JP2863206B2 - 光情報記録装置及びこれに用いる光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録装置及びこれに用いる光情報記録媒体

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JP2863206B2 JP1222547A JP22254789A JP2863206B2 JP 2863206 B2 JP2863206 B2 JP 2863206B2 JP 1222547 A JP1222547 A JP 1222547A JP 22254789 A JP22254789 A JP 22254789A JP 2863206 B2 JP2863206 B2 JP 2863206B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光情報記録装置に関し、特に、スチルカメラ
等に適用可能な光情報記録装置及びこれに用いる光情報
記録媒体関する。
〔従来の技術〕
近年、写真フィルムに画像情報を記録するカメラに代
わって、画像情報をフロッピーディスク等の磁気ディス
クに記録するスチルカメラが既に製品化されている。
しかしながら、フロッピーディスクの記憶容量は1Mby
te程度であり、画像情報の記録用としては記憶容量が少
ない。このため100Mbyte程の記憶容量を持つ光ディスク
を用いたカメラの製品化が望まれている。
ところで、光ディスクを用いた光情報記録装置は、既
に、コンパクトディスク(CD)やコンパクトディスクビ
デオ(CDV)あるいはレーザビジョンデイスク(LV)等
が製品化されているが、カメラに搭載した例はまだ公表
されていない。これは、従来の光情報記録装置をカメラ
に搭載した場合、種々の問題が生じるからである。
〔発明が解決しようとする課題〕
以下、従来の光情報記録装置の基本的な構成例及びそ
の欠点について説明する。
ここで、第14図は従来の光情報記録装置の一例を示す
概略構成図であって、図中符号60は光情報記録媒体たる
光ディスクであり、この光ディスク60は光情報記録装置
内のスピンドルモータ61の回転軸に固定され該モータ61
によって回転される。また、符号62は光ディスクに情報
の記録・再生を行うための光ピックアップであり、この
光ピックアップ62は図示されないシークモータにより光
ディスク60の半径方向に移動自在となっている。
上記光ピックアップ62の内部には、光源としての半導
体レーザ63と、その半導体レーザ63から出射されたレー
ザ光束を平行光にするためのコリメータレンズ64と、ビ
ームスプリッタ65,λ/4板66,反射ミラー67,対物レンズ6
8よりなる入射光学系と、非点隔差のあるトロイダルレ
ンズ69,受光素子70よりなる信号検出光学系とが装備さ
れている。ここで上記対物レンズ68はバネ71により支持
されており、図示しないリニアモータによって対物レン
ズ68の光軸方向(フォーカシング)と光ディスク60の半
径方向(トラッキング)とに移動可能となっており、フ
ォーカシング制御により光ディスク60への光スポットの
焦点合わせを行い、トラッキング制御により光ディスク
60の情報トラックへの光スポットの追従を行うようにな
っている。
ところで、第14図に示す構成の従来の光情報記録装置
においては、対物レンズ68は、フォーカシングとトラッ
キングの2つの振動系を有するバネ71に支持されている
が、このような支持構造では、外乱振動の影響を受けや
すいという問題がある。また、バネ71にある隙間や、リ
ニアモータにある磁気ギャップ等の空間よりゴミやチリ
等が光ピックアップ62内部に侵入し、各光学部品に付着
しやすいという問題もある。すなわち、従来の光情報記
録装置では、リニアモータとバネ等の支持機構とからな
るアクチュエータによって対物レンズ68を駆動している
ために、光ピックアップ62内部へ隙間等の空間からゴミ
やチリ等が侵入するのを防ぐことができず、このため、
光束がゴミやチリ等により乱反射される等の不具合が生
じることがあり、検出信号の劣化が起きる原因となって
いた。
したがって、上述の欠点から従来の光情報記録装置を
カメラに搭載して用いる場合には以下の問題点がある。
すなわち、光ディスクには、予めトラック案内手段
(グルーブ,ウォブルピット等)が設けてあり、このト
ラック案内手段により光スポットを追従させるトラッキ
ング動作や、集光点を光ディスクに合わせて光スポット
を形成するフォーカシング動作を行うために、対物レン
