JP5237048B2 - 回転電機、および固定子巻線 - Google Patents

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Description

本発明は、モータや発電機などの回転電機、および回転電機に用いられる固定子巻線に関する。
固定子の巻線の形態には、磁極歯毎にコイルを集中して巻線する集中巻と、複数のスロットを跨いでコイルを巻線し、コイルエンドで異相、または同相のコイル同士が重なり合う分布巻がある。集中巻の固定子はコイルエンドを小さくでき、回転電機の小型化、高効率化に有効であるが、その反面、固定子の内周に形成される回転磁界が滑らかに分布しないため、高調波に起因した騒音が発生し易い欠点がある。一方、従来使用されていた分布巻の固定子は一般的には、固定子内周の回転磁界を正弦波に近づけることができ、集中巻よりも騒音を小さくできる。しかし、コイルエンドでコイル同士の重なりが多く、集中巻と比べてその体積が大きくなり、小型化や高効率化に課題がある。
例えば、電気自動車の駆動主機用モータでは、搭載空間に制約がある上、限られたバッテリ電圧で高い出力を得なければならない。極めて高いレベルの小型化、高出力化の要求が強く、これを達成する手段の一つとして、コイルの素線銅線に略矩形断面の線を使用し、固定子スロット内のコイル占積率を高める方法がある。集中巻固定子への矩形断面線の適用は、コイルの形状が単純であるため、比較的容易である。なお、集中巻の固定子コイルを矩形断面線で連続して構成した実施例としては、特許文献1、特許文献2などがある。
ところが、分布巻の固定子コイルを略矩形断面線とした場合、素線の整列を保ちながら素線同士の干渉を回避させる必要がある。これを解決する手段として、従来、特許文献3で示すような同心巻の3相コイルが用いられている。3相コイルのコイルエンドの構造はU相、V相、W相それぞれが軸方向に積層して形成され、かつ、それぞれが重ならないように組み立てることで、異なるコイル同士の干渉を回避している。
特開2004−80860号公報 特開2006−288123号公報 特開2006−101654号公報
しかし、コイルエンドで積層して形成された素線が互いに干渉しないように各相のコイルエンド形状を変えて形成して組み込んでいるため、コイルエンドの寸法が大きくなるといった問題がある。
なお、以下に記載する実施形態は上記発明が解決しようとする課題で説明の内容とは異なる課題を解決することができる。これらは製品生産の上で重要な課題であり、これらについて以下で説明する。
請求項1の発明による回転電機は、複数のスロットが形成された固定子鉄心と、スロットに保持された複数のコイルを接続して成る固定子巻線とを備えた固定子と、固定子鉄心に対向する面を有し、空隙を介して回転可能に保持された回転子とを有し、固定子鉄心と回転子とに空隙を介して互いに対向する面で磁束を授受する磁気回路が作られる回転電機であって、固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、その一方がスロットの先端側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有し、2つのコイルの他方は、スロットの底側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、先端側コイル端末を、コイルエンドに沿って底側コイル端子側へと這い回し、該底側コイル端子に接続し、先端側コイル端末と底側コイル端末との接続部の先端が、径方向外周側を向いていることを特徴とする。
請求項の発明による回転電機は、固定子鉄心に形成された複数のスロットに、複数のコイルを接続して成る固定子巻線を装着した固定子と、固定子の内側に回転可能に設けられた回転子とを備え、固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、スロットの先端側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有する第1のコイルと、スロットの底側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有する第2のコイルとから成り、先端側コイル端末および底側コイル端末のいずれか一方を、コイルエンドの巻線間の隙間を貫通させて他方のコイル端末側に引き出し、該引き出したコイル端末を他方のコイル端末と接続したコイル端末接続構造を備えることを特徴とする。
請求項の発明による回転電機は、複数のスロットが形成された固定子鉄心と、スロットに保持された複数のコイルを接続して成る固定子巻線とを備えた固定子と、固定子鉄心に対向する面を有し、空隙を介して回転可能に保持された回転子とを有し、固定子鉄心と回転子とに空隙を介して互いに対向する面で磁束を授受する磁気回路が作られる回転電機であって、固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、その一方がスロットの先端側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有し、2つのコイルの他方は、スロットの底側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、先端側コイル端末および底側コイル端末のいずれか一方を、コイルエンドに沿って他方のコイル端子側へと這い回し、該他方のコイル端子に接続し、先端側コイル端末を他方のコイル端末側に這い回した場合には、先端側コイル端末と底側コイル端末との接続部を固定子鉄心の内周側に折り曲げ、底側コイル端末を他方のコイル端末側に這い回した場合には、先端側コイル端末と底側コイル端末との接続部を固定子鉄心の外周側に折り曲げることを特徴とする。
請求項の発明による回転電機は、複数のスロットが形成された固定子鉄心と、スロットに保持された複数のコイルを接続して成る固定子巻線とを備えた固定子と、固定子鉄心に対向する面を有し、空隙を介して回転可能に保持された回転子とを有し、固定子鉄心と回転子とに空隙を介して互いに対向する面で磁束を授受する磁気回路が作られる回転電機であって、固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、その一方がスロットの先端側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有し、2つのコイルの他方は、スロットの底側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、先端側コイル端末および底側コイル端末のいずれか一方を、コイルエンドに沿って他方のコイル端子側へと這い回し、該他方のコイル端子に接続し、先端側コイル端末と底側コイル端末との接続部を、コイルエンドの周方向に折り曲げたことを特徴とする。
請求項の発明による回転電機は、複数のスロットが形成された固定子鉄心と、スロットに保持された複数のコイルを接続して成る固定子巻線とを備えた固定子と、固定子鉄心に対向する面を有し、空隙を介して回転可能に保持された回転子とを有し、固定子鉄心と回転子とに空隙を介して互いに対向する面で磁束を授受する磁気回路が作られる回転電機であって、固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、その一方が前記スロットの先端側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有し、2つのコイルの他方は、スロットの底側において固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、先端側コイル端末および底側コイル端末のいずれか一方を、コイルエンドに沿って他方のコイル端子側へと這い回し、該他方のコイル端子に接続し、先端側コイル端末と底側コイル端末との接続部を、這い回したコイル端子に重なるように折り曲げたことを特徴とする。
