JP6228816B2 - モータ及びモータの製造方法 - Google Patents

モータ及びモータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6228816B2
JP6228816B2 JP2013229455A JP2013229455A JP6228816B2 JP 6228816 B2 JP6228816 B2 JP 6228816B2 JP 2013229455 A JP2013229455 A JP 2013229455A JP 2013229455 A JP2013229455 A JP 2013229455A JP 6228816 B2 JP6228816 B2 JP 6228816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
connector
housing
terminal
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013229455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015091159A (ja
Inventor
賢司 可児
賢司 可児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2013229455A priority Critical patent/JP6228816B2/ja
Publication of JP2015091159A publication Critical patent/JP2015091159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6228816B2 publication Critical patent/JP6228816B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

本発明は、例えばパワーウインド装置等の駆動源として用いられるモータ及びモータの製造方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に開示されるモータは、モータハウジング内に回転軸を有するモータ部と、モータハウジングに組み付けられたコネクタハウジングを有するコネクタ部とを備えている。コネクタハウジングには、モータ部側の給電端子と接続されたコネクタ側端子と、そのコネクタ側端子と接続された、モータ部の動作制御を行うための回路基板とが支持されている。そして、モータハウジングに対するコネクタハウジングの組み付けに伴い、例えばモータハウジング内においてコネクタ側端子とモータ部の給電端子とが接触されて電気的に接続されるようになっている。このような構成によれば、モータハウジングへのコネクタハウジングの組み付けによって、コネクタ側端子とモータ部の給電端子との接続が完了するため、製造工程の簡素化に寄与できる。
特開2008−141913号公報
しかしながら、上記のようなモータでは、コネクタハウジングをモータハウジングに組み付けた後に、モータ部の給電端子とコネクタ側端子とが正常に接続されているのかを確認することが難しく、この点においてなお改善の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、モータ部の給電端子とコネクタ側端子との接続状態を容易に確認することが可能なモータ及びモータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するモータは、モータハウジング内に回転軸を有するモータ部と、前記モータ部側の給電端子と接続されたコネクタ側端子及び該コネクタ側端子と接続された回路基板をコネクタハウジングに備えたコネクタ部とを備え、前記モータハウジングに対する前記コネクタハウジングの組み付けに伴い、前記給電端子と前記コネクタ側端子とが前記モータハウジング内で接続されるモータであって、前記モータは、前記回転軸の軸直交方向に扁平な形状をなしており、前記モータ部はブラシホルダを有しており、前記給電端子は、前記ブラシホルダに設けられ、前記モータの扁平方向に沿う平板状部分を有しており、前記給電端子と前記コネクタ側端子とが内部で接続された前記モータハウジングには、該モータハウジングの内部と外部とを連通する呼吸孔が形成され、前記コネクタハウジングが前記モータハウジングに組み付けられた状態で、前記呼吸孔を介して前記給電端子の平板状部分の平面、及び前記給電端子の平板状部分の平面と前記コネクタ側端子との接続部位を目視可能に構成されていることを特徴とするモータ。
