JP2008216043A - 回転センサ - Google Patents

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博司 渡辺
Kazukiyo Ono
和清 小野
Osamu Sasaki
修 佐々木
Masaya Takahashi
雅也 高橋
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Abstract

【課題】ホール素子をバイアス磁石に当接させながら,ホール素子とパルサープレートとの間の間隔を充分に詰めることを可能した,感度の高い回転センサを提供する。
【解決手段】ホール素子2の前面に,支持面2aと,この支持面2aより突出した感知部2bとを形成し,このホール素子2の後面にバイアス磁石3を当接吸着させ,ホルダ1の前端部には,感知部2bを配置する開口部13と,支持面2aを当接させる支持壁14とを形成し,この支持壁14に支持面2aを当接状態に押圧するための押圧リブ15をホルダ1に形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は,エンジンのクランク軸やカム軸,自動車の車輪等の回転体の回転位置や回転速度等を検出する回転センサに関し,特に,パルサープレートやギヤ等の被検出回転体に前端部を対向させる合成樹脂製のホルダ内に,前記前端部側からホール素子,バイアス磁石及び電子回路ユニットを配置した回転センサの改良に関する。
かゝる回転センサは,下記特許文献1に開示されるように,既に知られている。
特開2003−307523号公報
従来のかゝる回転センサでは,ホルダに隔壁を挟んで前後に並ぶ小部屋を形成し,これら小部屋にホール素子及びバイアス磁石をそれぞれ収容するようになっているため,ホール素子及びバイアス磁石は,両小部屋間の隔壁を挟んで配置されることになる。
ところで,回転センサの感度を,より良好にするには,ホール素子と被検出回転体との間の間隔を極力詰めることが必要であるところ,上記従来のものでは,ホール素子はバイアス磁石により後方の前記隔壁に吸着されていて,ホルダの前端面より没入しているので,ホルダの前端部に邪魔されて上記間隔を充分に詰めることが困難である。またホール素子及びバイアス磁石間にホルダと一体の隔壁が存在することも,回転センサの感度を高める上には好ましくない。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ホール素子をバイアス磁石に当接させながら,ホール素子と被検出回転体との間の間隔を充分に詰めることを可能した,感度の高い回転センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,被検出回転体に前端部を対向させる合成樹脂製のホルダ内に,前記前端部側からホール素子,バイアス磁石及び電子回路ユニットを配置した回転センサにおいて,前記ホール素子及び前記電子回路ユニットと,これらの間を接続する前部リードフレームとでICモジュールを構成し,前記ホール素子の前面に,支持面と,この支持面より突出した感知部とを形成すると共に,該ホール素子の後面に前記バイアス磁石を当接させる一方,前記ホルダの前端部に,前記感知部を配置する開口部と,前記支持面を当接させる支持壁とを形成し,この支持壁に前記支持面を当接状態に押圧するための押圧手段を前記ホルダに設けたことを第1の特徴とする。
尚,前記被検出回転体は,後述する本発明の実施例中のパルサープレートPに対応する。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記ホルダに,前記支持壁を前壁として,前記ホール素子及びバイアス磁石を収容する第1ハウジングと,前記電子回路ユニットを収容する第2ハウジングとを形成し,前記押圧手段として,前記第1ハウジング及び第2ハウジングの少なくとも一方の後壁に,該一方のハウジングへの収容物の挿入に伴ない該収容物を前記支持壁側に押圧する押圧リブを形成したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前記押圧手段として,前記バイアス磁石及びICモジュールの少なくとも一方を前記支持壁側に押圧するかしめ部を前記ホルダに形成したことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1の特徴に加えて,前記ホルダに,前記バイアス磁石の背面に弾発的に接触してこれを前記支持壁側に付勢する弾性腕を形成したことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第4の何れかに加えて,前記ホルダに,前記支持面の前記支持壁への押圧状態を保持すべく,前記電子回路ユニットを前記第2ハウジングに保持するかしめ部を形成したことを第5の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第5の特徴の何れかに加えて,前記ホルダ,ICモジュール及びバイアス磁石を,射出成形による樹脂モールド保護層により被覆したことを第6の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,ホール素子の支持面をホルダと支持壁との当接状態を保持すると共に,ホール素子の感知部をホルダの前面開口部内の定位置に保持することができる。