JP2007306091A - 画像処理装置及び複写禁止コード検出方法 - Google Patents

画像処理装置及び複写禁止コード検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007306091A
JP2007306091A JP2006129972A JP2006129972A JP2007306091A JP 2007306091 A JP2007306091 A JP 2007306091A JP 2006129972 A JP2006129972 A JP 2006129972A JP 2006129972 A JP2006129972 A JP 2006129972A JP 2007306091 A JP2007306091 A JP 2007306091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
code
copy
copy prohibition
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006129972A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatatomi Suzuki
忠臣 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006129972A priority Critical patent/JP2007306091A/ja
Publication of JP2007306091A publication Critical patent/JP2007306091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】 両面に複写禁止コードが埋め込まれた複写禁止原稿の検知精度を向上させた画像処理装置を提供する。
【解決手段】 表面画像と裏面画像とを読み取るスキャナ部2と、読み取った表面画像と裏面画像とから複写禁止コードを検出する禁止情報検出部5と、表面画像と裏面画像との複写禁止コードの検出結果から両面原稿に複写禁止コードが含まれているか否かを判定する制御部7を有している。このように本発明は、表面画像と裏面画像との複写禁止コードの検出結果から両面原稿に複写禁止コードが含まれているか否かを判定するので、両面原稿での複写禁止コードの検出精度を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿画像の無断コピーを防止する技術に関する。
近年、パーソナルコンピュータやプリンタ、複写機など、複写機能を持つ画像処理装置の普及により、書類を複製することが極めて簡単になっている。このような状況においては、著作権が付与された原稿、あるいは“コピー禁止”、“複製厳禁”、“マル秘”などといった無断複製の禁止が要求される原稿(以下まとめて“機密原稿”ともいう)に対しても容易にコピーが行われてしまうという欠点がある。換言すれば、文字列、図形、表、グラフなどを含む原稿画像であって、重要情報が漏洩することを防止する必要がある、いわゆる“機密原稿”の印刷出力(プリントアウト)の不正複製による重要情報(機密内容)の漏洩ということが問題となってきている。したがって、複写機能を持つ画像処理装置には、機密原稿の悪用複製を防止する機能を持たせることが必要である。
例えば、特許文献1では、複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)、複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)、潜像情報(コピーすると浮き上がる潜像に関する情報)等の制御コードを画像データの背景地紋パターンとして記録しておいて、コピー可能なユーザを制限する技術を開示している。
特開2003−280469号公報
しかしながら、原稿の両面に複写禁止コードを付加しておいて、この原稿が複写禁止原稿であるか否かを判定する方法では、表面と裏面とでそれぞれ独立に判定を行っていたため、片面原稿の2倍の情報量を持つ両面原稿に対する検知精度も片面原稿と同一であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、両面に複写禁止コードが埋め込まれた複写禁止原稿の検知精度を向上させた画像処理装置及び複写禁止コード検出方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の画像処理装置は、表面画像と裏面画像とを読み取る両面画像読み取り手段と、読み取った前記表面画像と前記裏面画像とから複写禁止コードを検出する禁止情報検出手段と、前記表面画像と前記裏面画像との前記複写禁止コードの検出結果から両面原稿に前記複写禁止コードが含まれているか否かを判定する制御手段と、を有する構成としている。
このように本発明は、表面画像と裏面画像との複写禁止コードの検出結果から両面原稿に複写禁止コードが含まれているか否かを判定するので、両面原稿での複写禁止コードの検出精度を向上させることができる。