ズを2方向に移動させているが、そのため対物レンズは
板バネ等の弾性部材に支持された構成となっており外乱
振動に弱い。このため、持ち運びが任意に行われるカメ
ラ等に搭載した場合、外乱振動が大きく使用に耐えられ
ないという問題が生じる。
また、光ディスクに情報を記録する場合、光ディスク
に光束を集光して光スポットを形成し、この光スポット
によって記録部を熱することにより情報記録を行ってい
るが、ゴミやチリ、脂等がレンズやプリズム等の光学素
子に付着すると光量が低減し、光スポットによる発熱が
低減して、良好な情報記録特性が得られなくなる。特
に、カメラは使用環境が任意であるから、ゴミやチリ等
が装置内に入りやすく問題となる。
また、光ディスクには、予めトラック案内手段(グル
ーブ,ウォブルピット等)が設けられているが、このた
め、原盤露光機等により上記トラック案内手段を光ディ
スクに設けるための製造工程が必要であり、その分フロ
ッピーディスク等に比べてコスト高となる。特に、カメ
ラに使用する場合、光ディスクはフィルムと比べてあま
りにも高価であり、市場が広がらず製品化の妨げとな
る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、外
乱振動や、ゴミ,チリ等に強く、しかも比較的安価に製
造可能な光情報記録媒体を用いることができ、カメラ等
への搭載も容易に可能とする光情報記録装置及びこれに
用いる光情報記録媒体提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明では、光情報記録媒
体に情報を記録あるいは再生する光情報記録装置におい
て、光束を光情報記録媒体上に照射するための2つの光
学部品からなる対物レンズ系を保持する光ヘッドと、光
ヘッドを光情報記録媒体の表面部分に押圧するための押
圧手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明では、請求項1記載の光情報記録装置に
おいて、情報記録動作時は光ヘッドを移動させる送り機
構と、この送り機構に対して光ヘッドが移動しないよう
に固定する固定機構を設けたことを特徴とする。
また、本発明では、請求項1記載の光情報記録装置に
用いられる光情報記録媒体であって、光情報記録装置内
に一度装着されたことを記録されることを特徴とする。
また、本発明では、請求項1記載の光情報記録装置に
用いられる光情報記録媒体であって、ケースに保持さ
れ、ケースには光情報記録装置内に一度装着されたこと
を示す部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明では、請求光1記載の光情報記録装置に
おいて、光情報記録媒体が一度装着されたものである場
合、情報記録を行わないことを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、光情報記録装置の対物レンズ系は常
に光情報記録媒体の表面部分に押圧されているため、外
乱振動による影響を受けにくく、また、対物レンズ系と
光情報記録媒体との間に隙間が生じないため、ゴミやチ
リ等の対物レンズへの付着が防止される。
また、本発明によれば、装置内に一度挿着され情報記
録された光情報記録媒体には未記録状態ではないことを
示す記録がなされるため、情報の重ね書きが防止され、
また、光情報記録媒体がケースに保持されている形式の
場合は、そのケース側にも光情報記録媒体が未記録状態
か否かを示す手段が設けられるため、未記録状態か否か
の確認が容易となる。
〔実 施 例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す画像撮影装置(例え
ばスチールカメラ)の概略構成図であって、図中符号1
はカメラレンズ、符号2はCCDイメージセンサであり、
撮影対象はカメラレンズ1によりCCD2に投射される。CC
D2によって読み取られた画像イメージは電気信号に変換
され、画像情報処理装置3を介してデジタル情報に変換
され光ディスク装置4により光ディスク5に記録され
る。
この光ディスク5は、1度しか記録できないライト・
ワンス型であり、信頼性・長期保存性に優れている。第
2図に上記光ディスク5の断面図を示す。第2図におい
て図中符号7は記録層であり、この記録層7に光束を集
光して光スポットを形成することにより穴を開けて情報
を記録する。また、符号6は記録層7を温度や傷等から
守ための保護層であり、符号8は硬質ガラスや硬質光透
過樹脂等からなる透明基板である。情報記録時にはこの
