JP5241939B2 - トナー - Google Patents
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Description
R2は、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1以上18以下のアルキル基、または、炭素数1以上18以下のアルコキシル基を表し、
gは、1以上3以下の整数を表し、hは、0以上3以下の整数を表し、hが2または3の場合、R1はそれぞれ独立して選択でき、
*は重合体Aにおける結合部位である。)
R4は、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1以上18以下のアルキル基、または、炭素数1以上18以下のアルコキシル基を表し、
R5は、水素原子またはメチル基を表し、
iは、1以上3以下の整数を表し、jは0以上3以下の整数を表し、jが2または3の場合、R3はそれぞれ独立して選択できる。)
R10は、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1以上18以下のアルキル基、または、炭素数1以上18以下のアルコキシル基を表し、
R11は、水素原子またはメチル基を表し、
mは、1以上3以下の整数を表し、nは、0以上3以下の整数を表し、nが2または3の場合、R9はそれぞれ独立して選択できる。)
i)ポリエステル構造に含まれるカルボキシル基やヒドロキシル基の反応残基を利用して、有機反応により、式(1)で示される構造aに変換する方法;
ii)式(1)で示される構造aを置換基として有する多価アルコールまたは多価カルボン酸を用いてポリエステルを作製する方法;
iii)多価アルコールまたは多価カルボン酸に、式(1)で示される構造aを置換基として導入させやすい官能基をあらかじめ導入しておく方法;
等が挙げられる。
iv)式(1)で示される構造aを置換基として含有するポリエステル樹脂をビニル単量体によりハイブリッド化する方法;
v)ビニル単量体としてアクリル酸、メタクリル酸等のカルボキシル基を有するものを用いて重合した後に、そのカルボキシル基を有機反応により、式(1)で示される構造に変換する方法;
vi)式(1)で示される構造aを有するビニル単量体を用いてポリエステル樹脂をハイブリッド化する方法;
等が挙げられる。
R7は、水素原子、または、炭素数1以上12以下のアルキル基を表し、
R8は、水素原子、またはメチル基を表し、
該アルキレン構造における置換基としては、ヒドロキシル基、炭素数1以上12以下のアルキル基、炭素数6または12のアリール基、または、炭素数1以上12以下のアルコキシル基であり、該芳香族環における置換基としては、ヒドロキシル基、炭素数1以上12以下のアルキル基、または、炭素数1以上12以下のアルコキシル基である。)
R13は、水素原子、または、炭素数1以上12以下のアルキル基を表し、
R14は、水素原子、またはメチル基を表し、
該アルキレン構造における置換基としては、ヒドロキシル基、炭素数1以上12以下のアルキル基、炭素数6または12のアリール基、または、炭素数1以上12以下のアルコキシル基であり、該芳香族環における置換基としては、ヒドロキシル基、炭素数1以上12以下のアルキル基、または、炭素数1以上12以下のアルコキシル基である。)
重合体A及び重合体Bの分子量及び分子量分布はゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(GPC)によって、ポリスチレン換算で算出される。スルホン酸基を有する重合体Bは、カラム溶出速度がスルホン酸基の量にも依存してしまうため、正確な分子量及び分子量分布を測定したことにはならない。そのため、予めスルホン酸基をキャッピングした試料を用意する必要がある。キャッピングにはメチルエステル化が好ましく、市販のメチルエステル化剤が使用できる。具体的には、トリメチルシリルジアゾメタンで処理する方法が挙げられる。
装置:HLC8120 GPC(検出器:RI)(東ソー社製)
カラム:Shodex KF−801、802、803、804、805、806、807の7連(昭和電工社製)
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0ml/min
オーブン温度:40.0℃
試料注入量:0.10ml
重合体A及び重合体Bの構造決定には、以下の測定装置を用いることができる。
〔FT−IRスペクトル〕
Thermo Fisher Scientific Co.製 AVATAR360FT−IR
〔1H−NMR、13C−NMR〕
日本電子製FT−NMR JNM−EX400(使用溶媒 重クロロホルム)
酸価は試料1gに含まれる酸を中和するために必要な水酸化カリウムのmg数である。本発明における酸価は、JIS K 0070−1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順に従って測定する。
滴定装置:電位差滴定装置AT−510(京都電子工業株式会社製)
電極:複合ガラス電極ダブルジャンクション型(京都電子工業株式会社製)
滴定装置用制御ソフトウエア:AT−WIN
滴定解析ソフト:Tview
滴定時における滴定パラメーター並びに制御パラメーターは下記のように行う。
滴定パラメーター
滴定モード:ブランク滴定
滴定様式:全量滴定
最大滴定量:20ml
滴定前の待ち時間:30秒
滴定方向:自動
制御パラメーター
終点判断電位:30dE
終点判断電位値:50dE/dmL
終点検出判断:設定しない
制御速度モード:標準
ゲイン:1
データ採取電位:4mV
データ採取滴定量:0.1ml
測定サンプル0.100gを250mlのトールビーカーに精秤し、トルエン/エタノール(3:1)の混合溶液150mlを加え、1時間かけて溶解する。前記電位差滴定装置を用い、前記水酸化カリウムエチルアルコール溶液を用いて滴定する。
試料を用いない(すなわちトルエン/エタノール(3:1)の混合溶液のみとする)以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
A=[(C−B)×f×5.611]/S
