JP2816131B2 - 光学式再生装置 - Google Patents
光学式再生装置Info
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- JP2816131B2 JP2816131B2 JP8029366A JP2936696A JP2816131B2 JP 2816131 B2 JP2816131 B2 JP 2816131B2 JP 8029366 A JP8029366 A JP 8029366A JP 2936696 A JP2936696 A JP 2936696A JP 2816131 B2 JP2816131 B2 JP 2816131B2
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- lever
- optical pickup
- optical
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板厚の異なる複
数種類の光ディスクの光学式再生装置に関する。
数種類の光ディスクの光学式再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROMのように半導体レーザを用
いて情報を読み出す約1.2mmの厚さの光ディスクが
提供されている。この種の光ディスクではピックアップ
用対物レンズにフォーカスサーボ及びトラッキングサー
ボを行うことにより、信号記録面のピット列にレーザビ
ームを照射させ、信号を再生している。また、最近では
長時間の動画を記録するための高密度化が進んでいる。
いて情報を読み出す約1.2mmの厚さの光ディスクが
提供されている。この種の光ディスクではピックアップ
用対物レンズにフォーカスサーボ及びトラッキングサー
ボを行うことにより、信号記録面のピット列にレーザビ
ームを照射させ、信号を再生している。また、最近では
長時間の動画を記録するための高密度化が進んでいる。
【0003】例えば、CD−ROMと同じ直径12cm
の光ディスクに、片面で約5Gbyteの情報を記録す
るSD規格が提案されている。SDのディスク厚は約
0.6mmであり、これを両面貼り合わせることによ
り、1枚で約10Gbyteの情報を記録できる。ま
た、CD−ROMと同じ直径12cmの光ディスクに、
1層で約3.7Gbyteの情報を記録するMMCD規
格が提案されている。MMCDのディスク厚は約1.2
mmであり、2層構造にするこよにより、片面で約7.
4Gbyteの情報を記録できる。
の光ディスクに、片面で約5Gbyteの情報を記録す
るSD規格が提案されている。SDのディスク厚は約
0.6mmであり、これを両面貼り合わせることによ
り、1枚で約10Gbyteの情報を記録できる。ま
た、CD−ROMと同じ直径12cmの光ディスクに、
1層で約3.7Gbyteの情報を記録するMMCD規
格が提案されている。MMCDのディスク厚は約1.2
mmであり、2層構造にするこよにより、片面で約7.
4Gbyteの情報を記録できる。
【0004】一方、光ピックアップの対物レンズは、対
象とするディスクの基板の厚さとレーザビーム波長とを
織り込んで設計してあり、設計と異なる厚さの光ディス
クを記録/再生しようとすると、当該光ディスクの情報
記録面にはビームスポットが集光せず、記録/再生が不
可能となる。例えば、1.2mmの基板厚の光ディスク
用に設計されている対物レンズでは、0.6mmの基板
厚の光ディスクの記録面にはビームスポットが集光せ
ず、信号を再生することができない。
象とするディスクの基板の厚さとレーザビーム波長とを
織り込んで設計してあり、設計と異なる厚さの光ディス
クを記録/再生しようとすると、当該光ディスクの情報
記録面にはビームスポットが集光せず、記録/再生が不
可能となる。例えば、1.2mmの基板厚の光ディスク
用に設計されている対物レンズでは、0.6mmの基板
厚の光ディスクの記録面にはビームスポットが集光せ
ず、信号を再生することができない。
【0005】そこで、特開平5−303766号公報に
は、厚さ0.6mmの薄型基板を有する高密度の光ディ
スクと、厚さ1.2mmの標準厚基板を有する標準密度
の光ディスクとを、1個の光ピックアップによって再生
できるようにする技術が提案されている。この技術は、
短波長のレーザビームにて薄型の光ディスクを再生すべ
く設計された開口数0.6の対物レンズを用い、標準厚
で標準密度の光ディスクを再生する場合に、収差補正手
段にレーザビームの外周側を遮光して実効的な開口数を
減少させるアパーチャを付加したものを対物レンズの光
源側に介挿する技術である。
は、厚さ0.6mmの薄型基板を有する高密度の光ディ
スクと、厚さ1.2mmの標準厚基板を有する標準密度
の光ディスクとを、1個の光ピックアップによって再生
できるようにする技術が提案されている。この技術は、
短波長のレーザビームにて薄型の光ディスクを再生すべ
く設計された開口数0.6の対物レンズを用い、標準厚
で標準密度の光ディスクを再生する場合に、収差補正手
段にレーザビームの外周側を遮光して実効的な開口数を
減少させるアパーチャを付加したものを対物レンズの光
源側に介挿する技術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−30376
6号公報の技術において、対物レンズはトラッキング制
御によりレーザビームの光軸に対してトラッキング方向
に変位する。しかし、アパーチャは、トラッキング制御
とは無関係にレーザビームの光軸に対し固定されてい
る。従って、アパーチャを介在した対物レンズが、アパ
ーチャが存在しない場合と同様のトラッキング範囲で変
位すると、レーザビームの光軸に対する対物レンズの光
軸のズレ量に応じて、記録面に照射されるビームスポッ
トの変形の度合いが大きくなる。その理由は、アパーチ
ャによりレーザビームの径が小さくなるため、対物レン
ズの変位量が相対的に拡大されたかのように、ビームス
ポットが大きく変形するためである。
6号公報の技術において、対物レンズはトラッキング制
御によりレーザビームの光軸に対してトラッキング方向
に変位する。しかし、アパーチャは、トラッキング制御
とは無関係にレーザビームの光軸に対し固定されてい
る。従って、アパーチャを介在した対物レンズが、アパ
ーチャが存在しない場合と同様のトラッキング範囲で変
