JPH10208267A - 光ヘッドおよび光ディスク装置 - Google Patents

光ヘッドおよび光ディスク装置

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JPH10208267A
JPH10208267A JP9014973A JP1497397A JPH10208267A JP H10208267 A JPH10208267 A JP H10208267A JP 9014973 A JP9014973 A JP 9014973A JP 1497397 A JP1497397 A JP 1497397A JP H10208267 A JPH10208267 A JP H10208267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基材厚の異なる光ディスクまたは対応波長の異
なる光ディスクの情報を記録または再生するときは、そ
れぞれの光ディスクに対応したした光ヘッドを独立して
用意する必要があった。 【解決手段】基材厚0.6mmの光ディスク9、また
は、基材厚1.2mmの光ディスクの情報を記録または
再生するとき、それぞれの光ディスクに対応した波長6
50nmの光ビーム5、または、波長780nmの光ビ
ームを、それぞれの光ディスクの情報記録面に集光し、
それらの情報面からのそれぞれの反射光をそれぞれの波
長の光に対する光検出器13またはモジュール14で検
出する光学系2、3、4、6、7中に、波長780nm
の光の光束を開口を制限する開口制限手段7を備えるこ
とにより、1つの光ヘッドで基材厚の異なる光ディスク
または対応波長の異なる光ディスクに対応する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記憶媒体とし
ての光ディスクに光学的に情報を記録および/または再
生する光ヘッドおよび光ディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ヘッドに用いられる対物レンズは光デ
ィスクの基材厚を考慮して設計されており、対応する基
材厚と異なる光ディスクに対しては、球面収差が大きく
なるので、その光ディスクへの収束光の収束性能が劣
り、情報の記録または再生が困難になる。従来、コンパ
クトディスク(CD)やビデオディスクあるいはデータ
用の光磁気ディスク等の光ディスクの基材厚はすべて
1.2mmであったので、1つの光ヘッドでこれら種類
の異なる光ディスクの情報を記録または再生することが
可能であった。
【0003】一方、最近規格統一されたデジタルビデオ
ディスク(DVD)は記憶する情報の高密度化を図って
いるために、それに対応して、光ヘッドの対物レンズの
開口数を大きくし、使用する光の波長を短くしている。
【0004】光ヘッドの対物レンズの開口数を大きくす
ると光学的な分解能が向上し、情報の記録または再生で
きる周波数帯域を広げることができる。しかし、光ディ
スクに傾きがあるとコマ収差が増加するという問題が起
こる。光ディスクの傾きは、光ディスク自身のそり以外
に光ディスク装置のターンテーブルの面振れ、さらには
光ディスクとターンテーブルとの間に入った異物によっ
ても発生するため避けられない。光ディスクの傾きによ
るコマ収差は、対物レンズの開口数の3乗と光ディスク
の基材厚に比例するため、同じ基材厚の光ディスクでも
対物レンズの開口数を上げるとコマ収差が増加し光の収
束性能が下がる。そこで、DVDでは対物レンズの開口
数を大きくしてもコマ収差が大きくならないように、光
ディスクの基材厚を0.6mmまで薄くして対処してい
る。しかし、基材厚が0.6mmの光ディスクの情報を
記録または再生する対物レンズでは、基材厚が1.2m
mの従来の光ディスクの情報を記録または再生すること
ができず、従来の光ディスクとの間の互換性を保つこと
ができない。
【0005】また、光ヘッドの光の波長を短くすると、
対物レンズの開口数を大きくすることと同様に、光学的
な分解能が向上し、情報の記録または再生可能な周波数
帯域を広げることができる。しかし、使用する光の波長
が780nm〜830nmに対応している基材厚1.2
mmの従来の光ディスクの情報を、より短波長の半導体
レーザ光で再生した場合、その光ディスクの情報記録面
の光の反射率や吸収率等が波長によって違うので、十分
な情報の再生信号または制御信号が得られない。これ
は、たとえば書き込み可能なCDとして規格化されたC
D−R等で顕著にみられる。CD−Rはもともと、77
5nm〜820nmの波長の光を用いたとき、情報記録
面からの反射光の反射率が65%以上であると規定され
ているが、規定範囲外の波長の光を用いると、その反射
率は極端に低下し、情報記録面への光の吸収率が向上す
