JP2007135096A - 画像読取り装置及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切なタイミングでユーザーに対して読取りガラスの清掃を促すことができる画像読取り装置及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
【解決手段】画像読取り装置は、ADF100とリーダー部200とを備え、ADF100は、CPU800、ROM801、RAM802、出力ポート、及び入力ポートを備えている。画像読取り動作により、検出した異常領域の幅が予め設定しておいた値以下であるときは、読取り画像の補正処理を行い、検出した異常領域の幅が予め設定しておいた値を越えるときは、読取り画像の補正は行わず、警告ユニット306により警告表示する。
【選択図】図8
【解決手段】画像読取り装置は、ADF100とリーダー部200とを備え、ADF100は、CPU800、ROM801、RAM802、出力ポート、及び入力ポートを備えている。画像読取り動作により、検出した異常領域の幅が予め設定しておいた値以下であるときは、読取り画像の補正処理を行い、検出した異常領域の幅が予め設定しておいた値を越えるときは、読取り画像の補正は行わず、警告ユニット306により警告表示する。
【選択図】図8
Description
本発明は、画像読取り装置及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体に関し、特に自動原稿搬送装置を備える画像読取り装置及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体に関する。
従来、自動原稿搬送装置を備え、原稿を一定速度で搬送しながら画像を読取る画像読取り装置においては、読取り位置において読取りガラス上にゴミや汚れがあると読取り画像に不要なスジが発生するため、読取り位置での読取りガラス上ゴミや汚れの検知を行い、ゴミや汚れを検知した場合には警告表示を行い、ユーザーに読取りガラスの清掃を促すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、読取りガラス上のゴミや汚れを検知し、ゴミや汚れに相当する部分の画素の値を補正して、読取り画像にゴミや汚れの影響を出さないようにするものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
このような従来技術では、読取り位置での読取りガラス上ゴミや汚れの検知を行い、ゴミがあると判断した場合には読取り画像を補正して読取り画像が正常となるようにするとともに、警告を発することができる。
特開平11−004345号公報
特開2002−77584号公報
しかしながら、上記従来技術では、ゴミや汚れがあると判断した場合に、読取り画像を補正して読取り画像が正常となるようにされたのにも関わらず、ユーザーに対して読取りガラスの清掃を促す警告が必ず発せられることになり、ユーザーは煩わしさを感じる。
本発明の目的は、適切なタイミングでユーザーに対して読取りガラスの清掃を促すことができる画像読取り装置及び方法、並びにプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の画像読取り装置は、画像読取り位置に配置された原稿台ガラスと、前記原稿台ガラスに原稿を搬送するシート搬送ユニットと、前記画像読取り位置において前記搬送される原稿の画像を読取るための画像読取りユニットと、前記画像読取りユニットから出力される画像信号に基づいて前記原稿台ガラス上における画像異常を検知するための画像異常検知ユニットと、前記画像異常検知ユニットによって検知された画像異常の領域を当該領域に隣接する複数の画素で補間する画像補間ユニットと、前記画像異常検知ユニットによって前記画像異常が検知されたことを警告する警告ユニットとを備える画像読取り装置において、前記警告ユニットによって警告を発するか否かを所定の判断基準に基づいて判断する判断ユニットを備えることを特徴とする。
請求項6記載の画像読取り方法は、画像読取り位置に配置された原稿台ガラスに原稿を搬送するシート搬送ステップと、前記画像読取り位置において前記搬送される原稿の画像を読取るための画像読取りステップと、前記画像読取りステップから出力される画像信号に基づいて前記原稿台ガラス上における画像異常を検知するための画像異常検知ステップと、前記画像異常検知ステップで検知された画像異常の領域を当該領域に隣接する複数の画素で補間する画像補間ステップと、前記画像異常検知ステップによって前記画像異常が検知されたことを警告する警告ステップとを備える画像読取り方法において、前記警告ステップで警告を発するか否かを所定の判断基準に基づいて判断する判断ステップを備えることを特徴とする。