上記画像処理装置において、前記禁止情報検出手段は、前記表面画像と前記裏面画像とを連結した画像から前記複写禁止コードを検出するとよい。
表面画像と裏面画像とを連結して1つの画像とし、この画像から複写禁止コードを検出するので両面原稿での複写禁止コードの検出精度を向上させることができる。
本発明の画像処理装置は、表面画像と裏面画像とを読み取る両面画像読み取り手段と、読み取った前記表面画像と前記裏面画像とから複写禁止コードを検出する禁止情報検出手段と、前記表面画像と前記裏面画像との検出結果から論理和演算を行い、演算結果から両面原稿に前記複写禁止コードが含まれているか否かを判定する制御手段と、を有する構成としている。
本発明の複写禁止コード検出方法は、表面画像と裏面画像とを読み取るステップと、前記表面画像と前記裏面画像とから複写禁止コードを検出するステップと、前記表面画像と前記裏面画像の前記複写禁止コードの検出結果から両面原稿に前記複写禁止コードが含まれているか否かを判定するステップと、を有している。
本発明は、両面に複写禁止コードが埋め込まれた複写禁止原稿の検知精度を向上させることができる。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例の画像処理装置1の構成を説明する。図1に示す画像処理装置1は、スキャナ部2と、スキャン画像処理部3と、画像蓄積部4と、複写禁止情報検出部5、複写許可条件情報検出部6と、制御部7と、背景地紋画像生成部8と、画像合成部9と、プリント部10と、ユーザインターフェース部11とを備えている。
スキャナ部2は第1の読み取り系2Aと、第2の読み取り系2Bとを備えている。スキャナ部2の構成について図2を参照しながら説明する。本実施例のスキャナ部2は、第1の読み取り系2Aとして、光源60、ミラー61、CCDイメージセンサ63等を備え、光源60からの光を原稿表面に照射し、反射光をミラー61、結像レンズ62によってCCDイメージセンサ63に集める。第2の読み取り系2Bは第2センサ50からなる。第2センサ50は、ガラス51と、このガラス51を透過して原稿の第2面に光を照射するLED52と、LED52からの反射光を集光するレンズアレイ53と、レンズアレイ53により集光された光を読み取るイメージセンサであるラインセンサ54を備えている。ラインセンサ54としては、CCDセンサやCMOSセンサ、密着型センサ等を用いることができる。本実施例では第1の読み取り系によって原稿の表面の画像を読み取り、第2の光学系によって原稿の裏面の画像を読み取る。
スキャン画像処理部3は、入力した表面画像データと裏面画像データに対して、色補正、色空間変換、スクリーン処理等を行い、画像処理後の画像データを画像蓄積部4に蓄積する。
画像合成部9は、画像蓄積部4から画像データを読み出してプリント部10に出力する。また、制御部7によって背景地紋画像を合成するように設定されている場合、画像蓄積部4からの画像データの読み出しに同期して、画像合成部9内のメモリに蓄積された背景地紋画像データを読み出して、画像データの所定の色プレーンに論理和(OR)合成を行い、合成画像データをプリント部10へ出力する。プリント部10は、画像合成部9から出力される合成画像データ、または画像データを用紙上に記録する。
本実施例の画像処理装置は、背景地紋画像が埋め込まれた機密文書から、背景地紋画像に埋め込まれた制御コードを読み取って、許可されたユーザにだけ機密文書を印刷できるように構成されている。
背景地紋画像に埋め込まれる制御コードには以下のものがある。
(A)・・・複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)
(B)・・・複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)
例えば、暗証番号、複写を許可するユーザID番号(社員番号等)、複写禁止を解除する日時、複写を許可する複写機の機械番号
(C)・・・潜像情報(コピーすると浮き上がる潜像に関する情報)
例えば、潜像の文字列、フォント種類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)、背景地紋画像色
ここで、背景地紋画像について図3を参照しながら詳細に説明する。背景地紋画像は、潜像画像IPと、出力画像Oの全面にわたる背景パターンPBとから構成される。
背景パターンPBと潜像画像IPとは、それぞれを構成するパターンが異なる。しかし、人間の目には全面均一のグレイ背景として見える様に、単位面積あたりの画素面積及び画素色が同一なパターンにより出力画像Oを形成する。
潜像画像IPは、複写された文書において、潜像画像IPが人間の目で識別できる程度に画像が浮かびあがるよう、他の部分のよりも細かいドットで構成されている。
背景パターンPBは、コードから構成される。コードは、任意のコードデータを表す条件コードCDと、複写を制限する禁複写コードCPとから構成される。
コードは、任意のコードデータを表す斜線パターンPSから構成される。斜線パターンPSは、走査方向Dに対し反時計回りに45度傾いた半直線で表されるものがコードデータのビット0を、135度傾いたものがコードデータのビット1を表す。
