JP2010226361A - 画像読取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通紙途中で発生した汚れにも対応でき、極力筋ノイズを排除できる画像読取り装置を得る。
【解決手段】原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置。原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読取り位置Aで読み取る第1読取り手段31及び該原稿の第2面の画像を読取り位置Bで読み取る第2の読取り手段41を備えている。1回目の通紙で両面の画像を読み取られた原稿は表裏を反転され、2回目の通紙で第2面の画像が第1読取り手段31で読み取られ、第1面の画像が第2読取り手段41で読み取られる。制御部では、読取り手段31,41にて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ないほうの画像データを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取り装置、特に、原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置に関する。
従来、原稿画像を光学的に読み取る画像読取り装置としては、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を読取り光学系をスキャンさせながら読み取る静止原稿読取り方式と、原稿を1枚ずつコンタクトガラス上を搬送しながら静止された読取り光学系で読み取るシートスルー方式が提供されている。シートスルー方式は自動原稿搬送ユニットを使用することで短時間に多数枚の原稿画像を読み取ることが可能である。
しかしながら、シートスルー方式では、コンタクトガラスに異物が付着すると、該異物が筋ノイズとして読み取られてしまい、画像品質を大きく損なうという問題点を有している。そこで、特許文献1には、1回の通紙で原稿の両面を同時に読み取ることのできる第1読取り手段及び第2読取り手段を備え、原稿が通紙されていない状態で異物の付着レベルを検出し、異物の付着のない読取り手段で画像を読み取るようにし、かつ、ユーザーに清掃を促す警告を発するようにした読取り装置が記載されている。特許文献2には、1回の通紙で原稿の両面を同時に読み取ることのできる第1読取り手段及び第2読取り手段と原稿反転手段を備え、一方の読取り手段が故障などの場合は原稿を反転させて他方の読取り手段で画像を読み取るようにした読取り装置が記載されている。
しかし、事前に異物の付着を読み取る方法では、通紙中に新たに付着した異物にて筋ノイズが発生することに対応できない。両方の読取り手段が汚れた場合には読取りが不能になり、筋ノイズが発生した状態で画像を読み込まざるを得ないなどの問題点を有している。
特開2008−148266号公報 特開2006−148294号公報
そこで、本発明の目的は、通紙途中で発生した汚れにも対応でき、極力筋ノイズを排除できる画像読取り装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明の第1の形態である画像読取り装置は、
原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置において、
原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読み取る第1読取り手段及び該原稿の第2面の画像を読み取る第2読取り手段と、
第1及び第2読取り手段を通過した後の原稿を表裏反転させて再度第1及び第2読取り手段を通過させる搬送手段と、
第1及び第2読取り手段にて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ないほうの画像データを出力する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の形態である画像読取り装置は、
原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置において、
原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読み取る第1読取り手段及び該原稿の第2面の画像を読み取る第2読取り手段と、
第1及び第2読取り手段を通過した後の原稿を表裏反転させて再度第1及び第2読取り手段を通過させる搬送手段と、
第1及び第2読取り手段にて読み取られた同一面の画像データを比較し、一方の画像データに筋ノイズが存在する場合には、他方の画像データの同一部分であって筋ノイズが存在しない画像データ部分を一方の画像データに合成する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の第3の形態である画像読取り装置は、
原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置において、
原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読み取る二つの第1読取り手段及び該原稿の第2面の画像を読み取る二つの第2読取り手段と、
