JP2008034052A - 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置 - Google Patents

対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008034052A
JP2008034052A JP2006208012A JP2006208012A JP2008034052A JP 2008034052 A JP2008034052 A JP 2008034052A JP 2006208012 A JP2006208012 A JP 2006208012A JP 2006208012 A JP2006208012 A JP 2006208012A JP 2008034052 A JP2008034052 A JP 2008034052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
objective lens
needle
injection hole
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006208012A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Takahashi
和浩 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2006208012A priority Critical patent/JP2008034052A/ja
Priority to CN2007101371507A priority patent/CN101118761B/zh
Priority to US11/882,119 priority patent/US7483222B2/en
Priority to EP07014994A priority patent/EP1887574B1/en
Priority to DE602007009905T priority patent/DE602007009905D1/de
Priority to PL07014994T priority patent/PL1887574T3/pl
Publication of JP2008034052A publication Critical patent/JP2008034052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/0933Details of stationary parts
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/0932Details of sprung supports
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/0935Details of the moving parts

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】ゲルホルダへとゲル材を充填する際に、ディスペンサのニードルの位置決めが可能であり、また、ニードルの先端と注入孔との隙間をなくし充填時に注入孔からゲル材が溢れることを防止した対物レンズアクチュエータを提供する。
【解決手段】ゲル注入孔32の内周面は、外面側開口部の内径D1が、内面側開口部の内径D2よりも大径(D1>D2)となるように、内面即に近づくに従って内径を漸次小さくしたテーパ状に形成されている。更に、これら外面側及び内面側の内径D1,D2は、ゲル材の注入に用いられるディスペンサのニードル21の外径d1に対して、外面側の内径D1がニードル21の外径d1より大径(D1>d1)となるように、内面側の内径D2がニードル21の外径d1よりも小径(D2<d1)となるように形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、光記録媒体に光ビームを照射して情報の記録や情報の読み取りを可能とする光ピックアップに搭載される対物レンズアクチュエータに関するものであり、特に対物レンズホルダを金属線で支持する方式の対物レンズアクチュエータの構造に関するものである。また、本発明は、そのような対物レンズアクチュエータを備える光ピックアップ装置に関するものである。
近年、コンパクトディスク(以下、CDという。)やデジタル多用途ディスク(以下、DVDという。)といった光記録媒体が普及している。このような光記録媒体の記録再生を行うにあたっては、光記録媒体に光ビームを照射して情報の記録や情報の読み取りを可能とする光ピックアップ装置が用いられることとなるが、このような光ピックアップ装置においては、光源から出射された光ビームを対物レンズを通じて光記録媒体の記録面上に高精度に集光させることが要求されるため、これを実現する構成として対物レンズアクチュエータが不可欠となっている。
対物レンズアクチュエータとしては、対物レンズを保持した対物レンズホルダが複数本の弾性を有する金属線によって基台に対して揺動可能に支持されたものがあり、このような対物レンズアクチュエータでは、一般的に、対物レンズホルダにフォーカス用コイル及びトラッキング用コイル等を備え、基台上に永久磁石を備える。基台上には基板が立設されていて、上記の各金属線の一端が基板に接続されるとともに、各金属線の他端がフォーカス用コイル又はトラッキング用コイルに接続されている。更にそれらの各金属線は、接着剤やハンダ等で対物レンズホルダに接合されている。
このような対物レンズアクチュエータでは、各金属線を通じてフォーカス用コイルやトラッキング用コイル等に電流が供給され、これにより、永久磁石との間での電磁気的な作用で対物レンズホルダが駆動して微動し、対物レンズへのフォーカス調整やトラッキング調整が行われる。また、対物レンズホルダの駆動効率をより高める観点から、永久磁石からの磁束をフォーカス用コイルやトラッキング用コイルやチルト用コイルに有効に引き込んで高密度の磁束を与えるために、基台上に強磁性体のヨークを備えたものもある。
ここで、各金属線には対物レンズホルダの駆動に応じて振動が生じるため、これを抑制する工夫が施されている。その工夫として、図12に示すように、不図示のフォーカス用コイル、トラッキング用コイル、チルト用コイルと、基板とに接続されて対物レンズホルダを揺動可能に支持する6本の金属線100が挿通される貫通孔101を有する樹脂成型品のゲルホルダ102が、不図示の基台上に固定されており、そのゲルホルダ102の貫通孔101内にはシリコンを主成分とするゲル材が充填されている。なお、ここでのゲル材は、ゲルホルダ102の各貫通孔101に注入された後、所定時間の紫外線照射によってゲル状に硬化したものである。このような構成にすることにより、各金属線100に生じた振動を、ゲルホルダ102における各貫通孔101内のゲル材によって減衰し抑制することができる。
