JP4994900B2 - 画像形成装置及びその制御方法とプログラム - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置及びその制御方法とプログラムに関し、特に、複数の給紙部を備える画像形成装置及びその制御方法とプログラムに関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置は、記録紙を格納する用紙格納部(給紙部)を持ち、その用紙格納部から給紙装置によって記録紙を像形成部に搬送する。像形成部は、こうして搬送された記録紙上に画像を形成し、像が形成された記録紙を機外に排出している。このような画像形成装置の給紙装置は、給紙ローラの回転によってシートを下流側に搬送するローラ給紙装置が一般的である。このローラ給紙装置では、ローラの表面がゴム等の弾性体で構成され、かつ、その給紙性能はローラ表面の摩擦係数に大きく依存する。従って、磨耗によるローラの外形変化、ローラの材質の経時変化、紙粉の付着等によるローラ表面の摩擦係数の変化により給紙性能が安定しないという問題がある。また、高速給紙に対応できなかったり、各種の表面状態の異なる記録紙に対応しきれないという問題があった。
これらの問題を解決するために、特許文献1は、エア分離方式を採用したエア給紙装置を提案している。このエア給紙装置は、シート積載部に積載されているシートの端部にエアを吹き付けることにより上部のシートをさばくシートさばき手段と、搬送ベルトに最上位のシートを吸着して搬送する吸着搬送手段を備えている。
また従来の画像形成装置では、種々の用紙に画像形成をするために複数の用紙格納部を設けることによって、各用紙格納部ごとに種々のサイズの記録紙を格納できるものも存在する。また、複数の給紙部に同一のサイズの記録紙を格納することによって、大量の記録紙を画像形成装置内に格納し、大量の画像形成を行うことができる装置も現在では一般的になっている。
このように複数の給紙部を有する画像形成装置において、エア給紙装置を利用する場合には、以下のような問題が存在する。
各給紙部に備えられたエア給紙装置は、上記のように、シートの端部にエアを吹き付けることで上部のシートをさばく手段、及び搬送ベルトに最上位のシートを吸着する手段を有し、これらの手段では空気圧力を利用している。空気圧力を利用する場合、給紙動作を行うためにエアの抽気/吸気を行っても給紙部のシートに空気圧が作用するまでに時間的な遅れが生じる。この原因には、ダクトの長さ、エアを給紙部ごとに切り替えるためのダクト内の開閉弁の切り替え時間、シートの重さによるさばき時間の遅れ等が考えられる。このようにエア給紙装置では、給紙動作を開始しようとしてもシートに空気圧が作用するまでの時間的な遅れが生じるため給紙動作に遅れが生じ、ジョブのスループットが低下するという問題がある。
また特許文献2は、紙無しが発生した用紙格納部以外の用紙格納部に同一のサイズの用紙があるかを調べ、あれば給紙動作を停止させずに、その用紙格納部から用紙を給紙し続けることを記載されている。この機能により、紙無しによる稼働停止時間を短縮し、印刷ジョブの効率を高めている。
また特許文献3は、常時2つの給紙装置にエアを作用させることによって、給紙部の切り替えの遅延をなくしたエア給紙装置を提案している。この文献3では、1つの抽気装置及び給気装置によって複数の複写トレイに抽気、給気の分配をしている。2つのトレイの開閉弁を開放したときに給紙が可能となる圧力に設定して、常時2つの開閉弁が開放するように開閉制御手段によって弁制御を行っている。この制御では、常時2つの開閉弁が開いているため、2つのトレイの同時給紙が行われても空気圧力変動が生じないか、あっても極僅かである。これにより、給紙部の切り替え時に、トレイ側での空気圧を動作に必要な値に迅速に変化させることができる。このように、給紙部の切り替えのロスをなくして、印刷ジョブのスループットの低下を防止したエア給紙装置が提案されている。
特開平6−199437号公報 特開2002−40881号公報 特開平5−286590号公報
上述のようにエア給紙は、ローラ給紙と比較して、より高速な画像形成装置に対応することが可能である。しかしながら、エア給紙では、動作可能になるまでに時間を要するため、ファースプリント(画像形成装置がジョブの実行の指示を受け付けてから最初の印刷出力を得るまでの時間)が遅くなるという問題点があった。一方、ローラ給紙では、連続給紙の場合には、プリンタエンジンの最高速度に対応できない場合が生じる。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、エアをシートに噴出するさばき処理を行ってシートを給紙する第1の給紙部と、ローラを用いて給紙を行う第2の給紙部のいずれかから給紙を行う画像形成装置で、印刷時間を短縮することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
エアをシートに噴出するさばき処理を行い、前記シートの給紙を行う第1給紙部と、ローラを用いて給紙を行う第2給紙部のいずれかから給紙を行う画像形成装置であって、
前記第1給紙部における前記さばき処理が完了しているか否かを判別する判別手段と、
記判別手段によって前記第1給紙部における前記さばき処理が完了していないと判別すると、前記第2給紙部から給紙を行い、前記判別手段によって前記第1給紙部における前記さばき処理が完了していると判別すると前記第1給紙部から給紙を行う給紙制御手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置の制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
エアをシートに噴出するさばき処理を行い、前記シートの給紙を行う第1給紙部と、ローラを用いて給紙を行う第2給紙部のいずれかから給紙を行う画像形成装置の制御方法であって、
前記第1給紙部におけるエア前記さばき処理が完了しているか否かを判別する判別工程と、
記判別工程で前記第1給紙部における前記さばき処理が完了していないと判別すると、前記第2給紙部から給紙を行い、前記判別工程で前記第1給紙部における前記さばき処理が完了していると判別すると前記第1給紙部から給紙を行う給紙制御工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、エアをシートに噴出するさばき処理を行ってシートを給紙する第1の給紙部と、ローラを用いて給紙を行う第2の給紙部のいずれかから給紙を行う画像形成装置で、印刷時間を短縮することができるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例としてのデジタル複合機1000の構成図である。
この複合機1000では、スキャナ部1001、プリンタ部1002、ファクシミリ部1003、操作部1004がコントローラ1100と接続されている。操作部1004は、ユーザに対する警告やメッセージを表示する表示部と、ユーザにより操作される各種キーやスイッチ等を有している。またネットワークインターフェース(I/F)部1111を介してLAN1005に接続され、電話網1006がファクシミリ部1003に接続されている。