(式中、A:酸価(mgKOH/g)、B:空試験の水酸化カリウムエチルアルコール溶液の添加量(ml)、C:本試験の水酸化カリウムエチルアルコール溶液の添加量(ml)、f:水酸化カリウム溶液のファクター、S:試料(g)である。)
水酸基価とは、試料1gをアセチル化するとき、水酸基と結合した酢酸を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数である。本発明における水酸基価はJIS K 0070−1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順に従って測定する。
滴定装置:電位差滴定装置AT−510(京都電子工業株式会社製)
電極:複合ガラス電極ダブルジャンクション型(京都電子工業株式会社製)
滴定装置用制御ソフトウエア:AT−WIN
滴定解析ソフト:Tview
滴定時における滴定パラメーター並びに制御パラメーターは下記のように行う。
滴定パラメーター
滴定モード:ブランク滴定
滴定様式:全量滴定
最大滴定量:80ml
滴定前の待ち時間:30秒
滴定方向:自動
制御パラメーター
終点判断電位:30dE
終点判断電位値:50dE/dmL
終点検出判断:設定しない
制御速度モード:標準
ゲイン:1
データ採取電位:4mV
データ採取滴定量:0.5ml
試料を用いない以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
A=[{(B−C)×28.05×f}/S]+D
重合体B中の構造Bのモル数は樹脂中の硫黄元素のモル数に相当する。よって、下記のように樹脂中の硫黄元素量を測定することにより構造Bの定量を行う。
樹脂に含有する硫黄元素量の定量方法を以下に述べる。具体的には、樹脂を自動試料燃焼装置(装置名:イオンクロマトグラフ用前処理装置AQF−100型、株式会社ダイアインスツルメンツ製)に導入し、樹脂を燃焼ガス化し、そのガスを吸収液に吸収させる。次に、イオンクロマトグラフィー(装置名:イオンクロマトグラフ ICS2000、カラム:IONPAC AS17、日本ダイオネクス株式会社製)により、樹脂中あるいはトナー粒子中の硫黄元素量(ppm)を測定する。得られた値を硫黄原子量(32.06)で割ることにより硫黄原子のモル数(μmol/g)を算出する。
トナーの重量平均粒径(D4)および個数平均粒径(D1)は、以下のようにして算出する。測定装置としては、100μmのアパーチャーチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)を用いる。測定条件の設定及び測定データの解析は、付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)を用いる。尚、測定は実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで行う。
(1)Multisizer 3専用のガラス製250ml丸底ビーカーに前記電解水溶液200mlを入れ、サンプルスタンドにセットし、スターラーロッドの撹拌を反時計回りで24回転/秒にて行う。そして、専用ソフトの「アパーチャーのフラッシュ」機能により、アパーチャーチューブ内の汚れと気泡を除去しておく。
(2)ガラス製の100ml平底ビーカーに前記電解水溶液30mlを入れる。この中に分散剤として「コンタミノンN」(非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)をイオン交換水で3質量倍に希釈した希釈液を0.3ml加える。
(3)発振周波数50kHzの発振器2個を、位相を180度ずらした状態で内蔵し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispension System Tetora150」(日科機バイオス社製)を準備する。超音波分散器の水槽内に3.3lのイオン交換水を入れ、この水槽中にコンタミノンNを2ml添加する。
(4)前記(2)のビーカーを前記超音波分散器のビーカー固定穴にセットし、超音波分散器を作動させる。そして、ビーカー内の電解水溶液の液面の共振状態が最大となるようにビーカーの高さ位置を調整する。
(5)前記(4)のビーカー内の電解水溶液に超音波を照射した状態で、トナー10mgを少量ずつ前記電解水溶液に添加し、分散させる。そして、さらに60秒間超音波分散処理を継続する。尚、超音波分散にあたっては、水槽の水温が10℃以上40℃以下となる様に適宜調節する。
(6)サンプルスタンド内に設置した前記(1)の丸底ビーカーに、ピペットを用いてトナーを分散した前記(5)の電解質水溶液を滴下し、測定濃度が5%となるように調製する。そして、測定粒子数が50000個になるまで測定を行う。
(7)測定データを装置付属の前記専用ソフトにて解析を行ない、重量平均粒径(D4)および個数平均粒径(D1)を算出する。尚、前記専用ソフトでグラフ/体積%と設定したときの、「分析/体積統計値(算術平均)」画面の「平均径」が重量平均粒径(D4)であり、前記専用ソフトでグラフ/個数%と設定したときの、「分析/個数統計値(算術平均)」画面の「平均径」が個数平均粒径(D1)である。
(工程1)
2,5−ジヒドロキシ安息香酸100gと80%硫酸1441gとを50℃に加熱混合した。この分散液にtert−ブチルアルコール144gを加えて50℃で30分間撹拌した。その後、この分散液にtert−ブチルアルコール144gを加え30分間撹拌する操作を3回行った。反応液を室温まで冷却し、氷水1kgにゆっくり注いだ。析出物を濾過、水洗し、その後、ヘキサン洗浄した。この析出物をメタノール200mLに溶解させ、水3.6Lに再沈殿させた。濾過後、80℃にて乾燥することで下記式(7)に示すサリチル酸中間体74.9gを得た。
得られたサリチル酸中間体25.0gをメタノール150mLに溶解させ、炭酸カリウム36.9gを加えて65℃に加熱した。この反応液に4−(クロロメチル)スチレン18.7gとメタノール100mLの混合液を滴下し、65℃にて3時間反応させた。反応液を冷却後、濾過し、濾液を濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をpH=2の水1.5Lに分散させ、酢酸エチルを加えて抽出した。その後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下、酢酸エチルを留去して析出物を得た。析出物をヘキサン洗浄後、トルエンと酢酸エチルにて再結晶することで精製し、下記式(8)に示すビニル単量体1aを20.1g得た。
