JP5030565B2 - 減速機構付モータ - Google Patents

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Description

本発明は、パワーウィンドウ装置等のアクチュエータとして用いられる減速機構付モータに関する。
一般に、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンドウ装置に用いられるアクチュエータとしては、比較的大きな出力が得られる減速機構付モータが用いられている。このパワーウィンドウ装置に用いられる減速機構付モータは、ウォームが一体的に設けられたモータ軸と、ウォームに噛合ってモータ軸の回転を減速するウォームホイールとを有しており、これらのウォームおよびウォームホイールにより減速機構を構成している。
このようなパワーウィンドウ装置に用いられる減速機構付モータの中には、例えば、特許文献1に記載されるように、モータ本体の内部に制御基板を設けたものが知られている。この特許文献1に記載された減速機構付モータは、モータ軸とともに回転するセンサマグネットと、センサマグネットの磁界の変化を検出することによりモータ軸の回転状態(回転方向や回転数等)を検出する一対のホール素子とを有しており、一対のホール素子は、車両側配線が接続されるコネクタや制御回路(IC)等が装着された制御基板上に設けられている。
特開2004−147490号公報(図1〜図3)
しかしながら、上述の特許文献1に記載された減速機構付モータによれば、一対のホール素子を、コネクタや制御回路等が装着された一の制御基板上に設けるようにしているので、制御基板をコネクタが装着される部分(制御基板の本体部分)からモータ軸のセンサマグネットに近接するように延ばして形成し、当該延ばした部分に一対のホール素子を設ける必要がある。したがって、制御基板の形状が複雑になるばかりか制御基板の小型化には限界があり、また、一対のホール素子の配置条件が車両側コネクタの制御基板への配置条件に左右される等、制御基板のモータ本体へのレイアウト性が低いといった問題があった。
さらに、例えば、図5に示すように減速機構付モータaの厚み方向(図中左右方向)に対して、モータ軸bのセンサマグネットcと対向するように一対のホール素子d1,d2を設ける必要があるため、制御基板eの厚み寸法および一対のホール素子d1,d2の厚み寸法の分、減速機構付モータaの厚み寸法L2(モータ軸bの中心軸が基準)が大きくなるという問題がある。
本発明の目的は、制御基板の減速機構付モータへのレイアウト性を向上させるとともに、減速機構付モータの小型化を図ることができる減速機構付モータを提供することにある。
ウォームが一体的に設けられたモータ軸および前記ウォームと噛合い前記モータ軸の回転を減速するウォームホイールを有するモータ本体と、前記モータ本体に接続され前記モータ軸を回転制御する制御基板を収容する基板ケースとを備え、前記基板ケースは、一端側が前記制御基板に電気的に接続され、他端側が前記基板ケースに設けられる第1コネクタに固定される第1ターミナルを有し、前記モータ本体は、前記モータ軸の回転状態を検出する回転検出センサが装着されるセンサ基板と、一端側が前記センサ基板に電気的に接続され、他端側が前記モータ本体に設けられる第2コネクタに固定される第2ターミナルとを有する減速機構付モータであって、前記センサ基板を、前記モータ軸の軸方向に沿って延びる長方形形状に形成するとともに、前記モータ軸を挟んで前記ウォームホイールと反対方向に配置し、前記基板ケースを、前記センサ基板を挟んで前記モータ軸と反対方向に配置するとともに、前記制御基板を、前記ウォームホイールに設けた出力軸の軸方向と垂直な方向に延びるよう前記センサ基板に対して垂直に設け、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することにより、前記基板ケースと前記モータ本体とを接続することを特徴とする。
本発明の減速機構付モータは、前記制御基板を、前記センサ基板の短手方向中央部から所定量オフセットして設けることを特徴とする。
