JP4578558B2 - 対物レンズアクチュエータの製造方法 - Google Patents

対物レンズアクチュエータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4578558B2
JP4578558B2 JP2009134561A JP2009134561A JP4578558B2 JP 4578558 B2 JP4578558 B2 JP 4578558B2 JP 2009134561 A JP2009134561 A JP 2009134561A JP 2009134561 A JP2009134561 A JP 2009134561A JP 4578558 B2 JP4578558 B2 JP 4578558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
wire
holder
gel
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009134561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010020887A (ja
Inventor
喜博 井川
護 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009134561A priority Critical patent/JP4578558B2/ja
Priority to US12/482,970 priority patent/US7948696B2/en
Publication of JP2010020887A publication Critical patent/JP2010020887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4578558B2 publication Critical patent/JP4578558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/0932Details of sprung supports
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

本発明は対物レンズアクチュエータに関し、特に、ディスク状記録媒体であるディスクに光ビームを照射して光学的に情報を記録および再生する光ディスク装置の光ピックアップ装置などに用いられる対物レンズアクチュエータに関するものである。
光ピックアップ装置は、CD、DVD、Blu−ray、HD−DVDなどのディスクに光ビームスポットを照射し、ディスクの記録面上にピット列で構成される情報を記録再生する光ディスク装置に用いられる。光ピックアップ装置は、光ビームスポットの形成に使用する対物レンズを駆動するための対物レンズアクチュエータを備えている。
近年の光ディスク装置は、高NA(高開口数)の対物レンズを用いて光ビームスポットを絞り、高密度に記録されたデータを記録再生するため、ディスクに対する対物レンズの傾きが少ないことが求められる。
すなわち、対物レンズアクチュエータにおいては、対物レンズを保持するレンズホルダを駆動したときにフォーカシング方向及びトラッキング方向外の回転運動であるチルトが少なく、光ビームスポットの収差劣化が少ないことが要求される。
特許文献1には、レンズホルダを駆動したときにフォーカシング方向及びトラッキング方向外の回転運動であるチルトが低減された光ピックアップ装置が、一般的な対物レンズアクチュエータの構成とともに開示されている。
まず、一般的な対物レンズアクチュエータの構成について図面を用いて説明する。図12は従来の一般的な対物レンズアクチュエータの斜視図である。図12に示すように、対物レンズ51は、端子板53が固定されたレンズホルダ52に保持されている。
固定部57には固定基板59が固定されており、サスペンション部材である複数のワイヤ54の一端54bが半田56で固定基板59に半田付け固定され、複数のワイヤ54の他端54aは半田55でレンズホルダ52の端子板53に半田付け固定されている。
対物レンズ51と、レンズホルダ52(端子板53を含む)とは一体となっており、ワイヤ54を介することで弾性を有する状態で固定基板59に支持されて可動部を構成する。一方、固定部57には、ゲルホルダ部58となる空隙が設けられ、この空隙にワイヤ54が通された状態でダンピングゲル(振動減衰用ゲル)が注入され、このダンピングゲルにより可動部の1次モードの振動が減衰される。
レンズホルダ52を含む可動部は、フォーカシング方向である矢印Foとトラッキング方向である矢印Trの方向とへ駆動可能なように構成されるが、固定部には図示しない磁石やヨークからなる磁束供給手段があり、レンズホルダ52には図示しない複数のコイルが固定されている。そして、複数のワイヤ54を通じてコイルへ通電することにより対物レンズ51(レンズホルダ52を含む可動部)を所望の方向へ駆動できるよう構成されている。
以上、従来の一般的な対物レンズアクチュエータの構成について説明したが、特許文献1には、上記半田55、半田56による固定方法の代わりに導電性接着剤を用いた技術が開示されており、主要な構成はほぼ同じである。
特開2006−134411号公報
特許文献1にも指摘があるように、サスペンションであるワイヤを半田付けによって端子板53や固定基板59に固定する方法を採用すると、半田付け時の加熱冷却の影響でワイヤ54の長さ方向に膨張又は収縮が起こり、半田が冷却した後に、ワイヤに引張り又は圧縮応力が残るという問題がある。さらに、それらの問題が生じると、ワイヤ54の曲りや長さのばらつきのためにばね定数が不均一となり、レンズホルダを駆動したときにチルトが生じる。
