JP5410194B2 - 駆動回路内蔵型モータ - Google Patents

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Description

本発明は、駆動回路内蔵型モータに関する。
車両における操舵をアシストする電動式パワーステアリング(以下、「EPS」という)が公知である。このようなEPSに用いられるモータでは、ロータの回転角度を検出することが重要となってくる。
従来、シャフトの端部に永久磁石を配置し、この永久磁石に対向するように、基板にセンサを設けた装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここに開示される回転検出器では、シャフトとしての回転軸27の端部に径方向に幅の広いヨーク33を取り付け、このヨーク33に、ポールマグネット36を設けている。そして、ポールマグネット36に対向するように、基板38にポールセンサ39を設けている。
実開平5−55768号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された装置では、その組み付け性に疑問が残る。例えば、組み付けに際し、回転軸27を挿通させた後、ヨーク33をねじ32にて取り付ける必要がある。また、メンテナンス時などに回転軸27と一体となったロータ28を取り外す場合、基板38側で、ねじ32にて取り付けられたヨーク33を先に取り外す必要がある。結果として、組み付け作業やメンテナンス作業に要する時間が大きくなるという問題があった。
なお、ここではEPSに用いられるモータを例に挙げて説明したが、一般的なモータであっても同様である。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、精度の高い回転角度検出を可能としつつ、組み付け及びメンテナンスに優れた駆動回路内蔵型モータを提供することにある。
上述した目的を達成するためになされた請求項1に記載の駆動回路内蔵型モータは、稼動部と、回路部と、モータケースとを備えている。稼動部は、ステータ及び、当該ステータの径方向内側に配置され前記ステータに対し相対回転するロータ、当該ロータと共に回転するシャフトを有している。回路部は、稼動部に対し軸方向に配置され、稼動部を駆動するための駆動素子を有している。ここで軸方向は、シャフトの中心線方向をいう。モータケースには、稼動部が配置される稼動領域と回路部が配置される回路領域とを軸方向に区画する隔壁が形成されている。
ここで、回路部は、稼動部から遠い側の端に回路基板を有している。この回路基板は、ロータの回転角度を検出するためのセンサを構成する基板側センサ部を具備している。一方、稼動部のシャフトが、その先端に、シャフト側センサ部を有している。このシャフト側センサ部は、基板側センサ部に対応し基板側センサ部とともにセンサを構成する。そして、シャフトが回路部を挿通するように配置されることで、シャフト側センサ部が基板側センサ部に対向する。
また、特に、駆動回路内蔵型モータにおいて、回路部は、回路基板の他に、軸と垂直な方向に中心穴を有するチョークコイル、軸を挟んで配置された複数のコンデンサ、及び、チョークコイルとコンデンサとの間に配置され、かつ軸方向に開口を有する仕切壁を有する。また、回路部を区画する隔壁は軸方向に開口を有する。シャフトは、隔壁の開口、チョークコイルの中心穴、仕切壁の開口、およびコンデンサの間を通過するように延出して回路部を挿通可能である。
本発明では、稼動部のシャフトの先端のシャフト側センサ部と、回路基板の基板側センサ部とで、ロータの回転角度を検出するためのセンサが構成される。このようにシャフトの先端にシャフト側センサ部を取り付けて基板側センサ部と対向させれば、シャフトから径方向に張り出すヨーク等にシャフト側センサ部を設ける構成と比べ、対向面の軸方向の振れが小さくなり、シャフト側センサ部を基板側センサ部に十分に近接させて配置できるため、回転角度の誤差を低減することができる。これにより、精度の高い回転角度検出が可能となる。
また、回転角度誤差を低減するためにはセンサ部の径方向の距離を大きくする必要があるが、十分に近接させて配置することで、センサ部の径方向の距離を小さくすることができる。これにより、装置の小型化にも寄与する。
さらに、シャフト側センサ部をシャフトから取り外すことなく回路部を挿通可能となっている。例えば、回路部には挿通空間が形成されるのであるが、挿通空間を形成する部位の最小径をシャフト側センサ部の取付部のフランジの径よりも大きくしておくという具合である。よって、取付部のフランジの径D5は、隔壁の開口径D1、チョークコイルの内径D2、仕切り壁の開口径D3、およびコンデンサ同士の距離D4のいずれよりも小さくなっている。これにより、組み付け及びメンテナンスに優れたものとなる。
