JP2002257585A - モータアクチュエータ - Google Patents

モータアクチュエータ

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JP2002257585A
JP2002257585A JP2001062022A JP2001062022A JP2002257585A JP 2002257585 A JP2002257585 A JP 2002257585A JP 2001062022 A JP2001062022 A JP 2001062022A JP 2001062022 A JP2001062022 A JP 2001062022A JP 2002257585 A JP2002257585 A JP 2002257585A
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magnetic
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sensor
drive shaft
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なコストで確実にモータの回転位置を検
出しうるモータアクチュエータを得る。 【解決手段】 ホール素子84を介してマグネット70
の反対側では、磁性体により形成された板ばね96がホ
ール素子84をマグネット70側へ付勢してセンサケー
ス74に形成されたストッパ90へ押し付けている。こ
れにより、センサケース74に対するホール素子84の
位置が決まるため、マグネット70に対するセンサケー
ス74の位置精度を向上させるだけで容易にマグネット
70に対するホール素子84の位置精度を向上できる。
しかも、板ばね96が磁性体で形成されていることか
ら、磁束が板ばね96へ向かうようになり、その結果、
ホール素子84を横切る磁束を増加できるため、ホール
素子84の検出感度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転力を
減速して出力軸に伝えて回転させるモータアクチュエー
タに係り、特に、モータの回転位置を検出する機能を有
するモータアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の空調装置用のモータアクチュエー
タやドアガラス昇降用のパワーウインド装置用のモータ
アクチュエータ、更には、サンルーフ開閉用のモータア
クチュエータ等においては、モータ駆動開始時からのモ
ータの回転位置(より厳密には、モータの駆動軸の回転
量)を検出し、所定位置まで回転した状態でモータを停
止させることによって、空調装置の切り替えやドアガラ
スの昇降、サンルーフの開閉を制御している。
【0003】また、このようなモータアクチュエータに
おけるモータの回転位置検出には、モータの駆動軸の回
転方向に沿って交互に異極が並ぶマグネットをモータの
駆動軸に一体に設けると共に、このマグネットの側方に
ホール素子を配置してマグネットの回転に伴いホール素
子に対向するマグネットの磁極の変化をホール素子で検
出し、更に、この検出結果に基づいてモータの回転位置
を検出する構成が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なマグネットの磁気の強度等をホール素子等の磁気セン
サにより検出し、その検出結果に基づいてモータの回転
位置を検出する構成の場合、磁気センサが検出する磁気
の強度は磁気センサとマグネットとの間隔(エアギャッ
プ)で決まり、この間隔(エアギャップ)が小さいほど
磁気センサが検出する磁気の強度は強くなる。
【0005】一方、このように磁気センサとマグネット
との間隔で磁気センサが検出する磁気の強度が変化する
ということは、すなわち、マグネットに対する磁気セン
サの位置精度によって磁気センサが検出する磁気の強度
が変化することになる。
【0006】このため、磁気センサの組付誤差等に起因
して磁気センサとマグネットとの間隔が最大となってし
まった場合であっても磁気センサがマグネットの磁気を
検出できるように、磁気センサとマグネットとの間隔が
最大でない場合には不要に磁気の強度が強く(例えば、
保磁力や残留磁束密度が大きい)高価なマグネットを使
用しており、コスト高となっていた。
【0007】これに対し、高価なマグネットを用いない
ようにするための手段としては、マグネットに対する磁
気センサの位置精度を高めることが考えられるが、磁気
センサの位置精度を高めるために磁気センサの組付誤差
を厳格に設定することで、工数面等からコスト高となっ
てしまう。
【0008】本発明は、上記事実を考慮して、安価なコ
ストで確実にモータの回転位置を検出しうるモータアク
チュエータを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のモータア
クチュエータは、給電により駆動軸が回転する駆動モー
タと、前記駆動軸を最終の出力軸へ接続すると共に、前
記駆動軸の回転を減速しつつ出力軸へ伝達する1乃至複
