JP2003233919A - 光学式ピックアップ - Google Patents
光学式ピックアップInfo
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- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/121—Protecting the head, e.g. against dust or impact with the record carrier
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0925—Electromechanical actuators for lens positioning
- G11B7/0932—Details of sprung supports
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- Optics & Photonics (AREA)
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Abstract
ナの突起部がダンパゲルに接触するのを防止できる光学
式ピックアップの提供。 【解決手段】 ダンパゲル10を保持する保持部材7に
設けられ2本の線ばね6を挿通する孔8に、支持部材1
1側の開口付近で分岐して2本の線ばね6のそれぞれが
挿通される第1,第2分岐孔8a,8bを設け、第1分
岐孔8aの開口を形成する縁部と支持部材11との間
に、孔8にダンパゲル10を所定圧力で所定量注入した
ときに、第1分岐孔8aから支持部材11側にはみ出し
たダンパゲル10を支持部材11に接触させない間隙1
6を設ける。これにり、対物レンズ2に付着した汚れを
払拭する際、クリーナの突起部が、保持部材7と支持部
材11との間の間隙16を通過したときにダンパゲル1
0に接触しないようにした。
Description
バーサタイルディスク)などの光ディスクに対して情報
を記録および/または再生する光学式ピックアップに係
り、レンズホルダを移動可能に支持する線状ばね部材を
ダンパゲルで包囲し、線ばねの振れを強制的に減衰させ
る光学式ピックアップに関する。
して情報を記録および/または再生する光学式ピックア
ップは、光ディスクに光ビームを収束させる対物レンズ
と、この対物レンズを保持するレンズホルダと、このレ
ンズホルダをフォーカス方向およびトラッキング方向に
駆動する磁気駆動機構と、レンズホルダを支持するとと
もにこのレンズホルダのサスペンションとして機能する
支持手段と、受発光素子や各種光学部品を搭載するシャ
ーシとを備えている。
られたフォーカスコイルおよびトラッキングコイルと、
磁気回路とによって構成されており、フォーカスコイル
およびトラッキングコイルが、磁気回路によって形成さ
れる磁束を横切るように配置されている。
固定される複数の線ばねと、線ばねの長さ方向に撓む板
ばねとして機能する部材であって線ばねの他端を支持す
る支持部材と、ゲル状材から成るとともに線ばねを包囲
してこの線ばねの主にフォーカス方向の振れすなわちピ
ッチングを強制的に減衰させるダンパゲルと、レンズホ
ルダと支持部材との間に設けられ、複数の線ばねが挿通
される孔を有し、この孔内にダンパゲルを保持する保持
部材とを備えている。また、ダンパゲルを保持する保持
部材と線ばねを支持する支持部材の間には、間隙が設け
られ、この間隙全体にダンパゲルが充填されるようにな
っている。
では、対物レンズで収束された光ビームを光ディスクの
データトラックに照射することにより、情報の記録/再
生がおこなわれる。その際、光ビームのスポット径をデ
ータトラックに対して制御するフォーカスサーボと、光
ビームのスポットをデータトラックに追従させるトラッ
