JP2010192035A - 対物レンズアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスクに当接することにより対物レンズがディスクに衝突することを阻止する衝突防止機構の構成要素であるプロテクターを起立姿勢でレンズホルダーに設置する。プロテクターの組立作業性を改善する。
【解決手段】 プロテクター保持枠90の差込口91を、横幅W1がプロテクター98の横幅W2よりも長く、縦幅D1がプロテクターD2の厚さと同等の横長開口によって形成する。差込口91の縦幅方向Bの縁部に傾斜した誘導ガイド面92を形成する。プロテクター保持枠90の側壁部93,94に、プロテクター98を挟持する治具100の先端部110の嵌合を許容する逃がし凹所95,96を形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、対物レンズアクチュエータ、特に、光学要素としての対物レンズを装備しているレンズホルダーに、上記対物レンズがディスクに衝突することを防ぐための衝突防止機構が設けられている対物レンズアクチュエータに関する。
コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、高品位DVD、ブレーレイディスク(BD)などのディスクを使用対象としている光ディスク装置では、記録媒体としての上記ディスクの記録面に光ビームを照射することを通じて情報の記録や再生が行われる。
近時の光ディスク装置の光学系を形成している対物レンズアクチュエータでは、たとえばBDのような高密度化されたディスクを光学的に処理するために、光源の波長を短くし(たとえばBDでは405nm)、対物レンズの開口数(NA)を大きくして(たとえばBDではNA=0.85)、ディスクの記録面に形成される光ビームのスポットサイズを小さくしている。そして、このように対物レンズの開口数を大きくした場合、対物レンズアクチュエータによってディスクを光学的に処理する際の対物レンズとディスク表面との対向間隔(WD:ワーキングディスタンス)が非常に小さくなることが判っている。
一方、対物レンズアクチュエータの中には、固定部材から延び出たばね性を有する導電性細線でなるサスペンションワイヤーによってレンズホルダーを片持ち状に保持させているものがある。この種の対物レンズアクチュエータにおいて、対物レンズを備えるレンズホルダーは、電磁駆動機構の作用により、サスペンションワイヤーの撓み変形を伴いながらフォーカス方向やトラッキング方向に変位制御される。そのため、上記したように非常に狭いWDを維持することが要求される対物レンズアクチュエータでは、何らかの要因(たとえばディスクの反り変形、振動など)でレンズホルダーの対物レンズにディスクの表面が衝突して、ディスクの表面が傷付いたり、ディスクの記録面が損傷したり、対物レンズの表面が傷付いたりするおそれがある。
そこで、レンズホルダーに、ディスクに当接することにより対物レンズがディスクに衝突することを阻止する衝突防止機構を設けることが行われている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特許文献1には、ポリアセタールなどの適宜材料でなる板状の衝突防止部材をレンズホルダーに形成されている空洞部に片側から差し込むことによって、その衝突防止部材の先端部を上記空洞部の他側に突き出させると共に、衝突防止部材の端部に設けた凸部を上記空洞部の他側に設けたストッパ面に係合させることにより、対物レンズからの衝突防止部材の出幅を規制することが開示されている。
特許文献2には、レンズホルダーに設けられる対物レンズの鏡筒の端部の周囲2箇所に、対物レンズよりも突き出た態様で、POM系樹脂材料でなるプロテクターをアウトサート成形することが記載されている。
特許文献3には、非晶質炭素膜などでなる保護潤滑層を表面に製膜した金属板を、上記保護潤滑層が対物レンズよりも突き出た態様で、レンズホルダーの対物レンズの周囲複数箇所にアウトサート成形によって配備することが記載されている。