る。650nm付近の波長の光を用いると、反射率が1
/8、吸収率が8倍程度になるCD−Rがあり、規定の
光パワーで情報の再生を試みると、再生はおろか光の吸
収によってあらかじめ記録された情報が消去されること
になる。従来の技術では、650nmの波長の光に対応
した高密度光ディスクと、775nm〜820nmの波
長の光に対応したCD−Rの情報を、1つの光ヘッドで
再生するのは非常に困難であり、高密度光ディスクの記
録または再生用の光ヘッドと、CD−Rの記録または再
生用の光ヘッドをそれぞれ独立に設ける必要があった。
【0006】このため、図12に示すような2つの光ヘ
ッドを用いた方法が考えらている。光ヘッド40は、基
材厚0.6mmの光ディスクの情報を記録または再生す
るためのものである。この光ヘッド40において、半導
体レーザ41から出射した波長650nmの放射光は、
集光レンズ42により集光されて略平行な光ビーム43
となる。この光ビーム43はハーフミラー44に入射
し、一部の光ビーム43はここを透過し、ミラー45で
反射して対物レンズ46に入射する。対物レンズ46の
開口数は0.6に設定され、基材厚0.6mmの光ディ
スクであるDVD光ディスクに対応している。対物レン
ズ46に入射した光ビーム43は、基材厚0.6mmの
光ディスク9の情報面上に絞り込まれ光スポット47を
形成する。次に、光ディスク9から反射した反射光は再
び対物レンズ46、ミラー45を通り、ハーフミラー4
4に入射する。ハーフミラー44に入射した反射光の一
部はここで反射し、絞りレンズ48とシリンドリカルレ
ンズ49を通って、光検出器50に受光される。光検出
器50は、情報の記録または再生信号を検出するととも
に、非点収差法によりフォーカス制御信号を、位相差法
によりトラッキング制御信号を検出するように構成され
ている。符号51は対物レンズ46をフォーカスおよび
/またはトラッキング制御を安定にする方向に駆動し、
光スポット47を情報記録媒体面上の情報を記録または
再生するトラックに追従するための対物レンズ駆動装置
を示す。
【0007】一方、光ヘッド60は、基材厚1.2mm
の光ディスクの情報を記録または再生するためのもので
ある。この光ヘッド60において、半導体レーザ61か
ら出射した波長780nmの放射光は、集光レンズ62
により集光されて略平行な光ビーム63となる。この光
ビーム63はハーフミラー64に入射し、一部の光ビー
ム63はここを透過し、ミラー65で反射して対物レン
ズ66に入射する。対物レンズ66の開口数は0.45
に設定され、基材厚0.6mmの光ディスクであるCD
−R等の従来の光ディスクに対応している。対物レンズ
66に入射した光ビーム63は、基材厚1.2mmの光
ディスク16の情報面上に絞り込まれ光スポット67を
形成する。次に、光ディスク16から反射した反射光は
再び対物レンズ66、ミラー65を通り、ハーフミラー
64に入射する。ハーフミラー64に入射する反射光の
一部はここで反射し、絞りレンズ68とシリンドリカル
レンズ69を通って、光検出器70に受光される。光検
出器70は、情報の記録または再生信号を検出するとと
もに、非点収差法によりフォーカス制御信号を、プッシ
ュプル法によりトラッキング制御信号を検出するように
構成されている。符号71は対物レンズ66をフォーカ
スおよび/またはトラッキング制御を安定にする方向に
駆動し、光スポット67を情報記録媒体面上の情報を記
録および再生するトラックに追従するための対物レンズ
駆動装置である。
【0008】上述した図12のような構成において、D
VDのような基材厚0.6mmの光ディスク9の情報を
記録または再生する場合は、光ヘッド40を起動させ、
光スポット47が光ディスク9の情報面上に形成される
ように制御し、またCD−Rのような基材厚1.2mm
の光ディスク16の情報を記録または再生する場合は、
光ヘッド60を起動させ、光スポット67が光ディスク
16の情報面上に形成されるように制御する。これによ
り、厚みの異なる光ディスク9または光ディスク16に
情報を記録または再生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、基材
厚の異なる光ディスクまたは対応波長の異なる光ディス
クの情報を記録または再生するときは、それぞれの光デ
ィスクに対応した光ヘッドを独立して用意する必要があ
った。
【0010】本発明はこのような従来の、基材厚の異な
る光ディスクまたは対応波長の異なる光ディスクに対し
て、それぞれの光ディスクに対応した光ヘッドを独立し
て用意する必要があり、それにともなって、コスト高な
り、装置が小型化できないという課題を考慮し、1つの
光ヘッドで基材厚の異なる光ディスクまたは、対応波長
の異なる光ディスクの情報を記録または再生することを
