JP2005353259A - 光ピックアップ、光ディスク装置及び光学倍率調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 多波長のレーザ光を共通に通すコリメータレンズと対物レンズから成る光学系を収納した光ピックアップにより各波長に最適な光学倍率を設定すること。
【解決手段】 3波長コリメータレンズと、倍率変換素子と、3波長対応対物レンズを有する光路に、倍率変換素子4を迂回するためのビームスプリッタ、一対のミラー、ビームスプリッタから成る迂回光路を設け、レーザ光が407nmの波長であれば、当該レーザ光を倍率変換素子に通す光路に通して光路の光学倍率を12倍とし、650nmの波長であれば、当該レーザ光を迂回光路に通して光路の光学倍率を5倍とする。このため、多波長のレーザ光を共通に通すコリメータレンズと対物レンズから成る光学系を収納した光ピックアップにより、各波長に最適な光学倍率を自在に設定することができる。
【選択図】図1
【解決手段】 3波長コリメータレンズと、倍率変換素子と、3波長対応対物レンズを有する光路に、倍率変換素子4を迂回するためのビームスプリッタ、一対のミラー、ビームスプリッタから成る迂回光路を設け、レーザ光が407nmの波長であれば、当該レーザ光を倍率変換素子に通す光路に通して光路の光学倍率を12倍とし、650nmの波長であれば、当該レーザ光を迂回光路に通して光路の光学倍率を5倍とする。このため、多波長のレーザ光を共通に通すコリメータレンズと対物レンズから成る光学系を収納した光ピックアップにより、各波長に最適な光学倍率を自在に設定することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)及びBD(Blu-ray Disc)等の複数種類の光ディスクを記録再生可能な光ピックアップ及び光ディスク装置に係り、特に、記録再生するディスクに対応したレーザ光の最適光学倍率に関する。
近年、映像情報や音楽情報を記録再生するCD(Compact Disc: 以下CD)やDVD (Digital Versatile Disc:以下DVD)が普及し、CDやDVDの互換ピックアップも開発されているが(特許文献1参照)、さらなる記録密度の向上及び大容量化の要求に応えるため、青色波長域の波長407nmのレーザ光を用いるBD(ブルーレイディスク (Blu-ray Disc):以下BD)などの高密度光ディスクが登場してきた。
これに伴い、CD、DVD及びBDのように3種類のディスクを記録再生する光ディスク装置が開発されている。このような光ディスク装置では、CD、DVD及びBDを記録再生するために波長が780、650、407nmのレーザ光を用いる。その際、ディスクにレーザ光を集光すると共にその反射光を受光する対物レンズを含む光学系は、上記3種類のレーザ光に対して共通である方が光学系が簡素になり、光ピックアップの小型軽量化に寄与することができる。
ところで、上記のような3波長用のレーザダイオード(LD)から出射されるレーザ光は波長が407、650、780nmと異なると共に、レーザの発散(放射)角、出射パワーなどが異なること、対物レンズに入射する光の強度分布の最適な状態が異なることなどにより、それぞれのディスクにレーザ光を集光させる際の最適な光学倍率(往路の光学倍率)が異なっており、BDは10から12倍、DVDは5倍、CDは4倍くらいである。但し、以降、単に光学倍率と称するが、往路の光学倍率のことである。
図9はレーザ光を集光させる際の光学倍率を決定する光学系を示したブロック図である。レーザダイオード91から出射したレーザ光はコリメータレンズ92により概略平行光になり、このレーザ光が対物レンズ93によりディスク94に集光される。このような光学系の光学倍率βは対物レンズ93の焦点距離をf1とし、コリメータレンズ92の焦点距離をf2とした時、β=f2/f1…(1)で表される。
ここで、レーザダイオード91からディスク94の信号面の往路光学倍率(コリメータレンズ92の焦点距離と対物レンズ93の焦点距離との比)が1波長に対して最適化されると、他の波長に関しては倍率の自由度がないため最適値からずれてしまう。その結果、他の波長での記録再生特性が劣化してしまう。
この問題を解決するためにはコリメータレンズ92の焦点距離か、対物レンズ93の焦点距離を可変にする方法が必要で、次の2通りが考えられる。(1)レーザーダイオードLD発光点が異なる場合、レーザーダイオードLDの発光点が独立していれば、それぞれのレーザーダイオードLDとコリメータレンズ92の間に倍率調整用のカップリングレンズを配置し、このカップリングレンズとコリメータレンズの合成焦点距離を調整する方法。(2)波長ごとに別々の対物レンズを配置する場合、対物レンズ手前の光路で波長ごとに分岐して対物レンズを複数用い、対物レンズの焦点距離を調整する方法。
