JP2004228654A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンタクトガラス上にゴミが存在するか否かを検出し、存在する場合には隣接する画素の読み取りデータで補完し、ゴミによるスジ画像をなくす画像読み取り装置を提供すること。
【解決手段】シート原稿読み取りに先立ち、読み取った背景板102の読み取りデータAの中央部分にゴミが有り、読み取りデータは低めに出力される。このとき比較データNV−RAM205に保管してある読み取りデータBと|A−B|の演算を行なう。そして、比較係数C、ここでは10としたとき、この比較係数Cより大きい中央部分の3画素データが補完の対象画素として、画像処理部208にて補完対象画素の隣接画素データの平均値を下記式1にて計算し、ここで求まる値にて対象画素の補完を行なう。((補完対象開始画素−1画素目データ)+(補完対象終了画素+1画素目データ))÷2 (式1)
【選択図】 図3
【解決手段】シート原稿読み取りに先立ち、読み取った背景板102の読み取りデータAの中央部分にゴミが有り、読み取りデータは低めに出力される。このとき比較データNV−RAM205に保管してある読み取りデータBと|A−B|の演算を行なう。そして、比較係数C、ここでは10としたとき、この比較係数Cより大きい中央部分の3画素データが補完の対象画素として、画像処理部208にて補完対象画素の隣接画素データの平均値を下記式1にて計算し、ここで求まる値にて対象画素の補完を行なう。((補完対象開始画素−1画素目データ)+(補完対象終了画素+1画素目データ))÷2 (式1)
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ等に用いられるシートスルー原稿読み取りタイプの画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のデジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ等に用いられるシート原稿読み取り装置では、図1に示すように、原稿はコンタクトガラス101と背景板102に挟まれた隙間を移動してくる。この隙間を原稿が移動していく最中にはコンタクトガラス101を通して、読み取り位置が固定されたCCDラインセンサ103により光電変換されるようになっている。
ところで、このタイプの画像読み取り装置では、原稿である用紙が通過したときに、用紙に載っているまたは付着しているゴミや用紙そのものからでる紙粉がコンタクトガラス上に残されてしまうことがある。また、原稿は装置の隙間を通過中に装置と擦れ合うことで、さらに紙粉が発生しコンタクトガラス上に残され、そのゴミが読み取り位置に来たときにスジ画像となって読み取られてしまうことがあった。
従来はコンタクトガラスを定期的に清掃したり、ゴミ自体を原稿自体で搬送させてしまうセルフクリーニング機構でスジ画像の発生を防止していた。しかし、この方法では発生頻度を少なくすることは出来ても、完全になくすことは出来なかった。そこで、ゴミ除去の技術として、以下のものが提案されている。
【特許文献1】
特開2001−144901公報
この特許文献1では、コンタクトガラス上にゴミが存在する場合にはCCDラインセンサの読み取り位置をゴミの無い部分に移動させる方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載の方法では、移動にかかる時間だけ読み取り処理にかかる時間が多くなってしまう。また、読み取り位置を変更することで読み取りの特性、特に読み取り位置のコンタクトガラスの開口部が少ない場合にフレア量の変化が無視できなくなってしまう。
そこで、本発明の第1の目的は、背景板の読み取りデータと、ゴミが存在しないときの背景板の読み取りデータとを比較することで、コンタクトガラス上にゴミが存在するか否かを検出し、存在する場合には隣接する画素の読み取りデータで補完し、ゴミによるスジ画像をなくす画像読み取り装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、画像読み取り装置の一次元ラインセンサに3ラインCCDを用いたシート原稿読み取り装置において、ゴミの存在する画素データを読み取り位置が異なるゴミの無い他のラインの読み取りデータで補完することで、ゴミによるスジ画像をなくす画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0004】
本発明の第3の目的は、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、補完を停止する機能を有することで、補完で画像データが欠損してしまう影響が大きくなるときには補完を行なわずにスジ画像を出力してユーザーにゴミの存在を示すことが可能な画像読み取り装置を提供することである。