請求項12の発明は、固定子鉄心のスロットに配置される複数のコイルを接続して構成される回転電機に用いられる固定子巻線であって、互いに接続された2つのコイルは、その一方がスロットの先端側においてコイルエンド方向に引き出される先端側コイル端末を有し、2つのコイルの他方は、スロットの底側においてコイルエンド方向に引き出されるように、先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、先端側コイル端末と底側コイル端末とが、コイルエンドの径方向外周側に折り曲げられ、先端側コイル端末が、コイルエンドに沿って底側コイル端子側へと這い回されて該底側コイル端子に接続され、先端側コイル端末と底側コイル端末との接続部の先端が、径方向外周側を向いていることを特徴とする。
本発明によれば、回転電機の固定子におけるコイルエンド高さを低く抑え、コイルエンドの小型化を図ることができる。
以下で説明する実施の形態は、上記効果の他に以下で説明する課題を解決できると共に、以下で説明する効果を奏する。以下で説明の課題や効果は、製品を生産する上でたいへん重要な課題や効果である。発明者等が製品化に向けて深く検討した内容を実施の形態として記載しており、以下で説明する実施の形態は、上述の小型化に関する課題以外に、製品化の観点で重要な色々の課題の解決および効果を奏する。これらの解決しようとする課題や効果は次に説明する。
以下で説明する実施の形態は次に説明する課題を解決し、次に説明する効果を奏する。これらの解決しようとする課題や効果は上述の解決しようとする課題や効果と重複する点があるが、多くは異なる課題や効果である。
〔生産性の向上〕
以下の実施の形態は、図5に記載する如く、1回あるいは複数回巻回したコイルを使用する。該コイルはスロット内に挿入される第1と第2の2つの挿入部と該第1と第2の挿入部を繋ぐ第1と第2のコイルエンドを有している。図5〜図7で説明の如く、例えば第1の挿入部がスロットの奥側(底側)に配置されると、第2の挿入部はスロットの開口側(先端側)に位置するように配置される。前記第1の挿入部が位置するスロットの、開口側(先端側)には、他のコイルの第2の挿入部が配置される。また前記第2の挿入部が位置するスロットの、奥側(底側)には、さらに他のコイルの第1の挿入部が配置される。スロット内にこのような配置関係で、3相固定子巻線を構成するコイルが、固定子の全周に渡って配置される。
上記各コイルは連続した導線で形成されており、コイルを形成するための例えば第1の挿入部と第2の挿入部とを接続するための溶接工程が不要である。従って以下の実施の形態の構造は、生産性が向上する構造である。以下の実施の形態は固定子巻線全体における接続箇所が比較的少なく、生産性が向上する構造である。
さらに図5や図6に記載の如く、2個のコイルを近いスロットに配置する構造とすることで、上記2個のコイルを連続した導線で形成することが可能となる。このような構造とすることで、固定子全体での接続箇所を少なくでき、生産性が向上する。また接続箇所を少なくすることで、電気的な特性が向上し、さらに小型化が可能となる。
図5や図7〜図13に記載の如く、導体端末の接続部(図の符号211aや212a)が上記コイルを形成する第1や第2のコイルエンドの外側に位置しているので、接続作業が容易であり、生産性に優れている。さらに全体の構造が簡素化され、小型化に繋がると共に信頼性の向上に繋がる。
また上記導体端末の接続部は上記コイルを形成する第1や第2のコイルエンドの一方側にのみ位置する構造となっているので、生産性が向上する構造である。
〔性能向上〕
上記第1と第2の挿入部を有するコイルは1回あるいは複数回巻回して構成されている。上記巻回数をかえることで、スロット内の開口から奥に向かう方向(回転機の半径方向)に重ねられる導線の積層数を変えることができる。すなわち1回あるいは複数回巻回して構成されるコイルの第1の挿入部をスロットの奥側(底側)に配置し、第2の挿入部をスロットの開口側(先端側)に配置する構造としているので、特性に応じたコイルの巻回数を設定することにより、スロット内の導線の積層数を適切な数とすることができる。このような構造により、適した特性の回転電機を得ることがより容易となる。なお、背景技術の欄に記載した上述の特許文献1〜3には上記コイルの配置構造が開示されていない。
図5や図6に記載の如く、同一相あるいは同一相を構成するコイル部分(例えばU11あるいはU12、V11、V12の各々)を複数のコイルで構成し、上記複数のコイルを近接したスロットに配置することで、これら接近したコイルにおいて、各コイルの第1の挿入部はスロットの奥側(底側)に配置され第2の挿入部をスロットの開口側(先端側)に配置されているので、生産性の向上に加え性能的にも優れている。
〔小型化〕
小型化について発明が解決しようとする課題の欄等で上述したが、さらに次の観点が回転電機の小型化に大きく貢献している。
図5〜図7に記載の如く、1回あるいは複数回巻回したコイルが使用され、該コイルはスロット内に挿入される第1と第2の2つの挿入部と該第1と第2の2つの挿入部を繋ぐ第1と第2のコイルエンドを有していて、上記コイルは連続した導線で作られており、第1と第2の挿入部を溶接などで接続してコイルを構成する構造では無いのでコイル自身が小型となる。また固定子あるいは回転子全体も小型化となる。
コイルの第1の挿入部をスロットの奥側に配置し、第2の挿入部をスロットの開口側配置する構造としているので、断面が略長方形の導体を使用してコイルを形成することが可能であり、上記略長方形の導体断面の短辺方向に導体を積層することが可能となる。略長方形断面の導体を使用することによる性能が向上し、さらに短辺方向に導体を積層することで、すなわち略長方形断面の長辺側の導体面が互いに対向する方向に導体を積層することで、固定子の小型化に繋がる。これにより回転電機全体も小型となる。
以下、図を参照して発明を実施するための最良の形態について誘導型回転電機を例に説明する。この回転電機はハイブリット自動車等の駆動系に使用され、車輪を駆動する駆動用のモータの機能と、発電を行う発電機の機能の両方を有している。回転電機は、例えば、停止中のエンジンの始動に用いられたり、エンジンと共に車両を走行するためのトルク発生に用いられたり、単独のトルクで車両走行に用いられたりする。
図1は、誘導型回転電機の側面断面図、図2は、固定子の断面を示す図、図3は、回転子の断面を示す斜視図である。誘導型回転電機は、軸方向の一端側が開口した有底筒状のハウジング1と、このハウジング1の開口端を封止するカバー2を有している。ハウジング1とカバー2は、複数本、例えば6本のボルト3によって締結されている。ハウジング1の内側には水路形成部材22が設けられおり、固定子4はその水路形成部材22の内側に焼き嵌め等で固定されている。水路形成部材22の図示左端のフランジはハウジング1とカバー2とに挟まれて固定されており、水路24が水路形成部材22とハウジング1との間に形成される。回転電機を冷却する冷却水は、ハウジング1に形成された取入口32から水路24に取り入れられた後、ハウジング1の排出口34から排出される。
