JP4516446B2 - ホログラムを用いた記録媒体装置 - Google Patents

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本発明は、2次元データなどがホログラムを用いて記録再生される記録媒体装置に関する。
図7はホログラムを用いて記録及び再生を行う場合の動作原理を示す説明図である。
図7に示すように、記録時には記録データを含む第1の物体光1aと第1の参照光2aとが記録媒体3へ入射される。このとき、前記2つの光により第1の干渉縞4aが形成されるため、第1の物体光1aの内容を表す第1の干渉縞4aが第1ページとして前記記録媒体3の内部に記録される。
一方、再生時には第1の物体光1aを入射せずに第1の参照光2aだけを入射させると、ホログラム原理により前記第1の干渉縞(第1ページ)4aが再生されて第1の再生光(回折光)5aが表れる。このときの第1の再生光5aは、記録媒体3に記録された前記第1の物体光1aと同一の内容を表すため、第1の再生光5a上にCCDやCMOSなどからなる撮像素子を配置しておくことにより、記録媒体3に記録されている第1ページの内容を読み出すことが可能とされている。
さらに、記録時に前記記録媒体3に対して前記第1の参照光2aとは異なる入射角からなる第2の参照光2bを入射させるとともに、前記第1の物体光1aとは異なる情報を有する第2の物体光1bを前記第1の物体光1aと同じ入射角で入射させると、前記第2の参照光2bと前記第2の物体光1bとが干渉して第2の干渉縞4bが第2ページとして形成される。よって、前記第2の干渉縞4bである第2ページを、前記記録媒体3上の前記第1の干渉縞4aが記録された位置と同じ領域内に重畳的に記録させることができる。そして、再生時には第2の参照光2bだけを入射させると、前記第2の干渉縞(第2ページ)4bと同じ情報を有する第2の再生光(回折光)5bが表れるため、上記同様の撮像素子を用いることにより記録媒体3に記録されている第2ページの内容を読み出すことが可能となる。
すなわち、前記ホログラムを用いた記録媒体では、上記の原理を利用することにより、記録媒体上の同じ記録領域内に2以上の情報をページごとに多重記録することが可能となっている。
このようなホログラムを用いた先行技術としては、例えば以下の特許文献1などが存在する。
特開2001−93157号公報
上記のようなホログラムを用いて記録再生されるデータは平面的な2次元画像データ情報であるが、前記画像データ情報を読み出す撮像素子の1画素の大きさは数10μm程度と小さい。このため、記録媒体3に記録されているデータ情報(干渉縞)を読み出すためには、記録媒体3に対する参照光の入射角をページごとに極めて高精度に設定する必要がある。同時に、前記撮像素子が記録媒体3から出力される再生光(回折光)をページごとに確実に捕えられるようにすること、つまり前記記録媒体から射出される再生光の前記撮像素子に対する入射角も高精度に設定される必要がある。
この点、波長変調方式のものでは、わずかな角度ずれ程度であれば、レーザ光の波長を変更することにより吸収することが可能であるが、前記発光素子が変更可能は波長の範囲には限りがあるため、前記範囲を超えるような角度ずれに対応することは不可能である。
このため、再生のための光学系を構成する部品、特に参照光を放つ面発光レーザなどの発光素子、撮像素子および各種のレンズ類を搭載したアクチュエータ(光ピックアップ)と、データ情報が記録された記録媒体3との相対的な位置関係を高精度に合わせ込まないと再生されたデータ信号のSN比が低下し、各画像データ情報を正しく読み取ることができないという問題がある。
特に、前記光ピックアップが記録媒体3の表面に沿って移動するトラッキング駆動方式の記録媒体装置では、移動先の記録位置(ブック)ごとに前記光ピックアップと記録媒体3との相対的な位置関係を高精度に保つことが困難である。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、移動可能な光ピックアップと記録媒体との相対位置関係を前記記録媒体上の記録位置(ブック)ごとに高精度に設定することができ、前記記録媒体に記録されているデータ情報を確実に読み出せるようにしたホログラムを用いた記録媒体装置を提供することを目的としている。
本発明は、記録媒体に対する再生と記録の少なくとも一方を行う手段を搭載した可動ベースと、前記可動ベースを移動自在に支持する互いに平行なガイド部材およびスクリュー軸と、前記スクリュー軸の回転によって前記可動ベースを移動させるネジ送り手段と、前記スクリュー軸を回転させる駆動モータと、を備えた記録媒体装置において、
前記ガイド部材および前記スクリュー軸が設けられたホルダと、前記記録媒体を支持して前記ホルダに接近し離反する方向へ移動可能な支持部材と、前記支持部材に対して前記ホルダに接近する方向付勢力を与える弾性部材が設けられ、