この構成によれば、ハウジング内部では温度変化によって空気の膨張収縮が生じるが、呼吸孔を介する空気の出入りによってハウジング内外の気圧差が小さく抑えられる。そして、コネクタハウジングがモータハウジングに組み付いた状態で、呼吸孔からモータ部の給電端子の平板状部分の平面、及び給電端子の平板状部分の平面とコネクタ側端子との接続状態を目視で容易に確認することが可能となり、それにより、給電端子とコネクタ側端子との接続異常に対処することが可能となる。
上記モータにおいて、前記呼吸孔は、気体透過性を有しかつ液体透過性を有さない防水部材によって覆われていることが好ましい。
この構成によれば、呼吸孔を介する空気の出し入れを可能としつつも、呼吸孔からハウジング内部への液体の浸入を抑制することができる。
上記モータにおいて、前記モータハウジングに対する前記コネクタハウジングの組み付けに伴い、前記モータ部の前記給電端子が前記コネクタ側端子の差し込み部に差し込まれて接続されることが好ましい。
この構成によれば、モータハウジングへのコネクタハウジングの組み付けによって、モータ部の給電端子がコネクタ側端子の差し込み部に差し込まれ、コネクタ側端子とモータ部の給電端子との電気的接続を完了させることができる。
上記課題を解決するモータの製造方法は、モータハウジング内に回転軸を有するモータ部と、前記モータ部側の給電端子と接続されたコネクタ側端子及び該コネクタ側端子と接続された回路基板を、前記モータハウジングに組み付けられたコネクタハウジングに備えたコネクタ部とを備えたモータが前記回転軸の軸直交方向に扁平な形状をなしており、前記モータ部はブラシホルダを有しており、前記給電端子は、前記ブラシホルダに設けられ、前記モータの扁平方向に沿う平板状部分を有しているモータの製造方法であって、前記コネクタハウジングを前記モータハウジングに組み付け、それに伴って前記給電端子と前記コネクタ側端子とが前記モータハウジング内で接続されるコネクタ組付工程と、前記コネクタ組付工程後、前記給電端子と前記コネクタ側端子とが内部で接続された前記モータハウジングに形成された呼吸孔を介して、前記給電端子の平板状部分の平面、及び前記給電端子の平板状部分と前記コネクタ側端子との接続状態を目視で確認する検査工程とを備える。
この製造方法によれば、ハウジング内部では温度変化によって空気の膨張収縮が生じるが、呼吸孔を介する空気の出入りによってハウジング内外の気圧差が小さく抑えられる。そして、コネクタハウジングがモータハウジングに組み付いた状態で、呼吸孔からモータ部の給電端子の平板状部分の平面、及び給電端子の平板状部分の平面とコネクタ側端子との接続状態を目視で容易に確認することが可能となり、それにより、給電端子とコネクタ側端子との接続異常に対処することが可能となる。
上記モータの製造方法において、前記検査工程後、気体透過性を有しかつ液体透過性を有さない防水部材を前記呼吸孔に組み付ける防水部材組付工程を備えることが好ましい。
この製造方法によれば、呼吸孔を介する空気の出し入れを可能としつつも、呼吸孔からハウジング内部への液体の浸入を抑制することができる。
本発明のモータ及びモータの製造方法によれば、モータ部の給電端子とコネクタ側端子との接続状態を容易に確認することが可能となる。
実施形態のモータの正面図である。 同形態のモータ本体及びコネクタ部をギヤハウジング側から見た平面図である。 同形態のコネクタ部をモータ扁平方向から見た側面図である。 同形態のコネクタ部をモータ厚み方向(反コネクタブーツ側)から見た背面図である。 同形態のモータの製造方法を説明するための正面図。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示す本実施形態のモータ1は、車両のウインドガラスを電動で昇降させるパワーウインド装置の駆動源として用いられるものである。モータ1は、図1において上部に位置するモータ本体2及びそのモータ本体2の出力側(下側)に設けられた減速部3を備えるモータ部Mと、減速部3の側方(図1において左側箇所)に組み付けられたコネクタ部4とから構成されている。
モータ1は全体として、モータ本体2の軸線(回転軸13の軸線L1)と直交する一方向(図1において紙面直交方向)の厚さが薄い扁平な形状をなしている。なお、モータ1を軸方向から見たときの長手方向(図1において左右方向)を扁平方向とし、短手方向(図1において紙面直交方向)を厚み方向とする。即ち、モータ1の軸方向、扁平方向及び厚み方向は、それぞれ互いに直交する方向である。
[モータ部の構成]
モータ本体2は、反出力側端部(図1において上側の端部)が閉塞された有底筒状をなすヨークハウジング11(以下、単にヨーク11とする)を有している。このヨーク11は、後述する減速部3のギヤハウジング41に組み付けられ、ヨーク11とギヤハウジング41とはモータ部Mのモータハウジングを構成している。