しかし、図12に示したように、従来のゲルホルダ102では、ゲル材の注入は貫通孔101の開口、すなわち金属線100の挿入方向から注入する必要があり、金属線100の近傍でゲル材の注入を行うため、貫通孔101に挿入されている金属線100の本数が多い場合には、特に注入作業中にディスペンサのニードル103が金属線100に触れて、金属線100を変形させてしまうことがあり、かかる場合、対物レンズアクチュエータのチルト特性が悪化することがあった。また、注入するゲル材の粘度が高い場合には、注入速度が速いと表面張力によって、ゲル材が貫通孔101の底に到達する前にゲル材が貫通孔101の開口から溢れてしまうことがあった。
そのため、上記のようなゲル材注入作業中に生じる不具合を防止するため、種々の技術が提案されており、例えば、特許文献1又は特許文献2には、ゲルホルダに設けられた金属線を挿通させる貫通孔を、ゲルホルダの側方に開放させた光ピックアップが開示されている。これによれば、ゲル材の充填作業をゲルホルダの側方から行うことができるため、ディスペンサのニードルが金属線に触れることが少なくなり、ゲル材の充填作業性を向上させることができる。
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の光ピックアップでは、ゲル材が注入される貫通孔が側方に開放されており、ゲル材を充填しやすいという利点がある反面で、貫通孔が側方に広く開放されているため、充填されたゲル材の表面が開放部分で上下方向に凹形状に成形されたり、凸形状に成形されたりして、各貫通孔に一定量のゲル材を充填することが困難であった。そして、各貫通孔のゲル材充填量に差が生じると、各貫通孔に挿入されている金属線に対する制振作用が一様に発揮されなくなって対物レンズの変位特性が低下し、光ピックアップによる読み書き性能が低下するという問題があった。
そこで、特許文献3乃至5には、ゲルホルダに設けられた貫通孔の側面にゲル材を充填するための注入孔を設けた光ピックアップが開示されている。これによれば、ゲル材が充填される注入孔は比較的小さく形成されているため、注入孔からゲル材を充填した場合に、ゲル材の表面が上下方向で凹み形状や膨らみ形状に形成されたりするおそれがなく、各貫通孔のゲル材充填量を均一にすることができる。
特開平11−26516号公報 特開2005−116062号公報 特開平10−106000号公報 特開2003−233919号公報 特開2005−251295号公報
しかしながら、特許文献3乃至5に記載されている光ピックアップの構成では、ゲルホルダに設けられた注入孔からゲル材を充填することにより、各貫通孔のゲル材充填量を均一にすることができるが、注入孔の内径がニードルの外径よりも大きく形成されている場合には、ニードルの先端を注入孔から貫通孔内部へと挿入してしまい、ニードルが貫通孔に挿入されている金属線に触れて金属線を変形させてしまうことがあり、注入孔の内径がニードルの外径よりも小さく形成されている場合には、ニードルの先端が位置決めされないため、ゲル材充填作業時にニードルの先端が注入孔から外れてしまい、注入孔の周囲にゲル材を付着させてしまうおそれがあった。また更に、ニードル先端の断面形状と注入孔の形状とが異なる場合には、ニードルの先端を注入孔に配置したときニードルと注入孔とに隙間が生じ、ゲル材を充填する際にこの隙間からゲル材が溢れることがあった。
本発明においては上述の事情に鑑み、ゲルホルダにゲル材を充填する際に、ディスペンサのニードルの位置決めが可能であり、また、ニードルの先端と注入孔との隙間をなくし充填時に注入孔からゲル材が溢れることを防止した対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光源と、該光源から出射された光束を光記録媒体の記録面に集束する対物レンズと、ベース部材及び、前記対物レンズを保持し複数のコイルが固着された対物レンズホルダと、前記対物レンズホルダを変位可能に支持するサスペンションワイヤと、前記ベース部材上に設けられる、磁気回路を構成する永久磁石及びヨークと、内部にゲル材が充填されたゲル保持孔を複数有し、前記ゲル保持孔に前記サスペンションワイヤを挿通することにより前記サスペンションワイヤの振動を減衰可能とするゲルホルダと、を有し、前記永久磁石と前記コイルとの電磁力作用によって前記対物レンズホルダの移動とともに前記対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータと、を備える光ピックアップ装置において、前記ゲルホルダの側面には、前記ゲル保持孔へと通じる円形状に形成されたゲル注入孔が、その内面側開口部が前記サスペンションワイヤと対向しないように、且つ前記ゲル保持孔の前記サスペンションワイヤを挿通するように対向配置される一対の開口面の中央に位置するように穿設されており、前記ゲル注入孔の外面側開口部の内径は、前記ゲル材の注入に用いられる注入手段のニードルの外径よりも大径に形成され、更に、前記ゲル注入孔の内面側開口部の内径は前記ニードルの外径よりも小径且つ前記ニードルの内径と同径若しくは前記ニードルの内径よりも大径に形成されて、その内周面は内面側に近づくに従って内径を漸次小さくしたテーパ状に形成されていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために本発明は、ベース部材及び、前記対物レンズを保持し複数のコイルが固着された対物レンズホルダと、前記対物レンズホルダを変位可能に支持する棒状弾性部材と、前記ベース部材上に設けられる、磁気回路を構成する永久磁石及びヨークと、内部にゲル材が充填されたゲル保持孔を複数有し、前記ゲル保持孔に前記サスペンションワイヤを挿通することにより前記の棒状弾性部材振動を減衰可能とするゲルホルダと、を備え、前記永久磁石と前記コイルとの電磁力作用によって前記対物レンズホルダの移動とともに前記対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータにおいて、前記ゲルホルダの側面又は上面には、前記ゲル保持孔へと通じる円形状に形成されたゲル注入孔が穿設されており、前記ゲル注入孔の外面側開口部の内径は、ゲル材の注入に用いられる注入手段のニードルの外径よりも大径に形成され、更に、前記ゲル注入孔の内面側開口部の内径は前記ニードルの外径よりも小径に形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