JP2019129449A - 画像読取装置 - Google Patents

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Mitsuhiro Sugata
光洋 菅田
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Abstract

【課題】原稿両面のカラー/白黒判定が無駄に遅延することを抑制する。【解決手段】裏面読取位置は表面読取位置よりも下流に位置する。CPU401は、原稿の裏面の読み取りを開始したタイミングにおける原稿の表面のACS判定の結果、表面がカラーと判定されている場合は、表面の画像データに、ACS判定が未処理の領域に対応するデータがあっても、裏面の画像データの判定を開始させる。【選択図】図4

Description

本発明は、原稿画像を読み取る画像読取装置に関する。
従来、ファクシミリ装置や複写機等に備わる画像読取装置に、原稿画像がカラーか白黒かを判定するオートカラーセレクト(以下ACS)機能を設けることで、ユーザが色情報を指定しなくても自動で色判別を行う技術が知られている。例えば、特許文献1の装置は、読み取った原稿が白黒原稿かカラー原稿かを判別し、カラー画像を受信可能な送信先には判別結果に応じてカラー画像又は白黒2値画像を送信し、カラー画像を受信不可能な送信先には白黒2値画像を送信する。これにより、ユーザに色情報を意識させずに画像転送の時間の短縮を図ることができる。ところで、原稿搬送路上に2つの読み取り部を設け、1回の搬送動作で原稿の表裏の画像を得る両面読み取り方式の画像読取装置が知られている。
特開2004−72166号公報
両面のカラー/白黒の判定処理を並行して行えない場合、通常、第1面(例えば、表面)の全領域のカラー/白黒の判定処理を完了してから、第2面(例えば、裏面)の全領域のカラー/白黒の判定処理が開始される。しかし、昨今、1枚目のシートが排出されるまでのFCOT(First Copy Output Time)の短縮が求められている。両面のカラー/白黒の結果に基づきプリントを実施する場合、FCOTの向上のためには、第1面、第2面のカラー/白黒の判定をなるべく早く済ませるのが望ましい。
本発明は、原稿両面のカラー/白黒判定が無駄に遅延することを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される原稿の第1面を読み取って第1の画像データを出力する第1の読み取り手段と、前記第1の読み取り手段の位置よりも搬送方向における下流の位置で前記原稿の第2面を読みって第2の画像データを出力する第2の読み取り手段と、画像データがカラーか否かを判定する判定手段と、前記第1の読み取り手段により前記原稿の読み取りが開始されると前記判定手段による前記第1の画像データの判定を開始させ、前記第2の読み取り手段による前記原稿の読み取りが開始されたタイミングにおける前記判定手段による前記第1の画像データの判定結果に基づいて、前記判定手段による前記第2の画像データの判定の開始タイミングを制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、原稿両面のカラー/白黒判定が無駄に遅延することを抑制することができる。
画像読取装置の模式的断面図である。 原稿読取装置の制御構成を示すブロック図である。 ACS回路のブロック図である。 両面同時読取処理のフローチャートである。 原稿画像の読み取り、ACS判定及び画像信号出力のタイミングチャートである。 両面同時読取処理のフローチャートである。 原稿画像の読み取り、ACS判定及び画像信号出力のタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の模式的断面図である。この画像読取装置は、原稿を読み取るリーダユニット101、原稿を搬送するADF(Auto Document Feeder)102を有する。
ADF102において、読み取り対象となる複数の原稿からなる原稿束103が原稿トレイ104に載置される。原稿束103は幅規制板105によって幅方向端部が規制され、それにより原稿の斜行搬送が抑制される。原稿束103はピックアップローラ106により分離部へ配送される。分離部は、分離パッド107と分離ローラ108により、原稿束103の最上の原稿から1枚ずつ分離する。分離された1枚の原稿は、通過検知センサ109を通った後、第1搬送ローラ110、第2搬送ローラ111、第3搬送ローラ112、第4搬送ローラ113の順に搬送される。原稿が第3搬送ローラ112、第4搬送ローラ113を通過する際に、原稿は表面読取ユニット121(第1の読み取り手段)の表面読取位置上を通過し、原稿の表面(第1面)の画像情報が得られる。原稿が第4搬送ローラ113を通過後、第5搬送ローラ132、第6搬送ローラ133を通過する際に、原稿は裏面読取ユニット131(第2の読み取り手段)の裏面読取位置上を通過し、原稿の裏面(第2面)の画像情報が得られる。原稿は第6搬送ローラ133を通過後、第7搬送ローラ116、排紙ローラ117によって搬送され、原稿排紙トレイ118に排紙される。搬送ローラ110〜113、132、133、116が、本発明における搬送手段に該当する。