キングサーボとがおこなわれる。
カスコイルに電流を流して対物レンズの光軸方向の電磁
力を発生させ、レンズホルダを対物レンズの光軸方向に
駆動させて、スポット径をデータトラックにジャストフ
ォーカスさせることがおこなわれる。また、トラッキン
グサーボ時は、トラッキングコイルに電流を流して光ビ
ームの光軸と直交する方向の電磁力を発生させ、レンズ
ホルダを対物レンズの光軸と直交する方向に駆動させ
て、スポットをデータトラックに追従させることがおこ
なわれる。
る間、線ばねおよび支持部材のそれぞれが、フォーカス
方向の振れおよびトラッキング方向の振れのそれぞれに
対するサスペンションとして機能する。このとき、線ば
ねのフォーカス方向の振れ、およびトラッキング方向の
振れ、さらにラジアル方向(光ディスクの径方向)の軸
を中心とした回転すなわちピッチングが、ダンパゲルに
よって強制的に減衰される。
学式ピックアップは、薄型化の傾向にあり、ダンパゲル
を保持する保持部材と光ディスクとの距離が小さく設定
されている。このため、上述の従来の光学式ピックアッ
プでは、対物レンズに付着した汚れを払拭する際、光デ
ィスクに刷毛状等の突起部が設けられたクリーナを使用
すると、クリーナの突起部が、ダンパゲルを保持する保
持部材と線ばねを支持する支持部材との間の間隙に充填
されているダンパゲルに接触し、対物レンズの汚れを払
拭する際に対物レンズにダンパゲルを付着させてしまう
懸念がある。
めに、対物レンズに付着した汚れを払拭するクリーナの
突起部がダンパゲルに接触するのを防止できる光学式ピ
ックアップを提供することにある。
めに、本発明の光学式ピックアップは、光ディスクに光
ビームを収束させる対物レンズと、この対物レンズを保
持するレンズホルダと、このレンズホルダに一端が固定
されるとともに他端が支持部材に固定され、レンズホル
ダを支持部材に対して少なくとも前記対物レンズの光軸
方向へ移動可能に支持する複数の線状ばね部材と、前記
線状ばね部材を包囲してこの線状ばね部材の振れを減衰
させるダンパゲルと、前記レンズホルダと前記支持部材
との間に設けられ、前記線状ばね部材を挿通する孔を有
し、この孔内に前記ダンパゲルを保持する保持部材とを
備えた光学式ピックアップであって、前記複数の線状ば
ね部材は前記対物レンズの光軸方向に間隔を空けて並設
させており、前記保持部材の孔の前記支持部材側の開口
を形成する縁部と前記支持部材との間に間隙が形成さ
れ、この間隙内で、最も光ディスク側に位置する前記線
状ばね部材の周囲には前記ダンパゲルを充填せず、他の
前記線状ばね部材の周囲にダンパゲルを充填しする構成
にしてある。
を保持する保持部材の孔の支持部材側の開口を形成する
縁部と支持部材との間の間隙内において最も光ディスク
側に位置する線状ばね部材の周囲にはダンパゲルが充填
されてないので、クリーナで対物レンズに付着した汚れ
を払拭する際、クリーナの突起部が保持部材と支持部材
との間隙を通過したときにダンパゲルに接触することが
ない。
位置する線状ばね部材以外の他の線状ばね部材の周囲に
はダンパゲルが充填されているので、線状ばね部材の振
れを減衰する機能は損なわれない。
ばね部材を、前記レンズホルダの両側部にそれぞれ一対
ずつ並設するとともに、前記保持部材の孔が2つ設けら
れて各孔にそれぞれ前記一対の線状ばね部材を挿入し、
前記間隙内で、前記各一対の線状ばね部材のうちそれぞ
れ光ディスクに近い側に位置する線状ばね部材の周囲に
は前記ダンパゲルを充填せず、光ディスクから遠い側の
線状ばね部材の周囲に前記ダンパゲルを充填すれば、各
対の線状ばね部材のうちそれぞれ光ディスクに近い側の
線ばね状部材の基端部にダンパゲルを露出させないよう
にすることができる。
孔は、前記支持部材側の開口付近で分岐させて複数の前
記線状ばね部材のそれぞれを挿通する複数の分岐孔を含
み、前記複数の分岐孔のうち最も光ディスク側に位置す
