JP4141622B2 - ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はピックアップ装置に関し、特に、情報をトラック上に記録する光ディスクなどの光学式情報記録媒体の記録再生に用いられるピックアップ装置の対物レンズ又はその駆動部に取り付けられる衝突防止用緩衝パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ディスクは、映像、音声などのデータを記録再生する手段として広く用いられている。このような情報をトラック上に記録する光学式情報記録媒体に対して相対移動しつつ記録又は再生を行う装置におけるピックアップ装置においては、より一層の高密度化と小型化が求められている。ピックアップ装置の対物レンズにおいては、例えばCD(Compact Disc)のための開口数は0.45であるのに対してDVD(Digital Versatile Disc)では0.6となり、さらに対物レンズの有効径は従来の4.5mm程度から3mm程度へと小さくなっている。ピックアップ装置の小型化の影響として、対物レンズ先端と光ディスク表面までのいわゆる作動距離が縮小され、従来に比べて対物レンズが光ディスク表面に衝突してしまう可能性が増大している。
【0003】
さらに、CDでは1.2mmあった透過基板の厚さがDVDでは0.6mmと薄くなり、透過基板により保護されている記録面までの距離が短くなっているので、対物レンズの衝突によって光ディスク表面につく傷に基づく信号に対する影響が大きくなってきた。
また、近年ではDVD−RW(Digital Versatile Disc−Rewritable)規格の登場などによって、光ディスクにユーザー側で記録を行うことも可能になった。ユーザーによるデータ記録時には光ディスク表面に傷があると深刻な影響が発生する場合がある。
【0004】
光ディスクを装荷して情報を記録/再生する記録再生装置には、光ディスクの情報記録面上に螺旋又は同心円状に形成されたピット列などのトラックへ常に正確に情報書込/読取用の光ビームを追従せしめるいわゆるフォーカスサーボ及びトラッキングサーボが不可欠である。フォーカスサーボでは、光ビームを光ディスクのピット列上に照射せしめる対物レンズの光軸方向(フォーカシング方向)の位置の合焦位置に対する誤差、すなわちフォーカスエラーが小になるように対物レンズの光軸方向における位置制御が行なわれる。トラッキングサーボでは、光ビームを光ディスクの情報記録面上に照射せしめる対物レンズのトラック位置に対する誤差、すなわちトラッキングエラーが小になるように、対物レンズの記録トラックに対する光ディスクの半径方向位置における位置制御が行なわれる。
【0005】
例えば、非点収差法を用いた従来の光ピックアップ装置を図1に示す。図において、半導体レーザ1から射出した光ビームは、コリメータレンズ2で平行光ビームにされ、偏光ビームスプリッタ3及び1/4波長板18を透過して、対物レンズ4によってその焦点付近に置かれている光ディスク5に向けて集光され、光ディスク5の情報記録面のピット列上で光スポットを形成する。
【0006】
光ディスク5からの反射光は、対物レンズ4で集められ偏光ビームスプリッタ3によって検出用集光レンズ7に向けられる。検出レンズ7で集光された集束光は、シリンドリカルレンズ、マルチレンズなどの非点収差発生素子8を通過して、直交する2線分によって4分割されてなる4つの受光面を有する4分割光検出器9の受光面中心付近に光スポットを形成する。マルチレンズ8は、光ディスク5の記録面に集光された光ビームの合焦時は図2(a)の如く真円の光スポットSPを4分割光検出器9に照射し、非合焦時(図1に示す光ディスク5から対物レンズ4が遠い(b)又は近い(c)時)は、図2(b)又は(c)の如くエレメントの対角線方向に楕円の光スポットSPを4分割光検出器9に照射する、いわゆる非点収差を生ぜしめる。
【0007】
4分割光検出器9は、4つの各受光面に照射された光スポットの部分をその強度に応じて各々電気信号に光電変換してフォーカスエラー検出回路12に供給する。フォーカスエラー検出回路12は、4分割光検出器9から供給される電気信号に基づいてフォーカスエラー信号(FES)を生成し、アクチュエータ駆動回路13に供給する。アクチュエータ駆動回路13はフォーカシング駆動信号を対物レンズ駆動機構15に供給する。対物レンズ駆動機構15は、フォーカシング駆動信号に応じて対物レンズ4を合焦位置へ移動せしめる。
【0008】