ヨーク11の出力側端部11aは、モータ1の軸方向(図1において下側)に開口しており、その出力側端部11aには、径方向外側に向かって延びるフランジ部11bが形成されている。ヨーク11の内周面には、図示しないマグネットが固着されるとともに、該マグネットの内側に電機子12が配置されている。
電機子12は、ヨーク11の径方向の中央部に配置された円柱状の回転軸13と、回転軸13に一体回転可能に固定された電機子コア14と、電機子コア14に巻装されたコイル15と、回転軸13において電機子コア14よりも先端側(図1において下端側)に固定された円筒状の整流子16とから構成されている。
回転軸13の基端部(図1において上側の端部)は、ヨーク11の底部中央に設けられた軸受(図示略)によって軸支されている。また、回転軸13の先端部は、ヨーク11の出力側端部11aの開口から同ヨーク11の外部に突出している。そして、電機子コア14は、回転軸13におけるヨーク11の内部に配置された部分に固定されて前記マグネット(図示略)と径方向に対向している。
整流子16は、回転軸13におけるヨーク11から外部に突出した部分に外嵌固定されている。これにより、整流子16は、ヨーク11の外部に配置されるとともに、回転軸13と一体回転可能に構成される。また、整流子16はコイル15と電気的に接続されており、整流子16を介してコイル15に電源を供給できるようになっている。
図2に示すように、モータ本体2は、ヨーク11の出力側端部11aに樹脂製のブラシホルダ21を備えている。ブラシホルダ21は、ヨーク11の出力側端部11aの外側に位置する平板状の基部22を有しており、この基部22は、軸直交方向のサイズが出力側端部11aの開口よりも若干大きく形成されている。また、基部22の外縁部には、減速部3のギヤハウジング41とヨーク11との間の液密性を確保するシール部材23が設けられている。シール部材23は、例えばエラストマにて形成されている。
基部22の中央部には、軸方向の反ヨーク側に突出する整流子収容部24が該基部22と一体に形成されている。整流子収容部24の内部には整流子16が配置されている。これにより、整流子16の外周及び軸方向の反ヨーク側端面が整流子収容部24によって覆われた構成となっている。回転軸13は、その先端部が整流子収容部24から突出するように構成されている。
ブラシホルダ21には、整流子収容部24から径方向外側に延出された一対のブラシ収容部25が一体形成されている。一対のブラシ収容部25は、モータ本体2の厚み方向の中心線に対して線対称となるように設けられている。なお、各ブラシ収容部25は、基部22とも一体をなしている。各ブラシ収容部25は、整流子収容部24の内部と連通されており、この各ブラシ収容部25の内部には、給電ブラシ26が径方向に移動可能に収容されている。給電ブラシ26の先端部(径方向内側端部)は、整流子収容部24内の整流子16の外周面に当接するように構成されている。整流子収容部24は、給電ブラシ26が整流子16との摺接により削れて生じるブラシ粉の飛散を抑制している。
一対のブラシ収容部25の周方向の間には、基部22から軸方向の反ヨーク側(ギヤハウジング41側)に突出する一対の支持柱部31が形成されている。この一対の支持柱部31は、ブラシ収容部25と同様に、モータ本体2の厚み方向の中心線に対して線対称となるように形成されている。各支持柱部31は断面円形をなし、この各支持柱部31には、給電ブラシ26を径方向内側(即ち、整流子16側)に付勢するトーションばね32のコイル部分が外挿されて保持されている。なお、各支持柱部31は、ギヤハウジング41に対して軸方向及び径方向に当接して、ギヤハウジング41に対する軸方向及び径方向の位置決めの役割をなしている。
ブラシホルダ21において、ブラシ収容部25及び支持柱部31の配置側を扁平方向一方側として、その反対の扁平方向他方側には、一対のチョークコイル33及び一対の給電端子34が設けられている。このチョークコイル33及び給電端子34は、モータ本体2の厚み方向の中心線に対して線対称となるように構成されている。各給電端子34は、チョークコイル33を介してそれぞれ対応する給電ブラシ26と電気的に接続されている。なお、チョークコイル33は、電機子12に供給する電源に含まれる雑音を除去するための雑防素子である。
給電端子34は、1枚の金属板材から成形されるものであり、後述するコネクタ側端子57と接続される挿入部34aを備えている。挿入部34aは、モータ1の扁平面(厚み方向と直交する平面)と平行な平面状をなしている。