位すると、レーザビームの光軸に対する対物レンズの光
軸のズレ量に応じて、記録面に照射されるビームスポッ
トの変形の度合いが大きくなる。その理由は、アパーチ
ャによりレーザビームの径が小さくなるため、対物レン
ズの変位量が相対的に拡大されたかのように、ビームス
ポットが大きく変形するためである。
【0007】この照射スポットは、トラッキング方向に
もトラック方向にも変形するが、トラッキング方向の変
形はクロストークノイズの原因に、またトラック方向の
変形はジッタ悪化の原因となる。そのため、基板厚が約
1.2mmの光ディスクを再生する場合、安定に再生す
ることができない。今後、現行密度で基板厚が約1.2
mmの光ディスク(CD、CD−ROM)と、高密度で
基板厚が約0.6mmの光ディスク(SD)とが併存す
ることが予想される。本発明は、SDとCD等といった
基板厚の異なる光ディスクを1個の光ピックアップで安
定に再生することを目的とする。
もトラック方向にも変形するが、トラッキング方向の変
形はクロストークノイズの原因に、またトラック方向の
変形はジッタ悪化の原因となる。そのため、基板厚が約
1.2mmの光ディスクを再生する場合、安定に再生す
ることができない。今後、現行密度で基板厚が約1.2
mmの光ディスク(CD、CD−ROM)と、高密度で
基板厚が約0.6mmの光ディスク(SD)とが併存す
ることが予想される。本発明は、SDとCD等といった
基板厚の異なる光ディスクを1個の光ピックアップで安
定に再生することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板厚の異な
る光学的記録媒体の光記録又は光再生が可能な光ピック
アップにおいて、基板厚の薄い光学的記録媒体の記録面
にレーザビームを合焦可能な第1開口数を有する対物レ
ンズと、レーザビームの透孔が設けられた基体と、基体
が移動するためのレールと、第1のピンを軸として基体
上に設けられたレバーと、レバーに設けられ、レーザビ
ームの外周部を遮光して対物レンズの実効的開口数を第
1開口数と異なる第2開口数にするアパーチャと、第2
のピンを軸として基体上に設けられ、アパーチャがレー
ザビームの透孔位置に来るようにレバーを位置決めする
ラチェットストッパと、レバーに設けられ、前記ラチェ
ットストッパを引っ掛ける第3のピンと、基体とレバー
間に設けられた第1のバネと、基体とラチェットストッ
パ間に設けられた第2のバネと、レバーを一定方向に押
すレバー切替手段とから成ることを特徴とする。
る光学的記録媒体の光記録又は光再生が可能な光ピック
アップにおいて、基板厚の薄い光学的記録媒体の記録面
にレーザビームを合焦可能な第1開口数を有する対物レ
ンズと、レーザビームの透孔が設けられた基体と、基体
が移動するためのレールと、第1のピンを軸として基体
上に設けられたレバーと、レバーに設けられ、レーザビ
ームの外周部を遮光して対物レンズの実効的開口数を第
1開口数と異なる第2開口数にするアパーチャと、第2
のピンを軸として基体上に設けられ、アパーチャがレー
ザビームの透孔位置に来るようにレバーを位置決めする
ラチェットストッパと、レバーに設けられ、前記ラチェ
ットストッパを引っ掛ける第3のピンと、基体とレバー
間に設けられた第1のバネと、基体とラチェットストッ
パ間に設けられた第2のバネと、レバーを一定方向に押
すレバー切替手段とから成ることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、レバーが第1のピンを軸
として平面回転することができ、ラチェットストッパが
第2のピンを軸として平面回転することができ、第1の
バネが第1のピンを軸としてレバーに設けられたアパー
チャを透孔の方向に移動させ、第2のバネが第2のピン
を軸としてラチェットストッパの先端部を透孔の方向に
移動させることを特徴とする。また、本発明は、基体が
レバー切替手段の方向へ移動し、レバー切替手段がレバ
ーを1回押すことによりラチェットストッパが第3のピ
ンに掛かり、2回押すことによりラチェットストッパが
第3のピンから離れることを特徴とする光ピックアッ
プ。
として平面回転することができ、ラチェットストッパが
第2のピンを軸として平面回転することができ、第1の
バネが第1のピンを軸としてレバーに設けられたアパー
チャを透孔の方向に移動させ、第2のバネが第2のピン
を軸としてラチェットストッパの先端部を透孔の方向に
移動させることを特徴とする。また、本発明は、基体が
レバー切替手段の方向へ移動し、レバー切替手段がレバ
ーを1回押すことによりラチェットストッパが第3のピ
ンに掛かり、2回押すことによりラチェットストッパが
第3のピンから離れることを特徴とする光ピックアッ
プ。
【0010】また、本発明は、アパーチャが円形若しく
は楕円形若しくは長円形であることを特徴とする。ま
た、本発明は、アパーチャが多角形であることを特徴と
する。また、本発明は、第1開口数が0.55〜0.65
であり、第2開口数が0.20〜0.50であることを特
徴とする。
は楕円形若しくは長円形であることを特徴とする。ま
た、本発明は、アパーチャが多角形であることを特徴と
する。また、本発明は、第1開口数が0.55〜0.65
であり、第2開口数が0.20〜0.50であることを特
徴とする。
【0011】また、本発明は、基板厚が0.55〜0.6
5mmの光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mm
の光学的記録媒体とを記録又は再生することができるこ
とを特徴とする。また、本発明は、基板厚が0.55〜
0.65mmであって、最短ピット長が0.38〜0.4
2μmの光学的記録媒体若しくは基板厚が0.55〜0.
65mmであって、最短ピット長が0.20〜0.30μ
mの光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmであ
って、最短ピット長が0.80〜0.90μmの光学的記
録媒体とを記録又は再生することができることを特徴と
する。
5mmの光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mm
の光学的記録媒体とを記録又は再生することができるこ
とを特徴とする。また、本発明は、基板厚が0.55〜
0.65mmであって、最短ピット長が0.38〜0.4
2μmの光学的記録媒体若しくは基板厚が0.55〜0.