数の減速ギヤと、前記駆動軸及び前記減速ギヤの何れか
1つに設けられ前記何れか1つと共に一体的に回転する
マグネットと、前記マグネットの側方に設けられ前記マ
グネットが発する磁気の変化を検出する磁気センサと、
前記磁気センサを介して前記マグネットとは反対側若し
くは前記磁気センサとマグネットとの間に設けられた磁
性体と、を備えている。
【0010】上記構成のモータアクチュエータでは、駆
動モータが給電されると駆動モータが駆動軸を回転させ
る。さらに、この駆動軸の回転は、1乃至複数の減速ギ
ヤにより減速されつつ出力軸に伝えられ、これにより出
力軸が回転し、例えば、この出力軸に連結された他の装
置の被駆動軸に回転が伝えられる。
【0011】また、駆動軸が回転して減速ギヤが回転す
ると、駆動軸及び減速ギヤの何れか1つに設けられたマ
グネットが前記何れか1つと共に一体的に回転する。さ
らに、このマグネットが発する磁気は、マグネットの側
方に設けられた磁気センサにより検出されるが、前記何
れか1つと共にマグネットは回転しているために磁力線
の向き等が逐次変化し、また、例えば、自らの回転方向
に沿って磁極(N極及びS極)が交互に並ぶようにマグ
ネットが設定されている場合には磁極が変化する。この
ため、マグネットが回転による磁気の変化を磁気センサ
が検出し、また、例えば、磁気センサが検出した磁気の
変化の周期等を算出することでマグネットの回転位置、
すなわち、前記何れか1つの回転位置が検出される。
【0012】ここで、本モータアクチュエータでは、磁
気センサを介してマグネットとは反対側若しくは磁気セ
ンサとマグネットとの間に磁性体が設けられているた
め、マグネットの磁界を形成する磁力線は、この磁性体
へ向かおうとし、磁性体へ向かう磁力線が増加する。磁
性体へ向かい又は磁性体を通過した磁力線は磁気センサ
を横切ることになり、したがって、磁性体へ向かい又は
磁性体を通過した磁力線が増加することで磁気センサを
横切る磁力線が増加することになる。このため、磁気セ
ンサが検出する磁気が強くなり、結果的に磁気センサの
磁気検出感度が向上する。
【0013】なお、本発明において、マグネットは駆動
軸及び減速ギヤの何れか1つに設けられていればよい。
したがって、実質的にマグネットを前記何れか1つとは
別体で構成して、接着剤等の固着手段等により一体に固
着してもよいし、前記何れか1つの少なくとも一部(す
なわち、前記何れか1つ全体でもよい)をマグネットで
形成してもよい。
【0014】また、本発明における磁気センサとは、マ
グネットが発する磁気の変化を検出できる構成であれば
よく、例えば、ホール素子のような自らを横切る磁力線
の強度を検出する構成でもよい。
【0015】さらに、本発明において磁性体は、磁気セ
ンサとマグネットとの間若しくは磁気センサを介してマ
グネットとは反対側に設けられていれば、その態様に限
定されるものではない。
【0016】例えば、磁気センサを収容若しくは保持す
るセンサケースや保持具等の一部若しくは全部を金属等
の磁性材料で形成することで本発明における磁性体とし
てもよいし、本モータアクチュエータのハウジング(例
えば、減速ギヤ等を収容するギヤボックス)の一部を磁
性材料で形成して磁性体としてもよい。また、減速ギヤ
や駆動軸の配置位置が磁気センサを介してマグネットと
は反対側やマグネットと磁気センサとの間にある場合、
すなわち、駆動軸及び減速ギヤのうちマグネットが設け
られていないものが、磁気センサを介してマグネットと
は反対側や磁気センサとマグネットとの間に位置する場
合には、このマグネットが設けられていないものを磁性
材料で形成したり、別途、磁性材料を固定するなどし
て、磁性体としてもよい。
【0017】請求項2記載のモータアクチュエータは、
給電により駆動軸が回転する駆動モータと、前記駆動軸
を最終の出力軸へ接続すると共に、前記駆動軸の回転を
減速しつつ出力軸へ伝達する1乃至複数の減速ギヤと、
前記駆動軸及び前記減速ギヤの何れか1つに設けられ前
記何れか1つと共に一体的に回転するマグネットと、前
記マグネットが発する磁気の変化を検出する磁気センサ
と、前記磁気センサを保持して前記マグネットの側方に
配置されると共に、前記磁気センサを介して前記マグネ
ットとは反対側に磁性体が設けられたセンサ保持手段
と、を備えている。
【0018】上記構成のモータアクチュエータでは、駆
動モータが給電されると駆動モータが駆動軸を回転させ
る。さらに、この駆動軸の回転は、1乃至複数の減速ギ
ヤにより減速されつつ出力軸に伝えられ、これにより出
力軸が回転し、例えば、この出力軸に連結された他の装
置の被駆動軸に回転が伝えられる。
【0019】また、駆動軸が回転して減速ギヤが回転す
ると、駆動軸及び減速ギヤの何れか1つに設けられたマ
グネットが前記何れか1つと共に一体的に回転する。一
方、このマグネットの側方には保持手段が設けられてお
り、この保持手段は磁気センサが保持され、マグネット
が発する磁気が磁気センサにより検出される。但し、前
記何れか1つと共にマグネットは回転しているために磁
力線の向き等が逐次変化し、また、例えば、自らの回転
