JP5648368B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置に関し、特に、レーザ光を射出するレーザ光源と、レーザ光の反射光を走査させるミラーとを有する光走査装置に関する。
従来から、レーザ光をミラーに照射し、ミラーを駆動させてレーザ光を走査させ、画像の投影を行う光走査装置が知られている。
図9は、従来の光走査装置の一例を示した図である。図9(A)は、従来の光走査装置の全体構成の一例を示した上面図であり、図9(B)は、従来の光走査装置の投影面形状の一例を示した図である。
図9(A)において、従来の光走査装置は、レーザ光源110と、コリメータレンズ120と、ミラー150とを備える。レーザ光源110からレーザ光L11が射出され、コリメータレンズ120で平行光とされてからミラー150に入射する。ミラー150は、水平方向の軸周りで上下に揺動し、かつ、鉛直方向の軸周りで左右に揺動し、レーザ光L11の反射光L12を、投影面170上で上下左右に走査させる。
しかしながら、図9(A)に示した従来の光走査装置では、レーザ光L11をミラー150に対して斜め前方から入射させるため、レーザ光源110及びコリメータレンズ120をミラー150に対して斜め前方に配置する必要があり、レーザ光源110及びコリメータ120を含めた全体の配置スペースが大きくなり、光走査装置が大型化してしまうという問題があった。
また、図9(A)に示した従来の光走査装置では、レーザ光L11をミラー150に対して斜めから入射させるため、ミラー150からの反射光L12が左右対称とならず、図9(B)に示すような左右方向に歪みを有する形状となってしまう問題もあった。更に、これを歪みの無い長方形状にするためには、ソフトウェア上での歪み修正が必要であり、コストが増大するという問題もあった。
そこで、このような問題を解決するため、図10に示すような光学系を有する光走査装置が提案されている。図10は、第2の従来の光走査装置の光学系の構成の一例を示した上面図である。図10に示す光走査装置では、ミラー150の前方にプリズム130及び波長板140が配置されている。そして、レーザ光源110及びコリメータレンズ120は、プリズム130の側方に配置されている。かかる構成により、ミラー150付近に総ての構成部品を配置して小型化できるとともに、レーザ光源110から射出されたレーザ光を、プリズム130で反射してミラー150に垂直に入射させることが可能となる。
図11は、第2の従来の光走査装置の一例を示した図である。図11(A)は、第2の従来の光走査装置の全体構成の一例を示した図であり、図11(B)は、第2の従来の光走査装置の投影面の一例を示した図である。
図11(A)に示すように、レーザ光源110から射出されたレーザ光L11は、コリメータレンズ120を通過して平行光とされ、プリズム130のレーザ光源10側の端面に垂直に入射する。そして、レーザ光L11は、プリズム130の内部で反射されて向きを変え、ミラー150に垂直に入射する。ミラー150からの反射光L12は、ミラー150及びプリズム130に平行な投影面171を形成し、画像を表示する。なお、波長板140は、ミラー150からの反射光L12が、プリズム130で反射されずにプリズム130を透過するように通過するレーザ光L11及び反射光L12を偏光している。
図11(B)に示すように、第2の従来の光走査装置による投影面171は、歪みのない長方形となっている。これにより、適切に画像を投影面171に投影することができる。
なお、走査型ではなく、液晶ライトバルブを用いたプロジェクタとして、照明光を射出する照明装置と、照明装置からの照明光によって照明される光変調装置と、光変調装置の前段に配置されて光変調装置に入射する照明光の強度を減衰させる反射型の減光フィルタと、減光フィルタを光軸に対して所定角だけ傾斜させて保持する保持手段とを備えたプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−141152号公報
しかしながら、上述の第2の従来の光走査装置においては、投影面の中央に迷光による点が生じてしまうという問題があった。
図12は、第2の従来の光走査装置の問題点を説明するための図である。図12(A)は、第2の従来の光走査装置の問題点を説明するための斜視図であり、図12(B)は、第2の従来の光走査装置の問題点を説明するための上面図である。
図12(A)に示すように、第2の従来の光走査装置においては、反射光L12により形成される投影面171の中央付近に、迷光による点Pが生じてしまうという問題があった。
