JP4544928B2 - 光コネクタ及び光ファイバ接続システム - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバの接続技術に関し、特に、フェルール及びスプライス部を本体に設置した光コネクタ、並びにそのような光コネクタと他の光コネクタとを組み合わせて構成される光ファイバ接続システムに関する。
光ファイバの接続技術において、予め定めた長さを有する光ファイバ素線(本明細書で組込光ファイバ素線と称する)を固定支持したフェルールと、フェルールの近傍で、フェルールから突出する組込光ファイバ素線の一部分と外部から導入された光ファイバケーブルの光ファイバ素線とを圧力下で挟持するように動作可能なスプライス部とを、共通のコネクタ本体に装備した光コネクタが知られている(例えば特許文献1参照)。この種のスプライス部付きの光コネクタは、光伝送路における接続/分離自在な接続部を、特に光伝送路の敷設工事現場で容易に形成できるものとして、好適に使用されている。
スプライス部付きの光コネクタは一般に、コネクタ製造工場等の設備において予め、フェルールの素線保持孔に固着された組込光ファイバ素線の前端面が、フェルールの衝合端面(すなわち接続相手の光コネクタのフェルールに突き合わされる面)を研磨することにより平坦に成形されるとともに、フェルール他端から突出する組込光ファイバ素線の突出部分の後端面が、切断工具を用いて劈開切断することにより平坦に成形されている。また、スプライス部には、フェルールの素線保持孔に対し同軸に配置可能な直線状の支持溝を備えた素線固定部材が、組込光ファイバ素線の突出部分を支持溝内で固定的に挟持する閉位置と同突出部分を解放する開位置との間で動作可能に設けられる。光コネクタの非使用時には、フェルールから突出した組込光ファイバ素線の突出部分は、開位置又は閉位置にあるスプライス部の素線固定部材の支持溝に受容されて、所定の心出し位置に配置されている。
上記光コネクタは、光伝送路の敷設工事現場において、装着対象となる光ファイバケーブルに対し、所要のケーブル線端処理作業と結線作業とを実施することにより、光ファイバケーブルの末端に高精度かつ低損失に装着することができる。具体的には、ケーブル線端処理作業として、光ファイバケーブルの末端の所望長さに渡りシースを除去して光ファイバ心線を露出させるとともに、光ファイバ心線の末端所望長さに渡り被覆を除去して光ファイバ素線を露出させ、露出した光ファイバ素線を切断工具で予め定めた長さに劈開切断する。また結線作業では、光コネクタのスプライス部の素線固定部材を開位置に置き、光ファイバケーブルの露出した光ファイバ素線を素線固定部材の支持溝に挿入して、予め支持溝内にある組込光ファイバ素線の突出部分の後端面にケーブル光ファイバ素線の劈開端面を突き合わせ、その状態で素線固定部材を閉位置に動作させる。それにより、組込光ファイバ素線とケーブル光ファイバ素線とが、互いに同心の先端突き合わせ接続状態でスプライス部に固定支持され、光コネクタが光ファイバケーブルに装着される。
ここで、結線作業に際しては、スプライス部の素線固定部材を開位置から閉位置へ動作させる前に、組込光ファイバ素線と光ファイバケーブルの光ファイバ素線とが端面同士で互いに正確に突き合わされている必要がある。そのような正確な突き合わせ状態は、素線固定部材の支持溝内で組込光ファイバ素線とケーブル光ファイバ素線とを端面同士で接触させた後、光ファイバケーブルの光ファイバ心線に、素線固定部材に向かう適当な長さ方向押圧力を加えることにより確保される。このとき、光ファイバ心線は、長さ方向押圧力により素線固定部材の外側で幾分撓曲することになる。そして、素線固定部材を開位置から閉位置へ動作させて結線作業を完了するまでの間、光ファイバ素線の端面同士の圧力下での突き合わせ状態を維持すべく、光ファイバケーブルの光ファイバ心線を撓曲させた状態に保持できる専用の組立工具が、従来提案されている(例えば特許文献2参照)。
特許文献2に記載される組立工具は、光コネクタの本体を搭載するコネクタ搭載部と、光コネクタの素線固定部材を動作させる操作部と、光ファイバケーブルの光ファイバ心線を光コネクタに対して所定位置に保持する心線保持部とを、1つの基板上に適宜配置して備えている。心線保持部は、スポンジ等の弾性素材からなる把持部材を備え、把持部材に設けたスリットに光ファイバ心線を適度な弾性力で保持することができる。光コネクタの結線作業に際しては、光ファイバケーブルの末端で露出した光ファイバ素線を、コネクタ搭載部に搭載した光コネクタの素線固定部材に挿入した後、光ファイバ心線に光コネクタに向かう適度な長さ方向押圧力を加えながら、光ファイバ心線を心線保持部の把持部材に挿着する。その状態で光ファイバ心線は、光コネクタと把持部材との間で適当に撓曲され、それにより、素線固定部材の支持溝内(通常は目視できない)で、組込光ファイバ素線と光ファイバケーブルの光ファイバ素線とが正確に突き合わされていることが確認される。そこで、光ファイバ心線のこのような撓曲状態を維持しながら、素線固定部材を開位置から閉位置へ移動させることにより、両光ファイバ素線を正確に突き合わせ接続することができる。
