JP2005168268A - モータの駆動回路装置、及びモータ - Google Patents

モータの駆動回路装置、及びモータ Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で大型化を招くことなく、駆動回路装置を構成する素子から発生される熱が制御回路に伝わることを抑制することができるモータの駆動回路装置、及び該駆動回路装置を備えたモータを提供する。
【解決手段】駆動回路装置19の回路基板41上が、放熱部材42の支柱部42aによって、発熱を伴う回路素子(トランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35)を全て含む第1回路部A1と、制御回路39を有する第2回路部A2とに分離されている。そして、モータ本体が駆動されてトランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35等の発熱を伴う回路素子が発熱すると、これらの回路素子から発生した熱は支柱部42aに伝達され、その後、放熱板42bに伝達されて放熱板42bの放熱フィン42cから放熱される。
【選択図】 図4

Description

本発明はモータに係り、詳しくは該モータに備えられる駆動回路装置に関する。
モータの駆動を制御するために該モータに備えられる駆動回路装置は、一般的に、駆動トランジスタ、ダイオード、コイル、電流検出抵抗等の大きく発熱を伴う素子と、制御回路(IC)とが共に回路基板に配設されて構成されている。しかし、これらの素子により発生した熱が制御回路に伝わると、熱に弱い制御回路は壊れてしまうことがあった。そのため、定格温度の高い制御回路を使用しなければならず、製造コストが上昇してしまうという問題があった。
このような問題を解決するための構成を備えたモータとして、特許文献1にて開示されている構成としたモータがある。特許文献1にて開示されているモータは、モータの下部に設けられた回路保護ケースの内部に駆動回路装置が収容されている。駆動回路装置は、供給電力からサージ等を除去するフィルタ回路と、該フィルタ回路を通過した電流のモータへの電流経路を切り換えてモータ内に発生される磁界を変化させるスイッチング回路と、該スイッチング回路の電流経路切換時期を制御してモータの回転を制御する制御回路とを備えている。フィルタ回路は、電界コンデンサと、チョークコイルと、配線用バスバーとを備えており、インナーケースに組み付けられている。スイッチング回路は電流経路を切り換える複数のスイッチング素子(駆動トランジスタ)を備えており、該スイッチング素子は該スイッチング素子の上部に配設される放熱部材に圧接されている。また、制御回路は、スイッチング素子の電流経路切換時期を制御する制御ICと、センサ磁石と共にモータの回転位置を検出するホール素子とを備えている。そして、スイッチング回路と制御回路とは回路基板に配設されている。
回路保護ケース内には、該回路保護ケース内を二分する隔壁が回路保護ケース及びインナーケースと一体に形成されており、この隔壁によって、回路基板において、スイッチング回路が形成された部分と、制御回路が形成された部分とに区分されている。この隔壁により、スイッチング素子から発生する熱が制御回路に伝達されることを抑制している。
特開2001−251833号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されているモータでは、スイッチング素子から発生する熱が制御回路に伝達されることを防止するために、新たに回路保護ケース内に隔壁を設けているため、構成が複雑になっている。また、新たに回路保護ケースに隔壁を設けることは駆動回路装置、ひいてはモータの大型化に繋がるという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な構成で大型化を招くことなく、駆動回路装置を構成する素子から発生される熱が制御回路に伝わることを抑制することができるモータの駆動回路装置、及び該駆動回路装置を備えたモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータを駆動するために設けられて発熱を伴う回路素子と、該記回路素子から発生する熱を放熱する放熱部材と、前記モータの駆動を制御する制御回路とが回路基板に配設されて構成されるモータの駆動回路装置において、前記回路基板上が、前記放熱部材によって、発熱を伴う前記回路素子を有する第1回路部と、前記制御回路を有する第2回路部とに分離されている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータの駆動回路装置において、発熱を伴う前記回路素子は、全て前記第1回路部に含まれる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のモータの駆動回路装置において、前記モータは電機子を備え、前記第1回路部は、前記放熱部材における前記電機子側に位置し、前記第2回路部は、前記放熱部材における反電機子側に位置するように前記モータに備えられる。