図12(B)に示すように、ミラー150へのレーザ光L11は、プリズム130内で反射し、波長板140を通過してミラー150に到達する。ここで、波長板端面140Eには、反射防止膜(図示せず)が形成されているが、それにも拘わらずレーザ光L11の0.5%前後は波長板端部140Eで反射してしまう。これが迷光L13となり、ミラー走査に無関係に、投影面171の中央に点Pとして表示されてしまうという問題があった。
なお、投影面171の解像度がVGA(Video Graphics Array)の場合、一画面で640×480≒300,000ドット表示する。よって、1画面1ドット当たりの単位時間における光量は、射出光の1/300,000となる。一方、反射防止膜の透過率を便宜上99.7%とすると、波長板端面140Eで反射する光はミラー150への入射光の0.3%、約1/300となる。つまり、波長板端面140Eで反射した迷光による光の光量は、走査光の300,000/300=1,000倍となり、到底無視できるものではないことが分かる。
そこで、本発明は、投影面に迷光を生じさせない光走査装置を提供することを目的とする。
なお、特許文献1に記載されたプロジェクタは、液晶ライトバルブを用いたものであり、走査型のプロジェクタと異なり、減光フィルタ等の種々の部品を備えているので、それらの部品を用いて迷光対策を行うことが可能であるが、走査型のプロジェクタは、部品数が少なく、迷光対策を施すことができる部品が少ないので、本発明の光走査装置にそのまま適用することができないという問題がある。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る光走査装置は、レーザ光(L1)を射出するレーザ光源(10)と、
所定の軸周りに揺動して前記レーザ光(L1)の反射光(L2)を走査させるミラー(50)と、
前記レーザ光(L1)を反射させて、揺動していない状態の前記ミラー(50)の面に略垂直に入射させるプリズム(30〜33)と、
該プリズム(30〜33)と前記ミラー(50)との間に配置され、前記ミラー(50)からの前記反射光(L2)が前記プリズム(30〜33)を透過するように前記レーザ光(L1)及び前記反射光(L2)を偏光させる波長板(40〜43)とを有し、
該波長板(40〜43)は、前記プリズム(30〜33)に密着して一体的に設けられ、
該波長板(40〜43)の前記ミラー(50)に対向する端面(40E〜43E)は、前記ミラー(50)に入射する前記レーザ光(L1)に対して、傾斜していることを特徴とする。
これにより、波長板の端面で発生する迷光を、反射光が照射される投影面とは異なる角度で射出させ、投影面に現れないようにすることができる。また、波長板とプリズムを一体化させて省スペースで構成できるとともに、波長板とプリズムの間の光学的関係が容易な構成とすることができる。
の発明は、第の発明に係る光走査装置において、
前記プリズム(30〜33)は、直角立方体プリズムであり、前記レーザ光源(10)から射出された前記レーザ光(L1)が入射する入射面が、前記レーザ光(L1)に対して傾斜して配置されていることを特徴とする。
これにより、直角立方体プリズムを加工することなく、配置を調整することにより迷光を防止することができ、低コストかつ容易に迷光対策を行うことができる。
の発明は、第の発明に係る光走査装置において、
前記プリズム(30〜33)は、前記レーザ光源(10)から射出された前記レーザ光(L1)が入射する入射面は、前記レーザ光(L1)に対して垂直面を有し、前記ミラー(50)側の面は、揺動していない状態の前記ミラー(50)の面に対して傾斜した台形柱形状を有することを特徴とする。
これにより、台形柱形状のプリズムを用いることにより、プリズムの反射面をミラーに対して45度に設定することができ、投影面の歪みを確実に防止しつつ、迷光対策を行うことができる。
の発明は、第の発明に係る光走査装置において、
前記プリズム(30〜33)は、直角立方体プリズムであり、前記ミラー(50)側の面(30M〜33M)が、揺動していない状態の前記ミラー(50)の面に対して平行になるように配置され、
前記波長板(40〜43)は、くさび形柱形状又は該くさび形柱形状の先端を切断した台形柱形状を有し、くさびを構成する側面が前記プリズム(40〜43)に密着したことを特徴とする。
これにより、波長板を加工することにより、コンパクトかつ低コストで迷光対策を行うことができる。
の発明は、第の発明に係る光走査装置において、
前記プリズム(30〜33)は、平行四辺形の側面形状を有する角柱であり、該角柱が揺動していない状態の前記ミラー(50)の面と平行に延在するように配置され、
前記波長板(40〜43)は、均等な厚さを有する板形状であることを特徴とする。