方向に沿って磁極(N極及びS極)が交互に並ぶように
マグネットが設定されている場合には磁極が変化する。
このため、マグネットが回転による磁気の変化を磁気セ
ンサが検出し、また、例えば、磁気センサが検出した磁
気の変化の周期等を算出することでマグネットの回転位
置、すなわち、前記何れか1つの回転位置が検出され
る。
【0020】ここで、本モータアクチュエータでは、保
持手段により磁気センサが保持されているため、磁気セ
ンサががたつくことなくマグネットの側方に配置され
る。これにより、マグネットと磁気センサとの間隔を常
に一定にでき、マグネットと磁気センサとの間隔の変動
に起因する磁気センサによる磁気検出感度の変動を防止
若しくは抑制できる。
【0021】また、上述した保持手段において磁気セン
サを介して前記マグネットとは反対側には磁性体が設け
られているため、マグネットの磁界を形成する磁力線
は、この磁性体へ向かおうとし、磁性体へ向かう磁力線
が増加する。磁性体へ向かう磁力線は磁気センサを横切
ることになり、したがって、磁性体へ向かう磁力線が増
加することで磁気センサを横切る磁力線が増加すること
になる。このため、磁気センサが検出する磁気が強くな
り、結果的に磁気センサの磁気検出感度が向上する。
【0022】さらに、磁気センサを保持する保持手段に
磁性体を設けることで、磁気センサと磁性体との相対的
な位置関係が容易且つ自動的に決まるため、磁性体へ向
かい、又は、磁性体を通過した磁力線が確実に磁気セン
サを横切るようにすることができる。したがって、磁気
センサの磁気検出感度が向上するという上述した効果を
確実に得ることができる。
【0023】しかも、保持手段に磁性体を設けることに
より、本モータアクチュエータに(より詳細に言えば、
上述した駆動軸や減速ギヤ等を収容するためのギヤボッ
クス等に)別途磁性体を配置するためのスペースが不要
となり、本モータアクチュエータの小型化に寄与する。
【0024】なお、本発明において、マグネットは駆動
軸及び減速ギヤの何れか1つに設けられていればよい。
したがって、実質的にマグネットを前記何れか1つとは
別体で構成して、接着剤等の固着手段等により一体に固
着してもよいし、前記何れか1つの少なくとも一部(す
なわち、前記何れか1つ全体でもよい)をマグネットで
形成してもよい。
【0025】また、本発明における磁気センサとは、マ
グネットが発する磁気の変化を検出できる構成であれば
よく、例えば、ホール素子のような自らを横切る磁力線
の強度を検出する構成でもよい。
【0026】請求項3記載のモータアクチュエータは、
請求項2記載の本発明において、前記マグネットの側方
に配置されて内側に前記磁気センサを収容するセンサケ
ースと、前記マグネット側及び前記マグネットとは反対
側の何れか一方の側から前記磁気センサへ当接可能に前
記センサケースに設けられ、前記磁気センサへの当接状
態で前記何れか一方の側への前記磁気センサの変位を制
限するストッパと、前記磁気センサを介して前記ストッ
パとは反対側で前記センサケースに収容されると共に、
自らの付勢力で前記磁気センサを前記ストッパの側へ付
勢する付勢部材と、を含めて前記センサ保持手段を構成
すると共に、前記付勢部材の少なくとも一部を磁性材料
により形成して前記磁性体とした、をことを特徴として
いる。
【0027】上記構成のモータアクチュエータでは、保
持手段を構成するセンサケースに磁気センサが収容され
る。したがって、このセンサケースを予め設定された所
定位置に取り付けることでセンサケースがマグネットの
側方に配置され、ひいては磁気センサがマグネットの側
方の所定位置に配置される。
【0028】ところで、センサケースの内側に磁気セン
サを収容するためには、センサケースの内周部と、その
内側へ収容される磁気センサとの間にクリアランスが必
要であり、クリアランスがないと磁気センサをセンサケ
ースの内側に収容できない。しかも、センサケース自体
にも寸法誤差等が生じているため、単純にセンサケース
に磁気センサを収容してセンサケースを予め設定された
所定位置に配置しても、所謂「がたつき」等により磁気
センサの位置は安定しない。このように、磁気センサの
位置が安定しないと、磁気センサとマグネットとの間の
間隔も安定せず、このため、磁気センサが検出するマグ
ネットの磁気の検出感度が安定しない可能性がある。
【0029】しかしながら、本発明では、センサケース
に収容された付勢部材の付勢力により磁気センサはセン
サケースに設けられたストッパの側へ付勢され、これに
よって、磁気センサがストッパへ押し付けられる(換言
すれば、磁気センサがセンサケースの内部で付勢部材と
ストッパとによって弾性挟持される)。したがって、本
発明では、センサケース内における磁気センサの変位、
特に、マグネットに対して接離する方向への変位が制限
され、磁気センサとマグネットとの間隔が常に一定とな
り、その結果、磁気センサが検出するマグネットの磁気
の検出感度が安定する。
【0030】しかも、本発明において付勢部材は磁性材
料により形成されおり、請求項2記載の本発明で言う磁
性体としての役割を果たすため、別に磁性体を設ける必
