JP4952814B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二つの読取センサにより原稿の両面を並行して読み取り、読み取った画像データに対し一つの画像処理回路により画像処理を行う画像読取装置に関する。
原稿の搬送経路上に裏面用と表面用の二つの読取センサを設け、これらの読取センサにより搬送経路を搬送される原稿の両面を並行して読み取る画像読取装置が知られている。特許文献1には、原稿の各面に対応する二つの読取センサと一つの信号処理回路を設け、各読取センサからの画像信号を交互に切り換えて信号処理回路にて画像処理を行い、原稿の両面の画像データを生成する情報処理装置について記載されている。
特開平8−265576号公報
ところで、特許文献1には、信号処理回路における画像処理の初期化タイミングについては記載されていない。ここで、特許文献1に記載の情報処理装置において、仮に、原稿1枚分の画像処理が終了する度に画像処理の初期化が行われるとすると、原稿の両面についての画像処理が完了するまで他の原稿の読み取りを開始することができなくなってしまう。このため、仮に原稿の各面に対応する読取センサが搬送経路上に一定の間隔を空けて配置されている場合であれば、少なくとも原稿の後端が下流側の読取センサの配置位置を通過し、原稿の両面の読み取りが終了した後でなければ、他の原稿の読み取りを開始することができない。したがって、例えば、原稿自動送りにより複数の原稿の両面を連続的に読み取る場合には、原稿の搬送間隔を、少なくとも二つの読取センサの配置間隔以上とする必要が生じ、原稿の読み取りを速やかに行うことの妨げとなってしまう。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、二つの読取センサと一つの画像処理部とにより、複数の原稿の両面の画像読み取りを速やかに行うことができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の画像読取装置は、原稿載置部に載置された複数の原稿を搬送経路に沿って予め定められた搬送間隔を空けて順次搬送する搬送制御部と、搬送経路上の予め定められた位置である第一読取位置にて、搬送経路に沿って搬送される原稿の一方の面の画像を読み取った第一読取データを生成する第一画像読取部と、搬送経路上における、第一読取位置から予め定められた配置間隔を隔てた位置である第二読取位置にて、搬送経路に沿って搬送される原稿における他方の面の画像を読み取った第二読取データを生成する第二画像読取部と、を備える。また、この画像読取装置は、第一読取データと第二読取データとを記憶する画像記憶部と、画像記憶部から原稿の各面についての読取データを順次読み出す読出処理を行うと共に、読出処理により読み出された読取データに対し画像処理を行う画像処理回路と、第一画像読取部或いは第二画像読取部による画像の読み取りが終了すると、画像処理回路に対し、該読み取りがなされる原稿の面についての処理の設定についての初期化指令を行う初期化指令部と、を備える。そして、画像処理回路は、初期化指令部により初期化指令がなされると、該初期化指令に係る原稿の面についての処理の設定を初期化する。
ここで、第一読取位置は、第二読取位置よりも搬送経路上の上流側に配置されているものとして説明を行う。
こうすることにより、原稿の一方の面についての画像読み取りが終了すると、画像処理回路において一方の面に対応する読出処理や画像処理の設定が初期化され、次に搬送される原稿の一方の面に対応する画像処理等を開始することが可能となる。これにより、原稿の他方の面についての画像処理の完了を待つことなく、次の原稿の一方の面の画像読み取りを開始することが可能となり、原稿の後端が第二読取位置を通過する前に、次の原稿の画像読み取りを開始することができる。したがって、原稿自動送りにより複数の原稿の両面を連続的に読み取る場合に、原稿の搬送間隔を二つの画像読取部の配置間隔よりも狭めることができ、複数の原稿の両面の画像読み取りを速やかに行うことができる。
また、請求項2に記載されているように、画像読取部は、原稿の主走査方向に沿ったライン単位で画像を読み取り、ライン単位で読取データを生成し、画像処理回路は、ライン単位で画像記憶部から読取データを順次読み出す読出処理を行うと共に、読出処理にて読み出された読取データに対しライン単位で画像処理を行っても良い。
また、請求項3に記載されているように、読取手段により生成される読取データが多階調の画像データとして構成されている場合には、画像処理回路は、画像処理としてライン単位で誤差拡散処理を行うことが考えられる。このような場合を想定して、画像処理回路は、原稿の各面の先頭のラインを対象とした誤差拡散処理に用いられる先頭ライン用データが記憶されている先頭ライン用データ記憶部と、ライン単位での読取データに対する誤差拡散処理にて生成された誤差データが記憶される誤差データ記憶部と、画像処理回路に対し初期化指令がなされると、先頭ライン用データ記憶部に記憶されている先頭ライン用データを用いて、該初期化指令に係る原稿の面の読取データに対する誤差拡散処理を行い、その後、誤差データ記憶部に記憶されている誤差データを用いて、誤差拡散処理を行う誤差拡散処理部と、を有していても良い。