原稿搬送方向において、LED等の光源122、123による原稿の照射位置が表面読取位置となり、LED等の光源134、135による原稿の照射位置が裏面読取位置となる。裏面読取ユニット131は、表面読取ユニット121よりも原稿搬送方向における下流に配置され、裏面読取位置は表面読取位置よりも下流に位置する。従って、原稿は、表面が先行で読み取られ、その後に裏面が読み取られる。
次に、原稿読取動作について説明する。まず、表面の読取動作を説明する。表面読取位置に存在する白色対向部材119と読取ガラス120との間を原稿が通過中に、表面読取ユニット121は、光源122、123により原稿を照射し、その反射光を反射ミラー124、125、126により結像レンズ127へ導く。結像レンズ127で収束された光はCCDなどの撮像素子をライン上に配置したラインセンサ128に結像する。結像した光信号は、ラインセンサ128により電気信号に変換され、デジタル信号に変換された後、画像処理が実施される。
次に裏面の読取動作を説明する。裏面読取位置に存在する白色対向部材129と読取ガラス130との間を原稿が通過中に、裏面読取ユニット131は、光源134、135により原稿を照射し、その反射光を反射ミラー136、137、138により結像レンズ139へ導く。結像レンズ139で収束された光はCCDなどの撮像素子をライン上に配置したラインセンサ140に結像する。結像した光信号は、ラインセンサ140により電気信号に変換され、デジタル信号に変換された後、画像処理が実施される。
図2は、原稿読取装置の制御構成を示すブロック図である。CPU401は原稿読取装置を統括的に制御するメインCPUである。CPU401は、操作部406により入力されたユーザからの指示に基づき、光源122、123、134、135、ラインセンサ128、140、原稿搬送モータ405を制御し、原稿画像を読み取る制御を行う。操作部406にはユーザからの読み取り開始指示等の各種指示が入力される。さらに、操作部406はユーザに対してメッセージを表示する表示部を有する。
次に画像信号(画像データ)の流れについて説明する。原稿の表面については、ラインセンサ128により読み取られた原稿画像の濃度に応じたR,G,Bの各アナログ電気信号が、A/D変換回路403aによりデジタル画像信号に変換される。A/D変換回路403aはアナログ電気信号をR,G,Bの各1画素あたり10bitのデジタル値に変換する。シェーディング補正回路404aは、A/D変換回路403aから出力されたデジタル画像信号に対し、光源122、123の光量の不均一性の影響やラインセンサ128の画素感度の影響を補正し、補正後の画像信号を出力する。
原稿の裏面については、ラインセンサ140により読み取られた原稿画像の濃度に応じたR,G,Bの各アナログ電気信号が、A/D変換回路403bによりデジタル画像信号に変換される。A/D変換回路403bはアナログ電気信号をR,G,Bの各1画素あたり10bitのデジタル値に変換する。シェーディング補正回路404bは、A/D変換回路403bから出力されたデジタル画像信号に対し、光源134、135の光量の不均一性の影響やラインセンサ140の画素感度の影響を補正し、補正後の画像信号を出力する。
表面、裏面のそれぞれにつき補正された画像信号は記憶部としてのメモリ407に格納される。メモリ407は、A3で2ページ分程度の画像信号を格納できる容量を有する。ACS回路452は、メモリ407に格納された画像信号からカラー原稿/白黒原稿判定を行う判定手段であり、その詳細は後述する。また、CPU401は、図示しない画像形成装置のコントローラ部からの画像要求に応じて、メモリ407から画像信号を画像形成装置のコントローラ部へ転送する。すなわち、原稿読み取りによりメモリ407に格納された画像信号は、メモリ407から出力画像信号として、コントローラ部へ転送され、画像形成装置では、コントローラ部から不図示のプリンタ部へ送られ、プリントが実行される。
