JP4569800B2 - 光学ピックアップ装置及びディスクドライブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な光学ピックアップ装置及びディスクドライブ装置に関する。詳しくは、光ディスクと対物レンズとの衝突を避けると共に光ディスクの信号記録層の損傷の防止乃至軽減を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
大容量の情報記録媒体として、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Compact Disk Recordable)、CD−RW(Compact Disk Rewritable)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)等の光学読取式のディスクや、光磁気ディスク、相変化型ディスク等、種々の光ディスクがある。
【0003】
上記した光ディスクに対する記録及び/又は再生を為すディスクドライブ装置にあっては、光ディスクの信号記録層にビーム光の焦点を結び続けるためのフォーカスサーボが用いられるが、フォーカスサーボが外れると、ビーム光を光ディスクの信号記録層に合焦させている対物レンズと光ディスクとが衝突して光ディスクや対物レンズが損傷を受け、信号の記録や再生が不能になってしまう惧がある。
【0004】
そこで、従来にあっては、対物レンズを保持しているレンズホルダの光ディスクに対向した面に不織布やフェルト等の緩衝性を有する材料から成る緩衝材を配置し、フォーカスサーボが外れた場合には、光ディスクが対物レンズに衝突する前に上記緩衝材に衝突することによって、対物レンズが光ディスクに衝突することを回避すると共に光ディスクが傷つくのを防止する試みが為されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のディスクドライブ装置にあっては、緩衝材から糸くず等のゴミが擦り取られて装置内に飛散し、故障の原因になったりするという問題がある。
【0006】
また、近年、光ディスクの大容量、高密度化に伴って、ワークスペース、すなわち、フォーカスサーボがかかっている状態での対物レンズとディスク表面との間の間隔が狭くなってきており、対物レンズと光ディスクとの衝突の危険性が増大してきている。
【0007】
そして、大容量、高密度化に伴って、光ディスクの信号記録層を覆っている保護層の厚みが薄くなってきており、このため、光ディスクと対物レンズとの衝突によって、光ディスクの信号記録層が傷つきやすくなってきているという問題もある。
【0008】
そこで、本発明は、光ディスクと対物レンズとの衝突を避けると共に光ディスクの信号記録層の損傷を防止乃至軽減することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明光学ピックアップ装置は、上記した課題を解決するために、光ディスクの信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、レンズホルダのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置しているものである。
【0010】
従って、本発明光学ピックアップ装置にあっては、フォーカスサーボが外れて光ディスクと対物レンズが接近することがあっても、光ディスクは対物レンズと衝突する前にコーティング層と接触するので、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが出来る。
【0011】
また、光ディスクはコーティング層と接触するが、該コーティング層は光ディスクより柔らかく且つ滑り性が良好である材料で形成されているので、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。
【0012】
別の本発明光学ピックアップ装置は、上記した課題を解決するために、光ディスクの信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、上記対物レンズの周囲を囲むようにレンズホルダに設けられたレンズプロテクタと、レンズプロテクタのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、上記コーティング層はレンズプロテクタのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置しているものである。
【0013】
従って、別の本発明光学ピックアップ装置にあっては、フォーカスサーボが外れて光ディスクと対物レンズが接近することがあっても、光ディスクは対物レンズと衝突する前にコーティング層と接触するので、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが出来る。
【0014】
また、光ディスクはコーティング層と接触するが、該コーティング層は光ディスクより柔らかく且つ滑り性が良好である材料で形成されているので、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。
【0017】
また、光ディスクは対物レンズ保護面と面接触するため、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。
【0018】
本発明ディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、ディスク回転装置によって回転されている光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置を備え、該光学ピックアップ装置は、上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、レンズホルダのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置しているものである。
【0019】
従って、本発明ディスクドライブ装置にあっては、フォーカスサーボが外れて光ディスクと対物レンズが接近することがあっても、光ディスクは対物レンズと衝突する前にコーティング層と接触するので、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが出来る。
【0020】
また、光ディスクはコーティング層と接触するが、該コーティング層は光ディスクより柔らかく且つ滑り性が良好である材料で形成されているので、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。