したがって,感知部は傾くことなくホルダの前端面と略面一となり,回転センサの前端を被検出回転体の外周に近接させて固定構造体に取り付けたとき,感知部は,適正な姿勢を保ちながら,被検出回転体との間の間隙を,ホルダの前端部に邪魔されることなく充分に詰めて,回転センサの感度を高めることができる。またホール素子の後面にバイアス磁石を,他物を介在させずに当接させてあることも,その感度の更なる向上に寄与する上,特性の安定化をもたらすことができる。しかも,当接状態のホール素子及びバイアス磁石を,共通の第1ハウジングに収容するようにしたので,ホルダの構造が簡単になり,ホルダの成形性及び品質の向上に寄与し得る。
本発明の第2の特徴によれば,特別な押圧部材を用いることなく,ホール素子の支持面をホルダと支持壁との当接状態に保持することができ,製造コストの低減に寄与し得る。
本発明の第3の特徴によっても,特別な押圧部材を用いることなく,ホール素子の支持面をホルダと支持壁との当接状態に保持することができ,製造コストの低減に寄与し得る。
本発明の第4の特徴によっても,特別な押圧部材を用いることなく,ホール素子の支持面をホルダと支持壁との当接状態に保持することができ,製造コストの低減に寄与し得る。
本発明の第5の特徴によれば,第2ハウジング内の回路基板の周囲で,ホルダの上面から突出した突起をかしめして,その変形した突起により回路基板の角部を強固に保持することができ,これに伴ないホール素子の支持面とホルダの支持壁との当接状態を強固に保持することができる。
本発明の第6の特徴によれば,回転センサ全体を被覆する樹脂モールド保護層により,回転センサを他物の衝撃から保護し得るのみならず,回転センサの各構成部材間の隙間を埋めて,構成部材間の結合を強化し,特に,ホール素子の支持面とホルダの支持壁との当接状態の保持を強化することができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る回転センサの使用状態を示す側面図,図2は同回転センサを樹脂モールド保護層形成前の状態で示す斜視図,図3は同回転センサの分解斜視図,図4は図2の4−4線断面図,図5は同回転センサへの樹脂モールド保護層の形成状態を示す,図4との対応図,図6は同回転センサにおけるホルダ単体の平面図,図7は図6の7矢視図,図8は図2の要部平面図,図9は本発明の第2実施例を示す,図3との対応図,図10は第2実施例における第2ハウジングへの回路基板の装着状態を示す,図9の10−10線断面図,図11は本発明の第3実施例を示す,図3との対応図,図12は同第3実施例の要部平面図,図13は本発明の第4実施例を示す要部縦断平面図,図14は本発明の第5実施例を示す,図3との対応図,図15は同第5実施例の要部平面図である。
先ず,図1〜図8に示す本発明の第1実施例の説明より始める。
図1において,例えばエンジンのクランク軸や車軸に取り付けられるパルサープレートPは,歯車の歯のような多数の突起Paが外周面に刻設されており,その外周面に前端を近接対向させるように配置される本発明の回転センサSがクランクケースや車体の固定構造体Cに取り付けられる。
尚,回転センサSに関する説明において,前側とは,パルサープレートP側,後側とはパルサープレートPと反対側を指すものとにする。
図2〜図4及び図6に示すように,回転センサSは,合成樹脂製のホルダ1と,このホルダ1にその前端部側から順次配置されるホール素子2,このホール素子2に当接吸着させるバイアス磁石3及び回路基板4とを備える。回路基板4には,ホール素子2を制御すると共に,ホール素子2の検出信号を処理する電子部品が搭載されており,この回路基板4とホール素子2とは,バイアス磁石3の上側方を通る複数本の前部リードフレーム5を介して接続されて,ICモジュール6を構成する。回路基板4の後端から突出した複数の後部リードフレーム7には,L字状に屈曲した複数のカプラ端子8が接合される。
ホール素子2の前面には,左右一対の支持面2aと,これら支持面2a間から突出した凸状の感知部2bとが形成される。