請求項11記載の画像読取りプログラムは、画像読取り位置に配置された原稿台ガラスに原稿を搬送するシート搬送モジュールと、前記画像読取り位置において前記搬送される原稿の画像を読取るための画像読取りモジュールと、前記画像読取りモジュールから出力される画像信号に基づいて前記原稿台ガラス上における画像異常を検知するための画像異常検知モジュールと、前記画像異常検知モジュールによって検知された画像異常の領域を当該領域に隣接する複数の画素で補間する画像補間モジュールと、前記画像異常検知モジュールによって前記画像異常が検知されたことを警告する警告モジュールとを備える画像読取りプログラムにおいて、前記警告モジュールによって警告を発するか否かを所定の判断基準に基づいて判断する判断モジュールをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項12記載のコンピュータ読取り可能な記憶媒体は、請求項11記載のプログラムを格納することを特徴とする。
本発明によれば、原稿台ガラス上における画像異常が検知されたことを警告するか否か
を所定の判断基準に基づいて判断するので、適切なタイミングでユーザーに対して読取りガラスの清掃を促すことができる。即ち、読取り位置のゴミや汚れの検知を行い、ゴミ(汚れ)が検知された場合には読取り画像の補正処理を行うが、ユーザーに読取り部の清掃を促すための警告を発するかどうかの判断基準を予め設けておき、判断基準を越えた場合にのみ警告を発生させる。これにより、ユーザーに適切なタイミングで読取りガラスの清掃を促すことが可能となり、警告が発せられているのに読取り画像は正常であるといったような煩わしさを、ユーザーに感じさせることもなくなる。
を所定の判断基準に基づいて判断するので、適切なタイミングでユーザーに対して読取りガラスの清掃を促すことができる。即ち、読取り位置のゴミや汚れの検知を行い、ゴミ(汚れ)が検知された場合には読取り画像の補正処理を行うが、ユーザーに読取り部の清掃を促すための警告を発するかどうかの判断基準を予め設けておき、判断基準を越えた場合にのみ警告を発生させる。これにより、ユーザーに適切なタイミングで読取りガラスの清掃を促すことが可能となり、警告が発せられているのに読取り画像は正常であるといったような煩わしさを、ユーザーに感じさせることもなくなる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取り装置の断面図である。
図1において、画像読取り装置は、自動原稿搬送装置(以下、「ADF」(Auto Document Feeder)という)100と、ADF100を載置するリーダー部200とを備える。
ADF100において、ピックアップローラ1は、原稿トレイ20上に表面を上に向けてセットされた原稿束Sを最上位の原稿から分離部2に繰り出す。分離部2は、上方に分離ローラと、下方に配置された分離パッドとを含み、原稿束Sの最上紙より一枚ずつ分離を行う。
片面原稿で表面の画像を読み取る場合は、分離された原稿は、第1のレジストローラ3にて分離搬送中の斜行補正を行った後、第1のレジストローラ3から第2のレジストローラ4、第1の搬送ローラ5により搬送され、読取り位置Rを搬送されている間に原稿表面の画像が読取られる。そして、第2の搬送ローラ6から排紙ローラ8により、排紙トレイ21上に原稿表面を下に向けて順番に排出される。
また、両面原稿で表裏両面の画像を読取る場合は、分離部2で分離された原稿は、第1のレジストローラ3にて分離搬送中の斜行補正を行った後、第2のレジストローラ4から第1搬送ローラ5及び第2の搬送ローラ6により搬送され、読取り位置Rを搬送されている間に表面の画像が読み取られる。そして、第2の搬送ローラ6から排紙ローラ8により、一旦、原稿前端側が排紙トレイ21上に搬送され、原稿後端側が排紙ローラ8にニップされた状態で搬送が停止される。
その後、原稿をスイッチバック搬送し、第2のレジストローラ4にて、再度斜行補正を行った後、第1の搬送ローラ5及び第2の搬送ローラ6により搬送され、読取り位置Rを再度搬送されている間に原稿裏面の画像が読取られる。
しかし、このまま第2の搬送ローラ6から排紙ローラ8により、排紙トレイ21上に原稿表面を上に向けて排出すると、原稿トレイ20上にセットされた面順と異なってしまう。よって、裏面を読取られた原稿は、第2の搬送ローラ6及び排紙ローラ8により、再度原稿端部が排紙トレイ21上に搬送され、原稿後端側が排紙ローラ8にニップされた状態で搬送が停止され、スイッチバック搬送し、第2のジストローラ4、第1の送ローラ5、及び第2の搬送ローラ6により搬送された後、排紙ローラ8により排紙トレイ21上に表面を下に向けて順番に排出される。但し、この場合は、読取り位置Rを搬送されている間であっても、この間は、原稿画像の読取りは行われない。