次にコントローラ1100の構成を説明する。CPU1113は、システムバス1120に接続されている。CPU1113は、このバス1120を介して、スキャナI/F部1101、プリンタI/F部1102、ファクシミリI/F部1103、操作I/F部1104、ネットワークI/F部1111と接続している。更に、CPU1113は、記憶部1112、RAM1114、ROM1115、画像処理部1116と接続している。これら各部との間の信号の流れに基づいて各部の動作を説明する。
スキャナ部1001より供給される画像データは、スキャナI/F部1101を介して画像処理部1116で画像処理された後、RAM1114に格納される。またスキャナ部1001から発行される制御コマンドはCPU1113へ転送される。LAN1005より受信したプリントデータは、ネットワークI/F部1111を介して画像処理部1116でラスタライズ(描画)された後、RAM1114に転送されて記憶される。またネットワークI/F部1111で受信した制御コマンドはCPU1113へ転送される。電話網1006より受信したファクシミリデータは、ファクシミリ部1003を介してRAM1114に転送される。またファクシミリ部1003から供給される制御コマンドは、CPU1113へ転送される。
RAM1114に格納されたこれらの画像データは、CPU1113による制御の下で、画像処理部1116において画像の回転処理や変倍処理などの画像処理がなされる。その後、プリンタI/F部1102を介してプリンタ部1002に送られるか、或は、ファクシミリ部1003を介して電話網1006へ伝送される。
またCPU1113は、スキャナI/F部1101或はファクシミリ部1003より、操作部1004への表示を要求するコマンドを受け取ると、その指定された表示内容を操作部1004の表示部に表示する。更に、操作部1004において、ユーザによるキーオペレーションがなされると、そのオペレーション情報が操作I/F部1104を介してCPU1113に供給される。CPU1113は、この操作I/F部1104より受取ったオペレーション情報を、その操作内容に応じて、スキャナI/F部1101,ファクシミリ部1003に転送するかを判断する。またCPU1113は、そのオペレーション情報に基づいて画像データの入出力制御を行う。ネットワークI/F部1111は、通信プロトコルに従ってデータの送受信が可能である。
このような制御を司るCPU1113の制御プログラムは、ROM1115に記憶されており、CPU1113は、このROM1115に記憶された制御プログラムに基づいて動作する。尚、RAM1114は、CPU1113による各種制御処理の実行時、作業領域として使用される。
図2は、本実施の形態に係るデジタル複合機1000の構造を説明する概略断面図である。
このデジタル複合機1000の上部には、自動原稿送り装置(ADF)280が設けられている。プラテンガラス201は、読取られる原稿を載置する台である。スキャナユニット202は、照明用ランプ203や走査ミラー204等を有し、このスキャナユニット202は、モータ(不図示)の回転により所定方向に往復走査される。このスキャナユニット202の光が照射された原稿から反射光は、走査ミラー204〜206を介してレンズ207を透過してイメージセンサ208(CCDセンサ)に結像する。
露光制御部209は、レーザやポリゴンスキャナ等を有し、イメージセンサ208から供給される電気信号に画像処理部1116で画像処理が施された画像信号に基づいて変調されたレーザ光219を感光体ドラム211に照射する。この感光体ドラム211の周囲には、一次帯電器212、現像器213、転写帯電器216、前露光ランプ214、クリーニング装置215が装備されている。
感光体ドラム211はモータ(不図示)の回転により図に示す矢印の方向に回転しており、その表面が一次帯電器212により所望の電位に帯電された後、露光制御部209からのレーザ光219が照射されて静電潜像が形成される。こうして感光体ドラム211上に形成された静電潜像は、現像器213により現像されて、トナー像として可視化される。
一方、右カセットデッキ221、左カセットデッキ222、上段カセット223或は下段カセット224に収容されている転写紙(記録シート、或は用紙とも言う。OHPシートのような、紙以外の材質のシートも含む)は、それぞれピックアップローラ225,226,227,228の回転によりピックアップされる。その後、各給紙ローラ229,230,231,232の回転により本体内に搬送される。こうして本体内に搬送された転写紙は、レジストローラ233により転写ベルト234に給送される。その後、感光体ドラム211上で可視化されたトナー像が転写帯電器216により転写紙に転写される。こうしてトナー像を転写した後の感光体ドラム211の表面は、クリーニング装置215により清掃され、前露光ランプ214により残留電荷が消去される。
一方、トナー像が転写された転写紙は、分離帯電器217によって感光体ドラム211から分離され、転写ベルト234によって定着器235に送られる。この定着器235は、加圧、加熱により転写紙上のトナー像を定着させる。こうしてトナー像が定着された用紙は、排紙ローラ236の回転により本体の外に排出される。
この複合機1000は、例えば4000枚の転写紙を収納できるデッキ250を装備している。このデッキ250は、いわゆるエア分離方式を採用するもので、最上位の転写紙から順次用紙を分離給送するタイプである。デッキ250のリフタ251は、転写紙の量に応じて上昇する。転写紙は噴出ダクト255から噴出するエアによって1枚ずつに捌かれる。そして、最上位の転写紙は吸引ダクト252によって吸着され、給紙ローラ253の回転によって本体内に送られる。また、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し254が装備されている。
更に、排紙フラッパ237は、搬送パス238側と排出パス243側の経路を切り替えている。下搬送パス240は、排紙ローラ236から送り出された転写紙を、反転パス239を介し、転写紙を裏返して再給紙パス241に導く。左カセットデッキ222から給紙ローラ230により給紙された転写紙も再給紙パス241に導かれる。再給紙ローラ242は、転写紙を、上述の転写帯電器216等を有する転写部に再給紙する。
排出ローラ244は、排紙フラッパ237の近傍に配置されて、この排紙フラッパ237により排出パス243側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。
両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ237を上方に上げて、複写済みの転写紙を、搬送パス238、反転パス239、下撒送パス240を介して再給紙パス241に導く。このとき、反転ローラ245によって転写紙の後端が搬送パス238から全て抜け出し、且つ、反転ローラ245に転写紙が噛んだ状態の位置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ245を逆転させることによって搬送パス240に送り出す。そして本体から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ237を上方へ上げ、反転ローラ245によって転写紙の後端が搬送パス238に残った状態の位置まで反転パス239に引き込む。その後、反転ローラ245の回転を逆転させることによって、転写紙を裏返して排出ローラ244側に送り出す。