本発明の第4の目的は、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に警告を表示する手段を有することで、補完で画像データが欠損してしまう影響が大きくなるときには警告を出すことができる画像読み取り装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、搬送中のシート原稿を読み取るためのコンタクトガラスと、原稿の背景となる背景板と、一次元ラインセンサによって読み取る読取手段を備えた画像読み取り装置において、装置製造当初の前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データを記憶しておく記憶手段と、シート原稿を読み取る際に、前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データと前記記憶手段に記憶されている当初の画像データとを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、両者の差異が所定の値以上であった場合、コンタクトガラス上にゴミが有ると判断する判断手段と、この判断手段によりコンタクトガラス上にゴミが有ると判断された場合、前記比較手段で取得した画像データを基に、ゴミの存在する画像データを隣接画像の読み取りデータで補完する補完手段と、を備えたことをにより、前記第1の目的を達成する。
【0006】
請求項2記載の発明では、搬送中のシート原稿を読み取るためのコンタクトガラスと、原稿の背景となる背景板と、3ラインCCDを用いた一次元ラインセンサによって読み取る読取手段を備えた画像読み取り装置において、装置製造当初の前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データを記憶しておく記憶手段と、シート原稿を読み取る際に、前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データと前記記憶手段に記憶されている当初の画像データとを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、両者の差異が所定の値以上であった場合、コンタクトガラス上にゴミが有ると判断する判断手段と、この判断手段によりコンタクトガラス上にゴミが有ると判断された場合、ゴミの存在する画像データを他のラインの読み取りデータで補完する補完手段と、を備えたことをにより、前記第2の目的を達成する。
【0007】
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、前記補完手段による補完機能を停止する停止手段を備えたことをにより、前記第3の目的を達成する。
【0008】
請求項4記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、警告を表示する警告手段を備えたことにより、前記第4の目的を達成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置の構成を示した図である。
この画像読取装置には、原稿を読み取る窓となるコンタクトガラス101と、このコンタクトガラス101との隙間を作り原稿を一定距離でコンタクトガラス101に押し当てる背景板102と、CCD(光電結合素子)ラインセンサ103と、シェーディングデータ生成用の基準白板104と、スキャナランプ105および第1ミラーが搭載される第1キャリッジ106と、第2・第3ミラーが搭載される第2キャリッジ107と、CCDイメージセンサ上に縮小結像させるレンズユニット108と、第1・第2キャリッジを駆動するスキャナモータ109とを備えている。
上記構成において、第1・第2キャリッジ106、107をスキャナモータ109により移動操作して、コンタクトガラス101部で原稿が読み取れる位置に固定されるようになっている。
【0010】
図2は、本発明の実施形態に係る読み取り信号処理部の構成を示した図である。
1次元ライン状のCCDラインセンサ201により読み取られた読み取りデータは、波形整形、サンプルホールド、増幅等の信号処理回路202による信号処理を経て、A/D(アナログ/デジタル)変換器203によりデジタルデータに変換されてシェーディング補正回路204に入力される。
このシェーディング補正回路204から出力されたデータは、コンタクトガラスにゴミが無いときの背景板読み取りデータを保存しておく比較データNV−RAM205と、比較データNV−RAM205のデータとの差を比較する比較回路206と、後段の画像処理部208に入力される。比較データNV−RAM205の比較データ作成信号と比較回路206の比較係数Cおよび背景板読み取り期間を表すゲート信号は、CPU209より比較データNV−RAM205と比較回路206に入力される。
【0011】
次に、シート原稿の読み取り動作について説明する。
図1のローラA110よりシート原稿が搬送され、次にローラB111の円周にそってコンタクトガラス101と背景板102の隙間にシート原稿がガイドされる。前記隙間にシート原稿が到達したときに、スキャナランプ105から光が原稿に照射される。そして、その反射光が第1キャリッジ106、第2キャリッジ107、レンズユニット108を通してCCDラインセンサ103に入力される。
【0012】
CCDラインセンサ103にて光電変換された電気信号は、図2の信号処理回路202による信号処理を経て、A/D変換器203によりデジタルデータに変換される。そして、シェーディング補正回路204に入力され、後段の画像処理部208へ渡される。
【0013】
また、上記動作の前、工場出荷時などにコンタクトガラス101と背景板102にゴミが付着してないときにスキャナランプ105を点灯させて、背景板102の読み取りデータを比較データNV−RAM205に保管しておく。