記ゲル注入孔の内面側開口部の内径が、前記ニードルの内径と同径若しくは前記ニードルの内径よりも大径に形成されることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記ゲル注入孔の内周面は、内面側に近づくに従って内径を漸次小さくしたテーパ状に形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記ゲル注入孔の内面側開口部には、前記ゲル注入孔の半径方向内方へと突出して前記ニードルと当接するする当接縁が設けられ、前記当接縁と前記ニードルとが当接する位置における前記ゲル注入孔の内径は、前記ニードルの外径と略同径に形成され、且つ、前記当接縁の突出量は、前記ニードルの肉厚と同等若しくは前記ニードルの肉厚よりも小さく形成されることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記ゲル注入孔は、その内面側開口部が前記ゲル保持孔の前記棒状弾性部材を挿通するように対向配置される一対の開口面の中央に位置するように穿設されていることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記ゲル注入孔は、その内面側開口部が前記ゲル保持孔内を挿通される前記棒状弾性部材と対向しない位置に設けられていることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置である。
本発明の第1の構成によれば、ゲル材注入時には、ディスペンサのニードルを外面側開口部から挿入することによりニードルの位置決めを行うことができるため、ニードルの先端がゲル注入孔から外れることが防止され、ゲル注入孔の周囲にゲル材を付着させてしまうことが防止される。また、ニードルの先端をゲル注入孔からゲル保持孔へと挿入してしまうことがなく、ニードルによってサスペンションワイヤを変形させてしまうことを確実に防止することができる。更に、ニードルからのゲル材の射出がゲル注入孔の内周面によって妨げられることがないため、ゲル材注入作業の作業効率が低下してしまうことがない。また、射出されるゲル材の圧力によってニードルの先端がゲル注入孔から外れてしまうことが防止される。
また、本発明の第2の構成によれば、ゲルホルダに設けられたゲル保持孔にゲル材を注入する際には、ディスペンサのニードルの先端縁を外面側開口部から挿入することによりニードルの位置決めを行うことができるため、ゲル材注入時にニードルの先端がゲル注入孔から外れることが防止され、ゲル注入孔の周囲にゲル材を付着させてしまうことを防止することができる。また、ゲル注入孔の内面側の内径がニードルの外径よりも小径であるため、ニードルの先端をゲル注入孔からゲル保持孔へと挿入してしまうことがなく、ニードルによってゲル保持孔に挿通せしめられている棒状弾性部材を変形させてしまうことを確実に防止することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の対物レンズアクチュエータにおいて、ゲル注入孔の内面側開口部の内径がニードルの内径よりも大径であり、ニードルからのゲル材の射出がゲル注入孔の内周面によって妨げられることがないため、ゲル材注入作業の作業効率が低下してしまうことがない。また、射出されるゲル材の圧力によってニードルの先端がゲル注入孔から外れてしまうことが防止される。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の対物レンズアクチュエータにおいて、ディスペンサのニードルの先端縁をゲル注入孔へと挿入させる際に、テーパ状に形成された内周面に沿わすようにしてニードルを挿入させることができるため、ニードルの位置決めを容易に行うことができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第2乃至第4のいずれかの構成の対物レンズアクチュエータにおいて、ゲルホルダに設けられたゲル保持孔にゲル材を注入する際には、ディスペンサのニードルの先端縁をゲル注入孔へと挿入させ、ニードルの先端を当接縁に当接させることにより、更に精確にニードルの位置決めを行うことができ、ゲル注入孔の周囲にゲル材を付着させてしまうことを確実に防止することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第2乃至第5のいずれかの構成の対物レンズアクチュエータにおいて、ゲル注入孔の内面側開口部から、ゲル保持孔に設けられた一方の開口までの距離と、他方の開口までの距離が等しくなるため、ゲル材注入時にゲル保持孔の一方の開口から他方の開口にわたってゲル材を注入しようとしたとき、一方の開口からゲル材が溢れてしまうことがなく、棒状弾性部材と平行な方向にゲル材を均一に注入することができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第2乃至第6のいずれかの構成の対物レンズアクチュエータにおいて、ゲル材注入時にゲル注入孔から注入されたゲル材の圧力によって、ゲル保持孔内を挿通せしめられている棒状弾性部材が変形することが防止される。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第2乃至第7のいずれかの構成の対物レンズアクチュエータを光ピックアップ装置に搭載することによって、ゲルホルダに設けられたゲル注入孔の周囲に付着したゲル材が、光ピックアップ装置を構成する他の部材に付着してしまうことが防止される。また、ゲルホルダへのゲル材注入作業の作業性が向上するため、光ピックアップ装置全体の組立作業効率も向上させることができる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の対物レンズアクチュエータを備える光ピックアップ装置の光学系を示す概略図である。図1において、1は光ピックアップ装置であり、例えば、CDやDVD等の光記録媒体9に対して、光ビームを照射して反射光を受光することにより光記録媒体9の記録面9aに記録されている情報を読み取ったり、光記録媒体9に光ビームを照射して記録面9aに情報を書き込んだりすることを可能とする装置である。この光ピックアップ装置1の光学系は、例えば、光源2と、ビームスプリッタ3と、コリメートレンズ4と、立ち上げミラー5と、1/4波長板6と、対物レンズ7と、光検出器8と、を備えている。以下に、各光学素子の詳細を説明する。