図3は、ACS回路452のブロック図である。ACS回路452は、原稿読み取りで得られた画像データがカラーか否かを判定することで、読み取った原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定する。具体的には、ACS回路452は、画素ごとの彩度を求め、ある閾値以上の画素がどれだけ存在するかによってカラー/白黒判定(以下、ACS判定という)の処理を行う。しかし、白黒原稿であっても、MTF(Modulation Transfer Function)等の影響により、ミクロ的に見るとエッジ周辺に色画素が多数存在し、単純に画素単位でACS判定を行うのは難しい。このACS判定として様々な手法が提供されているが、本実施の形態では、採用するACSの手法に限定はなく、一般的なものを採用して説明する。
上述のように、白黒画像でもミクロ的に見ると色画素が多数存在するため、その画素が本当に色画素であるかどうかを判定するには、注目画素に対する周辺の色画素の情報を参照する必要がある。フィルタ601はそのためのフィルタであり、注目画素の周辺画素を参照するためにFIFO(First In First Out)の構造をとる。フィルタ601にはCPU401からの制御信号612が入力される。フィルタ601からの出力は色判定部603及びヒストグラムカウント部613に入力される。
領域検出回路602は、CPU401によりレジスタ607、608、609、610に設定された値と、メモリ407からフィルタ601を介して送られた画像信号を元に、ACSをかける領域信号605を作成する。色判定部603は、ACSをかける領域信号605に基づき、注目画素に対してフィルタ601内のメモリの周辺画素を参照し、注目画素が色画素か白黒画素かを決定する。カウンタ604は、色判定部603から出力される、ACSをかける領域内での色判定信号606の個数を計数する。ACS判定の処理において、CPU401は、カウンタ604の値と所定の閾値とを比較し、その比較結果から、読み取った原稿がカラーであるか否かを判定する。以降、原稿の表面及び裏面の双方について、読み取り画像がカラーであるという判定結果を「カラー判定」、白黒であるという判定結果を「白黒判定」と呼称する。CPU401は、メモリ407に記憶された画像データを選択的にACS回路452に入力することで、入力した画像データに対するACS判定をACS回路452に行わせる。
図4は、両面同時読取処理のフローチャートである。この処理は、CPU401が備える不図示のROMに格納された制御プログラムをCPU401が備えるRAMに読み出してCPU401が実行することにより実現される。この処理は、ユーザが原稿トレイ104に両面原稿をセットし、操作部406のスタートボタン(不図示)を押下すると開始される。
ステップS101で、CPU401は、原稿が表面読取位置に到着するのを待ち、原稿が表面読取位置に到着すると、ステップS102で、表面読取ユニット121による原稿の表面の読み取りを開始する。それと共にCPU401は、表面を読み取って得られた画像信号(画像データ)をメモリ407に格納する処理を開始する。その際、表面の画像信号は、ラインセンサ128のライン毎にA/D変換回路403aでA/D変換され、シェーディング補正回路404aで補正されて、ライン毎にメモリ407に格納される。
次に、ステップS103で、CPU401は、メモリ407に格納された表面の画像信号をACS回路452に入力することで、表面のACS判定、すなわち表面の画像信号がカラーであるか否かをACS回路452に判定させる処理を開始する。次に、ステップS104で、CPU401は、原稿が裏面読取位置に到着するのを待ち、原稿が裏面読取位置に到着すると、ステップS105で、裏面読取ユニット131による原稿の裏面の読み取りを開始する。それと共にCPU401は、裏面を読み取って得られた画像信号(画像データ)をメモリ407に格納する処理を開始する。その際、裏面の画像信号は、ラインセンサ140のライン毎にA/D変換回路403bでA/D変換され、シェーディング補正回路404bで補正されて、ライン毎にメモリ407に格納される。
ステップS106で、CPU401は、原稿の表面に関し、カラー判定が得られているか否かを判別する。ところで、表面の全領域(ページ全体)のうちACS判定未処理の領域があっても、表面のカラー判定が得られている可能性はある。全領域の少なくとも一部にカラー部分があればその原稿はカラー原稿だからである。一方、表面の全領域に対するACS判定処理の結果、カラー判定が得られなかった場合に、白黒判定が得られる。