これにより、複雑な形状のプリズム及び波長板を用いることなく迷光対策を行うことができる。また、平行四辺形の対向する2辺が水平となるように配置することにより、迷光を投影面の鉛直方向にそらすことができ、少ない傾斜量で迷光を確実に投影面から外すことができる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る光走査装置において、
前記波長板(40〜43)は、前記反射光(L2)の走査方向に傾斜していることを特徴とする。
これにより、投影面の外側の左右方向に迷光を導くことができる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る光走査装置において、
前記波長板(40〜43)は、前記反射方向(L2)の走査方向と垂直な方向に傾斜していることを特徴とする。
これにより、投影面の外側の上下方向に迷光を導くことができ、横長の投影面の場合には、迷光の移動量を少なくすることができ、迷光対策を容易にすることができる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る光走査装置において、
前記波長板(40〜43)の前記端面(40E〜43E)の垂直投影図の領域内又は該領域よりも外側に光吸収部(60)が更に設けられたことを特徴とする。
これにより、迷光を光吸収部で吸収してしまい、投影面には、外側周辺も含めて一切明光が発生しないようにすることができ、目的とする画像のみを適切に投影することができる。
本発明によれば、迷光が投影面に投影されることを防止することができる。
実施例1に係る光走査装置を、従来の光走査装置と比較して示した図である。図1(A)は、実施例1に係る光走査装置のプリズム及び波長板の一例の構成を示した上面図である。図1(B)は、比較例として従来の光走査装置のプリズム及び波長板の構成を示した上面図である。 実施例1に係る光走査装置の全体構成の一例を示した上面図である。 実施例2に係る光走査装置のプリズム及び波長板の一例の構成を示した上面図である。 実施例2に係る光走査装置の一例の全体構成を示した上面図である。 実施例3に係る光走査装置のプリズム及び波長板の一例の構成を示した上面図である。 実施例3に係る光走査装置の一例の全体構成を示した上面図である。 実施例4に係る光走査装置の異形プリズム及び波長板の一例の構成を示した図である。図7(A)は、実施例4に係る光走査装置の異形プリズム及び波長板の上面図であり、図7(B)は、実施例4に係る光走査装置の異形プリズム及び波長板の側面図である。 実施例4に係る光走査装置の一例の全体構成を示した側面図である。 従来の光走査装置の一例を示した図である。図9(A)は、従来の光走査装置の全体構成の一例を示した上面図である。図9(B)は、従来の光走査装置の投影面形状の一例を示した図である。 第2の従来の光走査装置の光学系の構成の一例を示した上面図である。 第2の従来の光走査装置の一例を示した図である。図11(A)は、第2の従来の光走査装置の全体構成の一例を示した図である。図11(B)は、第2の従来の光走査装置の投影面の一例を示した図である。 第2の従来の光走査装置の問題点の説明図である。図12(A)は、第2の従来の光走査装置の問題点を説明する斜視図である。図12(B)は、第2の従来の光走査装置の問題点を説明する上面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明の実施例1に係る光走査装置を、従来の光走査装置との比較において示した図である。図1(A)は、実施例1に係る光走査装置のプリズム及び波長板の一例の構成を示した上面図であり、図1(B)は、比較例として従来の光走査装置のプリズム及び波長板の構成を示した上面図である。
図1(A)において、実施例1に係る光走査装置は、プリズム30と、波長板40とを備えている。波長板40は、プリズム30の手前側の面に密着して設けられ、プリズム30と波長板40は一体化されている。なお、図示されていないが、ミラーが波長板40に対向して設けられ、レーザ光源がプリズム30の右側に設けられている。
プリズム30は、入射したレーザ光L1を反射して、ミラーに導くための光学的手段である。プリズム30は、入射したレーザ光L1を反射し、ミラーの方向に向かわせることができれば、種々の材料、形状からなる多面体が用いられてよいが、例えば、直角立方体プリズムが用いられてもよい。図1(A)においては、プリズム30として、直角立方体プリズムが用いられた例が示されている。なお、プリズム30は、内部に反射面30Rを有し、入射したレーザ光L1を、反射面30Rにて反射し、ミラーの方に導いている。
