JP4025610B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジング内に回路基板を収容して構成されるモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
ハウジング内に回路基板を収容して構成される回路基板内蔵型モータは、従来から種々の構成が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
【0003】
これら各特許文献に開示されているモータは減速機構付きモータであって、モータ本体と減速部とが一体に組み付けられて構成されている。減速部は樹脂製のギヤハウジングを有し、該ギヤハウジングには回路基板を収容する基板収容部が形成されている。基板収容部は、回路基板をモータ本体の軸方向に対して直交する方向から該基板の平面方向に沿って挿入するように構成されている。一方、回路基板には、モータ(モータ本体)を駆動する駆動回路が構成されており、又、外部から電源供給を受けるコネクタ部が搭載されている。そして、回路基板は、モータ本体と減速部とが組み付けられた後に、基板収容部内に挿入されて固定される。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5245258号明細書
【特許文献2】
特開平11−332167号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記構成のモータでは、回路基板の挿入方向における先端部以外の部位にコネクタ部が設けられている。このようなモータにおいて回路基板の挿入方向の先端部にコネクタ部の位置変更が要求された場合、回路基板の挿入方向の先端部にコネクタ部を搭載し、該コネクタ部から回路基板の平面方向に沿って基板収容部内に挿入しなければならない。すると、比較的外観の大きいコネクタ部は、基板挿入時にギヤハウジング内の他のモータ構成部品に干渉するといった問題が生じる。
【0006】
これに対し、このようなコネクタ部の干渉を回避するために、ギヤハウジング(基板収容部)を大きく構成することが考えられるが、ギヤハウジング(基板収容部)が大型化し、モータ全体が大型化するといった問題が新たに生じてしまう。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、回路基板を該基板の平面方向に沿ってギヤハウジング内に挿入してなるモータであって、回路基板の挿入方向の先端部側にコネクタ部を位置させる場合に、該ギヤハウジングの大型化を防止しながら、回路基板を他のモータ構成部品に干渉することなくスムーズにギヤハウジング内に収容することができるモータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータ本体と一体に連結され、該モータ本体の回転軸の回転を減速する減速機構を収容するギヤハウジングを有し、該ギヤハウジング内に回路基板を収容してなるモータであって、前記ギヤハウジングには、前記回路基板をの平面方向が前記ギヤハウジングの扁平方向と平行となるように且つ前記回転軸の軸線方向と直交する方向に沿って挿入する基板収容部が形成され、該基板収容部の開口とは前記回転軸を挟んだ反対側である基板挿入方向の先端部側に位置する部位にターミナルを固定してなるコネクタ部が一体に構成され、前記回路基板には、前記挿入方向の先端部側に前記コネクタ部のターミナルと接続するためのターミナル接続用端子が設けられている。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記回路基板が前記基板収容部内の所定位置に収容されるのと同時に、前記ターミナル接続用端子と前記ターミナルとが接続可能に構成されている。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前記モータ本体はブラシを有しており、該モータ本体から該ブラシに給電を行うべく接続されたブラシ側接続端子が前記基板収容部内に延びており、前記回路基板には、前記ブラシ側接続端子と接続するためのブラシ給電用端子が設けられている。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のモータにおいて、前記回路基板が前記基板収容部内の所定位置に収容されるのと同時に、前記ブラシ給電用端子と前記ブラシ側接続端子とが接続可能に構成されている。