【0021】
また、別の本発明ディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、ディスク回転装置によって回転されている光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置を備え、該光学ピックアップ装置は、上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、上記対物レンズの周囲を囲むようにレンズホルダに設けられたレンズプロテクタと、レンズプロテクタのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、上記コーティング層はレンズプロテクタのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置しているものである。
【0022】
従って、別の本発明ディスクドライブ装置にあっては、フォーカスサーボが外れて光ディスクと対物レンズが接近することがあっても、光ディスクは対物レンズと衝突する前にコーティング層と接触するので、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが出来る。
【0023】
また、光ディスクはコーティング層と接触するが、該コーティング層は光ディスクより柔らかく且つ滑り性が良好である材料で形成されているので、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明光学ピックアップ装置及びディスクドライブ装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0028】
図1はディスクドライブ装置1の実施の形態を概略的に示すものである。該ディスクドライブ装置1は光ディスク2に対する信号の記録及び/又は再生を行うものであり、ディスク回転装置3及び光学ピックアップ装置4を備えている。
【0029】
なお、光ディスク2としては、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Compact Disk Recordable)、CD−RW(Compact Disk Rewritable)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)等の光学読取式のディスクや、光磁気ディスク、相変化型ディスク等、種々の光ディスクを挙げることができ、本発明において記録の方式や大きさを問うものではない。
【0030】
また、ディスクドライブ装置1には、再生又は記録専用の装置の他、再生及び記録の両方が可能な装置が含まれ、その使用形態において据え置き用、携帯用の如何を問うものではない。
【0031】
そして、上記ディスクドライブ装置1にあっては、光ディスク2はディスク回転装置3によって回転され、回転中の光ディスク2の半径方向に移動する光学ピックアップ装置4によって光ディスク2に対する信号の記録及び/又は読取がなされるようになっている。
【0032】
ディスク回転装置3はシャーシ5上に配置されたスピンドルモータ6と該スピンドルモータ6によって回転されるターンテーブル7とを備え、光ディスク2は上記ターンテーブル7上に保持された状態で回転される。
【0033】
光学ピックアップ装置4はスライドベース8上に構成されており、スライドベース8は、シャーシ5に設けられたガイド軸9と送りネジ10とによって上記ターンテーブル7に保持された光ディスク2の半径方向に移動自在にされている。すなわち、スライドベース8の一端部8aはガイド軸9に摺動自在に係合され、スライドベース8の他端部8bは送りネジ10に螺合されている。そして、送りネジ10は送りモータ11によって回転され、送りネジ10が回転することによって、スライドベース8の他端部8bが送りネジ10の軸方向、すなわち、ターンテーブル7上の光ディスク2の半径方向に送られるので、スライドベース8の一端部8aも同方向にスライドされ、この結果、光学ピックアップ装置4はターンテーブル7上の光ディスク2の半径方向に移動することになる。
【0034】
なお、図1には光学ピックアップ装置4をターンテーブル7上の光ディスク2の半径方向に送る機構の一例を示したもので、光学ピックアップ装置4をターンテーブル7上の光ディスク2の半径方向に送る機構が図1に示すものに限定されるものではない。
【0035】
図2に光学ピックアップ装置4の構成の概略を示す。
【0036】
光学ピックアップ装置4は、レーザ光源12、例えば、半導体レーザと、光検出器13と、ビームスプリッタ14と、立ち上げミラー15と、対物レンズ16とを備える。
【0037】
そして、レーザ光源12から出力されたレーザ光17はビームスプリッタ14を透過して立ち上げミラー15によって光路を90゜立ち上げられ対物レンズ16によって光ディスク2の信号記録層2aに集光され、光ディスク2の信号記録層2aによって反射された反射レーザ光18が対物レンズ16、立ち上げミラー15を介してビームスプリッタ14によって反射されて光検出器13によって受光される。そして、光検出器13による上記反射レーザ光18の受光によって、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号が得られ、また、再生時には再生信号が得られる。そして、再生信号を処理することによって、光ディスク2の信号記録層2aに記録されている信号の読取(再生)が為される。
【0038】
上記した対物レンズ16は2軸アクチュエータ19によってフォーカシング方向、すなわち、ターンテーブル7に保持された光ディスク2の信号記録層2aに対して離接する方向及びトラッキング方向、すなわち、ターンテーブル7に保持された光ディスク2の信号記録層2aと平行な方向に移動制御可能に支持されている。
【0039】
2軸アクチュエータ19は可動部20を備え、該可動部20にレンズホルダ21を介して対物レンズ16が支持されている。上記可動部20はスライドベース8に対して固定的な支持部22に細い弾性を有する線材からなるサスペンション23、23、・・・を介してフォーカシング方向(図2中矢印F参照)及びトラッキング方向(図2中矢印T参照)に移動自在に支持されている。そして、2軸アクチュエータ19には図示しない磁気回路が形成されており、上記光検出器13から得られるフォーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいて上記磁気回路が駆動され、それによって、可動部20が上記フォーカシング方向及びトラッキング方向に微動され、対物レンズ16によって光ディスク2の信号記録層2aに照射されるレーザ光17が上記信号記録層2aに形成された記録トラック又は案内用グルーブをなぞり、且つ、記録トラック又は案内用グルーブ上に焦点を結ぶように制御される。
