JP5948220B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両のパワーウインド装置等の駆動源として用いられるモータに関するものである。
従来、この種のモータは、例えば特許文献1に示すように、回転軸を有するモータ部にギヤハウジングが組み付けられ、そのギヤハウジング内には回転軸の回転を減速出力する減速ギヤを収容される。また、ギヤハウジングには、回転軸の回転を制御する制御回路部材を有するコネクタモジュールが設けられる。
国際公開(WO)03/71073号
近年、モータ制御の多機能化に伴って、制御回路部材の基板に搭載する電気部品の量が増加傾向にあるため、基板が大型化してしまい、その基板を収容するギヤハウジング、ひいてはモータが大型化してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、大型化を抑えることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転軸を有するモータ部と、前記モータ部に組み付けられ、前記回転軸の回転を減速出力する減速ギヤを収容するギヤハウジングと、前記回転軸の回転を制御する制御回路部材を有し、前記ギヤハウジングに組み付けられたコネクタモジュールとを備えたモータであって、前記制御回路部材は、前記回転軸に一体回転可能に設けられた検出用マグネットと対向配置される回転検出素子が実装された第1基板と、前記第1基板と面同士で対向する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との電気的導通を図る接続端子が設けられた接続部材とを備え、前記第1及び第2基板の互いに対向する面には、電気部品がそれぞれ設けられるとともに該電気部品は前記接続部材が保持する電気部品を含んでおり、前記第1基板の電気部品と前記第2基板の電気部品とが、互いに干渉しないように基板面方向にずらして配置されていることを特徴とする。
この発明では、電気部品を第1基板と第2基板とに分けて設けることが可能となるため、各基板の面積を小さくすることが可能となる。そして、面同士で互いに対向する第1基板と第2基板との間隔を狭めても、各基板の電気部品同士が互いに干渉しないように構成されるため、第1及び第2基板同士の間隔を狭めることでモータの大型化を抑えることが可能となっている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記接続部材が保持する電気部品は、チョークコイルであることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前記第1及び第2基板の少なくとも一方には、対向する前記基板に設けられた前記電気部品が挿通される挿通部が形成されていることを特徴とする。
この発明では、第1基板と第2基板との間隔を狭くしつつも、基板と電気部品とが干渉しないように構成することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記減速ギヤは、前記回転軸と一体回転するウォーム軸と、該ウォーム軸に噛合するウォームホイールとから構成され、前記ギヤハウジングは、前記ウォームホイールの軸線方向の厚さが薄い扁平形状をなし、前記第1及び第2基板は、前記ウォームホイールの軸線方向に互いに対向するように配置されていることを特徴とする。
この発明では、第1及び第2基板がギヤハウジングの扁平形状に合わせて配置される。このため、各基板の面積を確保しつつも、ギヤハウジングの厚み方向への大型化を抑えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記回転軸の直交方向から見て、前記第2基板の板面方向の幅が前記第1基板の板面方向の幅内に収まるように構成されていることを特徴とする。
この発明では、第1基板の板面方向におけるコネクタモジュール(コネクタハウジング)の大きさを、第2基板の幅を考慮せずに第1基板の幅に合わせて設定することが可能となるため、第1基板の板面方向へのコネクタモジュールの大型化を抑えつつ、コネクタモジュール内に第1及び第2基板を配置することが可能となる。また、コネクタモジュールから第2基板を省略した廉価な構成とする場合には、コネクタモジュール(コネクタハウジング)内に第1基板の板面方向の無駄なスペースができず、コネクタモジュール内の省スペース化に寄与できる。また、前記廉価な構成に第2基板を追加する際には、第1基板の板面方向におけるコネクタモジュールの大きさを変更することなく対応可能となる。