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記回路基板は、前記ギヤハウジングに固定され且つ前記基板収容部の開口を閉塞する蓋部材に対して固定されるものであり、該蓋部材が該ギヤハウジングに固定されると該回路基板が該基板収容部内の所定位置に配置される。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のモータにおいて、前記蓋部材と前記基板収容部の開口との間には、該開口を密閉するシール部材が介在されている。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記コネクタ部のターミナルは、前記ギヤハウジングにインサート成形により固定されている。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記ギヤハウジングには、前記回転軸の軸線方向と直交する方向の一側に減速機構を構成するウォームホイールが収容されるホイール収容部が形成され、前記基板収容部の開口は、前記ホイール収容部とは前記回転軸を挟んだ反対側に設けられている
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記回路基板には、前記回転軸の回転情報を検出するための電気回路部品が搭載されている
【0017】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、モータのギヤハウジングには、回路基板をの平面方向がギヤハウジングの扁平方向と平行となるように且つ回転軸の軸線方向と直交する方向に沿って挿入する基板収容部が形成され、該基板収容部の開口とは回転軸を挟んだ反対側である基板挿入方向の先端部側に位置する部位にターミナルを固定してなるコネクタ部が一体に構成される。回路基板には、挿入方向の先端部側にコネクタ部のターミナルと接続するためのターミナル接続用端子が設けられる。そのため、回路基板の挿入方向の先端部側はターミナル接続用端子を有する構成となるので、コネクタ部を直接、回路基板に搭載する場合と比べて、回路基板の先端部側を小さく構成することができる。従って、ギヤハウジング内の他のモータ構成部品に干渉することなく、回路基板をスムーズに基板収容部内(ギヤハウジング内)に収容することができる。しかも、回路基板の先端部側を小さく構成できるので、基板収容部(ギヤハウジング)の大型化を防止することができる。また、回路基板は、その平面方向がギヤハウジングの扁平方向と平行となるように基板収容部に挿入される。つまり、ギヤハウジングの扁平方向と直交する方向への突出を小さくすることができるので、該ハウジングの大型化を防止することができる。また、回路基板は、回転軸の軸線方向と直交する方向に沿って挿入される。つまり、回路基板は、一般的に矩形状をなしているので、ギヤハウジングの無用な突出を極力抑えることができ、該ハウジングの大型化を防止することができる。又、コネクタ部は基板収容部の基板挿入方向の先端部側に位置するので、回路基板の挿入方向が上記した方向であれば、ギヤハウジングに対するコネクタ部の位置の設定が行い易い。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、回路基板が基板収容部内の所定位置に収容されるのと同時に、ターミナル接続用端子とターミナルとが接続される。そのため、ターミナル接続用端子とターミナルとを接続するための工程を特別に設ける必要がない。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、回路基板には、モータ本体側から延びるブラシ側接続端子と接続するためのブラシ給電用端子が設けられる。そのため、コネクタ部からブラシまでの間の配線を設ける必要がない。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、回路基板が基板収容部内の所定位置に収容されるのと同時に、ブラシ給電用端子とブラシ側接続端子とが接続される。そのため、ブラシ給電用端子とブラシ側接続端子とを接続するための工程を特別に設ける必要がない。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、回路基板は、ギヤハウジングに固定され且つ基板収容部の開口を閉塞する蓋部材に対して固定されるものであり、蓋部材がギヤハウジングに固定されると回路基板が基板収容部内の所定位置に配置される。そのため、蓋部材を固定するだけで、回路基板を基板収容部内の所定位置に配置することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、蓋部材と基板収容部の開口との間には、該開口を密閉するシール部材が介在される。そのため、基板収容部内に液体や塵埃等が入り込むことを防止でき、これらが回路基板に付着して該回路基板が故障することを防止することができる。
