JP4689434B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置およびこれを有する画像形成装置に関し、さらに詳しくは、複数の光源から出射される各光束を偏向手段で偏向走査させた後、それぞれに対応する被走査面上を光走査する光走査装置、およびこの光走査装置を有し、並設された複数の像担持体の被走査面上を光走査して潜像の書き込み・形成を行うことで多色画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタあるいはそれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関する。
複数の光源から出射される各光束(以下、「光ビーム」というときがある)を、並設された複数の像担持体(例えば、感光体ドラム)に照射して、潜像の形成を行い、各像担持体上に形成された潜像を異なる色の現像剤(例えば、ブラック、マゼンダ、シアン、イエローの4色のトナー)でそれぞれ現像して可視像化した後、各像担持体上に形成された各色の可視像を転写材等に重ね合わせて転写して多色画像を得る、いわゆるタンデム式のカラー画像形成装置が知られている。
このようなタンデム式のカラー画像形成装置においては、各像担持体毎に設けられた複数の光走査装置により、個別的に露光走査を行う方法も知られているが、この場合、それぞれの像担持体に対応したポリゴンミラーとその駆動用モータとからなる複数の回転偏向器を必要とするため、コスト的に不利であった。加えて、複数の光走査装置を配置するためには、より大きなスペースを必要とするため、画像形成装置自体が大型化するといった問題点も生じてしまう。なお、回転偏向器は、光偏向器とも呼ばれる。
かかる問題点を解決するために、複数の像担持体への露光走査を行う手段として、単一の回転偏向器を複数の光源で共通化し、各々の像担持体へ同時に露光走査を行う方法が知られている(例えば、特許文献1ないし3参照)。
図8および図9を参照して、例えば特開2002−196269号公報記載の光書込装置(以下、「光走査装置」という)を例にとって、従来の問題点を説明する。両図において、符号500は、従来の光走査装置を示す。光走査装置500は、単一の回転偏向器62を中心として、これに対し略対称位置に光源を備えた光源ユニット52〜55、第1の結像用レンズ(以下、「走査レンズ」と言い替える)63,64を配置し、光源ユニット52〜55からの光ビームL1〜L4を左右各々の方向へ振り分けて、露光走査を行う。
4つの光源ユニット52〜55からの光ビームL1〜L4は、図8中矢印方向に回転する回転偏向器62により、対称な2方向に2光束ずつ振り分けて偏向走査される。そして、偏向走査された光ビームは、走査レンズ63,64や、光路折り返し用ミラー65〜68などからなる走査光学系を介して、4つの像担持体の各被走査面上(図示せず)に結像される。なお、図8において、符号95は、遮光部材89,90の壁面を示す。
かかる光走査装置500においては、回転偏向器62を単一とすることができ、低コスト化を可能とすると共に、複数の光走査装置を有する画像形成装置に比べ、装置を小型化することが可能である。しかしながら、前述の構成を有する光走査装置(いわゆる対向走査型光走査装置)においては、図に示すような回転偏向器62を中心にして、各光学系を対称に配置しているため、互いに対向する光学系からのフレア光が問題となる場合がある。例えば、回転偏向器62を挟んで、互いに対向する走査レンズ63,64の入射面側で、光ビームが反射・散乱された場合に、この迷光がフレア光となって、逆方向に進み、反対側の光学系へ進入し、本来露光走査されるべきでない像担持体へ照射されることによって、ゴースト像や、筋(スジ)画像となってしまい、画像品質を大幅に低下させることがある。
このような問題点を解決するために、特開平10−148781号、特開2002−196269号および特開2003−202515号公報などが知られている。
例えば、特開2003−202515号公報記載の技術は、ポリゴンミラーによる騒音や主走査方向のジッターを悪化させずに効果的にフレア光をカットでき、プラスチックレンズなどの簡易な部品で高品質な画像を形成することができる光走査装置及びそれを用いたカラー画像形成装置に関するものである。同技術では、回転偏向器への入射光束の光路と、回転偏向器で反射偏向され、被走査面上へ入射する走査光束の光路とに挟まれた被有効領域に遮光部材を設けることにより、フレア光を防止するものである。遮光部材を設ける場所を、前述のようにすることにより、回転偏向器から離して遮光部材を配置することを可能とし、回転偏向器の回転による風切音の騒音を低減することを可能としている。