次に、シート原稿読み取り時にはシート原稿読み取り時に先立ちスキャナランプ105を点灯して、背景板102の読み取りデータAを読み取り、比較データNV−RAM205に保管してある読み取りデータBと比較回路206にて|A−B|の演算を行ない、CPU209より設定された比較係数Cと主走査1ライン分の全画素について比較する。
この結果、比較係数Cより小さい場合はゴミが無いと判断し、比較係数Cより大きい場合はその対象画素にゴミが有ると判断する。これらの結果は、判定結果保持用RAM207に保管される。
【0014】
次に、図3を参照して、ゴミが有ったときの補完動作を説明する。
シート原稿読み取りに先立ち、読み取った背景板102の読み取りデータAの中央部分にゴミが有り、読み取りデータは低めに出力される。このとき比較データNV−RAM205に保管してある読み取りデータBと|A−B|の演算を行なう。そして、比較係数C、ここでは10としたとき、この比較係数Cより大きい中央部分の3画素データが補完の対象画素として、画像処理部208にて補完対象画素の隣接画素データの平均値を下記式1にて計算し、ここで求まる値にて対象画素の補完を行なう。
((補完対象開始画素−1画素目データ)+(補完対象終了画素+1画素目データ))÷2 (式1)
【0015】
また、第2の実施例に係る装置においては、図4に示すように、3ラインタイプの1次元ライン状のCCDラインセンサ401により読み取られた読み取りデータは波形整形、サンプルホールド、増幅等の信号処理回路402による信号処理をされる。そして、A/D変換器403により、デジタルデータに変換されてシェーディング補正回路404に入力される。
図4では3ラインタイプの1次元ライン状のCCDラインセンサ401を使用したカラー読み取り装置の1ラインにゴミが有ったときに他のラインで補完する処理ブロックを示している。
補完対象ラインのシェーディング補正回路404から出力されたデータは、コンタクトガラスにゴミが無いときの背景板読み取りデータを保存しておく比較データNV−RAM405と、比較データNV−RAM405のデータとの差を比較する比較回路406と後段の画像処理部409に入力される。
比較データNV−RAM405の比較データ作成信号と比較回路406の比較係数Cおよび背景板読み取り期間を表すゲート信号は、CPU(中央演算処理装置)408より比較データNV−RAM405と比較回路406に入力される。
【0016】
次に、図5を参照して、ゴミが有ったときの補完動作について説明する。
シート原稿読み取りに先立ち、読み取った背景板102の読み取りデータAの中央部分にゴミが有り、読み取りデータは低めに出力される。このとき比較データNV−RAM405に保管してある読み取りデータBと|A−B|の演算を行なう。そして、比較係数C、ここでは10としたとき、この比較係数Cより大きい中央部分の3画素データが補完の対象画素として画像処理部409にて他のラインの読み取りデータにて補完を行なう。
【0017】
第3の実施例に係る装置においては、ゴミの面積が大きな場合に補完する領域が広くなり、元の原稿の情報を失ってしまう恐れがあるため、補完の大きさに条件を持たせて、補完量がある一定以上の場合には補完を行なわないように制限を持たせている。
【0018】
第4の実施例に係る装置においては、ゴミの面積が大きな場合に補完する領域が広くなり、元の原稿の情報を失ってしまう恐れがあるため、補完の大きさに条件を持たせて、補完量がある一定以上の場合には警告を促す表示や信号出力を行なうようにしている。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、背景板の読み取りデータを予め保存してあるゴミが存在しないときの背景板の読み取りデータと比較することで、コンタクトガラス上の読み取り位置にゴミが存在するかどうかを検出し、ゴミの存在する場合にはゴミの存在する画素データを隣接する画素の読み取りデータで補完し、ゴミによるスジ画像をなくすことが可能となる。
請求項2記載の発明では、画像読み取り装置の一次元ラインセンサに3ラインCCDを用いたシート原稿読み取り装置において、ゴミの存在する画素データをゴミの無い読み取り位置が異なる他のラインの読み取りデータで補完することで、ゴミによるスジ画像をなくすことが可能となる。
【0020】
請求項3記載の発明では、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、補完を停止する機能を有することで、、補完で画像データが欠損してしまう影響が大きくなるときには補完を行なわずにスジ画像を出力してユーザーにゴミの存在を示すことが可能となる。
請求項4記載の発明では、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に警告を表示する手段を有することで、補完で画像データが欠損してしまう影響が大きくなるときには警告を出し、コンタクトガラスの清掃を促すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の構成を示した図である。
【図2】本発明の実施形態に係る読み取り信号処理部の構成を示した図である。
【図3】第1の実施例おいて、ゴミが有る判断した場合の補完動作を説明する図である。