可能とし、低コストで小型の光ヘッドおよびその光ヘッ
ドを用いた光ディスク装置を提供することを目的とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の本発明は、第1の波長の光を出射する第
1の光源と、第2の波長の光を出射する第2の光源と、
対物レンズと、基材厚がt1の第1の光ディスクの情報
面に対しては前記第1の波長の光の光束を前記対物レン
ズに入力し、基材厚が前記t1より厚いt2の第2の光
ディスクの情報面に対しては前記第2の波長の光の光束
を前記対物レンズに入力するとともに、前記第1の情報
面からの前記第1の波長の反射光を第1の光検出器へ、
また前記第2の情報面からの前記第2の波長の反射光を
第2の光検出器へ導く光学系と、前記光学系の中に配置
され、前記第2の波長の光の光束の開口を制限する開口
制限手段とを備えたことを特徴とする光ヘッドである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0013】(実施の形態1)本発明の実施の形態1と
して、1つの光ヘッドで基材厚の異なる光ディスクまた
は、対応波長の異なる光ディスクの情報を記録または再
生することを可能にした光ヘッドの構成をその動作とと
もに述べる。
【0014】図1は、本発明の実施の形態1の基材厚
0.6mmの光ディスク9の情報を記録または再生する
場合の光ヘッドの光学系を示す構成図である。図2は、
本発明の実施の形態1の基材厚1.2mmの光ディスク
16の情報を記録または再生する場合の光ヘッドの光学
系を示す構成図である。
【0015】図1において、半導体レーザ1から出射し
た波長650nmの光の一部はハーフミラー2を透過
し、ビームスプリッタ3を透過して、集光レンズ4によ
り集光され略平行な光ビーム5となる。なお、ビームス
プリッタ3は、波長650nmの光を透過し、波長78
0nmの光を反射するものである。光ビーム5はミラー
6で反射し、開口制限手段7を通って対物レンズ8に入
射する。対物レンズ8に入射した光ビーム5は、光ディ
スク9の情報記録面上の結像点pに絞り込まれ、光スポ
ット10を形成する。
【0016】なお、開口制限手段7は、図3(a)に示
すよう、内周部の第1の光学多層膜7aおよび外周部の
第2の光学多層膜7bとからなり、それらの光学特性を
図4〜図6に示す。これにより、波長650nmの光
は、開口制限手段7の第1の光学多層膜7aおよび第2
の光学多層膜7bをほとんど光量損失することなく透過
することがわかる。また、開口制限手段7は、波長65
0nmの光ビーム5の開口を制限しないものとする。な
お、図4または図5において、透過率が0%であること
は、反射率が100%であることを意味する。
【0017】対物レンズ8の開口数は0.6に設定し、
DVDのような基材厚0.6mmの光ディスク9に対応
している。
【0018】光ディスク9で反射した光ビーム11は、
再び対物レンズ8、開口制限手段7を通って、ミラー6
で反射し、集光レンズ4に入射する。集光レンズ4に入
射した光ビーム11は、収束しながらビームスプリッタ
3を透過し、さらにハーフミラー2で一部が反射して、
検出レンズ12により非点収差を与えられ、光検出器1
3で受光される。光検出器13は、情報の記録または再
生信号を検出するとともに、非点収差法によりフォーカ
ス制御信号を、位相差法によりトラッキング制御信号を
検出する。
【0019】他方、図2に示すように、実施の形態1の
光ヘッドは、波長780nmの光の光源としての半導体
レーザ14aと、光ディスク16からの反射光を分離し
空間的変化を与えるホログラム14cと、その反射光を
受光する光検出器14bと、カバーガラス14dとが一
体に構成されたモジュール14を備えている。
【0020】図2において、モジュール14の半導体レ
ーザ14aから出射した波長780nmの光は、カバー
ガラス14dを透過し、波長780nmの光を反射する
ビームスプリッタ3で反射して、集光レンズ4により集
光され、若干発散する光ビーム15となる。光ビーム1
5は、ミラー6で反射し、開口制限手段7を通って対物
レンズ8に入射する。対物レンズ8に入射した光ビーム
15は、光ディスク16の情報記録面上の結像点p’に
絞り込まれ、光スポット17を形成する。
【0021】なお、図3(a)に示すように、開口制限
手段7は、光学特性の異なる内周部の第1の光学多層膜
7aと外周部の第2の光学多層膜7bから形成されてお
り、図4の第1の光学多層膜7aの光学特性および図5
の第2の光学多層膜7bの光学特性が示すように、内周
部は波長780nmの光を透過し、外周部は波長780
nmの光を反射する構成になっているため、光ビーム1
5は内周部のみを透過する。内周部の開口径は、ここを
透過した光を対物レンズ8で絞ったときに開口数が0.