なお、駆動回路内蔵型モータはブラシを有するものであってもよいが、請求項2に示すように、ステータが回転磁界を発生させる巻線を有するブラシレスモータであることとしてもよい。ブラシレスモータでは、回転角度検出が必須であるため、本発明の効果が際立つ。
ところで、このように稼動部と回路部とを軸方向に配置する構成では特に、軸方向の体格の小型化が要求される。
そこで、請求項3に示すように、隔壁が軸方向の段差を形成する段差部を有する構成とし、段差部によって、稼動領域及び回路領域を軸方向にオーバーラップさせて形成するとよい。具体的には、請求項4に示すごとく、稼動領域のうちステータが占有する径方向外側の領域と、回路領域のうち径方向内側の領域とを、軸方向にオーバーラップさせることが考えられる。
この思想は、径方向に配置されるステータとロータとを軸方向に見た場合、ステータの巻線部分が、ロータの端から飛び出すことに着目したものである。つまり、軸方向に見た場合、ステータの占有領域がロータの占有領域よりも大きくなる。したがって、ロータの占有領域に隣接するように回路領域を割り当てれば、稼動領域及び回路領域を軸方向にオーバーラップさせることができる。このようにすれば、駆動回路内蔵型モータの軸方向の体格を可及的に小さくすることができる。
なお、軸方向の体格を小さくするという観点からは、請求項5に示すように、ステータの巻線と軸方向にオーバーラップするように、シャフトの軸受のうち少なくとも一方を配置することが考えられる。この思想も、上記思想と同様の点に着目したものである。このようにすれば、駆動回路内蔵型モータの軸方向の体格を可及的に小さくすることができる。
軸受について言えば、シャフトの安定した回転がセンサの回転角度誤差の低減につながる。この意味では、請求項6に示すように、シャフトの回路部側の軸受を回路領域に配置することが考えられる。通常、軸受は稼動部の軸方向端部に設けられる。したがって、回路部側の軸受を回路領域に配置するようにすれば、2つの軸受の距離が長くなり、シャフトの回転を安定させることができる。これにより、センサの回転角度誤差の低減に寄与する。
ところで、稼動部を駆動するための駆動素子を回路部が有していることは既に述べたが、大電流で稼動部を駆動する場合、駆動素子の発熱が大きくなる。
そこで、請求項7に示すように、隔壁から回路領域へ突出するヒートシンクを備える構成とし、駆動素子の放熱面をヒートシンクに接触させて駆動素子を配置することが考えられる。このようにすれば、十分な放熱が可能となる。
このとき、軽量化及び放熱性能を考え、請求項8に示すように、アルミニウム材料を用いてヒートシンクを形成するとよい。また、請求項9に示すように、ヒートシンクが軸方向に延びる溝条又は突条を有していることとしてもよい。このようにすれば、表面積を稼ぐことができるため、放熱性能を一層向上させることができる。軸方向に延びる溝条又は突条であれば、アルミダイカストで容易に製造できる。
なお、駆動回路内蔵型モータのより具体的な構成として、請求項10に示すように、稼動部を収容しその端部から隔壁が延出する筒状の筒部をモータケースが有している構成を前提として、ヒートシンクを、駆動素子が外壁面に配置可能となるよう筒部よりも内径側に環状に形成することが考えられる。このようにすれば、径方向にも小型化される。
また、請求項11に示すように、駆動素子をステータに対応させ回路領域に周方向に並べて配置しておき、駆動素子の端子を隔壁の配線孔から引き出された巻線への給電線と直接接続するようにするとよい。このようにすれば、給電線をバスバーにて取り纏める構成と比べ、軸方向の小型化に一層寄与する。
さらにまた、請求項12に示すように、環状にコイルが巻回されたチョークコイルを回路部が備えることを前提に、稼動部のシャフトは、チョークコイルの中心穴を挿通していることとしてもよい。チョークコイルは比較的大型の部品であるため、このような構成によれば、さらなる小型化が実現される。
また、請求項13に示すように、磁石を用いてシャフト側センサ部を構成し、基板側センサ部は、シャフト側センサ部の回転による磁気変動を検出するものとして構成することが出来る。磁気変動を検出するものとしては、ホールセンサ、MRセンサ等の半導体磁気センサが一例として挙げられる。
