JP2007166229A - 画像読取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿両面の読み取りが可能な読み取り装置において、制御コード付きの画像データを読み込んだ時のFCOTを短縮する。
【解決手段】 搬送路71の一方の側から原稿の表面の画像を読み取る第1の光学系と、搬送路71の他方の側から原稿の裏面の画像を読み取る第2の光学系とを有し、第2の光学系は、第1の光学系よりも搬送経路の上流側に配置されている。表面の画像データの読み込みが完了する前に、裏面の画像データの読み込みを完了させておくので、制御コード付きの画像データを読み込んでプリントアウトするときに、ファーストコピー出力までの時間を短縮することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿画像の無断コピーを防止する技術に関する。
近年、原稿を搬送する搬送路の表裏両面側に2つの読み取りセンサを設けて、1回の原稿搬送にて原稿の表裏両面を自動的に読み取る、両面同時読み取り技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された両面同時読み取り可能なスキャナ装置の構成を図1に示す。図1に示すスキャナ装置は、搬送路71に原稿を搬送し、CCDイメージセンサ63にて原稿の表面を、裏面を第2のセンサ50にて読み取る。光源60からの光を原稿表面に照射し、反射光をミラー61、結像レンズ62によってCCDイメージセンサ63に集める。また、第2のセンサ50は、ガラス51と、このガラス51を透過して原稿の第2面に光を照射するLED(Light Emitting Diode)52と、LED52からの反射光を集光するレンズアレイ53と、レンズアレイ53により集光された光を読み取るイメージセンサであるラインセンサ54を備えている。
また、“機密原稿”の印刷出力(プリントアウト)の不正複製による重要情報(機密内容)の漏洩ということが問題となってきている。このため、複写機能を持つ画像形成装置に、機密原稿の悪用複製を防止する機能を持たせることが提案されている。例えば、特許文献2では、複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)、複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)、潜像情報(コピーすると浮き上がる潜像に関する情報)等の制御コードを画像データの背景地紋パターンとして記録しておいて、コピー可能なユーザを制限する技術を開示している。
特開2004−363714号公報 特開2003−280469号公報
しかしながら、図1に示すスキャナ装置は、表面の画像データを読み込んだ後で裏面の画像データを読み込むので、原稿両面の画像データの読み込みが完了してから制御コードの解析を行うと、読み込み済みの表面の画像データに待機時間が発生し、ファーストコピーを出力するまでに時間(FCOT)がかかる。また、読み込んだ画像データを送信する時には、画像データを読み込んでから送信するまでに時間がかかるという問題を有している。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、原稿両面の読み取りが可能な読み取り装置において、制御コード付きの画像データを読み込んでから出力するまでの時間を短縮させることにある。
かかる目的を達成するために本発明の画像読取り装置は、搬送路の一方の側から原稿の表面の画像を読み取る第1のセンサと、前記搬送経路の他方の側から前記原稿の裏面の画像を読み取る第2のセンサとを有し、前記第2のセンサは、前記第1のセンサよりも搬送経路の上流側に配置されているとよい。
このように本発明は、表面の画像データの読み込みが完了する前に、裏面の画像データの読み込みを完了させておくので、制御コード付きの画像データを読み込んでプリントアウトするときに、ファーストコピー出力までの時間を短縮することができる。
上記画像読取り装置において、前記原稿に埋め込まれた複写禁止情報を検出する検出手段と、原稿の両面で前記複写禁止情報を検出することができなかった場合に、出力手段に読み取った画像データを出力する制御手段とを有するとよい。
上記画像読取り装置において、前記原稿に埋め込まれた制御コードを検出する検出手段を有し、前記表面の画像データよりも先に前記裏面の画像データに前記制御コードを検出すると、前記裏面の前記制御コードを解析する制御手段を有するとよい。
上記画像読取り装置において、前記制御手段は、前記表面の画像データに前記制御コードを検出すると、前記裏面の前記制御コードの解析を中断し、前記表面の前記制御コードを解析し、解析終了後に前記裏面の制御コードを解析するとよい。