特開平10−199026号公報 (第3−4頁、第1図)
しかし、上記(1)の方法ではレーザーダイオードLDの発光点がほぼ同じ位置に配置される場合は、レーザーダイオードLDとコリメータレンズ間も共通光路であるために波長ごとに対応したカップリングレンズを配置することは不可能である。また(2)の方法では、対物レンズをひとつにして小型化、コストダウンを図ることができない。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、多波長のレーザ光を共通に通すコリメータレンズと対物レンズから成る光学系により各波長に最適な光学倍率を大型化やコストアップすることなく設定することができる光学倍率調整方法、この方法を用いた光ピックアップ及びこの光ピックアップを用いた光ディスク装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、入射するレーザ光を概略平行光とするコリメータレンズと、前記概略平行光となったレーザ光を入射して記録媒体に集光する対物レンズとを有する光学系を収納した光ピックアップであって、波長の異なる複数のレーザ光を出射する光源と、前記コリメータレンズと対物レンズ間の光路に配置される倍率変換素子と、前記倍率変換素子を迂回する迂回光路と、前記レーザ光の波長に応じて、当該レーザ光を前記倍率変換素子に通す光路に通すか或いは前記迂回光路に通すかを選択する光路選択手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明は、光ピックアップよりレーザ光をディスクに集光すると共に、そのディスクからの反射光を前記光ピックアップにより受光してデータを記録再生する光ディスク装置であって、前記光ピックアップは、波長の異なる複数のレーザ光を出射する光源と、前記光源から出射されたレーザ光を概略平行光とするコリメータレンズと、前記概略平行光となったレーザ光を入射して記録媒体に集光する対物レンズと、前記コリメータレンズと対物レンズ間の光路に配置される倍率変換素子と、前記倍率変換素子を迂回する迂回光路と、前記レーザ光に応じて、当該レーザ光を前記倍率変換素子に通す光路に通すか或いは、前記迂回光路に通すかを選択する光路選択手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明は、波長の異なる複数のレーザ光を出射する光源から出射されたレーザ光を光記録媒体に照射する光学系路の光学倍率を光源から出射されるレーザ光に応じて調整する光学倍率調整方法において、光源から出射されたレーザー光を平行光にするステップと、平行光とされたレーザー光の種類に応じて2つの光路の何れかに分別するステップと、レーザ光が一方の光路を通るように分別された場合には倍率を変換するステップと、前記2つの光路の何れかに分別されたレーザー光を光記録媒体に向けて集光するステップとを有することを特徴とする。
このように本発明では、複数の異なる波長のレーザ光が共通のコリメータレンズと対物レンズとから成る光学系を通して、BD,DVD,CDなどの複数の記録媒体を記録再生する場合、コリメータレンズと対物レンズ間の光路に設けた倍率変換素子にレーザ光を通すか或いはこれを迂回させる迂回光路に通すかをレーザに応じて選択することにより、多波長のレーザ光を共通に通すコリメータレンズと対物レンズから成る光学系により各波長に最適な光学倍率を大型化やコストアップすることなく設定することができる。
本発明によれば、複数の異なる波長のレーザ光が共通のコリメータレンズと対物レンズとから成る光学系を通してBD,DVD,CDなどの複数の記録媒体を記録再生する場合、コリメータレンズと対物レンズ間の光路に設けた倍率変換素子にレーザ光を通すか或いはこれを迂回させる迂回光路に通すかをレーザの波長に応じて選択することにより、波長の異なる複数のレーザ光に対して共通のコリメータレンズと対物レンズから成る光学系によりそれぞれの波長に最適な光学倍率を簡単な構成で設定することができ、BD,DVD,CDなどの複数の記録媒体をひとつの光ピックアップで高品質に記録再生することができる。
また、上記光学系は倍率変換素子などの安価な部品が付加されるだけなので、光ピックアップを小型軽量とすることができ且つ高価にすることなく、上記効果を得ることができる。
また、上記光学系は倍率変換素子などの安価な部品が付加されるだけなので、光ピックアップを小型軽量とすることができ且つ高価にすることなく、上記効果を得ることができる。
