JP4875896B2 - 光走査装置及びこれを備える画像形成装置並びにレンズ位置調整方法 - Google Patents

光走査装置及びこれを備える画像形成装置並びにレンズ位置調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、光源からの光をレンズを介して回転偏向器に入射させ、その回転偏向器により偏向走査された走査光を光照射対象へ照射する光走査装置、及び、これを備えた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、並びに、その光走査装置についてのレンズ位置調整方法に関するものである。
この種の光走査装置としては、例えば、画像形成装置に設けられた感光体等の潜像担持体表面に潜像を形成するための光書込装置(潜像形成手段)として用いられるものが知られている。光書込装置は、一般に、光源から光照射対象である感光体表面に至るまでの光路上に、コリメートレンズ、シリンドリカルレンズ、回転多面鏡を備えた回転偏向器(ポリゴンスキャナ)、各種ミラーなどの部材を備える。このような光書込装置において、回転偏向器の回転多面鏡における反射面の傾き(いわゆる面倒れ)や、回転偏向器自体の取付誤差による回転多面鏡の軸倒れなどが存在すると、感光体表面上の走査線ピッチムラや感光体表面に対する結像位置ズレ等が発生し、画像品質を落とすという不具合を引き起こす。シリンドリカルレンズは、このような不具合を解消するために設けられている。シリンドリカルレンズは、通常、光源と回転偏向器との間に設けられ、その光軸方向位置を、光源の出射点と回転多面鏡反射点との間の共役関係が満たされるように調整することが重要である。
特許文献1、特許文献2及び特許文献3には、シリンドリカルレンズの光軸方向位置を移動させる移動機構を備えた光書込装置が開示されている。これらの特許文献に記載の移動機構は、モータ等の駆動源からの駆動力を用いてシリンドリカルレンズを光軸方向へ移動させるものであり、駆動源及び駆動伝達機構並びにその駆動制御系が必要となる。そのため、構成が複雑化し、その設置スペースを確保しなければならない関係で小型化に支障をきたすという不具合がある。
特許文献4には、シリンドリカルレンズの光軸方向位置が移動可能な構成を備えた光書込装置が開示されている。この光書込装置においては、シリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材が光軸に平行なハウジング面(支持面)に対し、光軸方向への移動が可能なように取り付けられる。そのハウジング面上にはガイド部材が設けられており、そのガイド部材によりレンズ保持部材の光軸方向への移動がガイドされる。レンズ保持部材には、ハウジング面に沿うように光軸方向に向けて長尺な長孔が設けられている。この長孔にはハウジング(支持部材)に設けられたネジ孔に係合するネジが挿通される。この光書込装置によれば、ネジを緩めた状態で作業者の手の力によりレンズ保持部材(操作部)を光軸方向へ移動させることで、シリンドリカルレンズの光軸方向位置を調整し、その調整後にネジを締めることで、シリンドリカルレンズを適切な位置に固定することが可能である。そして、この光書込装置では、シリンドリカルレンズの光軸方向位置を調整するにあたり、駆動源及び駆動伝達機構並びにその駆動制御系を必要としないので、上述したような不具合は生じない。
特許文献5にも、シリンドリカルレンズの光軸方向位置が移動可能な構成を備えた光書込装置が開示されている。この光書込装置は、光軸に平行なハウジング面(支持面)を有するハウジング(支持部材)に、光軸方向に長尺なガイド孔が設けられている。このガイド孔には、シリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材の突起がスナップフィットさされ、これによりレンズ保持部材がハウジング面上に光軸方向への移動が可能なように取り付けられる。また、ハウジングには、光軸方向に長尺な貫通孔が設けられており、レンズ保持部材をハウジングに取り付けた際に、そのレンズ保持部材に設けられる凸部(操作部)がその貫通孔を通じてハウジング外面(レンズ保持部材が取り付けられる支持面の反対面)から突出するように構成される。この光書込装置によれば、作業者の手の力によりハウジング外面から突出した凸部を貫通孔に沿って動かすことにより、シリンドリカルレンズの光軸方向位置を調整することができる。
また、上記特許文献5には、作業者の手の力によりシリンドリカルレンズを光軸方向へ移動させる別の構成として、偏心カムを用いた例も開示されている。この例では、光軸方向に対して直交する方向に長尺な貫通孔がレンズ保持部材に設けられている。偏心カムは、円板状の基部と、その回転中心軸に沿って一方の基部面から外方へ延びる中心軸部材と、他方の基部面上における回転中心軸からズレた位置から外方へ延びる偏心軸部材とから構成されている。この偏心カムは、その中心軸部材がハウジングの軸受孔に軸受けされ、かつ、その偏心軸部材がレンズ保持部材の貫通孔に挿入されるように取り付けられる。この光書込装置によれば、軸受孔を通じてハウジング外面から突出した中心軸部材(操作部)を、作業者の手の力で回転させることにより、レンズ保持部材の突起がハウジングのガイド孔にガイドされた状態でレンズ保持部材を光軸方向へ移動させることができる。よって、作業者の手の力によりシリンドリカルレンズの光軸方向位置を調整することができる。
上記特許文献5に開示されているこれらの光書込装置は、上記特許文献4のものと同様に、シリンドリカルレンズの光軸方向位置を調整するにあたって駆動源及び駆動伝達機構並びにその駆動制御系を必要としないので、上述したような不具合は生じない。
特開平5−34618号公報 特開平8−304726号公報 特開平10−215351号公報 実開平6−54011号公報 特開2004−246032号公報
ところが、上記特許文献4や上記特許文献5に開示されている光書込装置では、作業者による調整作業が煩雑であり、生産性が悪いという問題があった。以下、詳しく説明する。
シリンドリカルレンズの光軸方向位置を調整する際、一般には、その光書込装置を、画像形成装置に搭載されるときの姿勢とほぼ同じ姿勢で調整装置の載置台上に載せる。そして、その光書込装置が画像形成装置に搭載されるときに光照射対象となる感光体表面がその光書込装置に対して位置決めされる予定の位置に対応する箇所に、CCD等の受光器を配置する。この受光器は、感光体軸方向に対応する方向の任意の地点に1個又は2個以上配置する。その後、光書込装置を駆動し、感光体軸方向に対応する方向に沿って走査される走査光を受光器で検出し、その検出結果に基づいてディスプレイ等に表示されるレンズ位置調整用情報を見ながら、作業者はシリンドリカルレンズの光軸方向位置を適切な位置に調整する。
上記特許文献4に記載の光書込装置は、レンズ保持部材を移動させる際にレンズ保持部材を作業者が手で持つときに作業者の手がシリンドリカルレンズの入射光又は出射光を遮ってしまうような構成となっている。そのため、この光書込装置における調整作業では、作業者が手でレンズ保持部材(操作部)を移動させた後、その手を退けて受光器の検出結果に基づくレンズ位置調整用情報を見て、再び作業者が手でレンズ保持部材を移動させるといった作業を繰り返しながら、シリンドリカルレンズの光軸方向位置が適切になる位置を探し出すという煩雑な作業を行うことになる。
これに対し、上記特許文献5に記載の光書込装置においては、レンズ保持部材を移動させるとき、作業者が自分の手の力で動かす操作部は、ハウジング外面から突出した凸部又は中心軸部材である。よって、調整作業の際に作業者の手がシリンドリカルレンズの入射光や出射光を遮ることはない。したがって、受光器の検出結果に基づくレンズ位置調整用情報を確認しながら作業者が自分の手の力でレンズ保持部材を移動させ、シリンドリカルレンズの光軸方向位置が適切になる位置を探し出すことができる。したがって、上記特許文献4に記載の光書込装置に比べて、その調整作業が容易である。
しかし、上記特許文献5に記載の光書込装置は、画像形成装置に搭載されたときに感光体に対して鉛直方向下方へ配置される。よって、この光書込装置は、鉛直方向上方へ向けて走査光を照射する画像形成装置搭載時とほぼ同じ姿勢で、調整装置の載置台上に載せる。このとき、作業者が自分の手の力で動かす凸部や中心軸部材が突出したハウジング外面は、鉛直方向下方に向くことになる。そのため、シリンドリカルレンズの光軸方向位置を調整する際、作業者は、光書込装置を載置台上に載せた調整装置に対し、その載置台の下側から手を入れてその凸部や中心軸部材を動かすという作業を強いられることになる。このような作業は、光書込装置を載置台上に載せた調整装置に対し、その載置台の上側から作業する場合に比べてはるかに煩雑である。特に、シリンドリカルレンズの光軸方向位置は高精度に位置決めすることが要求されることから、作業者が自分の手の力で凸部や中心軸部材を細かく動せるようにすることが望まれ、その作業をなるべく容易に行えるようにすることは非常に重要である。
