JP3919276B2 - 光ヘッドおよび光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記憶媒体としての光ディスクに光学的に情報を記録および/または再生する光ヘッドおよび光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ヘッドに用いられる対物レンズは光ディスクの基材厚を考慮して設計されており、対応する基材厚と異なる光ディスクに対しては、球面収差が大きくなるので、その光ディスクへの収束光の収束性能が劣り、情報の記録または再生が困難になる。従来、コンパクトディスク(CD)やビデオディスクあるいはデータ用の光磁気ディスク等の光ディスクの基材厚はすべて1.2mmであったので、1つの光ヘッドでこれら種類の異なる光ディスクの情報を記録または再生することが可能であった。
【0003】
一方、最近規格統一されたデジタルビデオディスク(DVD)は記憶する情報の高密度化を図っているために、それに対応して、光ヘッドの対物レンズの開口数を大きくし、使用する光の波長を短くしている。
【0004】
光ヘッドの対物レンズの開口数を大きくすると光学的な分解能が向上し、情報の記録または再生できる周波数帯域を広げることができる。しかし、光ディスクに傾きがあるとコマ収差が増加するという問題が起こる。光ディスクの傾きは、光ディスク自身のそり以外に光ディスク装置のターンテーブルの面振れ、さらには光ディスクとターンテーブルとの間に入った異物によっても発生するため避けられない。光ディスクの傾きによるコマ収差は、対物レンズの開口数の3乗と光ディスクの基材厚に比例するため、同じ基材厚の光ディスクでも対物レンズの開口数を上げるとコマ収差が増加し光の収束性能が下がる。そこで、DVDでは対物レンズの開口数を大きくしてもコマ収差が大きくならないように、光ディスクの基材厚を0.6mmまで薄くして対処している。しかし、基材厚が0.6mmの光ディスクの情報を記録または再生する対物レンズでは、基材厚が1.2mmの従来の光ディスクの情報を記録または再生することができず、従来の光ディスクとの間の互換性を保つことができない。
【0005】
また、光ヘッドの光の波長を短くすると、対物レンズの開口数を大きくすることと同様に、光学的な分解能が向上し、情報の記録または再生可能な周波数帯域を広げることができる。しかし、使用する光の波長が780nm〜830nmに対応している基材厚1.2mmの従来の光ディスクの情報を、より短波長の半導体レーザ光で再生した場合、その光ディスクの情報記録面の光の反射率や吸収率等が波長によって違うので、十分な情報の再生信号または制御信号が得られない。これは、たとえば書き込み可能なCDとして規格化されたCD−R等で顕著にみられる。CD−Rはもともと、775nm〜820nmの波長の光を用いたとき、情報記録面からの反射光の反射率が65%以上であると規定されているが、規定範囲外の波長の光を用いると、その反射率は極端に低下し、情報記録面への光の吸収率が向上する。650nm付近の波長の光を用いると、反射率が1/8、吸収率が8倍程度になるCD−Rがあり、規定の光パワーで情報の再生を試みると、再生はおろか光の吸収によってあらかじめ記録された情報が消去されることになる。従来の技術では、650nmの波長の光に対応した高密度光ディスクと、775nm〜820nmの波長の光に対応したCD−Rの情報を、1つの光ヘッドで再生するのは非常に困難であり、高密度光ディスクの記録または再生用の光ヘッドと、CD−Rの記録または再生用の光ヘッドをそれぞれ独立に設ける必要があった。
【0006】