ステップS106での判別の結果、原稿の表面に関し、既にカラー判定が得られている場合は、CPU401は処理をステップS107に進める。ステップS107では、CPU401は、メモリ407に格納された裏面の画像信号をACS回路452に入力することで、裏面のACS判定、すなわち裏面の画像信号がカラーであるか否かをACS回路452に判定させる処理を開始する。なお、ステップS106からステップS107へ移行した場合、表面の全領域に対するACS判定の処理が終了していなくても、CPU401は、メモリ407からACS回路452への表面の画像信号の入力を中断し、裏面の画像信号を入力する。これにより、表面に関するACS判定は中断され、裏面のACS判定が早期に開始可能となる。
次に、ステップS108で、CPU401は、原稿の裏面の全領域に対するACS判定の処理が終了するまで待ち、原稿の裏面の全領域に対するACS判定の処理が終了すると、処理をステップS109に進める。ステップS109では、CPU401は、読み取るべき次原稿があるか否かを判別し、次原稿がある場合は、処理をステップS101に戻す一方、次原稿がない場合は図4の処理を終了する。
ステップS106での判別の結果、原稿の表面に関し、カラー判定が得られていない場合は、CPU401は処理をステップS110に進める。ステップS110では、CPU401は、原稿の表面の全領域に対するACS判定の処理が終了するまで待ち、原稿の表面の全領域に対するACS判定の処理が終了すると、処理をステップS107に進める。このように、ステップS104〜S106の処理により、原稿の裏面の読み取りが開始されたタイミングにおける表面のACS判定の結果に基づいて、裏面の画像のACS判定の開始タイミングが制御される。
図5(a)、(b)は、原稿画像の読み取り、ACS判定及び画像信号出力のタイミングチャートである。特に図5(a)、(b)はそれぞれ、図4のステップS106の処理時点で表面のカラー判定が得られている場合、得られていない場合を示している。ACS判定の結果を示すACS判定結果信号は、“H”がカラー、“L”が白黒を示すとする。ACS回路452の判定結果に応じて、ACS判定結果信号は変化する。すなわち、ACS判定結果信号は、カラーと判定できたタイミングで“L”から“H”に変化する。また、ACS回路452に入力する画像信号が切り替わるとそのタイミングでACS判定結果信号は“L”にクリアされる。ステップS106の処理時点が、図5に示すACS回路切換判定タイミングに対応する。図5の処理において、CPU401は、本発明における制御手段としての役割を果たす。
まず、図5(a)に示すように、ステップS106の判別時点で原稿表面がカラー原稿と判定されている場合には、メモリ407からACS回路452へは、原稿の表面の画像信号に代わって原稿の裏面の画像信号が入力される。これにより、裏面の画像信号に対するACS判定の処理が早期に開始される(S106→S107)。この時点で、メモリ407からコントローラ部へ出力される画像信号は表面の画像信号のままである。
一方、図5(b)に示すように、ステップS106の判別時点で原稿表面がカラー原稿と判定されていない場合には、ACS回路452には、引き続き原稿の表面の画像信号が入力される(S110)。この時点で、メモリ407からコントローラ部へ出力される画像信号は表面の画像信号のままである。そして表面の全領域に対するACS判定の処理が終了してから、メモリ407からACS回路452へ、原稿の裏面の画像信号が入力される。これにより、裏面の画像信号に対するACS判定の処理が開始される。
本実施の形態によれば、CPU401は、原稿の裏面の読み取りを開始したタイミングにおける原稿の表面のACS判定の結果に基づいて、裏面の画像のACS判定の開始タイミングを制御する。すなわちCPU401は、裏面の読み取り開始タイミングで表面がカラーと判定されている場合は、表面の画像データに、ACS判定未処理の領域に対応するデータがあっても、裏面の画像データの判定を開始させる(S106→S107)。これにより、原稿両面のカラー/白黒判定が無駄に遅延することを抑制することができる。ひいては、FCOTの短縮が可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、両面同時読取処理が第1の実施の形態と異なる。図6、図7を用いて本実施の形態を説明する。
図6は、両面同時読取処理のフローチャートである。この処理の実行条件や開始条件は、図4の処理と同様である。ステップS201〜S206の処理は、図4のステップS101〜S106と同様である。