禁複写コードCPは、全斜線パターンPSがビット0を表すものとビット1を表すものとから構成される。禁複写コードCPは、2種類の禁複写コードCPを所定個数以上検出した場合に、複写が制限された原稿であると判断する為に使用される。
条件コードCDは、同期コード領域ASとデータコード領域ACとから構成される。
同期コード領域ASとは、データコード領域ACを囲む所定サイズの矩形領域の外周がすべてビット1を表す斜線パターンPS1で構成されているコード領域を言う。
データコード領域には、暗証番号、複写を許可するユーザID番号(社員番号等)、複写禁止を解除する日時、複写を許可する複写機の機械番号等が符号化され、条件コードCDとして埋め込まれている。
次に、複写禁止情報検出部5について図4を参照しながら説明する。スキャナ部2から出力された画像データは、グレースケール変換部21に入力され、フルカラーからグレースケールに変換される。その後、2値化処理部22によって2値化される。
2値化された画像データは、ノイズ除去処理部23に入力され、ノイズ除去処理が行われる。具体的には、黒画素が連結している画素塊を求め、その画素塊の大きさ(連結画素数)が所定の範囲に収まっていない画素塊の各画素を白画素に置き換える。上記所定の範囲は、斜線パターンは削除されず、それ以外のパターン(孤立ドットパターンや文書中の文字や図形等)が削除されるように適切な範囲が設定されている。
ノイズ除去された画像データは、パターン検出部24に入力され、2種類の斜線パターンの検出処理が行われ、その結果が1画素2ビットの画像データとして出力される。具体的には、画像データ中の各画素の位置で図5(A)、(B)のパターンを当てはめて、テンプレートマッチングによって検出を行う。ここで、図6に示すパターン(A)が検出された場合、画素値0を出力し、図5に示すパターン(B)が検出された場合、画素値1を出力し、パターンが検出されない場合、画素値2を出力する。
パターン検出処理部24から出力された画像データは、ブロック化処理部25に入力される。ここで、ブロックサイズは、複写禁止コード、条件コードのサイズの半分よりも小さいサイズとし、コードの中に1個以上のブロックが完全に含まれるようなサイズに設定されている。ブロック化処理部25は、入力された画像データを所定サイズのブロックに分割し、個数算出部26に出力する。
個数算出部26は、ブロック内に画素値0の画素の個数、および画素値1の画素をそれぞれ算出し、その結果を比率算出部27へ出力する。また、その合計を判定処理部28へ出力する。比率算出部27は、画素値0の画素の比率を算出し、その結果を判定処理部28へ出力する。
判定処理部28は、個数算出部26から入力された合計個数および比率算出部27から入力された比率を元にして、判定処理を行う。
ここで、今処理しているブロックが全ビット0の複写禁止コードを記したブロックに該当している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット0に対応する斜線パターンが検出され、かつビット1に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率が高くほとんど1.0に近いはずである。
また、今処理しているブロックが全ビット1の複写禁止コードを記したブロックに該当している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット1に対応する斜線パターンが検出され、かつビット0に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は低くほとんど0.0に近いはずである。
また、今処理しているブロックが条件コードの少なくとも一部を含む場合、ブロック内部には複数のビット0に対応する斜線パターンおよび複数のビット1に対応する斜線パターンが検出されるため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は1.0よりもかなり低く、0よりもかなり高くなるはずである。
また、もし入力された画像データが複写禁止情報を埋め込まれた画像であれば、画像中には、ブロックの内部が全ビット0の複写禁止コードと、ブロックの内部が全ビット1の複写禁止コードとがそれぞれ複数個埋め込まれているはずである。
以上の特性を利用して、下記のような判定処理を行う。
合計個数>第1しきい値、かつ、比率>第2しきい値の場合は、そのブロックは複写禁止コード0と判定する。
合計個数>第1しきい値、かつ。(1−比率)>第2しきい値の場合は、そのブロックは複写禁止コード1と判定する。
上記以外の場合は、そのブロックは複写禁止コードではないと判定する。また、第1しきい値は、ブロックサイズとパターンサイズからブロックに含まれる理論的なパターン個数にマージンを加味して設定する。第2しきい値は、1.0に近い値を設定する。
判定処理部28は、複写禁止コード0と判定されたブロック数、および複写禁止コード1と判定されたブロック数をそれぞれ別々にカウントする。複写禁止コード0と判定されたブロック数がしきい値3以上となり、かつ複写禁止コード0と判定されたブロック数がしきい値3以上となった場合、その画像を複写禁止文書と判定し、その判定結果を制御部7へ出力する。