尚、先頭ライン用データを用いて初期化指令に係る原稿の面の読取データに対する誤差拡散処理を行うことが、画像処理の設定の初期化に相当する。
こうすることにより、原稿の各面の先頭ラインについての読取データに対し、良好な誤差拡散処理を行うことができる。
また、画像処理回路は、以下のようにして読出処理の初期化を行っても良い。
すなわち、請求項4に記載されているように、画像処理回路は、第一読取データについて、読出処理の対象となるラインの位置を示し、読出処理が行われる度に更新される第一位置データを記憶する第一読出位置記憶部と、第二読取データについて、読出処理の対象となるラインの位置を示し、読出処理が行われる度に更新される第二位置データを記憶する第二読出位置記憶部と、をさらに有し、画像処理回路は、初期化指令がなされると、該初期化指令に係る原稿の面についての位置データを、該面の先頭のラインを示す値に設定しても良い。
こうすることにより、画像処理回路は、原稿の各面についての画像処理を開始する際に、記憶部から該面についての先頭ラインの読取データを読み出すことができ、原稿の各面についての読取データに対し適切に画像処理を行うことが可能となる。
ところで、画像処理回路が記憶部からの読取データを読み出すための構成として、次のようなものが考えられる。すなわち、画像処理回路は、原稿の一方の面について、読出処理の対象となる読取データのラインの数を示す第一ラインカウンタと、原稿の他方の面について、読出処理の対象となる読取データのラインの数を示す第二ラインカウンタと、第一ラインカウンタが示すラインの数と、第二カウンタが示すラインの数とに基づき、読出処理の対象となる原稿の面である処理面を判定する処理面判定部とを有し、読出処理において、画像記憶部から処理面についての読取データをライン単位で読み出すといった構成である。
また、画像処理回路による画像処理の一つとして、例えば、ノイズ除去やエッジ検出等を行うフィルタ処理を行うことが考えられるが、このフィルタ処理においては、2以上の数である所定数のラインの読取データ毎に処理が行われる。このため、フィルタ処理を行う場合には、所定数のラインの読取データが記憶部に蓄積された状態で、読出処理により記憶部から所定数のラインの読取データが読み出されるのである。
しかしながら、原稿の各面についての読取データの総ライン数が上記所定数の倍数ではない場合もあり、このような場合には、原稿の各面に対しての画像処理が終了した際に、記憶部には所定数に満たないライン数の読取データが残されてしまう。そして、このようにして記憶部に読取データが残されてしまうと、原稿の各面についての画像処理が完了したにもかかわらず、上述したラインカウンタの示すラインの数が0とならなくなってしまう。このため、原稿の面についての画像読み取りが新たに開始された時に、該面における読出処理が未完了の読取データのライン数を正しく把握することができず、処理面を適切に判定することができなくなってしまう。
そこで、請求項5に記載の画像読取装置では、画像処理回路は、上述したラインカウンタと処理面判定部とを有し、初期化指令がなされると、該初期化指令に係る原稿の面についてのラインカウンタを初期化する。
こうすることにより、原稿の面についての画像読み取りが新たに開始された時に、該面における読出処理が未完了の読取データのライン数を正しく把握することができ、処理面を適切に判定することが可能となる。
画像読取装置の構成を示すブロック図である。 画像読取装置の原稿カバーの断面図を模式的に示す説明図である。 画像読取部の構成を示すブロック図である。 画像読出部の構成を示すブロック図である。 誤差拡散処理部,誤差演算部の構成を示すブロック図である。 画像読み取りについてのタイミングチャートである。 両面読取処理についてのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
(1)画像読取装置の全体の構成について
本実施形態における画像読取装置は、スキャナやコピー機等の一部を構成するものである。この画像読取装置は、フラットベットスキャナとして機能する原稿載置台と、原稿載置台に対し蝶番により開閉自在に取り付けられた、ADF(Auto Document Feeder)を備える原稿カバーとを有している。図1には、画像読取装置10の構成を示すブロック図が記載されている。画像読取装置10は、原稿カバーと一体に構成され、給紙トレイに載置された原稿を搬送経路に沿って搬送しADFとして機能する搬送部100と、搬送経路を搬送される原稿の表面と裏面とについて並行して画像読み取りを行うことが可能な画像読取部200と、搬送経路上の原稿を検知する原稿センサ300と、各種情報を記憶するRAM400及びROM500と、ROM500に記憶されているプログラムに基づき各種処理を実行し画像読取装置10を統括制御するCPU600とを有している。また、各構成要素は、内部バス700により互いに接続されている。
また、図2には、原稿載置台20に取り付けられており、内部に搬送部100等が搭載されている原稿カバー30の断面を模式的に示す説明図が記載されている。ここでは、図2に記載の説明図を用いて、原稿カバー30の構成についてより詳細に説明する。
