JP4632147B2 - 金の分離を伴う銀地金の精錬方法 - Google Patents

金の分離を伴う銀地金の精錬方法 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は銀地金の精錬方法に関するものである。銀地金は、主な不純物としてのセレン(Se),鉛(Pb),金(Au),銅(Cu)及び白金族金属(PGM)他の、一般的に90%より多くの銀を含む、鉛−銀溶融物に由来する粗銀合金原料である。銀地金は通常、大きな注型品として利用可能である。
【0002】
銀地金合金を精錬するための技術の現状は、電解精錬である:陽極に注型した後、硝酸銀(AgNO3 )−硝酸(HNO3 )中で、この合金を電解精錬する。これにより、下記のアウトプットストリーム:
−ステンレススチール陰極シート上に析出した樹状突起として得られる精製された銀、
−前記陽極を取り囲む繊維製の袋内に捕集される、金(Au)及び白金族金属(PGM)を含む陽極スライム、
−硝酸銀(AgNO3 )−硝酸(HNO3 )電解液に関するブリード、
が生じる。
【0003】
電解液ブリードは、陽極から硝酸塩として完全に溶解する不純物、例えば鉛(Pb)及び銅(Cu)、又は一部溶解する不純物、例えばパラジウム(Pd)の蓄積を妨げるために必要である。
【0004】
ブリード処理のための第一の方法は、それ程貴ではない貴金属を伴うセメント結合による溶解した銀の回収である。鉛(Pb)及び銅(Cu)のような不純物は、硝酸塩を含むブリード溶液中に残る。
【0005】
ブリード処理のための第二の方法は、脱硝による方法であり、1993年発行のウルマン工業化学大辞典(Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry),第A24版,第134頁にブラックメルトプロセス(black melt process)としてもまた言及されている。この場合、水は電解液から蒸発され、そして無水の硝酸塩溶融物は少なくとも170℃に加熱される。白金族金属(PGM)の硝酸塩は不溶性酸化物に分解される。硝酸銅は、前記溶融物の温度により決定される程度に一部分解される。水との反応後、前記酸化物は硝酸銀(AgNO3 )を含む溶液から分離される。しかしながら、前記電解液から過剰の鉛(Pb)及び銅(Cu)を除去しなければならないとき、前記ブリードの少なくとも一部は、前記第一の方法に基づいて処理しなければならない。ここで再び銀を、不純物の鉛(Pb)を含む硝酸塩溶液を生じるセメント結合により回収しなければならない。
【0006】
前記二つの方法は、それ故、前記ブリードの複雑な処理をむしろ必要とし、それにより硝酸溶液が製造される。これらの更なる処理は、硝酸塩の排出を生じさせる。
【0007】
より高い濃度の鉛(Pb),銅(Cu)又はパラジウム(Pd)が銀(Ag)地金中に存在する場合、この不利益は、更に増大される:実際、相対的により多量の電解液をブリードすることによって、より多量の不純物を除去しなければならない。
【0008】
また、粗銀中の約2%より多いパラジウム(Pd)は、該パラジウム(Pd)がその後精製された銀(Ag)デポジット中に埋設されたとき、問題を生じさせる。
【0009】
電解精製法及び陽極スライム処理は二つとも、本質的に遅い。従って、金属類は長い残留時間を有し、そして精製プラントの残留量は、結果的に得る最終コストと同様に高い。
【0010】
本発明は、上述の不利益の解消に役立つ。更に、本新規方法は、最新技術の方法より高純度の銀(Ag)を生産する。
特開昭60−224720号公報に、銅(Cu)電解陽極スライムからの銀(Ag)の回収方法が開示されていることに注意すべきである。この方法は、銅(Cu)がほぼ完全に前記スライムから除去され、そして粗金属銀(Ag)が製造されることを前提とする。この粗銀(Ag)は、不純物の酸化及び除去を確実にするための酸素ガス(O 2 )搬送ガスの射出を伴う溶融工程に供される。溶融され精製された銀(Ag)はその後顆粒化され、そしてこの顆粒は硝酸(HNO 3 )に溶解される。得られた溶液はキレート樹脂を使用して洗浄され、そして銀(Ag)は、ヒドラジンを用いて還元することにより前記溶液から回収される。