請求項4に記載の発明は、モータを駆動するために設けられて発熱を伴う回路素子と、該回路素子から発生する熱を放熱する放熱部材と、前記モータの駆動を制御する制御回路とが回路基板に備えられて構成される駆動回路装置を備えたモータにおいて、前記回路基板上が、前記放熱部材によって、発熱を伴う前記回路素子を有する第1回路部と、前記制御回路を有する第2回路部とに分離されている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のモータにおいて、発熱を伴う前記回路素子は、全て前記第1回路部に含まれる。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載のモータにおいて、前記モータは電機子を備え、前記第1回路部は、前記放熱部材における前記電機子側に位置し、前記第2回路部は、前記放熱部材における反電機子側に位置するように前記駆動回路装置が備えられる。
(作用)
請求項1,4に記載の発明によれば、回路基板上が、放熱部材によって、発熱を伴う回路素子を有する第1回路部と、制御回路を有する第2回路部とに分離されているため、第1回路部の回路素子から発生する熱は、放熱部材によって、制御回路を有する第2回路部に伝達されることが抑制される。また、放熱部材は元来モータの駆動回路装置に備えられているものであり、そのような放熱部材を利用して回路基板上を第1回路部と第2回路部とに分離することにより、簡単な構成で駆動回路装置、ひいてはモータの大型化を抑制しつつ、第1回路部に含まれる回路素子から発生する熱が制御回路へ伝達されることを抑制することができる。
請求項2,5に記載の発明によれば、発熱を伴う回路素子は全て第1回路部に含まれるため、第2回路部には発熱を伴う回路素子は含まれない。従って、回路素子から発生する熱が第2回路部の制御回路へ伝達されることをより抑制することができる。
請求項3,6に記載の発明によれば、放熱部材における電機子側に第1回路部が位置するように、制御回路を有する第2回路部は放熱部材における反電機子側に位置するようにモータに備えられる。従って、放熱部材によって、発熱を伴う回路素子から発生する熱だけでなく、電機子側で発生する熱も制御回路に伝達されることを抑制することができる。
本発明によれば、簡単な構成で大型化を招くことなく、駆動回路装置を構成する素子から発生される熱が制御回路に伝わることを抑制することができるモータの駆動回路装置、及び該駆動回路装置を備えたモータを提供することができる。
以下、本発明を車両空調用モータに用いた一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、モータとしての車両空調用モータ1のモータホルダ2は、略有底円筒状の収容部2aと、該収容部2aの外周に形成される円盤状のフランジ部2bとを備えている。そして、収容部2aにはモータ本体3が収容されている。
モータ本体3は直流モータであり、有底円筒状のヨーク4と、該ヨーク4の内周面に固着されるマグネット5と、該マグネット5の内側に回転可能に収容される電機子6とを備えている。このようなモータ本体3は、ヨーク4の底部と収容部2aの底部とがねじ7により締め付けられることによってモータホルダ2に固定されている。
ヨーク4の上部開口部には、前記電機子6の上部を覆うカバー8が装着されている。ヨーク4の上部開口部と、カバー8との間にはモータ本体3の内部と外部とを連通可能な開口9が設けられている。
前記電機子6は、回転軸10と、該回転軸10に固定されるコア11と、該コア11に巻回される巻線12と、該コア11の上部側で回転軸10に固定される整流子13とからなる。回転軸10の下端部は、前記ヨーク4の底部中央に設けられた軸受14によって回転可能に支持されている。また、回転軸10の上端部側は、前記カバー8に設けられた軸受15によって回転可能に支持され、更にその上端部は、該カバー8から外部上方へ突出している。そして、回転軸10のカバー8から突出した上端部分には、ファン16が回転軸10と一体回転可能に固定されている。さらに、カバー8の内側には図示しないブラシホルダが設けられ、該ブラシホルダ収容される図示しないブラシが前記整流子13に摺接している。
前記ヨーク4の底部には、モータ本体3の内部と外部とを連通する連通孔4aが形成されている。この連通孔4aは、モータホルダ2の収容部2aの底部とヨーク4の底部とにより形成される連通通路17と連通している。
前記モータホルダ2のフランジ部2bの下面2cには、送風路18を形成すると共に、モータ本体3の駆動を制御する駆動回路装置19を収容する下部ケース20がねじ等により固定されている。送風路18は、前記連通通路17を介して前記連通孔4aと連通されると共に、フランジ部2bの外周縁部に設けられた導入孔2dと連通されている。また、下部ケース20の内部は、送風路18と駆動回路装置19とを分離する仕切壁21が設けられており、この仕切壁21によって下部ケース20の内部が仕切られることにより回路収容部22が形成され、該回路収容部22の内部に駆動回路装置19が収容されている。