透明基板8の表面に光ヘッドを押圧した状態で情報の記
録が行われる。
第3図は本発明による光ディスク装置4の概略構成図
であり、図中符号9は光ディスク5を載せて回転自在に
保持するためのターンテーブル、符号10はターンテーブ
ル9を介して光ディスク5を回動させるためのスピンド
ルモータである。符号11は光ディスク装置4のフレーム
であり、このフレーム11には、バネ12a,12bにより弾性
支持された台13が搭載されている。ここで、台13はフレ
ーム11に一体形成されたガイド11a,11bにより、光ディ
スク5の表面に対向する方向のみに移動可能となってい
る。また、台13には光ディスク5の半径方向に移動自在
な光ヘッドが搭載されており、光ヘッド14は、台13に固
定されたモータ15によりスクリューネジ16を介して光デ
ィスク5の半径方向に移動されるようになっている。こ
の光ヘッド14には、対物レンズ20と、ダイアモンドから
なるスライダー17が一体化された対物レンズ系が有り、
この対物レンズ系のスライダー17はバネ12a,12bにより
光ディスク5の透明基板に押圧された状態となってい
る。したがって、光束は対物レンズ20とスライダー17、
光ディスク5の透明基板8を介して記録層7に光スポッ
トを形成する。
第4図は上記光ヘッド14の概略構成を示す図であっ
て、以下、光ヘッド14の光路及び動作について説明す
る。
光源である半導体レーザ18より出射した発散光は、平
行平板23により反射され光ディスク(メディア)5の方
向に光路を曲げられ、その光軸方向に移動可能なレンズ
19を介して対物レンズ系の対物レンズ20,ダイアモンド
からなるスライダー17によってメディア5の記録層7に
光スポット21を形成する。光スポット21を形成した光束
は記録層7で反射して、スライダー17,対物レンズ20を
介して平行平板23を透過し、非点収差を有する集束光と
なり、受光素子24に入射する。第5図は受光素子24の形
状例を示しており、この例の受光素子24は4つの光検出
面24a,24b,24c,24dを備えている。今、記録層7に光ス
ポット21が形成されている時(合焦時)は、受光素子24
の光検出面には丸いスポット25aが入射する。記録層7
から光スポット21が離れている時(非合焦時)は、受光
素子24の光検出面には楕円のスポット25b,あるいは25c
が入射する。したがって、各光検出面24a,24b,24c,24d
からの出力を用い、(24a+24d)−(24b+24c)の演算
により、光スポット21と記録層7との位置関係が明らか
となる。これは、いわゆる非点収差法による光焦点検出
法であり、(24a+24d)−(24b+24c)の演算から得た
フォーカスエラー信号により、光スポット21の焦点合わ
せが行われる。
ここで、第6図を参照して焦点合わせ方法の原理を説
明する。尚、第6図においては説明を簡単にするため、
対物レンズ系のスライダー17と対物レンズ20とを一枚の
両凸レンズ26で置き換えて説明する。
第6図において、半導体レーザ18を発した光束はレン
ズ19によりその発散角度をせばめられて対物レンズ26に
入射し、光スポットを形成する。ここで、レンズ19を光
軸方向にX移動すると、対物レンズ26による光スポット
はX′移動することになる。よって、レンズ19の光軸方
向移動によって光スポットの焦点合わせ(フォーカシン
グ動作)を行うことができる。
第7図は上記レンズ19を駆動するモータ機構(フォー
カスアクチュエータ)22の一例を示す図であって、同図
において、レンズ19は鏡筒27に納められており、この鏡
筒27の外周にはコイル30が巻かれており、且つ鏡筒27は
摺動軸受31に光軸方向に移動自在に支持されている。
鏡筒27のコイル部30の周囲には所定の間隙を介して永
久磁石29が配置されヨーク28に支持されており、この永
久磁石29はリング状であり、その径方向に着磁が施され
ている。したがって、この永久磁石29とヨーク28とによ
り磁気回路が形成され、この磁気回路中に上記コイル30
が設置されていわゆるボイスコイルモータを形成してい
る。
次に、第8図を参照して光ディスク5の記録フォーマ
ットについて説明する。
第8図は本発明に係る光ディスク5の一例を示す平面
図であり、同図において、光ディスク5は円盤状に形成
されており、符号36で示す中心部の穴は前記スピンドル
モータ10の軸に装着するための穴である。符号34は記録
エリアの最内周、符号32は最外周を示しており、また1
つの画像イメージを記録するのに必要なトラック長をLB
とする。光ディスク5にはトラック長LBごとに反射率の