【図4】3ラインタイプの1次元ライン状のCCDラインセンサを使用した装置の1ラインにゴミが有ったときに他のラインで補完する処理ブロックを示した図である。
【図5】第1の実施例おいて、ゴミが有る判断した場合の補完動作を説明する図である。
【符号の説明】
101 コンタクトガラス
102 背景板
103 CCDラインセンサ
104 基準白板
105 スキャナランプ
106 第1キャリッジ
107 第2キャリッジ
108 レンズユニット
109 スキャナモータ
110 ローラA
111 ローラB
201 CCDラインセンサ
202 信号処理回路
203 A/D変換器
204 シェーディング補正回路
205 比較データNV−RAM
206 比較回路
207 判定結果保持用RAM
208 画像処理部
209 CPU
401 CCDラインセンサ
402 信号処理回路
403 A/D変換器
404 シェーディング補正回路
405 比較データNV−RAM
406 比較回路
407 判定結果保持用RAM
408 CPU
409 画像処理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ等に用いられるシートスルー原稿読み取りタイプの画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のデジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ等に用いられるシート原稿読み取り装置では、図1に示すように、原稿はコンタクトガラス101と背景板102に挟まれた隙間を移動してくる。この隙間を原稿が移動していく最中にはコンタクトガラス101を通して、読み取り位置が固定されたCCDラインセンサ103により光電変換されるようになっている。
ところで、このタイプの画像読み取り装置では、原稿である用紙が通過したときに、用紙に載っているまたは付着しているゴミや用紙そのものからでる紙粉がコンタクトガラス上に残されてしまうことがある。また、原稿は装置の隙間を通過中に装置と擦れ合うことで、さらに紙粉が発生しコンタクトガラス上に残され、そのゴミが読み取り位置に来たときにスジ画像となって読み取られてしまうことがあった。
従来はコンタクトガラスを定期的に清掃したり、ゴミ自体を原稿自体で搬送させてしまうセルフクリーニング機構でスジ画像の発生を防止していた。しかし、この方法では発生頻度を少なくすることは出来ても、完全になくすことは出来なかった。そこで、ゴミ除去の技術として、以下のものが提案されている。
【特許文献1】
特開2001−144901公報
この特許文献1では、コンタクトガラス上にゴミが存在する場合にはCCDラインセンサの読み取り位置をゴミの無い部分に移動させる方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載の方法では、移動にかかる時間だけ読み取り処理にかかる時間が多くなってしまう。また、読み取り位置を変更することで読み取りの特性、特に読み取り位置のコンタクトガラスの開口部が少ない場合にフレア量の変化が無視できなくなってしまう。
そこで、本発明の第1の目的は、背景板の読み取りデータと、ゴミが存在しないときの背景板の読み取りデータとを比較することで、コンタクトガラス上にゴミが存在するか否かを検出し、存在する場合には隣接する画素の読み取りデータで補完し、ゴミによるスジ画像をなくす画像読み取り装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、画像読み取り装置の一次元ラインセンサに3ラインCCDを用いたシート原稿読み取り装置において、ゴミの存在する画素データを読み取り位置が異なるゴミの無い他のラインの読み取りデータで補完することで、ゴミによるスジ画像をなくす画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0004】
本発明の第3の目的は、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、補完を停止する機能を有することで、補完で画像データが欠損してしまう影響が大きくなるときには補完を行なわずにスジ画像を出力してユーザーにゴミの存在を示すことが可能な画像読み取り装置を提供することである。
本発明の第4の目的は、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に警告を表示する手段を有することで、補完で画像データが欠損してしまう影響が大きくなるときには警告を出すことができる画像読み取り装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、搬送中のシート原稿を読み取るためのコンタクトガラスと、原稿の背景となる背景板と、一次元ラインセンサによって読み取る読取手段を備えた画像読み取り装置において、装置製造当初の前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データを記憶しておく記憶手段と、シート原稿を読み取る際に、前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データと前記記憶手段に記憶されている当初の画像データとを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、両者の差異が所定の値以上であった場合、コンタクトガラス上にゴミが有ると判断する判断手段と、この判断手段によりコンタクトガラス上にゴミが有ると判断された場合、前記比較手段で取得した画像データを基に、ゴミの存在する画像データを隣接画像の読み取りデータで補完する補完手段と、を備えたことをにより、前記第1の目的を達成する。