排紙処理装置290は、デジタル複合機1000から一枚ずつ排出される転写紙を処理トレイ294に積載して揃える。一部の画像形成の排出が終了したら、転写紙束をステイプルして排紙トレイ292又は293に束で排出する。排紙トレイ293は、モータ(不図示)で上下に移動制御され、像形成処理動作の開始前に処理トレイの位置になるように移動する。用紙トレイ291には、排出された転写紙の間に挿入する区切り紙が積載される。Z折り機295は、排出された転写紙をZ折りにする。また、製本機296は、排出された転写紙一部をまとめてセンタ折りしステイプルを行うことによって製本を行う。こうして製本された紙束は、排出トレイ297に排出される。
図3は、本実施の形態に係るデジタル複合機の操作部1004の外観斜視図である。
テンキー301は、像形成枚数の設定や手法設定の数値入力に使用される。またファクシミリ設定画面では、電話番号の入力等に使用する。クリアキー302は、テンキー301で入力した設定を無効にする場合に使う。リセットキー303は、設定された像形成の枚数や動作手法、給紙部の選択等の手法を既定値に戻す場合に使う。スタートキー304は像形成動作を開始する場合に押下されるキーである。このスタートキー304の中央には像形成が開始可能か否か示す赤色とグリーンのLED(不図示)があり、像形成を開始できない場合は赤色のLEDが点灯し、像形成を開始できる場合はグリーンのLEDが点灯する。複写動作を停止する場合はストップキー305を使用する。ガイドキー306は、あるキー機能が分からない際に押下するキーであり、機能が分からないキーの説明を表示部320に表示する。割り込みキー307は、像形成の動作中にユーザが他の作業をしたい場合に押下するキーである。
表示部320は液晶等で構成され、詳細な手法設定を容易にするべく設定手法に応じて表示内容が変わる。また、この表示部320の表面にはタッチセンサが設けられており、表示画面内に表示されている機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。プルーフプリントを実行するためのキーであるプルーフプリント機能キーもそこに含まれる。コピー機能キー308、ファックス機能キー309、ボックス機能キー310は、コピー、ファックス、ボックスの各機能を指示するキーである。これらのキーが押されると操作部1004の表示部320の表示内容が切り替わる。コピー機能キー308を押すと不図示の画面でコピーに関する各種設定を行うことができる。またファックス機能キー309を押すと不図示の画面でファックスに関する各種設定を行うことができる。ボックス機能キー310は、記憶部1112に画像データを記憶する際、或は、記憶されている画像データをプリントアウトする際に押すキーである。
図4は、本実施の形態に係る右カセットデッキ221に設けられたシート吸着搬送部400を説明するための断面図である。尚、このシート吸着搬送部400は、図1に示す左カセットデッキ222、上段カセット223、下段カセット224、デッキ250に設けられていてもよい。図2に示したデジタル複合機1000は、デッキ250に図4のようなシート吸着搬送部を装備した例を示すものである。
このシート吸着搬送部400は、搬送ベルト401、図5に示す駆動部、吸引ダクト402、噴出ダクト403等を含んで構成されている。搬送ベルト401は、カセットデッキ221の上方において、給紙方向側をやや上方にした状態で配置されている。この搬送ベルト401は、駆動ローラ404及び従動ローラ405に巻回されており、駆動ローラ404の回転に伴って矢印B方向に回転されるようになっている。また、搬送ベルト401の表面には、転写紙を吸引吸着するための吸引穴408が形成されている。また吸引ダクト402内部には、搬送ベルト401に吸着される記録シートに押圧されて上方回動する吸着センサレバー406がある。更に、この吸着センサレバー406の上方回動に基づいて記録シートが搬送ベルト401に吸着したことを検知して吸着信号を出力する吸着センサ407が存在する。なお、シート吸着搬送部400の装着位置は、カセットデッキ(221、222)やカセット(223、224)、デッキ250によって異なる。
図5は、本実施の形態に係るシート吸着搬送部の駆動部を説明する図で、記録シート側から見た下面図である。
この駆動部は、駆動ローラ404を回転させることで、搬送ベルト401を図の矢印方向に移動させるものである。この駆動部は、図5に示すように、モータ440、ギアプーリ441、クラッチ442等を備えて構成されている。モータ440の駆動力は、ギアプーリ441、ベルト443を介してクラッチ442の入力軸に伝達される。このクラッチ442は、その出力軸が駆動ローラ404の駆動軸444に接続されている。従って、CPU1113によって、駆動ローラ404の駆動軸444をクラッチ442を接続させることで、モータ440の駆動力が駆動軸444を介して駆動ローラ404に伝えられ搬送ベルト401を移動できるようになっている。
吸引ダクト402は、搬送ベルト401の吸引穴408を通じて空気を吸引するためのものであり、搬送ベルト401の軌道内に配置されている。ファン445(図5)を作動させ、吸引ダクト402を通じて空気を吸引することで、吸引穴408近傍に負圧を生じさせるようになっている。また、吸引ダクト402内には、空気の吸引量を調整するための吸引バルブ446が配置されている(図5)。尚、ファン445の作用によって吸引された空気は、分離部409(図4)に流されて噴出されている。
分離部409は、記録シートの端部にエアを吹き付けて記録シートを浮上させて分離させることで、記録シートの吸着搬送を助けている。この分離部409は、噴出ダクト403、バルブ410、中継ダクト411、ファン445等を備えている。
この噴出ダクト403は、図4に示すように、カセットデッキ221の給紙方向の下流側で、且つ駆動ローラ404の下方に配置されている。噴出ダクト403には、図4における矢印C方向(水平方向)にエアを噴出するさばきノズル412と、矢印D方向にエアを噴出する分離ノズル413とが各々形成されている。これらさばきノズル412及び分離ノズル413から噴出されるエアは、中継ダクト411を通じてファン445から供給されている。噴出ダクト414と中継ダクト411との接続部には、エアの噴出量を調整するためのバルブ410が配置されている(図5)。このバルブ410は、CPU1113からの指示に従ってその開度が調整可能である。
図6は、本実施の形態に係るシート吸着搬送部を図5の左側から見た側面図である。
ファン445は、CPU1113からの指示に従って回転するモータ(不図示)により駆動されている。ファン445は、図5に示す通り、上述した吸引ダクト402からの空気の吸引にも利用されている。つまり、ファン445は、吸着搬送部400における吸引用と、分離部409における送風用とを兼ねている。図6では、吸引ダクト402と噴出ダクト414との間でのエアの流れが示されている。
このような構成を採用した場合、場合によっては、記録シートの吸着に適した吸引を行っているだけでは、噴出ダクト414から噴出させるエアの量が足りなくなる場合も考えられる。また、吸引ダクト402における吸引を行うことなく、噴出ダクト414に対してエアを噴出したい場合もある。そのため、吸引ダクト402には、開口部より上流側は開口されて大気に解放されている。そして、この開口部よりも下流側にはリリーフバルブ416が設けられている。このリリーフバルブ416は、通常は、その自重により吸引ダクト402の開口を塞いでいる。しかし、吸引ダクト402内の負圧が所定値以上になると、大気圧に押されて開き、大気を吸引ダクト402内に導入するようになっている。つまり、リリーフバルブ416は、定圧弁としての役割を果たしている。給紙ローラ229は、このシート吸着搬送部400によって搬送されてきた記録シートを、転写部へ搬送しており、シート吸着搬送部400の給紙方向下流側に設置されている。