図3に示すように、フォーカスエラー検出回路12は4分割光検出器9に接続され、4分割光検出器9は直交する2本の分割線L1、L2を境界線として各々近接配置されかつ互いに独立した第1〜第4象限の4個のエレメントDET1〜DET4から構成される。4分割光検出器9は、一方の分割線L2が光ディスク5の記録トラック伸長方向すなわち接線方向の写像に平行になり、かつ他方の分割線L1が半径方向の写像に平行になるように、配置されている。この4分割光検出器9の受光面中心Oに関して対称なエレメントDET1とDET3からの各光電変換出力は加算器22で加算され、エレメントDET2とDET4からの各光電変換出力は加算器21で加算され、これら加算器21、22の各出力が差動アンプ23に供給される。差動アンプ23は、供給信号の差を算出し、その差分信号をフォーカスエラー信号(FES)として出力する。
【0009】
フォーカスエラー検出回路12では、4分割光検出器9の出力をそれぞれ加算器21及び22により加算して、差動アンプ23により求めフォーカスエラー成分を生成する。この際、フォーカスが合っている合焦時は光スポット強度分布が4分割光検出器9の受光面中心Oに関して対称すわなち、接線方向及び半径方向において対称となる図2(a)の如き真円の光スポットが4分割光検出器9に形成されるので、対角線上にあるエレメントの光電変換出力をそれぞれ加算して得られる値は互いに等しくなり、フォーカスエラー成分は「0」となる。また、フォーカスが合っていない時は図2(b)又は図2(c)の如くエレメントの対角線方向に楕円の光スポットが4分割光検出器9に形成されるので、対角線上にあるエレメントの光電変換出力をそれぞれ加算して得られる値は互いに異なるものとなる。よって、差動アンプ23により出力されるフォーカスエラー成分は、そのフォーカス誤差に応じた値となる。すなわち、4分割光検出器9のエレメントの符号をその出力として示すと、フォーカスエラー信号FESは、以下の式によって示される。
FES=(DET1+DET3)−(DET2+DET4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光ディスク表面に傷がついていたり、光ディスクの透明カバー層に微細な気泡が混入したりしていた場合、この影響によってディテクタ上の光スポット形状は乱れる。対物レンズ4が光ディスク5から適切な距離にあるにもかかわらず、図4のように4分割光検出器9の受光面上の光スポット形状が乱れた場合、フォーカスサーボ系では光ディスクが大幅に遠ざかった場合と同じ極性の偽フォーカスエラー信号が発生する。偽フォーカスエラー信号によって駆動部の対物レンズ駆動機構に電流を流し、対物レンズを勢い良く光ディスク方向に向かって駆動する結果となる。この偽エラー信号が偶発的に大きく発生したり、ピックアップ装置及び光ディスクの振動と重なって傷がある領域を過ぎても、対物レンズが正しい位置に復帰することができなくなって、対物レンズ4及び光ディスク5の衝突が発生する。初期の程度の軽い傷であれば一瞬のフォーカスエラー信号が発生するだけで傷を通過するとすぐにサーボ動作に戻ることができるが、深い傷となると、読み取り不可になる。
【0011】
従来のCD再生装置では、対物レンズの開口数NAが小さく焦点深度が大きいために、ノイズがフォーカスエラー信号(FES)に多少乗ってもフォーカス誤差として問題にならなかった。しかし、DVD−RWなどの光ディスクから情報を読み取る場合、作動距離が短く、対物レンズの開口数が大きく焦点深度が小さくなるので、フォーカスエラー信号に含まれるノイズによるフォーカスサーボに与える影響が大きくなる。
【0012】
そのために、特に、光ディスク表面の損傷が発生する状況においては、特定のトラック位置で対物レンズと接触が繰り返し起こり、その接触によって、さらにそのトラック部分を対物レンズがトレースする時に光ビームが透過する表面部分に傷をつけてしまい、さらに接触の発生を助長し、そのトラックへの信号の記録再生を難しくするという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、その目的は、対物レンズと光ディスク表面との衝突の被害拡大を低減できる衝突防止機能を備えたピックアップ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のピックアップ装置は、情報をトラック上に記録する光学式情報記録媒体に対して相対移動しつつ記録又は再生を行う装置におけるピックアップ装置であって、光学式情報記録媒体の記録面のトラック上に光ビ−ムを集光する対物レンズと、前記対物レンズを支持しかつその前記光学式情報記録媒体に対する相対位置を制御する駆動部と、前記対物レンズ又は駆動部に設けられ前記対物レンズと前記光学式情報記録媒体の表面との直接の接触を防ぐ衝突防止装置と、を備え、前記衝突防止装置は、前記対物レンズが前記光学式情報記録媒体の表面に近づいた場合に前記対物レンズより先に前記光学式情報記録媒体の表面に接触する接触部分と、前記接触部分に隣接して設けられ前記光学式情報記録媒体の表面に接触しない非接触部分と、を含み、前記非接触部分は前記トラックを中心とし前記光学式情報記録媒体の表面における前記光ビ−ムの有効径を幅とする領域に対応する前記接触部分との境界を有することを特徴とする。