波長の異なる複数のレーザ光を共通に通すコリメータレンズと対物レンズから成る光学系により各波長のレーザ光に最適な光学倍率を大型化やコストアップすることなく設定する目的を、コリメータレンズと対物レンズ間の光路に設けた倍率変換素子にレーザ光を通すか或いは、これを迂回させる迂回光路に通すかをレーザの波長に応じて選択することによって実現することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光ピックアップに収納される光学系の構成を示したブロック図である。光ピックアップの光学系は、3つの波長の異なるレーザ光を出射する3波長レーザダイオード(LD)1、3波長レーザダイオード1によって出射された3つの異なる波長をそれぞれ概略平行光とするコリメータレンズ2、第1のビームスプリッタ3、倍率変換素子4、第2のビームスプリッタ5、3波長対応対物レンズ6、ミラー7、8、光ディスク100によって反射されたレーザ光を3波長レーザダイオード1から光ディスク100に向かう光路から分離する第3のビームスプリッタ20、この第3のビームスプリッタ20によって分離されたレーザ光を受光する光検出器25を有して構成される。ここで、ミラー7、8はレーザ光が倍率変換素子4を通過しないで済ますための迂回光路を形成している。
次に本実施の形態の動作について説明する。まず、光ディスク100がBDの場合は、3波長レーザダイオード1からBD用の波長407nmのレーザ光が出射される。このレーザ光は第3のビームスプリッタ20を通過してコリメータレンズ2により概略平行光になり、それが第1のビームスプリッタ3を通過して倍率変換素子4に入射される。倍率変換素子4でビーム径が拡大されたレーザ光は、第2のビームスプリッタ5を通して3波長対応対物レンズ6に入射され、この3波長対応対物レンズ6により光ディスク100に集光される。その時の光ディスク100からの反射光は3波長対応対物レンズ6に入射されて概略平行光になって第2のビームスプリッタ5を通過し、倍率変換素子4によりビーム径が縮小されてから第1のビームスプリッタ3とコリメータレンズ2を通過し、第3のビームスプリッタ20に入射し、第3のビームスプリッタ20に設けられた膜21で反射して光路が90度変更され、信号検出器25に入射される。
この場合は光路に倍率変換素子4があるため、コリメータレンズ2の焦点距離をf2とし、3波長対応対物レンズ6の焦点距離をf1、光学倍率をβ、倍率変換素子4の倍率をKとした場合、β=K・f2/f1…(2)で表される。
この場合、倍率変換素子4の倍率Kが1より大きければ、上記のように入射されるレーザ光のビーム径を大きくして3波長対応対物レンズ6との合成焦点距離を変更して合成焦点距離を短くする。従って、(2)式より倍率変換素子4の作用で光学倍率βは大きくなり、例えば12倍にすることができる。
光ディスク100がDVDの場合は、3波長レーザダイオード1からDVD用の波長650nmのレーザ光が出射される。このレーザ光は第3のビームスプリッタ20を通過してコリメータレンズ2により概略平行光になり、それが第1のビームスプリッタ3の膜31により反射されて光路が90度変更され、ミラー7に入射され、このミラー7により光路が90度変更されてミラー8に入射され、このミラー8によりさらに光路が90度変更されて第2のビームスプリッタ5に入射される。第2のビームスプリッタ5に入射されたレーザ光は第2のビームスプリッタ5の膜51により光路が90度変更され、3波長対応対物レンズ6に入射され、この3波長対応対物レンズ6により光ディスク100に集光される。その時の光ディスク100からの反射光は3波長対応対物レンズ6に入射されて概略平行光になって第2のビームスプリッタ5に入射され、膜51により光路が90度変更されてミラー8に入射され、ここで光路が90度変更されてミラー7に入射され、さらにミラー7により光路が90度変更されて第1のビームスプリッタ3に入射しその膜31で反射してコリメータレンズ2を通過する。そして第3のビームスプリッタ20に入射し、その膜21で反射して光路が90度変更され、信号検出器25に入射される。
ここで、第1のビームスプリッタ、第2のビームスプリッタはそれぞれBD用の波長407nmのレーザ光は透過し、DVD用の波長650nmのレーザ光は反射するように入射されるレーザ光の波長に応じてレーザ光を透過または反射するように膜31、51が設計されている。
ここで、第1のビームスプリッタ、第2のビームスプリッタはそれぞれBD用の波長407nmのレーザ光は透過し、DVD用の波長650nmのレーザ光は反射するように入射されるレーザ光の波長に応じてレーザ光を透過または反射するように膜31、51が設計されている。
即ち、3波長レーザダイオード1からDVD用の波長650nmのレーザ光が出射された場合は、レーザ光(光ディスク100からの反射光も含む)を第1のビームスプリッタ3、ミラー7、8、第2のビームスプリッタ5により形成される迂回光路に通すため倍率変換素子4を通らないことにより、その光学倍率βは、β=f2/f1…(3)となり、K>1であれば、前述した倍率変換素子4を通る場合の(2)式で示した光学倍率βに比べて小さくなり、例えば5倍とすることができる。