固定子4は、複数のスロット411が周方向等間隔に設けられた固定子鉄心412と、各スロット411内に巻回された3相の固定子コイル413とによって構成されている。本実施の形態の誘導型回転電機は、8極構成の固定子コイル413はスター結線にて結線され、それぞれの相は一対の巻線部分が並列に接続された2Y結線となっている。固定子コイル413が巻回される固定子鉄心412には、48のスロット411が形成されている。固定子鉄心412は、例えば厚さ0.05〜0.35mmの電磁鋼板を打ち抜き加工またはエッチング加工により成形し、成形された電磁鋼板を積層して構成された積層鋼板からなり、周方向に等間隔の放射状に配置された複数のスロット411が形成されている。
固定子鉄心412の内周側には、固定子鉄心412と微小な隙間を介して対向するように、回転子5が回転可能に配置されている。回転子5はシャフト6に固定されており、シャフト6と一体に回転する。シャフト6は、ハウジング1およびカバー2にそれぞれ設けられた一対のボールベアリング7a,7bによって回転自在に支持されている。これらのベアリング7a,7bの内、カバー2側のベアリング7aは、不図示の固定板によってカバー2に固定されており、ハウジング1の底部側のベアリング7bは、ハウジング1の底部に設けられた凹部に固定されている。
シャフト6の左端には、プーリー12がナット11によって取り付けられている。シャフト6のプーリー12とベアリング7aとの間には、スリーブ9およびスペーサ10が設けられている。スリーブ9の外周およびプーリー12の内周はやや円錐形状となっており、ナット11による締め込み力によってプーリー12とシャフト6とが強固に一体化され、これらは一体的に回転できるようになっている。固定子4に対して回転子5が回転駆動されると、プーリー12によってシャフト6の回転力が外部に出力される。また、発電機として機能する場合には、プーリー12からの回転力がシャフト6に入力される。
図3に示すように、かご型回転子である回転子5の回転子鉄心513には、回転軸方向に延びる複数の導体バー511が、周方向の全周に渡って等間隔で埋め込まれている。回転子鉄心513は磁性体からなり、回転子鉄心513の軸方向両端には、各導体バー511を短絡させる短絡環512がそれぞれ設けられている。なお、図3の斜視図では、回転子鉄心513と導体バー511との関係を明示するために、回転軸に垂直な面で断面した断面構造を示しており、プーリー12側の短絡環512およびシャフト6は図示されていない。
回転子鉄心513は、厚さ0.05〜0.35mmの電磁鋼板を打ち抜き加工またはエッチング加工により成形し、成形された電磁鋼板を積層して構成された積層鋼板からなる。図3に示すように、回転子鉄心513の内周側には、軽量化の為に略扇形の空洞部514が周方向等間隔に設けられている。回転子鉄心513の外周側すなわち固定子側には前述した導体バー511が埋め込まれており、導体バー511の内側の回転子ヨーク530に磁気回路が形成される。各導体バー511および短絡環512はアルミによって構成されており、ダイキャストによって回転子鉄心513に一体とされている。回転子鉄心の両端に配置された短絡環512は、回転子鉄心513から軸方向両端に突出するように設けられる。なお、図1には図示していないが、ハウジング1の底部側には、回転子5の回転を検出するための検出ロータが設けられている。回転センサ13は、回転する検出ロータの歯を検出し、回転子5の位置や回転子5の回転速度を検知するための電気信号を出力する。
図4は、2Y接続された固定子コイル413の接続図であり、駆動用の二次電池612とインバータ装置620の直流端子が電気的に接続されている。インバータ装置620の交流端子は、固定子コイル413と電気的に接続されている。二次電池612からインバータ装置620に直流電力が供給され、固定子鉄心412に巻回された3相の固定子コイル413にインバータ装置620から交流電力が供給される。固定子コイル413は、交流電力の周波数に応じた回転速度の回転磁界を発生する。
本実施の形態では、固定子コイル413は2個のスター結線Y1,Y2を有している。Y1結線は、U相巻線Y1UとV相巻線Y1VとW相巻線Y1Wとを有している。Y2結線は、U相巻線Y2UとV相巻線Y2VとW相巻線Y2Wとを有している。Y1結線とY2結線は並列接続されており、それぞれの中性点も接続されている。巻線Y1Uは、直列接続されたコイルU11,コイルU12,コイルU13およびコイルU14から構成されている。また、巻線Y2Uは、直列接続されたコイルU21,コイルU22,コイルU23およびコイルU24から構成されている。同様に、巻線Y1Vは直列接続されたコイルV11〜V14から構成され、巻線Y2Vは直列接続されたコイルV21〜V24から構成され、巻線Y1Wは直列接続されたコイルW11〜W14から構成され、巻線Y2Wは直列接続されたコイルW21〜W24から構成されている。
本実施の形態では、分布巻の中でもコイルエンドの寸法を小さくできる重ね巻を採用しており、コイルU11〜コイルW24の各々は、図5(a)に示すような連続した二組のコイル4131a,4131bから成る。同一巻数(例えば、3ターン)のコイル4131a,4131bは、渡り導体部4134を介して連続している。コイル4131a,4131bの巻き方はα巻としているが、順巻でも良い。本実施の形態の回転電機では、二組のコイル4131a,4131bが24セット用いられ、予め図5(a)のように巻き回されたコイル4131a,4131bのそれぞれが、固定子鉄心412の対応するスロット411に内側から嵌め込まれる。
図4では、コイルU11を構成する2つのコイル4131a,4131bを数字2,1で表示している。図2においては、コイルU11を構成する2つのコイル4131a,4131b、およびコイルU12を構成する2つのコイル4131a,4131bの巻回しの様子が、破線(4131a)および実線(4131b)で模式的に示されている。詳細は後述するが、いずれのコイル4131a,4131bも、4つのスロットを間に挟んだ一対のスロット411間に巻回されている。
例えば、コイルU11を構成するコイル4131bの場合には、番号1のスロットと番号6のスロットとの間に巻回され、番号1のスロットにおいては回転子側(先端側)に配置され、番号6のスロットにおいては底側に配置されている。一方、コイル4231aは、番号2のスロットの先端側と番号7のスロットの底側との間で巻回される。同様に、コイルU12のコイル4131aは、番号38と番号43のスロット411に跨って巻き回され、コイルU12のコイル4131bは、番号37と番号42のスロット411に跨って巻き回される。なお、コイルがま着回される一対のスロット間にいくつのスロットが挟まれるかは、スロット総数や相数などに依存し、必ずしも4とは限らない。
図4では、コイルU11のコイル4131aは数字2で表され、コイル4131bは数字1で表されているが、これらの数字1および2は、コイル4131a,4131bが配置されるスロット411の内、スロット先端側に配置される方のスロット番号を示している。スロット番号は48個あるスロット411の任意のスロット411を番号1とし、周方向に順に付した番号である。コイル4131aは、番号2のスロット411と番号7のスロット411に跨って巻き回され、番号2のスロット411においては回転子側(スロット先端側)に挿入され、番号7のスロット411においてはスロット底側に挿入されている。
以下同様に、図4の一対のコイルに対して示される番号は、各コイルが回転子側に挿入されるスロットの番号を表している。このように、一対になった2つのコイル4131a,4131bは隣同士のスロット411に挿入することで、トルク脈動を低減できる。
