JP2005094214A - 画像読取り装置および同装置のシェーディング補正方法 - Google Patents

画像読取り装置および同装置のシェーディング補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】S/N の良いシェーディング補正データを作成する。
【解決手段】基準白板を読取り、シェーディング補正データ作成の第1ラインでは、入力データ判定手段205は強制的に正常データと判定する。シェーディング補正データ作成の第2ライン目からは、判定値算出手段205は、白データ記憶手段202に記憶されている前ラインの白データから、画素毎にノイズ判定値を算出する。例えば、レジスタ設定の所定値を減算する。入力データ判定手段206では、ノイズ判定値と入力データを比較して入力データが正常/異常の判定を行なう。この方法の一例としては、入力データがノイズ判定値より小さい時に異常と判定する。これにより、S/N の向上と、必要なメモリ量を減らすことが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルコピー、ファクシミリ、スキャナ等に用いられる画像読取り装置および同装置のシェーディング補正方法に関する。
特に、原稿面を光学的に走査し、一次元ラインセンサによって画像読取りを行う画像読取り装置および同装置のシェーディング補正方法であって、読取りデータのばらつき等のシェーディング特性をより厳格に補正する画像読取り装置および同装置のシェーディング補正方法に関する。
一般に、デジタルコピー、ファクシミリ、スキャナ等の画像読取り装置では、イメージセンサで原稿を読取る場合、イメージセンサを構成する複数の画素(光電変換素子)の感度ばらつきや、レンズ系による収束差、あるいは原稿を照明する光源の照度むら等のために、同一色や同一濃度の原稿を読取った場合でも、その出力レベルにばらつきが生じて均一な読取りレベルとはならない。
このような各画素の読取りレベルばらつきを電気的に補正するために、シェーディング補正が行なわれる。シェーディング補正の方法としては、以下のような方法が広く知られている。
本願発明にも適用する図1を流用して、以下に説明する。図1において、原稿搭載部の近傍に配置された基準白板(101)を実際の原稿読取り処理に先立って照明し、その反射光を読取って各画素のシェーディング補正データとして記憶する。原稿読取りの際は、記憶したシェーディング補正データを基に同一色や同一濃度原稿を読取った時に各画素のデータレベルが同一レベルになるように、読取った各画素の画像データに対して以下のような補正を行なう。
Dsh(I) = 255×D(I)/Dw(I) (8bit読取り、I:主走査画素No.)
D(I):読取りデータ、Dw(I):シェーディング補正データ、Dsh(I):シェーディング補正後データ(出力画像データ)
上記シェーディング補正を精度良く行なうためには、基準白板を読取って得るシェーディング補正データを、真のレベルに対してノイズが少ないものにしなければならない。例えば、シェーディング補正データのノイズが大きい場合、そのシェーディング補正データにより補正される読取り画像データは、シェーディング補正データのノイズの影響を受けた出力画像データとなってしまう。
このような不具合を解決するために従来は、基準白板(101)の複数ラインのデータを基にシェーディング補正データを生成することで、ノイズの影響を最小限に抑える構成をとっている(参照;特許文献1、特許文献2)。基準白板の複数ラインのデータを基にシェーディング補正データを生成する方法は、上記特許文献1等にあるように、複数ラインのデータを単純平均してシェーディング補正データを作成する方法や、複数ラインのデータを重み付け平均(以後、重加算平均とする)でシェーディング補正データを作成する方法が知られている。
単純平均による作成:
Dw(I) = [D(I,1)+D(I,2)+ … +D(I,N)]/N
( I:主走査画素No. 、N:ライン)
Nライン目までの加算データを作り、それを加算したライン数Nで除算する。
重加算平均による作成:
Dw(I,1) = [D(I,1)×(K-1)]/K :1ライン目
Dw(I,n) = [D(I,n)+(M-1)×Dw(I,(n-1))]/M :2ライン目以降
(K,M:重加算係数、n:ライン)
Nライン目まで重加算する。
単純平均による作成と重加算平均による作成であるが、単純平均は加算データを作成するため多くのメモリを必要とする。重加算平均はメモリが少なくてすむが、最終ラインのノイズがDwのS/N に大きく影響してしまうので、DwのS/N からは単純平均の方が優れている。