本発明の第1実施形態としての駆動回路内蔵型モータの縦断面図である。 本発明の第1実施形態としての駆動回路内蔵型モータの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態としての駆動回路内蔵型モータの縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の駆動回路内蔵型モータは、車両のEPSに用いられ、ステアリングのコラム軸に設けられたギヤと噛合い、車速信号及び操舵トルク信号に基づいて正逆回転することで、操舵をアシストする。なお、図1は、駆動回路内蔵型モータ1の縦断面図であり、図2は、分解斜視図である。この図2では、煩雑になることを避けるため、半導体モジュール及び回路基板等を省略した。
図1に示すように、駆動回路内蔵型モータ1は、モータケース10、ステータ20、ロータ30、駆動素子としての半導体モジュール40等を備えている。
モータケース10は、例えばアルミニウム材料で形成され、筒状の筒部11、筒部の軸方向における端部から径方向内側に延びる隔壁12、及び隔壁12から軸方向に突出するヒートシンク13を一体に有している。
モータケース10の軸方向のヒートシンク13側には、有底筒状のカバー16がモータケース10と略同軸に設けられ、半導体モジュール40等を有する回路部を保護している。一方、モータケース10のヒートシンク13とは反対側の端部には、円板状のフレームエンド14がボルト15によって固定されている。
本形態の駆動回路内蔵型モータ1では、隔壁12を挟み、モータケース10の内側に稼動部が配置されおり、カバー16の内側に回路部が配置されている。
稼動部には、ステータ20及びロータ30等が設けられている。
ステータ20は、筒部11の内壁としての周部111に固定され、径方向に突出する突極21、及びこの突極21にインシュレータ22を介在させて巻回される巻線23を有している。突極21は、磁性材料の薄板を積層した積層鉄心から形成され、周部111の周方向に例えば12個配置されている。それぞれの突極21の外側に嵌合するインシュレータ22に巻線23が巻回され、U相、V相、W相の三相を2組構成している。この巻線23の各相からそれぞれ引き出された給電線24は、隔壁12の周方向に6ヶ所設けられた配線孔17を通り、後述する6個の半導体モジュール40と電気的に接続される。半導体モジュール40から給電線24を経由して巻線23に供給される電流が順次切り替えられることで、ステータ20は回転磁界を発生する。
ロータ30は、ステータ20の径方向内側に所定のクリアランスを有し、回転可能に設けられている。ロータ30は、磁性材料から筒状に形成され、ロータコア31、このロータコア31の径方向外側に設けられた永久磁石32、及びロータコア31と永久磁石32を覆うロータカバー33を有している。永久磁石32は、N極とS極とが回転方向に交互に例えば10極設けられている。
ロータコア31の軸中心に設けられた軸孔34にシャフト35が固定されている。シャフト35の軸方向の回路部側に第1軸受36が圧入固定され、回路部と反対側に第2軸受37が圧入固定されている。第1軸受36は隔壁12に設けられた凹部121に隙間嵌めされ、第2軸受37はフレームエンド14に設けられた凹部141に隙間嵌めされている。ここで、凹部121は、稼動部側に開口し、回路部側に底部を有している。凹部121の底部は、ロータ30の回路部側への移動を規制する。これにより、ロータ30は、モータケース10及びステータ20に対し回転可能となる。また、シャフト35のフレームエンド14側の端部には、車両のコラム軸のギヤに噛合う出力ギヤ38が設けられ、ロータ30の回転をコラム軸に伝達可能としている。
回路部は、半導体モジュール40を有する駆動回路等で構成されている。
隔壁12からは、回路部側へ突出するヒートシンク13が設けられている。ヒートシンク13は、モータケース10と一体にダイカスト成形される。ヒートシンク13は、略六角柱状となっており、中央部に空間を有する環状となっている(図2参照)。
半導体モジュール40は、モータケース10の周部111よりも径内側に位置するヒートシンク13の外壁に、その放熱面をヒートシンク13に接触させるようにして、ロータ30の回転方向に略均等間隔で6個配置されている。半導体モジュール40は、ステータ20の突極21に軸方向に対応させて設けられている。
この半導体モジュール40は、2個のパワーMOSFETとこれらを接続するバスバー及び端子等が樹脂によりモールドされたものであり、6個の半導体モジュール40が三相交流電源を作り出す2組のインバータ回路を構成している。
半導体モジュール40のモールド樹脂の外側に突出する端子41は、後述する給電線24を接続可能なように、先端が折り返されている。この折り返された箇所が端子41の接合部411となる。隔壁12には、接合部411の軸方向稼動部側に配線孔17が設けられている。このため、給電線24は、配線孔17を通り、接合部411と直接接続している。