前記スクリュー軸に滑りクラッチを介して回転可能に支持された設定部材が設けられ、前記設定部材には、一方向へ回転したときに前記支持部材を押圧する押圧部と、他方向に回転したときに前記支持部材を押圧する押圧部とが設けられており、
前記可動ベースが停止しているときは、前記弾性部材によって前記記録媒体と前記可動ベースとが密着させられて、前記記録媒体の再生動作または記録動作が行われ、前記スクリュー軸が回転させられると、前記設定部材が回動させられ、前記押圧部で前記支持部材が加圧されて、前記記録媒体と前記可動ベースとが離されるとともに、前記滑りクラッチが滑って、前記スクリュー軸の回転方向に応じて前記可動ベースが移動させられることを特徴とするものである。
または、本発明は、記録媒体に対する再生と記録の少なくとも一方を行う手段を搭載した可動ベースと、前記可動ベースを移動自在に支持する互いに平行なガイド部材およびスクリュー軸と、前記スクリュー軸の回転によって前記可動ベースを移動させるネジ送り手段と、前記スクリュー軸を回転させる駆動モータと、を備えた記録媒体装置において、
前記ガイド部材および前記スクリュー軸が設けられたホルダと、前記記録媒体を支持する支持部材とを有し、前記ホルダが前記支持部材に接近し離反する方向へ移動可能であるとともに、前記ホルダに対して前記支持部材に接近する方向の付勢力を与える弾性部材が設けられ、
前記スクリュー軸に滑りクラッチを介して回転可能に支持された設定部材が設けられ、前記設定部材には、一方向へ回転したときに前記支持部材を押圧する押圧部と、他方向に回転したときに前記支持部材を押圧する押圧部とが設けられており、
前記可動ベースが停止しているときは、前記弾性部材によって前記記録媒体と前記可動ベースとが密着させられて、前記記録媒体の再生動作または記録動作が行われ、前記スクリュー軸が回転させられると、前記設定部材が回動させられ、前記押圧部で前記支持部材が加圧されて、前記記録媒体と前記可動ベースとが離されるとともに、前記滑りクラッチが滑って、前記スクリュー軸の回転方向に応じて前記可動ベースが移動させられることを特徴とするものである。
上記において、前記設定部材を断面で見たときに、円弧状の外周面と、前記円弧の一部をカットすることにより形成される加圧平面とを有しており、前記可動ベースが停止しているときは、前記加圧平面と前記支持部材とが密着し、前記スクリュー軸が回転すると、前記外周面と前記加圧平面との境界部である前記押圧部によって前記支持部材が押圧されるものとして構成できる。
さらに、本発明は、前記ホルダが、他のホルダに対して、前記可動ベースの移動方向と直交する向きに移動自在に支持されているとともに、前記ホルダを前記他のホルダ上で移動させる他のネジ送り手段が設けられているものである。
また前記可動ベースの表面に、記録媒体との接触圧を緩和する密着部材が設けられていることを特徴とする。
本発明では、ピックアップを備えた可動ベースと記録媒体上の各記録位置(ブック)との相対的な位置関係を常に高精度に設定することが可能となる。よって、前記ブック内に多重に記録されているページごとのデータ情報を確実に読み出すことができる。
図1は本発明の第1の実施の形態としてホログラムを用いた記録媒体装置の再生手段の概略を示す斜視図、図2は図1のII−II線に相当する断面図である。なお、図1には図2に記載されている記録媒体と保持部材とが省略されている。また図3は可動ベースに搭載された光学系の構成図、図4は第1の実施の形態に示す記録媒体装置の主要部分の動作を説明するための断面図であり、Aは再生時の動作としてスクリュー軸に回転が与えられていない(無回転)場合、Bは移動時の動作としてスクリュー軸に右回転が与えられた場合、Cは移動時の動作としてスクリュー軸に左回転が与えられた場合を示している。
図1及び図2に示す記録媒体装置は、例えばチップ型又はカード型などの記録媒体1を対象とするものである。このような記録媒体1の一つの平面内には、ブックと称される多数の記録位置を有するとともにに、ホログラムを用いることにより前記一つのブックにはホログラム情報が多重記録されている。なお、一つのブック内に記録されている個々のホログラム情報はそれぞれページと称される。
そして、前記記録媒体装置は前記一ブックの一ページごとに記録されているホログラム情報の再生を行うことを可能とするものである。
図2に示すように、前記記録媒体装置は、記録媒体1を保持する保持手段10と、この保持手段10の上方に設けられた再生手段20とを有している。
前記保持手段10は、基台11と、壁面12,12および上板13,13を有している。前記基台11は例えば記録媒体装置を覆う図示しない筐体などの固定ケースの底面などである。前記上板13,13は記録媒体1の幅寸法に合わせて対向配置されており、これら壁面12,12の上面に上板13,13が設けられている。前記上板13,13は、記録媒体1の幅方向の両縁部を押さえる部材であり、前記一方の上板13と他方の上板13との間は開口部10Aが形成されている。