図1に示すように、前記減速部3は、樹脂製のギヤハウジング41と、該ギヤハウジング41内に収容された減速機構(図示略)とを有する。ギヤハウジング41は、ヨーク11のフランジ部11bに固定されるホルダ収容部43と、該ホルダ収容部43に一体形成された減速機構収容部44とを有している。減速機構収容部44には前記減速機構が収容されている。
ギヤハウジング41は、フランジ部11bに軸方向から当接したホルダ収容部43が複数の螺子46にて同フランジ部11bに固定されることにより、ヨーク11に固定されている。ホルダ収容部43の内部には、回転軸13の先端側の部位が入り込むとともに、整流子16が配置されている。更に、ホルダ収容部43の内部には、整流子収容部24、ブラシ収容部25及び各給電端子34等のブラシホルダ21におけるヨーク11の出力側端部11aから同ヨーク11の外部に突出した部分が入り込んでいる。
ホルダ収容部43においてモータ厚み方向と直交する外壁部43cには、ギヤハウジング41の内外を連通する呼吸孔47が形成されている。呼吸孔47は、ホルダ収容部43の外壁部43cをモータ厚み方向に貫通している。なお、呼吸孔47はモータ厚み方向から見て略矩形状をなしている。
ホルダ収容部43の外壁部43cには、呼吸孔47を囲繞する円筒状の囲繞部48が、外壁部43cの外側面からモータ厚み方向に突出形成されている。囲繞部48の内側(開口)は、気体透過性を有しかつ液体透過性を有さない防水シート49(防水部材)によって閉塞されている。つまり、呼吸孔47の外部側が防水シート49によって覆われている。
前記減速機構に連結された出力軸50は、減速機構収容部44に軸支されている。出力軸50の先端部は、ギヤハウジング41の外部に突出するとともに、出力軸50の先端部には、図示しないウインドレギュレータを介して車両のウインドガラスが連結される。
[コネクタ部の構成]
ホルダ収容部43には、扁平方向一方側(反ホイール収容部側)に延出されたコネクタ取付部43aが形成されている。このコネクタ取付部43aには、コネクタ部4が取り付けられている。コネクタ部4は、モータ1の中心(回転軸13の軸線L1)から扁平方向の一方に突出するように構成されている。
図1に示すように、コネクタ部4は、コネクタ取付部43aに組み付けられた樹脂製のコネクタハウジング51を備えている。コネクタハウジング51におけるモータ軸方向の両端面にはそれぞれ、コネクタ取付部43aの被係止部43bに係止される係止片51aが形成されている。各係止片51aが被係止部43bに係止されることにより、コネクタハウジング51がギヤハウジング41に固定されるようになっている。また、コネクタ部4の組み付けの際には、コネクタハウジング51は、コネクタ取付部43aに対してモータ1の扁平方向(組付方向X)に沿って組み付けられる。
図2〜図4に示すように、コネクタハウジング51には、ギヤハウジング41側に開口する開口部51bが形成されている。一方のコネクタ取付部43aには、コネクタ側の開口部51bに対応してコネクタ部4側に開口する開口部(図示略)が形成されており、その開口部(開口縁)同士がシール部材52を介して当接されている。これにより、コネクタハウジング51側の開口部51bとギヤハウジング41側の開口部の間が隙間なくシールされた状態で閉塞されている。なお、コネクタハウジング51の開口部51bの端面はモータ厚み方向に対して傾斜している。即ち、コネクタ取付部43aとコネクタハウジング51との境界面がモータ厚み方向に対して傾斜するように構成されている。
また、コネクタハウジング51には、ギヤハウジング41のコネクタ取付部43aに対する位置決めのための断面円形の圧入凸部51d(図3及び図4参照)が、コネクタ部4の組付方向Xに突出形成されている。
コネクタハウジング51の厚み方向の一側面には、外部接続部53が厚み方向に延出形成されている。図1に示すように、外部接続部53には、コネクタハウジング51の内部にまで延びる差込み穴53aが凹設されている。この差込み穴53aは、厚み方向に窪むように凹設されるとともに、その内周面は、該差込み穴53aに差し込まれる図示しない外部コネクタの外形形状に対応した形状をなしている。また、外部接続部53は、略円筒状のコネクタブーツ54によってその外周が囲まれている。このコネクタブーツ54は、差込み穴53a内への水の浸入を防止するためのものである。本実施形態のコネクタブーツ54は、エラストマにて形成されるとともに、コネクタハウジング51に一体成形されている。