搬送部100は、給紙トレイ110に載置された原稿を、搬送経路(図2の点線)に沿って排紙トレイ130まで搬送する搬送ローラ121〜129を備える。また、この搬送経路には、上流側読取位置と下流側読取位置とが設けられている。また、原稿の裏面の画像読み取りを行うための裏面用イメージセンサ210が上流側読取位置に対応して設けられている。さらに、上流側読取位置を通過する原稿を裏面用イメージセンサ210の読取面に押圧する裏面用原稿押え220が設けられている。また、原稿載置台20に設けられた、原稿の表面の画像読み取りを行うための表面用イメージセンサ230が下流側読取位置に対応する位置に移動可能に構成されており、下流側読取位置を通過する原稿を表面用イメージセンサ230の読取面に押圧する表面用原稿押え240が設けられている。
また、この搬送経路上には、対応する位置を搬送中の原稿の有無を検知するための原稿センサ300として、Fセンサ310,RBセンサ320,Rセンサ330が設けられている。
(2)画像読取部の構成について
次に、画像読取装置10における画像読取部200の構成について、図3に記載のブロック図を用いて説明する。
画像読取部200は、主走査方向に沿ったライン単位で原稿の裏面の画像を読み取り、アナログの画像信号を出力する前述した裏面用イメージセンサ210と、裏面用イメージセンサ210から出力される画像信号の量子化を行い、多階調のデジタル画像データである読取データをライン単位で生成するAD変換器215と、を有する。また、画像読取部200は、裏面用イメージセンサ210やAD変換器215を制御すると共に、AD変換器215により生成された読取データに対し各種補正処理を行う裏面用読取制御回路250とを有する。また、画像読取部200は、原稿の表面に対し同様の処理を行う前述した表面用イメージセンサ230と、AD変換器235と、表面用読取制御回路255とを有する。
また、画像読取部200は、裏面用読取制御回路250と表面用読取制御回路255とによりライン単位で読取データが書き込まれる読取データメモリ260と、読取データメモリ260から読取データを読み出し、各種画像処理を行う画像処理回路270と、画像処理後の読取データを記憶する画像データメモリ280とを有する。
尚、読取データメモリ260は、裏面用読取制御回路250によりライン単位で読取データが書き込まれるリングバッファとして構成された裏面用ラインバッファ261と、表面用読取制御回路255に対応して同様に構成された表面用ラインバッファ262とを有している。また、読取データメモリ260は、RAM400の一部として構成されていても良い。
(3)画像処理回路の構成について
次に、画像処理回路270の構成について、図3に記載のブロック図を用いて説明する。
画像処理回路270は、読取データメモリ260からライン単位で原稿の各面の読取データを読み出す読出処理を行うと共に、読取画像の拡大・縮小処理を行う画像読出部271を有する。また、画像処理回路270は、上述した画像処理として、読出処理により読み出された所定数のライン分(例えば5ライン分)の読取データに、ノイズ除去やエッジ検出やぼかし等のフィルタ処理を行うフィルタ処理部272と、色の表現方法を変更する色変換処理を行う色変換処理部273と、読取画像を記録用紙に印刷する際の適切な濃度を設定するγ補正処理を行う記録γ処理部274と、を有する。また、画像処理回路270は、上述した画像処理として、ライン単位の読取データに対し、誤差拡散処理やディザ処理等により2値化処理を行い、2値化された読取データを画像データメモリ280に記憶する2値化処理部275を有する。
また、画像処理回路270は、画像読出部271による読出処理の対象となる原稿の面である処理面を判定する処理面判定回路276を有する。この処理面判定回路276は、表面用ラインバッファ262における読出処理の対象となる読取データのライン数を示す表面用ラインカウンタ276aと、裏面用ラインバッファ261に対応する同様の裏面用ラインカウンタ276bと、を有する。また、処理面判定回路276は、表面用ラインカウンタ276aが示すライン数と裏面用ラインカウンタ276bが示すライン数とに基づき処理面を判定し、処理面を示す処理面フラグを出力する処理面カウンタ276cとを有する。
尚、上述した裏面用読取制御回路250は、1ライン分の読取データを裏面用ラインバッファ261に書き込むと、裏面用ラインカウンタ276bに対しカウントアップ信号を出力し、これにより、裏面用ラインカウンタ276bが示すライン数が1加算される。また、表面用読取制御回路255もまた同様に、表面用ラインカウンタ276aに対しカウントアップ信号を出力し、表面用ラインカウンタ276aが示すライン数が1加算される。
また、画像読出部271は、原稿の裏面、或いは表面についての読出処理の際に、対応するラインカウンタに対しカウントダウン信号(図示無し)を出力し、ラインカウンタでは、このカウントダウン信号に応じたライン数が減算される。
また、画像処理回路270は、原稿の各面についての読み取りが終了し、新たな原稿の該面についての読み取りが開始されること検知すると、画像読出部271,2値化処理部275,ラインカウンタに対し、原稿の該面に対応する読出処理や画像処理の設定の初期化を指示する初期化信号を出力する初期化信号生成回路277を有する。この初期化信号生成回路277は、Fセンサ310,RBセンサ320,Rセンサ330等による原稿の有無の検知結果に基づき、新たな原稿の読み取りが開始されること検知する。
