JP2009171734A - 減速機構付き電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ本体のブラシ、コミュテータ、アマチュアコイルが発する熱を効果的に放熱させて減速機構付き電動モータの作動信頼性や耐久性を向上させることである。
【解決手段】モータ本体12のヨーク14に固定されて減速機構を収容するギヤケース31の外面に複数の放熱フィン51を設ける。これらの放熱フィン51にギヤケース31のブラシ収容部35からアマチュア軸と平行に延びる平行部51aと平行部51aに連なるとともに平行部51aに対して傾斜した方向に延びる傾斜部51bとを設け、ギヤケース31の配置方向に拘わらず放熱フィン51の平行部51aと傾斜部51bのいずれかの部分に放熱による自然対流を生じさせる。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば車両用のワイパ装置等の駆動源として用いられる減速機構付き電動モータに関する。
従来から、車両用のワイパ装置やパワーウインド装置等の駆動源としては、モータ本体に減速機構が取り付けられて1つのユニットとされた減速機構付き電動モータが用いられている。
このような減速機構付き電動モータではモータ本体としてブラシ付きモータが多く用いられている。この場合、アマチュア軸にはコミュテータ(整流子)が固定され、コミュテータの外周面には一対のブラシが摺接している。また、コミュテータにはアマチュアに設けられるアマチュアコイルが電気的に接続されており、ブラシとコミュテータにより転流された駆動電流がアマチュアコイルに供給されるようになっている。また、モータ本体のヨークは有底筒状に形成されており、その開口端には減速機構を収容するためのギヤケースが固定されている。このギヤケースのヨークに固定される側には略円筒状のブラシ収容部が設けられ、モータ本体の各ブラシはこのブラシ収容部に収容されている。
一方、例えば特許文献1に示されるように、モータ本体の作動を制御するための制御基板を備えた減速機構付き電動モータが知られている。この場合、ギヤケースはバスタブ状に形成されたケース本体がカバーにより閉塞される構造となっており、制御基板はこのカバーの内面(裏面)に取り付けられている。そして、カバーにはヒートシンクが設けられ、制御基板が発する熱をヒートシンクにより外部に放熱するようにしている。
特開2005−168133号公報
しかしながら、特許文献1に示される減速機構付き電動モータでは、カバーの内面に取り付けられる制御基板が発する熱をカバーに設けられるヒートシンクにより外部に放熱することはできるが、モータ本体のブラシとコミュテータの摺接部分から発せられる熱とコミュテータに接続されたアマチュアコイルから発せられる熱を十分に放熱することができなかった。そのため、ブラシ、コミュテータ、アマチュアコイルが発する熱により、この減速機構付き電動モータに作動不良や耐久性の低下が生じるおそれがあった。
本発明の目的は、モータ本体のブラシ、コミュテータ、アマチュアコイルが発する熱を効果的に放熱させて減速機構付き電動モータの作動信頼性や耐久性を向上させることにある。
本発明の減速機構付き電動モータは、アマチュア軸を備えたモータ本体と前記アマチュア軸の回転を減速して出力軸から出力する減速機構とを有する減速機構付き電動モータであって、有底筒状に形成され、前記アマチュア軸を回転自在に支持するヨークと、前記ヨークの開口端に固定され、前記減速機構を収容するギヤケースと、前記ギヤケースのブラシ収容部に収容され、前記アマチュア軸に固定されるコミュテータに摺接する少なくとも2つのブラシと、それぞれ前記ギヤケースの外面に設けられ、互いに平行となって前記ブラシ収容部から延びる平行部と前記平行部に連なるとともに該平行部に対して傾斜した方向に延びる傾斜部とを備えた複数の放熱フィンとを有することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記ギヤケースはバスタブ状のケース本体と該ケース本体を閉塞するカバーとを備え、前記モータ本体の作動を制御する制御基板が前記カバーの内面に取り付けられるとともに前記カバーに前記制御基板の熱を放熱するヒートシンクが設けられることを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記放熱フィンの高さhと隣り合う前記放熱フィンの間隔pとを、p/h=0.5〜1.0の比率に設定したことを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記放熱フィンの高さhと隣り合う前記放熱フィンの間隔pとを、p/h=2/3の比率に設定したことを特徴とする。