リーダー部200は、原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力するものであり、読取り位置Rに配されたADF原稿用プラテンガラス(以下、「ADFプラテン」という)201、ブック原稿用プラテンガラス(以下、「ブック用プラテン」という)202と、ランプ203及びとミラー204を有するスキャナーユニット209と、ミラー205,206と、レンズ207と、CCDセンサ208とを有している。
リーダー部200は、ADF100から搬送されてくる原稿画像を読取る場合は、スキャナーユニット209をADF用プラテン201の下に移動して停止させ、原稿が読取り位置R上を搬送されている間、画像情報を読取る。
また、ブック用プラテン202上に載置された原稿の画像を読み取る場合は、スキャナーユニット209を図示しない原稿セット基準から副走査方向に移動させ、原稿の画像情報を読取る(圧板モードスキャン)。
画像情報の読取りは、ランプ203が点灯し原稿を照射する。原稿からの反射光は、ミラー204,205,206及びレンズ207を介して、CCDセンサ208に入力される。そして、CCDセンサ208に入力された原稿からの反射光は、ここで光電変換等の電気処理が行われ、通常のデジタル処理が施される。
なお、本発明は、原稿搬送装置100とリーダー部200とが一体化された画像読取り装置としても適用できる。
図2は、図1におけるADF100の内部構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、ADF100は、中央演算処理装置(以下、「CPU」という)800、リードオンリーメモリ(ROM)801、ランダムアクセスメモリ(RAM)802、出力ポート、及び入力ポートを備えている。ROM801は、制御用プログラムを格納しており、RAM802は、入力データや作業用データを格納している。また、出力ポートには、分離モータM1、給紙モータM2、排紙モータM3、離間ソレノイドSL、給紙クラッチCLが接続されており、入力ポートには、分離後センサ10、レジストセンサ11、リードセンサ12、排紙センサ13、原稿検知センサ14、原稿長検知センサ15、原稿幅検知センサ810が夫々接続されている。
CPU800は、ROM801に格納された制御プログラムにしたがって分離モータM1、給紙モータM2、排紙モータM3、離間ソレノイドSL、給紙クラッチCLを制御する。CPU800は、リーダー部200の中央演算処理装置(CPU)とシリアル通信を行い、リーダー部200との間で制御データの授受を行うようになっている。
なお、本発明は、ADF100とリーダー部200と、が一体化された読取り装置として適用する場合は、通信を行うことなく、1つのCPUで構成としてもよい。
なお、本発明は、ADF100とリーダー部200と、が一体化された読取り装置として適用する場合は、通信を行うことなく、1つのCPUで構成としてもよい。
図3は、図1におけるリーダー部200の内部構成を概略的に示すブロック図である。
図3において、リーダー部200は、ランプ203等により構成される原稿照明ユニット301、スキャナーユニット209を移動させるための光学系移動ユニット302、CCDセンサ208で構成される画像読取りユニット303、画像読取りユニット303からのアナログ信号の補正、A/D変換等を行う画像処理ユニット304、読取り位置でのゴミや汚れの検知を行うゴミ検知ユニット305、警告ユニット306、CPU900、ROM901、RAM902を備え、これらはCPU900により夫々を最適に制御される。警告ユニット306は警告を表示するための表示部としたり、警告音を発するためのブザーで構成してもよい。画像処理ユニット304は、読取り位置RでのADF原稿用プラテンガラス201上でゴミを検知した場合に画像の補正処理を行うゴミ補正ユニット307を内蔵する。ゴミ補正ユニット307の機能は、CPU900によって処理を行うようにしてもよい。
図4は、図1におけるADFプラテン201上の読取り位置Rにゴミ又は汚れが付着した場合の読取り画像への影響を説明する図である。
図4に示すような原稿画像Aを、ADF100を利用して原稿を一定速度で搬送して画像を読み取る場合、ADFプラテン201上の読取り位置RにゴミGが付着している場合、読取り画像Bには図示のように原稿画像Aにはない直線のスジが発生する。
図5は、図3におけるゴミ検知ユニット305の内部構成を示すブロック図である。
画像読取り位置R上のゴミ検知処理は、以下のように行われる。
