JPH1184295A - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及び画像形成装置

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JPH1184295A
JPH1184295A JP23831697A JP23831697A JPH1184295A JP H1184295 A JPH1184295 A JP H1184295A JP 23831697 A JP23831697 A JP 23831697A JP 23831697 A JP23831697 A JP 23831697A JP H1184295 A JPH1184295 A JP H1184295A
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JP
Japan
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polygon mirror
scanning optical
optical device
image forming
housing
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JP23831697A
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Inventor
Atsushi Fujita
厚 藤田
Shinji Morita
真次 森田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1)回転多面鏡の回転に伴って発生する風
切り音、あるいは筺体や蓋部材の振動による騒音を低く
抑えた走査光学装置を提供する。(2)光偏向ユニット
の筺体の温度上昇を防止し、回転多面鏡の面精度及びロ
ータの回転精度の保持を可能にする画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 (1)回転多面鏡22と動圧軸受110
と駆動モータ21とから成る光偏向ユニット100の上
部開口を覆う蓋部材102と、光偏向ユニット100を
収容する壁体20Aと、壁体20Aの上部開口を覆う天
蓋部材206とを設けた走査光学装置。(2)光偏向ユ
ニット100の筺体101の下部に複数の放熱フィン1
01Bを平行配列して設けるとともに、放熱フィン10
1Bの平行配列方向を、画像形成装置本体1の機内温度
低下用送風手段30による送風方向とほぼ平行に配置し
た画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ等
の画像形成装置において、光ビームを感光体上に走査す
るための回転多面鏡を内蔵した走査光学装置及び画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタ等の画像記録装置
においては、その画像の書き込み手段として読み取った
情報を基にレーザ光を高速回転する回転多面鏡(ポリゴ
ンミラー)に入光させ、反射光を走査させて感光体面に
投影し画像記録を行っている。
【0003】図11は、回転多面鏡を回転駆動させるこ
とにより、光ビームを偏向走査させる従来の走査光学装
置の構成を示す断面図である。
【0004】回転多面鏡は低速回転の場合には、駆動モ
ータの回転軸に直接固定して使用されるが、高速回転と
なると回転多面鏡をラジアル軸外筒に固定し、ラジアル
軸内筒に対して触れることなく浮き上がった形で回転す
る空気ベアリングを用いての駆動回転が行われる。本出
願人は動圧軸受を有する光偏光装置について、特開平7
−243437号、特開平7−259849号、特開平
8−114219号、特開平8−121471号等の各
公報によって技術開示を行っている。
【0005】図11は、上スラスト板111、下スラス
ト板112及びラジアル軸内筒113等よりなる動圧軸
受110を有する光偏光装置(光偏向ユニット、ポリゴ
ンモータ)100の断面構成を示す図である。図におい
て、筐体101の中心軸114と一体にラジアル軸内筒
113と、それと同心に下スラスト板112と、モータ
の静止磁界を構成するコイル115とが取り付けられて
動圧軸受110が構成されている。また、回転磁界用の
リング状のマグネット(永久磁石)121とアルミ製の
外輪部122とセラミック製のラジアル軸外筒123と
回転多面鏡124とミラー押さえ125とは外輪部12
2とミラー押さえ125とで回転多面鏡124をサンド
イッチ状に挟持し、同心で一体に組み立てられてロータ
120が構成されている。ロータ120は前記ラジアル
軸内筒113に嵌入された後、上スラスト板111がラ
ジアル軸内筒113に同心に固定される。そして該ラジ