る分岐孔の前記支持部材側の開口を形成する縁部と前記
支持部材との間の間隙にはダンパゲルを充填せず、他の
分岐孔の前記支持部材側の開口を形成する縁部と前記支
持部材との間の間隙にダンパゲルを充填するようにして
もよい。
孔のうち最も光ディスク側に位置する分岐孔の前記支持
部材側の開口を形成する前記縁部と前記支持部材との間
の間隙を、他の分岐孔の前記支持部材側の開口を形成す
る前記縁部と前記支持部材との間の間隙よりも広く形成
すれば、ダンパゲルを保持部材の孔に所定の圧力で所定
量注入したときに、光ディスクに最も近い側に位置する
分岐孔の開口から一時的にダンパゲルが突出したとして
も、このダンパゲルが支持部材に接触するのを防止で
き、最も光ディスクに近い側に位置する分岐孔以外の分
岐孔の開口から突出したダンパゲルのみを間隙内に充填
できるので、1回の充填作業で間隙内の所望の箇所にの
みダンパゲルを充填できる。
孔のうち最も光ディスク側に位置する分岐孔の前記支持
部材側の開口面積を、他の分岐孔の前記支持部材側の開
口面積よりも小さく設定しすれば、ダンパゲルを保持部
材の孔に注入したとき、最も光りディスク側に位置する
分岐孔の開口から間隙に流出するダンパゲルの量を、他
の分岐孔の開口から間隙に流出するダンパゲルの量より
も少なくできるので、光ディスク側において間隙内にダ
ンパゲルが充填されるのを確実に防止できる。
光ディスクに対向しない位置に、前記ダンパゲルを注入
するための注入口を設ければ、注入口についてもクリー
ナの突起部がダンパゲルに接触することを防止できる。
複数の前記分岐孔のうちの最も光ディスク側に位置する
分岐孔以外の分岐孔側に連通させれば、ダンパゲルを注
入したときに、最も光ディスク側に位置する分岐孔内へ
のダンパゲルの急激な流入を抑えることができ、したが
って、この点においても、最も光ディスク側に位置する
分岐孔の支持部材側の開口からダンパゲルが流出する量
を少なくすることができ、光ディスク側において間隙内
にダンパゲルが充填されるのをより確実に防止できる。
ップの一実施形態を図に基づいて説明する。
は、本実施形態の側面図、図3は、本実施形態の要部を
示す平面図、図4は、図3のI−I断面図、図5は、本実
施形態に備えられダンパゲルを保持する保持部材を示す
平面図、図6は、図5のII−II断面図、図7は、図5の
A方向矢視図、図8は、図5のB方向矢視図、図9は、
図5のC方向矢視図である。
スクに対して情報を記録および/または再生する光学式
ピックアップであり、図1,2に示すように、光ディス
ク15に光ビームを収束させる対物レンズ2と、この対
物レンズ2を保持するレンズホルダ1と、このレンズホ
ルダ1をフォーカス方向(図2における上下方向)およ
びトラッキング方向(図1における上下方向)に駆動す
る磁気駆動機構と、レンズホルダ1を支持するとともに
このレンズホルダ1のサスペンションとして機能する支
持手段と、図示しない受発光素子や各種光学部品を搭載
するシャーシとを備えている。
囲に光ビームの光軸方向を巻軸として巻回されるフォー
カスコイル4、および光ビームの光軸に対して直交する
方向を巻軸としてレンズホルダ1の対向する側面に各1
対ずつ巻回されるトラッキングコイル3と、光ビームの
光軸に対して直交する方向上でレンズホルダ1を挟んで
対向して位置し、フォーカスコイル4およびトラッキン
グコイル3を横切る磁束を発生させる2つの永久磁石1
2と、透磁性金属から成り、2つの永久磁石12のそれ
ぞれが固定される2つのヨーク13、およびこれらヨー
ク13が一体に屈曲形成されているヨークベース14と
によって構成してある。
ッキング方向の両側部に、それぞれフォーカス方向に間
隔を空けて2つずつ設けられ、トラッキングコイル3の
端末およびフォーカスコイル4の端末のそれぞれが巻回
される端子板5と、これら端子板5のそれぞれに一端が
