JPH1118391A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

Info

Publication number
JPH1118391A
JPH1118391A JP9168970A JP16897097A JPH1118391A JP H1118391 A JPH1118391 A JP H1118391A JP 9168970 A JP9168970 A JP 9168970A JP 16897097 A JP16897097 A JP 16897097A JP H1118391 A JPH1118391 A JP H1118391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
circuit board
rotation detecting
brush
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9168970A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Niki
木 健 一 仁
Nobuo Yoshioka
岡 信 夫 吉
Hiroyuki Funaki
木 弘 幸 舟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP9168970A priority Critical patent/JPH1118391A/ja
Publication of JPH1118391A publication Critical patent/JPH1118391A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転検出用素子の組付けをワンタッチで行うこ
とができるホルダを用いることによって、回転検出用素
子の組付け作業を簡略化すること図できる小型モータを
提供する。 【解決手段】 回転検出用素子9、10を回転検出用磁
石8の磁界内に非接触で配置可能にして、回路基板17
に取付けられたホルダ18を備えている小型モータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通電によりパワ
ーウインドやパワーサンルーフを駆動させる小型モータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】通電によりパワーウインドやパワーサン
ルーフを駆動させる小型モータとしては、アーマチュア
を回転可能に収容したヨークの内側にアーマチュア回転
用マグネットが固定され、このヨークの端部がギヤケー
スにねじ止められているものが知られている。アーマチ
ュアには、アーマチュアシャフトに所定のスロット数の
コイル巻回部をもつアーマチュアコアが取付けられてお
り、このアーマチュアシャフト上にコンミュテータが固
定されているため、コンミュテータにおいて上記スロッ
ト数に対応して備えられたコンミュテータ片に電気的に
接続されているとともにアーマチュアコアのコイル巻回
部に巻き付けられたアーマチュアコイルが備えられてい
る。
【0003】また、コンミュテータの外側にはギヤケー
スに取付けられたホルダベースが配置されており、この
ホルダベースには、2個のブラシホルダの基端部が固定
され、ブラシホルダの先端部にブラシが電気的に接続可
能にしてそれぞれ取付けられている。各ブラシホルダ
は、導電性のある2個のターミナルを通じて外部回路に
接続される。各ブラシは各ブラシホルダによってコンミ
ュテータのコンミュテータ片に対して押圧されることに
よって電気的に接続されるため、外部回路より一方のタ
ーミナルに電圧が印加されると、一方のターミナル、一
方のブラシホルダ、一方のブラシ、一方のブラシに電気
的に接続されているコンミュテータ片、このコンミュテ
ータ片に電気的に接続されたアーマチュアコイル、他方
のブラシに電気的に接続されているコンミュテータ片、
他方のブラシ、他方のターミナルに電流が流れ、ーマチ
ュアコイルが励磁されて磁力が発生し、アーマチュアコ
イルが発生した磁力とアーマチュア回転用マグネットが
発生している磁力とによる相互作用によってアーマチュ
アが回転し、アーマチュアの回転によってアーマチュア
シャフトが回転し、このアーマチュアシャフトに減速機
構を介して結合された出力軸が回転して、出力軸に結合
されたウインドガラスやサンルーフリッドが移動する。
【0004】そして、アーマチュアシャフトには、回転
検出用のリングマグネットが取付けられ、このリングマ
グネットの外側に、一対の回転検出用素子がギヤケース
やホルダベースに接着することによって取付けられてい
るため、アーマチュアシャフトとともに回転するリング
マグネットより与えられた磁力によって回転検出用素子
が発生した信号をパルス変換処理することにより、ウイ
ンドガラスやサンルーフリッドの現在位置および挟み込
みなどによる過負荷状態が検出されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の小型モータにおいて、回転検出用素子がギヤケース
やホルダベースに接着することによって取付けられてい
るため、接着にともなう乾燥時間が必要になっていた。
また、回転検出用素子に備えたリード部が複数の配線に
電気的に接続され、これらの配線を通じて制御回路に電
気的に接続されていたため、接着にともなう乾燥時間が
必要なことと合わせて回転検出用素子の組付けにおいて
の作業性が悪いという問題点があり、これらの問題点を
解決することが課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】この発明に係わる小型モータは、回転検
出用素子の組付けをワンタッチで行うことができるホル
ダを用いることによって、回転検出用素子の組付けに係
わる作業性を良好とすることができる小型モータを提供
することを目的としている。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる小型モータでは、ケースと、ケースの内側に配置さ
れたマグネットと、マグネットの内側に配置され、ケー
スに回転可能に支持されたアーマチュアと、アーマチュ
アに備えたアーマチュアシャフトに取付けられていると
ともに、アーマチュアに備えたアーマチュアコイルに電
気的に接続されたコンミュテータと、コンミュテータに
摺接して電気的に接続される複数個のブラシと、ケース
に取付けられ、ブラシに供給する電流経路が形成された
回路基板と、アーマチュアシャフト上に配置された回転
検出用磁石と、回転検出用磁石が発生した磁力が与えら
れる回転検出用素子と、回転検出用素子を回転検出用磁
石の磁界内に非接触で配置可能にして、回路基板に取付
けられたホルダを備えている構成としたことを特徴とし
ている。
【0009】この発明の請求項2に係わる小型モータで
は、回路基板には、ホルダ取付部が形成され、ホルダに
は、回転検出用素子が取付られる素子取付部と、回路基
板に形成されたホルダ取付部に係止可能な回路基板係止
部が形成されている構成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項3に係わる小型モータで
は、回路基板のホルダ取付部は孔状に形成され、ホルダ
には、回路基板に当接するホルダ本体の一方側に、回路
基板のホルダ取付部内に弾性変形して挿入されたうえで
回路基板に対して係止される回路基板係止部部が形成さ
れているとともに、ホルダ本体の他方側に、回転検出用
磁石の外側に向け、ホルダ本体からV字状に突出してい
て素子取付部を備えたアーム部がそれぞれ形成されてい
る構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項4に係わる小型モータで
は、回路基板のホルダ取付部の近傍には、回転検出用素
子に備えたリード部が電気的に接続可能なリード部接続
部がそれぞれ形成され、ホルダに形成された素子取付部
には、回転検出用素子に備えた素子本体が収容可能な素
子本体収容部と、回転検出用素子に備えたリード部をア
ーム部に固定可能なリード部固定部とが形成されている
構成としたことを特徴としている。
【0012】この発明の請求項5に係わる小型モータで
は、回路基板のホルダ取付部の近傍には、回転検出用素
子に備えたリード部が電気的に接続可能なリード部接続
部がそれぞれ形成され、ホルダに形成された素子取付部
には、回転検出用素子に備えた素子本体が収容可能な素
子本体収容部が形成され、ホルダの素子取付部の外側に
は、ホルダとは独立して形成されていて、アーム部に嵌
着されるとともに、素子本体収容部に収容された回転検
出用素子の素子本体を抜止る抜止部材が備えられている
構成としたことを特徴としている。
【0013】この発明の請求項6に係わる小型モータで
は、抜止部材には、アーム部の回転検出用素子側に係止
される係止部と、素子本体収容部に収容された回転検出
用素子の素子本体を回転検出用磁石側に押圧可能な押圧
部とが備えられている構成としたことを特徴としてい
る。
【0014】この発明の請求項7に係わる小型モータで
は、抜止部材には、アーマチュアシャフトの軸方向に沿
ったアーム部の側壁に係止可能な係止部と、素子本体収
容部に収容された回転検出用素子の素子本体を回転検出
用磁石側に押圧可能な押圧部とが備えられている構成と
したことを特徴としている。
【0015】この発明の請求項8に係わる小型モータで
は、ブラシをそれぞれ保持したブラシ保持体と、ケース
に固定されるケース側取付部が形成されているととも
に、ブラシ保持体に電気的に接続されたターミナルとが
備えられ、回路基板には、ブラシ保持体またはターミナ
ルが電気的に接続可能なブラシ電流供給部が形成されて
いる構成としたことを特徴としている。
【0016】この発明の請求項9に係わる小型モータで
は、アーマチュアシャフトには、コンミュテータの端部
に当接された回転検出用磁石をコンミュテータ側に回止
め可能にして押圧する押圧プレートが取付けられている
構成としたことを特徴としている。
【0017】この発明の請求項10に係わる小型モータ
では、コンミュテータには、回転検出用磁石を回り止め
るための回止係止部が形成されており、回転検出用磁石