本発明によれば、ギヤケースの外面にブラシ収容部から延びる複数の放熱フィンを設けるようにしたので、ブラシの発する熱を放熱フィンにより効果的に放熱して、減速機構付き電動モータの作動信頼性や耐久性を向上させることができる。また、放熱フィンに平行部と平行部に対して傾斜する傾斜部とを設けるようにしたので、ギヤケースの配置に拘わらず平行部と傾斜部のいずれかに放熱による自然対流を生じさせることができ、これにより、放熱フィンの放熱効果を高めることができる。
また、本発明によれば、制御基板が取り付けられるカバーにヒートシンクを設けるようにしたので、カバーの内面に制御基板を設けるようにした場合であっても、制御基板の発する熱をヒートシンクにより放熱するとともにブラシの発する熱を放熱フィンから放熱させて、ギヤケース内の熱を効率的に放熱することができる。
さらに、本発明によれば、それぞれの放熱フィンの高さhと隣り合う放熱フィンの間隔pとを、p/h=0.5〜1.0の比率に設定するようにしたので、放熱フィンの放熱効率を高めることができる。
さらに、本発明によれば、それぞれの放熱フィンの高さhと隣り合う放熱フィンの間隔pとを、p/h=2/3の比率に設定するようにしたので、放熱フィンを最適形状として、その放熱効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるワイパモータを示す斜視図であり、図2は図1に示すワイパモータの内部構造を示す断面図であり、図3は図1に示すカバーの内面を示す図であり、図4は図2に示すブラシホルダの変形例を示す正面図である。
図1に示すワイパモータ11は車両用のワイパ装置(不図示)の駆動源として用いられるものであり、モータ本体12と減速機13とを備えた減速機構付き電動モータとなっている。
モータ本体12は所謂ブラシ付き電動モータとなっており、図2に示すように、鋼板により有底筒状(底付き円筒状)に形成されるヨーク(継鉄)14とヨーク14の内部に収容されるアマチュア(電機子)15とを備えている。アマチュア15はアマチュア軸16を備え、このアマチュア軸16はメタル軸受17を介してヨーク14に回転自在に支持されている。これにより、アマチュア15はヨーク14の内部で回転自在となっている。
ヨーク14の内面には一対のマグネット18a,18bが互いに異なる磁極を向かい合わせて固定され、これらのマグネット18a,18bによりヨーク14の内部には磁界が形成されている。これらのマグネット18a,18bの内側に位置するようにアマチュア軸16にはアマチュアコア(鉄心)21が固定され、このアマチュアコア21には複数のアマチュアコイル(巻線)22が巻装されている。つまり、アマチュアコイル22はアマチュアコア21を介してアマチュア軸16に固定されている。また、アマチュア軸16にはアマチュアコア21に対して減速機13の側に隣接してコミュテータ(整流子)23が固定されており、アマチュアコイル22のコイル端はそれぞれコミュテータ23の対応するセグメント片に電気的に接続されている。
アマチュアコイル22に駆動電流を供給するために、モータ本体12には一対のブラシ24a,24bが設けられている。これらのブラシ24a,24bはそれぞれブラシホルダ25に支持されるとともにスプリング26a,26bにより付勢されており、コミュテータ23の外周面に径方向外側から摺接している。これにより、各ブラシ24a,24bに駆動電流が供給されると、コミュテータ23を介して所定のタイミングで転流された駆動電流が各アマチュアコイル22に供給され、アマチュア軸16が回転するようになっている。
なお、図4に示すように、ブラシホルダ25に、通常動作用の電源側のブラシ24aとアース側のブラシ24bに加えて、スプリング(不図示)によりコミュテータ23に向けて付勢される高速作動用の電源側のブラシ24cを追加し、これら電源側のブラシ24a,24cへの通電を切り替えることにより、ワイパモータ11を通常動作と高速動作とに切り替えるようにしてもよい。
一方、減速機13は締結部材(ボルト)27a,27bによりヨーク14の開口端に固定されるギヤケース31を備えている。このギヤケース31はアルミダイキャストによりバスタブ状に形成されるケース本体としてのボトムケース32と樹脂製のカバー33とを備えており、ボトムケース32がカバー33で閉塞されることによりギヤケース31が構成されるようになっている。
ボトムケース32にはヨーク14との固定部分となるフランジ部34と一体に有底筒状のブラシ収容部35が設けられており、各ブラシ24a,24bはブラシホルダ25とともにブラシ収容部35の内部に収容されている。また、ブラシ収容部35の底壁部分の軸心には挿通孔36が設けられ、アマチュア軸16はこの挿通孔36に挿通されてその先端側はボトムケース32の内部に突出している。
