JP2017169351A - ブラシ装置の製造方法 - Google Patents

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大侑 矢頭
陽介 神戸
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Abstract

【課題】ブラシホルダに対するターミナル及び電子部品の組付性の悪化を抑制できるブラシ装置の製造方法を提供する。【解決手段】接続工程においてターミナル53,54と電子部品(チョークコイル51やサーミスタ52)とを接続した後、ターミナル53,54及び当該電子部品をブラシホルダ31に組み付ける組付工程を行う。そして、その組付工程の後、ターミナル53,54におけるチョークコイル51の第1及び第2端子部51a,51bとの各コイル接続部62,64aの間の部位である第1連結部67、及びターミナル53におけるサーミスタ52の第1及び第2端子部52a,52bとの各サーミスタ接続部64b,65bの間の部位である第2連結部68を切断する切断工程を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、直流モータに備えられるブラシ装置の製造方法に関するものである。
従来、直流モータのブラシ装置では、ブラシを収容するブラシホルダに対して、ターミナルと該ターミナルに接続された電子部品が組み付けられている(例えば特許文献1参照)。このようなブラシ装置の製造過程においては、ターミナルには、電子部品の一対の端子部が接続され、該ターミナルにおける電子部品の一対の端子部との各接続部の間が切断されることで、該各接続部同士が電気的に分離される。これにより、ターミナル部分における回路構成が成立されるようになっている。
特開平10−164803号公報
しかしながら、ターミナルが切断されることによってターミナル及び電子部品からなる一体部品の剛性が低下すると、切断によって分離した各ターミナル片がぶらつくなどして、ターミナル及び電子部品のブラシホルダへの組付性が悪化するおそれがあり、この点においてなお、改善の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ブラシホルダに対するターミナル及び電子部品の組付性の悪化を抑制できるブラシ装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するブラシ装置の製造方法は、ターミナルと該ターミナルに接続された一対の端子部を有する電子部品とが、ブラシを収容するブラシホルダに組み付けられたブラシ装置の製造方法であって、前記ターミナルと前記電子部品の前記一対の端子部とを接続する接続工程と、前記接続工程の後、前記ターミナル及び前記電子部品を前記ブラシホルダに組み付ける組付工程と、前記組付工程の後、前記ターミナルにおける一方の前記端子部と接続された第1接続部と他方の前記端子部と接続された第2接続部との間の部位を切断する切断工程とを備えている。
この製造方法によれば、接続工程で互いに接続されたターミナル及び電子部品の一体部品(ターミナルASSY)を、切断工程前の組付工程でブラシホルダに対して組み付ける。つまり、ターミナルを切断する前の安定した状態(ターミナルASSYの剛性が低下していない状態)において、該ターミナルASSYをブラシホルダに組み付けるため、ブラシホルダに対するターミナル及び電子部品の組付性の悪化を抑制できる。
上記ブラシ装置の製造方法において、前記切断工程において、前記ターミナルにおける切断端部を切り起こすことが好ましい。
この製造方法によれば、切断時にゴミ(ターミナルの切断片)を発生させることなく、切断部における電気的絶縁性を確保することが可能となる。
本発明のブラシ装置の製造方法によれば、ブラシホルダに対するターミナル及び電子部品の組付性の悪化を抑制できる。
直流モータの概略構成を示す分解正面図。 ブラシ装置の一部を減速部側から見たときの斜視図。 ブラシ装置の製造方法を説明するための斜視図。 変形例のターミナルASSYを示す斜視図。
以下、ブラシ装置の製造方法の一実施形態について説明する。
図1に示す直流モータ10は、例えば、車両のウインドガラスを電動で昇降させるパワーウインド装置の駆動源として用いられるものである。この直流モータ10は、モータ本体11と、モータ本体11の回転出力を減速し高トルクにして出力する減速部12とを備えた所謂ギヤードモータである。なお、図1等に示す直流モータ10の軸方向X、幅方向Y及び厚み方向Zは互いに直交する方向である。