特開2002−196269号公報記載の技術は、一つの回転偏向器で複数の光ビームを対称な2方向に振り分けて偏向走査する光書込装置において、回転偏向器を挟んで対向する光学系によるフレア光が発生しても、そのフレア光が反対側の光学系に侵入することを防止することができる光書込装置及び画像形成装置に関するものである。同技術では、単一の回転偏向器によって、偏向走査される領域外に、図8に示したような遮光部材89,90を設けることを特徴としている。
また、特開平10−148781号公報記載の技術は、光軸を略平行にして回転多面鏡に関して対称的に配備される2つの走査結像光学系の一方による反射迷光が、他方の走査結像光学系に入射してノイズとなるのを軽減・防止することができる光ビーム走査装置に関するものである。
特開平10−148781号公報 特開2002−196269号公報 特開2003−202515号公報
しかしながら、特開2003−202515号公報記載の技術においては、すべてのフレア光を防止するためには、遮光部材を回転偏向器へ極めて近接して配置する必要があり、本来の光束を遮光せずにフレア光のみを遮光するためには、非常に高い部品精度が要求されると共に、結果的に部品のコストアップを引き起こしてしまうという課題がある。
加えて、同技術の実施例による遮光部材の配置においては、すべてのフレア光を遮蔽するためには、依然として、回転偏向器へ近接して遮光部材を配置せざるを得ないため、やはり、回転偏向器の回転による風切音の課題が残ってしまう。
また、この場合問題となるのは、風切音だけではなく、回転偏向器の回転によって生じる風損から引き起こされる、回転偏向器近傍の温度上昇も挙げられる。すなわち、回転偏向器の近傍に遮光部材を設けることにより、気流の圧力が局所的に増加してしまい、その結果風損から引き起こされる温度上昇が生じてしまう。このような、回転偏向器取付け部の温度上昇は、回転偏向器そのものの動作安定性、寿命の低下を引き起こすと共に、走査光学系への熱伝達・伝播により、走査光学系の結像性能や、色重ね精度の低下(いわゆる色ずれ)を引き起こすこととなり、画像品質を著しく低下をさせることとなる。特に、かかる光走査装置を備えたカラー画像形成装置においては、その影響は極めて大きい。
また、特開2002−196269号公報記載の技術では、前述の課題として挙げられた騒音に関して、遮光部材に気流を逃がす隙間を設けている構成を採用していることを特徴としているが、やはり、回転偏向器に近接して遮光部材を配置しているため、依然として騒音や温度上昇の課題を完全に解決するには至っていない。
加えて、同技術における遮光部材を、回転偏向器を備える光学ハウジング内に一体形成する場合、光学ハウジングとして、安価な樹脂成型品を採用した場合を想定すると、金型構成が複雑となってしまい、(遮光部材の遮光壁に相当する部分が、アンダカットまたは押し切りとなる)逆にコストアップを引き起こすことになってしまう。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、前述の従来技術における課題を解決し、反射迷光とも呼ばれるフレア光を確実に防止すると共に、騒音の増大や温度上昇を招くことなく、すなわち回転偏向器そのものの動作安定性および寿命の低下を引き起こすことなく、走査光学系への熱伝達によって走査光学系の結像性能や色重ね精度の低下(いわゆる色ずれ)を引き起こすことなく画像品質を確保することができ、かつ、簡素な構成で低コストの光走査装置およびこの光走査装置を備えた画像形成装置を提供することを主な目的としている。
その他、後述する効果を奏する光走査装置およびこの光走査装置を備えた画像形成装置を提供することも目的としている。
前述した課題を解決すると共に前述した目的を達成するために、各請求項ごとの発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
請求項1記載の発明は、複数の光源手段と、該複数の光源手段からの各光束を偏向し走査を行う単一の回転偏向器と、走査された光束を各々対応した被走査面上に導き結像する光学系手段とを備え、該光学系手段を前記回転偏向器の中心に対して対称に配置し、かつ、前記複数の光源手段、前記回転偏向器および前記各光学系手段を単一のハウジング手段内に具備した光走査装置において、前記回転偏向器は、前記ハウジング手段に形成された収容室の内側に配置され、前記収容室には前記回転偏向器により偏向走査された光束が通過する複数の開口が前記収容室の対称な位置に設けられ、前記複数の開口は、光透過性かつ遮音性の光透過遮音部材で密閉され、前記収容室は、平面視で卵形形状ないしは菱形形状をなし、前記収容室の内壁面には、その全周に亘り角の無い丸みが形成されており、前記ハウジング手段内には、前記回転偏向器により偏向走査された光束が、それぞれ対向する側の前記光学系手段によって反射・散乱するのを防止する遮光部材が設けられており、前記遮光部材を、前記収容室の外側であって、前記複数の光源手段から前記回転偏向器への入射光を成す光束と、前記回転偏向器から前記光学系手段へ偏向走査する光束との間に配置し、かつ、前記光学系手段に設けられた各走査レンズによって挟まれるように前記回転偏向器の中心に関してほぼ対称となる位置に、1箇所ずつ配置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光走査装置において、前記ハウジング手段は、樹脂で形成され、前記遮光部材は、前記収容室と共に前記ハウジング手段と樹脂で一体成型されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の光走査装置において、前記収容室の内壁および外壁は、前記各光学系手段の光軸中心に対し、前記複数の光源手段の無い側への前記光学系手段による反射・散乱光を防止する遮光部材を兼ねていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか一つに記載の光走査装置と、前記被走査面を備えた複数の像担持体とを有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、前記課題を解決して新規な光走査装置および画像形成装置を提供することができる。主な発明の効果を挙げれば、以下のとおりである。
請求項1記載の発明によれば、回転偏向器は、ハウジング手段に形成された収容室の内側に配置され、収容室は、平面視で卵形形状ないしは菱形形状をなし、収容室の内壁面には、その全周に亘り角の無い丸みが形成されていると共に、遮光部材が光透過遮音部材で密閉された収容室の外側に配置されていることにより、回転偏向器による風切音が低減すると共に、遮光部材による風切音の増長を防ぐことができ、また回転偏向器の回転によって生じる風損から引き起こされる温度上昇も低減することができる。さらに、遮光部材を、収容室の外側であって、複数の光源手段から回転偏向器への入射光を成す光束と、回転偏向器から光学系手段へ偏向走査する光束との間に配置し、かつ、光学系手段に設けられた各走査レンズによって挟まれるように回転偏向器の中心に関してほぼ対称となる位置に、1箇所ずつ配置したことにより、遮光部材と回転偏向器との間の隙間から入り込むフレア光を対向側の遮光部材で防止できるので、より確実にフレア光を防止することができる。さらに当然のことながら、上記のように遮光部材を対称に配置することにより、回転偏向器を中心に左右どちらの側の走査光学系に対しても、同様の効果を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、ハウジング手段は、樹脂で形成され、遮光部材は、収容室と共にハウジング手段と樹脂で一体成型されているので、部品点数の増加を招くことなく、コストを低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、収容室の内壁および外壁は、各光学系手段の光軸中心に対し、複数の光源手段の無い側への光学系手段による反射・散乱光を防止する遮光部材を兼ねているので、各光学系手段(例えば、走査光学系)の有効走査範囲の全領域に渡りフレア光を確実に、かつ、安価な構成で防止することができると共に、部品点数を抑え、またハウジング手段自体を簡素な構成とすることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないしの何れか一つに記載の光走査装置と、被走査面を備えた複数の像担持体とを有する画像形成装置とすることによって、簡素な構成で、より低コストな画像形成装置を得ることができると共に、反射・散乱光(フレア光)によるスジ画像やゴースト像といった画像品質の低下を確実になくすことができる。
以下、図を参照して本発明の実施形態を説明する。前述した従来技術例、実施形態および変形例等に亘り、同一の機能および形状等を有すると共に配置位置も同様である部材や構成部品等の構成要素については、同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明をできるだけ省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がないものは適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
まず、図8および図9を参照して、本発明を適用する光走査装置を備えた画像形成装置の基本的な構成・動作について説明する。
図9に示す画像形成装置は、複数の像担持体としての、複数のドラム状の光導電性感光体(以下、「感光体ドラム」という)1,2,3,4を並設したフルカラー画像形成装置である。この4つの感光体ドラム1,2,3,4は、例えば、図において右から左へかけてこの順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応した画像を形成するものである。なお、色の順はこの限りではなく、任意に設定することができることは言うまでもない。