光源2は、半導体レーザーで構成されており、光ピックアップ装置1が例えば、CD用又はDVD用のものであれば、例えば、光源2はそれぞれ780nm帯、650nm帯の光ビームを出射する。なお、本実施形態においては、単一の波長を有する光源を1つだけ配置する構成としているが、これに限定される趣旨ではなく、例えば、単一の波長を有する光源を複数個配置する構成等としても構わない。また、光源として、例えば2波長1パッケージタイプの光源を用いる構成等としても構わない。
ビームスプリッタ3は、光ビームを分離する分離素子として機能し、光源2から出射された光ビームを透過して光記録媒体側9へと導くとともに、光記録媒体9で反射された反射光を反射して光検出器8へと導く。ビームスプリッタ3を透過した光ビームは、コリメートレンズ4に送られる。
コリメートレンズ4は、ビームスプリッタ3を透過した光ビームを平行光に変換するレンズである。ここで、平行光とは、光源2から出射された光ビームの全ての光路が光軸とほぼ平行である光をいう。コリメートレンズ4を透過した平行光は、立ち上げミラー5に送られる。
立ち上げミラー5は、コリメートレンズ4を透過してきた光ビームを反射して光記録媒体9へと導く。立ち上げミラー5は、コリメートレンズ4からの光ビームの光軸に対して45°傾いた状態となっており、立ち上げミラー5で反射された光ビームの光軸は、光記録媒体9の記録面9aと略直交する。立ち上げミラー5で反射された光ビームは、1/4波長板6へと送られる。
1/4波長板6は、光源2から出射され、立ち上げミラー5で反射された直線偏光の光ビームを円偏光へと変換する。1/4波長板6を透過した光ビームは、対物レンズ7へと送られる。
対物レンズ7は、1/4波長板6を透過した光ビームを光記録媒体9の記録面9a上に集光させる。対物レンズ7の開口数(NA)は、光ピックアップ装置1が、例えば、CD用、DVD用の場合には、それぞれ、NA=0.5、NA=0.65とされる。この対物レンズ7は、後述する対物レンズアクチュエータに搭載されており、所定の方向に移動できるように構成されている。
光記録媒体9で反射された反射光は、対物レンズ7、1/4波長板6を透過する。1/4波長板6を透過する反射光は、直線偏光に変換されるが、この際、直線偏光の偏光角は、光源2から出射される光ビームの偏光角と90°ずれている。1/4波長板6を透過した反射光は、立ち上げミラー5で反射され、コリメートレンズ4を通過した後のビームスプリッタ3で反射されて光検出器8の受光部(図示せず)に到達する。
光検出器8は、受光した光情報を電気信号に変換して、例えば、図示しないRFアンプ等に出力する。そして、この電気信号は、記録面9aに記録されているデータの再生信号として、更には、フォーカス制御やトラッキング制御を行うためのサーボ制御用の信号として用いられる。
次に、光ピックアップ装置1が備える第1実施形態の対物レンズアクチュエータ11の詳細について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は第1実施形態に係る対物レンズアクチュエータ11の構成を示す概略上面図、図3は図2に示す対物レンズアクチュエータ11の構成を示す概略側面図である。図4は第1実施形態に係る対物レンズアクチュエータ11に備えられたゲルホルダ30を示す斜視図である。
本実施形態における対物レンズアクチュエータ11は、大きくは、強磁性を有するベース部材12と、樹脂等から成形される対物レンズホルダ13とから構成されている。ベース部材12のほぼ中央には、光源2(図1参照)からの光ビームを通過させる貫通孔(図示せず)が形成され、後述する対物レンズホルダ13が配置されている。また、ベース部材12上には、対物レンズホルダ13を挟むように所定間隔をあけて相互に対向する一対の永久磁石14a,14bが立設されている。これらの永久磁石14a,14bは、其々の外面がベース部材12から折曲形成された突片12a,12bに磁着されることで、ベース部材12と磁性的に一体化された状態で固定される。
更にベース部材12には、永久磁石14aと14bとの間に、これらの永久磁石14a,14bと平行となるように対向する一対のヨーク15a,15bが立設されている。なお、これらの各ヨーク15a,15bは、ベース部材12から折曲形成されて成るものであり、各永久磁石14a,14bから磁束を有効に引き込んで、主として、両者の間に配置される後述するフォーカス用コイルやトラッキング用コイル16a,16bに高密度の磁束を与え、対物レンズホルダ13の駆動効率を高める役割を担っている。
対物レンズホルダ13は、その上面の中央部に対物レンズ7が保持されており、この対物レンズホルダ13には、対物レンズ7の光軸を取り巻くように図示しないフォーカス用コイルが配設され、対物レンズホルダ13に対し接着剤等で固着されている。また、対物レンズホルダ13の側壁のうちの各永久磁石14a,14bと対向する側壁の両外側には、それぞれトラッキング用コイル16a,16bが接着剤等で固着されている。
これらの各トラッキング用コイル16a,16bは、それぞれ左右一対より成り全体として1つの線でつながっている。また、対物レンズホルダ13には、各ヨーク15a,15bを取り巻くように図示しないチルト用コイルが接着剤等で固着されている。なお、これらの各チルト用コイルも全体として1つの線でつながっている。
また、ベース部材12上には、一方の永久磁石14bが磁着された突片12bの外面側には、ポリカーボネート等の樹脂から成型されたゲルホルダ30が配設されている。このゲルホルダ30には幅方向中央部に円孔30aが穿設されており、この円孔30aを通して固定ねじ17を突片12bに螺合することによって、ゲルホルダ30がベース部材12に締着されており、更にそのゲルホルダ30の両側面に隣接して回路基板18が立設されている。
この回路基板18には、左右両側近傍においてそれぞれに上下方向で3個所ずつ、導電性を有するサスペンションワイヤ19a,19b,19c,19d,19e,19fの各一端がハンダ付けにて接続されている。また、図4に示すように、ゲルホルダ30の左右両側には後述するゲル材が充填されるゲル保持孔31が設けられ、このゲル保持孔31は、サスペンションワイヤ19a〜19fを挿通することができるように、水平方向に対向する一対の開口面31aを有するように設けられており、6本の各サスペンションワイヤ19a〜19fがこの開口面31aを通じてゲル保持孔31に挿通されている。
更に、各サスペンションワイヤ19a〜19fの各他端は、対物レンズホルダ13の左右両側に隣接して立設された回路基板20にハンダ付けにて接続されており、これにより、対物レンズホルダ13は各サスペンションワイヤ19a〜19fによってベース部材12に対して揺動可能に支持されている。そして、上段の各サスペンションワイヤ19a,19dの他端はフォーカス用コイルに、中段の各サスペンションワイヤ19b,19eの他端はトラッキング用コイルに、下段の各サスペンションワイヤ19c,19fの他端はチルト用コイルにそれぞれ接続されている。