モータ本体11のヨークハウジング13は、軸方向Xの減速部12側に開口する開口部13aを有する有底筒状をなしている。また、ヨークハウジング13には、開口部13aから径方向外側に延出されたフランジ部13bが形成されている。ヨークハウジング13の内周面にはマグネット14が固定され、マグネット14の内周側には電機子15が回転可能に設けられている。電機子15は、その軸中心に回転軸16を備え、回転軸16の基端部(図1において上端部)は、ヨークハウジング13の底部中央に組み付けられた軸受17により回転可能に支持されている。また、電機子15が備える整流子18は、ヨークハウジング13の開口部13aに組み付けられる後述のブラシ装置30のブラシBが摺接されるように構成されている。
減速部12は、ギヤハウジング21と、ギヤハウジング21内に収容された減速機構22とを備えている。ギヤハウジング21は、ヨークハウジング13のフランジ部13bとねじ23によって締結固定される。減速機構22は、モータ本体11から延出された回転軸16と同一軸線L1上で駆動連結されるウォーム軸24と、そのウォーム軸24と噛合するウォームホイール25とから構成されている。ウォームホイール25の中心部には出力部26が設けられており、回転軸16の回転出力はウォーム軸24及びウォームホイール25によって減速されて出力部26から出力される。
ブラシ装置30は、ヨークハウジング13の開口部13aに装着されるブラシホルダ31を備えている。なお、図1では、ブラシ装置30を簡略化して図示している。ブラシホルダ31は、絶縁性の樹脂材料から形成されており、前記開口部13aを閉塞するホルダ本体部32と、ホルダ本体部32と一体に形成されたコネクタ部33とを備えている。
ホルダ本体部32は、外周縁にエラストマよりなるシール部材34aが設けられた基部34を有している。シール部材34aは、ヨークハウジング13のフランジ部13bとギヤハウジング21とによって軸方向Xに挟持され、フランジ部13bとギヤハウジング21との間をシールする。なお、ホルダ本体部32の一部は、開口部13aからヨークハウジング13の内部に挿入されている。また、コネクタ部33は、ホルダ本体部32の基部34から径方向(幅方向Y)に沿って延出する延出部35の先端に形成されている。
図3に示すように、ホルダ本体部32は、基部34から軸方向Xの減速部12側に突出する整流子収容部36を有しており、この整流子収容部36内には前記整流子18が収容されている(図1参照)。なお、整流子収容部36の中央部には、回転軸16を軸支する軸受37が取り付けられ、回転軸16の先端部は整流子収容部36から軸方向外側に突出される。
図3に示すように、ホルダ本体部32は、整流子収容部36の外周部に一対のブラシ保持部38を有する。各ブラシ保持部38は、整流子収容部36の幅方向Y一側(延出部35とは反対側)に形成されている。なお、本実施形態では、周方向における各ブラシ保持部38の中心同士の間隔は90°に設定されている。各ブラシ保持部38は、径方向に沿って延びる略四角筒状をなすとともに、径方向内側の端部が整流子収容部36の内側に開口している。そして、各ブラシ保持部38内に収容されたブラシB(図2及び図3では図示略)は、整流子収容部36内の整流子18の外周面に径方向に当接される(図1参照)。
また、ホルダ本体部32における整流子収容部36の厚み方向Zの両側には、第1及び第2ターミナル固定部41,42が形成されている。また、整流子収容部36の厚み方向Zの一方側(図3において手前側)の第1及び第2ターミナル固定部41,42の間にはサーミスタ収容部43が形成されている。当該第1及び第2ターミナル固定部41,42及びサーミスタ収容部43は、幅方向Yに沿って並設されている。また、整流子収容部36の厚み方向Zの一方側(図3において手前側)の第1及び第2ターミナル固定部41,42は、手前側の第1及び第2ターミナル固定部41,42の対称位置に形成されている。
ブラシホルダ31は、該ブラシホルダ31に一部が埋設された一対の第1埋設ターミナル44を有している。なお、各第1埋設ターミナル44は、インサート成形によりブラシホルダ31に一体成形されている。各第1埋設ターミナル44は、ホルダ本体部32から延出部35を介してコネクタ部33に亘って延在し、コネクタ部33及びホルダ本体部32において端部が露出されるように構成される。そして、各第1埋設ターミナル44は、コネクタ部33に接続された外部コネクタ(図示略)と電気的に接続されるようになっている。
また、ブラシホルダ31は、第1埋設ターミナル44と同様に埋設された複数の第2埋設ターミナル45を有している。各第2埋設ターミナル45のホルダ本体部32側の端部は、整流子収容部36の幅方向Yの延出部35側に配置されている。また、ホルダ本体部32において、各第2埋設ターミナル45が配置された部位の厚み方向Zの両側にはそれぞれチョークコイル収容部46が形成されている。