次に、複写許可条件情報検出部6の詳細について図6を参照しながら説明する。スキャナ部2から出力された画像データはグレースケール変換部31に入力され、フルカラーからグレースケールに変換された後に、2値化処理部32によって2値化される。
2値化された画像データはノイズ除去処理部33に入力され、ノイズ除去処理33が行われる。ノイズが除去された画像データは、パターン検出処理部34に入力され、2種類の斜線パターンの検出処理が行われ、その処理結果のデータがバッファメモリ35に格納される。この画像データは、ビット0に対応する斜線パターンが検出された位置の画素値は0、ビット1に対応する斜線パターンが検出された位置の画素値は1、それ以外は2の値を持った1画素2ビットの画像データとなっている。
バッファメモリ35に格納された画像データは、スキュー角検出処理部36に入力され、スキュー角度の検出が行われる。ここでは、入力画像データのスキュー角度を求める。具体的な方式としては、画素値0または1のみの画素のハフ変換を行い、その角度軸上への投影分布のピークを求めることによって行われる。求めたスキュー角度はコード検出部37へ出力される。
また、バッファメモリ35に格納された画像データが読み出されてコード検出部37へ入力され、2次元コードの検出が行われる。具体的には、求めたスキュー角度に画像をスキャンして0または1の画素値(ビットの0または1に対応している)を取り出す。取り出された、ビット列から同期コードを見つけ出す。同期コードは、所定の縦横サイズの矩形領域の外周がすべてビット1で構成されているコードとして定義されている。この同期コードに囲まれたビット配列が2次元コード(条件コード)となっている。このビット配列を1次元のビット列に並べ替えて誤り訂正復号部38へ出力する。
誤り訂正復号部38では、入力されたビット列に対して、所定の誤り訂正復号処理を行い、条件情報として復号する。復号された複写許可条件情報は制御部7へ出力される。
次に、図7を参照しながら背景地紋画像生成部8について説明する。
背景地紋画像生成部8には、制御部7から複写禁止コード(複写禁止情報、条件情報、潜像情報)が入力される。このうち複写禁止情報と複写許可条件情報は付加情報符号化部42へ入力され、潜像情報は潜像生成部41に入力される。
潜像生成部41は、入力された潜像情報を元に潜像画像を生成する。潜像情報とは、パターン画像の中にどのような潜像文字を埋め込むかを示す情報であり、具体的には潜像の文字列、フォント種類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)等の情報からなる。潜像生成部41は、潜像情報を受け取ると、指定されたフォント種類、フォントサイズで、指定された方向に潜像文字列の描画を行い、2値の潜像画像として生成する。生成した潜像画像は付加情報符号化部42へ出力される。なお、潜像画像の解像度は、プリンタの解像度を後述するパターンのサイズで割った解像度となる。例えば、プリンタ解像度が600dpi、パターンのサイズが12画素×12画素の場合、潜像画像の解像度は50dpiとなる。
付加情報符号化部42は、入力された複写禁止情報及び条件情報の符号化を行う。まず、複写禁止情報がプリント出力を行った文書を画像処理装置で複写させないようにすること示す場合、図8(A)、(B)に示す2種類の複写禁止コードを生成する。ここで、図8(A)の複写禁止コードは、コード内部が全てビット0となっており、図8(B)の複写禁止コードは、コード内部が全てビット1となっていることが特徴である。複写禁止情報が入力されない場合、もしくはプリント出力を行った文書を画像処理装置で複写させないようにすることを示すものではない場合、図8(A)および(B)に示す2種類のコードの生成は行われない。
次に、条件情報が入力されている場合、その条件情報に対して誤り訂正符号を行い、図8(C)に示すような条件コードを生成する。図8(C)のコードは、ビット0およびビット1の配列によって、符号化された条件情報のビット列を表している。コードの外周は、コードの位置決めを容易にするために特殊なビットパターンとなっている。
次に、生成したコードを図9(A)に示すように複数個繰り返し配置し、潜像画像の大きさと同じ大きさのパターン番号配列を生成する。ここで、図の斜線ハッチングされた矩形が図8(A)の複写禁止コード、縦線ハッチングされた矩形が図8(B)の複写禁止コード、ドットハチングされた矩形が図8(C)の条件コードとなっている。もし、複写禁止コードが生成されなかった場合には、図中の複写禁止コードの部分には条件コードを配置する。また、もし条件コードが生成されなかった場合には、図中の条件コードの部分には複写禁止コードを配置する。この時点で、パターン番号配列の各要素の値は0または1になっている。
次に、潜像画像を参照し、潜像画像中の黒画素の座標に対応するパターン番号配列の要素のパターン番号を2に変更する。これを潜像画像中の全ての黒画素について行うと、パターン番号配列は、複写禁止コード、条件コードが並べて配置された背景にパターン番号2で潜像文字が描かれた状態となる。この状態を図9(B)に示す。図中の黒色の「COPY」の部分が、パターン配列番号を2に変更された部分を示す。このパターン番号配列をパターン画像生成部44へ出力する。