【0016】
【作用】
本発明においては、まず、記録再生中のトラック上の有効径内には当らない衝突防止装置すなわち緩衝パッドを対物レンズ近傍に備え、読み取りが行われるトラック部分を回避して接触するように緩衝パッドを構成しているので、対物レンズの衝突被害の拡大連鎖を防止する。また、光ディスクの最内周において光ディスク情報部分を避けて接触する構成としているので、対物レンズの衝突被害の拡大連鎖を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図5は本発明に基づく衝突防止機構の一例を用いたピックアップ装置の第1構成例を示したものである。図において、50はピックアップ本体ユニット、4は対物レンズ、15は対物レンズを駆動する対物レンズ駆動部、43は本発明に基づく緩衝パッド、43aは緩衝パッドの接触部分、43bは緩衝パッドの凹部などの非接触部分、5は光ディスクである。また、28は記録再生時の光ビームによって形成された光ディスク上の光スポットの有効径(以下、光スポット有効径という)を示している。本発明に基づく緩衝パッド43は光ディスク5の記録面上の光透過層より硬度の低い材料を用いて形成される。
【0018】
図6に示すように、緩衝パッド43は環状平板であり、対物レンズ4が光ディスク5の表面に近づいた場合に対物レンズ4より先に光ディスク5の表面に接触する接触部分43aと、接触部分に隣接して設けられかつトラック上の光ビ−ムの光スポットの有効径28により画定される光スポットの軌跡28aに対応する光ディスク5の表面に接触しない非接触部分43bと、を含む。
【0019】
図5に示すように、光ピックアップ装置は対物レンズ4と、本体ユニット50とを有している。本体ユニット50は、光ビームを射出する半導体レーザなどの光源を含み、該光ビームを対物レンズに導く照射光学系、並びに光検出手段を含み対物レンズを介して光ディスクからの反射光を光検出手段へ導く検出光学系を備える。
【0020】
対物レンズ4の側面周りには、該対物レンズ4を本体ユニット50に対して支持する板バネなどの弾性支持部材、並びに、光ビームを光ディスク5の情報記録面上に向け集光するために光ディスクの半径方向及びフォーカシング方向に対物レンズ4を駆動するアクチュエータなどの対物レンズ駆動部15を備えている。弾性支持部材に支えられた対物レンズはホルダに取り付けられ、対物レンズ駆動機構は、該ホルダと協働する半径方向及びフォーカシング方向に伸長するコイル及び磁気回路を有している。
【0021】
本体ユニット50は、図5に示すように、光ディスク5の半径方向に伸長するシャフト60上を移動するスライダ70に固定されている。スライダ70により光ディスク5の半径方向における本体ユニット50の粗移動が可能となる。
本体ユニット50内部には、図示しないが、直線偏光光を射出する半導体レーザ、コリメータレンズ、偏光ビームスプリッタ、1/4波長板及び立ち上げ反射鏡などからなる照射光学系と、立ち上げ反射鏡、1/4波長板、偏光ビームスプリッタ、検出用レンズ系などの非点収差発生素子及び4分割光検出器からなる検出光学系と、が設けられている。
【0022】
次に本実施例の動作について述べる。
通常の記録再生時には、図7に示すように、フォーカスサーボ機構によって対物レンズ4の位置が光ディスク5に対して制御され、緩衝パッドの接触部分43aの先端面と光ディスク表面とは所定の作動距離を保つ。対物レンズの作動距離は、例えば100μm程度である。
【0023】
緩衝パッド43には、このトラックを読んでいる通常時に光スポット有効径の軌跡28a内でパッドが接触しないように、凹部などの非接触部分43bが設けられている。このため、偽フォーカスエラーの原因となったトラック上の表面の傷を拡大することがない。また記録面上の透明層の気泡によって発生した偽エラー信号をさらに劣化させることもない。
【0024】