また、基準白板の読取りデータは、単にCCDのランダムノイズだけでなく、ゴミなどの影響で局所的に黒側に大きくレベルが落ち込む場合がある。このゴミの影響を受けた読取りデータを基にシェーディング補正データを作成すると、シェーディング補正データがノイズの大きいものとなってしまう。このため、このゴミの影響を受けた読取りデータを排除して、シェーディング補正データを作成することが必要である。そのため、重加算による方法では、読取りデータが前ラインまでのDwより所定の値以下だった場合、ゴミの影響を受けたデータとして前ラインまでのDwを、そのまま本ラインのDwとして、ゴミの影響を受けたデータを排除してシェーディング補正データを作成する。なお、シェーディング補正に関連する文献として、特許文献3から5がある。
特開平05−110848号公報 特開平11−289432号公報 特開2002−300393号公報 特開2002−300392号公報 特開平11−103390号公報
解決しようとする問題点は、単純平均では、メモリに保存しているデータが加算値であり、ゴミの影響を受けたデータを排除する適切な基準がないことである。このため、基準白板にゴミが乗っている場合には、シェーディング補正データのS/N が悪くなり、結局、単純平均、重加算平均のどちらの方法が優れているとも言えないこととなる。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、請求項1に記載の発明は、原稿面を光学的に走査し、一次元ラインセンサによる複数ラインの基準白板読取り時に入力データに基づきシェーディング補正データを取得し、前記ラインセンサによる原稿画像の読取り時に前記シェーディング補正データにより入力データを補正する画像読取り装置において、基準白板を読取り、各画素の白データの加算値を記憶する白加算データ記憶手段、各画素の白データを記憶する白データ記憶手段、白データ記憶手段に記憶された前ラインの白データから各画素の入力データ判定値を算出する判定値算出手段、入力データ判定値と入力データを比較して入力データが正常データかどうかを判定する入力データ判定手段、入力データ判定手段の判定結果により記憶された白データまたは入力データを選択して、記憶された白データと重加算平均を行なう重加算平均手段、重加算平均結果を記憶する白データ記憶手段、また、入力データ判定手段の判定結果により記憶された白データまたは入力データを選択する加算データ選択手段、加算データ選択手段で選択されたデータを記憶された白加算データに加算する加算データ算出手段、加算データ算出結果を記憶する白加算データ記憶手段、記憶された白加算データを加算を行なったライン数で除算して平均値を算出する平均値算出手段、平均値算出結果を記憶するシェーディング補正データ記憶手段、記憶されたシェーディング補正データに基づき、入力データをシェーディング補正するシェーディング補正手段を持ち、シェーディング補正データを作成するために、白データと白加算データを記憶し、記憶された白データを基に入力データの異常を判定し、判定結果により加算するデータを選択して白加算データを作成し、基準白板領域の読取り終了で白加算データを加算したライン数で除算してシェーディングデータを作成することを特徴とする。
請求項2に記載の発明の画像読取り装置のシェーディング補正方法は、原稿面を光学的に走査し、一次元ラインセンサによる複数ラインの基準白板読取り時に入力データに基づきシェーディング補正データを取得し、ラインセンサによる原稿画像の読取り時にシェーディング補正データにより入力データを補正する画像読取り装置のシェーディング補正方法において、基準白板を読取り各画素の白データの加算値を記憶する白加算データ記憶ステップと、各画素の白データを記憶する白データ記憶ステップと、白データ記憶ステップにより記憶された前ラインの白データから各画素の入力データ判定値を算出する判定値算出ステップと、入力データ判定値と入力データとを比較して入力データが正常データか否かを判定する入力データ判定ステップと、入力データ判定ステップの判定結果により記憶された白データまたは入力データを選択して、記憶された白データと重加算平均を行なう重加算平均ステップと、重加算平均の結果を記憶する白データ記憶ステップと、入力データ判定ステップの判定結果により記憶された白データまたは入力データを選択する加算データ選択ステップと、加算データ選択ステップで選択されたデータを記憶された白加算データに加算する加算データ算出ステップと、加算した加算データ算出結果を記憶する白加算データ記憶ステップと、記憶された白加算データを該加算を行なったライン数で除算して平均値を算出する平均値算出ステップと、平均値の算出結果を記憶するシェーディング補正データ記憶ステップと、記憶されたシェーディング補正データに基づき入力データをシェーディング補正するシェーディング補正ステップとを持ち、シェーディング補正データを作成するために、白データと白加算データとを記憶し、該記憶された白データを基に入力データの異常を判定し、該判定結果により加算するデータを選択して白加算データを作成し、基準白板領域の読取り終了で白加算データを加算したライン数で除算してシェーディングデータを作成することを特徴とする。
