JP4649682B2 - 二次電池の状態推定装置 - Google Patents

二次電池の状態推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4649682B2
JP4649682B2 JP2008225085A JP2008225085A JP4649682B2 JP 4649682 B2 JP4649682 B2 JP 4649682B2 JP 2008225085 A JP2008225085 A JP 2008225085A JP 2008225085 A JP2008225085 A JP 2008225085A JP 4649682 B2 JP4649682 B2 JP 4649682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
secondary battery
estimation
state
capacity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008225085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010060384A (ja
Inventor
修二 戸村
孝治 梅野
也寸志 天野
勇二 西
毅 竹本
伸烈 芳賀
哲矢 淵本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008225085A priority Critical patent/JP4649682B2/ja
Priority to US13/061,008 priority patent/US8615372B2/en
Priority to CN200980134084.5A priority patent/CN102144169B/zh
Priority to EP09811456.4A priority patent/EP2325664B1/en
Priority to PCT/JP2009/065086 priority patent/WO2010026930A1/ja
Publication of JP2010060384A publication Critical patent/JP2010060384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4649682B2 publication Critical patent/JP4649682B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/367Software therefor, e.g. for battery testing using modelling or look-up tables
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16ZINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G16Z99/00Subject matter not provided for in other main groups of this subclass
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • H01M10/486Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte for measuring temperature
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/389Measuring internal impedance, internal conductance or related variables
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Description

この発明は、二次電池の状態推定装置に関し、より特定的には、二次電池の内部状態を動的に推定可能な電池モデルに従った二次電池の状態推定装置に関する。
充放電可能な二次電池によって負荷へ電源を供給し、かつ必要に応じて当該負荷の運転中にも当該二次電池を充電可能な構成とした電源システムが用いられている。代表的には、二次電池によって駆動される電動機を駆動力源として備えたハイブリッド自動車や電気自動車が、このような電源システムを搭載している。
このような電源システムでは、二次電池の蓄積電力が駆動力源としての電動機の駆動電力として用いられる他、この電動機が回生発電したときの発電電力やエンジンの回転に伴って発電する発電機の発電電力等によって、この二次電池が充電される。このような電源システムでは、二次電池の状態推定装置に対して、代表的には満充電状態に対する充電率(SOC:state of charge)を正確に求めることが要求される。すなわち、二次電池の充電率を、充放電中や充放電直後にも正確に逐次推定して、二次電池の過剰な充放電を制限する必要がある。また、二次電池の使用に伴い二次電池の状態が徐々に変化する(二次電池が劣化する)と、二次電池の電池パラメータ(内部抵抗や満充電容量等)が変化する。したがってこのような経年変化に対応して二次電池の状態を精度良く推定することが求められる。
たとえば、特開2005−37230号公報(特許文献1)には、測定されたバッテリ電流の積算値より求められた実測SOCと、推定されたバッテリ電流の積算値より求められた推定SOCとの差を所定量と比較することによって電池の劣化を検出するという劣化検出装置および方法が開示されている。
たとえば特開2003−224901号公報(特許文献2)には、無負荷状態のバッテリの開放電圧からバッテリのSOCを算出するとともに、無負荷状態に至るまでの負荷状態のバッテリの放電電流積算量を算出して、算出したSOCおよび放電電流積算量に基づいてバッテリの総実力容量を算出する電池容量管理方法が開示されている。
たとえば特開2005−269760号公報(特許文献3)は、残容量の算出精度を向上させることを可能にするための充電電池を開示する。この文献によれば充電電池は、充電電池が放電状態にあるときに積算放電量を算出して記憶する積算放電量算出手段と、充電電池の等価回路の回路素子のデータを記憶する素子データ記憶手段と、素子データ記憶手段のデータと現在の放電電流値から充電率に応じた推定放電特性を得る推定放電特性算出手段と、放電開始時の充電電池の残容量とその後に積算放電量算出手段により算出される積算量とに応じて算出する充電率算出手段と、現在の充電率における充電電池の電圧値と満充電時の電圧値との差と、現在の充電率に対応する推定放電特性から得られる電圧値と満充電時の電圧値との差の比率を算出して推定放電特性を比率に応じて補正する放電特性補正手段とを備える。充電電池は、上記の放電開始時における充電電池の残容量を、補正した推定放電特性により得る。
特開2005−37230号公報 特開2003−224901号公報 特開2005−269760号公報
特開2005−37230号公報(特許文献1)においては、実測SOCと推定SOCとに基づいて電池の劣化を判定する点については示されているが、劣化した電池に関する他の情報、たとえば、開放電圧特性あるいは満充電容量等を算出するための技術については特に示されていない。
特開2003−224901号公報(特許文献2)に開示の方法によれば、無負荷状態における開放電圧を測定する必要がある。しかし、二次電池を充放電可能に構成された電源システムでは、このような無負荷状態が生じる機会が少ない可能性がある。また、無負荷状態が生じた場合においても、電池内部での反応関与物質の拡散による電圧変化が生じるため、開放電圧を精度良く測定するためには、その無負荷状態が長時間継続する必要がある。たとえば上記のハイブリッド車両あるいは電気自動車においては、このような無負荷状態が生じる機会が少なく、かつ、無負荷状態の継続時間も短いと考えられる。したがって、ハイブリッド自動車や電気自動車では、この方法により電池容量を推定する機会が少ないと考えられる。また、特開2003−224901号公報(特許文献2)に開示の方法では、電池の放電後の開放電圧により当該電池の相対容量値が一意的に定まることを前提条件としているが、電池が劣化した場合においては開放電圧と相対容量値との関係が変化する場合があり、その場合には正しく総実力容量を推定できない可能性がある。
特開2005−269760号公報(特許文献3)に開示の方法は、放電中の電流値が一定であることを前提とした方法である。しかし、負荷状態が大きく変化した場合には、電流値が大きく変化するため、この方法を適用することが困難である。たとえば、ハイブリッド車両や電気自動車では、車両の走行状態に応じて負荷状態が大きく変化するので、電流値も大きく変化しうる。したがって、ハイブリッド自動車や電気自動車では、この方法を適用することが困難である。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、電池モデルに従って二次電池の状態量を推定する二次電池の状態推定装置において、電池状態の変化に対応したパラメータ値変化の影響による推定精度の悪化を防止して、電池の経年変化に対応した電池モデルの推定精度の確保を図ることである。
この発明による二次電池の状態推定装置は、検出手段と、電池状態推定手段と、パラメータ推定手段とを備える。検出手段は、二次電池の電池電圧、電池電流および電池温度を検出する。電池状態推定手段は、電池温度の検出値と、電池電圧および電池電流のうちの一方である第1状態量の検出値とに基づいて、電池モデル式に従って、二次電池の充電率と、二次電池の開放電圧と、電池電圧および電池電流のうちの他方である第2状態量とを逐次推定する。パラメータ推定手段は、第2状態量の検出値および推定値に基づいて、第2状態量の検出値および推定値間の差異を表わす推定誤差を算出するとともに、充電率および開放電圧のいずれか一方と推定誤差とに基づいて、電池モデル式に用いられるパラメータ群のうち、二次電池の状態変化に応じて変化する所定のパラメータを推定する。電池状態推定手段は、パラメータ推定手段による所定パラメータの推定結果を電池モデル式に反映させることによって正極開放電位および負極開放電位を補正するとともに、補正された正極開放電位および負極開放電位に基づいて開放電圧を推定する。
上記二次電池の状態推定装置によれば、電池状態推定手段が推定した第2状態量の推定値と検出手段が検出した第2状態量の検出値との間の差異(推定誤差)が検出され、この推定誤差および充電率に基づいて、電池モデル式に用いられるパラメータ群のうち、二次電池の状態変化に応じて変化する所定のパラメータが推定される。電池が劣化することによって、開放電圧特性が変化した場合、電池状態推定手段によって算出される開放電圧の推定値と電池の実際の開放電圧との間に差異が生じる。この場合には、電池状態推定手段によって推定された第2状態量の推定値と検出手段によって検出された第2状態量の検出値との間にも推定誤差が生じる。その推定誤差および充電率に基づいて電池モデルに適用される所定のパラメータを補正することで正極開放電位および負極開放電位が補正されるので、電池モデルによる開放電圧特性を補正することが可能になる。この結果、二次電池の劣化により変化した開放電圧特性を精度良く推定することが可能となる。
好ましくは、パラメータ推定手段は、充電率に対する推定誤差の変化率が最小となるように、所定のパラメータを推定する。
このような構成とすることにより、電池状態推定手段によって推定された開放電圧特性を、実電池の開放電圧特性と一致するように補正することが可能になる。充電率に対する推定誤差の変化率が最小である(たとえば変化率が0である)とは、電池状態推定手段によって推定された第2状態量の推定値が検出手段によって検出された第2状態量の検出値に最も近づいたことを意味する。したがって、充電率に対する推定誤差の変化率が最小となるように、所定のパラメータを推定することで、開放電圧特性を精度良く推定することができる。
好ましくは、第1状態量および第2状態量は、それぞれ電池電圧および電池電流である。推定誤差は、電池電流の検出値の積算結果と、電池電流の推定値の積算結果との差分である。
このような構成とすることにより、検出された電池温度および電池電圧を電池モデルに入力して電池電流の推定値を得ることができる。その電池電流推定値と、検出手段による電池電流の検出値とから、電池状態推定手段の推定誤差として、電池電流の検出値の積算結果と電池電流の推定値の積算結果との差分を得ることができる。これにより二次電池の劣化により変化した開放電圧特性を精度良く推定することが可能となる。
好ましくは、第1状態量および第2状態量は、それぞれ電池電流および電池電圧である。推定誤差は、電池電圧の検出値と、電池電圧の推定値との差分である。
このような構成とすることにより、検出された電池温度および電池電流を電池モデルに入力して電池電圧の推定値を得ることができる。そして、その電池電圧推定値と、検出手段による電池電圧の検出値との差分を電池状態推定手段の推定誤差として得ることができる。これにより二次電池の劣化により変化した開放電圧特性を精度良く推定することが可能となる。
好ましくは、パラメータ推定手段は、開放電圧の変化に対する推定誤差が最小となるように、所定のパラメータを推定する。
このような構成とすることにより、電池状態推定手段によって推定された開放電圧特性を、実電池の開放電圧特性と一致するように補正することが可能になる。開放電圧の変化に対する推定誤差が最小である(たとえば推定誤差が0である)とは、電池状態推定手段によって推定された第2状態量の推定値が検出手段によって検出された第2状態量の検出値に最も近づいたことを表わしている。したがって、開放電圧に対する推定誤差が最小となるように、所定のパラメータを推定することで、劣化により変化した開放電圧特性を精度良く推定することができる。
好ましくは、推定誤差は、開放電圧が第1の開放電圧から第2の開放電圧まで変化するために必要な電池電流の積算値を推定した結果と、開放電圧が第1の開放電圧から第2の開放電圧まで変化するときの電池電流の検出値の積算結果との差分である。
このような構成とすることにより、劣化により変化した開放電圧特性を精度良く推定することができる。充電率の変化中における推定電流を積算するのではなく、2つの開放電圧の値に基づいて電流積算値を推定することによって、たとえば誤った電池電流を推定する可能性を低くできる。これにより電池容量を精度よく推定できる。
好ましくは、パラメータ推定手段は、充電率の推定値が所定の第1の範囲内であり、かつ二次電池が緩和した状態である場合に電池電流の検出値の積算を開始し、充電率の推定値が所定の第2の範囲内であり、かつ電池が緩和した状態である場合に電池電流の検出値の積算を終了する。
このような構成とすることにより、劣化により変化した開放電圧特性を精度良く推定することができる。二次電池が緩和していれば電流値の積算を終了することができるため、たとえば電池モデルにより得られる開放電圧が実際の開放電圧に追いつくまで電流値の積算を継続しなくてもよい。よって、電流センサの検出誤差が積算されることによる推定誤差が生じにくくなるので、開放電圧特性の推定精度を高めることが可能となる。
好ましくは、パラメータ推定手段は、所定のパラメータを、二分法を用いて推定する。
このような構成とすることにより、所定のパラメータの範囲を実験等により予め求めておいて、その最適値を1回の推定により求めることができる。
好ましくは、状態推定装置は、満充電容量推定手段をさらに備える。満充電容量推定手段は、電池状態推定手段が推定した開放電圧が、二次電池の完全放電状態に対応する第1の電圧から、二次電池の満充電状態に対応する第2の電圧となる間における単位極板面積あたりの満充電容量を推定する。満充電容量推定手段は、その推定した満充電容量に二次電池の極板面積を乗じて二次電池の満充電容量を推定する。
このような構成とすることにより、劣化により変化する電池満充電容量を推定することができる。電池の満充電容量は、電池の開放電圧が完全放電を定義する電圧(たとえば3.0V)から満充電状態を定義する電圧(たとえば4.1V)に変化させるまでの必要電流積算量で定義される。この発明による二次電池の状態推定装置によれば、上記のように劣化後の電池の開放電圧特性が推定できるので、電池の開放電圧が完全放電を定義する電圧から満充電状態を定義する電圧に変化する間に正極から負極に移動する反応関与物質量を、電池モデルを用いて算出することが可能となる。電池を充放電する際に各電極において反応する反応関与物質量と電荷量との間にはある関係式が成り立つため、この関係式を用いて満充電に必要な電荷量を算出することにより、電池の満充電容量が算出できる。
好ましくは、状態推定装置は、判定手段をさらに備える。判定手段は、二次電池の初期状態における二次電池の満充電容量と、推定した二次電池の満充電容量との差に基づいて、二次電池の電池容量の劣化を判定する。
このような構成とすることにより、初期状態(たとえば二次電池の新品時)の満充電容量と現在の満充電容量の差を電池劣化の度合いとして用いることができるので、二次電池の電池容量の劣化を判定することができる。
好ましくは、状態推定装置は、判定手段をさらに備える。判定手段は、二次電池の初期状態における二次電池の満充電容量と、推定した二次電池の満充電容量との比に基づいて、二次電池の電池容量の劣化を判定する。
このような構成とすることにより、初期状態(たとえば二次電池の新品時)の満充電容量と現在の満充電容量の比を電池劣化の度合いとして用いることができるので、二次電池の電池容量の劣化を判定することができる。
好ましくは、所定パラメータは、正極における単極容量の維持率と、負極における単極容量の維持率と、正極の活物質内部の平均充電率と負極の活物質内部の平均充電率との対応関係の初期状態からの変化による二次電池の電池容量の変動量(正負極組成対応ずれ容量)とを含む。
このような構成とすることにより、3つのパラメータを決定するだけで、電池の容量劣化を電池モデル上で表現することが可能となる。
好ましくは、状態推定装置は、正極の活物質表面における局所的充電率と正極開放電位との関係、および、負極の活物質表面における局所的充電率と負極極開放電位との関係を定義する開放電位特性データを記憶する記憶手段をさらに備える。電池状態推定手段は、パラメータ推定手段による所定パラメータの推定結果に基づいて、正極および負極の局所的充電率を補正して、その補正した局所的充電率および開放電位特性データに基づいて、正極開放電位および負極開放電位を補正する。
このような構成とすることにより、推定された(補正された)所定パラメータ、すなわち正極における単極容量の維持率と、負極における単極容量の維持率と、正負極組成対応ずれ容量とから、正極開放電位および負極開放電位を補正することが可能になる。
好ましくは、正極の活物質内部の平均充電率は、正極活物質において反応関与物質が取りうる最大の濃度に対する、正極活物質内の反応関与物質の平均濃度の比で表わされる。負極の活物質内部の平均充電率は、負極活物質において反応関与物質が取りうる最大の濃度に対する、負極活物質内の反応関与物質の平均濃度の比で表わされる。
このような構成とすることにより、劣化による正極および負極での容量減少、および正負極間の相対的な組成対応のずれが生じた場合の正極開放電位および負極開放電位を精度良く推定できる。これにより、二次電池の劣化による開放電圧特性の変化および満充電容量の低下を精度良く推定することができる。
好ましくは、電池状態推定手段は、正極開放電位と負極開放電位との電位差に基づいて開放電圧を推定する。
このような構成とすることにより、二次電池の劣化による開放電圧特性の変化を精度良く推定することができる。
好ましくは、電池モデル式は、単位極板面積あたりの電池モデルを示した式である。
このような構成とすることにより、電池モデル式を、二次電池の設計容量に対して一般化させることができる。
好ましくは、二次電池は、充電率の現在の値および充電率の目標値に基づいて、充電率が目標値に近づくように二次電池の充放電量を制御する充放電制御装置により充放電される。状態推定装置は、推定実行判定手段と、目標充電率設定手段とをさらに備える。推定実行判定手段は、電池状態推定手段による二次電池の状態の推定を実行するための推定実行条件の成立の有無を判定して、推定実行条件が成立したと判定した場合に、電池状態推定手段に二次電池の状態の推定を開始させる。目標充電率設定手段は、推定実行判定手段により推定実行条件が成立したと判定された場合に、目標値を設定する。
このような構成とすることにより、開放電圧特性あるいは満充電容量の推定を確実に行なうことが可能となる。上記の開放電圧特性推定および満充電容量推定を行なう場合、これらを精度良く推定するためには、充電率を十分な幅だけ変化させることが必要である。しかしながら、たとえば二次電池がハイブリッド自動車、電気自動車等の電動車両に搭載されている場合においては、一般に、その電池の充電率が所定の制御目標値に近づくように電池の充放電電力量が制御される。この結果、車両走行負荷が大きくなる場合を除いて、充電率の変化量は大きくならないと考えられる。この構成によれば、目標充電率に近づくように充電率を制御することで充電率を積極的に変化させることが可能になる。これにより、開放電圧特性および満充電容量を精度良く推定する機会を作り出すことが可能となる。
好ましくは、推定実行判定手段は、電池状態推定手段による二次電池の状態の推定の終了から経過した時間が所定期間以上である場合に、推定実行条件が成立したと判定する。
このような構成とすることにより、一定時間間隔で満充電容量を推定することができるので、二次電池の劣化による満充電容量の減少速度を算出するのが容易となる。また、電池の劣化速度に応じて適切な頻度で推定を行なうことが可能となる。また、適切な頻度で開放電圧特性を推定することができるので、電池モデルによる開放電圧特性と実電池の開放電圧特性との差異が生じる可能性を小さくできる。