なお、上記問題は、シリンドリカルレンズに限らず、光源と回転偏向器との間の光路上に設けられるレンズであれば同様に生じ得るし、そのレンズを光軸方向以外の方向へ移動させる場合にも同様に生じ得る。また、光書込装置以外に利用される光走査装置においても同様に生じ得る。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、作業者の手の力で光源と回転偏向器との間の光路上に設けられるレンズの位置を調整する調整作業を容易化し、生産性を向上させることが可能な光書込装置及びこれを備えた画像形成装置並びにその光走査装置についてのレンズ位置調整方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源からの光をレンズを介して回転偏向器に入射させ、該回転偏向器により偏向走査された走査光を該光照射対象へ照射する光走査装置において、上記レンズを保持するレンズ保持部材と、上記光源及び上記回転偏向器が取り付けられるハウジングと、前記ハウジングのベース基板であって、該レンズを通過する光に平行であって鉛直方向下方に向く支持面を有し、該レンズ保持部材を移動可能なように該支持面側で支持する支持部材と、作業者が操作する操作部を備え、該操作部に加わった力を動力にして該レンズ保持部材を該支持部材に支持された状態で移動させる移動機構とを備えており、該操作部を、該支持部材における該支持面の反対面側に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の光走査装置において、上記支持部材は、上記支持面に沿って上記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の光走査装置において、上記レンズは、上記回転偏向器に入射する光のスポット特性を調整するためのシリンドリカルレンズであることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の光走査装置において、上記支持面に対して平行な仮想面内における上記移動機構の占有領域が該仮想面内における上記レンズ保持部材の占有領域内に含まれるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4の光走査装置において、上記移動機構は、上記操作部に加わる力を動力にして回転可能な基部と、その回転中心軸上を該基部から外方へ延びる中心軸部材と、該基部上における該回転中心軸からズレた位置から該回転中心軸に対して平行な方向に外方へ延びる偏心軸部材とを有する回転部材と、上記レンズ保持部材に設けられ、該レンズ保持部材の移動方向に対して直交する方向に長尺であって、かつ、挿入される該偏心軸部材の寸法に対応した幅をもつ長孔と、上記支持部材に設けられ、該中心軸部材を軸受する軸受孔とから構成されており、該回転部材における該支持部材の上記反対面に露出する部分を設けてその部分を該操作部としたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の光走査装置において、上記回転部材を、ポリアセタール材で形成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5又は6の光走査装置において、上記移動機構は、上記レンズ保持部材に保持されたレンズを上記支持部材の支持面上に設けられた支持部に対して摺動させながら該レンズ保持部材を該支持面に沿って移動させるものであり、該レンズは、該支持面を摺擦する摺擦面における該レンズ保持部材の移動方向に交差するエッジ部分を面取りしたものであることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7の光走査装置において、上記移動機構は、上記レンズ保持部材に保持されたレンズを上記支持部材の支持面上に設けられた支持部に対して摺動させながら該レンズ保持部材を該支持面に沿って移動させるものであり、該レンズ保持部材は、該レンズを該支持部に向けて付勢する付勢部材と、該付勢部材の付勢方向に対して直交する方向から該レンズを挟持する挟持部材とを有し、該付勢部材の付勢力に基づいて該レンズに作用する該支持部に向かう力が該挟持部材と該レンズとの間に働く静止摩擦力の合計よりも大きくなるように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の光走査装置において、上記レンズを、上記光源からの光の入射方向に対してその入射面の法線方向が傾斜するように配置したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の光走査装置において、上記レンズ保持部材の線膨張係数は1×10^「-5」^[1/℃]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の光走査装置において、上記レンズと上記回転偏向器との間を遮蔽する光透過部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、潜像担持体の表面に光走査装置を用いて走査光を照射することにより該潜像担持体の表面に潜像を形成し、該潜像を現像することで得た画像を最終的に記録材上に転移させることで画像を形成する画像形成装置において、上記光走査装置として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11の光走査装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、光源からの光をレンズを介して回転偏向器に入射させ、該回転偏向器により偏向走査された走査光を該光照射対象へ照射する光走査装置であって、該レンズを保持するレンズ保持部材と、該光源及び該回転偏向器が取り付けられるハウジングと、該ハウジングのベース基板であって、該レンズを通過する光に平行であって鉛直方向下方に向く支持面を有し、該レンズ保持部材を移動可能なように該支持面側で支持する支持部材と、作業者が操作する操作部を備え、該操作部に加わった力を動力にして該レンズ保持部材を該支持部材に支持された状態で移動させる移動機構とを備えており、該操作部が該支持部材における該支持面の反対面側に設けられている光走査装置における該レンズの位置を調整するレンズ位置調整方法であって、上記光走査装置の使用時における姿勢と略同一姿勢となるように該光走査装置を載置台上に載せて保持した後、該光走査装置を駆動して照射させた走査光の一部を、該光走査装置の使用時に上記光照射対象が該光走査装置に対して位置決めされる位置に対応した箇所に配置された光検出器により検出し、その検出結果に基づくレンズ位置調整用情報に応じて該光走査装置の上記操作部を操作することにより、上記レンズの位置を調整することを特徴とするものである。
本発明においては、光源と回転偏向器との間の光路上に設けられるレンズを保持するレンズ保持部材が、レンズを通過する光に平行であって鉛直方向下方に向く支持面側で支持部材により支持されている。よって、レンズへ入射する入射光及びレンズから出射する出射光は、支持部材に対してその支持面側を通過する。そして、本発明では、レンズ保持部材を移動させる際に作業者が操作する操作部が、その支持部材の支持面の裏面に位置する反対面側に設けられる。したがって、レンズ保持部材を移動させるために作業者が操作部を操作するとき、作業者の手や作業者が用いる操作道具によってレンズの入射光や出射光を遮ってしまうことはない。その結果、レンズ位置の調整作業の際、上記特許文献5に記載のものと同様に、レンズ位置調整用情報を確認しながら作業者が手の力でレンズ保持部材を移動させ、レンズの位置が適切になる位置を探し出すといった作業が可能となり、その調整作業が容易になる。