また、半田付けする際にはフラックスが用いられるが、固定基板59と固定部57とが互いに固定された状態で半田付けされるため、半田付け時においてゲルホルダ部58となる空隙にフラックスが飛散すると、フラックスを介して、この箇所でワイヤ13と固定部57のゲルホルダ部58とが固定されてしまうことがあり、この場合には、ダンピングゲルによる振動の減衰効果が低下してしまい、振動の減衰特性にばらつきを生じる要因にもなる。
特許文献1には、半田付けによってワイヤを固定するものでありながらも、複数本のワイヤの曲りや長さのばらつきを解消する手段として、ワイヤをレンズホルダに設けた支持部の固定孔に通し、その固定孔に充填した紫外線硬化樹脂によってワイヤを半田付け箇所の近傍で固定する技術や、導電性接着剤により半田付けによる導通処理とワイヤ固定とを同時に行う技術の開示がある。
特許文献1に記載されている光ピックアップではワイヤの固定において半田作業を行わないため、ワイヤの曲りや長さのばらつきをある程度低減できると考えられる。
ところが、一般に接着剤は高分子材料からなるため、半田などの金属材料に比べて高温下や高湿下における長期安定性能が低く、種々の設計検討が必要となり、利用しにくい材料である。そのため、半田付けによってワイヤを固定するものでありながらも、より特性が優れた対物レンズアクチュエータが望まれる。
本発明は以上の状況下でなされたものであり、半田付け作業に伴うワイヤの有効長のばらつきを低減できる対物レンズアクチュエータの製造方法を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するため、本発明の対物レンズアクチュエータの製造方法は、光ビームをディスクに収束する対物レンズと、前記対物レンズを保持するレンズホルダと、固定部と、一端が前記レンズホルダに固定剤により固定され、かつ、他端が前記固定部に固定される複数のワイヤと、前記固定部に装着可能なゲルホルダとを備えた対物レンズアクチュエータの製造方法であって、前記ゲルホルダに代えて、前記複数のワイヤを挟持するための挟持部材を前記固定部に設置可能とし、前記挟持部材を前記固定部に固定するステップと、前記挟持部材が前記複数のワイヤを、ワイヤ毎に挟持した状態で、前記複数のワイヤを前記固定部と前記レンズホルダに固定するステップと、前記挟持部材を前記固定部から取り外すステップと、前記ゲルホルダを前記固定部に固定するステップとを有することを特徴とする。
この方法によれば、挟持部材により複数のワイヤを良好に挟持した状態で、熱吸収部材を複数のワイヤに密接させることができる。これにより、ワイヤの熱を良好に吸収することができる。
また、挟持部材により複数のワイヤをワイヤ毎に挟持することにより、ワイヤの太さが互いに異なっている場合でも、ワイヤを1本ずつ確実に挟持して、各ワイヤの熱を良好に吸収しながら、はんだ付けなどを行うことができる。
また、本発明の対物レンズアクチュエータの製造方法は、前記ゲルホルダは振動減衰用ゲルを注入するゲル収容部を備え、前記ゲルホルダを前記固定部に固定するステップの後に前記ゲル収容部から前記振動減衰用ゲルを注入するステップを設けたことを特徴とする。この方法により、ゲルホルダを前記固定部に装着した後に、ゲルホルダのゲル収容部から前記振動減衰用ゲルを良好に注入することができる。
以上のように、本発明によれば、ゲルホルダを固定部に装着可能に構成し、半田などの熱を加えて接合する際に、挟持部材を前記固定部に設置して前記複数のワイヤに密接させることにより、熱を吸収しながらワイヤを固定することができる。したがって、半田付けなどの接合時のワイヤの熱変形や残留応力を抑えることができて、導電性接着剤などの新しい部材を使用することなく、ワイヤ有効長のばらつきを低減することができる。
その結果、レンズホルダを駆動したときに発生するチルトが少なくなり、この対物レンズアクチュエータを用いることにより、光ビームスポットの収差劣化が少ない光ピックアップ装置を提供することができる。
また、本発明によれば、ゲルホルダを固定部に装着可能に構成して、半田などの固定剤を用いて、ワイヤを固定する際には、ゲルホルダを前記固定部に装着しないことにより、半田を用いる際のフラックスなどが、ゲルホルダと固定部とに跨って付着することがなくなり、これにより、振動減衰用ゲルによって振動を良好に減衰させることができ、レンズホルダを安定した状態で支持できる。
また、挟持部材により前記複数のワイヤを、ワイヤ毎に挟持可能に構成することにより、ワイヤの太さが互いに異なっている場合でも、ワイヤを1本ずつ確実に挟持して、各ワイヤの熱を良好に吸収しながら、はんだ付けなどを行うことができる。
本発明の実施の形態に係る対物レンズアクチュエータを備えた光ディスク装置を示す斜視図 同対物レンズアクチュエータを備えた光ピックアップ装置を示す斜視図 同対物レンズアクチュエータを示す斜視図 同対物レンズアクチュエータを示す分解斜視図 同対物レンズアクチュエータの製造工程(ゲルホルダを装着する工程)を示す斜視図 同対物レンズアクチュエータのダンピングゲル注入前の状態を示す斜視図 同対物レンズアクチュエータの他の製造工程であるワイヤ半田付け時の熱吸収部材の配置などを示す斜視図 同対物レンズアクチュエータの他の製造工程であるワイヤ半田付け時の熱吸収部材と挟持部材との配置を示す平面図 同対物レンズアクチュエータの、熱吸収部材と挟持部材とによりワイヤを挟持している状態を示す斜視図(挟持部材については、一部の挟持部材(30A)のみ図示している) (a)は、同対物レンズアクチュエータの製造工程における本発明の実施の形態に係る挟持部材によりワイヤを挟持している状態を示す図、(b)は、同対物レンズアクチュエータの製造工程における比較例としての挟持部材によりワイヤを挟持している状態を示す図 (a)は、ダンピングゲル注入後の対物レンズアクチュエータを示す平面図、(b)は(a)におけるポケット周辺の拡大平面図 従来の一般的な対物レンズアクチュエータの斜視図