図4、図5、図6に示すようなシート吸着搬送部400を備えたデッキ250によるエア給紙の動作について説明する。
まず、ファン445およびモータ440を動作させ、バルブ410を開き、噴出ダクト403にエアを供給する。その結果、さばきノズル412、分離ノズル413からは、所定方向にエアが噴出され、さばき処理が開始される。このとき、さばきノズル412より噴出されたエアが記録シート間に入り込むことで、記録シート束の上部数枚がさばかれながら浮上する。なお、このさばき処理は、浮上した記録シート束の上部数枚が安定した状態になるであろう所定時間の間行なわれる。
上述のさばき処理を所定時間行なった後に、吸引バルブ446を開く。すると、吸引ダクト402内に負圧が生じ、さばきノズル412からのエアにより浮上している記録シートのうち、最上面の記録シートSが搬送ベルト401の表面に吸着される。分離ノズル413から噴出されたエアは、最上面の記録シートとそれ以外の記録シートとを分離する。これにより、最上面の記録シート以外の記録シートが一緒に吸着されてしまうことはない。
吸引ダクト402内部に設けられた吸着センサ407が、記録シートが搬送ベルト401の表面に吸着したことを検知すると、クラッチ442をつないで搬送ベルト401を回転させる。その結果、搬送ベルト401に吸着された記録シートは、給紙方向に搬送されてゆく。これにより、デッキ250に装填された記録シートが1枚ずつ給紙される。
上述のさばき処理はエア給紙を行なうカセット或はデッキ(これらを総称してエア給紙部と呼ぶ)からエア給紙を行なうための準備処理の1つである。このような準備処理が完了するとエア給紙部は給紙可能な状態に移行することが出来、エア給紙部からの給紙を開始することができる。
[実施の形態1]
次に、本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え制御処理について説明する。
図7は、本実施の形態1に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM1115に記憶されており、CPU1113の制御の下に実行されている。
この処理は、このデジタル複合機1000が印刷ジョブを受信することにより開始される。デジタル複合機1000には、ローラ給紙によるデッキ或はカセット、エア給紙によるデッキ或はカセットの両方に、この印刷ジョブで用いることが可能な記録シートがセットされているものとする。また、この印刷ジョブは複数ページの印刷データ、或は複数部数の出力が指定された印刷ジョブであり、デジタル複合機1000はこの印刷ジョブを実行することで複数枚の記録シートに対して印刷を行なうものとする。まずステップS1で、印刷ジョブ受信後、エア給紙部の状態を取得し、エア給紙部の状況を判別する。次にステップS2で、エア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了しているか否かを判断する。本実施形態では、エア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了しているか否かを判断するために、上述のさばき処理が完了しているか否かを判定する。具体的には、さばきノズル412、分離ノズル413からエアの噴出を開始してから、予め定められた時間が経過していればさばき処理が完了したものと判定する。なお、ステップS2の処理は、エア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了しているか否かを判断するものであれば、他の判定方法でも構わない。ここでエア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了していると判断するとステップS3に進み、エア給紙により、対応する記録シートを収容しているデッキ或はカセットから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行してステップS10に進む。
一方、ステップS2で、さばき処理を行なっているが、未だ処理が完了していない等の理由でエア給紙部の準備が完了していない(エア給紙準備中)と判断するとステップS4に進む。ステップS4ではローラによる給紙が可能なデッキ或はカセットから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。そしてステップS7に進み、エア給紙の準備が完了するのを待つ。
またステップS2で、さばき処理を開始していない状態であれば(エア給紙未準備)ステップS5に進み、ローラによる給紙が可能なデッキ或はカセットから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。また、印刷ジョブの実行とともに、ステップS6で、さばき処理を開始してエア給紙の準備を開始する。そしてさばき処理を開始してから一定時間が経過するとステップS7で、エア給紙が可能なデッキ或はカセットからの給紙動作が可能になる。こうしてステップS8に進み、デッキ250或はそれ以外のカセットのいずれかから記録シートを給紙して印刷する印刷ジョブが実行中かどうかを判断する。ここで印刷ジョブが実行中であればステップS9に進み、その記録シートの給紙先を、エア給紙が可能なデッキ或はカセットに変更して、印刷ジョブを実行してステップS10に進む。またステップS8で印刷ジョブの実行中で無ければステップS10に進む。ステップS10では印刷ジョブが完了したかを調べ、完了していれば処理を終了するが、そうでないときはステップS2に戻る。
以上説明したように実施の形態1によれば、エア給紙とローラ給紙とを切り替えて印刷することにより、高速な像形成に対応することができる。また、エア給紙が有している動作可能になるまで多くの時間を要するという欠点を補って、印刷ジョブを受信してから一枚目の記録シートへの印刷が完了するまでの時間を短くできる。
[実施の形態2]
上記の実施の形態1では、エア給紙の準備が整ったらステップS9で、無条件で、ローラ給紙からエア給紙への切り替えを行っていた。これに対してこの実施の形態2では、上述の実施の形態1の条件に加えて、印刷ジョブのページ数をローラ給紙からエア給紙への切り替えの条件として加えている。
図8は、本実施の形態2に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM1115に記憶されており、CPU1113の制御の下に実行されている。尚、この実施の形態2に係るデジタル複合機のハードウェア構成は、前述の実施の形態1の場合と同じであるため、その説明を省略する。また図8では、図7の処理と同じ処理を実行するステップは同じ記号で示している。