従って、上記記載の発明によれば、モータの大型化を抑えることができる。
実施形態のモータの正面図。 同形態のコネクタモジュールをモータ扁平方向から見た側面図。 同形態のコネクタモジュールをモータ厚み方向から見た背面図。 同形態のコネクタモジュールの分解斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す本実施形態のモータ1は、車両のウインドガラスを電動で昇降させるパワーウインド装置の駆動源として用いられるものである。モータ1は、図1において上部に位置するモータ部2と、モータ部2の出力側(下側)に設けられた減速部3と、減速部3の側方(図1において左側箇所)に組み付けられたコネクタモジュール4とから構成されている。モータ1は全体として、モータ部2の軸線(回転軸13の軸線L1)と直交する一方向(図1において紙面直交方向)の厚さが薄い扁平な形状をなしている。なお、モータ1を軸方向から見たときの長手方向(図1において左右方向)を扁平方向とし、短手方向(図1において紙面直交方向)を厚み方向とする。即ち、モータ1の軸方向、扁平方向及び厚み方向は、それぞれ互いに直交する方向である。
[モータ部の構成]
モータ部2のヨークハウジング11(以下、単にヨーク11とする)は、反出力側端部(図1において上側の端部)が閉塞された有底筒状をなしている。ヨーク11の出力側端部11aは、モータ1の軸方向(図1において下側)に開口しており、その出力側端部11aには、径方向外側に向かって延びるフランジ部11bが形成されている。ヨーク11の内周面には、図示しないマグネットが固着されるとともに、該マグネットの内側に電機子12が配置されている。
電機子12は、ヨーク11の径方向の中央部に配置された円柱状の回転軸13と、回転軸13に一体回転可能に固定された電機子コア14と、電機子コア14に巻装されたコイル15と、回転軸13において電機子コア14よりも先端側(図1において下端側)に固定された整流子16とから構成されている。
回転軸13の基端部(図1において上側の端部)は、ヨーク11の底部中央に設けられた軸受(図示略)によって軸支されている。また、回転軸13の先端部は、ヨーク11の出力側端部11aの開口から同ヨーク11の外部に突出している。そして、電機子コア14は、回転軸13におけるヨーク11の内部に配置された部分に固定されて前記マグネット(図示略)と径方向に対向している。
整流子16は、回転軸13におけるヨーク11から外部に突出した部分に外嵌固定されている。これにより、整流子16は、ヨーク11の外部に配置されるとともに、回転軸13と一体回転可能に構成される。この整流子16は、円筒状をなすとともに、その外周面には、周方向に離間するように複数のセグメント16aが並設されている。一部のセグメント16a若しくは全てのセグメント16aは、前記コイル15に電気的に接続されている。即ち、整流子16のセグメント16aを介してコイル15に電源を供給できるようになっている。
なお、ヨーク11の出力側端部11aには、整流子16を囲うブラシホルダ(図示略)が設けられ、そのブラシホルダには、整流子16のセグメント16aと摺接するブラシ(図示略)が支持されている。
[減速部の構成]
図1に示すように、前記減速部3は、ギヤハウジング21と、該ギヤハウジング21内に収容された減速ギヤ22とを有する。ギヤハウジング21は、ヨーク11のフランジ部11bに固定されるホルダ収容部23と、該ホルダ収容部23から回転軸13の軸線L1方向に沿ってヨーク11と反対方向に延びるウォーム軸収容部24と、ウォーム軸収容部24から扁平方向側方(図1において右側方)に延出形成されたホイール収容部25とを有する。
ギヤハウジング21は、フランジ部11bに軸方向から当接したホルダ収容部23が複数の螺子26にて同フランジ部11bに固定されることにより、ヨーク11に固定されている。ホルダ収容部23の内部には、回転軸13の先端側の部位が入り込むとともに、整流子16が配置されている。更に、ホルダ収容部23の内部には、前記ブラシホルダにおけるヨーク11の出力側端部11aから同ヨーク11の外部に突出した部分が入り込んでいる。
ウォーム軸収容部24の内部には、略円柱状のウォーム軸27が収容されている。ウォーム軸27の軸方向の略中央部には、螺子歯状のウォーム部27aが形成されている。ウォーム軸27は、回転軸13と同軸上に配置(互いの中心軸線が一致するように配置)されるとともに、ウォーム軸収容部24の内部で回転可能に支持されている。