図2に示すように、ブラシ装置30は、ホルダ本体部32に組み付けられたチョークコイル51、サーミスタ52(PTCサーミスタ)等の電子部品と、当該電子部品及びブラシBから延びるピッグテール(図示略)と接続される一対のターミナル53,54とを備えている。チョークコイル51は雑防素子であり、サーミスタ52は所定の温度を超えると抵抗値が急上昇する電子部品である。また、ブラシ装置30には、整流子収容部36と軸方向Xに対向する回路基板55が、軸方向Xに対して垂直に組み付けられる。回路基板55は、各第2埋設ターミナル45とはんだ付け等により接続されている。
次に、ホルダ本体部32に対する各ターミナル53,54及び電子部品の組付方法について説明する。
まず、図3に示すように、各ターミナル53,54に対して、電子部品及びブラシBのピッグテールを溶接、熱かしめ又ははんだ付け等によって互いに接続する接続工程を行う。この工程では、一方のターミナル53に対してチョークコイル51、サーミスタ52及びピッグテール(ブラシB)を接続し、これにより、ターミナル53、チョークコイル51、サーミスタ52及びブラシBからなる第1ターミナルASSY56を形成する。また、他方のターミナル54に対してチョークコイル51及びピッグテール(ブラシB)を接続し、これにより、ターミナル54、チョークコイル51及びブラシBからなる第2ターミナルASSY57を形成する。
ここで、上記接続工程時点での各ターミナル53,54の形状等の構成について説明する。各ターミナル53,54は、導電性の金属板材をプレス加工により所定の形状に打ち抜いた後に複数箇所を屈曲して形成されるものである。
一方のターミナル53は、図3において幅方向Yに延びる延設部61を有している。延設部61の長手方向(図3において幅方向Y)の一端部には、チョークコイル51の第1端子部51aが接続される第1コイル接続部62が形成されている。また、延設部61の長手方向の他端部には、ブラシBのピッグテールと接続されるブラシ接続部63が形成されている。延設部61の長手方向の中間部には第1延出部64が延出形成されるとともに、該延設部61における第1延出部64とブラシ接続部63との間には第2延出部65が延出形成されている。また、ホルダ本体部32の第1埋設ターミナル44と接続されるターミナル接続部66が形成されている。
第1延出部64は、延設部61から該延設部61と直交する方向(図3において軸方向X)に延びるとともに、中間部位においてクランク状に屈曲しつつ延びている。そして、第1延出部64の先端部には、チョークコイル51の第2端子部51bが接続される第2コイル接続部64aが形成されている。また、第1延出部64の中間部位には、サーミスタ52の第1端子部52aが接続される第1サーミスタ接続部64bと、ホルダ本体部32の第1ターミナル固定部41に圧入固定される第1固定部64cとが形成されている。なお、第1サーミスタ接続部64bは、第1固定部64cよりも第1延出部64の根元側に形成されている。つまり、第1延出部64において、第1固定部64cは、第2コイル接続部64aと第1サーミスタ接続部64bとの間に形成されている。
第2延出部65は、軸方向Xにおいて第1延出部64と同じ側に延出されている。第2延出部65の先端部には、第2ターミナル固定部42に圧入固定される第2固定部65aが形成されている。また、第2延出部65の中間部位には、サーミスタ52の第2端子部52bが接続される第2サーミスタ接続部65bが形成されている。なお、第1及び第2サーミスタ接続部64b,65bとターミナル接続部66には、板厚方向(接続相手側)に突出する凸部(ダボ)が形成されている。
前記接続工程でターミナル53に組み付けられるチョークコイル51は、軸方向Xに延びる形状をなし、該チョークコイル51の一対の端子部(第1及び第2端子部51a,51b)は、チョークコイル51の長手方向両端からそれぞれ軸方向Xに延出されている。そして、接続工程において、チョークコイル51の第1端子部51aはターミナル53の第1コイル接続部62と、第2端子部51bは第2コイル接続部64aと、それぞれ溶接、熱かしめ又ははんだ付け等によって接続される。また、接続工程において、サーミスタ52の一対の端子部(第1及び第2端子部52a,52b)はそれぞれ、ターミナル53の第1及び第2サーミスタ接続部64b,65bと溶接、熱かしめ又ははんだ付け等によって接続される。
他方のターミナル54は、上記のターミナル53と対称形状(ミラー形状)をなすため、図面ではターミナル53に付したものと同様の符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、本実施形態のターミナル54には、チョークコイル51は組み付けられる一方、サーミスタ52は組み付けない。