本発明は、原稿両面の読み取りが可能な読み取り装置において、制御コード付きの画像データを読み込むときのFCOTや画像データ送信までに要する時間を短縮することができる。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず、図2を参照しながら本実施例の画像形成装置1の構成を説明する。図2に示す画像形成装置1は、スキャナ部2と、スキャン画像処理部3と、画像蓄積部4と、第1複写禁止情報検出部5、第1複写許可条件情報検出部6と、第2複写禁止情報検出部7、第2複写許可条件情報検出部8と、制御部9と、背景地紋画像生成部10と、画像合成部11と、プリント部12と、ユーザインターフェース部13とを備えている。
スキャナ部2の構成について図3を参照しながら説明する。本実施例のスキャナ部2は、第1の光学系として、光源60、ミラー61、CCDイメージセンサ63等を備え、光源60からの光を原稿表面に照射し、反射光をミラー61、結像レンズ62によってCCDイメージセンサ63に集める。第2の光学系は第2センサ50からなる。第2センサ50は、ガラス51と、このガラス51を透過して原稿の第2面に光を照射するLED52と、LED52からの反射光を集光するレンズアレイ53と、レンズアレイ53により集光された光を読み取るイメージセンサであるラインセンサ54を備えている。ラインセンサ54としては、CCDセンサやCMOSセンサ、密着型センサ等を用いることができる。本実施例では第1の光学系によって原稿の表面の画像を読み取り、第2の光学系によって原稿の裏面の画像を読み取る。図3に示すように本実施例は、第2の光学系が第1の光学系よりも搬送経路の前段に設けられている。従って、画像データは裏面の画像データが読み込まれた後に、表面の画像データが読み込まれることになる。
スキャン画像処理部3は、入力した画像データに対して、色補正、色空間変換、スクリーン処理等を行い、画像処理後の画像データを画像蓄積部4に蓄積する。
画像合成部11は、画像蓄積部4から画像データを読み出してプリント部12に出力する。また、制御部9によって背景地紋画像を合成するように設定されている場合、画像蓄積部4からの画像データの読み出しに同期して、画像合成部11内のメモリに蓄積された背景地紋画像データを読み出して、画像データの所定の色プレーンに論理和(OR)合成を行い、合成画像データをプリント部12へ出力する。プリント部12は、画像合成部11から出力される合成画像データ、または画像データを用紙上に記録する。
本実施例の画像形成装置は、背景地紋画像が埋め込まれた機密文書から、背景地紋画像に埋め込まれた制御コードを読み取って、許可されたユーザにだけ機密文書を印刷できるように構成されている。
背景地紋画像に埋め込まれる制御コードには以下のものがある。
(A)・・・複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)
(B)・・・複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)
例えば、暗証番号、複写を許可するユーザID番号(社員番号等)、複写禁止を解除する日時、複写を許可する複写機の機械番号
(C)・・・潜像情報(コピーすると浮き上がる潜像に関する情報)
例えば、潜像の文字列、フォント種類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)、背景地紋画像色
ここで、背景地紋画像について図4を参照しながら詳細に説明する。背景地紋画像は、潜像画像IPと、出力画像Oの全面にわたる背景パターンPBとから構成される。
背景パターンPBと潜像画像IPとは、それぞれを構成するパターンが異なる。しかし、人間の目には全面均一のグレイ背景として見える様に、単位面積あたりの画素面積及び画素色が同一なパターンにより出力画像Oを形成する。
潜像画像IPは、複写された文書において、潜像画像IPが人間の目で識別できる程度に画像が浮かびあがるように、他の部分のよりも細かいドットで構成されている。
背景パターンPBは、コードから構成される。コードは、任意のコードデータを表す条件コードCDと、複写を制限する禁複写コードCPとから構成される。
コードは、任意のコードデータを表す斜線パターンPSから構成される。斜線パターンPSは、走査方向Dに対し反時計回りに45度傾いた半直線で表されるものがコードデータのビット0を、135度傾いたものがコードデータのビット1を表す。
禁複写コードCPは、全斜線パターンPSがビット0を表すものとビット1を表すものとから構成される。禁複写コードCPは、2種類の禁複写コードCPを所定個数以上検出した場合に、複写が制限された原稿であると判断する為に使用される。