前記保持手段10内にはコイルスプリングなどからなる弾性部材14,14と、前記弾性部材14,14に弾性的に支持された可動部材15が設けられている。そして、前記記録媒体1は可動部材15に載置された状態で、弾性部材14,14によって図示Z1方向に付勢されている。この状態では、前記記録媒体1の両縁部が前記一対の上板13,13の下面に対し図示Z1方向から弾圧させられており、前記記録媒体1の表面が前記開口部10Aを介して図示Z1方向に露出されている。前記記録媒体1は、図示しない筐体ケースに設けられた挿入口を介して前記保持手段10内に装填できるようになっている。
また前記保持手段10内で、前記基台11上には、前記可動部材15が押し下げられたときにこれ以上の図示Z2方向への移動を規制する規制部材16,16が設けられている。なお、前記可動部材15には後述する設定部材70の下部が当接している。
前記再生手段20は断面コの字状に形成された第1のホルダ30と、この第1のホルダ30の内部に設けられた平面略ロの形状をした第2のホルダ40と、前記第2のホルダ40内に設けられた可動ベース50とを有している。
前記第1のホルダ30は図示X方向に延びる一対の脚部30A,30Bと前記一対の脚部30A,30Bを連結する連結部30Cを有している。前記第1のホルダ30の図示右端(連結部30C側)で且つ前記脚部30Aと脚部30Bとの間には第1のスクリュー軸31が回転自在に支持されている。また図示左端側で且つ前記脚部30Aと脚部30Bとの間には円柱状の第1のガイド部材32が架設されている。前記第1のスクリュー軸31と第1のガイド部材32とは互いに平行な状態に設定されている。
前記第1のスクリュー軸31の一方(Y2方向)の先端には歯車33が設けられており、この歯車33には前記脚部30Bの外側の位置に図示しない取り付け金具によって固定されている第1の駆動モータ34のモータ軸35に設けられた歯車36に直接又は図示しない減速歯車を介して間接的に噛み合わされている。このため、前記第1のスクリュー軸31に前記第1の駆動モータ34の回転駆動力が伝達されると、前記第1のスクリュー軸31は自在に回転できるようになっている。
前記第2のホルダ40は、X方向の両端において互いに平行に対向し合う側面40A,40Bと、図示Y方向に所定の距離を隔て対向し合うとともに前記側面40A,40Bとを連結する一対の連結部40C,40Dを有している。前記側面40Aと側面40Bとが対向するとともに前記連結部40Cと連結部40Dとが対向するスペース内には前記保持手段10の開口部10Aが配置されている。このため、前記記録媒体1の表面が前記前スペースに対向している。
前記一方(X1方向)の側面40Aの外面には図示X1方向に突出するとともに前記Y方向に所定の間隔を隔てて対向し合う一対の支持部40A1,40A2が形成されている。前記支持部40A1,40A2には、図示Y方向に貫通する貫通孔40a,40bが形成されている。前記貫通孔40a,40bの内壁には雌ねじが螺刻されており、この貫通孔40a,40b内には前記第1のスクリュー軸31が挿入されるとともに、前記雌ねじには前記第1のスクリュー軸31の外周面に形成された雄ねじが噛み合わされている。
また他方(X1方向)の側面40Bの外面には図示Z方向に所定の間隔を隔てて対向する一対の支持片40B1,40B2が突出形成されており、この一対の支持片40B1,40B2の間には前記第1のガイド部材32が設けられている。
すなわち、前記第2のホルダ40は、X方向の両端部が前記第1のスクリュー軸31と前記第1のガイド部材32に支持されている。そして、前記第1のスクリュー軸31に回転が与えられると、その駆動力が前記第1のスクリュー軸31の雄ねじから前記貫通孔40a,40bの雌ねじに伝達されるため、前記第2のホルダ40が前記第1のスクリュー軸31と前記第1のガイド部材32に案内されつつ、前記第1のホルダ30内を図示Y1およびY2方向に移動させることが可能とされている。すなわち、前記第1のスクリュー軸31、前記第1のガイド部材32、前記支持部40A1,40A2に設けられた雌ねじおよび第1の駆動モータ34等は、前記第2のホルダ40をネジ送りする第1の送り手段を形成している。
他方、前記側面40Aと側面40Bとの間には第2のスクリュー軸41と円柱状の第2のガイド部材42とが互いに平行な状態で架設されている。前記第2のスクリュー軸41は、前記第2のホルダ40の図示Y1側の端部において回転自在に設けられており、第2のガイド部材42は図示Y2側の端部に設けられている。
前記第2のスクリュー軸41の一方(X2方向)の先端には歯車43が固定され、その近傍には第2の駆動モータ44が設けられている。前記第2の駆動モータ44の回転駆動力が、そのモータ軸45に固定された歯車46を介して前記歯車43に伝達されることにより、前記第2のスクリュー軸41が自在に回転できるようになっている。なお、前記第2の駆動モータは、前記第2のホルダ40を形成する側面40Bの外側の面に図示しない取り付け金具を介してしっかりと固定されている。