波長板40は、直交する偏光成分の間に位相差を生じさせる複屈折素子であり、レーザ光L1及びミラーからの反射光L2を偏光させ、反射光L2がプリズム30の反射面30Rを透過するように調整する。例えば、プリズム30の反射面30Rが、レーザ光L1と反射光にπの位相差がある場合に、レーザ光L1を反射し、反射光を透過させる性質を有するときには、波長板40にλ/4板を用いることにより、レーザ光L1が通過するときにπ/2、
反射光が通過するときに更にπ/2の位相差を生じさせる。そして、反射光がレーザ光L1に対してπの位相差を有するようにし、プリズム30の反射面30Rを反射光が透過するようにする。
波長板40の端面40Eは、大気と接触している面であり、波長板40の硝材の屈折率と、大気の屈折率との差が大きいことから、レーザ光L1を反射し易い状態となっている。つまり、本来的には、波長板40に入射したレーザ光L1は、端面40Eを通過し、ミラーに照射されることが好ましいが、屈折率の差が大きいため、光が反射し易くなっている。かかる波長板40の端面40Eにおける反射光は、迷光L2となり、投影面にこれが投影されると、点のようになり、無視できない存在となる。これを防止するため、波長板40の端面40Eには、反射防止膜(図示せず)を形成することが好ましいが、反射防止膜を形成したとしても、迷光を零コンマ数%以下にするのは困難である。
そこで、実施例1に係る光走査装置においては、図1(A)に示すように、プリズム30の波長板40と接触したミラー側の面30M及び波長板40のミラー側の端面40Eは、レーザ光L1のミラーへの入射光の光軸に対して、傾斜して配置している。これにより、波長板40の端面40Eで発生した迷光L3は、ミラーへの入射光の光軸から左側にそれた方向に進行している。そして、プリズム30を射出した迷光L3は、更に大きく左側にそれて進行し、投影面とは関係の無い方向に進行している。
このように、波長板40の端面40Eを、レーザ光L1のミラーへの入射光に対して傾斜させて配置することにより、波長板40の端面40Eで迷光が発生しても、投影面と異なる方向に迷光を導くことができ、投影面に迷光による点Pが発生するのを防止することができる。
図1(B)において、比較例の従来の光走査装置は、直角立方体プリズム130の波長板140と接触した面及び波長板140の端面140Eが、レーザ光L11のミラーへの入射光の光軸と垂直となるように配置されている。この場合においても、波長板140の端面140Eに反射防止膜が形成されていたとしても、上述の波長板40と大気の屈折率差の関係から、迷光13は発生してしまう。そして、発生した迷光L13は、波長板140の端面140Eが、投影面と垂直であることから、投影面の方に向かって進行する。その結果、投影面に迷光L13による点Pが発生することになってしまう。
このように、実施例1に係る光走査装置は、波長板40の端面40Eを、レーザ光L1のミラーへの入射光の光軸に対して傾斜させて配置することにより、迷光L3が投影面に投影されるのを光学的に防ぐことができる。
図2は、実施例1に係る光走査装置の全体構成の一例を示した上面図である。図2において、実施例1に係る光走査装置は、レーザ光源10と、コリメートレンズ20と、プリズム30と、波長板40と、ミラー50と、光吸収部60とを備える。また、本実施例に係る光走査装置の前方には、投影面170が示されている。
図2において、プリズム30の右側側方にレーザ光源10及びコリメートレンズ20が配置され、プリズム30に対して、揺動していない状態のミラー50と平行な左右方向からレーザ光L1を照射するように構成されている。また、波長板40と対向して、ミラー50が配置されている。更に、プリズム30の左前方であり、波長板40を垂直投影させた垂直投影図の領域内又はそれよりも左側の外側に、光吸収部60が配置されている。また、投影面70は、揺動させない状態のミラー50と平行に、前方に離間して形成されている。
レーザ光源10は、レーザ光L1を発生させて外部に射出する手段である。レーザ光L1は、可視領域のレーザを含めて、用途に応じて種々のレーザ光が用いられてよい。
コリメートレンズ20は、発散光を集光し、平行にするためのレンズである。レーザ光源10から射出されたレーザ光L1は発散光であるので、コリメートレンズ20により集光され、平行光とされる。
プリズム30は、レーザ光源10から射出され、入射してきたレーザ光L1を反射し、ミラー50へと導く導光手段である。プリズム30の反射面30Rに入射したレーザ光L1は、入射角=反射角であるので、レーザ光L1のミラー50への入射光の光軸が、ミラー50と垂直となるように、プリズム30の反射面30Rを配置する。なお、実施例1においては、一般的な直角立方体プリズムを、何ら加工することなくそのまま用いている。また、その他の部分は、図1(A)における説明と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
