JP2005176420A - 減速機構付き電動モータ - Google Patents

減速機構付き電動モータ Download PDF

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Abstract

【課題】 部品点数や組付け工数を削減して、減速機構付き電動モータのコストを低減させることである。
【解決手段】 減速機構付き電動モータ17はモータ本体とモータ本体の回転軸の回転を減速して出力する減速機構とを有している。減速機構は導体により形成されるケース体24の内部に収容されており、このケース体24の内部にはさらにモータ本体の作動を制御する制御基板が収容されている。ケース体24の開口部は不導体により形成されたカバー32で閉塞されており、このカバー32には制御基板の熱を放出するヒートシンク35が設けられている。カバー32はクリップ33によりケース体24に固定されており、また、ヒートシンク35とケース体24はクリップ33により電気的に接続されてノイズ遮蔽効果が向上されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、回転軸を備えたモータ本体と回転軸の回転を減速して出力する減速機構とを有する減速機構付き電動モータに関し、特に、減速機構を収容するケース体の内部にモータ本体の作動を制御する制御基板が収容されるものに関する。
車両に設けられるワイパ装置やパワーウインド装置、サンルーフ装置等の駆動源としては、通常、車両に搭載されたバッテリなどの電源により作動する電動モータが用いられている。これらの装置に電動モータを適応させるためには、モータの回転を所要の回転数にまで減速することが必要となる。そのため、このような電動モータは、たとえば特許文献1に示されるように、歯車式の減速機構が取り付けられて減速機構付き電動モータとして1つのユニットとされている。
減速機構は、通常、モータ本体のヨークに固定されるケース体に収容されており、このケース体の開口部はカバーにより閉塞されるようになっている。また、ケース体の内部にモータ本体の作動を制御する制御基板を収容したものが知られており、この場合、カバーにはアルミ等の導体により形成されるヒートシンクが設けられて制御基板に搭載されるFET等が発生する熱を外部に積極的に放出するようになっている。
このような減速機構付き電動モータでは、外部からのノイズが制御基板に達すると、制御基板が誤作動を生じる恐れがある。また、モータ本体にブラシ付き電動モータが用いられた場合等には、ブラシと整流子との摺接により発生するノイズが外部に漏れて他の電子機器等に誤作動を生じさせる恐れがある。そのため、従来の減速機構付き電動モータでは、モータ本体のヨークをケース体に電気的に接続することによりヨークとケース体のインピーダンスを低下させ、ヨークやケース体によるノイズ遮蔽効果を向上させるようにしている。
一方、カバーは樹脂で形成される場合が多く、この場合、カバーによるノイズ遮蔽効果はあまり期待できない。そこで、従来の減速機構付き電動モータでは、カバー側からのノイズを防止するために、カバーに設けられるヒートシンクをケース体に電気的に接続して、ヒートシンクによりカバー側のノイズを遮蔽するようにしている。これにより、ヨークやケース体、ヒートシンクにより所謂シールドルームが形成され、制御基板はこれらによりノイズから保護されるようになっている。
特開2003−88038号公報
しかしながら、前述の減速機構付き電動モータでは、カバーは不導体である樹脂により形成されており、ヒートシンクは直接ケース体には接触していないので、ケース体とヒートシンクとの間に接続構造を設けてヒートシンクをケース体に電気的に接続する必要がある。たとえば、ケース体にヒートシンク側に向けて突出する凸部を設けるとともにヒートシンクに導電性の板ばねを組付け、カバーをケース体に取り付けたときに板ばねが凸部に係合してケース体とヒートシンクを接続させるなどの構造が必要となる。
そのため、この減速機構付き電動モータの部品点数が増加し、また、その組付けも複雑となり、この減速機構付き電動モータのコストを高めていた。
本発明の目的は、部品点数や組付け工数を削減して、減速機構付き電動モータのコストを低減させることにある。