45になるように設定され、CD−Rのような基材厚
1.2mmの光ディスク16に対応している。
【0022】光ディスク16で反射した光ビーム18
は、再び対物レンズ8、開口制限手段7を通って、ミラ
ー6で反射し、集光レンズ4で絞られて、ビームスプリ
ッタ3で反射し、モジュール14に入射する。モジュー
ル14に入射した光ビーム18は、ホログラム14cで
回折され、カバーガラス14dを通って光検出器14b
に入射する。光検出器14bは、SSD(spot size de
tection)法を用いて、光ビーム15を光ディスク16
の情報記録面に追従させるためのフォーカス制御信号を
検出するとともに、プッシュプル法を用いて、光ビーム
15を光ディスク16の情報記録面上のトラックに追従
させるためのトラッキング制御信号を検出する。なお、
トラッキング制御信号の検出には3ビーム法を用いても
よい。
【0023】次に、光ディスク9および光ディスク16
の情報記憶面上で発生する光ビーム5と光ビーム15の
波面収差について述べる。
【0024】対物レンズ8は、基材厚0.6mmの光デ
ィスク9の情報記録面上に発生する波長650nmの光
ビーム5の波面収差を小さくする構成になっている。こ
のとき、基材厚1.2mmの光ディスク16の情報記録
面上に発生する波長780nmの光ビーム15の波面収
差を小さくするためには、半導体レーザ14aから集光
レンズ4までの距離を調整する必要がある。対物レンズ
8と集光レンズ4の焦点距離をそれぞれ3mm、25m
mとし、半導体レーザ14aから集光レンズ4までの距
離を、半導体レーザ1から集光レンズ4までの距離より
約8mm短く設定することによって、光ビーム15を光
ディスク16の情報記録面上に波面収差10mλ以下で
収束させることができ、光ディスク16の情報を問題な
く再生することができる。
【0025】また、開口制限手段7の内周部の第1の光
学多層膜7aと外周部の第2の光学多層膜7bとを独立
に設計すると、内周部を透過した波長650nmの光ビ
ーム5と外周部を透過した光ビーム5とに位相差が生じ
る。位相差のある光ビーム5は対物レンズ8で十分に絞
ることができないので、光スポット10の品質が劣化す
る。仮に、開口制限手段7の内周部と外周部とを透過す
る光ビーム5に、光ビーム5の1/8波長の位相差(4
5゜)があると、光スポット10近傍では略30mλの
波面収差が発生する。
【0026】DVDで用いられる光ディスク9は、基材
厚が薄い場合は0.56mm、基材厚が厚い場合は0.
64mmになる。DVD用に設計された光学系では、基
材厚0.6mmに対して40μmの厚み誤差があると4
0mλの波面収差が生じる。
【0027】一般に光学設計の限界基準であるマーシャ
ルクライテリア(Marechal criteria)の70mλ以下
にするためには、光ビーム5の開口制限手段7透過前後
の位相差による波面収差と、光ディスク9の厚み誤差に
よって発生する波面収差とを合わせて考える必要がある
ので、光ビーム5の開口制限手段7透過前後の位相差に
よって生じる波面収差は30mλ以下にすることが求め
られる。すなわち、開口制限手段7を透過する光ビーム
5の位相差を光ビーム5の1/8波長以下にする必要が
ある。
【0028】さらに、半導体レーザ1から出射する光に
は波長のばらつきがあるが、波長がばらついても位相差
は抑えられなければならない。このため、図6に示すよ
うに波長650±20nmの実用的な範囲内において、
開口制限手段7の第1の光学多層膜7aおよび第2の光
学多層膜7bの波長のばらつきに対する位相変化比を略
等しくする必要がある。一例として、図3(b)に示す
第1の光学多層膜7aの層数n1を23とし、第2の光
学多層膜7bの層数n2を11として、第1の光学多層
膜7aを透過する光の波長と、第2の光学多層膜7bを
透過する光の波長との位相差がほとんど無く、さらに波
長のばらつきに対するそれぞれの光学多層膜を透過する
光の波長の位相変化率が略等しくなるよう設計すると次
の表1のようになる。なお、開口制限手段7に用いる基
材の屈折率は1.51とし、光学的膜厚とは物理的な膜
厚に屈折率を掛けたものとする。
【0029】
【表1】 本発明の実施の形態1の表1の構成の第1の光学多層膜
7aの光の波長変化に対する透過率の計算結果を示す光
学特性図。
【0030】表1の構成の第1の光学多層膜7aの光の
波長変化に対する透過率の計算結果を図7に示す。表1