第1及び第2読取り手段のそれぞれにて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ないほうの画像データを出力する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の第4の形態である画像読取り装置は、
原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置において、
原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読み取る二つの第1読取り手段及び該原稿の第2面の画像を読み取る二つの第2読取り手段と、
第1及び第2読取り手段のそれぞれにて読み取られた同一面の画像データを比較し、一方の画像データに筋ノイズが存在する場合には、他方の画像データの同一部分であって筋ノイズが存在しない画像データ部分を一方の画像データに合成する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記第1及び第2の形態である画像読取り装置においては、原稿を表裏反転させることによって第1及び第2読取り手段にて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ない画像データを出力するようにしたため、通紙途中で発生した汚れにも対応して極力筋ノイズを排除した画像データを得ることができる。
前記第3及び第4の形態である画像読取り装置においては、1回の通紙でそれぞれ二つずつ設けた第1及び第2読取り手段にて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ない画像データを出力するようにしたため、1回の通紙のみで通紙途中で発生した汚れにも対応して極力筋ノイズを排除した画像データを得ることができる。
本発明によれば、異なる読取り手段で読み取った二つの画像データを比較するため、通紙途中で発生した汚れにも対応でき、極力筋ノイズを排除した画像データを得ることができる。
第1実施例である画像読取り装置を示す概略構成図である。 第2実施例である画像読取り装置を示す概略構成図である。 第1実施例である画像読取り装置の制御部を示すブロック図である。 第1実施例である画像読取り装置の画像処理部を示すブロック部である。 第1の制御例を示すフローチャート図である。 第2の制御例を示すフローチャート図である。 第2の制御例における重み付けエリアを示す説明図である。 第3の制御例を示すフローチャート図である。
以下、本発明に係る画像読取り装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各図面において、同一部材、部分に関しては同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施例、図1参照)
第1実施例である画像読取り装置1Aは、図1に示すように、概略、自動原稿搬送(ADF)ユニット10と、CCDタイプ(縮小光学系)の第1読取り手段31と、CISタイプ(密着光学系)の第2読取り手段41と、で構成されている。第1及び第2読取り手段31,41はともにRGBの3原色によってカラー画像を読み取る。
ADFユニット10は、原稿トレイ11と、ピックアップローラ12と、給紙・捌きローラ13と、搬送ローラ14と、読取り前搬送ローラ15と、読取り後搬送ローラ16と、各種搬送ローラ17,18,19,20と、排出トレイ21と、中間トレイ22と、で構成されている。
第1読取り手段31は、ランプ32と、ミラー33,34,35と、結像レンズ36とCCD37とで構成され、読取り位置Aを搬送される原稿の第1面をコンタクトガラス38を介してランプ32で照射し、その反射光をミラー33,34,35、結像レンズ36を介してCCD37に導いて読み取る。読み取られた画像データは画像処理部45(図4参照)にて以下に説明する処理が行われる。
第2読取り手段41は、発光素子からの光をコンタクトガラス44を介して読取り位置Bを搬送される原稿の第2面を照射し、その反射光をCCD42で読み取る。読み取られた画像データは画像処理部46(図4参照)にて以下に説明する処理が行われる。
なお、第1読取り手段31は静止原稿読取り方式にも兼用される構成となっているが、そのような構成は周知であり、説明は省略する。
トレイ11上に載置された複数枚の原稿は、最上層のものからピックアップローラ12でピックアップされ、給紙・捌きローラ13で1枚ずつに捌かれて給紙され、搬送ローラ14,15から第1読取り手段31の読取り位置A及び第2読取り手段41の読取り位置Bを通過し、第1面の画像が第1読取り手段31にて読み取られ、第2面の画像が第2読取り手段41にて読み取られる。
1回目の通紙で画像を読み取られた原稿は、その後、搬送ローラ17,18にて排出トレイ21上に送られ、搬送ローラ18に挟持された状態で該搬送ローラ18を逆転させることで表裏反転され、搬送ローラ17,19にて反転搬送路25を通じて読取り前搬送ローラ15の直前に戻される。そして、2回目の通紙で第2面の画像が第1読取り手段31にて読み取られ、第1面の画像が第2読取り手段41にて読み取られる。2回目の通紙を終えた原稿は、搬送路26を通じて搬送ローラ20にて中間トレイ22に送られ、搬送ローラ20に挟持された状態で該搬送ローラ20を逆転させることで表裏反転され、搬送路27を搬送され、搬送ローラ18にて排出トレイ21上に排出される。