更に、本発明において、光走査装置の使用時には、その光走査装置に対して光照射対象が鉛直方向上方に配置される場合であっても鉛直方向下方に配置される場合であっても、レンズ保持部材が支持される支持部材の支持面は鉛直方向下方に向く。よって、操作部が設けられる支持部材の反対面は、いずれの場合であっても鉛直方向上方を向くことになる。この光走査装置のレンズ位置を調整装置を用いて調整する場合、その光走査装置は、その使用時における姿勢と略同一姿勢となるように調整装置の載置台上に載せた状態で、そのレンズ保持部材を移動させて調整作業を行う。したがって、本発明によれば、この調整作業時において、その載置台上に載せられる光走査装置のレンズ保持部材移動用の操作部は、鉛直方向上方を向くことになる。その結果、レンズ位置を調整すべく操作部を操作してレンズ保持部材を移動させる際、作業者は、光走査装置を載置台上に載せた調整装置に対し、その載置台の上側から操作部を操作することができる。
以上、本発明によれば、レンズ位置を調整すべく操作部を操作してレンズ保持部材を移動させる際、レンズの入射光や出射光を遮ることなく、その操作部を鉛直方向上側から操作できるので、上述したような調整装置を用いたレンズ位置の調整作業が容易化でき、生産性を向上させることが可能となるという優れた効果がある。
以下、本発明を、画像形成装置としてのプリンタに適用した一実施形態について説明する。本実施形態は、いわゆる中間転写方式のタンデム型画像形成装置を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。
図2は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。
このプリンタは、装置本体1と、この装置本体1から引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。装置本体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナー像を形成するための作像ステーション3Y,3C,3M,3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図3は、イエロー(Y)の作像ステーションの概略構成を示す構成図である。なお、他の作像ステーションも同様の構成である。
図2及び図3に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、図3中矢印A方向に回転する光照射対象である潜像担持体としてのドラム状の感光体10Y,10C,10M,10Kを備えている。感光体10Y,10C,10M,10Kは、直径40mmのアルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆う、例えばOPC(有機光半導体)感光層とから構成されている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ、感光体10Y,10C,10M,10Kの周囲に、感光体を帯電する帯電装置11Y,11C,11M,11K、感光体に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置12Y,12C,12M,12K、感光体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y,13C,13M,13Kを備える。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの下方には、感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に走査光である書込光Lを照射する光走査装置である光書込装置としての光書込ユニット4を備えている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの上方には、各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにより形成されたトナー画像が転写される中間転写体である中間転写ベルト20を備えた中間転写ユニット5を備えている。また、中間転写ベルト20に転写されたトナー画像を記録材である転写紙Pに定着する定着ユニット6も備えている。また、装置本体1の上部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナーを収容するトナーボトル7Y,7C,7M,7Kが装填されている。このトナーボトル7Y,7C,7M,7Kは、装置本体1の上部に形成される排紙トレイ8を開くことにより、装置本体1から脱着可能に構成されている。
上記光書込ユニット4は、レーザーダイオードを備えた光源ユニットから発射させるレーザ光を回転偏向器によって偏向走査し、その走査光を感光体10Y,10C,10M,10Kの表面上に照射することで、各感光体表面に潜像を形成する。光書込ユニット4の詳しい説明は後述する。
上記中間転写ユニット5の中間転写ベルト20は、図2に示すように、駆動ローラ21、テンションローラ22及び従動ローラ23に掛け渡され、所定タイミングで図中反時計回り方向に回転駆動される。また、中間転写ユニット5は、感光体10Y,10C,10M,10Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kを備えている。また、中間転写ユニット5は、中間転写ベルト20上に転写されたトナー像を転写紙Pに転写する二次転写ローラ25、転写紙P上に転写されなかった中間転写ベルト20上の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置26も備えている。
次に、上記構成のプリンタにおいて、カラー画像を得る工程について説明する。
まず、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにおいて、感光体10Y,10C,10M,10Kが帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様に帯電される。その後、光書込ユニット4により画像情報に基づく書込光Lが照射されることで、各感光体10Y,10C,10M,10Kの表面それぞれに各色に対応した潜像が形成される。各感光体10Y,10C,10M,10K上の潜像は、現像装置12Y,12C,12M,12Kの現像ローラ15Y,15C,15M,15K上に担持された各色のトナーによってそれぞれ現像されてトナー像化される。感光体10Y,10C,10M,10K上の各色トナー像は、各一次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kの作用によって図中反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト20上に順次重ねて転写される。このときの各色の作像動作は、各色トナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。一次転写終了後の感光体10Y,10C,10M,10Kは、クリーニング装置13Y,13C,13M,13Kのクリーニングブレード13aによってその表面がクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。トナーボトル7Y,7C,7M,7Kに充填されているトナーは、必要性に応じて図示しないトナー搬送経路を通じて各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの現像装置12Y,12C,12M,12Kに所定量補給される。
一方、上記給紙カセット2内の転写紙Pは、給紙カセット2の近傍に配設された給紙ローラ27によって、装置本体1内に搬送され、レジストローラ対28によって所定のタイミングで二次転写部に搬送される。そして、二次転写部において、中間転写ベルト20上に形成されたトナー画像が転写紙Pに転写される。トナー画像が転写された転写紙Pは、定着ユニット6を通過することで画像定着が行われ、排出ローラ29によって排紙トレイ8に排出される。感光体10Y,10C,10M,10Kと同様に、中間転写ベルト20上に残った転写残のトナーは、中間転写ベルト20に接触するベルトクリーニング装置26によってクリーニングされる。
次に、上記光書込ユニット4の構成について説明する。
図4は、感光体軸方向から見たときの光書込ユニット4の構成を示す説明図である。
図5は、光書込ユニット4の構成を図4中の符号Bで示す方向から見た下面図である。
図6は、光書込ユニット4を図4中の符号Cで示す方向から見た上面図である。