ここで、倍率変換素子4としては、図1で示したような1群2枚のエキスパンダーレンズ、図2に示すような2群2枚のエキスパンダーレンズ、図3に示すような2群3枚のエキスパンダーレンズなどを用いることができる。
また、図示していないが3波長レーザダイオード1からCD用の波長780nmのレーザ光が出射されている場合も、レーザ光(光ディスク100からの反射光も含む)を第1のビームスプリッタ3、ミラー7、8、第2のビームスプリッタ5により形成される迂回光路を通るように第1、第2のビームスプリッタ3、5の膜31、51を設計しておけば、光学倍率βは(3)式の通りで、例えば5倍であるが、CDを記録再生する場合の最適光学倍率は4倍程度であり、余り変わらないので、記録再生特性が悪化することはほとんどない。
本実施の形態によれば、BDとDVDとCDの3波長のレーザ光で共用する3波長コリメータレンズ2と、3波長対応対物レンズ6を有する光路において、レーザ光の波長に応じて、レーザ光を倍率変換素子4を通過する光路に通すか或いは、倍率変換素子4を迂回する迂回光路に通すかのいずれかにすることにより、光学倍率を記録再生するディスクの種類に最適な値に自在に変更することができ、ディスクの種類に拘らず高品質の記録再生を行うことができる。
また、倍率変換素子4として1群2枚エキスパンダーレンズと2群3枚エキスパンダーレンズを用いれば、この倍率変換素子4を通過する光路については光学系の色収差を補正する効果を得ることもできる。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る光ピックアップに収納される光学系の構成を示したブロック図である。但し、第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付して説明する。光ピックアップの光学系は、3波長レーザダイオード(LD)1、3波長コリメータレンズ2、第1のビームスプリッタ3、倍率変換素子9、第2のビームスプリッタ5、3波長対応対物レンズ6、ミラー7、8、光ディスク100によって反射されたレーザ光を3波長レーザダイオード1によって出射されて光ディスク100に向かう光路から分離する第3のビームスプリッタ20、この第3のビームスプリッタ20によって分離された光ディスク100によって反射されたレーザ光を受光する光検出器25を有して構成され、ミラー7、8は倍率変換素子9を通過しないで済ますための迂回光路を形成している。
次に本実施の形態の動作について説明する。この場合の倍率変換素子9はK<1のものを用い、BD用の波長407nmのレーザ光が出射されている場合は第1のビームスプリッタ3、ミラー7、8、第2のビームスプリッタ5により形成される迂回光路を通し、一方、DVD用の波長650nmのレーザ光が出射されている場合は第1のビームスプリッタ3、倍率変換素子9、第2のビームスプリッタ5からなる光路を通すように、第1、第2のビームスプリッタ3、5の膜31、51を設計する。
本実施の形態においても、倍率変換素子9を迂回する場合の光路の光学倍率βは(3)式で表され、倍率変換素子9を通る場合の光路の光学倍率βは(2)式で表される。そこで、407nmのレーザ光が倍率変換素子9を迂回する場合の光学倍率βを例えば12になるように設定すると、650nmのレーザ光が倍率変換素子9を通る際に倍率変換素子9の倍率Kが1より小さいため、(2)式より光学倍率βは小さくなり,例えば5にすることができる。この場合も、CD用の波長780nmのレーザ光が出射されている場合は第1の実施の形態と同様の理由で倍率変換素子9を通る光路を用いるものとする。
本実施の形態によれば、BDを記録再生する時は倍率変換素子9を迂回する迂回光路を用い、DVDを記録再生する時は倍率変換素子9を通る光路を用いるように第1、第2のビームスプリッタ3、5により選択することにより、第1の実施の形態と同様の効果を有する。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る光ピックアップに収納される光学系の構成を示したブロック図である。但し、第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付して説明する。光ピックアップの光学系は、3波長レーザダイオード(LD)110、3波長コリメータレンズ2、偏光ビームスプリッタ130、倍率変換素子4、ビームスプリッタ150、3波長対応対物レンズ6、ミラー7、8、及び1/4波長板40を有して構成され、ミラー7、8は倍率変換素子4を通過しないで済ますための迂回光路を形成している。