ところで、シートスルー方式では、コンタクトガラス38,44に搬送途中原稿から落とされる紙粉や粘着物などの異物が付着すると、読み取られた画像データに筋ノイズが生じ、画像品質を大きく損なってしまう。そのような筋ノイズを排除するため、本第1実施例では、第1及び第2読取り手段31,41にて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ないほうの画像データを制御部から出力する。制御部においては、同一面の画像データを比較して筋ノイズが存在する位置に応じて重み付けし、重み付けの結果に応じて出力すべき画像データを選択するようにしてもよい。
また、制御部においては、第1及び第2読取り手段31,41にて読み取られた同一面の画像データを比較し、一方の画像データに筋ノイズが存在する場合には、他方の画像データの同一部分であって筋ノイズが存在しない画像データ部分を一方の画像データに合成してもよい。この種の制御例については後に詳述する。
なお、ADFユニット10では、搬送される原稿がコンタクトガラス38,44に直接接触しないように、原稿ガイドシート39を配置したり、読取り後搬送ローラ16の搬送速度を読取り前搬送ローラ15の搬送速度より若干高めるなどの方策を講じている。しかし、異物がコンタクトガラス38,44に付着することを完全に排除することは困難である。
(第2実施例、図2参照)
第2実施例である画像読取り装置1Bは、図2に示すように、二つの第1読取り手段31A,31B及び二つの第2読取り手段41A,41Bを設けたもので、他の構成は前記第1実施例と同様である。二つ目の第1読取り手段31Bは一つ目の第1読取り手段31Aとランプ32、ミラー33,34,35が供用され、専用の結像レンズ36B及びCCD37Bを備えている。一つ目の第1読取り手段31Aの読取り位置A1に対して、二つ目の第1読取り手段31Bは読取り位置A2で反射された原稿画像を読み取る。二つの第2読取り手段41A,41BはCCD42A,42Bを搬送方向に並べて配置したもので、CCD42A,42Bはそれぞれ読取り位置B1,B2にて原稿画像を読み取る。
本第2実施例においては、1回の通紙で、第1面の画像が第1読取り手段31A,31Bにて読み取られた二つの画像データとして得られ、第2面の画像が第2読取り手段41A,41Bにて読み取られた二つの画像データとして得られる。
そこで、本第2実施例では、第1読取り手段31A,31B及び第2読取り手段41A,41Bのそれぞれにて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ないほうの画像データを制御部から出力する。制御部においては、同一面の画像データを比較して筋ノイズが存在する位置に応じて重み付けし、重み付けの結果に応じて出力すべき画像データを選択するようにしてもよい。
また、制御部においては、第1読取り手段31A,31B及び第2読取り手段41A,41Bのそれぞれにて読み取られた同一面の画像データを比較し、一方の画像データに筋ノイズが存在する場合には、他方の画像データの同一部分であって筋ノイズが存在しない画像データ部分を一方の画像データに合成してもよい。
(制御部、図3参照)
ここで、画像読取り装置の制御部について図3を参照して説明する。この制御部は第1実施例に関するものであるが、第2実施例に関しても第1読取り手段31A,31B及び第2読取り手段41A,41Bが二つずつ配置されている点以外は同様の構成である。
ADFユニット10を制御するCPU50とスキャナユニット30(第1及び第2読取り手段31,41を含めてスキャナユニットと称する)を制御するCPU60とは相互に通信可能に接続されている。この通信を通じて、トレイ11上で検出された原稿サイズや原稿の搬送モードや原稿搬送タイミングなどの各種情報が交換される。
ADFユニット10のCPU50にはパルスモータM1,M2,M3をそれぞれ駆動するモータ駆動IC51,52,53が接続されている。各モータ駆動IC51,52,53に対しては励磁信号φ0〜φ3が入力され、読取り倍率や読取りモードに応じて原稿搬送速度などを変更する。また、パルスモータM1,M2,M3は、ADFユニット10の給紙経路、読取り経路、反転経路などに配置した各種ローラを個別に駆動するように構成されており、原稿の搬送状態に応じて各種ローラの回転速度や回転方向を適宜切り換えるように制御される。
スキャナユニット30を制御するCPU60は第1読取り手段31の静止位置を制御するパルスモータMを駆動するモータ駆動IC61が接続されている。なお、このパルスモータMは第1読取り手段31が静止原稿をスキャンする際の駆動源としても使用される。
第1読取り手段31のCCD37で得られた画像データは、以下に説明する第1画像処理部45で処理されてCPU60に入力される。第2読取り手段41のCCD42で得られた画像データは、以下に説明する第2画像処理部46で処理されてCPU60に入力される。画像データはCPU60から図示しない複写機本体の画像データ処理部に出力されるが、第1読取り手段31又は第2読取り手段41で得られたいずれの画像データを複写機本体の画像データ処理部に送信するかの選択、あるいは、筋ノイズを除去した画像データの生成は、CPU60によって、又は、専用の処理部で処理される。