図5において、増幅器(以下、AMP(Amplifier)という)501は、CCDセンサ208から出力された信号を所定のゲイン倍に増幅する。A/D変換器502は、AMP501から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。シェーディング補正回路503は、A/D変換器502の出力に基づきシェーディング補正を行い、該シェーディング補正後の画像信号を読取り画像信号としてゴミ画像検知回路504の2値化回路505に出力する。
ゴミ画像検知ユニット305は、一方の入力端がシェーディング補正回路503に接続された2値化回路505と、ラインメモリ507と、一方の入力端が2値化回路505の出力に接続されると共に他方の入力端がラインメモリ507の出力に接続され、出力端がラインメモリの入力に接続された加算器506とを備える。ゴミ画像検知ユニット305は、さらに、一方の入力端が加算器506の出力に接続された比較回路508と、一方の入力端が比較回路508の出力端に接続されたゲート回路509と、入力端がゲート回路509の出力端に接続されると共に、出力端がCPU900に接続された判定結果保持回路510とを備える。
2値化回路505は、シェーディング補正回路503から出力されたシェーディング補正後の画像信号を所定の2値化スライスレベルと比較して2値化を行う。
加算回路506は、2値化回路505の出力とラインメモリ507の出力を加算する。ラインメモリ507は、画素毎の累積加算に係るデータを記憶する。比較回路508は、画素毎の累積加算値と所定のゴミ判定レベルとを比較し、所定のゴミ判定レベルを超えた画素について、その画素に相当する位置にゴミ又は汚れがあると判定する。
ゲート回路509は、読取り領域のうち原稿読取りに使用される有効領域の区間信号部のみ判定結果保持回路510へ出力する。判定結果保持回路510は、有効区間内に1画素でもゴミや汚れの付着があると判定した場合には、その情報をCPU900へ出力する。CPU900にはゴミ判定の情報として、異常画素のアドレス、主走査方向画素数(幅)、濃度レベル値が入力される。
CPU900は、予め設定されている判断基準と判定結果保持回路510からのゴミの情報を比較し、判断基準を下回る場合にはゴミ補正ユニット307により読取り画像の補正を行い、判断基準を上回る場合には警告ユニット306により、ADFプラテン201にゴミや汚れが付着している旨を図示しない表示部への表示(又は音、又は表示と音)により警告する。
上記判断基準としては幅(主走査方向の画素数)と濃度レベルを設定することが可能であり、各設定値はROM901に記憶されている。
次に、ゴミ検知した読取り画像の処理方法について、以下に説明する。
図6は、ゴミ補正処理前の読取り画像を示す図である。
読取り位置RにおいてADFプラテン201上にゴミや汚れが付着していた場合、図6のように読取り方向に平行してスジ状の異常領域Aが発生する。図6では、異常領域の幅が2画素であった場合の例を示している。ゴミ補正ユニット307による異常領域の補正は、異常画素に隣接する画素の値で置き換える。図中cの領域の画素はbの領域の画素値で置き換え、dの領域の画素はfの領域の画素値で置き換えられる。異常領域の幅が奇数画素であった場合、異常領域の中央の画素値は異常領域に隣接する両側の画素の値で置き換える。これにより、画像読取り位置Rに付着したゴミや汚れの影響を読取り画像に出さないようにすることができる(図7)。
しかしながら、補正処理にも限界があり、幅(主走査方向の画素数)が大きければ大きいほど、補正後の画像が不自然となっていく。従って、予め設定しておくことができる判断基準を設定し、異常画素の領域が主走査方向の画素数に関して判断基準を超える場合には補正処理は行わず、警告ユニット306によって警告を発生させ、ユーザーにADFプラテン201の清掃を促す。
図8は、図5のゴミ検知ユニット305及びゴミ補正ユニット307によって実行される読取り位置RでのADFプラテン201上のゴミの検知・補正処理の手順を示すフローチャートである。
図8において、画像読取りを行うためにユーザーによってスタートキー(図示せず)が押された(ON)か否かを判別し(ステップS801)、スタートキーが押されたときは、ADF100の原稿トレイ20に原稿がセットされたか否かを判別し(ステップS802)、原稿がセットされていないときは、圧板スキャンモードにより、スキャナーユニット209を走査してブック用プラテンガラス202上の画像を、スキャナーユニット209を動かして読み取り(ステップS803)、本処理を終了する。
ステップS802の判別の結果、原稿トレイに原稿がセットされているときは(ステップS802でYES)、ADF動作をスタートして(ステップS804)、画像読取り動作を行う(ステップS805)。
次いで、画像読取り動作により異常画素を検知したか否かを判別し(ステップS806)、異常画素を検知したときは、検出した異常領域の幅(主走査方向の画素数)が予め設定しておいた値以下であるか否かを判別し(ステップS807)、異常領域の幅が予め設定しておいた値以下であるときは(ステップS807でYES)、読取り画像の補正処理を行い(ステップS808)、本処理を終了する。