以下に、本実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態に係る対物レンズアクチュエータを備えた光ディスク装置を示す斜視図である。
図1に示すように、光ディスク装置1は、種々の制御を行う制御回路基板2などが設けられた本体筐体部8と、この本体筐体部8から出退可能に配設されたトラバースユニット部3とにより構成されている。
トラバースユニット部3には、ディスク状記録媒体であるディスク(光ディスク)4を回転駆動するスピンドルモータ5と、ディスク4に光ビームスポットを照射して光学的に情報を記録および再生する光ピックアップ装置7などが備えられており、スピンドルモータ5に設けられたターンテーブル6にディスク4をチャッキングして回転可能とされている。トラバースユニット部3には、光ピックアップ装置7がディスク4の半径方向であるトラッキング方向、すなわち矢印Tr方向に移動可能な状態で配置されている。
なお、図1および後述する図2、図3における矢印Fo方向はフォーカシング方向であり、光ピックアップ装置7に設けられている対物レンズを焦点制御する方向である。さらに、矢印Fo方向と矢印Tr方向に垂直なX軸(接線方向)回りの回転である矢印RADはラジアルチルティング方向であり、光ピックアップ装置7に設けられている対物レンズ11の回転制御方向である。
光ディスク装置1の光ピックアップ装置7は、対物レンズ11を通じてディスク4に光ビームスポットを照射し、ディスク4から情報を記録再生する際に、制御回路基板2の制御信号に基づいて、対物レンズ11の位置を、フォーカシング方向、トラッキング方向、ラジアルチルティング方向へそれぞれ制御する。
図2は本実施の形態に係る対物レンズアクチュエータを備えた光ピックアップ装置を示す斜視図、図3は同対物レンズアクチュエータを示す斜視図、図4は同対物レンズアクチュエータを示す分解斜視図である。
図2〜図4に示すように、対物レンズ11はレンズホルダ12に保持されており、レンズホルダ12は端子板20を固定状態で有している。固定部であるヨークベース17には固定基板18が固定されており、サスペンション部材である複数(この実施の形態では左右それぞれ3本ずつ)のワイヤ13の一端が半田24で半田付け固定され、複数のワイヤ13の他端が半田22で端子板20に半田付け固定されている。なお、ヨークベース17に固定された固定基板18を含む部分が固定部として機能する場合もあり、上述したように、ワイヤ13の一端は、固定部として機能する固定基板18に固定されている。
対物レンズ11とレンズホルダ12とは一体となり、ワイヤ13で固定基板18より弾性を有する状態で支持されて可動部を構成する。つまり、対物レンズ11とレンズホルダ12とからなる可動部が、固定部の一例としてのヨークベース17や固定基板18により、ワイヤ13を介して、フォーカシング方向、トラッキング方向、ラジアルチルティング方向へ移動可能な状態で、弾性を有する状態で支持されている。
レンズホルダ12にはトラッキングコイル15と、フォーカシングコイル16A、およびフォーカシングコイル16Bが設けられており、これらのトラッキングコイル15、フォーカシングコイル16A、16Bは、複数のワイヤ13を通じて通電可能に端線処理されている。すなわち、端子板20上の半田21でコイルの端部を導通処理している。
また、図3、図4に示すように、ヨークベース17には複数の磁石14が取り付けられており、各磁石14にトラッキングコイル15またはフォーカシングコイル16A、16Bが臨むようにレンズホルダ12が配設されている。そして、これらの磁石14とトラッキングコイル15、フォーカシングコイル16A、16Bとにより磁気回路が構成され、トラッキングコイル15とフォーカシングコイル16A、16Bとは、磁石14より磁束の供給を受けている。
以上のように、本実施の形態に係る対物レンズアクチュエータ10は、光ビームをディスク4に収束する対物レンズ11と、対物レンズ11を保持するレンズホルダ12と、複数のワイヤ13を介して、レンズホルダ12を、弾性を有する状態で支持する固定部(この実施の形態ではヨークベース17)と、固定部側に取り付けられた磁石14とレンズホルダ12に取り付けられたトラッキングコイル15、フォーカシングコイル16A、16Bとを有する磁気回路と、を備えている。そして、前記磁気回路によりレンズホルダ12および対物レンズ11をフォーカシング方向とトラッキング方向とに駆動可能に構成している。
以上のように構成される対物レンズアクチュエータ10の動作であるが、矢印Foのフォーカシング方向、矢印Trのトラッキング方向、矢印RADのラジアルチルティング方向へ、コイルの通電にて対物レンズ11およびレンズホルダ12を含む可動部を駆動する。例えばフォーカシングコイル16Aとフォーカシングコイル16Bとに印加する電流が同一方向の場合、対物レンズ11を含む可動部はフォーカシング方向へ駆動され、逆方向の場合、ラジアルチルティング方向へ回転駆動される。
対物レンズアクチュエータ10は、上記構成要素に加えて、可動部の1次モードの振動を減衰する振動減衰用ゲルとしてのダンピングゲル40、41(図3参照)を保持するためのゲルホルダ19を備えている。ここで、本実施の形態に係る対物レンズアクチュエータ10のゲルホルダ19は、固定部の一例としてのヨークベース17とは別体であり、レンズホルダ12がヨークベース17に設置された状態において、ヨークベース17に装着可能に構成されている。
そして、従来の対物レンズアクチュエータでは、複数のワイヤ54の半田付け作業前に、ゲルホルダ部58を固定部57と一緒に構成しておくことが一般的であるのに対し、本実施の形態に係る対物レンズアクチュエータ10では、半田付け作業後にゲルホルダ19を設置する点が従来のものと異なる。なおダンピングゲルの作用で、可動部の1次モードの振動を減衰する点は従来と同じである。