には、コンミュテータに形成された回止係止部に対して
係止される係合部が形成されている構成としたことを特
徴としている。
【0018】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる小型モータ
において、回転検出用素子は、ホルダに取付けられ、こ
のホルダが回路基板に仮止められることによって、回転
検出用素子が回転検出用磁石の磁界内に非接触で配置さ
れる。それ故、従来のもののように、回転検出用素子を
ギヤケースやホルダベースなどに接着する必要がなくな
る。
【0019】この発明の請求項2に係わる小型モータに
おいて、回転検出用素子は、ホルダに形成された素子取
付部に取付けられ、このホルダに形成された回路基板係
止部が回路基板に形成されたホルダ取付部に係止される
ことによって、ホルダが回路基板に仮止められ、回転検
出用素子が回転検出用磁石の外側に非接触で配置され
る。それ故、請求項1の作用に加え、回転検出用素子
は、ホルダを回路基板に対して係止するだけの簡略な作
業で取付が行われる。
【0020】この発明の請求項3に係わる小型モータに
おいて、ホルダは、回路基板に当接するホルダ本体の一
方側に形成された回路基板係止部部が回路基板のホルダ
取付部内に弾性変形して挿入されたうえで回路基板に対
して係止されることによって回路基板に仮止められる。
そして、ホルダは、ホルダ本体の他方側にV字状に突出
したアーム部の素子取付部に回転検出用素子が取付けら
れている。それ故、請求項2の作用に加え、回路基板に
対するホルダの組込みがワンタッチで行われるととも
に、回転検出用磁石と回路基板とのあいだの寸法を大き
くすることなく、回転検出用素子が回転検出用磁石の外
側に配置される。
【0021】この発明の請求項4に係わる小型モータに
おいて、回転検出用素子は、ホルダに形成された素子本
体収容部に素子本体が収容され、ホルダに形成されたリ
ード部固定部でリード部が固定されてから、ホルダが回
路基板のホルダ取付部に仮止めされ、リード部が回路基
板のリード部接続部に電気的に接続される。それ故、請
求項3の作用に加え、回転検出用素子は、ホルダが仮止
めのときに、回路基板のリード部接続部にリード部が電
気的に接続されるため、その際に、リード部と回路基板
のリード部接続部とのあいだに位置ずれがあったとして
も、ホルダとともにリード部が位置の変更を容易に行え
る。
【0022】この発明の請求項5に係わる小型モータに
おいて、回転検出用素子は、抜止部材がホルダのアーム
部に嵌着されることによって、素子本体収容部に収容さ
れた素子本体がホルダの素子取付部に抜止められるとと
もにアーマチュアシャフトの軸方向への移動を阻止され
て固定される。それ故、請求項4と比較して、ホルダに
リード部固定部を形成する必要がない。
【0023】この発明の請求項6に係わる小型モータに
おいて、回転検出用素子は、抜止部材の係止部がアーム
部の回転検出用素子側に係止されるとともに、抜止部材
の押圧部が素子本体収容部に収容された回転検出用素子
の素子本体を回転検出用磁石側に押圧することによっ
て、ホルダの素子取付部に抜止められて固定される。そ
れ故、請求項5と同様にして、ホルダにリード部固定部
を形成する必要がない。
【0024】この発明の請求項7に係わる小型モータに
おいて、回転検出用素子は、抜止部材の係止部がアーマ
チュアシャフトの軸方向に沿ったアーム部の側壁に係止
されるとともに、抜止部材の押圧部が素子本体収容部に
収容された回転検出用素子の素子本体を回転検出用磁石
側に押圧することによって、ホルダの素子取付部に抜止
められて固定される。それ故、請求項6と同様にして、
ホルダにリード部固定部を形成する必要がない。
【0025】この発明の請求項8に係わる小型モータに
おいて、ブラシを保持したブラシ保持体がターミナルに
電気的に接続され、このターミナルがケースに固定さ
れ、ブラシ保持体またはターミナルが回路基板に形成さ
れたブラシ電流供給部に電気的に接続される。それ故、
請求項5の作用に加え、ブラシ、ブラシ保持体、ターミ
ナルの組付けがホルダベースを必要とせずに簡潔に行わ
れる。
【0026】この発明の請求項9に係わる小型モータに
おいて、回転検出用素子に対して磁力を与える回転検出
用磁石は、コンミュテータの端部に押圧プレートによっ
てアーマチュアシャフト上に回止められて固定されてい
る。それ故、請求項5の作用に加え、回転検出用磁石を
アーマチュアシャフトやコンミュテータに接着すること
によって固定する必要がなく、回転検出用磁石の組付け
が簡略化される。
【0027】この発明の請求項10に係わる小型モータ
において、回転検出用素子に対して磁力を与える回転検
出用磁石は、係合部がコンミュテータの回止係止部に係
止することによって回止められてアーマチュアシャフト
上に固定されている。それ故、請求項9と同様にして、
回転検出用磁石をアーマチュアシャフトやコンミュテー
タに接着することによって固定する必要がなく、回転検
出用磁石の組付けが簡略化される。
【0028】
【実施例】図1ないし図15には、この発明に係わる小
型モータの一実施例が示されている。
【0029】図示される小型モータ1は、主として、ヨ
ーク(ケース)2、ギヤケース(ケース)3、第1のマ
グネット(マグネット)4、第2のマグネット(マグネ
ット)5、アーマチュア6、コンミュテータ7、リング
マグネット(回転検出用磁石)8、第1のホール素子
(回転検出用素子)9、第2のホール素子(回転検出用
素子)10、第1のブラシ(ブラシ)11、第2のブラ
シ(ブラシ)12、第1のブラシホルダ(ブラシ保持
体)13、第2のブラシホルダ(ブラシ保持体)14、
第1のターミナル(ターミナル)15、第2のターミナ
ル(ターミナル)16、回路基板17、ホルダ18から
構成されている。
【0030】ヨーク2には、筒状に形成されたヨーク本
体2aの内側に、第1のマグネット4、第2のマグネッ
ト5(ここでは図示しないが、第2のマグネット5は第
1のマグネット4の図2中手前側に配置されている。)
が取付けられているとともに、図2中右方側に第1の軸
受30が取付けられている。第1、第2のマグネット
4、5は互いに相反する磁力を内側に発生しており、第
1、第2のマグネット4、5の内側には予め定められた
距離を置いてアーマチュア6が配置されている。ヨーク
2は、図2中左方側の端部がヨーク固定用ビス19によ
ってギヤケース3にねじ止められている。
【0031】ギヤケース3には、図2に示されるよう
に、ほぼ中央に、後述するアーマチュアシャフト20の
軸方向に沿って丸孔状に形成されたシャフト挿入部3b
が形成されているとともに、シャフト挿入部3bのヨー
ク2側の端部に、後述するコンミュテータ7の外側にお
いて、同じく後述する第1のターミナル15、第2のタ
ーミナル16が固定される第1のターミナル取付部3
c、第2のターミナル取付部3dが対向して形成されて
いる。第1、第2のターミナル取付部3c、3dは後述
する第1、第2のターミナル15、16よりもわずかに
大きい角孔に形成されている。
【0032】アーマチュア6にはアーマチュアシャフト
20が備えられており、このアーマチュアシャフト20
のほぼ中央部にアーマチュアコア21が固定されている
とともに、このアーマチュアコア21の近くにコンミュ
テータ7が固定されている。アーマチュアコア21には
予め定められたスロット数のコイル巻線部があり、コン
ミュテータ7の外側には上記のスロット数と同数のコン
ミュテータ片7aが備えられているため、コンミュテー
タ片7aに電気的に接続されたうえで、アーマチュアコ
ア21のコイル巻回部に巻かれたアーマチュアコイル2
2が設けられている。
【0033】アーマチュアシャフト20は、ヨーク2内
からギヤケース3に形成されたシャフト挿入部3b内ま
で延出した端部側がシャフト挿入部3bに取付けられた
第2の軸受31と第3の軸受32とによって回転可能に
支持されている。そして、アーマチュアシャフト20に
は、ギヤケース3内においての第2の軸受31と第3の
軸受32とのあいだにウオーム20aが形成されてお
り、このウオーム20aにホイールギヤ25が噛み合っ
ている。ホイールギヤ25はギヤケース3に回転可能に
支持された出力軸26に結合されているため、アーマチ
ュアシャフト20の回転力がウオーム20aとホイール
ギヤ25とによって一段減速されて出力軸26の回転力
に変換される。
【0034】また、コンミュテータ7には、図9に示さ
れるように、アーマチュアコア21とは反対側に、アー
マチュアシャフト20の軸方向に沿って円筒形に延出し
た延長部7bが形成されており、この延長部7bの端部
に回止係止部7b2が形成され、この回止係止部7b2
にリングマグネット(回転検出用磁石)8が取付けられ
ている。
【0035】リングマグネット8は、円筒形状に形成さ
れており、外側縁の円周方向に複数のN極、S極が順次
着磁されているため、外周に磁力を発生する。
【0036】リングマグネット8は、アーマチュアシャ
フト20の外径寸法よりも大きい円形の内径寸法をもつ
とともに、図10に示されるように、内周側に凹状をな
す係合部8bが形成されている。リングマグネット8
は、一端部が延長部7bの端部に当接し、他端部が押圧
プレート33に当接している。
【0037】押圧プレート33は、円環形状に形成され
ているとともに、内径寸法がアーマチュアシャフト20
の外径寸法よりもわずかに大きいため、リングマグネッ
ト8を挿通したアーマチュアシャフト20に対して押圧
挿入していくことによって、コンミュテータ7の延長部
7bに一端部が当接したリングマグネット8の他端部が
当接し、コンミュテータ7の延長部7bに形成された回
止係止部7b2にリングマグネット8の係合部8bが係
合することによってリングマグネット8をコンミュテー
タ7の端部に回り止めて配置している。リングマグネッ
ト8は、アーマチュアシャフトやコンミュテータに対し
て固定される際に、接着によって固定されず、押圧プレ
ート33によって機械的に固定されるため、接着するの
と比較して、その際の組付けが極めて簡略化される。
【0038】リングマグネット8をアーマチュアシャフ
ト20に固定するに際し、図11ないし図15に示すよ
うにしてもよい。
【0039】図11および図12に示される場合、リン