また、各サスペンションワイヤ19a〜19fが挿通されたゲルホルダ30の各ゲル保持孔31内には、シリコンを主成分とするゲル材が充填されている。ここでゲル材は、低粘度のゲル材(ゾル)がゲルホルダ30の各ゲル保持孔31に注入された後、所定時間の紫外線照射によってゲル状に硬化したものである。そして、このゲルホルダ30は、対物レンズホルダ13の駆動に応じて各サスペンションワイヤ19a〜19fに生じた振動をゲル材によって減衰し、抑制する役目を果たしている。
ここで、図2乃至図4に示すように、ゲルホルダ30の側面にはゲルホルダ30に設けられた各サスペンションワイヤ19a〜19fが挿通される各ゲル保持孔31へと通じる、円形状に形成されたゲル材注入用のゲル注入孔32が穿設されている。なお、これらのゲル注入孔32は、ゲル材注入時にゲル材をサスペンションワイヤ19a〜19fと平行な方向に均一に注入することができるよう、ゲル保持孔31の2つの開口面31aの中央に位置するように設けられている。また更に、ゲル注入孔32は、ゲル材注入時にゲル注入孔32から注入されたゲル材の圧力によって、ゲル保持孔31内を挿通せしめられているサスペンションワイヤ19a〜19fが変形することがないように、ゲル注入孔32の内面側開口部(ゲル注入孔32のゲル保持孔31側の開口部)が、サスペンションワイヤ19a〜19fと対向しないような高さに位置するように設けられている。
以下、図5乃至図7を参照してこれらのゲル注入孔32について詳述する。図5は第1実施形態におけるゲルホルダ30の構成を示す概略上面図、図6は図5に1点鎖線Aで示す位置で切断したときの断面図(矢視A−A線断面図)、図7はゲル注入孔32付近(図6の円B内)の部分拡大図であり、説明の便宜上、サスペンションワイヤ19d,19e及びディスペンサのニードル21も図示している。図8は第1実施形態におけるゲルホルダ30の他の構成を示すゲル注入孔32付近の部分拡大図である。
第1実施形態に係る対物レンズアクチュエータ11に用いられるゲルホルダ30おいては、図5乃至図7に示すように、ゲル注入孔32の内周面は、外面側開口部(ゲルホルダ30の側面側の開口部)の内径D1が、内面側開口部の内径D2よりも大径(D1>D2)となるように、内面側に近づくに従って内径を漸次小さくしたテーパ状に形成されている。更に、これら外面側及び内面側の内径D1,D2は、ゲル材の注入に用いられるディスペンサのニードル21の外径d1に対して、外面側の内径D1がニードル21の外径d1より大径(D1>d1)となるように、内面側の内径D2がニードル21の外径d1よりも小径(D2<d1)となるように形成されている。
すなわち、例えば、ディスペンサのニードル21の外径d1が0.9mmである場合には、ゲル注入孔32の外面側の内径D1は0.9mmよりも大きくなるように1.0mmに形成され、内面側の内径D2は0.9mmよりも小さくなるように0.4mmに形成されることとなる。
このように構成することにより、ゲルホルダ30に設けられたゲル保持孔31にゲル材を注入する際には、ディスペンサのニードル21の先端縁を、テーパ状に形成されたゲル注入孔32の内周面に当接させることにより、ニードル21の位置決めを行うことができるため、ゲル材注入時にニードル21の先端がゲル注入孔32から外れることが防止され、ゲル注入孔32の周囲にゲル材を付着させてしまうことを防止することができる。また、ゲル注入孔32の内面側の内径D2がニードル21の外径d1よりも小径であるため、ニードル21の先端をゲル注入孔32からゲル保持孔31へと挿入してしまうことがなく、ニードル21によってゲル保持孔31に挿通されているサスペンションワイヤ19a〜19fを変形させてしまうことを確実に防止することができる。
なお、ゲル注入孔32の内面側の内径D2は、ニードル21の内径d2と同径若しくはニードル21の内径d2よりも大径(D2≧d2)となるように形成しておく、すなわち、例えば、ニードル21の内径d2が0.4mmである場合には、内面側の内径D2は0.4mm以上に形成しておくことが好ましい。これは、内面側の内径D2がニードル21の内径d2よりも小径であると、ニードル21からのゲル材の射出がゲル注入孔32の内周面によって妨げられることとなり、ゲル材注入作業の作業効率が低下してしまうだけでなく、射出されるゲル材の圧力によってニードル21の先端がゲル注入孔32から外れてしまうおそれがあるためである。
また、テーパ状に形成されるゲル注入孔32の内周面のテーパ角度については、あまりテーパ角度が小さすぎると、ニードル21の先端が位置決めされないおそれがあるため、テーパ角度は45°前後に形成しておくことが好ましい。ただし、ニードル21の先端縁がテーパ状に形成されている場合には、ゲル注入孔32の内周面のテーパ角度をニードル21の先端縁のテーパ角度と一致するように形成することにより、ニードル21の位置決め効果だけでなく、ニードル21のぐらつきも抑制することができる。更に、ニードル21の先端縁とゲル注入孔32の内周面との隙間をなくすことができ、ゲル材注入時にゲル注入孔32からゲル材が溢れることを防止することができる。
また、第1実施形態の他の構成として、図7に示すように、ゲル注入孔32の内周面を外面側開口部から内面側開口部にわたってテーパ状に形成せずに、図8に示すように、内面側開口部の内周縁を切削した構成としても構わない。この場合でも、ニードル21の位置決めができ、ニードル21の先端をゲル注入孔32からゲル保持孔31へと挿入してしまうことを防止することができる。更に、この構成では、ゲル注入孔32の内面側開口部の内周縁に厚みを持たせることができるため、内周縁の強度を向上させることができる。
次に、対物レンズアクチュエータ11の第2実施形態について説明する。第2実施形態の対物レンズアクチュエータ11に用いられるゲルホルダ30は、ゲル注入孔32の構成を除いて第1実施形態の対物レンズアクチュエータ11と同様であるため、構成が異なるゲル注入孔32の構成についてのみ説明する。なお、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して説明する。
図9は第2実施形態におけるゲルホルダ30のゲル注入孔32付近の部分拡大図であり、説明の便宜上、サスペンションワイヤ19d,19e及びディスペンサのニードル21も図示している。また、図10及び図11は第2実施形態におけるゲルホルダ30の他の構成を示すゲル注入孔32付近の部分拡大図である。