【0023】
請求項7に記載の発明によれば、コネクタ部のターミナルは、ギヤハウジングにインサート成形により固定される。つまり、ギヤハウジングの成型時にターミナルが固定されるので、該ターミナルを固定するための工程を特別に設ける必要がない。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2は、本実施形態のモータ1を示す。モータ1は、車両用パワーウインド装置の駆動源として用いられるものであって、車両ドア(図示略)に取り付けられるものである。モータ1は、減速機構付きモータであって、モータ本体2と減速部3とから構成されている。
【0027】
モータ本体2は、有底筒状のヨークハウジング4を備えている。ヨークハウジング4の内側面には、一対のマグネット5が固定されている。マグネット5の内側には、アーマチャ(電機子)6が回転可能に収容されている。アーマチャ6は回転軸7を有し、該回転軸7の先端部は減速部3内に挿入されている。又、回転軸7には整流子8を有しており、該整流子8には一対のブラシ(図示略)が摺接する。つまり、モータ本体2は、直流モータとして構成されている。又、回転軸7における整流子8より先端側には、リング状のセンサマグネット9が該回転軸7と一体回転するように固定されている。
【0028】
減速部3は、樹脂材料により所定形状に成形されるギヤハウジング10を備えている。ギヤハウジング10は、ヨークハウジング4(モータ本体2)とネジ11により連結される。ギヤハウジング10には、前記回転軸7の軸線L1方向と直交する方向の一側において略円形状のホイール収容部12が形成されている。ホイール収容部12には、減速機構を構成するウォームホイール13が回転可能に収容されている。ウォームホイール13は、前記回転軸7に設けられるウォーム7aと噛合して該回転軸7の回転を減速し、出力軸(図示略)に伝達する。この出力軸は、ウインドガラスを開閉するウインドレギュレータと駆動連結されるものである。
【0029】
ギヤハウジング10のモータ本体2側には、該ハウジング10(ホイール収容部12)の扁平方向(図1及び図2の紙面と平行な方向)で、且つ前記回転軸7の軸線L1方向と直交する方向に沿って延びる略矩形筒状の基板収容部14が形成されている。基板収容部14は、後述する回路基板17を該基板17の平面方向に沿って挿入するように構成されている。基板収容部14の開口14aは、ホイール収容部12とは回転軸7を挟んだ反対側に設けられている。又、ギヤハウジング10には、基板収容部14の開口14aとは回転軸7を挟んだ反対側の端部(ホイール収容部12側)にコネクタ部15が一体に形成されている。
【0030】
コネクタ部15は、外部から電源供給を受けたり外部と信号の授受を行うための外部コネクタ(図示略)と連結可能に構成されている。コネクタ部15には、複数個(図1又は図2中では、3個のみ図示)のターミナル16がギヤハウジング10にインサート成形され固定されている。ターミナル16は、それぞれ雄形状に形成されている。ターミナル16は、基板収容部14の長手方向(回路基板17の挿入方向)に沿って延びるように配置され、基端部16aがそれぞれ基板収容部14内に突出する。尚、ターミナル16の基端部16aも雄形状をなしている。
【0031】
基板収容部14には、モータ本体2と減速部3とが組み付けられた後において、該収容部14の開口14aから該収容部14に沿って回路基板17が挿入され収容される。このとき、回路基板17は、その平面方向がギヤハウジング10の扁平方向と平行に、且つ回転軸7の軸線L1方向と直交する方向に沿って挿入される。
【0032】
回路基板17は、略矩形板状をなし、モータ1(モータ本体2)を駆動制御する回路や回転軸7の回転数や回転方向等の回転情報を検出する回路を構成するための多数の電気回路部品18が搭載されている。この電気回路部品18には、ホール素子19が含まれている。ホール素子19は、回転軸7に固定されたセンサマグネット9の近傍位置となるように回路基板17上に配置されている。ホール素子19は、回転軸7とともに回転するセンサマグネット9の磁界の変化を検出して該回転軸7の回転数や回転方向等の回転情報を得る。
【0033】