本発明の減速機構付き電動モータは、回転軸を備えたモータ本体と前記回転軸の回転を減速して出力する減速機構とを有する減速機構付き電動モータであって、導体により形成され、前記減速機構を収容するケース体と、不導体により形成され、前記ケース体を閉塞するカバーと、前記ケース体の内部に収容され、前記モータ本体の作動を制御する制御基板と、前記カバーに設けられ、導体により形成されて前記制御基板の熱を外部に放出するヒートシンクと、導体により形成され、前記カバーを前記ケース体に固定するとともに前記ケース体と前記ヒートシンクとを電気的に接続する固定部材とを有することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記ケース体と前記カバーとに係合して前記カバーを前記ケース体に固定するクリップ部と、前記クリップ部から突出して前記ヒートシンクに接触する接触部とを前記固定部材に設けたことを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記接触部を前記ヒートシンクに設けられた圧入部に圧入して固定することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、圧入方向に向けて相互の間隔を狭める方向に傾斜するとともに前記圧入部に圧入されたときに弾性変形する一対の傾斜部を前記接触部に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、カバーに設けられるヒートシンクとケース体とはカバーをケース体に固定する固定部材により電気的に接続されるので、別途接続構造を設ける必要がない。したがって、この減速機構付き電動モータの部品点数や組付け工数を削減して、この減速機構付き電動モータのコストを低減させることができる。
また、本発明によれば、カバーに設けられるヒートシンクとケース体とは固定部材により電気的に接続されるので、ケース体やヒートシンクによるノイズ遮蔽効果が高められる。したがって、ケース体に収容される制御基板がノイズの影響を受けて誤作動することを防止して、この減速機構付き電動モータの作動の確実性を向上させることができる。
さらに、本発明によれば、固定部材に設けられた接触部はヒートシンクに設けられた圧入部に圧入されるので、接触部はヒートシンクに確実に固定される。したがって、振動等による接触部の離脱を防止して、この減速機構付き電動モータの作動を確実にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である減速機構付き電動モータが用いられたワイパ装置の概略を示す説明図であり、図1に示す車両11にはフロントガラス12に付着した雨や前車の飛沫等を拭き取って運転者の視界を確保するためにワイパ装置13が設けられている。
ワイパ装置13は車両11に回転自在に支持された2つのワイパ軸14a,14bを有しており、ワイパ軸14aには運転席側つまりDR側のワイパアーム15aが固定され、ワイパ軸14bには助手席側つまりAS側のワイパアーム15bが固定されている。また、DR側のワイパアーム15aの先端部には運転席側つまりDR側のワイパブレード16aが装着され、AS側のワイパアーム15bの先端部には助手席側つまりAS側のワイパブレード16bが装着されており、それぞれのワイパブレード16a,16bはワイパアーム15a,15bに内装された図示しないスプリングにより押え力が加えられてフロントガラス12に弾圧的に接触するようになっている。
各ワイパ軸14a,14bを駆動するために、このワイパ装置13にはワイパモータとも呼ばれる減速機構付き電動モータ17が設けられている。減速機構付き電動モータ17はリンク機構18を介して各ワイパ軸14a,14bに接続されており、リンク機構18のクランクアーム18aを回転駆動することによりワイパ軸14a,14bを所定の角度範囲で揺動するようになっている。そして、ワイパ軸14a,14bが揺動することによりワイパブレード16a,16bがフロントガラス12上の上反転位置と下反転位置との間の払拭範囲12a,12bを揺動して、フロントガラス12が払拭されるようになっている。
図2は図1に示す減速機構付き電動モータの詳細を示す斜視図であり、図3は図2に示す減速機構付き電動モータのa−a線に沿う一部切り欠き断面図である。図2に示すように、減速機構付き電動モータ17はモータ本体21と減速機22とを有している。減速機22はモータ本体21に固定されて1つのユニットとされている。
モータ本体21は所謂ブラシ付き電動モータとなっており、図3に示すように、鋼板等の導体をプレス加工することにより底付き円筒状に形成されるヨーク21aとヨーク21aから突出する回転軸21bとを備えている。そして、車両11に搭載される図示しないバッテリ(電源)からの直流電流により作動して、回転軸21bを回転させるようになっている。
なお、図示する場合にはモータ本体21はブラシ付き電動モータとなっているが、これに限らず、ブラシレス直流モータなど他の形式の電動モータを用いてもよい。
一方、減速機22は締結部材23によりヨーク21aに固定されるケース体24を有している。このケース体24は導体であるアルミニウム合金を鋳造することによりバスタブ状に形成されており、図3に示すように、その内部に減速機構25を収容するようになっている。図示する場合には、減速機構25としてウォーム26とウォーム26に噛み合うウォームホイル27とを有するウォームギヤ機構が用いられている。ウォーム26はケース体24の内部に突出する回転軸21bの外周に一体的に形成されており、回転軸21bとともに回転するようになっている。また、ウォームホイル27はケース体24に形成されたボス部24aに回転自在に支持される出力軸31の基端部に固定されており、この出力軸31とともにケース体24の内部で回転自在となっている。これにより、回転軸21bが回転すると、その回転は減速機構25により所定の回転数にまで減速されて出力軸31から出力される。