パターン画像生成部44は、入力されたパターン番号配列の各要素を参照し、そのパターン番号に対応したパターンをパターン格納部43から読み出してパターン画像に変換することで、背景地紋画像を生成する。生成された背景地紋画像は、画像合成部9内のメモリ(不図示)に格納される。
本実施例は、原稿の両面で複写禁止コードを検出し、両面で検出した複写禁止コードの検出数に応じて原稿が複写禁止原稿であるか否かを判定する。
例えば、表面と裏面のそれぞれの面で検出した複写禁止コードの数が、片面用の判定しきい値よりもほんのわずかに少なかった場合、それぞれの判定を独立で行うと禁止原稿ではないと判定されてしまう。そこで、両面で検出した複写禁止コードを加算して、この値が両面判定用に設定したしきい値よりも大きいか否かを判定することで、複写禁止原稿と判定することができる。
本実施例の動作手順を図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。複写開始のスタートボタンが押下されると(ステップS1)、スキャナ部2で表面と裏面の原稿画像を読み取る(ステップS2)。図2に示す第1の読み取り系2Aで表面の画像を読み取り、第2の読み取り系2Bで裏面の画像を読み取る。読み取られた画像データは、複写禁止情報検出部5にそれぞれ入力される。なお、以下では、複写禁止情報検出部5の処理について説明するが、複写許可条件情報検出部6の処理手順も同様である。
複写禁止情報検出部5は、表面画像と裏面画像とから複写禁止コードをそれぞれ検出し、検出した複写禁止コード数を制御部7に出力する。複写禁止情報検出部5は、表面画像と裏面画像とを副走査方向で連結、すなわち表面画像の後端に裏面画像を連結し、この画像から複写禁止コードを検出していく。又は表面画像と裏面画像とを主走査方向で連結、すなわち、表面画像の横に裏面画像を連結し、この画像から複写禁止コードを検出してもよい。
制御部7は、複写禁止情報検出部5から表面と裏面の複写禁止コード数を取得すると(ステップS3)、これらの値を加算して両面判定用の判定しきい値とを比較する。しきい値との比較の結果、原稿が複写禁止原稿であると判定された場合には(ステップS4/YES)、ユーザインターフェース部11からアラーム音を出力して、ユーザに警告する(ステップS6)。また、原稿が複写禁止原稿ではないと判定されると(ステップS4/NO)、読み取った画像データをプリント部10に出力し、画像を形成する(ステップS5)。以上の処理を全原稿で繰り返し行い、全原稿の処理を終了すると(ステップS7/YES)、このフローを終了する。
添付図面を参照しながら本発明の第2実施例を説明する。本実施例は、図11に示すように複写禁止情報検出部と複写許可条件情報検出部とを表面用と裏面用とで2つずつ設けている。第1の読み取り系2Aで読み取った表面画像の判定を第1複写禁止情報検出部5Aと、第1複写許可条件情報検出部6Aとで行い、第2の読み取り系2Bで読み取った裏面画像の判定を第2複写禁止情報検出部5Bと、第2複写許可条件情報検出部6Bとで行う。
また制御部7は、第1複写禁止情報検出部5Aと第2複写禁止情報検出部5Bとの検出結果から論理和演算を行って、両面原稿に複写禁止コードが埋め込まれているか否かを判定する。
本実施例の処理手順を図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。
複写開始のスタートボタンが押下されると(ステップS11)、スキャナ部2で表面と裏面の原稿画像を読み取る(ステップS12)。図11に示す第1の読み取り系2Aで表面の画像を読み取り、第2の読み取り系2Bで裏面の画像を読み取る。読み取られた画像データは、複写禁止情報検出部5にそれぞれ入力される。
第1複写禁止情報検出部5Aは、表面画像に埋め込まれた複写禁止コードを検出し、表面画像に複写禁止コードが埋め込まれているか否かを判定する(ステップS13)。第2複写禁止情報検出部5Bは、裏面画像に埋め込まれた複写禁止コードを検出し、裏面画像に複写禁止コードが埋め込まれているか否かを判定する(ステップS14)。検出結果は制御部7に出力される。制御部7は、表面画像の判定結果と裏面画像の判定結果との論理和演算を行い、両面原稿に複写禁止情報が埋め込まれているか否かを判定する(ステップS15)。
論理演算の結果、原稿が複写禁止原稿であると判定された場合には(ステップS16/YES)、ユーザインターフェース部11からアラーム音を出力して、ユーザに警告する(ステップS18)。また、論理演算の結果、原稿が複写禁止原稿ではないと判定されると(ステップS16/NO)、読み取った画像データをプリント部10に出力し、画像を形成する(ステップS17)。
以上の処理を全原稿で繰り返し行い、全原稿の処理を終了すると(ステップS19/YES)、このフローを終了する。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