条件コードCDは、同期コード領域ASとデータコード領域ACとから構成される。
同期コード領域ASとは、データコード領域ACを囲む所定サイズの矩形領域の外周がすべてビット1を表す斜線パターンPS1で構成されているコード領域を言う。
データコード領域には、暗証番号、複写を許可するユーザID番号(社員番号等)、複写禁止を解除する日時、複写を許可する複写機の機械番号等が符号化され、条件コードCDとして埋め込まれている。
次に、第1複写禁止情報検出部5、第2複写禁止情報検出部7について図5を参照しながら説明する。なお、第1複写禁止情報検出部5は、第1の光学系で読み取られた表面の画像データから複写禁止情報を検出し、第2複写禁止情報検出部7は、第2の光学系で読み取られた裏面の画像データから複写禁止情報を検出するものとする。なお、第1複写禁止情報検出部5と第2複写禁止情報検出部7は同一の処理を行うので、ここでは第1複写禁止情報検出部5の説明のみを行う。
スキャナ部2から出力された画像データは、グレースケール変換部21に入力され、フルカラーからグレースケールに変換される。その後、2値化処理部22によって2値化される。
2値化された画像データは、ノイズ除去処理部23に入力され、ノイズ除去処理が行われる。具体的には、黒画素が連結している画素塊を求め、その画素塊の大きさ(連結画素数)が所定の範囲に収まっていない画素塊の各画素を白画素に置き換える。上記所定の範囲は、斜線パターンは削除されず、それ以外のパターン(孤立ドットパターンや文書中の文字や図形等)が削除されるように適切な範囲が設定されている。
ノイズ除去された画像データは、パターン検出部24に入力され、2種類の斜線パターンの検出処理が行われ、その結果が1画素2ビットの画像データとして出力される。具体的には、画像データ中の各画素の位置で図6(A)、(B)のパターンを当てはめて、テンプレートマッチングによって検出を行う。ここで、図6に示すパターン(A)が検出された場合、画素値0を出力し、図6に示すパターン(B)が検出された場合、画素値1を出力し、パターンが検出されない場合、画素値2を出力する。
パターン検出処理部24から出力された画像データは、ブロック化処理部25に入力される。ここで、ブロックサイズは、複写禁止コード、条件コードのサイズの半分よりも小さいサイズとし、コードの中に1個以上のブロックが完全に含まれるようなサイズに設定されている。ブロック化処理部25は、入力された画像データを所定サイズのブロックに分割し、個数算出部26に出力する。
個数算出部26は、ブロック内に画素値0の画素の個数、および画素値1の画素をそれぞれ算出し、その結果を比率算出部27へ出力する。また、その合計を判定処理部28へ出力する。比率算出部27は、画素値0の画素の比率を算出し、その結果を判定処理部28へ出力する。
判定処理部28は、個数算出部26から入力された合計個数および比率算出部27から入力された比率を元にして、判定処理を行う。
ここで、今処理しているブロックの内部が全ビット0の複写禁止コードの内部に位置している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット0に対応する斜線パターンが検出され、かつビット1に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率が高くほとんど1.0に近いはずである。
また、今処理しているブロックの内部が全ビット1の複写禁止コードの内部に位置している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット1に対応する斜線パターンが検出され、かつビット0に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は低くほとんど0.0に近いはずである。
また、今処理しているブロックが条件コードの少なくとも一部を含む場合、ブロック内部には複数のビット0に対応する斜線パターンおよび複数のビット1に対応する斜線パターンが検出されるため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は1.0よりもかなり低く、0よりもかなり高くなるはずである。
また、もし入力された画像データが複写禁止情報を埋め込まれた画像であれば、画像中には、ブロックの内部が全ビット0の複写禁止コードと、ブロックの内部が全ビット1の複写禁止コードとがそれぞれ複数個埋め込まれているはずである。
以上の特性を利用して、下記のような判定処理を行う。