の構成の第2の光学多層膜7bの光の波長変化に対する
透過率の計算結果を図8に示す。図9に、表1の構成の
第1の光学多層膜7aおよび第2の光学多層膜7bを透
過する前後の光の波長のずれの計算結果を、位相差によ
って表現した光学特性図を示す。これにより、表1の通
り設計した光学多層膜は光ヘッドの開口制限手段7とし
て用いるのに十分な特性が得られたことがわかる。な
お、図9の位相は図3(b)のA面を基準としたときの
B面の位相である。また、図3(b)のB面は2つの光
学多層膜のうち厚い方の光学多層膜の光の出射面とし、
薄い方の光学多層膜を透過する光ビームはδSの間は空
気中を進むものとした。さらに、上記のδSをほぼ0に
することもできるが設計事項なので詳細は省略する。
【0031】以上説明してきた光ヘッドを用いると、波
長650nmの光に対応する基材厚0.6mmの光ディ
スク9の情報を記録または再生する場合は、半導体レー
ザ1を点灯させ、光ディスク9の情報記録面上に焦点を
むすび、その反射光を光検出器13で受光することによ
り、情報記録再生信号および制御信号を得ることができ
る。また、波長780nmの光に対応する基材厚1.2
mmの光ディスク16の情報を記録または再生する場合
は、半導体レーザ14aを点灯させ、光ディスク16の
情報記録面上に焦点をむすび、その反射光を光検出器1
4bで受光することにより、情報記録再生信号および制
御信号を得ることができる。
【0032】なお、基材厚1.2mmの光ディスク再生
時の開口制限はシャッターなどの機械的な動きを必要と
せず、高い信頼性が得られる。さらに、従来のレーザと
検出器を一体にしたモジュールは変更することなくその
まま使用することができる。
【0033】なお、光ビーム11を検出するためハーフ
ミラー2を用いたが、反射光量が少ない光ディスク等を
記録または再生する場合は、偏光ビームスプリッタと波
長板を用い半導体レーザ1から出射する光ビームを偏光
ビームスプリッタに対してP偏光とし、光ディスク9か
らの反射光を波長板を通すことによりS偏光にして分離
すれば光の利用効率を上げることができる。
【0034】なお、モジュール14では光ディスク16
からの反射光を分離する素子をホログラム14cとした
が、同様の効果をプリズムで得ることもできる。
【0035】(実施の形態2)本発明の実施の形態2と
して、1つの光ヘッドで基材厚の異なる光ディスクまた
は、対応波長の異なる光ディスクの情報を記録または再
生することを可能とし、実施の形態1とは異なる光ヘッ
ドの構成をその動作とともに述べる。
【0036】図10は、基材厚0.6mmの光ディスク
9を再生する場合の本発明の実施の形態2の光ヘッドの
光学系を示す構成図である。図11は、基材厚1.2m
mの光ディスク16を再生する場合の本発明の実施の形
態2の光ヘッドの光学系を示す構成図である。実施の形
態1と同じ番号のものは同じ特性、形状を表す。
【0037】図10に示すように、実施の形態2の光ヘ
ッドは、波長650nmの光の光源としての半導体レー
ザ21aと、光ディスク9からの反射光を分離し空間的
変化を与えるホログラム21cと、その反射光を受光す
る光検出器21bと、カバーガラス21dとが一体に構
成された第1のモジュール21を備えている。第1のモ
ジュール21の半導体レーザ21aから出射した波長6
50nmの光ビームはカバーガラス21dを透過し、波
長650nmの光を透過するビームスプリッタ22を透
過し、集光レンズ23により集光されて略平行な光ビー
ム24になる。光ビーム24はミラー25で反射し、開
口制限手段7を通って対物レンズ8により結像点pに絞
り込まれ、光ディスク9の情報記録面上に光スポット2
6を形成する。開口制限手段7は、実施の形態1と同様
に構成されており、波長650nmの光ビーム24を透
過し、その光ビーム24の開口を制限しないものであ
る。したがって、光ビーム24は、ほとんど光量損失す
ることなく開口制限手段7を透過する。
【0038】次に、光ディスク9で反射した光ビーム2
7は、再び対物レンズ8、開口制限手段7を通って、ミ
ラー25で反射し、集光レンズ23で絞られてビームス
プリッタ22に入射する。光ビーム27は、波長650
nmの光を透過するビームスプリッタ22を直進して、
第1のモジュール21に入射する。第1のモジュール2
1に入射した光ビーム27は、ホログラム21cで回折
され、カバーガラス21dを通って光検出器21bに入