このため、図12に示すような2つの光ヘッドを用いた方法が考えらている。光ヘッド40は、基材厚0.6mmの光ディスクの情報を記録または再生するためのものである。この光ヘッド40において、半導体レーザ41から出射した波長650nmの放射光は、集光レンズ42により集光されて略平行な光ビーム43となる。この光ビーム43はハーフミラー44に入射し、一部の光ビーム43はここを透過し、ミラー45で反射して対物レンズ46に入射する。対物レンズ46の開口数は0.6に設定され、基材厚0.6mmの光ディスクであるDVD光ディスクに対応している。対物レンズ46に入射した光ビーム43は、基材厚0.6mmの光ディスク9の情報面上に絞り込まれ光スポット47を形成する。次に、光ディスク9から反射した反射光は再び対物レンズ46、ミラー45を通り、ハーフミラー44に入射する。ハーフミラー44に入射した反射光の一部はここで反射し、絞りレンズ48とシリンドリカルレンズ49を通って、光検出器50に受光される。光検出器50は、情報の記録または再生信号を検出するとともに、非点収差法によりフォーカス制御信号を、位相差法によりトラッキング制御信号を検出するように構成されている。符号51は対物レンズ46をフォーカスおよび/またはトラッキング制御を安定にする方向に駆動し、光スポット47を情報記録媒体面上の情報を記録または再生するトラックに追従させるための対物レンズ駆動装置を示す。
【0007】
一方、光ヘッド60は、基材厚1.2mmの光ディスクの情報を記録または再生するためのものである。この光ヘッド60において、半導体レーザ61から出射した波長780nmの放射光は、集光レンズ62により集光されて略平行な光ビーム63となる。この光ビーム63はハーフミラー64に入射し、一部の光ビーム63はここを透過し、ミラー65で反射して対物レンズ66に入射する。対物レンズ66の開口数は0.45に設定され、基材厚1.2mmの光ディスクであるCD−R等の従来の光ディスクに対応している。対物レンズ66に入射した光ビーム63は、基材厚1.2mmの光ディスク16の情報面上に絞り込まれ光スポット67を形成する。次に、光ディスク16から反射した反射光は再び対物レンズ66、ミラー65を通り、ハーフミラー64に入射する。ハーフミラー64に入射する反射光の一部はここで反射し、絞りレンズ68とシリンドリカルレンズ69を通って、光検出器70に受光される。光検出器70は、情報の記録または再生信号を検出するとともに、非点収差法によりフォーカス制御信号を、プッシュプル法によりトラッキング制御信号を検出するように構成されている。符号71は対物レンズ66をフォーカスおよび/またはトラッキング制御を安定にする方向に駆動し、光スポット67を情報記録媒体面上の情報を記録および再生するトラックに追従させるための対物レンズ駆動装置である。
【0008】
上述した図12のような構成において、DVDのような基材厚0.6mmの光ディスク9の情報を記録または再生する場合は、光ヘッド40を起動させ、光スポット47が光ディスク9の情報面上に形成されるように制御し、またCD−Rのような基材厚1.2mmの光ディスク16の情報を記録または再生する場合は、光ヘッド60を起動させ、光スポット67が光ディスク16の情報面上に形成されるように制御する。これにより、厚みの異なる光ディスク9または光ディスク16に情報を記録または再生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来、基材厚の異なる光ディスクまたは対応波長の異なる光ディスクの情報を記録または再生するときは、それぞれの光ディスクに対応した光ヘッドを独立して用意する必要があった。
【0010】
本発明はこのような従来の、基材厚の異なる光ディスクまたは対応波長の異なる光ディスクに対して、それぞれの光ディスクに対応した光ヘッドを独立して用意する必要があり、それにともなって、コスト高なり、装置が小型化できないという課題を考慮し、1つの光ヘッドで基材厚の異なる光ディスクまたは、対応波長の異なる光ディスクの情報を記録または再生することを可能とし、低コストで小型の光ヘッドおよびその光ヘッドを用いた光ディスク装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の本発明は、第1の波長の光を出射する第1の光源と、第2の波長の光を出射する第2の光源と、対物レンズと、基材厚がt1の第1の光ディスクの情報面に対しては前記第1の波長の光の光束を前記対物レンズに入力し、基材厚が前記t1より厚いt2の第2の光ディスクの情報面に対しては前記第2の波長の光の光束を前記対物レンズに入力するとともに、前記第1の情報面からの前記第1の波長の反射光を第1の光検出器へ、また前記第2の情報面からの前記第2の波長の反射光を第2の光検出器へ導く光学系と、前記光学系の中に配置され