可動ベース50は、例えば図1に示すようなマッチ箱のような形をしている。前記可動ベース50の一方(Y1側)には図示Y1方向に突出する一対の支持部51、52が設けられている。前記支持部51と支持部52とは図示X方向で対向し合うとともに、その対向面には図示X方向に貫通する貫通孔50a,50bが形成されている。前記貫通孔50a,50bの内壁には雌ねじが螺刻されており、この貫通孔50a,50bの内部には前記第2のスクリュー軸41が挿入されている。そして、前記貫通孔50a,50bの雌ねじには、前記第2のスクリュー軸41の外周面に形成された雄ねじが噛み合わされている。
前記可動ベース50の他方(Y2方向)には、図示Y2方向に突出するとともに、図示Z方向に所定の間隔を隔てて対向する一対の支持片53A,53Bが形成されており、この一対の支持片53A,53Bの間に前記第2のガイド部材42が設けられている。
すなわち、前記可動ベース50はY方向の両端部が前記第2のスクリュー軸41と第2のガイド部材42に支持されている。そして、前記第2の駆動モータ44から第2のスクリュー軸41に回転が与えられると、その駆動力が前記第2のスクリュー軸41の雄ねじから前記貫通孔50a,50bの雌ねじに伝達されるため、前記可動ベース50が前記第2のスクリュー軸41と前記第2のガイド部材42に案内されつつ、前記第2のホルダ40内を図示X1およびX2方向に移動できるようになっている。この点で、前記第2のスクリュー軸41、前記第2のガイド部材42、前記支持部51,52に設けられた雌ねじおよび第2の駆動モータ44等は、前記可動ベース50をネジ送りする第2の送り手段を形成している。
以上により、前記可動ベース50は前記第1の送り手段および第2の送り手段によって、図示X方向およびY方向に自在に移動することが可能である。このため、前記第1の送り手段および第2の送り手段を駆使することにより、前記可動ベース50を前記記録媒体1上の任意の記録位置(ブック)に移動させることが可能とされている。
なお、前記記録媒体装置には、前記第1の送り手段および第2の送り手段などの動作を制御し、前記可動ベース50を記録媒体1上の任意の記録位置(ブック)に移動させる制御手段(図示せず)が設けられている。
図2に示すように前記可動ベース50の下面側(Z2側)内は開口50Aが形成されており、この開口50Aから続く内部スペースには再生用の光学系部材が設けられている。なお、前記可動ベース50の開口50Aの周囲には、摺動摩擦抵抗が小さく、しかも柔軟性に優れた素材からなる枠状の密着部材59が設けられている。前記密着部材59は、可動ベース50が記録媒体1の表面に接触したときに、前記可動ベース50と記録媒体1との間の接触圧を緩和することにより、前記記録媒体1の表面に傷が付くのを防止する機能を有している。
図3に示すように、再生用の光学系部材(光ピックアップ)としては、レーザ光源(面発光レーザ;VCSEL)61と、レーザ光源61から発生したレーザ光(コヒーレント光)の大きさを拡大するビームエクスパンダ62と、ビームエクスパンダ62を通過した参照光B1を反射させて任意の方向に送る光走査器63と、反射後の参照光B1を集光して前記記録媒体1上の一定の地点へ送る集束レンズ64と、前記記録媒体1で回折された再生光B2の情報を読み取って電気信号に変換させる撮像手段65などである。前記レーザ光源61、ビームエクスパンダ62および光走査器63などは、レーザ光を参照光B1として前記記録媒体1に向けて照射する発光手段60Aを構成しており、図2では前記発光手段60Aは略三角形状のケース内に収納されている。また集束レンズ64は鏡筒66内に取り付けられている。なお、前記光走査器63としては例えばガルバノミラーなどを用いることができ、前記撮像手段65としてはCCD又はCMOSイメージセンサなどを用いることができる。
図1および図2に示すように、前記第2の送り手段を構成する第2のスクリュー軸41には設定部材70が設けられている。この実施の形態に示す設定部材70は略円柱形状をしている。設定部材70の外面には、前記設定部材70を断面で見たときに、円弧状の外周面(第1の加圧面)70aと、前記円弧の一部を前記円柱の中心線に平行となる平面でカットした加圧平面(第2の加圧面)71とを有している。前記外周面70aと加圧平面71とは互いに連続するとともに円柱の中心(設定部材70の中心)からの距離が異なっている。また前記設定部材70には、両側面を図示X方向に貫通する貫通孔72が形成されており、この貫通孔72内には滑りクラッチ73が設けられている。前記滑りクラッチ73およびこれを備えた設定部材70は、前記第2のスクリュー軸41に形成された摺動部41aの外周側に、前記摺動部41aを被覆するように設けられている。