好ましくは、充放電制御装置は、車両を走行させるための電動機を含む。推定実行判定手段は、電池状態推定手段による二次電池の状態の推定の終了後からの車両の走行距離が所定距離以上である場合に、推定実行条件が成立したと判定する。
このような構成とすることにより、一定走行距離ごとに満充電容量を推定することができるので、二次電池の劣化による満充電容量の減少速度を算出するのが容易となる。また、電池の劣化速度に応じて適切な頻度で推定を行なうことが可能となる。また、適切な頻度で開放電圧特性を推定することができるので、電池モデルによる開放電圧特性と実電池の開放電圧特性との差異が生じる可能性を小さくできる。
好ましくは、推定実行判定手段は、電池状態推定手段から充電率および推定誤差を取得して、充電率が所定量変化するときの推定誤差が所定値以上である場合に、推定実行条件が成立したと判定する。
このような構成とすることにより、電池の容量劣化を確実に捉えて推定を実行することが可能となる。劣化により電池の容量減少および開放電圧特性が変化している場合、充電率が所定量変化する間の電流積算推定誤差も大きくなる。この場合に、開放電圧特性や満充電容量を推定することができるので、電池の容量劣化を確実に捉えて推定を実行することが可能となる。
好ましくは、目標充電率設定手段は、充放電制御装置によって二次電池が放電されるように、目標値を設定する。
このような構成とすることにより、ハイブリッド自動車あるいは電気自動車等の電動車両に搭載された二次電池に対して上記の充電率制御(充電率を積極的に変化させる制御)を行なう場合に、乗り心地の悪化(ハイブリッド自動車の場合には燃費の悪化も考慮する必要がある)を可能な限り生じさせずに充電率制御を行なうことが可能となる。二次電池を充電させることで目標充電率に近づける場合、車両の走行条件、例えば加速が多い走行や、登坂などの車両必要パワーの大きな走行条件においては、二次電池が放電する傾向となるため、目標充電率に近づけるのに時間がかかるという問題がある。電池を放電させて充電率を下げることにより、充電率を目標値に近づけることで、これらの問題を避けることが可能となる。
好ましくは、目標充電率設定手段は、二次電池の初期状態における満充電容量に対する現在の満充電容量の比である満充電容量維持率が所定値以下の場合には、満充電容量維持率が所定値より大きい場合に比較して、充電率の変化幅が大きくなるように、目標値を設定する。
このような構成とすることにより、満充電容量が大きく減少した電池においても、充電率の変化幅を十分大きくすることができるので、電池モデルに用いられる所定のパラメータを精度良く推定することが可能となる。
好ましくは、推定実行判定手段は、二次電池の充放電電力が基準値を越えた場合において、電池状態推定手段による二次電池の状態の推定を中止させる。
このような構成とすることにより、充電率を確実に目標値に移動させることができる。電池負荷が大きい時に充電率制御を継続すると、充電率を目標値に確実に移動させることが困難になる可能性がある。このような場合に充電率制御を中止することで、上記問題を回避できる。
この発明による二次電池の状態推定装置によれば、電池モデル式中のパラメータの推定(更新)により、電池の経年変化に対応した電池モデルの推定精度の確保を図ることができるので、電池の経年変化に伴って変化する満充電容量あるいは開放電圧特性を精度良く推定できる。また、推定した開放電圧特性を充電率の推定に用いることによって、充電率を精度良く推定することが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則として繰返さないものとする。
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態による二次電池の状態推定装置が適用される、二次電池を電源とする電源システムの概略構成を示すブロック図である。
図1を参照して、二次電池10は、負荷50の駆動電力を供給する。負荷50は、たとえば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される走行用電動機で構成される。さらに、負荷50は、電動機の回生電力により二次電池10を充電する。二次電池10は、代表的にはリチウムイオン電池により構成される。
二次電池10には、電池電流を測るための電流センサ20と、電池電圧を測定するための電圧センサ30と、電池温度を測定するための温度センサ40とが設けられている。以下では、電流センサ20による測定値を電池電流Ibと表記し、電圧センサ30による測定値を電池電圧Vbと表記し、温度センサ40による測定値を電池温度Tbと表記する。
センサ20〜40によって測定された電池電流Ib、電池電圧Vbおよび電池温度Tbは電子制御装置(ECU)100へ送出される。
本発明の実施の形態による二次電池の状態推定装置に対応するECU100は、図示しない、マイクロプロセッサ、メモリ、A/D変換器、D/A変換器等を含み、メモリに予め格納した所定プログラムの実行によって、センサ等からの入力信号・データを用いた所定の演算処理を実行して、演算処理結果に基づく出力信号・データを生成するように構成される。本実施の形態では、ECU100は、電流センサ20、電圧センサ30および温度センサ40によって検出された電池データ(Ib,Vb,Tbを総括的に表記するもの)に基づき、後述する電池モデルに従って二次電池10の内部状態を動的に推定して、充電率(SOC)を推定する。さらにECU100は、二次電池10の経年劣化に伴って変化する二次電池10の満充電容量および開放電圧特性を、後述する推定処理を行なうことで推定学習する。ECU100は、その推定した満充電容量を用いて、満充電容量の減少率や減少量として定義される電池劣化度を推定するとともに、推定した開放電圧特性を用いて充電率を推定する。
特に、ECU100は、二次電池10による負荷50の運転中、すなわち負荷50を二次電池10の供給電力で駆動する際や、負荷50からの回生電力により二次電池10を充電する際の実際の負荷運転中における電池データに基づいて、後述する電池モデル式に基づいて、電池モデル式中のパラメータ推定を行なうことが可能である。したがって、このパラメータ推定結果に基づいて、二次電池10の劣化状態(劣化度合い)を求める構成とすれば、負荷50を実際に運転するオンライン中の電池データに基づき、電池劣化度を推定できる。すなわち、電池の劣化状態を推定するために、負荷50の運転を停止させたり、特別な充放電パターンで二次電池10を充放電させたり、負荷50から二次電池10を切離したりしなくても、電池劣化度を推定できるようになる。
本実施の形態によれば、SOCの変化が比較的小さくても二次電池10の満充電容量が推定できるので、二次電池10の劣化度合いを精度良く推定できる。電気自動車あるいはハイブリッド自動車においては、二次電池を完全な放電状態あるいは完全な充電状態にすることは困難であるため、この点は重要となる。
また、本実施の形態では、パラメータ推定結果を電池モデルに逐次反映することによって、パラメータ値の経年変化に対応して電池モデルによる推定精度を確保できる。具体的には、電池の満充電容量のみならず、開放電圧特性を精度良く推定することが可能となる。推定した開放電圧特性を充電率推定に用いることにより、劣化後の電池においても精度良く充電率を推定することが可能となる。
ECU100によって求められた充電率(SOC)等の電池情報は、負荷制御装置60に送出される。負荷制御装置60は、電池情報に基づいて負荷50の駆動状態を制御するための制御指令を発生する。たとえば、二次電池10の充電率が予め定められた下限値より低い場合には、負荷50の使用電力を制限するような制御指令が生成される。逆に、二次電池10の充電率が予め定められた上限値より高い場合には、負荷50による回生電力の発生を抑制するような制御指令が発生される。なお、負荷50および負荷制御装置60は、二次電池10の充放電量を制御する充放電制御装置を構成する。
(電池モデル式の説明)
次に、二次電池10の状態推定に用いる電池モデルの一例について説明する。以下に説明する電池モデルは、二次電池内部での電気化学反応を考慮して内部挙動を動的に推定可能なように、非線形モデルを含んで構築されたものである。
図2は、電池モデルによって表現される二次電池10の内部構成の概略を説明する概念図である。
図2を参照して、二次電池10は、負極12と、セパレータ14と、正極15とを含む。セパレータ14は、負極12および正極15の間に設けられた樹脂に電解液を浸透させることで構成される。
負極12および正極15の各々は、球状の活物質18の集合体で構成される。二次電池10の放電時において、負極12の活物質18の界面上では、リチウムイオンLi+および電子e-を放出する化学反応が行なわれる。一方、正極15の活物質18の界面上ではリチウムイオンLi+および電子e-を吸収する化学反応が行なわれる。なお、二次電池10の充電時においては、電子e-の放出および吸収に関して、上記の反応とは逆の反応が行なわれる。
負極12には、電子e-を吸収する電流コレクタ13が設けられ、正極15には、電子e-を放出する電流コレクタ16が設けられる。負極の電流コレクタ13は、代表的には銅で構成され、正極の電流コレクタ16は代表的にはアルミで構成される。電流コレクタ13には負極端子が設けられ、電流コレクタ16には正極端子が設けられる。セパレータ14を介したリチウムイオンLi+の授受によって、二次電池10では充放電が行なわれ、充電電流または放電電流が生じる。
すなわち、二次電池内部の充放電状態は、電極(負極12および正極15)の活物質18におけるリチウム濃度分布によって異なってくる。このリチウムは、リチウムイオン電池における反応関与物質に相当する。
負極12および正極15で電子e-の移動に対する純電気的な抵抗(純抵抗)Rdおよび、活物質界面での反応電流発生時に等価的に電気抵抗として作用する電荷移動抵抗(反応抵抗)Rrとを併せたものが、二次電池10をマクロに見た場合の直流抵抗に相当する。このマクロな直流抵抗を、以下では直流抵抗Raとも示す。また、活物質18内におけるリチウムLiの拡散は、拡散係数Dに支配される。
引続き、ECU100で用いる電池モデルの一例を説明する。なお、ここで説明する電池モデル式中では、常温時における電気二重層キャパシタの影響が小さいことを考慮して、この影響を無視した電池モデルを構築している。さらに、電池モデルは、電極の単位極板面積あたりのモデルとして定義されるものとする。電極の単位極板面積あたりのモデルを用いることで、そのモデルを設計容量に対して一般化させることができる。
まず、二次電池10の出力電圧である電池電圧Vについては、電池温度T、電池電流I、開放電圧OCVおよび、上述の二次電池10全体のマクロな直流抵抗Rを用いた下記の(1)式が成立する。ここで、電池電流Iは、単位極板面積あたりの電流値を示すものとする。すなわち、正負極端子に流れる電池電流(電流計により計測可能な電流値)をIbとし、電池の両面極板面積をSとすると、電池電流Iは、I=Ib/Sで定義される。以下、電池モデル中で述べる「電流」および「電流推定値」については、特に説明のない限り、上記の単位極板面積あたりの電流を指すものとする。
Figure 0004649682
θ1およびθ2は、それぞれ正極活物質表面における局所的SOC、および負極活物質表面における局所的SOCを表す。開放電圧OCVは、正極開放電位U1および負極開放電位U2の電位差として表わされる。図3に示すように、正極開放電位U1および負極開放電位U2は、それぞれ局所的SOCθ1および局所的SOCθ2に依存して変化する特性を有する。したがって、二次電池10の初期状態において、局所的SOCθ1と正極開放電位U1との関係、および局所的SOCθ2と負極開放電位U2との関係を測定することにより、局所的SOCθ1の変化に対する正極開放電位U1(θ1)の変化特性および局所的SOCθ2の変化に対する負極開放電位U2(θ2)の変化特性を予め記憶する特性マップを作成することができる。
また、直流抵抗Rは、局所的SOC(θ1)、局所的SOC(θ2)および電池温度Tの変化に応じて変化する特性を有する。すなわち、直流抵抗Rは、局所的SOC(θ1,θ2)および電池温度Tの関数として示される。したがって、二次電池10の初期状態における実測実験結果に基づき、局所的SOC(θ1,θ2)および電池温度Tの組合わせに対応して直流抵抗Rの値を決定する特性マップ(直流抵抗マップ)を作成することができる。
上述のように、負極12および正極15それぞれの球状活物質モデルにおいて、活物質表面(電解液との界面)における局所的SOCθi(i=1,2)は、下記の(2)式で定義される。なお、局所的SOCθiと同じく、以下の説明では、iで表わされた添字は、1の場合は正極を示し、2の場合は負極を示すものと定義する。
Figure 0004649682
(2)式中において、cse,iは活物質界面におけるリチウム平均濃度であり、cs,i,maxは活物質における限界リチウム濃度である。
球状モデルで取扱われる活物質内では、リチウム濃度cs,iは、半径方向に分布を有する。すなわち、球状と仮定された活物質内でのリチウム濃度分布は下記の(3)式に示す極座標系の拡散方程式により規定される。
Figure 0004649682
(3)式において、Ds,iは活物質におけるリチウムの拡散係数である。図4に示すように、拡散係数Ds,iは電池温度に依存して変化する特性を有する。したがって、拡散係数Ds,iについても、上述の直流抵抗Raと同様に、二次電池10の初期状態における実測結果に基づき、図4に示す特性を電池温度の変化に対する拡散係数Ds,i(T)の変化特性を予め記憶する特性マップ(拡散係数マップ)を作成することができる。
また、(3)式の拡散方程式の境界条件は下記(4),(5)式のように設定される。
Figure 0004649682
(4)式は、活物質中心での濃度勾配が0であることを示している。(5)式では、活物質の電解液界面におけるリチウム濃度変化は、活物質表面からのリチウムが出入りすることに伴って変化することを意味している。
(5)式においてrs,iは活物質半径を示し、εs,iは活物質の体積分率を示し、as,iは電極単位体積当りの活物質表面積を示す。これらの値は、各種電気化学測定法により測定した結果より決定される。また、Fはファラデー定数である。
さらに、(5)式中のjLiは単位体積・時間当りのリチウム生成量であり、簡単化のために電極厚さ方向で反応が均一であると仮定すると、電極厚さLiおよび単位極板面積あたりの電池電流Iを用いて下記(6)式で示される。
Figure 0004649682
電池電流Iまたは電池電圧Vを入力として、これら(1)〜(6)式を連立させて解くことによって、電圧推定値または電流推定値を算出しながら、二次電池10の内部状態を推定して、充電率を推定することが可能となる。
この電池モデルを用いることにより、電池電圧Vを入力として二次電池の充電率を推定することが可能となる。電池電圧Vを入力とする場合、充電率は活物質モデル内の平均リチウム濃度と充電率との関係を示すマップ(図6)を用いて算出される。
以下では、まず、センサによって測定された電池電圧Vbおよび電池温度Tbを入力として、上記電池モデルを用いて電池の充電率(SOC)推定値および電流推定値を算出する手法について説明する。
図5には、本発明の実施の形態による電池モデル式を用いた充電率(SOC)の推定方法を説明するフローチャートが示される。図5に示される処理は、ECU100において所定の演算周期ごとに呼出されて実行される。なお、図5のフローチャートは、説明を分かりやすくするために、二次電池の劣化の影響を考慮せずに、電池温度と電池電圧とから二次電池の充電率を推定する方法を示したものである。
図5を参照して、ECU100は、ステップS100では、電圧センサ30により電池電圧Vbを測定する。測定された電池電圧Vbは電池モデル式中の電池電圧Vとして用いられる。さらに、ECUは、ステップS110では、温度センサ40により電池温度Tbを測定する。測定された電池温度Tbは、モデル式中における電池温度Tとして用いられる。
ECU100は、ステップS120により、(2)式により、前回の演算時におけるリチウム濃度分布cse,iに基づき、活物質表面の局所的SOCθi(θ1およびθ2)を算出する。そして、ECU100は、ステップS130により、図3に示したような、局所的SOCθiに対する開放電位Ui(θi)の特性マップから、開放電位Ui(U1およびU2)を算出し、その算出した開放電位U1およびU2の電位差として、開放電圧推定値U♯を算出する。
さらに、ECU100は、ステップS140により、算出された局所的SOCθおよび測定された電池温度Tに基づき、予め記憶している直流抵抗マップに従って直流抵抗Raを算出する。そして、ECU100は、ステップS150により、測定した電池電圧Vb、算出した開放電圧推定値U♯および直流抵抗Raを用いて、下記(7)式に基づいて電池電流の推定値Iteを算出する。
Figure 0004649682
次に、ECU100は、ステップS160により、電池電流推定値Iteを、(6)式の電池電流Iに代入することにより、単位体積・時間当りのリチウム生成量jLiを算出する。この単位体積・時間当りのリチウム生成量jLiを(5)式の境界条件に用いて(3)式の拡散方程式を解くことにより、正負極それぞれの活物質内におけるリチウム濃度分布が決定される。なお(3)式における拡散係数Ds,iについても、図4に示したような電池温度に対する拡散係数マップに従って、測定した電池温度Tbに基づいて算出できる。
なお、ECU100は、(3)式の拡散方程式を解く際には、位置および時間により離散化した拡散方程式を用いて、活物質内部のリチウム濃度分布cs,i,k(t+Δt)(但しΔtは離散時間ステップ(演算周期に相当)を示し、kは半径方向に離散化した離散位置番号を表わす)を更新する(ステップS170)。なお、拡散方程式を位置および時間により離散化する方法は公知であるので詳細な説明はここでは繰返さない。
次にECU100は、ステップS180により、下記の(8)式に従って活物質内部の平均リチウム濃度csaveを算出する。
Figure 0004649682
但し、(8)式においてNは球状の活物質を半径方向に離散化した場合の分割数である。
そして、ECU100は、ステップS190では、図6に示すような、活物質内の平均リチウム濃度csaveと二次電池10の充電率(SOC)との関係を示した、予め記憶されたマップを用いて充電率を算出する。
このようにして、ECU100は、センサによって測定された電池電圧Vbおよび電池温度Tbから二次電池10の充電率(SOC)、開放電圧推定値U♯、および単位極板面積当たりの電池電流の推定値を算出することができる。また、電池全体に流れる電流の推定値は、上述の電池電流Iの定義式より、単位極板面積あたりの電流推定値に電池の両面極板面積を乗じることにより算出できる。
(実施の形態1)
二次電池の満充電容量を把握することは、電池マネージメントの観点から重要となる。また、開放電圧特性に基づいて二次電池のSOCを推定する場合には、二次電池の劣化によって、電池モデルから得られる開放電圧特性と実際の開放電圧特性との間に差異が生じると、SOCの推定誤差が生じてしまう。したがって、二次電池の劣化による開放電圧特性の変化を推定して、その推定結果に基づいて電池モデルを補正することは、二次電池の状態推定にとって重要となる。
実施の形態1では、二次電池の容量劣化、具体的には開放電圧特性の変化および満充電容量の変化を推定するとともに、推定した開放電圧特性を充電率推定用の電池モデルに反映させることによって、二次電池が劣化した状態においても精度良く充電率を推定することを可能とする構成について説明する。
初めに、二次電池の劣化による満充電容量の変化および開放電圧の変化について説明する。二次電池は、一般に、その使用条件および使用時間により経年劣化を起こし、その開放電圧および満充電容量が変化することが知られている。
図7は、二次電池の初期状態および劣化後における、満充電状態からの放電時間に対する開放電圧の変化特性の一例を示した図である。図7に示した初期状態とは、代表的には二次電池の新品時の状態であるが、これに限定されるものではなく、たとえば二次電池の新品時と二次電池の最大劣化時との中間的状態を初期状態としてもよい。
図7に示されるように、開放電圧は放電が進むにつれて低下するという特性を有する。ただし、劣化後の電池においては、初期状態の電池に比べて、同じ放電時間に対する電圧低下量が大きくなる。このことは二次電池の劣化によって、満充電容量の低下と開放電圧特性の変化とが生じていることを示している。実施の形態1では、このような二次電池の劣化に伴う満充電容量および開放電圧特性の変化を、その劣化電池の内部で起きると考えられる2つの現象としてモデル化する。
上記2つの現象のうちの1つは、正極および負極での単極容量の減少であり、もう1つは、正極および負極間の組成の対応ずれである。なお、組成の対応ずれとは、正極および負極のそれぞれの活物質内部の平均リチウム濃度csaveの対応がずれること、あるいは活物質における限界リチウム濃度(cs,i,max)に対する活物質内部の平均リチウム濃度csaveの比として表わされる平均充電率の正極および負極間の対応がずれることを意味する。
また、正極および負極の各々の組成に対する単極開放電位の関係は、二次電池が劣化しても変化しないものと定義する。すなわち、このモデルにおいては、二次電池が劣化しても図3に示した局所的SOCθiと開放電位Uiとの関係が保たれるものと定義する。