2,5−ジヒドロキシ安息香酸100.0gをメタノール2Lに溶解させ、炭酸カリウム88.3gを加えて67℃に加熱した。この反応液に4−(クロロメチル)スチレン102.0gを22分間かけて滴下し、67℃で12時間撹拌した。反応液を冷却後、メタノールを減圧留去し、ヘキサンで洗浄した。残渣をメタノールに溶解させ水に滴下し、再沈澱させ、析出物をろ過した。この再沈澱操作を2回繰り返し、残渣を80℃で乾燥させ、下記式(9)のビニル単量体1bを得た。
式(7)のサリチル酸中間体を2,6−ジヒドロキシ安息香酸18gに変更する以外は、ビニル単量体1aの合成(工程2)と同じ方法で、下記式(10)のビニル単量体1cを得た。
tert−ブチルアルコール144gを2−オクタノール253gに変更する以外は、ビニル単量体1aの合成(工程1)と同じ方法で、サリチル酸中間体を得た。ここで得られるサリチル酸中間体32gを用いる以外は、ビニル単量体1aの合成(工程2)と同じ方法で、下記式(11)のビニル単量体1dを得た。
式(7)のサリチル酸中間体を2,5−ジヒドロキシ−3−メトキシ安息香酸22gに変更する以外は、ビニル単量体1aの合成(工程2)と同じ方法で、下記式(12)のビニル単量体1eを得た。
式(7)のサリチル酸中間体を2,4−ジヒドロキシ安息香酸18gに変更する以外は、ビニル単量体1aの合成(工程2)と同じ方法で、下記式(13)のビニル単量体1fを得た。
式(7)のサリチル酸中間体を2,3−ジヒドロキシ安息香酸18gに変更する以外は、ビニル単量体1aの合成(工程2)と同じ方法で、下記式(14)のビニル単量体1hを得た。
4−(クロロメチル)スチレンをクロロメチルスチレン(AGCセイミケミカル社製、商品名「CMS−P」に変更する以外は、ビニル単量体1aと同じ方法で、下記式(15)のビニル単量体1iを得た。
式(8)に示すビニル単量体1a 9.91gとスチレン60.1gをトルエン42.0mlに溶解させ、1時間撹拌した後、110℃まで加熱した。この反応液に、tert−ブチルパーオキシイソプロピルモノカルボネート(日本油脂株式会社製、商品名パーブチルI)4.62gとトルエン42mlの混合液を滴下した。更に110℃にて4時間反応した。その後、冷却しメタノール1Lに滴下し、析出物を得た。得られた析出物をTHF120mlに溶解後、メタノール1.80Lに滴下し、白色析出物を析出させ、濾過し、減圧下90℃にて乾燥させることで、重合体A−1を57.6g得た。得られた重合体A−1の水酸基価を測定し、ビニル単量体1aに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、トルエンの量を100mlに、tert−ブチルパーオキシイソプロピルモノカルボネートを7.40gに変更する以外は同じ方法で合成し、重合体を合成した。得られた重合体をGPCで10フラクションに分取し、低分子量側から2つ目と3つ目のフラクションを回収、濃縮乾燥することで重合体A−2を得た。重合体A−2の水酸基価を測定し、ビニル単量体1aに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、トルエンの量を30.0mlに、tert−ブチルパーオキシイソプロピルモノカルボネートを2.30gに変更する以外は重合体A−1と同じ方法で合成し、重合体A−3を合成した。重合体A−3の水酸基価を測定し、ビニル単量体1aに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aを42.4gに、スチレンを31.6gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−4を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1aに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aを0.230gに、スチレンを73.8gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−5を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1aに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aを0.350gに、スチレンを73.7gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−6を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1aに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aを35.5gに、スチレンを38.5gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−7を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体に由来する1a成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aをビニル単量体1b 8.90gに、スチレンを65.1gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−8を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1bに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aをビニル単量体1c 8.90gに、スチレンを65.1gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−9を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1cに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、反応液の組成を、ビニル単量体1aを8.70g、スチレンを57.0g、アクリル酸ブチルを8.30gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−10を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1aに由来する成分の含有量を確認した。