グマグネット8には、円筒形状をなすマグネット本体8
aの内周側の一部に、凹状に形成された係合部8bが備
えられており、コンミュテータ7の延長部7bには、ア
ーマチュアシャフト20に対して圧入される圧入孔部7
b1の外周側に、凸状に形成された回止係止部7b2が
備えられている。
【0040】この場合、アーマチュアシャフト20に挿
通されたリングマグネット8は、コンミュテータ7の延
長部7bにおいて、係合部8bが回止係止部7b2に係
止され、プッシュナット34がコンミュテータ7の延長
部7bに嵌付けられることによって、リングマグネット
8がコンミュテータ7に対して回り止められて固定され
ている。そしてこの場合、プッシュナット34は、アー
マチュアシャフト20に直接嵌付けられず、コンミュテ
ータ7の延長部7bに嵌付けられるため、アーマチュア
シャフト20に傷を付けることがないので、アーマチュ
アシャフト20を第2の軸受31および第3の軸受32
に対して挿通する際に、傷の付いたアーマチュアシャフ
ト20を挿通することがなく、第2の軸受31および第
3の軸受32を損傷することがない。
【0041】また、図13および図14に示される場
合、リングマグネット8には、円筒形状をなすマグネッ
ト本体8aの内周側の一部に、凸状に形成された係合部
8bが備えられており、リングマグネット8はコンミュ
テータ7の延長部7bに、樹脂で一体に成形されてい
る。
【0042】この場合、コンミュテータ7に一体成形さ
れたリングマグネット8は、コンミュテータ7の延長部
7bに形成された回止係止部7b2によって係合部8b
が係止されることによって、コンミュテータ7に対して
回り止められて固定されている。
【0043】そして、図15に示される場合、リングマ
グネット8には、円筒形状をなすマグネット本体8aの
側部にアーマチュアシャフト20の軸方向に沿って凸状
に形成された係合部8bが備えられており、コンミュテ
ータ7の延長部7bには、図9と同様にして、アーマチ
ュアシャフト20に対して圧入される圧入孔部7b1の
外周側に、凹状に形成された図示しない回止係止部が備
えられており、リングマグネット8は、コンミュテータ
7の延長部7bにおいて、係合部8bが回止係止部に係
止される。この場合もリングマグネット8がコンミュテ
ータ7に対して回り止めされて固定される。図15に示
したリングマグネット8の形状は、図9、図11、図1
3に示したものに用いてもよく、その場合、コンミュテ
ータ7側に凹状をなす回止係止部が設けられる。
【0044】コンミュテータ7の外側には、第1のター
ミナル15に第1のブラシホルダ13を介して電気的に
接続された第1のブラシ11と、第2のターミナル16
に第2のブラシホルダ14を介して電気的に接続された
第2のブラシ12とが対向配置されている。
【0045】第1のブラシ11は、図5に示されるよう
に、コンミュテータ7の上方側に配置されており、後述
する第1のブラシホルダ13によりコンミュテータ7に
有するコンミュテータ片7aに対して押圧されることに
よってそれぞれ摺接されて、電気的に接続される。第1
のブラシ11は第1のブラシホルダ13に備えた第1の
ブラシ保持部13cに取付けられている。
【0046】第1のブラシホルダ13は、弾性のある導
電金属製板材によって、図5に示されるように、断面が
L字状をなすものとして形成されている。
【0047】第1のブラシホルダ13には、図6に示さ
れるように、第1のブラシホルダ本体13a、第1の弾
性変形部13b、第1のブラシ保持部13cがそれぞれ
備えられている。
【0048】第1のブラシホルダ本体13aは、平板状
に形成されていて、図示しない加締孔が形成されている
ため、後述する第1のターミナル15に備えた第1のブ
ラシホルダ取付部15aにおいて加締固定されることに
よって第1のターミナル15に電気的に接続されてい
る。この第1のブラシホルダ本体13aの図6中前方側
に、図6中下方に延出した第1の弾性変形部13bが形
成されている。
【0049】第1の弾性変形部13bは、第1のブラシ
ホルダ本体13aの端部からほぼ90度曲げられている
ため、コンミュテータ7に対して弾性的に折曲可能にな
っている。この第1の弾性変形部13bの中央に、第1
のブラシ保持部13cが形成されている。
【0050】第1のブラシ保持部13cは、第1の弾性
変形部13b上に角孔状に形成されているため、この第
1のブラシ保持部13c内に第1のブラシ11が挿入さ
れることによって第1のブラシ11を抜け止めて取付け
ている。
【0051】第1のブラシホルダ13は、第1の弾性変
形部13bがコンミュテータ7に対して弾性的に折曲可
能なため、第1のブラシ保持部13cに取付けられた第
1のブラシ11をコンミュテータ7に対して押圧するこ
とによって、コンミュテータ片7aに第1のブラシ11
を電気的に接続する機能をもつ。
【0052】第1のターミナル15には、第1のブラシ
ホルダ取付部15a、第1のケース側取付部15b、第
1の回路基板側接続部15cがそれぞれ備えられてい
る。
【0053】第1のブラシホルダ取付部15aは、平板
状をなし、図6中上面の3個所に加締固定部15a1、
15a1、15a1がそれぞれ形成されているため、第
1のブラシホルダ13の第1のブラシホルダ本体13a
に形成された図示しない加締孔に第1のブラシホルダ取
付部15aの加締固定部15a1、15a1、15a1
がそれぞれ挿入されてから、第1のブラシホルダ本体1
3aの上側で加締固定部15a1、15a1、15a1
がそれぞれ加締られることによって、第1のブラシホル
ダ13が電気的に接続されて固定されている。第1のブ
ラシホルダ取付部15aの図6中の左後方側には第1の
ケース側取付部15bが配置されている。
【0054】第1のケース側取付部15bは、第1のブ
ラシホルダ取付部15aの幅寸法に同一の幅寸法でもっ
て、第1のブラシホルダ取付部15aの端部から図6中
下方に向けほぼ90度で折曲形成されており、両側縁に
ケース側係止部15b1、15b1がそれぞれ一対で形
成されている。ケース側係止部15b1、15b1は楔
形に形成されているため、第1のケース側取付部15b
がギヤケース3に形成された第1のターミナル取付部3
cに圧入された際に、第1のターミナル取付部3c内の
両内壁にそれぞれ食い込むことによって第1のターミナ
ル取付部3cに抜け止められて係止される。
【0055】第1のケース側取付部15bに形成された
ケース側係止部15b1、15b1は、第1のケース側
取付部15bがギヤケース3の第1のターミナル取付部
3cに圧入されることによって、ギヤケース3の第1の
ターミナル取付部3cにそれぞれ食い込むため、ギヤケ
ース3の第1のターミナル取付部3cに圧入された第1
のターミナル15はギヤケース3に対して緩みが生ずる
ことがない。
【0056】第1のターミナル15には、図6に示され
るように、第1のブラシホルダ取付部15aの右後方側
に第1の回路基板側接続部15cが形成されている。第
1の回路基板側接続部15cは、第1のブラシホルダ取
付部15aの幅寸法のほぼ半分の幅寸法でもって、第1
のブラシホルダ取付部15aの幅方向に延出した延長部
15c1の先端から図6中上方に向けて突出形成されて
おり、その突出寸法が後述する回路基板17の厚さ寸法
よりも大きい。
【0057】第1の回路基板側接続部15cは、延長部
15c1が第1のブラシホルダ取付部15aの幅方向に
延出しているため、前述した第1のケース側取付部15
bをギヤケース3の第1のターミナル取付部3cに対し
て圧入する際に用いる図示しない押圧用治具に接触しな
いようになっている。第1の回路基板側接続部15c
は、後述する回路基板17に備えた第1の回路内接続部
17aに電気的に接続されている。
【0058】このとき、第1のターミナル15の第1の
ブラシホルダ取付部15aにおいて、第1の回路基板側
接続部15cが延長部15c1によって第1のブラシホ
ルダ取付部15aから離れて配置されているとともに、
第1のブラシホルダ13の第1のブラシホルダ本体13
aが第1のブラシ保持部13cから離れて配置されてい
るため、第1のブラシ11がコンミュテータ7のコンミ
ュテータ片7aに対して摺接する際に、踊ったとして
も、その振動が第1のターミナル15の第1の回路基板
側接続部15cに伝わりにくいので、第1のターミナル
15の第1の回路基板側接続部15cと、回路基板17
の第1の回路内接続部17aとが振動等によって接続不
良になることがない。
【0059】第2のブラシ12は、図5に示されるよう
に、コンミュテータ7の下方側に配置されており、後述
する第2のブラシホルダ14によりコンミュテータ7に
有するコンミュテータ片7aに対して押圧されることに
よってそれぞれ摺接されて、電気的に接続される。第2
のブラシ12は第2のブラシホルダ14に備えた第2の
ブラシ保持部14cに取付けられている。
【0060】第2のブラシホルダ14は、弾性のある導
電金属製板材によって、図6に示されるように、第1の
ブラシホルダ13と対称形に形成されているため、第2
のブラシホルダ本体14a、第2の弾性変形部14b、
第2のブラシ保持部14cがそれぞれ備えられている。
第2のブラシホルダ14は、第2のブラシホルダ本体1
4aが第2のターミナル16に備えた第2のブラシホル
ダ取付部16aに取付けられている。
【0061】第2のターミナル16は、第1のターミナ
ル15と対称に形成されているため、第2のブラシホル
ダ取付部16a、加締固定部16a1、16a1、16
a1、第2のケース側取付部16b、第2の回路基板側
接続部16c、ケース側係止部16b1、16b1、延
長部16c1がそれぞれ備えられている。そして、第2
のターミナル16は第2の回路基板側接続部16cが後
述する回路基板17に備えた第2の回路内接続部17b
に電気的に接続されている。
【0062】このとき、図5に示されるように、第1、
第2のブラシ11、12の離隔寸法がコンミュテータ7
の外径寸法よりも大きくなるように、第1、第2のブラ
シホルダ13、14の間隔が押し拡げられながら、第1
のターミナル15の第1のケース側取付部15bがギヤ
ケース3に形成された第1のターミナル取付部3cに圧
入される一方、第2のターミナル16の第2のケース側
取付部16bがギヤケース3に形成された第2のターミ
