
・上記実施形態では、本発明をパワーウインド装置の駆動源に用いられるモータ1に適用したが、パワーウインド装置以外の例えば車両用ワイパ装置の駆動源に用いられるモータに適用してもよい。
以下、他の技術的思想を記載する。
上記のようなモータでは、設置スペースの制約上、ウォームホイールの軸方向に沿った厚み方向への小型化が要求されている。そこで、基板をモータの扁平面(厚み方向と直交する平面)に対して平行とする構成は、モータの厚み方向への小型化の点で有利ではある。しかしながら、このモータでは、基板がセンサマグネットとモータ厚み方向に対向するように設けられているため、基板の分だけモータが厚み方向に大型化してしまう。そこで、厚み方向への小型化を図ることができるモータを提供することを目的とする。
・上記目的を達成するモータは、回転軸を有するモータ部と、前記回転軸と同軸に配置され該回転軸と一体回転可能なウォーム軸、及び該ウォーム軸と噛合するウォームホイールからなる減速機構と、前記回転軸と一体回転するセンサマグネットと、外部と前記モータ部との電気的な接続を図るためのコネクタ部、及び前記センサマグネットの回転を検出する回転検出素子が設けられた平板状の制御回路基板を有するコネクタモジュールとを備えたモータであって、前記ウォームホイールの軸方向をモータの厚み方向とし、該厚み方向と直交する平面をモータの扁平面として、前記制御回路基板は、前記扁平面と平行又は前記扁平面に対して傾斜して設けられるとともに、前記扁平面と平行であり前記厚み方向における前記センサマグネットの両端とそれぞれ接する第1の仮想平面及び第2の仮想平面の間に設けられていることを特徴とする。
この構成では、モータの扁平面と平行をなしセンサマグネットを挟む第1及び第2の仮想平面の間に、制御回路基板がモータの扁平面と平行に設けられる。これにより、モータの厚み方向におけるセンサマグネットの幅内に制御回路基板が収まるため、モータの厚み方向への小型化を図ることができる。
・上記記載のモータにおいて、前記回転検出素子が前記第1の仮想平面及び前記第2の仮想平面の間に設けられていることを特徴とする。
この構成では、制御回路基板だけでなく回転検出素子もモータの厚み方向におけるセンサマグネットの幅内に収まるため、モータの厚み方向への小型化をより一層図ることができる。
・上記記載のモータにおいて、前記制御回路基板は、前記扁平面と平行かつ前記回転軸の軸線と直交する仮想直線に対して前記厚み方向にずれた位置に設けられ、前記回転検出素子は、前記制御回路基板の前記仮想直線側に設けられていることを特徴とする。
この構成では、回転検出素子をセンサマグネットに対してより接近させることができるため、センサマグネットからの磁束を回転検出素子にて検知させやすい構成とすることができる。
・上記記載のモータにおいて、前記回転検出素子は、前記制御回路基板に面実装されていることを特徴とする。
この構成では、回転検出素子が制御回路基板に面実装されるため、省スペース化に寄与できる。
・上記記載のモータにおいて、前記制御回路基板の一端部が、前記第1及び第2の仮想平面と直交する前記センサマグネットの外周面の接線よりも前記センサマグネット側に位置していることを特徴とする。
この構成では、制御回路基板を第1及び第2の仮想平面内に収めることでモータの厚み方向への小型化を図りつつも、制御回路基板をセンサマグネットに対してより接近させた配置とすることができ、その結果、制御回路基板に面実装された回転検出素子とセンサマグネットとの距離を短く構成することが可能となる。そして、回転検出素子とセンサマグネットとの距離を短くすることで、回転検出性能を犠牲にすることなくセンサマグネットの磁力を抑えることができ、低コスト化に寄与できる。
・上記記載のモータにおいて、前記コネクタモジュールには、前記制御回路基板と平行をなし該制御回路基板と前記厚み方向に対向する第2の基板が設けられ、前記制御回路基板と前記第2の基板とは、互いに電気的に接続されており、前記第2の基板には、前記モータ部に供給する駆動電流を生成するためのスイッチ回路が設けられ、前記制御回路基板には、前記スイッチ回路を制御する制御回路が設けられていることを特徴とする。
この構成では、制御回路とスイッチ回路とがそれぞれ別の基板に設けられるため、各基板の平面積を小さく抑えることができる。そして、その2枚の基板が対向配置されるため、コネクタモジュールの基板平面方向への大型化を抑えることができる。
・上記記載のモータにおいて、前記スイッチ回路はリレー回路であり、前記厚み方向における前記制御回路基板と前記第2の基板との間隔は、前記リレー回路の高さ寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする。
この構成では、制御回路基板と第2の基板(リレー回路を含む)のモータ厚み方向における設置スペースを最小とできるため、2枚の基板をモータ厚み方向に並設した構成としつつも、モータの厚み方向への大型化を抑えることができる。
・モータは、回転軸を有するモータ部と、前記回転軸と一体回転するセンサマグネットと、前記センサマグネットの回転を検出する回転検出素子が設けられた平板状の基板とを備えたモータであって、前記基板は、前記回転軸の径方向外側に向けて延びており、前記基板は、前記センサマグネットの両端とそれぞれ接する第1の仮想平面及び第2の仮想平面の間に設けられている。
1…モータ、2…モータ部、4…コネクタモジュール、13…回転軸、17…センサマグネット、42…減速機構、47…ウォーム軸、49…ウォームホイール、61…制御回路基板、62…ホールIC(回転検出素子)、63…制御回路、64…リレー回路(スイッチ回路)、71…第2の基板、D…間隔、H…高さ寸法、L1…軸線、L2…仮想直線、L4…接線、P1…第1の仮想平面、P2…第2の仮想平面。

Claims (5)

  1. 回転軸を有するモータ部と、
    前記回転軸と同軸に配置され該回転軸と一体回転可能なウォーム軸、及び該ウォーム軸と噛合するウォームホイールからなる減速機構と、
    前記回転軸と一体回転するセンサマグネットと、
    前記センサマグネットの回転を検出する回転検出素子が設けられた平板状の制御回路基板と
    を備えたモータであって、
    前記ウォームホイールの軸方向をモータの厚み方向とし、該厚み方向と直交する平面をモータの扁平面として、
    前記制御回路基板は、前記扁平面と平行又は前記扁平面に対して傾斜して設けられるとともに、前記扁平面と平行であり前記厚み方向における前記センサマグネットの両端とそれぞれ接する第1の仮想平面及び第2の仮想平面の間に設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記回転検出素子が前記第1の仮想平面及び前記第2の仮想平面の間に設けられていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記制御回路基板は、前記扁平面と平行かつ前記回転軸の軸線と直交する仮想直線に対して前記厚み方向にずれた位置に設けられ、前記回転検出素子は、前記制御回路基板の前記仮想直線側に設けられていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記回転検出素子は、前記制御回路基板に面実装されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、
    前記制御回路基板の一端部が、前記第1及び第2の仮想平面と直交する前記センサマグネットの外周面の接線よりも前記センサマグネット側に位置していることを特徴とするモータ。
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