式(7)のサリチル酸誘導体を2,5−ジヒドロキシ安息香酸に変更し、4−(クロロメチル)スチレンをp−アミノベンジルクロライドに変更した以外は、ビニル単量体1aの合成(工程2)と同じ方法で、下記式(16)で表わされる化合物を得た。
・ビスフェノールA・プロピレンオキサイド2.2モル付加物 67.8部
・テレフタル酸 22.2部
・無水トリメリット酸 10.0部
・酸化ジブチル錫 0.00500部
を4つ口フラスコに入れ、温度計、撹拌棒、コンデンサー、及び窒素導入管を取り付け窒素雰囲気下、220℃で5時間反応させ、ポリエステル樹脂P−1を得た。
重合体A−1の合成例において、スチレンの代わりにアクリル酸ブチルを66.6gに、ビニル単量体1aを7.40gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−12を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1aに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aを下記式(17)で表わされる化合物7.40g、スチレン66.6gに変更した以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−15を合成した。重合体A−15の水酸基価を測定し、式(17)に由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aをビニル単量体1d 12.0gに、スチレンを62.0gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−14を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1dに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1a をビニル単量体1e 9.75gに、スチレンを64.2gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−15を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1eに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aをビニル単量体1f 8.89gに、スチレンを65.1gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−16を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1fに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aをビニル単量体1h 8.89gに、スチレンを65.1gに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−17を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1hに由来する成分の含有量を確認した。
重合体A−1の合成例において、ビニル単量体1aをビニル単量体1iに変更する以外は、重合体A−1と同じ方法にて重合体A−18を合成した。水酸基価を測定し、ビニル単量体1iに由来する成分の含有量を確認した。
撹拌機、コンデンサー、温度計、窒素導入管を付した反応容器にキシレン200部を仕込み、窒素気流下で還流した。
・スチレン 78.0部
・2−エチルヘキシルアクリレート 16.0部
・ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート) 5.00部
上記の材料を混合し、前記反応容器に撹拌しながら滴下し10時間保持した。その後、蒸留を行って溶剤を留去し、減圧下40℃で乾燥し重合体B−1を得た。得られた重合体B−1は元素分析によって、硫黄原子を定量し、スルホン酸に由来したユニットの含有量を確認した。
下記材料を用いる以外は重合体B−1と同様に重合体B−2の合成を行い、重合体B−2を得た。
・2−アクリルアミド−5−メトキシベンゼンスルホン酸メチル 16.0部
・スチレン 74.0部
・n−ブチルアクリレート 10.0部
・ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート) 5.00部
下記材料を用いる以外は重合体B−1と同様に重合体B−3の合成を行い、重合体B−3を得た。
・2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸メチル 12.0部
・スチレン 72.0部
・2−エチルヘキシルアクリレート 16.0部
・ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート) 5.00部
下記材料を用いる以外は重合体B−1と同様に重合体B−4の合成を行い、重合体B−4を得た。
・2−アクリルアミド−5−メトキシベンゼンスルホン酸 8.00部
・スチレン 76.0部
・2−エチルヘキシルアクリレート 16.0部
・ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート) 5.00部
下記材料を用いる以外は重合体B−1と同様に重合体B−5の合成を行い、重合体B−5を得た。
・2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸 6.00部
・スチレン 78.0部
・2−エチルヘキシルアクリレート 16.0部
・ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート) 5.00部
ポリエステル樹脂P−2の作製:
・ビスフェノールA・プロピレンオキサイド2.2モル付加物 69.0部
・テレフタル酸 28.0部
・フマル酸 3.00部
・酸化ジブチル錫 0.00500部
を4つ口フラスコに入れ、温度計、撹拌棒、コンデンサー、及び窒素導入管を取りつけ窒素雰囲気下、220℃で5時間反応させ、ポリエステル樹脂P−2を得た。
・スチレン 15.0部
・ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート) 1.50部
次に、上記の材料を混合し、前記反応容器に撹拌しながら滴下し10時間保持した。その後、蒸留を行って溶剤を留去し、減圧下40℃で乾燥し重合体B−6を得た。
顔料分散ペーストの作製:
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3(Cuフタロシアニン顔料) 9.75部
・重合体A−1 1.13部
上記材料を容器中でよくプレミックスした後に、それを20℃以下に保ったままビーズミルで10時間分散し、顔料分散ペーストを作製した。
イオン交換水1200部に0.1モル/l−Na3PO4水溶液350部を投入し、60℃に加温した後、クレアミックス(エム・テクニック社製)を用いて11,000rpmにて撹拌した。これに1.00モル/l−CaCl2水溶液52.0部を添加し、Ca3(PO4)2を含む分散媒体を得た。
・スチレン 31.0部
・n−ブチルアクリレート 30.0部
・エステルワックス 10.0部
(主成分C19H39COOC20H41、最大吸熱ピーク温度68.6℃)
・飽和ポリエステル樹脂 5.00部
(テレフタル酸−プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA共重合体、酸価10.0mgKOH/g、Mw16000)
上記の材料を60℃に加温し、十分に溶解・分散させるために60℃に保持したまま1時間撹拌し、単量体混合物とした。さらに60℃に保持しながら、重合開始剤として2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)10.0部を加えて溶解し、単量体組成物を調製した。
得られたトナー粒子1の100部に対して、疎水性シリカ微粉体1部をヘンシェルミキサー(三井三池化工機(株))で混合・外添することで、トナー1を得た。疎水性シリカ微粉体は、ヘキサメチルジシラザンで表面を処理した後、シリコーンオイルで処理した個数平均1次粒径9nm、BET比表面積180m2/gのものである。
トナー1と、トナー1を過酷放置したトナー(過酷放置トナー)の凝集度を測定した。
(1)デジタル表示式振動計の変位の値を0.60mm(peak−to−peak)になるように振動台の振動幅を予め調整した。
(2)トナー5gを最上段の目開き75μmの篩上に静かにのせた。
(3)篩を15秒間振動させた後、各篩上に残ったトナーの質量を測定して、下式に基づき凝集度を算出した。
凝集度(%)={(目開き75μmの篩上の試料質量(g)/5(g)}×100
+{(目開き38μmの篩上の試料質量(g)/5(g)}×100×0.6
+{(目開き20μmの篩上の試料質量(g)/5(g)}×100×0.2
i)トナー1の凝集度
実施例1で得られたトナー1を100mlのポリカップに5.00g計りとり、23℃、60%Rhに設定した恒温槽に入れ2日間放置した。
ii)過酷放置トナーの凝集度
実施例1で得られたトナー1を100mlのポリカップに5.00g計りとり、40℃、95%Rhに設定した恒温槽に入れ、10日間放置した。
過酷放置トナーの凝集度とトナー1の凝集度の差を求めて評価した。以下を基準として、ランク付けを行った。
Aランク:凝集度の差が0以上5%未満
Bランク:凝集度の差が5以上10%未満
Cランク:凝集度の差が10以上15%未満
Dランク:凝集度の差が15以上20%未満
Eランク:凝集度の差が20%以上
下記のように二成分現像剤を作製した。
以下のように個数平均粒径0.25μmのマグネタイト粉と、個数平均粒径0.60μmのヘマタイト粉の親油化処理を行う。具体的には、4.0質量%のシラン系カップリング剤(3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン)を混合し、容器内で、100℃以上で高速混合撹拌を行った。
・ホルムアルデヒド溶液 6.0部
(ホルムアルデヒド40%、メタノール10%、水50%)
・親油化処理したマグネタイト 63.0部
・親油化処理したヘマタイト 21.0部
上記材料と、28%アンモニア水5部、水10部をフラスコに入れ、撹拌、混合しながら30分間で85℃まで昇温・保持し、3時間重合反応させて硬化させた。その後、30℃まで冷却し、更に水を添加し、上澄み液を除去し、沈殿物を水洗した後、風乾する。次いで、これを減圧下(5mmHg以下)、60℃で乾燥して、磁性体が分散された状態の球状の磁性樹脂粒子を得た。
前述の23℃、60%Rhの環境下で2日間放置した二成分現像剤を50.0g計りとり、50mlのポリ容器に入れた。これを1秒間に2往復のスピードで180回手で振とうを行い、図1の装置を用いて帯電量を測定した。180回振とう時の飽和帯電量に対する立ち上がり(%)を下記式により算出した。
立ち上がり(%)=
{180回振とう時の帯電量(mC/kg)/飽和帯電量(mC/kg)}×100
帯電量分布測定装置(ホソカワミクロン社製;型式イースパートアナライザーEST−3)を用い、得られたq/d分布から、帯電量分布の広がりを評価した。二成分現像剤270gを分取し、常温常湿環境(23℃/60%Rh)で2日間放置した。これをカラーレーザー複写機CLC5500(キヤノン社製)の現像器に仕込み、外部モーターを具備した空回転機にて、5分間の回転を行った時(初期)の二成分現像剤の帯電量分布を測定した。評価基準としては以下を基準とした。
Aランク:図2(a)に示したように(+)側に帯電しているトナーが少なく、分布幅が狭い。
Bランク:図2(b)に示したように分布幅が広い。
Cランク:図2(c)のように分布幅が広く、(+)側に帯電しているトナー量も多い。