波長板40は、プリズム30を通過してミラー50に向かうレーザ光L1及びミラー50からのレーザ光L1の反射光L2を偏光させ、反射光L2がプリズム30を透過するように調整する手段である。かかる条件を満たすように、波長板40の偏光条件は定められる。なお、他の部分は、図1(A)の説明と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
ミラー50は、入射したレーザ光L1を反射し、反射光L2を投影面70上で走査させる手段である。よって、ミラー50は、所定の1軸又は2軸の周りに揺動可能に設けられる。図2においては、水平方向(左右方向)にミラー50が揺動し、水平方向(左右方向)に反射光L2を走査させる構成となっているので、紙面に向かって垂直な鉛直方向に走査用の1軸が設けられる。また、反射光L2が投影面70を走査しつつ、鉛直方向(上下方向)にも移動する場合には、左右方向にも軸を有してよい。軸は、いずれもミラー50の中心を通る中心軸となるように設けられることが好ましい。
光吸収部60は、迷光L3を吸収するための手段である。図1(A)において説明したように、本実施例に係る光走査装置は、波長板40の端面40Eから反射する迷光L3を、投影面70と異なる方向に導くことができるが、投影面70の周囲に迷光L3による点Pが発生してしまうのは好ましくない。そこで、迷光L3を、光吸収部材60や光走査装置の筐体やカバー等に当てて吸収することで、投影面70への迷光L3の影響を、投影面70の周辺領域も含めて排除することが可能となる。
かかる観点から、光吸収部60は、迷光L2が通過する箇所に設けられている。このように、迷光L3の投影面70への影響を確実に排除するために、必要に応じて光吸収手段60を設けるようにしてもよい。なお、図2においては、独立した光吸収部60を設けているが、上述のように、光走査装置の筐体や、カバー等を用いるようにし、独立した光吸収部60までは設けない構成としてもよい。
投影面70には、種々の投影画像が表示される。一般的に、投影面は、水平:垂直=4:3又は16:9というように、横長の投影面が用いられ、横長の方向が走査方向となる。図2においても、横方向が走査方向となっている。
以上、説明したように、実施例1に係る光走査装置によれば、プリズム30と波長板40の配置を適切に設定することにより、迷光L3が投影面70に影響を与えるのを防止することができる。
図3は、本発明の実施例2に係る光走査装置のプリズム及び波長板の一例の構成を示した上面図である。なお、実施例2において、実施例1と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その説明を省略するものとする。
図3において、実施例2に係る光走査装置は、異形プリズム31と波長板41とを備える。実施例1に係る光走査装置においては、プリズム30として、直角立方体プリズムを用いていたが、実施例2に係る光走査装置においては、台形柱形状の異形プリズム31を用いている点で異なっている。つまり、異形プリズム31は、ミラー50側の面(波長板41と接触している面)31Mが、ミラー50に入射するレーザ光L1の光軸に対して傾斜し、斜めとなった形状となっている。この形状は、例えば、実施例1において示した直角立方体プリズムの、ミラー50側の面を斜めに切断することにより得ることができる。
異形プリズム31の反射面31Rは、レーザ光源10からのレーザ光L1の入射方向に対して、45度に設定されている。よって、異形プリズム31の右側から垂直に異形プリズム31にレーザ光L1を入射させることにより、反射面31Rで反射してミラー50に向かうレーザ光L1は、ミラー50に対して垂直に入射する。
異形プリズム31のミラー50側の傾斜面31Mには、波長板41が密着して配置され、異形プリズム31と一体的に設けられる。波長板41は、一定の厚さを有する厚板状の形状を有するものが用いられる。このような波長板41を、傾斜した異形プリズム31のミラー側の傾斜面31Mに密着固定することにより、波長板41のミラー50と対向した端面41Eは、やはりミラー50に入射するレーザ光L1の光軸に対して傾斜した面をなす。よって、図3に示すように、波長板41の端面41Eで反射する迷光L3を、投影面70の方向よりも左側にそらすことができ、投影面70に影響を与えないようにすることができる。