特開2007−305179号公報 特開2002−269790号公報 特開2001−297478号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている先行例では、空洞部の横幅及び縦幅の各寸法を、板状の衝突防止部材の横幅及び厚さ(縦幅)の各寸法に合わせることによって、空洞部にがたつきなく衝突防止部材が差し込まれるようにしている。そのために、たとえばピンセットなどの治具の先端部で板片状の衝突防止部材を挟持してレンズホルダーの空洞部に差し込むときに、衝突防止部材が空洞部の片側の端縁に引掛かったりしやすくなり、その差込み操作を熟練者であっても容易に行うことができないといった組立作業性についての問題があった。
また、特許文献2や特許文献3によって提案されている先行例では、衝突防止機構を組み立てるのにアウトサート成形という高度な成形技術を用いることを余儀なくされるために組立工程が複雑でコスト高になることを避けられないという問題があった。
このほか、シート状のプロテクターをレンズホルダーの対物レンズ設置箇所の周囲に貼り付けることも行われていたが、このものは、プロテクターがレンズホルダーから剥がれるおそれがあるという、対物レンズがディスクに衝突することを防止する効果(プロテクト効果)の信頼性に関わる問題があった。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、ディスクに当接することにより対物レンズがディスクに衝突することを阻止する衝突防止機構の構成要素であるプロテクターを起立姿勢でレンズホルダーに設置することによってプロテクト効果の信頼性を高めることを基本として、そのプロテクターの組立作業性を改善することを目的としている。
本発明に係る対物レンズアクチュエータは、記録媒体としてのディスクの記録面に光ビームを集光させる光学要素としての対物レンズを備えてなるレンズホルダーと、このレンズホルダーに設けられて、上記ディスクに当接することにより上記対物レンズが上記ディスクに衝突することを阻止する衝突防止機構とを備える。そして、上記衝突防止機構が、矩形平板状のプロテクターと、このプロテクターを起立姿勢で内部に収容してその一端面を上記ディスクの表面に対向させるプロテクター保持枠とを有し、上記プロテクター保持枠は、上記レンズホルダーと共に一体成形された樹脂成形体でなると共に上記プロテクターの差込口を有し、その差込口は、横幅が上記プロテクターの横幅よりも長く、かつ、縦幅が上記プロテクターの厚さと同等の横長開口によって形成され、その差込口の縦幅方向の縁部に、当該保持枠に挿入される上記プロテクターの端部を滑らせて当該保持枠の内部に誘導する傾斜した誘導ガイド面が備わっている。
この構成であれば、起立姿勢でレンズホルダーに設置されたプロテクターの一端面がディスクの表面に対向しているので、シート状のプロテクターをレンズホルダーの対物レンズ設置箇所の周囲に貼り付けたものに比べてプロテクト効果の信頼性が改善される。また、特許文献2及び特許文献3によって提案されているもののように、アウトサート成形という高度な成形技術を利用することなくプロテクターをレンズホルダーに装備させることが可能になるので、それだけ組立工程が簡略化されてコスト高になることを回避しやすくなる。
特に、この発明では、プロテクターの差込口を有するプロテクター保持枠の上記差込口の縦幅が上記プロテクターの厚さと同等の横長開口によって形成されているとしても、その横幅がプロテクターの横幅よりも長く形成されていることにより、矩形板片状のプロテクターをプロテクター保持枠に差し込んで組み付けるときの組立作業性が改善される。この作用は、差込口の縦幅方向の縁部に、プロテクター保持枠に挿入されるプロテクターの他端部を滑らせて当該保持枠の内部に誘導する傾斜した誘導ガイド面が備わっていることによってさらに顕著に発揮されるようになる。したがって、この発明による対物レンズアクチュエータは、上掲の特許文献1のものに比べても、その組立作業性が改善される。