【0040】
なお、図2に示した光学ピックアップ4の構成は、基本構成を示したものであり、種々の変更が可能である。例えば、レーザ光源12と光検出器13を別個に設ける替わりに、レーザ光源と光検出器が一体にパッケージされたレーザカプラを使用したり、レーザ光源から光ディスクを経て光検出器に至る光路中に上記した以外の光学素子を介在させる等の変更が可能である。
【0041】
本発明は対物レンズ16を保持するレンズホルダ21に特徴を有する。
【0042】
図3及び図4は第1の実施の形態を示すものである。
【0043】
レンズホルダ21は合成樹脂、例えば、ABS樹脂で形成され、ほぼ円筒状をしている。そして、レンズホルダ21の中心孔21aに対物レンズ16が保持されている。対物レンズ16は開口径を大きくするために、いわゆる前玉16aと後玉16bとから成る2枚構成とされている(図4参照)。
【0044】
そして、レンズホルダ21のディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面21bにコーティング層24が形成されている。該コーティング層24は光ディスク2より柔らかく且つ滑り性が良好である材料で形成されている。かかるコーティング層を形成するためのコーティング材としては、例えば、フッ素系樹脂を主成分とするフッ素樹脂系のコーティング材が考えられる。そして、コーティング層24は対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出した状態とされている。
【0045】
上記第1の実施の形態にあっては、レンズホルダ21のディスク側端面21bに形成されたコーティング層24が対物レンズ16より光ディスク2側に突出しているので、フォーカスサーボが外れた場合、対物レンズ16が光ディスク2に衝突する前に、コーティング層24が光ディスク2に衝突するので、対物レンズ16が損傷されることが無く、また、光ディスク2は、光ディスク2より柔らかく且つ滑り性の良好な材料から成るコーティング層24と衝突するため、光ディスク2も傷つき難く、衝突により信号の読取が不能となる危険性を減少させることが出来る。
【0046】
図5は本発明の第2の実施の形態を示すものである。
【0047】
この第2の実施の形態にかかるレンズホルダ21Aは、ディスク側端面21bのうち光ディスク2の回転(回転方向を矢印Rで示す)に対して対物レンズ16の上流側に位置する部分21c(以下、「段差面」という。)を除いた部分に上記コーティング層24が形成される。そして、コーティング層24は対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出した状態とされている。
【0048】
上記段差面21cを形成した意味を以下に図6及び図7によって説明する。
【0049】
段差面21cを有しないもの、すなわち、図4及び図5に示した第1の実施の形態にかかるもの21において、コーティング層24のうち、光ディスク2の回転に対して対物レンズ16の上流側に位置している部分にゴミ等(光ディスク2がコーティング層24と衝突すること等によって生じる光ディスク2やコーティング層24の削れかすやゴミ)25、25、・・・が存在している場合(図6(a)参照)、フォーカスサーボが外れて、光ディスク2が対物レンズ16に接近してくると、光ディスク2がコーティング層24に衝突し、コーティング層24の上にあったゴミ等25、25、・・・を光ディスク2の回転の下流側に吹き飛ばすことになる。そして、ゴミ等25、25、・・・が存在していた位置が対物レンズ16より光ディスク2寄りに位置しているので、上記吹き飛ばされたゴミ等25、25、・・・が対物レンズ16の上に載ってしまい(図6(b)参照)、該ゴミ等25、25、・・・が対物レンズ16を透過して行くレーザ光17を遮蔽してしまい(図6(c)参照)、信号の読取及び/又は記録に支障を来してしまうことになる。
【0050】
ところが、第2の実施の形態に示すもののように、光ディスク2の回転に対して対物レンズ16の上流側に相当する部分に段差面21cを有すると、該段差面21cはコーティング層24より光ディスク2から遠い位置にあるので、該段差面21c上にゴミ等25、25、・・・が載っていて(図7(a)参照)、フォーカスサーボが外れて、光ディスク2が対物レンズ16に接近して来てコーティング層24に衝突しても、ゴミ等25、25、・・・が位置している段差面21cはコーティング層24より光ディスク2から遠い位置にあるので、該ゴミ等25、25、・・・は光ディスク2の回転の下流側に吹き飛ばされることはなく(図7(b)参照)、従って、上記ゴミ等25、25、・・・が対物レンズ16を透過して行くレーザ光17を遮蔽してしまうことがない(図7(c)参照)。
【0051】
図8は第2の実施の形態の変形例を示すものである。
【0052】
この変形例にかかるレンズホルダ21A′にあっては、ディスク側端面のうち光ディスク2の回転に対して対物レンズ16より上流側に位置する部分21c′を他の部分より光ディスク2から遠い位置にある段差面としておき、コーティング層24はレンズホルダ21A′のディスク側端面の全体に形成する。すると、コーティング層24のうち上記段差面21c′に形成されたもの24aは他の部分に形成されたものより光ディスク2から遠い位置に位置することになる。これによって、第2の実施の形態にかかるレンズホルダ21Aと同様の効果を奏することになる。
【0053】
また、この変形例においては、コーティング層24を部分的に設けるためのマスキングが必要でなく、コーティング層24の形成作業が容易になる。
【0054】
図9は第3の実施の形態を示すものである。
【0055】
この第3の実施の形態にかかるレンズホルダ21Bは、ディスク側端面21bのうち光ディスク2の回転(回転方向を矢印Rで示す)に対して対物レンズ16の上流側に位置する部分21c(段差面)及び下流側に位置する部分21d(以下、「下流側段差面」という。)を除いた部分に上記コーティング層24、24が形成される。そして、コーティング層24、24は対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出した状態とされている。
【0056】