挿通孔36にはボールベアリング37が装着され、アマチュア軸16の中間部分はこのボールベアリング37によりボトムケース32に回転自在に支持されている。また、アマチュア軸16の先端部はボトムケース32に固定されるメタル軸受38により回転自在に支持されている。なお、アマチュア軸16の先端部はボトムケース32に支持されていなくてもよい。
アマチュア軸16の回転を減速して出力軸41から出力するために、ギヤケース31の内部には減速機構42が収容されている。この減速機構42は所謂ウォームギヤ機構となっており、アマチュア軸16のギヤケースに収容される部分の外周面に一体に形成されるウォーム43と出力軸41に固定されてギヤケース31の内部に回転自在に収容されるウォームホイル44とを備えている。ウォーム43はウォームホイル44に噛み合わされており、モータ本体12が作動してアマチュア軸16が回転すると、その回転はウォーム43とウォームホイル44とを介して所定の回転数にまで減速されて出力軸41から出力されるようになっている。
図3に示すように、カバー33の内面にはモータ本体12の作動を制御するための制御基板45が取り付けられている。この制御基板45は基板上にCPUやメモリ、FET等の複数の電子部品が搭載された所謂マイクロコンピュータとしての機能を有するものとなっており、カバー33がボトムケース32に固定されるとその給電端子45a,45bが各ブラシ24a,24bに電気的に接続されるようになっている。また、制御基板45はカバー33に設けられたコネクタ46を介して図示しないワイパスイッチやバッテリ(電源)に接続され、ワイパスイッチからの指令信号に応じてモータ本体12に直流電流を供給してその作動制御を行うようになっている。
アマチュア軸16の回転を検出するために、制御基板45には一対のホールセンサ47a,47bが設けられ、アマチュア軸16にはウォーム43に対してヨーク14の側に隣接してセンサマグネット48が固定されている。センサマグネット48は複数の磁極が周方向に交互に着磁されたリング状の多極着磁マグネットとなっており、各ホールセンサ47a,47bはセンサマグネット48に対して互いに所定の位相差をもって対向するようになっている。これにより、アマチュア軸16が回転すると、その回転数に反比例した周期のパルス信号が各ホールセンサ47a,47bから出力され、制御基板45はこれらのパルス信号の周期からアマチュア軸16の回転数を検出することができるようになっている。また、制御基板45は各ホールセンサ47a,47bからのパルス信号の出現順序に基づいてアマチュア軸16の回転方向を検出することができるようになっている。そして、これらの検出信号は制御基板45によるモータ本体12の作動制御に用いられる。
図5は図1に示すワイパモータの裏面側を示す斜視図であり、図6は図5に示す放熱フィンの配置を示す正面図である。
このワイパモータ11のボトムケース32の底壁部32aの外面つまりボトムケース32のカバー33により閉塞される側とは反対側の外面には、ブラシ24a,24bが発する熱をギヤケース31の外部に放熱するために、複数の放熱フィン51が設けられている。これらの放熱フィン51はアルミダイキャストによりボトムケース32と一体に形成されており、それぞれボトムケース32の底壁部32a外面から垂直に突出する壁状となっている。
それぞれの放熱フィン51は平行部51aと傾斜部51bとを有しており、図6に示すように、各平行部51aはその延び方向の一端においてボトムケース32のフランジ部34に連なるとともに互いに平行且つ等間隔に並んでブラシ収容部35の外面からアマチュア軸16の軸方向に沿ってヨーク14とは反対側に向けて延びている。
一方、各傾斜部51bは平行部51aに対して所定の角度だけ傾斜するように平行部51aに対して傾斜した方向に延びており、また、その延び方向の一端において対応する平行部51aの延び方向の端部または中間部分に連ねられている。つまり、図6中下側となる3つの傾斜部51bはその延び方向端部が平行部51aの延び方向端部に連ねられ、これにより放熱フィン51は中間部において折れ曲がる「くの字」形状に形成されている。これに対して、図6中上側となる3つの傾斜部51bはその延び方向端部が平行部51aの中間部分に連ねられ、これにより、放熱フィン51は全体として平行部51aから3つの傾斜部51bが枝分かれした形状に形成されている。
これらの放熱フィン51はギヤケースのブラシ収容部35から延びているので、ブラシ24a,24bが発する熱をギヤケース31のブラシ収容部35から放熱フィン51を介して外部に効果的に放出することができる。