このように、異形プリズム31のミラー50側の傾斜面31Mを、ミラー50に入射するレーザ光L1に対して傾斜面を有する台形柱形状として構成し、面31Mに波長板41を密着固定することにより、端面41Eを、プリズム31のミラー側の傾斜面31Mと平行に配置し、ミラー50に入射するレーザ光L1の光軸に対して傾斜面を形成することができる。これにより、迷光L3を投影面70からそらすことができる。
図4は、実施例2に係る光走査装置の一例の全体構成を示した上面図である。実施例2に係る光走査装置は、異形プリズム31と、波長板41以外は、実施例1に係る光走査装置と同様に、レーザ光源10と、コリメートレンズ20と、ミラー50と、光吸収部60とを備える。また、投影面70がミラー50の反対側の前方にある点も、実施例1と同様である。異形プリズム31及び波長板41は、図3において説明した構成を有している。実施例2に係る光走査装置においても、波長板41の投影図形の領域内又はそれよりも左側の外側に光吸収部60が設けられ、迷光L3を吸収し、投影面70の全く影響を与えない構成となっている。なお、光吸収部60の代わりに、光走査装置の筐体や、カバー等を用いてもよい点も、実施例1と同様である。
このように、実施例2に係る光走査装置は、台形柱形状の異形プリズム31を用いて、迷光L2の投影面70へ影響を防止することができる。
図5は、本発明の実施例3に係る光走査装置のプリズム及び波長板の一例の構成を示した上面図である。実施例3においても、実施例1及び実施例2で説明した構成要素には、同一の参照符号を付し、その説明を省略するものとする。
図5において、実施例3に係る光走査装置は、直角立方体プリズム32と、波長板42とを備えている。実施例3に係る光走査装置においては、波長板42は、くさび形柱形状を有し、その断面がくさび形に構成されている。そして、くさび形の側面が、直角立方体プリズム32のミラー50側の面32Mに密着固定されており、結果として、波長板42のミラー50の端面42Eが、ミラー50に入射するレーザ光L1の光軸に対して傾斜面を形成している。よって、波長板42の端面42Eで反射する迷光L3は、投影面70よりも大きく左側にそれた方向に進行し、投影面70への迷光L3の影響を無くすことができる。
なお、図5においては、波長板42は、くさび形柱形状を有しているが、先端が切断され、台形柱形状に構成されていても、傾斜面となっている波長板42の端面42Eをレーザ光L1が通過する限り、何ら問題は無い。よって、波長板42は、くさび形の先端が切断された台形柱形状に構成されてもよい。
図6は、実施例3に係る光走査装置の一例の全体構成を示した上面図である。図5において説明した直角立方体プリズム32及び波長板42の他、レーザ光源10と、コリメートレンズ20と、ミラー50と、光吸収部60とを備え、ミラー50の反対側に投影面70が存在する点は、実施例1及び実施例2と同様である。実施例3においては、直角立方体プリズム32が用いられており、ミラー50側の面32Mは、揺動していない状態のミラー50の面と平行に配置されている。よって、直角立方体プリズム32の反射面32Rは、揺動していない状態のミラー50の面に対して45度をなし、直角立方体プリズム32の反射面32Rで反射させたレーザ光L1のミラー50への入射光を、ミラー50に対して垂直に入射させることができる。また、くさび形柱形状の波長板42により、ミラー50側の端面42Eはミラー50及びミラー50へ入射するレーザ光L1の光軸に対して傾斜面となるので、波長板42の端面42Eで反射した迷光L3は、光吸収部60で吸収される。なお、光吸収部60の位置は、直角立方体プリズム32の左側前方であり、波長板42の端面42Eの投影図形の領域内又は投影図形よりも外側(図中左側)に設けられている点は、実施例1及び実施例2と同様である。
実施例3に係る光走査装置によれば、波長板42の形状をくさび柱形状とすることにより、端面42Eを傾斜面とし、迷光L3が投影面70に影響を与えないようにすることができる。
図7は、本発明の実施例4に係る光走査装置の異形プリズム及び波長板の一例の構成を示した図である。図7(A)は、実施例4に係る光走査装置の異形プリズム及び波長板の上面図であり、図7(B)は、実施例4に係る光走査装置の異形プリズム及び波長板の側面図である。なお、実施例4においても、今までの実施例と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その説明を省略するものとする。
図7(A)において、実施例4に係る光走査装置の異形プリズム33は、上面構成的には、直角立方体プリズム32と同様の平面構成を有する。つまり、外形的には長方形の形状を有しており、レーザ光L1が入射される方向及びミラー50の存在する方向に対して、45度の角度を有している。よって、レーザ光源10により右側から入射されたレーザ光L1を、ミラー50に対して垂直に入射することができる構成となっている。