この第3の実施の形態にかかるレンズホルダ21Bにおいて、上流側の段差面21cは上記第2の実施の形態におけると同様の効果を奏するが、下流側の段差面21dは特に特別の機能を有するものではない。しかしながら、レンズホルダ21Bのディスク側端面21bにコーティング層24を部分的に形成する場合には通常マスキング技術を応用するが、上流側段差面21cと対物レンズ16を覆うマスキング26(図10(a)の斜線部参照)を施すよりも、上流側段差面21cから対物レンズ16を経て下流側段差面21dに至るマスキング27(図10(b)の斜線部参照)を施す方が精度が緩やかで済み、コーティング層24の形成コストを安価にすることが出来る。また、コーティング材の使用量も少なくて済む。そして、コーティング層24、24が光ディスク2と対物レンズ16との衝突を避けると共に、衝突時の光ディスク2の損傷を軽微なものとする効果においては第1の実施の形態や第2の実施の形態かかるものと全く差異がない。
【0057】
図11は第3の実施の形態の変形例を示すものである。
【0058】
この変形例にかかるレンズホルダ21B′にあっては、ディスク側端面のうち光ディスク2の回転に対して対物レンズ16より上流側に位置する部分21c′(段差面)及び下流側に位置する部分21d′(以下、「下流側段差面」という。)を他の部分より光ディスク2から遠い位置にある段差面としておき、コーティング層24はレンズホルダ21B′のディスク側端面の全体に形成する。すると、コーティング層24のうち上記段差面21c′、21d′に形成されたもの24a、24aは他の部分に形成されたものより光ディスク2から遠い位置に位置することになる。これによって、第3の実施の形態にかかるレンズホルダ21Bと同様の効果を奏することになる。
【0059】
また、この変形例においては、コーティング層24を部分的に設けるためのマスキングが必要でなく、コーティング層24の形成作業が容易になる。
【0060】
図12及び図13は本発明の第4の実施の形態の元となるレンズホルダを示すものである。
【0061】
レンズホルダ21Xはホルダ本体28とレンズプロテクタ29とから成る。
【0062】
ホルダ本体28は大径部28aと該大径部28aの上側に連続する小径部28bとから成り、小径部28bの外形は円形を為している。そして、ホルダ本体28の中心部を貫通した中心孔28cには対物レンズ16(前玉16a及び後玉16b)が支持されている。
【0063】
レンズプロテクタ29は円環状を為しており、内径はホルダ本体28の小径部28bの外径より僅かに大きくされている。該レンズプロテクタ29はホルダ本体28にその小径部28bに外嵌された状態で接着等によって固定されている。そして、レンズプロテクタ29がホルダ本体28に固定された状態において、レンズプロテクタ29のディスク側端面29aは対物レンズ16(具体的には、前玉16aのディスク側端面)より光ディスク2側に突出している。
【0064】
上記した構造を採用し、且つ、レンズプロテクタ29をフッ素系樹脂で形成したレンズホルダ21Xを使用することによって、従来に比べて格段の耐衝突特性の改善が見られる。すなわち、従来のものにあっては、光ディスクと対物レンズとを1000回衝突させた後の信号の読取エラー数を測定すると、信号の読取が殆ど不能であったが、レンズプロテクタ29をフッ素系樹脂で形成したものにあっては、信号の読取エラーはあったものの、読取不能になることはなかった。なお、衝突後における信号の読取エラー数の測定に関しては後で詳細に説明する。
【0065】
図14及び図15は第4の実施の形態を示すものである。
【0066】
第4の実施の形態にかかるレンズホルダ21Cは、基本的に図12及び図13に示す構造を有しており、レンズプロテクタ29のディスク側端面29aにコーティング層30が形成されている。該コーティング層30は光ディスク2より柔らかく且つ滑り性が良好である材料で形成されている。かかるコーティング層30を形成するためのコーティング材としては、例えば、フッ素系樹脂を主成分とするフッ素樹脂系のコーティング材が考えられる。そして、コーティング層30は対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出した状態とされている。
【0067】
なお、図12及び図13に示したレンズホルダ21Xにおいてはレンズプロテクタ29のディスク側端面29aが対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出した状態とされたが、この第4の実施の形態にかかるレンズホルダ21Cにあっては、レンズプロテクタ29のディスク側端面29aが対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出している必要はなく、該ディスク側端面29aに形成されたコーティング層30が対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出した状態とされていればよい。
【0068】
上記第4の実施の形態にあっては、レンズホルダ21Cのレンズプロテクタ29のディスク側端面29aに形成されたコーティング層30が対物レンズ16より光ディスク2側に突出しているので、フォーカスサーボが外れた場合、対物レンズ16が光ディスク2に衝突する前に、コーティング層30が光ディスク2に衝突するので、対物レンズ16が損傷されることが無く、また、光ディスク2は、光ディスク2より柔らかく且つ滑り性の良好な材料から成るコーティング層30と衝突するため、光ディスク2も傷つき難く、衝突により信号の読取が不能となる危険性を減少させることが出来る。
【0069】
図16は第5の実施の形態を示すものである。
【0070】
この第5の実施の形態にかかるレンズホルダ21Dは、レンズプロテクタ29のディスク側端面29aのうち光ディスク2の回転(回転方向を矢印Rで示す)に対して対物レンズ16の上流側に位置する部分29b(以下、「段差面」という。)を除いた部分に上記コーティング層30が形成される。そして、コーティング層30は対物レンズ16よりも光ディスク2側に突出した状態とされている。
【0071】
上記段差面29bを形成した意味は図6及び図7によって先に説明したことと同様である。
【0072】
すなわち、光ディスク2の回転に対して対物レンズ16の上流側に相当する部分に段差面29bを有すると、該段差面29bはコーティング層30より光ディスク2から遠い位置にあるので、該段差面29b上にゴミ等が載っている状態で、フォーカスサーボが外れて、光ディスク2が対物レンズ16に接近して来てコーティング層30に衝突しても、ゴミ等が位置している段差面29bはコーティング層30より光ディスク2から遠い位置にあるので、該ゴミ等は光ディスク2の回転の下流側に吹き飛ばされることはなく、従って、上記ゴミ等が対物レンズ16を透過して行くレーザ光17を遮蔽してしまうことがない。
【0073】
図17は第6の実施の形態を示すものである。
【0074】