なお本明細書において、「光ファイバ心線」は、光ファイバのクラッド外面に軟質の被覆を施したものを言い、「光ファイバ素線」は、この被覆を除去したものを言う。また「光ファイバケーブル」は、単心又は多心の光ファイバ心線を抗張力体と共にシース(一般に樹脂外被)に内蔵したものを言い、広義で「光ファイバコード」も含むものとする。
ところで、光伝送路において、光コネクタを用いた光ファイバ接続システムは、光ファイバケーブルに引張等の外力が加わったときにも、そのような外力に抗して適正な光接続状態を維持できることが要求される。特に、光ファイバケーブルと光コネクタとの結線部分が引張等の外力によって損傷することを防止する目的で、コネクタ本体に、光ファイバケーブルを固定的に保持可能なケーブル保持部を設けた光コネクタが周知である(例えば特許文献3参照)。
特許文献3に記載される光コネクタは、ケーブル保持部として、コネクタ本体に設けたファイバ通路に配置可能なU溝部分を有する固定部材を、コネクタ本体に移動可能に装備している。結線作業に際しては、固定部材をコネクタ本体上でファイバ通路を開放する位置に置き、ファイバ通路に光ファイバケーブルの末端部分を挿入した後に、固定部材をファイバ通路に押し込んで、そのU溝部分に光ファイバケーブルのシースを圧力下で嵌入する。それにより、光ファイバケーブルがコネクタ本体に固定的に保持される。このとき、ケーブル受け部を有した専用の工具を使用し、そのケーブル受け部をコネクタ本体のファイバ通路に固定部材とは反対側から進入させて、固定部材とケーブル受け部との間で光ファイバケーブルを挟むようにして、固定部材のU溝部分に光ファイバケーブルを嵌入している。
ここで、光ファイバケーブルにおいて、単心又は多心の光ファイバ心線と、その両側方に配置される一対の抗張力体(例えば鋼線、FRP(抗張力繊維)等)とを、樹脂製のシースに実質的に隙間無く内蔵したものが、架空引込線用のドロップ光ケーブルとして知られている(例えば特許文献4参照)。従来一般的なドロップ光ケーブルは、シースの外面上で互いに背中合わせの位置に長さ方向へ延びる一対の溝を有し、線端処理時に、シースをそれら溝に沿って長さ方向へ引き裂くことにより、光ファイバ心線を容易に露出させることができるようになっている。
上記したドロップ光ケーブルの末端に光コネクタを装着する場合には、従来、線端処理を施したドロップ光ケーブルの一対の抗張力体を、光コネクタに装備される固定部材によってコネクタ本体に機械的に固定している(例えば特許文献5参照)。特許文献5に記載される光コネクタは、コネクタ本体のファイバ導入側の端部に、光ファイバ心線の通路とこの通路の周囲に位置する外面の摩擦領域とを有した固定部材を装備している。ドロップ光ケーブルは、光ファイバ心線を固定部材の通路に挿入してフェルールに固定した後、それぞれに抗張力体を内蔵する引き裂かれた一対のシース部分を、固定部材の外面の摩擦領域に沿わせるように配置して、両シース部分の外側から金具をかしめて摩擦領域に圧力下で押し付けることにより、光コネクタの本体に固定的に連結される。
なお、光コネクタを用いた光ファイバ接続システムでは、互いに相補的に嵌合可能な異なる形状の嵌合部をそれぞれの本体に有した一対(いわゆるプラグとソケット)の光コネクタを使用する構成が知られている。例えば、公共の光ファイバネットワークから光ファイバケーブルを個々の家屋まで延長して敷設する引込工事においては、一般に屋内電気配線工事に準じて、屋内の所望位置に設けられるスイッチボックスに、光ファイバケーブルの末端に装着されたソケット型の光コネクタが配置される。そして、屋内で使用される光端末装置とスイッチボックス内の光コネクタとは、先端にプラグ型光コネクタを装着した光ファイバコードを用いて分離自在に接続されるように構成されている。
このような適用において、スイッチボックスのような限られた空間に光コネクタを設置する場合に、光コネクタの後端から延出する光ファイバケーブルを、光コネクタの近傍で大きく曲げて敷設する必要が生じることがある。このとき、光損失を抑制する観点で、光ファイバ心線が規定値の最小曲げ半径よりも小さな半径で曲がることがないように、光ファイバケーブルを所定半径に曲げた状態で保持するケーブル保持部を備えた光コネクタ(本明細書でアングル型の光コネクタと称する)が提案されている(例えば特許文献6参照)。これに対し、上記した光ファイバコードに装着されるプラグ型光コネクタのように、空間的制約を受けない光コネクタは、フェルールに対して直線的に光ファイバケーブルを保持するケーブル保持部を備えているので、本明細書でストレート型の光コネクタと称する。
特許第3445479号公報 特開2002−23006号公報 実用新案登録第3022015号公報 特開2001−83385号公報 特開2003−177275号公報 特開2003−161863号公報