図8は、単極容量の減少に伴う単極開放電位の変化を示した模式図である。図8を参照して、正極単極容量軸におけるQ_L1およびQ_H1は、二次電池の初期状態において、図3の局所的SOCθL1およびθH1にそれぞれ対応する容量を表わす。同様に、負極単極容量軸におけるQ_L2,Q_H2は、二次電池の初期状態において、図3の局所的SOCθL2およびθH2にそれぞれ対応する容量を表わす。
「単極容量の減少」とは正極および負極の各々における、リチウムの受入れ能力の減少を表す。これは各電極内において充放電に有効に機能する活物質の減少等の現象を表す。正極では、リチウムの受入れ能力の低下により、局所的SOCθH1に対応する容量がQ_H1からQ_H1′に低下する。同様に負極においても、リチウムの受入れ能力の低下により、局所的SOCθH2に対応する容量がQ_H2からQ_H2′に低下する。
一方、二次電池が劣化しても、局所的SOCθ1と正極開放電位U1との関係は変化しない。このため、局所的SOCθ1と正極開放電位Uとの関係を、正極単極容量と正極開放電位との関係に変換した場合、図8に示すように、正極単極容量と正極開放電位との関係を示した曲線は、二次電池の劣化に伴っていわば縮んだ状態になる。同様に、局所的SOCθ2と負極開放電位U2との関係を、負極単極容量と開放電位との関係に変換した場合についても、単極容量と開放電位との関係を示した曲線は、二次電池の劣化に伴っていわば縮んだ状態になる。
図9は、正負極間の組成対応のずれを示した模式図である。図9を参照して、「組成対応のずれ」とは、正極と負極との組が電池として使用される時に、正極の組成(正極活物質内部の平均充電率)と負極の組成(負極活物質内部の平均充電率)との組合わせが二次電池の初期状態からずれていることを表わす。
組成(活物質内部の平均充電率)θiと開放電位Uiとの関係を示す曲線については図3に示した曲線と同様である。ただし、二次電池の劣化に伴って、負極組成軸は正極組成の小さくなる方向にΔθ2だけシフトする。これによって、負極組成θ2と開放電位U2との関係を示す曲線も正極組成θ1の小さくなる方向にΔθ2だけシフトする。正極の組成θ1fixに対応する負極の組成は、二次電池の初期状態ではθ2fix_iniであるが、二次電池の劣化後にはθ2fixとなる。このような組成の対応ずれが起きる原因の一例としては、たとえば充電時において正極から放出されたリチウムイオンが副生成物等になるために負極に取り込まれないような場合が考えられる。なお、図9では負極組成θL2を0としているがθL2=0とは、負極のリチウムがすべて抜けた状態を意味する。
本実施の形態では、「正極容量維持率」、「負極容量維持率」および「正負極組成対応ずれ容量」の3つのパラメータを、容量劣化に関するパラメータとして電池モデルに導入することにより、上記2つの現象のモデル化を可能にする。具体的には、本実施の形態では、これら3つのパラメータを推定して、その推定したパラメータを用いて電池モデルを補正することにより、電池モデルの開放電圧特性を劣化後の実電池の開放電圧特性に適応させることを可能にするとともに、劣化後における実電池の満充電容量を推定することを可能にする。
以下では、まず上記2つの容量劣化現象(単極容量の減少、および組成対応のずれ)をモデル化する方法について具体的に説明する。
正極側および負極側の各々における単極の容量維持率は、単極容量(劣化後)/単極容量(初期)として表わされる。単極容量は、二次電池の劣化後には、初期状態での値からある量だけ減少したと定義する。正極容量維持率k1は、下記の(9)式に従って定められる。
Figure 0004649682
同様に、負極容量維持率k2は、下記の(10)式に従って定められる。
Figure 0004649682
ここで、Q1_iniおよびQ2_iniは、それぞれ正極および負極での初期状態の単極容量を表わし、ΔQ1およびΔQ2は、それぞれ正極および負極での単極容量減少量である。なお単極容量Q1_iniおよびQ2_iniは、たとえば実験などによって予め求められた定数である。
また、正極組成軸と負極組成軸との相対的なずれ量(図9に示したΔθ2)に対応する正負極組成対応ずれ容量をΔQsとする。
図10は、劣化による正負極組成の対応ずれを説明する模式図である。図10を参照して、二次電池の劣化後においては、負極組成θ2が1であるときの容量は(Q2_ini−ΔQ2)となる。また、正負極組成対応ずれ容量ΔQsは、正極組成軸に対する負極組成軸のずれ量Δθ2に対応する容量である。これらから、1:Δθ2=(Q2_ini−ΔQ2):ΔQsとの関係が成立する。したがって、二次電池の劣化後の正負極組成対応ずれ容量ΔQは、下記の(11)式に従って算出される。
Figure 0004649682
初期の正極組成θ1fix_iniに対応する初期の負極組成をθ2fix_iniとし、二次電池の劣化による組成ずれが生じた後の正極組成θ1fixに対応する負極組成をθ2fixとする。さらに、初期の正極組成θ1fix_iniをずれの基準とする。すなわちθ1fix_iniとθ1fixとは互いに等しいとする。
二次電池の劣化により正負極間に相対的な組成対応ずれが生じた場合に、正極組成θ1fixおよび負極組成θ2fixは、下記の(12)式および(13)式に従って算出される。
Figure 0004649682
(13)式の意味についてさらに説明する。二次電池の劣化後において、正極組成θ1が1からθ1fixまで変化(減少)したときに正極から放出されるリチウムの量は、正極組成の変化分、すなわち(1−θ1fix)に、正極の単極容量(すなわちk1×Q1_ini)を乗じた値として表わされる。正極から放出されたリチウムが負極にすべて吸蔵されるとすると、負極の単極容量(劣化後)はk2×Q2_iniであるので、負極組成θ2fixは(1−θ1fix)×(k1×Q1_ini)/(k2×Q2_ini)となる。しかし、(11)式に示すように正負極間の相対的な組成対応ずれ(Δθ2)が存在するため、劣化後の負極組成θ2fixは、上記の値からずれ量Δθ2を減じたものになる。ずれ量Δθ2は(11)式より、正負極組成対応ずれ容量ΔQsを用いて表わすことができる。したがって、劣化後の負極組成θ2fixは、式(13)に従って表わすことができる。
本実施の形態における電池モデルでは、正極・負極の単極容量の減少を(14)式〜(17)式のように、電極厚み、および活物質体積分率に反映させる。
Figure 0004649682
ここで、L10およびL20は、それぞれ初期状態での正極電極厚みおよび負極電極厚みであり、εs0,1およびεs0,2は、それぞれ初期状態での正極活物質体積分率および負極活物質体積分率である。
以上の説明に基づき、劣化によって正極・負極単極の容量減少および正負極間の相対的な組成対応のずれが生じた場合の開放電圧OCVは、下記の(18)式により算出される。なお二次電池に電流が流れている場合、あるいは電流を切った直後においては、活物質内にリチウムの濃度分布が存在するため活物質表面のリチウム濃度と活物質内部の平均リチウム濃度とは一致しないが、開放電圧OCVを求める際には二次電池が十分緩和した状態となっているために、活物質内にリチウムの濃度分布がなく、活物質表面のリチウム濃度と活物質内部の平均リチウム濃度とが同じになっている。
Figure 0004649682
(18)式において、θ1aveおよびθ2aveはそれぞれ正極および負極の活物質内部の平均充電率であり、下記の(19)式により定義される。なお(19)式において、csave,iは、活物質内の平均リチウム濃度である。
Figure 0004649682
θ1aveおよびθ2aveの間には、下記の(20)式に従う関係が成り立つ。
Figure 0004649682
また、(20)式に示すλは、下記の(21)式により定義される。
Figure 0004649682
図11は、正極活物質内部の平均充電率θ1aveおよび負極活物質内部の平均充電率θ2aveの間に成り立つ関係式を説明するための図である。図11を参照して、正極組成θ1fixと負極組成θ2fixとが対応しているものとする。さらに、負極から放出されたリチウムをすべて正極が吸蔵することで負極組成がθ2fixからθ2aveに変化するとともに、正極組成がθ1fixからθ1aveに変化するものとする。
正極におけるリチウムの変化量と、負極におけるリチウムの変化量とは等しいので、正極および負極の極板面積をSとすると、(14)式〜(17)式および(19)式から下記の関係が成立する。
(θ1fix−θ1ave)×cs,1,max×L1×εs,1×S=(θ2ave−θ2fix)×cs,2,max×L2×εs,2×S
この式を解くことによって、上記(20)式および(21)式が成立する。
以上のように、正極活物質内部の平均充電率θ1aveおよび負極活物質内部の平均充電率θ2aveを算出することで、(18)式により、劣化によって正負極の単極容量減少および正負極間の組成対応のずれが生じた場合の開放電圧特性を算出できる。θ1aveおよびθ2aveは、(20)式に示されるように、正極組成θ1fixと負極組成θ2fixと対応付けられる。(13)式に示すように、負極組成θ2fixは容量劣化に関するパラメータである、正極容量維持率k1、負極容量維持率k2および正負極組成対応ずれ容量ΔQsを含む。したがって正極容量維持率k1、負極容量維持率k2および正負極組成対応ずれ容量ΔQsを推定することによって、二次電池の劣化後におけるθ1aveおよびθ2aveを推定できる。これにより本実施の形態では、二次電池の経年劣化に伴って変化する二次電池の開放電圧特性を推定することができる。
次に、劣化によって正負極の単極容量減少および正負極間の組成対応のずれが生じた場合における電池の満充電容量の算出方法を説明する。
まず、(18)式に従う劣化電池の開放電圧OCVの算出式に従って、SOCが100%である場合の正極組成θ1_100、およびSOCが0%である場合の正極組成θ1_0を算出する。詳細には、SOC=100%を定義する開放電圧をV100とし、SOC=0%を定義する開放電圧をV0とすると、OCV(θ1,θ2)=V100を満たす正極組成θ1(正極組成θ1_100)と、OCV(θ1,θ2)=V0を満たす正極組成θ1(正極組成θ1_0)とを算出する。なお、本実施の形態で用いる電池においては、たとえばSOC=100%と定義するときのV100=4.1Vであり、SOC=0%と定義するときのV0=3.0Vとする。
劣化後における単位極板面積あたりの満充電容量Qは、下記の(22)式により算出される。
Figure 0004649682
(22)式は、電極厚みL1および体積分率εs,1を含む。これらはいずれも正極容量維持率k1に依存する。したがって、満充電容量Qは正極容量維持率k1に依存して変化する。すなわち二次電池の劣化により正極容量維持率k1が低下すると満充電容量Qが低下する。なお、正極組成θ1_100およびθ1_0も、正極容量維持率k1、負極容量維持率k2および正負極組成対応ずれ容量ΔQsによって変化する。
極板面積をSとすると、劣化後の満充電容量Qd_allは、下記の(23)式により算出される。
Figure 0004649682
また、初期状態における単位極板面積あたりの電池容量をQiniとすると、劣化後の満充電容量維持率dQrateは、下記の(24)式により算出される。
Figure 0004649682
したがって、満充電容量維持率dQrateを用いることによって、満充電容量が初期に対してどの程度減少しているかがわかるので、dQrateを電池劣化度の判定に用いることができる。
以上のように、本実施の形態では、正極および負極の単極容量の減少および正極・負極間の組成対応のずれをモデル化することにより、これらが生じた場合における開放電圧特性、および満充電容量を求めることが可能となる。以下では、劣化による正極・負極の単極容量の減少、正負極間の組成対応のずれを推定し、SOCあるいは電流等の電池状態推定の為の電池モデルに反映させる具体的構成を説明する。
図12には、実施の形態1による、電池の容量劣化の推定構成を説明するブロック図が示される。図12に示したブロック図による容量劣化推定処理は、ECU100によって実現される。
図12を参照して、電池状態推定部110は、上述の(1)〜(8)式によって構成される電池モデル部115を含んで構成され、図5に示したフローチャート、および(12)式〜(21)式、後述する(28)式〜(30)式に従って、演算周期ごとに、電池温度Tb、電池電圧Vbを用いて二次電池10の内部状態(挙動)を推定し、推定結果に基づいて充電率(SOC)や電池電流推定値Ite等を算出する。
パラメータ特性マップ記憶部120は、上述したような、電池モデル式中のパラメータである拡散係数Ds,iおよび直流抵抗Raについて、初期状態における実測結果に基づく特性マップを格納している。すなわち、電池温度Tbおよび局所的SOCθ等の時々刻々変化する電池状態に対応して、現時点での電池状態に対応する拡散係数Ds,iおよび直流抵抗Raを読出可能なように構成されている。パラメータ特性マップ記憶部120は、さらに、局所的SOCθ1の変化に対する正極開放電位U1の変化特性および局所的SOCθ2の変化に対する負極開放電位U2の変化特性を定めた特性マップを記憶する。
パラメータ推定部130は、電流センサ20により測定された電池電流の実測値Ibと、電池状態推定部110により推定された充電率SOCおよび電池電流推定値Iteとを取得して、正負極組成対応ずれ容量ΔQs、正極容量維持率k1、および負極容量維持率k2を推定する。上述のように、これら3つのパラメータは電池劣化により変化する、容量劣化に関するパラメータである。以下では、ΔQs,k1,k2をまとめて「容量劣化パラメータ」と呼ぶことにする。
パラメータ推定部130によって推定された容量劣化パラメータは、電池モデル部115に与えられる。電池状態推定部110は、パラメータ推定部130によって推定された容量劣化パラメータの推定結果に基づいて、正極の活物質内部の平均充電率θ1aveおよび負極の活物質内部の平均充電率θ2aveを算出し、その算出したθ1aveおよびθ2aveと、パラメータ特性マップ記憶部120が記憶する、局所的SOCθiと開放電位Uiとの関係を定めたマップとに基づいて、開放電圧OCVの推定値U♯を算出する。これによって、劣化後の電池においてもSOCあるいは電流等の内部状態を精度良く推定することが可能となる。
満充電容量推定部150は、パラメータ推定部130によって推定された容量劣化パラメータを用い、(17)式に従って、劣化によって変化する電池の満充電容量Qd(Qd_allでもよい)を推定する。
劣化判定部160は、満充電容量推定部150が推定した満充電容量Qと二次電池の初期状態での満充電容量Qiniとを用い、(24)式に従ってdQrateを算出する。そして、劣化判定部160は、算出したdQrateに基づいて(たとえばdQrateを基準値と比較することにより)、電池劣化度を判定する。二次電池の初期状態における満充電容量Qiniは、実験等によって予め求められた定数であり、劣化判定部160の内部に記憶される。なお、実施の形態1では、劣化判定部160は、満充電容量Qdと満充電容量Qiniとの比に従って電池容量の劣化を判定する構成となっている。ただし、劣化判定部160は、満充電容量Qd,Qiniの差(Qini−Qd)を算出して、その差が基準値よりも大きい場合に、二次電池の容量劣化が生じていると判定してもよい。初期状態(たとえば二次電池の新品時)の満充電容量と現在の満充電容量との差あるいは比を電池劣化の度合いに用いることで電池劣化度を判定できる。
図13は、図12に示した構成による、電池の容量劣化の推定タイミングを説明する図である。なお、図1に示した負荷50は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される走行用電動機であるとする。図13を参照して、車両の起動時(たとえばイグニッションオン時)に、電池状態推定部110はパラメータ推定部130に記憶された容量劣化パラメータを用いて電池モデルを初期化する。そして、車両が走行を開始すると、パラメータ推定部130は、所定の走行距離ごと、あるいは所定の走行時間ごとに、容量劣化パラメータの推定を実行する。なお、上記「走行距離」とは、走行用電動機の駆動により車両が走行した距離を意味する。したがってエンジンと走行用電動機とを搭載したハイブリッド自動車の場合、エンジンのみが動作したときのハイブリッド自動車の走行距離は、容量劣化パラメータの推定を実行するための条件となる上記の「走行距離」には含まれないものとする。
車両の動作が終了した時(たとえばイグニッションオフ時)、パラメータ推定部130は最新の容量劣化パラメータをその内部に記憶する。パラメータ推定部130に記憶された容量劣化パラメータは、次回の車両の起動時に電池モデルを初期化するために用いられる。
次に、パラメータ推定部130による容量劣化パラメータの推定について説明する。パラメータ推定部130は、電流センサ20により測定された電池電流の実測値Ibと、電池状態推定部110により推定された充電率SOCおよび電池電流推定値Iteとを取得して、実測値(=Ib/S)の積算値(実電流積算値Si)および推定値Iteの積算値(推定電流積算値Sie)を算出する。パラメータ推定部130は、さらに、電池状態推定部110からSOCを取得する。図14に示すように、時刻t1においてSOC推定値が所定のSOC範囲A1に含まれる。このときにパラメータ推定部130は、実電流の積算および推定電流の積算を開始する。
二次電池の充放電によりSOCの推定値が逐次変化し、時刻t2においてSOC推定値が所定のSOC範囲A2に含まれる。このときにパラメータ推定部130は、実電流の積算および推定電流の積算を終了する。
なお、本実施の形態では、SOC範囲A1,A2が互いに異なり、かつ、SOCの推定値がSOC範囲A1内の値からSOC範囲A2内の値まで推移すればよいので、二次電池が充電している間に実電流の積算および推定電流の積算を行なってもよいし、実電流の積算および推定電流の積算の途中において、二次電池の充電と放電とが切り替わってもよい。
電池モデルが劣化した実電池の状態を精度良く反映しているのであれば、実電流積算値Siと推定電流積算値Sieとはほぼ一致する。しかし、電池モデルが電池の実際の状態と乖離する場合、実電流積算値Siおよび推定電流積算値Sieの間には差分が発生する。この差分は、電池状態推定部110による推定誤差に相当する。
図15は、二次電池が劣化した場合における、SOC推定値に対する実電流積算値Siおよび推定電流積算値Sieの関係を示した図である。二次電池の劣化によって満充電容量が減少すると、開放電圧特性が変化する(図8参照)。しかし、図15に示すように、二次電池の劣化状態が電池モデルに適切に反映されていない場合には、実電流積算値Siと推定電流積算値Sieとの間に誤差が生じる。この推定電流積算値Sieと実電流積算値Siとの差(Sie−Si)を、電流積算推定誤差ΔSiと表わす。
なお、図15は二次電池10の放電時における電池電流Ibの積算値であり、電池電流Ibは負値(Ib<0)と定義されている。
図16は、図15に基づく電流積算推定誤差ΔSiとSOCとの関係を示した図である。図16を参照して、傾きdKは、SOC推定値に対する電流積算推定誤差ΔSiの変化率を表わす。実施の形態1では傾きdKが最小となるように容量劣化パラメータの推定処理を行なう。傾きdKの最小値は特定の値に限定されるものではないが、一例として最小値は0に設定される。この例では、傾きdKが0となるように、すなわちSOC推定値が変化しても電流積算推定誤差ΔSiが0に保たれる(実電流積算値Siと推定電流積算値Sieとが一致する)ように容量劣化パラメータの推定処理を行なう。SOCに対する電流積算推定誤差ΔSiの変化率が0であるとは、SOCにかかわらず電流積算推定誤差ΔSiが0に保たれることを意味する。すなわち、電池状態推定部110によって推定された電池電流の推定値が電流センサ20によって検出された電池電流の検出値と一致している。つまり電池モデルが実電池の状態を反映している。この結果、開放電圧特性および満充電容量を精度良く推定することができる。
図17は、パラメータ推定部130による容量劣化パラメータの推定処理を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、ECU100において所定の演算周期ごとに呼出されて実行される。
図17を参照して、パラメータ推定部130は、ステップS200により、容量劣化パラメータの推定開始を判定する。図13および図14に示したように、パラメータ推定部130は、前回の推定処理終了後から車両が所定距離を走行し、かつSOC推定値が所定のSOC範囲A1内である場合に、容量劣化パラメータの推定開始条件が成立したと判定する。あるいは、パラメータ推定部130は、前回の推定処理終了後から所定時間が経過し、かつ、SOC推定値が上記SOC範囲A1内である場合に、容量劣化パラメータの推定開始条件が成立したと判定する。容量劣化パラメータの推定開始条件が成立した場合、あるいはパラメータ推定部130が容量劣化パラメータを推定中である場合(ステップS200においてYES)、処理はステップS210に進む。一方、容量劣化パラメータの推定開始条件が成立せず、かつ、パラメータ推定部130が容量劣化パラメータを推定中でない場合(ステップS200においてNO)、全体の処理は終了する。
パラメータ推定部130は、ステップS210により、今回の処理が容量劣化パラメータ推定処理の開始時であるか否かを判定する。推定処理の開始時である場合(ステップS210においてYES)、パラメータ推定部130は、ステップS220により、前回の電流積算値(実電流積算値Siおよび推定電流積算値Sie)をクリアする。推定処理の開始時でない場合(ステップS210においてNO)、処理はステップS230に進む。