(4)画像読出部の構成について
次に、画像読出部271の構成について、図4に記載のブロック図を用いて説明する。既に述べたように、画像読出部271は、読取データメモリ260からの読取データの読出処理を行うと共に、読取画像の拡大・縮小処理を行う。この読取画像の拡大は、読出処理において拡大率に応じた割合で読取データの各ラインを重複して読み出し、読み出した読取データに対し補間処理を行うことにより実現される。また、読取画像の縮小は、縮小率に応じた間隔でラインを間引いて読取データを読み出し、読み出した読取データに対し補間処理を行うことにより実現される。
画像読出部271は、副走査位置情報計算回路271aと表面副走査位置情報記憶部271cと裏面副走査位置情報記憶部271dとセレクタ271bとセレクタ271eとアドレス生成回路271fと補間処理回路271gとを有する。
副走査位置情報計算回路271aは、原稿の各面について、各ラインに対しての読出処理の開始を指示するラインスタートパルスが入力されると、読取画像の拡大率や縮小率に応じて読出処理の対象となるラインの位置を示す副走査位置情報を更新する。尚、副走査位置情報計算回路271aは、原稿の各面について、副走査位置情報を新たに算出すると、更新前の副走査位置情報との差分に応じたカウントダウン信号を生成し、対応する原稿の面のラインカウンタに対し出力する。
また、表面副走査位置情報記憶部271cは、原稿の表面についての副走査位置情報を記憶すると共に、初期化信号生成回路277から表面初期化信号が入力される。
また、裏面副走査位置情報記憶部271dは、原稿の裏面についての副走査位置情報を記憶すると共に、初期化信号生成回路277から裏面初期化信号が入力される。尚、各副走査位置情報記憶部は、初期化信号が入力されると、自身に記憶されている副走査位置情報を対応する原稿の面の先頭ラインに対応する値に設定することにより、読出処理の設定を初期化する。
また、セレクタ271bは、処理面判定回路276から出力される処理面フラグに対応する副走査位置情報記憶部に対し、副走査位置情報計算回路271aにて更新された副走査位置情報を書き込む。
また、セレクタ271eは、処理面判定回路276から出力される処理面フラグに対応する副走査位置情報記憶部を選択し、選択された副走査位置情報記憶部に記憶されている副走査位置情報を、後述するアドレス生成回路271f,補間処理回路271g,副走査位置情報計算回路271aに出力する。
また、アドレス生成回路271fは、セレクタ271eから入力された副走査位置情報に対応する読取データが記憶されている読取データメモリ260のアドレスを算出し、読取データメモリ260に出力する。
また、補間処理回路271gは、読取データメモリ260から上記アドレスに記憶されている読取データを取得し、該読取データに対し拡大率や縮小率に応じた補間処理を行いフィルタ処理部272に出力する。
(5)誤差拡散処理部の構成について
既に述べたように、2値化処理部275では、誤差拡散処理等により多階調の画像データである読取データの2値化を行うが、ここでは、2値化処理部275において誤差拡散処理を行う誤差拡散処理部275aについて、図5の(a)に記載のブロック図を用いて説明する。
誤差拡散処理部275aは、誤差拡散処理の対象ライン(現ラインとも記載)の読取データを構成する各画素から順次注目画素を選択し、注目画素における色の濃淡を示す多値データに対し、注目画素の周辺画素の誤差データから算出された周辺誤差データを加算し、補正後データを生成する加算器275a−1を有する。また、誤差拡散処理部275aは、補正後データと閾値データとを比較し、補正後データが閾値以上であれば注目画素の2値データとして1を設定し、閾値未満であれば注目画素の2値データとして0を設定する比較器275a−2を有する。この比較器275a−2は、2値データとして0を設定した場合には、補正後データを誤差データとすると共に、1を設定した場合には、補正後データから濃度100%に相当する多値データを減じた値を誤差データとし、該データを注目画素に対応する現ライン誤差データとする。
また、誤差拡散処理部275aは、現ラインよりも1ライン前のラインにおける誤差データである前ライン誤差データと、現ラインよりも2ライン前のラインの誤差データである前々ライン誤差データとを記憶する誤差メモリ275a−3を有する。また、誤差拡散処理部275aは、前々ライン、前ラインにおける注目画素の周辺画素の誤差データを誤差メモリから取得すると共に、比較器275a−2から現ライン誤差データを取得し、これらの誤差データに基づき、周辺誤差データを算出する誤差演算部275a−4を有する。また、この誤差演算部275a−4は、現ラインについての誤差拡散処理が終了すると、比較器275a−2から取得した現ライン誤差データを誤差メモリ275a−3に記憶する。
次に、誤差演算部275a−4の構成について、図5の(b)に記載のブロック図を用いて説明する。