前述したように、従来のスプライス部付き光コネクタでは、光ファイバケーブルの結線作業に際し、専用の工具を用いて、コネクタ外部で光ファイバ心線を長さ方向押圧力下で適当に撓曲させた状態に維持しながら、スプライス部の素線固定部材を開位置から閉位置へ移動させることにより、組込光ファイバ素線と光ファイバケーブルの光ファイバ素線とを正確に突き合わせた状態で接続するようにしている。このような工具は、特許文献2に記載されるように、コネクタ搭載部、操作部及び心線保持部を少なくとも備えているので、光コネクタに対比して外形寸法が大きくなる傾向があり、それにより、特に光伝送路の敷設工事現場での結線作業の作業性が悪化する場合がある。また、工具の使用に際し、光コネクタの外部で光ファイバ心線を撓曲させて心線保持部の把持部材に挿着するステップでは、光ファイバ心線に必要以上の張力を加えたり、光コネクタのスプライス部に挿入した光ファイバ素線の位置がずれたりしないように、細心の注意と熟練が要求される。
他方、従来の光コネクタに設けられるケーブル保持部に関して、特許文献3に記載される構成では、専用の工具を用いて光ファイバケーブルのシースを固定部材のU溝部分に圧力下で嵌入している。このとき、U溝部分に嵌入された光ファイバケーブルのコネクタ本体上での位置は、工具とコネクタ本体との相対位置関係によって決まるが、これは作業者の経験的判断に依存している。したがって、例えばシース外径の異なる光ファイバケーブルに光コネクタを装着する場合は、光コネクタ内で光ファイバ心線をフェルールに対して正確に同心配置することが困難になり、結果として光損失が増えることが懸念される。
また、特許文献5に記載されるように、従来の光コネクタにおいて、架空ドロップ光ケーブルに対するケーブル保持部は、金具のかしめを用いた構成となっているため、光コネクタの部品点数及び組立作業の工数が増加する傾向がある。なお、スプライス部付きの光コネクタにおいては、架空ドロップ光ケーブルのような、光ファイバ心線と抗張力体とを樹脂製シースに実質的に隙間無く内蔵した光ファイバケーブルを、シースごと直接的に保持するケーブル保持部は、従来実現されていない。これは、光ファイバ心線及び抗張力体をシースに隙間を介して収容した一般的な光ファイバケーブルでは、スプライス部において組込光ファイバ素線にケーブル光ファイバ素線を突き合わせたときに生じ得る光ファイバ心線の撓みを、シース内部で吸収することができる(すなわちシース自体は撓まなくても良い)のに対し、架空ドロップ光ケーブルのような光ファイバケーブルではそれが困難なためである。したがって従来、架空ドロップ光ケーブルのような光ファイバケーブルにスプライス部付きの光コネクタを装着する際には、前述したような専用の工具の使用が必要となっていた。
本発明の目的は、フェルール及びスプライス部を有するストレート型の光コネクタにおいて、光ファイバケーブルの結線作業を、熟練を要することなく正確かつ安定して実施でき、優れた現場施工性を有する光コネクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、フェルール及びスプライス部を有するストレート型の光コネクタにおいて、架空ドロップ光ケーブルのような、光ファイバ心線と抗張力体とを樹脂製シースに実質的に隙間無く内蔵した光ケーブルを、シースごと直接的に保持できる簡易構造のケーブル保持部を有する光コネクタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、一対の光コネクタを組み合わせて構成される光ファイバ接続システムにおいて、光コネクタへの光ファイバケーブルの結線作業を正確かつ安定して実施できるようにして、現場施工性を向上させた光ファイバ接続システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、本体と、本体に設置されるフェルールと、フェルールに固定支持される予め定めた長さの組込光ファイバ素線と、フェルールに近接して本体に設置され、フェルールから突出する組込光ファイバ素線と本体の外部から導入された光ファイバケーブルの光ファイバ素線とを、先端突き合わせ接続状態で固定支持するように動作できるスプライス部とを具備する光コネクタにおいて、スプライス部に対しフェルールとは反対側で本体に設置され、本体に対し組込光ファイバ素線の延長方向に略平行な軸線方向へ移動可能であって、光ファイバケーブルを保持可能なケーブル保持部材と、本体上でケーブル保持部材を係止する係止構造とを具備し、ケーブル保持部材は、光ファイバケーブルを保持した状態で、固定支持する動作を遂行する前のスプライス部に接近する軸線方向へ移動することにより、スプライス部において光ファイバケーブルの光ファイバ素線を組込光ファイバ素線に突き合わせるとともにスプライス部とケーブル保持部材との間で光ファイバケーブルの光ファイバ心線を長さ方向押圧力下で撓曲させる接続準備位置に配置でき、また、組込光ファイバ素線と光ファイバケーブルの光ファイバ素線とを先端突き合わせ接続状態で固定支持した後のスプライス部から離れる軸線方向へ移動することにより、光ファイバケーブルの光ファイバ心線への長さ方向押圧力を解除する接続完了位置に配置でき、係止構造は、本体に係合する作用位置と本体に係合しない非作用位置との間で変位可能にケーブル保持部材に支持される係止部材であって、ケーブル保持部材の上で非作用位置から作用位置に変位することにより、ケーブル保持部材を接続完了位置に係止する係止部材を具備すること、を特徴とする光コネクタを提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光コネクタにおいて、本体上でケーブル保持部材を接続準備位置に一時的に係止する係止構造をさらに具備する光コネクタを提供する。