【0006】
請求項2記載の発明では、搬送中のシート原稿を読み取るためのコンタクトガラスと、原稿の背景となる背景板と、3ラインCCDを用いた一次元ラインセンサによって読み取る読取手段を備えた画像読み取り装置において、装置製造当初の前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データを記憶しておく記憶手段と、シート原稿を読み取る際に、前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データと前記記憶手段に記憶されている当初の画像データとを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、両者の差異が所定の値以上であった場合、コンタクトガラス上にゴミが有ると判断する判断手段と、この判断手段によりコンタクトガラス上にゴミが有ると判断された場合、ゴミの存在する画像データを他のラインの読み取りデータで補完する補完手段と、を備えたことをにより、前記第2の目的を達成する。
【0007】
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、前記補完手段による補完機能を停止する停止手段を備えたことをにより、前記第3の目的を達成する。
【0008】
請求項4記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、警告を表示する警告手段を備えたことにより、前記第4の目的を達成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置の構成を示した図である。
この画像読取装置には、原稿を読み取る窓となるコンタクトガラス101と、このコンタクトガラス101との隙間を作り原稿を一定距離でコンタクトガラス101に押し当てる背景板102と、CCD(光電結合素子)ラインセンサ103と、シェーディングデータ生成用の基準白板104と、スキャナランプ105および第1ミラーが搭載される第1キャリッジ106と、第2・第3ミラーが搭載される第2キャリッジ107と、CCDイメージセンサ上に縮小結像させるレンズユニット108と、第1・第2キャリッジを駆動するスキャナモータ109とを備えている。
上記構成において、第1・第2キャリッジ106、107をスキャナモータ109により移動操作して、コンタクトガラス101部で原稿が読み取れる位置に固定されるようになっている。
【0010】
図2は、本発明の実施形態に係る読み取り信号処理部の構成を示した図である。
1次元ライン状のCCDラインセンサ201により読み取られた読み取りデータは、波形整形、サンプルホールド、増幅等の信号処理回路202による信号処理を経て、A/D(アナログ/デジタル)変換器203によりデジタルデータに変換されてシェーディング補正回路204に入力される。
このシェーディング補正回路204から出力されたデータは、コンタクトガラスにゴミが無いときの背景板読み取りデータを保存しておく比較データNV−RAM205と、比較データNV−RAM205のデータとの差を比較する比較回路206と、後段の画像処理部208に入力される。比較データNV−RAM205の比較データ作成信号と比較回路206の比較係数Cおよび背景板読み取り期間を表すゲート信号は、CPU209より比較データNV−RAM205と比較回路206に入力される。
【0011】
次に、シート原稿の読み取り動作について説明する。
図1のローラA110よりシート原稿が搬送され、次にローラB111の円周にそってコンタクトガラス101と背景板102の隙間にシート原稿がガイドされる。前記隙間にシート原稿が到達したときに、スキャナランプ105から光が原稿に照射される。そして、その反射光が第1キャリッジ106、第2キャリッジ107、レンズユニット108を通してCCDラインセンサ103に入力される。
【0012】
CCDラインセンサ103にて光電変換された電気信号は、図2の信号処理回路202による信号処理を経て、A/D変換器203によりデジタルデータに変換される。そして、シェーディング補正回路204に入力され、後段の画像処理部208へ渡される。
【0013】
また、上記動作の前、工場出荷時などにコンタクトガラス101と背景板102にゴミが付着してないときにスキャナランプ105を点灯させて、背景板102の読み取りデータを比較データNV−RAM205に保管しておく。
次に、シート原稿読み取り時にはシート原稿読み取り時に先立ちスキャナランプ105を点灯して、背景板102の読み取りデータAを読み取り、比較データNV−RAM205に保管してある読み取りデータBと比較回路206にて|A−B|の演算を行ない、CPU209より設定された比較係数Cと主走査1ライン分の全画素について比較する。
この結果、比較係数Cより小さい場合はゴミが無いと判断し、比較係数Cより大きい場合はその対象画素にゴミが有ると判断する。これらの結果は、判定結果保持用RAM207に保管される。