しかしながら、前提となる銅(Cu)の除去は、その後塩化物類をそれらの金属形態に戻す前記陽極スライムの塩素化(湿式又は乾式)を必須とする複雑且つ冗長な方法である。
US−A−5000928には、超純粋な硝酸銀(AgNO 3 )の製造方法が記載されている。第一工程として、粗銀(Ag)は硝酸(HNO 3 )に溶解される。加熱及び曝気は前記溶解方法を促進する。別の工程は、不純物を沈殿させるためのアルカリ試薬の添加及び金属粉末として銀(Ag)を沈殿させるための選択的還元剤の使用を含む。その後、この粉末を再び硝酸に溶解し、そして超純粋な硝酸銀(AgNO 3 )がその溶液から結晶化される。
【0011】
本発明は、銀地金の精錬方法を開示する。本方法は、
50℃以上の温度で、好ましくは酸素ガス(O2 )に富む雰囲気中で、硝酸(HNO3 )を用いて銀地金を浸出し、その後濾過し、それにより、銀(Ag)に富む溶液(liquor)から金(Au)を含む残渣を分離する工程、
銀(Ag)に富む溶液を加熱し、それにより、水(H2 O)を蒸発させ、そして硝酸銀(AgNO3 )を含む溶融物を形成する工程、
硝酸銀(AgNO3 )を含む溶融物を少なくとも15分間300〜350℃の温度にて保持し、それにより、精製された硝酸銀(AgNO3 )と、基本的に全ての銅(Cu)及び白金族金属(PGM)を酸化物として含む脱硝残渣とからなる混合物を形成する工程、及び
220℃以上の温度で前記混合物を濾過し、それにより、精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )を得ることによるか、又は
前記混合物を水と反応させ、その後濾過し、それにより、精製された硝酸銀溶液を得ることにより、
前記精製された硝酸銀(AgNO3 )を前記脱硝残渣から分離する工程、
を含む。
【0012】
前記浸出操作は、大きな注型品の代わりに顆粒に対して行われる場合、大きく促進され得、その結果、より経済性を示し得る。この目的のため、前記浸出工程は、
銀地金を加熱し、それにより、溶融金属相バスを形成する工程、及び
前記溶融金属相を水中で顆粒化し、それにより、銀(Ag)に富む顆粒を形成する工程、
により先行され得、そして
前記浸出工程が銀(Ag)に富む顆粒に対して行われる
【0013】
前記溶融金属相からセレン(Se)及び鉛(Pb)を除去するため、前記顆粒化に必要な、上記溶融操作を利用する得ることは有用である。好ましくは酸素ガス(O2 )に富む空気を、1000〜1250℃、又は好ましくは1000〜1100℃の温度で前記溶融金属相内に射出することにより、該金属相からセレン(Se)をガス状二酸化セレン(SeO2 )として完全に除去することができる。前記溶融金属相が、1000〜1300℃、又は好ましくは1000〜1150℃の温度で酸性フラックスと接触され、それにより、鉛(Pb)が排出除去されることにより、前記相から鉛(Pb)が除去され得る
【0014】
この様にして、本方法の次工程で処理すべきセレン(Se)及び鉛(Pb)の量は実質的に減少される。セレン(Se)及び鉛(Pb)は何方かの順で除去され得る。
【0015】
上述のように、精製された乾燥硝酸銀(AgNO3 )が本方法で得られる場合、該硝酸銀はそれ自体商品化され得る。前記硝酸銀はまた、金属銀(Ag)に更に加工され得る。この目的のために、前記精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )を400℃以上の温度で元素銀(Ag)と窒素酸化物(NOx )とに分解し、酸化性雰囲気中で水(H2 O)を用いて窒素酸化物(NOx )を洗浄し、それにより、硝酸(HNO3 )を形成し、該硝酸を所望により前記浸出工程に再循環させる。
【0016】