図9に示すように、本実施形態におけるゲルホルダ30に設けられるゲル注入孔32では、内面側開口部の内周縁にゲル注入孔32の半径方向内方へと突出し、ニードル21に当接する当接縁32aが形成されている。この当接縁32aとニードル21とが当接する位置におけるゲル注入孔32の内径D3は、ニードルの外径d1と略同径(D3≒d1)となるように形成されており、また当接縁32aの突出量Lがニードル21の肉厚Tと同等若しくはニードル21の肉厚Tよりも小さく(L≦T)なるように形成されている。更に、ゲル注入孔32の外面側の内径D1が当接縁32aの外径D3よりも大径(D1>D3)となるように形成されている。
このように構成することにより、ゲルホルダ30に設けられたゲル保持孔31にゲル材を注入する際には、ディスペンサのニードル21の先端縁を、テーパ状に形成された内周面に沿ってゲル注入孔32へと挿入させ、ニードル21の先端を当接縁32aに当接させることにより、第1実施形態に比べて更に精確にニードル21の位置決めを行うことができるため、ゲル注入孔32の周囲にゲル材を付着させてしまうことを確実に防止することができる。
また、当接縁32aの突出量Lがニードル21の肉厚Tと同等若しくはニードル21の肉厚Tよりも小さく形成されているため、ニードル21からのゲル材の射出が当接縁32aによって妨げられることもなく、射出されるゲル材の圧力によってニードル21の先端がゲル注入孔32から外れてしまうことも防止される。なお、当接縁32aの突出量Lについては、ニードル21の位置決め効果を向上させるため、ニードル21の肉厚Tと同等(L=T)となるように形成しておくことが好ましい。
なお、ニードル21の先端縁がテーパ状に形成されている場合には、図10に示すように、当接縁32aのニードル21との当接面をテーパ状に形成し、そのテーパ角度をニードル21の先端縁のテーパ角度と一致するように形成することにより、ニードル21の位置決め効果だけでなく、ニードル21のぐらつきも抑制することができる。更に、ニードル21の先端縁とゲル注入孔32の内周面との隙間をなくすことができ、ゲル材注入時にゲル注入孔32からゲル材が溢れることを防止することができる。
また、上述のようにニードル21の先端縁がテーパ状に形成されている場合には、そのテーパ状に形成された先端縁をゲル注入孔32の外面側開口部の内周縁に沿わせて、ニードル21をゲル注入孔32へと挿入することができるため、図11に示すように、ゲル注入孔32の内周面をテーパ状に形成していなくても構わない。
更に、ゲル注入孔32の内面側開口部の内周縁に形成される当接縁32aは、その強度を確保するためゲル注入孔32の内周の全周にわたって形成されていることが望ましいが、当接縁32aが十分に厚く形成され強度が確保できる場合には、全周にわたって形成されていなくても構わない。
その他、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、例えば、上記第1及び第2実施形態においては、ゲル注入孔32はゲルホルダ30の側面に開口するように設けたが、これはゲルホルダ30の上面に開口するように設けても構わない。また、上記実施形態においては、各ゲル保持孔31に対して一つのゲル注入孔32を穿設しているが、これは複数のゲル注入孔32を穿設しても構わない。
本発明は、光記録媒体に光ビームを照射して情報の記録や情報の読み取りを可能とする光ピックアップ装置に利用することができ、特に対物レンズホルダを支持するワイヤをゲル材で包囲することにより、ワイヤの振動を減衰させるよう構成された対物レンズアクチュエータを搭載した光ピックアップ装置に利用することができる。
は、本発明に係る光ピックアップ装置の光学系の構成を示す概略図である。 は、本発明に係る対物レンズアクチュエータの構成を示す概略上面図である。 は、本発明に係る対物レンズアクチュエータの構成を示す概略側面図である。 は、第1実施形態に係る対物レンズアクチュエータに備えられたゲルホルダを示す斜視図である。 は、第1実施形態におけるゲルホルダの構成を示す概略上面図である。 は、図5に1点鎖線Aで示す位置で切断したときの断面図(矢視A−A線断面図)である。 は、第1実施形態におけるゲルホルダに設けられたゲル注入孔付近の部分拡大図である。 は、第1実施形態におけるゲルホルダの他の構成を示すゲル注入孔付近の部分拡大図である。 は、第2実施形態におけるゲルホルダに設けられたゲル注入孔付近の部分拡大図である。 は、第2実施形態におけるゲルホルダの他の構成を示すゲル注入孔付近の部分拡大図である。 は、第2実施形態におけるゲルホルダの他の構成を示すゲル注入孔付近の部分拡大図である。 は、従来のゲルホルダを示す斜視図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
11 対物レンズアクチュエータ
19a,19b,19c,19d,19e,19f サスペンションワイヤ(棒状弾性部材)
21 ニードル(注入手段)
30 ゲルホルダ
31 ゲル保持孔
31a 開口面
32 ゲル注入孔
32a 当接縁
D1 外面側開口部の内径
D2 内面側開口部の内径
D3 当接縁とニードルが当接する位置の内径
d1 ニードルの外径
d2 ニードルの内径
L 当接縁の突出量
T ニードルの肉厚

Claims (8)

  1. 光源と、
    該光源から出射された光束を光記録媒体の記録面に集束する対物レンズと、
    ベース部材及び、前記対物レンズを保持し複数のコイルが固着された対物レンズホルダと、前記対物レンズホルダを変位可能に支持するサスペンションワイヤと、前記ベース部材上に設けられる、磁気回路を構成する永久磁石及びヨークと、内部にゲル材が充填されたゲル保持孔を複数有し、前記ゲル保持孔に前記サスペンションワイヤを挿通することにより前記サスペンションワイヤの振動を減衰可能とするゲルホルダと、を有し、前記永久磁石と前記コイルとの電磁力作用によって前記対物レンズホルダの移動とともに前記対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータと、
    を備える光ピックアップ装置において、
    前記ゲルホルダの側面には、前記ゲル保持孔へと通じる円形状に形成されたゲル注入孔が、その内面側開口部が前記サスペンションワイヤと対向しないように、且つ前記ゲル保持孔の前記サスペンションワイヤを挿通するように対向配置される一対の開口面の中央に位置するように穿設されており、