合計個数>第1しきい値、かつ、比率>第2しきい値の場合は、そのブロックは複写禁止コード0と判定する。
合計個数>第1しきい値、かつ。(1−比率)>第2しきい値の場合は、そのブロックは複写禁止コード1と判定する。
上記以外の場合は、そのブロックは複写禁止コードではないと判定する。また、第1しきい値は、ブロックサイズとパターンサイズからブロックに含まれる理論的なパターン個数にマージンを加味して設定する。第2しきい値は、1.0に近い値を設定する。
判定処理部28は、複写禁止コード0と判定されたブロック数、および複写禁止コード1と判定されたブロック数をそれぞれ別々にカウントする。複写禁止コード0と判定されたブロック数がしきい値3以上となり、かつ複写禁止コード0と判定されたブロック数がしきい値3以上となった場合、その画像を複写禁止文書と判定し、その判定結果を制御部9へ出力する。
次に、第1複写許可条件情報検出部6、第2複写許可条件情報検出部8の詳細について図7を参照しながら説明する。第1複写許可条件情報検出部6は、第1の光学系で読み取られた表面の画像データから複写許可条件情報を検出し、第2複写許可条件情報検出部8は、第2の光学系で読み取られた裏面の画像データから複写禁止情報を検出するものとする。なお、第1複写許可条件情報検出部6と第2複写許可条件情報検出部8とは同一の処理を行うので、ここでは第1複写許可条件情報検出部6の説明のみを行う。
スキャナ部2から出力された画像データはグレースケール変換部31に入力され、フルカラーからグレースケールに変換された後に、2値化処理部32によって2値化される。
2値化された画像データはノイズ除去処理部33に入力され、ノイズ除去処理33が行われる。ノイズが除去された画像データは、パターン検出処理部34に入力され、2種類の斜線パターンの検出処理が行われ、その処理結果のデータがバッファメモリ35に格納される。この画像データは、ビット0に対応する斜線パターンが検出された位置の画素値は0、ビット1に対応する斜線パターンが検出された位置の画素値は1、それ以外は2の値を持った1画素2ビットの画像データとなっている。
バッファメモリ35に格納された画像データは、スキュー角検出処理部36に入力され、スキュー角度の検出が行われる。ここでは、入力画像データのスキュー角度を求める。具体的な方式としては、画素値0または1のみの画素のハフ変換を行い、その角度軸上への投影分布のピークを求めることによって行われる。求めたスキュー角度はコード検出部37へ出力される。
また、バッファメモリ35に格納された画像データが読み出されてコード検出部37へ入力され、2次元コードの検出が行われる。具体的には、求めたスキュー角度に画像をスキャンして0または1の画素値(ビットの0または1に対応している)を取り出す。取り出された、ビット列から同期コードを見つけ出す。同期コードは、所定の縦横サイズの矩形領域の外周がすべてビット1で構成されているコードとして定義されている。この同期コードに囲まれたビット配列が2次元コード(条件コード)となっている。このビット配列を1次元のビット列に並べ替えて誤り訂正復号部38へ出力する。
誤り訂正復号部38では、入力されたビット列に対して、所定の誤り訂正復号処理を行い、条件情報として復号する。復号された複写許可条件情報は制御部9へ出力される。
次に、図8を参照しながら背景地紋画像生成部10について説明する。
背景地紋画像生成部10には、制御部9から制御コード(複写禁止情報、条件情報、潜像情報)が入力される。このうち複写禁止情報と複写許可条件情報は付加情報符号化部42へ入力され、潜像情報は潜像生成部41に入力される。
潜像生成部41は、入力された潜像情報を元に潜像画像を生成する。潜像情報とは、パターン画像の中にどのような潜像文字を埋め込むかを示す情報であり、具体的には潜像の文字列、フォント種類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)等の情報からなる。潜像生成部41は、潜像情報を受け取ると、指定されたフォント種類、フォントサイズで、指定された方向に潜像文字列の描画を行い、2値の潜像画像として生成する。生成した潜像画像は付加情報符号化部42へ出力される。なお、潜像画像の解像度は、プリンタの解像度を後述するパターンのサイズで割った解像度となる。例えば、プリンタ解像度が600dpi、パターンのサイズが12画素×12画素の場合、潜像画像の解像度は50dpiとなる。