65mmであって、最短ピット長が0.20〜0.30μ
mの光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmであ
って、最短ピット長が0.80〜0.90μmの光学的記
録媒体とを記録又は再生することができることを特徴と
する。
【0012】また、本発明は、基板厚が0.55〜0.6
5mmであって、最短ピット長が0.38〜0.42μm
であり、反射率が70%以上の光学的記録媒体若しくは
基板厚が0.55〜0.65mmであって、最短ピット長
が0.38〜0.42μmであり、反射率が20〜40%
の光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmであっ
て、最短ピット長が0.80〜0.90μmであり、反射
率が70%以上の光学的記録媒体と記録又は再生するこ
とができることを特徴とする。
5mmであって、最短ピット長が0.38〜0.42μm
であり、反射率が70%以上の光学的記録媒体若しくは
基板厚が0.55〜0.65mmであって、最短ピット長
が0.38〜0.42μmであり、反射率が20〜40%
の光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmであっ
て、最短ピット長が0.80〜0.90μmであり、反射
率が70%以上の光学的記録媒体と記録又は再生するこ
とができることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、基板厚が0.55〜0.6
5mmであって、最短ピット長が0.20〜0.30μm
であり、反射率が70%以上の光学的記録媒体若しくは
基板厚が0.55〜0.65mmであって、最短ピット長
が0.20〜0.30μmであり、反射率が20〜40%
の光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmであっ
て、最短ピット長が0.80〜0.90μmであり、反射
率が70%以上の光学的記録媒体とを記録又は再生する
ことができることを特徴とする。
5mmであって、最短ピット長が0.20〜0.30μm
であり、反射率が70%以上の光学的記録媒体若しくは
基板厚が0.55〜0.65mmであって、最短ピット長
が0.20〜0.30μmであり、反射率が20〜40%
の光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmであっ
て、最短ピット長が0.80〜0.90μmであり、反射
率が70%以上の光学的記録媒体とを記録又は再生する
ことができることを特徴とする。
【0014】また、本発明は、レーザビームの波長が3
50〜700nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、レーザビームの波長が350〜450n
mの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、レ
ーザビームの波長が415〜445nmの範囲であるこ
とを特徴とする。
50〜700nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、レーザビームの波長が350〜450n
mの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、レ
ーザビームの波長が415〜445nmの範囲であるこ
とを特徴とする。
【0015】また、本発明は、レーザビームの波長が4
50〜550nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、レーザビームの波長が517〜547n
mの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、レ
ーザビームの波長が585〜690nmの範囲であるこ
とを特徴とする。
50〜550nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、レーザビームの波長が517〜547n
mの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、レ
ーザビームの波長が585〜690nmの範囲であるこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明は、レーザビームの波長が6
20〜650nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、レーザビームの波長が600〜700n
mの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、レ
ーザビームの波長が635〜665nmの範囲であるこ
とを特徴とする。
20〜650nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、レーザビームの波長が600〜700n
mの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、レ
ーザビームの波長が635〜665nmの範囲であるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
つつ説明する。本発明は、基板厚、トラックピッチ及び
記録面からの反射率が異なる複数の光ディスクの互換再
生に関するものである。図1に波長350〜450nm
(典型波長:415〜445nm、以下同じ)のレーザ
ビームを用いた場合の厚さ1.2(許容誤差±0.1、以
下同じ)mmの標準厚の基板を有する標準密度の光ディ
スク、即ちCD、CD−ROM(以下、第1光ディスク
と称す)と、基板厚0.6(許容誤差±0.05、以下同
じ)mmの薄型の基板を有する高密度の光ディスク、即
ちSD(以下、第2光ディスクと称す)と基板厚0.6
(許容誤差±0.05、以下同じ)mmの薄型の基板を
有する超高密度の光ディスク、即ち高密度SD(以下、
第3光ディスクと称す)の最短ピット長、トラックピッ
チ、ビームスポット径、反射率と対物レンズの開口数
(NA)を示す。また、図2に波長450〜550nm
(典型波長:517〜547nm、以下同じ)のレーザ
ビームを用いた場合の第1、第2及び第3光ディスクの
最短ピット長、トラックピッチ、ビームスポット径、反
射率及び対物レンズの開口数を示す。更に、図3、図4
にそれぞれ波長585〜690nm(典型波長:620
〜650nm、以下同じ)、波長600〜700nm
(典型波長:635〜665nm、以下同じ)のレーザ
ビームを用いた場合の第1、第2及び第3光ディスクの
最短ピット長、トラックピッチ、ビームスポット径、反
射率及び対物レンズの開口数を示す。ここで、第2及び
第3光ディスクには各々片面記録の光ディスクと両面記
録・片面読出の光ディスクとがある。また、第1、第2
及び第3光ディスクのピット深さ(物理的な深さ)は、
それぞれ、110(90〜130)nm、105(95