、前記第1の波長の光および前記第2の波長の光を透過する第1の光学多層膜および、前記第1の光学多層膜の周囲に存在し、前記第1の波長の光を透過し前記第2の波長の光を反射する第2の光学多層膜を有し、前記第2の波長の光の光束の開口を制限する開口制限手段とを備え、前記開口制限手段においては、前記第1の光学多層膜を透過した前記第1の波長の光と、前記第2の光学多層膜を透過した前記第1の波長の光との位相差が実質上等しく、さらに、前記第1の光学多層膜を透過する光の波長の変化に対する透過前後の位相のずれの割合(変化率)と、前記第2の光学多層膜を透過する光の波長の変化に対する透過前後の位相のずれの割合(変化率)とが、前記第1の波長の近傍の範囲内で、実質上等しいことを特徴とする光ヘッドである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1として、1つの光ヘッドで基材厚の異なる光ディスクまたは、対応波長の異なる光ディスクの情報を記録または再生することを可能にした光ヘッドの構成をその動作とともに述べる。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態1の基材厚0.6mmの光ディスク9の情報を記録または再生する場合の光ヘッドの光学系を示す構成図である。図2は、本発明の実施の形態1の基材厚1.2mmの光ディスク16の情報を記録または再生する場合の光ヘッドの光学系を示す構成図である。
【0015】
図1において、半導体レーザ1から出射した波長650nmの光の一部はハーフミラー2を透過し、ビームスプリッタ3を透過して、集光レンズ4により集光され略平行な光ビーム5となる。なお、ビームスプリッタ3は、波長650nmの光を透過し、波長780nmの光を反射するものである。光ビーム5はミラー6で反射し、開口制限手段7を通って対物レンズ8に入射する。対物レンズ8に入射した光ビーム5は、光ディスク9の情報記録面上の結像点pに絞り込まれ、光スポット10を形成する。
【0016】
なお、開口制限手段7は、図3(a)に示すよう、内周部の第1の光学多層膜7aおよび外周部の第2の光学多層膜7bとからなり、それらの光学特性を図4〜図6に示す。これにより、波長650nmの光は、開口制限手段7の第1の光学多層膜7aおよび第2の光学多層膜7bをほとんど光量損失することなく透過することがわかる。また、開口制限手段7は、波長650nmの光ビーム5の開口を制限しないものとする。なお、図4または図5において、透過率が0%であることは、反射率が100%であることを意味する。
【0017】
対物レンズ8の開口数は0.6に設定し、DVDのような基材厚0.6mmの光ディスク9に対応している。
【0018】
光ディスク9で反射した光ビーム11は、再び対物レンズ8、開口制限手段7を通って、ミラー6で反射し、集光レンズ4に入射する。集光レンズ4に入射した光ビーム11は、収束しながらビームスプリッタ3を透過し、さらにハーフミラー2で一部が反射して、検出レンズ12により非点収差を与えられ、光検出器13で受光される。光検出器13は、情報の記録または再生信号を検出するとともに、非点収差法によりフォーカス制御信号を、位相差法によりトラッキング制御信号を検出する。
【0019】
他方、図2に示すように、実施の形態1の光ヘッドは、波長780nmの光の光源としての半導体レーザ14aと、光ディスク16からの反射光を分離し空間的変化を与えるホログラム14cと、その反射光を受光する光検出器14bと、カバーガラス14dとが一体に構成されたモジュール14を備えている。
【0020】
図2において、モジュール14の半導体レーザ14aから出射した波長780nmの光は、カバーガラス14dを透過し、波長780nmの光を反射するビームスプリッタ3で反射して、集光レンズ4により集光され、若干発散する光ビーム15となる。光ビーム15は、ミラー6で反射し、開口制限手段7を通って対物レンズ8に入射する。対物レンズ8に入射した光ビーム15は、光ディスク16の情報記録面上の結像点p’に絞り込まれ、光スポット17を形成する。
【0021】