    前記ゲル注入孔の外面側開口部の内径は、前記ゲル材の注入に用いられる注入手段のニードルの外径よりも大径に形成され、更に、前記ゲル注入孔の内面側開口部の内径は前記ニードルの外径よりも小径且つ前記ニードルの内径と同径若しくは前記ニードルの内径よりも大径に形成されて、その内周面は内面側に近づくに従って内径を漸次小さくしたテーパ状に形成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. ベース部材及び、前記対物レンズを保持し複数のコイルが固着された対物レンズホルダと、前記対物レンズホルダを変位可能に支持する棒状弾性部材と、前記ベース部材上に設けられる、磁気回路を構成する永久磁石及びヨークと、内部にゲル材が充填されたゲル保持孔を複数有し、前記ゲル保持孔に前記サスペンションワイヤを挿通することにより前記の棒状弾性部材振動を減衰可能とするゲルホルダと、を備え、前記永久磁石と前記コイルとの電磁力作用によって前記対物レンズホルダの移動とともに前記対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータにおいて、
    前記ゲルホルダの側面又は上面には、前記ゲル保持孔へと通じる円形状に形成されたゲル注入孔が穿設されており、
    前記ゲル注入孔の外面側開口部の内径は、ゲル材の注入に用いられる注入手段のニードルの外径よりも大径に形成され、更に、前記ゲル注入孔の内面側開口部の内径は前記ニードルの外径よりも小径に形成されていることを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
  3. 前記ゲル注入孔の内面側開口部の内径が、前記ニードルの内径と同径若しくは前記ニードルの内径よりも大径に形成されることを特徴とする請求項2に記載の対物レンズアクチュエータ。
  4. 前記ゲル注入孔の内周面は、内面側に近づくに従って内径を漸次小さくしたテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の対物レンズアクチュエータ。
  5. 前記ゲル注入孔の内面側開口部には、前記ゲル注入孔の半径方向内方へと突出して前記ニードルと当接するする当接縁が設けられ、前記当接縁と前記ニードルとが当接する位置における前記ゲル注入孔の内径は、前記ニードルの外径と略同径に形成され、且つ、前記当接縁の突出量は、前記ニードルの肉厚と同等若しくは前記ニードルの肉厚よりも小さく形成されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の対物レンズアクチュエータ。
  6. 前記ゲル注入孔は、その内面側開口部が前記ゲル保持孔の前記棒状弾性部材を挿通するように対向配置される一対の開口面の中央に位置するように穿設されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の対物レンズアクチュエータ。
  7. 前記ゲル注入孔は、その内面側開口部が前記ゲル保持孔内を挿通される前記棒状弾性部材と対向しない位置に設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の対物レンズアクチュエータ。
  8. 請求項2から請求項7のうちいずれか1項に記載の対物レンズアクチュエータを備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
JP2006208012A 2006-07-31 2006-07-31 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置 Pending JP2008034052A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006208012A JP2008034052A (ja) 2006-07-31 2006-07-31 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置
CN2007101371507A CN101118761B (zh) 2006-07-31 2007-07-30 物镜致动器和具有物镜致动器的光学拾取装置
US11/882,119 US7483222B2 (en) 2006-07-31 2007-07-30 Objective lens actuator and optical pickup device having the same
EP07014994A EP1887574B1 (en) 2006-07-31 2007-07-31 Method of manufacturing an objective lens actuator and an optical pickup device
DE602007009905T DE602007009905D1 (de) 2006-07-31 2007-07-31 Verfahren zur Herstellung eines Objektivlinsenbetätigungsglieds und einer optische Aufnahmevorrichtung
PL07014994T PL1887574T3 (pl) 2006-07-31 2007-07-31 Sposób wytwarzania napędu soczewki obiektywu i przetwornika optycznego

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006208012A JP2008034052A (ja) 2006-07-31 2006-07-31 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008034052A true JP2008034052A (ja) 2008-02-14

Family

ID=38698419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006208012A Pending JP2008034052A (ja) 2006-07-31 2006-07-31 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7483222B2 (ja)
EP (1) EP1887574B1 (ja)
JP (1) JP2008034052A (ja)
CN (1) CN101118761B (ja)
DE (1) DE602007009905D1 (ja)
PL (1) PL1887574T3 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4578558B2 (ja) * 2008-06-12 2010-11-10 パナソニック株式会社 対物レンズアクチュエータの製造方法
US8439265B2 (en) 2009-06-16 2013-05-14 Intel Corporation Camera applications in a handheld device