次にパラメータ推定部130は、ステップS230により、電流センサ20により計測された電池電流Ibを用いて実電流積算値Siを算出する。さらにパラメータ推定部130は、ステップS240により、電池状態推定部110により推定された電池電流推定値Iteを用いて推定電流積算値Sieを算出する。そしてパラメータ推定部130は、ステップS250により、推定電流積算値Sieと実電流積算値Siとの差である電流積算推定誤差ΔSiを算出する。
パラメータ推定部130は、ステップS260により、容量劣化パラメータ推定のための電流積算が終了したか否かを判定する。この電流積算の終了は、上述のように、SOC推定値が電流積算開始時のSOC範囲A1と異なるSOC範囲A2内にあることを条件とする。
容量劣化パラメータ推定のための電流積算が終了していない場合(ステップS260においてNO)、全体の処理が終了して、所定時間の経過後にステップS200から処理が開始される。これにより、電流積算終了条件が成立するまでステップS220〜S250の処理が繰返される。一方、電流積算が終了した場合(ステップS260においてYES)、パラメータ推定部130は、ステップS270により、SOC推定値に対する電流積算推定誤差ΔSiの傾き(変化率)であるdKを算出する。傾きdKの算出方法は特に限定されるものではないが、たとえば最小自乗法を適用することができる。最小自乗法を用いることによって傾きdKをより精度良く算出することが可能となる。
パラメータ推定部130は、ステップS280により、傾きdKが小さくなるように、下記の(25)式に従って、正負極組成対応ずれ容量ΔQsを補正する。
Figure 0004649682
ただし、αは補正係数であり、定数である。また、二次電池の初期状態(劣化していない状態)においては、ΔQs=0として(すなわち正負極の組成対応ずれがないとして)、正負極組成対応ずれ容量ΔQsの補正が開始される。
次に、パラメータ推定部130は、ステップS290により、正極容量維持率k1および、負極容量維持率k2を算出する。本実施の形態では、正負極組成対応ずれ容量ΔQsと正極および負極の容量維持率k1,k2との間の関係を、予め実験等により求めておき、マップ等の形でパラメータ推定部130に保存しておく。これにより推定したΔQsからk1,k2が算出される。ただし、パラメータ推定部130は、下記の(26)式および(27)式のような関数f1,f2を保存し、ステップS280により算出したΔQsからk1,k2を算出してもよい。
Figure 0004649682
このように図17のフローチャートに示される処理を実行することで、パラメータ推定部130は、容量劣化パラメータ(正負極組成対応ずれ容量、正極容量維持率、負極容量維持率)を推定する。上述したように、車両の走行中に推定したこれら3つの容量劣化パラメータは、たとえばパラメータ推定部130の記憶領域に保存され、次の電池モデルの初期化時(二次電池に負荷がかかっていない時、たとえばイグニッションオン時)に、電池モデルに反映される。
続いて、図18を参照しながら、電池状態推定部110による電池モデルの初期化に実行される、容量劣化パラメータの電池モデルへの反映処理について説明する。なお、このフローチャートに示される処理も、ECU100において所定の演算周期ごとに呼出されて実行される。
まず、電池状態推定部110は、ステップS300により、現時点が電池モデルの初期化時に該当するか否かを判定する。たとえば車両のユーザがイグニッションスイッチをオンした場合に、電池状態推定部110は電池モデルの初期化時が到来したと判定する。
次に電池状態推定部110は、ステップS310により、正負極の単極容量維持率kiを、電池モデルに用いられるパラメータである、電極厚みLiおよび活物質体積分率εs,iに反映させる。具体的には、電池状態推定部110はパラメータ推定部130の内部に記憶されている単極容量維持率kiを取得して、(14)式〜(17)式に従って電極厚みLiおよび活物質体積分率εs,iを算出する。
続いて電池状態推定部110は、ステップS320により、劣化による組成対応ずれが生じた後の正負極の組成θ1fix,θ2fixを更新する。具体的には、電池状態推定部110は、パラメータ推定部130から取得した単極容量維持率kiおよび正負極組成対応ずれ容量ΔQsに基づき、(12)式および(13)式に従って、正負極の組成θ1fix,θ2fixを更新する。
続いて電池状態推定部110は、ステップS330により、電圧センサ30によって計測された無負荷状態での電池電圧Viniの値を取得する。電池電圧Viniは初期化用電池電圧である。
続いて電池状態推定部110は、ステップS340により、初期化用電池電圧Vini、更新された正負極の組成θ1fixおよびθ2fixに基づき、(18)式に従って、下記の(28)式を満たし、かつ(20)式を満たす正極、負極の初期組成θ1_ini,θ2_iniを算出する。
Figure 0004649682
そして、電池状態推定部110は、ステップS350により、算出した初期組成θ1_ini,θ2_iniを用いて、下記の(29)式および(30)式にしたがって、活物質内リチウム濃度を初期化する。
Figure 0004649682
ステップS350の処理が終了すると、電池モデルの初期化処理が終了する。
以上説明した3つの容量劣化パラメータの推定と更新(図17のフローチャート)、さらに3つの容量劣化パラメータの電池モデルへの反映(図18のフローチャート)を繰返し行なうことにより、電池モデルが二次電池の容量劣化に伴う開放電圧の変化に適応することができる。これによって、電池モデルの開放電圧特性は実電池の開放電圧特性に次第に近づく。すなわち開放電圧推定値U♯が実電池の開放電圧に近づく。したがって実施の形態1によれば、容量劣化が生じた二次電池において、SOCおよび電流等の内部状態の推定を精度良く行なうことが可能となる。また容量劣化パラメータ推定時において、傾きdK(SOC推定値に対する電流積算推定誤差ΔSiの変化率)を次第に小さくすることができる。
図19は、容量劣化パラメータの推定と電池モデルへの容量劣化パラメータの反映を繰返した時の、SOC推定値に対する電流積算推定誤差ΔSiの変化を示した図である。図19を参照して、推定回数が増えるにつれて、SOC推定値に対する電流積算推定誤差ΔSiの変化率(すなわち傾きdK)が0に近づくことが分かる。
図20は、正負極組成対応ずれ容量ΔQsを繰返して推定した結果を示した図である。図20を参照して、推定回数が増えるに従って、正負極組成対応ずれ容量ΔQsは真値(理論値)に収束する。正負極組成対応ずれ容量ΔQsが真値(理論値)に収束した状態は傾きdKが0の状態に対応する。この状態においては、電池モデルの開放電圧特性は、劣化後の実電池の開放電圧特性と略等しくなる。
図21は、容量劣化パラメータの学習が行なわれていない場合におけるSOC推定値の時間推移を示した図である。図22は、図21に基づくSOC推定誤差を示した図である。図21および図22を参照して、容量劣化パラメータの学習が行なわれていない場合においては、SOCの推定値は、SOCの真値とほぼ一定の差を有したまま推移する。このため、SOC推定誤差もある値を有したまま推移する。
図23は、容量劣化パラメータの学習を行なった場合におけるSOC推定値の時間推移を示した図である。図24は、図23に基づくSOC推定誤差を示した図である。図23および図24を参照して、容量劣化パラメータの学習を行なうことによってSOCの推定開始時点から、SOCの推定値とSOCの真値とがよく一致している。SOC推定誤差は、ほぼ0%に近い値のまま推移する。
なお、容量劣化パラメータの更新および電池モデルへの反映を繰返すことにより、(22)式により算出される、単位極板面積あたりの満充電容量Qdも二次電池の実際の満充電容量に次第に近づく。劣化判定部160は、(24)式に従って満充電容量維持率dQrateを算出する。劣化判定部160は、満充電容量維持率dQrateに基づいて、電池の劣化状態を正確に判定することができる。
図25は、二次電池の加速劣化試験を行なった際における満充電容量維持率dQrateの推定結果を示す図である。図25に示した結果は、加速劣化試験での所定数サイクル(Nサイクル)毎に、車両走行時の充放電パターンで充放電を行なって評価用データを測定し、測定した電流、電圧、温度の値を用いて容量劣化パラメータの推定学習を行ない、(24)式を用いて満充電容量維持率dQrateを推定したものである。図25から、加速劣化試験のサイクル数が増えても、満充電容量維持率の実測値と推定値とがよく一致していることがわかる。このように、実施の形態1によれば、車両走行中の充放電パターンを用いて劣化電池の満充電容量を精度良く推定できることがわかる。
なお、電池が劣化する場合、一般に容量や開放電圧に関わるパラメータのみならず、抵抗に関わるパラメータ(反応抵抗や拡散抵抗など)が変化する。この場合には、抵抗に関するパラメータ、すなわち拡散係数、反応抵抗の変化率を推定し、これを電池状態推定部の電池モデルに反映させることで、抵抗変化による影響も排除しつつ、容量劣化パラメータを精度良く推定することが可能となる。これによって開放電圧特性および満充電容量をより一層高精度に推定することが可能となる。なお抵抗に関するパラメータの推定方法および、推定したパラメータの電池モデルへの反映方法については、たとえば特願2007−077597号に記載された、本発明者らによる発明を適用することができる。
また、本実施の形態では1つの電池パックに対して電圧センサ、電流センサ、温度センサが1つずつ配置された構成を示したが、これに限るものではなく、電池パック内のセルあるいはモジュール毎の劣化状態の推定を行なうために、セルまたはモジュール毎にセンサを設置し、それぞれに対して容量劣化の推定を行なうようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2では、電池状態推定部において電池電流と電池温度から電池電圧を推定し、推定電圧と測定した電池電圧との誤差を用いて容量劣化パラメータを推定する。この点で実施の形態2は実施の形態1と異なるが、劣化による満充電容量の減少、および開放電圧特性の変化を表すモデルについては、実施の形態1と同様である。
図26は、実施の形態2による、電池の容量劣化の推定構成を説明するブロック図である。図26を参照して、電池状態推定部110Aは、演算周期ごとに、電池温度Tb、電池電流Ibを用いて二次電池10の内部状態(挙動)を推定し、推定結果に基づいて充電率(SOC)や電池電圧推定値V等を算出する。パラメータ推定部130Aは、推定電圧Vと電圧センサ30により計測された電池電圧Vbとの誤差を算出して、その誤差に基づいて容量劣化パラメータを推定する。なお、図26に示した他の部分の構成は、図12の対応する部分の構成と同様であるので、以後の説明は繰返さない。
次に、実施の形態2による容量劣化パラメータの推定方法を詳細に説明する。まず、電池電流Ibと電池温度Tbから電池の充電率推定値および電池電圧推定値Vを算出する方法について、図27のフローチャートを参照しながら説明する。図27に示される処理は、ECU100において所定の演算周期ごとに呼出されて実行される。図27のフローチャートは、ステップS155の処理が追加される点で図5のフローチャートの処理と異なるが、他のステップの処理については図5のフローチャートと同様である。
ECU100は、ステップS155により、下記の(31)式に従って、計測された電池電流から電池電圧を推定する。
Figure 0004649682
ECU100は、ステップS160により、電池電流の実測値を(6)式の電池電流Iに代入することにより、単位体積・時間当りのリチウム生成量jLiを算出する。ECU100は、ステップS170,S180により、算出した単位体積・時間当りのリチウム生成量jLiを(4)式および(5)式により定まる境界条件に用いて、(3)式の拡散方程式を解くことにより、正負極それぞれの活物質内における平均リチウム濃度を算出する。ECU100は、その算出した平均リチウム濃度を用いて、SOCを算出する。
次に、電池電圧推定値と、測定した電池電圧とから容量劣化パラメータを推定する方法を説明する。電池モデルの初期化時、すなわち二次電池が緩和している状態では、測定した電池電圧Vbを用いて電池モデルを初期化する。なお、電池モデルの初期化方法は、図18のフローチャートに示した方法と同様の方法である。この状態から二次電池が充放電を行ない、充電率が変化した場合を考える。
二次電池の容量劣化が発生すると、図7に示したように、開放電圧特性は二次電池の初期状態における特性から変化する。したがって、図28に示すように、二次電池のSOCが充放電開始時点の値から変化すると、SOCの変化量ΔSOCに対して、電池電圧の推定値Vと電池電圧の測定値Vbとの誤差ΔV(推定誤差)は傾きを持つようになる。
実施の形態1では、SOCの変化量ΔSOCに対する電流積算推定誤差ΔSiの傾き(変化率)を減少させるように、容量劣化パラメータを補正する。同様に、実施の形態2では、SOCの変化量ΔSOCに対するΔVの傾きを減少させるように容量劣化パラメータを補正する。したがって実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、ΔSOCに対する推定誤差の変化率が最小(たとえば0)となるように容量劣化パラメータを補正するので、電池モデルの開放電圧特性が実電池の開放電圧特性に近づくように電池モデルを修正することが可能となる。
図29は、パラメータ推定部130Aによる容量劣化パラメータの推定処理を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、ECU100において所定の演算周期ごとに呼出されて実行される。図29のフローチャートは、ステップS220〜S250の処理に代えてステップS220A〜S240Aの処理が実行される点、ステップS270,S280の処理に代えてステップS270A,S280Aの処理がそれぞれ実行される点で図17のフローチャートの処理と異なるが、他のステップの処理については図17のフローチャートと同様である。したがって、以下では、図29のフローチャートについて、図17のフローチャートと相違する点を主に説明し、図17のフローチャートと同様の点については詳細な説明を繰返さない。
図29を参照して、パラメータ推定部130Aは、ステップS200により、容量劣化パラメータの推定開始を判定する。この判定条件は、前回の推定処理終了後から車両が所定距離を走行し、かつSOC推定値が所定のSOC範囲A1内である場合、あるいは前回の推定処理終了後から所定時間が経過し、かつ、SOC推定値が上記SOC範囲A1内である場合に成立する。ただし、二次電池が緩和している状態を判定することを条件に加えてもよい。
パラメータ推定部130Aは、ステップS210により、今回の処理が容量劣化パラメータ推定処理の開始時であるか否かを判定する。推定処理の開始時である場合(ステップS210においてYES)、電池モデル初期化後の初回の推定処理であるか否かを判定する。今回の推定処理が初回の処理である場合(ステップS210においてYES)、パラメータ推定部130Aは、ステップS220Aにより、推定開始時のSOC推定値(SOC_0)を保存する。推定処理の開始時でない場合(ステップS210においてNO)、処理はステップS230Aに進む。
次に、パラメータ推定部130Aは、ステップS230Aにより、電圧センサ30により計測された電池電圧Vbと電池電圧推定値Vとの差である電圧推定誤差ΔVを算出する。続いてパラメータ推定部130Aは、ステップS240Aにより、現在のSOC推定値と、推定開始時のSOC推定値との差であるSOC変化量ΔSOC(=SOC−SOC_0)を算出する。
パラメータ推定部130Aは、ステップS260により、容量劣化パラメータ推定のための電流積算が終了したか否かを判定する。電流積算が終了した場合(ステップS260においてYES)、パラメータ推定部130Aは、ステップS270Aにより、SOC変化量ΔSOCに対する電圧推定誤差ΔVの傾きであるdKを算出する。この傾きdKの算出方法についても最小自乗法を適用することができる。
パラメータ推定部130Aは、ステップS280Aにより、傾きdKが小さくなるように、下記の(32)式にしたがって正負極組成対応ずれ容量ΔQsを補正する。
Figure 0004649682
ただし、αは補正係数であり、定数である。また、実施の形態1と同様に、二次電池の初期状態(劣化していない状態)においては、ΔQs=0として(すなわち正負極の組成対応ずれがないとして)、正負極組成対応ずれ容量ΔQsの補正が開始される。
次に、パラメータ推定部130Aは、ステップS290により、マップ、あるいは(26)式および(27)式に従って、ステップS280Aにより算出したΔQsからk1,k2を算出する。
このように実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、容量劣化パラメータを精度良く推定することが可能となるとともに、開放電圧特性および満充電容量を精度良く推定することが可能となる。
(実施の形態3)
電池の劣化状態を判定したり、劣化した電池においてSOC推定精度を維持したりするためには、定期的に容量劣化パラメータを推定して、その推定した容量劣化パラメータを電池モデルに反映させることが好ましい。また、実施の形態1で説明した容量劣化パラメータを精度良く推定するためには、電流積算推定誤差ΔSiの算出を行なうためのSOCの移動幅を十分に大きくすることが好ましい。
しかしながら、ハイブリッド自動車あるいは電気自動車においては、二次電池の充電と放電とが繰返されるので、その二次電池のSOCは、所定の制御中心SOCに近づくように制御されていることが多い。このため、SOCが大きく動くのは車両走行負荷が大きい場合などに限られる。
したがって、ハイブリッド自動車(電気自動車でもよい)の走行中に、本実施の形態による状態推定装置によって容量劣化パラメータを推定しようとしても、その推定条件を満たす機会が十分に得られない可能性がある。実施の形態3では、容量劣化パラメータを確実に推定するために、SOCを移動させる制御を実行する。
図30は、図1に示した電源システムにおけるSOC移動制御を説明するブロック図である。図31は、容量劣化パラメータ推定のためのSOC移動制御の概念図である。図30および図31を参照して、本制御では、まず、ECU100が二次電池10のSOCが所定値SOCaに到達したかどうかを判定する。
SOCが所定値SOCaに到達した場合、ECU100は、SOCの目標値をSOCbに設定する。負荷制御装置60は、ECU100から、現在の二次電池のSOC(所定値SOCa)および目標値SOCbを受ける。負荷制御装置60は、二次電池10のSOCが、所定値SOCaから目標値SOCbに近づくように二次電池10の充放電要求量Pchg_dqを設定する。
所定値SOCaのほうが目標値SOCbよりも大きい場合には、充放電要求量Pchg_dqとして、二次電池を放電させるための値が設定される。一方、目標値SOCbが所定値SOCaよりも大きい場合には、充放電要求量Pchg_dqは二次電池を充電するための値が設定される。たとえば二次電池10を放電する場合、充放電要求量Pchg_dqは正値に設定され、二次電池10を充電する場合、充放電要求量Pchg_dqは負値に設定される。
負荷制御装置60は、負荷50を制御して、充放電要求量Pchg_dqを満たす電力を二次電池10から取り出したり、二次電池10に供給したりする。
所定値SOCaおよび目標値SOCbは、実施の形態1において説明したSOC範囲A1およびSOC範囲A2にそれぞれ含まれるように設定される。さらに好ましくは、図31に示すように、所定値SOCaは目標値SOCbよりも大きい値に設定される。このように所定値SOCaおよび目標値SOCbを設定することによって、二次電池が放電して負荷50が駆動されるとともに、SOCはSOC範囲A1およびSOC範囲A2の間で変化する。
上記したSOCの移動制御を二次電池の放電時に行なうことによって、負荷50(車両の走行用の電動機)により車両を走行させながらSOCを移動させることが可能となる。つまり、SOCを移動させたとしても、車両の走行への影響(車両の挙動の変化)を小さくすることができる。この結果、ハイブリッド自動車における乗り心地の悪化や燃費悪化を抑制できるとともに、車両走行条件に左右されずにSOCを移動させることが可能となる。
また二次電池を充電させることで目標充電率に近づける場合、車両の走行条件、例えば加速が多い走行や、登坂などの車両必要パワーの大きな走行条件においては、二次電池が放電する傾向となるため、SOCを目標値に近づけるのに時間がかかるという問題がある。電池を放電させる(充電率を下げる)ことによってSOCを目標値に近づける制御を行なうことで、このような問題を回避することができる。
なお、フィードバック制御によって、ハイブリッド自動車等の電動車両において電池のSOCが所定の制御中心SOCに近づくように充放電要求量を操作する方法については、公知の様々な技術を適用することができるので、ここでは詳細な説明を繰返さない。
最後に、ECU100は、二次電池10のSOCが目標値SOCbに到達したかどうかを判定する。SOCが目標値SOCbに到達した場合には、本制御処理を終了する。
図32は、実施の形態3による容量劣化パラメータの推定およびSOC移動制御を説明するブロック図である。
図32および図12を参照して、実施の形態3において容量劣化パラメータの推定に関する構成は、実施の形態1による構成と同様である。図32では、この部分を「容量劣化推定部200」と示す。実施の形態3では、SOC移動制御のために、推定実行条件判定部170および目標値設定部180がさらに追加される点で実施の形態1と相違する。
推定実行条件判定部170は、容量劣化推定部200からSOCの推定値を受けて、その推定値が所定値SOCaか否かを判定する。SOCの推定値が所定値SOCaである場合には、推定実行条件判定部170は、容量劣化推定部200(具体的には電池状態推定部110)に対して推定開始の指示を送出する。この場合、電池状態推定部110は推定誤差、すなわち実電流値の積算値と、推定電流の積算値との誤差である電流積算推定誤差ΔSiの算出を開始する。