ステップS807の判別の結果、検出した異常領域の幅が予め設定しておいた値を越えるときは、読取り画像の補正は行わず、警告ユニット306により警告表示し(ステップS809)、本処理を終了する。
本実施の形態では、読取り画像の補正を行わないで、警告ユニット306による警告表示を行う判断基準を異常領域の主走査方向の画素数としているが、これを異常領域の濃度レベルとしてもよい。
また、ゴミ検知を行うタイミングは、ADF100の動作スタート後、画像読取り前に読取り位置R上の搬送ローラ7(白色)を回転させながら読取ってゴミ検知動作を行ってもよい。以下に、その例を示す。
図9は、図8のゴミの検知・補正処理の変形例の手順を示すフローチャートである。
図9において、画像読取りを行うためにユーザーによってスタートキー(図示せず)が押されたか否かを判別し(ステップS901)、スタートキーが押されたときは、ADF100の原稿トレイ20に原稿がセットされたか否かを判別し(ステップS902)、原稿がセットされていないときは、圧板スキャンモードにより、スキャナーユニット209を走査してブック用プラテンガラス202上の画像を、スキャナーユニット209を動かして読み取り(ステップS903)、本処理を終了する。
ステップS902の判別の結果、原稿トレイに原稿がセットされていたら、ADFの動作をスタートし(ステップS904)、画像読取り前に読取り位置R上の白色の搬送ローラ7を回転させながらゴミ検知動作を行う(ステップS905)。
次いで、ゴミ検知の動作により異常画素を検知したか否か判別し(ステップS906)、異常画素を検知しなかったときは、そのまま原稿を搬送して画像読取り動作を行って(ステップS907)、本処理を終了する。
ステップS906の判別の結果、異常画素を検知しときは、検出した異常領域の幅(画素数)が予め設定しておいた数以下であるか否か判別し(ステップS908)、検出した異常領域の幅(画素数)が予め設定しておいた数以下であるときは、画像読取り動作を行い(ステップS909)、その後で読取り画像の補正処理を行い(ステップS910)、本処理を終了する。
ステップS908の判別の結果、検出した異常領域の幅(画素数)が予め設定しておいた数を越えるときは、読取り画像の補正は行わず、警告ユニット306により警告表示して(ステップS911)、本処理を終了する。
本実施の形態によれば、以上のように、読取り画像にゴミや汚れがあると検知した場合に、判断基準を設けて読取り画像の補正実施又は警告を発するので、ユーザーに適切なタイミングで画像読取り位置の清掃を促すことが可能となり、警告が発せられているのに読取り位置にはゴミや汚れが付着していないといったような不具合も発生することがない。
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
7 読取りローラ
100 自動原稿搬送装置
200 リーダー部
201 ADF用プラテンガラス
202 ブック用プラテンガラス
310 原稿照明ユニット
302 光学系移動ユニット
303 画像読取りユニット
304 画像処理ユニット
305 ゴミ検知ユニット
306 警告ユニット
307 ゴミ補正ユニット
R 読取り位置
100 自動原稿搬送装置
200 リーダー部
201 ADF用プラテンガラス
202 ブック用プラテンガラス
310 原稿照明ユニット
302 光学系移動ユニット
303 画像読取りユニット
304 画像処理ユニット
305 ゴミ検知ユニット
306 警告ユニット
307 ゴミ補正ユニット
R 読取り位置
Claims (12)
- 画像読取り位置に配置された原稿台ガラスと、前記原稿台ガラスに原稿を搬送するシート搬送ユニットと、前記画像読取り位置において前記搬送される原稿の画像を読取るための画像読取りユニットと、前記画像読取りユニットから出力される画像信号に基づいて前記原稿台ガラス上における画像異常を検知するための画像異常検知ユニットと、前記画像異常検知ユニットによって検知された画像異常の領域を当該領域に隣接する複数の画素で補間する画像補間ユニットと、前記画像異常検知ユニットによって前記画像異常が検知されたことを警告する警告ユニットとを備える画像読取り装置において、
前記警告ユニットによって警告を発するか否かを所定の判断基準に基づいて判断する判断ユニットを備えることを特徴とする画像読取り装置。 - 前記判断ユニットは、前記異常領域の主走査方向の画素数が所定数を超えたときに、前記警告ユニットによって警告を発すると判断することを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