この処理は、このデジタル複合機1000が印刷ジョブを受信することにより開始される。デジタル複合機1000には、ローラ給紙によるデッキ或はカセット、エア給紙によるデッキ或はカセットの両方に、この印刷ジョブで用いる記録シートがセットされているものとする。また、この印刷ジョブは複数ページの印刷データ、或は複数部数の出力が指定された印刷ジョブであり、デジタル複合機1000はこの印刷ジョブを実行することで複数枚の記録シートに対して印刷を行なうものとする。まずステップS1で、印刷ジョブ受信後、エア給紙部の状態を取得する。次にステップS2に進み、エア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了しているか否かを判断する。エア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了していると判断するとステップS3に進み、エア給紙が可能なデッキ或はカセットから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行してステップS10に進む。
一方ステップS2で、エア給紙を行なうための準備(さばき処理など)を開始しているが準備完了していない場合(エア給紙準備中)はステップS4に進む。ここでは、ローラ給紙可能なデッキ或はカセットのいずれかから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。次にステップS11に進み、印刷ジョブのページ数が既定数未満かどうかをみる。既定数未満であればステップS12に進み、さばき処理を停止して、エア給紙の準備処理を終了してステップS10に進む。これは印刷ジョブで印刷する枚数が既定数よりも少ない場合には、エア給紙が可能になる前に、ローラ給紙による印刷ジョブが終了すると考えられるため、エア給紙の準備処理が不要と判断するためである。
またステップS2で、エア給紙を行なうための準備(さばき処理)を行っていない状態であればステップS5に進み、ローラ給紙可能なデッキ或はカセットのいずれかから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。次にステップS13に進み、ステップS11と同様にして、印刷ジョブのページ数が既定数未満かどうかをみる。ここで既定数未満であれば、ローラ給紙を継続しエア給紙の準備処理を開始することなくステップS10に進む。
一方ステップS13で、印刷ジョブのページ数が既定枚数以上であればステップS6に進み、さばき処理を開始する(エア給紙の準備を開始する)。そしてステップS7で、さばき処理を開始してから一定時間が経過して、エア給紙動作が可能になるとステップS14に進む。ステップS14では、記録シートの給紙先を、ローラ給紙を行っているカセット或はデッキから、エア給紙が可能なデッキ250或はカセットに変更してステップS10に進む。ステップS10では印刷ジョブが完了したかを調べ、完了していれば処理を終了するが、そうでないときはステップS2に戻る。
なお、「印刷ジョブのページ数」は、印刷対象となる文書のページ数としてもよい。或は、印刷対象となる文書のページ数と、その印刷ジョブに対する印刷設定とによって決定される、当該印刷ジョブのために複合機1000が給紙すべき記録シートの総枚数としてもよい。印刷ジョブに対する印刷設定としては、印刷部数や、両面/片面の設定や、面付けの設定(N upなど)などが挙げられる。
またステップS12において、エア給紙の準備処理を停止せずに続行してもよい。ただしその場合、エア給紙の準備処理が完了してもローラ給紙段からエア給紙部へ変更せずにローラ給紙段からの給紙により印刷ジョブを実行する。
以上説明したように本実施の形態2によれば、ローラ給紙からエア給紙への切り替えの条件として、印刷ジョブのページ数を追加している。これにより、印刷ジョブのページが少ない場合には、ローラ給紙からエア給紙に切り換えることなく印刷ジョブを継続する。こうして、無駄な給紙の切り替えを行うことによるロス時間の発生を抑制できる。また、不要な給紙の切り換えのための準備を省略することにより、機器の消費電力も抑えることができる。
[実施の形態3]
前述の実施の形態2では、エア給紙の準備が整ったら、印刷ジョブのページ数を条件にしてローラ給紙からエア給紙への切り替えを行っていた。これに対して本実施の形態3では、エア給紙、ローラ給紙がともに可能な、連続して実行予定の印刷ジョブ全ての総ページ数を、ローラ給紙からエア給紙への切り替えの条件としている。
図9(A)〜(C)は、本実施の形態3に係るデジタル複合機における記録シートの格納例と印刷ジョブの一例を示す図である。
図9(A)は、デジタル複合機1000の各用紙カセット及びデッキに収容されている記録シートのサイズを示している。
デジタル複合機1000の右カセットデッキ221、左カセットデッキ222、デッキ250にはそれぞれ、A4サイズの記録シートが格納されているとする。また上段カセット223と下段カセット224にはそれぞれ、A3サイズのシートが格納されているとする。図9(A)では、デッキ250だけがエア給紙が可能である。
図9(B)は、実行中、待機中の印刷ジョブを説明する図である。
例1の場合、印刷ジョブ1、印刷ジョブ2、印刷ジョブ3、印刷ジョブ5の用紙サイズがA4で、印刷ジョブ4の用紙サイズがA3である。このとき、エア給紙が可能なのは例えばデッキ250とすると、総ページ数の計算の対象となるのは、用紙サイズがA4である印刷ジョブ1、印刷ジョブ2、印刷ジョブ3までである。ここで実行中の印刷ジョブ1の合計ページ数は50ページ、待機中の印刷ジョブ2の合計ページ数は20ページ、同じく待機中の印刷ジョブ3の総ページ数は60ページであるため、総ページ数は130ページとなる。
例2の場合、印刷ジョブ1、印刷ジョブ3、印刷ジョブ4、印刷ジョブ5の用紙サイズがA4で、印刷ジョブ2の用紙サイズがA3である。この場合、総ページ数の計算の対象となるのは印刷ジョブ1だけである。ここで実行中の印刷ジョブ1の合計ページ数は50ページであるため、総ページ数は50ページとなる。
図9(C)は、後述する実施の形態3,5,6を比較して示す図である。
図10は、本実施の形態3に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM1115に記憶されており、CPU1113の制御の下に実行されている。尚、この実施の形態3に係るデジタル複合機のハードウェア構成は、前述の実施の形態1の場合と同じであるため、その説明を省略する。また図10では、図8の処理と同じ処理を実行するステップは同じ記号で示している。
この処理は、このデジタル複合機1000が印刷ジョブを受信することにより開始される。まずステップS1で、印刷ジョブ受信後、エア給紙部の状態を取得する。次にステップS2に進み、エア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了しているか否かを判断する。エア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了していると判断するとステップS3に進み、エア給紙が可能なデッキ或はカセットから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行してステップS10に進む。
一方ステップS2で、エア給紙を行なうための準備(さばき処理など)を開始しているが準備完了していない場合(エア給紙準備中)ステップS4に進む。ステップS4では、ローラ給紙可能なカセット(A4サイズの記録シートが収容されている)のいずれかから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。次にステップS21に進み、エア給紙、ローラ給紙ともに可能な、連続して実行する予定の印刷ジョブの総ページ数が既定数未満かどうかを調べる。ここで既定数未満であればステップS12に進み、さばき処理を停止して、エア給紙の準備処理を終了してステップS10に進む。これは印刷ジョブで印刷する枚数が既定数よりも少ない場合には、エア給紙が可能になる前にローラ給紙による印刷ジョブが終了すると考えられるため、エア給紙の準備処理が不要と判断するためである。またステップS21で、既定数以上であればステップS7に進む。