高い鏡面35を設けてあり、情報の記録時には、この鏡面
35を検出し、そこから1つの画像イメージを記録する。
すなわち、上記鏡面部35では反射光量が増すので、先の
第5図における受光素子24の全受光量(24a+24b+24c
+24d)より鏡面35位置を容易に検出することができ、
この鏡面35位置を記録開始点として、そこから1つの画
像イメージを記録するわけである。尚、光ディスク5の
欠陥、記録エラー等を考慮して、1つの画像イメージを
幾つかのLBに記録しておけば、信頼性が向上する。すな
わち、LBは従来の1セクターに相当し、鏡面35はセクタ
ーマークを意味する。
次に、トラッキング方法について説明する。光ディス
ク5には、従来のトラック案内溝あるいはウォブルピッ
ト等のトラッキング案内手段は設けられておらず、先に
述べた鏡面35が唯一設けられている。また、光ヘッド14
のトラッキング方向(光ディスク5の半径方向)への移
動は、第3図におけるモータ15で回転するスクリューネ
ジ16により行われる。この光ヘッド送り機構により、光
ヘッド14は内周から外周へと移動し、順次記録してい
く。つまり、従来のライトワンス型光記録のごとく、ラ
ンダムアクセスは行われない。よって、上記送り機構に
よって情報トラックが形成されていく。尚、非動作時
は、光ディスク5はメディア押え37とバネ38により押圧
され、且つ、バネ12a,12bにより、スライダー17は光デ
ィスク5に押圧されているので、光ヘッド14が光ディス
ク5の径方向にずれることはない。
ところで、スピンドルモータ10の構造が簡単であるた
めに、光ディスク5は一定速度で回転される、いわゆる
CAV方式となっているが、このため記憶容量が少なくな
ってしまう。そこで、第8図に示す如く、記録エリア最
外周32,最内周34の中間当りの境界33を境にして、鏡面3
5の設定を変えて、鏡面35の間隔LBとLB′とが略等しく
なるようにする。尚、光ディスクク5には、上述の鏡面
35の代わりに、深い溝あるいは反射率の低い部分を設け
ても良い。
次に、対物レンズ系のスライダー17について説明す
る。先に述べたように、スライダー17は光ディスク5の
透明基板8に押圧されている。スライダー17は、ダイヤ
モンドでできているので硬質であり、このため透明基板
8はそれに耐久しうるように硬質ガラスでできている。
第9図はスライダー17の形状例を示す図であり、同図に
示されるように、スライダー17の透明基板8との当接面
の周端部39にはR面取り(あるいはテーパー面取り)が
施されており、スライダー17の鋭利な端部により透明基
板8が傷つけられることを防いでいる。
第10図はスライダー17の別の実施例を示し、スライダ
ー17側に透明基板8に付着したゴミ41を除去可能なテー
パー状の突出部40を設けた例である。
尚、以上説明した本発明における光ディスク装置4で
画像イメージ等を記録された光ディスク5には、スピン
ドルモータ10とスクリューネジ16の送り機構とによりス
パイラル状に情報ピットが形成されていく。そのため、
一度光ディスク5を光ディスク装置4から取り外し、再
度、光ディスク装置4にいれて続けて情報記録をしよう
とすると、スピンドルモータ10へ載せる時の位置ずれに
より、既に記録されたスパイラル状の情報ピットと偏心
してしまうという問題が生じる。また、1度記録した情
報の上に新たに情報記録(重ね書き)してしまう虞れも
ある。このため、以下のような2つの対策を施す必要が
ある。
i) 一度記録された光ディスクは、記録量の多少に関
わらず2度と光ディスク装置4に入らないようにする。
ii) 既に記録された部分を検出し、一定区間の未記録
部を経てから記録を開始することにより、偏心により、
既に記録済の部分を重ね書き(クロストラック)してし
まうことを避ける。
しかし、何れにしても未記録状態であるか否かを検知
する必要がある。そこで、この検知手段について第11
図,第12図を参照して説明する。
第11図において、光ディスク5はケース42内に回転自
在に保持されており、このケース42には、スライダー17
を光ディスク5の透明基板8に押圧させるための穴44が
設けられており、穴44は、未記録時にはシール43により
塞がれている。したがって、使用者はシール43を剥がし
てから光ディスク装置4にケース42を挿入することにな
る。すなわち、シール43の剥がれたものは使用済という
ことになり、未記録状態であるか否かが容易に確認でき
る。
また、第2の実施例として、第12図では、ケース45の
側面にスライド自在な板46を設け、且つこの板46の表面