本実施形態の光書込ユニット4は、各感光体10K、10M、10C、10Yにそれぞれ対応する書込光LY,LC,LM,LKを発生させる光源としての光源ユニット70K,70M,70C,70Yを構成部品として備えている。また、正多角柱形状からなる2つの回転多面鏡としてのポリゴンミラー41a,41bとこれを回転駆動する図示しないポリゴンモータとを備えた回転偏向器も、構成部品として備えている。ポリゴンミラー41a,41bは、その側面に反射ミラーを有し、ポリゴンモータによって正多角柱の中心軸を回転中心として32000[rpm]で回転する。また、光書込ユニット4は、光源ユニット70K,70M,70C,70Yと、ポリゴンミラー41a,41bとの間に、シリンドリカルレンズを備えたレンズユニット60Y,60C,60M,60Kも、構成部品として備えている。このレンズユニット60Y,60C,60M,60Kの詳しい構成について後述する。また、光書込ユニット4は、ポリゴンモータから発生する熱を断熱する断熱機能を備えた光透過部材としての断熱ガラス42と、ポリゴンミラー41a,41bによる光走査の等角度運動を等速直線運動へと変えるfθレンズ43a,43bと、感光体10Y,10C,10M,10Kへと書込光(走査光)を導く第1ミラー44a,44b,44c,44d、第2ミラー46a,46b,46c,46d及び第3ミラー47a,47b,47c,47dと、長尺レンズ50a、50b,50c,50dとも、構成部品として備えている。
光書込ユニット4を構成する上述の構成部品は、ハウジング100に配設されて取り付けられている。
具体的に説明すると、光源ユニット70K,70M,70C,70Yは、図5に示すように、ハウジング100のベース基板100aの下面に取り付けられている。また、ベース基板100aの下面には、シリンドリカルレンズを備えるレンズユニット60Y,60C,60M,60K、fθレンズ43a,43b、及び、第1ミラー44a,44b,44c,44dも、取り付けられている。さらに、ベース基板100aの下面には、Y色用の長尺レンズ50aおよびK色用の長尺レンズ50dも取り付けられている。一方、M色用の長尺レンズ50cおよびC色用の長尺レンズ50bは、ベース基板100aの上面に取り付けられる。なお、K色用以外の長尺レンズ50a,50b,50cは、ホルダ部材に揺動自在に支持され、ホルダ部材を介してハウジングに取り付けられており、長尺レンズ50の出射面から出射するレーザ光の出射角を調整可能にしている。一方、K色用の長尺レンズ50aは、そのまま直接ベース基板100aの上面に固定されている。これは、本実施形態においては、K色の走査線を基準にして、長尺レンズ50の出射面から出射する走査光(書込光)の出射角を調整するようにしているからである。
また、ベース基板100aの上面側におけるハウジング100内には、第2ミラー46a,46b,46c,46d及び第3ミラー47a,47b,47c,47dが取り付けられている。
また、ベース基板100aは、その略中央部が鉛直方向下方に凹んだ形状となっており、この凹部が回転偏向器を収容する収容部110となる。レンズユニット60Y,60C,60M,60Kからの光路上に位置する収容部110の側壁部分には、断熱ガラス42が設けられている。この収容部110の底部には、回転偏向器がネジ止めされる。
図4に示すように、ハウジング100の上部には上カバー部材120が取り付けられ、ハウジングの下部には下カバー部材130が取り付けられる。上カバー部材120には、各色の書込光LY,LC,LM,LKが通過する開口がそれぞれ設けられており、これらの開口には、防塵ガラス48a,48b,48c,48dが取り付けられている。このような上カバー部材120と下カバー部材130を取り付けることで、光書込ユニット4のレンズやミラーなどの光学系の部品にチリやホコリが付着するのを抑制している。なお、これらのカバー部材は、樹脂や板金などで形成することができる。
光書込ユニット4は、図示しないスキャナやパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力された画像データに基づいて変換された光源信号に従って、各光源ユニット70Y,70C,70M,70Kから各色の書込光LY,LC,LM,LKを射出する。射出した書込光LY,LC,LM,LKは、図示しないコリメートレンズを通過した後、ハウジング100の内壁に設けられた図示しないアパーチャを通過することで、所定の形状に成形される。このアパーチャを通過した書込光は、レンズユニット60Y,60C,60M,60Kのシリンドリカルレンズを通過した後、断熱ガラス42を透過して回転偏向器のポリゴンミラー41a,41bの側面(反射面)に入射する。これにより、各色の書込光LY,LC,LM,LKが回転駆動するポリゴンミラー41a,41bによって偏向走査され、走査光となる。その走査光となった書込光LY,LC,LM,LKは、fθレンズ43a,43bを通過する。そして、K色の書込光LKは、長尺レンズ50dを通過した後、第1レンズ44d、第2レンズ46d、第3レンズ47d、防塵ガラス48dを経由して、K色の感光体10Kに照射され、K色の潜像を形成する。Y色の書込光LYは、K色の書込光LKと同様に、長尺レンズ50aを通過した後、第1レンズ44a、第2レンズ46a、第3レンズ47a、防塵ガラス48aを経由してY色の感光体10Yに照射され、Y色の潜像を形成する。M色の書込光LMは、第1レンズ44cを介して長尺レンズ50cを通過した後、第2レンズ46c、第3レンズ47c、防塵ガラス48cを経由してM色の感光体10Mに照射され、M色の潜像を形成する。C色の書込光LCは、M色の書込光LMと同様に、第1レンズ44bを介して長尺レンズ50bを通過した後、第2レンズ46b、第3レンズ47b、防塵ガラス48bを経由してC色の感光体10Cに照射され、C色の潜像を形成する。
次に、本発明の特徴部分である、シリンドリカルレンズの光軸方向位置の調整作業について説明する。
図7は、図示しない調整装置の載置台200上に載せて保持された状態の光書込ユニット4を感光体軸方向から見たときの構成を示す説明図である。
本実施形態では、光書込ユニット4を調整装置の載置台上に載せるとき、その光書込ユニット4が本プリンタの装置本体1に搭載されるときの姿勢(図4参照)とほぼ同じ姿勢となるにする。このような姿勢で光書込ユニット4を調整装置の載置台上に載せた後、その光書込ユニット4の使用時すなわちその光書込ユニット4を本プリンタの装置本体1に搭載した時に、各感光体10Y,10C,10M,10Kが光書込ユニット4に対して位置決めされる位置に対応した箇所にCCD等から構成される光検出器201Y,201C,201M,201Kをそれぞれ配置する。光検出器201Y,201C,201M,201Kは、各色ごとに、それぞれ感光体軸方向に対応する方向(図中紙面法線方向)に沿って、感光体表面上における感光体軸方向中央部に対応する箇所と感光体軸方向両端部に対応する箇所の3箇所にそれぞれ1つずつ配置される。なお、各色ごとに配置する光検出器の数や配置箇所はこれに限られない。
これらの光検出器201Y,201C,201M,201Kは、調整装置の制御部202に接続されており、その光検出器201Y,201C,201M,201Kで検出した検出結果(受光量やスポット径などを示す検出信号)が制御部202に送られる。制御部202は、入力される検出信号に基づいて各種演算処理を行い、各光検出器201Y,201C,201M,201Kで受光した光の受光量やスポット径などのレンズ位置調整用情報を、ほぼリアルタイムで連続的に表示部203に出力する。これにより、シリンドリカルレンズの光軸方向位置の調整作業を行う作業者は、その表示部203に表示されるレンズ位置調整用情報を見ながら、シリンドリカルレンズの光軸方向位置が最適位置となるように調整作業を行うことができる。
図1は、調整装置の載置台200上に載せて保持された状態の光書込ユニット4における、光源ユニット70からポリゴンミラー41a,41bまでの光路上に存在する各種構成部品を斜め上方から見たときの説明図である。
図8は、その光書込ユニット4の当該各種構成部品を斜め下方から見たときの説明図である。
なお、これらの図において、ハウジング100のベース基板100aは説明のため一部破断して示してある。また、各レンズユニット60Y,60C,60M,60Kは互いに同様の構成であるため、以下、1つのレンズユニットについて色分け符号を省略して説明する。