このように、このワイパモータ11では、ギヤケース31の外面に複数の放熱フィン51を設けるようにしたので、ブラシ24a,24bの発する熱をこれらの放熱フィン51により効果的に放熱して、このワイパモータ11の作動信頼性や耐久性を向上させることができる。
また、各放熱フィン51には平行部51aとこれに対して傾斜する傾斜部51bとが設けられているので、各放熱フィン51の間に形成される凹状の流路は途中でくの字に曲がった形状となる。したがって、平行部51aと傾斜部51bの延び方向のいずれか一方が水平となるようにワイパモータ11が車体に配置された場合であっても、いずれか他方の部分は水平方向に対して傾斜することになり、ワイパモータ11の配置方向に拘わらず、平行部51aと傾斜部51bのいずれかの部分において放熱フィン51の放熱により隣り合う放熱フィン51の間つまり凹状の流路に当該フィンの延び方向に沿った自然対流を生じさせることができる。これにより、ワイパモータ11の車体への配置方向に拘わらず、放熱フィン51により効果的に自然対流を生じさせて、当該放熱フィン51の放熱効率を高めることができる。
このように、このワイパモータ11では、放熱フィン51に平行部51aと平行部51aに対して傾斜する傾斜部51bとを設けるようにしたので、ギヤケース31の配置方向に拘わらず放熱フィン51の平行部51aと傾斜部51bのいずれかの部分に放熱による自然対流を生じさせ、これにより、放熱フィン51の放熱効果を高めることができる。
なお、図5、図6における符号52は、それぞれこのワイパモータ11を車体(不図示)に取り付けるための取り付け足であり、符号53はギヤケース31の呼吸用のブリーザキャップである。
図7は図6におけるA−A線に沿う断面図であり、図8は放熱フィンのフィンピッチと熱源温度との関係を示す特性線図である。
図7に示すように、このワイパモータ11では、それぞれの放熱フィン51は、その高さhと隣り合う放熱フィン51の間隔つまりフィンピッチpとがp/h=0.5〜1.0の比率となるように設定されている。また、最適形状としてp/h=2/3(h:p=3:2)の比率となるように設定されている。なお、傾斜部51bも同様に設定される。
図8に示す特性線図は、このワイパモータ11の放熱フィン51の高さh、先端幅w1、根本幅w2、ボトムケース32の底壁部32aの厚みtを一定とした状態のもとで、フィンピッチpを変化させたときの熱源温度つまりブラシ収容部35またはヨーク14の内部温度の変化を示している。この実施例においては、放熱フィンの高さhは18mm、放熱フィンの先端幅w1は2mm、根本幅w2は4.5mm、ボトムケースの底壁の厚み(シンク厚)tは6mmとされており、これに対してフィンピッチpが9〜18mmとなったときにフィンピッチpをそれ以外としたときより熱源温度が低くなっている(図8の斜線の範囲)。そして、フィンピッチpが12mmとなったときに熱源温度が最低となっている。つまり、放熱フィン51の高さhを18mm、フィンピッチpを9〜18mmとして、高さhとフィンピッチpとをp/h=0.5〜1.0の比率としたときに、熱源温度がフィンピッチpをそれ以外としたときより低くなっている。特に、フィンピッチpを12mmとして、高さhとフィンピッチpとをp/h=2/3(h:p=3:2)の比率としたときに熱源温度が最低となる。
このように、このワイパモータ11では、それぞれの放熱フィン51の高さhとフィンピッチpとを、p/h=0.5〜1.0の比率となるように設定したので、放熱フィン51の放熱効率を高めることができる。
また、それぞれの放熱フィン51の高さhとフィンピッチpとを、p/h=2/3(h:p=3:2)の比率に設定するようにしたので、放熱フィン51を放熱に最適な形状として、その放熱効率を高めることができる。
一方、図1に示すように、カバー33には制御基板45の熱をギヤケース31の外部に放出するためにヒートシンク61が設けられている。このヒートシンク61はアルミダイキャスト製となっており、樹脂製のカバー33にインサートされて当該カバー33と一体となっている。ヒートシンク61の外面には複数の放熱フィン61aが互いに平行に並べて設けられ、これらの放熱フィン61aにより制御基板45が発する熱がギヤケース31の外部に放熱されるようになっている。これにより、制御基板45が発する熱をカバー33の側から外部に放熱するとともに、ブラシ24a,24bが発する熱をボトムケース32の底壁部32aの側から外部に放熱して、ギヤケース31の内部の熱を効果的に放熱することができる。