前記フランジ部2bの上面2eには前記ファン16の外周を覆うブロワケース23が装着されている。このブロワケース23の上部には、車室内又は車室外の空気を導入する図示しない導入ダクトに連設される空気取込口24が形成され、その側面には図示しない送風ダクトに連設される図示しない送風口が形成されている。そして、ファン16が回転すると、空気取込口24から取り込まれた空気が送風ダクト、空調装置(図示しない)を介して車室内に送られるようになっている。
前記ブロワケース23には、前記空気取込口24から取り込まれた空気の一部を分流させる分流ダクト25が形成されている。この分流ダクト25は前記導入孔2dに接続されている。そして、ファン16の回転により空気取込口24から取り込まれた空気の一部が、分流ダクト25、送風路18、連通通路17,及び連通孔4aを介してモータ本体3の内部に冷却風として送り込まれ、モータ本体3の内部が冷却される。
ここで、駆動回路装置19について説明する。図2に示すように、駆動回路装置19には車載のバッテリ30からヒューズ31を介して駆動電源が供給される。駆動回路装置19は、NチャネルMOSトランジスタ(以下単にトランジスタという)32、2つのダイオード33,36、電流検出抵抗34、チョークコイル35、4つのコンデンサ37a,37b,38a,38b、及び制御回路39を備えている。尚、トランジスタ32は、駆動回路装置19のスイッチング用に設けられるスイッチング素子である。
モータ本体3の一方の電源端子は、トランジスタ32、電流検出抵抗34、チョークコイル35、及びヒューズ31を介してバッテリ30のプラス端子に接続されており、モータ本体3の他方の電源端子は接地(グランドGNDに接続)されている。
チョークコイル35の一端は並列に接続されるコンデンサ37a,37bを介して接地され、他端は並列に接続されるコンデンサ38a,38bを介して接地されている。これらのコンデンサ37a,37b,38a,38b、及びチョークコイル35は電源ノイズを低減させるために設けられるものである。
前記電流検出抵抗34は駆動回路装置19に流れる駆動電流を検出し、制御回路39は、その検出した駆動電流の電流値に基づいて、所定値を超えるような過大な駆動電流が駆動回路装置19に供給されると、モータ本体3の駆動を強制的に停止する。
前記トランジスタ32のソース・ドレイン間には該トランジスタ32保護用のダイオード33が接続されている。また、モータ本体3の両端子間には、ダイオード36が接続されており、モータ本体3にて発生する逆起電力をモータ本体3に回帰させてモータ本体3の効率向上とノイズ低減が図られている。
また、トランジスタ32は、制御回路39から出力される制御信号に応じてオンオフ制御、即ちPWM制御が行われる。制御回路39は、外部の操作部40の操作によって出力される指令値に応じて制御信号のデューティ比を変更してトランジスタ32のオン時間を調整する。つまり、制御回路39は、モータ本体3に供給する駆動電源を調整して、モータ本体3の回転速度を操作部40の操作に応じた速度とする。
このような駆動回路装置19は、図3及び図4(a)(b)に示すように、略長方形状の回路基板41にトランジスタ32、ダイオード33,36(図2にのみ図示)、電流検出抵抗34、チョークコイル35、コンデンサ37a,37b,38a,38b等の回路素子、及び制御回路39等が配設されて構成される。これらの回路素子のうち、トランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35は比較的発熱の大きい回路素子である。
また、回路基板41にはアルミ等の放熱性の高い金属材料よりなる放熱部材42が設けられている。放熱部材42は、回路基板41に固定される支柱部42aと、該支柱部42aの上端に形成される放熱板42bとから構成される。
支柱部42aは板状をなしており、回路基板41の長手方向に沿って配設されると共に、ねじ等により回路基板41に固定されている。そして、この支柱部42aは、トランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35と、熱に弱い制御回路39との間に配設されて、回路基板41上を、発熱の大きい回路素子が配設される第1回路部A1と、制御回路39が配設される第2回路部A2とに分離している。尚、PWM制御によるスイッチング動作により特に大きく発熱を伴うトランジスタ32については、第1回路部A1側において、支柱部42aにねじ43を用いて直接固定され、放熱効果が高められている。