この第6の実施の形態にかかるレンズホルダ21Eは、レンズプロテクタ29のディスク側端面29aのうち光ディスク2の回転(回転方向を矢印Rで示す)に対して対物レンズ16の上流側に位置する部分29b(段差面)及び下流側に位置する部分29c(下流側段差面)を除いた部分に上記コーティング層30、30が形成される。そして、コーティング層30、30は対物レンズ16よりも光ディスク2側に突出した状態とされている。
【0075】
この第6の実施の形態にかかるレンズホルダ21Eは、上記した第3の実施の形態にかかるレンズホルダ21Bと同様の効果を奏する。
【0076】
次ぎに、図12及び図13に示した構造を有し、レンズプロテクタ29をそれぞれFL3093(NTN株式会社製フッ素系樹脂の製品名)で形成したもの(サンプル1)、FE5000(NTN株式会社製フッ素系樹脂の製品名)で形成したもの(サンプル2)及び第4の実施の形態の構造を有しレンズプロテクタ29をABS樹脂で形成し、フッ素系樹脂を主成分とするコーティング層30を形成したもの(サンプル3)を用意し、光ディスク2をそれぞれのサンプルと衝突させた後の信号読取エラーの数を測定した結果を図18乃至図20に示す。
【0077】
上記測定の詳細を説明すると、使用した光ディスクは約直径120mm、厚さ約1.2mm(うち保護層2bの厚さ約100μm)の形状を有する高密度記録の光ディスクであり、フォーカスサーボがかかっている状態での対物レンズと光ディスクの表面2cとの間の間隔(ワークスペース)が約150μm、光ディスク2の表面2cとレンズプロテクタ29(又はレンズプロテクタ29に形成されたコーティング層30)との間の間隔が約120μm、レンズプロテクタ29のディスク側端面(又はコーティング層30のディスク側端面)と対物レンズ16との間の間隔が約30μmとして信号の読取を行った(図15参照)。
【0078】
そして、サンプル1及びサンプル2については1,000回衝突させた後に、サンプル1については第27000番トラックから第28000番トラックの間の奇数トラックについて1トラック当たり何個の信号読取エラーがあったかを、また、サンプル2については第19000番トラックから第20000番トラックまでの間の奇数トラックについて1トラック当たり何個の信号読取エラーがあったかを、サンプル3については2,000回衝突させた後に第62000番トラックから第63000番トラックまでの間の奇数トラックについて1トラック当たり何個の信号読取エラーがあったかを、それぞれ測定したものである。なお、1回衝突させると、光ディスク2は約24,000トラック分の幅に亘って損傷を受ける。
【0079】
そして、図18から図20の各図において横軸にトラックナンバーを、縦軸に信号の読取エラーの個数を示し、また、3.00E−03のラインは仕様上許容される目標値を示す。なお、従来の光学ピックアップについて同様の測定を行った結果は、1,000回の衝突後は信号の読取が全く不能であった。
【0080】
サンプル1にあっては、図18から分かるとおり、1トラック当たり最高で12000個以上の信号読取エラーがあったが、信号の読取が全く不能になることはなかった。
【0081】
サンプル2にあっては、図19から分かるとおり、殆どのトラックで目標値以下であり、目標値以上の信号読取エラーを起こすトラックは僅かであった。
【0082】
サンプル3にあっては、図20から分かるとおり、サンプル1及びサンプル2の2倍の衝突回数である2,000回も衝突させた後でも、全てのトラックで信号読取エラーの回数が目標値を下回り、極めて良好な結果を得ることができた。
【0083】
図21及び図22は本発明の第7の実施の形態を示すものである。
【0084】
この第7の実施の形態にかかるレンズホルダ21Fは、ディスク側端面21bのうち光ディスク2の回転(回転方向を矢印Rで示す)に対して対物レンズ16の上流側に位置する部分21e(以下、「段差面」という。)を除いた部分が、段差面21eより光ディスク2に近づいて位置される対物レンズ保護面21fとして形成されている。対物レンズ保護面21fは対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出した状態とされている。
【0085】
上記第7の実施の形態にあっては、レンズホルダ21Fのディスク側端面21bに形成された対物レンズ保護面21fが対物レンズ16より光ディスク2側に突出しているので、フォーカスサーボが外れた場合、対物レンズ16が光ディスク2に衝突する前に対物レンズ保護面21fが光ディスク2に衝突するため、対物レンズ16が損傷されることが無い。
【0086】
また、第7の実施の形態にあっては、光ディスク2が対物レンズ保護面21fと面接触するため、光ディスク2の損傷を軽微なものとすることが出来る。
【0087】
なお、レンズホルダ21Fと光ディスク2との衝突による当該光ディスク2の損傷の軽減を図るために、対物レンズ保護面21fを光ディスク2より柔らかく且つ滑り性の良好な材料によって形成してもよい。
【0088】
上記段差面21eを形成した意味は、上記した第2の実施の形態において図6及び図7によって説明したものと同様であり、段差面21eは対物レンズ保護面21fより光ディスク2から遠い位置にあるので、該段差面21e上にゴミ等25、25、・・・が載っていた場合に、フォーカスサーボが外れて光ディスク2が対物レンズ16に接近して来て対物レンズ保護面21fに衝突しても、該ゴミ等25、25、・・・は光ディスク2の回転の下流側に吹き飛ばされることはなく、ゴミ等25、25、・・・が対物レンズ16を透過して行くレーザ光17を遮蔽してしまうことがない。
【0089】
レーザ光17は対物レンズ16の中心部を透過されるが、この場合の対物レンズ16の光ディスク2側のレンズ面16cにおけるレーザー光17の透過領域E(1点鎖線で囲んだ領域)を図21及び図22に示す。
【0090】
従って、フォーカスサーボが外れて光ディスク2が対物レンズ16に接近して来てレンズホルダ21Fに衝突したときに、対物レンズ保護面21fに載っていたゴミ等25、25、・・・は光ディスク2の回転の下流側に吹き飛ばされる可能性があるが、段差面21eに載っていたゴミ等25、25、・・・は光ディスク2の回転の下流側に吹き飛ばされることがないため、レンズホルダ21Fの段差面21eの内周側の端部の幅Wは、対物レンズ16の直径D1より狭くすることが出来る。但し、対物レンズ保護面21fに載っていたゴミ等25、25、・・・が光ディスク2の回転の下流側に吹き飛ばされたときに透過領域Eを遮蔽することがないようにするために、レンズホルダ21Fの段差面21eの内周側の端部の幅Wは、透過領域Eの直径D2より広くすることが望ましい。
【0091】