ここで、3波長レーザダイオード(LD)110は、図7に示すように、波長が407nmのレーザ光を出射する発光点310を有するレーザーチップ300と、波長が650nmのレーザ光と波長が780nmのレーザ光とを出射する発光点410,420をそれぞれ設けたレーザーチップ400とを90度向きを変えて1つのパッケージ111の中に配置して構成される。そしてこの構成によって、BD用の波長407nmのレーザ光は所定の偏光方向を有し、DVD用の波長650nmのレーザ光とCD用の波長780nmのレーザ光は所定の偏光方向に対して直交する偏光方向を有するレーザ光をそれぞれ出射する。
ここで、3波長レーザダイオード(LD)110は、図7に示すように、波長が407nmのレーザ光を出射する発光点310を有するレーザーチップ300と、波長が650nmのレーザ光と波長が780nmのレーザ光とを出射する発光点410,420をそれぞれ設けたレーザーチップ400とを90度向きを変えて1つのパッケージ111の中に配置して構成される。そしてこの構成によって、BD用の波長407nmのレーザ光は所定の偏光方向を有し、DVD用の波長650nmのレーザ光とCD用の波長780nmのレーザ光は所定の偏光方向に対して直交する偏光方向を有するレーザ光をそれぞれ出射する。
偏光ビームスプリッタ130は所定の偏光方向の光を通過し、この偏光方向と直交する偏光方向の光を反射するように膜131が設定された偏光素子である。偏光ビームスプリッタ130は1/4波長板40と組み合わせることで3波長レーザダイオード(LD)110から入射されたレーザ光が所定の偏光方向の場合は透過し、そのレーザ光が光ディスク100で反射されて入射された場合は反射するように設定されている。そして3波長レーザダイオード(LD)1から入射されたレーザ光が所定の偏光方向に直交する場合は反射し、そのレーザ光が光ディスク100で反射されて入射された場合は透過するように設定されている。
また、ビームスプリッタ150は、前述した実施例1における第2のビームスプリッタ5と同様に入射されるレーザ光の波長に応じて、透過及び反射を行うように膜151が設計されている。
次に本実施の形態の動作について説明する。まず、光ディスク100がBDの場合は、3波長レーザダイオード110からBD用の波長407nmのレーザ光が出射される。このレーザ光はコリメータレンズ2により概略平行光になり、それが偏光ビームスプリッタ130を通過して倍率変換素子4に入射される。倍率変換素子4でビーム径が拡大されたレーザ光は、ビームスプリッタ150と1/4波長板40を通過して3波長レーザ光対応対物レンズ6に入射され、この3波長レーザ光対応対物レンズ6により光ディスク100に集光される。その時の光ディスク100からの反射光は3波長レーザ光対応対物レンズ6に入射されて概略平行光になって1/4波長板40、及びビームスプリッタ150を通過し、倍率変換素子4によりビーム径が縮小されてから偏光ビームスプリッタ130に入射される。このとき偏光ビームスプリッタ130に入射された光ビームの偏光方向は所定の方向に対して直交する方向に変更されているため、偏光ビームスプリッタ130の膜131で反射して光路が90度変更され、図示されない信号検出系に入射される。
この場合は光路に倍率変換素子4があるため、コリメータレンズ2の焦点距離をf2とし、3波長レーザ光対応対物レンズ6の焦点距離をf1、光学倍率をβ、倍率変換素子4の倍率をKとした場合、β=K・f2/f1…(2)で表される。
この場合、倍率変換素子4の倍率Kが1より大きければ、上記のように入射されるレーザ光のビーム径を大きくして3波長レーザ光対応対物レンズ6との合成焦点距離を変更して合成焦点距離を短くする。従って、(2)式より倍率変換素子4の作用で光学倍率βは大きくなり、例えば12倍にすることができる。
光ディスク100がDVDの場合は、3波長レーザダイオード1からDVD用の波長650nmのレーザ光が出射される。このレーザ光はBD用のレーザ光とは直交した偏光方向を有したレーザ光でありコリメータレンズ2により概略平行光になり、それが偏光ビームスプリッタ130の偏光膜131により反射されて光路が90度変更され、ミラー7に入射され、このミラー7により光路が90度変更されてミラー8に入射され、このミラー8によりさらに光路が90度変更されてビームスプリッタ150に入射される。ビームスプリッタ150に入射されたレーザ光はビームスプリッタ150の膜151により光路が90度変更され、1/4波長板40を通過して3波長レーザ光対応対物レンズ6に入射され、この3波長対応対物レンズ6により光ディスク100に集光される。その時の光ディスク100からの反射光は3波長レーザ光対応対物レンズ6に入射されて概略平行光になって1/4波長板40を通過してビームスプリッタ150に入射され、膜151により光路が90度変更されてミラー8に入射され、ここで光路が90度変更されてミラー7に入射され、さらにミラー7により光路が90度変更されて偏光ビームスプリッタ130に入射される。このとき偏光ビームスプリッタ130に入射された光ビームの偏光方向は所定の方向に変更されているため、この偏光ビームスプリッタ130を通過して図示されない信号検出系に入射される。