詳しく説明すると,図4,図6〜図8に示すように,ホルダ1には,互いに当接吸着状態のホール素子2及びバイアス磁石3を収容する第1ハウジング11と,回路基板4を収容する第2ハウジング12とがホルダ1と一体の隔壁10を挟んで前後に並んで設けられる。第1ハウジング11の前部には,ホール素子2の前記感知部2bを配置する開口部13と,この開口部13を左右に挟むように並んでホール素子2の前記支持面2aを当接させる支持壁14とが形成される。その際,支持壁14の肉厚は,前記感知部2bの突出長さと略等しく設定される。
またこの第1ハウジング11は,その上面が開放されており,第1ハウジング11内の後壁,即ち隔壁10の前面には,上下方向に延びる複数の押圧リブ15が一体に形成される。これら押圧リブ15は,前端が先鋭に形成される共に,その前端の上部は,前下がりの案内斜面15aになっており,第1ハウジング11に当接吸着状態のホール素子2及びバイアス磁石3が挿入されるとき,押圧リブ15が,バイアス磁石3を案内斜面15aにより前方へ誘導し,そして前端の先鋭部を変形させながらその反発力によりバイアス磁石3の後面を押圧して,ホール素子2の支持面2aをホルダ1の支持壁14に当接させるようになっている。したがって,これら押圧リブ15は本発明の押圧手段に対応する。また隔壁10の上面には,複数の前部リードフレーム5の各間に介入してそれらの間隔を規制する複数の規制リブ16が一体に突設される。
回路基板4は平面視で前後方向に長い矩形をなすと共に,その四つ角部には直角の切欠き17が設けられる。この回路基板4を収容するホルダ1の第2ハウジング12は,上面を開放した,同じく矩形をなすと共に,その四隅には,ホルダ1に一体に形成されて回路基板4の四つの切欠き17に緩く係合する四本の突起18が配置される。これら突起18は,前記押圧リブ15の変形反発作用をもってホール素子2の支持面2aをホルダ1の支持壁14に押圧し当接させた後,熱かしめ又はポンチかしめされることで,即ち周囲に拡大したかしめ部18aにより回路基板4を保持する。
回転センサSの組立時には,先ずICモジュール6のホール素子2後面にバイアス磁石3を当接吸着させ,そしてホール素子2及びバイアス磁石3をホルダ1の第1ハウジング11に挿入して,ホール素子2の感知部2bをホルダ1の前面開口部13に運びながら,回路基板4を第2ハウジング12に収める。ホール素子2及びバイアス磁石3をホルダ1の第1ハウジング11に挿入する際,前述のように,隔壁10前面の押圧リブ15が,その変形反発作用によりバイアス磁石3の後面を押圧して,ホール素子2の支持面2aをホルダ1の支持壁14に当接,保持すると共に,ホール素子2の感知部2bを開口部13の定位置に保持することになる。
しかる後,第2ハウジング12内の回路基板4の周囲で,ホルダ1の上面から突出した突起18を熱かしめして,その拡大変形したかしめ部18aにより回路基板4の角部を強固に保持する。これによってホール素子2の支持面2aとホルダ1の支持壁14との当接状態を強固に保持することができる。
こうしてホルダ1に,ICモジュール6及びバイアス磁石3を組み込んだ後,これら全体を被覆する樹脂モールド保護層20が形成される(図2及び図5参照)。この樹脂モールド保護層20は,回転センサS全体を被覆して,他物からの衝撃から保護し得るのみならず,各構成部材間の隙間を埋めて,構成部材間の結合を強化し,特に,ホール素子2の支持面2aとホルダ1の支持壁14との当接状態の保持を強化することができる。その際,ホール素子2の感知部2b及びホルダ1の支持壁14の前面を覆う樹脂モールド保護層20は極力薄く形成される。また樹脂モールド保護層20には,前記カプラ端子8を収容保持するカプラ21と,この回転センサSの取り付け用ブラケット22とが一体成形され,ブラケット22には,金属製のカラー23が埋設される。このブラケット22が図1で示すように固定構造体Cにボルト結合されるのである。
上記のように,回転センサSでは,ホルダ1と一体の隔壁10前面に,バイアス磁石3の後面を押圧する押圧リブ15を形成した構造簡単な押圧手段により,即ち特別な押圧部材を使用することなく,ホール素子2の支持面2aをホルダ1と支持壁14との当接状態を保持すると共に,ホール素子2の感知部2bをホルダ1の前面開口部13内の定位置に保持することができる。したがって,感知部2bは傾くことなくホルダ1の前端面と略面一となり,回転センサSの前端をパルサープレートPの外周に近接させて,ブラケット22を図示しない固定構造体に取り付けたとき,感知部2bは,適正な姿勢を保ちながら,パルサープレートPとの間の間隙を,ホルダ1の前端部に邪魔されることなく充分に詰めて,回転センサSの感度を高めることができる。またホール素子2の後面にバイアス磁石3を当接吸着させてあることも,その感度の更なる向上に寄与する上,特性の安定化をもたらすことができる。しかも,ホール素子2及びバイアス磁石3を,共通の第1ハウジング11に収容するようにしたので,ホルダ1の構造が簡単になり,ホルダ1の成形性及び品質の向上に寄与すると共に,特別な押圧部材を不要とすることゝ相俟って製造コストの低減に寄与し得る。