ナル取付部3dに圧入される。そのため、第1のターミ
ナル15および第2のターミナル16が同一の方向から
圧入され、それぞれ同一の方向から圧入された第1、第
2のターミナル15、16の圧入方向とは反対の側に、
第1、第2のターミナル15、16の第1、第2の回路
基板側接続部15c、16cが突出して配置される。
【0063】回路基板17は、図1に示されるように、
ギヤケース3に備えた外板3eの内側に形成された回路
基板収容部3f内に収められるL字形状に形成されてお
り、図示しないビス孔において4個の回路基板固定用ビ
ス27を表面から裏面にそれぞれ通しながらギヤケース
3にねじ込ませることによってギヤケース3に固定され
ている。ギヤケース3の回路基板収容部3fには、カバ
ー28が取付けられている。
【0064】回路基板17の表面には、図1に示される
ように、アーマチュア6に備えたコンミュテータ7の外
側に一致する位置に、それぞれ角孔に形成された第1の
回路内接続部17aおよび第2の回路内接続部17bが
上下に絶縁されて配置されているとともに、第1、第2
の回路内接続部17a、17bの近傍で、図1中上側
に、第1のリード部接続部17c、第2のリード部接続
部17d、第3のリード部接続部17eが配置され、図
1中下側に、第4のリード部接続部17f、第5のリー
ド部接続部17g、第6のリード部接続部17hが配置
され、これら各リード部接続部の中間に丸孔状をなすホ
ルダ取付部17mが形成されている。
【0065】回路基板17は、第1の回路内接続部17
aが裏面に形成された第1の電源回路形成用パターン1
7iに導通形成されており、第2の回路内接続部17b
が同じく裏面に形成された第2の電源回路形成用パター
ン17jに導通形成されている。また、回路基板17
は、第1のリード部接続部17c、第2のリード部接続
部17d、第3のリード部接続部17eが裏面に形成さ
れた第1の回転検出回路形成用パターン17pに導通形
成されており、第4のリード部接続部17f、第5のリ
ード部接続部17g、第6のリード部接続部17hが裏
面に形成された第2の回転検出回路形成用パターン17
qに導通形成されている。第1、第2の電源回路形成用
パターン17i、17jおよび第1、第2の回転検出回
路形成用パターン17p、17qは、裏面に取付けられ
た制御回路29に電気的に接続されているとともに、こ
の制御回路29がギヤケース3に形成されたコネクタ部
3gにおいて、図示しない外部回路に電気的に接続され
る。制御回路29には、サーキットブレーカ等の保護用
素子も組込まれているため、従来のもののように、ホル
ダベースにサーキットブレーカを取付けたうえで、サー
キットブレーカの電気的な接続をする必要がない。
【0066】回路基板17は、第1の回路内接続部17
aが第1のターミナル15に形成された第1の回路基板
側接続部15cを挿入可能な孔径をもち、第2の回路内
接続部17bが第2のターミナル16に形成された第2
の回路基板側接続部15cを挿入可能な孔径をもつ。そ
して、ギヤケース3の第1、第2のターミナル取付部3
c、3dに第1、第2のケース側取付部15b、16b
がそれぞれ圧入された第1、第2のターミナル15、1
6において、ギヤケース3上にそれぞれ突出している第
1、第2の回路基板側接続部15c、16cに対して、
第1、第2の回路内接続部17a、17bがそれぞれ挿
入されて、第1、第2の回路内接続部17a、17bが
第1、第2のターミナル15、16の第1、第2の回路
基板側接続部15c、16cに半田付けによって電気的
に接続されている。
【0067】このとき、第1、第2のターミナル15、
16がギヤケース3の第1、第2のターミナル取付部3
c、3dに対して圧入される方向と、回路基板17の第
1、第2の回路内接続部17a、17bが第1、第2の
ターミナル15、16の第1、第2の回路基板側接続部
15c、16cに対して挿入される方向とが同一である
ため、第1、第2のターミナル15、16および回路基
板17はそれぞれ同一方向から組付けが行われる。
【0068】回路基板17の第1の回路内接続部17a
に半田付けされた第1のターミナル15は、回路基板1
7において第1の回路内接続部17aを通じて第1の電
源回路形成用パターン17iに電気的に接続されて制御
回路29に電気的に接続され、これとは異なり、回路基
板17の第2の回路内接続部17bに半田付けされた第
2のターミナル16は、回路基板17において第2の回
路内接続部17bを通じて第2の電源回路形成用パター
ン17jに電気的に接続されて制御回路29に電気的に
接続される。それ故、第1、第2のブラシ11、12、
第1、第2のブラシホルダ13、14、第1、第2のタ
ーミナル15、16は、ホルダベース等の部材を介さず
にコンミュテータ7の外側に配置されている。
【0069】上述した第1、第2のブラシ11、12、
第1、第2のブラシホルダ13、14、第1、第2のタ
ーミナル15、16は図7および図8のような構造をも
つものとしてもよい。
【0070】この場合、第1のターミナル15に形成さ
れた第1のブラシホルダ取付部15aにおいて、第1の
ブラシホルダ本体13aが加締固定された第1のブラシ
ホルダ13に、回路基板17の第1の回路内接続部17
aに電気的に接続される第1の回路基板側接続部13d
が備えられ、第2のターミナル16において第2のブラ
シホルダ本体14aが加締固定された第2のブラシホル
ダ14に、回路基板17の第2の回路内接続部17bに
電気的に接続される第2の回路基板側接続部14dが備
えられており、他の部位は図7、図8と同様である。
【0071】そして、第1のブラシホルダ13には、第
1のターミナル15の第1のブラシホルダ取付部15a
に取付けられた第1のブラシホルダ本体13aにおいて
第1の弾性変形部13bとは反対側に、第1の弾性変形
部13bの突出方向とは反する図8中の上方側に第1の
回路基板側接続部13dが突出形成されており、第2の
ブラシホルダ14には、第2のターミナル16の第2の
ブラシホルダ取付部16aに取付けられた第2のブラシ
ホルダ本体14aにおいて第2の弾性変形部14bとは
反対側に、第2の弾性変形部14bの突出方向とは反す
る図8中の上方側に第2の回路基板側接続部14dが突
出形成されている。第1、第2の回路基板側接続部13
d、14dは、第1、第2のブラシホルダ本体13a、
14aを中心して第1、第2のブラシ保持部13c、1
4cから離れて配置されており、回路基板17に形成さ
れた第1、第2の回路内接続部17a、17bにそれぞ
れ電気的に接続される。
【0072】第1、第2のターミナル15、16には、
第1、第2のブラシホルダ13、14の第1、第2のブ
ラシホルダ本体13a、14aがそれぞれ加締固定され
る第1、第2のブラシホルダ取付部15a、16aと、
ギヤケース3に形成された第1、第2のターミナル取付
部3c、3dにそれぞれ圧入される第1、第2のケース
側取付部15b、16bとが形成されている。第1、第
2のターミナル15、16は、第1、第2のブラシホル
ダ取付部15a、16aと第1、第2のケース側取付部
15b、16bとが近接して配置されている。
【0073】この場合、ギヤケース3に形成された第1
のターミナル取付部3cに対しての第1のブラシ11、
第1のブラシホルダ13、第1のターミナル15からな
る組体の取付と、ギヤケース3に形成された第2のター
ミナル取付部3dに対しての第2のブラシ12、第2の
ブラシホルダ14、第2のターミナル16からなる組体
の取付けと、第1、第2のターミナル15、16上で第
1、第2のブラシホルダ13、14に形成された第1、
第2の回路基板側接続部13d、14dに対する回路基
板17の取付けとがそれぞれ同一の方向から行われる。
【0074】そしてまた、第1、第2のブラシホルダ1
3、14は、第1、第2のブラシ保持部13c、14c
と第1、第2の回路基板側接続部13c、14cとがそ
れぞれ離れて配置されていて、第1、第2の回路基板側
接続部13d、14dと第1、第2のブラシ保持部13
c、14cとのあいだに配置された第1、第2のブラシ
ホルダ本体13a、14aが第1、第2のターミナル1
5、16の第1、第2のブラシホルダ取付部15a、1
6aにおいて加締固定され、さらに、第1、第2のター
ミナル15、16において、第1、第2のケース側取付
部15b、16bが第1、第2のブラシホルダ取付部1
5a、16aにそれぞれ近接して配置されているため、
第1、第2のブラシ11、12がコンミュテータ7のコ
ンミュテータ片7aに対して摺接する際に踊って、第
1、第2のブラシホルダ13、14に形成された第1、
第2のブラシ保持部13c、14cにおいて振動が発生
したとしても、第1、第2のブラシホルダ13、14の
第1、第2の回路基板側接続部13d、14dに振動が
直接伝わることはなく、第1、第2のブラシホルダ1
3、14の第1、第2の回路基板側接続部13d、14
dが回路基板17に形成された第1、第2の回路内接続
部17a、17bに対して接続不良になることがないも
のとなる。
【0075】一方、回路基板17に形成されたホルダ取
付部17mには、ホルダ18が取り付けられている。
【0076】ホルダ18は、図3に示されるように、ホ
ルダ本体18a、フック(回路基板係止部)18b、ア
ーム部18cが樹脂の一体成形によって形成されてい
る。
【0077】ホルダ本体18aは、矩形状に形成されて
おり、アーム部18cとは反対側の側部が回路基板17
に対して当接する。また、ホルダ本体18aには、図4
に示されるように、図3中横方向に貫通孔状にした一方
側のリード部挿通孔18a1、18a2、18a3およ
び他方側のリード部挿通孔18a4、18a5、18a
6がそれぞれ対向して形成されており、回路基板17側
の側部のほぼ中央に、フック18bが形成されている。
【0078】フック18bには、ホルダ本体18a側
に、回路基板17の厚さ寸法よりも大きい長さ寸法をも
ち、回路基板17に形成されたホルダ取付部17mの孔
径よりも小さい外径寸法をもつ軸部18dが備えられて
いるとともに、ホルダ本体18aとは反対側に、楔形に
形成された抜止突起18eが形成されており、抜止突起
18eの中央に、軸部18dおよび抜止突起18eを2
分割した切欠18fが形成されている。