アル軸内筒113、下スラスト板112及び上スラスト
板111と、ラジアル軸外筒123の上下面及び嵌入内
周面との間には3〜10μm程度の隙間Sが形成され、
ロータ120の回転時には、ロータ120は動圧軸受1
10に触れることなく、空中に浮き上がって円滑な回転
が持続される。
【0006】即ち、ロータ120の回転に伴って回転多
面鏡124も回転し、レーザユニットから射出されたレ
ーザビームは図示しない感光体に向けて偏向走査する。
【0007】前記回転多面鏡124と動圧軸受110と
ロータ120とから成る光偏向ユニット100の筺体1
01は、アルミニウムダイキャストで一体成形され、上
部開口は薄い板金や合成樹脂板等で作られた蓋部材10
2により覆われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)上記の走査光学装置を使用して、ロータ
120を回転させてレーザ発信器から射出されるレーザ
ビームを感光体上に走査させる際に、回転多面鏡124
及びロータ120の回転による気流の乱れが発生し、そ
れに伴って耳障りな風切り音が生じたり、筺体101が
振動することによる騒音発生等の問題が生じる。特に、
静粛が要求されるオフィス等では、騒音防止、静音化対
策が必要である。
【0009】従来の走査光学装置では、積極的な防振し
ていないから、上記の騒音や振動が外部に漏出する。
【0010】本発明の第1の課題は、回転多面鏡124
の回転に伴って発生する風切り音、あるいは筺体101
を覆う蓋部材102の振動による騒音を低く抑えた走査
光学装置を提供することを目的とする。
【0011】(第2の課題)前記回転多面鏡124と動
圧軸受110とロータ120とから成る光偏向ユニット
は、ロータ120の高速回転により発熱し、回転多面鏡
124の熱変形による面精度の低下や、ロータ120の
回転変動等を発生し、画面上では走査むらや画像歪みと
なって画像品質を低下させる。このことは回転多面鏡1
24を高速回転し記録密度を高める場合に特に顕著とな
る。
【0012】従来の走査光学装置では、光偏向ユニット
100の下部の外周を中空円柱部材で囲む構造であり、
画像形成装置本体の送風手段による排熱風が、光偏向ユ
ニット100の一部にしか当たらず、冷却効果が低かっ
た。
【0013】本発明の第2の課題は、光偏向ユニット1
00の筺体101の温度上昇を防止し、回転多面鏡12
4の面精度及びロータ120の回転精度の保持を可能に
する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題は、回
転多面鏡を回転駆動することにより光ビームを偏向走査
する走査光学装置において、前記回転多面鏡と動圧軸受
と駆動モータとから成る光偏向ユニットの上部開口を覆
う蓋部材と、前記光偏向ユニットを収容する壁体と、該
壁体の上部開口を覆う天蓋部材とを設けたことを特徴と
する走査光学装置(請求項1の発明)によって達成され
る。
【0015】また、上記の第2の課題は、回転多面鏡を
回転駆動することにより光ビームを偏向走査する走査光
学装置を備えた画像形成装置において、前記回転多面鏡
と動圧軸受と駆動モータとから成る光偏向ユニットの筺
体の下部に複数の放熱フィンを平行配列して設けるとと
もに、前記放熱フィンの平行配列方向を、前記画像形成
装置本体の機内温度低下用送風手段による送風方向とほ
ぼ平行に配置したことを特徴とする画像形成装置(請求
項5の発明)によって達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による走査光学装置
及び画像形成装置の実施の形態を添付図面に基づいて説
明する。
【0017】図1は、本発明に係わるデジタル画像形成
装置の全体構成を示す図である。
【0018】画像形成装置本体1は、画像読み取り部
A、画像処理部B、画像記憶部C、画像書き込み部D、
画像形成部E、給紙部F等から構成されている。
【0019】画像読み取り部Aにおいて、原稿台ガラス
(プラテンガラス)11上に載置された原稿dは、スラ
イドレール上を移動するキャリッジに設けられたハロゲ
ンランプ12により照明される。原稿dからの反射光
は、第1ミラー13、第2ミラー14、第3ミラー15
で反射され、結像レンズ16を通り、CCDイメージセ
ンサ17によりライン状の光学像が順次電気信号に光電
変換される。
【0020】CCDイメージセンサ17により光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ
処理されたのち、A/D変換され、シェーディング補
正、輝度/濃度変換、EE処理、文字/網点判別、フィ
ルタ/変倍処理、コピーγ補正、書き込み濃度補正、2
ビーム制御、誤差拡散処理、データ圧縮処理等が施され