次に、上記接続工程によって形成された第1及び第2ターミナルASSY56,57をブラシホルダ31のホルダ本体部32に組み付ける組付工程を行う。この組付工程では、各ターミナル53,54の第1固定部64cがホルダ本体部32の各第1ターミナル固定部41に圧入固定され、各ターミナル53,54の第2固定部65aがホルダ本体部32の各第2ターミナル固定部42に圧入固定される。また、各ターミナル53,54のターミナル接続部66は、ホルダ本体部32の第1埋設ターミナル44に溶接、熱かしめ又ははんだ付け等によって接続される。これにより、第1及び第2ターミナルASSY56,57がホルダ本体部32に対して固定される。
この組付工程において、第1及び第2ターミナルASSY56,57は、ホルダ本体部32に対して軸方向Xに組み付けられ、そのホルダ本体部32への組付状態(固定状態)において、各ターミナル53,54の延設部61は幅方向Yに沿って延びている。また、この組付工程では、各ターミナルASSY56,57のチョークコイル51が、ホルダ本体部32の各チョークコイル収容部46内に収容され、第1ターミナルASSY56のサーミスタ52が、ホルダ本体部32のサーミスタ収容部43内に収容される。また、ピッグテールが各ターミナル53,54のブラシ接続部63に接続されたブラシBは、ホルダ本体部32の各ブラシ保持部38に組み付けられる。
上記の組付工程の後、第1及び第2ターミナルASSY56,57のターミナル53,54の所定箇所を切断する切断工程を行う。この切断工程では、一方のターミナル53の延設部61における第1延出部64と繋がる部位とターミナル接続部66とを連結する第1連結部67(図3参照)を切断して、図2に示す切断部C1を形成する。つまり、ターミナル53におけるチョークコイル51の第1及び第2端子部51a,51bとの各コイル接続部62,64aの間の部位である第1連結部67を切断する。これにより、ターミナル53における第1コイル接続部62及びターミナル接続部66を含む部位と、第2コイル接続部64aを含む第1延出部64とが切り離される。
また、ターミナル53の延設部61における第1延出部64と繋がる部位と第2延出部65と繋がる部位とを連結する第2連結部68(図3参照)を切断して、図2に示す切断部C2を形成する。つまり、ターミナル53におけるサーミスタ52の第1及び第2端子部52a,52bとの各サーミスタ接続部64b,65bの間の部位である第2連結部68を切断する。これにより、ターミナル53における第2延出部65及びブラシ接続部63を含む部位と第1延出部64とが切り離される。なお、各切断部C1,C2では、切断端部の一方が板厚方向に切り起こされることで切起部69が形成される。このように、ターミナル53が切断部C1,C2の2箇所で切断されることにより、該ターミナル53部分の回路構成としては、第1埋設ターミナル44からブラシB(ブラシ接続部63)にかけてチョークコイル51及びサーミスタ52が直列に接続された回路構成となる。
また、他方のターミナル54においても同様に、延設部61の第1連結部67(図3参照)を切断して切断部C1を形成する。これにより、ターミナル54における第1コイル接続部62及びターミナル接続部66を含む部位と、第1及び第2延出部64,65及びブラシ接続部63を含む部位とが切り離される。なお、切断部C1では、切断端部の一方が板厚方向に切り起こされることで切起部69が形成される。また、当該ターミナル54においては、サーミスタ52が接続されない関係上、ターミナル53で切断された第2連結部68は切断されず、第1延出部64と第2延出部65とが切り離されない。上記のように、ターミナル54が切断部C1で切断されることにより、該ターミナル54部分の回路構成としては、第1埋設ターミナル44からブラシB(ブラシ接続部63)にかけてチョークコイル51が直列に接続された回路構成となる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)接続工程で互いに接続されたターミナル53,54及び電子部品(チョークコイル51やサーミスタ52)の一体部品(ターミナルASSY56,57)を、切断工程前の組付工程でブラシホルダ31に対して組み付ける。つまり、ターミナル53,54を切断する前の安定した状態(ターミナルASSY56,57の剛性が低下していない状態)において、該ターミナルASSY56,57をブラシホルダ31に組み付ける。このため、組み付け時において切断によって分離した各ターミナル片がぶらつくなどせず、ブラシホルダ31に対するターミナル53,54及び電子部品の組付性の悪化を抑制できる。