図2〜図4に示すように、コネクタハウジング51には、平板状の制御回路基板61が固定されている。制御回路基板61は、その一部が開口部51bから突出するようにコネクタハウジング51に設けられている。また、コネクタハウジング51には、モータ厚み方向に延びる一対の位置決め部51cが形成されており、制御回路基板61は、位置決め部51cが貫通され、例えば、一方の位置決め部51cの先端が熱で変形(熱かしめ)されることで位置決め部51cに位置決めされつつ固定されている。
制御回路基板61は、その板面がモータ厚み方向と直交するように設けられている。換言すれば、制御回路基板61は、その板面がモータ1の扁平面と平行となるように設けられている。これにより、制御回路基板61の平面積を確保しつつ、モータ厚み方向への小型化が可能となっている。また、制御回路基板61は、回転軸13と一体回転可能に構成されたセンサマグネット(図示略)に対してモータ扁平方向に対向するように配置されている(図2参照)。つまり、モータ厚み方向におけるセンサマグネットの幅内に制御回路基板61が収まるように構成され、その結果、モータ1が厚み方向に小型化されている。
制御回路基板61は、その一部が外部接続部53のモータ厚み方向の側方まで延びている。ここで、外部接続部53には、複数のコネクタターミナル55がインサート成形により埋設されている。この各コネクタターミナル55は、その一端部が制御回路基板61に接続されるとともに、他端部が外部接続部53の差込み穴53aの内部空間に突出されている。そして、各コネクタターミナル55の他端部は、差込み穴53aに差し込まれる前記外部コネクタと接続されるようになっている。そして、この外部コネクタを通じて、モータ1への電気信号の入力・出力や給電が行われる。
図2及び図3に示すように、制御回路基板61の表面61a(コネクタブーツ56b側の板面)には、回転検出素子としてのホールIC62と、制御回路63と、駆動回路としてのリレー回路64と、雑防素子としてのコンデンサ65とが面実装されている。リレー回路64及びコンデンサ65は、外部接続部53の軸方向下方に形成された空間に配置されている。
また、制御回路基板61には、モータ軸方向において前記センサマグネットと同位置の部位に延出部61bが形成されている。延出部61bは、モータ扁平方向に延びるとともに、その先端がセンサマグネットの外周面とモータ扁平方向に対向している。この延出部61bにはホールIC62が設けられている。
ホールIC62は、モータ軸方向において前記センサマグネットと同位置に設けられている。そして、ホールIC62は、前記センサマグネットの磁界に基づくパルス信号を制御回路63に出力する。
制御回路63は、ホールIC62からのパルス信号に基づき回転軸13の回転情報(回転角度、回転方向及び回転速度等)を検出する。そして、制御回路63は、回転軸13の回転情報に基づきリレー回路64を制御して電機子12に駆動電流を供給する。これにより、電機子12の所望の回転が実現されるようになっている。
コネクタハウジング51には、一対のコネクタ側端子57(音叉端子)が固定されている。各コネクタ側端子57は、制御回路基板61に対して表面61a側から接続されている。また、各コネクタ側端子57は所定形状に屈曲されるとともに、その各コネクタ側端子57の先端部には、モータ扁平方向の回転軸13側に延びる二股接続部57a(差し込み部)が形成されている。この二股接続部57aは、ギヤハウジング41のホルダ収容部43の内部にまで延びている。なお、各コネクタ側端子57の二股接続部57aは、軸方向において互いに同位置に設けられており、モータ厚み方向に並んでいる。
図2に示すように、各二股接続部57aには、ギヤハウジング41内に配置された前記給電端子34の挿入部34aが挿入されている。そして、二股接続部57aは、自身の弾性力で挿入部34aをモータ厚み方向に挟んでおり、これにより、コネクタ側端子57と給電端子34とが電気的に接続されている。
ここで、図5に示すように、前記ギヤハウジング41の呼吸孔47は、二股接続部57aと挿入部34aとの接続部位に対応する位置、即ち、接続部位のモータ厚み方向の側方に形成されている。これにより、防水シート49を外した状態において、ギヤハウジング41の外部から呼吸孔47を介して二股接続部57aと挿入部34aとの接続部位を直接目視することが可能となっている。
上記のモータ1では、外部接続部53の差込み穴53aに差し込まれた前記外部コネクタから、コネクタターミナル55、制御回路基板61、コネクタ側端子57及びブラシホルダ21の給電端子34を介して電機子12に給電されると、電機子12(回転軸13)が回転駆動されるようになっている。
次に、本実施形態におけるコネクタ部4の組付態様及び作用を説明する。
まず、コネクタ部4をギヤハウジング41のコネクタ取付部43a対してモータ扁平方向(組付方向X)に沿って組み付ける(コネクタ組付工程)。このとき、まず、コネクタ部4側の圧入凸部51dが、コネクタ取付部43aの内側に形成された圧入孔(図示略)に圧入される。これにより、コネクタ取付部43aに対するコネクタ部4の位置決めがなされる。