推定実行条件判定部170は、さらに目標値設定部180に対して目標値の設定指示を送信する。目標値設定部180は、推定実行条件判定部170からの設定指示に応じて、SOCの目標値SOCbを出力する。
推定実行条件判定部170は、容量劣化推定部200に対して推定開始を指示した後には、所定の周期で容量劣化推定部200からSOC推定値を取得する。そして推定実行条件判定部170は、SOC推定値が目標値SOCbに達した場合に、容量劣化推定部200(具体的には電池状態推定部110)に対して電流積算推定誤差ΔSiの算出の終了を指示する。
容量劣化推定部200は、容量劣化パラメータ、充電率、開放電圧、電池電流(または電池電圧等)を推定する。以下では、これらの推定を単に「二次電池の状態の推定」と説明する。
電池状態推定部110は、推定実行条件判定部170からの開始指示に応じて図17のフローチャートに示した処理を開始する。さらに電池状態推定部110は、図17のステップS260においては、推定実行条件判定部170からの終了指示に応じて、電流積算が終了したと判定する。
このように実施の形態3によれば、SOCを積極的に変化させる制御を実行することによって容量劣化パラメータを確実に推定することが可能になる。これにより開放電圧特性および満充電容量を精度良く推定する機会を作り出すことが可能となる。
なお、SOC移動制御を実現する構成は図32に示した構成に限定されるものではない。以下、図33〜図36を参照しつつ、実施の形態3によるSOC移動制御の変形例について説明する。
図33を参照して、推定実行条件判定部170は、前回推定実行後の経過時間を計測するためのカウンタ175を含む。推定実行条件判定部170は、カウンタ175により計測された前回推定実行後の経過時間が所定時間以上である場合に容量劣化推定部200に開始指示を送出して、容量劣化推定部200に二次電池の状態の推定を開始させるための指示を送る。
図34を参照して、推定実行条件判定部170は、ハイブリッド自動車の動作を統括的に制御するための車両ECU210から、ハイブリッド自動車の走行距離の情報を取得する。たとえば車両ECU210は、車速および時間からハイブリッド自動車の走行距離(走行用電動機の駆動によりハイブリッド自動車が走行した距離)を算出する。推定実行条件判定部170は、前回推定実行後からのハイブリッド自動車の走行距離が所定距離以上となった場合に、容量劣化推定部200に対して、二次電池の状態の推定を開始させるための指示を送る。
このようにハイブリッド自動車の走行時間あるいは走行距離に基づく推定開始条件を定めることで、充電率の制御を定期的に実行することができる。これにより容量劣化により変化した開放電圧特性および満充電容量を確実に推定できる。また、二次電池の劣化による満充電容量の減少速度を算出するのが容易となる。
図35を参照して、推定実行条件判定部170は、容量劣化推定部200から、SOC推定値を取得するとともに、電流センサによって計測した実電流値の積算値と、電池モデルにより推定した推定電流の積算値との誤差である電流積算推定誤差ΔSiを取得する。推定実行条件判定部170は、SOC推定値が所定量変化する間の電流積算推定誤差ΔSiが所定量以上となった場合に、容量劣化推定部200に対して、二次電池の状態の推定を開始させるための指示を送る。このように推定開始条件を定めることによって、容量劣化が進行した場合における容量劣化パラメータの推定を確実に実行できる。劣化により電池の容量減少および開放電圧特性が変化している場合、充電率が所定量変化する間の電流積算推定誤差も大きくなる。したがって、このような場合に、開放電圧特性や満充電容量を推定することができるので、電池の容量劣化を確実に捉えて二次電池の状態を推定することが可能となる。
図36を参照して、推定実行条件判定部170は、二次電池の満充電容量Qが基準値以下である場合、あるいは満充電容量維持率dQrateの推定値が基準値以下である場合には、目標値SOCbをより小さくすることで、充電率の変化量を大きくする。すなわち、この変形例では、目標値SOCbは可変量である。充電率の変化量を大きくすることによって、容量が大きく減少した二次電池に対しても、ある程度の大きさの電流積算推定誤差ΔSiを確保できるので、傾きdKを精度良く算出できる。これにより、容量劣化パラメータを精度良く推定できる。
図34〜図36に示した構成のいずれにおいても、SOCの移動制御を二次電池の放電時に行なうことが好ましい。この理由については上述した通りであるので、ここでは説明を繰返さない。また、図36に示した構成は、図33〜図35に示した構成と組み合わせることも可能である。すなわち、図33〜図35に示した構成において、推定実行条件判定部170は、二次電池の満充電容量Qが基準値以下である場合、あるいは満充電容量維持率dQrateの推定値が基準値以下である場合に、目標値SOCbをより小さく設定してもよい。
また、図33〜図36に示した構成において、推定実行判定部170は、二次電池の充放電電力がある基準値を越えた場合において、容量劣化推定部200による容量劣化パラメータ推定を終了させる。電池負荷が大きい時に充電率の移動制御を継続すると、充電率を目標値に確実に移動させることが困難になる可能性がある。このような場合に充電率制御を中止することで、上記問題を回避できる。
図37は、本実施の形態による容量劣化パラメータ推定のためのSOC移動制御の実験データの例を示す図である。図37は、実験開始時点からの車速、SOC、電池充放電量およびエンジンパワーの時間推移を示したものである。実験開始時点(横軸において0と示す)から時刻tAまでの間において、電池充放電量を制御することによりSOCが初期値から目標値SOCbに移動していることがわかる。このようにSOCを目標値SOCbまで移動させることで、容量劣化パラメータを推定する機会を確実に得ることができる。したがって劣化後の電池においてもSOC推定精度を維持できる。また満充電容量の変化を推定することが可能になるので、電池劣化状態を確実に判定できる。
なお、上記の説明においては、容量劣化推定部200の構成は図12に示した構成と同様であるとしたが、容量劣化推定部200の構成は図26に示した構成(実施の形態2)と同様であってもよい。この場合、たとえば図35の構成においては、電流積算推定誤差ΔSiを、電池電圧の推定値Vと電池電圧の測定値Vbとの誤差ΔVに置き換えればよい。
(実施の形態4)
実施の形態4では、電池が劣化した際の満充電容量の推定方法および開放電圧特性のモデル化方法は、実施の形態1に示した方法と同様である。実施の形態4は、容量劣化パラメータ(すなわち、正負極組成対応ずれ容量ΔQs、正極容量維持率k1、および負極容量維持率k2)の算出方法の点において実施の形態1と異なる。
図38は、実施の形態4による電池の容量劣化の推定構成を示すブロック図である。図38を参照して、電池状態推定部130Bは、後述する探索処理を実行することにより容量劣化パラメータを推定する。図38に示した他の部分の構成は、図12の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
図39は、パラメータ推定部130Bによる容量劣化パラメータの推定処理を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、図1に示すECU100において所定の演算周期ごとに呼出されて実行される。図39のフローチャートは図17のフローチャートとほぼ同様であるが、ステップS220の処理の次にステップS225の処理が実行される点、ステップS240,S250の処理が実行されない点、ステップS270に代えてステップS275の処理が実行される点、および、ステップS280,S290の処理に代えてステップS285の処理が実行される点において図17のフローチャートと異なる。以下では、図39のフローチャートについて、図17のフローチャートと相違する点を主に説明し、図17のフローチャートと同様の点については詳細な説明を繰返さない。
図39および図38を参照して、パラメータ推定部130Bは、ステップS200により、容量劣化パラメータの推定開始を判定する。具体的には、パラメータ推定部130Bは、前回の推定処理終了後から車両が所定距離を走行しているか、あるいは所定時間が経過し、かつ、SOC推定値が所定範囲内(図14に示したSOC範囲A1内)であり、かつ二次電池が緩和状態にある場合に推定を開始する。なお、電池が緩和していることの判定条件は、たとえば、電池モデルにおける活物質内のリチウムイオン濃度の最大濃度差が予め定められた濃度差以下であり、かつ電池電流の絶対値が所定値以下であるという条件である。
パラメータ推定部130Bは、ステップS210により、今回の処理が容量劣化パラメータ推定処理の開始時であるか否かを判定する。推定処理の開始時である場合(ステップS210においてYES)、パラメータ推定部130は、ステップS220により、前回の電流積算値(実電流積算値Si)をクリアする。この場合、処理は、ステップS225に進む。一方、今回の処理が推定処理の開始時でない場合(ステップS210においてNO)、処理はステップS230に進む。
パラメータ推定部130Bは、ステップS225により、開放電圧OCV1を推定する。パラメータ推定部130Bは、以下の(33)式に従って開放電圧OCV1を算出する。
Figure 0004649682
ただし、Vは電池電圧測定値であり、Iは電池電流推定値であり、Raは直流抵抗である。電池電流推定値Iおよび直流抵抗Raは、電池電圧および電池温度に基づいて充電率を推定する電池モデルによって得られた値である。
次にパラメータ推定部130Bは、ステップS230により、電流センサ20により計測された電池電流Ibを用いて実電流積算値Siを算出する。パラメータ推定部130は、ステップS260により、容量劣化パラメータ推定のための電流積算が終了したか否かを判定する。具体的には、パラメータ推定部130Bは、SOC推定値が電流積算開始時のSOCの範囲と異なる範囲内(図14に示したSOC範囲A2内)にあり、かつ二次電池が緩和にある場合に、電流積算を終了する。電流積算が終了した場合(ステップS260においてYES)、パラメータ推定部130Bは、ステップS275により、電池電圧測定値、電池電流推定値および直流抵抗値を(33)式に代入することにより開放電圧OCV2を算出する。
続いてパラメータ推定部130Bは、ステップS285により、算出した開放電圧OCV1,OCV2と、算出した実電流積算値Siとに基づいて容量劣化パラメータ(正負極組成対応ずれ容量ΔQs、正極容量維持率k1、および負極容量維持率k2)の最適解を算出するための探索処理を実行する。この探索処理について以下に詳説する。
図40は、図39に示したステップS285の探索処理を詳細に説明するフローチャートである。図40を参照して、パラメータ推定部130Bは、ステップS400により、最適な正負極組成対応ずれ容量ΔQsを算出するための正負極組成対応ずれ容量ΔQsの上限値ΔQs_hおよび下限値ΔQs_lを設定する。正負極組成対応ずれ容量ΔQsの探索処理の初回時においては、上限値ΔQs_hおよび下限値ΔQs_lは所定値である。
パラメータ推定部130Bは、ステップS410により、上限値ΔQs_hおよび下限値ΔQs_lの範囲内にある正負極組成対応ずれ容量ΔQsの候補値ΔQs_eを算出する。たとえばパラメータ推定部130Bは、上限値ΔQs_hおよび下限値ΔQs_lの中間値を候補値として算出する。
パラメータ推定部130Bは、ステップS420により、今回の正負極組成対応ずれ容量ΔQsの候補値ΔQs_eから正極容量維持率k1、および負極容量維持率k2を算出する。この処理は、図17のステップS290の処理と同様であり、マップを用いてΔQsからk1,k2を算出してもよいし、(26)式および(27)式に従って、ΔQsからk1,k2を算出してもよい。
パラメータ推定部130Bは、ステップS430により、上述のステップS400〜S420の処理によって算出されたΔQs,k1,k2から図18のフローチャートに従う処理を実行する。これにより局所的SOCθiに対する開放電圧の変化特性が算出される。
パラメータ推定部130Bは、ステップS440により、開放電圧の変化特性(ステップS430にて算出)と、電流積算開始時に算出した開放電圧OCV1とに基づいて、開放電圧OCV1に対応する、正極活物質内部の平均充電率(平均SOCθ1_1)を算出する。同様に、パラメータ推定部130Bは、ステップS450により、開放電圧の変化特性(ステップS430にて算出)と、電流積算終了時に算出した開放電圧OCV2とに基づいて、開放電圧OCV2に対応する、正極活物質内部の平均充電率(平均SOCθ1_2を算出する。
パラメータ推定部130Bは、ステップS460により、算出した平均SOCθ1_1およびθ1_2に基づき、電池モデル上で開放電圧がOCV1からOCV2まで変化するために流れる必要がある電池電流の積算値を推定する。パラメータ推定部130Bは、以下の(34)式を用いて、電流積算量推定値Smを算出する。(34)式においてSは極板面積を示す。
Figure 0004649682
パラメータ推定部130Bは、ステップS470により、電流積算量推定値Smと、実電流積算値Si(図39のステップS230参照)とを比較する。実電流積算値Siよりも電流積算量推定値Smのほうが大きい場合(ステップS470においてYES)、パラメータ推定部130Bは、ステップS480により、次回の正負極組成対応ずれ容量ΔQsの計算における上限値ΔQs_hを、今回の正負極組成対応ずれ容量の候補値ΔQs_eに置き換える。つまり、パラメータ推定部130Bは、次回の探索処理における候補値ΔQs_eの探索範囲を、ΔQs_lからΔQs_eまでの範囲に狭める。
一方、実電流積算値Siよりも電流積算量推定値Smのほうが小さい場合(ステップS470においてNO)、パラメータ推定部130Bは、ステップS490により、次回の正負極組成対応ずれ容量ΔQsの計算における下限値ΔQs_lを、今回の正負極組成対応ずれ容量の候補値ΔQs_eに置き換える。つまり、パラメータ推定部130Bは、次回の探索処理における候補値ΔQs_eの探索範囲を、ΔQs_eからΔQs_hまでの範囲に狭める。
ステップS480またはステップS490の処理が終了すると、パラメータ推定部130Bは、ステップS500により、上限値ΔQs_hと下限値ΔQs_lとの差(ΔQs_h−ΔQs_l)が所定値ΔQs_minより小さいか否かを判定する。(ΔQs_h−ΔQs_l)の値が所定値ΔQs_minよりも小さい場合(ステップS500においてYES)、全体の処理が終了する。したがって、ステップS285の処理が終了する。図39に戻り、ステップS285の処理が終了すると、全体の処理が終了する。一方、(ΔQs_h−ΔQs_l)の値が所定値ΔQs_min以上である場合(ステップS500においてNO)、全体の処理はステップS410に戻る。したがってこの場合には、2分法により容量結劣化パラメータの探索が繰り返し実行される。
このように実施の形態4によれば、電流積算量推定値に応じて正負極組成対応ずれ容量の探索範囲を狭める処理、その狭くなった探索範囲内で正負極組成対応ずれ容量の候補値を求める処理、算出された候補値に基づいて局所的SOCに対する開放電圧の変化特性を求める処理、および、その開放電圧の変化特性に基づいて開放電圧を移動させるために必要な電池電流の積算量を推定する処理を、この順に繰返して実行する。これにより、電流積算量推定値Smと実電流積算値Siとの差(推定誤差)が最小となるように正負極組成対応ずれ容量ΔQsが推定される。すなわち実施の形態4では、開放電圧の変化(開放電圧OCV1から開放電圧OCV2への変化)に対する推定誤差(電流積算量推定値Smと実電流積算値Siとの差)が最小(たとえば0)となるように、容量劣化パラメータである正負極組成対応ずれ容量ΔQsを推定する。これにより、算出した開放電圧OCV1,OCV2および実測した電流積算値Siに対して最適な容量劣化パラメータ(正負極組成対応ずれ容量ΔQs、正極容量維持率k1、および負極容量維持率k2)を算出できる。
なお、正負極組成対応ずれ容量ΔQsの候補値に基づいて局所的SOCに対する開放電圧の変化特性を求める処理、すなわち容量劣化パラメータを、電池内部状態を推定するための電池モデルに反映させる方法は、実施の形態1による方法と同様であるので、以後の説明は繰返さない。実施の形態4によれば、実施の形態1と同様に、容量劣化パラメータの推定および更新、ならびに電池モデルへの容量劣化パラメータの反映を繰返して実行することにより、容量劣化による開放電圧の変化を電池モデルに適用することができる。したがって実施の形態4によれば、実施の形態1と同様に、容量劣化の生じた二次電池に対して、充電率および電池電流等の内部状態を精度よく推定できる。
さらに実施の形態4によれば、容量劣化パラメータ推定時における、SOC推定値に対する電流積算推定誤差が次第に小さくなるとともに、(22)式によって表わされる、単位極板面積あたりの劣化電池の満充電容量推定値も実際の電池の満充電容量値に次第に近づく。したがって、(24)式により満充電容量の変化率を算出することが可能になるので、これらの値を用いて電池の劣化状態を判定することが可能となる。
さらに実施の形態4によれば、実施の形態1による容量推定方法において起こる可能性がある以下のような問題も解決することが可能になるので、実施の形態1よりも、二次電池の劣化状態における開放電圧および容量の推定精度を高めることが可能になる。
まず、実施の形態1では、電池モデルによって推定された電池電流の積算値が実電流積算値に近づくように、正負極組成対応ずれ容量ΔQsを補正する。さらに実施の形態1では、測定された電池電圧に基づいて電池モデルが計算される。算出された開放電圧特性が二次電池の実際の開放電圧特性と異なる場合、電池状態推定部は開放電圧特性のずれを補正するために、電池電流の推定値を少し過大(あるいは過小)に算出する。これにより、図41に示すように、開放電圧がOCV1からOCV2まで変化するときの特性として電池モデルに従って算出された開放電圧特性は、実際の開放電圧特性(二次電池劣化後の開放電圧特性)に少しずつ近づく。
しかし、二次電池の実際の開放電圧がOCV2のまま変化しないと仮定しても、電池モデルに従って算出された開放電圧は、OCV2に少しずつ近づくことしかできない。このため、実施の形態1では、推定電流および実電流の積算が長時間継続されることが起こりうる。
実施の形態1では、SOC推定値が安定した状態(すなわち局所的SOCθiの変化率が小さい状態)となり、かつ、そのSOC推定値が所定のSOC範囲A2に含まれる場合に推定電流および実電流の積算を終了させる。ただし、開放電圧および容量を精度よく推定するためには、電池モデルにより得られる開放電圧が実際の開放電圧OCV2に追いつくまで推定電流および実電流の積算を行なうことが好ましい。しかしながら実電流の積算を長時間行なうことによって、電流センサ20の検出誤差が長時間にわたり積算される。このため電流積算推定誤差ΔSiが増幅されることになる。
また、開放電圧のずれを補正するために電池モデルに定常的に流れる電流は小さな値である。したがってSOC推定値(あるいは局所的SOC)が安定したと判定されることにより電流値の積算を終了させた場合、算出された開放電圧と二次電池の実際の開放電圧との差が比較的大きな状態で電流値の積算が終了する可能性がある。この場合、開放電圧特性の推定精度に影響が生じる可能性がある。
これに対して実施の形態4では、電池電圧を直接測定することによって、その時点での実際の開放電圧を算出する。すなわち実施の形態4では、開放電圧特性および容量の推定には推定電流が用いられない。推定電流を用いないことで、電池モデルの開放電圧が実際の開放電圧に追いついたかどうかの判定を不要とすることができる。すなわち、実施の形態4によれば、電池モデルにより得られる開放電圧が実際の開放電圧に追いつくまで電流値の積算を継続する必要はなく、二次電池が緩和していれば電流値の積算を終了することができる。よって、電流センサの検出誤差が積算されることによる推定誤差が生じにくくなるので、実施の形態1よりも推定精度を高めることが可能となる。
また、実施の形態1によれば、推定電流は測定した電池電圧から電池モデル式を用いて算出される。したがって直流抵抗Raの推定が不十分である場合には、誤った電池電流を推定する可能性が生じる。上述のように、実施の形態4によれば開放電圧特性および容量の推定に推定電流が用いられないので、直流抵抗の推定と電池電流積算値の推定とが干渉することを回避することができる。したがって、誤った電池電流積算値を推定する可能性を低くできるので、開放電圧および容量をより精度よく推定することができる。
さらに実施の形態4によれば、たとえば実験によって容量が劣化した場合の正負極組成対応ずれ容量ΔQsの範囲を、事前に予測することができる。したがって、想定される正負極組成対応ずれ容量ΔQsの範囲内で上限値ΔQs_hおよび下限値ΔQs_lを設定することができる。さらに、容量を推定するための開放電圧の範囲であるOCV1からOCV2の範囲では、電池モデルに従って正極開放電位および負極開放電位から算出される電流積算量の推定値は、正負極組成対応ずれ容量ΔQsの減少に対して単調減少する。したがって2分法により正負極組成対応ずれ容量ΔQsの最適値を求めることができる。これにより、1回の推定で容量を求めることができる。
なお、実施の形態4においても、実施の形態3に示したSOCを移動させる制御が実行されてもよい。これにより、定期的に容量劣化パラメータを推定することが可能になる。また、SOCの移動幅を十分に大きくすることが可能になるので、容量劣化パラメータを精度良く推定することが可能になる。