4つの感光体ドラム1,2,3,4の各々の周囲には、電子写真プロセスにより画像形成を行うための装置として、各感光体ドラム1,2,3,4において共通する光書込手段とも呼ばれる光走査手段としての光書込装置(以下、「光走査装置」と言い替える)500、帯電手段である帯電装置(帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電チャージャ等)6,7,8,9、現像手段である現像装置(Y,M,C,Bkの各色現像器)10,11,12,13、各ローラ間に掛け渡された転写搬送手段としての転写搬送ベルト22aおよびその裏面に配置された転写手段としての転写装置(転写ローラ、転写ブラシ等)14,15,16,17を備えた転写搬送装置22、クリーニング手段としてのクリーニング装置(クリーニングブレード、クリーニングブラシ等)18,19,20,21、などが配設されており、それぞれの感光体ドラム1,2,3,4に各色の画像形成を行うことが可能になっている。
光走査装置500は、一般的な対向走査型の一例である。
現像装置10,11,12,13は、各感光体ドラム1,2,3,4に形成された潜像を異なる色の現像剤で現像して可視像化する現像手段としての機能・構成を有する。転写装置14,15,16,17および転写搬送装置22は、各感光体ドラム1,2,3,4の位置に、順次シート状記録媒体としての転写材を搬送し、各感光体ドラム1,2,3,4上に形成された各色の可視像を転写材に重ね合わせて転写する転写手段としての機能・構成を有する。
光走査装置500(例えば、特開2002−196269号公報の図1ないし図4等に示されている光走査装置(5)に相当する)は、図8および図9に示すように、複数の光源手段としての4つの光源ユニット52,53,54,55と、各光源ユニット52,53,54,55からの光ビームL1,L2,L3,L4を対称な2方向に振り分けて偏向走査する偏向手段としての回転偏向器62と、この回転偏向器62を中心にして前記2方向に対称に配置され、回転偏向器62により偏向走査される複数の光ビームL1,L2,L3,L4をそれぞれ対応する感光体ドラム1,2,3,4の被走査面上に導き結像する光学系手段としての走査光学系(図8および図9に示す走査レンズ63,64,69,70,71,72、図8に示す光路折り返し用ミラー65,66,67,68等)を備えており、これらの構成部材は単一のハウジングとしての光学ハウジング550内に収納されている。より具体的には、4つの光源ユニット52,53,54,55は、光学ハウジング550の側壁に設置されていて、回転偏向器62は、光学ハウジング550の基盤(上記特開2002−196269号公報の図4に示されている基盤(5)参照)の略中央部に配置され、走査光学系は前記基盤の上面側と下面側とに分けて配設されている。
なお、図8に示した光路折り返し用ミラー65,66,67,68の他にも同ミラーが所定の位置に配置されているが、その細部は上記特開2002−196269号公報の図4に示されているものと同様であるため省略する。なお、図8において、符号60,61は、光ビームL1,L4に関してのみ機能する反射ミラーを示す。
図9において、括弧を付した符号5は本発明を適用した後述する一実施形態の光走査装置を、同括弧を付した符号50は同実施形態の光学ハウジングを、それぞれ示している。
この光走査装置500では、図示しない原稿読取装置(スキャナ)あるいは画像データ出力装置(パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリ等の受信部等)から入力される色分解された画像データを光源駆動用の信号に変換し、それに従い各光源ユニット52,53,54,55内の光源(半導体レーザ(LD))を駆動して光ビームL1,L2,L3,L4を出射する。各光源ユニット52,53,54,55から出射された光ビームL1,L2,L3,L4は、面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ56,57,58,59、反射ミラー60,61(但し、光ビームL1,L2に関してのみ)を介して回転偏向器62に至り、ポリゴンモータ62cで等速回転されている2段のポリゴンミラー62a,62bで対称な2方向に偏向走査される。
回転偏向器62のポリゴンミラー62a,62bで2ビームずつ2方向に偏向走査された光ビームL1,L2,L3,L4は、例えば、上下2層構成のfθレンズ等からなる走査レンズ63,64をそれぞれ通過し、第1折り返しミラー65,66,67,68により折り返されて前記基盤の開口部を通過した後、例えば、長尺トロイダルレンズ等からなる第2の結像用レンズ69,70,71,72を通過し、第2折り返しミラー(上記特開2002−196269号公報の図4に示されている第2折り返しミラー(73,75,77,79)参照)、第3折り返しミラー(上記特開2002−196269号公報の図4に示されている第3折り返しミラー(74,76,78,80)参照)、図示しない各防塵ガラスを介して各色用の感光体ドラム1,2,3,4の被走査面上に照射され静電潜像を書き込み・形成する。