誤差演算部275a−4は、初期化信号生成回路277から表面用初期化信号が入力されると、新たな原稿の表面についての誤差拡散処理が開始されることを示す表面用ページ先頭フラグを生成する表面用ページ先頭フラグ生成部275a−4aを有する。また、初期化信号生成回路277から裏面用初期化信号が入力されると、新たな原稿の裏面についての誤差拡散処理が開始されることを示す裏面用ページ先頭フラグを生成する裏面用ページ先頭フラグ生成部275a−4bを有する。尚、誤差演算部275a−4は、ページ先頭フラグを生成することで誤差拡散処理の設定を初期化する。また、ページ先頭フラグ生成部は、対応する原稿の面の先頭ラインについての誤差拡散処理が終了すると、ページ先頭フラグを消去する。
また、誤差演算部275a−4は、処理面判定回路276から出力される処理面フラグに対応するページ先頭フラグ生成部にて生成されたページ先頭フラグを出力するセレクタ275a−4cと、誤差メモリ275a−3から、前ライン、前々ラインにおける注目画素の周辺画素の誤差データを取得して記憶する前ライン誤差データ保存部275a−4dと、を有する。また、誤差演算部275a−4は、先頭ラインに対する誤差拡散処理に用いられる先頭ライン用誤差データを記憶する先頭ライン用誤差データ保存部275a−4eと、比較器275a−2から出力された現ライン誤差データを記憶する現ライン誤差データ保存部275a−4fと、を有する。
また、誤差演算部275a−4は、セレクタ275a−4cからページ先頭フラグが出力されている場合には、先頭ライン用誤差データ保存部275a−4eから先頭ライン用誤差データを読み出して出力すると共に、ページ先頭フラグが出力されていない場合には、前ライン誤差データ保存部275a−4dから周辺画素の誤差データを読み出して出力するセレクタ275a−4gを有する。
また、誤差演算部275a−4は、セレクタ275a−4gから出力される誤差データと、現ライン誤差データ保存部275a−4fに記憶されている現ライン誤差データとに基づき、注目画素や該画素の周辺画素の誤差を分散させるための周辺誤差データを算出する加算回路275a−4hを有する。
[動作の説明]
次に、画像読取装置10が原稿の両面をスキャンする際の画像読取部200等の動作について説明する。
(1)動作の概要について
まず、搬送部100により順次搬送される複数の原稿の両面を連続的にスキャンする際の画像読取部200等の動作の概要について、図6(a)に記載のタイミングチャートを用いて説明する。尚、図6(b)には、画像読取部200の概略構成を示すブロック図が記載されている。また、図6(a),(b)では、裏面用読取制御回路250,表面用読取制御回路255,画像処理回路270を、それぞれ、A,B,Cとも記載している。
画像読取装置10に対し、給紙トレイ110に載置されている複数の原稿の両面のスキャンの開始が指示されると、裏面用読取制御回路250,表面用読取制御回路255,画像処理回路270の初期化が行われる(S1)。
そして、1枚目の原稿の搬送が開始され、RBセンサ320による検知結果に基づき該原稿の先端が上流側読取位置に到達したと判定されると、裏面用読取制御回路250が起動され、該原稿の裏面の画像読み取りが開始される(S2)。また、これに応じて、画像処理回路270では、1枚目の原稿の裏面に対応する読出処理と画像処理が開始される。
その後、Rセンサ330による原稿の有無の検知結果に基づき1枚目の原稿の先端が下流側読取位置に到達したと判定されると、表面用読取制御回路255が起動され、表面用読取制御回路255による該原稿の表面の画像読み取りが開始される(S3)。また、これに応じて、画像処理回路270では、1枚目の原稿の表面に対応する読出処理と画像処理が開始される。そして、以後、画像処理回路270では、1枚目の原稿の裏面についての読出処理及び画像処理と、該原稿の表面についての読出処理及び画像処理が並行して行われる。
そして、RBセンサ320による検知結果に基づき1枚目の原稿の後端が上流側読取位置を通過したと判定されると、裏面用読取制御回路250が停止され、該原稿の裏面の画像読み取りが停止される(S4)。これに伴い、画像処理回路270における1枚目の原稿の裏面についての読出処理及び画像処理も終了し、以後、画像処理回路270では、1枚目の原稿の表面についての読出処理及び画像処理が行われる。
続いて、Fセンサ310による検知結果に基づき2枚目の原稿が搬送されていると判定されると、画像処理回路270の初期化信号生成回路277により、画像読出部271,2値化処理部275,処理面判定回路276の裏面用ラインカウンタ276bに対し、裏面用初期化信号が出力される。これにより、画像読出部271では裏面用副走査位置情報が初期化され、2値化処理部275では裏面用ページ先頭フラグが生成される。また、裏面用ラインカウンタ276bは0に初期化される(S5)。
そして、RBセンサ320による検知結果に基づき2枚目の原稿の先端が上流側読取位置に到達したと判定されると、裏面用読取制御回路250が再び起動され、該原稿の裏面の画像読み取りが開始される(S6)。また、これに応じて、画像処理回路270では、2枚目の原稿の裏面についての読出処理及び画像処理が開始され、以後、1枚目の原稿の表面についての読出処理及び画像処理と、2枚目の原稿の裏面についての読出処理及び画像処理とが並行して行われる。