上述のように、精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液が本方法で得られる場合、該硝酸銀溶液はそれ自体商品化され得る。前記硝酸銀溶液はまた、金属銀(Ag)に更に加工され得る。
【0017】
第一の方法は、前記精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液を水酸化ナトリウム(NaOH)又は水酸化カリウム(KOH)を用いて加水分解し、それにより、酸化銀(Ag2 O)の沈殿物を形成し、該酸化銀の沈殿物を濾過により分離し、そして前記酸化銀(Ag2 O)を300℃以上の温度で元素銀(Ag)と酸素ガス(O2 )とに分解する方法である。
【0018】
第二の方法は、前記精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液をHClと反応させ、それにより、塩化銀(AgCl)と硝酸(HNO3 )とを形成し、これらを濾過により分離し、前記硝酸(HNO3 )を所望により前記浸出工程に再循環させる方法である。次いで、前記塩化銀(AgCl)を還元剤の存在下で水酸化ナトリウム(NaOH)溶液と反応させることにより、又は、前記塩化銀(AgCl)を1000℃以上でソーダフラックスと共に加熱することにより、元素銀(Ag)と食塩(NaCl)とに転換する。
【0019】
本方法は、とりわけ高濃度の鉛(Pb),金(Au),銅(Cu)及びパラジウム(Pd)が存在する場合、粗銀を精製するために好適である。環境中に硝酸塩は排出されない。金(Au)及び白金族金属(PGM)は容易に分離され、そして銀(Ag)ストリームから回収される。それ故、高価な金属の残留量は、電解精製を用いる場合よりも非常に低い。
【0020】
本新規方法の必須で且つ好ましい操作条件を下記本文中で説明する。
【0021】
前記溶融金属相が水中で顆粒化される前にセレン(Se)が除去されない場合、硝酸(HNO3 )を用いて銀(Ag)を浸出する間、セレンは金(Au)を含む残渣中に濃縮される。この事は、金(Au)を含む残渣からの金(Au)の精製を非常に複雑にする。
【0022】
セレン(Se)の除去の間、バス温は1250℃を越えるべきでない。温度が高ければ高い程、セレン(Se)の除去速度がより低下する。それ故、1100℃までの温度が好ましい。前記バスは、どの様な場合も、1000℃以上、すなわち粗銀の融点よりかなり高く保持すべきである。二酸化セレン(SeO2 )の揮発速度を向上させるため、前記金属バスの表面から如何なるスラグをも除去することが望ましい。
【0023】
鉛(Pb)の除去の間、前記バス温は1300℃を越えるべきでない。耐熱摩耗(refractory wear) に関連して、1150℃までの温度が好ましい。鉛(Pb)を排出除去するために使用されるフラックスは、酸性タイプであるべきである。酸性フラックスは、基本成分として燐酸塩,珪酸塩又は硼酸塩を含むフラックスである。15:85ないし20:80の重量比の二酸化珪素(SiO2 )と四硼酸ナトリウム・5水和物(Na2 4 7 ・5H2 O)とからなるフラックスが推奨される。
【0024】
硝酸(HNO3 )を用いて銀(Ag)に富む顆粒を浸出する場合、最小限50℃の温度が必要である。より低い温度では、浸出反応が低下するか又は一時的に停止さえし、その後、激しく再開する。この様な不安定な挙動は、明確な安全理由のために回避されるべきである。更に、できる限り金(Au)に富む残渣を得るために、浸出の間、少なくとも70℃まで徐々に温度を上昇させることが推奨される。
【0025】
好ましくは、硝酸(HNO3 )の量及び濃度は、約1000g/lの銀(Ag)及び1.5Mの遊離硝酸(HNO3 )を含む硝酸銀(AgNO3 )溶液を得るように選択される。この様にして、加工処理すべき硝酸銀(AgNO3 )溶液の容積を低く保ち、そして前記溶液が45℃以上に保たれる限り、硝酸銀(AgNO3 )結晶化は回避される。
【0026】