に鏡面部を設けて、光学センサ47により板46のスライド
位置を検知する例である。ここで、第12図の矢印方向は
ケース45を取り出す方向(イジェクト方向)を示してお
り、また、符号48は板46をスライドさせるための突起で
あり、バネ49によりケース45側に押圧されている。つま
り、1度イジェクトされると、イジェクト動作に連動し
た突起48により板46がケース45側面に沿ってスライド移
動する。したがって、次にこのケース45を装置内に入れ
ると、板46の移動に伴って鏡面部の位置が移動している
ため、光学センサ47は板46の鏡面部を検出できないので
ケース45が使用済であることがわかり、未記録状態か否
かが容易に確認できる。
尚、本発明における光ディスク装置4で情報記録され
た光ディスク5には、先に述べたごとくスパイラル状に
情報ピットが形成される。したがって、情報再生するた
めには、別に再生装置により行う。この時、トラッキン
グは3ビーム法(例えばCD等で用いられている一般的な
トラッキング法)により行うことができる。
さて、以上実施例に基づいて説明したように、本発明
によれば、光ディスク装置の対物レンズ(スライダー部
を含む)は常に光ディスクの表面部分に押圧された状態
にあるため、外乱振動による影響を受けにくく、また、
対物レンズと光ディスクとの間に隙間が生じないため、
ゴミやチリ等の対物レンズへの付着も防止される。した
がって、本発明によれば、光ディスク装置のカメラ等へ
の搭載が容易に可能となる。
また、本発明によれば、光ディスクに従来のグルーブ
やウォブルピット等のトラック案内手段を設ける必要が
なく、光ディスクの記録面に一定区間おきに反射率の異
なる部分を設けるだけなので、光ディスクの製造工程を
簡易化でき、コストの低減を図ることができる。したが
って、本発明によれば光ディスクの価格を安価にでき、
カメラに搭載する場合にも、その製品化が容易に図れ
る。
尚、本発明は、カメラに搭載される光ディスク装置に
限らず、その他に用いられる光ディスク装置にも同様に
適用することができる。
また、焦点検出法に関して、図示の実施例では平行平
板23を用いた非点収差法を説明したが、特にこの方法に
限定するものではなく、シリンドリカルレンズを用いた
非点収差法や、ナイフエッジ法、ビームサイズ法等のそ
の他の焦点検出法を用いるのも可能である。
ところで、前述の実施例においては、第8図に示した
新規な光ディスクを光情報記録媒体として用いる場合に
ついて説明したが、光情報記録媒体として従来と同様に
構成された光ディスクを用い、本発明における請求項1
のみを実施することも可能である。すなわち、光ディス
クには、従来のグルーブあるいはウォブルピット等のト
ラック案内手段を設けておき、コンパクトディスク(C
D)プレーヤ等で一般的に使用されている3ビーム法,
プッシュプル法、あるいはサンプルサーボ法等によりト
ラッキングエラー検出を行うようにすることもできる。
ここで、3ビーム法による実施例を第13図に示す。第
13図において、図中符号50は半導体レーザ18から出射し
た光束を3つの光束に分けるためのグレーティング板で
あり、CDプレーヤ等でよく知られている。また、図中符
号51は受光素子であり、51a,51cさらに4分割された51b
の検出面よりなる。これは一般的な(3ビーム法+非点
収差法)用の受光素子であり、受光素子51より得たトラ
ッキングエラー信号に基づいて先のモータ15,スクリュ
ーネジ16により光ヘッド14の移動が制御される。
尚、プッシュプル法,サンプルサーボ法によるトラッ
キングエラー検出も従来と同様に応用できる。
さて、以上のように従来法と同様にトラッキング(光
スポットが情報トラックを追従する)制御を行うことに
より、情報記録動作のみならず、情報再生動作も可能と
なる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項1記載の本発明による光
情報記録装置においては、対物レンズ系が光情報記録媒
体の表面部分に押圧され常に接触された状態にあるた
め、ゴミやチリ等が対物レンズに付着することがなく、
また、外乱振動による振動特性の劣化等の問題が生じ
ず、カメラ等の使用環境の激しい装置への光情報記録装
置の搭載が容易に可能となる。また、請求項2記載の発
明によっても同様の効果が得られる。
尚、上記光情報記録装置に使用される光情報記録媒体
においては、表面部材を硬質ガラスあるいは硬質光透過
樹脂によって構成したので、上記対物レンズ系の光透過
部材が表面部に当接しても、剛性が高いために光情報記