た後、画像記憶部Cを経て画像書き込み部Dに出力され
る。
【0021】画像書き込み部Dにおいては、画像処理後
の画像データが、半導体レーザによって出力される。こ
の半導体レーザからの出力は、駆動モータ21により回
転される回転多面鏡(ポリゴンミラー)22で回転走査
され、fθレンズ23を経て、第1ミラー24、第2ミ
ラー25、シリンドリカルレンズ26、第3ミラー27
を通過して、カバーガラス28から射出して、感光体ド
ラム31上に照射される。
【0022】画像形成部Eは、感光体ドラム31の周囲
に配置された、帯電器32、現像器33、転写器34、
分離器35、クリーニング装置36等から成る。さら
に、分離器35の下流側には、搬送部37、定着部3
8、排紙部39が配置されている。
【0023】給紙部Fは、転写紙pを収容する給紙カセ
ット41と、給紙カセット41内の転写紙pを分離して
給送する給紙手段42から成る。
【0024】図2は複数ビーム走査光学装置の一実施の
形態を示す斜視図、図3は該複数ビーム走査光学装置の
平面図である。
【0025】これらの図において、200A,200B
は半導体レーザ、201A,201Bはコリメートレン
ズ(ビーム整形用光学系)、202A,202Bは高さ
調整用の圧縮プリズム、203Aは主走査方向微調整用
の1組のプリズムセット、203Bは副走査方向ピッチ
微調整用の1組のプリズムセット、204は2ビームを
合成するビーム合成プリズム、205は第1シリンドリ
カルレンズ、22は回転多面鏡、23A,23Bはfθ
レンズ、26は第2シリンドリカルレンズ、27は第3
ミラー、28はカバーガラス、31は感光体ドラムをそ
れぞれ示している。なお、29はタイミング検出用のイ
ンデックスミラー、29Sは同期検知用のインデックス
センサ、21は上記回転多面鏡22の駆動モータであ
る。
【0026】半導体レーザ200Aから出射したビーム
光は、コリメートレンズ201Aにより平行光になり、
次いでビーム合成プリズム204に入射する。前記半導
体レーザ200Aに対して直交配置された半導体レーザ
200Bから出射したビーム光も同様に、コリメートレ
ンズ201Bにより平行光となり、その後、ビーム合成
プリズム204に入射する。なお、この半導体レーザ2
00Bから出射したビーム光は、副走査方向には、前記
半導体レーザ200Aから出射したビーム光と所定のピ
ッチだけずらせて配置してある。上記両ビーム光は第1
結像光学系の第1シリンドリカルレンズ205を経て回
転多面鏡22に入射する。この反射光は、fθレンズ2
3A,23B、第2シリンドリカルレンズ26から成る
第2結像光学系を透過し、第3ミラー27、カバーガラ
ス28を介して感光体ドラム31の周面上に、所定のス
ポット径で、副走査方向に所定ピッチずれた状態で、2
ライン同時に走査する。なお、主走査方向は図示しない
調整機構により、既に微調整してある。1ライン毎の同
期検知は、走査開始前の光束をインデックスミラー29
を介して、インデックスセンサ29Sに入射させる。
【0027】図4は本発明に係わる走査光学装置の断面
図、図5は該走査光学装置の光偏向ユニット100近傍
の拡大断面図である。なお、これらの図面に使用されて
いる符号について、図11と同じ機能を有する部分に
は、同符号を付している。
【0028】回転多面鏡22を駆動回転させる駆動モー
タ21は、筺体101側のコイル(ステータ)115
と、回転多面鏡22側のマグネット(ロータ)121と
から構成されている。複数のコイル115は、絶縁性の
基板114上に固定配置されている。該複数のコイル1
15は直列配線され、コネクタ116、リード線117
を介して図示しない電源装置に接続されている。絶縁性
の基板114の下方の筺体101面には、珪素鋼板から
成るステータヨーク118が固定設置されている。
【0029】複数のコイル115の上面は、リング状の
マグネット(磁石)121の下面に所定の間隙を保って
近接している。マグネット121の上面は、薄板鋼板か
ら成るマグネットヨーク126を介して回転多面鏡22
に接着固定されている。回転多面鏡22の内周面の一部
は、ラジアル軸外筒123の外周面に当接して位置決め
されたのち、凹部に接着剤が注入されて固定される。従
って、マグネット121、マグネットヨーク126、回
転多面鏡22は、ラジアル軸外筒123と一体化され、
動圧軸受110に対して回転可能である。
【0030】また、回転多面鏡22には、凹部が穿設さ
れていて、マグネット121、マグネットヨーク126
を埋設配置することにより、回転多面鏡22を含む回転
部材を薄型化した。これにより回転多面鏡22の回転精
度の向上と、光偏向ユニットの小型化に有効である。
【0031】光偏向ユニット100の筺体101の上端
面は、蓋部材(内蓋)102と弾性シール部材103と