光走査装置500において、4つの光源ユニット52,53,54,55は、光源である半導体レーザ(LD)とその半導体レーザの出射光束をコリメートするコリメートレンズから構成され、これらがホルダに一体に組み込まれた構成である。各光ビームL1,L2,L3,L4の光路には、主走査方向の走査開始位置の光束を取り出すための図示しない同期検知用ミラーが設けられており、同期検知用ミラーで反射された光束は、上記特開2002−196269号公報の段落番号「0025」に記載されていると同様の同期検知器(81,82)で受光されて走査開始の同期信号が出力される。また、L1,L2,L3の光ビームの光路上に配置された第3折り返しミラーには、前記段落番号「0025」に記載されていると同様のスキュー調整用のステッピングモータ(92,93,94)が設けられており、L4の光ビームの走査線位置を基準にして、L1,L2,L3の光ビームの走査線位置のずれを補正している。
回転偏向器62によって偏向走査される光ビームL1,L2,L3,L4の走査方向が主走査方向であり、これはまた各感光体ドラム1,2,3,4の軸方向でもある。この主走査方向に直交する方向が副走査方向であり、これはまた感光体ドラム1,2,3,4の回転方向(感光体ドラム表面の移動方向)であり、さらには転写搬送ベルト22aの搬送方向でもある。すなわち、転写搬送ベルト22aの幅方向が主走査方向、搬送方向が副走査方向となる。
図9に示すように、並設された4つの感光体ドラム1,2,3,4の下には、駆動ローラと複数の従動ローラに張架された転写搬送ベルト22aが配設されており、駆動ローラにより同図中矢印で示す方向に搬送されている。画像形成装置の本体下部には、記録用紙等の転写材を収納した複数の給紙部23,24が配設されており、これらの給紙部23,24に収納された転写材が、給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラ対25を介して転写搬送ベルト22aに給送され、転写搬送ベルト22aにより担持され搬送される。
光走査装置500により各感光体ドラム1,2,3,4に形成された各潜像は、各現像装置10,11,12,13のY,M,C,Bkの各色のトナーで現像されて顕像化され、その顕像化されたY,M,C,Bkの各色のトナー画像は、転写搬送装置22の各転写装置14,15,16,17により転写搬送ベルト22a上に担持された転写材に順次重ね合わせて転写される。そして、4色の画像が転写された転写材は定着手段である定着装置26に搬送され、定着装置26で画像が定着された後、排紙ローラ27により排紙トレイ28上に排出される。
しかしながら、図8に示したような回転偏向器62を中心にして光学系手段を構成する走査レンズ63,64および光路折り返し用ミラー65〜68を対称に配置し、単一の回転偏向器62で4つの光ビームL1,L2,L3,L4を対称な2方向に2光束ずつ振り分けて偏向走査する構成の場合、互いに対向する光学系からのフレア光が問題となる。例えば、回転偏向器62を挟んで互いに対向する走査レンズ63,64の入射面側で光ビームが反射・散乱された場合に、その反射・散乱された光(フレア光)が逆方向に進み、反対側の光学系に進入し、その進入したフレア光が光学系を介して各像担持体(各感光体ドラム1,2,3,4)に照射されるという問題がある。そして、フレア光が像担持体に照射された場合、それに対応した画像上に筋状の汚れやゴースト像が発生し、画像品質を劣化させる原因となっていた。
そこで、図1ないし図3に示すように、本発明の一実施形態に係る光走査装置5およびこれを有する画像形成装置に係る発明をした。図1ないし図3に示す実施形態は、図8および図9に示した光走査装置500に代えて、両図に括弧を付して区別して示す光走査装置5を用いる点、および図9に示した画像形成装置に代えて、同図に括弧を付して区別して示す光走査装置5を備えた画像形成装置を用いる点のみが相違する。
光走査装置5は、光走査装置500と比較して、光学ハウジング550に代えて、図9に括弧を付して区別して示すと共に図1ないし図3に示すハウジング手段としての光学ハウジング50を有する点、光学ハウジング50に一体的に形成された収容室51の外側に、回転偏向器62により偏向走査された光束がそれぞれ対向する側の前記走査光学系によって反射・散乱するのを防止する遮光手段としての一対の遮光部材35,36を配置した点が主に相違する。この他の構成は、光走査装置500とほぼ同様である。
光走査装置5は、複数の感光体ドラム1,2,3,4の被走査面上に光ビームL1,L2,L3,L4を照射して潜像を書き込み・形成する光書込手段とも呼ばれる光走査手段としての機能・構成を有する。