画像処理装置の構成を示すブロック図である。 両面読み取り可能なスキャナ装置の構成を示す図である。 背景地紋画像を示す図である。 複写禁止情報検出部の構成を示すブロック図である。 テンプレートマッチングに使用される画像の一例を示す図である。 複写許可条件情報検出部の構成を示すブロック図である。 背景地紋画像生成部の構成を示すブロック図である。 複写禁止情報及び条件情報を示す図である。 パターン番号配列を示す図である。 実施例1の処理手順を示すフローチャートである。 実施例2の画像処理装置の構成を示す図である。 実施例2の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像処理装置
2 スキャナ部
2A 第1の読み取り系
2B 第2の読み取り系
3 スキャン画像処理部
4 画像蓄積部
5 複写禁止情報検出部
6 複写許可条件情報検出部
7 制御部
8 背景地紋画像生成部
9 画像合成部
10 プリント部
11 ユーザインターフェース部

Claims (4)

  1. 表面画像と裏面画像とを読み取る両面画像読み取り手段と、
    読み取った前記表面画像と前記裏面画像とから複写禁止コードを検出する禁止情報検出手段と、
    前記表面画像と前記裏面画像との前記複写禁止コードの検出結果から両面原稿に前記複写禁止コードが含まれているか否かを判定する制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記禁止情報検出手段は、前記表面画像と前記裏面画像とを連結した画像から前記複写禁止コードを検出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 表面画像と裏面画像とを読み取る両面画像読み取り手段と、
    読み取った前記表面画像と前記裏面画像とから複写禁止コードを検出する禁止情報検出手段と、
    前記表面画像と前記裏面画像との検出結果から論理和演算を行い、演算結果から両面原稿に前記複写禁止コードが含まれているか否かを判定する制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 表面画像と裏面画像とを読み取るステップと、
    前記表面画像と前記裏面画像とから複写禁止コードを検出するステップと、
    前記表面画像と前記裏面画像の前記複写禁止コードの検出結果から両面原稿に前記複写禁止コードが含まれているか否かを判定するステップと、を有することを特徴とする複写禁止コード検出方法。
JP2006129972A 2006-05-09 2006-05-09 画像処理装置及び複写禁止コード検出方法 Pending JP2007306091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006129972A JP2007306091A (ja) 2006-05-09 2006-05-09 画像処理装置及び複写禁止コード検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006129972A JP2007306091A (ja) 2006-05-09 2006-05-09 画像処理装置及び複写禁止コード検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007306091A true JP2007306091A (ja) 2007-11-22

Family

ID=38839688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006129972A Pending JP2007306091A (ja) 2006-05-09 2006-05-09 画像処理装置及び複写禁止コード検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007306091A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151600A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Canon Inc 画像処理装置、その制御方法、プログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06245064A (ja) * 1992-12-25 1994-09-02 Omron Corp 画像処理装置及びシステム並びにそれを用いた複写機
JP2001218008A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体
JP2001218040A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Canon Inc 画像処理システム
JP2003078693A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Pfu Ltd 画像読み取り方法及び装置
JP2003280469A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置および複写装置
JP2005142917A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム、記憶媒体及び画像処理方法