しかしながら、波長板43は、今までの実施例とは異なり、上面43Tと底面43Bが完全に一致して重なってはおらず、2つの面が上面図に示されている。
図7(B)において、図7(A)の上面図に対応する側面図が示されているが、異形プリズム33は、平行四辺形の側面形状をしており、波長板43も、異形プリズム33の傾斜に沿った平行四辺形の側面を有している。つまり、図7(A)と合わせると、異形プリズム33は、平行四辺形の側面形状を有する角柱であり、角柱の延在方向が、揺動していない状態のミラー50の面に平行になるように配置されている。また、平行四辺形角柱の上下に対向する2面は、水平となるように配置されている。かかる配置により、平行四辺形角柱の左右に対向する2面は、鉛直方向に対して所定の角度を有する上方又は下方を向いた面を形成しており、異形プリズム33のミラー側の面33Mは、下方を向いた面となっている。これにより、異形プリズム33のミラー側の面33Mに密着固定された波長板43は、面33Mと同様の傾斜を有し、ミラー50に対向する端面43Eも、異形プリズム33のミラー50側の面33Mと同様の傾斜を有している。
かかる構成の異形プリズム33に入射されたレーザ光L1は、異形プリズム33の内部で反射し、ミラー50の方向に進行するレーザ光L1が波長板43の端面43Eにより反射されて迷光L3となっているが、迷光L3は、波長板43の端面43Eの傾斜により、下方に反射されている。これにより、迷光L3の進行方向を投影面70よりも下方にそらし、迷光L3が投影面70に点Pとして現れるのを防ぐことができる。このように、波長板43の端面43Eを下向き又は上向きに傾斜させ、迷光L3の投影面への影響を防止するようにしてもよい。
図8は、本発明の実施例4に係る光走査装置の一例の全体構成を示した側面図である。図8において、実施例4に係る光走査装置は、図7において説明した異形プリズム33及び波長板43以外は、ミラー50と、光吸収器60とを備え、前方に投影面70が存在する。また、実施例4に係る光走査装置は、図示しないレーザ光源10と、コリメートレンズ20とを、実施例1乃至3と同様に備えている。
実施例4に係る光走査装置において、ミラー50に入射したレーザ光L1は、ミラー50により反射され、ミラー50の揺動により、反射光L2が投影面70上を走査する。一方、波長板43の端面43Eで反射された光は迷光L3となるが、波長板43の端面43Eが下方を向いているため、迷光L3は下方に反射され、異形プリズム33の下方に設けられた光吸収部60に吸収される。光吸収部60は、波長板43の端面43Eの垂直投影図形の領域内か、又はその領域よりも外側の下方に設けられる。光吸収部60を設けることにより、投影面70の下方に点Pが現れるのを確実に防止することができる。
なお、図7及び図8においては、波長板43の端面43Eが下向きの場合を例に挙げて説明したが、波長板の端面43Eが上向きに設けられ、光吸収部60が異形プリズム33よりも上方に設けられる構成としてもよい。
また、図7及び図8において、波長板43は、平行四辺形の側面形状を有して構成されているが、単なる板状の波長板43を異形プリズム33のミラー側の面33Mに密着固定するようにしてもよい。波長板43は、均等な厚さを有した板状の波長板43であれば、プリズム33のミラー50側の面33Mに沿わせることにより、波長板43の端面43Eが異形プリズム33のミラー50側の面33Mと同じ傾斜を有するので、種々の形状の波長板43を利用することができる。
実施例4に係る光走査装置においては、波長板43の傾斜角度を、実施例1乃至3に係る光走査装置の波長板40、41、42よりも小さくすることができる。投影面70は、一般的には縦(垂直方向)よりも横(水平方向)の方が長い横長の画面を有するので、少ない傾斜角度で投影面70から迷光L3の進行方向を外すことができるからである。また、光走査装置の基本的な構成からして、レーザ光L1の反射光L2を水平方向に高速で走査させながら、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)が均一になるように調整するのは必ずしも簡単ではない調整を要するが、実施例4に係る光走査装置では、走査方向と異なる方向に波長板43を傾斜させているので、かかる本来の調整に影響を与え難いという利点もある。