回路基板17の挿入方向の先端部には、基板収容部14内に突出する前記各ターミナル16の基端部16aと接続すべく各ターミナル16と対応して設けられるターミナル接続用端子20が配設されている。ターミナル接続用端子20は、それぞれ雌形状に形成されている。そして、ターミナル接続用端子20は、回路基板17を基板収容部14に挿入して所定位置(図1に示す位置)に配置した際に、対応するターミナル16の基端部16aと接続するようになっている。
【0034】
回路基板17の略中央部には、ブラシ給電用端子21が配設されている。ブラシ給電用端子21は、前記モータ本体2のブラシに対応した数だけ設けられている(図1又は図2中では、1個のみ図示)。ブラシ給電用端子21は、前記モータ本体2から基板収容部14内に延びるブラシ側接続端子22と接続される。尚、ブラシ給電用端子21が雌形状、ブラシ側接続端子22が雄形状でそれぞれ構成されている。そして、ブラシ給電用端子21は、回路基板17を基板収容部14に挿入して所定位置(図1に示す位置)に配置した際に、対応するブラシ側接続端子22と接続するようになっている。
【0035】
回路基板17の挿入方向の基端部は、前記基板収容部14の開口14aを閉塞する蓋部材23に固定される。蓋部材23は、板状をなすものであり、該蓋部材23と回路基板17とは直交するように固定される。蓋部材23は、回路基板17を基板収容部14に挿入した状態でネジ24によりギヤハウジング10に対して固定される。尚、蓋部材23と基板収容部14の開口14aとの間には、該開口14aを密閉して防水構造とするシール部材25が介在される。シール部材25は、弾性部材により基板収容部14の開口14aの形状に合わせたリング状に形成されている。
【0036】
そして、蓋部材23をギヤハウジング10に固定すると、回路基板17が基板収容部14内で所定位置に配置されるとともに、該基板17上のターミナル接続用端子20及びブラシ給電用端子21がそれぞれターミナル16及びブラシ側接続端子22と接続状態となる。つまり、コネクタ部15、回路基板17及びモータ本体2が互いに電気的に接続した状態となり、モータ1が完成する。
【0037】
次に、本実施形態のモータ1の特徴的構成を挙げ、その作用効果を記載する。
(1)本実施形態のギヤハウジング10には、回路基板17を該基板17の平面方向に沿って挿入する基板収容部14が形成され、該基板収容部14の基板挿入方向の先端部側に位置する部位にターミナル16を固定してなるコネクタ部15が一体に構成されている。回路基板17には、挿入方向の先端部側にコネクタ部15のターミナル16と接続するためのターミナル接続用端子20が設けられている。そのため、回路基板17の挿入方向の先端部側はターミナル接続用端子20を有する構成となるので、コネクタ部15を直接、回路基板17に搭載する場合と比べて、回路基板17の先端部側を小さく構成することができる。従って、ギヤハウジング10内の他のモータ構成部品(例えば、回転軸7等)に干渉することなく、回路基板17をスムーズに基板収容部14内(ギヤハウジング10内)に収容することができる。しかも、回路基板17の先端部側を小さく構成できるので、基板収容部14(ギヤハウジング10)の大型化を防止することができ、モータ1の小型化に貢献できる。
【0038】
(2)本実施形態では、回路基板17が基板収容部14内の所定位置に収容されるのと同時に、ターミナル接続用端子20とターミナル16とが接続する構成としている。そのため、回路基板17を収容するのと同時にターミナル接続用端子20とターミナル16とが相互が接続されるので、ターミナル接続用端子20とターミナル16とを接続するための工程を特別に設ける必要がない。
【0039】
(3)本実施形態の回路基板17には、モータ本体2側から延びるブラシ側接続端子22と接続するためのブラシ給電用端子21が設けられている。そのため、コネクタ部15からブラシまでの間の配線を設ける必要がない。
【0040】
(4)本実施形態では、回路基板17が基板収容部14内の所定位置に収容されるのと同時に、ブラシ給電用端子21とブラシ側接続端子22とが接続する構成としている。そのため、回路基板17を収容するのと同時にブラシ給電用端子21とブラシ側接続端子22とが相互が接続されるので、ブラシ給電用端子21とブラシ側接続端子22とを接続するための工程を特別に設ける必要がない。
【0041】