またステップS2で、エア給紙を行なうための準備(さばき処理)を行っていない状態であればステップS5に進み、ローラ給紙可能なカセットのいずれかから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。次にステップS22に進み、連続実行予定の印刷ジョブの総ページ数が既定数以上かどうかをみる。ここで既定数未満であれば、エア給紙の準備処理を開始することなくステップS10に進む。
一方、ステップS22で、エア給紙、ローラ給紙ともに可能な、連続実行予定の印刷ジョブの総ページ数が既定数以上であればステップS6に進み、さばき処理を開始する(エア給紙の準備を開始する)。そしてステップS7で、さばき処理を開始してから一定時間が経過して、エア給紙動作が可能になるとステップS8に進み、記録シートの給紙先を、エア給紙が可能なデッキ250に変更してステップS10に進む。ステップS10では印刷ジョブが完了したかを調べ、完了していれば処理を終了するが、そうでないときはステップS2に戻る。
なお、「連続して実行する予定の印刷ジョブのページ数」とは、デジタル複合機1000が連続して実行する予定の複数の印刷ジョブそれぞれの印刷対象文書のページ数の総和としてもよい。或は、各印刷対象文書のページ数と、書く印刷ジョブに対する印刷設定とによって決定される、これら複数の印刷ジョブのために給紙すべき記録シートの総枚数としてもよい。印刷ジョブに対する印刷設定としては、印刷部数や、両面/片面の設定や、面付けの設定(N upなど)などが挙げられる。
またステップS12において、エア給紙の準備処理を停止せずに続行してもよい。ただしその場合、エア給紙の準備処理が完了してもローラ給紙段からエア給紙部へ変更せずにローラ給紙段からの給紙により印刷ジョブを実行する。
以上説明したように本実施の形態3によれば、実行中の印刷ジョブだけでなく、エア給紙、ローラ給紙ともに可能な、連続実行予定の印刷ジョブの総ページ数が既定数以上の場合に、ローラ給紙からエア給紙への切り替えるようにしている。
これにより、印刷ジョブページが少ないにも拘わらず、ローラ給紙からエア給紙へ切り替わることのを防止できる。このため、給紙切り替えのロスの発生を著しく減少させることが可能である。
こうして、無駄な給紙の切り替えを行うことによるロス時間の発生を抑制できる。また、不要な給紙の切り換えのための準備を省略することにより、機器の消費電力も抑えることができる。
[実施の形態4]
上述の実施の形態1では、エア給紙の準備が整ったら、無条件でローラ給紙からエア給紙への切り替えていた。しかし本実施の形態4では、エア給紙の準備完了時に、印刷中の印刷ジョブの残りページ数に基づいて、ローラ給紙からエア給紙へ切り替えるかどうかを判断している。
図11は、本実施の形態4に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM1115に記憶されており、CPU1113の制御の下に実行されている。尚、この実施の形態4に係るデジタル複合機のハードウェア構成は、前述の実施の形態1の場合と同じであるため、その説明を省略する。また図11では、図7の処理と同じ処理を実行するステップは同じ記号で示している。
この処理は、このデジタル複合機1000が印刷ジョブを受信することにより開始される。まずステップS1で、印刷ジョブ受信後、エア給紙部の状態を取得する。次にステップS2に進み、エア給紙部からの記録シートの搬送の準備が完了しているか否かを判断する。エア給紙の準備が完了していればステップS3に進む。ステップS3では、エア給紙で、対応する記録シートを収容しているデッキ或はカセットから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行してステップS10に進む。
一方、ステップS2で、エア給紙を行なうための準備(さばき処理など)を開始しているが準備完了していない場合(エア給紙準備中)と判断するとステップS4に進む。ここでは、ローラによる給紙が可能なデッキ或はカセットから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。そしてステップS7に進み、エア給紙の準備が完了するのを待つ。
またステップS2で、エア給紙を行なうための準備(さばき処理)を行っていなければ(エア給紙未準備)ステップS5に進み、ローラによる給紙が可能なデッキ或はカセットから記録シートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。また、印刷ジョブの実行とともに、ステップS6で、エア給紙を行なうための準備(さばき処理)を開始する。そしてさばき処理を行ってから一定時間が経過するとステップS7で、エア給紙が可能なデッキ或はカセットからの給紙動作が可能になる。次にステップS8で、デッキ250或はそれ以外のカセットのいずれかから記録シートを給紙して印刷する印刷ジョブが実行中かどうかを判断し、実行中であればステップS32に進み、印刷ジョブの残りページ数が既定数以上かどうかをみる。そうであればステップS9に進み、給紙先を、エア給紙が可能なデッキ250或はカセットに変更して、印刷ジョブの印刷を継続してステップS10に進む。またステップS8で印刷ジョブの処理中で無いとき、或はステップS32で、印刷ジョブの残りページ数が既定数以上でなければステップS10に進む。ステップS10では印刷ジョブが完了したかを調べ、完了していれば処理を終了するが、そうでないときはステップS2に戻る。
なお、「印刷ジョブの残りページ数」とは、印刷対象文書のページ数のうち、まだ印刷されていないページ数としてもよい。或は、印刷対象となる文書のページ数と、その印刷ジョブに対する印刷設定とによって決定される、当該印刷ジョブのために複合機1000が給紙すべき記録シートの総枚数のうち、未だ給紙していない残りの枚数としてもよい。印刷ジョブに対する印刷設定としては、印刷部数や、両面/片面の設定や、面付けの設定(N upなど)などが挙げられる。
以上説明したように本実施の形態3によれば、エア給紙の準備完了時に、印刷中の印刷ジョブの残りページ数に基づいて、ローラ給紙からエア給紙への切り替えるか否かを判断している。
これにより、印刷ジョブの残りページが少ないにも拘わらず、ローラ給紙からエア給紙へ切り替わるのを防止できる。このため、給紙切り替えのロスの発生を著しく減少させることが可能である。
こうして、無駄な給紙の切り替えを行うことによるロス時間の発生を抑制できる。また、不要な給紙の切り換えのための準備を省略することにより、機器の消費電力も抑えることができる。
[実施の形態5]
上述の実施の形態4では、エア給紙の準備完了時に、印刷中の印刷ジョブの残りページ数が既定数以上であればローラ給紙からエア給紙への切り替えを行っていた。これに対して本実施の形態5では、エア給紙の準備完了時に、エア給紙、ローラ給紙ともに可能な、連続して実行予定の印刷ジョブ全ての残りページ数が既定数以上の場合に、ローラ給紙からエア給紙への切り替えを行うことを特徴としている。