- 前記判断ユニットは、前記異常領域の濃度レベルが所定値を超えたときに、前記警告ユニットによって警告を発すると判断することを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
- 表示部をさらに備え、前記警告ユニットは、前記表示部に前記警告の旨を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取り装置。
- 前記警告ユニットは、前記警告の旨の警告音を発することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取り装置。
- 画像読取り位置に配置された原稿台ガラスに原稿を搬送するシート搬送ステップと、前記画像読取り位置において前記搬送される原稿の画像を読取るための画像読取りステップと、前記画像読取りステップから出力される画像信号に基づいて前記原稿台ガラス上における画像異常を検知するための画像異常検知ステップと、前記画像異常検知ステップで検知された画像異常の領域を当該領域に隣接する複数の画素で補間する画像補間ステップと、前記画像異常検知ステップによって前記画像異常が検知されたことを警告する警告ステップとを備える画像読取り方法において、
前記警告ステップで警告を発するか否かを所定の判断基準に基づいて判断する判断ステップを備えることを特徴とする画像読取り方法。 - 前記判断ステップは、前記異常領域の主走査方向の画素数が所定数を超えたときに、前記警告ステップによって警告を発すると判断することを特徴とする請求項6記載の画像読取り方法。
- 前記判断ステップは、前記異常領域の濃度レベルが所定値を超えたときに、前記警告ステップによって警告を発すると判断することを特徴とする請求項6記載の画像読取り方法。
- 前記警告ステップは、表示部に前記警告の旨を表示することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像読取り方法。
- 前記警告ステップは、前記警告の旨の警告音を発することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像読取り方法。
- 画像読取り位置に配置された原稿台ガラスに原稿を搬送するシート搬送モジュールと、前記画像読取り位置において前記搬送される原稿の画像を読取るための画像読取りモジュールと、前記画像読取りモジュールから出力される画像信号に基づいて前記原稿台ガラス上における画像異常を検知するための画像異常検知モジュールと、前記画像異常検知モジュールによって検知された画像異常の領域を当該領域に隣接する複数の画素で補間する画像補間モジュールと、前記画像異常検知モジュールによって前記画像異常が検知されたことを警告する警告モジュールとを備える画像読取りプログラムにおいて、
前記警告モジュールによって警告を発するか否かを所定の判断基準に基づいて判断する判断モジュールをコンピュータに実行させることを特徴とする画像読取りプログラム。 - 請求項11記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010187073A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Kyocera Mita Corp | 画像読取装置、画像形成装置 |
JP2010268043A (ja) * | 2009-05-12 | 2010-11-25 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置、画像形成装置および読取制御方法 |
JP2011014999A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Kyocera Mita Corp | 画像読取装置 |
US10356252B2 (en) | 2016-06-01 | 2019-07-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus, image forming apparatus, image reading method, and non-transitory storage medium that generate abnormal pixel information based on received information |
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2005
- 2005-11-11 JP JP2005327894A patent/JP2007135096A/ja active Pending
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