【0079】フック18bは、ホルダ18のホルダ本体
18aが回路基板17に対して当接するように、図3中
左方側から、回路基板17のホルダ取付部17mに対し
て押圧されると、切欠18eを小さくするように弾性変
形して、ホルダ取付部17m内に挿入されていき、回路
基板17のホルダ取付部17mを通過したところで、切
欠18eが元の大きさに戻るように弾性復帰することに
よって、回路基板17にスナップアクションでもって係
止される。このとき、フック18bは、回路基板17に
係止した状態で、ホルダ本体18aおよび後述するアー
ム部18cを回路基板17側に支持するが、軸部18d
の長さ寸法が回路基板17の厚さ寸法よりも大きく、軸
部18dの外径寸法が回路基板17のホルダ取付部17
mの内径寸法よりも小さいため、ホルダ本体18aおよ
び後述するアーム18cを回路基板17側に強固に支持
することはなく、仮止める機能をもつ。
【0080】アーム部18cは、図3に示されるよう
に、ホルダ本体18aからコンミュテータ7の外側に向
けV字形にそれぞれ突出形成されており、アーム部18
cの一方側には第1の素子取付部18gが形成され、ア
ーム部18cの他方側には第2の素子取付部18hが形
成されている。
【0081】第1の素子取付部18gには、矩形の凹状
にした第1の素子本体収容部18iが形成されているた
め、この第1の素子本体収容部18iに、後述する第1
のホール素子(回転検出用素子)9に備えた素子本体9
aが収められる。
【0082】また、第1の素子取付部18gには、第1
の素子本体収容部18iとホルダ本体18aの一方側の
リード部挿通孔18a1、18a2、18a3とのあい
だに、第1のリード部固定部18kが形成されている。
第1のリード部固定部18kは、後述する第1のホール
素子9に備えたリード部9b、9c、9dをアーム部1
8cに加締固定するため、加締めを行う前には、各リー
ド部9b、9c、9dがそれぞれ挿入される溝形状にし
てあり、加締めることによって溝形状が潰れて各リード
部9b、9c、9dを固定する。この場合の加締めに
は、熱加締めが用いられる。
【0083】第2の素子取付部18hには、矩形の凹状
にした第2の素子本体収容部18jが形成されているた
め、この第2の素子本体収容部18jに後述する第2の
ホール素子(回転検出用素子)10に備えた素子本体1
0aが収められる。
【0084】また、第2の素子取付部18hには、第2
の素子本体収容部18jとホルダ本体18aの他方側の
リード部挿通孔18a4、18a5、18a6とのあい
だに、第2のリード部固定部18mが形成されている。
第2のリード部固定部18mは、後述する第2のホール
素子10に備えたリード部10b、10c、10dをア
ーム部18cに対し加締固定するため、加締めを行う前
には、各リード部10b、10c、10dがそれぞれ挿
入される溝形状にしてあり、加締めることによって溝形
状が潰れて各リード部10b、10c、10dを固定す
る。
【0085】第1のホール素子9は、矩形状をなす素子
本体9aから3本のリード部9b、9c、9dが突出し
ている。
【0086】第1のホール素子9は、各リード部9b、
9c、9dがホルダ18に備えた一方側のリード部挿通
孔18a1、18a2、18a3内に挿通されたうえ
で、素子本体9aがホルダ18の第1の素子本体収容部
18iに収められ、各リード部9b、9c、9dが第1
のリード部固定部18kにおいて加締られることによっ
てホルダ18に固定されている。ホルダ18に固定され
た第1のホール素子9は、各リード部9b、9c、9d
が折曲したうえでホルダ本体18aの裏側から突出して
いる。
【0087】第2のホール素子10は、第1のホール素
子9と同一であるため、第2の素子本体10a、リード
部10b、10c、10dが備えられている。第2のホ
ール素子10は、各リード部10b、10c、10dが
ホルダ18に備えた他方側のリード部挿通孔18a4、
18a5、18a6内に挿通されたうえで、素子本体1
0aがホルダ18の第2の素子本体収容部18jに収め
られ、各リード部10b、10c、10dが第2のリー
ド部固定部18mにおいて加締られることによってホル
ダ18に固定されている。ホルダ18に固定された第2
のホール素子10は、各リード部10b、10c、10
dが折曲したうえでホルダ本体18aの裏側から突出し
ている。
【0088】上述したホルダ18は、第1のホール素子
9の各リード部9b、9c、9dおよび第2のホール素
子10の各リード部10b、10c、10dがホルダ本
体18aの裏側から突出した状態で、図6(図8)に示
されるように、回路基板17に対して組み付けられる。
このとき、第1のホール素子9のリード部9b、9c、
9dが回路基板17に備えた第1、第2、第3のリード
部接続部17c、17d、17eに挿通され、第2のホ
ール素子10のリード部10b、10c、10dが回路
基板17に備えた第4、第5、第6のリード部接続部1
7f、17g、17hに挿通されると同時に、ホルダ1
8のホルダ本体18aが回路基板17に対して当接する
ようにホルダ18のフック18bが回路基板17のホル
ダ取付部17mに対して押圧されることによって、フッ
ク18bが弾性変形して、ホルダ取付部17m内に挿入
されていき、回路基板17のホルダ取付部17mを通過
したところで、フック18bが弾性復帰することによっ
て、回路基板17にスナップアクションでもって係止さ
れて、ホルダ18が回路基板17に仮止めされる。ホル
ダ18は回路基板17にスナップアクションでもって係
止されるため、従来のもののように、第1、第2のホー
ル素子9、10をギヤケースやホルダベースに接着によ
って固定する必要がない。
【0089】そして、仮止めされたホルダ18におい
て、第1のホール素子9のリード部9b、9c、9dが
回路基板17の第1、第2、第3のリード部接続部17
c、17d、17eにそれぞれ半田付けられることによ
って第1の回転検出回路形成用パターン17pに電気的
に接続され、第2のホール素子10のリード部10b、
10c、10dが回路基板17の第4、第5、第6のリ
ード部接続部17f、17g、17hにそれぞれ半田付
けられることによって第2の回転検出回路形成用パター
ン17qに電気的に接続されて、第1、第2のホール素
子9、10の素子本体9a、10aがそれぞれ90度の
位相差をもつようにして、リングマグネット8の磁界内
に、リングマグネット8に非接触で配置されている。こ
のとき、第1のホール素子9のリード部9b、9c、9
dが回路基板17の第1、第2、第3のリード部接続部
17c、17d、17eに、また、第2のホール素子1
0のリード部10b、10c、10dが回路基板17の
第4、第5、第6のリード部接続部17f、17g、1
7hにそれぞれ半田付けされる際、第1、第2のホール
素子9、10が固定されたホルダ8が回路基板17に対
して仮止められているため、半田付けを行うときに、ホ
ルダ8を回路基板17に対して動かすことによって位置
合わせが行える。
【0090】このような構造をなす小型モータ1は、パ
ワーウインドモータとして用いる場合、ギヤケース3が
図示しないガラス昇降機構にねじ止められるとともに、
ガラス昇降機構を介して出力軸26がウインドガラスに
連結され、ギヤケース3のコネクタ部3gに外部のパワ
ーウインド回路が接続されて車体に搭載される。
【0091】パワーウインド回路には、ウインド開スイ
ッチやウインド閉スイッチが備えられているため、ウイ
ンドガラスが閉まっているときに、ウインド開スイッチ
がオンされると、制御回路29を通じて、第1の電源回
路形成用パターン17iにハイレベルが印加されるとと
もに、第2の電源回路形成用パターン17jがローレベ
ルになるため、回路基板17の第1の回路内接続部17
a、第1のブラシホルダ13、第1のブラシ11、第1
のブラシ11に電気的に接続しているコンミュテータ片
7a、アーマチュアコイル22、第2のブラシ12に電
気的に接続しているコンミュテータ片7a、第2のブラ
シ12、第2のブラシホルダ14、回路基板17の第2
の回路内接続部17b、第2の電源回路形成用パターン
17jに電源の電流が流れて、アーマチュアコイル22
が外側に磁力を発生し、マーマチュアコイル22が発生
した磁力と、第1、第2のマグネット4、5が内側に発
生している磁力との相互作用によってアーマチュア6が
正回転し、アーマチュアシャフト20の正方向の回転力
がウォーム20aからホイールギヤ25に伝達されて出
力軸26が正回転して、ウインド昇降機構を介しウイン
ドガラスが全開側に向けて移動する。
【0092】アーマチュアシャフト20が正回転を始め
ると、コンミュテータ7に一体的に結合されたリングマ
グネット8もアーマチュアシャフト20とともに正回転
するため、リングマグネット8の磁界内に配置された第
1のホール素子9および第1のホール素子9に90度の
位相差をもって配置された第2のホール素子10よりホ
ール電圧が発生して制御回路29に与えられるため、制
御回路29においてパルス変換されて、アーマチュアシ
ャフト20の回転方向および負荷状態が認識される。
【0093】上記とは異なり、ウインドガラスが開いて
いるときに、ウインド閉スイッチがオンされると、制御
回路29を通じて、第2の電源回路形成用パターン14
jにハイレベルが印加されるとともに、第1の電源回路
形成用パターン14iがローレベルになるため、回路基
板17の第2の回路内接続部17b、第2のブラシホル
ダ14、第2のブラシ13、第2のブラシ13に電気的
に接続しているコンミュテータ片7a、アーマチュアコ
イル22、第1のブラシ11に電気的に接続しているコ
ンミュテータ片7a、第1のブラシ11、第1のブラシ
ホルダ13、回路基板17の第1の回路内接続部17
a、第1の電源回路形成用パターン17jに電源の電流
が流れて、アーマチュアコイル22が外側に磁力を発生
し、マーマチュアコイル22が発生した磁力と、第1、
第2のマグネット4、5が内側に発生している磁力との
相互作用によってアーマチュア6が逆回転し、アーマチ
ュアシャフト20の逆方向の回転力がウォーム20aか
らホイールギヤ25に伝達されて出力軸26が逆回転し
て、ウインド昇降機構を介しウインドガラスが全閉側に
向けて移動する。