半田付けにより固定される計4本の線ばね6と、これら
線ばね6の長さ方向に撓む可撓性部材例えばFPC(フ
レキシブルプリント基板)であって線ばね6の他端が半
田付けにより固定される支持部材11と、例えば紫外線
硬化型のゲル状材から成るとともに線ばね6の他端側を
部分的に包囲してこの線ばね6の主にフォーカス方向の
振れやピッチングを強制的に減衰させるダンパゲル10
と、レンズホルダ1と支持部材11の間に設けられ、線
ばね6が2本ずつ挿通される2つの孔8を有し、これら
孔8内にダンパゲル10を保持する保持部材7とを備え
ている。
ーカス方向およびトラッキング方向への動作に対するサ
スペンションとして機能するほか、端子板5を介してト
ラッキングコイル3およびフォーカスコイル4に電流を
導く機能も兼ねている。また、この線ばね6は、レンズ
ホルダ1の両側にそれぞれ2本ずつ互いに光軸方向に間
隔を空けて並設してある。また、この線ばね6は、金属
製のワイヤを所定長で切断して形成してある。ただし、
線状ばね部材(弾性部材)として機能するものがあれ
ば、合成樹脂製の線材、あるいは1本のワイヤがカール
しながら直線状に延びる弾性部材を、線ばね6と同様に
使用することも可能である。
央を保持部材7の中央の凸部18に固定することによっ
て、その両側が線ばね6の長さ方向に撓むことができる
ようになっている。
したものであり、孔8内に充填されたダンパゲル10の
様子が目視できるとともに、紫外線を保持部材7の外部
から照射してダンパゲルを硬化させることができるよう
にしてある。
〜9に示すように構成してある。
に配置される2本の線ばね6を、図2,4に示すよう
に、光ビームの光軸方向に並べて配置するとともに、孔
8を支持部材11側の開口付近で分岐させて2本の線ば
ね6のそれぞれを挿通する第1,第2分岐孔8a,8b
を設けてある。そして、第1,第2分岐孔8a,8bの
うちの光ディスク15側に位置する第1分岐孔8aの、
支持部材11側の開口を形成する縁部と、支持部材11
との間に、孔8にダンパゲル10を所定圧力で所定量注
入したとき、第1分岐孔8aの支持部材11側の開口か
らはみ出したダンパゲル10を支持部材11に接触させ
ない間隙16を設けてある。
開口を形成する縁部と、支持部材11との間には、孔8
にダンパゲル10を注入したときに、第2分岐孔8bの
支持部材11側の開口からはみ出したダンパゲル10
が、支持部材11に接触して充填される間隙17を設け
てある。この間隙17は、上述の間隙16よりも充分に
狭い寸法にしてある。
8aの支持部材11側の開口面積を第2分岐孔8bの支
持部材11側の開口面積よりも小さく設定してある。
10を注入する注入口9を、保持部材7の光ディスクに
対向しない位置、例えば側部に設けてある。また、注入
口9を、光ディスク15から離れた位置に穿設してあ
り、第2分岐孔8b側に連通させてある。
レンズ2で収束された光ビームを光ディスク15のデー
タトラックに照射することにより、情報の記録および/
または再生がおこなわれる。その際、光ビームのスポッ
ト径をデータトラックに対して制御するフォーカスサー
ボと、光ビームのスポットをデータトラックに追従させ
るトラッキングサーボがおこなわれる。
カスコイル4に線ばね6を介して電流を流し、光ビーム
の光軸方向の電磁力を発生させ、レンズホルダ1を光ビ
ームの光軸方向に駆動させて、スポット径をデータトラ
ックにジャストフォーカスさせることがおこなわれる。
また、トラッキングサーボ時は、トラッキングコイル3
に線ばね6を介して電流を流し、光ビームの光軸と直交
するトラッキング方向の電磁力を発生させ、レンズホル
ダ1をトラッキング方向に駆動させて、スポットをデー
タトラックに追従させることがおこなわれる。
いる間、線ばね6とFPC等から成る支持部材11と
が、レンズホルダ1のフォーカス方向とトラッキング方