即ち、3波長レーザダイオード1からDVD用の波長650nmのレーザ光が出射された場合は、レーザ光(光ディスク100からの反射光も含む)を偏光ビームスプリッタ130、ミラー7、8、ビームスプリッタ150により形成される迂回光路に通すため倍率変換素子4を通らないことにより、その光学倍率βは、β=f2/f1…(3)となり、K>1であれば、前述した倍率変換素子4を通る場合の(2)式で示した光学倍率βに比べて小さくなり、例えば5倍とすることができる。
ここで、倍率変換素子4としては、図5で示したような1群2枚のエキスパンダーレン図の他に、図2に示すような2群2枚のエキスパンダーレンズ、図3に示すような2群3枚のエキスパンダーレンズなどを用いることができる。
また、図示していないが3波長レーザダイオード1からCD用の波長780nmのレーザ光が出射されている場合も、レーザ光(光ディスク100からの反射光も含む)を偏光ビームスプリッタ130、ミラー7、8、ビームスプリッタ150により形成される迂回光路を通るように偏光ビームスプリッタ130、ビームスプリッタ150の膜131、151を設計しておけば、光学倍率βは(3)式の通りで、例えば5倍であるが、CDを記録再生する場合の最適光学倍率は4倍程度であり、余り変わらないので、記録再生特性が悪化することはほとんどない。
本実施の形態によれば、BDとDVDとCDの3波長のレーザ光で共用する3波長コリメータレンズ2と、3波長対応対物レンズ6を有する光路において、レーザ光の偏光の方向に応じて、レーザ光を倍率変換素子4を通過する光路に通すか或いは、倍率変換素子4を迂回する迂回光路に通すかのいずれかにすることにより、光学倍率を記録再生するディスクの種類に最適な値に自在に変更することができ、ディスクの種類に拘らず高品質の記録再生を行うことができる。
また、倍率変換素子4として1群2枚エキスパンダーレンズと2群3枚エキスパンダーレンズを用いれば、この倍率変換素子4を通過する光路については光学系の色収差を補正する効果を得ることもできる。
図6は、本発明の第4の実施の形態に係る光ピックアップに収納される光学系の構成を示したブロック図である。但し、第3の実施の形態と同様の部分には同一符号を付して説明する。光ピックアップの光学系は、3波長レーザダイオード(LD)110、3波長コリメータレンズ2、偏光ビームスプリッタ130、倍率変換素子9、ビームスプリッタ150、3波長対応対物レンズ6、ミラー7、8、及び1/4波長板40を有して構成され、ミラー7、8は倍率変換素子9を通過しないで済ますための迂回光路を形成している。
次に本実施の形態の動作について説明する。この場合の倍率変換素子9はK<1のものを用い、BD用の波長407nmのレーザ光が出射されている場合は偏光ビームスプリッタ130、ミラー7、8、ビームスプリッタ150により形成される迂回光路を通し、一方、DVD用の波長650nmのレーザ光が出射されている場合は偏光ビームスプリッタ130、倍率変換素子9、ビームスプリッタ150からなる光路を通すように、偏光ビームスプリッタ130、ビームスプリッタ150の膜131、151を設計するか、または3波長レーザダイオード(LD)110から出射されるレーザ光の偏光方向を変更すればよい。
本実施の形態においても、倍率変換素子9を迂回する場合の光路の光学倍率βは(3)式で表され、倍率変換素子9を通る場合の光路の光学倍率βは(2)式で表される。そこで、407nmのレーザ光が倍率変換素子9を迂回する場合の光学倍率βを例えば12になるように設定すると、650nmのレーザ光が倍率変換素子9を通る際に倍率変換素子9の倍率Kが1より小さいため、(2)式より光学倍率βは小さくなり,例えば5にすることができる。この場合も、CD用の波長780nmのレーザ光が出射されている場合は第1の実施の形態と同様の理由で倍率変換素子9を通る光路を用いるものとする。
本実施の形態によれば、BDを記録再生する時は倍率変換素子9を迂回する迂回光路を用い、DVDを記録再生する時は倍率変換素子9を通る光路を用いるように偏光ビームスプリッタ130、ビームスプリッタ150の膜131,151を設定することにより、第3の実施の形態と同様の効果を有する。