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の光コネクタにおいて、本体は、ケーブル保持部材が接続準備位置にあることを、本体の外側から目視可能に表示する指標を有する光コネクタを提供する。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、ケーブル保持部材は、光ファイバケーブルを受容する受容凹部と、受容凹部内で光ファイバケーブルのシースに係合して光ファイバケーブルを受容凹部に静止保持する係合突起とを備える光コネクタを提供する。
求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の光コネクタと、その光コネクタのフェルールに同心に衝合される第2フェルールを有する第2の光コネクタとを、互いに着脱可能に組み合わせて構成される光ファイバ接続システムを提供する。
請求項1に記載の発明によれば、光ファイバケーブルの結線作業に際し、ケーブル保持部材を接続準備位置に置くことにより、光コネクタの内部(すなわちスプライス部とケーブル保持部材との間)で、光ファイバケーブルの光ファイバ心線を長さ方向押圧力下で適度に撓曲させた状態に維持することができる。そしてその状態で、スプライス部を動作させることにより、組込光ファイバ素線と光ファイバケーブルの光ファイバ素線とを、両者の端面同士が正確に突き合わされた状態で、互いに接続することができる。したがって、心線保持部を有する従来の組立工具を使用する必要が無くなり、その結果、特に光伝送路の敷設工事現場における結線作業の作業性が著しく向上する。また、光ファイバ心線に直接触れることなく、ケーブル保持部材を接続準備位置に移動させるだけで、光ファイバ心線を撓曲させることができるので、光ファイバ心線に必要以上の張力を加えたり、スプライス部に挿入した光ファイバ素線の位置がずれたりする懸念は排除される。したがって、光ファイバケーブルの結線作業を、熟練を要することなく正確かつ安定して実施できるようになり、優れた現場施工性を達成できる。なお、このような光コネクタは、架空ドロップ光ケーブルのような、光ファイバ心線と抗張力体とを樹脂製シースに実質的に隙間無く内蔵した光ケーブルを、シースごと直接的に保持できるものである。
また、スプライス部における結線作業の終了後に、ケーブル保持部材を接続完了位置に移動させて、光ファイバケーブルの光ファイバ心線に加わる長さ方向押圧力を実質的に解除するようにしたから、光ファイバケーブルの光ファイバ心線の部分における光損失を十分に低減できるとともに、光ファイバ心線の部分における寿命を増加させることができる。
また、光ファイバケーブルの結線作業が完了してケーブル保持部材を接続完了位置に配置した後は、光ファイバケーブルに引張等の外力が加わったときにも、ケーブル保持部材は接続完了位置に安定して機械的に係止されるので、光ファイバ心線に意図しない張力が加わる危惧は排除される。
請求項2に記載の発明によれば、光ファイバケーブルの結線作業において、ケーブル保持部材を一旦接続準備位置に配置した後は、ケーブル保持部材から手を離しても、光ファイバ心線を適度に撓曲させた状態に確実に維持することができるので、スプライス部を操作する作業が一層容易になる。
請求項に記載の発明によれば、作業者が光ファイバ心線の撓曲様態を目視し難いような場合にも、指標によってケーブル保持部材が接続準備位置にあるか否かを判断できる。
請求項に記載の発明によれば、単一部品のケーブル保持部材を用いて、受容凹部の係合突起に光ファイバケーブルのシースを係合させて光ファイバケーブルを保持するようにしたから、金具のかしめを行なう従来技術に比べて極めて簡易なケーブル保持構造となり、光コネクタの部品点数及び組立工数を削減することができる。
請求項に記載の発明によれば、一対の光コネクタを組み合わせて構成される光ファイバ接続システムにおいて、光コネクタへの光ファイバケーブルの結線作業を正確かつ安定して実施できるようになり、現場施工性が向上する。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1及び図2は、本発明の一実施形態によるストレート型の光コネクタ10を示す図、図3〜図8は、光コネクタ10の各構成部品を示す図である。光コネクタ10は、光伝送路における接続/分離自在な接続部を、特に光伝送路の敷設工事現場で容易に形成できるものである。また、光コネクタ10は、フェルールに対して直線的に光ファイバケーブルを保持するケーブル保持部を備えたストレート型の光コネクタである。