図6は、スロット411と固定子コイル413を構成するコイルの配置関係を示す図である。図6の欄442に示す番号は、上述したスロット番号1〜48を示す。例えば、コイルU11を構成する2つのコイル4131a,4131b(すなわち、図4の番号2,1を付したコイル)は、番号2および1のスロット411の回転子側に挿入される。図6では、そのことが分かりやすいように、番号2,1の下側の欄外に符号U11を付した。例えば、欄442において、コイルW13は番号29と30で表されている。すなわちコイルW13は、スロット番号29のスロット411の回転子側に配置されたコイル4131aと、スロット番号30のスロット411の回転子側に配置されたコイル4131bとの直列接続でコイルW13が構成されていることを示している。
図6の欄444は、固定子巻線の相とその相における配置の順番を示している。上述したように、コイルU11を構成するコイル4131a,4131bは、スロット番号2,1のスロット411の回転子側にそれぞれ挿入されている。このコイルU11は、欄444では共に「U1」と記されている。これは、固定子巻線におけるU相の1番目、すなわちU相の基準位置に配置されていることを示している。コイルU21を構成するコイル4131a,4131bは、欄442に示すようにスロット番号44,43のスロット411の回転子側に挿入され、欄444には共に「U2」と記されている。これは、コイルU21は、固定子巻線のU相の2番目、すなわちU相の基準位置から機械角で45°の位置に配置されていることを示している。同様に、コイルU12を構成するコイル4131a,4131bは、欄442に示すようにスロット番号38,37のスロット411の回転子側にそれぞれ挿入され、欄444には共に「U3」と記されている。これは、コイルU12は、固定子巻線のU相の3番目、すなわちU相の基準位置から機械角で90°の位置に配置されていることを示している。
すなわち、図4に示す巻線Y1Uにおいて、コイルU11はU相の基準位置に配置され、コイルU12,コイルU13およびコイルU14は、それぞれ基準位置から3番目(機械角90°)、5番目(機械角180°)および7番目(機械角270°)の位置に配置されている。一方、巻線Y2UのコイルU21〜U24は、欄444に示すように、それぞれU相の基準位置から2番目(機械角45°)、4番目(機械角135°)、6番目(機械角225°)、8番目(機械角315°)の位置に配置されている。
巻線Y1VのコイルV11は、コイルU11に対してスロット411で2個分、すなわち機械角で15°シフトしている。このコイルV11の位置がV相の基準位置となり、欄444には「V1」と示されている。巻線Y1VのコイルV11と直列接続されたコイルV12〜V14は、欄444に「V3」,「V5」,「V7」と示されているように、V相の基準位置から3番目(機械角90°)、5番目(機械角180°)および7番目(機械角270°)の位置に配置されている。一方、欄444に「V2」と示されている巻線Y2VのコイルV21は、コイルV11の位置から機械角で45°シフトした位置にある。巻線Y2Vの他のコイルV22〜V24は、欄444に「V4」,「V6」,「V8」と示されているように、V相の基準位置から4番目(機械角135°)、6番目(機械角225°)、8番目(機械角315°)の位置に配置されている。このように、V相のコイルV11はコイルU11に対して機械角で15°シフトしているので、V相のコイルはU相のコイルに対して15°シフトしている。同様に、W相のコイルW11は、コイルU11に対して機械角で30°シフトしているので、W相のコイルは全てU相のコイルに対して30°シフトしている。
次に欄446について説明する。この実施の形態では、周回する各コイル4131a,4131bは2つのスロットを通して周回する構造となっている。すなわち、上述したように、コイルU11のコイル4131aは番号2のスロット411と番号7のスロット411との間に巻回され、番号2のスロット411では、巻線はスロット内の回転子側に配置され、番号7のスロット411では、巻線はスロット411のスロット底側に配置される。欄446には、この底側のスロット番号が表示されている。例えば、コイルU11のコイル4131bは1番目と6番目のスロット間に周回され、1番目のスロット411では回転子側に、6番目のスロット411ではスロット底側に配置されている。
欄448は、欄442の番号で示すスロット411のスロット底側に位置するコイルの相およびその相におけるコイルの配置の順番を示している。また、欄450に記載の符号は、欄448に記載のコイルの周回するスロットを示している。例えば、スロット番号2のスロット411の回転子側には、欄422に示すようにコイルU11のコイル4131aが挿入されている。一方、スロット番号2のスロット411の底側に挿入されるコイルは、回転子側がスロット番号45のスロット411に挿入されるコイルV21のコイル4131bである。そのため、欄450には番号45が記載されている。そして、このコイルがV相の2番目コイルであることを示す符号「V2」が欄448に記載されている。
図7は、24個のコイル(コイルU11〜W24)を固定子鉄心412のスロット内に装着し、コイル同士を接続する前の状態を示す。コイルU11〜W24の各々は、図5(a)に示すように、渡り導体部4134で連続している2つのコイル4131a,4131bから成る2連続α巻コイルで構成されている。重ね巻では、図7に示すように各コイルU11〜W24の導体端末211,212は固定子鉄心412の軸方向片側に集中し、48本の導体端末211,212がコイルエンド220の図示上方に引き出されている。これらの導体端末211,212は、図4に示すように直列接続されるべき隣のコイルの導体端末211,212と接続される。
各コイルU11〜W24は、それぞれ2つのコイル4131a,4131bから成り、コイル4131aの導体端末211はスロット411のスロット底側から引き出され、コイル4131bの導体端末212はスロット411の回転子側から引き出される。例えば、コイルU11の場合には、図4に示すようにコイル4131aは、スロット番号2(回転子側)と番号7(スロット底側)でそれぞれが示される一対のスロット411間で巻回され、導体端末211が引き出されるコイル巻き始めは、スロット番号7のスロット側となる(図5(a)参照))。一方、コイルU11のコイル4131bは、スロット番号1(回転子側)と番号6(スロット底側)でそれぞれが示される一対のスロット411との間で巻回され、導体端末212が引き出されるコイル巻終わりはスロット番号1のスロット側となる。
コイルU11とコイルU12とを接続する場合は、図5(b)に示すように、コイルU11を構成するコイル4131bの導体端末212と、コイルU12を構成するコイル4131aの導体端末211とを接続する。その場合、回転子側(スロット先端側)に引き出された導体端末212と、スロット底側に引き出された導体端末211とを、コイルエンド220の上方を跨ぐように接続しなければならない。一方、回転電機の小型化のためには、コイルエンド220の高さを可能な限り低く抑える必要がある。以下では、コイルエンド220の内周側の導体端子212と、コイルエンド220の外周側の導体端子211との接続に関して、コイルエンド高さを抑えることができる接続構造について説明する。
(第1の接続構造)
図8は導体端末211,212の第1の接続構造を示す図である。図5(a)に示したコイルU11とコイルU12とは、図2から分かるように機械角で90°シフトしている。しかし、図5に示すように、コイルU11,U12を接続する場合には、コイルU11のコイル4131b側の導体端末212と、コイルU12のコイル4131a側の導体端末211とが接続される。図2に示すように、コイルU11のコイル4131b側の導体端末212は番号1のスロット411の先端側に配置され、コイルU12のコイル4131a側の導体端末211は番号43のスロット411の底端側に配置されている。そのため、接続されるべきコイルU11の導体端末211とコイルU12の導体端末211とは、機械角で45°ずれていることになる。