向の動作に対するサスペンションとして機能する。この
とき、レンズホルダ1および線ばね6のフォーカス方向
の振れ、光ディスクの径方向の軸を中心とした回転方向
の振れすなわちピッチングが、ダンパゲル10によって
強制的に減衰される。また、レンズホルダ1および線ば
ね6のトラッキング方向の軸を中心とした回転方向の振
れすなわちヨーイングも、ダンパゲル10によって強制
的に減衰される。
は、保持部材7に設けられた孔8に硬化前の粘性流体状
のダンパゲル10を充填する際には、図示しない注入器
の先端を注入口9に配置し、所定圧力で所定量のダンパ
ゲル10を1ショットで注入すればよい。
0は、第1分岐孔8aの支持部材11側の開口から若干
はみ出すが、広い間隙16を設けたことにより、支持部
材11に接触しない。このはみ出したダンパゲル10
は、表面張力によって間隙16へ流出することはなく、
注入作業終了後は第1分岐孔8a内に引き込まれ、この
第1分岐孔8a内に納まる。つまり、ダンパゲル10は
間隙16内において線ばね6の周囲に充填されない。な
お、注入作業終了後でもダンパゲル10が第1分岐孔8
aの支持部材11側の開口からはみ出している場合もあ
るが、その後ダンパゲル10が硬化する過程で第1分岐
孔8a内に引き込まれる。
ル10は、第2分岐孔8bの支持部材11側の開口から
はみ出して支持部材11に接触し、表面張力によって第
2分岐孔8bから支持部材11側に引き寄せられて広が
る。つまり、間隙17内において線ばね6の周囲にダン
パゲル10の充填部が形成される。
孔8内に流入する際、第1分岐孔8aの開口面積が第2
分岐孔8bの開口面積よりも小さいので、流動抵抗の違
いにより第1分岐孔8aよりも第2分岐孔8b側からダ
ンパゲル10が流出しやすくなっている。また、注入口
9が第2分岐孔8b側に連通していることからも、第2
分岐孔8bから支持部材11側へのダンパゲル10の流
出が促されるように成っている。
8aの支持部材11側の開口の縁部と支持部材11との
間に広い間隙16を設けたこと、第1分岐孔8aの開口
面積を第2分岐孔8bの開口面積よりも小さく設定した
こと、注入口9を孔8の第2分岐孔8b側に連通させた
ことによって、ダンパゲル10が第1分岐孔8aの開口
の縁部と支持部材11との間の間隙16に充填されない
ようになっている。つまり、対物レンズ2の汚れを払拭
するクリーナの突起部が、第1分岐孔8aの縁部と支持
部材11との間の間隙16内を通過する場合でも、ダン
パゲル10に接触しないようにこのダンパゲル10を充
填することができる。したがって、クリーナの突起部に
よって対物レンズ2にダンパゲル10を付着させること
なく、対物レンズ2に付着した汚れを払拭でき、信頼性
の高い対物レンズの清掃動作を実現できる。
7にはダンパゲル10が充填されるので、支持部材11
が線ばね6の長手方向へ撓んだときにその撓みに伴う線
ばねの6の振れを抑制する機能は損なわれることはな
く、線ばね6およびレンズホルダ1のピッチングやヨー
イングを抑えることが可能である。
ない保持部材7の側面に設けてあるので、注入口9から
もクリーナの突起部がダンパゲル10に接触することが
ない。したがって、より確実に対物レンズ2にダンパゲ
ル10が付着することを防止できる。
両側に線ばね6を2本ずつ配設してあるが、本発明はこ
れに限るものではなく、レンズホルダ1の両側に3本以
上ずつの線ばね6を配設した場合でも、光ディスク15
に最も近い線ばね6の基端部周囲にはダンパゲル10を
充填しないようにすることで、本実施形態と同様の効果
が得られる。
を保持する保持部材の孔の縁部と、線状ばね部材を支持
する支持部材との間に間隙を設け、この間隙内において
最もディスク側に位置する線状ばね部材の周囲にはダン
パゲルを充填せず、他の線状ばね部材の周囲にはダンパ
ゲルを充填するようにしたため、対物レンズに付着した