その後、RBセンサ320による検知結果に基づき1枚目の原稿の後端が下流側読取位置を通過したと判定されると、表面用読取制御回路255が停止され、該原稿の表面の画像読み取りが停止される(S7)。これに伴い、画像処理回路270における1枚目の原稿の表面についての読出処理及び画像処理も終了し、以後、画像処理回路270では、2枚目の原稿の裏面についての読出処理及び画像処理が行われる。
続いて、画像処理回路270の初期化信号生成回路277により、画像読出部271,2値化処理部275,処理面判定回路276の表面用ラインカウンタ276aに対し、表面用初期化信号が出力される。これにより、画像読出部271では表面用副走査位置情報が初期化され、2値化処理部275では表面用ページ先頭フラグが生成される。また、表面用ラインカウンタ276aは0に初期化される(S8)。
そして、Rセンサ330による検知結果に基づき2枚目の原稿の先端が下流側読取位置に到達したと判定されると、表面用読取制御回路255が起動され、表面用読取制御回路255による該原稿の表面の画像読み取りが開始される(S9)。また、これに応じて、画像処理回路270では、2枚目の原稿の表面についての読出処理及び画像処理が開始される。そして、以後、2枚目の原稿の両面についての読出処理及び画像処理が並行して行われる。
また、RBセンサ320による検知結果に基づき2枚目の原稿の後端が上流側読取位置を通過したと判定されると、裏面用読取制御回路250が停止され、該原稿の裏面の画像読み取りが停止される(S10)。これに伴い、画像処理回路270における2枚目の原稿の裏面の読取データに対する読出処理と画像処理も終了し、以後、画像処理回路270では、2枚目の原稿の表面についての読出処理及び画像処理が行われる。
(2)画像読取処理の詳細について
次に、搬送部100により順次搬送される複数の原稿の両面を連続的にスキャンする際に、画像処理回路270等により行われる両面画像読取処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。尚、本処理は、画像読取装置10に対し、給紙トレイ110に載置されている複数の原稿の両面のスキャンの開始が指示された際に開始される処理である。
S805では、搬送部100による原稿の搬送が開始され、その後、各読取制御回路による原稿の読み取りが開始される。また、初期化信号生成回路277により表面用初期化信号と裏面用初期化信号とが出力され、原稿の各面について、画像処理回路270における読出処理及び画像処理の設定が初期化される。具体的には、表面用ラインカウンタ276a,裏面用ラインカウンタ276bが0に設定されると共に、画像読出部271では原稿の各面に対応する副走査位置情報が初期化され、2値化処理部275では裏面用ページ先頭フラグと表面用ページ先頭フラグとが生成される。そして、S810に処理が移行される。
S810では、処理面判定回路276にて、処理面フラグが示す処理面に対応するラインバッファを読出処理の対象となるか否かが判定される。具体的には、例えば、処理面に対応するラインカウンタが示すライン数が所定数以上である場合に、処理面に対応するラインバッファを読出処理の対象と判定しても良い。また、例えば、処理面に対応するラインカウンタが示すライン数が所定数以上であり、かつ、他方のラインカウンタが示すライン数よりも多い場合に、処理面に対応するラインバッファを読出処理の対象としても良い。そして、肯定判定がなされた場合には(S810:Yes)、S820に処理が移行され、否定判定がなされた場合には(S810:No)、S815に処理が移行される。
S815では、処理面判定回路276の処理面カウンタ276cにより、処理面フラグが示す処理面が他方の面に切り替えられ、S810に処理が移行される。
S820では、画像読出部271により、処理面に対応する副走査位置情報に基づき、処理面に対応するラインバッファから所定数のライン分の読取データが読み出される。そして、S825に処理が移行される。
S825では、フィルタ処理部272,色変換処理部273,記録γ処理部274,2値化処理部275により、S820にて読み出された読取データに対し順次画像処理が行われ、画像処理後の読取データは、画像データメモリ280に記憶される。そして、S830に処理が移行される。
S830では、処理面についての画像読み取りが終了したか否かが判定される。具体的には、処理面が裏面である場合には、RBセンサ320による検知結果に基づき原稿の後端が上流側読取位置を通過したと判定した場合には、処理面についての画像読み取りが終了したものとする。また、処理面が表面である場合には、Rセンサ330による検知結果に基づき原稿の後端が下流側読取位置を通過したと判定した場合には、処理面についての画像読み取りが終了したものとする。そして、肯定判定が得られた場合には(S830:Yes)、S835に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S830:No)、S815に処理が移行される。