本発明の減速機構付モータは、前記制御基板は、前記センサ基板の短手方向中央部から短手方向端部の間で前記出力軸側にオフセットしていることを特徴とする。また、本発明の減速機構付モータは、前記基板ケースには、当該基板ケースの内外での呼吸作用を許す一方、外部からの雨水の浸入を阻止するためのブリザキャップが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、基板ケースは、一端側が制御基板に電気的に接続され、他端側が基板ケースに設けられる第1コネクタに固定される第1ターミナルを有し、モータ本体は、モータ軸の回転状態を検出する回転検出センサが装着されるセンサ基板と、一端側がセンサ基板に電気的に接続され、他端側がモータ本体に設けられる第2コネクタに固定される第2ターミナルとを有し、第1コネクタと第2コネクタとを接続することにより、基板ケースとモータ本体とを接続するようにしたので、制御基板とセンサ基板とをそれぞれ別体にすることができる。したがって、各基板をそれぞれ小型化することができるので、各基板の減速機構付モータへのレイアウト性を向上させることができるとともに、減速機構付モータの小型化を図ることができる。また、第1コネクタと第2コネクタとを接続することにより、第1および第2ターミナルを介して制御基板とセンサ基板とが接続されるので、各基板間における配線等の取り回しを気にすることなくワンタッチで接続することができ、各基板の接続作業の簡素化を図ることができる。さらに、センサ基板を、モータ軸の軸方向に沿って延びる長方形形状に形成するとともに、モータ軸を挟んでウォームホイールと反対方向に配置し、基板ケースを、センサ基板を挟んでモータ軸と反対方向に配置するとともに、制御基板を、ウォームホイールに設けた出力軸の軸方向と垂直な方向に延びるようセンサ基板に対して垂直に設けるので、制御基板の厚み寸法および回転検出センサの厚み寸法の分、減速機構付モータを薄くして小型化することができる。
本発明によれば、制御基板を、センサ基板の短手方向中央部から所定量オフセットして設けるので、センサ基板の基板ケース側に向かう正射方向の範囲内に第1コネクタおよび第2コネクタを配置することができ、減速機構付モータをより薄くして小型化することができる。この場合、制御基板は、センサ基板の短手方向中央部から短手方向端部の間で、ウォームホイールに一体に設けられる出力軸側にオフセットさせることができる。
以下、本発明の第1実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施の形態におけるパワーウィンドウモータの部分断面図を、図2は図1を矢印Aの方向から見た部分断面図を、図3はモータ本体に対する基板ケースの接続手順を説明する説明図をそれぞれ表している。
図1に示すパワーウィンドウモータ10は、図示しない自動車のドアの内部に設けられるパワーウィンドウ装置を構成するものであり、このパワーウィンドウモータ10は、自動車のドアの内部における幅狭の空間内に収容できるように図2に示すような薄型形状となっている。このように、パワーウィンドウモータ10は自動車のドアの内部に設けられるため、より薄型化を図ることでそのレイアウト性を向上させることができるようになる。
図1に示すように、パワーウィンドウモータ10は、モータ本体20とこのモータ本体20に接続される基板ケース50とを有している。モータ本体20は、磁性材料よりなる薄板鋼板等を有底の段付筒状にプレス成形することにより形成されるヨーク21と、ヨーク21の本体筒部21aの内側に径方向に向けて対向配置される一対のマグネット(永久磁石)22と、各マグネット22の内側に所定の隙間(エアギャップ)を介して回転自在に設けられる回転子(アーマチュアロータ)23とを備えている。
回転子23の中心軸には、モータ軸(アーマチュアシャフト)24が貫通して設けられ、モータ軸24の基端側(図中右側)は、ヨーク21の段状底部21bに装着された基端側軸受25によって回転自在に支持されている。
モータ軸24の基端側には、スチールボール26が転動自在に装着されており、このスチールボール26は、基端側軸受25に外周側が支持されたスラストプレート27の一側面(図中左側面)に当接している。このように、スチールボール26とスラストプレート27とを相互に点接触させることにより、モータ軸24の回転抵抗を低減させるようにしている。
スラストプレート27の他側面(図中右側面)には、硬質ゴム等の合成樹脂よりなる略円柱形状の弾性部材28が設けられており、この弾性部材28の軸方向への弾性変形によりモータ軸24の軸方向に対する所定量の変位を許容し、かつ、モータ軸24の軸方向に対するガタツキを防止するようにしている。
モータ軸24における回転子23の先端側(図中左側)には、回転子23に巻かれたコイル23aに電気的に接続される整流子29が隣接して設けられており、この整流子29には、モータ本体を構成するギヤケース30内に設けられるブラシ31が所定の弾圧力をもって摺接するようになっている。