付加情報符号化部42は、入力された複写禁止情報及び条件情報の符号化を行う。まず、複写禁止情報がプリント出力を行った文書を画像形成装置で複写させないようにすること示す場合、図9(A)、(B)に示す2種類の複写禁止コードを生成する。ここで、図9(A)の複写禁止コードは、コード内部が全てビット0となっており、図9(B)の複写禁止コードは、コード内部が全てビット1となっていることが特徴である。複写禁止情報が入力されない場合、もしくはプリント出力を行った文書を画像形成装置で複写させないようにすることを示すものではない場合、図9(A)および(B)に示す2種類のコードの生成は行われない。
次に、条件情報が入力されている場合、その条件情報に対して誤り訂正符号を行い、図9(C)に示すような条件コードを生成する。図9(C)のコードは、ビット0およびビット1の配列によって、符号化された条件情報のビット列を表している。コードの外周は、コードの位置決めを容易にするために特殊なビットパターンとなっている。
次に、生成したコードを図10(A)に示すように複数個繰り返し配置し、潜像画像の大きさと同じ大きさのパターン番号配列を生成する。ここで、図の斜線ハッチングされた矩形が図9(A)の複写禁止コード、縦線ハッチングされた矩形が図9(B)の複写禁止コード、ドットハチングされた矩形が図9(C)の条件コードとなっている。もし、複写禁止コードが生成されなかった場合には、図中の複写禁止コードの部分には条件コードを配置する。また、もし条件コードが生成されなかった場合には、図中の条件コードの部分には複写禁止コードを配置する。この時点で、パターン番号配列の各要素の値は0または1になっている。
次に、潜像画像を参照し、潜像画像中の黒画素の座標に対応するパターン番号配列の要素のパターン番号を2に変更する。これを潜像画像中の全ての黒画素について行うと、パターン番号配列は、複写禁止コード、条件コードが並べて配置された背景にパターン番号2で潜像文字が描かれた状態となる。この状態を図10(B)に示す。図中の黒色の「COPY」の部分が、パターン配列番号を2に変更された部分を示す。このパターン番号配列をパターン画像生成部44へ出力する。
パターン画像生成部44は、入力されたパターン番号配列の各要素を参照し、そのパターン番号に対応したパターンをパターン格納部43から読み出してパターン画像に変換することで、背景地紋画像を生成する。生成された背景地紋画像は、画像合成部11内のメモリ(不図示)に格納される。
本実施例の画像形成装置1は、原稿の裏面画像を読み取る第2の光学系を、原稿の表面画像を読み取る第1の光学系よりも搬送経路71上の前側に設けている。このため、図11に示すように裏面の読み取り完了タイミングを早めることができる。すなわち、表面の画像の読み取り完了時には、裏面の画像の読み取りが完了している。従って、表面の画像の読み取り完了後、直ちにプリンタ部12に画像データを出力してプリントすることができる。従来のスキャナ部と比較して、図11に示すTの時間分だけ印刷完了時間を短縮することができる。
図12に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。ユーザインターフェース部13のスタートボタンが押下されると(ステップS1)、原稿スキャンを開始する(ステップS2)。スキャナ部2は、図11に示すタイミングで表面画像と、裏面画像の読み込みを行う(ステップS2)。
表面の画像データは、第1複写禁止情報検出部5と、第1複写許可条件情報検出部6とに出力される。また裏面の画像データは、第2複写禁止情報検出部7と、第1複写許可条件情報検出部8とに出力される。各部で検出された複写禁止情報及び複写許可条件情報は、制御部9に出力される。
制御部9は、まず原稿の読み込みが最初に完了する原稿裏面に複写禁止情報が埋め込まれているか否かを判定する(ステップS3)。裏面に複写禁止情報を検出した場合には(ステップS3/YES)、読み込まれた裏面及び表面の画像を破棄し(ステップS8)、アラームを出力する(ステップS9)。
また、裏面画像に複写禁止情報を検出することができなかった場合には(ステップS3/NO)、裏面の次に原稿画像の読み込みが完了する表面に複写禁止情報が埋め込まれているか否かを判定する(ステップS4)。表面に複写禁止情報を検出した場合には(ステップS4/YES)、読み込まれた裏面及び表面の画像を破棄し(ステップS8)、アラームを出力する(ステップS9)。
また、原稿の裏面及び表面に複写禁止情報を検出することができなかった場合には(ステップS4/NO)、制御部9は、表面の画像データをプリント部12に出力し(ステップS5)、その後裏面の画像データをプリント部12に出力する(ステップS6)。制御部9は、この処理を全原稿について行い、全原稿の複写が終了すると(ステップS7/YES)、この処理を終了する。
次に、図13に示すフローチャートを参照しながら第2の手順を説明する。
原稿をスキャンして裏面の画像データから画像の読み込みを行うまでの手順は、上述したフローと同一である。