録媒体の破損等を防止することができ、信頼性の向上が
図れる。
また、上記光透過部材に面取りを施せば、光情報記録
媒体を傷つけることを防げる。また、光透過部材の端部
をテーパー状に突出させた場合には、光情報記録媒体の
表面に付着したゴミやチリ等を除去することもできる。
さらにまた、光情報記録媒体の表面部材を軟質ガラス
あるいは軟質光透過樹脂とすることもでき、この場合に
は、対物レンズ系の光透過部材の表面の微妙な突起等に
はまり込んでしまったゴミ等による傷つきが防止され
る。
次に、請求項3または4または5に記載の本発明によ
る光情報記録装置、光情報記録媒体においては、容易且
つ確実に、情報の重ね書きが防止される。また、光情報
記録媒体がケースに保持されたまま使用されるタイプの
場合には、ケース側に未記録状態か否かを示す手段が設
けられるため、使用者が未記録状態か否かを容易に確認
できる。
以上説明したように、本発明によれば、耐環境性に優
れ、信頼性が高く、且つ安価な光情報記録装置を提供で
きる。したがって、本発明によれば、光情報記録装置を
搭載した、記憶容量の大きいスチルカメラ等の実現が可
能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す画像撮影装置の概略構
成図、第2図は本発明による光情報記録媒体の一構造例
を示す断面図、第3図は本発明による光情報記録装置の
一実施例を示す概略構成図、第4図は本発明による光情
報記録装置の光ヘッドの一例を示す概略構成図、第5図
は第4図に示す光ヘッドに適用される受光素子の一例を
示す平面図、第6図は本発明による光情報記録装置によ
る焦点合わせ方法の原理を説明するための図、第7図は
焦点合わせ用のレンズを駆動する駆動機構の一例を示す
図、第8図は本発明による光情報記録媒体の一例を示す
平面図、第9図及び第10図は対物レンズ系の光透過部材
の形状例を夫々示す図、第11図及び第12図は光情報記録
媒体の未記録状態検知手段を備えたケースの例を夫々示
す図、第13図は本発明による光情報記録装置の光ヘッド
の別の例を示す概略構成図、第14図は従来技術による光
情報記録装置の一例を示す概略構成図である。 1……カメラレンズ、2……CCDイメージセンサ、3…
…画像情報処理装置、4……光情報記録装置、5……光
情報記録媒体、6……保護層、7……記録層、8……透
明基板、9……ターンテーブル、10……スピンドルモー
タ、11……フレーム、12a,12b……バネ、13……台、14
……光ヘッド、15……モータ、16……スクリューネジ、
17……スライダー、18……半導体レーザ、19……焦点位
置調整用のレンズ、20……対物レンズ、21……光スポッ
ト、22……フォーカスアクチュエータ、23……平行平
板、24,51……受光素子、26……対物レンズ系、35……
鏡面部、42,45……ケース。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光情報記録媒体に情報を記録あるいは再生
    する光情報記録装置において、光束を光情報記録媒体上
    に照射するための2つの光学部品からなる対物レンズ系
    を保持する光ヘッドと、光ヘッドを光情報記録媒体の表
    面部分に押圧するための押圧手段とを備えたことを特徴
    とする光情報記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光情報記録装置において、
    情報記録動作時は光ヘッドを移動させる送り機構と、こ
    の送り機構に対して光ヘッドが移動しないように固定す
    る固定機構を設けたことを特徴とする光情報記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光情報記録装置に用いられ
    る光情報記録媒体であって、光情報記録装置内に一度装
    着されたことを記録されることを特徴とする光情報記録
    媒体。
  4. 【請求項4】請求項1記載の光情報記録装置に用いられ
    る光情報記録媒体であって、ケースに保持され、ケース
    には光情報記録装置内に一度装着されたことを示す部材
    を設けたことを特徴とする光情報記録媒体。
  5. 【請求項5】請求項1記載の光情報記録装置において、
    光情報記録媒体が一度装着されたものである場合、情報
    記録を行わないことを特徴とする光情報記録装置。
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