モータ軸24の整流子29よりも先端側には、図2に示すように、センサマグネット32が固定されており、このセンサマグネット32は、モータ軸24の周方向に向けて、N極,S極,N極,S極・・・と交互に略扇形のマグネットを配置することにより円形形状に形成されている。また、モータ軸24のセンサマグネット32よりも先端側にはウォーム33が一体的に形成されており、このウォーム33のさらに先端側には円柱部34が一体的に設けられている。
ギヤケース30は、ヨーク21とともにモータ本体20を構成しており、このギヤケース30の内側には、有底筒状のウォーム収容部35が形成されている。ウォーム収容部35の底部(図中左側)には、硬質ゴム等の合成樹脂よりなる略環状形状の弾性部材36が圧入して装着されており、この弾性部材36の図中右側には、例えば、ポリイミド(PI)等の耐熱性樹脂よりなる略円盤形状の摩擦材37が接着剤等の接着手段により装着されている。
摩擦材37の図中右側には、モータ軸24の円柱部34が軸方向から突き当てられるようになっており、モータ軸24の回転が停止された状態で、かつ、外部から大きな負荷がウォームホイール40に作用した状態において、円柱部34が摩擦材37に向けて強い力で押圧されるようになっている。これにより、円柱部34と摩擦材37との間に摩擦力が発生し、この摩擦力により図示しないドアガラスが外部より開けられるのを防止することができる。
ウォーム収容部35の底部側には、第1の軸受38が圧入して固定されており、この第1の軸受38はモータ軸24の円柱部34を略抵抗無く回転自在に支持するようになっている。また、ウォーム収容部35の開口部側には、第2の軸受39が圧入して固定されており、この第2の軸受39はモータ軸24を略抵抗無く回転自在に支持するようになっている。このように、モータ軸24は、第1および第2の軸受38,39により回転自在に支持されることによって、その間に配置されるウォーム33の「振れ」を防止するようになっている。
ギヤケース30は、モータ軸24に一体的に形成されたウォーム33に噛み合うウォームホイール40を収容しており、このウォームホイール40の中心軸に装着された出力軸40a(図2参照)の先端側は、ギヤケース30を貫通して外部に延出されている。そして、この出力軸40aの先端側には、ピニオンギヤ(図示せず)が装着されており、このピニオンギヤの回転駆動により図示しないパワーウィンドウ装置を駆動させ、ドアの内部に昇降自在に設けられたドアガラス(図示せず)を昇降させるようになっている。
ここで、ウォーム33とウォームホイール40とによって、本発明における減速機構を構成しており、この減速機構は、ウォーム33の回転速度に対してウォームホイール40の出力軸40aの回転速度を減速させるとともに、その回転トルクを増幅させており、したがって、比較的小型のモータでありながら比較的大きな出力を得ることができるようになっている。
ギヤケース30のヨーク21側、つまり、モータ軸24に設けられた整流子29の近傍には、ブラシ31が設けられたブラシホルダ42が、ギヤケース30とヨーク21との間に挟まれる状態で設けられており、このブラシホルダ42には、複数のモータ側ターミナル(第2ターミナル)43の一端側が固定されている。また、各モータ側ターミナル43の他端側は、ギヤケース30に一体的に設けられたモータ側コネクタ(第2コネクタ)44の内側にインサート成形等を施すことにより導かれている。
ギヤケース30のブラシホルダ42に近接する位置には、センサ基板45が設けられており、このセンサ基板45は、図1および図2に示すようにモータ軸24と平行となるようにモータ軸24の軸方向に沿って長方形形状に形成されている。センサ基板45の一端側(図1中右側)は、モータ軸24に固定されたセンサマグネット32に臨んで延びており、このセンサ基板45の一端側には、モータ軸24の回転状態を検出する回転検出センサとしての一対のホール素子46a,46bが設けられている。これにより、一対のホール素子46a,46bは、センサ基板45とセンサマグネット32との間の所定位置に配置されるようになっている。そして、センサ基板45には、ブラシホルダ42と同様に、モータ側コネクタ44にインサート成形された複数のモータ側ターミナル43の一端側が電気的に接続されている。
基板ケース50は、図2に示すようにケース本体51とケースカバー52とを有しており、基板ケース50の内部には、モータ軸24を回転駆動するための制御基板53が収容されている。制御基板53には、図示しない車両側コネクタの給電ターミナルが接続される給電コネクタ54が半田付け等の接着手段により装着されるとともに、この給電コネクタ54に隣接するようにしてリレー55が半田付けにより装着されている。なお、制御基板53には、上記給電コネクタ54やリレー55等の電気部品の他に、ダイオードやコンデンサ等の比較的小さな電気部品(図示せず)が複数装着されており、これらの電気部品により制御基板53上に電気回路を形成している。