なお、上記レンズホルダ21Fの対物レンズ保護面21fに、光ディスク2より柔らかく且つ滑り性が良好である材料、例えば、上記したフッ素系樹脂を主成分とするフッ素系樹脂のコーティング材から成るコーティング層を形成してもよい。
【0092】
このようなコーティング層を対物レンズ保護面21fに形成することにより、フォーカスサーボが外れたときに、光ディスク2は当該コーティング層と衝突するため、光ディスク2が傷つき難く、衝突により信号の読取が不能となる危険性を減少させることが出来る。
【0093】
図23及び図24は本発明の第8の実施の形態を示すものである。
【0094】
この第8の実施の形態にかかるレンズホルダ21Gは、光ディスク2側に配置される略平板状を為す矩形状部31と該矩形状部31を挟んで光ディスク2の反対側に配置される円筒部32とから成る。レンズホルダ21Gは、矩形状部31のディスク側端面31aのうち光ディスク2の回転(回転方向を矢印Rで示す)に対して対物レンズ16の上流側に位置する部分31b、対物レンズ16の下流側に位置する部分31c及び部分31bと部分31cに対して直交する位置にある部分31d、31e(以下、部分31b、31c、31d、31eを「段差面」という。)を除いた4つに分離された部分が、段差面31b、31c、31d、31eより光ディスク2に近づいて位置される対物レンズ保護面31f、31f、・・・として形成されている。対物レンズ保護面31f、31f、・・・は対物レンズ16の前玉16aよりも光ディスク2側に突出した状態とされている。
【0095】
上記第8の実施の形態にあっては、レンズホルダ21Gのディスク側端面31aに形成された対物レンズ保護面31f、31f、・・・が対物レンズ16より光ディスク2側に突出しているので、フォーカスサーボが外れた場合、対物レンズ16が光ディスク2に衝突する前に対物レンズ保護面31f、31f、・・・の何れかが光ディスク2に衝突するため、対物レンズ16が損傷されることが無い。
【0096】
また、第8の実施の形態にあっては、光ディスク2が対物レンズ保護面31f、31f、・・・と面接触するため、光ディスク2の損傷を軽微なものとすることが出来る。
【0097】
なお、レンズホルダ21Gと光ディスク2との衝突による当該光ディスク2の損傷の軽減を図るために、対物レンズ保護面31f、31f、・・・を光ディスク2より柔らかく且つ滑り性の良好な材料によって形成してもよい。
【0098】
上記段差面31bを形成した意味は、上記した第7の実施の形態において説明したものと同様である。
【0099】
また、レンズホルダ21Gの段差面31bの幅W′は、上記第7の実施の形態と同様の理由により、対物レンズ16の直径D1より狭く、透過領域Eの直径D2より広くされている。
【0100】
なお、上記レンズホルダ21Gの対物レンズ保護面31f、31f、・・・に、光ディスク2より柔らかく且つ滑り性が良好である材料、例えば、上記したフッ素系樹脂を主成分とするフッ素系樹脂のコーティング材から成るコーティング層を形成してもよい。
【0101】
このようなコーティング層を対物レンズ保護面31f、31f、・・・に形成することにより、フォーカスサーボが外れたときに、光ディスク2は当該コーティング層と衝突するため、光ディスク2が傷つき難く、衝突により信号の読取が不能となる危険性を減少させることが出来る。
【0102】
この第8の実施の形態にかかるレンズホルダ21Gにおいて、下流側の段差面31cは特に特別の機能を有するものではない。しかしながら、部分的にコーティング層を形成する場合に、上記した第3の実施の形態にかかるレンズホルダ21Bと同様に、マスキングを行う際の精度が緩やかで済み、コーティング層の形成コストを安価にすることが出来るという効果を奏する。
【0103】
なお、上記した各実施の形態において示した各部の具体的な形状は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0104】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明光学ピックアップ装置は、光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置であって、上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、レンズホルダのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置していることを特徴とする。
【0105】
従って、本発明光学ピックアップ装置にあっては、フォーカスサーボが外れて光ディスクと対物レンズが接近することがあっても、光ディスクは対物レンズと衝突する前にコーティング層と接触するので、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが出来る。
【0106】
また、光ディスクはコーティング層と接触するが、該コーティング層は光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されているので、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。また、上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置しているので、レンズホルダのディスク側端面に付着していたゴミ等が光ディスクとの衝突によって対物レンズに付着してしまうことを回避することが出来る。
【0108】
請求項2に記載された発明にあっては、上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側及び下流側に位置する部分を除いた部分に位置しているので、レンズホルダのディスク側端面に付着していたゴミ等が光ディスクとの衝突によって対物レンズに付着してしまうことを回避することが出来ると共に、コーティング層の形成が容易になり、且つ、コーティング層を形成する材料の使用量が少なくて済む。
【0109】
請求項3及び請求項4に記載された発明にあっては、上記コーティング層の主成分がフッ素系樹脂であるので、衝突によって光ディスクに与える損傷を極めて少なくすることが出来る。
【0110】
請求項5に記載された発明にあっては、直径約120mm、厚さ約1.2mmでそのうち信号記録層を覆う保護層の厚さ約100μmの光ディスクに対する信号の読取及び/又は記録に使用され、フォーカスサーボがかかっている状態での対物レンズとディスク表面との間の間隔が約150μm、コーティング層とディスク表面との間の間隔が約120μmであるので、信号の高密度の読取及び/又は記録が可能であり、高密度化に伴うワークスペースの狭小化による光ディスクとレンズホルダとの衝突の危険性の増大にもかかわらず、光ディスクの損傷を少なく抑えることが出来る。