次に,図9及び図10に示す本発明の第2実施例について説明する。
この第2実施例では,前実施例における隔壁10の押圧リブ15に代えて,第2ハウジング12の後壁に複数の押圧リブ25が一体に突設される。これら押圧リブ25は,前実施例における隔壁10の押圧リブ15と同様に,前端が先鋭に形成される共に,その前端の上部は,前下がりの案内斜面25aに形成されており,第2ハウジング12内に回路基板4を収容するとき,押圧リブ25が変形しながら回路基板4の後端面を前方に押圧するようになっており,その押圧力は,回路基板4から前部リードフレーム5を介してバイアス磁石3に伝達して,その支持面2aをホルダ1の支持壁14に押圧し当接させることになる。したがって,上記押圧リブ25は本発明の押圧手段に対応する。その他の構成は前実施例と同様であるので,図9及び図10中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第2実施例によっても,前実施例と同様の作用効果を得ることができる。
次に,図11及び図12に示す本発明の第3実施例について説明する。
この第3実施例では,一部の前部リードフレーム5の中間にクランク状の屈曲28が形成され,この屈曲28の後面に接する樹脂製の円柱状の突起29がホルダ1の隔壁10上面に一体に突設される。望ましくは,クランク状の屈曲28は隣接する2本の前部リードフレーム5に形成し,この一対の屈曲28の中間部で前方に向かって狭まるハの字状部を構成し,このハの字状部の後面に共通の突起29を接触させる。
而して,ホルダ1にバイアス磁石3及びICモジュール6を組み込んだ後,上記突起29に上方からかしめ鏝を押しつけて,突起29をかしめすると,この突起29は,潰れながら前部リードフレーム5の屈曲部28を前方へ押圧する拡径したかしめ部29aに変形する。したがって,そのかしめ部29aの上記屈曲部28に対する押圧力がバイアス磁石3に伝達して,その支持面2aをホルダ1の支持壁14に押圧し当接させることになる。一対の屈曲部28で構成されるハの字状部の後面に共通の樹脂製の円柱状の突起29を接触させ,これを熱かしめする場合には,拡径変形するかしめ部29aが2本の前部リードフレーム5を均等に押圧するので,前部リードフレーム5の横振れを防ぎながら,それを前方に押圧することができる。その際,かしめ部29aが冷却固化するまで,ホルダ1の前端面に磁性体治具30を押し当て,この磁性体治具30側にバイアス磁石3を引きつけておくことは,支持面2aをホルダ1の支持壁14との当接状態を確実に保持する上で有効である。上記かしめ部29aは本発明の押圧手段に対応する。またかしめ部29aの上端部は,その拡径により,前部リードフレーム5の上面を押させることになるから,前部リードフレーム5の浮き上がりをも防ぐことができる。
その他の構成は,前記第1実施例中の押圧リブ15を備えていない点を除けば,第1実施例の構成と同様であるので,図11及び図12中,第1実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
次に,図13に示す本発明の第4実施例について説明する。
この第4実施例では,ホルダ1の第1及び第2ハウジング11,12間の隔壁10に,第1ハウジング11に近接する複数の下孔33が設けられる。ホルダ1に,バイアス磁石3及びICモジュール6を装着した後,上記下孔33に加熱した拡径かしめ用のピン34を押し込めば,このピン34により拡径される下孔33周りの肉,即ちかしめ部35が第1ハウジング11内のバイアス磁石3の後面を前方に押圧することになり,これによりホール素子2の支持面2aをホルダ1の支持壁14に押圧し当接させることができる。
この場合も,かしめ部35が冷却固化するまで,前実施例のように,ホルダ1の前端面に磁性体治具30を押し当て,この磁性体治具30側にバイアス磁石3を引きつけておくことが,支持面2aをホルダ1の支持壁14との当接状態を確実に保持する上で有効である。
その他の構成は,前記第1実施例中の押圧リブ15を備えていない点を除けば,第1実施例の構成と同様であるので,図13中,第1実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
最後に,図14及び図15に示す本発明の第5実施例について説明する。
この第5実施例では,ホルダ1の第1ハウジング11の左右の内側壁後部に,バイアス磁石3の後面を弾発的に押圧する複数の弾性腕37が一体に形成される。したがってホルダ1に,バイアス磁石3及びICモジュール6を装着すれば,弾性腕37がバイアス磁石3の後面を弾発的に押圧するので,その押圧力がバイアス磁石3からホール素子2に伝達し,ホール素子2の支持面2aをホルダ1の支持壁14に押圧し当接させることになる。上記弾性腕37は本発明の押圧手段に対応する。