本発明では、上記プロテクター保持枠が、起立姿勢で内部に収容された上記プロテクターの厚さ方向2箇所の表面に各別に接触してそのプロテクターの厚さ方向でのがたつきを防ぐ一対の側壁部と、上記プロテクターの他端面を支持して上記対物レンズからの当該プロテクターの一端面の出幅を規制する底壁部と、を有し、上記誘導ガイド面が、上記側壁部の端部の内側コーナ全長部分に形成された平坦な面取り面でなる、という構成を採用することが可能である。この構成を採用した対物レンズアクチュエータによれば、プロテクターの厚さ方向のがたつきがプロテクター保持枠の一対の側壁部によって防止される。また、プロテクターの他端面をプロテクター保持枠の底壁部に重ね合わせて支持させるだけで、対物レンズからの当該プロテクターの一端面の出幅が正確に定まる。さらに、プロテクター保持枠の側壁部の端部の内側コーナ全長部分に形成された平坦な面取り面によって誘導ガイド面を形成しているので、その誘導ガイド面をプロテクター保持枠の成形時に併せて形成することができるという利点がある。
本発明では、プロテクター保持枠の一対の上記側壁部に、上記プロテクターを先端部で挟持して当該プロテクター保持枠に収容させるときに用いられる治具の上記先端部の嵌合を許容する逃がし凹所が形成されていることが望ましい。この構成であれば、ピンセットなどの治具の先端部で矩形板状のプロテクターを挟持してプロテクター保持枠の内部に差し込んで収容させるときに、治具の先端部が上記逃がし凹所に嵌合するので、その治具の先端部がじゃまにならない。そのため、治具の先端部で挟持したプロテクターを確実にかつ容易にプロテクター保持枠の内部に差し込んで収容させることが可能になり、それだけ組立作業性が改善される。
本発明では、プロテクターの一対の上記側壁部のうちの少なくとも1つの側壁部に形成されている上記逃がし凹所が上記底壁部に達する深さに形成されていて、その底壁部と上記逃がし凹所の壁面とで囲まれた囲繞部に、上記プロテクターと上記プロテクター保持枠とを接合している接着剤が塗布されていることが望ましい。この構成であれば、プロテクター保持枠の底壁部が逃がし凹所の壁面で囲まれた部分にまで拡張されるために、その部分への接着剤と塗布作業を容易に行えるようになり、併せて、接着剤の接合面積も上記部分に達するように拡張されるために、プロテクターとプロテクター保持枠との接合信頼性が高まる。
本発明では、上記衝突防止機構が、上記レンズホルダーの対物レンズ設置箇所を挟んでその両側に位置していることが望ましい。この構成であれば、レンズホルダーが対物レンズの設置箇所の片側又は他側のいずれの方向に傾いても、対物レンズとディスクとの衝突がプロテクターによって阻止される。ディスクが傾いた場合も同様である。
本発明では、プロテクター保持枠の上記差込口の横幅方向が、上記対物レンズに対向配備される上記ディスクの記録面の半径方向に沿っていることが望ましい。この構成であれば、プロテクター保持枠の一対の側壁部によってプロテクターの厚さ方向のがたつきが防止されていることとの関係上、回転中のディスクにプロテクターの一端面が当接したとしても、そのプロテクターががたつくという事態が起こらない。その結果、プロテクターによるプロテクト効果を確実に発揮させやすい。
以上のように、本発明によれば、ディスクに当接することにより対物レンズがディスクに衝突することを阻止する衝突防止機構の構成要素であるプロテクターを起立姿勢でレンズホルダーに設置することによってプロテクト効果の信頼性が高まる。併せて、プロテクターの組立作業性が改善される。
本発明の実施形態に係る対物レンズアクチュエータの概略平面図である。 同対物レンズアクチュエータの概略側面図である。 プロテクター保持枠とプロテクターとを示した分解斜視図である。 プロテクターを収容しているプロテクター保持枠の平面図である。 プロテクターの組立作業工程を例示した説明図である。 プロテクターを収容しているプロテクター保持枠を説明的に示した斜視図である。 誘導ガイド面の作用や接着剤の塗布箇所を示した縦断側面図である。
図1は本発明の実施形態に係る対物レンズアクチュエータの概略平面図、図2は同対物レンズアクチュエータの概略側面図である。
図1及び図2に示した対物レンズアクチュエータにおいて、平面視矩形の樹脂成形体でなるレンズホルダー10は、その幅方向略中央部に対物レンズ11を装備している。このレンズホルダー10の両側部には、レンズホルダー10の左右の側面のそれぞれから互いに反対向きに突き出た突起20が備わっていて、その突起20が、第1突部30と第2突部40とに分割されている。