【0111】
上記したところから明らかなように、別の本発明光学ピックアップ装置は、光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置であって、上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、上記対物レンズの周囲を囲むようにレンズホルダに設けられたレンズプロテクタと、レンズプロテクタのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、上記コーティング層はレンズプロテクタのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置していることを特徴とする。
【0112】
従って、別の本発明光学ピックアップ装置にあっては、フォーカスサーボが外れて光ディスクと対物レンズが接近することがあっても、光ディスクは対物レンズと衝突する前にコーティング層と接触するので、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが出来る。
【0113】
また、光ディスクはコーティング層と接触するが、該コーティング層は光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されているので、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。また、上記コーティング層はレンズプロテクタのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置しているので、レンズプロテクタのディスク側端面に付着していたゴミ等が光ディスクとの衝突によって対物レンズに付着してしまうことを回避することが出来る。
【0122】
上記したところから明らかなように、本発明ディスクドライブ装置は、光ディスクを回転させるディスク回転装置と回転している上記光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置とを備えたディスクドライブ装置であって、上記光学ピックアップ装置は、上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、レンズホルダのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置していることを特徴とする。
【0123】
従って、本発明ディスクドライブ装置にあっては、フォーカスサーボが外れて光ディスクと対物レンズが接近することがあっても、光ディスクは対物レンズと衝突する前にコーティング層と接触するので、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが出来る。
【0124】
また、光ディスクはコーティング層と接触するが、該コーティング層は光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されているので、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。また、上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置しているので、レンズホルダのディスク側端面に付着していたゴミ等が光ディスクとの衝突によって対物レンズに付着してしまうことを回避することが出来る。
【0129】
以上に記載したところから明らかなように、別の本発明ディスクドライブ装置は、光ディスクを回転させるディスク回転装置と回転している上記光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置とを備えたディスクドライブ装置であって、上記光学ピックアップ装置は、上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、上記対物レンズの周囲を囲むようにレンズホルダに設けられたレンズプロテクタと、レンズプロテクタのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、上記コーティング層はレンズプロテクタのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置していることを特徴とする。
【0130】
従って、別の本発明ディスクドライブ装置にあっては、フォーカスサーボが外れて光ディスクと対物レンズが接近することがあっても、光ディスクは対物レンズと衝突する前にコーティング層と接触するので、光ディスクと対物レンズとの衝突を回避することが出来る。
【0131】
また、光ディスクはコーティング層と接触するが、該コーティング層は光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されているので、光ディスクの損傷は軽微なもので済む。また、上記コーティング層はレンズプロテクタのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置しているので、レンズプロテクタのディスク側端面に付着していたゴミ等が光ディスクとの衝突によって対物レンズに付着してしまうことを回避することが出来る。
【0137】
また、光ディスクは対物レンズ保護面と面接触するため、光ディスクの損傷を軽微なものとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ディスクドライブ装置の実施の形態の概要を示す概略斜視図である。
【図2】光学ピックアップ装置の構成の概略を示す概略斜視図である。
【図3】図4と共に第1の実施の形態を示すものであり、本図は要部の斜視図である。
【図4】要部の縦断面図である。
【図5】第2の実施の形態を示す要部の概略斜視図である。
【図6】図7と共に第2の実施の形態の効果を説明するためのものであり、本図は第1の実施の形態が有する問題点を示す要部の断面図である。
【図7】第2の実施の形態が有する利点を説明する要部の断面図である。
【図8】第2の実施の形態の変形例を示す要部の概略斜視図である。
【図9】第3の実施の形態を示す要部の概略斜視図である。
【図10】コーティング層を形成する場合のマスキングの例を示す概略平面図である。
【図11】第3の実施の形態の変形例を示す要部の概略斜視図である。
【図12】図13と共に第4の実施の形態の元となるレンズホルダを示すものであり、本図は分解斜視図である。
【図13】斜視図である。
【図14】図15と共に第4の実施の形態を示すものであり、本図は斜視図である。