図1及び図2に示すように、光コネクタ10は、本体12と、本体12に設置されるフェルール14と、フェルール14に固定支持される予め定めた長さの組込光ファイバ素線16と、フェルール14に近接して本体12に設置され、フェルール14から突出する組込光ファイバ素線16と本体12の外部から導入された光ファイバケーブルの光ファイバ素線(図示せず)とを、先端突き合わせ接続状態で固定支持するように動作できるスプライス部18と、スプライス部18に対しフェルール14とは反対側で本体12に設置され、光ファイバケーブルを保持可能なケーブル保持部材20とを備えて構成される。
本体12は、フェルール14が固定される中空の内筒部材22と、内筒部材22を軸線方向移動可能に収容する中空の外部ハウジング24とから構成される。内筒部材22及び外部ハウジング24はいずれも、適当な樹脂材料から、例えば射出成形工程により一体的に作製できる。
図3(a)及び(b)に示すように、内筒部材22は、中心軸線22aを有する段付き円筒状の部材であり、外径の大きい前部分26と外径の小さい後部分28とが、軸線方向へ互いに隣接して一体に形成される。前部分26には、その軸線方向前端(図で左端)に開口して、フェルール14を固定的に受容する第1凹部30が形成されるとともに、第1凹部30の軸線方向後方(図で右方)で一側方(図で上方)へ開口して、スプライス部18を設置する第2凹部32が形成される。第1凹部30と第2凹部32とは、中心軸線22a上に位置するファイバ挿通孔34を介して互いに連通する。また、前部分26の外面には、第2凹部32の側方開口とは反対側で第1凹部30に対応する位置に、軸線方向へ延びる突起36が設けられる。
他方、内筒部材22の後部分28には、その軸線方向後端(図で右端)に開口して、光ファイバケーブルの光ファイバ素線を第2凹部32へ案内するファイバ導入孔38が、中心軸線22aに沿って形成される。ファイバ導入孔38と第2凹部32とは、中心軸線22a上に位置するファイバ挿通孔40を介して互いに連通する。また、ファイバ導入孔38を画定する後部分28の円筒壁には、前部分26の第2凹部32の開口と同一側で、後部分28の後端開口から軸線方向中間位置まで延びるスリット42が形成される。さらに、後部分28の外面には、径方向外方へ僅かに突出して軸線22aを中心に環状に延びる係止環44が形成される。
図1及び図4に示すように、本体12の外部ハウジング24は、その軸線方向前端(図で左端)に開口する第1空洞部46と、第1空洞部46の軸線方向後方(図で右方)で一側方へ開口する第2空洞部48と、第2空洞部48の軸線方向後方で外部ハウジング24の軸線方向後端(図で右方)に開口する第3空洞部50とを、互いに連通して備える。外部ハウジング24の第1空洞部46には、内筒部材22の前部分26の第1凹部30を有する領域が受容され、第2空洞部48には、内筒部材22の前部分26の第2凹部32を有する領域とそれに隣接する後部分28の一部が受容され、第3空洞部50には、内筒部材22の後部分28の残部が受容される。外部ハウジング24のこれら空洞部46、48、50には、内筒部材22が全体として、径方向へ実質的にがたつき無く、かつ軸線方向へ僅かに摺動可能に受容される。
外部ハウジング24の第1空洞部46には、第2空洞部48の側方開口とは反対側の位置に、軸線方向へ延びる溝52が設けられる。第1空洞部46の溝52には、内筒部材22の外面に設けた突起36が軸線方向摺動可能に受容され、それにより内筒部材22が、外部ハウジング24内で軸線22aを中心とした回転方向へ位置決めして係止される。またこの状態で、内筒部材22の第2凹部32の側方開口が、外部ハウジング24の第2空洞部48の側方開口に位置合わせして配置される。
外部ハウジング24の第2空洞部48と第3空洞部50との間には、内筒部材22の後部分28が挿通される貫通孔を有する壁54が設けられる。外部ハウジング24の第2空洞部48には、内筒部材22の前部分26と後部分28との間の肩面26a(図3)と、壁54との間に、圧縮コイルばね56が、後部分28の一部を取り巻くようにして収容される。圧縮コイルばね56は、内筒部材22を軸線方向前方へ常時弾性的に付勢する。ここで内筒部材22は、外部ハウジング24に適正に組み付けられた状態で、後部分28に設けた係止環44が壁54の第3空洞部50側の端面に係合することにより、圧縮コイルばね56の弾性的付勢力に抗して空洞部46、48、50から脱落しないように保持される。また、内筒部材22は、突起36が外部ハウジング24の溝52に沿って摺動できる範囲で、圧縮コイルばね56の付勢に抗して軸線方向後方へ移動できる。
さらに、第3空洞部50を画定する外部ハウジング24の外壁には、第2空洞部48の開口と同一側で、外部ハウジング24の後端縁から壁54まで軸線方向へ延びるスリット58が形成される。外部ハウジング24のスリット58は、内筒部材22を外部ハウジング24に適正に組み付けた状態で、内筒部材22のスリット42に位置合わせして配置される。
外部ハウジング24にはさらに、第2空洞部48に対応する外面上の位置で両側方へ突出する一対の弾性腕60が、軸線方向前方に向かって互いに略平行に延設される。各弾性腕60は、基端で外部ハウジング24に一体的に連結されるとともに、末端の自由端で外部ハウジング24の軸線方向前端面の近傍まで達し、基端を支点として、外部ハウジング24に対し接近及び離反する方向へ弾性的に揺動できるようになっている。弾性腕60の末端には、外方へ局部的に隆起する係止爪60aが設けられる。