〜115)nm、72(62〜82)nmである。
つつ説明する。本発明は、基板厚、トラックピッチ及び
記録面からの反射率が異なる複数の光ディスクの互換再
生に関するものである。図1に波長350〜450nm
(典型波長:415〜445nm、以下同じ)のレーザ
ビームを用いた場合の厚さ1.2(許容誤差±0.1、以
下同じ)mmの標準厚の基板を有する標準密度の光ディ
スク、即ちCD、CD−ROM(以下、第1光ディスク
と称す)と、基板厚0.6(許容誤差±0.05、以下同
じ)mmの薄型の基板を有する高密度の光ディスク、即
ちSD(以下、第2光ディスクと称す)と基板厚0.6
(許容誤差±0.05、以下同じ)mmの薄型の基板を
有する超高密度の光ディスク、即ち高密度SD(以下、
第3光ディスクと称す)の最短ピット長、トラックピッ
チ、ビームスポット径、反射率と対物レンズの開口数
(NA)を示す。また、図2に波長450〜550nm
(典型波長:517〜547nm、以下同じ)のレーザ
ビームを用いた場合の第1、第2及び第3光ディスクの
最短ピット長、トラックピッチ、ビームスポット径、反
射率及び対物レンズの開口数を示す。更に、図3、図4
にそれぞれ波長585〜690nm(典型波長:620
〜650nm、以下同じ)、波長600〜700nm
(典型波長:635〜665nm、以下同じ)のレーザ
ビームを用いた場合の第1、第2及び第3光ディスクの
最短ピット長、トラックピッチ、ビームスポット径、反
射率及び対物レンズの開口数を示す。ここで、第2及び
第3光ディスクには各々片面記録の光ディスクと両面記
録・片面読出の光ディスクとがある。また、第1、第2
及び第3光ディスクのピット深さ(物理的な深さ)は、
それぞれ、110(90〜130)nm、105(95
〜115)nm、72(62〜82)nmである。
【0018】基板のサイズとしては、直径が40〜12
0mmの光ディスクである。本発明は、これらの光ディ
スクを対象とするものである。 第1実施例 図5に深さ0.6mmの位置で焦点が合うように設計さ
れた対物レンズを用いて、厚さ1.2mmの第1光ディ
スクと厚さ0.6mmの第2光ディスクの両者を再生す
る第1実施例の光学式再生装置の光学系を示す。
0mmの光ディスクである。本発明は、これらの光ディ
スクを対象とするものである。 第1実施例 図5に深さ0.6mmの位置で焦点が合うように設計さ
れた対物レンズを用いて、厚さ1.2mmの第1光ディ
スクと厚さ0.6mmの第2光ディスクの両者を再生す
る第1実施例の光学式再生装置の光学系を示す。
【0019】まず、基板厚0.6mmの第2光ディスク
の再生動作について述べる。半導体レーザ1から出力さ
れる波長635(許容誤差±15)nmのレーザビーム
は、回折格子2を通り、ハーフミラー3で反射された
後、コリメータレンズ4で平行ビームにされ、立ち上げ
ミラー5を介して対物レンズ8に入る。また、前記対物
レンズ8はアクチュエータ9に内蔵されている。この場
合、レーザビームの波長が585〜690nmの範囲で
再生可能であった。この対物レンズ8は、波長635n
mのレーザを用いて厚さ0.6mmの第2光ディスクの
記録面に対してレーザビームが最適の集光照射状態とな
るように設計された開口数0.6(許容誤差±0.0
5)、有効光束直径4mmのレンズであり、図示省略し
たトラッキング制御機構とフォーカス制御機構によりト
ラッキング方向とフォーカス方向に変位可能に支持され
ている。従って、前記対物レンズ8を経たレーザビーム
は集光され、厚さ0.6mmのポリカーボネート製の基
板20を通って、当該光ディスクの信号記録面20aに
照射される。記録面に形成されるビームスポット径は
0.91(許容誤差±0.1)μmである。更に、前記信
号記録面20aで反射されたレーザビームは、前記基板
20、前記対物レンズ8、前記立ち上げミラー5、コリ
メータレンズ4を介して戻り、前記ハーフミラー3を通
って、光検出器10の信号検出部に集光照射される。
の再生動作について述べる。半導体レーザ1から出力さ
れる波長635(許容誤差±15)nmのレーザビーム
は、回折格子2を通り、ハーフミラー3で反射された
後、コリメータレンズ4で平行ビームにされ、立ち上げ
ミラー5を介して対物レンズ8に入る。また、前記対物
レンズ8はアクチュエータ9に内蔵されている。この場
合、レーザビームの波長が585〜690nmの範囲で
再生可能であった。この対物レンズ8は、波長635n
mのレーザを用いて厚さ0.6mmの第2光ディスクの
記録面に対してレーザビームが最適の集光照射状態とな
るように設計された開口数0.6(許容誤差±0.0
5)、有効光束直径4mmのレンズであり、図示省略し
たトラッキング制御機構とフォーカス制御機構によりト
ラッキング方向とフォーカス方向に変位可能に支持され
ている。従って、前記対物レンズ8を経たレーザビーム
は集光され、厚さ0.6mmのポリカーボネート製の基
板20を通って、当該光ディスクの信号記録面20aに
照射される。記録面に形成されるビームスポット径は
0.91(許容誤差±0.1)μmである。更に、前記信
号記録面20aで反射されたレーザビームは、前記基板
20、前記対物レンズ8、前記立ち上げミラー5、コリ
メータレンズ4を介して戻り、前記ハーフミラー3を通
って、光検出器10の信号検出部に集光照射される。
【0020】次に、基板厚1.2mmの第1光ディスク
の再生動作について述べる。この標準厚のディスクが再
生される場合には、前記対物レンズ8の光源側でアパー
チャ7が機械的に介挿される。この機械的介挿機構につ
いては以下で述べる。このアパーチャの透孔は、図6に
示すような形状であり、対物レンズの焦点距離が3.3
の場合は、有効光束直径は約4mmであり、トラッキン
グ方向の長さaを2.35mm、トラッキング方向の長
さbを2.75mmとしている。また、焦点距離が3.7
の場合は、有効光束直径は約4.4mmであり、トラッ
キング方向の長さaを2.60mm、トラッキング方向
の長さbを3.04mmとしている。その結果、対物レ
ンズ8のトラック方向の実効的開口数は、0.35(許
容誤差±0.15、以下同じ)となった。図5におい
て、上述するアパーチャ7が介挿されると、立ち上げミ
ラー5で立ち上げられた前記レーザビームの外周側が遮
光され、内周部分が対物レンズ8に入射することにな
る。そして、厚さ1.2mmのポリカーボネート製の基
板21を通って、当該光ディスクの信号記録面21aに
照射される。本実施例において形成されるビームスポッ
トはトラック方向に約1.5(許容誤差±0.2)μm、
トラッキング方向に1.6(許容誤差±0.2)μmであ
る。また、前記アパーチャ7の透孔は、トラック方向よ
りもトラッキング方向にトラッキング追従量を考慮した
長さ分長くなっているので、前記対物レンズ8がトラッ
キング方向に移動してもジッタ抑制効果の著しい低下は
ない。更に、前記信号記録面21aで反射されたレーザ
ビームは、前記基板21、前記対物レンズ8、前記立ち
上げミラー5、前記コリメートレンズ4を介して戻り、
前記ハーフミラー3を通って前記光検出器10の信号検
出部に集光照射される。