制御基板53の図中下方には、薄板棒状の鋼板をプレス成形することにより複数回折り返して形成された複数のケース側ターミナル(第1ターミナル)56の一端側が、半田付けにより電気的に接続されており、この複数のケース側ターミナル56の他端側は、リレー55の側面側から図中下方、つまりモータ軸24側に向けられている。各ケース側ターミナル56の他端側は、ケース本体51に一体的に設けられたケース側コネクタ(第1コネクタ)57に対してインサート成形することにより固定されている。
ケース側コネクタ57は、図3に示すようにケース本体51のコネクタ収容部51aの内部に配置されており、このケース側コネクタ57は、制御基板53をケース本体51に対して図示しないネジ等により固定することにより、コネクタ収容部51a内の所定位置に配置されるようになっている。
ケースカバー52には、制御基板53に装着された給電コネクタ54を囲むようにして、コネクタ開口部58が一体的に形成されており、このコネクタ開口部58の内側には、車両側コネクタ(図示せず)の差込を案内する差込案内部58aが設けられている。この差込案内部58aにより車両側コネクタが案内されつつ給電コネクタ54に差し込まれることにより、給電コネクタ54のターミナルの折損等を防止して導通不良等の発生を抑制するようにしている。
ケースカバー52に一体的に形成されたコネクタ開口部58の近傍には、制御基板53に装着されたリレー55等の電気部品を覆うそれぞれ高さの異なる複数の電気部品カバー部58bが設けられるとともに、基板ケース50の内部と外部との温度差によって生じる基板ケース50の内外での呼吸作用を許す一方、外部からの雨水等の浸入を阻止するためのブリザキャップ58cが設けられている。
ケースカバー52は、図示しないシール部材(Oリング等)を介してケース本体51に装着され、一対のネジ59,59をケース本体51にネジ込むことによりケース本体51に密着されるようになっている。これにより、基板ケース50は密閉されてその内部に雨水等が浸入することを防止している。
図3の二点鎖線矢印に従って、モータ本体20と基板ケース50とをそれぞれモータ側コネクタ44およびケース側コネクタ57により接続した状態、つまり、図1および図2に示すようにモータ本体20に対してセンサ基板45を挟んでモータ軸24と反対方向に基板ケース50を配置した状態において、センサ基板45と制御基板53とは、モータ側ターミナル43およびケース側ターミナル56を介して垂直となるように互いに電気的に接続されるようになっており、制御基板53は、センサ基板45の基板ケース50側に向かう正射方向の範囲内、つまり、センサ基板45の図中上側の表面から垂直方向に投影した範囲内に配置されるようになっている。
また、制御基板53はセンサ基板45の短手方向中央部から短手方向端部の間、つまり、図2におけるセンサ基板45の図中左右方向中央部から図中左端部の間で、ウォームホイール40の出力軸40a側(図中左側)に所定量オフセットした位置に配置されており、これにより、センサ基板45の基板ケース50側に向かう正射方向の範囲内に、モータ側コネクタ44およびケース側コネクタ57が配置されるようになっている。
このように、制御基板53は、センサ基板45の基板ケース50側に向かう正射方向の範囲内において、センサ基板45に対して垂直となるように配置されているので、図2に示すように、パワーウィンドウモータ10の厚み方向に対する垂直の方向に、一対のホール素子46a,46bおよびセンサ基板45が配置されることになり、パワーウィンドウモータ10の厚み寸法L1(モータ軸24の中心軸が基準)を最大限に小さくすることが可能となる。
次に、以上のように構成したパワーウィンドウモータ10の動作について説明する。パワーウィンドウモータ10をドアの内部に装着するとともに給電コネクタ54に車両側コネクタが接続された状態において、ドアの車内側に設けられたパワーウィンドウスイッチ(図示せず)を運転者が開操作または閉操作することにより、モータ軸24が正方向または逆方向に回転駆動され、パワーウィンドウモータ10はドアガラスを開閉(昇降)させる。
このとき、センサ基板45に装着された一対のホール素子46a,46bが、それぞれ所定のタイミングでセンサマグネット32の磁界の変化を検出し、この検出信号に基づくモータ軸24の回転方向や回転数等の回転状態を、制御基板53上に電気部品として装着した制御回路(図示せず)が検出する。そして、制御回路はモータ軸24の回転情報に基づきパワーウィンドウモータ10に所定の動作を行わせ、これによりドアガラスの開閉動作を制御する。