により圧接され、筺体101の上部開放空間は密封され
ている。弾性シール部材103は、発泡性樹脂部材又は
ゴム板等で形成され、蓋部材102の内面に貼着されて
おり、騒音防止に効果的である。
【0032】動圧軸受110の上スラスト板111は回
転多面鏡22の上面より突出し、また上スラスト板11
1、下スラスト板112、ラジアル軸内筒113を固定
するネジ119等が上スラスト板111上面より更に突
出している。蓋部材102は、アルミニウム合金板等か
ら成り、中央部付近が凸状に絞り加工されている。この
絞り加工された凸部102Aは、上スラスト板111、
ネジ119等が回転多面鏡22の上面から突出した形状
に応じて、ほぼ等間隔の狭い空間を形成するような高さ
及び傾斜した円錐面に形成されている。このように、上
スラスト板111及び回転多面鏡22と蓋部材102と
の間隔をほぼ等間隔の狭い空間を形成することにより、
光偏向ユニット100の筺体101内の空気容量を適正
化し、高速回転する回転多面鏡22による、風損、発
熱、風切り音の発生を低減できる。
【0033】走査光学装置の光学部材を収容する光学装
置本体(画像書き込み部ケーシング)20のうち、光偏
向ユニット100を収容固定する壁体20Aの壁面の上
端面は、壁体20Aの上部空間を密封する天蓋部材20
6と、弾性シール部材207とにより圧接され、壁体2
0Aの上部開放空間は密封されている。天蓋部材206
は、ABS樹脂等の振動減衰特性を有する樹脂部材で形
成されている。
【0034】弾性シール部材207は、発泡ウレタンゴ
ム又は発泡エチレンプロピレンゴム(EPDM)等の発
泡性樹脂部材から成る吸振材で形成され、天蓋部材20
6の内面に貼着されており、騒音防止に効果的である。
【0035】天蓋部材206の中央部付近は凸状に突出
した形状に形成されていて、天蓋部材(外蓋)206の
内面と蓋部材(内蓋)102の外面との間は、ほぼ等間
隔の狭い空間を形成している。
【0036】天蓋部材206の内面に貼着された弾性シ
ール部材207は、蓋部材102の外面に圧接されて密
封状態にする。蓋部材102と天蓋部材206との間隙
に介挿され充填された弾性シール部材207は、回転多
面鏡22による風切り音の外部漏出を防止するととも
に、振動減衰に有効である。
【0037】208は光学装置本体20の上部空間を覆
うカバー部材であり、内面に弾性シール部材208Aを
有し、防塵、防音に効果がある。
【0038】図6(a)は、蓋部材102を取り外した
状態の光偏向ユニット100の平面図、図6(b)は該
光偏向ユニット100のA矢示側面図、図7は上記の光
偏向ユニット100と光学系の拡大平面図である。
【0039】筺体101の側壁の一部は、切り欠かれて
開口部101Aが穿設されている。この開口部101A
は、回転多面鏡22の回転による光ビームLの射出口で
ある。開口部101Aの外面には、透明な光透過部材
(光入出射用窓ガラス)291が両面接着テープ292
を介して接着されている。
【0040】両面接着テープ292としては、接着力、
シール性、耐久性、振動吸収性に優れた部材を使用す
る。例えば、VHB構造用接合テープY−4905J又
はY−4920(何れも住友スリーエム社製)を使用し
て好適であった。
【0041】図6(c)は両面接着テープ292の層構
成を示す拡大断面図である。接合テープY−4905J
又はY−4920は何れも、弾性を有するアクリルフォ
ーム基材の両面にアクリル系粘着材bを積層したもの
で、使用前は前記アクリル系粘着材aの片面に剥離フィ
ルムcを貼着して保護している。この両面接着テープ2
92を使用することにより、従来の接着剤(シリコーン
ゴム系、又はエポキシ樹脂系等の接着剤)が硬化に多く
の時間を要するのに対し、接着性の向上と、接着作業性
の向上が達成された。
【0042】図8(a)は光偏向ユニット100の平面
図、図8(b)は光偏向ユニット100の断面図であ
る。
【0043】光偏向ユニット100の筺体101の上部
開口を閉止する蓋部材102の一部は、筺体101の開
口部101A付近の側壁面より突出して庇部102Bを
形成している。この庇部102Bは、光透過部材291
の上方付近を広く覆う保護部分であり、光偏向ユニット
100の作業時に、ドライバ等の作業工具が光透過部材
291に接触して光透過部材291を破損させたり、光
透過部材291に指先が触れて指紋等の汚れが付着する
ことを防止する。
【0044】図9(a)は本発明に係わる光偏向ユニッ
ト100の側面図、図9(b)は光偏向ユニット100
の背面図、図9(c)は光偏向ユニット100の筺体1
01の断面図、図10は画像形成装置本体1の側断面構
成図である。
【0045】光偏向ユニット100の筺体101の下部
には、複数枚の放熱フィン101Bが平行配列して設け