そこで、まず、図8(a)に示すように、外周側の導体端末211を、コイルエンド220に沿って内周側の導体端末212の方向に渦巻状に這い回し、導体端末211の接続部分211aを導体端末212に対して径方向に沿って対向させる。ここで渦巻き状とは、導体端末211がコイルエンド220に沿ってやや内側に這い回される様子を形容したものである。なお、外周側の導体端末211はこの渦巻き状に這い回しを行うため、端末長さが内周側の導体端末212に比べて長く設定されている。なお、図8においては、コイルエンド220を便宜上円筒形状に示している。
次に、図8(b)に示すように内周側の導体端末212をコイルエンド200に沿って径方向に這い回し、導体端末212の接続部分212aを導体端末211の接続部分211aに近接させる。なお、接続時の熱の影響によるコイルエンド220の被覆へのダメージを防止するために、接続部分211a,212aをコイルエンド220から一定距離の位置に配置するようにする。図8(b)のような形状の導体端末211,212において、導体端末211,212は接続部211a,212aと這い回し部211b,212bとに分けられる。次いで、接続部211a,212a同士をTIG溶接等により接続する。なお、以下同様であるが、接続方法としては、TIG溶接の他に、ヒュージング、ヒュージングろう付け、抵抗ろう付けなどでも良い。
導体端末211,212の接続が終了したら、接続部211a,212aを図8(c)に示すようにコイルエンド220の径方向外周側に折り曲げる。このように導体端末212をコイルエンド220の内周側から外周側へと径方向に這い回し、さらに、接続部211a,212aを外周側に折り曲げることにより、コイルエンド高さは接続前のコイルエンド220の高さに導体端末212の幅を1本分加えただけとなり、コイルエンド高さを低く抑えることができる。なお、固定子コイル314に断面形状が矩形の導体(平角導体)を用いる場合には、長辺の面が対向するように接続部211a,212aを接続することで、接続をより確実にすることができるとともに、コイルエンド高さの増加を短辺寸法に抑えることができる。もちろん、図8(d)に示すように、接続部211a,212aの短辺の面同士を周方向に対向させて接続しても構わない。
なお、コイルエンド220のコアバック側は空きスペースとなっているので、接続部211a,212aを、破線で示すようにコアバック方向へとさらに折り曲げても良い。接続部211a,212aを破線で示す形状となるように矢印ALの方向に折り曲げることにより、接続部211a,212aを含むコイルエンド外周寸法を小さく抑えることができる。特に、固定子鉄心412のコアバック径方向寸法が小さい場合には効果的であり、接続部211a,212aが固定子鉄心412の外周面よりも側方に突出するのを防止できる。
また、コイルエンド220の内周側に接続部211a,212aを折り曲げるスペースがある場合には、接続部211a,212aを内周側に折り曲げても良いことはもちろんである。さらに、外周側の導体端末211に代えて、内周側の導体端末212を導体端末11の方向に渦巻き状に這い回しても良いし、両方の導体端末211,212を互いに近づけるように渦巻き状に這い回しても良い。
(第2の接続構造)
図9は、本実施の形態における第2の接続構造を説明する図である。まず、第1の接続構造の場合と同様に、図9(a)に示すように外周側の導体端末211をコイルエンド220に沿って渦巻状に這い回し、その接続部211aを内周側の導体端末212に対向させる。次に、図9(b)に示すように内周側の導体端末212をコイルエンド200に沿って径方向に這い回し、導体端末212の接続部分212aを導体端末211の接続部分211aに近接させる。その後、接続部211a,212a同士をTIG溶接等により接続する。ここまでの手順は、上述した第1の接続構造の場合と同様である。
次いで、図9(c)に示すように、接続部211a,212aをコイルエンド220の上端または外周に沿って周方向に折り曲げる。このような接続構造とすることにより、コイルエンド高さは接続前のコイルエンド220の高さにほぼ導体端末212の幅を1本分加えただけとなり、コイルエンド高さを低く抑えることができる。なお、図9(b)に示す例では、平角導体の接続部211a,212aの矩形状断面の長辺の面同士を径方向に対向させて接続したが、図9(d)に示すように、接続部211a,212aの短辺の面同士を周方向に対向させて接続しても構わない。
第2の接続構造では、接続部211a,212aを周方向に折り曲げているので、接続部211a,212aの長さがある程度長くても、コアバックの上方であってコイルエンド220の外側の空きスペースに接続部211a,212aを収めることができる。そのため、図9(b)における接続部211a,212aをコイルエンド上方の余裕を持った高さに配置することで、コイルエンド220の被膜への接続時の熱の影響を確実に防止することができる。なお、第1の接続構造の場合と同様に、外周側の導体端末211を渦巻き状に這い回す代わりに、内周側の導体端末212を渦巻き状に這い回しても良い。
(第3の接続構造)
図10は、本実施の形態における第3の接続構造を説明する図である。上述した第1および第2の接続構造では、導体端末211,212のいずれか一方を渦巻き状に這い回したが、第3の接続構造では、導体端末211,212の両方を渦巻き状に這い回すようにした。
まず、図10(a)に示すように、外周側の導体端末211をコイルエンド220に沿って導体端末212の方向に渦巻状に這い回し、導体端末211の引き出し位置と導体端末212の引き出し位置との間の中間位置近傍にて、導体端末211の這い回し方向をやや内径側に向ける。導体端末211は、図8(a)に示す這い回す形状とは異なる。次いで、図10(b)に示すように、内周側の導体端末212をコイルエンド220に沿って導体端末211の方向に渦巻状に這い回す。そして、導体端末211の引き出し位置と導体端末212の引き出し位置との間で、例えば中間位置近傍で、導体端末212の這い回し方向をやや外形側に向け、導体端末211の接続部211aの右側測面に、導体端末212の接続部212aの左側側面とを当接して、TIG溶接等によりそれらを接続する。その場合、接続時の熱がコイルエンド被膜に影響を与えないように、コイルエンド220の上方の一定距離において接続部211a,212aの側面同士を対向させるのが好ましい。
次に、図10(c)に示すように、接続部211a,212aを、コイルエンド220に密着させるように倒す。その結果、コイルエンド高さは接続前のコイルエンド220の高さに導体端末212の幅を1本分加えただけとなり、コイルエンド高さを低く抑えることができる。なお、断面形状が矩形の平角導体を用いる場合には、矩形状の短辺の面同士が接続されるので、接続部211a,212aによるコイルエンド高さの増加は、短辺の寸法分に抑えられる。
(第4の接続構造)
図11は、本実施の形態における第4の接続構造を説明する図である。上述した第1〜3の接続構造では、コイルエンド220を跨ぐように導体端末211または212を這い回して、接続部211a,212aを接続するようにした。しかし、以下に述べる第4の接続構造では、導体端末211,212の一方をコイルエンド220を貫通して他方の側に引き出し、接続部211a,212aを接続するようにした。