射する。光検出器21bは、SSD法を用いて、光ビー
ム24を光ディスク9の情報記録面に追従させるための
フォーカス制御信号を検出するとともに、位相差を用い
て、光ビーム24を光ディスク9の情報記録面上のトラ
ックに追従させるためのトラッキング制御信号を検出す
る。
【0039】同様に、図11に示すように、実施の形態
2の光ヘッドは、波長780nmの光の光源としての半
導体レーザ30aと、光ディスク16からの反射光を分
離し空間的変化を与えるホログラム30cと、その反射
光を受光する光検出器30bと、カバーガラス30dと
が一体に構成された第2のモジュール30を備えてい
る。第2のモジュール30の半導体レーザ30aから出
射した波長780nmの光ビームはカバーガラス30d
を透過し、波長780nmの光を反射するビームスプリ
ッタ22を反射し、集光レンズ23により集光されて若
干拡散する光ビーム31になる。光ビーム31はミラー
25で反射し、開口制限手段7を通って対物レンズ8に
より結像点p’に絞り込まれ、光ディスク16の情報記
録面上に光スポット32を形成する。開口制限手段7は
実施の形態1と同様に構成されており、波長780nm
の光を透過する内周部の第1の光学多層膜7aと、波長
780nmの光を反射する外周部の第2の光学多層膜7
bとからなり、光ビーム31は開口制限され内周部の光
ビームのみが対物レンズ8に入射する。この開口制限手
段7の開口径は、ここを透過した光を対物レンズ8で絞
ったときに開口数が0.45になるよう設定され、基材
厚1.2mmの光ディスク16に対応している。
【0040】次に、光ディスク16で反射した光ビーム
33は、再び対物レンズ8、開口制限手段7を通って、
ミラー25で反射し、集光レンズ23で絞られてビーム
スプリッタ22に入射する。光ビーム33は、波長78
0nmの光を反射するビームスプリッタ22で反射し
て、第1のモジュール30に入射する。第2のモジュー
ル30に入射した光ビーム33は、ホログラム30cで
回折され、カバーガラス30dを通って光検出器30b
に入射する。光検出器30bは、SSD法を用いて、光
ビーム31を光ディスク16の情報記録面に追従させる
ためのフォーカス制御信号を検出するとともに、プッシ
ュプル法を用いて、光ビーム31を光ディスク16の情
報記録面上のトラックに追従させるためのトラッキング
制御信号を検出する。
【0041】以上のような光学系を用いることにより、
波長650nm対応の高密度の光ディスク9の情報を記
録または再生する場合は、半導体レーザ21aを点灯さ
せ、光ディスク9に焦点をむすび、その反射光を光検出
器21bで受光することにより、情報の記録または再生
信号および制御信号を得ることができる。また、波長7
80nm対応の光ディスク16の情報を記録または再生
する場合は、半導体レーザ30aを点灯させ、光ディス
ク16に焦点をむすび、その反射光を光検出器30bで
受光することにより、情報の記録または再生信号および
制御信号を得ることができる。
【0042】なお、従来のレーザと検出器を一体にした
モジュールを2つ用いることで光学構成をより簡単にす
ることができ、小型で安価な光ヘッドを実現することが
できる。また、シャッターなどの機械的な開口制限手段
を使わないため、信頼性が高い。
【0043】なお、実施の形態2の第1のモジュール2
1および第2のモジュール30では、光ディスク9およ
び光ディスク16からの反射光を分離する素子をホログ
ラム21cおよびホログラム30cとしたが、同様の効
果をプリズムで得ることもできる。
【0044】なお、本発明の基材厚がt1の第1の光デ
ィスクおよび基材厚がt1より厚いt2の第2の光ディ
スクは、実施の形態1および実施の形態2の0.6m
m、1.2mmの基材厚の光ディスクに限らず、要する
に、基材厚の異なる2種類の光ディスクでありさえすれ
ばよい。
【0045】なお、本発明の第1の光源の光の波長およ
び第2の光源の光の波長は、実施の形態1および実施の
形態2の650nm、780nmに限らず、要するに、
基材厚の異なる2種類の光ディスクに対応した2種類の
波長でありさえすればよい。
【0046】なお、本発明の対物レンズの開口数は、実
施の形態1および実施の形態2の波長650nmの光の
光束の開口数を0.6とするものに限らず、要するに、
基材厚がt1の第1の光ディスクに対応した第1の光源
の光をその光ディスクの情報面に収束する開口数であり
さえすればよい。