本実施形態では、光書込ユニット4が本プリンタの装置本体1に搭載されるときの姿勢(図2、図4参照)とほぼ同じ姿勢となるように光書込ユニット4を調整装置の載置台200上に載せて保持するので、図1や図8に示すように、光源ユニット70と、コリメートレンズ71と、シリンドリカルレンズ61、これを保持するレンズ保持部材62及び調整部材63を備えるレンズユニット60とが、ハウジング100における支持部材としてのベース基板100aの下面(支持面)側に位置する。そして、レンズ保持部材62を光軸方向へ移動させるための調整部材63に設けられ、作業者がドライバー160を用いて操作する操作部63aは、ベース基板100aの上面(上記支持面の反対面)側に設けられている。本実施形態では、この操作部63aをドライバー160で回すことにより、レンズ保持部材62を図中矢印Dで示すようにの光軸方向に沿って移動させることができる構成になっている。この構成の詳細については後述する。
シリンドリカルレンズ61の光軸方向位置を最適位置とするための調整作業には非常に精密な調整精度が要求されるため、できるだけ調整作業自体を容易化あるいは簡略化することが望ましい。本実施形態においては、上述したように、操作部63aがベース基板100aの上面側に位置するため、作業者は、操作部63aをドライバー160で操作する作業を鉛直方向上方から行うことができる。その結果、操作部63aがベース基板100aの下面側に位置する場合に比べて、その作業が格段に容易になる。しかも、その作業の際、シリンドリカルレンズ61はベース基板100aの下面側に位置し、そのシリンドリカルレンズ61へ入射する入射光及びそのシリンドリカルレンズ61から出射する出射光は、ベース基板100aの下方を通過する。したがって、作業者が操作部63aをドライバー160で操作する際に、そのドライバー160によってシリンドリカルレンズ61の入射光や出射光を遮ってしまうことはない。その結果、シリンドリカルレンズ61の光軸方向位置の調整作業を行う際、表示部203に表示されるレンズ位置調整用情報を確認しながらドライバー160で操作部63aを回し、シリンドリカルレンズ61の光軸方向位置が適切になる位置を探し出すといった作業を行うことができる。これにより、調整作業の作業効率が大幅に向上し、より高い生産性を得ることができる。
ここで、本実施形態の場合、光書込ユニット4が調整装置の載置台200上に載せて保持されたとき、図7に示すように、ポリゴンミラー41a,41bによって走査された走査光は、第1ミラー44a,44b,44c,44d、第2ミラー46a,46b,46c,46d及び第3ミラー47a,47b,47c,47d等に反射しながら、ベース基板100aの上面側を通過して最終的に光検出器201Y,201C,201M,201Kに到達する。そのため、その走査光の光路と操作部63aとの位置関係によっては、走査光の走査方向一部分をドライバー160で遮ってしまう場合も起こり得る。しかし、本実施形態においては、走査方向全領域の走査光をすべて検出するのではなく、その走査光のうち、走査方向における中央と両端の3箇所だけを検出し、その検出結果に応じたレンズ位置調整用情報を確認しながら作業者が調整作業を行う。よって、走査光の走査方向一部分をドライバー160で遮ってしまう場合であっても、その走査光部分が光検出器で検出しない部分となるように、走査光の光路と操作部63aとの位置関係を決定すれば、調整作業に弊害をもたらすことはない。
次に、本実施形態におけるレンズユニット60の構成について説明する。
図9は、光軸に対して直交する方向であって水平方向からレンズユニット60を見たときの説明図である。
本実施形態において、シリンドリカルレンズ61は、常にハウジング100のベース基板の下面上におけるレンズ座面100bに当接した状態で、レンズ保持部材62により保持されている。このレンズ座面100bは、光軸方向に対して直交する方向に2つ形成されており、各レンズ座面100bでシリンドリカルレンズ61の当接面両端領域に当接する。これらのレンズ座面100bの間におけるベース基板100a上には、シリンドリカルレンズ61を保持するレンズ保持部材62が光軸方向に沿って移動可能に取り付けられる。
操作部63aを回してレンズ保持部材62を光軸方向Dに沿って移動させる際、レンズ座面100bと当接しているシリンドリカルレンズ61の当接面は、レンズ座面100bに対して摺動することになる。このような構成により、レンズ座面100bの精度を高く形成しておくことで、レンズ保持部材62が移動する間、常にシリンドリカルレンズ61の鉛直方向位置はレンズ座面100bによって正確に位置決めされ、レンズ焦線と主走査面との平行度を維持することができる。
詳しく説明すると、レンズ焦線と主走査面との平行度が僅かでもズレると、顕著に光学特性(この場合は、端部像高でのビームスポット径太り)が悪化する。よって、レンズ焦線と主走査面との平行度を適切に確保すべく、シリンドリカルレンズ61を正確に位置決めすることが望まれる。本実施形態では、シリンドリカルレンズ61を光軸方向へ移動させるので、その移動の間もレンズ焦線と主走査面との平行度が適切に確保されるようにシリンドリカルレンズ61を正確に位置決めしなければならない。このとき、シリンドリカルレンズ61とその位置決めを行う基準面(本実施形態ではレンズ座面100b)との間に介在する部材が多ければ多いほど、その部材個々の寸法誤差やその組付誤差による累積的な誤差が大きくなり、シリンドリカルレンズ61を正確に位置決めすることが困難となる。本実施形態では、上述したように、シリンドリカルレンズ61はその位置決め基準面となるレンズ座面100bに当接し、そのレンズ座面100bとシリンドリカルレンズ61との間に介在する部材が存在しないように構成されている。よって、これらの間にレンズ保持部材62等の部材が介在するように構成した場合に比べて、シリンドリカルレンズ61を高い精度で位置決めすることが可能となる。
図10は、シリンドリカルレンズ61とその位置決め基準面となるレンズ座面100bとの当接部分の拡大図である。
本実施形態では、操作部63aを回すことで、シリンドリカルレンズ61がレンズ座面100bに対して摺擦しながら図10中矢印Dで示す光軸方向に沿って移動する。本実施形態では コストダウンの目的でハウジング100として樹脂成型品を採用しているため、その移動の際に、シリンドリカルレンズ61の移動方向Dに対して直交する方向に延びるエッジ部分が樹脂製のレンズ座面100bをわずかながら削り取ってしまう。このような削れが生じると、シリンドリカルレンズ61の移動を繰り返すことにより、レンズ座面100bによるシリンドリカルレンズ61の位置決め精度が悪化するという不具合を引き起こすおそれがある。
そこで、本実施形態では、図10に示すように、シリンドリカルレンズ61の当接面エッジ部分がC面あるいはR面となるように面取り加工を施している。これにより、このような面取り加工を施さない場合に比べて、レンズ座面100bの削れが抑制され、シリンドリカルレンズ61の移動によるシリンドリカルレンズ61の位置決め精度が悪化する事態を抑制できる。
図11(a)は、調整部材63を操作部63aが位置する側(すなわち調整作業時に鉛直方向上方に位置する側)から見たときの斜視図であり、図11(b)は、その調整部材63を操作部63aが位置する側とは反対側(すなわち調整作業時に鉛直方向下方に位置する側)から見たときの斜視図である。
図12(a)は、レンズ保持部材62を調整作業時に鉛直方向上方に位置する側から見たときの斜視図であり、図12(b)は、そのレンズ保持部材62を調整作業時に鉛直方向下方に位置する側から見たときの斜視図である。
調整部材63は、図11(a)及び(b)に示すように、操作部63aに加わる力を動力にして回転可能な基部63bと、その回転中心軸上を基部63bから外方へ延びる中心軸部材63cと、基部63b上における回転中心軸からズレた位置から回転中心軸に対して平行に外方へ延びる偏心軸部材63dとから構成された回転部材である。図11(a)に示すように、基部63bの上面中心部にはマイナスドライバー160が嵌り込む操作部63aが形成されている。この操作部63aをマイナスドライバー160で回し、調整部材63をその回転中心軸を中心に回転させると、偏心軸部材63dがその回転中心軸の周回軌道上を移動する。
なお、本実施形態の調整部材63はポリアセタール材で形成されたものであるが、これに限られない。ただし、ポリアセタール材で形成することにより、調整作業時に調整部材63が受ける摩擦による磨耗が少なく、経時的に高精度な調整が可能になる。