以上説明した実施の形態では、二次電池をリチウムイオン電池として説明したが、本発明による二次電池の状態推定装置は、リチウムイオン電池以外の他の二次電池にも、負荷の種類を特に限定することなく適用することが可能である。たとえばニッケル水素電池では、活物質内部での反応関与物質としてプロトンの濃度分布を拡散方程式により算出し、開放電圧を活物質表面のプロトンの関数として定義することによって、本発明の手法を同様に適用することが可能となる。また、その他の種類の二次電池についても、同様の電池モデル式中の所定パラメータについて、初期状態のパラメータ値からの変化率を推定する構成とすれば、同様の効果を得ることが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態による二次電池の状態推定装置が適用される、二次電池を電源とする電源システムの概略構成を示すブロック図である。 電池モデルによって表現される二次電池10の内部構成の概略を説明する概念図である。 局所的SOCの変化に対する開放電圧の変化特性を示すマップの構成例を示す概念図である。 電池温度の変化に対する拡散係数の変化特性を示す概念図である。 本発明の実施の形態による電池モデル式を用いた充電率(SOC)の推定方法を説明するフローチャートである。 活物質モデル内の平均リチウム濃度と充電率との関係を示すマップの構成例を示す概念図である。 二次電池の初期状態および劣化後における、満充電状態からの放電時間に対する開放電圧の変化特性の一例を示した図である。 単極容量の減少に伴う単極開放電位の変化を示した模式図である。 正負極間の組成対応のずれを示した模式図である。 劣化による正負極組成の対応ずれを説明する模式図である。 正極活物質内部の平均充電率θ1aveおよび負極活物質内部の平均充電率θ2aveの間に成り立つ関係式を説明するための図である。 実施の形態1による、電池の容量劣化の推定構成を説明するブロック図である。 図12に示した構成による、電池の容量劣化の推定タイミングを説明する図である。 容量劣化パラメータ推定のためのSOC推定値の条件を示す概念図である。 二次電池が劣化した場合における、SOC推定値に対する実電流積算値Siおよび推定電流積算値Sieの関係を示した図である。 図15に基づく電流積算推定誤差ΔSiとSOCとの関係を示した図である。 パラメータ推定部130による容量劣化パラメータの推定処理を説明するフローチャートである。 電池状態推定部110による電池モデルの初期化に実行される、容量劣化パラメータの電池モデルへの反映処理を説明するフローチャートである。 容量劣化パラメータの推定と電池モデルへの容量劣化パラメータの反映を繰返した時の、SOC推定値に対する電流積算推定誤差ΔSiの変化を示した図である。 正負極組成対応ずれ容量ΔQsを繰返して推定した結果を示した図である。 容量劣化パラメータの学習が行なわれていない場合におけるSOC推定値の時間推移を示した図である。 図21に基づくSOC推定誤差を示した図である。 容量劣化パラメータの学習を行なった場合におけるSOC推定値の時間推移を示した図である。 図23に基づくSOC推定誤差を示した図である。 二次電池の加速劣化試験を行なった際における満充電容量維持率dQrateの推定結果を示す図である。 実施の形態2による、電池の容量劣化の推定構成を説明するブロック図である。 電池電流Ibと電池温度Tbから電池の充電率推定値および電池電圧推定値Vを算出する方法を説明するフローチャートである。 SOCの変化量ΔSOCに対する電池電圧推定値と電池電圧測定値との誤差ΔVの関係を示す模式図である。 パラメータ推定部130Aによる容量劣化パラメータの推定処理を説明するフローチャートである。 図1に示した電源システムにおけるSOC移動制御を説明するブロック図である。 容量劣化パラメータ推定のためのSOC移動制御の概念図である。 実施の形態3による容量劣化パラメータの推定およびSOC移動制御を説明するブロック図である。 実施の形態3によるSOC移動制御の第1の変形例を示すブロック図である。 実施の形態3によるSOC移動制御の第2の変形例を示すブロック図である。 実施の形態3によるSOC移動制御の第3の変形例を示すブロック図である。 実施の形態3によるSOC移動制御の第4の変形例を示すブロック図である。 本実施の形態による容量劣化パラメータ推定のためのSOC移動制御の実験データの例を示す図である。 実施の形態4による電池の容量劣化の推定構成を示すブロック図である。 パラメータ推定部130Bによる容量劣化パラメータの推定処理を説明するフローチャートである。 図39に示したステップS285の探索処理を詳細に説明するフローチャートである。 開放電圧がOCV1からOCV2まで変化するときの開放電圧として、算出された開放電圧特性と、劣化した実際の二次電池の開放特性とを示す図である。
符号の説明
10 二次電池、12 負極、13,16 電流コレクタ、14 セパレータ、15 正極、18 活物質、20 電流センサ、30 電圧センサ、40 温度センサ、50 負荷、60 負荷制御装置、100 ECU、110,110A 電池状態推定部、115 電池モデル部、120 パラメータ特性マップ記憶部、130,130A,130B パラメータ推定部、150 満充電容量推定部、160 劣化判定部、170 推定実行条件判定部、175 カウンタ、180 目標値設定部、200 容量劣化推定部、210 車両ECU。

Claims (23)

  1. 二次電池の電池電圧、電池電流および電池温度を検出するための検出手段と、
    前記電池温度の検出値と、前記電池電圧および前記電池電流のうちの一方である第1状態量の検出値とに基づいて、電池モデル式に従って、前記二次電池の充電率と、前記二次電池の開放電圧と、前記電池電圧および前記電池電流のうちの他方である第2状態量とを逐次推定する電池状態推定手段と、
    前記第2状態量の検出値および推定値に基づいて、前記第2状態量の検出値および推定値間の差異を表わす推定誤差を算出するとともに、前記充電率および前記開放電圧のいずれか一方と前記推定誤差とに基づいて、前記電池モデル式に用いられるパラメータ群のうち、前記二次電池の状態変化に応じて変化する所定のパラメータを推定するパラメータ推定手段とを備え、
    前記電池状態推定手段は、前記パラメータ推定手段による前記所定パラメータの推定結果を前記電池モデル式に反映させることによって正極開放電位および負極開放電位を補正するとともに、補正された前記正極開放電位および前記負極開放電位に基づいて前記開放電圧を推定する、二次電池の状態推定装置。
  2. 前記パラメータ推定手段は、前記充電率に対する前記推定誤差の変化率が最小となるように、前記所定のパラメータを推定する、請求項1に記載の二次電池の状態推定装置。
  3. 前記第1状態量および前記第2状態量は、それぞれ前記電池電圧および前記電池電流であり、
    前記推定誤差は、前記電池電流の検出値の積算結果と、前記電池電流の推定値の積算結果との差分である、請求項1または2に記載の二次電池の状態推定装置。
  4. 前記第1状態量および前記第2状態量は、それぞれ前記電池電流および前記電池電圧であり、
    前記推定誤差は、前記電池電圧の検出値と、前記電池電圧の推定値との差分である、請求項1または2に記載の二次電池の状態推定装置。
  5. 前記パラメータ推定手段は、前記開放電圧に対する前記推定誤差が最小となるように、前記所定のパラメータを推定する、請求項1に記載の二次電池の状態推定装置。
  6. 前記推定誤差は、前記開放電圧が第1の開放電圧から第2の開放電圧まで変化するために必要な前記電池電流の積算値を推定した結果と、前記開放電圧が前記第1の開放電圧から前記第2の開放電圧まで変化するときの前記電池電流の検出値の積算結果との差分である、請求項5に記載の二次電池の状態推定装置。
  7. 前記パラメータ推定手段は、前記充電率の推定値が所定の第1の範囲内であり、かつ前記二次電池が緩和した状態である場合に前記電池電流の検出値の積算を開始し、前記充電率の推定値が所定の第2の範囲内であり、かつ前記電池が緩和した状態である場合に前記電池電流の検出値の積算を終了する、請求項6に記載の二次電池の状態推定装置。
  8. 前記パラメータ推定手段は、前記所定のパラメータを、二分法を用いて推定する、請求項5から7のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
  9. 前記状態推定装置は、
    前記電池状態推定手段が推定した前記開放電圧が、前記二次電池の完全放電状態に対応する第1の電圧から、前記二次電池の満充電状態に対応する第2の電圧となる間における単位極板面積あたりの満充電容量を推定するとともに、その推定した満充電容量に前記二次電池の極板面積を乗じて前記二次電池の満充電容量を推定する満充電容量推定手段をさらに備える、請求項1から8のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
  10. 前記状態推定装置は、
    前記二次電池の初期状態における前記二次電池の満充電容量と、推定した前記二次電池の満充電容量との差に基づいて、前記二次電池の電池容量の劣化を判定する判定手段をさらに備える、請求項9に記載の二次電池の状態推定装置。
  11. 前記状態推定装置は、
    前記二次電池の初期状態における前記二次電池の満充電容量と、推定した前記二次電池の満充電容量との比に基づいて、前記二次電池の電池容量の劣化を判定する判定手段をさらに備える、請求項9に記載の二次電池の状態推定装置。
  12. 前記所定パラメータは、
    正極における単極容量の維持率と、
    負極における単極容量の維持率と、
    前記正極の活物質内部の平均充電率と前記負極の活物質内部の平均充電率との対応関係の初期状態からの変化による前記二次電池の電池容量の変動量とを含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
  13. 前記状態推定装置は、
    前記正極の活物質表面における局所的充電率と前記正極開放電位との関係、および、前記負極の活物質表面における局所的充電率と前記負極開放電位との関係を定義する開放電位特性データを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記電池状態推定手段は、前記パラメータ推定手段による前記所定パラメータの前記推定結果に基づいて、前記正極および前記負極の局所的充電率を補正して、その補正した局所的充電率および前記開放電位特性データに基づいて、前記正極開放電位および前記負極開放電位を補正する、請求項12に記載の二次電池の状態推定装置。
  14. 前記正極の活物質内部の平均充電率は、正極活物質において反応関与物質が取りうる最大の濃度に対する、前記正極活物質内の前記反応関与物質の平均濃度の比で表わされ、
    前記負極の活物質内部の平均充電率は、負極活物質において前記反応関与物質が取りうる最大の濃度に対する、前記負極活物質内の前記反応関与物質の平均濃度の比で表わされ、請求項12に記載の二次電池の状態推定装置。
  15. 前記電池状態推定手段は、前記正極開放電位と前記負極開放電位との電位差に基づいて前記開放電圧を推定する、請求項1から14のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
  16. 前記電池モデル式は、単位極板面積あたりの電池モデルを示した式である、請求項1から15のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
  17. 前記二次電池は、前記充電率の現在の値および前記充電率の目標値に基づいて、前記充電率が前記目標値に近づくように前記二次電池の充放電量を制御する充放電制御装置により充放電され、
    前記状態推定装置は、
    前記電池状態推定手段による前記二次電池の状態の推定を実行するための推定実行条件の成立の有無を判定して、前記推定実行条件が成立したと判定した場合に、前記電池状態推定手段に前記二次電池の状態の推定を開始させる推定実行判定手段と、
    前記推定実行判定手段により前記推定実行条件が成立したと判定された場合に、前記目標値を設定する目標充電率設定手段とをさらに備える、請求項1から16のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
  18. 前記推定実行判定手段は、前記電池状態推定手段による前記二次電池の状態の推定の終了から経過した時間が所定期間以上である場合に、前記推定実行条件が成立したと判定する、請求項17に記載の二次電池の状態推定装置。
  19. 前記充放電制御装置は、車両を走行させるための電動機を含み、
    前記推定実行判定手段は、前記電池状態推定手段による前記二次電池の状態の推定の終了後からの前記車両の走行距離が所定距離以上である場合に、前記推定実行条件が成立したと判定する、請求項17に記載の二次電池の状態推定装置。
  20. 前記推定実行判定手段は、
    前記電池状態推定手段から前記充電率および前記推定誤差を取得して、前記充電率が所定量変化するときの前記推定誤差が所定値以上である場合に、前記推定実行条件が成立したと判定する、請求項17に記載の二次電池の状態推定装置。
  21. 前記目標充電率設定手段は、前記充放電制御装置によって前記二次電池が放電されるように、前記目標値を設定する、請求項17から20のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
  22. 前記目標充電率設定手段は、前記二次電池の初期状態における満充電容量に対する現在の満充電容量の比である満充電容量維持率が所定値以下の場合には、前記満充電容量維持率が前記所定値より大きい場合に比較して、前記充電率の変化幅が大きくなるように、前記目標値を設定する、請求項17から20のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
  23. 前記推定実行判定手段は、前記二次電池の充放電電力が基準値を越えた場合において、前記電池状態推定手段による前記二次電池の状態の推定を中止させる、請求項17から22のいずれか1項に記載の二次電池の状態推定装置。
JP2008225085A 2008-09-02 2008-09-02 二次電池の状態推定装置 Active JP4649682B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008225085A JP4649682B2 (ja) 2008-09-02 2008-09-02 二次電池の状態推定装置
US13/061,008 US8615372B2 (en) 2008-09-02 2009-08-28 State estimating device for secondary battery
CN200980134084.5A CN102144169B (zh) 2008-09-02 2009-08-28 二次电池的状态推定装置
EP09811456.4A EP2325664B1 (en) 2008-09-02 2009-08-28 State estimating device for secondary battery
PCT/JP2009/065086 WO2010026930A1 (ja) 2008-09-02 2009-08-28 二次電池の状態推定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008225085A JP4649682B2 (ja) 2008-09-02 2008-09-02 二次電池の状態推定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010060384A JP2010060384A (ja) 2010-03-18
JP4649682B2 true JP4649682B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=41797098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008225085A Active JP4649682B2 (ja) 2008-09-02 2008-09-02 二次電池の状態推定装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8615372B2 (ja)
EP (1) EP2325664B1 (ja)
JP (1) JP4649682B2 (ja)
CN (1) CN102144169B (ja)
WO (1) WO2010026930A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104813181A (zh) * 2012-12-17 2015-07-29 三菱重工业株式会社 参数推断装置、参数推断方法、蓄电系统及程序
US10073147B2 (en) 2013-05-16 2018-09-11 Nec Corporation Battery state estimation device, battery state management system, battery, battery state estimation method, and non-transitory storage medium
DE112012006216B4 (de) 2012-04-11 2019-03-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Akkumulatorstatusabschätzvorrichtung

Families Citing this family (183)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4703593B2 (ja) * 2007-03-23 2011-06-15 株式会社豊田中央研究所 二次電池の状態推定装置
US8754611B2 (en) 2008-04-11 2014-06-17 Apple Inc. Diffusion-limited adaptive battery charging
US9263773B2 (en) * 2010-01-19 2016-02-16 Gs Yuasa International Ltd. Secondary battery state of charge determination apparatus, and method of determining state of charge of secondary battery
JP5520657B2 (ja) * 2010-03-30 2014-06-11 古河電気工業株式会社 充電率推定方法、充電率推定装置及び二次電池電源システム
EP2557428B1 (en) * 2010-04-09 2015-07-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Secondary battery degradation determination device and degradation determination method
JP5537236B2 (ja) * 2010-04-13 2014-07-02 トヨタ自動車株式会社 リチウムイオン二次電池の劣化判定装置および劣化判定方法
CN102939683B (zh) * 2010-05-17 2015-03-11 丰田自动车株式会社 二次电池的价值推算装置和价值推算方法
US11740294B2 (en) 2010-06-03 2023-08-29 Midtronics, Inc. High use battery pack maintenance
JP5829681B2 (ja) 2010-06-03 2015-12-09 ミッドトロニクス インコーポレイテッド 電気自動車用バッテリパックのメンテナンス
US10046649B2 (en) 2012-06-28 2018-08-14 Midtronics, Inc. Hybrid and electric vehicle battery pack maintenance device
JP5341823B2 (ja) * 2010-06-07 2013-11-13 トヨタ自動車株式会社 リチウムイオン二次電池の劣化判定システムおよび劣化判定方法
JP5343168B2 (ja) * 2010-06-24 2013-11-13 パナソニック株式会社 電池の劣化度を取得するための方法及びそのシステム
JP5439298B2 (ja) * 2010-06-30 2014-03-12 本田技研工業株式会社 電動車両における放電制御装置
JP5842421B2 (ja) * 2010-07-20 2016-01-13 日産自動車株式会社 電池状態推定装置
JP5174111B2 (ja) * 2010-09-27 2013-04-03 三菱重工業株式会社 電池システム
JP5673083B2 (ja) * 2010-12-24 2015-02-18 株式会社Gsユアサ 非水電解質二次電池のocv特性推定方法、ocv特性推定装置及び蓄電システム
JP5673097B2 (ja) * 2010-12-28 2015-02-18 株式会社Gsユアサ 非水電解質二次電池のocv特性推定方法、ocv特性推定装置及び蓄電システム
FR2976364A1 (fr) * 2011-06-07 2012-12-14 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede de determination de l'etat de charge et de l'etat de sante d'une batterie