すなわち、光走査装置5は、複数の光源手段としての4つの光源ユニット52,53,54,55と、各光源ユニット52,53,54,55からの光ビームL1,L2,L3,L4を対称な2方向に振り分けて偏向し走査を行う偏向手段としての単一の回転偏向器62と、この回転偏向器62によって走査された光ビームL1,L2,L3,L4を各々対応した感光体ドラム1,2,3,4の被走査面上に導き結像する光学系手段としての走査光学系(図1に示す走査レンズ63,64、図3に示す光路折り返し用ミラー65,66等)とを備え、各走査光学系を回転偏向器62の上下方向の中心線に対して線対称に配置し、かつ、各光源ユニット52,53,54,55、回転偏向器62および各走査光学系を単一のハウジング手段としての光学ハウジング50内に具備したものであって、回転偏向器62は、光学ハウジング50に形成された図1にハッチングで示す収容室51の内側に配置され、光学ハウジング50内には、回転偏向器62により偏向走査された光束がそれぞれ対向する側の走査光学系によって反射・散乱するのを防止する遮光手段としての一対の遮光部材35,36が設けられている。
遮光部材35,36は、各光源ユニット52,55から回転偏向器62への入射光束である光ビームL2,L3と、回転偏向器62から走査光学系へ偏向走査された光束(光ビーム)との間に配置されている。このように遮光部材35,36を配置することにより、回転偏向器62に対し、より遠ざけて配置しつつ、図8を参照して説明した従来技術と同等の効果が得られるため、回転偏向器62の回転による風切音を低減し、遮光部材35,36(遮光手段)による風切音の増長を防ぐことができる。
加えて、回転偏向器62は、光学ハウジング50に形成された図1にハッチングを施して示す収容室51の内側に配置され、これらの遮光部材35,36を収容室51の外側に配置したことを特徴とするものである。
光学ハウジング50は、遮光部材35,36および収容室51と共に、例えばポリカーボネート樹脂(PC)等の樹脂で一体成型されている。ポリカーボネート樹脂(PC)には、走査光学系による反射・散乱光(以下、「フレア光」という)を吸収する顔料として、例えばカーボン・ブラックが配合されている。4つの光源ユニット52,53,54,55は、光学ハウジング50の側壁に設置されている。
各遮光部材35,36は、走査レンズ63,64によって挟まれるように回転偏向器62の上下方向の中心線に関してほぼ対称となる位置に、1箇所ずつ配置されている。本実施形態では各遮光部材35,36は、前記樹脂によって、収容室51と共に光学ハウジング50と一体成型されている。また、光学ハウジング50の収容室51の一部には、光ビームが通過する開口51cが設けられている。
また、収容室51の内壁51aおよび外壁51bは、前記各走査光学系の光軸中心に対し、光源ユニット52,53,54,55の無い側への前記各走査光学系による反射・散乱光を防止する遮光部材を兼ねている。
なお、前述した効果および後述する利点をそれ程望まなくてもよいのであれば、各遮光部材35,36は、収容室51と共に光学ハウジング50と一体成型せずに、例えば反射・散乱光を防止するための別体の部材で形成して、例えばねじ等の締結手段や接着剤あるいは両面テープなどによって固定しても構わない。また、各遮光部材35,36の表面処理や材質・形状等は、フレア光を吸収するものに限らず、フレア光による問題を生じない程度にそれを減衰するものであればよい。
ところで、一般的に、回転偏向器62は、非常に高速で回転しているため、その回転から生じる風切音による騒音が問題となる。本実施形態においても、図8に示した従来技術の遮光部材(89,90)と同様、前述したようにフレア光を防止するための遮光部材35,36を備えているが、かかる遮光部材35,36を、回転偏向器62を収容する収容室51の外側に位置するよう配置している。
なお、図1に示した遮光部材35,36は、図の簡明化のために図6に示したそれよりも幾分拡大・誇張して図示している。図2および図3においては、遮光部材35,36は、光学ハウジング50の裏面側に配置されているので、表面(上面)側からは見えない(後述する変形例2を示す図6の下面図および図7の縦断面図参照)。
このように遮光部材35,36を配置することにより、回転偏向器62の回転によって生じる風切音は、収容室51内でのみ生じており、該収容室61の外壁により風切音が遮蔽されるため、各遮光部材35,36により風切音を増長させることはない。つまり、回転偏向器62の回転による風切音の増加を引き起こすことはないため、従来技術に比べ、より一層騒音の低減が可能となる。
各遮光部材35,36は、前記走査光学系の光軸中心に対し、光源ユニット52,53,54,55のある側に、回転偏向器62を対称とし、各々1個所ずつ配置されている。従って、図1において、回転偏向器62により偏向走査された光束は、走査レンズ63,64の入射面から直接反射され、フレア光を発生させる。