なお、前記設定部材70の外周には、前記加圧平面71に沿う方向であるとともに図示Y1およびY2方向に延びる一対の支持突起74,74と、図示Z1方向に突出する凸部75が形成されている。前記支持突起74,74と例えば筐体側の固定ケースの天面100との間には前記設定部材70を図示下方(Z2方向)に付勢する弾性調整部材(コイルバネ)76,76が設けられている。前記設定部材70の下方には、前記基台11上に弾性支持されている可動部材15の一部が対向している。また前記天面100の下面には、Y方向に所定の距離を隔てて並ぶ一対のストッパ突起100a,100bが突出形成されており、このストッパ突起100aとストッパ突起100bとの間に前記設定部材70に形成された凸部75が配置されている。
以下には、上記ホログラムを用いた記録媒体装置の第1の実施の形態についての動作を説明する。
図4Aに示すように、第2のスクリュー軸41に回転が与えられていない状態では、前記可動部材15の一部が設定部材70の前記加圧平面71に当接している。
同時に、前記可動部材15の上面は前記設定部材70の加圧平面71に水平な姿勢で弾圧しており、前記可動部材15上に設けられた記録媒体1の表面が前記可動ベース50の下面に設けられている密着部材59に密着している。よって、この状態では可動ベース50内に配置された各種の光学系部材(光ピックアップ)と記録媒体1との相対位置関係を高精度に設定することができ、前記記録媒体1に多重に記録されている2次元画像データ情報(ホログラム情報)を確実に読み出すことが可能となる。
なお、図4Aに示す状態では、前記設定部材70に形成された凸部75は前記ストッパ突起100aとストッパ突起100bのいずれにも当接しない状態にある。
次に可動ベース50内の光学系部材が、これまで対向していた記録媒体1上の記録位置(ブック)とは異なる記録位置と対向するように可動ベース50を移動させる場合について説明する。
まず、記録媒体1の表面に前記可動ベース50の密着部材59が密着している図4Aの状態から、前記可動ベース50を引き離すことが必要となる。
そこで、図示しない前記制御手段は前記第2のスクリュー軸41を右方向または左方向に回転させる。図4Bに示すように、前記第2のスクリュー軸41を右方向に回転させると、前記設定部材70と滑りクラッチ73とが第2のスクリュー軸41とともに一緒に右方向に回転させられる。そして、前記設定部材70に形成された凸部75が一方のストッパ突起100aに当接すると、前記設定部材70と滑りクラッチ73とがこれ以上右方向へ回転するが制限させられる。
このとき、前記設定部材70の回転中心から前記加圧平面71までの距離と、前記設定部材70の回転中心から外周面70aまでの距離を比較すると、前記後者の方が長いため、前記設定部材70はその加圧平面71の一方(Y1方向)の縁部が前記可動部材15を図示下方(Z2方向)に押し下げる傾斜姿勢に設定される。
その結果、前記可動部材15に載置されている記録媒体1も下方に移動させられるため、前記記録媒体1と可動ベース50の密着部材59との間の対向距離が広がり、両者の間に隙間Sを形成することができる。すなわち、前記可動ベース50の密着部材59を前記記録媒体1の表面から引き離すことができる。
ここで、滑りクラッチ73は、前記第2のスクリュー軸41と滑りクラッチ73と間に生じる摺動負荷(摺動時の摩擦抵抗)が所定の大きさ未満の場合には、前記滑りクラッチ73は前記第2のスクリュー軸41と一体的で回転するが、摺動負荷が前記所定の大きさを超えると前記第2のスクリュー軸41のみの回転を許容し、滑りクラッチ73自身は回転しない停止状態に設定する機能を有している。
このため、さらに前記第2のスクリュー軸41を右方向に回転させると、前記滑りクラッチ73の機能により、前記設定部材70および滑りクラッチ73の回転が停止した後も第2のスクリュー軸41の回転を許容することが可能である。このため、前記可動ベース50を例えば図示X1方向にネジ送りすることができる。
同様に、前記第2のスクリュー軸41を左方向に回転させると、図4Bに示すように、前記設定部材70と滑りクラッチ73とが第2のスクリュー軸41とともに左方向に回転し、前記設定部材70に形成された凸部75が他方のストッパ突起100bに当接し、設定部材70と滑りクラッチ73のこれ以上の左方向への回転が制限される。
よって、上記同様に前記設定部材70の加圧平面71の他方(Y2方向)の縁部が前記可動部材15を図示下方(Z2方向)に押し下げるため、前記可動部材15およびその上に載置されている記録媒体1を図示下方(Z2方向)に移動させることができる。よって、前記記録媒体1と可動ベース50の密着部材59との間に隙間Sが形成され、可動ベース50の密着部材59が前記記録媒体1の表面から引き離される。
さらに前記第2のスクリュー軸41を左方向に回転させると、前記滑りクラッチ73の機能により、前記設定部材70と滑りクラッチ73の回転が停止した後も第2のスクリュー軸41の回転を許容することができ、前記可動ベース50を例えば図示X2方向にネジ送りすることが可能となる。