US10234512B2 (en) 2011-06-11 2019-03-19 Sendyne Corporation Current-based cell modeling
JP5582099B2 (ja) * 2011-06-21 2014-09-03 株式会社Gsユアサ 電池寿命劣化推定装置、電池寿命劣化推定方法及び蓄電システム
JP5875037B2 (ja) * 2011-07-08 2016-03-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation バッテリの状態予測システム、方法及びプログラム
US8612078B2 (en) * 2011-08-08 2013-12-17 Bae Systems Controls Inc. Parallel hybrid electric vehicle power management system and adaptive power management method and program therefor
JP5870590B2 (ja) * 2011-09-29 2016-03-01 ミツミ電機株式会社 電池状態計測方法及び電池状態計測装置
JP2013083612A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Mitsumi Electric Co Ltd 電池状態計測方法及び電池状態計測装置
US10429449B2 (en) 2011-11-10 2019-10-01 Midtronics, Inc. Battery pack tester
KR101648889B1 (ko) * 2011-12-06 2016-08-18 삼성에스디아이 주식회사 배터리 팩 제어 장치 및 이를 포함하는 에너지 저장 시스템
TWI426288B (zh) 2011-12-26 2014-02-11 Ind Tech Res Inst 電池老化估測方法
JP5825101B2 (ja) * 2011-12-28 2015-12-02 株式会社Gsユアサ 非水電解質二次電池のocv特性推定装置、ocv特性推定方法、蓄電システム及び組電池
KR101352841B1 (ko) 2012-01-03 2014-01-20 주식회사 엘지화학 전지 soc 추정 방법 및 시스템
JP5761378B2 (ja) 2012-01-13 2015-08-12 トヨタ自動車株式会社 二次電池の制御装置および制御方法
US9735591B2 (en) * 2012-02-27 2017-08-15 Kyocera Corporation Control apparatus, control system, and storage battery control method
WO2013140781A1 (ja) * 2012-03-19 2013-09-26 パナソニック株式会社 蓄電池監視方法、蓄電池監視システム、および、蓄電池システム
AT512745B1 (de) * 2012-03-28 2013-12-15 Avl List Gmbh Verfahren zur Bestimmung der Kapazität C einer Energiespeichervorrichtung
JP5704108B2 (ja) * 2012-03-30 2015-04-22 トヨタ自動車株式会社 電池システムおよび推定方法
EP2837944B1 (en) * 2012-04-30 2019-05-01 LG Chem, Ltd. Method and apparatus for estimating parameters of a secondary battery
JP2013247003A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Sony Corp 二次電池の充電制御装置、二次電池の充電制御方法、二次電池の充電状態推定装置、二次電池の充電状態推定方法、二次電池の劣化度推定装置、二次電池の劣化度推定方法、及び、二次電池装置
KR101504804B1 (ko) * 2012-06-05 2015-03-20 주식회사 엘지화학 노화를 고려한 이차 전지의 상태 추정 방법 및 장치
JP6029251B2 (ja) * 2012-06-13 2016-11-24 エルジー・ケム・リミテッド 混合正極材を含む二次電池の充電状態推定装置及び方法
US11325479B2 (en) 2012-06-28 2022-05-10 Midtronics, Inc. Hybrid and electric vehicle battery maintenance device
JP5878088B2 (ja) * 2012-06-28 2016-03-08 株式会社日立製作所 電池モジュールおよびその状態推定方法
JP5864380B2 (ja) * 2012-08-02 2016-02-17 トヨタ自動車株式会社 二次電池の状態推定装置
JP5962762B2 (ja) * 2012-08-09 2016-08-03 トヨタ自動車株式会社 蓄電システム
US9081068B2 (en) * 2012-09-18 2015-07-14 Apple Inc. Method and apparatus for determining a capacity of a battery
KR101547006B1 (ko) * 2012-10-26 2015-08-24 주식회사 엘지화학 배터리 잔존 용량 추정 장치 및 방법
DE112013005699B4 (de) * 2012-11-29 2023-03-23 Mitsubishi Electric Corporation Schätzvorrichtung für einen internen Zustand einer Batterie
JP2013253991A (ja) * 2012-11-30 2013-12-19 Gs Yuasa Corp 蓄電素子の劣化後容量推定装置、劣化後容量推定方法及び蓄電システム
CN103018680B (zh) * 2012-12-11 2014-07-16 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 一种电池电量计量方法、计量装置以及电池供电设备
JP6012447B2 (ja) * 2012-12-13 2016-10-25 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置、電池パック、及び電子機器
JP5971477B2 (ja) * 2012-12-25 2016-08-17 トヨタ自動車株式会社 二次電池の状態推定装置
JP6209821B2 (ja) * 2013-01-16 2017-10-11 日産自動車株式会社 アイドルストップ車両
WO2014119328A1 (ja) * 2013-02-01 2014-08-07 三洋電機株式会社 電池状態推定装置
JP6097599B2 (ja) * 2013-03-07 2017-03-15 古河電気工業株式会社 二次電池の状態検知方法及び状態検知装置
US8751087B1 (en) 2013-03-07 2014-06-10 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Hybrid vehicle system loss learning
US9500538B2 (en) * 2013-03-14 2016-11-22 Google Inc. Method and apparatus for determining a thermal state of a battery taking into account battery aging
JP6095502B2 (ja) * 2013-06-25 2017-03-15 株式会社マキタ バッテリパック
EP3051305B1 (en) * 2013-09-25 2019-04-17 Hitachi, Ltd. Status determining method for secondary battery, status determining apparatus for secondary battery, secondary battery system, and charge/discharge control apparatus having status determining apparatus
CN105556323B (zh) * 2013-10-29 2019-01-04 松下知识产权经营株式会社 电池状态估计装置
KR101459968B1 (ko) * 2013-11-19 2014-11-10 현대자동차주식회사 전기자동차 충전 요구량 검증 방법 및 이에 사용되는 시스템
CN103792490B (zh) * 2013-11-22 2016-08-17 广州视源电子科技股份有限公司 测量和计算系统电池电量的方法
JP6260812B2 (ja) * 2013-12-05 2018-01-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 電池残存容量推定装置、電池残存容量判定方法及び電池残存容量判定プログラム
JP6151163B2 (ja) * 2013-12-06 2017-06-21 株式会社東芝 電池状態算出装置および電池状態算出方法
US10843574B2 (en) * 2013-12-12 2020-11-24 Midtronics, Inc. Calibration and programming of in-vehicle battery sensors
US9446678B2 (en) * 2014-03-05 2016-09-20 Ford Global Technologies, Llc Battery model with robustness to cloud-specific communication issues
JP2015178963A (ja) 2014-03-18 2015-10-08 株式会社東芝 算出装置及び算出方法
US9581988B2 (en) * 2014-06-05 2017-02-28 Ford Global Technologies, Llc Method and system for battery state of charge estimation
US10288691B2 (en) * 2014-06-05 2019-05-14 Ford Global Technologies, Llc Method and system for estimating battery model parameters to update battery models used for controls
JP6370902B2 (ja) * 2014-06-24 2018-08-15 株式会社東芝 蓄電池システムの劣化制御装置及びその方法
US10473555B2 (en) 2014-07-14 2019-11-12 Midtronics, Inc. Automotive maintenance system
US20160018468A1 (en) * 2014-07-21 2016-01-21 Richtek Technology Corporation Method of estimating the state of charge of a battery and system thereof
US20160023567A1 (en) * 2014-07-28 2016-01-28 Ford Global Technologies, Llc Temperature dependent electrochemical battery model for vehicle control
US10222397B2 (en) 2014-09-26 2019-03-05 Midtronics, Inc. Cable connector for electronic battery tester
US9843069B2 (en) 2014-09-26 2017-12-12 Ford Global Technologies, Llc Battery capacity degradation resolution methods and systems
JP6488105B2 (ja) 2014-10-28 2019-03-20 株式会社東芝 蓄電池評価装置及び方法
JP6102891B2 (ja) * 2014-11-11 2017-03-29 トヨタ自動車株式会社 電池システム
JP6610558B2 (ja) * 2014-11-19 2019-11-27 株式会社Gsユアサ 二次電池の管理装置および二次電池の管理方法
FR3029315B1 (fr) * 2014-11-28 2016-12-09 Renault Sa Procede automatique d'estimation de la capacite d'une cellule d'une batterie
US10317468B2 (en) 2015-01-26 2019-06-11 Midtronics, Inc. Alternator tester
US20170274794A1 (en) * 2015-02-13 2017-09-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Cell status estimation device and power supply device
JP6245224B2 (ja) * 2015-06-09 2017-12-13 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両
RU2690724C1 (ru) * 2015-11-20 2019-06-05 Ниссан Мотор Ко., Лтд. Устройство оценки коэффициента емкости или способ оценки коэффициента емкости
JP6380417B2 (ja) * 2016-01-21 2018-08-29 横河電機株式会社 二次電池容量測定システム及び二次電池容量測定方法
US10300807B2 (en) 2016-02-04 2019-05-28 Johnson Controls Technology Company Systems and methods for state of charge and capacity estimation of a rechargeable battery
JP6615011B2 (ja) * 2016-03-09 2019-12-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 電池管理システム、電池システムおよびハイブリッド車両制御システム
JP6562856B2 (ja) * 2016-03-17 2019-08-21 株式会社クボタ 多目的車両
JP6651930B2 (ja) * 2016-03-24 2020-02-19 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド自動車
JP6647111B2 (ja) 2016-03-29 2020-02-14 古河電気工業株式会社 二次電池劣化推定装置および二次電池劣化推定方法
JP6339618B2 (ja) 2016-03-29 2018-06-06 古河電気工業株式会社 二次電池劣化推定装置および二次電池劣化推定方法
US9707855B1 (en) * 2016-04-15 2017-07-18 Ford Global Technologies, Llc Battery overcurrent diagnostic system
WO2017183238A1 (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 ソニー株式会社 充放電制御装置、充放電制御方法、電池パック、電子機器、電動車両、電動工具および電力貯蔵システム
JP6481661B2 (ja) * 2016-06-10 2019-03-13 トヨタ自動車株式会社 電池システム
JP6326452B2 (ja) * 2016-06-15 2018-05-16 本田技研工業株式会社 電池状態推定装置および電池状態推定方法
US10608353B2 (en) 2016-06-28 2020-03-31 Midtronics, Inc. Battery clamp
US12320857B2 (en) 2016-10-25 2025-06-03 Midtronics, Inc. Electrical load for electronic battery tester and electronic battery tester including such electrical load
US11054480B2 (en) 2016-10-25 2021-07-06 Midtronics, Inc. Electrical load for electronic battery tester and electronic battery tester including such electrical load
JP6428743B2 (ja) * 2016-10-26 2018-11-28 トヨタ自動車株式会社 自動車
KR102634815B1 (ko) * 2016-11-22 2024-02-07 삼성전자주식회사 오차 보정에 기초한 배터리 상태 추정 방법 및 장치
JP6772791B2 (ja) * 2016-11-30 2020-10-21 トヨタ自動車株式会社 電池システム
KR102706941B1 (ko) * 2016-12-23 2024-09-13 삼성전자주식회사 배터리 이상 상태 확인 방법 및 장치
US10322688B2 (en) * 2016-12-30 2019-06-18 Textron Innovations Inc. Controlling electrical access to a lithium battery on a utility vehicle
CN108279382B (zh) * 2017-01-05 2022-06-21 中兴通讯股份有限公司 电池健康状态检测方法及装置
JP6567582B2 (ja) 2017-03-08 2019-08-28 株式会社東芝 充放電制御装置、使用条件作成装置、プログラム、及び蓄電システム
KR102179677B1 (ko) 2017-04-12 2020-11-17 주식회사 엘지화학 노이즈를 반영한 배터리 잔존 용량 산출 장치 및 방법
US10901042B2 (en) 2017-04-25 2021-01-26 GM Global Technology Operations LLC Method and apparatus for evaluating battery cells containing materials that exhibit voltage hysteresis
JP6864536B2 (ja) * 2017-04-25 2021-04-28 株式会社東芝 二次電池システム、充電方法、プログラム、及び車両
JP6939057B2 (ja) * 2017-04-27 2021-09-22 トヨタ自動車株式会社 車載の電池システムおよび電池の経年劣化推定方法
JP6822300B2 (ja) * 2017-04-27 2021-01-27 トヨタ自動車株式会社 充電率推定方法および車載の電池システム
KR102483644B1 (ko) * 2017-04-28 2023-01-02 삼성전자주식회사 충전가능한 배터리의 용량 저하율을 예측하는 방법 및 장치
JP6834757B2 (ja) * 2017-04-28 2021-02-24 トヨタ自動車株式会社 電池システム
DE102017208770B4 (de) * 2017-05-23 2019-03-28 Audi Ag Verfahren zur Prüfung eines Batteriezustands und Prüfvorrichtung zur Prüfung eines Batteriezustands
US10794958B2 (en) * 2017-07-03 2020-10-06 Dell Products L.P. System and method of determining battery system condition
CN107328991A (zh) * 2017-08-04 2017-11-07 福建升腾资讯有限公司 一种锂电池供电设备的功耗测试装置
KR102323029B1 (ko) * 2017-08-18 2021-11-05 주식회사 엘지에너지솔루션 자이로센서 및 수분감지센서를 이용한 배터리팩 내 누액 감지 장치 및 감지 방법
JP6904176B2 (ja) * 2017-09-01 2021-07-14 トヨタ自動車株式会社 二次電池の再利用方法および二次電池システム
JP6641334B2 (ja) * 2017-09-29 2020-02-05 本田技研工業株式会社 電池容量推定装置、方法及びプログラム
KR102248533B1 (ko) 2017-09-29 2021-05-04 주식회사 엘지화학 컨텍터의 고장률 예측 시스템 및 방법
JP6871145B2 (ja) * 2017-12-14 2021-05-12 本田技研工業株式会社 電池状態推定装置