光コネクタ10のフェルール14は、図5(a)及び(b)に示すように、中心軸線14aに沿ってファイバ保持用の1つの貫通孔を形成した筒状部材であり、その略全体が、単心用の心出し部として機能する円筒状外周面14bを有する。フェルール14は、中心軸線14aに略直交して平坦に延設される軸線方向一端の衝合端面62と、衝合端面62の中心に開口し、中心軸線14aに沿って直線状に延びる素線保持孔64とを備える。衝合端面62は、テーパ面14cを介して円筒状外周面14bに連通する。素線保持孔64は、衝合端面62の反対側で、テーパ状の案内面64aにより拡径されて、軸線方向他端の環状端面14dに開口する。なおフェルール14は、セラミックス、樹脂等から作製できる。
フェルール14の素線保持孔64には、所定長さを有する組込光ファイバ素線16の一部分が挿入されて、接着剤(図示せず)により固定されている。組込光ファイバ素線16は、その中心軸線16aがフェルール14の中心軸線14aに合致して配置される。ここで、組込光ファイバ素線16は通常、コネクタ製造工場等の設備において、その軸線方向両端面16b、16cの成形が完了している。この工程を詳述すれば、まず任意長さの光ファイバ素線をフェルール14の素線保持孔64に挿入して接着固定した後、フェルール14の衝合端面62を研磨することにより、衝合端面62に露出する光ファイバ素線の端面が衝合端面62に対し同一平面化されて、軸線16aに直交する平坦な前端面16bが成形される。また、フェルール14の環状端面14dから突出する光ファイバ素線の所定箇所を、切断工具を用いて劈開して切断することにより、軸線16aに直交する平坦な後端面16cが成形されるとともに、所定長さの突出部分16dが形成される。
フェルール14は、その環状端面14dの周辺領域で、圧入や接着により、内筒部材22の第1凹部30に固定される。この状態で、フェルール14の軸線14aは、内筒部材22の軸線22aに合致して配置され、衝合端面62を含むフェルール14の主要長さ部分が、外部ハウジング24の第1空洞部46内に隙間を介して実質的同心に配置される。また、組込光ファイバ素線16の突出部分16dは、内筒部材22のファイバ挿通孔34を通して第2凹部32内に延長される。
光コネクタ10のスプライス部18は、図1及び図6に示すように、本体12の内筒部材22の第2凹部32に受容される開閉可能な素線固定部材66(図6(a))と、第2凹部32に受容され、素線固定部材66を開閉動作させる作動部材68(図6(b))とを備えて構成される。素線固定部材66は、アルミニウム等の展性材料から予め所定形状に成形した薄板状部材を、その中心線に沿って二つ折りに畳んだ形態を有する。二つ折りの素線固定部材66は、折り目に沿った蝶番縁66aを介して対向配置される一対の翼70を備え、それら翼70(図示実施形態では一方の翼70)の相互対向面の所定位置に、フェルール14の素線保持孔64(図5)に対し同軸に配置可能な直線状の支持溝72(例えば断面V字状のV溝)が、蝶番縁66aに平行に形成される。
素線固定部材66の一対の翼70は、蝶番縁66aの領域における材料の弾性変形を伴いつつ、蝶番縁66aを中心として揺動すなわち開閉動作できるようになっている。通常は素線固定部材66は、両翼70が相互対向面同士を若干離隔させた開位置(図7(a))に置かれ、この開位置から、両翼70に相互接近方向への外力を加えることにより、蝶番縁66aの弾性復元力に抗して、相互対向面同士がさらに近接する閉位置(図7(b))へと変位する。素線固定部材66が開位置にあるときには、フェルール14に固定された組込光ファイバ素線16の突出部分16dが支持溝72に平行に隣接して配置される一方、外部から導入される光ファイバケーブルの光ファイバ素線(図示せず)を支持溝72に円滑に出し入れできるようになっている。また、素線固定部材66が閉位置にあるときには、組込光ファイバ素線16の突出部分16d及び外部の光ファイバケーブルの光ファイバ素線が支持溝72に密に受容されて、両翼70から受ける圧力下で支持溝72に強固に固定的に支持される。
作動部材68は、例えば樹脂材料の一体成形品からなる蓋状部材であり、素線固定部材66の両翼70を受容可能な寸法の凹所74を画定する一対の抱持壁76を備える。それら抱持壁76は、互いに所定間隔を空けて略平行に対向し、それぞれの相互対向面が、凹所74の開放端側(図で下側)の一次加圧面76aと、凹所74の内奥側(図で上側)の二次加圧面76bとを有する段付面として形成される(図7)。したがって凹所74には、両一次加圧面76aによって画定される比較的幅広の領域と、両二次加圧面76bによって画定される比較的狭隘な領域とが形成される。
素線固定部材66は、蝶番縁66aを内筒部材22の第2凹部32の底面32aに載置して、上記した開閉動作が可能な状態で第2凹部32に収納される。作動部材68は、内筒部材22の第2凹部32の側方開口、及び外部ハウジング24の第2空洞部48の側方開口を塞ぐようにして、内筒部材22の第2凹部32に移動可能に収容される。このとき作動部材68は、その凹所74に素線固定部材66の両翼70を受容して、作動部材68の移動に伴い、両抱持壁76がそれぞれの加圧面76a、76bで段階的に、両翼70を外側から抱き込むように支持する。したがって作動部材68は、内筒部材22(及び外部ハウジング24)に対し仮取付位置(図1)から最終取付位置に移動する間に、両抱持壁76から素線固定部材66の両翼70にそれらを近接させる方向への圧力を加えて、素線固定部材66を開位置から閉位置へと変位動作させる(図7)。