このように上第1の実施に形態を構成する前記第2のスクリュー軸41、設定部材70、滑りクラッチ73、弾性調整部材76,76および弾性部材14、可動部材15などは、前記可動ベース50の移動時においては前記記録媒体1と前記可動ベース50との間の対向距離を広げ、記録媒体1の再生時においては前記可動ベース50内の光学系部材と記録媒体1との間の前記対向距離を縮めて前記可動ベース50の密着部材59を記録媒体1の表面に密着させる対向距離調整機構を形成している。
そして、前記可動ベース50を図示X方向に移動させるためには、まず図4Bまたは図4Cに示す前記設定部材70の傾斜姿勢を維持する。この状態では、前記可動ベース50は前記記録媒体1の表面から引き離されているため、前記第1のスクリュー軸31に回転を与えると、前記第2のホルダ40をY方向に移動させることができる。よって、前記第2のホルダ40内に保持されている可動ベース50をY1方向またはY2方向に移動させることが可能となる。
次に、ホログラムを用いた記録媒体装置の第2の実施の形態について図5およおび図6A,Bを用いながら説明する。
図5は本発明の第2の実施の形態としてのホログラムを用いた記録媒体装置の再生手段の概略を示す斜視図、図6は第2の実施の形態としての記録媒体装置の主要部分の動作を説明するための断面図であり、Aは再生時の動作としてスクリュー軸に回転が与えられていない(無回転)場合、Bは移動時の動作としてスクリュー軸に右回転が与えられた場合を示している。
第2の実施の形態に示す記録媒体装置は、上記第1の実施の形態に示す記録媒体装置とほぼ同じ構成である。したがって、以下においては主として第2の実施の形態として示す記録媒体装置の再生手段が、上記第1の実施の形態として示す記録媒体装置の再生手段と異なる点について説明する。
図5に示すように、第2の実施の形態として示す記録媒体装置の再生手段では、前記第1のホルダ30を形成する脚部30A,30BのX2側の端部に、脚部30A,30BからY2およびY1方向にそれぞれL字状に延びる延長部30A1,30B1が形成されている。そして、この延長部30A1,30B1の外面(X2側の面)には図示X2方向に突出する支軸37aと回動軸38aが形成されている。また第1のホルダ30の連結部30Cの外面(X1側の面)には、図示X1方向に突出する支軸37bと回動軸38bが形成されている。前記回動軸38aと回動軸38bとは、図示しない筐体側の固定ケースに形成された軸受穴内に挿入されている。また前記支軸37aと支軸37bは、同じく筐体側の固定ケースにZ方向に延びるように形成された長穴101,101に挿入されている。そして、第1のホルダ30は図示Y2側に設けられた回動軸38a,38bを中心にY1側が回動自在となるように前記固定ケース内に支持されている。このとき、前記支軸37a,37bは前記長穴101,101内をZ方向に自在に移動する。
また図6A,Bに示すように、第2の実施の形態においては、記録媒体1が固定部材18に支持されており、第1の実施の形態のような可動部材15と弾性部材14,14とによって弾性的に支持される構成とは異なっている。
そして、前記設定部材70が前記固定部材18の水平な表面18aに支持される構成である。なお、この場合の弾性調整部材76,76は前記設定部材70を図示下方に付勢することにより、前記設定部材70を前記固定部材18の表面18aに弾性的に押し付ける部材として機能している。
図6Aに示すように、再生時においては弾性調整部材76,76が設定部材70を図示下方に付勢するため、前記設定部材70の加圧平面(第2の加圧面)71全体が前記固定部材18の表面18aを図示Z2方向に弾圧している。
このとき設定部材70の滑りクラッチ73内に挿通されている第2のスクリュー軸41と前記第2のガイド軸42とが水平な状態にあり、同時に前記第1のホルダ30に設けられた前記回動軸38a,38bと支軸37a,37bも水平な状態にあるため、前記可動ベース50も水平な姿勢に設定されている。そして、前記可動ベース50は最も図示下方(Z2方向)の位置にあり、前記可動ベース50の下面に設けられている密着部材59が前記記録媒体1の表面に密着させられている。よって、上記第1の実施の形態の場合同様に、この状態では可動ベース50内に配置された各種の光学系部材(光ピックアップ)と記録媒体1との相対位置関係が高精度に設定されており、前記記録媒体1に多重に記録されている2次元画像データ情報(ホログラム情報)を確実に読み出すことが可能な状態にある。
次に、図6Bに示すように例えば前記第2のスクリュー軸41を右方向に回転させると、前記滑りクラッチ73が第2のスクリュー軸41とともに右方向に一緒に回転させられる。そして、前記設定部材70に形成された凸部75が一方のストッパ突起100aに当接し、設定部材70と滑りクラッチ73のこれ以上の右方向への回転が制限される。