請求項3の発明の画像読取り装置のシェーディング補正方法は、請求項2に記載の同方法において、白加算データ記憶ステップと、白データ記憶ステップで用いるメモリは、画像処理部(MTF補正フィルター部など)のメモリやシェーディング補正データ記憶ステップで用いるメモリと共用し、シェーディングデータ作成時に、白加算データ記憶ステップおよび白データ記憶ステップとして使用することを特徴とする。
請求項4の発明の画像読取り装置のシェーディング補正方法は、請求項2または請求項3に記載の同方法において、加算データの加算開始を重加算平均による白データ記憶開始のラインより所定ライン数遅らせることを特徴とする。
請求項5の発明の画像読取り装置のシェーディング補正方法は、請求項2から請求項4の何れかに記載の同方法であり、白加算データの加算開始から、所定ライン後からは重加算平均ステップの算出結果に換えて、平均値算出ステップの算出結果を白データ記憶ステップにおいて記憶することを特徴とする。
請求項6の発明の画像読取り装置のシェーディング補正方法は、請求項2から請求項5の何れかに記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法であり、判定値算出ステップでは白データ記憶値から所定値を減算した値を判定値とし、入力データ判定ステップでは入力データが減算値より小さい(黒データ側)ときに異常と判定することを特徴とする。
請求項7の発明の画像読取り装置のシェーディング補正方法は、請求項2から請求項6の何れかに記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法であり、判定値算出ステップでは白データ記憶値に所定の比率(1以下)を乗算した値を判定値とし、入力データ判定ステップでは入力データが減算値より小さい(黒データ側)ときに異常と判定することを特徴とする。
請求項8の発明の画像読取り装置のシェーディング補正方法は、請求項2から請求項7の何れかに記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法であり、前記白データ記憶値に換えて、対象画素から前後所定距離離れた白データ記憶値の平均値、または大きい方の値、あるいは小さい方の値とすることを特徴とする。
請求項1の発明の画像読取り装置によれば、S/N の良いシェーディング補正データを作成することが可能となる。
請求項2の発明の画像読取り装置のシェーディング補正方法によれば、必要なメモリ量を減らす、あるいはメモリ量を増やさずにS/N の良いシェーディング補正データを作成することができる。
請求項3の発明は、請求項2のシェーディング補正方法であり、加算データの加算開始を重加算手段による白データ記憶開始のラインより所定ライン数遅らせることにより、重加算平均による白データ記憶手段のデータで安定したノイズ除去が可能となってから加算データの加算を開始し、よりS/N の良いシェーディング補正データを求めることが可能となる。
請求項4の発明では、よりS/N の良いシェーディング補正データを作成し、請求項5の発明では入力データがゴミの影響を受けたものかどうかを判定して、請求項6の発明では入力データがゴミの影響を受けたものかどうかを判定し、請求項7の発明では白データ記憶値に換えて、対象画素から前後所定距離離れた白データ記憶値の平均値、または大きい方の値、あるいは小さい方の値とし、ノイズ除去を行なう。これらの手順によりノイズ除去を行なうことでノイズ除去が実行され、よりS/N の良いシェーディング補正データを作成することが可能となる。
添付図面を参照して本発明による画像読取り装置および同装置のシェーディング補正方法の実施の形態を詳細に説明する。図1、図2および図3を参照すると、本発明の画像読取り装置および同装置のシェーディング補正方法の一実施形態が示されている。
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取り装置の構成例を示す。
原稿を搭載するコンタクトガラス(105)、シェーディングデータ生成用の基準白板(101)、ランプ(102)および第1ミラーが搭載される第1キャリッジ(103)、第2・第3ミラーが搭載される第2キャリッジ(104)、CCDイメージセンサ上に縮小結像させるレンズユニット(106)、CCDイメージセンサを搭載したSBU(107)、第1・第2キャリッジを駆動するスキャナモータ(108)から構成される。
上記の構成において、コンタクトガラス(105)上に原稿を搭載し、ランプ(102)を点灯し、第1・第2キャリッジをスキャナモータ(108)により右方向に移動走査して原稿を読取る。
図2は、本発明のシェーディング補正データ生成部の第1の構成例である。本図2を基に、本発明の構成内容を以下に説明する。