すなわち、ワイヤ13の半田付け固定については後述するが、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10では、図5に示すように、ワイヤ13の一端を固定基板18に固定する半田24とワイヤ13の他端を端子板20に固定する半田22との半田付けを終えた後に、ゲルホルダ19を矢印Sにそってヨークベース17へ固定する。そして、この後、ゲルホルダ19に窪んだ状態で形成されたポケット(ゲル収容部)19a、19bにダンピングゲル40、41を注入して、ポケット19aの空隙とポケット19bの空隙とをダンピングゲル40、41で充填する。なお、ポケット19aの空隙に充填されたダンピングゲル40は、ゲルホルダ19とワイヤ13との間の隙間を、ワイヤ13の周りを包み込む状態で埋める。また、ポケット19bの空隙に充填されたダンピングゲル41は、固定基板18とゲルホルダ19との間の隙間を埋める。
つまり、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10は、光ビームをディスク4に収束する対物レンズ11と、対物レンズ11を保持するレンズホルダ12と、ヨークベース17及び固定基板18と、一端がレンズホルダ12に固定剤により固定され、かつ、他端がヨークベース17及び固定基板18に固定される複数のワイヤと13、ヨークベース17及び固定基板18に装着可能なゲルホルダ19とを備え、ゲルホルダ19は、ヨークベース17及び固定基板18と別体であり、レンズホルダ12がヨークベース17及び固定基板18に設置された状態において、ヨークベース17及び固定基板18に装着可能である。
また、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10の製造方法は、光ビームをディスク4に収束する対物レンズ11と、対物レンズ11を保持するレンズホルダ12と、ヨークベース17及び固定基板18と、一端がレンズホルダ12に固定剤により固定され、かつ、他端がヨークベース17及び固定基板18に固定される複数のワイヤ13と、ヨークベース17及び固定基板18に装着可能なゲルホルダ19とを備えた対物レンズアクチュエータ10の製造方法であって、ゲルホルダ19をヨークベース17及び固定基板18より取り外した状態で、複数のワイヤ13をヨークベース17及び固定基板18とレンズホルダ12とに固定するステップと、ゲルホルダ19をヨークベース17及び固定基板18に固定するステップとを有する。
また、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10は、ゲルホルダ19はダンピングゲル40、41を注入するポケット19a、19bを備え、ゲルホルダ19をヨークベース17及び固定基板18に装着した後に、ポケット19a、19bからダンピングゲル40、41を注入可能である。
なお、ゲルホルダ19を固定部(ヨークベース17や固定基板18)から分離構成とし、ワイヤ13の半田付けが終わってからゲルホルダ19を固定部へ固定する理由と、ヨークベース17に、図2に示す空隙23を設けている理由は、ワイヤ13の半田付けする設備に有用なためであるが、その内容については後述する。
次に、上記対物レンズアクチュエータ10の製造方法について図面を用いて説明する。図7は本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10の製造工程の斜視図であり、図8はワイヤ半田付け時にワイヤ13の熱を吸収するブロック状の熱吸収部材25、26と挟持部材30A〜30Dとを配置した状態を示す平面図である。図7、図8は対物レンズアクチュエータ10の組み立て途中の状態であり、ワイヤ13の半田付けを行うため、組み立て設備に対物レンズアクチュエータ10を配置した状態を示す。
図7に示すように、組立基準となるベース(土台)29上に、レンズホルダ12とヨークベース17とを載せ、これらをベース29の基準位置へ固定する。ここで、ベース29には、ワイヤ支持板27とワイヤ支持板28とが起立した姿勢で設けられており、これらの、ワイヤ支持板27とワイヤ支持板28とは、ワイヤ13を支持して、ベース29に対して位置決めしている。なお、図7に示すように、対物レンズアクチュエータ10の完成状態に比べて、ワイヤ13は長いが、半田付けが終わった後に、図示しないワイヤーカット装置にて、ワイヤ13を所定の長さへカットするよう構成されている。
また、対物レンズアクチュエータ10には、ゲルホルダ19に代えて、ワイヤ13の熱を吸収する熱吸収部材25が固定部であるヨークベース17に固定されて配設されている。また、左右の端子板20の近傍箇所間にわたってもワイヤ13の熱を吸収する熱吸収部材(熱吸収ブロック)26が配設されている。熱吸収部材25、26は、熱を吸収可能な材質で形成されている。そして、これらの熱吸収部材25、26は、それぞれベース29に対してフォーカシング方向Fo方向に着脱可能であり、熱吸収部材25、26の両側部が、ワイヤ13における半田22あるいは半田24が設けられる箇所に、密接した姿勢で設置される。
また、対物レンズアクチュエータ10が載せられるベース29の両側方には、熱吸収部材26と協働してワイヤ13を挟持する挟持部材30A〜30Dが配設されている。挟持部材30A〜30Dは、それぞれ、各ワイヤ13に対応して各々3本の独立に動作することが可能であるバネや圧縮空気などで押圧可能なピン31で構成されており、熱吸収部材25と熱吸収部材26とで、複数のワイヤ13を、半田22や半田24のはんだ付けを行う箇所の近傍で、各々挟持する(すなわち、1つの熱吸収部材25または熱吸収部材26で、1本のワイヤ13を挟持する)。つまり、挟持部材30A〜30Dは、熱吸収部材25または熱吸収部材26と挟持することにより、複数のワイヤ13をワイヤ毎に挟持することができる。したがって、熱吸収部材25や熱吸収部材26は、挟持部材(第1の挟持部材)30A〜30Dと協働してワイヤ13を挟持する第2の挟持部材としても機能する。なお、挟持部材30A、30Bに設けられたピン31により支障なくワイヤ13を挟持できるよう、図5、図7に示すように、固定基板18と、ヨークベース17の側面立設部分との間には、挟持部材30A、30Bのピン31が出退する箇所に隙間23が形成されている。