放熱板42bは略長方形状をなしており、前記支柱部42aの上端から、比較的発熱の大きい回路素子(トランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35)を覆うように延設されている。即ち、放熱板42bは、前記第1回路部A1の上部を覆うように形成され、第1回路部A1の各回路素子から生じる熱を効果的に吸収するようになっている。そして、放熱板42bの上面には円柱状の複数の放熱フィン42cが設けられており、この放熱フィン42cによって表面積を大きくして放熱され易いようになっている。
このような放熱部材42を備えた駆動回路装置19は、図1に示すように、第1回路部A1を放熱部材42の支柱部42aのモータ本体3(電機子6)側に、第2回路部A2を放熱部材42の支柱部42aの反モータ本体3(反電機子6)側にして前記回路収容部22に収容される。この時、放熱部材42の放熱フィン42cは回路収容部22の上方に設けられた開口部からフランジ部2bの上面2e側、即ちファン16側に露出している。そして、モータ本体3が駆動されてトランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35等の回路素子が発熱すると、これらの回路素子から発生した熱は支柱部42aに伝達され、その後、放熱板42bに伝達されて放熱板42bの放熱フィン42cから放熱される。
上記のように構成された車両空調用モータ1において、操作部40の操作に基づいた制御回路39の制御によってモータ本体3が所定の回転速度で回転すると、ファン16が回転して送風動作が行われる。この時、ファン16により発生した冷却風の一部は冷却風として分流ダクト25を通って内に流れ込む。そして、その冷却風は、導入孔2d、送風路18、連通通路17、及びヨーク4の連通孔4aを通ってモータ本体3内に流れ込み、モータ本体3の内部(巻線12、ブラシ、整流子13等)を冷却した後、ヨーク4とカバー8との間に形成される開口9から放出される。開口9から放出された冷却風の一部は、放熱部材42の放熱板42b(放熱フィン42c)の上方を通り、放熱部材42を冷却する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)回路基板41上が、放熱部材42の支柱部42aによって、大きく発熱を伴う回路素子(トランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35)を全て含む第1回路部A1と、制御回路39を有する第2回路部A2とに分離されている。従って、第1回路部A1に含まれる発熱を伴う各回路素子から発生される熱は、支柱部42aを伝って放熱板42bの放熱フィン42cから放熱されるため、制御回路39を有する第2回路部A2に各回路素子から発生する熱が伝わりにくい。その結果、制御回路39に各回路素子から発生する熱が伝達されることを抑制することができる。
また、放熱部材42(支柱部42a)は、各回路素子(トランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35)から発生する熱を放熱するために元来駆動回路装置19に備えられているものである。そのような放熱部材42の支柱部42aを利用して回路基板41上を第1回路部A1と第2回路部A2とに分離することにより、簡単な構成で駆動回路装置19、ひいてはモータの大型化を抑制しつつ、第1回路部A1に含まれる各回路素子から発生する熱を放熱して、熱が制御回路39へ伝達されることを抑制することができる。
(2)車両空調用モータ1において、発熱する回路素子を有する第1回路部A1は放熱部材42の支柱部42aにおける電機子6側に位置するように、制御回路39を有する第2回路部A2は放熱部材42の支柱部42aにおける反電機子6側に位置するよう車両空調用モータ1に備えられている。モータ本体3駆動時に電機子6は発熱を伴うが、第1回路部A1は、第2回路部A2及び支柱部42aを介した先に配置されることになるため、放熱部材42の支柱部42aによって、発熱を伴う各回路素子から発生する熱だけでなく、電機子6側で発生する熱も制御回路39に伝達されることを抑制することができる。
(3)放熱部材42は、回路基板41上で、比較的発熱の大きい各回路素子(トランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35)を覆うように備えられている。従って、各回路素子に流れる駆動電流によって発生した放射ノイズが第1回路部A1から外部に伝わりにくい。
(4)回路基板41上を第1回路部A1と第2回路部A2とに分離する支柱部42aは、回路基板41に固定されるものであって、モータホルダ2や下部ケース20に設けられるものでない。従って、駆動回路装置19を容易にモータホルダ2に組み付けることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、発熱を伴う回路素子(トランジスタ32、電流検出抵抗34、及びチョークコイル35)は全て第1回路部A1に含まれるように支柱部42aによって回路基板41上が分離されているが、発熱を伴う回路素子のうち少なくとも1つが第1回路部A1に含まれるように分離してもよい。この時、特に大きく発熱を伴うスイッチング素子(トランジスタ32)が第1回路部に含まれるようにすると尚よい。この場合、第1回路部A1に含まれる回路素子が発生する熱は、支柱部42aによって制御回路39を有する第2回路部A2に伝達されることが抑制される。従って、第1回路部A1に含まれる回路素子が発生する熱が制御回路39に伝達されることを抑制することができる。