図2に示したシェーディング補正データ生成部は、白加算データ記憶手段201、白データ記憶手段202、シェーディング補正データ記憶手段203、平均値算出手段204、判定値算出手段205、入力データ判定手段206、重加算平均手段207、加算データ選択手段208、加算データ算出手段209、シェーディング補正手段210、の各構成部を有して構成される。
実施例1を図1に示す。これらの構成内容を以下に詳述する。
基準白板を読取り、シェーディング補正データ作成の第1ラインでは、入力データ判定手段(205)は強制的に正常データと判定する。重加算平均手段(207)では以下の演算を行ない、結果を白データ記憶手段(202)に保存する。
Ds(I,1) = [D(I,1)×(K-1)]/K :1ライン目
K:重加算係数、I:主走査画素No. 、D:入力データ、Ds:白データ
加算データ選択手段(208)は、正常データ判定で入力データ、異常データ判定で白データ記憶手段(202)の値を、出力する。加算データ算出手段(209)は、強制的に白加算データ記憶手段(201)からのデータを“0”(黒データ)として以下の演算を行ない、結果を白加算データ記憶手段(201)に保存する。
Dw(I,1) = [D(I,1)+Dw(I,0)] :1ライン目
シェーディング補正データ作成の第2ライン目からは、判定値算出手段(205)は、白データ記憶手段(202)に記憶されている前ラインの白データから、画素毎にノイズ判定値を算出する(この方法の一例としては、レジスタ設定の所定値を減算する)。
入力データ判定手段(206)では、ノイズ判定値と入力データを比較して入力データが正常/異常の判定を行なう(この方法の一例としては入力データがノイズ判定値より小さい時に異常と判定する)。
重加算平均手段(207)では、以下の演算を行ない、結果を白データ記憶手段(202)に保存する。
入力データ異常時:
Ds(I,n) = Ds(I,(n-1))
入力データ正常時:
Ds(I,n) = [D(I,n)+(M-1)×Ds(I,(n-1))]/M
n:ライン、M:重加算係数
(尚、重加算係数は所定ライン数で切替えるようにしても良い。)
加算データ算出手段(209)は、レジスタ設定の所定ラインまでは強制的に白加算データ記憶手段(201)からのデータを“0”(黒データ)として以下の演算を行ない、結果を白加算データ記憶手段(201)に保存する。
入力データ異常時:
Dw(I,n) = [Ds(I,(n-1))+Dw(I,(n-1))]
入力データ正常時:
Dw(I,n) = [D(I,n)+Dw(I,(n-1))]
なお、入力データ正常/異常の判定で加算データ選択手段(208)からD(I,n)or Ds(I,(n-1))が選択されて送られているので、加算データ算出手段(209)での算出式は同一となる。
加算データ算出手段(209)でレジスタ設定の所定ラインまで強制的に白加算データ記憶手段(201)からのデータを“0”とするのは、基準白板の読取り開始ラインにゴミがあった時に、そのデータが白加算データに含まれるのを避けるため、所定ラインの間、重加算により白データを作成して、ゴミの影響が少ない白データとしてから強制“0”を解除して白加算データの加算を開始する。
上記から、基準白板領域の読取り終了で白加算データ記憶手段(201)にゴミ除去された白加算データが記憶されている。基準白板読取が終了した次のラインで、白加算データ記憶手段(201)の値を平均値算出手段(204)で加算したライン数で除算して、結果をシェーディング補正データ記憶手段(203)に記憶する。このことで、S/N の良いシェーディング補正データを作成するものである。なお、シェーディング補正データ記憶手段(203)に保存されたデータが、シェーディング補正データである。
原稿読取り時は、シェーディング補正手段(210)により入力データをシェーディング補正手段(203)のデータを基にシェーディング補正して、シェーディング補正後データを出力する。
実施例2を図1に示す。これらの構成内容を以下に詳述する。
実施例2の画像読取り装置は、基準白板の読取り時は、白データ記憶手段(202)と白加算データ記憶手段(201)のメモリを必要とする。
基準白板領域以外(原稿読取領域を含む)では、シェーデンング補正データ記憶手段(203)のメモリがあれば良い。メモリ量としては、白データ記憶手段(202)+白加算データ記憶手段(201)のメモリ量は、シェーディング補正デーダ記憶手段(203)のメモリ量よりも大きなものである。
一方、この後段の画像処理部(例えばMTF補正フィルター部など)において、基準白板領域では画像処理のメモリを必要としない。このため、基準白板領域では、白データ記憶手段(202)+白加算データ記憶手段(201)のメモリとして、シェーデンング補正データ記憶手段(203)のメモリや後段の画像処理部のメモリを使用し、必要なメモリ量を減らす、あるいはメモリ量を増やさずにS/N の良いシェーディング補正データを作成する。