その後、コネクタ部4が組付方向Xに更に押し込まれると、ギヤハウジング41内部において、各コネクタ側端子57の二股接続部57aに給電端子34の挿入部34aが差し込まれる。これにより、二股接続部57aは、自身の弾性力によって挿入部34aをモータ厚さ方向に挟んで電気的に接続される。なお、コネクタハウジング51の一部位は、二股接続部57aの組付方向X後方側を支持している。
その後、コネクタ部4が組付方向Xに更に押し込まれると、コネクタハウジング51の各係止片51aがギヤハウジング41の各被係止部43bに弾性的に係止され、これにより、コネクタハウジング51がギヤハウジング41に対して固定されるようになっている。
上記のコネクタ組付工程の後、ギヤハウジング41の呼吸孔47から挿入部34aと二股接続部57aとの接続状態を目視で確認する(検査工程)。なお、図5には、呼吸孔47から挿入部34aと二股接続部57aとの接続状態を確認可能な状態(防水シート49の組み付け前の状態)を示している。ここで、挿入部34aと二股接続部57aとの間のなんらかの接続異常が発見されれば、コネクタハウジング51を外して組み付け直す等の対処を行う。
挿入部34aと二股接続部57aとの接続状態が正常であると確認できた場合、防水シート49をギヤハウジング41の囲繞部48の開口を塞ぐように溶着等によって組み付ける(防水部材組付工程)。この防水シート49によって、呼吸孔47を介するギヤハウジング41内外の空気の出し入れを図りつつも、呼吸孔47からギヤハウジング41内部への液体の浸入が抑止される。
また、ギヤハウジング41内部では温度変化によって空気の膨張収縮が生じるが、呼吸孔47を介する空気の出入りによってハウジング内外の気圧差が小さく抑えられる。これにより、ギヤハウジング41内の負圧によって外部の雨水等がギヤハウジング41内に引き込まれることが抑制されるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)コネクタハウジング51がギヤハウジング41に組み付けられた状態で、ギヤハウジング41の呼吸孔47を介して給電端子34とコネクタ側端子57との接続部位を目視可能に構成される。この構成によれば、呼吸孔47を介して給電端子34とコネクタ側端子57との接続状態を目視で容易に確認することが可能となり、それにより、接続異常に対処することが可能となる。また、呼吸孔47の位置を給電端子34とコネクタ側端子57との接続部位に対応させることで、それらの接続状態の確認に呼吸孔47を利用できるため、部品点数の増加等の大幅な変更をすることなく接続状態の確認が可能となる。
(2)呼吸孔47は、気体透過性を有しかつ液体透過性を有さない防水シート49によって覆われるため、呼吸孔47を介する空気の出し入れを可能としつつも、呼吸孔47からギヤハウジング41内部への液体の浸入を抑制することができる。
(3)ギヤハウジング41に対するコネクタハウジング51の組み付けに伴い、給電端子34がコネクタ側端子57の二股接続部57aに差し込まれて接続されるため、給電端子34とコネクタ側端子57とを好適に接続させることが可能となる。
(4)本実施形態のモータ1の製造方法は、コネクタ組付工程後においてギヤハウジング41の呼吸孔47を介して給電端子34とコネクタ側端子57との接続状態を目視で確認する検査工程を備える。この製造方法によれば、呼吸孔47を介して給電端子34とコネクタ側端子57との接続状態を目視で容易に確認することが可能となり、それにより、接続異常に対処することが可能となる。
(5)検査工程後に防水シート49を呼吸孔47に組み付けるため、呼吸孔47を介する空気の出し入れを可能としつつも、呼吸孔47からギヤハウジング41内部への液体の浸入を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、給電端子34とコネクタ側端子57との接続部位がギヤハウジング41内に設定されているが、これに限定されるものではなく、例えばコネクタハウジング51内に設定してもよい。この場合、コネクタハウジング51の外壁における給電端子34とコネクタ側端子57との接続部位の近傍位置に呼吸孔を形成することが望ましい。
・上記実施形態では、コネクタ側端子57の二股接続部57aは、給電端子34の挿入部34aをモータ厚み方向に弾性的に挟むように構成されているが、これ以外に例えば、モータ軸方向に弾性的に挟むように構成してもよい。
・給電端子34とコネクタ側端子57との接続構成を反対(つまり、給電端子34に二股接続部を設け、その二股接続部にコネクタ側端子が差し込まれる構成)としてもよい。