【図15】縦断面図である。
【図16】第5の実施の形態を示す要部の概略斜視図である。
【図17】第6の実施の形態を示す要部の概略斜視図である。
【図18】光ディスクを図12及び図13に示す構造のレンズホルダと衝突させた後における信号の読取テストを行った結果を示すグラフ図である。
【図19】光ディスクを図12及び図13に示す構造の別のレンズホルダと衝突させた後における信号の読取テストを行った結果を示すグラフ図である。
【図20】光ディスクを第4の実施の形態にかかるレンズホルダと衝突させた後における信号の読取テストを行った結果を示すグラフ図である。
【図21】図22と共に第7の実施の形態を示すものであり、本図は斜視図である。
【図22】平面図である。
【図23】図24と共に第8の実施の形態を示すものであり、本図は斜視図である。
【図24】平面図である。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、2…光ディスク、2a…信号記録層、2c…ディスク表面、3…ディスク回転装置、4…光学ピックアップ装置、16…対物レンズ、17…レーザ光(ビーム光)、21…レンズホルダ、21b…ディスク側端面、24…コーティング層、22A…レンズホルダ、21c…段差面(上流側の部分)、21A′…レンズホルダ、24a…段差部分(上流側の部分)、21B…レンズホルダ、21B′…レンズホルダ、21c′…段差面(上流側の部分)、21d′…段差面(下流側の部分)、21C…レンズホルダ、29…レンズプロテクタ、29a…ディスク側端面、30…コーティング層、21D…レンズホルダ、29b…段差面(上流側の部分)、21E…レンズホルダ、29c…段差面(下流側の部分)、21F…レンズホルダ、21e…段差面(上流側の部分)、21f…対物レンズ保護面、21G…レンズホルダ、31a…ディスク側端面、31b…段差面(上流側の部分)、31c…段差面(下流側の部分)、31f…対物レンズ保護面
Claims (8)
- 光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置であって、
上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、
上記対物レンズを支持するレンズホルダと、
レンズホルダのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、
上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、
上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置している
ことを特徴とする光学ピックアップ装置。 - 上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側及び下流側に位置する部分を除いた部分に位置している
ことを特徴とする請求項1に記載の光学ピックアップ装置。 - 上記コーティング層の主成分がフッ素系樹脂である
ことを特徴とする請求項1に記載の光学ピックアップ装置。 - 上記コーティング層の主成分がフッ素系樹脂である
ことを特徴とする請求項2に記載の光学ピックアップ装置。 - 直径約120mm、厚さ約1.2mmでそのうち信号記録層を覆う保護層の厚さ約100μmの光ディスクに対する信号の読取及び/又は記録に使用され、フォーカスサーボがかかっている状態での対物レンズとディスク表面との間の間隔が約150μm、コーティング層とディスク表面との間の間隔が約120μmである
ことを特徴とする請求項1に記載の光学ピックアップ装置。 - 光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置であって、
上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、
上記対物レンズを支持するレンズホルダと、
上記対物レンズの周囲を囲むようにレンズホルダに設けられたレンズプロテクタと、
レンズプロテクタのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、
上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、
上記コーティング層はレンズプロテクタのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置している
ことを特徴とする光学ピックアップ装置。 - 光ディスクを回転させるディスク回転装置と回転している上記光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置とを備えたディスクドライブ装置であって、
上記光学ピックアップ装置は、上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、レンズホルダのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、
上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、
上記コーティング層はレンズホルダのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置している
ことを特徴とするディスクドライブ装置。 - 光ディスクを回転させるディスク回転装置と回転している上記光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することによって上記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置とを備えたディスクドライブ装置であって、
上記光学ピックアップ装置は、上記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、上記対物レンズを支持するレンズホルダと、上記対物レンズの周囲を囲むようにレンズホルダに設けられたレンズプロテクタと、レンズプロテクタのディスク側端面、すなわち、光ディスクに対向する端面に形成されたコーティング層とを備え、
上記コーティング層は、上記光ディスクより柔らかく且つ滑り性を有する材料で形成されると共に上記対物レンズより光ディスク側に突出し、
上記コーティング層はレンズプロテクタのディスク側端面のうち光ディスクの回転に対して対物レンズの上流側に位置する部分を除いた部分に位置している
ことを特徴とするディスクドライブ装置。
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