(画像処理部、図4参照)
次に、第1及び第2画像処理部45,46について図4を参照して説明する。各画像処理部45,46は同様の構成を有しているので、まとめて説明する。第1及び第2読取り手段31,41のCCD37,42で読み取られたRGBのアナログの画像信号は、A/D変換部71に入力されてデジタル信号に変換される。このデジタル画像信号は、シェーディング補正部72、色を明度と色差方式変換するための明度・色差分離部73で処理される。さらに、画像鮮明化のためのシャープネス調整部74、HVC調整部75、濃度補正部76で調整処理される。
その後、画像データは、画像の色空間をL*a*b*色空間に変換する色空間変換部77、データを圧縮するための圧縮伸張部78で処理され、メモリ79に一時的に格納される。前記シャープネス調整部74、HVC調整部75、濃度補正部76に対しては、画像濃度などの調整のためにパラメータ設定部80により最適化が図られる。
また、筋ノイズ検出判定部81では、第1及び第2読取り手段31,41で読み取られた原稿の同一面の画像データを比較し、データ上の差異に基づいて筋ノイズの存在を判定する。具体的には、差異部分に着目して原稿搬送方向に連続した階調変化の少ない画像がある部分が筋ノイズであると判定する。
(第1の制御例、図5参照)
前記CPU60における筋ノイズ低減に関する第1の制御例について図5を参照して説明する。まず、画像読取りタイミングであるか否かを判定する(ステップS1)。画像読取りタイミングとは、ここでは、読取り手段31,41による画像の読取りが完了した時点を意味する。画像読取りタイミングであれば(ステップS1でYES)、第1及び第2読取り手段31,41で得た画像データを比較し、画像データにゴミや汚れによる差異があるか否かを判定する(ステップS2)。両画像データに差異がなければ(ステップS2でNO)、いずれの画像データにも筋ノイズが存在していないので、第1読取り手段31の画像データを出力する(ステップS9)。
両画像データに差異がある場合(ステップS2でYES)、少なくともいずれかの画像データに筋ノイズが存在しているので、ステップS2で判定した差異部分に着目し、原稿搬送方向に連続した階調変化の少ない画像がある部分が筋ノイズであると判断する。第1読取り手段31の画像データに筋ノイズがないと判断すると(ステップS3でYES)、第1読取り手段31の画像データを出力する(ステップS6)。一方、第2読取り手段41の画像データに筋ノイズがないと判断すると(ステップS4でYES)、第2読取り手段41の画像データを出力する(ステップS8)。
いずれの画像データにも筋ノイズが存在する場合(ステップS3,4でNO)、両画像データの筋ノイズの量を比較し(ステップS5)、第2読取り手段41の画像データの方が筋ノイズが多ければ(ステップS5でYES)、第1読取り手段31の画像データを出力する(ステップS7)。第1読取り手段31の画像データの方が筋ノイズが多ければ(ステップS5でNO)、第2読取り手段41の画像データを出力する(ステップS8)。
(第2の制御例、図6参照)
前記CPU60における筋ノイズ低減に関する第2の制御例について図6を参照して説明する。本第2の制御例は前記第1の制御例と基本的には同様である。異なるのは、同一面のそれぞれの画像データに筋ノイズが存在する場合、筋ノイズ量を原稿面のエリアに応じて重み付けし、重み付けされた筋ノイズ量の少ないほうの画像データを出力する。
重み付けは、図7に示すように、原稿面を中央部分のエリア1と読込み方向(搬送方向)の両側のエリア2に区分し、エリア1の筋ノイズにはエリア2の筋ノイズの数に対して3倍の重み付けを行う。具体的には、ステップS5aでエリア1の筋ノイズ数を3倍してカウントし、エリア1,2のそれぞれのカウントの合計数が第2読取り手段41の画像データの方が多ければ(ステップS5aでYES)、第1読取り手段31の画像データを出力する(ステップS7)。第1読取り手段31の画像データの方が多ければ(ステップS5aでNO)、第2読取り手段41の画像データを出力する(ステップS8)。
(第3の制御例、図8参照)
前記CPU60における筋ノイズ低減に関する第3の制御例について図8を参照して説明する。本第3の制御例は前記第1の制御例と基本的には同様である。異なるのは、同一面のそれぞれの画像データに筋ノイズが存在する場合、各画像データにおける筋ノイズの位置を比較し、筋ノイズが存在する部分の画像データを破棄し、破棄部分に同一位置の筋ノイズが存在しない画像データを合成する。
具体的には、ステップS5bで、第1及び第2読取り手段31,41の画像データそれぞれの筋ノイズが存在する位置が同一か否かを判定する。同一位置に筋ノイズが存在しない場合は(ステップS5bでNO)、第1読取り手段31の画像データにおける筋ノイズ部分の画像データを破棄し、破棄した部分の同一位置に第2読取り手段41の画像データの該当位置の画像データを合成して出力する(ステップS8)。一方、同一位置に筋ノイズが存在する場合は(ステップS5bでYES)、その部分については第1読取り手段31の画像データをそのまま採用し、同一位置に筋ノイズが存在しない部分については、第1読取り手段31の画像データにおける筋ノイズ部分の画像データを破棄し、破棄した部分の同一位置に第2読取り手段41の画像データの該当位置の画像データを合成して出力する(ステップS7)。
(他の制御例)
前記第1、第2及び第3の制御例は、いずれも図1に示した第1実施例である画像読取り装置での制御に関するものである。図2に示した第2実施例である画像読取り装置での制御に関しては、1回の通紙で原稿の第1面及び第2面の画像データをそれぞれ二つの第1の読取り手段及び第2の読取り手段にて得られる。このようにして得られた同一面の画像データを比較すればよい。即ち、第1面の画像に関しては第1の読取り手段のそれぞれの画像データを比較し、第2面の画像に関しては第2の読取り手段のそれぞれの画像データを比較し、前記第1、第2及び第3の制御例と同様の制御を行えばよい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像読取り装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
特に、原稿の搬送経路の詳細な構成や読取り手段の詳細な構成、あるいは、制御部や画像処理部の詳細な構成などは任意である。
以上のように、本発明は、画像読取り装置に有用であり、特に、通紙途中で発生した汚れにも対応でき、極力筋ノイズを排除できる点で優れている。
1A,1B…画像読取り装置
10…自動原稿搬送ユニット
31,31A,31B…第1読取り手段
41,41A,41B…第2読取り手段
45,46…画像処理部
60…CPU

Claims (6)

  1. 原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置において、
    原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読み取る第1読取り手段及び該原稿の第2面の画像を読み取る第2読取り手段と、
    第1及び第2読取り手段を通過した後の原稿を表裏反転させて再度第1及び第2読取り手段を通過させる搬送手段と、
    第1及び第2読取り手段にて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ないほうの画像データを出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取り装置。
  2. 前記制御手段は、同一面の画像データを比較して筋ノイズが存在する位置に応じて重み付けし、重み付けの結果に応じて出力すべき画像データを選択すること、を特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。
  3. 原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置において、
    原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読み取る第1読取り手段及び該原稿の第2面の画像を読み取る第2読取り手段と、
    第1及び第2読取り手段を通過した後の原稿を表裏反転させて再度第1及び第2読取り手段を通過させる搬送手段と、
    第1及び第2読取り手段にて読み取られた同一面の画像データを比較し、一方の画像データに筋ノイズが存在する場合には、他方の画像データの同一部分であって筋ノイズが存在しない画像データ部分を一方の画像データに合成する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取り装置。
  4. 原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置において、
    原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読み取る二つの第1読取り手段及び該原稿の第2面の画像を読み取る二つの第2読取り手段と、
    第1及び第2読取り手段のそれぞれにて読み取られた同一面の画像データを比較して筋ノイズが少ないほうの画像データを出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取り装置。
  5. 前記制御手段は、同一面の画像データを比較して筋ノイズが存在する位置に応じて重み付けし、重み付けの結果に応じて出力すべき画像データを選択すること、を特徴とする請求項4に記載の画像読取り装置。
  6. 原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中で該原稿の画像を光学的に読み取るようにした画像読取り装置において、
    原稿を1回通紙することで、該原稿の第1面の画像を読み取る二つの第1読取り手段及び該原稿の第2面の画像を読み取る二つの第2読取り手段と、
    第1及び第2読取り手段のそれぞれにて読み取られた同一面の画像データを比較し、一方の画像データに筋ノイズが存在する場合には、他方の画像データの同一部分であって筋ノイズが存在しない画像データ部分を一方の画像データに合成する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013066066A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置

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