なお、第3、第4実施例においては偏光方向の異なるレーザ光を出射する3波長レーザダイオード(LD)110を用いて説明したが、3波長レーザダイオード(LD)とコリメータレンズの間に、所定の波長のレーザ光の偏光方向を変えるように設定された波長選択性を有する偏光素子を配置することによって偏光方向が同一のレーザ光を出射する3波長レーザダイオード(LD)を用いることも可能である。
図8は、本発明の第5の実施の形態に係る光ディスク装置の要部の構成を示したブロック図である。光ディスク装置は、DVD±R/RWやCD±R/RW、又はBDのようなディスク型のディスク202に対して光ピックアップ204によりアクセスし、データを記録再生するものであり、ディスク202を回転駆動する駆動手段としてのスピンドルモータ203と、ディスク202に対してデータの読み書きを行う光ピックアップ204と、この光ピックアップ204をディスク202の半径方向に移動する駆動手段としての送りモータ205と、装置全体の制御などを行うシステムコントローラ207と、プリアンプ220から出力信号に基づく復調及び誤り訂正処理等の所定の処理を行う信号処理部208と、スピンドルモータ203及び送りモータ205を制御するサーボ制御部209と、光ピックアップ204から出力される各種の信号に基づいてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号などを生成するプリアンプ220と、信号処理部208と外部コンピュータ230を接続するインターフェース211と、光ピックアップ204内のレーザ光源を駆動するレーザ制御部221と、ディスク202に記録された信号を再生信号として受け取ると共に、データを信号処理部208により変調してレーザ制御部221に出力して光ピックアップ204内のレーザ光源を駆動する外部コンピュータ230と、信号処理部208からの信号をD/A変換し或いは、オーディオ・ビジュアル処理部213からの信号をA/D変換するD/A、A/Dコンバータ212と、記録又は再生オーディオ・ビデオ信号を処理するオーディオ・ビジュアル処理部213を有して構成される。ここで、光ピックアップ204は上記した第1又は第2の実施の形態の光学系を収納している。
この光ピックアップ204には、例えばディスク202上の所定の記録トラックまで移動させるための送りモータ205が接続されている。スピンドルモータ203の制御、送りモータ205の制御、光ピックアップ204の対物レンズを保持する二軸アクチュエータのフォーカシング方向及びトラッキング方向の制御は、それぞれサーボ制御部209がプリアンプ220から入力されるフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号に基づいて行われる。また、レーザ制御部221は、光ピックアップ204内のレーザダイオード11、28を制御するものであり、レーザダイオード11、28の出力パワーを記録モード時と再生モード時で可変制御する。
本実施の形態によれば、図1、図4、図5又は図6に示した第1、第2、第3又は第4の実施の形態に示した光学系を収納する光ピックアップ204を搭載しているため、BD、DVD、CDの3種類のディスクを記録再生する際の光学倍率を最適にすることができ、いずれのディスクも高品質の記録再生を行うことができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。例えば、上記実施の形態では、BD,DVD,CDの記録再生で用いられるレーザ光の波長を407、650、780nmとしたが、実用上400〜415、630〜670、760〜800nmの範囲の波長を有するレーザ光を各ディスクに対して使用することができ、また、その際の対物レンズの開口数NAは0.80〜0.90、0.58〜0.68、0.43〜0.53となる。また、HD−DVDの記録再生を行う場合、レーザ光の波長は400〜415nmで、対物レンズの開口数NAは0.65〜0.75となる。さらに、倍率変換素子はn群m枚のレンズ構成であってもよい。但し、n,mは両方とも任意の正の整数をとるものとする。
1……3波長レーザダイオード、2……3波長コリメータレンズ、3、5……ビームスプリッタ、4、9……倍率変換素子、6……3波長対応対物レンズ、7、8……ミラー、204……光ピックアップ。
Claims (14)
- 入射するレーザ光を概略平行光とするコリメータレンズと、前記概略平行光となったレーザ光を入射して記録媒体に集光する対物レンズとを有する光学系を収納した光ピックアップであって、
波長の異なる複数のレーザ光を出射する光源と、
前記コリメータレンズと対物レンズ間の光路に配置される倍率変換素子と、
前記倍率変換素子を迂回する迂回光路と、
前記レーザ光に応じて、当該レーザ光を前記倍率変換素子を通す光路に通すか或いは前記迂回光路に通すかを選択する光路選択手段と、