の再生動作について述べる。この標準厚のディスクが再
生される場合には、前記対物レンズ8の光源側でアパー
チャ7が機械的に介挿される。この機械的介挿機構につ
いては以下で述べる。このアパーチャの透孔は、図6に
示すような形状であり、対物レンズの焦点距離が3.3
の場合は、有効光束直径は約4mmであり、トラッキン
グ方向の長さaを2.35mm、トラッキング方向の長
さbを2.75mmとしている。また、焦点距離が3.7
の場合は、有効光束直径は約4.4mmであり、トラッ
キング方向の長さaを2.60mm、トラッキング方向
の長さbを3.04mmとしている。その結果、対物レ
ンズ8のトラック方向の実効的開口数は、0.35(許
容誤差±0.15、以下同じ)となった。図5におい
て、上述するアパーチャ7が介挿されると、立ち上げミ
ラー5で立ち上げられた前記レーザビームの外周側が遮
光され、内周部分が対物レンズ8に入射することにな
る。そして、厚さ1.2mmのポリカーボネート製の基
板21を通って、当該光ディスクの信号記録面21aに
照射される。本実施例において形成されるビームスポッ
トはトラック方向に約1.5(許容誤差±0.2)μm、
トラッキング方向に1.6(許容誤差±0.2)μmであ
る。また、前記アパーチャ7の透孔は、トラック方向よ
りもトラッキング方向にトラッキング追従量を考慮した
長さ分長くなっているので、前記対物レンズ8がトラッ
キング方向に移動してもジッタ抑制効果の著しい低下は
ない。更に、前記信号記録面21aで反射されたレーザ
ビームは、前記基板21、前記対物レンズ8、前記立ち
上げミラー5、前記コリメートレンズ4を介して戻り、
前記ハーフミラー3を通って前記光検出器10の信号検
出部に集光照射される。
【0021】尚、上記実施例においては、350〜70
0nmの波長のレーザビームを用いて光ディスクの再生
が可能であり、好ましくは、350〜450nm若しく
は450〜550nm若しくは585〜690nm若し
くは600〜700nmの波長のレーザビームであり、
更に、好ましくは、415〜445nm若しくは517
〜547nm若しくは620〜650nm若しくは63
5〜665nmの波長のレーザビームである。
0nmの波長のレーザビームを用いて光ディスクの再生
が可能であり、好ましくは、350〜450nm若しく
は450〜550nm若しくは585〜690nm若し
くは600〜700nmの波長のレーザビームであり、
更に、好ましくは、415〜445nm若しくは517
〜547nm若しくは620〜650nm若しくは63
5〜665nmの波長のレーザビームである。
【0022】また、前記アパーチャ7の透孔は横長とし
て説明したが、これに限るものではなく、円形であって
もよく、図7に示すように多角形であっても良い。アパ
ーチャ7の機械的介挿について説明する。アパーチャ7
は、光ピックアップの器体11上に設けられた基体6に
設置されており、前記基体6に接続されたピン12を軸
にして図5の紙面に垂直な方向に移動できる構造になっ
ている。また、基体6も図示していないレール上を図5
の紙面に垂直な方向に移動できる構造になっている。こ
こで、前記アパーチャ7は前記器体11の上側に設けら
れている場合に限らず、前記器体11の内部であって前
記立ち上げミラー5の上部であってもよい。図8は光デ
ィスク側から見た光ピックアップ、ターンテーブル、光
ディスクの平面配置図を示す。基体6上に前記アパーチ
ャ7を配して成るレバー13が設けられ、ピン12を軸
として矢印16a又は16bの方向へ移動できる構造に
なっている。また、前記基体6と前記レバー13間には
バネ14が設けられ前記レバー13を矢印16aの方向
へ移動させるように作用する。前記基体6上にはラチェ
ットストッパ17も設置されており、このラチェットス
トッパ17はピン18を軸として矢印22a又は22b
の方向へ移動できる構造になっている。前記基体6と前
記ラチェットストッパ17間にはバネ19が設けられて
おり、ラチェットストッパ17を矢印22aの方向へ移
動させるように作用する。また、ラチェットストッパ1
7の先端部は前記レバー13上のピン15と接してい
る。前記基体6にはレーザビームの透孔24も設けられ
ている。
て説明したが、これに限るものではなく、円形であって
もよく、図7に示すように多角形であっても良い。アパ
ーチャ7の機械的介挿について説明する。アパーチャ7
は、光ピックアップの器体11上に設けられた基体6に
設置されており、前記基体6に接続されたピン12を軸
にして図5の紙面に垂直な方向に移動できる構造になっ
ている。また、基体6も図示していないレール上を図5
の紙面に垂直な方向に移動できる構造になっている。こ
こで、前記アパーチャ7は前記器体11の上側に設けら
れている場合に限らず、前記器体11の内部であって前
記立ち上げミラー5の上部であってもよい。図8は光デ
ィスク側から見た光ピックアップ、ターンテーブル、光
ディスクの平面配置図を示す。基体6上に前記アパーチ
ャ7を配して成るレバー13が設けられ、ピン12を軸
として矢印16a又は16bの方向へ移動できる構造に
なっている。また、前記基体6と前記レバー13間には
バネ14が設けられ前記レバー13を矢印16aの方向
へ移動させるように作用する。前記基体6上にはラチェ
ットストッパ17も設置されており、このラチェットス
トッパ17はピン18を軸として矢印22a又は22b
の方向へ移動できる構造になっている。前記基体6と前
記ラチェットストッパ17間にはバネ19が設けられて
おり、ラチェットストッパ17を矢印22aの方向へ移
動させるように作用する。また、ラチェットストッパ1
7の先端部は前記レバー13上のピン15と接してい
る。前記基体6にはレーザビームの透孔24も設けられ
ている。
【0023】図8(a)において、再生装置に装着され
た光ディスク27の種類が識別されると前記基体6はレ
ール28上を矢印23の方向へ移動し、レバー切替手段
26に衝突することにより、レバー切替手段26によっ
てレバー13が矢印23とは反対方向へ押される結果、
ラチェットストッパ17の先端が矢印22bの方向に移
動し、前記レバー13は図8(b)の状態となり、最終
的には、光再生用のレーザビームの前記透孔24に前記
アパーチャ7が挿入された状態となる。前記アパーチャ
7が前記透孔に挿入されると、図8(c)に示すように
光ディスクの再生開始位置に前記基体6が前記レール2
8上を移動し、再生が始まる。前記ラチェットストッパ
17が前記ピン15に掛かる機構を更に詳細に図9、1
0を用いて説明する。図8(a)の状態では、前記レバ
ー13は図10(e)の状態に、前記ラチェットストッ
パ17は図9(e)の状態にある。この状態で前記基体
6が前記レバー切替手段26の方向へ移動し、前記レバ
ー切替手段26が前記レバー13を前記矢印23と反対
方向へ押すと図10の(e)から(a)へと順に状態が
変化し、前記ラチェットストッパ17がピン15に掛か
った状態となる。この間、前記ラチェットストッパ17
は図9の(e)から(a)へと順に移動し、ピン15に