浸出の間、前記反応混合物上に酸素ガス(O2 )に富む雰囲気を維持することが好ましい。この目的のため、容器は閉鎖タイプ又は加圧タイプであってよい。酸化性雰囲気は実際、前記浸出反応の副生成物である窒素酸化物(NOx )をその場で硝酸(HNO3 )に再循環するために役立つ。この反応は、
2NO+O2 →2NO2
及び
3NO2 +H2 O→2HNO3 +NO
である。
高い酸素ガス(O2 )分圧は、この反応速度を増加させるために役立つ。
【0027】
次の操作の目的は、銅(Cu),白金族金属(PGM)及び残渣の鉛(Pb)を銀(Ag)に富む溶液から分離することである。熱処理が適用され、それにより、大部分の不純物は脱硝する、すなわち、それらの硝酸塩は酸化物に分解し、不溶性残渣を形成する。この工程中、硝酸銀(AgNO3 )を含む溶融物の温度は220℃ないし350℃に保つべきである。少なくとも15分の保持時間は、充分な脱硝時間を確保するために必要である。
【0028】
しかしながら、銅(Cu)は銀(Ag)に対して10ppm以下に低減すべきであるため、硝酸銅(CuNO3 )を完全に分解するため、最低300℃以上の脱硝温度を維持すべきである。
【0029】
精製された硝酸銀(AgNO3 )と脱硝残渣との混合物を分離するための二つの方法がある。
【0030】
第一の方法は、溶融物としての前記混合物を濾過することである。前記濾過は、硝酸銀(AgNO3 )の固化温度よりかなり高い温度にあるように、少なくとも220℃の温度で行わなければならない。精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )が得られる。
【0031】
第二の方法は、先ず前記混合物を水と反応させ、次いで得られたスラリーを濾過することである。硝酸(HNO3 )浸出に対する上記説明の理由と同様の理由で、前記混合物と反応させる水の量は、好ましくは約1000g/lの銀(Ag)を含む精製された硝酸銀(AgNO3 )を得るように決定される。
【0032】
精製された硝酸銀(AgNO3 )又は硝酸銀(AgNO3 )溶液はそれ自体商品化され得る。しかしながら、元素銀(Ag)が必要な場合、その後上記方法に、銀(Ag)金属への精製された硝酸銀(AgNO3 )の変換のための方法が追加されるべきである。この目的のために、以下の本文中に記載された二つの方法の何れかが適用され得る。
【0033】
第一の方法において、精製された硝酸銀(AgNO3 )は炉内に射出され、400℃以上の温度で分解される。分解生成物は元素銀(Ag)及び窒素酸化物(NOx )である。スクラバーは前記窒素酸化物(NOx )を、前記浸出工程で再使用され得る硝酸(HNO3 )に転換する。煙塵中に存在するどの様な銀(Ag)化合物もまた、前記スクラバー中で硝酸銀(AgNO3 )に転換される。前記分解は、銀(Ag)の融点以下又は以上で行われ得る。後記の場合、硝酸銀(AgNO3 )の連続的加工処理により容易に役立つ。
【0034】
上記方法は通常、精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )に直接適用され得る;しかしながら、該方法は精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液にもまた適用可能であり、この場合、水を先ず蒸発させる。
【0035】
第二の方法は、精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液から出発する。第一工程において、酸化銀(AgO2 )のような不溶性の銀(Ag)化合物が、例えば、水酸化カリウム(KOH)、又は、好ましくは、水酸化ナトリウム(NaOH)を用いて硝酸銀(AgNO3 )溶液を加水分解することにより、沈殿される。後記の場合、加水分解の副生成物は硝酸ナトリウム(NaNO3 )溶液である。この硝酸ナトリウム(NaNO3 )溶液は比較的純粋であり、そして公知の乾燥又は結晶化方法により、固体硝酸ナトリウム(NaNO3 )に転換され得る。例えば、流動床乾燥を使用することにより、商品として利用可能なプリルと外観及び組成が同様な硝酸ナトリウム(NaNO3 )の顆粒が得られる。