緩衝パッドの接触部分43aの接触面積は広くとれるため、傷の無い状態であれば、光スポット有効径外の部分への信号記録再生への影響は軽微である。これは、すでに傷が付いている光スポット有効径内28部分にさらに傷が付いたり、傷の影響を受けてフォーカスサーボが不安定になっている光スポット有効径28と同一接線上に傷がつくことによって、すでに余裕が無い状態での傷を追加することとなる場合の安定性の低下と比べると大きな効果の違いをもたらすこととなる。
【0025】
次に、本発明の第2の構成例を説明する。
図8は第2の構成例であり、緩衝パッドが対物レンズより内周側で当るような形状となっている。図において、43は本発明に基づく緩衝パッド、接触部分43aは緩衝パッドの当接部、29はこの光ディスクの最内周トラック位置を示している。接触部分43aは最内周トラック位置29よりさらに内側となるような位置にある。
【0026】
発明者らの知見によると、特に傷などがない光ディスクにおいて非常に多く接触が発生するのは、最初に演奏を開始する時点である。これは、光学系の部品のずれなどが起き、レンズの引き込み時に何度かに一度失敗をして接触するというような状況となったり、光学部品に汚れがついて反射率が低い光ディスクで最初正しく引き込みが行われないというような状況が経時変化にによって発生する場合があるという理由による。CD、DVDなどの光ディスクでは最内周部分29のリードインエリア又はTOCエリアと呼ばれる部分(総称してリードイン部という)にその光ディスクの種別や内容の概要を示す情報などが記録され、最初にこの部分を再生して光ディスクへの記録再生にあたって必要な情報を得る。すなわち、従来の構成によっては、この最内周部分に接触による傷が多くつき、傷の程度によっては必要な情報が得られなくなるために光ディスク全体が使用不能となることが発生する。
【0027】
本構成例の発明では、図9及び図10に示すように、ディスク半径方向における対物レンズの中心位置Xから緩衝パッドの接触部分43aの位置までの距離Dが、最初の情報再生のための演奏開始トラック位置Inから信号記録最内周位置29までの距離よりも内周側に大きく設定されている。すなわち、最初に情報が再生されるトラックを読み取ろうとして接触をおこした場合の接触位置が情報記録エリアの内側となるように接触部分43aの形状が選ばれているため、最初に引き込みを行う時に接触をしたとしても情報部分に傷をつけることがないので以後の信号読み取りに悪影響を与えることがない。
【0028】
また、所定情報を記録したリードイン部が外周に存在する光ディスクにおいては、緩衝パッドの接触部分43aは、対物レンズ4が光ビ−ムをリードイン部へ集光しているとき、当該リードイン部よりさらに外周に位置するように、配置する。このようにすれば、上記同様、最初に引き込みを行う時に接触をしたとしても情報部分に傷をつけることがないので以後の信号読み取りに悪影響を与えることがない。
【0029】
本発明の緩衝パッド形状は、第1の構成例に関しては、当該トラック読み取り光スポット有効径の中に衝突部分が存在しないようにに設計されていれば良く、他の実施例としては、図11〜図14に示すような、非接触部分43b上に環状に配置された複数の接触部分43aからなる緩衝パッド43や、非接触部分43bを挟んだ一対の矩形の接触部分43aからなる緩衝パッド43や、環状の非接触部分43bのディスク半径方向上に配置された一対の円形の接触部分43aからなる緩衝パッド43や、環状の非接触部分43bのディスク半径方向上に配置された一対の矩形の接触部分43aからなる緩衝パッド43など、種々の形状による構成が可能である。
【0030】
また、第2の構成例に関しては、内周側の想定される最初の信号を読み取る位置にピックアップがあるときに最内周トラック位置29より内周側に接触部分43aがあればよいので、他の実施例としては、図15〜図18に示すような、最内周トラック位置29より内周側であって非接触部分43b上に環状に配置された複数の接触部分43aからなる緩衝パッド43や、最内周トラック位置29より内周側に配置され矩形の接触部分43aからなる緩衝パッド43や、最内周トラック位置29より内周側であって環状の非接触部分43bのディスク半径方向上に配置された円形の接触部分43aからなる緩衝パッド43や、最内周トラック位置29より内周側であって環状の非接触部分43bのディスク半径方向上に配置された矩形の接触部分43aからなる緩衝パッド43など、種々の形状が構成可能である。
【0031】