掛かることになる。この状態で、前記基体6が前記レバ
ー切替手段26の方向へ移動し、前記レバー切替手段2
6が、再度、前記レバー13を押すと図9と図10にお
いて、それぞれ(b)から(e)へと順に状態が変化
し、前記ラチェットストッパ17は前記ピン15からは
ずれた状態となる。この状態は、前記アパーチャ7が前
記レーザビームの透孔24に挿入されていない状態であ
る。即ち、この一連の動作においては、前記レバー切替
手段26が前記レバー13を1回押すと前記ラチェット
ストッパ17が前記ピン15に掛かった状態となり、2
回押すと前記ラチェットストッパ17が前記ピン15か
らはずれた状態となる。この動作は前記基体6を前記レ
バー切替手段26に衝突させることにより、以後、何回
でも安定して繰り返すことができる。ここで、前記ラチ
ェットストッパ17が前記ピン15からはずれる過程に
おいては、前記ラチェットストッパ17は前記ピン15
の上を通過して前記ピン15からはずれることになる
(図9(a)〜(e))。従って、前記バネ19は前記
ラチェットストッパ17を前記基体6側へ押さえつける
作用もする。
た光ディスク27の種類が識別されると前記基体6はレ
ール28上を矢印23の方向へ移動し、レバー切替手段
26に衝突することにより、レバー切替手段26によっ
てレバー13が矢印23とは反対方向へ押される結果、
ラチェットストッパ17の先端が矢印22bの方向に移
動し、前記レバー13は図8(b)の状態となり、最終
的には、光再生用のレーザビームの前記透孔24に前記
アパーチャ7が挿入された状態となる。前記アパーチャ
7が前記透孔に挿入されると、図8(c)に示すように
光ディスクの再生開始位置に前記基体6が前記レール2
8上を移動し、再生が始まる。前記ラチェットストッパ
17が前記ピン15に掛かる機構を更に詳細に図9、1
0を用いて説明する。図8(a)の状態では、前記レバ
ー13は図10(e)の状態に、前記ラチェットストッ
パ17は図9(e)の状態にある。この状態で前記基体
6が前記レバー切替手段26の方向へ移動し、前記レバ
ー切替手段26が前記レバー13を前記矢印23と反対
方向へ押すと図10の(e)から(a)へと順に状態が
変化し、前記ラチェットストッパ17がピン15に掛か
った状態となる。この間、前記ラチェットストッパ17
は図9の(e)から(a)へと順に移動し、ピン15に
掛かることになる。この状態で、前記基体6が前記レバ
ー切替手段26の方向へ移動し、前記レバー切替手段2
6が、再度、前記レバー13を押すと図9と図10にお
いて、それぞれ(b)から(e)へと順に状態が変化
し、前記ラチェットストッパ17は前記ピン15からは
ずれた状態となる。この状態は、前記アパーチャ7が前
記レーザビームの透孔24に挿入されていない状態であ
る。即ち、この一連の動作においては、前記レバー切替
手段26が前記レバー13を1回押すと前記ラチェット
ストッパ17が前記ピン15に掛かった状態となり、2
回押すと前記ラチェットストッパ17が前記ピン15か
らはずれた状態となる。この動作は前記基体6を前記レ
バー切替手段26に衝突させることにより、以後、何回
でも安定して繰り返すことができる。ここで、前記ラチ
ェットストッパ17が前記ピン15からはずれる過程に
おいては、前記ラチェットストッパ17は前記ピン15
の上を通過して前記ピン15からはずれることになる
(図9(a)〜(e))。従って、前記バネ19は前記
ラチェットストッパ17を前記基体6側へ押さえつける
作用もする。
【0024】上記説明した動作によって前記アパーチャ
7はレーザビームの前記透孔24に介挿することできる
ようになり、前記アパーチャ7が挿入された状態では、
前記レーザビームの外周部が遮光され、前記対物レンズ
8の実効的開口数は0.35となっており、前記第1光
ディスク、即ちCDを再生できる。また、前記アパーチ
ャ7が挿入されていない状態では前記対物レンズの実効
的開口数は0.6となっているので前記第2及び第3光
ディスクを再生できる。
7はレーザビームの前記透孔24に介挿することできる
ようになり、前記アパーチャ7が挿入された状態では、
前記レーザビームの外周部が遮光され、前記対物レンズ
8の実効的開口数は0.35となっており、前記第1光
ディスク、即ちCDを再生できる。また、前記アパーチ
ャ7が挿入されていない状態では前記対物レンズの実効
的開口数は0.6となっているので前記第2及び第3光
ディスクを再生できる。
【0025】本発明では、前記基体6を前記レバー切替
手段26に衝突させることにより前記対物レンズ8の実
効的開口数を切り替えることができ、基板厚の異なる前
記第1光ディスクと前記第2若しくは第3光ディスクと
の互換再生が可能となる。上記では前記基体6がターン
テーブル25に対して右側に配置されている場合を示し
たが、これに限るものではなく、図11に示すように前
記基体6が前記ターンテーブル25に対して左側に配置
されていても良い。各部の符号は図8と同一なので省略
している。 第2実施例 上記第1実施例では、光ディスクの再生について述べた
が、これに限るものではなく、光記録用の光ピックアッ
プとしても使用可能である。即ち、レーザビームの波長
が650(許容範囲:600〜700)nm若しくは6
35(許容範囲:585〜690)nm若しくは500
(許容範囲:450〜550)nm若しくは400(許
容範囲:350〜450)nmで、パワーが30mWの
半導体レーザを用いれば、上記第1実施例で説明した光
ピックアップを用い、ピックアップ中の対物レンズの実
効的開口数を各光ディスク、各波長に適した実効的開口
数に設定することにより第1、第2及び第3光ディスク
の記録が可能である。なお、第2及び第3光ディスクに
おいては、それぞれ、片面記録の光ディスクと両面記録
・片面読出の光ディスクが含まれている。
手段26に衝突させることにより前記対物レンズ8の実
効的開口数を切り替えることができ、基板厚の異なる前
記第1光ディスクと前記第2若しくは第3光ディスクと
の互換再生が可能となる。上記では前記基体6がターン
テーブル25に対して右側に配置されている場合を示し
たが、これに限るものではなく、図11に示すように前
記基体6が前記ターンテーブル25に対して左側に配置
されていても良い。各部の符号は図8と同一なので省略
している。 第2実施例 上記第1実施例では、光ディスクの再生について述べた
が、これに限るものではなく、光記録用の光ピックアッ
プとしても使用可能である。即ち、レーザビームの波長
が650(許容範囲:600〜700)nm若しくは6
35(許容範囲:585〜690)nm若しくは500
(許容範囲:450〜550)nm若しくは400(許
容範囲:350〜450)nmで、パワーが30mWの
半導体レーザを用いれば、上記第1実施例で説明した光
ピックアップを用い、ピックアップ中の対物レンズの実
効的開口数を各光ディスク、各波長に適した実効的開口
数に設定することにより第1、第2及び第3光ディスク
の記録が可能である。なお、第2及び第3光ディスクに
おいては、それぞれ、片面記録の光ディスクと両面記録