50は固定部材である。この固定部材50は、板金製のベース板60に搭載されていると共に、その背面に配線基板70が装着されている。また、固定部材50の両側部には前後方向に延びる溝部51が備わっていて、上記配線基板70に根元端部が半田付けされたサスペンションワイヤー71が、その溝部51を通して固定部材50の前方へ延び出ている。溝部51にはダンパー剤が装填されている。サスペンションワイヤー71は、ばね性を有する導電性の金属細線によって形成されていて、その先端部領域Lが、上記したレンズホルダー10の第1突起30と第2突起40とでなる突起20に固着されている。
また、対物レンズアクチュエータには電磁駆動装置80が装備されている。電磁駆動機構80は、レンズホルダー10の前後の端面に装備されているコイル81,82、ベース板60に切起し形成されたヨーク83に固定されて上記コイル81,82に対向配備された磁石84などを備えている。電磁駆動機構80のコイル81,82は、4個のフォーカスコイルと2個のトラッキングコイルとに分かれていて、それらの各コイル81,82のそれぞれに対応して1本ずつのサスペンションワイヤー71が設けられている。そして、それら6本のサスペンションワイヤー70が、3本ずつに振り分けられてレンズホルダー10を挟む両側に配備され、同じ構造でそのレンズホルダー10の突起20に固着されている。
以上の構成を備えた対物レンズアクチュエータでは、配線基板70の回路パターン(不図示)及びサスペンションワイヤー71を経てコイル81,82に制御信号が通電される。そして、それらのコイル81,82などを備える電磁駆動機構80の作用によってレンズホルダー10がフォーカス方向やトラッキング方向に変位し、その変位動作に追従して複数本のサスペンションワイヤー71が撓み変形する。
図1において、Pは衝突防止機構を示している。この衝突防止機構Pは、レンズホルダー10の対物レンズ設置箇所を挟んでその両側に対称に位置していて、プロテクター保持枠90とそのプロテクター保持枠90に起立姿勢で収容されている矩形板状のプロテクター98とからなる。そして、図2のように、プロテクター98の一端面99が、記録媒体としての円盤型のディスクの表面Sに所定の間隔を隔てて対向している。また、プロテクター98の一端面99は、対物レンズ11よりもディスクの表面S側に出幅δだけ突き出ている。この構成を採用していることにより、対物レンズ11とディスクの表面Sとの対向間隔(WD)が非常に小さい場合に、ディスクの反り変形や振動などの何らかの要因が発生しても、対物レンズ11がディスクの表面Sに衝突するよりも先に、プロテクター98の一端面99がディスクの表面Sに当接する。その結果、対物レンズ11とディスクの表面Sとの衝突が未然に防止され、ディスクの表面Sが傷付いたり、ディスクの記録面が損傷したり、対物レンズ11の表面が傷付いたりするおそれがなくなる。プロテクター98は、滑り性に優れ、かつ、ディスクの表面Sよりも低硬度の材料によって矩形板状に形成されている。その材料の具体例としては、たとえば、ゴム系材料、ポリアセタールやポリカーボネートなどの合成樹脂系材料を挙げることができる。
次に、図3〜図7を参照してプロテクター保持枠90の構成やプロテクター98の組立作業工程などを説明する。
図3はプロテクター保持枠90とプロテクター98とを示した分解斜視図、図4はプロテクター98を収容しているプロテクター保持枠90の平面図である。また、図5はプロテクターの組立作業工程を例示した説明図、図6はプロテクター98を収容しているプロテクター保持枠90を説明的に示した斜視図である。さらに、図7は誘導ガイド面92の作用や接着剤200の塗布箇所を示した縦断側面図である。
図3のように、プロテクター保持枠90は、レンズホルダー10と共に一体成形された樹脂成形体でなる。このプロテクター保持枠90は、レンズホルダー10の表面から立ち上げられた平面視横長矩形の筒形に形成されていて、その端部に差込口91を有している。図4に示したように、差込口91は、横幅W1が矩形板状のプロテクター90の横幅W2よりも長く、かつ、縦幅D1がプロテクターの厚さD2と同等の横長開口によって形成されている。また、差込口91の縦幅方向(図5〜図7に矢印Bで示している。)の2箇所の縁部には誘導ガイド面92…が備わっている。これらの誘導ガイド面92は、プロテクター保持枠90の縦幅方向Bで対向している一対の側壁部93,94の端部の内側コーナ全長部分に形成された平坦な45度面取り面でなる。