【0094】アーマチュアシャフト20が逆回転を始め
ることによって、第1のホール素子9および第2のホー
ル素子10よりホール電圧が発生して制御回路29に与
えられるため、制御回路29において、アーマチュアシ
ャフト20の回転方向および負荷状態が認識される。そ
して、ウインドガラスが全閉位置に向けて移動している
間に、挟み込みがあって移動が拘束されると、制御回路
29に与えられたホール電圧によって発生したパルス数
が、予め定められた値よりも小さくなるため、制御回路
29が電圧の印加方向を反転して、第1の電源回路形成
用パターン14iにハイレベルを印加するとともに、第
2の電源回路形成用パターン14jをローレベルとして
アーマチュアシャフト20の回転方向を反転し、ウイン
ドガラスを全開側に逆移動させて挟み込みを回避するも
のとなる。
【0095】図16には、この発明に係わる小型モータ
の他の実施例が示されており、ホルダ18の構造図のみ
が示されている。
【0096】この場合のホルダ18には、ホルダ本体1
8a、フック18b、アーム部18cが樹脂の一体成形
によって形成されているとともに、アーム部18cに、
別体の抜止部材35が装着されている。
【0097】アーム部18cは、ホルダ本体18aから
コンミュテータ7の外側に向けV字形にそれぞれ突出形
成されており、アーム部18cの一方側には第1の素子
取付部18gが形成され、アーム部18cの他方側には
第2の素子取付部18hが形成されている。第1、第2
の素子取付部18g、18hには、矩形の凹状にした第
1、第2の素子本体収容部18i、18jが形成され、
第1、第2の素子本体収容部18i、18jに第1、第
2のホール素子9、10に備えた素子本体9a、10a
が収められたうえで、第1、第2の素子取付部18g、
18hの外側に抜止部材35、35がそれぞれ装着され
ている。
【0098】抜止部材35、35は、略C字形状をなす
弾性部材によって成形されており、第1、第2の素子取
付部18g、18hの外側に装着された際に、アーム部
18cに対して係止される係止部35a、35aが形成
されているとともに、第1、第2のホール素子9、10
をリングマグネット8側に押圧する押圧部35b、35
bが形成されている。
【0099】この場合、抜止部材35は、C字のキャッ
プ形に成形されているが、熱収縮チューブなどでもよ
い。また、ホルダ18は、図3に示したものと比較し
て、第1、第2の素子取付部18g、18hに、リード
部固定部18k、18mを形成する必要がないため、簡
素な形状として成形される。
【0100】そして、第1のホール素子9の各リード部
9b、9c、9dおよび第2のホール素子10の各リー
ド部10b、10c、10dがホルダ本体18aの裏側
から突出した状態で、ホルダ18が回路基板17に対し
て組み付けられる。このとき、第1のホール素子9のリ
ード部9b、9c、9dが回路基板17に備えた第1、
第2、第3のリード部接続部17c、17d、17eに
挿通され、第2のホール素子10のリード部10b、1
0c、10dが回路基板17に備えた第4、第5、第6
のリード部接続部17f、17g、17hに挿通される
と同時に、ホルダ18のホルダ本体18aが回路基板1
7に対して当接するようにホルダ18のフック18bが
回路基板17のホルダ取付部17mに対して押圧される
ことによって、フック18bが弾性変形して、ホルダ取
付部17m内に挿入されていき、回路基板17のホルダ
取付部17mを通過したところで、フック18bが弾性
復帰することによって、回路基板17にスナップアクシ
ョンでもって係止されて、ホルダ18が回路基板17に
仮止められる。
【0101】図17には、この発明に係わる小型モータ
のさらに他の実施例が示されており、ホルダ18の構造
図のみが示されている。
【0102】この場合のホルダ18には、ホルダ本体1
8a、フック18b、アーム部18cが樹脂の一体成形
によって形成されているとともに、アーム部18cに、
図15とは異なる形状の抜止部材35が装着されてい
る。
【0103】アーム部18cは、ホルダ本体18aから
コンミュテータ7の外側に向けV字形にそれぞれ突出形
成されており、アーム部18cの一方側には第1の素子
取付部18gが形成され、アーム部18cの他方側には
第2の素子取付部18hが形成されている。第1、第2
の素子取付部18g、18hには、矩形の凹状にした第
1、第2の素子本体収容部18i、18jが形成され、
第1、第2の素子本体収容部18i、18jに第1、第
2のホール素子9、10に備えた素子本体9a、10a
が収められたうえで、第1、第2の素子取付部18g、
18hの外側に抜止部材35、35がそれぞれ装着され
ている。
【0104】抜止部材35、35は、図17中左方側に
配置された矩形状のベース35cの外側からアーム部1
8cのアーム方向に沿って突出して形成され、アーマチ
ャアシャフト20の軸方向に沿ったアーム部18cの側
壁18c1、18c1にそれぞれ係止される係止部35
dが備えられているとともに、第1、第2のホール素子
9、10をリングマグネット8側に押圧する押圧部35
b、35bが形成されている。
【0105】この場合、図3に示したものと比較して、
第1、第2の素子取付部18g、18hに、リード部固
定部18k、18mを形成する必要がないため、ホルダ
18は、簡素な形状として成形される。
【0106】そして、この場合も、第1のホール素子9
の各リード部9b、9c、9dおよび第2のホール素子
10の各リード部10b、10c、10dがホルダ本体
18aの裏側から突出した状態で、ホルダ18が回路基
板17に対して組み付けられる。このとき、第1のホー
ル素子9のリード部9b、9c、9dが回路基板17に
備えた第1、第2、第3のリード部接続部17c、17
d、17eに挿通され、第2のホール素子10のリード
部10b、10c、10dが回路基板17に備えた第
4、第5、第6のリード部接続部17f、17g、17
hに挿通されると同時に、ホルダ18のホルダ本体18
aが回路基板17に対して当接するようにホルダ18の
フック18bが回路基板17のホルダ取付部17mに対
して押圧されることによって、フック18bが弾性変形
して、ホルダ取付部17m内に挿入されていき、回路基
板17のホルダ取付部17mを通過したところで、フッ
ク18bが弾性復帰することによって、回路基板17に
スナップアクションでもって係止されて、ホルダ18が
回路基板17に仮止められる。
【0107】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わる小型モータによれば、回転検出用素子
は、ホルダに取付けられ、このホルダが回路基板に仮止
められることによって、回転検出用素子が回転検出用磁
石の磁界内に非接触で配置される。それ故、従来のもの
のように、回転検出用素子をギヤケースやホルダベース
などに接着する必要がなくなり、回転検出用素子の組付
けがワンタッチで行うことができるホルダを用いること
によって、回転検出用素子の組付けに係わる作業性を飛
躍的に向上させることができるという優れた効果を奏す
る。
【0108】この発明の請求項2に係わる小型モータに
よれば、回転検出用素子は、ホルダに形成された素子取
付部に取付けられ、このホルダに形成された回路基板係
止部が回路基板に形成されたホルダ取付部に係止される
ことによって、ホルダが回路基板に仮止められ、回転検
出用素子が回転検出用磁石の外側に非接触で配置され
る。それ故、請求項1の効果に加え、回転検出用素子
は、ホルダを回路基板に対して係止するだけの簡略な作
業で取付が行われるという優れた効果を奏する。
【0109】この発明の請求項3に係わる小型モータに
よれば、ホルダは、回路基板に当接するホルダ本体の一
方側に形成された回路基板係止部部が回路基板のホルダ
取付部内に弾性変形して挿入されたうえで回路基板に対
して係止されることによって回路基板に仮止められる。
そして、ホルダは、ホルダ本体の他方側にV字状に突出
したアーム部の素子取付部に回転検出用素子が取付けら
れている。それ故、請求項2の効果に加え、回路基板に
対するホルダの組込みがワンタッチで行われるととも
に、回転検出用磁石と回路基板とのあいだの寸法を大き
くすることなく、回転検出用素子が回転検出用磁石の外
側に配置されるという優れた効果を奏する。
【0110】この発明の請求項4に係わる小型モータに
よれば、回転検出用素子は、ホルダに形成された素子本
体収容部に素子本体が収容され、ホルダに形成されたリ
ード部固定部でリード部が固定されてから、ホルダが回
路基板のホルダ取付部に仮止めされ、リード部が回路基
板のリード部接続部に電気的に接続される。それ故、請
求項3の効果に加え、回転検出用素子は、ホルダが仮止
めのときに、回路基板のリード部接続部にリード部が電
気的に接続されるため、その際に、リード部と回路基板
のリード部接続部とのあいだに位置ずれがあったとして
も、ホルダとともにリード部が位置の変更を容易に行え
るという優れた効果を奏する。
【0111】この発明の請求項5に係わる小型モータに
よれば、回転検出用素子は、抜止部材がホルダのアーム
部に嵌着されることによって、素子本体収容部に収容さ
れた素子本体がホルダの素子取付部に抜止められるとと
もにアーマチュアシャフトの軸方向への移動を阻止され
て固定される。それ故、請求項4と比較して、ホルダに
リード部固定部を形成する必要がないという優れた効果
を奏する。
【0112】この発明の請求項6に係わる小型モータに
よれば、回転検出用素子は、抜止部材の係止部がアーム
部の回転検出用素子側に係止されるとともに、抜止部材
の押圧部が素子本体収容部に収容された回転検出用素子
の素子本体を回転検出用磁石側に押圧することによっ
て、ホルダの素子取付部に抜止められて固定される。そ
れ故、請求項5と同様にして、ホルダにリード部固定部
を形成する必要がないという優れた効果を奏する。
【0113】この発明の請求項7に係わる小型モータに
よれば、回転検出用素子は、抜止部材の係止部がアーマ
チュアシャフトの軸方向に沿ったアーム部の側壁に係止
されるとともに、抜止部材の押圧部が素子本体収容部に
収容された回転検出用素子の素子本体を回転検出用磁石
側に押圧することによって、ホルダの素子取付部に抜止
められて固定される。それ故、請求項6と同様にして、