要がないため、本モータアクチュエータの小型化等に寄
与する。
【0031】請求項4記載のモータアクチュエータは、
請求項3記載の本発明において、略板状に形成されると
共に、所定部位にて湾曲若しくは屈曲され、当該湾曲部
位若しくは屈曲部位を境とする一方が他方に対して回動
した場合に元の状態に復元する弾性を有する板ばねを前
記付勢部材としたことを特徴としている。
【0032】上記構成のモータアクチュエータでは、付
勢部材が所謂板ばねにより形成されているため、センサ
ケース内への収容時においては自然な状態よりも屈曲若
しくは湾曲が大きくなるように適度に屈曲若しくは湾曲
させれば容易にセンサケース内に収容でき、組み付け性
の向上を図ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】図3には本発明の一実施の形態に
係るモータアクチュエータ10の構成が平面図により示
されており、図4にはモータアクチュエータ10におけ
る回転位置検出機構の概略的な構成がブロック図により
示されている。
【0034】図4に示されるように、モータアクチュエ
ータ10はケース14を備えている。ケース14は、深
さ方向一端が開口した略箱形状のケース本体16と、ケ
ース本体16の開口端(深さ方向一端)に取り付けられ
てケース本体16を閉止する図示しない蓋とにより構成
されている。
【0035】ケース本体16の内側には駆動モータとし
てのモータ20が収容されている。このモータ20は所
謂「D・Cモータ」とされており、モータ20の駆動軸
としてのシャフト22の先端側には後述するウオームホ
イール26、ギヤ28、30、32と共に減速ギヤを構
成するウオームギヤ24が一体的且つ同軸的に固定され
ている。ウオームギヤ24の側方にはウオームホイール
26が配置されている。ウオームホイール26は、その
軸方向一端がケース本体16の底部に形成された図示し
ない軸受に回動自在に軸支されており、他端がケース1
4の蓋に形成された図示しない軸受に回動自在に軸支さ
れた状態でウオームギヤ24に噛み合っている。
【0036】このウオームホイール26の軸方向一端側
(すなわち、ケース本体16の底部側)にはギヤ28が
ウオームホイール26に対して一体的且つ同軸的に設け
られており、ウオームホイール26及びギヤ28の側方
に設けられたギヤ30に噛み合っている。ギヤ30はそ
の軸方向一端がケース本体16の底部に形成された図示
しない軸受に回動自在に軸支されており、他端がケース
14の蓋に形成された図示しない軸受に回動自在に軸支
されている。また、ギヤ30の軸方向他端側にはギヤ3
2がギヤ30に対して同軸的且つ一体的に設けられてい
る。
【0037】このギヤ32の側方には出力軸としての出
力ギヤ34が配置されており、ギヤ32はこの出力ギヤ
34に噛み合っている。出力ギヤ34はその軸方向一端
がケース本体16の底部に形成された図示しない軸受に
回動自在に軸支されている。また、出力ギヤ34の他端
側はケース14の蓋に形成された図示しない軸受に回動
自在に軸支され、更に、出力ギヤ34の他端部はケース
14の蓋を貫通してケース14の外部に設けられた車両
用空調装置の切替部材(図示省略)へ機械的に直接又は
他の連結手段を介して間接的に連結されている。
【0038】空調装置の切替部材は、例えば、空調装置
の内気循環モードと外気取入モードとを切り替えるため
の切替ダンパや、送風方向を切り替えるための切替ダン
パ、更には、温風と冷風をミックスして送風するための
エアミックスドア等を指すが、切替部材の態様はこれら
に限定されるものではない。また、本発明に係るモータ
アクチュエータが空調装置用のモータアクチュエータに
限定されるものではない。
【0039】一方、モータ20のケーシングを兼ねるヨ
ーク40には軸受42が設けられており、上述したシャ
フト22の軸方向中間部と基端部を回転自在に軸支して
いる。また、ヨーク40の内側には回転子44が収容さ
れている。回転子44にはシャフト22が一体的且つ同
軸的に貫通しており、シャフト22と共に一体的に回転
する。また、回転子44にはコイル46が幾重にも巻き
掛けられており、このコイル46が通電されることによ
り周囲に磁界が生ずる。
【0040】さらに、回転子44の軸方向側方には整流
子48が設けられている。整流子48はシャフト22周
りに所定角度毎に複数設けられ、回転子44並びにシャ
フト22へ一体的に取り付けられて上述したコイル46
へ電気的に接続されている。
【0041】これに対し、ヨーク40には一対のブラシ
50が設けられている。これらのブラシ50はシャフト
22の回転半径方向に沿い、且つ、シャフト22を介し
て互いに対向する如く配置されている。各ブラシ50は
回転子44と共に整流子48がシャフト22周りに回転
した際に、整流子48の何れかに摺接するように設けら
れており、何れか一方のブラシ50が整流子48の何れ
か1つに摺接した状態では、何れか他方のブラシ50が
整流子48の他の何れか1つに摺接する。
【0042】これらのブラシ50はリード線等の電気的
接続手段を介してバッテリー52(図4参照)へ電気的