【0047】なお、本発明の開口制限手段は、実施の形
態1および実施の形態2の第1の光学膜および第2の光
学膜はともに多層膜であるとし、第1の光学膜は、第1
の光学膜を透過し対物レンズで収束される波長780n
mの光の光束の開口数を0.45とするものに限らず、
要するに、基材厚の異なる2種類の光ディスクと、それ
らの光ディスクに対応した2種類の光をそれぞれの光デ
ィスクの情報面に収束する開口制限手段でありさえすれ
ばよい。
【0048】なお、本発明の光学系は、実施の形態1お
よび実施の形態2のように、ハーフミラー、ビームスプ
リッター、対物レンズ、ミラー、開口制限手段から構成
されるものに限らず、要するに、基材厚がt1の第1の
光ディスクの情報面に対しては第1の波長の光の光束を
対物レンズに入力し、基材厚がt1より厚いt2の第2
の光ディスクの情報面に対しては第2の波長の光の光束
を対物レンズに入力するとともに、第1の情報面からの
第1の波長の反射光を第1の光検出器へ、また第2の情
報面からの第2の波長の反射光を第2の光検出器へ導く
光学系でありさえすればよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、1つの光ヘッドで基材厚の異なる光ディ
スク、または、対応波長の異なる光ディスクの情報を記
録または再生することを可能とし、低コストで小型の光
ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の基材厚0.6mmの光
ディスクの情報を記録または再生する場合の光ヘッドの
光学系を示す構成図
【図2】本発明の実施の形態1の基材厚1.2mmの光
ディスクの情報を記録または再生する場合の光ヘッドの
光学系を示す構成図
【図3】本発明の実施の形態1および2の開口制御手段
を示す構成図
【図4】本発明の実施の形態1の第1の光学多層膜7a
の光の波長変化に対する透過率を示す光学特性図
【図5】本発明の実施の形態1の第2の光学多層膜7b
の光の波長変化に対する透過率を示す光学特性図
【図6】本発明の実施の形態1の第1の光学多層膜7a
および第2の光学多層膜7bを透過する前後の光の波長
のずれを位相差によって示す光学特性図
【図7】本発明の実施の形態1の表1の構成の第1の光
学多層膜7aの光の波長変化に対する透過率の計算結果
を示す光学特性図。
【図8】本発明の実施の形態1の表1の構成の第2の光
学多層膜7bの光の波長変化に対する透過率の計算結果
を示す光学特性図。
【図9】本発明の実施の形態1の表1の構成の第1の光
学多層膜7aおよび第2の光学多層膜7bを透過する前
後の光の波長のずれの計算結果を位相差によって示す光
学特性図
【図10】本発明の実施の形態2の基材厚0.6mmの
光ディスクの情報を記録または再生する場合の光ヘッド
の光学系を示す構成図
【図11】本発明の実施の形態2の基材厚1.2mmの
光ディスクの情報を記録または再生する場合の光ヘッド
の光学系を示す構成図
【図12】従来の光ヘッドの光学系を示す構成図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 ハーフミラー 3 ビームスプリッタ 4 集光レンズ 5 光ビーム 6 ミラー 7 開口制限手段 7a 第1の光学多層膜 7b 第2の光学多層膜 8 対物レンズ 9 光ディスク 10 光スポット 11 光ビーム 12 検出レンズ 13 光検出器 14 モジュール 14a 半導体レーザ 14b 光検出器 14c ホログラム 14d カバーガラス 15 光ビーム 16 光ディスク 17 光スポット 18 光ビーム 21 第1のモジュール 21a 半導体レーザ 21b 光検出器 21c ホログラム 21d カバーガラス 22 ビームスプリッタ 23 集光レンズ 24 光ビーム 25 ミラー 26 光スポット 27 光ビーム 30 第2のモジュール 30a 半導体レーザ 30b 光検出器 30c ホログラム 30d カバーガラス 31 光ビーム 32 光スポット 33 光ビーム 40 光ヘッド 41 半導体レーザ 42 集光レンズ 43 光ビーム 44 ハーフミラー 45 ミラー 46 対物レンズ 47 光スポット 48 絞りレンズ 49 シリンドリカルレンズ 50 光検出器 51 対物レンズ駆動装置 60 光ヘッド 61 半導体レーザ 62 集光レンズ 63 光ビーム 64 ハーフミラー 65 ミラー 66 対物レンズ 67 光スポット 68 絞りレンズ 69 シリンドリカルレンズ 70 光検出器 71 対物レンズ駆動装置 p 光ディスク9の情報記録面上の結像点 p’ 光ディスク16の情報記録面上の結像点 A面 基準面 B面 2つの光学多層膜のうち厚い方の光学多層膜の