【0036】
前記酸化銀(Ag2 O)は所望により洗浄され、その後、少なくとも300℃の温度で、銀(Ag)と酸素ガス(O2 )とに熱分解される。スポンジ状元素銀(Ag)が得られ、これは再溶融され、次いでインゴットに注型されるか又は顆粒化される。硝酸(HNO3 )を用いて前記銀(Ag)を浸出する前に前記溶融された銀地金から鉛(Pb)が大部分除去された場合、その後、前記スポンジ状元素銀(Ag)中にまだ存在するどの様な微量の鉛(Pb)も、銀(Ag)の再溶融及び注型の間の自然の揮発により、又は、比較的少量のシリカ−ボラックスベースのフラックス中の鉛(Pb)の吸収により、除去され得る。しかしながら、前記浸出工程前に前記溶融金属相から鉛(Pb)が除去されなかった、その後、該鉛(Pb)は、空気を吹き込むことによるか、又は、比較的多量のシリカ−ボラックスベースのフラックス中での吸収により、除去され得る。
【0037】
酸化銀(Ag2 O)の沈澱物の代替物は、塩化銀(AgCl)のような銀(Ag)のハロゲン化物の沈澱物である。これは、下記反応:
AgNO3 +HCl→AgCl+HNO3
に従って、前記精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液をHClと反応させることにより行われる。
その後、元素銀(Ag)を得るために、2種類の異なる反応様式が利用可能である。第一の様式に従って、ソーダフラックスと共に溶融することにより、塩化銀(AgCl)は金属銀(Ag)に変換される:
2AgCl+Na2 CO3 →2Ag+2NaCl+CO2 +1/2・O2
【0038】
第二の様式に従って、水性塩化銀(AgCl)懸濁液が形成され、その後、水酸化ナトリウム(NaOH)の添加の下で、水素ガス(H2 )を用いて、金属銀(Ag)に還元される。
前記反応は以下の通りである:
AgCl+NaOH+1/2・H2 →Ag+NaCl+H2
双方の代替物は、水溶液でも又は固体でも、通常害無く排出され得る塩化ナトリウム(NaCl)の生成を引き起こす。
【0039】
本発明の各基本工程を、実施例により更に説明する。
【0040】
実施例1
250kgの銀地金を溶融し、そして1050℃の温度にする。220リットル/時間の酸素ガス(O2 )で富ませた550リットル/時間の空気を、溶融バスに吹き込む。吹き込みの間に形成されるどの様なスラグも、該スラグが前記バス表面を完全に覆う前に好適に除去される。
【0041】
90分吹き込んだ後、83質量%の四硼酸ナトリウム・5水和物(Na2 4 7 ・5H2 O)と17質量%の二酸化珪素(SiO2 )とからなる10kgのフラックスを添加し、そして、550リットル/時間の空気と220リットル/時間の酸素ガス(O2 )との吹き込みを維持しながら、20分間前記バスと接触させる。20分後、溶融スラグを排出除去する。同様のガス射出を維持しながら、20分後に、フラックスの添加及び溶融スラグの除去を2回以上繰り返す。その後、溶融金属を50℃で水中で顆粒化する。
【0042】
銀地金の組成及び得られた銀(Ag)に富む顆粒の組成を下記表1に示す。本方法は、鉛(Pb)及びセレン(Se)をそれぞれ15ppm及び4ppm以下に低下させ得ることが判る。銀(Ag)中に残存する微量の鉛(Pb)及びセレン(Se)はまた、本方法の次の操作で一部除去され、代表的には2ppmの鉛(Pb)及び1ppm未満のセレン(Se)を含む精製された銀(Ag)が期待され得る。
【0043】
【表1】
Figure 0004632147
【0044】
実施例2
1kgの平均直径4mmの銀(Ag)に富む顆粒に、0.9リットルの60%硝酸(HNO3 )溶液を、水冷ジャケット反応容器中で0.45リットル/時間の流速で添加する。前記酸の添加の間、前記混合物の温度を60℃に保持する。純酸素ガス(O2 )を40g/時間の流速で、この懸濁液内に射出する。50kPaの過剰圧力が維持される。硝酸(HNO3 )の添加後、温度を80℃に上昇させる。その後、0.5時間、酸素ガス(O2 )を40g/時間の流速で射出する。得られた金(Au)を含む残渣と銀(Ag)に富む溶液との混合物を濾過により分離する。残渣を50mlの水で洗浄し、そして乾燥する。