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー2を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−2 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー3を得た。得られるトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−3 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.6部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー4を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 0.0375部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.6部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー5を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 0.113部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.3部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー6を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−4 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.15部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー7を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−5 1.88部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを43.7部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー8を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−5 9.00部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.0部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー9を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−6 2.25部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.3部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー10を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−7 1.13部
ポリエステル樹脂P−3の作製:
・ビスフェノールA・プロピレンオキサイド2.2モル付加物 1200部
・ビスフェノールA・エチレンオキサイド2.2モル付加物 475部
・テレフタル酸 249部
・無水トリメリット酸 192部
・フマル酸 290部
・酸化ジブチル錫 0.100部
上記の材料をガラス製の4リットルの4ツ口フラスコに入れ、温度計、撹拌棒、コンデンサー、及び窒素導入管を取り付けマントルヒーター内に置いた。窒素雰囲気下で、220℃で5時間反応させ、ポリエステル樹脂P−3を得た。
・重合体A−1 0.600部
・C.I.ピグメントブルー15:3 5.00部
・パラフィンワックス(HNP−7:日本精鑞社製) 3.00部
次に、上記トナー材料をヘンシェルミキサー(三井三池化工機(株)により十分予備混合を行った後、二軸式押出機で溶融混練し、冷却後、ハンマーミルを用いて粒径1〜2mm程度に粗粉砕した。次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。さらに、得られた微粉砕物を多分割分級装置で分級することで、トナー粒子が得られた。
実施例11の重合体A−1を重合体A−7(20.0部)に変更した以外は実施例11と同様にトナーを作製し、トナー12を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
実施例11の重合体A−1を重合体A−7(17.0部)に変更した以外は実施例11と同様にトナーを作製し、トナー13を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
トナー組成物混合液の作製:
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物/ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/テレフタル酸誘導体の共重合ポリエステル樹脂 100部
(Tg62℃、軟化点102℃、Mw21000)
・C.I.ピグメントブルー15:3 5.00部
・パラフィンワックス(融点72.3℃) 8.00部
・重合体A−1 1.20部
・酢酸エチル 100部
上記材料を容器中でよくプレミックスした後に、それを20℃以下に保ったままビーズミルで6時間分散し、トナー組成物混合液を作製した。
イオン交換水240部に0.100モル/リットル−Na3PO4水溶液78.0部を投入し、60℃に加温した後、クレアミクス(エム・テクニック社製)を用いて14,000rpmにて撹拌した。これに1.00モル/リットル−CaCl2水溶液12部を添加し、Ca3(PO4)2を含む分散媒体を得た。さらに、カルボキシメチルセルロース(商品名:セロゲンBS−H、第一工業製薬(株)製)1.00部を添加し10分間撹拌した。