ヒートシンク13の径内側には、樹脂製のカップ19が配設されている。カップ19は、円筒状であり、その中央部分に、径内方向へ向かう仕切壁191が形成されている。この仕切壁191を挟んで、アルミ電界コンデンサ42及びチョークコイル43が設けられている。アルミ電界コンデンサ42は、半導体モジュール40の有するパワーMOSFETのスイッチングにより生じるサージ電圧を吸収する。また、チョークコイル43は、電源ノイズを低減する。
また、隔壁12から軸方向に延びる支柱18に回路基板44がビス45によって固定されている。
次に本形態の特徴部分について説明する。
本形態では、シャフト35が回路部を挿通し、シャフト35の先端が、回路基板44の近傍まで延びている。詳しくは、シャフト35は、隔壁12の開口を通過し、チョークコイル43の中心穴を通過し、カップ19の仕切壁191の開口を通過し、アルミ電界コンデンサ42の間を通過するようにして延出されている。
シャフト35の先端には、取付部46を介して永久磁石47が取り付けられている。取付部46は、径方向へ張り出すフランジ461を有している。また、取付部46は、フランジ461の内径側に、同軸に形成された大径部及び、小径部、これら大径部と小径部とを繋ぐ段部を有している。本形態では、大径部及び段部に永久磁石47が配置固定され、小径部がシャフト35の外周面に外嵌固定されている。その結果、永久磁石47はシャフト35と同軸上に位置決めされ確実に固定される。また、回路基板44の中央部分には、半導体磁気センサ48が設けられている。これにより、永久磁石47と半導体磁気センサ48とが対向して配置され、半導体磁気センサ48は、永久磁石47の発生させる磁界の変化を検出する。なお、半導体磁気センサ48としては、ホールセンサ、MRセンサ等が用いられる。また、取付部46及び永久磁石47が「シャフト側センサ部」を構成し、半導体磁気センサ48が「基板側センサ部」を構成する。
ところで、本形態では、シャフト35が挿通する空間を形成する部位の最小径は、隔壁12の開口径D1、チョークコイル43の内径D2、カップ19の仕切壁191の開口径D3、コンデンサ42同士の距離D4のいずれかとなる。このとき、本形態では特に、取付部46のフランジ461の径D5が、上述したいずれの径D1〜D4よりも小さくなっている。
かかる構成により、フレームエンド14及び、ロータ30、取付部46が取り付けられた状態のシャフト35を一体として、筒部11に対し、組み付けたり、取り外したりすることが可能となる。なお、第1軸受36は、シャフト35に圧入固定されているため、シャフト35と共に筒部11に対し着脱される。
また、隔壁12には、段差部122が設けられている。これにより、径方向外側では稼動部側の稼動領域51が軸方向に回路部側へ延長されており、径方向内側では回路部側の回路領域52が軸方向に稼動部側へ延長されている。つまり、稼動領域51と回路領域52とが軸方向にオーバーラップしている。
さらにまた、第1軸受36及び第2軸受37が、ステータの巻線23と軸方向にオーバーラップしている。
次に、本形態の駆動回路内蔵型モータ1が発揮する効果を説明する。
本形態の駆動回路内蔵型モータ1では、稼動部のシャフト35の先端の永久磁石47と、回路基板44の半導体磁気センサ48とで、ロータ30の回転角度を検出するためのセンサが構成されている。このようにシャフト35の先端に永久磁石47を取り付けて半導体磁気センサ48と対向させれば、すなわちシャフト35の端面に永久磁石47を同軸配置すれば、径方向に幅の広いヨークなどに永久磁石を取り付ける場合と比較して、軸方向における永久磁石47の振れが小さくなる。これにより、永久磁石47を半導体磁気センサ48に十分に近接させて配置できるため、回転角度の誤差を低減することができる。その結果、精度の高い回転角度検出が可能となる。
また、回転角度誤差を低減するためには永久磁石47の径方向の距離を大きくする必要があるが、上述のように半導体磁気センサ48に対し永久磁石47を近接配置することができるため、永久磁石47の径方向の距離を小さくすることができる。これにより、装置の小型化にも寄与する。
さらに、永久磁石47を固定する取付部46をシャフト35から取り外すことなく、シャフト35を回路部に挿通させることができる。これにより、組み付け及びメンテナンスに優れたものとなる。具体的には、フレームエンド14及び、ロータ30、シャフト35を一体として組み付けたり、取り外したりすることができる(図2参照)。