に接続されており、したがって、一方のブラシ50から
これが摺接する一方の整流子48、コイル46、他方の
整流子48、他方のブラシ50と電流が流れ、これによ
り、コイル46が通電されて周囲に磁界を発生させる構
成である。
【0043】また、図3に示されるように、ヨーク40
の内側には、一対の永久磁石54が設けられている。こ
れらの永久磁石54はシャフト22の回転半径方向に沿
ってコイル46と対向するように配置された状態でヨー
ク40の内周部に固着されてヨーク40と一体とされて
いる。ここで、ヨーク40は金属で形成されており、永
久磁石54が形成する磁力線の磁路となっている。周知
のように、モータ20はコイル46が通電された際に形
成する磁界と永久磁石54が形成する磁界の相互作用で
回転子44が回転する構成である。
【0044】また、図4に示されるように、モータ20
は制御部60を構成する制御手段及び判定手段としての
モータ制御回路62へ電気的に接続されており、このモ
ータ制御回路62によりバッテリー52からモータ20
(より詳細に言えば、一対のブラシ50の一方)へ送ら
れる電流の制御がなされる。
【0045】一方、図3に示されるように、シャフト2
2のヨーク40とウオームギヤ24との間にはマグネッ
ト70が配置されている。このマグネット70は全体的
に略円盤形状若しくは略円柱形状に形成された永久磁石
で、シャフト22へ同軸的且つ一体的に固定されてい
る。また、このマグネット70を模式的に表した図1に
示されるように、自らの軸周り方向に沿ってN極とS極
とが一定角度(例えば、45度や60度)毎に交互に位
置するように形成されている。
【0046】さらに、図3に示されるように、ケース本
体16の内側には、磁気センサユニット72が設けられ
ている。ここで、図2には、図3の磁気センサユニット
72設置部分を拡大した図が示されている。この図に示
されるように、磁気センサユニット72はセンサ保持手
段としてのセンサケース74を備えている。センサケー
ス74はマグネット70の外周面と対向する側及びシャ
フト22の軸方向に沿った方向の一方の側が開口した略
箱形状とされており、図1に示されるように、下壁78
から連続して延出された取付脚82をケース本体16の
底部に形成された図示しない取付部へ係合させることで
センサケース74をケース本体16上の所定位置に取り
付けることができるようになっている。
【0047】なお、本実施の形態では、上記のように下
壁78に形成された取付脚82をケース本体16の底部
に形成された取付部へ係合させることでセンサケース7
4をケース本体16上の所定位置に取り付ける構成であ
るが、取付脚82や取付部の位置はセンサケース74の
下壁78やケース本体16の底部に限定されるものでは
なく、例えば、取付脚82をセンサケース74のマグネ
ット70とは反対側の側壁80に形成して、取付脚82
が係合する取付部を側壁80と対向するケース本体16
の側壁に形成してもよい。また、本実施の形態は、取付
脚82はケース本体16の取付部に係合させる構成であ
るが、取付脚82をケース本体16の底部上の所定位置
に接着剤等の固着手段で固着して、センサケース74を
ケース本体16の底部上に取り付ける構成としてもよ
い。
【0048】さらに、図1及び図2に示されるように、
センサケース74の内側には、磁気センサとしてのホー
ル素子84が配置されている。ホール素子84は外郭部
86と、この外郭部86の内側に埋設されている素子本
体88とにより構成されており、素子本体88を横切る
磁束を検出し、横切った磁束の磁束密度に応じた電気信
号を発信する。
【0049】図4に示されるように、ホール素子84は
上述したモータ制御回路62へ電気的に接続されてお
り、ホール素子84からの電気信号はモータ制御回路6
2へ送られる。モータ制御回路62では、ホール素子8
4からの電気信号に基づいてホール素子84と対向する
マグネット70の極性の変化を検出すると共に、ホール
素子84と対向するマグネット70の極性が変化した回
数をカウントし、このカウント数に基づいてシャフト2
2の回転位置を判定するように設定されている。
【0050】一方、図1示されるように、上述したセン
サケース74を構成する上壁76及び下壁78の各々に
はストッパ90が形成されている。ストッパ90は上壁
76及び下壁78のマグネット70側の端部に形成され
ており、これらのストッパ90の間の寸法は、上壁76
と下壁78との間隔よりも小さく、更には、上壁76と
下壁78との間隔に沿った(すなわち、上下方向に沿っ
た)ホール素子84の外郭部86の寸法よりも小さい。
このため、ホール素子84がセンサケース74の内側か
らマグネット70側へ移動してセンサケース74の外部
へ抜け出ようとすると、ストッパ90が外郭部86に係
合してホール素子84の移動を規制する。
【0051】また、各ストッパ90のマグネット70と
は反対側の面にはテーパ部92が形成されている。テー
パ部92はマグネット70とは反対方向に対して他方の
ストッパ90側へ傾斜した(すなわち、上下方向に傾斜
した)傾斜面とされている。これらのテーパ部92に対