このとき、前記設定部材70の回転中心から前記加圧平面(第2の加圧面)71までの距離と、前記設定部材70の回転中心から外周面(第1の加圧面)70aまでの距離を比較すると、前記後者の方が長いため、滑りクラッチ73を有する前記設定部材70が回転すると、前記加圧平面71が前記固定部材18の表面18aから離れる傾斜姿勢に設定される。すなわち、前記設定部材70の全体が、前記加圧平面71の一方(Y1方向)の縁部を支点として図示上方(Z1方向)に持ち上げられる。
すると、前記可動ベース50を有する第1のホルダ30は、図示Y2側の前記回動軸38a,38bを中心に回動してY1側の前記支軸37a,37bが持ち上げられるため、可動ベース50の密着部材59が前記記録媒体1の表面から引き離され、前記密着部材59と前記記録媒体1との間に隙間Sが形成される。
そして、さらに前記第2のスクリュー軸41を右方向に回転させると、前記滑りクラッチ73の機能により、前記設定部材70自体の回転が停止した後も第2のスクリュー軸41の回転を許容することが可能であるため、前記可動ベース50を例えば図示X1方向にネジ送りさせることができる。
なお、前記第2のスクリュー軸41を左回転させた場合も同様であり、前記可動ベース50を例えば図示X2方向にネジ送りすることが可能となる。
このように上記第2の実施の形態における前記第2のスクリュー軸41、設定部材70、滑りクラッチ73、弾性調整部材76,76および固定部材18なども、前記可動ベース50の移動時においては前記記録媒体1と前記可動ベース50との間の対向距離を広げ、また記録媒体1の再生時においては前記可動ベース50内の光学系部材と記録媒体1との間の前記対向距離を縮めて前記可動ベース50の密着部材59を記録媒体1の表面に密着させる対向距離調整機構を形成している。
そして、図6Bに示すように設定部材70に傾斜姿勢を維持することにより、前記可動ベース50を図示X方向に移動させることが可能となる。すなわち、この状態では、前記可動ベース50は前記記録媒体1の表面から引き離されているため、前記第1のスクリュー軸31に回転を与えると、前記第2のホルダ40をY方向に移動させることができる。よって、前記第2のホルダ40内に保持されている可動ベース50をY1方向またはY2方向に移動させることが可能となる。
上記第1および第2の実施の形態においては、再生手段を有する記録媒体装置について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく記録手段を搭載した記録媒体装置であってもよく、あるいは再生手段と記録手段の双方を搭載した記録媒体装置であってもよい。
また上記各実施の形態では、可動ベース50が互いに直交する2方向(X方向およびY方向)に移動させられるものについて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、可動ベース50は一方向(X方向のみ又はY方向のみ)に移動させられる構成であってもよい。
さらに上記各実施の形態では、設定部材70が第2のスクリュー軸41の一方(X2側)にのみ設けられた構成を示したが、前記設定部材70が第2のスクリュー軸41の両端側にそれぞれ設けられている構成であってもよく、この構成では可動ベース50と記録媒体1とを確実に引き離すことができ、可動ベース50をよりスムーズに送ることが可能となる。
また第1および第2の実施の形態においては、第1,第2の加圧面がそれぞれ円弧状の外周面70aとこれをカットした加圧平面とで構成された設定部材70として説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば断面形状が楕円形をした設定部材70であってもよい。この場合、第1の加圧面が楕円の長径側の外周面であり、第2の加圧面が楕円の短径側の外周面として構成することが可能である。
本発明の第1の実施の形態としてホログラムを用いた記録媒体装置の再生手段の概略を示す斜視図、 図1のII−II線に相当する断面図、 可動ベースに搭載された光学系の構成図、 第1の実施の形態に示す記録媒体装置の主要部分の動作を説明するための断面図であり、Aは再生時の動作としてスクリュー軸に回転が与えられていない(無回転)場合、Bは移動時の動作としてスクリュー軸に右回転が与えられた場合、Cは移動時の動作としてスクリュー軸に左回転が与えられた場合、 本発明の第2の実施の形態としてのホログラムを用いた記録媒体装置の再生手段の概略を示す斜視図、 第2の実施の形態としての記録媒体装置の主要部分の動作を説明するための断面図であり、Aは再生時の動作としてスクリュー軸に回転が与えられていない(無回転)場合、Bは移動時の動作としてスクリュー軸に右回転が与えられた場合、 ホログラムを用いて記録及び再生を行う場合の動作原理を示す説明図、
符号の説明
1 記録媒体
10 保持手段
10A 開口部
11 基台
14 弾性部材
15 可動部材
17 台座
18 固定部材
20 再生手段
30 第1のホルダ