○上記実施形態では、車両空調用モータ1において、駆動回路装置19は、放熱部材42の支柱部42aにおける電機子6側に第1回路部A1が位置するように、制御回路39有する第2回路部A2は放熱部材42の支柱部42aにおける反電機子6側に位置するよう備えられている。しかし、駆動回路装置19は、放熱部材42の支柱部42aにおける反電機子6側に第1回路部A1が位置するように、放熱部材42の支柱部42aにおける電機子6側第2回路部A2が位置するように車両空調用モータ1に備えられるものであってもよい。また、これに限らず、車両空調用モータ1の形状に合わせて備えられるものであればよい。
○上記実施形態では、NチャネルMOSトランジスタ32を用いているが、その他のFET(電界効果トランジスタ)やバイポーラトランジスタ等を用いてもよい。
○上記実施形態では、駆動回路装置19は車両空調用モータ1に備えられるものであるが、これに限らず、ブラシレスモータ等、車両空調用モータ1以外のモータに備えられるものであってもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1に記載のモータの駆動回路装置であって、前記回路素子はスイッチング素子であることを特徴とするモータの駆動回路装置。
(ロ)請求項4に記載のモータであって、前記回路素子はスイッチング素子であることを特徴とするモータ。
上記(イ)(ロ)のように構成すると、特に大きく発熱を伴う回路素子であるスイッチング素子から発生する熱は、放熱部材によって第2回路部に伝達されることが抑制される。従って、制御回路に大きく発熱を伴うスイッチング素子から発生する熱が伝達されることが抑制される。
車両空調用モータの断面図。 駆動回路装置の回路図。 駆動回路装置の斜視図。 (a)は駆動回路装置の正面図、(b)は駆動回路装置の側面図。
符号の説明
1…モータとしての車両空調用モータ、6…電機子、19…駆動回路装置、32…発熱する回路素子の1つであるNチャネルMOSトランジスタ(トランジスタ)、34…発熱する回路素子の1つである電流検出抵抗、35…発熱する回路素子の1つであるチョークコイル、39…制御回路、41…回路基板、42…放熱部材、A1…第1回路部、A2…第2回路部。

Claims (6)

  1. モータを駆動するために設けられて発熱を伴う回路素子と、該記回路素子から発生する熱を放熱する放熱部材と、前記モータの駆動を制御する制御回路とが回路基板に配設されて構成されるモータの駆動回路装置であって、
    前記回路基板上が、前記放熱部材によって、発熱を伴う前記回路素子を有する第1回路部と、前記制御回路を有する第2回路部とに分離されていることを特徴とする駆動回路装置。
  2. 請求項1に記載のモータの駆動回路装置であって、
    発熱を伴う前記回路素子は、全て前記第1回路部に含まれることを特徴とするモータの駆動回路装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のモータの駆動回路装置であって、
    前記モータは電機子を備え、
    前記第1回路部は、前記放熱部材における前記電機子側に位置し、前記第2回路部は、前記放熱部材における反電機子側に位置するように前記モータに備えられることを特徴とするモータの駆動回路装置。
  4. モータを駆動するために設けられて発熱を伴う回路素子と、該回路素子から発生する熱を放熱する放熱部材と、前記モータの駆動を制御する制御回路とが回路基板に備えられて構成される駆動回路装置を備えたモータであって、
    前記回路基板上が、前記放熱部材によって、発熱を伴う前記回路素子を有する第1回路部と、前記制御回路を有する第2回路部とに分離されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項4に記載のモータであって、
    発熱を伴う前記回路素子は、全て前記第1回路部に含まれることを特徴とするモータ。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のモータであって、
    前記モータは電機子を備え、
    前記第1回路部は、前記放熱部材における前記電機子側に位置し、前記第2回路部は、前記放熱部材における反電機子側に位置するように前記駆動回路装置が備えられることを特徴とするモータ。
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