JP5439452B2 (ja) * 2011-09-30 2014-03-12 株式会社日立メディアエレクトロニクス 光ピックアップ
KR101452960B1 (ko) 2013-04-29 2014-10-22 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 대물렌즈 구동장치 및 이를 채용한 광디스크 드라이브
CN114200617A (zh) * 2020-09-01 2022-03-18 新思考电机有限公司 光学部件驱动装置、照相机装置以及电子设备

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0273367B1 (en) * 1986-12-26 1994-02-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Objective lens driving apparatus
US6069867A (en) * 1994-06-09 2000-05-30 Olympus Optical Company, Ltd. Apparatus for supporting optical system of optical information recording/reproducing apparatus and method of manufacturing the same
JPH10106000A (ja) 1996-09-30 1998-04-24 Kenwood Corp 対物レンズ駆動装置
JPH11191231A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Nhk Spring Co Ltd 対物レンズアクチュエータ
JPH11265516A (ja) 1998-03-16 1999-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ
JP2001344780A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Fujitsu Ltd 光学駆動装置及び光記憶装置
JP3756118B2 (ja) 2002-02-07 2006-03-15 アルパイン株式会社 光学式ピックアップ
JP3855272B2 (ja) 2003-10-08 2006-12-06 船井電機株式会社 光ピックアップ
JP2005251295A (ja) 2004-03-04 2005-09-15 Funai Electric Co Ltd 光ピックアップ

Also Published As

Publication number Publication date
EP1887574A2 (en) 2008-02-13
DE602007009905D1 (de) 2010-12-02
US20080030880A1 (en) 2008-02-07
PL1887574T3 (pl) 2011-04-29
EP1887574A3 (en) 2009-05-06
CN101118761B (zh) 2011-02-02
US7483222B2 (en) 2009-01-27
EP1887574B1 (en) 2010-10-20
CN101118761A (zh) 2008-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008034052A (ja) 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置
JP2007200418A (ja) 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置
JP4046666B2 (ja) 光ヘッド装置、および光ヘッド装置の製造方法
JP2007213652A (ja) 対物レンズ駆動装置及びそれを備える光ピックアップ装置
US8938746B2 (en) Object lens driving device and optical disc drive including the same
EP2012318B1 (en) Lens holder for optical pickup and optical pickup having same
EP1950751B1 (en) Objective lens actuator and optical pickup device having the same
JP2007305179A (ja) 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置
JP4543266B2 (ja) 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ
CN102855892A (zh) 物镜驱动装置、驱动装置用框体、驱动装置、拾取装置
JP4508134B2 (ja) 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置
JP2002111114A (ja) レーザダイオード固定方法
US20080151708A1 (en) Objective lens driving device, assembling method for the same and optical disc apparatus
JP2009146531A (ja) 光ピックアップ用レンズホルダ及びそれを備えた光ピックアップ
JP2000215483A (ja) 光ピックアップおよびその組立方法
JP2014044783A (ja) 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ
JP2002197700A (ja) 光学ピックアップ装置
JPH10289455A (ja) 対物レンズ駆動装置及びその製造方法
KR100474772B1 (ko) 광 픽업 액츄에이터
JP2007184064A (ja) 光ピックアップ装置
JP2009252331A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2011123932A (ja) 光ピックアップ
JP2000011412A (ja) 光学ヘッド駆動装置およびこれを用いた光学ピックアップ装置、光学装置
JP2012252751A (ja) 光ピックアップ装置
JP2007213694A (ja) 光ピックアップ装置