なお、図3(a)に示すように、開口制限手段7は、光学特性の異なる内周部の第1の光学多層膜7aと外周部の第2の光学多層膜7bから形成されており、図4の第1の光学多層膜7aの光学特性および図5の第2の光学多層膜7bの光学特性が示すように、内周部は波長780nmの光を透過し、外周部は波長780nmの光を反射する構成になっているため、光ビーム15は内周部のみを透過する。内周部の開口径は、ここを透過した光を対物レンズ8で絞ったときに開口数が0.45になるように設定され、CD−Rのような基材厚1.2mmの光ディスク16に対応している。
【0022】
光ディスク16で反射した光ビーム18は、再び対物レンズ8、開口制限手段7を通って、ミラー6で反射し、集光レンズ4で絞られて、ビームスプリッタ3で反射し、モジュール14に入射する。モジュール14に入射した光ビーム18は、ホログラム14cで回折され、カバーガラス14dを通って光検出器14bに入射する。光検出器14bは、SSD(spot size detection)法を用いて、光ビーム15を光ディスク16の情報記録面に追従させるためのフォーカス制御信号を検出するとともに、プッシュプル法を用いて、光ビーム15を光ディスク16の情報記録面上のトラックに追従させるためのトラッキング制御信号を検出する。なお、トラッキング制御信号の検出には3ビーム法を用いてもよい。
【0023】
次に、光ディスク9および光ディスク16の情報記面上で発生する光ビーム5と光ビーム15の波面収差について述べる。
【0024】
対物レンズ8は、基材厚0.6mmの光ディスク9の情報記録面上に発生する波長650nmの光ビーム5の波面収差を小さくする構成になっている。このとき、基材厚1.2mmの光ディスク16の情報記録面上に発生する波長780nmの光ビーム15の波面収差を小さくするためには、半導体レーザ14aから集光レンズ4までの距離を調整する必要がある。対物レンズ8と集光レンズ4の焦点距離をそれぞれ3mm、25mmとし、半導体レーザ14aから集光レンズ4までの距離を、半導体レーザ1から集光レンズ4までの距離より約8mm短く設定することによって、光ビーム15を光ディスク16の情報記録面上に波面収差10mλ以下で収束させることができ、光ディスク16の情報を問題なく再生することができる。
【0025】
また、開口制限手段7の内周部の第1の光学多層膜7aと外周部の第2の光学多層膜7bとを独立に設計すると、内周部を透過した波長650nmの光ビーム5と外周部を透過した光ビーム5とに位相差が生じる。位相差のある光ビーム5は対物レンズ8で十分に絞ることができないので、光スポット10の品質が劣化する。仮に、開口制限手段7の内周部と外周部とを透過する光ビーム5に、光ビーム5の1/8波長の位相差(45゜)があると、光スポット10近傍では略30mλの波面収差が発生する。
【0026】
DVDで用いられる光ディスク9は、基材厚が薄い場合は0.56mm、基材厚が厚い場合は0.64mmになる。DVD用に設計された光学系では、基材厚0.6mmに対して40μmの厚み誤差があると40mλの波面収差が生じる。
【0027】
一般に光学設計の限界基準であるマーシャルクライテリア(Marechal criteria)の70mλ以下にするためには、光ビーム5の開口制限手段7透過前後の位相差による波面収差と、光ディスク9の厚み誤差によって発生する波面収差とを合わせて考える必要があるので、光ビーム5の開口制限手段7透過前後の位相差によって生じる波面収差は30mλ以下にすることが求められる。すなわち、開口制限手段7を透過する光ビーム5の位相差を光ビーム5の1/8波長以下にする必要がある。
【0028】
さらに、半導体レーザ1から出射する光には波長のばらつきがあるが、波長がばらついても位相差は抑えられなければならない。このため、図6に示すように波長650±20nmの実用的な範囲内において、開口制限手段7の第1の光学多層膜7aおよび第2の光学多層膜7bの波長のばらつきに対する位相変化比を略等しくする必要がある。一例として、図3(b)に示す第1の光学多層膜7aの層数n1を23とし、第2の光学多層膜7bの層数n2を11として、第1の光学多層膜7aを透過する波長の光と、第2の光学多層膜7bを透過する波長の光との位相差がほとんど無く、さらに波長のばらつきに対するそれぞれの光学多層膜を透過する光の波長の位相変化率が略等しくなるよう設計すると次の表1のようになる。なお、開口制限手段7に用いる基材の屈折率は1.51とし、光学的膜厚とは物理的な膜厚に屈折率を掛けたものとする。