光コネクタ10のケーブル保持部材20は、図1及び図8に示すように、略直方体の外形を有する後部分78と、後部分78の一側面から一体に突設される筒状の前部分80とを備える。後部分78には、光コネクタ10の装着対象となる光ファイバケーブルを受容する受容凹部82が形成され、前部分80には、受容凹部82に連通して、本体12の内筒部材22の後部分28を受容する取付穴84が設けられる。受容凹部82及び取付穴84は、互いに実質的同心配置で直線状に延設され、それぞれの中心軸線がケーブル保持部材20の軸線20aを規定する。なお、ケーブル保持部材20は、適当な樹脂材料から、例えば射出成形工程により一体的に作製できる。
後部分78はその外面に、互いに平行に延びる略平坦な頂面78a及び底面78bと、前部分80とは反対側で頂面78a及び底面78bに略直交する後端面78cと、それら頂面78a、底面78b及び後端面78cに略直交する一対の側面78dとを有し、略矩形断面の受容凹部82が、頂面78a及び後端面78cの双方に開口する。また、前部分80はその外面に、後部分78の頂面と同一平面を成す頂面80aと、頂面80aから円筒切片状に延びる側面80bと、後部分78とは反対側で頂面80a及び側面80bに略直交する前端面80cとを有し、略円形断面の取付穴84が、前端面80cに開口するとともにスリット86を介して頂面80aに開口する。
ケーブル保持部材20の後部分78には、受容凹部82を画定する一対の側壁内面に突出する複数の係合突起88がさらに設けられる。それら係合突起88は、各側壁内面上で、後部分78の頂面78aに略直交する方向へ互いに平行に延設される。個々の係合突起88は、側壁内面から略三角形断面を有して突出し、好ましくは、後端面78c側の斜面の側壁内面に対する傾斜角度が、取付穴84側の斜面の傾斜角度よりも小さくなっている。このような鋸刃状に列設された係合突起88は、それぞれの頂点領域で、受容凹部82に受容された光ファイバケーブルのシースに食い込むように係合して、光ファイバケーブルを受容凹部82に静止保持する。特に、複数の係合突起88を上記した方向性を有する鋸刃状に形成することにより、ケーブル保持部材20は、受容凹部82に受容した光ファイバケーブルに対し、前端面80cに向かって移動する動作よりも後端面78cに向かって移動する動作を、強固に阻止することができる。
ケーブル保持部材20は、前部分80の取付穴84を、本体12の外部ハウジング24の第3空洞部50に連通させて、外部ハウジング24の軸線方向後端に配置される。このとき、本体12の内筒部材22の後部分28が、ケーブル保持部材20の前部分80の取付穴84に、相補的に嵌入される。それによりケーブル保持部材20は、その軸線20aを内筒部材22の中心軸線22aに合致させて内筒部材22の後部分28に支持され、後述するように組込光ファイバ素線16の延長方向に略平行な軸線方向へ移動可能に本体12に組み付けられる。
ケーブル保持部材20の前部分80の側面80bには、スリット86とは反対側で後部分78の底面78bに隣接する位置に、軸線方向へ延びる突起90が設けられる(図10)。これに対し、本体12の外部ハウジング24には、軸線方向後端でスリット58とは反対側の位置に、第3空洞部50を局所的に開口させる切欠き92が形成される(図15)。ケーブル保持部材20を本体12に適正に組み付けたときに、前者の突起90は外部ハウジング24の切欠き92に軸線方向摺動可能に受容され、それによりケーブル保持部材20が、外部ハウジング24に対し軸線20aを中心とした回転方向へ位置決めして係止される。またこの状態で、ケーブル保持部材20の受容凹部82の開口及び取付穴84のスリット86は、外部ハウジング24のスリット58に位置合わせして配置される。
ケーブル保持部材20は、光コネクタ10を装着する光ファイバケーブルを保持した状態で、スプライス部18において光ファイバケーブルの光ファイバ素線を組込光ファイバ素線16に突き合わせるとともにスプライス部18とケーブル保持部材20との間で光ファイバケーブルの光ファイバ心線を長さ方向押圧力下で撓曲させる接続準備位置に配置できる。また、ケーブル保持部材20は、スプライス部18が組込光ファイバ素線16と光ファイバケーブルの光ファイバ素線とを先端突き合わせ接続状態で固定支持した後に、光ファイバケーブルの光ファイバ心線への長さ方向押圧力を解除する接続完了位置に配置できる。このような特徴的構成を、図9に模式図的に示すケーブル線端処理及び結線作業フローを参照して説明する。