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.3部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー15を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−8 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.3部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー16を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−9 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.3部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー17を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−10 1.13部
ポリエステルP−4の作製:
・ビスフェノールA・プロピレンオキサイド2.2モル付加物 1200部
・ビスフェノールA・エチレンオキサイド2.2モル付加物 475部
・テレフタル酸 250部
・無水トリメリット酸 190部
・フマル酸 300部
・酸化ジブチル錫 0.100部
をガラス製4リットルの4つ口フラスコに入れ、温度計、撹拌棒、コンデンサー、及び窒素導入管を取りつけマントルヒーター内に置いた。窒素雰囲気下で、220℃で5時間反応させ、ポリエステル樹脂P−4を得た。
・ポリエステル樹脂P−4 100部
・重合体A−11 2.00部
・C.I.ピグメントブルー15:3 5.00部
・パラフィンワックス(HNP−7:日本精鑞社製) 3.00部
上記トナー材料をヘンシェルミキサー(三井三池化工機(株)により十分予備混合を行った後、二軸式押出機で溶融混練し、冷却後、ハンマーミルを用いて粒径1乃至2mm程度に粗粉砕した。次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。さらに、得られた微粉砕物を多分割分級装置で分級してトナー粒子を得た。
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.0部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー19を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−12 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.0部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー20を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 1.13部
・重合体B−1 1.59部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.3部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー21を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 1.13部
・重合体B−1 0.0450部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.15部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー22を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 1.50部
・重合体B−1 0.12部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.0部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー23を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 1.13部
・重合体B−2 1.50部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.0部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー24を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 1.13部
・重合体B−3 1.50部
実施例24の重合体B−3を重合体B−4に変更する以外は実施例24と同様にトナーを作製し、トナー25を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
実施例24の重合体B−3を重合体B−5に変更する以外は実施例24と同様にトナーを作製し、トナー26を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
実施例24の重合体B−3を重合体B−6に変更する以外は実施例24と同様にトナーを作製し、トナー27を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを44.9部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー28を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 0.300部
・重合体B−2 3.00部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを44.9部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー29を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 0.150部