応して外郭部86のマグネット70側の面には一対のテ
ーパ部94が形成されている。各テーパ部94は対向す
るテーパ部92に対応した角度で傾斜した傾斜面で、実
質的にはテーパ部94がテーパ部92に当接することで
マグネット70側へのホール素子84の移動が規制され
る。
【0052】さらに、センサケース74の内側で且つ外
郭部86のマグネット70とは反対側には付勢部材とし
てセンサ保持手段を構成し更に磁性体としての板ばね9
6が配置されている。板ばね96は金属等の磁性材料に
より略板状に形成されており、特に外力が付与されてい
ない状態にあっては、上下方向(上述した上壁76から
下壁78への方向及びその反対方向)に沿った寸法が上
壁76と下壁78との間隔よりも充分に大きく、外力が
付与されて上下方向が小さくなるように湾曲されること
で元の状態に戻る方向への復元力(弾性力)が生ずる。
【0053】この板ばね96は、上下方向の端部が上壁
76、下壁78、及びマグネット70とは反対側の側壁
80に当接可能状態まで外力が付与されて湾曲されてお
り、この状態でセンサケース74の内側に収容されてい
る。
【0054】ここで、板ばね96は、上下方向の端部が
上壁76、下壁78、及びマグネット70とは反対側の
側壁80に当接可能状態まで単純に湾曲されているだけ
であれば、湾曲状態の板ばね96の張出寸法(すなわ
ち、ストッパ90側を開口端としマグネット70とは反
対側の側壁80を底とみなして、ストッパ90側からマ
グネット70とは反対側の側壁80側及びその反対をセ
ンサケース74の深さ方向とした場合、この深さ方向に
沿って板ばね96で最もストッパ90側に位置する部分
から最もマグネット70とは反対側の側壁80までの長
さ)は、テーパ部92とテーパ部94とが当接した状態
でのマグネット70とは反対側の側壁80とこの側壁と
対向する外郭部86の側面との間隔よりも大きい。
【0055】したがって、上下方向のみならず、センサ
ケース74の深さ方向に沿った外力が板ばね96に付与
されていることで、板ばね96は自らの弾性力Fで外郭
部86をマグネット70側へ押圧している。
【0056】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。
【0057】本モータアクチュエータ10では、図示し
ないスイッチから操作信号を制御部60のモータ制御回
路62が受信することでモータ20への通電が開始さ
れ、これにより、回転子44がシャフト22周りに回転
する。回転子44の回転と共にシャフト22が回転する
と、シャフト22に取り付けられたウオームギヤ24が
回転し、このウオームギヤ24に噛み合うウオームホイ
ール26が回転する。ウオームホイール26の回転は、
ギヤ28〜32を介して減速されながら出力ギヤ34へ
伝えられ、これにより出力ギヤ34が回転させられる。
【0058】さらに、出力ギヤ34は自らに連結された
被駆動軸を回転させ、例えば、この被駆動軸が空調装置
の内気循環モードと外気取入モードとを切り替えるため
の切替ダンパに連結されているのであれば、内気循環モ
ード及び外気取入モードの何れか一方のモードから他方
のモードへと移行する方向へ切替ダンパを変位させる。
【0059】また、モータ制御回路62はモータ20に
対する通電を開始すると、ホール素子84と対向するマ
グネット70の極性変化のカウント数をリセットする。
【0060】この状態でモータ20が通電されることで
シャフト22が回転し、シャフト22と共にマグネット
70が一体的に回転する。マグネット70の各磁極から
は磁束が放出され、或いは、放出された磁束を吸引して
いる。これらの磁束がホール素子84の素子本体88を
横切ると、この横切った磁束の量に応じた電気信号がホ
ール素子84からモータ制御回路62へ送られる。
【0061】ここで、上述したように、マグネット70
は回転するため、ホール素子84がN極と対向している
か、S極と対向しているか、N極とS極との境界近傍部
分が対向しているかで素子本体88を横切る磁束量が変
化する。したがって、モータ制御回路62では、素子本
体88を横切る磁束量に対応したホール素子84からの
電気信号を受けることで、ホール素子84がN極と対向
しているか、S極と対向しているか、N極とS極との境
界近傍部分が対向しているかを検出できる。
【0062】さらに、マグネット70はその回転方向に
沿って一定角度毎(例えば、45度毎)にN極とS極が
交互に位置するように形成されているため、シャフト2
2が1回転する際には一定回数のホール素子84とN極
及びS極との対向が検出される。
【0063】モータ制御回路62では、ホール素子84
から送られた電気信号に基づいてホール素子84とN極
及びS極との対向回数をカウントしており、所定回数の
対向回数をカウントした場合、例えば、内気循環モード
及び外気取入モードの何れか一方のモードから他方のモ
ードへ完全に移行するまでの切替ダンパの変位量に対応
した対向回数をカウントした場合に、モータ制御回路6
2によってモータ20が停止される。
【0064】一方、本モータアクチュエータ10では、
