JP5609173B2 - 回転電機のステータ及び回転電機のステータにおけるコイル製造方法 - Google Patents
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Description
特許文献2においてその図19に示されているように、ねじり数(ねじり箇所)が「2」と多く、コイル加工負荷が大きい。これにより、予め巻線に塗られたエナメル等の絶縁皮膜が劣化するため高電圧機には適さない。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機のステータにおいて、前記重ね巻きコイルは、前記コイルエンドにおいて前記ねじり部と前記曲げ部との間が、外径方向に凸となる湾曲形状に形成されていることを要旨とする。
図1、図2、図3には本実施形態の電動機のステータ10を示し、図1はステータ10の平面図、図2はステータ10の正面図、図3はステータ10の斜視図である。本実施形態のステータ10は分布巻きの3相8極電動機に用いられる。
図2に示すように、ステータコア20は、所定の厚さt1を有している。ステータ10(ステータコア20)の軸方向(軸線)をL1で示す。ステータコア20の内周に沿って48個のスロット(図1に符号S1〜S48で示す)が周方向に配列されている。各スロットS1〜S48はステータコア20の内周に開口するとともに断面が長方形をなし、ステータコア20の中心Oからの放射線上に位置するように延びている。また、ステータコア20における隣り合うスロット間がティースとなっている。
図4,5,6には分布巻きコイル30を示し、図4において斜視を示し、図5において(a)に平面を、(b)に正面を、(c)に左側面を、(d)に右側面を示し、図6においては図5(b)のD−D線での断面を示す。
分布巻きコイル30は、ステータコア20のスロットに挿入されて組み込まれる。つまり、48個の分布巻きコイル(C1〜C48)は、ステータコア20における複数のスロット(S1〜S48)のうちの対をなす2つのスロットに挿入される。例えば、図1においてスロットS1と、同スロットS1に対し(すなわち、スロットS1を0番目と数えて)時計回りに6番目に位置するスロットS7にコイルC1が挿入される。このように、ステータコア20の内周面において周方向に沿って形成されたスロットにおいて、分布巻きコイル30が挿入される一対のスロットの間隔(ピッチ)は「6」、即ち、コイルピッチが「6」となっている。
図6に示すように、分布巻きコイル30は、整列した複数本の巻線よりなり、巻線として平角線を用いている。分布巻きコイル30は、図2,5に示すように、一対のスロットに挿入される一対の挿入部31,32と、スロットから外にはみ出る一対のコイルエンド33,34を備えた環状形状に予め成形されている。このとき、分布巻きコイル30は、フラットワイズ曲げにより巻回されている(コイル製作時におけるコイル巻取り後のコイル形状を示す図11参照)。
図8には、コイルの製作工程を示す。このコイル製作の際に図9に示す巻枠40が使用される。図9の巻枠40は、外形形状として略台形状をなし、台形の平行なる辺のうちの長い方の辺には凹部40aが形成されている。図10(a)〜(i)に示すようにコイル製作時にコイル巻取りが行われる。その結果、図11に示すように、コイル製作時におけるコイル巻取り後のコイル形状となる。
巻取り装置には、図10(a)に示すように、図9に示す巻枠40とローラ41が備えられている。そして、巻枠40の外周面に平角線43の一端を固定する。詳しくは、巻枠40における台形の平行なる辺のうちの短い方の辺に固定する。そして、図10(b)に示すように、巻枠40を回転して巻枠40における台形の斜辺に平角線43をフラットワイズ曲げにより巻きつける。さらに、図10(c)に示すように巻枠40を移動するとともに図10(d)に示すように巻枠40を回転して巻枠40における台形の平行なる辺のうちの長い方の辺に平角線43をフラットワイズ曲げにより巻きつける。
このようなコイル巻取りにより、コイルが環状に巻取られて、図11に示すコイル形状となる。このとき、フラットワイズ曲げで製作されるので、図11において曲げの半径(R)は小さい。また、図11において、巻取ったコイルの形状は略台形状をなし、台形の平行なる辺のうちの長い方の辺に凹部が形成されており、台形の平行なる辺のうちの長い方の辺の両端部分が曲げ部Aを形成するための部位となる。