ホルダにリード部固定部を形成する必要がないという優
れた効果を奏する。
【0114】この発明の請求項8に係わる小型モータに
よれば、ブラシを保持したブラシ保持体がターミナルに
電気的に接続され、このターミナルがケースに固定さ
れ、ブラシ保持体またはターミナルが回路基板に形成さ
れたブラシ電流供給部に電気的に接続される。それ故、
請求項5の効果に加え、ブラシ、ブラシ保持体、ターミ
ナルの組付けがホルダベースを必要とせずに簡潔に行え
るという優れた効果を奏する。
【0115】この発明の請求項9に係わる小型モータに
よれば、回転検出用素子に対して磁力を与える回転検出
用磁石は、コンミュテータの端部に押圧プレートによっ
てアーマチュアシャフト上に回止められて固定されてい
る。それ故、請求項5の効果に加え、回転検出用磁石を
アーマチュアシャフトやコンミュテータに接着すること
によって固定する必要がなく、回転検出用磁石の組付け
が簡略化されるという優れた効果を奏する。
【0116】この発明の請求項10に係わる小型モータ
によれば、回転検出用素子に対して磁力を与える回転検
出用磁石は、係合部がコンミュテータの回止係止部に係
止することによって回止められてアーマチュアシャフト
上に固定されている。それ故、請求項9と同様にして、
回転検出用磁石をアーマチュアシャフトやコンミュテー
タに接着することによって固定する必要がなく、回転検
出用磁石の組付けが簡略化されるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる小型モータの一実施例におい
ての正面図である。
【図2】図1に示した小型モータにおいてのアーマチュ
アまわりの縦断背面図である。
【図3】図1に示した小型モータにおいてのホルダまわ
りの縦断側面図である。
【図4】図1に示した小型モータにおいてのホルダの正
面図である。
【図5】図1に示した小型モータにおいてのコンミュテ
ータまわりの縦断側面図である。
【図6】図1に示した小型モータにおいてのホルダと回
路基板との組付関係を示す外観斜視図である。
【図7】図1に示した小型モータにおいての図5とは異
なる場合のコンミュテータまわりの縦断側面図である。
【図8】図1に示した小型モータにおいての図6とは異
なる場合のホルダと回路基板との組付関係を示す外観斜
視図である。
【図9】図1に示した小型モータにおいてコンミュテー
タまわりの縦断側面図である。
【図10】図9に示したコンミュテータまわりの縦断正
面図である。
【図11】図1に示した小型モータにおいての図9とは
異なる場合のコンミュテータまわりの縦断側面図であ
る。
【図12】図11に示したコンミュテータまわりの縦断
正面図である。
【図13】図1に示した小型モータにおいての図11と
は異なる場合のコンミュテータまわりの縦断側面図であ
る。
【図14】図13に示したコンミュテータまわりの縦断
正面図である。
【図15】図1に示した小型モータにおいての図13と
は異なる場合のマグネットの縦断正面図である。
【図16】この発明に係わる小型モータの他の実施例に
おいてのホルダまわりの縦断側面図である。
【図17】この発明に係わる小型モータのさらに他の実
施例においてのホルダまわりの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 小型モータ 2 (ケース)ヨーク 3 (ケース)ギヤケース 4 (マグネット)第1のマグネット 5 (マグネット)第2のマグネット 6 アーマチュア 7 コンミュテータ 7b2 回止係止部 8 (回転検出用磁石)リングマグネット 8b 係合部 9 (回転検出用素子)第1のホール素子 9a 素子本体 9b リード部 9c リード部 9d リード部 10 (回転検出用素子)第2のホール素子 10a 素子本体 10b リード部 10c リード部 10d リード部 11 (ブラシ)第1のブラシ 12 (ブラシ)第2のブラシ 13 (ブラシ保持体)第1のブラシホルダ 14 (ブラシ保持体)第2のブラシホルダ 15 (ターミナル)第1のターミナル 15b (ケース側取付部)第1のケース側取付部 16 (ターミナル)第2のターミナル 16b (ケース側取付部)第2のケース側取付部 17 回路基板 17a (ブラシ電流供給部)第1の回路内接続部 17b (ブラシ電流供給部)第2の回路内接続部 17c (リード部接続部)第1のリード部接続部 17d (リード部接続部)第2のリード部接続部 17e (リード部接続部)第3のリード部接続部 17f (リード部接続部)第4のリード部接続部 17g (リード部接続部)第5のリード部接続部 17h (リード部接続部)第6のリード部接続部 17m ホルダ取付部 18 ホルダ 18a ホルダ本体 18b (回路基板係止部)フック 18c アーム部 18g (素子取付部)第1の素子取付部 18h (素子取付部)第2の素子取付部 18i (素子本体収容部)第1の素子本体収容部 18j (素子本体収容部)第2の素子本体収容部 18k (リード部固定部)第1のリード部固定部 18m (リード部固定部)第2のリード部固定部 20 アーマチュアシャフト 22 アーマチュアコイル 33 押圧プレート 35 抜止部材 35a 係止部 35b 押圧部 35d 係止部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 上記ケースの内側に配置されたマグネットと、 上記マグネットの内側に配置され、上記ケースに回転可
    能に支持されたアーマチュアと、 上記アーマチュアに備えたアーマチュアシャフトに取付
    けられているとともに、該アーマチュアに備えたアーマ
    チュアコイルに電気的に接続されたコンミュテータと、 上記コンミュテータに摺接して電気的に接続される複数
    個のブラシと、 上記ケースに取付けられ、上記ブラシに供給する電流経
    路が形成された回路基板と、 上記アーマチュアシャフト上に配置された回転検出用磁
    石と、 上記回転検出用磁石が発生した磁力が与えられる回転検
    出用素子と、 上記回転検出用素子を上記回転検出用磁石の磁界内に非
    接触で配置可能にして、上記回路基板に取付けられたホ
    ルダを備えていることを特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 回路基板には、ホルダ取付部が形成さ
    れ、 ホルダには、回転検出用素子が取付られる素子取付部
    と、上記回路基板に形成されたホルダ取付部に係止可能
    な回路基板係止部が形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の小型モータ。
  3. 【請求項3】 回路基板のホルダ取付部は孔状に形成さ
    れ、 ホルダには、回路基板に当接するホルダ本体の一方側
    に、回路基板のホルダ取付部内に弾性変形して挿入され
    たうえで回路基板に対して係止される回路基板係止部部
    が形成されているとともに、ホルダ本体の他方側に、回
    転検出用磁石の外側に向け、ホルダ本体からV字状に突
    出していて素子取付部を備えたアーム部がそれぞれ形成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の小型モー
    タ。
  4. 【請求項4】 回路基板のホルダ取付部の近傍には、回
    転検出用素子に備えたリード部が電気的に接続可能なリ
    ード部接続部がそれぞれ形成され、 ホルダに形成された素子取付部には、回転検出用素子に
    備えた素子本体が収容可能な素子本体収容部と、該回転
    検出用素子に備えたリード部をアーム部に固定可能なリ
    ード部固定部とが形成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の小型モータ。
  5. 【請求項5】 回路基板のホルダ取付部の近傍には、回
    転検出用素子に備えたリード部が電気的に接続可能なリ
    ード部接続部がそれぞれ形成され、 ホルダに形成された素子取付部には、回転検出用素子に
    備えた素子本体が収容可能な素子本体収容部が形成さ
    れ、 ホルダの素子取付部の外側には、ホルダとは独立して形
    成されていて、アーム部に嵌着されるとともに、該素子
    本体収容部に収容された回転検出用素子の素子本体を抜
    止る抜止部材が備えられていることを特徴とする請求項
    3に記載の小型モータ。
  6. 【請求項6】 抜止部材には、アーム部の回転検出用素
    子側に係止される係止部と、素子本体収容部に収容され
    た回転検出用素子の素子本体を回転検出用磁石側に押圧
    可能な押圧部とが備えられていることを特徴とする請求
    項5に記載の小型モータ。
  7. 【請求項7】 抜止部材には、アーマチュアシャフトの
    軸方向に沿ったアーム部の側壁に係止可能な係止部と、
    素子本体収容部に収容された回転検出用素子の素子本体
    を回転検出用磁石側に押圧可能な押圧部とが備えられて
    いることを特徴とする請求項5に記載の小型モータ。
  8. 【請求項8】 ブラシをそれぞれ保持したブラシ保持体
    と、 ケースに固定されるケース側取付部が形成されていると
    ともに、上記ブラシ保持体に電気的に接続されたターミ
    ナルとが備えられ、 回路基板には、上記ブラシ保持体または上記ターミナル
    が電気的に接続可能なブラシ電流供給部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項5、6、7のいずれかに記載
    の小型モータ。
  9. 【請求項9】 アーマチュアシャフトには、コンミュテ
    ータの端部に当接された回転検出用磁石をコンミュテー
    タ側に回止め可能にして押圧する押圧プレートが取付け
    られていることを特徴とする請求項8に記載の小型モー
    タ。
  10. 【請求項10】 コンミュテータには、回転検出用磁石
    を回り止めるための回止係止部が形成されており、回転
    検出用磁石には、コンミュテータに形成された回止係止
    部に対して係止される係合部が形成されていることを特