つまり、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10において、ヨークベース17及び固定基板18は、ゲルホルダ19に代えて、挟持部材30A〜30Dと挟持することにより複数のワイヤ13を挟持可能である熱吸収部材25や熱吸収部材26を設置可能である。
また、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10におけるヨークベース17及び固定基板18は、ゲルホルダ19に代えて、第2の挟持部材と挟持することにより複数のワイヤ13を、ワイヤ13毎に挟持可能である挟持部材30A〜30Dを設置可能である。
図8において、具体的な手順は次のようになる。挟持部材30Bと挟持部材30Dとは矢印Pの方向へピン31を動かし、挟持部材30Aや挟持部材30Cのように、ワイヤ13を挟持する。この時、挟持部材30A〜30Dにより複数のワイヤ13はワイヤ毎に固定されている。そして、ワイヤ13を挟持した後、この挟持状態で半田24と半田22との半田付けを行う。
その際、半田24と半田22とのすぐ近傍でワイヤ13を押さえることにより、半田22、24の熱を熱吸収部材25、熱吸収部材26へ逃がすことができ、これによりワイヤ13の熱膨張や残留応力が従来の半田付け方法に比べて小さくなる。
つまり、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10において、固定剤としては半田を用いている。
例えば、半田付け時の温度差300℃で、熱吸収部材が無い場合は30〜70μmの熱膨張でワイヤ13の有効長が変化し、歪が生じていたが、本発明によれば測定誤差レベルの数μmまでばらつきを低減する効果を得ることができる。
そして、半田付けが終了すると、挟持部材としても機能する熱吸収部材25、26を取り外し(熱吸収部材25については固定部であるヨークベース17から取り外し)、この後、上述したように、ゲルホルダ19をヨークベース17へ固定し、ゲルホルダ19のポケット19c、19dにダンピングゲル40、41を充填する。
上記構成によれば、ゲルホルダ19を固定部としてのヨークベース17や固定基板18と別体に構成し、レンズホルダ19がヨークベース17に設置された状態において、ゲルホルダ19をヨークベース17に装着可能に構成したことにより、ゲルホルダ19を固定部としてのヨークベース17に装着する前に、ヨークベース17に熱吸収部材25を取り付けることができる。これにより、半田接合時には、ゲルホルダ19に代えて、熱吸収部材25を複数のワイヤ13に密接した状態でヨークベース17に設置することができる。
つまり、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10の製造方法は、光ビームをディスク4に収束する対物レンズ11と、対物レンズ11を保持するレンズホルダ12と、ヨークベース17及び固定基板18と、一端が前記レンズホルダ12に固定剤により固定され、かつ、他端がヨークベース17及び固定基板18に固定される複数のワイヤ13と、ヨークベース17及び固定基板18に装着可能なゲルホルダ19とを備えた対物レンズアクチュエータ10の製造方法であって、ゲルホルダ19に代えて、熱を吸収可能な材質で成形された熱吸収部材25、26を複数のワイヤ13に密接した状態でヨークベース17及び固定基板18に設置可能とし、熱吸収部材25,26をヨークベース17及び固定基板18に固定するステップと、熱吸収部材25、26を複数のワイヤ13に密接させた状態で、複数のワイヤ13をヨークベース17及び固定基板18とレンズホルダ12に固定するステップと、熱吸収部材25、26をヨークベース17及び固定基板18から取り外すステップと、ゲルホルダ19をヨークベース17及び固定基板18に固定するステップとを有する。
また、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10の製造方法は、光ビームをディスク4に収束する対物レンズ11と、対物レンズ11を保持するレンズホルダ12と、ヨークベース17及び固定基板18と、一端がレンズホルダ12に固定剤により固定され、かつ、他端がヨークベース17及び固定基板18に固定される複数のワイヤ13と、ヨークベース17及び固定基板18に装着可能なゲルホルダ19とを備えた対物レンズアクチュエータ10の製造方法であって、ゲルホルダ19に代えて、複数のワイヤ13を挟持するための熱吸収部材25、26をヨークベース17及び固定基板18に設置可能とし、熱吸収部材25、26をヨークベース17及び固定基板18に固定するステップと、熱吸収部材25、26が複数のワイヤ13を挟持した状態で、複数のワイヤ13をヨークベース17及び固定基板18とレンズホルダ12に固定するステップと、熱吸収部材25、26をヨークベース17及び固定基板18から取り外すステップと、ゲルホルダ19をヨークベース17及び固定基板18に固定するステップとを有する。