成形工程は、曲げ部Aの形成工程(A部曲げ)と、ねじり部Bの形成工程(B部ねじり)と、図5(a)に示すコイルエンドをR形成する工程を有している。
(1)特許文献1においては、コイルエンドにおいて異相の隣接コイルが軸方向に接触しており、相間絶縁紙を挿入しにくく、高電圧機には適さなかった。これに対し、本実施形態では、図1に示すごとく異相の隣接コイルは径方向に接触しており、軸方向から相間絶縁紙Pを挿入可能であり、挿入しやすい。これにより、高電圧仕様とする場合に好ましいものとなる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図8に代わり図12の工程にてコイルを製作してもよい。このとき、図9の巻枠40に代わり図13に示す巻枠45を使用する。図13に示す巻枠45は台形形状をなし、図9の巻枠40における凹部40aが設けられていない。図12において、コイル巻取りの際に図13の巻枠45に平角線を巻取る。そして、成形工程において、図11のE部に示した凹部を成形する。その後、図8と同様に、曲げ部Aの形成(A部曲げ)、ねじり部Bの形成(B部ねじり)、コイルエンドR形成を行う。
・電動機のステータに限ることなく、他の回転電機、例えば発電機のステータに適用してもよい。
・コイルの曲げ部Aは周方向に倒す箇所A1だけを形成してもよい。
・コイルの曲げ部Aは2回曲げであったが、3回以上曲げてもよい。
Claims (7)
- 環状をなし、内周に沿って内周に開口するスロットが複数配列されたステータコアと、
前記ステータコアにおける前記複数のスロットのうちの対をなす2つのスロットに挿入される重ね巻きコイルと、
を備えた回転電機のステータにおいて、
前記重ね巻きコイルは、
前記ステータコアの両端面のうちの一方の端面から突出しているコイルエンドにおいて、前記2つのスロットに挿入される挿入部のうちの一方の挿入部側の箇所でねじられたねじり部と、
前記コイルエンドにおいて、前記2つのスロットに挿入される挿入部のうちの他方の挿入部側の箇所で周方向に倒された曲げ部と、を有し、
前記曲げ部は、周方向に倒されたコイルをステータの軸方向に立ち上げる立ち上げ部を有することを特徴とする回転電機のステータ。 - 前記重ね巻きコイルは、巻取ったコイルの形状が、台形状をなし、台形の平行なる辺のうちの長い方の辺に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のステータ。
- 隣接する前記重ね巻きコイルのコイルエンドにおける互いに周方向に重なる部分の間の空間は前記コイルエンドにおける前記ステータの軸方向両端部間に渡り延びる略平面を含む形状をしていることを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機のステータ。
- 前記重ね巻きコイルは、巻線として平角線を用い、かつ、フラットワイズ曲げにより巻回してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
- 前記重ね巻きコイルは、前記コイルエンドにおいて前記ねじり部と前記曲げ部との間が、外径方向に凸となる湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
- 回転電機のステータにおけるコイル製造方法において、
巻線を環状に巻取ることでコイルを形成する巻取り工程と、
この巻取ったコイルにおける一対の挿入部のうちの一方の挿入部側の箇所でコイルエンドをねじるねじり工程と、
一対の挿入部のうちの他方の挿入部側の箇所でコイルエンドを周方向に倒す曲げ工程とを有し、
前記曲げ工程において、周方向に倒されたコイルをステータの軸方向に立ち上げる立ち上げ工程を有することを特徴とする回転電機のステータにおけるコイル製造方法。 - 前記巻取ったコイルにおけるコイルエンドにおいて、前記ねじり工程により形成されたねじり部と前記曲げ工程により形成された曲げ部の間の巻線を外径方向に凸となる湾曲形状に整形することを特徴とする請求項6に記載の回転電機のステータにおけるコイル製造方法。
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