さらに、プロテクター保持枠90の一対の側壁部93,94には、図5のようにプロテクター98を先端部で挟持してプロテクター保持枠90に収容させるときに用いられる治具(たとえば、先細ピンセット)100の先端部110の嵌合を許容する逃がし凹所95,96が形成されている。そして、これらの逃がし凹所95,96のうち、一方側の逃がし凹所95は、プロテクター保持枠90の底壁部97に達する深さに形成されていて、底壁部97の表面が側壁部93の厚さに相応する広さ分だけ拡張されている。これに対し、他方側の逃がし凹所96は、側壁部94の中間位置に達する深さに形成されている。
プロテクター98をプロテクター保持枠90に組み付ける工程などを説明する。図5のように、組み付けは、プロテクター98の一端部を先細ピンセットなどの治具100で挟持して矢印Yのようにプロテクター保持枠90の差込口91に差し込むことにより、プロテクター98をプロテクター保持枠90に収容させることによって行われる。
ところで、プロテクター保持枠90の縦幅方向Bの一対の側壁部93,94の相互間隔、すなわち差込口91の縦幅D2(図4参照)は、プロテクター98の厚さD1と同等になっている。そのため、上記の差込み工程では、治具100で挟持したプロテクター98が他端部が、プロテクター保持枠98の差込口91の内側コーナに引掛かって差込み操作を困難にすることが考えられる。しかし、この実施形態では、上記したように、差込口91の横幅W1が矩形板状のプロテクター90の横幅W2よりも長くなっているので、そのことが、差込み操作を容易に行うことに役立つ。しかも、差込口91の縦幅方向Bの両方の縁部に誘導ガイド面92…が形成されていることにより、仮にプロテクター98の下端が図7に仮想線で示したようにその誘導ガイド面92に係合したとしても、差込み工程を続けるだけでプロテクター98の他端部が誘導ガイド面92を滑ってプロテクター保持枠90の内部に誘導される。したがって、この実施形態では、差込口91の横幅W1が矩形板状のプロテクター90の横幅W2よりも長くなっていることにより差込み工程が容易になることに加えて、誘導ガイド面92の作用によって差込み工程がいっそう容易になるということが云える。
また、プロテクター98を挟持している治具100の先端部110は、プロテクター98をプロテクター保持枠90に差し込んで収容させたときに、プロテクター保持枠90の一対の側壁部93,94に形成されている逃がし凹所95,96に嵌合する。このため、差込み工程で治具100の先端部110がプロテクター保持枠90に当たってじゃまになることがない。このことにより、治具100の先端部110で挟持したままプロテクター98をプロテクター保持枠90に差し込むだけで、プロテクター98の他端部をプロテクター保持枠90の底壁部97に確実に重ね合わせることが可能になり、そのことが、対物レンズ11からプロテクター98の一端面99の出幅δを容易に正確に定めることに役立つ。
さらに、プロテクター保持枠90にプロテクター98を組み付けた後では、プロテクター保持枠90の一対の側壁部93,94がプロテクター98の厚さ方向の2箇所の表面に接触するので、一対の上記側壁部93,94によってプロテクター98が厚さ方向でがたつきなく挟まれた状態になる。したがって、プロテクター保持枠90の差込口91の横幅方向Aを、対物レンズ11に対向配備されるディスクの表面Sの半径方向に沿わせておくと、プロテクター98の厚さ方向がディスクの回転方向に沿うので、仮にプロテクター98の一端部が回転中のディスクに当接したとしても、プロテクター98ががたつきを生じることがなくなって、プロテクト効果が長期に亘って確実に発揮されるようになる。
プロテクター98をプロテクター保持枠90に差し込んで収容させた後では、プロテクター98をプロテクター保持枠90に接着剤で接合する工程が行われる。この実施形態では、その接合工程での接着剤の塗布箇所を、プロテクター保持枠90の底壁部97と一方の側壁部93の逃がし凹所95の壁面とで囲まれた囲繞部に定めて、その囲繞部に図7のように接着剤200を塗布するようにしている。こうしておくと、プロテクター保持枠90の底壁部97の拡張部分97aに接着剤200を容易に塗布することができ、しかも、接着剤200の接合面積も拡がってプロテクター98とプロテクター保持枠90との接合信頼性が高まる。