【0029】
【表1】
【0030】
表1の構成の第1の光学多層膜7aの光の波長変化に対する透過率の計算結果を図7に示す。表1の構成の第2の光学多層膜7bの光の波長変化に対する透過率の計算結果を図8に示す。図9に、表1の構成の第1の光学多層膜7aおよび第2の光学多層膜7bを透過する前後の光の波長のずれの計算結果を、位相差によって表現した光学特性図を示す。これにより、表1の通り設計した光学多層膜は光ヘッドの開口制限手段7として用いるのに十分な特性が得られたことがわかる。なお、図9の位相は図3(b)のA面を基準としたときのB面の位相である。また、図3(b)のB面は2つの光学多層膜のうち厚い方の光学多層膜の光の出射面とし、薄い方の光学多層膜を透過する光ビームはδSの間は空気中を進むものとした。さらに、上記のδSをほぼ0にすることもできるが設計事項なので詳細は省略する。
【0031】
以上説明してきた光ヘッドを用いると、波長650nmの光に対応する基材厚0.6mmの光ディスク9の情報を記録または再生する場合は、半導体レーザ1を点灯させ、光ディスク9の情報記録面上に焦点をむすび、その反射光を光検出器13で受光することにより、情報記録再生信号および制御信号を得ることができる。また、波長780nmの光に対応する基材厚1.2mmの光ディスク16の情報を記録または再生する場合は、半導体レーザ14aを点灯させ、光ディスク16の情報記録面上に焦点をむすび、その反射光を光検出器14bで受光することにより、情報記録再生信号および制御信号を得ることができる。
【0032】
なお、基材厚1.2mmの光ディスク再生時の開口制限はシャッターなどの機械的な動きを必要とせず、高い信頼性が得られる。さらに、従来のレーザと検出器を一体にしたモジュールは変更することなくそのまま使用することができる。
【0033】
なお、光ビーム11を検出するためハーフミラー2を用いたが、反射光量が少ない光ディスク等を記録または再生する場合は、偏光ビームスプリッタと波長板を用い半導体レーザ1から出射する光ビームを偏光ビームスプリッタに対してP偏光とし、光ディスク9からの反射光を波長板を通すことによりS偏光にして分離すれば光の利用効率を上げることができる。
【0034】
なお、モジュール14では光ディスク16からの反射光を分離する素子をホログラム14cとしたが、同様の効果をプリズムで得ることもできる。
【0035】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2として、1つの光ヘッドで基材厚の異なる光ディスクまたは、対応波長の異なる光ディスクの情報を記録または再生することを可能とし、実施の形態1とは異なる光ヘッドの構成をその動作とともに述べる。
【0036】
図10は、基材厚0.6mmの光ディスク9を再生する場合の本発明の実施の形態2の光ヘッドの光学系を示す構成図である。図11は、基材厚1.2mmの光ディスク16を再生する場合の本発明の実施の形態2の光ヘッドの光学系を示す構成図である。実施の形態1と同じ番号のものは同じ特性、形状を表す。
【0037】
図10に示すように、実施の形態2の光ヘッドは、波長650nmの光の光源としての半導体レーザ21aと、光ディスク9からの反射光を分離し空間的変化を与えるホログラム21cと、その反射光を受光する光検出器21bと、カバーガラス21dとが一体に構成された第1のモジュール21を備えている。第1のモジュール21の半導体レーザ21aから出射した波長650nmの光ビームはカバーガラス21dを透過し、波長650nmの光を透過するビームスプリッタ22を透過し、集光レンズ23により集光されて略平行な光ビーム24になる。光ビーム24はミラー25で反射し、開口制限手段7を通って対物レンズ8により結像点pに絞り込まれ、光ディスク9の情報記録面上に光スポット26を形成する。開口制限手段7は、実施の形態1と同様に構成されており、波長650nmの光ビーム24を透過し、その光ビーム24の開口を制限しないものである。したがって、光ビーム24は、ほとんど光量損失することなく開口制限手段7を透過する。