【0045】
下記表2に組成を示す。金(Au)を含む残渣は非常に高い金(Au)含有量を有し、そしてこの残渣は銀(Ag)に富む顆粒中に存在する残渣セレン(Se)を捕捉する傾向がある。金(Au)の重大な意味を持つ程の量は前記銀(Ag)に富む溶液中に残らない。
【0046】
【表2】
Figure 0004632147
【0047】
実施例3
本実施例は、前記銀(Ag)に富む溶液の脱硝の効果を説明する。本例では、脱硝残渣は、精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )から熱濾過により分離される。
【0048】
270kgの銀地金を、実施例1に記載された方法と同様の方法で精製する。得られた銀(Ag)に富む顆粒を、その後、実施例2に記載された方法と同様の条件下で浸出する。1000g/lの銀(Ag)濃度の銀(Ag)に富む溶液を先ず蒸発させ、その後更に350℃で2時間加熱して溶融物にする。鉛の一部脱硝並びに銅(Cu)及び白金族金属(PGM)の実質的に完全な脱硝は、この温度で起こり、そしてこれらの金属の酸化物は不溶性脱硝残渣を形成する。その後、溶融硝酸銀(AgNO3 )と沈殿した酸化物との混合物は、5μmの絶対濾過尺度を有する積層された焼成ステンレススチールメッシュを備えた加圧リーフフィルターに移される。この混合物を、280℃の温度,6バールの差圧下で濾過する。
【0049】
下記表3に組成を示す。精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )は白金族金属(PGM),鉛(Pb)及び銅(Cu)を実質的に含まないことは明らかである。これらの不純物は脱硝残渣中に濃縮される。
【0050】
【表3】
Figure 0004632147
【0051】
実施例4
本実施例は、前記銀(Ag)に富む溶液の脱硝の効果を説明する。本例では、脱硝残渣は、精製された硝酸銀(AgNO3 )から水性濾過により分離される。
【0052】
270kgの銀地金を、実施例1に記載された方法と同様の方法で精製する。得られた銀(Ag)に富む顆粒を、その後、実施例2に記載された方法と同様の条件下で浸出する。1090g/lの銀(Ag)濃度の銀(Ag)に富む溶液を先ず蒸発させ、その後更に350℃で1時間加熱して溶融物にする。鉛の一部脱硝並びに銅(Cu)及び白金族金属(PGM)の実質的に完全な脱硝は、この温度で起こり、そしてこれらの金属の酸化物は不溶性脱硝残渣を形成する。その後、溶融硝酸銀(AgNO3 )と沈殿した酸化物との混合物は、30kg/分の制御された速度で、160リットルの水を含む撹拌容器に移される。前記混合物の移送中、80℃の温度に制限するために、容器ジャケットを通して冷水が循環される。前記酸化物が沈殿した後、前記溶液の透明分画を前記容器から排出除去し、そして、5μmの絶対尺度を有するカートリッジフィルターを通して濾過する。沈殿したスラリーは、織布多層フィラメントフィルター媒体を有する加圧リーフフィルター上で別に濾過する。精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液を形成するために、二つの濾液を混合する。
【0053】
下記表4に組成を示す。精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液は白金族金属(PGM),鉛(Pb)及び銅(Cu)を実質的に含まないことは明らかである。これらの不純物は脱硝残渣中に濃縮される。
【0054】
【表4】
Figure 0004632147
【0055】
実施例5
下記表5は、最新技術の電解精錬法の態様により得られる濃度と比較した、本発明の方法により得られる代表的な不純物濃度を示す。
【0056】
【表5】