図11(a)に示すように、まず、外周側の導体端末211をコイルエンド220の外周に沿って導体端末212の方向に渦巻状に這い回す。そして、導体端末211を、コイルエンド220のコイルとコイルとの隙間を径方向に貫通させ、例えば、固定子鉄心412のティースに沿って径方向に貫通させ、その導体端末211をコイルエンド220の内周側に引き出す。次いで、引き出した導体端末211の接続部211aを、導体端末212の接続部212aに接続する。その場合、図11(a)に示すように、コイルエンド220から一定距離離れるように接続部211a,212aを配置し、接続時の熱がコイルエンド被膜に影響を与えないようにする。
次に、図11(b)に示すように、接続部211a,212aをコイルエンド220に沿って径方向に折り曲げる。なお、断面形状が矩形の平角導体をコイルに用いる場合には、接続の際に、図11(a)に示すように短辺に対応する面同士、すなわち側面同士を接続することで、コイルエンド高さを接続前のコイルエンド高さに導体端末の短辺方向の幅を1本分加えた高さとすることができる。なお、外周側の導体端末211を内周側に貫通させる代わりに、内周側の導体端末212を外周側に貫通させて導体端末211に接続するようにしても良い。その場合、接続部211a,212aは内周側に折り曲げることになる。
さらに、その外周側の接続部211a,212aをコイルエンド220の外周に沿って折り曲げても良い。ここは、コイルバック上方の空きスペースなので、空きスペースを有効に利用することができる。この場合も、接続部211a,212aの側面同士を接続しても良いし、接続部211a,212aの長辺の面を対向させて接続しても良い。
(第5の接続構造)
図12は、本実施の形態における第5の接続構造を説明する図である。まず、図12(a)に示すように、外周側の導体端末211をコイルエンド220に沿って渦巻状に内周側まで這い回す。そして、導体端末211をコイルエンド220の内周側で180°折り返し、接続部211aを内周側の導体端末212の接続部212aに接続する。接続部211a,212aは、平角導体の短辺の面同士が対向するように配置され、TIG溶接等により接続される。なお、第4の接続構造の場合と同様に、コイルエンド220から一定距離離れるように接続部211a,212aを配置し、接続時の熱がコイルエンド被膜に影響を与えないようにする。
次に、図12(b)に示すように、接続部211a,212aをコイルエンド220に沿って径方向に折り曲げる。この第5の接続構造の場合にも、コイルエンド高さは接続前のコイルエンド高さに導体端末211,212の短辺方向の幅を1本分加えただけとなり、コイルエンド高さを小さく抑制することができる。なお、内周側の導体端末212をコイルエンド220の外周側まで這い回し、外周側において接続部211a,212aを接続するようにし、その接続部211a,212aを内周側へと折り曲げるようにしても良い。
(第6の接続構造)
図13は、本実施の形態における第6の接続構造を説明する図である。まず、図13(a)に示すように、内周側の導体端末212をコイルエンド220に沿って導体端末211方向へ内径側から外形側へ渦巻状に這い回す。そして、接続部211a,212aの側面を接続する。その際、接続部211a,212aのコイルエンド220からの高さは、接続時の熱によりコイルエンド被膜が影響を受けない程度まで高くする。
次いで、図13(b)に示すように、接続部211a,212aを内周側に折り曲げるように倒し、コイルエンド220に密着させる。この接続構造の場合、導体端末212を折りたたむように曲げるため、コイルエンド高さは導体端末212の2本分の寸法だけ高くなるが、従来のように接続部211a,212aを立てたままの場合に比べて、コイルエンド高さを低減することができる。なお、内周側の導体端末212に代えて外周側の導体端末211を内周側に這い回し、接続部211a,212aを外周側に折り曲げるようにしても良い。
上述した第1〜第6の接続構造では、導体端末211および導体端末212をコイルエンド220を跨るように接続し、その接続部211a,212aをコイルエンド220の内周側や外周側、またはコイルエンド220に沿って折り曲げて、空きスペースに収めるようにしているので、コイルエンド220の高さを低く抑えることができる。
(第7の接続構造)
巻線に用いる平角導体が太くなると、接続の際の導体端末211および導体端末212を自由自在に、特に、小さな曲率半径で曲げるのが難しくなる。例えば、図8に示した接続構造を採用しようとした場合、導体端末211を、導体端子212との間でコイルエンドに沿うように立体的に曲げるのが難しくなり、導体端末211,212の幅広の面同士を対面させるのが困難となる。また、導体端末211,212の幅広の面同士を対面させるように導体端末211を曲げると、曲げのスペースが大きくなり、かえってコイルエンドのスペースが大きくなってしまうことになる。
そこで、第7の接続構造では、導体端末211を立体的に複雑に曲げなくても良いように、径方向に折り曲げる導体端末212の幅広面(矩形断面の長辺に対応する面)と、導体端末211の幅の狭い側面(矩形断面の短辺に対応する面)とを接続するようにした。まず、図14(a)に示すように外周側の導体端末211を、可能な限りコイルエンド220に沿って渦巻状に這い回し、導体端末211の端末接続部211aを内周側の導体端末212の位置まで這い回す。このとき、導体端末211の端末接続部211aがコイルエンド220の上端面とほぼ同じ高さになるように這い回す。
次に、コイルエンド220の外周に沿って這い回された導体端末211の端末接続部211aを、コイルエンド220の外周に対してほぼ直角に、すなわち径方向外側に折り曲げる。このとき、端末接続部211aの側面が水平になるように折り曲げる。次いで、図14(b)に示すように、内周側の導体端末212をコイルエンド220の上端に沿って周方向に折り曲げて、その端末接続部212aを端末接続部211aに近接させる。その結果、端末接続部212aの幅広面が端末接続部211aの側面に接し、接した状態における断面形状はT字形状となる。その後、冶具等を用いてT字形状を保ったまま、端末接続部211a,212a同士をTIG溶接等により接続する。
このように、外周側の端末接続部211aの端末接続部211aを幅広の部分に関して外側に折り曲げる簡単な接続構造とすることにより、極太の電線(平角導体)を用いた場合であっても、折り曲げ加工が行ない易く、折り曲げのスペースが大きくならずに済む。そのため、接続部分を、固定子鉄心412からはみ出すことなく、コアバックの空きスペースに収めることができる。また、コイルエンド高さは接続前のコイルエンド220の高さにほぼ導体端末212の幅を1本分加えただけとなり、コイルエンド高さを低く抑えることができる。
なお、図14に示した例では、外側の導体端末211を渦巻状に導体端末212方向へと這い回し、導体端末212をコイルエンド220の外側へと折り曲げて接続したが、逆に導体端末212を渦巻状に這い回した後に外側の導体端末211を内側に折り曲げて接続するようにしても良い。
図15は、図14に示した接続構造の変形例を示す図である。図14に示す例では内周側の導体端末212を径方向に放射状に折り曲げたが、図15に示す変形例では、径方向に対して斜めの方向に折り曲げて接続を行うようにした。このように斜めにすることにより、接続部分の、コイルエンド220の周面から外径方向への突出量を小さくすることができる。また、図14の場合と同一の突出量の場合には、接続部分の長さをより長くすることが可能となり、接続をより確実に行うことができる。
(第8の接続構造)
図16は、本実施の形態における第8の接続構造を説明する図である。第8の接続構造では、コイルエンド220に沿って渦巻状に這い回した導体端末211の端末接続部211aに切り欠き211cを形成した。端末接続部211a,212aの接続を行う場合、まず、図16(a)に示すように、外周側の導体端末211をコイルエンド220に沿って渦巻状に這い回す。