以上詳述したように、第1実施の形態に係るパワーウィンドウモータ10によれば、基板ケース50は、一端側が制御基板53に電気的に接続され、他端側がケース本体51に設けられるケース側コネクタ57に固定されるケース側ターミナル56を有し、モータ本体20は、モータ軸24の回転状態を検出する一対のホール素子46a,46bが装着されるセンサ基板45と、一端側がセンサ基板45に電気的に接続され、他端側がギヤケース30に設けられるモータ側コネクタ44に固定されるモータ側ターミナル43とを有し、ケース側コネクタ57とモータ側コネクタ44とを接続することにより、基板ケース50とモータ本体20とを接続するようにしたので、制御基板53とセンサ基板45とをそれぞれ別体にすることができる。
したがって、各基板53,45をそれぞれ独立させて小型化することができるので、各基板53,45のパワーウィンドウモータ10へのレイアウト性を向上させることができ、パワーウィンドウモータ10の小型化を図ることができる。
また、ケース側コネクタ57とモータ側コネクタ44とを接続することにより、ケース側ターミナル56およびモータ側ターミナル43を介して制御基板53とセンサ基板45とを接続するので、各基板53,45間における配線等の取り回しを気にすることなくワンタッチで接続することができ、各基板53,45の接続作業の簡素化を図ることができる。
さらに、パワーウィンドウモータ10を、それぞれ別体の基板ケース50およびモータ本体20から構成したので、着磁電源装置等によりモータ本体20を取り囲むようにして実施される一対のマグネット22の着磁作業を、基板ケース50に邪魔されることなく容易に行うことができる。
また、第1実施の形態に係るパワーウィンドウモータ10によれば、センサ基板45をモータ軸24と平行に長方形形状に形成するとともに、センサ基板45を挟んでモータ軸24と反対方向に基板ケース50が配置され、基板ケース50に収容された制御基板53をセンサ基板45に対して垂直に設けるので、制御基板53の厚み寸法および一対のホール素子46a,46bの厚み寸法の分、パワーウィンドウモータ10を薄くして小型化することができる。
さらに、第1実施の形態に係るパワーウィンドウモータ10によれば、制御基板53を、センサ基板45の短手方向中央部から所定量オフセットして設けるので、センサ基板45の基板ケース50側に向かう正射方向の範囲内にケース側コネクタ57とモータ側コネクタ44とを配置することができ、パワーウィンドウモータ10をより薄くして小型化することができる。
次に、本発明の第2実施の形態について図4を用いて説明する。図4は本発明の第2実施の形態におけるパワーウィンドウモータの部分断面図を表している。なお、上記実施の形態と同様の機能を有する部分については、同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4に示す第2実施の形態に係るパワーウィンドウモータ60は、上述した第1実施の形態に係るパワーウィンドウモータ10に比して、制御基板53に装着される給電コネクタ54の向きがモータ軸24の軸方向に向いている点と、これに合わせて基板ケース50を構成するケース本体51にコネクタ開口部58を一体的に形成した点とが異なっている。
このように構成した第2実施の形態においても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができ、これに加え、第2実施の形態においては、コネクタ開口部58をモータ軸24の軸方向に向けてケース本体51に一体的に形成するので、パワーウィンドウモータ60の厚み寸法をより小さくすることができるとともに、車両側コネクタ(図示せず)を給電コネクタ54に差し込んだ際の厚み寸法の増大を抑制でき、パワーウィンドウモータ60のドアの内部へのレイアウト性をより向上させることができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、減速機構付モータとして、パワーウィンドウ装置に用いられるパワーウィンドウモータであるものを示したが、本発明はこれに限らず、同様に小型化(特に薄型化)が要求される、例えば、サンルーフ装置等に用いられる減速機構付モータにも適用することができる。