走査レンズ63,64の入射面から反射された光束のうち、走査レンズ63側において光源ユニット52,53,54,55の有る側へ反射される光束Faについては、遮光部材35で防止することができるが、遮光部材35と回転偏向器62との間に光束が進入する隙間があるため、完全にフレア光を防止することができない。しかしながら、本実施形態においては、回転偏向器62の中心を通る上下線に関して対称な位置に、光源の有る側に遮光部材35,36を各々1箇所ずつ配置することにより、遮光部材35,36と回転偏向器62との間の隙間から入り込むフレア光Fbを、対向側の遮光部材36で防止することができ、より確実にフレア光を防止している。当然のことながら、このように遮光部材35,36を対称に配置することにより、回転偏向器62を中心に、左右どちらの側の走査光学系に対しても、同様の利点・効果を得ることができる。
また、遮光部材35,36は、光学ハウジング50と一体成型されているため、部品点数の増加を引き起こすことなく、安価な光走査装置5を提供することが可能である。
また同時に、光学ハウジング50に一体成型されている、回転偏向器62を収容している収容室61の内壁51aおよび外壁51bは、走査光学系の光軸中心に対し、光源の無い方の側へのフレア光の遮光部材を兼ねている。すなわち、走査レンズ63,64の入射面から直接反射されるフレア光のうち、光源の配置されない方の側へ進入するフレア光Fc,Fdは、回転偏向器62の収容室61の内壁61aおよび外壁61bにより、防止される。この結果、走査光学系の有効走査範囲の全領域に渡り、フレア光を確実に、かつ、安価な構成で防止することが可能である。
さらに、光走査装置5を構成する光学ハウジング50は、樹脂製であるため、より部品コストを低減することが可能であると共に、図2に明示したように金型構成が複雑となることなく、すなわち遮光部材35,36の遮光壁に相当する部分がアンダカットまたは押し切りとなることなくコスト低減に寄与している。
また、遮光部材35,36および収容室51と共に光学ハウジング50を、走査光学系によるフレア光を吸収する顔料として例えばカーボン・ブラック等を配合したので、フレア光を確実に減衰・吸収させるのに最も簡素な構成で最も安価に済むという利点・効果を得ることもできる。
収容室51の周囲形状は、遮光部材35,36が各光源ユニット52,55から回転偏向器62への入射光束である光ビームL2,L3と、回転偏向器62から走査光学系へ偏向走査された光束(光ビーム)との間に配置されていると共に、遮光部材35,36が収容室51の外側に配置されていることにより、対向走査型光走査装置においては、図1に示すような卵形形状ないしは図4等に示すような菱形(棺桶)形状となることも一つの特徴となっている。この際、収容室51を卵形で形成する場合は、樹脂成形に用いる金型構造が複雑となったりするので、金型構造上から有利な菱形を適宜採用してもよい。
加えて、回転偏向器62を収容している収容室51の内壁51a面を、その全周に亘り角(エッジ)の無い丸み(もしくは円弧)として、例えばR2〜R5程度の丸みを形成している。これにより、回転偏向器62の回転による風切音の遮音効果をより高めることができる。
(変形例1)
図4に、図1ないし図3に示した実施形態の変形例1を示す。
変形例1は、前記実施形態の光走査装置5と比較して、回転偏向器62により偏向走査された光束の有効走査範囲の収容室61の各開口61cに、光透過性かつ遮音性の光透過遮音部材としての防音ガラス79を設けた点のみが相違し、その他の構成は前記実施形態の光走査装置5および画像形成装置と同様である。
変形例1によれば、前記実施形態の利点・効果に加えて、回転偏向器62の収容室61に対し、反射偏向された光束の有効走査範囲に光透過遮音部材である防音ガラス79、例えば平板ガラスを貼り付けることにより、より一層遮音効果を高めることができる。
(変形例2)
図5ないし図7に、図4に示した変形例1の変形例2を示す。
変形例2は、変形例1と比較して、光学ハウジング50の少なくとも収容室51を密閉する蓋部材としてのカバー78を設けたことのみ相違し、その他の構成は変形例1の光走査装置5および画像形成装置と同様である。カバー78は、ネジ等の締結手段によって光学ハウジング50に固定される。
変形例2によれば、変形例1の実施形態の利点・効果に加えて、カバー78によって、回転偏向器62の収容室51を密閉させることができるから、さらに有効に遮音効果を高めることができる。
加えて、カバー78を金属製、例えば鉄板やアルミニウム板等の金属部材で形成すれば、回転偏向器62によって生じる収容室51内の温度上昇を抑制することも可能となる。
(変形例3)
図10に、図5ないし図7に示した変形例2の変形例3を示す。
変形例3は、変形例2と比較して、光学ハウジング50の全体を覆うハウジングカバー80を光学ハウジング50に対して着脱自在に設けた点、およびハウジングカバー80に対してこれとは別体的に、収容室51を密閉する蓋部材としての金属製のカバー78Aを設けた点が主に相違する。