【0038】
次に、光ディスク9で反射した光ビーム27は、再び対物レンズ8、開口制限手段7を通って、ミラー25で反射し、集光レンズ23で絞られてビームスプリッタ22に入射する。光ビーム27は、波長650nmの光を透過するビームスプリッタ22を直進して、第1のモジュール21に入射する。第1のモジュール21に入射した光ビーム27は、ホログラム21cで回折され、カバーガラス21dを通って光検出器21bに入射する。光検出器21bは、SSD法を用いて、光ビーム24を光ディスク9の情報記録面に追従させるためのフォーカス制御信号を検出するとともに、位相差を用いて、光ビーム24を光ディスク9の情報記録面上のトラックに追従させるためのトラッキング制御信号を検出する。
【0039】
同様に、図11に示すように、実施の形態2の光ヘッドは、波長780nmの光の光源としての半導体レーザ30aと、光ディスク16からの反射光を分離し空間的変化を与えるホログラム30cと、その反射光を受光する光検出器30bと、カバーガラス30dとが一体に構成された第2のモジュール30を備えている。第2のモジュール30の半導体レーザ30aから出射した波長780nmの光ビームはカバーガラス30dを透過し、波長780nmの光を反射するビームスプリッタ22反射し、集光レンズ23により集光されて若干拡散する光ビーム31になる。光ビーム31はミラー25で反射し、開口制限手段7を通って対物レンズ8により結像点p’に絞り込まれ、光ディスク16の情報記録面上に光スポット32を形成する。開口制限手段7は実施の形態1と同様に構成されており、波長780nmの光を透過する内周部の第1の光学多層膜7aと、波長780nmの光を反射する外周部の第2の光学多層膜7bとからなり、光ビーム31は開口制限され内周部の光ビームのみが対物レンズ8に入射する。この開口制限手段7の開口径は、ここを透過した光を対物レンズ8で絞ったときに開口数が0.45になるよう設定され、基材厚1.2mmの光ディスク16に対応している。
【0040】
次に、光ディスク16で反射した光ビーム33は、再び対物レンズ8、開口制限手段7を通って、ミラー25で反射し、集光レンズ23で絞られてビームスプリッタ22に入射する。光ビーム33は、波長780nmの光を反射するビームスプリッタ22で反射して、第のモジュール30に入射する。第2のモジュール30に入射した光ビーム33は、ホログラム30cで回折され、カバーガラス30dを通って光検出器30bに入射する。光検出器30bは、SSD法を用いて、光ビーム31を光ディスク16の情報記録面に追従させるためのフォーカス制御信号を検出するとともに、プッシュプル法を用いて、光ビーム31を光ディスク16の情報記録面上のトラックに追従させるためのトラッキング制御信号を検出する。
【0041】
以上のような光学系を用いることにより、波長650nm対応の高密度の光ディスク9の情報を記録または再生する場合は、半導体レーザ21aを点灯させ、光ディスク9に焦点をむすび、その反射光を光検出器21bで受光することにより、情報の記録または再生信号および制御信号を得ることができる。また、波長780nm対応の光ディスク16の情報を記録または再生する場合は、半導体レーザ30aを点灯させ、光ディスク16に焦点をむすび、その反射光を光検出器30bで受光することにより、情報の記録または再生信号および制御信号を得ることができる。
【0042】
なお、従来のレーザと検出器を一体にしたモジュールを2つ用いることで光学構成をより簡単にすることができ、小型で安価な光ヘッドを実現することができる。また、シャッターなどの機械的な開口制限手段を使わないため、信頼性が高い。
【0043】
なお、実施の形態2の第1のモジュール21および第2のモジュール30では、光ディスク9および光ディスク16からの反射光を分離する素子をホログラム21cおよびホログラム30cとしたが、同様の効果をプリズムで得ることもできる。
【0044】
なお、本発明の基材厚がt1の第1の光ディスクおよび基材厚がt1より厚いt2の第2の光ディスクは、実施の形態1および実施の形態2の0.6mm、1.2mmの基材厚の光ディスクに限らず、要するに、基材厚の異なる2種類の光ディスクでありさえすればよい。