出力軸31の先端部はケース体24から外部に突出しており、その先端部には前述のクランクアーム18aが固定されるようになっている。したがって、モータ本体21が作動すると、その回転が減速機構25と出力軸31を介してクランクアーム18aに伝達されてワイパ軸14a,14bが揺動される。
ケース体24の開口部にはカバー32が取り付けられており、ケース体24の開口部はこのカバー32により閉塞されるようになっている。カバー32は不導体である樹脂により蓋状に形成されており、その樹脂部分においてケース体24の開口部外縁に接触するようになっている。そして、図2に示すように、カバー32はケース体24の開口部に取り付けられた後に、クリップ33,34によりケース体24に固定されるようになっている。
また、カバー32には複数のフィン35aを備えた導電部としてのヒートシンク35が設けられており、カバー32外面部分のケース体24の開口部と略平行となる略半分はヒートシンク35により占められている。この場合、ヒートシンク35は導体であるアルミニウム合金により形成されており、インサート成形によりカバー32と一体化されている。また、ヒートシンク35の外面はカバー32の裏側と表側とに露出しており、その外縁はカバー32の樹脂部分と接している。
カバー32の裏面にはヒートシンク35と対向するように給電部としての制御基板41が固定されている。この制御基板41は基板41a上にCPUやメモリ、FET等の複数の電子部品41bが搭載された所謂マイクロコンピュータとしての機能を有するものとなっており、図3に示すように、カバー32がケース体24に固定されたときにケース体24の内部に収容されるようになっている。
ケース体24の内部にはモータ本体21への給電を行う図示しないブラシ装置が収容されており、制御基板41は図示しない給電線によりブラシ装置に電気的に接続されている。また、制御基板41は図示しない給電線によりカバー32に設けられたカプラ32aを介して図示しないワイパスイッチや車載されたバッテリ(電源)に接続されている。
そして、制御基板41はワイパスイッチからの指令信号に応じてブラシ装置に直流電流を供給してモータ本体21の作動制御つまりモータ本体21への給電の制御を行うようになっている。
また、ヒートシンク35には制御基板41に向けて突出する接続部35bが一体的に設けられ、制御基板41の図示しないグランド線の一部は接続部35bに対向する図示しないスルーホールの周囲に設けられており、制御基板41はスルーホールに挿通されるねじ部材42により接続部35bに固定されている。これにより、接続部35bとグランド線つまりヒートシンク35と制御基板41とが電気的に接続されるようになっている。
さらに、制御基板41を構成するFET等の電子部品41bはヒートシンク35の裏面にねじ止め等により固定されており、これらの電子部品41bが発生する熱はヒートシンク35により外部に放出されるようになっている。なお、符号43は減速機構25と制御基板41とを隔離するための隔離板である。
図4は図2に示すクリップの詳細を示す斜視図であり、図5は図4に示すクリップによるケース体とカバーとの固定状態を示す断面図である。
前述のように、カバー32はクリップ33,34によりケース体24に固定されているが、一方のクリップ33はカバー32をケース体24に固定するとともにヒートシンク35をケース体24に電気的に接続する機能をも有している。以下に、クリップ33の詳細について説明する。
図4に示すように、固定手段としてのクリップ33は導体である鋼板により形成されており、カバー32をケース体24に固定する機能を有するクリップ部44と、クリップ部44から突出してヒートシンク35に接触する接触部45とを有している。
クリップ部44は平板状に形成された基部46と基部46の両側に設けられる一対の断面S字状の弾性変形部47,48とを有しており、これらの弾性変形部47,48にはそれぞれ係合孔47a,48aが設けられている。また、一方つまりカバー32の側となる弾性変形部47には幅方向に延びる一対の係合爪51a,51bが設けられている。
このクリップ部44をカバー32に係合させる際には、図2に示すように、まず、係合爪51a,51bをカバー32に設けられた引っかけ部52a,52bに引っかける。このとき、図5に示すように、弾性変形部47の係合孔47aはカバー32に設けられたカバー側係合突起53に係合される。次いで、弾性変形部48をケース体24に設けられたケース側係合突起54に向けて押し付けて、両方の弾性変形部47,48を互いに離れる方向に弾性変形させながら、弾性変形部48の係合孔48aをケース側係合突起54に係合させる。これにより、クリップ部44は、各弾性変形部47,48が互いに離れる方向に弾性変形した状態で各係合孔47a,48aにおいて各係合突起53,54に係合する。したがって、各弾性変形部47,48の弾性力により各係合突起53,54は互いに近づく方向に付勢され、これにより、ケース体24とカバー32とはクリップ部44により固定される。このとき、クリップ部44は弾性変形部48においてケース体24に接触しており、クリップ33はケース体24に対して電気的に接続された状態となっている。