ハウジングカバー80は、光学ハウジング50と同様の、例えばポリカーボネート樹脂(PC)等の樹脂で一体成型されている。カバー78Aは、例えば鉄板やアルミニウム板等の薄板状の金属部材で形成されている。カバー78Aは、ハウジングカバー80を介して、例えばネジ81等の締結手段によって光学ハウジング50に固定される。
変形例3によれば、変形例1の実施形態の利点・効果に加えて、金属性のカバー78Aによって、回転偏向器62の収容室51を密閉させることができるから、遮音効果と共にさらに有効に放熱効果を高めることができる。
以上説明したように、前記実施形態、変形例1ないし3によれば、光走査装置5を備えた画像形成装置とすることによって、簡素な構成で、より低コストな画像形成装置を得ることができると共に、フレア光によるスジ画像やゴースト像といった画像品質の低下を確実になくすことができる。
以上述べたとおり、本発明を実施例を含む特定の実施形態、変形例等について説明したが、本発明が開示する技術的範囲は、上述した各実施形態や各変形例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
本発明の一実施形態を示す光走査装置の要部の平面(上面)図である。 図1の光走査装置の上部側の斜視図である。 図1の光走査装置の平面(上面)図である。 変形例1を示す光走査装置の平面(上面)図である。 変形例2を示す光走査装置の上部側の斜視図である。 図5の光走査装置の下面図である。 図5の光走査装置の縦断面図である。 従来の光走査装置の要部の平面(上面)図である。 図8の光走査装置を有する従来の画像形成装置の概略的な正面図である。 変形例3を示す光走査装置のハウジングカバーおよび金属性のカバーの取り付け状態を説明するための簡略的な一部断面正面図である。
符号の説明
1,2,3,4 像担持体
5 光走査装置(光走査・光書込手段)
10,11,12,13 現像装置(現像手段)
14,15,16,17 転写装置(転写手段)
26 定着装置(定着手段)
35,36 遮光部材(遮光手段)
50 光ハウジング(ハウジング手段)
51 収容室
51a 収容室の内壁(面)
51b 収容室の外壁(面)
52,53,54,55 光源もしくは光源ユニット(光源手段)
62 回転偏向器(偏向手段)
63,64 走査レンズ(光学系手段)
65〜68 光路折り返し用ミラー(光学系手段)
78、78A カバー(蓋部材)
79 防音ガラス(光透過遮音部材)
L1,L2,L3,L4 光ビーム(光束)
Fa,Fb,Fc,Fd フレア光(反射・散乱光)

Claims (4)

  1. 複数の光源手段と、該複数の光源手段からの各光束を偏向し走査を行う単一の回転偏向器と、走査された光束を各々対応した被走査面上に導き結像する光学系手段とを備え、該光学系手段を前記回転偏向器の中心に対して対称に配置し、かつ、前記複数の光源手段、前記回転偏向器および前記各光学系手段を単一のハウジング手段内に具備した光走査装置において、
    前記回転偏向器は、前記ハウジング手段に形成された収容室の内側に配置され、
    前記収容室には前記回転偏向器により偏向走査された光束が通過する複数の開口が前記収容室の対称な位置に設けられ、
    前記複数の開口は、光透過性かつ遮音性の光透過遮音部材で密閉され、
    前記収容室は、平面視で卵形形状ないしは菱形形状をなし、前記収容室の内壁面には、その全周に亘り角の無い丸みが形成されており、
    前記ハウジング手段内には、前記回転偏向器により偏向走査された光束が、それぞれ対向する側の前記光学系手段によって反射・散乱するのを防止する遮光部材が設けられており、
    前記遮光部材を、前記収容室の外側であって、前記複数の光源手段から前記回転偏向器への入射光を成す光束と、前記回転偏向器から前記光学系手段へ偏向走査する光束との間に配置し、かつ、前記光学系手段に設けられた各走査レンズによって挟まれるように前記回転偏向器の中心に関してほぼ対称となる位置に、1箇所ずつ配置したことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記ハウジング手段は、樹脂で形成され、前記遮光部材は、前記収容室と共に前記ハウジング手段と樹脂で一体成型されていることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記収容室の内壁および外壁は、前記各光学系手段の光軸中心に対し、前記複数の光源手段の無い側への前記光学系手段による反射・散乱光を防止する遮光部材を兼ねていることを特徴とする請求項記載の光走査装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一つに記載の光走査装置と、前記被走査面を備えた複数の像担持体とを有することを特徴とする画像形成装置
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