ウォーム軸27と回転軸13とは、ホルダ収容部23内に配置されたクラッチ28を介して連結されている。クラッチ28は、回転軸13の先端部に固定された駆動側回転体28aと、その駆動側回転体28aに一体回転可能に連結されるとともにウォーム軸27の軸方向一端部(図1において上側端部)に固定された従動側回転体28bとからなる。クラッチ28は、駆動側回転体28aの回転を従動側回転体28bに伝達する一方、従動側回転体28bの回転力を駆動側回転体28aに伝達しないように動作する。つまり、クラッチ28は、回転軸13側からの回転入力はウォーム軸27側に出力し、ウォーム軸27側からの回転入力は遮断する。なお、駆動側回転体28aには、円環状のセンサマグネット17が固定されている。センサマグネット17は、回転軸13の軸線L1と同軸をなし、回転軸13及び駆動側回転体28aと一体回転可能に構成されている。
前記ホイール収容部25の内部空間は、前記ウォーム軸収容部24の内部空間と繋がっている。そして、ホイール収容部25の内部には、ウォーム部27aと噛合する円板状のウォームホイール29が収容されている。このウォーム軸27とウォームホイール29が減速ギヤ22を構成している。ウォームホイール29は、その軸線L2がモータ厚み方向と平行になるように配置されるとともに、ホイール収容部25に回転可能に支持されている。また、ウォームホイール29は、軸線L2方向の厚さが薄い扁平円板状をなしている。ウォームホイール29の中央部には、ウォームホイール29の軸方向に沿って延びる出力軸30が同ウォームホイール29と一体回転可能に設けられている。出力軸30の先端部は、ギヤハウジング21の外部に突出するとともに、同出力軸30の先端部には、図示しないウインドレギュレータを介して車両のウインドガラスが連結される。
[コネクタモジュールの構成]
ホルダ収容部23には、扁平方向一方側(反ホイール収容部側)に延出されたコネクタ取付部23aが形成されている。このコネクタ取付部23aには、コネクタモジュール4が取り付けられている。コネクタモジュール4は、モータ1の中心(回転軸13の軸線L1)から扁平方向の一方側(ホイール収容部25の延出方向とは反対側)に突出するように構成されている。
図1に示すように、コネクタモジュール4は、コネクタ取付部23aに組み付けられた樹脂製のコネクタハウジング31を備えている。コネクタハウジング31におけるモータ軸方向の両端面にはそれぞれ、コネクタ取付部23aの被係止部23bに係止される係止片31aが形成されている。各係止片31aが被係止部23bに係止されることにより、コネクタハウジング31がギヤハウジング21に固定されるようになっている。また、コネクタモジュール4の組み付けの際には、コネクタモジュール4は、コネクタ取付部23aに対してモータ1の扁平方向(組付方向X)に沿って組み付けられる。
図2〜図4に示すように、コネクタハウジング31には、ギヤハウジング21側に開口する開口部31bが形成され、この開口部31bは、コネクタ取付部23aに形成された開口部(図示略)を閉塞している。コネクタハウジング31の開口部31bと、ギヤハウジング21の開口部との間には、シール部材32が介在される。また、コネクタハウジング31の開口部31bの端面はモータ厚み方向に対して傾斜している。即ち、コネクタ取付部23aとコネクタハウジング31との境界面がモータ厚み方向に対して傾斜するように構成されている。
コネクタハウジング31の厚み方向の一側面には、外部接続部33が厚み方向に延出形成されている。図1に示すように、外部接続部33には、コネクタハウジング31の内部にまで延びる差込み穴33aが凹設されている。この差込み穴33aは、厚み方向に窪むように凹設されるとともに、その内周面は、該差込み穴33aに差し込まれる図示しない外部コネクタの外形形状に対応した形状をなしている。また、外部接続部33は、略円筒状のコネクタブーツ34によってその外周が囲まれている。このコネクタブーツ34は、差込み穴33a内への水の浸入を防止するためのものである。本実施形態のコネクタブーツ34は、エラストマにて形成されるとともに、コネクタハウジング31に一体成形されている。