一方、接触部45は一方つまりカバー32の側の弾性変形部47からカバー32の側に突出して延びるとともにカバー32に沿って折り曲げられてヒートシンク35の外面にまで達するようになっており、その先端部45aにおいてヒートシンク35に接触するようになっている。
接触部45の先端部45aには一対の傾斜部55a,55bが設けられており、これらの傾斜部55a,55bはヒートシンク35に設けられた圧入部56に圧入されて固定されるようになっている。
図6(a),(b)はそれぞれ図4に示す傾斜部を圧入部に固定する過程を示す断面図であり、この場合、圧入部56はヒートシンク35上に一体に設けられた所定の間隔を空けて対向する一対の壁部56a,56bからなっている。これに対して、接触部45に設けられる傾斜部55a,55bはヒートシンク35の外面に対してヒートシンク35の側に向けて徐々に相互の間隔を狭める方向に傾斜するとともに、図6(a)に示すように、圧入前における傾斜部55a,55bの最大の間隔W1が壁部56a,56bの間隔W2より大きく設定されている。そして、図6(b)に示すように、接触部45はこれらの傾斜部55a,55bがそれぞれ壁部56a,56bに接触するように、ヒートシンク35の外面に垂直な方向から圧入部56に圧入されてヒートシンク35に固定されるようになっている。
また、各傾斜部55a,55bはそれぞれ圧入部56に圧入されたときには互いの間隔を狭める方向に弾性変形することになり、この弾性変形による弾性力で壁部56a,56bに強く接することになる。したがって、接触部45の先端部45aは圧入部56に確実に固定されることになり、振動等により圧入部56から容易に離脱することがない。
接触部45が圧入部56に固定されると、ヒートシンク35は接触部45とクリップ部44を介してケース体24に電気的に接続されることになる。つまり、ヒートシンク35はカバー32をケース体24に固定するクリップ33によりケース体24と電気的に接続されることになる。そして、ヒートシンク35がケース体24に電気的に接続されると、ケース体24とヒートシンク35のインピーダンスは低下されることになり、これによりケース体24やヒートシンク35によるノイズ遮蔽効果が高められることになる。つまり、ケース体24とヒートシンク35は所謂シールドルームを形成することになり、ケース体24の内部に収容されてケース体24とヒートシンク35により囲まれる制御基板41に対する外部からのノイズを遮蔽することができる。
このように、この減速機構付き電動モータ17では、ケース体24とヒートシンク35とをクリップ33により電気的に接続するようにしたので、ケース体24やヒートシンク35によるノイズの遮蔽効果を高めることができる。したがって、ケース体24の内部に収容される制御基板41をノイズから保護することができ、制御基板41の誤作動を低減させて減速機構付き電動モータ17の作動を確実に行わせることができる。
また、この減速機構付き電動モータ17では、ケース体24とヒートシンク35とは、カバー32をケース体24に固定するクリップ33により電気的に接続されるので、別途ケース体24とヒートシンク35とを接続するための接続構造を設ける必要がない。したがって、部品点数や組付け工数が削減されて、この減速機構付き電動モータ17のコストを低減することができる。
さらに、この減速機構付き電動モータ17では、クリップ33に設けられた接触部45はヒートシンク35に設けられた圧入部56に圧入されて固定されるので、接触部45をヒートシンク35に確実に固定することができる。また、接触部45には圧入方向に対して徐々に幅を狭める一対の傾斜部55a,55bが設けられており、これらの傾斜部55a,55bが弾性変形した状態で圧入部56に圧入されるので、接触部45をさらに確実にヒートシンク35に接続することができる。したがって、たとえば車両11の振動等が加えられた場合であっても、この振動により接触部45が圧入部56から離脱することを防止して、この減速機構付き電動モータ17の作動を確実にすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、固定部材はクリップ33とされているが、これに限らず、カバー32をケース体24に固定するとともにケース体24とヒートシンク35とを電気的に接続することができるものであれば、他の部材としてもよい。