(5)本実施形態では、回路基板17はギヤハウジング10に固定され且つ基板収容部14の開口14aを閉塞する蓋部材23に対して固定されるものであり、蓋部材23がギヤハウジング10に固定されると回路基板17が基板収容部14内の所定位置に配置される構成としている。そのため、蓋部材23を固定するだけで、回路基板17を基板収容部14内の所定位置に配置することができる。
【0042】
(6)本実施形態では、蓋部材23と基板収容部14の開口14aとの間に、該開口14aを密閉するシール部材25が介在されている。そのため、基板収容部14内に液体や塵埃等が入り込むことを防止でき、これらが回路基板17に付着して該回路基板17が故障することを防止することができる。
【0043】
(7)本実施形態のコネクタ部15のターミナル16は、ギヤハウジング10にインサート成形により固定されている。つまり、ギヤハウジング10の成型時にターミナル16が固定されるので、該ターミナル16を固定するための工程を特別に設ける必要がない。
【0044】
(8)本実施形態の回路基板17は、その平面方向がギヤハウジング10の扁平方向と平行となるように基板収容部14内に収容される。つまり、ギヤハウジング10の扁平方向と直交する方向への突出を小さくすることができるので、該ハウジング10の大型化を防止することができる。
【0045】
(9)本実施形態の回路基板17は、その挿入方向がモータ本体2の回転軸7の軸線L1方向と直交する方向に設定されている。つまり、回路基板17は、一般的に矩形状をなしているので、ギヤハウジング10の無用な突出を極力抑えることができ、該ハウジング10の大型化を防止することができる。又、コネクタ部15は基板収容部14の基板挿入方向の先端部側に位置するので、回路基板17の挿入方向が上記した方向であれば、ギヤハウジング10に対するコネクタ部15の位置の設定が行い易い。
【0046】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態における回路基板17のギヤハウジング10内の収容位置はこれに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、図3及び図4のように変更してもよい。尚、図3及び図4に示す形態では、上記実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0047】
図3及び図4に示す形態のモータ1aでは、ギヤハウジング10aにおけるホイール収容部12と回転軸7を挟んだ反対側に、該ハウジング10aの扁平方向(図3及び図4の紙面と平行な方向)で、且つ前記回転軸7の軸線L1方向に沿って平行に延びる略矩形筒状の基板収容部30が形成されている。この基板収容部30の開口30aはモータ本体2とは反対側に設けられ、コネクタ部31はモータ本体2側に設けられている。回路基板32は、その平面方向がギヤハウジング10aの扁平方向と平行に、且つ回転軸7の軸線L1方向と平行な方向に挿入され収容されている。このようにしても上記実施形態の(9)と同様に、ギヤハウジング10aの無用な突出を極力抑えることができ、該ハウジング10aの大型化を防止することができる。又、ギヤハウジング10aに対するコネクタ部31の位置の設定も行い易い。尚、この形態においても、上記実施形態の(1)〜(8)と同様な効果を得ることは言うまでもない。
【0048】
○上記実施形態では、回路基板17が基板収容部14内の所定位置に収容されるのと同時に、ターミナル接続用端子20とターミナル16とが接続し、ブラシ給電用端子21とブラシ側接続端子22とが接続する構成としたが、同時でなくてもよい。例えば、回路基板17が基板収容部14内の所定位置に収容された後にそれぞれ接続する構成であってもよい。
【0049】
○上記実施形態では、回路基板17を蓋部材23に固定したが、特に固定していなくてもよい。つまり、回路基板17をギヤハウジング10内に挿入した後に、蓋部材23を該ハウジング10に固定する構成であってもよい。
【0050】
○上記実施形態では、蓋部材23と基板収容部14の開口14aとの間にシール部材25を介在させたが、シール部材25を省略してもよい。
○上記実施形態では、コネクタ部15のターミナル16をギヤハウジング10にインサート成形により固定したが、ターミナル16をギヤハウジング10に差し込んで固定する構成としてもよい。
【0051】
○上記実施形態のギヤハウジング10の基板収容部14内に回路基板17を挿入案内するためのスリットを形成してもよい。これにより、回路基板17をスムーズに基板収容部14内に挿入でき、しかもターミナル接続用端子20とターミナル16及びブラシ給電用端子21とブラシ側接続端子22の接続を確実に行うことができる。