図2〜図4に示すように、コネクタハウジング31には、外部接続部33からモータ扁平方向(コネクタモジュール4の組付方向X)に延出された端子保持部36が形成されている。端子保持部36は、開口部31bの端面よりも回転軸13側に突出している。この端子保持部36には、一対のコネクタ側端子37(音叉端子)が固定されている。各コネクタ側端子37は所定形状に屈曲されるとともに、その各コネクタ側端子37の先端部には、モータ扁平方向の回転軸13側に延びる二股部37aが形成されている(図4参照)。なお、各コネクタ側端子37の二股部37aは、軸方向において互いに同位置に設けられており、モータ厚み方向に並んでいる。コネクタモジュール4がコネクタ取付部23aに組付方向Xに組み付けられることで、各コネクタ側端子37の二股部37aが前記ブラシホルダ側の給電端子(図示略)に接続されるようになっている。
コネクタハウジング31には、それぞれ平板状をなす第1基板41及び第2基板51が設けられている。図2及び図3に示すように、第1及び第2基板41,51は、互いに平行に設けられるとともに、モータ厚み方向と直交するように(即ち、モータ1の扁平面に対して平行に)設けられている。即ち、第1及び第2基板41,51は、モータ厚み方向に互いに対向するように配置されている。この第1及び第2基板41,51は、その一部が開口部31bから突出するようにコネクタハウジング31に設けられている。なお、第1及び第2基板41,51は、制御回路部材を構成している。
コネクタハウジング31には、モータ厚み方向に延びる位置決め部31cが形成されており、第1基板41は、位置決め部31cによってモータ1の厚み方向、軸方向及び扁平方向に位置決めされている。第1基板41は、センサマグネット17とモータ扁平方向に対向するように設けられている。また、第1基板41は、モータ扁平方向と平行かつ回転軸13の軸線L1と直交する仮想直線に対してモータ厚み方向にずれた位置(オフセットされた位置)に設けられている。なお、第2基板51は、第1基板41よりもコネクタブーツ34側に配置されるとともに、第2基板51は、外部接続部33の軸方向下方に形成された空間に配置されている。
また、図2に示すように、第1及び第2基板41,51は、その各板面がコネクタハウジング31の高さ方向(軸線L1方向と一致する方向であって、図2中、上下方向)に対して平行に配置されている。そして、コネクタモジュール4の組付方向X(図2における紙面直交方向)から見て、コネクタハウジング31の高さ方向における第2基板51の幅W2は、該高さ方向における第1基板41の幅W1内に収まるように構成されている。これにより、コネクタハウジング31(開口部31b)の高さ方向の寸法を、第2基板51の幅W2を考慮せずに第1基板41の幅W1に合わせて小さく設定しても、コネクタハウジング31内に第1及び第2基板41,51を配置可能となっている。
図1に示すように、第1基板41はその一部が外部接続部33のモータ厚み方向の側方まで延びている。ここで、外部接続部33には、複数のコネクタターミナル35がインサート成形により埋設されている。この各コネクタターミナル35は、その一端部が第1基板41に接続されるとともに、他端部が外部接続部33の差込み穴33aの内部空間に突出されている。そして、各コネクタターミナル35の他端部は、差込み穴33aに差し込まれる前記外部コネクタと接続されるようになっている。そして、この外部コネクタを通じて、モータ1への電気信号の入力・出力や給電が行われる。
第1基板41の表面41a(第2基板51と対向する面)には、回転検出素子としてのホールIC42、制御回路43及び雑防素子としてのコンデンサ44等の電気部品が面実装されている。なお、制御回路43には、回転速度制御のためのPWM回路(パルス幅変調回路)が組み込まれている。第1基板41には、モータ軸方向においてセンサマグネット17と同位置の部位に延出部41bが形成されている。延出部41bは、モータ扁平方向のセンサマグネット17側に延びるとともに、その先端がセンサマグネット17の外周面とモータ扁平方向に対向している。この延出部41bにはホールIC42が設けられている。つまり、延出部41bは、ホールIC42をセンサマグネット17に対して近接配置すべく延出形成された部位である。
ホールIC42は、モータ軸方向においてセンサマグネット17と同位置に設けられている。そして、ホールIC42は、第1基板41の表面41aに実装されている。ホールIC42の表面(第1基板41の表面41aと平行な面)は、回転軸13の回転方向に対して略直交するように構成されている。
図2〜図4に示すように、第2基板51の表面51a(第1基板41と対向する面)には、接続部材52、雑防素子としてのチョークコイル53及びリレー回路55等の電気部品が設けられている。
接続部材52は樹脂よりなる。接続部材52には取付部52aが形成されており、その取付部52aがコネクタハウジング31に形成された嵌合凹部31d(図4参照)に嵌合される。これにより、第2基板51がコネクタハウジング31に対して固定される。