S835では、初期化信号生成回路277では、次にスキャンされる原稿の有無について判定される。具体的には、処理面が裏面である場合には、Fセンサ310やRBセンサ320により搬送中の原稿が検知されている場合には、次にスキャンされる原稿が有るものと判定される。また、処理面が表面である場合には、RBセンサ320やRセンサ330により搬送中の原稿が検知されている場合には、次にスキャンされる原稿が有るものと判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S835:Yes)、S840に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S835:No)、S845に処理が移行される。
S840では、初期化信号生成回路277により、処理面に対応する初期化信号が出力される。これにより、処理面に対応するラインカウンタが0に設定されると共に、画像読出部271では処理面に対応する副走査位置情報が初期化され、2値化処理部275では処理面に対応するページ先頭フラグが生成される。そして、S810に処理が移行される。
S845では、画像処理回路270では、処理面ではない面の残り部分についての画像読み取りと、読出処理及び画像処理が行われる。そして、これらの処理が全て終了すると、本処理は終了する。
[効果]
本実施形態の画像読取装置10によれば、原稿の一方の面についての画像読み取りが終了すると、画像処理回路270において一方の面についての読出処理や画像処理の設定が初期化され、次に搬送される原稿の一方の面についての画像処理等を開始することが可能となる。これにより、原稿の他方の面についての画像処理等の完了を待つことなく、次の原稿の一方の面の画像読み取りを開始することが可能となり、原稿の後端が下流側読取位置を通過する前に、次の原稿の画像読み取りを開始することができる。したがって、原稿自動送りにより複数の原稿の両面を連続的にスキャンする場合に、原稿の搬送間隔を、上流側読取位置と下流側読取位置の間隔よりも狭めることができ、複数の原稿の両面の画像読み取りを速やかに行うことができる。
[他の実施形態]
(1)本実施形態では、画像処理回路270では、処理面の画像読み取りの終了を検知すると、次に搬送される原稿がある場合には、処理面に対応する読出処理及び画像処理の設定を初期化している。しかしながら、処理面の画像読み取りの終了を検知した際に、次に搬送される原稿の有無に関らず、処理面に対応する読出処理及び画像処理の設定を初期化しても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(2)また、本実施形態では、Fセンサ310,RBセンサ320,Rセンサ330の検知結果に基づき、原稿の各面についての画像読み取りの終了についての判定を行っている。しかしながら、この判定の方法はこれに限定されることはなく、具体的には、例えば、読取データに基づき画像読み取りの終了を判定しても良い。このようにして判定を行った場合であっても、同様の効果を得ることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
搬送部100が搬送制御部に、排紙トレイ130が原稿載置部に、読取データメモリ260が画像記憶部に、各面に対応するイメージセンサ,AD変換器,読取制御回路が、第一画像読取部や第二画像読取部にそれぞれ相当する。
また、画像処理回路270における画像読出部271,フィルタ処理部272,色変換処理部273,記録γ処理部274,2値化処理部275が画像処理回路に、初期化信号生成回路277が初期化指令部に、初期化信号が初期化指令にそれぞれ相当する。
また、先頭ライン用誤差データが先頭ライン用データに、先頭ライン用誤差データ保存部275a−4eが先頭ライン用データ記憶部に、誤差メモリ275a−3が誤差データ記憶部に、加算器275a−1,比較器275a−2,誤差演算部275a−4における加算回路275a−4hが誤差拡散処理部にそれぞれ相当する。
また、原稿の各面に対応する副走査位置情報が第一位置データ,第二位置データに、副走査位置情報記憶部が第一読出位置記憶部,第二読出位置記憶部にそれぞれ相当する。
また、処理面カウンタ276cが処理面判定部に相当する。
10…画像読取装置、20…原稿載置台、30…原稿カバー、100…搬送部、110…給紙トレイ、121…搬送ローラ、130…排紙トレイ、200…画像読取部、210…裏面用イメージセンサ、215…AD変換器、220…裏面用原稿押え、230…表面用イメージセンサ、235…AD変換器、240…表面用原稿押え、250…裏面用読取制御回路、255…表面用読取制御回路、260…読取データメモリ、261…裏面用ラインバッファ、262…表面用ラインバッファ、270…画像処理回路、271…画像読出部、271a…副走査位置情報計算回路、271b…セレクタ、271c…表面副走査位置情報記憶部、271d…裏面副走査位置情報記憶部、271e…セレクタ、271f…アドレス生成回路、271g…補間処理回路、272…フィルタ処理部、273…色変換処理部、274…記録γ処理部、275…2値化処理部、275a…誤差拡散処理部、275a−1…加算器、275a−2…比較器、275a−3…誤差メモリ、275a−4…誤差演算部、275a−4a…表面用ページ先頭フラグ生成部、275a−4b…裏面用ページ先頭フラグ生成部、275a−4c…セレクタ、275a−4d…前ライン誤差データ保存部、275a−4e…先頭ライン用誤差データ保存部、275a−4f…現ライン誤差データ保存部、275a−4g…セレクタ、275a−4h…加算回路、276…処理面判定回路、276a…表面用ラインカウンタ、276b…裏面用ラインカウンタ、276c…処理面カウンタ、277…初期化信号生成回路、280…画像データメモリ、300…原稿センサ、310…Fセンサ、320…RBセンサ、330…Rセンサ、400…RAM、500…ROM、600…CPU、700…内部バス。