また、本形態の駆動回路内蔵型モータ1では、隔壁12が軸方向の段差を形成する段差部122を有している。これにより、稼動領域51と回路領域52とが軸方向にオーバーラップしている。その結果、駆動回路内蔵型モータ1の軸方向の体格を可及的に小さくすることができる。
さらにまた、本形態の駆動回路内蔵型モータ1では、第1軸受36及び第2軸受37が、ステータの巻線23と軸方向にオーバーラップしている(図1参照)。これにより、駆動回路内蔵型モータの軸方向の体格を可及的に小さくすることができる。
また、本形態の駆動回路内蔵型モータ1では、隔壁12から回路領域52へ突出するヒートシンク13を備える構成とし、放熱面をヒートシンク13に接触させて半導体モジュール40を配置している。これにより、半導体モジュール40の十分な放熱が可能となる。また、ヒートシンク13がアルミニウム材料で形成されているため、放熱性能も高く、軽量となっている。
さらにまた、本形態の駆動回路内蔵型モータ1では、半導体モジュール40が外壁面に配置可能となるよう筒部11よりも内径側にヒートシンク13が環状に形成されているため、径方向にも小型化されている。加えて、半導体モジュール40のモールド樹脂の外側に突出する端子41は、接合部411を有している。給電線24は、配線孔17を通り、接合部411と直接接続している。これにより、給電線24をバスバーにて取り纏める構成と比べ、軸方向の小型化に一層寄与する。
また、本形態の駆動回路内蔵型モータ1では、チョークコイル43の中心穴をシャフト35が挿通するようにしてチョークコイル43が配置されている。これにより、さらなる小型化が実現される。
(第2実施形態)
第2実施形態の駆動回路内蔵型モータは、整流子及びブラシを有するモータである。図3は、駆動回路内蔵型モータの縦断面図である。なお、図3中では、ロータの巻線などは模式的に示した。
図3に示すように、駆動回路内蔵型モータ2は、モータケース60、ステータ70、ロータ80、駆動素子としての半導体モジュール90等を備えている。
モータケース60は、例えばアルミニウム材料で形成され、筒状の筒部61、筒部の軸方向における端部から径方向内側に延びる隔壁62、及び隔壁62から軸方向に突出するヒートシンク63を有している。
モータケース60の軸方向のヒートシンク63側には、有底筒状のカバー66がモータケース60と略同軸に設けられ、半導体モジュール90等を有する回路部を保護している。一方、モータケース60は、有底筒状の筒部61の開口部に、ヒートシンク63が形成された隔壁62がボルト65で取り付けられてなる。
本形態の駆動回路内蔵型モータ2では、隔壁62を挟み、筒部61の内側に稼動部が配置されおり、カバー66の内側に回路部が配置されている。
稼動部には、ステータ70及びロータ80等が設けられている。
ステータ70は、筒部61の内壁としての周部611に固定されている。ステータ70は、永久磁石71で構成されている。
ロータ80は、径外方向へ突出する突極82を有するロータコア81と、突極82に巻回された巻線83とを有している。ロータコア81の回路部側には、整流子84が設けられている。稼動部には、この整流子84に接触して電気的な接続を維持するブラシ85が設けられている。このブラシ85を経由して、給電線86が回路部側へ引き出されている。この給電線86及び、ブラシ85、整流子84を介しロータ80に給電されることで、ロータ80は回転磁界を発生する。
ロータコア81の軸中心に設けられた軸孔にシャフト87が固定されている。シャフト87の軸方向の回路部側に第1軸受88が圧入固定され、回路部と反対側に第2軸受89が圧入固定されている。第1軸受88は隔壁62の開口621よりも回路部側に隙間嵌めされ、第2軸受89は筒部61に設けられた凹部612に隙間嵌めされている。これにより、ロータ80は、モータケース60及びステータ70に対し回転可能となる。
回路部は、半導体モジュール90、アルミ電界コンデンサ92、チョークコイル93、回路基板94等を備えている。回路部の構成は、上記形態と同様であるため説明を省略する。
次に本形態の特徴部分について説明する。
本形態では、シャフト87が回路部を挿通し、シャフト87の先端が、回路基板94の近傍まで延びている。シャフト87の先端には、取付部96を介して永久磁石97が取り付けられている。取付部96は、径方向へ張り出すフランジ961を有しており、永久磁石97が確実に固定されるようになっている。回路基板94の中央部分には、半導体磁気センサ98が設けられている。これにより、永久磁石97と半導体磁気センサ98とが対向して配置され、半導体磁気センサ98は、永久磁石97の発生させる磁界の変化を検出する。なお、半導体磁気センサ98としては、ホールセンサ、MRセンサ等が用いられる。また、取付部96及び永久磁石97が「シャフト側センサ部」を構成し、半導体磁気センサ98が「基板側センサ部」を構成する。そして、本形態でも、上記形態と同様、取付部96を取り外すことなく、シャフト87が回路部を挿通可能に設計されている。