を具備することを特徴とする光ピックアップ。 - 前記レーザ光が400〜415nmであり、この波長のレーザ光により前記記録媒体を記録再生する場合で前記倍率変換素子の倍率が1より大きい場合、前記光路選択手段は当該レーザ光を前記倍率変換素子に通すように光路を選択し、前記倍率変換素子の倍率が1より小さい場合は当該レーザ光を前記迂回光路に通すように光路を選択することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
- 前記レーザ光が630〜670nmであり、この波長のレーザ光により前記記録媒体を記録再生する場合で前記倍率変換素子の倍率が1より大きい場合、前記光路選択手段は当該レーザ光を前記迂回光路に通すように光路を選択し、前記倍率変換素子の倍率が1より小さい場合は前記倍率変換素子に通すように光路を選択することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
- 前記レーザ光が760〜800nmであり、この波長のレーザ光により前記記録媒体を記録再生する場合で前記倍率変換素子の倍率が1より大きい場合、前記光路選択手段は当該レーザ光を前記迂回光路に通すように光路を選択し、前記倍率変換素子の倍率が1より小さい場合は前記倍率変換素子に通すように光路を選択することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
- 前記光路選択手段は前記迂回光路の入り口と出口に設けられた2個のビームスプリッタであることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
- 前記倍率変換素子は、1群2枚エキスパンダーレンズ、2群2枚エキスパンダーレンズ、或いは、2群3枚エキスパンダーレンズのいずれか一つであることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
- 前記レーザ光は2波長用レーザダイオード或いは3波長用レーザダイオードから出射されることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
- 前記光路選択手段は、波長選択性を有するビームスプリッタを備え、入射されるレーザ光の波長に応じて透過または反射を行うことにより光路を選択することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
- 前記光路選択手段は、偏光ビームスプリッタを備え、入射されるレーザ光の偏光方向に応じて透過または反射を行うことにより光路を選択することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
- 光ピックアップよりレーザ光をディスクに集光すると共に、そのディスクからの反射光を前記光ピックアップにより受光してデータを記録再生する光ディスク装置であって、
前記光ピックアップは、
波長の異なる複数のレーザ光を出射する光源と、
前記光源から出射されたレーザ光を概略平行光とするコリメータレンズと、
前記概略平行光となったレーザ光を入射して記録媒体に集光する対物レンズと、
前記コリメータレンズと対物レンズ間の光路に配置される倍率変換素子と、
前記倍率変換素子を迂回する迂回光路と、
前記レーザ光に応じて、当該レーザ光を前記倍率変換素子に通す光路に通すか或いは、前記迂回光路に通すかを選択する光路選択手段と、
を具備することを特徴とする光ディスク装置。 - 前記光源から出射されるレーザ光の波長は、400〜415nm、630〜670nm或いは760〜800nmであることを特徴とする請求項10記載の光ディスク装置。
- 前記光路選択手段は、波長選択性を有するビームスプリッタを備え、入射されるレーザ光の波長に応じて透過または反射を行うことにより光路を選択することを特徴とする請求項10記載の光ディスク装置。
- 前記光路選択手段は、偏光ビームスプリッタを備え、入射されるレーザ光の偏光方向に応じて透過または反射を行うことにより光路を選択することを特徴とする請求項10記載の光ディスク装置。
- 波長の異なる複数のレーザ光を出射する光源から出射されたレーザ光を光記録媒体に照射する光学系路の光学倍率を光源から出射されるレーザ光に応じて調整する光学倍率調整方法において、
光源から出射されたレーザー光を平行光にするステップと、
平行光とされたレーザー光の種類に応じて2つの光路の何れかに分別するステップと、
レーザ光が一方の光路を通るように分別された場合には倍率を変換するステップと、
前記2つの光路の何れかに分別されたレーザー光を光記録媒体に向けて集光するステップと、
を有することを特徴とする光学倍率調整方法。
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