CPU401は、ステップS206での判別の結果、原稿の表面に関し、既にカラー判定が得られている場合は処理をステップS207に進める一方、カラー判定が得られてない場合は、処理をステップS211に進める。ステップS207では、CPU401は、図4のステップS107と同様の処理を実行する。従って、ステップS206からステップS207へ移行した場合、表面の全領域に対するACS判定の処理が終了していなくても、CPU401は、メモリ407からACS回路452への表面の画像信号の入力を中断し、裏面の画像信号を入力する。これにより、表面に関するACS判定は中断され、裏面のACS判定が早期に開始可能となる。
次に、ステップS208では、CPU401は、原稿の裏面に関し、カラー判定が得られているか否かを判別する。そして原稿の裏面に関し、カラー判定が得られている場合は、CPU401は処理をステップS210に進める。しかし原稿の裏面に関し、カラー判定が得られていない場合は、CPU401は、ステップS209で、原稿の裏面の全領域に対するACS判定の処理が終了したか否かを判別する。そしてCPU401は、原稿の裏面の全領域に対するACS判定の処理が終了していない場合は、処理をステップS208に戻す。一方、原稿の裏面の全領域に対するACS判定の処理が終了した場合は、CPU401は、ステップS210で、図4のステップS109と同様の処理を実行する。ステップS210での判別の結果、CPU401は、読み取るべき次原稿がある場合は、処理をステップS201に戻す一方、次原稿がない場合は、図6の処理を終了する。
ステップS211では、CPU401は、原稿の表面に関し、カラー判定が得られているか否かを判別する。そして原稿の表面に関し、カラー判定が得られている場合は、CPU401は、処理をステップS207に進める。一方、原稿の表面に関し、カラー判定が得られていない場合は、CPU401は、ステップS212で、原稿の表面の全領域に対するACS判定の処理が終了したか否かを判別する。原稿の表面の全領域に対するACS判定の処理が終了していない場合は、CPU401は、処理をステップS211に戻す。一方、原稿の表面の全領域に対するACS判定の処理が終了すると、CPU401は、処理をステップS207に進める。
図7は、原稿画像の読み取り、ACS判定及び画像信号出力のタイミングチャートであり、特に、図6のステップS206の処理時点で表面のカラー判定が得られていない場合を示している。ステップS206の処理時点が、図7に示すACS回路切換判定タイミングに対応する。なお、図示していないが、図6のステップS206の処理時点で表面のカラー判定が得られている場合は、第1の実施の形態と同様に、表面の画像信号に代わって裏面の画像信号に対するACS判定の処理が開始される(S206→S207)。
図7に示すように、ステップS206の判別時点で原稿表面がカラー原稿と判定されていない場合には、ACS回路452には、引き続き原稿の表面の画像信号が入力される(S211、S212)。その後、図7に示すように、表面の全領域に対するACS判定処理の終了前に表面のカラー判定が得られたとする(S211でYes)。この場合、CPU401は、表面のACS判定を中断し、ACS回路452にはメモリ407から原稿の裏面の画像信号を入力することで、裏面の画像信号に対するACS判定の処理を開始させる(S211→S207)。すなわちCPU401は、表面の画像データに、ACS判定未処理の領域に対応するデータがあっても、裏面の画像データの判定を開始させる。これにより、裏面のACS判定の開始が早まる。
また、原稿裏面のACS判定中、当該ACS判定処理の終了前に、裏面のカラー判定が得られたとする(S208でYes)。この場合、CPU401は、裏面の全領域のACS判定を完遂することなく中断する(S208→S210)。これにより、裏面に関するACS判定の結果を遅延なく得ることができる。そして、CPU401は、読み取るべき次の原稿があれば、裏面の画像データにACS判定未処理の領域に対応するデータがあっても、次の原稿の読み取りに移行するよう制御する。
本実施の形態によれば、裏面の読み取り開始タイミングで表面がカラーと判定されている場合は、表面の画像データに、ACS判定が未処理の領域に対応するデータがあっても、裏面の画像データの判定を開始させる(S206→S207)。これにより、原稿両面のカラー/白黒判定が無駄に遅延することを抑制することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができ、ひいては、FCOTの短縮が可能となる。また、CPU401は、裏面の読み取り開始タイミングで表面がカラーと判定されていなくても、表面の全領域に対するACS判定処理の終了前に表面のカラー判定が得られれば、裏面の画像信号に対するACS判定の処理を開始させる。これにより、裏面のACS判定の開始を早め、裏面のカラー/白黒判定が無駄に遅延することを抑制することができる。さらにCPU401は、原稿裏面のACS判定の処理の終了前に、裏面のカラー判定が得られると、裏面の全領域のACS判定を中断する。これによっても、裏面のカラー/白黒判定が無駄に遅延することを抑制することができる。