かかる構成により、筒部61及び、ロータ80、取付部96が取り付けられた状態のシャフト87を一体として、隔壁62に組み付けたり、取り外したりすることが可能となる。なお、第1軸受88は、シャフト87に圧入固定されているため、シャフト87と共に隔壁62に対し着脱される。
次に、本形態の駆動回路内蔵型モータ2が発揮する効果を説明する。
本形態の駆動回路内蔵型モータ2では、稼動部のシャフト87の先端の永久磁石97と、回路基板94の半導体磁気センサ98とで、ロータ80の回転角度を検出するためのセンサが構成されている。このようにシャフト87の先端に永久磁石97を取り付けて半導体磁気センサ98と対向させれば、すなわちシャフト87の端面に永久磁石97をシャフト87と同軸配置すれば、径方向に幅の広いヨークなどに永久磁石を取り付ける場合と比較して、永久磁石97の軸方向の振れが小さくなる。これにより、永久磁石97を半導体磁気センサ98に十分に近接させて配置できるため、回転角度の誤差を低減することができる。その結果、精度の高い回転角度検出が可能となる。
また、回転角度誤差を低減するためには永久磁石97の径方向の距離を大きくする必要があるが、上述したように半導体磁気センサ98に対し永久磁石97を近接配置することができるため、永久磁石97の径方向の距離を小さくすることができる。これにより、装置の小型化にも寄与する。
さらに、永久磁石97を固定する取付部96をシャフト87から取り外すことなく、シャフト87を回路部に挿通させることができる。これにより、組み付け及びメンテナンスに優れたものとなる。具体的には、筒部61及び、ロータ80、シャフト87を一体として組み付けたり、取り外したりすることができる。
また、本形態の駆動回路内蔵型モータ2では、隔壁62から回路領域102へ突出するヒートシンク63を備える構成とし、放熱面をヒートシンク63に接触させて半導体モジュール90を配置している。これにより、半導体モジュール90の十分な放熱が可能となる。また、ヒートシンク63がアルミニウム材料で形成されているため、放熱性能も高く、軽量となっている。
さらにまた、本形態の駆動回路内蔵型モータ2では、半導体モジュール90が外壁面に配置可能となるよう筒部61よりも内径側にヒートシンク63が環状に形成されているため、径方向にも小型化されている。加えて、半導体モジュール90のモールド樹脂の外側に突出する端子は、給電線86と直接接続している。これにより、給電線86をバスバーにて取り纏める構成と比べ、軸方向の小型化に一層寄与する。
また、本形態の駆動回路内蔵型モータ2では、チョークコイル93の中心穴をシャフト87が挿通するようにしてチョークコイル93が配置されている。これにより、さらなる小型化が実現される。
以上、本発明は、上記形態に何等限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施できる。
(イ)上記形態の駆動回路内蔵型モータ1では、隔壁12に段差部122を設け、径方向外側では稼動部側の稼動領域51を軸方向に回路部側へ延長し、径方向内側では回路部側の回路領域52を軸方向に稼動部側へ延長して、稼動領域51と回路領域52とを軸方向にオーバーラップさせている。これは、軸方向に見ると、ステータ20の占有領域が、ロータ30の占有領域よりも大きいことに起因する。
したがって、これとは反対に、軸方向においてロータの占有領域がステータの占有領域よりも大きくなるような場合、ロータが配置される径方向内側の領域を回路領域へ延長し、ステータが配置される径方向外側の領域を稼動領域へ延長するようにして、両領域をオーバーラップさせるようにしてもよい。
また、隔壁12に段差部122を設けず、稼動領域と回路領域とが軸方向にオーバーラップしない構成を採用することも考えられる。
(ロ)上記形態の駆動回路内蔵型モータ1では、第1軸受36及び第2軸受37を、ステータ20の巻線23と軸方向にオーバーラップさせている。
これに対し、第1軸受36及び第2軸受37のいずれか一方のみをステータ20の巻線23と軸方向にオーバーラップさせる構成としてもよい。このようにしても、軸方向の体格を小さくすることができる。
なお、第1軸受36及び第2軸受37の両軸受がいずれもステータ20の巻線23とオーバーラップしないように、軸方向に離間させて両軸受を配置することももちろん可能である。