板ばね96の付勢力(押圧力)Fでホール素子84の外
郭部86に形成されたテーパ部94がストッパ90のテ
ーパ部92へ圧接されるため、センサケース74の内部
でホール素子84ががたつくことがない。これにより、
マグネット70とホール素子84との間隔を常に一定に
でき、マグネット70とホール素子84との間隔の変動
に起因するホール素子84による磁気検出感度の変動を
防止若しくは抑制できる。
【0065】しかも、このように、板ばね96がその付
勢力(押圧力)Fでテーパ部94をテーパ部92へ圧接
させることで、センサケース74に対するホール素子8
4の位置が自動的に決定し、変動することがない。した
がって、マグネット70に対するセンサケース74の位
置精度、すなわち、ケース本体16の底部に形成された
図示しない取付部に対する取付脚82の位置精度だけで
ホール素子84とマグネット70との間隔(エアギャッ
プ)の精度が決まる。このため、本モータアクチュエー
タ10では、ケース本体16の底部に形成された図示し
ない取付部に対する取付脚82の位置精度だけに注意す
れば、常に、ホール素子84とマグネット70との間隔
(エアギャップ)を一定にできるため、保磁力や残留磁
束密度が不要に大きく高価なマグネット70を使用しな
くても、ホール素子84の素子本体88にマグネット7
0が形成する次回の磁束を確実に横切らせることがで
き、ホール素子84の検出感度を確保若しくは向上でき
る。このように、本モータアクチュエータ10では、保
磁力や残留磁束密度が不要に大きく高価なマグネット7
0を使用しなくても、ホール素子84の検出感度を確保
若しくは向上できるため、コストを安価にできる。
【0066】一方、上述したように、本実施の形態にお
いてホール素子84を介してマグネット70とは反対側
に金属等の磁性体で形成された板ばね96を配置するこ
とで、マグネット70が形成する次回の磁束は板ばね9
6へ向かおうとし、板ばね96に向かう磁束がホール素
子84の素子本体88を横切る。
【0067】すなわち、板ばね96等の磁性体を設けな
い場合には、マグネット70が形成する磁界の磁束B1
(図1参照)の少なくともその一部が素子本体88を横
切らない。ここで、本実施の形態の如く、磁性体(板ば
ね96)を設けると磁性体(板ばね96)に磁束B1が
吸引され、その結果、それまで素子本体88を横切らな
かった磁束B1が素子本体88を横切る(すなわち、図
1に示す磁束B2となる)。
【0068】ホール素子84は素子本体88を横切る磁
束が多いほど検出感度が高いため、磁性体で形成した板
ばね96により磁束を吸引することで素子本体88を横
切る磁束を増加させることにより、保磁力や残留磁束密
度の小さなマグネット70でも充分にホール素子84で
磁束を検出できるため、更に、コストを安価にできる。
【0069】さらに、ホール素子84を収容するセンサ
ケース74内に板ばね96を設けることで、センサケー
ス74に対するホール素子84の相対的な位置関係を容
易且つ自動的に決めることができるため、ホール素子8
4の磁気検出感度が向上するという上述した効果を確実
且つ容易に得ることができる。
【0070】しかも、センサケース74内に板ばね96
を設けることにより、ケース本体16内に別途板ばね9
6を配置するためのスペースがを設けなくてもよく、本
モータアクチュエータ10の小型化に寄与すると共に、
ケース本体16内にセンサケース74を組み付ければ、
自動的にホール素子84及び板ばね96のケース本体1
6内への組み付けが完了することから、ケース本体16
内という狭い場所でホール素子84と板ばね96とを個
別にケース本体16内に組み付けることに比べて作業性
が大幅に向上する。
【0071】なお、本実施の形態では、板ばね96を磁
性体で形成して付勢手段と磁性体とを兼ねさせる構成と
したが、例えば、板ばね96を合成樹脂材等で形成した
うえで、センサケース74のマグネット70とは反対側
の側壁80を金属等の磁性体で形成する等、付勢手段と
磁性体を別体で構成してもよい。
【0072】また、本実施の形態では、ホール素子84
を介してマグネット70とは反対側に板ばね96を配置
してホール素子84をストッパ90へ押し付ける構成と
したが、板ばね96をホール素子84とマグネット70
との間に配置し、ストッパ90で板ばね96を保持しつ
つ、板ばね96の弾性力でホール素子84をセンサケー
ス74のマグネット70とは反対側の側壁80へ押し付
ける構成としてもよい。この構成であっても、磁性体と
しての板ばね96へ磁束が向かうことになるため、基本
的には上述した作用と略同等の作用を奏し、略同等の効
果を得ることができる。
【0073】さらに、本実施の形態では、センサケース
74ひいてはホール素子84をマグネット70の外周部
の側方に配置した構成であったが、センサケース74ひ
いてはホール素子84をマグネット70の軸方向側方に
配置してもよい。
【0074】また、本実施の形態では、マグネット70
を駆動軸としてのシャフト22へ一体的に設けた構成で
あったが、シャフト22の一部をマグネット70で形成
する構成としてもよい。
【0075】さらに、マグネット70を駆動軸としての