また、最初の衝突部分(接触部分43a)以外の非接触部分43bに関しては、完全に緩衝パッドを削除しなくともわずかに厚みを薄くすることによって一番最初に衝突するときに付く傷を防ぐことができるので、そのようなわずかな厚み変化をもたせて、さらに大きな力で衝突をした場合には、接触部分43aが衝突したあとで他のすべての非接触部分43bが衝突するような構成をとっても同等の効果が得られる。
【0032】
このような構成に関しては、緩衝パッドの厚みを変えなくとも、第1の構成例では図19に示すように、接線方向上光スポット有効径を除く任意の方向へ、緩衝パッドをディスク半径方向において傾けて装着してもよい。また、第2の構成例では図20に示すように、緩衝パッド43の内周側が先に衝突するように構成することも可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、対物レンズが光ディスクに衝突した場合でもその問題個所の傷を深くすることがないので被害の拡大を軽微に抑えることができ、特に高密度化に伴って傷などの影響を受けやすい光ディスクへの記録再生時に大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ピックアップ装置の概略構成図。
【図2】光検出器の受光面及びその上の光スポットの形状変化を示す平面図。
【図3】光ピックアップ装置におけるフォーカスエラー信号生成部の概略回路図。
【図4】光検出器の受光面及びその上の光スポットを示す平面図。
【図5】本発明による実施例の光ピックアップ装置を示す概略斜視図。
【図6】本発明による実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図7】図6の線AAに沿った断面図。
【図8】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置を示す概略斜視図。
【図9】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図10】図9の線AAに沿った断面図。
【図11】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図12】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図13】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図14】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図15】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図16】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図17】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図18】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置における緩衝パッドを示す平面図。
【図19】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置の部分断面図。
【図20】本発明による他の実施例の光ピックアップ装置の部分断面図。
【符号の説明】
4 対物レンズ
5 光ディスク
15 対物レンズ駆動部
43 緩衝パッド
43a 接触部分
43b 非接触部分
50 ピックアップ本体ユニット
60 シャフト
70 スライダ

Claims (1)

  1. 情報をトラック上に記録する光学式情報記録媒体に対して相対移動しつつ記録又は再生を行う装置におけるピックアップ装置であって、光学式情報記録媒体の記録面のトラック上に光ビ−ムを集光する対物レンズと、前記対物レンズを支持しかつその前記光学式情報記録媒体に対する相対位置を制御する駆動部と、前記対物レンズ又は駆動部に設けられ前記対物レンズと前記光学式情報記録媒体の表面との直接の接触を防ぐ衝突防止装置と、を備え、前記衝突防止装置は、前記対物レンズが前記光学式情報記録媒体の表面に近づいた場合に前記対物レンズより先に前記光学式情報記録媒体の表面に接触する接触部分と、前記接触部分に隣接して設けられ前記光学式情報記録媒体の表面に接触しない非接触部分と、を含み、前記非接触部分は前記トラックを中心とし前記光学式情報記録媒体の表面における前記光ビ−ムの有効径を幅とする領域に対応する前記接触部分との境界を有することを特徴とするピックアップ装置。
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