また、通常は稼動領域に配置される回路部側の軸受を回路領域に配置するようにしてもよい。このようにすれば、両軸受間の距離が大きくなるため、シャフトの安定した回転を実現することができ、回転角度誤差の低減に寄与する。
(ハ)上記形態の駆動回路内蔵型モータ1、2はともに、隔壁12、62から突出するアルミニウム製のヒートシンク13、63を備えていた。これに対し、アルミニウム以外の金属材料を用いてヒートシンクを形成してもよい。
また、発熱量が小さなモータであれば、ヒートシンクを具備しない構成とすることも考えられる。
(ニ)上記形態ではヒートシンク13、63の内壁面については言及していないが、軸方向に延びる溝条又は突条を内壁面に形成してもよい。このようにすれば、表面積が増えるため、放熱性能を一層向上させることができる。また、溝条又は突条が軸方向に延びるものであれば、アルミダイカストで容易に成形できる。
(ホ)上記形態の駆動回路内蔵型モータ1、2では、半導体モジュール40、90が外壁面に配置可能となるよう筒部11、61よりも内径側にヒートシンク13、63が形成されていた。これに対し、例えば筒部の延長上にヒートシンクを形成し、ヒートシンク自体がモータの外郭を構成するようにしてもよい。
(ヘ)上記形態の駆動回路内蔵型モータ1、2では半導体モジュール40、90が給電線24、86と直接接続されていたが、バスバーを用いて給電線を取り纏める構成を採用することも考えられる。
(ト)上記形態の駆動回路内蔵型モータ1、2はいずれもチョークコイル43、93を備えており、チョークコイル43、93の中心穴にシャフト35、87が挿通する構成であった。これに対し、必ずしもシャフトを挿通させる構成でなくてもよく、また、チョークコイル43、93を具備しない構成としてもよい。
(チ)上記形態では、車両のEPSに用いられる電子回路内蔵型モータについて説明した。これに対し、本発明の電子回路内蔵型モータは、ワイパー、バルブタイミング調整装置等、他のシステムに用いることが可能である。
(リ)上記形態では、内転型モータについて説明したが、もちろん、外転型モータにも適用できる。
1:駆動回路内蔵型モータ、10:モータケース、11:筒部、111:周部、12:隔壁、121:凹部、122:段差部、13:ヒートシンク、14:フレームエンド、141:凹部、15:ボルト、16:カバー、17:配線孔、18:支柱、19:カップ、191:仕切壁、20:ステータ、21:突極、22:インシュレータ、23:巻線、24:給電線、30:ロータ、31:ロータコア、32:永久磁石、33:ロータカバー、34:軸孔、35:シャフト、36:第1軸受、37:第2軸受、38:出力ギヤ、40:半導体モジュール、41:端子、411:接合部、42:アルミ電界コンデンサ、43:チョークコイル、44:回路基板、45:ビス、46:取付部、461:フランジ、47:永久磁石、48:半導体磁気センサ、51:稼動領域、52:回路領域、
2:駆動回路内蔵型モータ、60:モータケース、61:筒部、611:周部、612:凹部、62:隔壁、621:開口、622:段差部、63:ヒートシンク、65:ボルト、66:カバー、70:ステータ、71:永久磁石、80:ロータ、81:ロータコア、82:突極、83:巻線、84:整流子、85:ブラシ、86:給電線、87:シャフト、88:第1軸受、89:第2軸受、90:半導体モジュール、92:アルミ電界コンデンサ、93:チョークコイル、94:回路基板、96:取付部、961:フランジ、97:永久磁石、98:半導体磁気センサ、101:稼動領域、102:回路領域

Claims (13)

  1. ステータ及び、当該ステータの径方向内側に配置され前記ステータに対し相対回転するロータ、当該ロータと共に回転するシャフトを有する稼動部と、
    前記稼動部に対し前記シャフトの中心線方向である軸方向に配置され、前記稼動部を駆動するための駆動素子を有する回路部と、
    前記稼動部が配置される稼動領域と前記回路部が配置される回路領域とを軸方向に区画し、かつ軸方向に開口を有する隔壁が形成されたモータケースと、
    を備えた駆動回路内蔵型モータであって、
    前記回路部は、前記稼動部から遠い側の端に配置され、かつ前記ロータの回転角度を検出するためのセンサを構成する基板側センサ部を具備する回路基板、軸と垂直な方向に中心穴を有するチョークコイル、軸を挟んで配置された複数のコンデンサ、及び、前記チョークコイルと前記コンデンサとの間に配置され、かつ軸方向に開口を有する仕切壁を有し、