また、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10の製造方法は、光ビームをディスク4に収束する対物レンズ11と、対物レンズ11を保持するレンズホルダ12と、ヨークベース17及び固定基板18と、一端がレンズホルダ12に固定剤により固定され、かつ、他端がヨークベース17及び固定基板18に固定される複数のワイヤ13と、ヨークベース17及び固定基板18に装着可能なゲルホルダ19とを備えた対物レンズアクチュエータ10の製造方法であって、ゲルホルダ19に代えて、複数のワイヤ13を挟持するための熱吸収部材25、26をヨークベース17及び固定基板18に設置可能とし、熱吸収部材25、26をヨークベース17及び固定基板18に固定するステップと、熱吸収部材25、26が複数のワイヤ13を、ワイヤ毎に挟持した状態で、複数のワイヤ13をヨークベース17及び固定基板18とレンズホルダ12に固定するステップと、熱吸収部材25、26をヨークベース17及び固定基板18から取り外すステップと、ゲルホルダ19をヨークベース17及び固定基板18に固定するステップとを有する。
また、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10の製造方法は、ゲルホルダ19はダンピングゲル40、41を注入するポケット19a、19bを備え、ゲルホルダ19をヨークベース17及び固定基板18に固定するステップの後に、ポケット19a、19bからダンピングゲル40、41を注入するステップを設ける。
したがって、熱吸収部材25、26をワイヤ13に密接させて熱を吸収しながらワイヤ13を固定することができ、半田付け時のワイヤ13の熱変形や残留応力を抑えることができて、導電性接着剤などの新しい部材を使用することなく、ワイヤ有効長のばらつきを低減することができる。その結果、レンズホルダ12を駆動したときに発生するチルトが少なくなり、この対物レンズアクチュエータ10を用いることにより、光ビームスポットの収差劣化が少ない光ピックアップ装置7を提供することができる。
また、上記構成によれば、複数のワイヤ13を個別に弾性的に押さえて挟む構造としたので、ワイヤ13の直径が互いに異なっていたり、製造誤差などによるばらつきがあったりした場合でも、これらの差異やばらつきを、各挟持部材30A〜30Dのピン31で吸収して、良好な熱吸収や安定的な組み立てが行える。
つまり、図10(b)に示すように、各挟持部材30A〜30Dが、出退自在の1つのピン32だけで複数(例えば3本)のワイヤ13を一括して押さえ込む構造である場合、ワイヤ13の直径にばらつきがあると、細径のワイヤ13’(図10(a)、図10(b)においては、真ん中のワイヤ13を例示している)と、ピン32および熱吸収部材25(または熱吸収部材26)との間に隙間が空いてしまう。したがって、熱吸収部材25(または熱吸収部材26)が細径のワイヤ13’に接触していない状態となって、熱を良好には吸収されないこととなる。また、細径のワイヤ13’は、ピン32と熱吸収部材25(または熱吸収部材26)との間の空間で移動可能であり、正確に位置決めされない欠点もある。
これに対して、図10(a)に示すように、本実施の形態の対物レンズアクチュエータ10では、各挟持部材30A〜30Dが、各ワイヤ13毎に、出退自在のピン31が設けられ、各ピン31によりワイヤ13を1本ずつ挟持する構造であるので、ワイヤ13の直径にばらつきがあっても、各ピン31によりワイヤ13を確実に挟持できる。したがって、熱吸収部材25(または熱吸収部材26)およびピン31を良好に接触させることができ、熱吸収部材25(または熱吸収部材26)により、半田付け時にワイヤ13に伝わる熱を良好に吸収できることとなる。
また、各ワイヤ13を確実に挟持できるので、半田付け時において、各ワイヤ13を確実に固定できて、正確に位置決めした状態で半田付けを行うことができ、信頼性が向上する。
また、上記構成によれば、半田付けによりワイヤ13を固定する際には、ゲルホルダ19が固定部であるヨークベース17に装着されていないので、半田付け時にフラックス等が飛散し、ゲルホルダ19と固定基板18との間や、ゲルホルダ19とヨークベース17との間に入り込んで付着することで、振動の減衰特性を阻害するなどの不具合要因もなくすことができる。
振動の減衰特性について詳細に説明する。図11(a)はダンピングゲル注入後の対物レンズアクチュエータ10を示す平面図である。図11(b)は図11(a)におけるポケット19a、19b周辺の拡大した平面図である。図11(b)に示すハッチング部は注入されたダンピングゲル40、41を示しており、ゲルホルダ19と固定基板18の間、ゲルホルダ19とヨークベース17との間にダンピングゲル41、40が充填されている。ここで、ヨークベース17は鉄材料で構成されるのに対し、固定基板18はガラスエポキシ基板で構成される。そのため、固定基板18はヨークベース17と比較すると、より小さな力で変形する。
対物レンズ11やレンズホルダ12で生じた不要振動は、ワイヤ13を通じて生じる力により、図11(b)の矢印Q方向へ固定基板18をわずかに変形させる。つまり、ヨークベース17との接続部分を中心に、固定基板18が曲がる。ダンピングゲル41が注入された場合には、この変形をダンピングゲル41が吸収することで、対物レンズ11やレンズホルダ12で生じた不要振動を減衰して吸収することができる。
しかし、半田付けのフラックスが固定基板18とゲルホルダ19の間に付着している場合、前記フラックスにより固定基板18とゲルホルダ19とが完全に固定されてしまい、固定基板18は曲がることができない。すると、振動減衰効果が阻害される。
つまり、ゲルホルダ19と固定基板18との間には、ダンピングゲル41が充填されており、かつ、これらの間にフラックス等が介在することがないので、ゲルホルダ19に対して固定基板18が比較的自由に振動することができ、ワイヤ13への振動を良好に減衰させることができる。また、ゲルホルダ19とヨークベース17との間には、ダンピングゲル40が充填されており、かつ、これらの間にフラックス等が介在することがないので、ヨークベース17に対してゲルホルダ19が比較的自由に振動することができ、ワイヤ13への振動を良好に減衰させることができる。