31 第1のスクリュー軸
32 第1のガイド部材
34 第1の駆動モータ
37a,37b 支軸
38a,38b 回動軸
40 第2のホルダ
40A1,40A2 支持部
40B1,40B2 支持片
41 第2のスクリュー軸
41a 摺動部
42 第2のガイド部材
44 第2の駆動モータ
50 可動ベース
51、52 支持部
53A,53B 支持片
60A 発光手段
61 レーザ光源(面発光レーザ;VCSEL)
62 ビームエクスパンダ
63 光走査器
64 集束レンズ
65 撮像手段
70 設定部材
70a 円弧状の外周面(第1の加圧面)
71 加圧平面(第2の加圧面)
72 貫通孔
73 滑りクラッチ
74 支持突起
75 凸部
76 弾性調整部材
100a,100b ストッパ突起

Claims (6)

  1. 記録媒体に対する再生と記録の少なくとも一方を行う手段を搭載した可動ベースと、前記可動ベースを移動自在に支持する互いに平行なガイド部材およびスクリュー軸と、前記スクリュー軸の回転によって前記可動ベースを移動させるネジ送り手段と、前記スクリュー軸を回転させる駆動モータと、を備えた記録媒体装置において、
    前記ガイド部材および前記スクリュー軸が設けられたホルダと、前記記録媒体を支持して前記ホルダに接近し離反する方向へ移動可能な支持部材と、前記支持部材に対して前記ホルダに接近する方向付勢力を与える弾性部材が設けられ、
    前記スクリュー軸に滑りクラッチを介して回転可能に支持された設定部材が設けられ、前記設定部材には、一方向へ回転したときに前記支持部材を押圧する押圧部と、他方向に回転したときに前記支持部材を押圧する押圧部とが設けられており、
    前記可動ベースが停止しているときは、前記弾性部材によって前記記録媒体と前記可動ベースとが密着させられて、前記記録媒体の再生動作または記録動作が行われ、前記スクリュー軸が回転させられると、前記設定部材が回動させられ、前記押圧部で前記支持部材が加圧されて、前記記録媒体と前記可動ベースとが離されるとともに、前記滑りクラッチが滑って、前記スクリュー軸の回転方向に応じて前記可動ベースが移動させられることを特徴とするホログラムを用いた記録媒体装置。
  2. 記録媒体に対する再生と記録の少なくとも一方を行う手段を搭載した可動ベースと、前記可動ベースを移動自在に支持する互いに平行なガイド部材およびスクリュー軸と、前記スクリュー軸の回転によって前記可動ベースを移動させるネジ送り手段と、前記スクリュー軸を回転させる駆動モータと、を備えた記録媒体装置において、
    前記ガイド部材および前記スクリュー軸が設けられたホルダと、前記記録媒体を支持する支持部材とを有し、前記ホルダが前記支持部材に接近し離反する方向へ移動可能であるとともに、前記ホルダに対して前記支持部材に接近する方向の付勢力を与える弾性部材が設けられ、
    前記スクリュー軸に滑りクラッチを介して回転可能に支持された設定部材が設けられ、前記設定部材には、一方向へ回転したときに前記支持部材を押圧する押圧部と、他方向に回転したときに前記支持部材を押圧する押圧部とが設けられており、
    前記可動ベースが停止しているときは、前記弾性部材によって前記記録媒体と前記可動ベースとが密着させられて、前記記録媒体の再生動作または記録動作が行われ、前記スクリュー軸が回転させられると、前記設定部材が回動させられ、前記押圧部で前記支持部材が加圧されて、前記記録媒体と前記可動ベースとが離されるとともに、前記滑りクラッチが滑って、前記スクリュー軸の回転方向に応じて前記可動ベースが移動させられることを特徴とするホログラムを用いた記録媒体装置。
  3. 前記設定部材の回動角度を規制するストッパが設けられており、前記スクリュー軸が回転するときに、前記設定部材が前記ストッパで規制されるまで回動し、その後はスクリュー軸のみが回転する請求項1または2記載のホログラムを用いた記録媒体装置。
  4. 前記設定部材を断面で見たときに、円弧状の外周面と、前記円弧の一部をカットすることにより形成される加圧平面とを有しており、前記可動ベースが停止しているときは、前記加圧平面と前記支持部材とが密着し、前記スクリュー軸が回転すると、前記外周面と前記加圧平面との境界部である前記押圧部によって前記支持部材が押圧される請求項1ないしのいずれかに記載のホログラムを用いた記録媒体装置。
  5. 前記ホルダが、他のホルダに対して、前記可動ベースの移動方向と直交する向きに移動自在に支持されているとともに、前記ホルダを前記他のホルダ上で移動させる他のネジ送り手段が設けられている請求項1ないしのいずれかに記載のホログラムを用いた記録媒体装置。
  6. 前記可動ベースの表面に、記録媒体との接触圧を緩和する密着部材が設けられている請求項1ないしのいずれかに記載のホログラムを用いた記録媒体装置。
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