また、前記実施の形態においては、減速機構25としてウォームギヤ機構が用いられているが、これに限らず、複数の平歯車からなる減速歯車列や遊星歯車機構を用いたものなど、他の形式の減速機構を用いるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ケース体24とヒートシンク35とによりシールドルームを形成しているが、これに限らず、たとえば、ヨーク21aをケース体24に電気的に接続してヨーク21aによるノイズ遮蔽効果をも高めるようにしてもよい。また、ケース体24、ヨーク21a、ヒートシンク35のいずれかを車両11に接地して、これらのノイズ遮蔽効果をさらに向上させるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ケース体24の内部に収容される給電部として制御基板41とブラシ装置とが設けられているが、これに限らず、いずれか一方のみが設けられていてもよい。
本発明の一実施の形態である減速機構付き電動モータが用いられたワイパ装置の概略を示す説明図である。 図1に示す減速機構付き電動モータの詳細を示す斜視図である。 図2に示す減速機構付き電動モータのa−a線に沿う一部切り欠き断面図である。 図2に示すクリップの詳細を示す斜視図である。 図4に示すクリップによるケース体とカバーとの固定状態を示す断面図である。 (a),(b)はそれぞれ図4に示す傾斜部を圧入部に固定する過程を示す断面図である。
符号の説明
11 車両
12 フロントガラス
12a,12b 払拭範囲
13 ワイパ装置
14a,14b ワイパ軸
15a DR側のワイパアーム
15b AS側のワイパアーム
16a DR側のワイパブレード
16b AS側のワイパブレード
17 減速機構付き電動モータ
18 リンク機構
18a クランクアーム
21 モータ本体
21a ヨーク
21b 回転軸
22 減速機
23 締結部材
24 ケース体
24a ボス部
25 減速機構
26 ウォーム
27 ウォームホイル
31 出力軸
32 カバー
32a カプラ
33 クリップ(固定部材)
34 クリップ
35 ヒートシンク(導電部)
35a フィン
35b 接続部
41 制御基板(給電部)
41a 基板
41b 電子部品
42 ねじ部材
43 隔離板
44 クリップ部
45 接触部
45a 先端部
46 基部
47,48 弾性変形部
47a,48a 係合孔
51a,51b 係合爪
52a,52b 引っかけ部
53 カバー側係合突起
54 ケース側係合突起
55a,55b 傾斜部
56 圧入部
56a,56b 壁部
W1,W2 間隔

Claims (6)

  1. 回転軸を備えたモータ本体と前記回転軸の回転を減速して出力する減速機構とを有する減速機構付き電動モータであって、
    導体により形成され、前記減速機構を収容するケース体と、
    不導体により形成され、前記ケース体を閉塞するカバーと、
    前記ケース体の内部に収容され、前記モータ本体への給電を制御する給電部と、
    導体により形成され、前記カバーに設けられる導電部と、
    前記給電部と前記導電部とを電気的に接続する接続部と、
    導体により形成され、前記カバーを前記ケース体に固定するとともに前記ケース体と前記導電部とを電気的に接続する固定部材とを有することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  2. 請求項1記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記給電部は前記モータ本体への給電を行うブラシ装置からなることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  3. 請求項1または2記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記給電部は前記電動モータ本体の作動を制御する制御基板からなることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記導電部は前記給電部の熱を外部に放出するヒートシンクからなることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記ケース体と前記カバーとに係合して前記カバーを前記ケース体に固定するクリップ部と、前記クリップ部から突出して前記導電部に接触する接触部とを前記固定部材に設けたことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  6. 請求項5記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記接触部を前記導電部に設けられた圧入部に圧入して固定することを特徴とする減速機構付き電動モータ。

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