られている。放熱フィン101Bの平行配列方向は、画
像形成装置本体1の機内温度低下用の送風手段30によ
る送風方向Kとほぼ平行に配置されている。これにより
放熱フィン101Bに対する排熱風の流れを良好にな
し、同量の排熱風でも冷却効果を向上させることが可能
である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の走査光
学装置は、回転多面鏡と動圧軸受と駆動モータとから成
る光偏向ユニットの側面に面した側壁と、該側壁の上面
に密接し光偏向ユニットの上部を覆う天蓋部材とを設け
たことにより、回転多面鏡の回転に伴って発生する風切
り音、あるいは光偏向ユニットの筺体を覆う蓋部材の振
動による騒音を低く抑えることができ、静音化が達成さ
れた。
【0047】また、この発明の走査光学装置を備えた画
像形成装置によれば、回転多面鏡と動圧軸受と駆動モー
タとから成る光偏向ユニットの筺体の下部に複数の放熱
フィンを平行配列して設けるとともに、前記放熱フィン
の平行配列方向を、画像形成装置本体の機内温度低下用
送風手段による送風方向とほぼ平行に配置したことによ
り、走査光学装置を長時間連続稼働しても、光偏向ユニ
ットの筺体の温度上昇が防止され、回転多面鏡の面精度
及びロータの回転精度の保持が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるデジタル画像形成装置の全体構
成図。
【図2】複数ビーム走査光学装置の一実施の形態を示す
斜視図。
【図3】複数ビーム走査光学装置の平面図。
【図4】上記走査光学装置の断面図。
【図5】走査光学装置の光偏向ユニット近傍の拡大断面
図。
【図6】蓋部材を取り外した状態の光偏向ユニットの平
面図、該光偏向ユニットのA矢示側面図及び両面接着テ
ープの層構成を示す拡大断面図。
【図7】上記の光偏向ユニットと光学系の拡大平面図。
【図8】光偏向ユニットの平面図及び断面図。
【図9】光偏向ユニットの側面図、背面図及び断面図。
【図10】画像形成装置本体の側断面構成図。
【図11】従来の動圧軸受を有する光偏光装置の断面構
成図。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 20 光学装置本体(画像書き込み部ケーシング) 20A 壁体(側壁) 21 駆動モータ 22,124 回転多面鏡(ポリゴンミラー) 28 カバーガラス 30 送風手段 100 光偏向ユニット 101 筺体 101A 開口部 101B 放熱フィン 102 蓋部材(内蓋) 102B 庇部 103,207,208A 弾性シール部材 110 動圧軸受 120 ロータ 206 天蓋部材(外蓋) 208 カバー部材 291 光透過部材(光入出射用窓ガラス) 292 両面接着テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転多面鏡を回転駆動することにより光
    ビームを偏向走査する走査光学装置において、前記回転
    多面鏡と動圧軸受と駆動モータとから成る光偏向ユニッ
    トの上部開口を覆う蓋部材と、前記光偏向ユニットを収
    容する壁体と、該壁体の上部開口を覆う天蓋部材とを設
    けたことを特徴とする走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記天蓋部材に弾性シール部材を貼着
    し、該弾性シール部材を前記光偏向ユニットの蓋部材に
    当接させたことを特徴とする請求項1に記載の走査光学
    装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性シール部材は発泡性樹脂部材で
    あることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】 前記天蓋部材は振動減衰特性を有する樹
    脂部材であることを特徴とする請求項1に記載の走査光
    学装置。
  5. 【請求項5】 回転多面鏡を回転駆動することにより光
    ビームを偏向走査する走査光学装置を備えた画像形成装
    置において、前記回転多面鏡と動圧軸受と駆動モータと
    から成る光偏向ユニットの筺体の下部に複数の放熱フィ
    ンを平行配列して設けるとともに、前記放熱フィンの平
    行配列方向を、前記画像形成装置本体の機内温度低下用
    送風手段による送風方向とほぼ平行に配置したことを特
    徴とする画像形成装置。
JP23831697A 1997-09-03 1997-09-03 走査光学装置及び画像形成装置 Pending JPH1184295A (ja)

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