前述の図9の例で説明すると、例1の場合、印刷ジョブ1、印刷ジョブ2、印刷ジョブ3、印刷ジョブ5の用紙サイズがA4で、印刷ジョブ4の用紙サイズがA3である。よって、残りページ数の計算の対象となるのは、印刷ジョブ1、印刷ジョブ2、印刷ジョブ3までである。図9の例では、実行中の印刷ジョブ1の残りページ数は10ページ、待機中の印刷ジョブ2のページ数は20ページ、待機中の印刷ジョブ3のページ数は60ページであるため、総ページ数は90ページとなる。
また例2の場合、印刷ジョブ1、印刷ジョブ3、印刷ジョブ4、印刷ジョブ5の用紙サイズがA4で、ジョブ2の用紙サイズがA3である。よって、残りページ数の計算の対象となるのは印刷ジョブ1のみである。ここで印刷ジョブ1のページ数は10ページであるため、総ページ数は10ページとなる。
図12は、本実施の形態5に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM1115に記憶されており、CPU1113の制御の下に実行されている。尚、この実施の形態5に係るデジタル複合機のハードウェア構成は、前述の実施の形態1の場合と同じであるため、その説明を省略する。また図12では、図7の処理と同じ処理を実行するステップは同じ記号で示している。
図12において、ステップS1〜S10の処理は、図7を参照して前述した通りである。ステップS8で、デッキ250と、デッキ250以外のいずれかから給紙可能な印刷ジョブが実行中であるかを判断し、印刷ジョブを実行中であればステップS41に進む。ステップS41では、デッキ250と、デッキ250以外のいずれかから給紙可能な、連続実行予定の印刷ジョブ全ての残り枚数が既定数以上かどうかを判断する。既定数以下であればステップS10に進むが、既定数以上であればステップS9に進み、給紙先を、エア給紙が可能なデッキ250或はカセットに変更して、印刷ジョブの実行を継続する。
例えば、規定数が60と仮定する。図9の例1の場合には、ステップS41での判断の結果、エア給紙が可能なデッキ250或はカセットに変更する。一方、例2の場合には、ステップS41での判断の結果、カセットの変更をすることなくローラ給紙のまま印刷ジョブを実行する。
このように本実施の形態5によれば、エア給紙の準備完了時に、エア給紙、ローラ給紙ともに可能な、連続して実行予定の印刷ジョブの全ての残りページ数が既定数以上である場合に、ローラ給紙からエア給紙への切り替えている。
これにより、印刷ジョブの残りページが少ないにも拘わらず、ローラ給紙からエア給紙へ切り替わることのを防止できる。このため、給紙切り替えのロスの発生を著しく減少させることが可能である。
こうして、無駄な給紙の切り替えを行うことによるロス時間の発生を抑制できる。また、不要な給紙の切り換えのための準備を省略することにより、機器の消費電力も抑えることができる。
[実施の形態6]
上記の実施の形態1では、エア給紙の準備が整ったら、無条件でローラ給紙からエア給紙への切り替えを行っていた。これに対して本実施の形態6では、エア給紙により給紙できる印刷ジョブが後続しているかを判断し、そのような印刷ジョブがある場合にローラ給紙からエア給紙へ切り替えるようにしている。
図9の例で説明すると、例1の場合、印刷ジョブ2の用紙サイズがA4であるため、デッキ250(エア給紙可能)と、デッキ250以外のいずれか(いずれもエア給紙不可とする)から給紙可能である。このため、後続のジョブは「有り」となる。
例2の場合、印刷ジョブ2の用紙サイズがA3で、デッキ250以外のいずれか(いずれもエア給紙不可とする)からしか給紙可能でない。このため、後続のジョブは「なし」と判断される。
図13は、本実施の形態6に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM1115に記憶されており、CPU1113の制御の下に実行されている。尚、この実施の形態6に係るデジタル複合機のハードウェア構成は、前述の実施の形態1の場合と同じであるため、その説明を省略する。また図13では、図7の処理と同じ処理を実行するステップは同じ記号で示している。
図13において、ステップS1〜S10の処理は、図7を参照して前述した通りである。ステップS5で、ローラ給紙可能なカセットからシートを給紙して、受信した印刷ジョブを実行する。次にステップS51で、印刷ジョブの実行とともに、現在印刷中の印刷ジョブに後続して、デッキ250と、デッキ250以外のいずれかから給紙可能な印刷ジョブがあるかどうかを判断する。後続の印刷ジョブがあればステップS6に進み、エア給紙部の準備処理(さばき処理)を開始する。そしてエア給紙部の準備処理を行ってから一定時間が経過すると、デッキ250は給紙動作が可能になるためステップS8に進み、デッキ250と、デッキ250以外のいずれかから給紙可能な印刷ジョブを実行中であるか否かを判定する。実行中であればステップS52に進み、そのジョブの直後に、デッキ250と、デッキ250以外のいずれかから給紙可能な印刷ジョブが実行予定かを調べる。そうであればステップS9に進み、給紙先を、エア給紙が可能なデッキ250に変更して、印刷ジョブの印刷を継続する。
以上説明したように本実施の形態6によれば、エア給紙、ローラ給紙のいずれでも印刷可能な印刷ジョブが後続している場合に、ローラ給紙からエア給紙へ切り替えるようにしている。
これにより、エア給紙を用いる後続の印刷ジョブがないにも拘わらず、ローラ給紙からエア給紙へ切り替わることのを防止できる。このため、給紙切り替えのロスの発生を著しく減少させることが可能である。
こうして、無駄な給紙の切り替えを行うことによるロス時間の発生を抑制できる。また、不要な給紙の切り換えのための準備を省略することにより、機器の消費電力も抑えることができる。
[他の実施の形態]
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上述の各実施形態を印刷ジョブ以外に、コピージョブやファクシミリの受信印刷ジョブに対して適用しても良い。この場合、コピーする原稿の枚数や受信したファクシミリ画像データのページ数などに基づいてジョブのページ数を算出すればよい。
なお本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても達成され得る。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、様々なものが使用できる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページからハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。その場合、ダウンロードされるのは、本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する形態としても良い。その場合、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムが実行可能な形式でコンピュータにインストールされるようにする。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される形態以外の形態でも実現可能である。例えば、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれるようにしてもよい。この場合、その後で、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