レンズ保持部材62は、図12(a)及び(b)に示すように、ベース基板100aの下面に取り付けられる本体62aと、ベース基板100aとは反対側に位置する本体62aの面からその法線方向へ立設されたレンズ受部62bとから構成されている。シリンドリカルレンズ61は、後述する固定部材により、その出射面がレンズ受部62cのレンズ当接面62cに押し当てた状態で、レンズ保持部材62に保持される。本体62aには、レンズ保持部材62の移動方向Dに対して直交する方向に長尺な長孔62dが形成されている。この長孔62dには、偏心軸部材63dが挿入され、その長孔62dの幅(レンズ移動方向Dの長さ)は、偏心軸部材63dの寸法に対応した幅、詳しくは、偏心軸部材63dの径よりも僅かに広い幅に設定されている。また、本体62aのベース基板100a側には、ガイド部62eが突出するように設けられている。
本実施形態において、レンズユニット60を組み付ける場合、まず、シリンドリカルレンズ61を保持した状態のレンズ保持部材62のガイド部62eを、ベース基板100aに設けられた図示しないガイド孔に嵌め込んでスナップフィットさせることで、そのレンズ保持部材62をベース基板100aの下面に取り付ける。ベース基板100aに設けられているガイド孔は、光軸方向に沿って長尺であって、その幅がガイド部62eの厚みに対応するように形成されている。これにより、レンズ保持部材62は、ベース基板100aの下面に対して光軸方向に移動自在に取り付ける。
続いて、調整部材63の操作部63aがベース基板100aの上側に位置するように、調整部材63の中心軸部材63cを、ベース基板100aに設けられた図示しない軸受孔に対してベース基板100aの上側(図11(a)の矢印Eで示す方向)から嵌め込む。このとき、ベース基板100aの軸受孔を通じてベース基板100aの下面側に突出する調整部材63の偏心軸部材63dを、ベース基板100aの下面に取り付けられているレンズ保持部材62の長孔62dに図12(a)の矢印Eで示す方向から挿入させ、スナップフィットさせる。
このように組み付けたレンズユニット60において、調整部材63の操作部63aを回すと、調整部材63の中心軸部材63cがベース基板100aの軸受孔に軸受けされた状態で調整部材63が回転し、この回転に従って調整部材63の偏心軸部材63dがその回転中心軸の周回軌道上を移動する。そして、この偏心軸部材63dの移動に伴い、その偏心軸部材63dがレンズ保持部材62の長孔62dの内壁面を押すことで、レンズ保持部材62のガイド部62eがベース基板100aのガイド孔にガイドされながら、レンズ保持部材62がベース基板100aの下面に対して平行に光軸方向に沿って往復移動する。
本実施形態では、上述したように、ベース基板100aに対し、レンズ保持部材62及び調整部材63の組み付けがスナップフィットで実現されているので、ネジ止め等により組み付ける場合に比べて、その組み付けや取り外しが容易である。よって、その組み付け作業が容易であり、その組み付け作業の作業効率が高め、生産性を向上させることができる。また、万が一、シリンドリカルレンズ61が汚れたり傷が付いたりした場合でも、その交換作業が容易となる。
なお、本実施形態では、操作部63aの形状がマイナスドライバー160により操作されるものを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば操作部63aの形状を六角穴とし、六角レンチにより操作されるものであってもよい。
また、本実施形態のレンズ保持部材62は、その線膨張係数が1.0×10-5[1/℃]以下になるように形成されたものである。シリンドリカルレンズ61は回転偏向器に近接して配置されるため、このシリンドリカルレンズ61を保持するレンズ保持部材62も回転偏向器に近接して配置される。回転偏向器は発熱が大きいことから、この回転偏向器に近接配置されるレンズ保持部材62はその熱の影響を受けやすい。そのため、仮にシリンドリカルレンズ61を適切に位置決めしたとしても、回転偏向器からの熱の影響により、レンズ保持部材62のレンズ当接面62cなどが熱変形し、その位置決めがズレてしまうおそれがある。本実施形態のように線膨張係数が1.0×10-5[1/℃]以下のレンズ保持部材62を用いれば、回転偏向器からの熱によりシリンドリカルレンズ61の位置決めがズレるのを実用的な範囲内で十分に抑制できる。レンズ保持部材62として、例えばポリカーボネート(PC)等の樹脂成型品を採用すれば、安価で且つ大量生産可能な、線膨張係数が1.0×10-5[1/℃]以下のレンズ保持部材62を得ることができる。
次に、シリンドリカルレンズ61をレンズ保持部材62に保持する保持機構について説明する。
図13は、シリンドリカルレンズ61をレンズ保持部材62に保持する保持機構を示す説明図である。
図14(a)及び(b)は、その保持機構を構成する固定部材64の2つの例を示す斜視図である。
本実施形態では、図示のように、レンズ保持部材62のレンズ当接面62cにシリンドリカルレンズ61の出射面を当接させ、そのレンズ当接面62cに対向するシリンドリカルレンズ61の入射面側を板バネからなる固定部材64の付勢力Fxにより付勢する。これにより、シリンドリカルレンズ61の出射面をレンズ当接面62cに押し当てた状態で光軸方向におけるシリンドリカルレンズ61の位置決めがなされる。また、シリンドリカルレンズ61は、固定部材64の付勢力Fzによりベース基板100aの下面に設けられたレンズ座面100bに押しつけられる。これにより、ベース基板100aの法線方向におけるシリンドリカルレンズ61の位置決めがなされる。
ここで、何らかの不注意で光書込ユニット4や本プリンタを落下させるなどして、外部からの衝撃を受けたときに、シリンドリカルレンズ61がレンズ座面100bから浮いてしまうおそれがあり、ベース基板100aの法線方向におけるシリンドリカルレンズ61の位置決めがズレてしまうことがある。特に、本実施形態では、シリンドリカルレンズ61が重力の作用によりレンズ座面100bから離れる方向の力を受けているので、このようなズレが生じやすい。
そこで、本実施形態では、シリンドリカルレンズ61をレンズ座面100bに押しつけるための付勢力Fzが、シリンドリカルレンズ61をレンズ受部62bのレンズ当接面62cに押しつけるための付勢力Fxよりも十分に大きくなるように、固定部材64を構成している。具体的には、固定部材64の付勢力Fzに基づいてシリンドリカルレンズ61に作用するレンズ座面100bに向かう力(本実施形態では、付勢力Fzからシリンドリカルレンズ61の自重を差し引いた力)が、シリンドリカルレンズ61を光軸方向で挟持する挟持部材であるレンズ受部62b及び固定部材64と、そのシリンドリカルレンズ61との間に働く静止摩擦力の合計よりも大きくなるように構成されている。これにより、シリンドリカルレンズ61がレンズ座面100bから浮いても、レンズ受部62b及び固定部材64とシリンドリカルレンズ61との間に働く静止摩擦力に抗して、固定部材64の付勢力Fzによりシリンドリカルレンズ61をレンズ座面100bに押し戻すことができる。その結果、シリンドリカルレンズ61がレンズ座面100bから浮くような衝撃が加わっても、シリンドリカルレンズ61をレンズ座面100bに押し当てた状態に維持でき、ベース基板100aの法線方向におけるシリンドリカルレンズ61の正確な位置決めが維持される。
なお、固定部材64は、図14(a)に示すように、光軸方向Dに対して直交する方向におけるシリンドリカルレンズ61の中央部分をレンズ座面100bに向けて押すように構成したものでもよいが、図14(b)に示すように、光軸方向Dに対して直交する方向におけるシリンドリカルレンズ61の両端部分をレンズ座面100bに向けて押すように構成したものの方が、ベース基板100aの法線方向におけるシリンドリカルレンズ61の正確な位置決めを維持する上でより好ましい。
なお、本実施形態では、レンズ保持部材62と固定部材64とを別部品で構成したが、レンズ保持部材62自体に固定部材64と同様の機能を持たせた構成であってもよい。