シャフト22に設けずに、減速ギヤとしてのウオームホ
イール26、ギヤ30や出力軸としての出力ギヤ32へ
一体的且つ同軸的に設けて、これに対応して磁気センサ
ユニット72を設ける構成としてもよい。
【0076】また、本実施の形態では磁気センサとして
のホール素子84を1個しか設けていなかったが、ホー
ル素子84をシャフト22周りに所定の角度をあけて2
個設けて、これらのホール素子84の位相差でモータ2
0の回転方向をも検出する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエ
ータの要部を拡大した図2の1−1線に沿った正面断面
図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエ
ータの要部を拡大した平面断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエ
ータの平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るモータアクチュエ
ータの制御系の概略を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 モータアクチュエータ 20 モータ(駆動モータ) 22 シャフト(駆動軸) 24 ウオームギヤ(減速ギヤ) 26 ウオームホイール(減速ギヤ) 28 ギヤ(減速ギヤ) 30 ギヤ(減速ギヤ) 32 ギヤ(減速ギヤ) 34 出力ギヤ(出力軸) 70 マグネット 74 センサケース(センサ保持手段) 84 ホール素子(磁気センサ) 90 ストッパ 96 板ばね(付勢部材、センサ保持手段、磁性体)
フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA35 BA30 BC04 DA01 DA05 DB07 DD02 EA03 GA52 GA67 GA73 ZA01 2F077 AA49 DD05 JJ01 JJ08 JJ23 NN25 PP12 VV21 5H611 AA01 BB01 BB03 PP07 QQ03 RR02 UA04 UA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電により駆動軸が回転する駆動モータ
    と、 前記駆動軸を最終の出力軸へ接続すると共に、前記駆動
    軸の回転を減速しつつ出力軸へ伝達する1乃至複数の減
    速ギヤと、 前記駆動軸及び前記減速ギヤの何れか1つに設けられ前
    記何れか1つと共に一体的に回転するマグネットと、 前記マグネットの側方に設けられ前記マグネットが発す
    る磁気の変化を検出する磁気センサと、 前記磁気センサを介して前記マグネットとは反対側若し
    くは前記磁気センサとマグネットとの間に設けられた磁
    性体と、 を備えるモータアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 給電により駆動軸が回転する駆動モータ
    と、 前記駆動軸を最終の出力軸へ接続すると共に、前記駆動
    軸の回転を減速しつつ出力軸へ伝達する1乃至複数の減
    速ギヤと、 前記駆動軸及び前記減速ギヤの何れか1つに設けられ前
    記何れか1つと共に一体的に回転するマグネットと、 前記マグネットが発する磁気の変化を検出する磁気セン
    サと、 前記磁気センサを保持して前記マグネットの側方に配置
    されると共に、前記磁気センサを介して前記マグネット
    とは反対側に磁性体が設けられたセンサ保持手段と、 を備えるモータアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記マグネットの側方に配置されて内側
    に前記磁気センサを収容するセンサケースと、 前記マグネット側及び前記マグネットとは反対側の何れ
    か一方の側から前記磁気センサへ当接可能に前記センサ
    ケースに設けられ、前記磁気センサへの当接状態で前記
    何れか一方の側への前記磁気センサの変位を制限するス
    トッパと、 前記磁気センサを介して前記ストッパとは反対側で前記
    センサケースに収容されると共に、自らの付勢力で前記
    磁気センサを前記ストッパの側へ付勢する付勢部材と、 を含めて前記センサ保持手段を構成すると共に、前記付
    勢部材の少なくとも一部を磁性材料により形成して前記
    磁性体とした、 をことを特徴とする請求項2記載のモータアクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 略板状に形成されると共に、所定部位に
    て湾曲若しくは屈曲され、当該湾曲部位若しくは屈曲部
    位を境とする一方が他方に対して回動した場合に元の状
    態に復元する弾性を有する板ばねを前記付勢部材とした
    ことを特徴とする請求項3記載のモータアクチュエー
    タ。
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