この実施形態では、プロテクター保持枠90の差込口91の横幅W1を矩形板状のプロテクター90の横幅W2よりも長くすることと、差込口91の縦幅方向Bの2箇所の縁部に誘導ガイド面92…を具備させることと、の両方によってプロテクター98の差込工程が容易に行われるように構成してあるけれども、この点は、誘導カイド面92を省略し、差込口91の横幅W1を矩形板状のプロテクター90の横幅W2よりも長くしておくだけでも、それに見合って、差込工程を容易に行うことができるようになる。
また、衝突防止機構Pは、対物レンズ11を挟む左右両側に対称に位置させているけれども、この点は、対物レンズ11を挟む前後左右の対称位置に装備させておいてもよい。
10 レンズホルダー
11 対物レンズ
90 プロテクター保持枠
91 差込口
92 誘導ガイド面
93,94 側壁部
95,96 逃がし凹所
97 底壁部
98 プロテクター
99 プロテクターの一端面
100 治具
110 治具の先端部
200 接着剤
P 衝突防止機構
D1 差込口の縦幅
D2 プロテクターの厚さ
W1 差込口の横幅
W2 プロテクターの横幅
δ プロテクターの一端面の出幅
A 差込口の横幅方向
B 差込口の縦幅方向

Claims (6)

  1. 記録媒体としてのディスクの記録面に光ビームを集光させる光学要素としての対物レンズを備えてなるレンズホルダーと、このレンズホルダーに設けられて、上記ディスクに当接することにより上記対物レンズが上記ディスクに衝突することを阻止する衝突防止機構とを備える対物レンズアクチュエータにおいて、
    上記衝突防止機構が、矩形平板状のプロテクターと、このプロテクターを起立姿勢で内部に収容してその一端面を上記ディスクの表面に対向させるプロテクター保持枠とを有し、
    上記プロテクター保持枠は、上記レンズホルダーと共に一体成形された樹脂成形体でなると共に上記プロテクターの差込口を有し、その差込口は、横幅が上記プロテクターの横幅よりも長く、かつ、縦幅が上記プロテクターの厚さと同等の横長開口によって形成され、その差込口の縦幅方向の縁部に、当該保持枠に挿入される上記プロテクターの端部を滑らせて当該保持枠の内部に誘導する傾斜した誘導ガイド面が備わっていることを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
  2. 上記プロテクター保持枠が、起立姿勢で内部に収容された上記プロテクターの厚さ方向2箇所の表面に各別に接触してそのプロテクターの厚さ方向でのがたつきを防ぐ一対の側壁部と、上記プロテクターの他端面を支持して上記対物レンズからの当該プロテクターの一端面の出幅を規制する底壁部と、を有し、上記誘導ガイド面が、上記側壁部の端部の内側コーナ全長部分に形成された平坦な面取り面でなる請求項1に記載した対物レンズアクチュエータ。
  3. プロテクター保持枠の一対の上記側壁部に、上記プロテクターを先端部で挟持して当該プロテクター保持枠に収容させるときに用いられる治具の上記先端部の嵌合を許容する逃がし凹所が形成されている請求項2に記載した対物レンズアクチュエータ。
  4. プロテクターの一対の上記側壁部のうちの少なくとも1つの側壁部に形成されている上記逃がし凹所が上記底壁部に達する深さに形成されていて、その底壁部と上記逃がし凹所の壁面とで囲まれた囲繞部に、上記プロテクターと上記プロテクター保持枠とを接合している接着剤が塗布されている請求項3に記載した対物レンズアクチュエータ。
  5. 上記衝突防止機構が、上記レンズホルダーの対物レンズ設置箇所を挟んでその両側に位置している請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した対物レンズアクチュエータ。
  6. プロテクター保持枠の上記差込口の横幅方向が、上記対物レンズに対向配備される上記ディスクの記録面の半径方向に沿っている請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載した対物レンズアクチュエータ。
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