以上のように、本実施の形態の対物レンズアクチュエータおよびその製造方法によれば、半田熱によるワイヤ13の変形と残留応力を低減することができるので、ワイヤ13の有効長のばらつきが低減する。
なお、上記実施の形態では、第1の挟持部材としての挟持部材30A、30Bと、第2の挟持部材としても機能する熱吸収部材25とにより、ワイヤ13を挟持する場合を述べたが、第2の挟持部材として熱吸収部材25に限定されるものではない。例えば、第2の挟持部材として、単なる挟持可能な部品に、熱を吸収できる別途部材を当接させるなどして、熱を伝達、吸収できるよう構成してもよい。
また、上記実施の形態では、ワイヤ13を固定する固定剤として半田を用いた場合を述べたが、半田以外の固定剤でも、接合時に熱を与えられるものの場合には同様な構成や方法を適用することが可能である。
本発明に係る対物レンズアクチュエータは、光ディスク装置の対物レンズアクチュエータに限らず、精密な光学機器に使用される対物レンズアクチュエータにも応用することができ、高精度なレンズ位置追従が必要な、カメラや顕微鏡などの光学精密機器等の用途にも有用である。
11 対物レンズ
12 レンズホルダ
13 ワイヤ
14 磁石
15 トラッキングコイル
16 フォーカシングコイル
17 ヨークベース(固定部)
18 固定基板(固定部)
19 ゲルホルダ
20 端子板
21 半田(コイル線と端子板)
22 半田(ワイヤと端子板)
23 空隙部
24 半田(ワイヤと固定基板)
25 熱吸収部材(固定基板側)
26 熱吸収部材(端子板側)
27、28 ワイヤ支持板
29 ベース
30A〜30D 挟持部材
40、41 ダンピングゲル(振動減衰用ゲル)

Claims (2)

  1. 光ビームをディスクに収束する対物レンズと、
    前記対物レンズを保持するレンズホルダと、
    固定部と、
    一端が前記レンズホルダに固定剤により固定され、かつ、他端が前記固定部に固定される複数のワイヤと、
    前記固定部に装着可能なゲルホルダとを備えた対物レンズアクチュエータの製造方法であって、
    前記ゲルホルダに代えて、前記複数のワイヤを挟持するための挟持部材を前記固定部に設置可能とし、
    前記挟持部材を前記固定部に固定するステップと、
    前記挟持部材が前記複数のワイヤを、ワイヤ毎に挟持した状態で、前記複数のワイヤを前記固定部と前記レンズホルダに固定するステップと、
    前記挟持部材を前記固定部から取り外すステップと、
    前記ゲルホルダを前記固定部に固定するステップとを有する、
    対物レンズアクチュエータの製造方法。
  2. 前記ゲルホルダは振動減衰用ゲルを注入するゲル収容部を備え、
    前記ゲルホルダを前記固定部に固定するステップの後に、
    前記ゲル収容部から前記振動減衰用ゲルを注入するステップを設けた、請求項に記載の対物レンズアクチュエータの製造方法。
JP2009134561A 2008-06-12 2009-06-04 対物レンズアクチュエータの製造方法 Active JP4578558B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009134561A JP4578558B2 (ja) 2008-06-12 2009-06-04 対物レンズアクチュエータの製造方法
US12/482,970 US7948696B2 (en) 2008-06-12 2009-06-11 Objective lens actuator and method of manufacturing the objective lens actuator

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008153822 2008-06-12
JP2009134561A JP4578558B2 (ja) 2008-06-12 2009-06-04 対物レンズアクチュエータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010020887A JP2010020887A (ja) 2010-01-28
JP4578558B2 true JP4578558B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=41414510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009134561A Active JP4578558B2 (ja) 2008-06-12 2009-06-04 対物レンズアクチュエータの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7948696B2 (ja)
JP (1) JP4578558B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6053331B2 (ja) * 2012-05-30 2016-12-27 キヤノン株式会社 画像読取装置および組立方法
US11119333B2 (en) 2018-09-26 2021-09-14 Apple Inc. Damper arrangement for actuator damping

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58158992A (ja) * 1982-03-17 1983-09-21 株式会社日立製作所 半田処理方法
JPH06151228A (ja) * 1992-11-06 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp チップ部品の取付け構造
JPH07220297A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の端子構造