・コネクタ側端子57の接続部位の構成は、上記実施形態の二股接続部57aに限定されるものではなく、コネクタハウジング51の組み付けに伴い給電端子34が電気的に接続される構成であれば、二股形状以外の形状に変更可能である。
・呼吸孔47を塞ぐ防水部材は、気体透過性を有しかつ液体透過性を有さないものであれば、防水シート49以外のものを用いてもよい。
・上記実施形態では、コネクタ部4はギヤハウジング41に対して軸直交方向(モータ扁平方向)に組み付けられる構成としたが、これ以外に例えば、モータ軸方向に組み付けられる構成としてもよい。
・上記実施形態では、本発明をパワーウインド装置の駆動源に用いられるモータ1に適用したが、パワーウインド装置以外の例えば車両用ワイパ装置の駆動源に用いられるモータに適用してもよい。
1…モータ、M…モータ部、2…モータ本体、3…減速部、4…コネクタ部、11…モータハウジングを構成するヨークハウジング、13…回転軸、34…給電端子、41…モータハウジングを構成するギヤハウジング、47…呼吸孔、49…防水シート(防水部材)、51…コネクタハウジング、57…コネクタ側端子、57a…二股接続部(差し込み部)、61…制御回路基板(回路基板)。

Claims (5)

  1. モータハウジング内に回転軸を有するモータ部と、
    前記モータ部側の給電端子と接続されたコネクタ側端子及び該コネクタ側端子と接続された回路基板をコネクタハウジングに備えたコネクタ部と
    を備え、
    前記モータハウジングに対する前記コネクタハウジングの組み付けに伴い、前記給電端子と前記コネクタ側端子とが前記モータハウジング内で接続されるモータであって、
    前記モータは、前記回転軸の軸直交方向に扁平な形状をなしており、
    前記モータ部はブラシホルダを有しており、
    前記給電端子は、前記ブラシホルダに設けられ、前記モータの扁平方向に沿う平板状部分を有しており、
    前記給電端子と前記コネクタ側端子とが内部で接続された前記モータハウジングには、該モータハウジングの内部と外部とを連通する呼吸孔が形成され、
    前記コネクタハウジングが前記モータハウジングに組み付けられた状態で、前記呼吸孔を介して前記給電端子の平板状部分の平面、及び前記給電端子の平板状部分の平面と前記コネクタ側端子との接続部位を目視可能に構成されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記呼吸孔は、気体透過性を有しかつ液体透過性を有さない防水部材によって覆われていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記モータハウジングに対する前記コネクタハウジングの組み付けに伴い、前記モータ部の前記給電端子が前記コネクタ側端子の差し込み部に差し込まれて接続されることを特徴とするモータ。
  4. モータハウジング内に回転軸を有するモータ部と、
    前記モータ部側の給電端子と接続されたコネクタ側端子及び該コネクタ側端子と接続された回路基板を、前記モータハウジングに組み付けられたコネクタハウジングに備えたコネクタ部と
    を備えたモータが前記回転軸の軸直交方向に扁平な形状をなしており、
    前記モータ部はブラシホルダを有しており、
    前記給電端子は、前記ブラシホルダに設けられ、前記モータの扁平方向に沿う平板状部分を有しているモータの製造方法であって、
    前記コネクタハウジングを前記モータハウジングに組み付け、それに伴って前記給電端子と前記コネクタ側端子とが前記モータハウジング内で接続されるコネクタ組付工程と、
    前記コネクタ組付工程後、前記給電端子と前記コネクタ側端子とが内部で接続された前記モータハウジングに形成された呼吸孔を介して、前記給電端子の平板状部分の平面、及び前記給電端子の平板状部分と前記コネクタ側端子との接続状態を目視で確認する検査工程と
    を備えることを特徴とするモータの製造方法。
  5. 請求項4に記載のモータの製造方法において、
    前記検査工程後、気体透過性を有しかつ液体透過性を有さない防水部材を前記呼吸孔に組み付ける防水部材組付工程を備えることを特徴とするモータの製造方法。