接続部材52は、チョークコイル53を保持している。また、接続部材52には、複数の接続端子54が設けられている。接続端子54は第1基板41と接続されており、この接続端子54を介して第1基板41と第2基板51との電気的導通が図られている。
図2及び図3に示すように、第1基板41の表面41aに設けられた各電気部品と、第2基板51の表面51aに設けられた各電気部品とは、互いに干渉しないように基板面方向(図3における紙面方向)にずらして配置されている。
詳述すると、第1及び第2基板41,51がモータ厚み方向(図3における紙面直交方向)に重なる部分において、第1基板41の制御回路43及びコンデンサ44は、第2基板51の接続部材52の下方に位置するように設けられている。これにより、制御回路43及びコンデンサ44が、接続部材52と干渉しないように構成されている。
また、第1基板41の延出部41bは、第2基板51とモータ厚み方向(図3における紙面直交方向)に対向していないため、その延出部41bに実装されたホールIC42は、第2基板51の電気部品に対して基板面方向(図3における紙面方向)にずれている。
また、第2基板51におけるチョークコイル53が設けられた部位は、第1基板41とモータ厚み方向に対向していないため、チョークコイル53は、第1基板41の電気部品に対して基板面方向にずれている。なお、チョークコイル53は、高さ寸法(基板直交方向(モータ厚み方向)の寸法)が大きい部品であり、その高さ寸法は、モータ厚み方向における第1基板41と第2基板51との間隔Dよりも大きく設定されている。つまり、その上端が第1基板41の裏面側(反第2基板側)に位置している(図2参照)。
また、第2基板51のリレー回路55も同様に、高さ寸法Hが第1基板41と第2基板51との間隔Dよりも大きく設定されている。ここで、図3及び図4に示すように、第1基板41において、リレー回路55とモータ厚み方向に対向する位置には、該リレー回路55の外形に対応した切り欠き部41cが形成されている。リレー回路55は、第1基板41の切り欠き部41cに挿通され、そのリレー回路55の上端は、第1基板41の裏面側に位置している(図2参照)。つまり、この切り欠き部41cによって、第1基板41とリレー回路55との干渉が防止されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
外部接続部33の差込み穴33aに差し込まれた前記外部コネクタから電機子12に給電され、電機子12(回転軸13)が回転駆動されると、回転軸13と共にセンサマグネット17が回転する。このとき、ホールIC42は、センサマグネット17の回転による磁界の変化を検出する。
ここで、本実施形態のホールIC42は、その表面(第1基板41の表面41aと平行な面)に垂直方向に入る第1の磁場(縦磁場)と、水平方向に入る第2の磁場(横磁場)を交番検知し、それらの磁場に基づいてパルス信号をそれぞれ生成する。そして、ホールIC42は、その2相のパルス信号を制御回路43に出力する。センサマグネット17が回転する状態では、第1の磁場から得られるパルス信号と、第2の磁場から得られるパルス信号とは、互いに90度(電気角)の位相差で変化する。制御回路43は、この2相のパルス信号に基づいてセンサマグネット17(回転軸13)の回転情報(回転位置(回転角度)、回転方向及び回転速度等)を検出する。そして、制御回路43は、回転軸13の回転情報に基づきリレー回路55を制御して電機子12に駆動電流を供給する。これにより、電機子12の所望の回転が実現されるようになっている。
本実施形態では、上記のような2相のパルス信号を検出可能なホールIC42を用いることで、ホールIC42の設置の自由度が向上されている。これにより、本実施形態のように、第1基板41に面実装されたホールIC42の表面がセンサマグネット17の回転方向と略直交するように構成しても、回転軸13の回転検出が可能となっている。
また、本実施形態では、制御回路43は、回転軸13の回転情報に基づきリレー回路55を制御して電機子12に駆動電流を供給するとともに、前記PWM回路を制御して駆動電流のパルス幅をPWM回路にて変化させることで、回転軸13の回転速度を制御する。