制御部9は、第1複写許可条件情報検出部6で裏面の制御コード(複写許可条件情報)を検出すると(ステップS13)、裏面の制御コードの解析を開始する(ステップS14)。次に制御部9は、第2複写許可条件情報検出部8で表面の制御コードを検出したか否かを判定する(ステップS15)。表面の制御コードを検出することができなかった場合には(ステップS15/NO)、裏面の制御コードの解析結果に応じた処理を行う。又は裏面の制御コードも検出することができなかった場合には、一般原稿であると判定し表面、裏面の画像データをプリンタ部12に出力する(ステップS16)。
また、第2複写許可条件情報検出部8で表面の制御コードを検出すると(ステップS15/YES)、裏面の制御コードの解析が終了しているか否かを判定する(ステップS17)。裏面の制御コードの解析が終了している場合には(ステップS17/YES)、表面の制御コードの解析に移る(ステップS18)。また、裏面の制御コードの解析が終了していなかった場合には(ステップS17/NO)、裏面の制御コードの解析を中断して、表面の制御コードの解析に移る(ステップS19)。その後、表面の制御コードの解析が終了すると、中断していた裏面の制御コードの解析を行う(ステップS20)。その後、制御部9は、制御コードの解析結果に応じた処理を行い、全原稿の処理が終了すると(ステップS22)、この処理を抜ける。このように本実施例は、制御コードの検出が早く完了する裏面原稿の解析から先に行うので、解析完了までの時間を短縮することができる。また、裏面の解析途中に表面に制御コードを検出すると、裏面の解析を中断して表面の解析を行うので、表面に主情報が記録されていた場合に、これを優先して検出することができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、上述した実施例では、画像データをスキャナ部2で読み込んでプリント部12でプリントする場合を例に説明しているが、スキャナ部2で読み込んだ画像データを、ファクシミリ等によって送信する場合にも適用することができる。
従来の両面読み取り可能なスキャナ装置の構成を示す図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の両面読み取り可能なスキャナ装置の構成を示す図である。 背景地紋画像を示す図である。 複写禁止情報検出部の構成を示すブロック図である。 テンプレートマッチングに使用される画像の一例を示す図である。 複写許可条件情報検出部の構成を示すブロック図である。 背景地紋画像生成部の構成を示すブロック図である。 複写禁止情報及び条件情報を示す図である。 パターン番号配列を示す図である。 プリントアウトまでのタイミングを示すタイムチャートである。 処理手順の第1例を示すフローチャートである。 処理手順の第2例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 スキャナ部
3 スキャン画像処理部
4 画像蓄積部
5 第1複写禁止情報検出部
6 第1複写許可条件情報検出部
7 第2複写禁止情報検出部
8 第2複写許可条件情報検出部
9 制御部
10 背景地紋画像生成部
11 画像合成部
12 プリント部
13 ユーザインターフェース部

Claims (4)

  1. 搬送路の一方の側から原稿の表面の画像を読み取る第1のセンサと、
    前記搬送経路の他方の側から前記原稿の裏面の画像を読み取る第2のセンサとを有し、
    前記第2のセンサは、前記第1のセンサよりも搬送経路の上流側に配置されていることを特徴とする画像読取り装置。
  2. 前記原稿に埋め込まれた複写禁止情報を検出する検出手段と、
    原稿の両面で前記複写禁止情報を検出することができなかった場合に、出力手段に読み取った画像データを出力する制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
  3. 前記原稿に埋め込まれた制御コードを検出する検出手段を有し、
    前記表面の画像データよりも先に前記裏面の画像データに前記制御コードを検出すると、前記裏面の前記制御コードを解析する制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
  4. 前記制御手段は、前記表面の画像データに前記制御コードを検出すると、前記裏面の前記制御コードの解析を中断し、前記表面の前記制御コードを解析し、解析終了後に前記裏面の制御コードを解析することを特徴とする請求項3記載の画像読取り装置。
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