以上説明したように本実施の形態1によれば、エア給紙とローラ給紙を切り替えて印刷することにより、高速な像形成に対応できる。また、エア給紙の抱えている問題である、動作可能になるまで時間がかかるという欠点を補って、ファースプリントを早くすることが可能である。
また本実施の形態2によれば、エア給紙の準備完了時に、印刷ジョブのページ数が所定数以上の場合に、ローラ給紙からエア給紙へ切り替えるようにしている。これにより、印刷ジョブの残りページが少ないにも拘わらずエア給紙へ切り替えられるのを防止でき、給紙切り替えのロスの発生を減少させることが可能である。
また本実施の形態3によれば、エア給紙の準備完了時に、実行中の印刷ジョブだけでなく、エア給紙、ローラ給紙ともに可能な、連続実行予定の印刷ジョブの総ページ数が所定数以上の場合に、ローラ給紙からエア給紙へ切り替えるようにしている。
これにより、印刷ジョブの残りページが少ないにも拘わらずローラ給紙からエア給紙へ切り替わってしまうのを防止でき、給紙切り替えのロスの発生を著しく減少させることが可能である。
また本実施の形態4によれば、エア給紙の準備完了時に、印刷中の印刷ジョブの残りページ数が所定数以上であればローラ給紙からエア給紙への切り替えるようにしている。
これにより、印刷ジョブの残りページが少ないにも拘わらずローラ給紙からエア給紙へ切り替えられるのを防止できる。このため、給紙切り替えのロスの発生を減少させることが可能である。
また本実施の形態5によれば、エア給紙の準備完了時に、エア給紙、ローラ給紙ともに可能な、連続して実行予定の印刷ジョブ全ての残りページ数が所定数以上の場合に、ローラ給紙からエア給紙へ切り替えるようにしている。
これにより、印刷ジョブの残りページが少ないにも拘わらず、エア給紙へ切り替えることを防ぐ。このため、給紙切り替えのロスの発生を著しく減少させることが可能である。 また上記のように本実施の形態6によれば、後続にエア給紙、ローラ給紙ともに可能な印刷ジョブにあるか否かをローラ給紙からエア給紙への切り替えの条件として扱う。このことにより、印刷ジョブの残りページが少ないにも拘わらず、ローラ給紙からエア給紙へ切り替えるのを防止でき、給紙切り替えのロスの発生を減少させることが可能になる。
本発明の実施の形態に係るデジタル複合機の構成図である。 本実施の形態に係るデジタル複合機の構造を説明する概略断面図である。 本実施の形態に係るデジタル複合機の操作部の外観斜視図である。 本実施の形態に係る右カセットデッキに設けられたシート吸着搬送部を説明するための断面図である。 本実施の形態に係るシート吸着搬送部の駆動部を説明する図で、記録シート側から見た下面図である。 本実施の形態に係るシート吸着搬送部を図5の左側から見た側面図である。 本実施の形態1に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態2に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態3に係るデジタル複合機における記録シートの格納例と印刷ジョブの一例を示す図である。 本実施の形態3に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態4に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態5に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態6に係るデジタル複合機のローラ給紙とエア給紙の切り替え処理を説明するフローチャートである。

Claims (10)

  1. エアをシートに噴出するさばき処理を行い、前記シートの給紙を行う第1給紙部と、ローラを用いて給紙を行う第2給紙部のいずれかから給紙を行う画像形成装置であって、
    前記第1給紙部における前記さばき処理が完了しているか否かを判別する判別手段と、
    記判別手段によって前記第1給紙部における前記さばき処理が完了していないと判別すると、前記第2給紙部から給紙を行い、前記判別手段によって前記第1給紙部における前記さばき処理が完了していると判別すると前記第1給紙部から給紙を行う給紙制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判別手段は、さらに、前記第1の給紙部における前記さばき処理が開始されているかを判別し、前記給紙制御手段は、印刷ジョブを受け付けた場合に、前記判別手段によって前記第1の給紙部における前記さばき処理が開始されていないと判別され、前記印刷ジョブのページ数が所定の数以上の場合に、前記第1給紙部における前記さばき処理を開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の給紙部から給紙を行っている間に、前記判別手段によって前記第1の給紙部における前記さばき処理が完了したと判別されると、給紙元を前記第2の給紙部から前記第1の給紙部に切り替える切替手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記切替手段は、前記第2の給紙部から給紙を行っている間に、前記判別手段によって前記第1の給紙部における前記さばき処理が完了したと判別されると、前記印刷ジョブの残りのページ数が所定の数以上の場合に、前記給紙元を前記第2の給紙部から前記第1給紙部に切り替えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記判別手段は、さらに、前記第1の給紙部における前記さばき処理が開始されているかを判別し、前記給紙制御手段は、印刷ジョブを受け付けた場合に、前記判別手段によって前記第1の給紙部における前記さばき処理が開始されていないと判別され、前記印刷ジョブのために給紙すべきシートの枚数が所定の数以上の場合に、前記第1給紙部における前記さばき処理を開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記判別手段は、さらに、前記第1の給紙部における前記さばき処理が開始されているかを判別し、前記給紙制御手段は、印刷ジョブを受け付けた場合に、前記印刷ジョブの後続の印刷ジョブがある場合に、前記第1給紙部における前記さばき処理を開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の給紙部は、前記さばき処理、及び、前記さばき処理によってさばかれるシートを搬送部に吸引する吸引処理を行って当該シートの給紙を行うことを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送部は、搬送ベルトであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. エアをシートに噴出するさばき処理を行い、前記シートの給紙を行う第1給紙部と、ローラを用いて給紙を行う第2給紙部のいずれかから給紙を行う画像形成装置の制御方法であって、
    前記第1給紙部におけるエア前記さばき処理が完了しているか否かを判別する判別工程と、
    記判別工程で前記第1給紙部における前記さばき処理が完了していないと判別すると、前記第2給紙部から給紙を行い、前記判別工程で前記第1給紙部における前記さばき処理が完了していると判別すると前記第1給紙部から給紙を行う給紙制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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