このように、このワイパモータ11では、ボトムケース32の底壁部32aに複数の放熱フィン51を設けるとともに制御基板45が取り付けられるカバー33にヒートシンク61を設けるようにしたので、ブラシ24a,24bの熱をボトムケース32の底壁部32aの側から放熱するとともに制御基板45の熱をカバー33の側から放熱し、つまりギヤケース31の内部の熱を当該ギヤケース31の表裏両側から放熱することにより、ギヤケース31の内部の熱を効率的に放熱することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、車両用のワイパ装置の駆動源として用いられるワイパモータ11に本発明を適用するようにしているが、これに限らず、例えば、パワーウインドモータ等、他の用途に用いられる減速機構付き電動モータに本発明を適用するようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、放熱フィン51の平行部51aはアマチュア軸16の軸方向に平行に配置されているが、これに限らず、平行部51aと傾斜部51bとが互いに傾斜していれば、その配置は問わない。
本発明の一実施の形態であるワイパモータを示す斜視図である。 図1に示すワイパモータの内部構造を示す断面図である。 図1に示すカバーの内面を示す図である。 図2に示すブラシホルダの変形例を示す正面図である。 図1に示すワイパモータの裏面側を示す斜視図である。 図5に示す放熱フィンの配置を示す正面図である。 図6におけるA−A線に沿う断面図である。 放熱フィンのフィンピッチと熱源温度との関係を示す特性線図である。
符号の説明
11 ワイパモータ(減速機構付き電動モータ)
12 モータ本体
13 減速機
14 ヨーク
15 アマチュア
16 アマチュア軸
17 メタル軸受
18a,18b マグネット
21 アマチュアコア
22 アマチュアコイル
23 コミュテータ
24a,24b,24c ブラシ
25 ブラシホルダ
26a,26b スプリング
27a,27b 締結部材
31 ギヤケース
32 ボトムケース(ケース本体)
32a 底壁部
33 カバー
34 フランジ部
35 ブラシ収容部
36 挿通孔
37 ボールベアリング
38 メタル軸受
41 出力軸
42 減速機構
43 ウォーム
44 ウォームホイル
45 制御基板
45a,45b 給電端子
46 コネクタ
47a,47b ホールセンサ
48 センサマグネット
51 放熱フィン
51a 平行部
51b 傾斜部
52 取り付け足
53 ブリーザキャップ
61 ヒートシンク
61a 放熱フィン
h 高さ
p フィンピッチ
w1 先端幅
w2 根本幅
t 底壁部の厚み

Claims (4)

  1. アマチュア軸を備えたモータ本体と前記アマチュア軸の回転を減速して出力軸から出力する減速機構とを有する減速機構付き電動モータであって、
    有底筒状に形成され、前記アマチュア軸を回転自在に支持するヨークと、
    前記ヨークの開口端に固定され、前記減速機構を収容するギヤケースと、
    前記ギヤケースのブラシ収容部に収容され、前記アマチュア軸に固定されるコミュテータに摺接する少なくとも2つのブラシと、
    それぞれ前記ギヤケースの外面に設けられ、互いに平行となって前記ブラシ収容部から延びる平行部と前記平行部に連なるとともに該平行部に対して傾斜した方向に延びる傾斜部とを備えた複数の放熱フィンとを有することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  2. 請求項1記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記ギヤケースはバスタブ状のケース本体と該ケース本体を閉塞するカバーとを備え、前記モータ本体の作動を制御する制御基板が前記カバーの内面に取り付けられるとともに前記カバーに前記制御基板の熱を放熱するヒートシンクが設けられることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  3. 請求項1または2記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記放熱フィンの高さhと隣り合う前記放熱フィンの間隔pとを、p/h=0.5〜1.0の比率に設定したことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記放熱フィンの高さhと隣り合う前記放熱フィンの間隔pとを、p/h=2/3の比率に設定したことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
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