    徴とする請求項8に記載の小型モータ。
JP9168970A 1997-06-25 1997-06-25 小型モータ Pending JPH1118391A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9168970A JPH1118391A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 小型モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9168970A JPH1118391A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 小型モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1118391A true JPH1118391A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15877952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9168970A Pending JPH1118391A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 小型モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1118391A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501997A (ja) * 1999-05-29 2003-01-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 整流子モータ
JP2003164113A (ja) * 2001-11-21 2003-06-06 Mabuchi Motor Co Ltd ウォーム減速機付小型モータの回転検出装置
WO2003067741A1 (de) * 2002-02-09 2003-08-14 Robert Bosch Gmbh Anker für eine elektrische maschine
JP2005065493A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Robert Bosch Gmbh 少なくとも2つのモータを備えた伝動−駆動ユニット
WO2005071822A1 (de) * 2004-01-26 2005-08-04 Robert Bosch Gmbh Anker für eine elektrische maschine
EP1648076A1 (fr) * 2004-10-15 2006-04-19 ArvinMeritor Light Vehicle Systems-France Motoréducteur comprenant une carte de contrôle et un porte-balais et son procédé d'assemblage
JP2006217794A (ja) * 2006-02-28 2006-08-17 Asmo Co Ltd 駆動装置用モータ
JP2008178247A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Mitsubishi Electric Corp 制御装置一体型回転電機、及び制御装置一体型回転電機の製造方法
JP2010112414A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Shiroki Corp ギヤボックスの駆動機構
CN101966664A (zh) * 2010-08-27 2011-02-09 苏州五方光电科技有限公司 磨圆定位治具
JP2017229241A (ja) * 2012-04-26 2017-12-28 アスモ株式会社 モータ
WO2018131693A1 (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 日本電産株式会社 センサマグネットアセンブリ、およびモータ

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501997A (ja) * 1999-05-29 2003-01-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 整流子モータ
JP2003164113A (ja) * 2001-11-21 2003-06-06 Mabuchi Motor Co Ltd ウォーム減速機付小型モータの回転検出装置
WO2003067741A1 (de) * 2002-02-09 2003-08-14 Robert Bosch Gmbh Anker für eine elektrische maschine
JP4713858B2 (ja) * 2003-08-18 2011-06-29 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 少なくとも2つのモータを備えた伝動−駆動ユニット
JP2005065493A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Robert Bosch Gmbh 少なくとも2つのモータを備えた伝動−駆動ユニット
WO2005071822A1 (de) * 2004-01-26 2005-08-04 Robert Bosch Gmbh Anker für eine elektrische maschine
EP1648076A1 (fr) * 2004-10-15 2006-04-19 ArvinMeritor Light Vehicle Systems-France Motoréducteur comprenant une carte de contrôle et un porte-balais et son procédé d'assemblage
FR2876844A1 (fr) * 2004-10-15 2006-04-21 Arvinmeritor Light Vehicle Sys Motoreducteur et procede d'assemblage du motoreducteur
JP2006217794A (ja) * 2006-02-28 2006-08-17 Asmo Co Ltd 駆動装置用モータ
JP2008178247A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Mitsubishi Electric Corp 制御装置一体型回転電機、及び制御装置一体型回転電機の製造方法
JP4493665B2 (ja) * 2007-01-19 2010-06-30 三菱電機株式会社 制御装置一体型回転電機の製造方法
JP2010112414A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Shiroki Corp ギヤボックスの駆動機構
CN101966664A (zh) * 2010-08-27 2011-02-09 苏州五方光电科技有限公司 磨圆定位治具
JP2017229241A (ja) * 2012-04-26 2017-12-28 アスモ株式会社 モータ
WO2018131693A1 (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 日本電産株式会社 センサマグネットアセンブリ、およびモータ
CN110168879A (zh) * 2017-01-13 2019-08-23 日本电产株式会社 传感器磁铁组件和马达
JPWO2018131693A1 (ja) * 2017-01-13 2019-11-07 日本電産株式会社 センサマグネットアセンブリ、およびモータ
US10958139B2 (en) 2017-01-13 2021-03-23 Nidec Corporation Sensor magnet assembly and motor
CN110168879B (zh) * 2017-01-13 2021-08-10 日本电产株式会社 传感器磁铁组件和马达

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6975059B2 (en) Electric motor
JPH083152Y2 (ja) モータのマグネット保持構造
US20090120225A1 (en) Motor equipped with reducer and method of manufacturing the same
JPH1118391A (ja) 小型モータ
US20130285492A1 (en) Motor
JP5501689B2 (ja) 電動モータ
JPH07107723A (ja) 小型モータ
JP2002136056A (ja) ブラシレスモータ
EP0607032B1 (en) Miniature motor
JP2009201277A (ja) 減速機構付き電動モータ
JP6091160B2 (ja) モータ装置
JP6809246B2 (ja) モータ装置
JP3652509B2 (ja) モータのセンサマグネット装置
JP6988093B2 (ja) 接続端子、モータ装置及びワイパモータ装置
JP5399722B2 (ja) 制御回路部材及びモータ
JP5188930B2 (ja) 電動モータ
JP4201654B2 (ja) 磁気式ポテンショメータ
JPH10108403A (ja) 小型モータ
JP7379786B2 (ja) ブラシ付き直流モータ、およびその製造方法
CN216819634U (zh) 印刷线路板的保持结构以及电机单元
JPH0556599A (ja) 小型モーターの電気接続構造
JPH10146008A (ja) 小型モータ
JP4397900B2 (ja) 駆動装置用モータ
JP4397903B2 (ja) 駆動装置用モータ
JPH07322572A (ja) 小型モータ