そして、リレー回路55は第2基板51に設けられ、制御回路43は第1基板41に設けられているため、基板を1枚とした構成と比較して、各基板41,51の面積を小さくすることが可能となり、モータ1の基板面方向への大型化を抑えることが可能となっている。また、本実施形態では、第1基板41と第2基板51との間隔Dが、リレー回路55の高さ寸法H及びチョークコイル53の高さ寸法よりも小さく設定されるため、第1基板41と第2基板51のモータ厚み方向における設置スペースを最小とできる。従って、2枚の基板41,51をモータ厚み方向に並設した構成としつつも、モータの厚み方向への大型化が抑えられている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)第1及び第2基板41,51の互いに対向する面(表面41a,51a)には、電気部品がそれぞれ設けられ、第1基板41の電気部品(ホールIC42、制御回路43及びコンデンサ44等)と、第2基板51の電気部品(接続部材52、チョークコイル53及びリレー回路55等)とが、互いに干渉しないように基板面方向にずらして配置される。これにより、電気部品を第1基板41と第2基板51とに分けて設けることが可能となるため、各基板41,51の面積を小さくすることが可能となる。そして、面同士で互いに対向する第1基板41と第2基板51との間隔を狭めても、各基板41,51の電気部品同士が互いに干渉しないように構成されるため、第1及び第2基板41,51同士の間隔を狭めることでモータ1の大型化を抑えることが可能となっている。
(2)第1基板41には、第2基板51に設けられた電気部品(本実施形態では、リレー回路55)が挿通される切り欠き部41c(挿通部)が形成される。このため、第1基板41と第2基板51との間隔を狭くしつつも、第1基板41と第2基板51の電気部品とが干渉しないように構成することができる。
(3)ギヤハウジング21は、ウォームホイール29の軸線L2方向の厚さが薄い扁平形状をなし、第1及び第2基板41,51は、ウォームホイール29の軸線L2方向に互いに対向している。これにより、第1及び第2基板41,51がギヤハウジング21の扁平形状に合わせて配置されるため、各基板41,51の面積を確保しつつも、ギヤハウジング21の厚み方向への大型化を抑えることができる。
(4)コネクタモジュール4の組付方向Xから見て、第2基板51の板面方向(コネクタモジュール4の高さ方向)の幅W2が第1基板41の板面方向の幅W1内に収まるように構成される。これにより、コネクタハウジング31の高さ方向の寸法を、第2基板51の幅W2を考慮せずに第1基板41の幅W1に合わせて設定することが可能となるため、コネクタモジュール4の高さ方向の大型化を抑えつつ、コネクタモジュール4内に第1及び第2基板41,51を配置することが可能となる。
また、コネクタモジュール4から第2基板51を省略した廉価な構成とする場合には、コネクタハウジング31内に高さ方向の無駄なスペースができず、コネクタモジュール4内の省スペース化に寄与できる。また、前記廉価な構成に第2基板51を追加する際には、コネクタハウジング31の高さを変更することなく対応可能となる。これにより、コネクタハウジング31が組み付けられるコネクタ取付部23a(ギヤハウジング21)側の構成も変更することなく対応可能となり、ギヤハウジング21の汎用性の向上に寄与できる。
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、リレー回路55が挿通される挿通部を切り欠き部41cとしたが、これ以外に例えば、第1基板41に貫通形成した挿通孔としてもよい。
・上記実施形態では、リレー回路55が挿通部(切り欠き部41c)に挿通される構成としたが、挿通部に挿通される電気部品は、リレー回路55に限定されるものではなく、他の電気部品を挿通部に挿通する構成としてもよい。
・上記実施形態では、切り欠き部41cが第1基板41に形成されたが、これ以外に例えば、第2基板51に形成してもよく、また、第1及び第2基板41,51の両方に形成してもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2基板41,51は、互いに平行に設けられるとともに、ウォームホイール29の軸線L2方向(モータ厚み方向)と直交するように設けられたが、これに特に限定されるものではない。例えば、第1及び第2基板41,51を、回転軸13の軸線L1方向と直交するように、又はモータ扁平方向と直交するように設けてもよい。また、第1及び第2基板41,51を互いに平行とせずに、若干傾斜させて配置してもよい。