JPH08249691A (ja) * 1995-03-09 1996-09-27 Olympus Optical Co Ltd 光学系駆動装置
JPH1069655A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ
JPH11175993A (ja) * 1997-12-08 1999-07-02 Alpine Electron Inc 光学式ピックアップの支持機構
JP2000222753A (ja) * 1999-02-02 2000-08-11 Sony Corp 対物レンズ駆動装置及び対物レンズ駆動装置の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001052357A (ja) 1999-08-06 2001-02-23 Alps Electric Co Ltd 二軸アクチュエータ及びその組立方法
JP2006134411A (ja) 2004-11-04 2006-05-25 Funai Electric Co Ltd 光ピックアップ
JP2008034052A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Funai Electric Co Ltd 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58158992A (ja) * 1982-03-17 1983-09-21 株式会社日立製作所 半田処理方法
JPH06151228A (ja) * 1992-11-06 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp チップ部品の取付け構造
JPH07220297A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の端子構造
JPH08249691A (ja) * 1995-03-09 1996-09-27 Olympus Optical Co Ltd 光学系駆動装置
JPH1069655A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ
JPH11175993A (ja) * 1997-12-08 1999-07-02 Alpine Electron Inc 光学式ピックアップの支持機構
JP2000222753A (ja) * 1999-02-02 2000-08-11 Sony Corp 対物レンズ駆動装置及び対物レンズ駆動装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010020887A (ja) 2010-01-28
US7948696B2 (en) 2011-05-24
US20090310233A1 (en) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001344780A (ja) 光学駆動装置及び光記憶装置
JP2003233919A (ja) 光学式ピックアップ
JP4578558B2 (ja) 対物レンズアクチュエータの製造方法
JP4088326B2 (ja) 光学ピックアップ装置
KR100493049B1 (ko) 광픽업 액츄에이터 및 이를 채용한 광 기록 및/또는 재생기기
JP4046666B2 (ja) 光ヘッド装置、および光ヘッド装置の製造方法
JP2008034052A (ja) 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置
CN101325068B (zh) 光学拾波器和光盘装置
JP2006018978A (ja) レンズ駆動装置およびその製造方法
JP5067054B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2007042151A (ja) 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置、光ディスク装置および対物レンズ駆動装置の共振減衰方法
US8254220B2 (en) Objective lens actuator
JPH11154340A (ja) 対物レンズ駆動装置及びこれを用いたディスク装置
KR100403145B1 (ko) 일체형 광 픽업 액츄에이터의 제작방법
JP2002111114A (ja) レーザダイオード固定方法
JP2008243251A (ja) 光ヘッド及び光ディスク装置
JP2005071457A (ja) 光ピックアップの対物レンズ駆動アクチュエータ及び光ディスク装置
JP2000011412A (ja) 光学ヘッド駆動装置およびこれを用いた光学ピックアップ装置、光学装置
JP2000215483A (ja) 光ピックアップおよびその組立方法
JP2006134433A (ja) 光ヘッド及び光ディスク装置
JP2001351257A (ja) 光学系駆動装置
JP2011204355A (ja) 光ピックアップ装置
JP2001351260A (ja) 光学系駆動装置
JP2000339723A (ja) 対物レンズ駆動用アクチュエータとその製造方法及びそれを用いた光学ヘッド装置
JP2010257498A (ja) 対物レンズ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100824

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4578558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3