以上、本実施形態に係るプリンタは、感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に光走査装置である光書込ユニット4を用いて走査光である書込光LY,LC,LM,LKを照射することにより各感光体表面に潜像を形成し、その潜像を現像することで得た画像を最終的に記録材である転写紙P上に転移させることで画像を形成する。このプリンタで用いる光書込ユニット4は、光源である光源ユニット70K,70M,70C,70Yからの光をシリンドリカルレンズ61を介して回転偏向器に入射させ、その回転偏向器により偏向走査された書込光(走査光)LY,LC,LM,LKを光照射対象である各感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に向けて鉛直方向上方又は下方へ光路変更することにより、その書込光LY,LC,LM,LKを各感光体表面へ照射する。この光書込ユニット4は、シリンドリカルレンズ61を保持するレンズ保持部材62と、シリンドリカルレンズ61を通過する光に平行であって鉛直方向下方に向く支持面(下面)を有し、レンズ保持部材62を移動可能なようにその下面側で支持する支持部材としてのベース基板100aと、作業者が操作する操作部63aを備え、その操作部63aに加わった力を動力にしてレンズ保持部材62をベース基板100aに支持された状態で移動させる移動機構とを備えている。そして、上記操作部63aはベース基板100aの上面側に設けられている。このような構成により、光書込ユニット4の使用時における姿勢と略同一姿勢となるように光書込ユニット4を載置台200上に載せて保持した後、光書込ユニット4を駆動して照射させた走査光の一部を、光書込ユニット4の使用時に各感光体10Y,10C,10M,10Kの表面が光書込ユニット4に対して位置決めされる位置に対応した箇所に配置された光検出器201Y,201C,201M,201Kにより検出し、その検出結果に基づくレンズ位置調整用情報に応じて光書込ユニット4の操作部63aを操作することにより、シリンドリカルレンズ61の位置を調整する場合に、シリンドリカルレンズ61の入射光や出射光を遮ることなく、その操作部63aを鉛直方向上側から操作できる。その結果、シリンドリカルレンズ61の位置調整作業が容易化でき、生産性を向上させることができる。
また、本実施形態において、ベース基板100aは、その下面に沿ってレンズ保持部材62を光軸方向へ移動可能に支持する。これにより、シリンドリカルレンズ61のような光軸方向への位置調整が必要なレンズについて、その位置調整作業の容易化を図ることができ、生産性を向上させることができる。
また、本実施形態では、従来煩雑な作業であった回転偏向器に入射する光のスポット特性を調整するためのシリンドリカルレンズ61の光軸方向位置の調整作業を容易化できるので、生産性を効率よく向上させることができる。
また、本実施形態では、図1等に示すように、レンズ保持部材62を移動させる移動機構を構成する調整部材63が占める、ベース基板100aの下面に対して平行な仮想面内における占有領域が、その仮想面内におけるレンズ保持部材62の占有領域内に含まれるように構成されている。これにより、ベース基板100aの下面の面方向に対し、移動機構がレンズ保持部材62から外側へはみ出して配置されることがない。このような構成とすることで、移動機構を設けることによるベース基板100aの下面の面方向への大型化を最小限に抑えることができ、省スペース化を図ることができる。ここで、このような構成とすると、従来のようにシリンドリカルレンズの入射光又は出射光が通る側から操作部を操作するよう構成では、その操作の際に入射光や出射光を遮ってしまっていたが、本実施形態によれば、入射光や出射光を遮ってしまってしまうことがない。
また、本実施形態において、上記移動機構は、操作部63aに加わる力を動力にして回転可能な基部63bと、その回転中心軸上を基部63bから外方へ延びる中心軸部材63cと、基部63b上における回転中心軸からズレた位置から回転中心軸に対して平行な方向に外方へ延びる偏心軸部材63dとを有する回転部材としての調整部材63と、レンズ保持部材62に設けられ、レンズ保持部材62の移動方向に対して直交する方向に長尺であって、かつ、挿入される偏心軸部材63dの寸法に対応した幅をもつ長孔62dと、ベース基板100aに設けられ、中心軸部材63cを軸受する軸受孔とから構成されている。そして、調整部材63におけるベース基板100aの上面に露出する部分を設けて、その部分を操作部63aとしている。このような構成により、操作部63aを作業者の手やドライバーなどの操作道具を用いて回すという簡単な作業で、レンズ保持部材62を移動させることができ、その作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、調整部材63をポリアセタール材で形成しているので、その調整作業の際に生じる摩擦による摩耗が抑制され、経時的に高精度な調整が可能になる。
また、本実施形態において、上記移動機構は、レンズ保持部材62に保持されたシリンドリカルレンズ61をベース基板100aの下面上に設けられた支持部であるレンズ座面100bに対して摺動させながら、レンズ保持部材62をベース基板100aの下面に沿って移動させるものである。そして、そのシリンドリカルレンズ61は、図10(a)及び(b)に示したように、レンズ座面100bを摺擦する摺擦面(当接面)におけるレンズ保持部材62の移動方向に交差するエッジ部分を面取りしたものである。このような構成により、このような面取りを行わない場合に比べて、レンズ座面100bの削れが抑制され、シリンドリカルレンズ61の移動によるシリンドリカルレンズ61の位置決め精度が悪化する事態を抑制できる。
また、本実施形態において、レンズ保持部材62は、シリンドリカルレンズ61をベース基板100aに向けて付勢する付勢部材としての固定部材64と、その固定部材64の付勢方向に対して直交する方向からシリンドリカルレンズ61を挟持する挟持部材である固定部材64及びレンズ受部62bとを有し、その固定部材64の付勢力Fzに基づいてシリンドリカルレンズ61に作用するレンズ座面100bに向かう力が、シリンドリカルレンズ61とこれを挟持する固定部材64及びレンズ受部62bとの間に働く静止摩擦力の合計よりも大きくなるように構成されている。これにより、上述したように、シリンドリカルレンズ61がレンズ座面100bから浮くような衝撃が加わっても、シリンドリカルレンズ61をレンズ座面100bに押し当てた状態に維持でき、ベース基板100aの法線方向におけるシリンドリカルレンズ61の正確な位置決めが維持される。
また、本実施形態では、図15に示すように、シリンドリカルレンズ61が、光源ユニット70K,70M,70C,70Yからの光の入射方向に対してその入射面の法線方向が傾斜するように配置されている。本実施形態の光源ユニット70K,70M,70C,70Yは、レーザダイオードを流れる電流を検出し、その検出結果をフィードバックしてレーザダイオードからの一定の発光出力を得るように制御している。ここで、光源ユニット70K,70M,70C,70Yからの光の入射方向とシリンドリカルレンズ61の入射面の法線方向とが一致していると、その入射面からの戻り光LRが光源ユニット70K,70M,70C,70Yに入射されてしまう。この場合、光源ユニット70K,70M,70C,70Yで行っているフィードバック制御が正常に機能せず、光源ユニット70K,70M,70C,70Yの出力が不安定になるおそれがある。本実施形態のように、光源ユニット70K,70M,70C,70Yからの光の入射方向に対してその入射面の法線方向が傾斜するように配置することで、戻り光LRが光源ユニット70K,70M,70C,70Yに入射するのを防ぐことができ、上述のようなフィードバック制御を行う光源ユニット70K,70M,70C,70Yの出力を安定させることができる。
また、本実施形態では、レンズ保持部材62の線膨張係数が1×10-5[1/℃]以下である。これにより、上述したように、回転偏向器からの熱によりシリンドリカルレンズ61の位置決めがズレるのを実用的な範囲内で十分に抑制できる。
また、本実施形態では、シリンドリカルレンズ61と回転偏向器との間を遮蔽する光透過部材としての断熱ガラス42が設けられている。これにより、回転偏向器からの熱がシリンドリカルレンズ61に伝搬するのを抑制でき、回転偏向器からの熱によりシリンドリカルレンズ61の位置決めがズレるのを実用的な範囲内で十分に抑制できる。