・片面読出の光ディスクが含まれている。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、一方向からレバーを押
すという動作で対物レンズの実効的開口数を可変できる
アパーチャの挿入、解除が可能なため実効的開口数の切
替が容易にできる。また、本発明によれば、波長350
〜450nmのレーザビームを用いてCD、片面記録S
D、両面記録・片面読出SD、片面記録の高密度SD、
両面記録・片面読出の高密度SDの再生又は記録をする
ことができる。
すという動作で対物レンズの実効的開口数を可変できる
アパーチャの挿入、解除が可能なため実効的開口数の切
替が容易にできる。また、本発明によれば、波長350
〜450nmのレーザビームを用いてCD、片面記録S
D、両面記録・片面読出SD、片面記録の高密度SD、
両面記録・片面読出の高密度SDの再生又は記録をする
ことができる。
【0027】また、本発明によれば、波長450〜55
0nmのレーザビームを用いてCD、片面記録SD、両
面記録・片面読出SD、片面記録の高密度SD、両面記
録・片面読出の高密度SDの再生又は記録をすることが
できる。また、本発明によれば、波長585〜690n
mのレーザビームを用いてCD、片面記録SD、両面記
録・片面読出SD、片面記録の高密度SD、両面記録・
片面読出の高密度SDの再生又は記録をすることができ
る。
0nmのレーザビームを用いてCD、片面記録SD、両
面記録・片面読出SD、片面記録の高密度SD、両面記
録・片面読出の高密度SDの再生又は記録をすることが
できる。また、本発明によれば、波長585〜690n
mのレーザビームを用いてCD、片面記録SD、両面記
録・片面読出SD、片面記録の高密度SD、両面記録・
片面読出の高密度SDの再生又は記録をすることができ
る。
【0028】また、本発明によれば、波長600〜70
0nmのレーザビームを用いてCD、片面記録SD、両
面記録・片面読出SD、片面記録の高密度SD、両面記
録・片面読出の高密度SDの再生又は記録をすることが
できる。
0nmのレーザビームを用いてCD、片面記録SD、両
面記録・片面読出SD、片面記録の高密度SD、両面記
録・片面読出の高密度SDの再生又は記録をすることが
できる。
【図1】波長350〜450nmのレーザビームを用い
た場合の各種光ディスクの定格値と再生条件である。
た場合の各種光ディスクの定格値と再生条件である。
【図2】波長450〜550nmのレーザビームを用い
た場合の各種光ディスクの定格値と再生条件である。
た場合の各種光ディスクの定格値と再生条件である。
【図3】波長5850〜685nmのレーザビームを用
いた場合の各種光ディスクの定格値と再生条件である。
いた場合の各種光ディスクの定格値と再生条件である。
【図4】波長600〜700nmのレーザビームを用い
た場合の各種光ディスクの定格値と再生条件である。
た場合の各種光ディスクの定格値と再生条件である。
【図5】本発明の光ピックアップの断面図である。
【図6】本発明におけるアパーチャの形状を示す図であ
る。
る。
【図7】本発明におけるアパーチャの形状を示す図であ
る。
る。
【図8】本発明の光ディスク、ターンテーブル、光ピッ
クアップの平面配置図である。
クアップの平面配置図である。
【図9】本発明のアパーチャ介挿の機構を示す模式図で
ある。
ある。
【図10】本発明のアパーチャ介挿の機構を示す模式図
である。
である。
【図11】本発明の光ディスク、ターンテーブル、光ピ
ックアップの平面配置図である。
ックアップの平面配置図である。
1・・・半導体レーザ 2・・・回折格子 3・・・コリメータレンズ 4・・・偏光ビームスプリッタ 5・・・立ち上げミラー 6・・・基体 7・・・アパーチャ 8・・・対物レンズ 9・・・アクチュエータ 10・・・光検出器 11・・・器体 12、15、18・・・ピン 13・・・レバー 14、19・・・バネ 16a、16b、19a、19b・・・矢印 17・・・ラチェットストッパ 20、21・・・ポリカーボネート 20a、21a・・・記録面 25・・・ターンテーブル 26・・・レバー切替手段 28・・・レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市浦 秀一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 清水 正巳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−259804(JP,A) 特開 平4−372734(JP,A) 特開 平7−287859(JP,A) 特開 平6−20298(JP,A) 特開 平9−147410(JP,A) 特開 平5−303766(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/135 G11B 7/12
Claims (19)
- 【請求項1】 基板厚の異なる光学的記録媒体の光記録
又は光再生が可能な光ピックアップにおいて、 基板厚の薄い光学的記録媒体の記録面にレーザビームを
合焦可能な第1開口数を有する対物レンズと、 前記レーザビームの透孔が設けられた基体と、 該基体が移動するためのレールと、 第1のピンを軸として前記基体上に設けられたレバー
と、 該レバーに設けられ、前記レーザビームの外周部を遮光
して前記対物レンズの実効的開口数を前記第1開口数と
異なる第2開口数にするアパーチャと、 第2のピンを軸として前記基体上に設けられ、前記アパ
ーチャが前記レーザビームの透孔位置に来るように前記
レバーを位置決めするラチェットストッパと、 前記レバーに設けられ、前記ラチェットストッパを引っ
掛ける第3のピンと、 前記基体と前記レバー間に設けられた第1のバネと、 前記基体と前記ラチェットストッパ間に設けられた第2
のバネと、 前記レバーを一定方向に押すレバー切替手段と、から成
ることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記レバーは、前記第1のピンを軸として平面回転する
ことができ、 前記ラチェットストッパは、前記第2のピンを軸として
平面回転することができ、 前記第1のバネは、前記第1のピンを軸として前記レバ
ーに設けられた前記アパーチャを前記透孔の方向に移動
させ、 前記第2のバネは、前記第2のピンを軸として前記ラチ
ェットストッパの先端部を前記透孔の方向に移動させる
ことを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記基体が前記レバー切替手段の方向へ移動し、前記レ
バー切替手段が前記レバーを1回押すことにより前記ラ
チェットストッパが前記第3のピンに掛かり、2回押す
ことにより前記ラチェットストッパが前記第3のピンか
ら離れることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記アパーチャは、円形若しくは楕円形若しくは長円形
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項5】 請求項3において、 前記アパーチャは、多角形であることを特徴とする光ピ