光束出射面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の波長の光を出射する第1の光源と、
    第2の波長の光を出射する第2の光源と、対物レンズ
    と、基材厚がt1の第1の光ディスクの情報面に対して
    は前記第1の波長の光の光束を前記対物レンズに入力
    し、基材厚が前記t1より厚いt2の第2の光ディスク
    の情報面に対しては前記第2の波長の光の光束を前記対
    物レンズに入力するとともに、前記第1の情報面からの
    前記第1の波長の反射光を第1の光検出器へ、また前記
    第2の情報面からの前記第2の波長の反射光を第2の光
    検出器へ導く光学系と、前記光学系の中に配置され、前
    記第1の波長の光および前記第2の波長の光を透過する
    第1の光学膜および、前記第1の光学膜の周囲に存在
    し、前記第1の波長の光を透過し前記第2の波長の光を
    反射する第2の光学膜を有し、前記第2の波長の光の光
    束の開口を制限する開口制限手段とを備えたことを特徴
    とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】前記対物レンズは、前記第1の光ディスク
    の情報面に前記第1の波長の光の波面収差を小さくする
    ように収束する構成とし、前記第2の光源の位置は、前
    記第2の光ディスクの情報面に収束する前記第2の波長
    の光の波面収差を小さくする位置であることを特徴とす
    る請求項1記載の光ヘッド。
  3. 【請求項3】前記第1の波長が650±20nm、前記
    第2の波長が780±30nmまたは830±30nm
    であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに
    記載の光ヘッド。
  4. 【請求項4】前記第1の光ディスクの前記基材厚t1が
    実質上0.6mm、前記第2の光ディスクの前記基材厚
    t2が実質上1.2mmであることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】前記対物レンズは、前記第1の波長の光の
    光束の開口数が実質上0.6であるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    光ヘッド。
  6. 【請求項6】前記開口制限手段の前記第1の光学膜は、
    その第1の光学膜を透過し前記対物レンズで収束される
    前記第2の波長の光の光束の開口数が、実質上0.45
    であるように構成されていることを特徴とする請求項1
    から5のいずれかに記載の光ヘッド。
  7. 【請求項7】前記開口制限手段は、前記第1の光学膜を
    透過した前記第1の波長の光の波長と、前記第2の光学
    膜を透過した前記第1の波長の光の波長との位相差を前
    記第1の波長の光の1/8波長以下にすることを特徴と
    する請求項1から6のいずれかに記載の光ヘッド。
  8. 【請求項8】前記第1の光学膜を透過する光の波長の変
    化に対するそれら透過した光の透過前後の位相のずれの
    割合(変化率)と、前記第2の光学膜を透過する光の波
    長の変化に対するそれら透過した光の透過前後の位相の
    ずれの割合(変化率)とが、前記第1の波長の近傍の範
    囲内で、実質上等しいことを特徴とする請求項1から7
    のいずれかに記載の光ヘッド。
  9. 【請求項9】前記第1の光学膜および前記第2の光学膜
    はそれぞれ独立な多層膜であることを特徴とする請求項
    1から8のいずれかに記載の光ヘッド。
  10. 【請求項10】前記第1の光学多層膜の層数が前記第2
    の光学多層膜の層数より多いことを特徴とする請求項9
    記載の光ヘッド。
  11. 【請求項11】請求項1から10のいずれかに記載の光
    ヘッドを用いることを特徴とする光ディスク装置。
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