上述したように、あらかじめ導体端末211の短辺側には切り欠き211cを設けておく。切り欠き211cの幅、深さは、内周側の導体端末212の幅、厚さに合わせて調整する。導体端末211を渦巻状に這い回す際に、図16(a)に示すように切り欠き211cの位置が内周側の導体端末212と対向するように這い回す。
次に、導体端末212をコイルエンド220の上端に沿って径方向外側に折り曲げ、端末接続部212aが端末接続部211aの切り欠き211c内に入るように係合させ、位置決めを行う。その後、図16(b)に示すように、端末接続部211a,212a同士をTIG溶接等により接続する。
第8の接続構造においても、コイルエンド高さは接続前のコイルエンド220の高さにほぼ導体端末212の幅を1本分加えただけとなり、コイルエンド高さを低く抑えることができる。さらに、このように切り欠き211cを設けたことにより、導体端末同士の位置決めが容易となり、製造装置の位置決め機構を省略することが可能となる。また、接続部分の、コイルエンド220の周面から外径方向への突出量を小さくすることができる。
図17は、第8の接続構造の変形例を示す図である。図17(a)は第1の変形例を示したものであり、切り欠き211cを端末接続部211aの下側の側面に形成した場合である。この場合も位置決めが確実に行えて溶接作業も容易となるが、図17(a)に示す寸法hだけ、接続部分の高さが高くなってしまう。図17(b)に示す第2の変形例では、切り欠き211cに代えて貫通孔211dを端末接続部211aに形成し、その貫通孔211d内に端末接続部212aを挿入するようにした。
なお、図16に示す場合とは逆に、導体端末212側に切り欠きや貫通孔を形成して渦巻き状に這い回し、外周側の導体端末211を内周側に折り曲げるようにしても良い。また、上述した実施の形態では、図16(a)に示すように矩形断面形状の導体で説明したため、その断面形状に対応した矩形の切り欠き211cおよび貫通穴形状211dで説明したが、使用する導体断面形状に合わせて、台形、三角形、円形の一部、楕円形の一部などの切り欠きで構成してもよい。
なお、上述した実施の形態における回転電機を以下のように変形することもできる。(1)以上説明した実施の形態では8極構成の誘導型回転電機を例に説明したが、永久磁石型回転機等の固定子巻線にも本発明を適用することができる。(2)発電機の固定子巻線にも本発明を適用することができる。(3)巻線に用いられる導体の形状は矩形断面形状に限らず、円形状の丸線を使用した場合にも適用することができる。(4)上述した実施の形態では、固定子巻線の巻線方式として分布巻きで重ね巻を行う方式を例に説明したが、接続すべき導体端末がコイルエンド220の内周側と外周側とに分かれているものであれば、例えば、波巻方式の巻線であっても、本発明を同様に適用することができる。
なお、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
一実施の形態の誘導型回転電機の側面断面図である。 誘導型回転電機の固定子を示す断面図である。 誘導型回転電機の回転子の断面を示す斜視図である。 2Y接続された固定子コイル413の接続図である。 コイルU11,U12の詳細を示す図であり、(a)は接続前を、(b)は接続後をそれぞれ示す。 スロット411と固定子コイル413を構成するコイルの配置関係を示す図である。 固定子鉄心内412内に装着された接続前のコイルの様子を示す斜視図である。 導体端末211,212の第1の接続構造を示す図である。 導体端末211,212の第2の接続構造を説明する図である。 導体端末211,212の第3の接続構造を説明する図である。 導体端末211,212の第4の接続構造を説明する図である。 導体端末211,212の第5の接続構造を説明する図である。 導体端末211,212の第6の接続構造を説明する図である。 導体端末211,212の第7の接続構造を説明する図である。 第7の接続構造の変形例を示す図である。 導体端末211,212の第8の接続構造を説明する図である。 第8の接続構造の変形例を示す図であり、(a)は第1の変形例を、(b)は第2の変形例をそれぞれ示す。
符号の説明
4:固定子、5:回転子、211,212:導体端末、211a,212a:接続部、211b,212b:這い回し部、220:コイルエンド、411:スロット、412:固定子鉄心、413:固定子コイル、4131a,4131b,U11〜U24,V11〜V24,W11〜W24:コイル、211c:切り欠き、211d:貫通孔

Claims (17)

  1. 複数のスロットが形成された固定子鉄心と、前記スロットに保持された複数のコイルを接続して成る固定子巻線とを備えた固定子と、
    前記固定子鉄心に対向する面を有し、空隙を介して回転可能に保持された回転子とを有し、前記固定子鉄心と回転子とに前記空隙を介して互いに対向する面で磁束を授受する磁気回路が作られる回転電機であって、
    前記固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、その一方が前記スロットの先端側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有し、前記2つのコイルの他方は、前記スロットの底側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、前記先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、
    前記先端側コイル端末、前記コイルエンドに沿って底側コイル端子側へと這い回し、該底側コイル端子に接続し、
    前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末との接続部の先端が、径方向外周側を向いている回転電機。
  2. 固定子鉄心に形成された複数のスロットに、複数のコイルを接続して成る固定子巻線を装着した固定子と、
    前記固定子の内側に回転可能に設けられた回転子とを備え、
    前記固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、前記スロットの先端側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有する第1のコイルと、前記スロットの底側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、前記先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有する第2のコイルとから成り、
    前記先端側コイル端末および前記底側コイル端末のいずれか一方を、前記コイルエンドの巻線間の隙間を貫通させて他方のコイル端末側に引き出し、該引き出したコイル端末を他方のコイル端末と接続したコイル端末接続構造を備え回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記先端側コイル端末を他方のコイル端末側に引き出した場合には、前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末との接続部を前記固定子鉄心の内周側に折り曲げ、
    前記底側コイル端末を他方のコイル端末側に引き出した場合には、前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末との接続部を前記固定子鉄心の外周側に折り曲げ回転電機。