・重合体B−2 3.00部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.0部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー30を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 2.25部
・重合体B−1 0.0450部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.0部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー31を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−1 2.70部
・重合体B−1 0.0450部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを59.9部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー32を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 67.5部
・カーボンブラック 11.3部
・重合体A−1 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.3部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー33を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・キナクリドン(C.I.Pigment Violet 19) 9.75部
・重合体A−1 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー34を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−14 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー35を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−15 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー36を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−16 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー37を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−17 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー38を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−18 1.13部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを45.2部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー39を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体B−2 1.50部
実施例1の顔料分散ペーストの作製に用いた材料を下記に変更し、また、単量体混合物の作製に用いる顔料分散ペーストを44.6部に変更する以外は実施例1と同様にトナーを作製し、トナー40を得た。得られたトナーの物性を表3に示す。また、得られたトナーの評価を実施例1と同様にして実施し、その結果を表4に示す。
・スチレン 58.5部
・C.I.ピグメントブルー15:3 9.75部
・重合体A−15 4.50部
Claims (8)
- 前記重合体A中の構造aの含有量が10μmol/g以上1500μmol/g以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。
- トナー中の前記構造aの含有量xが0.10μmol/g以上200μmol/g以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のトナー。
- 前記荷電制御剤として、式(3)で表わされる構造bを有する重合体Bを含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトナー。
R6は、水素原子、または、炭素数1以上12以下のアルキル基を表し、
該アルキレン構造における置換基としては、ヒドロキシル基、炭素数1以上12以下のアルキル基、炭素数6または12のアリール基、または、炭素数1以上12以下のアルコキシル基であり、該芳香族環における置換基としては、ヒドロキシル基、炭素数1以上12以下のアルキル基、または、炭素数1以上12以下のアルコキシル基である。) - 前記構造bが式(4)で示される部分構造で、重合体Bに含まれること特徴とする請求項5に記載のトナー。
R7は、水素原子、または、炭素数1以上12以下のアルキル基を表し、
R8は、水素原子、またはメチル基を表し、
該アルキレン構造における置換基としては、ヒドロキシル基、炭素数1以上12以下のアルキル基、炭素数6または12のアリール基、または、炭素数1以上12以下のアルコキシル基であり、該芳香族環における置換基としては、ヒドロキシル基、炭素数1以上12以下のアルキル基、または、炭素数1以上12以下のアルコキシル基である。) - 前記トナー中の硫黄含有量が0.10μmol/g以上であり、トナー中の構造aの含有量x(μmol/g)及び構造bの含有量y(μmol/g)におけるモル比x/yが0.10以上50以下であることを特徴とする請求項5に記載のトナー。
- 前記トナーが、前記着色剤、離型剤及び前記荷電制御剤を含有する組成物を水系媒体中で造粒して得られることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のトナー。
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