【0045】
なお、本発明の第1の光源の光の波長および第2の光源の光の波長は、実施の形態1および実施の形態2の650nm、780nmに限らず、要するに、基材厚の異なる2種類の光ディスクに対応した2種類の波長でありさえすればよい。
【0046】
なお、本発明の対物レンズの開口数は、実施の形態1および実施の形態2の波長650nmの光の光束の開口数を0.6とするものに限らず、要するに、基材厚がt1の第1の光ディスクに対応した第1の光源の光をその光ディスクの情報面に収束する開口数でありさえすればよい。
【0047】
なお、本発明の開口制限手段は、実施の形態1および実施の形態2の第1の光学膜および第2の光学膜はともに多層膜であるとし、第1の光学膜は、第1の光学膜を透過し対物レンズで収束される波長780nmの光の光束の開口数を0.45とするものに限らず、要するに、基材厚の異なる2種類の光ディスクと、それらの光ディスクに対応した2種類の光をそれぞれの光ディスクの情報面に収束する開口制限手段でありさえすればよい。
【0048】
なお、本発明の光学系は、実施の形態1および実施の形態2のように、ハーフミラー、ビームスプリッター、対物レンズ、ミラー、開口制限手段から構成されるものに限らず、要するに、基材厚がt1の第1の光ディスクの情報面に対しては第1の波長の光の光束を対物レンズに入力し、基材厚がt1より厚いt2の第2の光ディスクの情報面に対しては第2の波長の光の光束を対物レンズに入力するとともに、第1の情報面からの第1の波長の反射光を第1の光検出器へ、また第2の情報面からの第2の波長の反射光を第2の光検出器へ導く光学系でありさえすればよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、1つの光ヘッドで基材厚の異なる光ディスク、または、対応波長の異なる光ディスクの情報を記録または再生することを可能とし、低コストで小型の光ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の基材厚0.6mmの光ディスクの情報を記録または再生する場合の光ヘッドの光学系を示す構成図
【図2】本発明の実施の形態1の基材厚1.2mmの光ディスクの情報を記録または再生する場合の光ヘッドの光学系を示す構成図
【図3】本発明の実施の形態1および2の開口制御手段を示す構成図
【図4】本発明の実施の形態1の第1の光学多層膜7aの光の波長変化に対する透過率を示す光学特性図
【図5】本発明の実施の形態1の第2の光学多層膜7bの光の波長変化に対する透過率を示す光学特性図
【図6】本発明の実施の形態1の第1の光学多層膜7aおよび第2の光学多層膜7bを透過する前後の光の波長のずれを位相差によって示す光学特性図
【図7】本発明の実施の形態1の表1の構成の第1の光学多層膜7aの光の波長変化に対する透過率の計算結果を示す光学特性図。
【図8】本発明の実施の形態1の表1の構成の第2の光学多層膜7bの光の波長変化に対する透過率の計算結果を示す光学特性図。
【図9】本発明の実施の形態1の表1の構成の第1の光学多層膜7aおよび第2の光学多層膜7bを透過する前後の光の波長のずれの計算結果を位相差によって示す光学特性図
【図10】本発明の実施の形態2の基材厚0.6mmの光ディスクの情報を記録または再生する場合の光ヘッドの光学系を示す構成図
【図11】本発明の実施の形態2の基材厚1.2mmの光ディスクの情報を記録または再生する場合の光ヘッドの光学系を示す構成図
【図12】従来の光ヘッドの光学系を示す構成図
【符号の説明】
1 半導体レーザ
2 ハーフミラー
3 ビームスプリッタ
4 集光レンズ
5 光ビーム
6 ミラー
7 開口制限手段
7a 第1の光学多層膜
7b 第2の光学多層膜
8 対物レンズ
9 光ディスク
10 光スポット
11 光ビーム
12 検出レンズ
13 光検出器
14 モジュール
14a 半導体レーザ
14b 光検出器
14c ホログラム
14d カバーガラス
15 光ビーム
16 光ディスク
17 光スポット
18 光ビーム
21 第1のモジュール
21a 半導体レーザ
21b 光検出器
21c ホログラム
21d カバーガラス
22 ビームスプリッタ
23 集光レンズ
24 光ビーム