実施例3の画像読取り装置を図2に示す。本図2は、本発明のシェーディング補正データ生成部の第2の構成例である。
実施例3の画像読取り装置は、白加算データ記憶手段(201)への有効な白加算データの加算を開始した所定ライン後から、平均値算出手段(204)で白加算データ記憶手段(201)の白加算データを加算したライン数で除算し、白データ記憶手段(203)に記憶するデータを重加算平均手段(207)の出力データに換えて、平均値算出手段(204)の出力データとするものである。それによりノイズ除去判定の基準データに、よりS/N の良いデータを用いることで、よりS/N の良いシェーディング補正データを作成するものである。
(応用例1)
応用例1の画像読取り装置は、上記実施例1〜3において、図2、図3の判定値算出手段(205)での判定値算出方法が、白データ記憶手段の値から所定値(固定値あるいはレジスタによる設定値)を減算した値を判定値とし、入力データ判定手段では入力データが減算値より小さい(黒データ側)ときに異常と判定することで、入力データがゴミの影響を受けたものかどうかを判定し、ノイズ除去を行なうことでよりS/N の良いシェーディング補正データを作成するものである。
(応用例2)
応用例2の画像読取り装置は、上記実施例1〜3において、図2、図3の判定値算出手段(205)での判定値算出方法が、白データ記憶手段の値に“所定の比率”を乗算した値を判定値とし、入力データ判定手段では入力データが減算値より小さい(黒データ側である)時に異常と判定することで、入力データがゴミの影響を受けたものかどうかを判定し、ノイズ除去を行なうことでよりS/N の良いシェーディング補正データを作成するものである。なお、上記の「所定の比率」とは、1以下であり、固定値あるいはレジスタ設定値とするとよい。
(応用例3)
応用例3の画像読取り装置は、上記実施例1〜3において、白データ記憶値に換えて、対象画素から前後所定距離離れた白データ記憶値の平均値、または大きい方の値、あるいは小さい方の値とし、ノイズ除去を行なうことでよりS/N の良いシェーディング補正データを作成するものである。
本発明の実施形態に係る画像読取り装置の構成例を示す図である。 本発明のシェーディング補正データ生成部の第1の構成例を示す図である。 本発明のシェーディング補正データ生成部の第2の構成例を示す図である。
符号の説明
101 基準白板
102 ランプ
103 第1キャリッジ
104 第2キャリッジ
105 コンタクトガラス
106 レンズユニット
107 SBU
108 スキャナモータ
201 白加算データ記憶手段
202 白データ記憶手段
203 シェーディング補正データ記憶手段
204 平均値算出手段
205 判定値算出手段
206 入力データ判定手段
207 重加算平均手段
208 加算データ選択手段
209 加算データ算出手段
210 シェーディング補正手段

Claims (8)

  1. 原稿面を光学的に走査し、一次元ラインセンサによる複数ラインの基準白板読取り時に入力データに基づきシェーディング補正データを取得し、前記ラインセンサによる原稿画像の読取り時に前記シェーディング補正データにより入力データを補正する画像読取り装置において、
    前記基準白板を読取り、各画素の白データの加算値を記憶する白加算データ記憶手段と、
    各画素の白データを記憶する白データ記憶手段と、
    前記白データ記憶手段に記憶された前ラインの白データから各画素の入力データ判定値を算出する判定値算出手段と、
    前記入力データ判定値と入力データとを比較して入力データが正常データか否かを判定する入力データ判定手段と、
    前記入力データ判定手段の判定結果により記憶された白データまたは入力データを選択して、記憶された白データと重加算平均を行なう重加算平均手段と、
    前記重加算平均の結果を記憶する白データ記憶手段と、
    前記入力データ判定手段の判定結果により記憶された白データまたは入力データを選択する加算データ選択手段と、
    前記加算データ選択手段で選択されたデータを記憶された白加算データに加算する加算データ算出手段と、
    前記加算した加算データ算出結果を記憶する白加算データ記憶手段と、
    前記記憶された白加算データを該加算を行なったライン数で除算して平均値を算出する平均値算出手段と、
    前記平均値の算出結果を記憶するシェーディング補正データ記憶手段と、
    前記記憶されたシェーディング補正データに基づき前記入力データをシェーディング補正するシェーディング補正手段とを持ち、
    前記シェーディング補正データを作成するために、白データと白加算データとを記憶し、該記憶された白データを基に前記入力データの異常を判定し、該判定結果により前記加算するデータを選択して白加算データを作成し、基準白板領域の読取り終了で白加算データを加算したライン数で除算してシェーディングデータを作成することを特徴とする画像読取り装置。