JP2005348450A (ja) * 2005-09-02 2005-12-15 Canon Inc 画像処理方法、記憶媒体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06245064A (ja) * 1992-12-25 1994-09-02 Omron Corp 画像処理装置及びシステム並びにそれを用いた複写機
JP2001218008A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体
JP2001218040A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Canon Inc 画像処理システム
JP2003078693A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Pfu Ltd 画像読み取り方法及び装置
JP2003280469A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置および複写装置
JP2005142917A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム、記憶媒体及び画像処理方法
JP2005348450A (ja) * 2005-09-02 2005-12-15 Canon Inc 画像処理方法、記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151600A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Canon Inc 画像処理装置、その制御方法、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4039093B2 (ja) 画像読取装置、複写装置、およびプログラム
JP3879552B2 (ja) 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、および出力媒体の製造方法
JP3997720B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2007166229A (ja) 画像読取り装置
JP4974963B2 (ja) 画像形成装置及びドットパターン較正方法ならびにプログラム
JP2007166221A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007166225A (ja) 画像形成装置及び認証方法
JP2007166222A (ja) 画像形成装置、画像処理装置、機密文書読取方法、画像処理方法及び画像形成方法
JP2007201850A (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
JP4135758B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム
JP2007166344A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4587123B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP4182998B2 (ja) 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、出力媒体の製造方法
JP2007306090A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、複写禁止コード検出方法及び画像形成方法
JP2008022175A (ja) 画像形成装置及び複写制限解除方法
JP2007306091A (ja) 画像処理装置及び複写禁止コード検出方法
JP2007166227A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2007036317A (ja) 画像処理方法および画像処理装置並びに真偽判定方法
JP4692422B2 (ja) 画像処理装置及び表示制御方法
JP2004336217A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP2007166333A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007166335A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4604999B2 (ja) 画像形成装置及び機密文書印刷方法
JP2008017271A (ja) 画像形成装置及びその方法
WO2011016151A1 (ja) 複数の原稿を読み取ることが可能な装置、その制御方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101005