Claims (5)

  1. 原稿載置部に載置された複数の原稿を搬送経路に沿って予め定められた搬送間隔を空けて順次搬送する搬送制御部と、
    前記搬送経路上の予め定められた位置である第一読取位置にて、前記搬送経路に沿って搬送される原稿の一方の面の画像を読み取った第一読取データを生成する第一画像読取部と、
    前記搬送経路上における、前記第一読取位置から予め定められた配置間隔を隔てた位置である第二読取位置にて、前記搬送経路に沿って搬送される原稿における他方の面の画像を読み取った第二読取データを生成する第二画像読取部と、
    前記第一読取データと前記第二読取データとを記憶する画像記憶部と、
    前記画像記憶部から原稿の各面についての前記読取データを順次読み出す読出処理を行うと共に、前記読出処理により読み出された前記読取データに対し画像処理を行う画像処理回路と、
    前記第一画像読取部或いは前記第二画像読取部による画像の読み取りが終了すると、前記画像処理回路に対し、該読み取りがなされる原稿の面についての前記処理の設定についての初期化指令を行う初期化指令部と、
    を備え、
    前記画像処理回路は、前記初期化指令部により前記初期化指令がなされると、該初期化指令に係る原稿の面についての前記処理の設定を初期化すること、
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記画像読取部は、原稿の主走査方向に沿ったライン単位で画像を読み取り、前記ライン単位で前記読取データを生成し、
    前記画像処理回路は、前記ライン単位で前記画像記憶部から前記読取データを順次読み出す前記読出処理を行うと共に、前記読出処理にて読み出された前記読取データに対し前記ライン単位で前記画像処理を行うこと、
    を特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記読取手段により生成される前記読取データは、多階調の画像データとして構成されており、
    前記画像処理回路は、前記画像処理として前記ライン単位で誤差拡散処理を行い、
    前記画像処理回路は、
    原稿の各面の先頭の前記ラインを対象とした前記誤差拡散処理に用いられる先頭ライン用データが記憶されている先頭ライン用データ記憶部と、
    前記ライン単位での前記読取データに対する前記誤差拡散処理にて生成された誤差データが記憶される誤差データ記憶部と、
    前記画像処理回路に対し前記初期化指令がなされると、前記先頭ライン用データ記憶部に記憶されている前記先頭ライン用データを用いて、該初期化指令に係る原稿の面の前記読取データに対する前記誤差拡散処理を行い、その後、前記誤差データ記憶部に記憶されている前記誤差データを用いて、前記誤差拡散処理を行う誤差拡散処理部と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記画像処理回路は、
    前記第一読取データについて、前記読出処理の対象となる前記ラインの位置を示し、前記読出処理が行われる度に更新される第一位置データを記憶する第一読出位置記憶部と、
    前記第二読取データについて、前記読出処理の対象となる前記ラインの位置を示し、前記読出処理が行われる度に更新される第二位置データを記憶する第二読出位置記憶部と、
    をさらに有し、
    前記画像処理回路は、前記初期化指令がなされると、該初期化指令に係る原稿の面についての前記位置データを、該面の先頭の前記ラインを示す値に設定すること、
    を特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載の画像読取装置において、
    前記画像処理回路は、
    原稿の前記一方の面について、前記読出処理の対象となる前記読取データの前記ラインの数を示す第一ラインカウンタと、
    原稿の前記他方の面について、前記読出処理の対象となる前記読取データの前記ラインの数を示す第二ラインカウンタと、
    前記第一ラインカウンタが示す前記ラインの数と、前記第二カウンタが示す前記ラインの数とに基づき、前記読出処理の対象となる原稿の面である処理面を判定する処理面判定部と、
    をさらに有し、
    前記読出処理において、前記画像記憶部から前記処理面についての前記読取データを前記ライン単位で読み出し、
    前記初期化指令がなされると、該初期化指令に係る原稿の面についての前記ラインカウンタを初期化すること、
    を特徴とする画像読取装置。
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