JP6947014B2 (ja) * 2017-12-25 2021-10-13 トヨタ自動車株式会社 二次電池システムおよび二次電池の制御方法
JP6978339B2 (ja) * 2018-02-16 2021-12-08 株式会社半導体エネルギー研究所 二次電池の充電状態推定装置及び異常検出装置、及び二次電池の管理システム
CA3095272C (en) 2018-03-28 2021-11-30 Toyo System Co., Ltd. Degradation state determination device and degradation state determination method
JP7446990B2 (ja) * 2018-04-06 2024-03-11 株式会社半導体エネルギー研究所 蓄電装置の充電状態推定方法及び蓄電装置の充電状態推定システム
US11598817B2 (en) * 2018-04-17 2023-03-07 Mitsubishi Electric Corporation Storage cell diagnostic device and storage cell diagnostic method, and storage cell control system
JP6962265B2 (ja) * 2018-04-24 2021-11-05 トヨタ自動車株式会社 制御装置、制御方法および電池システム、並びに、それらを備える電動車両
JP7040284B2 (ja) * 2018-05-23 2022-03-23 トヨタ自動車株式会社 二次電池の劣化状態推定方法、劣化状態推定装置、制御方法、及び制御システム
WO2019230033A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 住友電気工業株式会社 パラメータ推定装置、パラメータ推定方法及びコンピュータプログラム
US11079441B2 (en) * 2018-06-05 2021-08-03 Honda Motor Co., Ltd. Internal resistance estimating method, and secondary battery charging device
WO2019235645A1 (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 バッテリ管理システム及びバッテリ管理方法
US11733304B2 (en) * 2018-06-27 2023-08-22 Nec Corporation Determination apparatus
JP6867987B2 (ja) 2018-10-09 2021-05-12 株式会社豊田中央研究所 電源装置の満充電容量推定装置
JP6713030B2 (ja) * 2018-10-12 2020-06-24 本田技研工業株式会社 診断システム、診断方法、及びプログラム
US11513160B2 (en) 2018-11-29 2022-11-29 Midtronics, Inc. Vehicle battery maintenance device
KR102720775B1 (ko) * 2018-12-10 2024-10-25 현대자동차주식회사 차량 및 그 제어 방법
JP7135843B2 (ja) * 2018-12-26 2022-09-13 トヨタ自動車株式会社 車両の電源装置
JP7039499B2 (ja) * 2019-01-04 2022-03-22 株式会社東芝 内部状態推定装置および方法、ならびに電池制御装置
WO2020166519A1 (ja) * 2019-02-13 2020-08-20 日本精工株式会社 電源電流制御装置、電動アクチュエータ製品、及び電動パワーステアリング装置
CN111722115B (zh) * 2019-03-18 2022-08-30 上海汽车集团股份有限公司 一种动力电池寿命预测方法及系统
JP2020152308A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 トヨタ自動車株式会社 車両
KR102768452B1 (ko) * 2019-04-05 2025-02-13 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 관리 장치 및 방법
CN111812531B (zh) * 2019-04-11 2023-04-07 东莞新能安科技有限公司 电池状态检测方法、设备及存储介质
US11566972B2 (en) 2019-07-31 2023-01-31 Midtronics, Inc. Tire tread gauge using visual indicator
KR102871419B1 (ko) * 2019-10-22 2025-10-15 삼성전자주식회사 배터리 상태 추정 방법 및 장치
US11545839B2 (en) 2019-11-05 2023-01-03 Midtronics, Inc. System for charging a series of connected batteries
US11668779B2 (en) 2019-11-11 2023-06-06 Midtronics, Inc. Hybrid and electric vehicle battery pack maintenance device
US11474153B2 (en) 2019-11-12 2022-10-18 Midtronics, Inc. Battery pack maintenance system
US11135939B2 (en) 2019-11-19 2021-10-05 Ford Global Technologies, Llc System and method for hybrid-electric vehicle battery capacity estimation
JP7427944B2 (ja) * 2019-12-06 2024-02-06 株式会社Gsユアサ 制御装置、劣化推定システム、制御方法、及びコンピュータプログラム
JP7513391B2 (ja) * 2019-12-19 2024-07-09 横河電機株式会社 二次電池管理システム及び二次電池管理方法
US11973202B2 (en) 2019-12-31 2024-04-30 Midtronics, Inc. Intelligent module interface for battery maintenance device
DE102020216599A1 (de) 2019-12-31 2021-07-01 Midtronics, Inc. Intelligente Modulschnittstelle für eine Batteriewartungsvorrichtung
US11498446B2 (en) * 2020-01-06 2022-11-15 Ford Global Technologies, Llc Plug-in charge current management for battery model-based online learning
US11486930B2 (en) 2020-01-23 2022-11-01 Midtronics, Inc. Electronic battery tester with battery clamp storage holsters
JP7234957B2 (ja) * 2020-02-03 2023-03-08 トヨタ自動車株式会社 バッテリー制御装置、方法、プログラム、及び車両
US11585862B2 (en) * 2020-02-28 2023-02-21 Denso Corporation Battery deterioration prediction system
JP7501384B2 (ja) * 2020-02-28 2024-06-18 株式会社デンソー 電池劣化予測システム
JP7089547B2 (ja) * 2020-04-30 2022-06-22 プライムアースEvエナジー株式会社 二次電池の状態判定方法及び状態判定装置
CN113740745B (zh) * 2020-05-29 2024-08-16 北京金风科创风电设备有限公司 电池检测方法、装置、介质及系统
JP7585633B2 (ja) * 2020-06-30 2024-11-19 株式会社デンソー 二次電池の劣化度判定システム用のサーバ及び外部端末、劣化度判定システム
KR102834460B1 (ko) 2020-12-28 2025-07-14 주식회사 엘지에너지솔루션 이차 전지 진단 장치 및 방법
KR102848878B1 (ko) * 2020-12-28 2025-08-20 주식회사 엘지에너지솔루션 이차 전지 진단 장치 및 방법
US20240319286A1 (en) * 2021-01-20 2024-09-26 Insurtap Inc. Diagnostic apparatus, diagnostic method, and non-transitory storage medium
CN112946498B (zh) * 2021-01-29 2023-05-23 蜂巢能源科技有限公司 电动势曲线的获得方法和装置、及处理器
JP7351319B2 (ja) * 2021-03-02 2023-09-27 トヨタ自動車株式会社 演算装置および全固体電池システム
US12517178B2 (en) 2021-05-27 2026-01-06 Midtronics, Inc. Battery monitoring system
JP7633098B2 (ja) * 2021-06-16 2025-02-19 日野自動車株式会社 バッテリ管理装置
JP7266907B2 (ja) * 2021-08-06 2023-05-01 東洋システム株式会社 電池性能評価装置および電池性能評価方法
JP7266125B2 (ja) * 2021-08-19 2023-04-27 株式会社日立製作所 電気車両用バッテリーの動的容量を推定するための方法とそのシステム
US12555965B2 (en) 2021-08-24 2026-02-17 Midtronics, Inc. Power adapter for automotive vehicle maintenance device
CN114035049B (zh) * 2021-11-08 2024-08-13 东软睿驰汽车技术(沈阳)有限公司 Soh精度的计算方法、装置和电子设备
JP2023102800A (ja) * 2022-01-13 2023-07-26 株式会社日立製作所 蓄電池劣化評価方法
JP7840698B2 (ja) * 2022-01-20 2026-04-06 日産自動車株式会社 電池状態推定システム及び電池状態推定方法
US12330513B2 (en) 2022-02-14 2025-06-17 Midtronics, Inc. Battery maintenance device with high voltage connector
JP7408711B2 (ja) * 2022-03-29 2024-01-05 本田技研工業株式会社 抵抗算出装置、抵抗算出方法及びプログラム
US12392833B2 (en) 2022-05-09 2025-08-19 Midtronics, Inc. Electronic battery tester
WO2024100975A1 (ja) * 2022-11-11 2024-05-16 株式会社村田製作所 二次電池モデルパラメータ生成方法、二次電池モデルパラメータ生成装置、二次電池診断方法、二次電池診断装置、充放電装置および二次電池パック
JP7659604B2 (ja) * 2023-09-15 2025-04-09 株式会社Kri 電池容量推定装置及び電池容量推定プログラム
KR20250078724A (ko) * 2023-11-24 2025-06-04 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 진단 장치 및 배터리 진단 방법
KR102945205B1 (ko) * 2023-11-24 2026-03-26 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 진단 장치 및 배터리 진단 방법
KR20250077909A (ko) * 2023-11-24 2025-06-02 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 진단 장치 및 배터리 진단 방법
KR102948249B1 (ko) * 2023-11-24 2026-04-02 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 진단 장치 및 배터리 진단 방법
JP2025169547A (ja) * 2024-05-01 2025-11-14 プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 電池の満充電容量推定方法、電池の満充電容量推定装置および電池の満充電容量推定プログラム
JP2025169545A (ja) * 2024-05-01 2025-11-14 プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 電池の満充電容量推定方法、電池の満充電容量推定装置および電池の満充電容量推定プログラム
AU2024446211A1 (en) * 2024-05-29 2026-01-22 Deepal Automobile Technology Co., Ltd. State of Charge Determining Method, State of Charge Determining Device, Device, Storage Medium and Program Product
WO2026048525A1 (ja) * 2024-08-29 2026-03-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 電池分析システム、電池分析方法および電池分析プログラム
WO2026048524A1 (ja) * 2024-08-29 2026-03-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 電池分析システム、電池分析方法および電池分析プログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003224901A (ja) 2001-10-30 2003-08-08 Yamaha Motor Co Ltd 電池容量管理方法及びその装置、並びに車両動力用電池の容量管理装置
DE10301823A1 (de) * 2003-01-20 2004-07-29 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Ermitteln der aus einem Energiespeicher entnehmbaren Ladung
JP2005037230A (ja) 2003-07-14 2005-02-10 Toyota Motor Corp 電池劣化検出装置および方法
JP4074596B2 (ja) 2004-03-18 2008-04-09 日立マクセル株式会社 充電電池あるいは充電電池パック
GB0425232D0 (en) * 2004-11-16 2004-12-15 Trw Ltd Determining the state of health of a battery
JP2007077597A (ja) 2005-09-12 2007-03-29 Chubu Electric Power Co Inc 石炭灰を主原料として用いた舗装材
KR100804698B1 (ko) * 2006-06-26 2008-02-18 삼성에스디아이 주식회사 배터리 soc 추정 방법 및 이를 이용하는 배터리 관리시스템 및 구동 방법
JP4802945B2 (ja) 2006-08-31 2011-10-26 トヨタ自動車株式会社 二次電池の制御システムおよびそれを搭載したハイブリッド車両
JP2008058278A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Toyota Motor Corp 二次電池の内部状態推定装置、二次電池の内部状態推定方法、プログラム、および記録媒体
JP4703593B2 (ja) 2007-03-23 2011-06-15 株式会社豊田中央研究所 二次電池の状態推定装置
JP4893653B2 (ja) * 2008-02-19 2012-03-07 トヨタ自動車株式会社 車両、二次電池の充電状態推定方法および車両の制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112012006216B4 (de) 2012-04-11 2019-03-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Akkumulatorstatusabschätzvorrichtung
US10725108B2 (en) 2012-04-11 2020-07-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Battery status estimating device
CN104813181A (zh) * 2012-12-17 2015-07-29 三菱重工业株式会社 参数推断装置、参数推断方法、蓄电系统及程序
US10073147B2 (en) 2013-05-16 2018-09-11 Nec Corporation Battery state estimation device, battery state management system, battery, battery state estimation method, and non-transitory storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
CN102144169A (zh) 2011-08-03
JP2010060384A (ja) 2010-03-18
EP2325664B1 (en) 2018-09-19
EP2325664A1 (en) 2011-05-25
WO2010026930A1 (ja) 2010-03-11
US20110161025A1 (en) 2011-06-30
CN102144169B (zh) 2014-04-09
WO2010026930A9 (ja) 2010-05-06
EP2325664A4 (en) 2014-06-25
US8615372B2 (en) 2013-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4649682B2 (ja) 二次電池の状態推定装置
JP4703593B2 (ja) 二次電池の状態推定装置
JP5864380B2 (ja) 二次電池の状態推定装置
JP5694088B2 (ja) 二次電池の劣化管理システム
US10838011B2 (en) Method for estimating state of charge and on-vehicle battery system
CN101346636B (zh) 二次电池的充电状态推定装置与充电状态推定方法
CN111796187B (zh) 二次电池的金属锂析出获知装置及方法
JP5971477B2 (ja) 二次電池の状態推定装置
JP5862836B2 (ja) 電池システム
JP6668905B2 (ja) 電池劣化推定装置
US9377512B2 (en) Battery state estimator combining electrochemical solid-state concentration model with empirical equivalent-circuit model
JP5687584B2 (ja) リチウムイオン蓄電池の状態測定装置
JP5537236B2 (ja) リチウムイオン二次電池の劣化判定装置および劣化判定方法
CN104220885B (zh) 电池状态推定装置
US20190033392A1 (en) Device for estimating degradation of secondary cell, and method for estimating degradation of secondary cell
CN104335057B (zh) 用于确定电池的实际容量的方法和设备
JP2018185259A (ja) 車載の電池システムおよび電池の経年劣化推定方法
JP2013046446A (ja) 車両用電源システム
JP5911407B2 (ja) バッテリの健全度算出装置および健全度算出方法
CN102540085B (zh) 储能系统模型中电气部件参数的优化方法及系统
CN118044041A (zh) 电池控制装置以及电池控制方法
JPH0784015A (ja) 鉛蓄電池の残存容量検出装置
WO2021066126A1 (ja) 推定装置、推定方法及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4649682

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250