  2. 原稿面を光学的に走査し、一次元ラインセンサによる複数ラインの基準白板読取り時に入力データに基づきシェーディング補正データを取得し、前記ラインセンサによる原稿画像の読取り時に前記シェーディング補正データにより入力データを補正する画像読取り装置のシェーディング補正方法において、
    前記基準白板を読取り各画素の白データの加算値を記憶する白加算データ記憶ステップと、
    各画素の白データを記憶する白データ記憶ステップと、
    前記白データ記憶ステップにより記憶された前ラインの白データから各画素の入力データ判定値を算出する判定値算出ステップと、
    前記入力データ判定値と入力データとを比較して入力データが正常データか否かを判定する入力データ判定ステップと、
    前記入力データ判定ステップの判定結果により記憶された白データまたは入力データを選択して、記憶された白データと重加算平均を行なう重加算平均ステップと、
    前記重加算平均の結果を記憶する白データ記憶ステップと、
    前記入力データ判定ステップの判定結果により記憶された白データまたは入力データを選択する加算データ選択ステップと、
    前記加算データ選択ステップで選択されたデータを記憶された白加算データに加算する加算データ算出ステップと、
    前記加算した加算データ算出結果を記憶する白加算データ記憶ステップと、
    前記記憶された白加算データを該加算を行なったライン数で除算して平均値を算出する平均値算出ステップと、
    前記平均値の算出結果を記憶するシェーディング補正データ記憶ステップと、
    前記記憶されたシェーディング補正データに基づき前記入力データをシェーディング補正するシェーディング補正ステップとを持ち、
    前記シェーディング補正データを作成するために、白データと白加算データとを記憶し、該記憶された白データを基に前記入力データの異常を判定し、該判定結果により前記加算するデータを選択して白加算データを作成し、基準白板領域の読取り終了で白加算データを加算したライン数で除算してシェーディングデータを作成することを特徴とする画像読取り装置のシェーディング補正方法。
  3. 請求項2に記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法において、白加算データ記憶ステップと、白データ記憶ステップで用いるのメモリは、画像処理部(MTF補正フィルター部など)のメモリやシェーディング補正データ記憶ステップで用いるメモリと共用し、シェーディングデータ作成時に、白加算データ記憶ステップおよび白データ記憶ステップとして使用することを特徴とする画像読取り装置のシェーディング補正方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法において、加算データの加算開始を前記重加算平均による白データ記憶開始のラインより所定ライン数遅らせることを特徴とする画像読取り装置のシェーディング補正方法。
  5. 請求項2から請求項4の何れかに記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法であり、白加算データの加算開始から、所定ライン後からは重加算平均ステップの算出結果に換えて、平均値算出ステップの算出結果を白データ記憶ステップにおいて記憶することを特徴とする画像読取り装置のシェーディング補正方法。
  6. 請求項2から請求項5の何れかに記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法であり、判定値算出ステップでは白データ記憶値から所定値を減算した値を判定値とし、入力データ判定ステップでは入力データが減算値より小さい(黒データ側)ときに異常と判定することを特徴とする画像読取り装置のシェーディング補正方法。
  7. 請求項2から請求項6の何れかに記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法であり、前記判定値算出ステップでは白データ記憶値に所定の比率(1以下)を乗算した値を判定値とし、入力データ判定ステップでは入力データが減算値より小さい(黒データ側)ときに異常と判定することを特徴とする画像読取り装置のシェーディング補正方法。
  8. 請求項2から請求項7の何れかに記載の画像読取り装置のシェーディング補正方法であり、前記白データ記憶値に換えて、対象画素から前後所定距離離れた白データ記憶値の平均値、または大きい方の値、あるいは小さい方の値とすることを特徴とする画像読取り装置のシェーディング補正方法。
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