このように、実施例4に係る光走査装置によれば、波長板43の端面43Eを、走査方向と垂直な上方又は下方に傾斜させることにより、ミラー50に入射するレーザ光L1に対して傾斜面を形成し、端面43Eで発生する迷光L3を、投影面70の上方又は下方にそらし、迷光L3の投影面70への影響を防止することができる。
なお、実施例1乃至3においては、迷光L3を水平方向に外す例、実施例4においては、迷光L3を鉛直方向に外す例について説明したが、各実施例において、ミラー50以外の光学系を90度回転させることにより、迷光L3の外す方向を水平方向と鉛直方向で入れ換えることが可能である。つまり、実施例1乃至3においては、レーザ光源10及びコリメートレンズ20をプリズム30、31、32の上又は下に設け、それに対応してプリズム30、31、32及び波長板40、41、42も90度回転させ、ミラー50をそのままの配置とすることにより、迷光L3を投影面70の上又は下にそらすことができる。同様に、実施例4においても、同様な90度回転設定を行うことにより、迷光L3を投影面70の右又は左にそらすことができる。
このように、各実施例は、矛盾の生じない範囲で、組み合わせることが可能であり、用途に応じて、種々の構成を有する光走査装置とすることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、レーザ光を走査する種々の装置に利用することができ、例えば、プロジェクタ等に好適に利用することができる。
10 レーザ光源
20 コリメートレンズ
30、31、32、33 プリズム
30R、31R、32R、33R 反射面
30M、31M、32M、33M ミラー側の面
40、41、42、43 波長板
40E、41E、42E、43E 波長板端面
50 ミラー
60 光吸収部
70 投影面
L1 レーザ光
L2 反射光
L3 迷光

Claims (8)

  1. レーザ光を射出するレーザ光源と、
    所定の軸周りに揺動して前記レーザ光の反射光を走査させるミラーと、
    前記レーザ光を反射させて、揺動していない状態の前記ミラーの面に略垂直に入射させるプリズムと、
    該プリズムと前記ミラーとの間に配置され、前記ミラーからの前記反射光が前記プリズムを透過するように前記レーザ光及び前記反射光を偏光させる波長板とを有し、
    該波長板は、前記プリズムに密着して一体的に設けられ、
    該波長板の前記ミラーに対向する端面は、前記ミラーに入射する前記レーザ光に対して、傾斜していることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記プリズムは、直角立方体プリズムであり、前記レーザ光源から射出された前記レーザ光が入射する入射面が、前記レーザ光に対して傾斜して配置されていることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  3. 前記プリズムは、前記レーザ光源から射出された前記レーザ光が入射する入射面は、前記レーザ光に対して垂直面を有し、前記ミラー側の面は、揺動していない状態の前記ミラーの面に対して傾斜した台形柱形状を有することを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  4. 前記プリズムは、直角立方体プリズムであり、前記ミラー側の面が、揺動していない状態の前記ミラーの面に対して平行になるように配置され、
    前記波長板は、くさび形柱形状又は該くさび形柱形状の先端を切断した台形柱形状を有し、くさびを構成する側面が前記プリズムに密着したことを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  5. 前記プリズムは、平行四辺形の側面形状を有する角柱であり、該角柱が揺動していない状態の前記ミラーの面と平行に延在するように配置され、
    前記波長板は、均等な厚さを有する板形状であることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  6. 前記波長板は、前記反射光の走査方向に傾斜していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記波長板は、前記反射方向の走査方向と垂直な方向に傾斜していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記波長板の前記端面の垂直投影図の領域内又は該領域よりも外側に光吸収部が更に設けられたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光走査装置。
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