【0014】
次に、図3を参照して、ゴミが有ったときの補完動作を説明する。
シート原稿読み取りに先立ち、読み取った背景板102の読み取りデータAの中央部分にゴミが有り、読み取りデータは低めに出力される。このとき比較データNV−RAM205に保管してある読み取りデータBと|A−B|の演算を行なう。そして、比較係数C、ここでは10としたとき、この比較係数Cより大きい中央部分の3画素データが補完の対象画素として、画像処理部208にて補完対象画素の隣接画素データの平均値を下記式1にて計算し、ここで求まる値にて対象画素の補完を行なう。
((補完対象開始画素−1画素目データ)+(補完対象終了画素+1画素目データ))÷2 (式1)
【0015】
また、第2の実施例に係る装置においては、図4に示すように、3ラインタイプの1次元ライン状のCCDラインセンサ401により読み取られた読み取りデータは波形整形、サンプルホールド、増幅等の信号処理回路402による信号処理をされる。そして、A/D変換器403により、デジタルデータに変換されてシェーディング補正回路404に入力される。
図4では3ラインタイプの1次元ライン状のCCDラインセンサ401を使用したカラー読み取り装置の1ラインにゴミが有ったときに他のラインで補完する処理ブロックを示している。
補完対象ラインのシェーディング補正回路404から出力されたデータは、コンタクトガラスにゴミが無いときの背景板読み取りデータを保存しておく比較データNV−RAM405と、比較データNV−RAM405のデータとの差を比較する比較回路406と後段の画像処理部409に入力される。
比較データNV−RAM405の比較データ作成信号と比較回路406の比較係数Cおよび背景板読み取り期間を表すゲート信号は、CPU(中央演算処理装置)408より比較データNV−RAM405と比較回路406に入力される。
【0016】
次に、図5を参照して、ゴミが有ったときの補完動作について説明する。
シート原稿読み取りに先立ち、読み取った背景板102の読み取りデータAの中央部分にゴミが有り、読み取りデータは低めに出力される。このとき比較データNV−RAM405に保管してある読み取りデータBと|A−B|の演算を行なう。そして、比較係数C、ここでは10としたとき、この比較係数Cより大きい中央部分の3画素データが補完の対象画素として画像処理部409にて他のラインの読み取りデータにて補完を行なう。
【0017】
第3の実施例に係る装置においては、ゴミの面積が大きな場合に補完する領域が広くなり、元の原稿の情報を失ってしまう恐れがあるため、補完の大きさに条件を持たせて、補完量がある一定以上の場合には補完を行なわないように制限を持たせている。
【0018】
第4の実施例に係る装置においては、ゴミの面積が大きな場合に補完する領域が広くなり、元の原稿の情報を失ってしまう恐れがあるため、補完の大きさに条件を持たせて、補完量がある一定以上の場合には警告を促す表示や信号出力を行なうようにしている。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、背景板の読み取りデータを予め保存してあるゴミが存在しないときの背景板の読み取りデータと比較することで、コンタクトガラス上の読み取り位置にゴミが存在するかどうかを検出し、ゴミの存在する場合にはゴミの存在する画素データを隣接する画素の読み取りデータで補完し、ゴミによるスジ画像をなくすことが可能となる。
請求項2記載の発明では、画像読み取り装置の一次元ラインセンサに3ラインCCDを用いたシート原稿読み取り装置において、ゴミの存在する画素データをゴミの無い読み取り位置が異なる他のラインの読み取りデータで補完することで、ゴミによるスジ画像をなくすことが可能となる。
【0020】
請求項3記載の発明では、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、補完を停止する機能を有することで、、補完で画像データが欠損してしまう影響が大きくなるときには補完を行なわずにスジ画像を出力してユーザーにゴミの存在を示すことが可能となる。
請求項4記載の発明では、ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に警告を表示する手段を有することで、補完で画像データが欠損してしまう影響が大きくなるときには警告を出し、コンタクトガラスの清掃を促すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の構成を示した図である。
【図2】本発明の実施形態に係る読み取り信号処理部の構成を示した図である。
【図3】第1の実施例おいて、ゴミが有る判断した場合の補完動作を説明する図である。
【図4】3ラインタイプの1次元ライン状のCCDラインセンサを使用した装置の1ラインにゴミが有ったときに他のラインで補完する処理ブロックを示した図である。
【図5】第1の実施例おいて、ゴミが有る判断した場合の補完動作を説明する図である。
【符号の説明】
101 コンタクトガラス
102 背景板
103 CCDラインセンサ
104 基準白板
105 スキャナランプ
106 第1キャリッジ
107 第2キャリッジ
108 レンズユニット
109 スキャナモータ
110 ローラA
111 ローラB
201 CCDラインセンサ