また、上記各実施の形態においては、回転検出センサとしてモータ軸24に設けられたセンサマグネット32と協働するホール素子を用いたものを示したが、本発明はこれに限らず、モータ軸24にスリットを有するディスクを設けるとともに、ディスクのスリットを挟むようにして回転検出センサとしての発光ダイオードおよびフォトセンサを対向配置させ、これにより、モータ軸24の回転方向や回転数等を検出するようにしても良い。
さらに、上記各実施の形態においては、減速機構付モータとして、ブラシ31を備えたブラシ付の減速機構付モータであるものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、減速機構付のブラシレスモータ等にも適用することができる。
本発明の第1実施の形態におけるパワーウィンドウモータの部分断面図である。 図1を矢印Aの方向から見た部分断面図である。 モータ本体に対する基板ケースの接続手順を説明する説明図である。 本発明の第2実施の形態におけるパワーウィンドウモータの部分断面図である。 従来の減速機構付モータにおける制御基板の形状を説明する説明図である。
符号の説明
10 パワーウィンドウモータ(減速機構付モータ)
20 モータ本体
21 ヨーク(モータ本体)
21a 本体筒部
21b 段状底部
22 マグネット
23 回転子
23a コイル
24 モータ軸
25 基端側軸受
26 スチールボール
27 スラストプレート
28 弾性部材
29 整流子
30 ギヤケース(モータ本体)
31 ブラシ
32 センサマグネット
33 ウォーム
34 円柱部(モータ軸)
35 ウォーム収容部
36 弾性部材
37 摩擦材
38 第1の軸受
39 第2の軸受
40 ウォームホイール
40a 出力軸
42 ブラシホルダ
43 モータ側ターミナル(第2ターミナル)
44 モータ側コネクタ(第2コネクタ)
45 センサ基板
46a,46b ホール素子(回転検出センサ)
50 基板ケース
51 ケース本体(基板ケース)
51a コネクタ収容部
52 ケースカバー(基板ケース)
53 制御基板
54 給電コネクタ
55 リレー
56 ケース側ターミナル(第1ターミナル)
57 ケース側コネクタ(第1コネクタ)
58 コネクタ開口部
58a 差込案内部
58b 電気部品カバー部
58c ブリザキャップ
59 ネジ
60 パワーウィンドウモータ(減速機構付モータ)
a 減速機構付モータ
b モータ軸
c センサマグネット
d1,d2 ホール素子
e 制御基板

Claims (4)

  1. ウォームが一体的に設けられたモータ軸および前記ウォームと噛合い前記モータ軸の回転を減速するウォームホイールを有するモータ本体と、前記モータ本体に接続され前記モータ軸を回転制御する制御基板を収容する基板ケースとを備え、
    前記基板ケースは、一端側が前記制御基板に電気的に接続され、他端側が前記基板ケースに設けられる第1コネクタに固定される第1ターミナルを有し、
    前記モータ本体は、前記モータ軸の回転状態を検出する回転検出センサが装着されるセンサ基板と、一端側が前記センサ基板に電気的に接続され、他端側が前記モータ本体に設けられる第2コネクタに固定される第2ターミナルとを有する減速機構付モータであって、
    前記センサ基板を、前記モータ軸の軸方向に沿って延びる長方形形状に形成するとともに、前記モータ軸を挟んで前記ウォームホイールと反対方向に配置し、
    前記基板ケースを、前記センサ基板を挟んで前記モータ軸と反対方向に配置するとともに、前記制御基板を、前記ウォームホイールに設けた出力軸の軸方向と垂直な方向に延びるよう前記センサ基板に対して垂直に設け、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することにより、前記基板ケースと前記モータ本体とを接続することを特徴とする減速機構付モータ。
  2. 請求項記載の減速機構付モータにおいて、前記制御基板を、前記センサ基板の短手方向中央部から所定量オフセットして設けることを特徴とする減速機構付モータ。
  3. 請求項記載の減速機構付モータにおいて、前記制御基板は、前記センサ基板の短手方向中央部から短手方向端部の間で前記出力軸側にオフセットしていることを特徴とする減速機構付モータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の減速機構付モータにおいて、前記基板ケースには、当該基板ケースの内外での呼吸作用を許す一方、外部からの雨水の浸入を阻止するためのブリザキャップが設けられていることを特徴とする減速機構付モータ。
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