Figure 0004632147

Claims (6)

  1. 50℃以上の温度で、好ましくは酸素ガス(O2 )に富む雰囲気中で、硝酸(HNO3 )を用いて銀地金を浸出し、その後濾過し、それにより、銀(Ag)に富む溶液(liquor)から金(Au)を含む残渣を分離する工程、
    銀(Ag)に富む溶液を加熱し、それにより、水(H2 O)を蒸発させ、そして硝酸銀(AgNO3 )を含む溶融物を形成する工程、
    硝酸銀(AgNO3 )を含む溶融物を少なくとも15分間300〜350℃の温度にて保持し、それにより、精製された硝酸銀(AgNO3 )と、基本的に全ての銅(Cu)及び白金族金属(PGM)を酸化物として含む脱硝残渣とからなる混合物を形成する工程、及び
    220℃以上の温度で前記混合物を濾過し、それにより、精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )を得ることによるか、又は
    前記混合物を水と反応させ、その後濾過し、それにより、精製された硝酸銀溶液を得ることにより、
    前記精製された硝酸銀(AgNO3 )を前記脱硝残渣から分離する工程、
    を含む、不純物として、鉛(Pb),セレン(Se),銅(Cu),金(Au)及び白金族金属(PGM)からなる群からの金属を含む不純な銀地金の精錬方法。
  2. 銀地金を加熱し、それにより、溶融金属相を形成する工程、及び
    前記溶融金属相を水中で顆粒化し、それにより、銀(Ag)に富む顆粒を形成する工程、
    が前記浸出工程に先行し、そして
    前記浸出工程が銀(Ag)に富む顆粒に対して行われる請求項1記載の不純な銀地金の精錬方法。
  3. 好ましくは酸素ガス(O2 )に富む空気を、1000〜1250℃、好ましくは1000〜1100℃の温度で前記金属相内に射出することにより、該溶融金属相からセレン(Se)がガス状二酸化セレン(SeO2 )として除去される請求項2記載の方法。
  4. 前記溶融金属相が、1000〜1300℃、好ましくは1000〜1150℃の温度で酸性フラックスと接触され、そして鉛(Pb)が排出除去される請求項2又は3記載の方法。
  5. 前記精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )を400℃以上の温度で精製された銀(Ag)と窒素酸化物(NOx )とに分解する工程、
    酸化性雰囲気中で水(H2 O)を用いて窒素酸化物(NOx )を洗浄し、それにより、硝酸(HNO3 )を形成し、該硝酸を所望により前記浸出工程に再循環させる工程、
    を含む、前記精製された溶融硝酸銀(AgNO3 )を元素銀(Ag)に更に加工処理する請求項1ないし記載の方法。
  6. 前記精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液を水酸化ナトリウム(NaOH)又は水酸化カリウム(KOH)を用いて加水分解し、それにより、酸化銀(Ag2 O)の沈殿物を形成し、該酸化銀の沈殿物を濾過により分離する工程、及び
    前記酸化銀(Ag2 O)を300℃以上の温度で元素銀(Ag)と酸素ガス(O2 )とに分解する工程、を含むか、
    或いは、
    前記精製された硝酸銀(AgNO3 )溶液をHClと反応させ、それにより、塩化銀(AgCl)と硝酸(HNO3 )とを形成し、これらを濾過により分離し、前記硝酸(HNO3 )を所望により前記浸出工程に再循環させる工程、及び
    前記塩化銀(AgCl)を還元剤の存在下で水酸化ナトリウム(NaOH)溶液と反応させることにより、又は、前記塩化銀(AgCl)を1000℃以上でソーダフラックスと共に加熱することにより、元素銀(Ag)と食塩(NaCl)とに転換する工程、を含む、
    前記精製された硝酸銀溶液を元素銀に更に加工処理する請求項1ないし記載の方法。
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