25 ミラー
26 光スポット
27 光ビーム
30 第2のモジュール
30a 半導体レーザ
30b 光検出器
30c ホログラム
30d カバーガラス
31 光ビーム
32 光スポット
33 光ビーム
40 光ヘッド
41 半導体レーザ
42 集光レンズ
43 光ビーム
44 ハーフミラー
45 ミラー
46 対物レンズ
47 光スポット
48 絞りレンズ
49 シリンドリカルレンズ
50 光検出器
51 対物レンズ駆動装置
60 光ヘッド
61 半導体レーザ
62 集光レンズ
63 光ビーム
64 ハーフミラー
65 ミラー
66 対物レンズ
67 光スポット
68 絞りレンズ
69 シリンドリカルレンズ
70 光検出器
71 対物レンズ駆動装置
p 光ディスク9の情報記録面上の結像点
p’ 光ディスク16の情報記録面上の結像点
A面 基準面
B面 2つの光学多層膜のうち厚い方の光学多層膜の光束出射面

Claims (8)

  1. 第1の波長の光を出射する第1の光源と、第2の波長の光を出射する第2の光源と、対物レンズと、基材厚がt1の第1の光ディスクの情報面に対しては前記第1の波長の光の光束を前記対物レンズに入力し、基材厚が前記t1より厚いt2の第2の光ディスクの情報面に対しては前記第2の波長の光の光束を前記対物レンズに入力するとともに、前記第1の情報面からの前記第1の波長の反射光を第1の光検出器へ、また前記第2の情報面からの前記第2の波長の反射光を第2の光検出器へ導く光学系と、前記光学系の中に配置され、前記第1の波長の光および前記第2の波長の光を透過する第1の光学多層膜および、前記第1の光学多層膜の周囲に存在し、前記第1の波長の光を透過し前記第2の波長の光を反射する第2の光学多層膜を有し、前記第2の波長の光の光束の開口を制限する開口制限手段とを備え、
    前記開口制限手段においては、前記第1の光学多層膜を透過した前記第1の波長の光と、前記第2の光学多層膜を透過した前記第1の波長の光との位相差が実質上等しく、さらに、前記第1の光学多層膜を透過する光の波長の変化に対する透過前後の位相のずれの割合(変化率)と、前記第2の光学多層膜を透過する光の波長の変化に対する透過前後の位相のずれの割合(変化率)とが、前記第1の波長の近傍の範囲内で、実質上等しいことを特徴とする光ヘッド。
  2. 前記対物レンズは、前記第1の光ディスクの情報面に前記第1の波長の光の波面収差を小さくするように収束する構成とし、前記第2の光源の位置は、前記第2の光ディスクの情報面に収束する前記第2の波長の光の波面収差を小さくする位置であることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  3. 前記第1の波長が650±20nm、前記第2の波長が780±30nmまたは830±30nmであることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の光ヘッド。
  4. 前記第1の光ディスクの前記基材厚t1が実質上0.6mm、前記第2の光ディスクの前基材厚t2が実質上1.2mmであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光ヘッド。
  5. 前記対物レンズは、前記第1の波長の光の光束の開口数が実質上0.6であるように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光ヘッド。
  6. 前記開口制限手段の前記第1の光学多層膜は、その第1の光学多層膜を透過し前記対物レンズで収束される前記第2の波長の光の光束の開口数が、実質上0.45であるように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光ヘッド。
  7. 前記第1の光学多層膜の層数が前記第2の光学多層膜の層数より多いことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光ヘッド。
  8. 請求項1からのいずれかに記載の光ヘッドを用いることを特徴とする光ディスク装置。
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