また、本実施形態では、接続工程でターミナル53,54と電子部品(チョークコイル51やサーミスタ52)とを接続してターミナルASSY56,57を形成した後に、該ターミナルASSY56,57をブラシホルダ31に組み付ける。これにより、接続工程における溶接、熱かしめ又ははんだ付け等によって生じるスパッタが、ブラシホルダ31及びブラシホルダ31に設けられた部品に悪影響を及ぼすこと(例えば、スパッタによって各第2埋設ターミナル45間が短絡してしまうことなど)を防止できる。
更に、組付工程において、ターミナルASSY56,57をブラシホルダ31に組み付けることで、ターミナル53,54の第1及び第2固定部64c,65aを第1及び第2ターミナル固定部41,42に位置決めすることで、電子部品(チョークコイル51やサーミスタ52)の位置決めもなされ、その結果、電子部品の組付性が向上される。
(2)切断工程において、ターミナル53の切断部C1,C2及びターミナル54の切断部C2における切断端部を切り起こすことで切起部69を形成する。これによれば、切断時にゴミ(ターミナル53,54の切断片)を発生させることなく、切断部C1,C2における電気的絶縁性を確保することが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態におけるターミナル53,54、チョークコイル51及びサーミスタ52の形状等の構成は適宜変更可能である。例えば、図4に示すように、チョークコイル51の第2端子部51bを、該チョークコイル51の長手方向の第1端子部51a側まで延ばし、第1及び第2端子部51a,51bの各々がチョークコイル51の長手方向一端側に位置する構成としてもよい。なお、同図に示す構成では、ターミナル53を備える第1ターミナルASSY56を例にとっており、ターミナル53において、チョークコイル51の第2端子部51bと接続される第2コイル接続部64aは、第1延出部64の中間部(第1固定部64cよりも第1延出部64の根元側)に形成されている。また、第1及び第2コイル接続部62,64aは、チョークコイル51の第1及び第2端子部51a,51bの外周を囲うように折り返されている。同図に示すような構成においても、同ターミナルASSY56をブラシホルダ31に組み付けた後、切断工程においてターミナル53の第1及び第2連結部67,68が切断される。なお、同ターミナル53には上記実施形態のサーミスタ52が接続されない例を示している。
・上記実施形態のブラシ装置30において、チョークコイル51又はサーミスタ52を省略してもよい。また、ターミナル53,54に接続される電子部品としては、チョークコイル51及びサーミスタ52に限定されるものではなく、それら以外の電子部品がターミナル53,54の少なくとも一方に接続される構成としてもよい。
・直流モータ10が備えるブラシBの数は、上記実施形態の2つに限定されるものではなく、3つ以上としてもよい。なお、勿論、ブラシBの数に応じて、ターミナル53,54の数、チョークコイル51の数、第1埋設ターミナル44の数等が変更可能である。
・上記実施形態では、直流モータ10は減速部12を備えるが、これに限定されるものではなく、減速部12を備えずにモータ本体11のみから構成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、直流モータ10を車両用パワーウインド装置の駆動源として用いるが、それ以外の装置の駆動源として用いてもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…直流モータ、30…ブラシ装置、31…ブラシホルダ、51…チョークコイル(電子部品)、52…サーミスタ(電子部品)、53,54…ターミナル、B…ブラシ。

Claims (2)

  1. ターミナルと該ターミナルに接続された一対の端子部を有する電子部品とが、ブラシを収容するブラシホルダに組み付けられたブラシ装置の製造方法であって、
    前記ターミナルと前記電子部品の前記一対の端子部とを接続する接続工程と、
    前記接続工程の後、前記ターミナル及び前記電子部品を前記ブラシホルダに組み付ける組付工程と、
    前記組付工程の後、前記ターミナルにおける一方の前記端子部と接続された第1接続部と他方の前記端子部と接続された第2接続部との間の部位を切断する切断工程と
    を備えていることを特徴とするブラシ装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載のブラシ装置の製造方法において、
    前記切断工程において、前記ターミナルにおける切断端部を切り起こすことを特徴とするブラシ装置の製造方法。
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