  4. 複数のスロットが形成された固定子鉄心と、前記スロットに保持された複数のコイルを接続して成る固定子巻線とを備えた固定子と、
    前記固定子鉄心に対向する面を有し、空隙を介して回転可能に保持された回転子とを有し、前記固定子鉄心と回転子とに前記空隙を介して互いに対向する面で磁束を授受する磁気回路が作られる回転電機であって、
    前記固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、その一方が前記スロットの先端側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有し、前記2つのコイルの他方は、前記スロットの底側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、前記先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、
    前記先端側コイル端末および前記底側コイル端末のいずれか一方を、前記コイルエンドに沿って他方のコイル端子側へと這い回し、該他方のコイル端子に接続し、
    前記先端側コイル端末を他方のコイル端末側に這い回した場合には、前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末との接続部を前記固定子鉄心の内周側に折り曲げ、
    前記底側コイル端末を他方のコイル端末側に這い回した場合には、前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末との接続部を前記固定子鉄心の外周側に折り曲げ回転電機。
  5. 複数のスロットが形成された固定子鉄心と、前記スロットに保持された複数のコイルを接続して成る固定子巻線とを備えた固定子と、
    前記固定子鉄心に対向する面を有し、空隙を介して回転可能に保持された回転子とを有し、前記固定子鉄心と回転子とに前記空隙を介して互いに対向する面で磁束を授受する磁気回路が作られる回転電機であって、
    前記固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、その一方が前記スロットの先端側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有し、前記2つのコイルの他方は、前記スロットの底側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、前記先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、
    前記先端側コイル端末および前記底側コイル端末のいずれか一方を、前記コイルエンドに沿って他方のコイル端子側へと這い回し、該他方のコイル端子に接続し、
    前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末との接続部を、前記コイルエンドの周方向に折り曲げ回転電機。
  6. 複数のスロットが形成された固定子鉄心と、前記スロットに保持された複数のコイルを接続して成る固定子巻線とを備えた固定子と、
    前記固定子鉄心に対向する面を有し、空隙を介して回転可能に保持された回転子とを有し、前記固定子鉄心と回転子とに前記空隙を介して互いに対向する面で磁束を授受する磁気回路が作られる回転電機であって、
    前記固定子巻線の互いに接続された2つのコイルは、その一方が前記スロットの先端側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出された先端側コイル端末を有し、前記2つのコイルの他方は、前記スロットの底側において前記固定子巻線のコイルエンド方向に引き出され、前記先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、
    前記先端側コイル端末および前記底側コイル端末のいずれか一方を、前記コイルエンドに沿って他方のコイル端子側へと這い回し、該他方のコイル端子に接続し、
    前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末との接続部を、前記這い回したコイル端子に重なるように折り曲げ回転電機。
  7. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記接続部が、前記コイルエンドより径方向外周側に配置されている回転電機。
  8. 請求項7に記載の回転電機において、
    前記接続部が、前記コイルエンドから一定距離の位置に配置されている回転電機。
  9. 請求項8に記載の回転電機において、
    前記コイルには、長辺と短辺とから成る矩形断面形状の導体が用いられ、
    前記先端側コイル端末の長辺の面と前記底側コイル端末の長辺の面とが対向するように前記接続部が構成されている回転電機。
  10. 請求項8に記載の回転電機において、
    前記コイルには、長辺と短辺とから成る矩形断面形状の導体が用いられ、
    前記先端側コイル端末の短辺の面と前記底側コイル端末の短辺の面とが対向するように前記接続部が構成されている回転電機。
  11. 請求項9に記載の回転電機において、
    前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末とが軸方向に重なるように前記接続部が構成されている回転電機。
  12. 固定子鉄心のスロットに配置される複数のコイルを接続して構成される回転電機に用いられる固定子巻線であって、
    互いに接続された2つのコイルは、その一方が前記スロットの先端側においてコイルエンド方向に引き出される先端側コイル端末を有し、前記2つのコイルの他方は、前記スロットの底側においてコイルエンド方向に引き出されるように、前記先端側コイル端末に接続される底側コイル端末を有し、
    前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末とが、前記コイルエンドの径方向外周側に折り曲げられ、
    前記先端側コイル端末が、前記コイルエンドに沿って底側コイル端子側へと這い回されて該底側コイル端子に接続され、
    前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末との接続部の先端が、径方向外周側を向いている固定子巻線
  13. 請求項12に記載の固定子巻線において、
    前記接続部が、前記コイルエンドより径方向外周側に配置されている固定子巻線。
  14. 請求項13に記載の固定子巻線において、
    前記接続部が、前記コイルエンドから一定距離の位置に配置されている固定子巻線。
  15. 請求項14に記載の固定子巻線において、
    前記コイルには、長辺と短辺とから成る矩形断面形状の導体が用いられ、
    前記先端側コイル端末の長辺の面と前記底側コイル端末の長辺の面とが対向するように前記接続部が構成されている固定子巻線。
  16. 請求項14に記載の固定子巻線において、
    前記コイルには、長辺と短辺とから成る矩形断面形状の導体が用いられ、
    前記先端側コイル端末の短辺の面と前記底側コイル端末の短辺の面とが対向するように前記接続部が構成されている固定子巻線。
  17. 請求項15に記載の固定子巻線において、
    前記先端側コイル端末と前記底側コイル端末とが軸方向に重なるように前記接続部が構成されている固定子巻線。
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