    前記稼動部の前記シャフトは、その端部に前記基板側センサ部に対応し当該基板側センサ部とともに前記センサを構成するシャフト側センサ部を有し、前記隔壁の前記開口、前記チョークコイルの前記中心穴、前記仕切壁の前記開口、および前記コンデンサの間を通過するように延出して前記回路部を挿通するように配置されることで前記シャフト側センサ部が前記基板側センサ部に対向するよう配置されており、
    前記シャフト側センサ部は、フランジを有する取付部を含んで構成され、
    前記取付部の前記フランジの径D5は、前記隔壁の開口径D1、前記チョークコイルの内径D2、前記仕切り壁の開口径D3、および前記コンデンサ同士の距離D4のいずれよりも小さくなっており、
    前記シャフト側センサ部を前記シャフトから取り外すことなく、前記回路部を挿通可能であること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  2. 請求項1に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記ステータが回転磁界を発生させる巻線を具備してなるブラシレスモータであること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  3. 請求項2に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記隔壁は、軸方向の段差を形成する段差部を有し、
    前記稼動領域及び前記回路領域は、前記段差部によって軸方向にオーバーラップして形成されていること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  4. 請求項3に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記稼動領域のうち前記ステータの収容領域に対応する径方向外側の領域と、前記回路領域のうち径方向内側の領域とが軸方向にオーバーラップして形成されていること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記ステータの前記巻線と軸方向にオーバーラップするよう前記シャフトの軸受のうち少なくとも一方が配置されていること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記シャフトの前記回路部側の軸受が前記回路領域に配置されていること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記隔壁から前記回路領域へ突出するヒートシンクを備え、
    前記駆動素子は、その放熱面が前記ヒートシンクに接触するよう配置されていること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  8. 請求項7に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記ヒートシンクは、アルミニウム材料を用いて形成されていること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  9. 請求項7又は8に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記ヒートシンクは、軸方向に延びる溝条又は突条を有していること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記モータケースは、前記稼動部を収容し、その端部から前記隔壁が延出する筒状の筒部を有し、
    前記ヒートシンクは、前記駆動素子が外壁面に配置可能となるよう前記筒部よりも内径側に環状に形成されていること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記駆動素子は、前記ステータに対応させ、前記回路領域に、周方向に並べて配置されており、
    前記駆動素子の端子が前記隔壁の配線孔から引き出された前記巻線への給電線と直接接続されていること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記チョークコイルは、環状にコイルが巻回されたチョークコイルであること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の駆動回路内蔵型モータにおいて、
    前記シャフト側センサ部は、磁石を用いて構成されており、
    前記基板側センサ部は、前記シャフト側センサ部の回転による磁気変動を検出すること
    を特徴とする駆動回路内蔵型モータ。
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