JP2013229455A 2013-11-05 2013-11-05 モータ及びモータの製造方法 Active JP6228816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013229455A JP6228816B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 モータ及びモータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013229455A JP6228816B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 モータ及びモータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015091159A JP2015091159A (ja) 2015-05-11
JP6228816B2 true JP6228816B2 (ja) 2017-11-08

Family

ID=53194469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013229455A Active JP6228816B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 モータ及びモータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6228816B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2570131Y2 (ja) * 1992-11-30 1998-05-06 三菱マテリアル株式会社 小型モータ
JPH10234151A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Calsonic Corp モータアクチュエータ
DE20004338U1 (de) * 2000-03-08 2001-07-19 Bosch Gmbh Robert Einschubmodul für Verstellmotoren
US6824432B2 (en) * 2000-10-26 2004-11-30 Fanuc Ltd. Terminal unit for electric motor
JP3875590B2 (ja) * 2001-11-27 2007-01-31 アスモ株式会社 パワーウインド用モータ
JP2008148388A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Asmo Co Ltd モータ
JP2012006584A (ja) * 2010-05-28 2012-01-12 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP5694749B2 (ja) * 2010-12-07 2015-04-01 アスモ株式会社 モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015091159A (ja) 2015-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107196466B (zh) 马达
JP5394864B2 (ja) モータ
JP2010154686A (ja) 減速機構付モータ
JP6158641B2 (ja) モータ
JP6690857B2 (ja) 回転装置
JP6409933B2 (ja) モータ
JP4540106B2 (ja) ブラシホルダの製造方法
JP6228816B2 (ja) モータ及びモータの製造方法
JP5848076B2 (ja) モータ
JP5399722B2 (ja) 制御回路部材及びモータ
JP5848108B2 (ja) モータ
JP6105375B2 (ja) モータ
JP4417803B2 (ja) モータ
JP4456433B2 (ja) ブラシホルダの製造方法
JP6293851B2 (ja) モータ
JP6169937B2 (ja) 制御回路付きモータの検査方法
JP6262291B2 (ja) モータ及び車両用パワーウインド装置
JP5756153B2 (ja) モータ
JP5969660B2 (ja) モータ
JP5918952B2 (ja) モータ及びモータの製造方法
JP2014018049A (ja) モータ
JP5840903B2 (ja) モータ
JP2018038268A (ja) モータ及び車両用パワーウインド装置
JP2010028960A (ja) モータの製造方法
JP2008141913A (ja) モータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6228816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250