【0052】
○上記実施形態のモータ1(モータ本体2、減速部3)の構成を上記以外で適宜変更してもよい。
○上記実施形態では、車両用パワーウインド装置の駆動源として用いられるモータ1に実施したが、これ以外の装置に用いられるモータであってもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、回路基板を該基板の平面方向に沿ってギヤハウジング内に挿入してなるモータであって、回路基板の挿入方向の先端部側にコネクタ部を位置させる場合に、該ギヤハウジングの大型化を防止しながら、回路基板を他のモータ構成部品に干渉することなくスムーズにギヤハウジング内に収容することができるモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のモータの一部断面図。
【図2】 本実施形態のモータの分解図。
【図3】 別例のモータの一部断面図。
【図4】 別例のモータの分解図。
【符号の説明】
2…モータ本体、10,10a…ギヤハウジング、13…減速機構を構成するウォームホイール、14,30…基板収容部、14a,30a…開口、15,31…コネクタ部、16…ターミナル、17,32…回路基板、20…ターミナル接続用端子、21…ブラシ給電用端子、22…ブラシ側接続端子、23…蓋部材、25…シール部材、L1…軸線。

Claims (9)

  1. モータ本体と一体に連結され、該モータ本体の回転軸の回転を減速する減速機構を収容するギヤハウジングを有し、該ギヤハウジング内に回路基板を収容してなるモータであって、
    前記ギヤハウジングには、前記回路基板をの平面方向が前記ギヤハウジングの扁平方向と平行となるように且つ前記回転軸の軸線方向と直交する方向に沿って挿入する基板収容部が形成され、該基板収容部の開口とは前記回転軸を挟んだ反対側である基板挿入方向の先端部側に位置する部位にターミナルを固定してなるコネクタ部が一体に構成され、
    前記回路基板には、前記挿入方向の先端部側に前記コネクタ部のターミナルと接続するためのターミナル接続用端子が設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記回路基板が前記基板収容部内の所定位置に収容されるのと同時に、前記ターミナル接続用端子と前記ターミナルとが接続可能に構成されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記モータ本体はブラシを有しており、該モータ本体から該ブラシに給電を行うべく接続されたブラシ側接続端子が前記基板収容部内に延びており、
    前記回路基板には、前記ブラシ側接続端子と接続するためのブラシ給電用端子が設けられていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記回路基板が前記基板収容部内の所定位置に収容されるのと同時に、前記ブラシ給電用端子と前記ブラシ側接続端子とが接続可能に構成されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記回路基板は、前記ギヤハウジングに固定され且つ前記基板収容部の開口を閉塞する蓋部材に対して固定されるものであり、該蓋部材が該ギヤハウジングに固定されると該回路基板が該基板収容部内の所定位置に配置されることを特徴とするモータ。
  6. 請求項5に記載のモータにおいて、
    前記蓋部材と前記基板収容部の開口との間には、該開口を密閉するシール部材が介在されていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記コネクタ部のターミナルは、前記ギヤハウジングにインサート成形により固定されていることを特徴とするモータ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ギヤハウジングには、前記回転軸の軸線方向と直交する方向の一側に減速機構を構成するウォームホイールが収容されるホイール収容部が形成され、
    前記基板収容部の開口は、前記ホイール収容部とは前記回転軸を挟んだ反対側に設けられていることを特徴とするモータ。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記回路基板には、前記回転軸の回転情報を検出するための電気回路部品が搭載されていることを特徴とするモータ。
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