202 信号処理回路
203 A/D変換器
204 シェーディング補正回路
205 比較データNV−RAM
206 比較回路
207 判定結果保持用RAM
208 画像処理部
209 CPU
401 CCDラインセンサ
402 信号処理回路
403 A/D変換器
404 シェーディング補正回路
405 比較データNV−RAM
406 比較回路
407 判定結果保持用RAM
408 CPU
409 画像処理部
Claims (4)
- 搬送中のシート原稿を読み取るためのコンタクトガラスと、原稿の背景となる背景板と、一次元ラインセンサによって読み取る読取手段を備えた画像読み取り装置において、
装置製造当初の前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データを記憶しておく記憶手段と、
シート原稿を読み取る際に、前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データと前記記憶手段に記憶されている当初の画像データとを比較する比較手段と、
この比較手段による比較の結果、両者の差異が所定の値以上であった場合、コンタクトガラス上にゴミが有ると判断する判断手段と、
この判断手段によりコンタクトガラス上にゴミが有ると判断された場合、前記比較手段で取得した画像データを基に、ゴミの存在する画像データを隣接画像の読み取りデータで補完する補完手段と、を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。 - 搬送中のシート原稿を読み取るためのコンタクトガラスと、原稿の背景となる背景板と、3ラインCCDを用いた一次元ラインセンサによって読み取る読取手段を備えた画像読み取り装置において、
装置製造当初の前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データを記憶しておく記憶手段と、
シート原稿を読み取る際に、前記コンタクトガラスと前記背景板を前記一次元ラインセンサによって読み取って、当該画像データと前記記憶手段に記憶されている当初の画像データとを比較する比較手段と、
この比較手段による比較の結果、両者の差異が所定の値以上であった場合、コンタクトガラス上にゴミが有ると判断する判断手段と、
この判断手段によりコンタクトガラス上にゴミが有ると判断された場合、ゴミの存在する画像データを他のラインの読み取りデータで補完する補完手段と、を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。 - ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、前記補完手段による補完機能を停止する停止手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読み取り装置。
- ゴミの大きさが指定した大きさ以上の場合に、警告を表示する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003010931A JP2004228654A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003010931A JP2004228654A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | 画像読み取り装置 |
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ID=32899987
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004228654A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006148242A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
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-
2003
- 2003-01-20 JP JP2003010931A patent/JP2004228654A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006148242A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
US8548204B2 (en) | 2010-12-14 | 2013-10-01 | Nec Access Technica, Ltd. | Image processing device, method for processing image, and program for processing image |
US9367013B2 (en) | 2014-07-02 | 2016-06-14 | Ricoh Company, Ltd. | Imaging device, image forming apparatus, and contamination inspection method |
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