なお、ACS判定結果が確定したら、その旨を操作部406での表示等によって報知してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
110〜113、132、133、116 搬送ローラ
121 表面読取ユニット
131 裏面読取ユニット
401 CPU

Claims (7)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される原稿の第1面を読み取って第1の画像データを出力する第1の読み取り手段と、
    前記第1の読み取り手段の位置よりも搬送方向における下流の位置で前記原稿の第2面を読みって第2の画像データを出力する第2の読み取り手段と、
    画像データがカラーか否かを判定する判定手段と、
    前記第1の読み取り手段により前記原稿の読み取りが開始されると前記判定手段による前記第1の画像データの判定を開始させ、前記第2の読み取り手段による前記原稿の読み取りが開始されたタイミングにおける前記判定手段による前記第1の画像データの判定結果に基づいて、前記判定手段による前記第2の画像データの判定の開始タイミングを制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の読み取り手段による前記原稿の読み取りが開始されたタイミングにおいて、前記判定手段により前記第1の画像データがカラーであると判定されている場合は、前記第1の画像データに、前記第1面の全領域のうち前記判定手段による未処理の領域に対応するデータがあっても、前記判定手段による前記第2の画像データの判定を開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記判定手段は、入力された画像データに対してカラーか否かの判定処理を実行し、
    前記制御手段は、前記第2の読み取り手段による前記原稿の読み取りが開始されたタイミングにおいて前記判定手段により前記第1の画像データがカラーであると判定され且つ、前記第1の画像データに、前記第1面の全領域のうち前記判定手段による未処理の領域に対応するデータがある場合は、前記判定手段に対して前記第1の画像データの入力を中断して前記第2の画像データを入力することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の読み取り手段による前記原稿の読み取りが開始されたタイミングにおいて前記判定手段により前記第1の画像データがカラーであると判定されていない場合、前記判定手段による前記第1の画像データの判定処理が終了すると前記判定手段による前記第2の画像データの判定を開始させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の読み取り手段による前記原稿の読み取りが開始されたタイミングにおいて前記判定手段により前記第1の画像データがカラーであると判定されていない場合、その後に前記判定手段により前記第1の画像データがカラーであると判定されると、前記第1の画像データに、前記第1面の全領域のうち前記判定手段による未処理の領域に対応するデータがあっても、前記判定手段による前記第2の画像データの判定を開始させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御手段は、前記判定手段により前記第2の画像データがカラーであると判定され且つ、読み取るべき次の原稿がある場合は、前記第2の画像データに、前記第2面の全領域のうち前記判定手段による未処理の領域に対応するデータがあっても、前記次の原稿の読み取りに移行するよう制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記第1の画像データ及び前記第2の画像データを記憶する記憶部を有し、
    前記制御手段は、前記記憶部に記憶された画像データを選択的に前記判定手段に入力することで、入力した画像データに対する判定処理を前記判定手段に行わせることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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