汚れをクリーナで払拭する際に、クリーナの突起部が保
持部材と支持部材との間の間隙を通過してもダンパゲル
に接触しないので、対物レンズにダンパゲルを付着させ
ることなく、対物レンズに付着した汚れを払拭でき、信
頼性の高い対物レンズの清掃を実現できる。
て、支持部材と保持部材との間の間隙にはダンパゲルが
充填されるので、線状ばね部材やレンズホルダのピッチ
ングやヨーイングを充分に抑制できる。
す平面図である。
持部材を示す平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 光ディスクに光ビームを収束させる対物
レンズと、 この対物レンズを保持するレンズホルダと、 このレンズホルダに一端が固定されるとともに他端が支
持部材に固定され、レンズホルダを支持部材に対して少
なくとも前記対物レンズの光軸方向へ移動可能に支持す
る複数の線状ばね部材と、 前記線状ばね部材を包囲してこの線状ばね部材の振れを
減衰させるダンパゲルと、 前記レンズホルダと前記支持部材との間に設けられ、前
記線状ばね部材を挿通する孔を有し、この孔内に前記ダ
ンパゲルを保持する保持部材とを備えた光学式ピックア
ップであって、 前記複数の線状ばね部材は、前記対物レンズの光軸方向
に間隔を空けて並設させており、 前記保持部材の孔の前記支持部材側の開口を形成する縁
部と前記支持部材との間に間隙が形成され、この間隙内
で、最も光ディスク側に位置する前記線状ばね部材の周
囲には前記ダンパゲルを充填せず、他の前記線状ばね部
材の周囲にダンパゲルを充填したことを特徴とする光学
式ピックアップ。 - 【請求項2】 前記複数の線状ばね部材は、前記レンズ
ホルダの両側部にそれぞれ一対ずつ並設されているとと
もに、前記保持部材の孔が2つ設けられて各孔にそれぞ
れ前記一対の線状ばね部材が挿入されており、 前記間隙内で、前記各一対の線状ばね部材のうちそれぞ
れ光ディスクに近い側に位置する線状ばね部材の周囲に
は前記ダンパゲルを充填せず、光ディスクから遠い側の
線状ばね部材の周囲に前記ダンパゲルを充填したことを
特徴とする請求項1記載の光学式ピックアップ。 - 【請求項3】 前記保持部材の孔は、前記支持部材側の
開口付近で分岐させて複数の前記線状ばね部材のそれぞ
れを挿通する複数の分岐孔を含み、 前記複数の分岐孔のうち最も光ディスク側に位置する分
岐孔の前記支持部材側の開口を形成する縁部と前記支持
部材との間の間隙にはダンパゲルを充填せず、他の分岐
孔の前記支持部材側の開口を形成する縁部と前記支持部
材との間の間隙にダンパゲルを充填したことを特徴とす
る請求項1または2記載の光学式ピックアップ。 - 【請求項4】 前記複数の分岐孔のうち最も光ディスク
側に位置する分岐孔の前記支持部材側の開口を形成する
前記縁部と前記支持部材との間の間隙は、他の分岐孔の
前記支持部材側の開口を形成する前記縁部と前記支持部
材との間の間隙よりも広く形成されていることを特徴と
する請求項3記載の光学式ピックアップ。 - 【請求項5】 前記複数の分岐孔のうち最も光ディスク
側に位置する分岐孔の前記支持部材側の開口面積を、他
の分岐孔の前記支持部材側の開口面積よりも小さく設定
したことを特徴とする請求項3または4記載の光学式ピ
ックアップ。 - 【請求項6】 前記保持部材の光ディスクに対向しない
位置に、前記ダンパゲルを注入するための注入口を設け
たことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
の光学式ピックアップ。 - 【請求項7】 前記注入口を、前記複数の分岐孔のうち
最も光ディスク側に位置する分岐孔以外の分岐孔側に連
通させたことを特徴とする請求項6記載の光学式ピック
アップ。
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