その他の構成は,前記実施例中の押圧リブ15を備えていない点を除けば,第1実施例の構成と同様であるので,第1図14及び図15中,第1実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,第1〜第5実施例中の押圧手段は,これらを適宜組み合わせて同一の回転センサSに併設することもできる。
本発明の第1実施例に係る回転センサの使用状態を示す側面図。 同回転センサを樹脂モールド保護層形成前の状態で示す斜視図。 同回転センサの分解斜視図。 図2の4−4線断面図。 同回転センサへの樹脂モールド保護層の形成状態を示す,図4との対応図。 同回転センサにおけるホルダ単体の平面図。 図6の7矢視図。 図2の要部平面図。 本発明の第2実施例を示す,図3との対応図。 第2実施例における第2ハウジングへの回路基板の装着状態を示す,図9の10−10線断面図。 本発明の第3実施例を示す,図3との対応図。 同第3実施例の要部平面図。 本発明の第4実施例を示す要部縦断平面図。 本発明の第5実施例を示す,図3との対応図。 同第5実施例の要部平面図。
符号の説明
P・・・・パルサープレート
S・・・・回転センサ
1・・・・ホルダ
2・・・・ホール素子
2a・・・支持面
2b・・・感知部
3・・・・バイアス磁石
4・・・・電子回路ユニット
5・・・・前部リードフレーム
6・・・・ICモジュール
11・・・第1ハウジング
12・・・第2ハウジング
13・・・開口部
14・・・支持壁
15・・・押圧手段(押圧リブ)
18a・・押圧手段(かしめ部)
20・・・樹脂モールド保護層
25・・・押圧手段(押圧リブ)
29a・・押圧手段(かしめ部)
35・・・押圧手段(かしめ部)
37・・・弾性腕

Claims (6)

  1. 被検出回転体(P)に前端部を対向させる合成樹脂製のホルダ(1)内に,前記前端部側からホール素子(2),バイアス磁石(3)及び電子回路ユニット(4)を配置した回転センサにおいて,
    前記ホール素子(2)及び前記電子回路ユニット(4)と,これらの間を接続する前部リードフレーム(5)とでICモジュール(6)を構成し,前記ホール素子(2)の前面に,支持面(2a)と,この支持面(2a)より突出した感知部(2b)とを形成すると共に,該ホール素子(2)の後面に前記バイアス磁石(3)を当接させる一方,前記ホルダ(1)の前端部に,前記感知部(2b)を配置する開口部(13)と,前記支持面(2a)を当接させる支持壁(14)とを形成し,この支持壁(14)に前記支持面(2a)を当接状態に押圧するための押圧手段を前記ホルダ(1)に設けたことを特徴とする回転センサ。
  2. 請求項1記載の回転センサにおいて,
    前記ホルダ(1)に,前記支持壁(14)を前壁として,前記ホール素子(2)及びバイアス磁石(3)を収容する第1ハウジング(11)と,前記電子回路ユニット(4)を収容する第2ハウジング(12)とを形成し,前記押圧手段として,前記第1ハウジング(11)及び第2ハウジング(12)の少なくとも一方の後壁に,該一方のハウジングへの収容物の挿入に伴ない該収容物を前記支持壁(14)側に押圧する押圧リブ(15,25)を形成したことを特徴とする回転センサ。
  3. 請求項1記載の回転センサにおいて,
    前記押圧手段として,前記バイアス磁石(3)及びICモジュール(6)の少なくとも一方を前記支持壁(14)側に押圧するかしめ部(29a,35)を前記ホルダ(1)に形成したことを特徴とする回転センサ。
  4. 請求項1記載の回転センサにおいて,
    前記ホルダ(1)に,前記バイアス磁石(3)の背面に弾発的に接触してこれを前記支持壁(14)側に付勢する弾性腕(37)を形成したことを特徴とする回転センサ。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の回転センサにおいて,
    前記ホルダ(1)に,前記支持面(2a)の前記支持壁(14)への押圧状態を保持すべく,前記電子回路ユニット(4)を前記第2ハウジング(12)に保持するかしめ部(18a)を形成したことを特徴とする回転センサ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の回転センサにおいて,
    前記ホルダ(1),ICモジュール(6)及びバイアス磁石(3)を,射出成形による樹脂モールド保護層(20)により被覆したことを特徴とする回転センサ。
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