調整装置の載置台上に載せて保持された状態の光書込ユニットにおける、光源ユニットからポリゴンミラーまでの光路上に存在する各種構成部品を斜め上方から見たときの説明図。 同光書込ユニットを備える実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタの作像ステーションの概略構成を示す構成図。 感光体軸方向から見たときの光書込ユニットの構成を示す説明図。 同光書込ユニットの下面図。 同光書込ユニットの上面図。 調整装置の載置台上に載せて保持された状態の同光書込ユニットを感光体軸方向から見たときの構成を示す説明図。 調整装置の載置台上に載せて保持された状態の同光書込ユニットの各種構成部品を斜め下方から見たときの説明図。 光軸に対して直交する方向であって水平方向から、同光書込ユニットのレンズユニットを見たときの説明図。 同レンズユニットのシリンドリカルレンズとその位置決め基準面となるレンズ座面との当接部分の拡大図。 (a)は同レンズユニットの調整部材を調整作業時に鉛直方向上方に位置する側から見たときの斜視図。(b)は同調整部材を調整作業時に鉛直方向下方に位置する側から見たときの斜視図。 (a)は同レンズユニットのレンズ保持部材を調整作業時に鉛直方向上方に位置する側から見たときの斜視図。(b)は同レンズ保持部材を調整作業時に鉛直方向下方に位置する側から見たときの斜視図。 同シリンドリカルレンズをレンズ保持部材に保持する保持機構を示す説明図。 (a)及び(b)は同保持機構を構成する固定部材の2つの例を示す斜視図。 同シリンドリカルレンズの同光源ユニットに対する配置を説明するための説明図。
符号の説明
3Y,3C,3M,3K 作像ステーション
4 光書込ユニット
10Y,10C,10M,10K 感光体
20 中間転写ベルト
41a,41b ポリゴンミラー
42 断熱ガラス
60Y,60C,60M,60K レンズユニット
61 シリンドリカルレンズ
62 レンズ保持部材
62a 本体
62b レンズ受部
62c レンズ当接面
62d 長孔
62e ガイド部
63 調整部材
63a 操作部
63b 基部
63c 中心軸部材
63d 偏心軸部材
64 固定部材
70K,70M,70C,70Y 光源ユニット
100 ハウジング
100a ベース基板
100b レンズ座面
160 ドライバー
200 載置台
201Y,201C,201M,201K 光検出器
202 制御部
203 表示部

Claims (13)

  1. 光源からの光をレンズを介して回転偏向器に入射させ、該回転偏向器により偏向走査された走査光を該光照射対象へ照射する光走査装置において、
    上記レンズを保持するレンズ保持部材と、
    上記光源及び上記回転偏向器が取り付けられるハウジングと、
    前記ハウジングのベース基板であって、該レンズを通過する光に平行であって鉛直方向下方に向く支持面を有し、該レンズ保持部材を移動可能なように該支持面側で支持する支持部材と、
    作業者が操作する操作部を備え、該操作部に加わった力を動力にして該レンズ保持部材を該支持部材に支持された状態で移動させる移動機構とを備えており、
    該操作部を、該支持部材における該支持面の反対面側に設けたことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1の光走査装置において、
    上記支持部材は、上記支持面に沿って上記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持することを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項2の光走査装置において、
    上記レンズは、上記回転偏向器に入射する光のスポット特性を調整するためのシリンドリカルレンズであることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1、2又は3の光走査装置において、
    上記支持面に対して平行な仮想面内における上記移動機構の占有領域が該仮想面内における上記レンズ保持部材の占有領域内に含まれるように構成したことを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1、2、3又は4の光走査装置において、
    上記移動機構は、上記操作部に加わる力を動力にして回転可能な基部と、その回転中心軸上を該基部から外方へ延びる中心軸部材と、該基部上における該回転中心軸からズレた位置から該回転中心軸に対して平行な方向に外方へ延びる偏心軸部材とを有する回転部材と、上記レンズ保持部材に設けられ、該レンズ保持部材の移動方向に対して直交する方向に長尺であって、かつ、挿入される該偏心軸部材の寸法に対応した幅をもつ長孔と、上記支持部材に設けられ、該中心軸部材を軸受する軸受孔とから構成されており、該回転部材における該支持部材の上記反対面に露出する部分を設けてその部分を該操作部としたことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項5の光走査装置において、
    上記回転部材を、ポリアセタール材で形成したことを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6の光走査装置において、
    上記移動機構は、上記レンズ保持部材に保持されたレンズを上記支持部材の支持面上に設けられた支持部に対して摺動させながら該レンズ保持部材を該支持面に沿って移動させるものであり、
    該レンズは、該支持面を摺擦する摺擦面における該レンズ保持部材の移動方向に交差するエッジ部分を面取りしたものであることを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6又は7の光走査装置において、
    上記移動機構は、上記レンズ保持部材に保持されたレンズを上記支持部材の支持面上に設けられた支持部に対して摺動させながら該レンズ保持部材を該支持面に沿って移動させるものであり、
    該レンズ保持部材は、該レンズを該支持部に向けて付勢する付勢部材と、該付勢部材の付勢方向に対して直交する方向から該レンズを挟持する挟持部材とを有し、該付勢部材の付勢力に基づいて該レンズに作用する該支持部に向かう力が該挟持部材と該レンズとの間に働く静止摩擦力の合計よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の光走査装置において、
    上記レンズを、上記光源からの光の入射方向に対してその入射面の法線方向が傾斜するように配置したことを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の光走査装置において、
    上記レンズ保持部材の線膨張係数は1×10^「-5」^[1/℃]以下であることを特徴とする光走査装置。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の光走査装置において、
    上記レンズと上記回転偏向器との間を遮蔽する光透過部材を設けたことを特徴とする光走査装置。
  12. 潜像担持体の表面に光走査装置を用いて走査光を照射することにより該潜像担持体の表面に潜像を形成し、該潜像を現像することで得た画像を最終的に記録材上に転移させることで画像を形成する画像形成装置において、
    上記光走査装置として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11の光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  13. 光源からの光をレンズを介して回転偏向器に入射させ、該回転偏向器により偏向走査された走査光を該光照射対象へ照射する光走査装置であって、該レンズを保持するレンズ保持部材と、該光源及び該回転偏向器が取り付けられるハウジングと、該ハウジングのベース基板であって、該レンズを通過する光に平行であって鉛直方向下方に向く支持面を有し、該レンズ保持部材を移動可能なように該支持面側で支持する支持部材と、作業者が操作する操作部を備え、該操作部に加わった力を動力にして該レンズ保持部材を該支持部材に支持された状態で移動させる移動機構とを備えており、該操作部が該支持部材における該支持面の反対面側に設けられている光走査装置における該レンズの位置を調整するレンズ位置調整方法であって、
    上記光走査装置の使用時における姿勢と略同一姿勢となるように該光走査装置を載置台上に載せて保持した後、該光走査装置を駆動して照射させた走査光の一部を、該光走査装置の使用時に上記光照射対象が該光走査装置に対して位置決めされる位置に対応した箇所に配置された光検出器により検出し、その検出結果に基づくレンズ位置調整用情報に応じて該光走査装置の上記操作部を操作することにより、上記レンズの位置を調整することを特徴とするレンズ位置調整方法。
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