ックアップ。 - 【請求項6】 請求項4又は5において、 前記第1開口数は、0.55〜0.65であり、 前記第2開口数は、0.20〜0.50であることを特徴
とする光ピックアップ。 - 【請求項7】 請求項6において、 基板厚が0.55〜0.65mmの光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録媒体とを、記録
又は再生することができることを特徴とする光ピックア
ップ。 - 【請求項8】 請求項6において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、最短ピット長
が0.38〜0.42μmの光学的記録媒体若しくは基板
厚が0.55〜0.65mmであって、最短ピット長が
0.20〜0.30μmの光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、最短ピット長が
0.80〜0.90μmの光学的記録媒体とを、記録又は
再生することができることを特徴とする光ピックアッ
プ。 - 【請求項9】 請求項6において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、最短ピット長
が0.38〜0.42μmであり、反射率が70%以上の
光学的記録媒体若しくは基板厚が0.55〜0.65mm
であって、最短ピット長が0.38〜0.42μmであ
り、反射率が20〜40%の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、最短ピット長が
0.80〜0.90μmであり、反射率が70%以上の光
学的記録媒体と、記録又は再生することができることを
特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項10】 請求項6において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、最短ピット長
が0.20〜0.30μmであり、反射率が70%以上の
光学的記録媒体若しくは基板厚が0.55〜0.65mm
であって、最短ピット長が0.20〜0.30μmであ
り、反射率が20〜40%の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、最短ピット長が
0.80〜0.90μmであり、反射率が70%以上の光
学的記録媒体とを、記録又は再生することができること
を特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項11】 請求項7から10において、 前記レーザビームの波長は、350〜700nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項12】 請求項7から10において、 前記レーザビームの波長は、350〜450nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項13】 請求項12において、 前記レーザビームの波長は、415〜445nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項14】 請求項7から10において、 前記レーザビームの波長は、450〜550nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項15】 請求項14において、 前記レーザビームの波長は、517〜547nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項16】 請求項7から10において、 前記レーザビームの波長は、585〜690nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項17】 請求項16において、 前記レーザビームの波長は、620〜650nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項18】 請求項7から10において、 前記レーザビームの波長は、600〜700nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項19】 請求項18において、 前記レーザビームの波長は、635〜665nmの範囲
であることを特徴とする光ピックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8029366A JP2816131B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 光学式再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8029366A JP2816131B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 光学式再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09223326A JPH09223326A (ja) | 1997-08-26 |
JP2816131B2 true JP2816131B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12274177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8029366A Expired - Lifetime JP2816131B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 光学式再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2816131B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1570467B1 (en) * | 2002-12-06 | 2006-10-18 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Apparatus and method for recording an information on a recordable optical record carrier using oval spot profile |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP8029366A patent/JP2816131B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09223326A (ja) | 1997-08-26 |
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