・各基板41,51に設ける電気部品の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、モータ1の構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、縦磁場と横磁場を検出して2相のパルス信号を出力するホールIC42を1つのみ設ける構成としたが、これに特に限定されるものではない。例えば、表面に垂直に入る磁場のみを検出する一般的なホールICを複数設けて、各ホールICから制御回路43へパルス信号を出力するように構成してもよい。
・上記実施形態では、ホールIC42が第1基板41に面実装されているが、これ以外に例えば、ホールIC42を第1基板41の表面41aから離し、ホールIC42から延出する端子を第1基板41に溶接接続する構成としてもよい。
・上記実施形態では、第1基板41の縁部(延出部41bの先端)がセンサマグネット17の外周面とモータ扁平方向に対向するように配置され、センサマグネット17とホールIC42とがモータ扁平方向に沿った同一直線上に位置するように構成したが、これに特に限定されるものではない。例えば、延出部41bがセンサマグネット17のモータ軸方向上側又は下側に位置するように構成し、センサマグネット17とホールIC42とがモータ軸方向に沿った同一直線上に位置するように構成してもよい。
・上記実施形態では、コネクタモジュール4はギヤハウジング21に対して軸直交方向(モータ扁平方向)に組み付けられる構成としたが、これ以外に例えば、モータ軸方向に組み付けられる構成としてもよい。
・上記実施形態では、本発明をパワーウインド装置の駆動源に用いられるモータ1に適用したが、パワーウインド装置以外の例えば車両用ワイパ装置の駆動源に用いられるモータに適用してもよい。
1…モータ、2…モータ部、4…コネクタモジュール、13…回転軸、17…センサマグネット、21…ギヤハウジング、22…減速ギヤ、27…ウォーム軸、29…ウォームホイール、41…制御回路部材を構成する第1基板、41c…切り欠き部(挿通部)、42…ホールIC(回転検出素子、電気部品)、43…制御回路(電気部品)、44…コンデンサ(電気部品)、51…制御回路部材を構成する第2基板、52…接続部材(電気部品)、53…チョークコイル(電気部品)、55…リレー回路(電気部品)、L2…ウォームホイールの軸線、W1…第1基板の幅、W2…第2基板の幅、X…コネクタモジュールの組付方向。

Claims (5)

  1. 回転軸を有するモータ部と、
    前記モータ部に組み付けられ、前記回転軸の回転を減速出力する減速ギヤを収容するギヤハウジングと、
    前記回転軸の回転を制御する制御回路部材を有し、前記ギヤハウジングに組み付けられたコネクタモジュールと
    を備えたモータであって、
    前記制御回路部材は、
    前記回転軸に一体回転可能に設けられた検出用マグネットと対向配置される回転検出素子が実装された第1基板と、
    前記第1基板と面同士で対向する第2基板と
    前記第1基板と前記第2基板との電気的導通を図る接続端子が設けられた接続部材と
    を備え、前記第1及び第2基板の互いに対向する面には、電気部品がそれぞれ設けられるとともに該電気部品は前記接続部材が保持する電気部品を含んでおり、
    前記第1基板の電気部品と前記第2基板の電気部品とが、互いに干渉しないように基板面方向にずらして配置されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記接続部材が保持する電気部品は、チョークコイルであることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2基板の少なくとも一方には、対向する前記基板に設けられた前記電気部品が挿通される挿通部が形成されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記減速ギヤは、前記回転軸と一体回転するウォーム軸と、該ウォーム軸に噛合するウォームホイールとから構成され、
    前記ギヤハウジングは、前記ウォームホイールの軸線方向の厚さが薄い扁平形状をなし、
    前記第1及び第2基板は、前記ウォームホイールの軸線方向に互いに対向するように配置されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記回転軸の直交方向から見て、前記第2基板の板面方向の幅が前記第1基板の板面方向の幅内に収まるように構成されていることを特徴とするモータ。
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