まず、ケーブル線端処理作業として、装着対象となる光ファイバケーブル1の末端の所望長さに渡り、シース2及び抗張力体3を除去して光ファイバ心線4を露出させる(ステップS1)。次にこの光ファイバケーブル1を、光コネクタ10のケーブル保持部材20の受容凹部82に嵌入して静止保持する(ステップS2)。その状態で、光ファイバ心線4の先端所望長さに渡り、被覆を除去して光ファイバ素線5を露出させる(ステップS3)。このとき、ケーブル保持部材20の前部分80(図8)の前端面80cから所定の長さL1に渡り、被覆を残して、光ファイバ心線4の長さを決定する。次いで、露出した光ファイバ素線5を、専用の切断工具で、光ファイバ心線4の被覆端から所定の長さL2の箇所で劈開して切断する(ステップS4)。それにより、光ファイバ素線5の長さを決定するとともに、光ファイバ素線5の端面を成形する。このようなケーブル線端処理作業は、光伝送路の敷設工事現場において実施できる。また、線端処理の完了した光ファイバケーブル1を保持したケーブル保持部材20を、図10(a)及び(b)に示す。
次に、結線作業として、光コネクタ10のスプライス部18の素線固定部材66を開位置に置いた状態で、線端処理を施した光ファイバケーブル1を保持したケーブル保持部材20を、前述したように光コネクタ10の内筒部材22の後部分28に取り付けて、外部ハウジング24の軸線方向後端領域に設置する(図1)。それに伴い、光ファイバケーブル1の露出した光ファイバ心線4及び光ファイバ素線5を、内筒部材22の後部分28のファイバ導入孔38(図1)に配置し、ケーブル保持部材20を内筒部材22に向けて移動させる(矢印α)ことにより、スプライス部18の素線固定部材66の支持溝72(図1)に挿入する(ステップS5)。なおこのとき、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4及び光ファイバ素線5は、互いに整合配置された外部ハウジング24のスリット58及び内筒部材22のスリット42(図1)を通して、ファイバ導入孔38に迅速に配置できる。
そこで、ケーブル保持部材20を、内筒部材22に向けてさらに移動させることにより、スプライス部18において、素線固定部材66の支持溝72に予め配置された組込光ファイバ素線16の突出部分16dの後端面16c(図5)に、光ファイバケーブル1の光ファイバ素線5の劈開端面を突き合わせるとともに、スプライス部18とケーブル保持部材20との間で光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4を長さ方向押圧力下で撓曲させる(ステップS6)。それにより、ケーブル保持部材20が接続準備位置に配置される。ここで、図11(a)及び(b)に示すように、ケーブル保持部材20を接続準備位置に配置したときに、スプライス部18とケーブル保持部材20との間で撓曲した光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4は、内筒部材22の後部分28のファイバ導入孔38からスリット42を通して外方へ延出する。この様態は、外部ハウジング24のスリット58及びケーブル保持部材20のスリット86を通して、光コネクタ10の外部から目視できる。
ケーブル保持部材20が接続準備位置にある間は、スプライス部18の素線固定部材66の支持溝72内で組込光ファイバ素線16の突出部分16dと光ファイバケーブル1の光ファイバ素線5とが、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4に加わる長さ方向押圧力により、両者の端面同士で正確に突き合わされている。そこで、光ファイバ心線4の撓曲を目視確認した後、ケーブル保持部材20を接続準備位置に配置したままの状態で、前述したようにスプライス部18の作動部材68(図1)を操作して素線固定部材66を閉位置に動作させる。それにより、組込光ファイバ素線16とケーブル光ファイバ素線5とが、互いに同心の先端突き合わせ接続状態でスプライス部18に固定支持される(ステップS7)。
スプライス部18の作動部材68を操作するためには、例えば図12に示すような組立工具94を用いることができる。組立工具94は、光コネクタ10を搭載するコネクタ搭載部96を有した基台98と、基台98に回動可能に連結され、光コネクタ10の作動部材68を押圧する押圧面100を有した操作部102とを備える。このような組立工具94は、光ファイバケーブルの光ファイバ心線を撓曲状態に保持するための心線保持部を備えた従来の組立工具に比べて、心線保持部を省略したことにより、著しく小型化かつ簡易化されたものである。
結線作業の完了後、ケーブル保持部材20を、内筒部材22から離れる方向へ移動させる(矢印β)ことにより、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4への長さ方向押圧力を実質的に解除する接続完了位置に配置する(ステップS8)。図13(a)及び(b)に示すように、ケーブル保持部材20を接続完了位置に配置すると、スプライス部18とケーブル保持部材20との間で、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4は実質的に真っ直ぐに延びた様態に復帰する。この様態は、外部ハウジング24のスリット58及びケーブル保持部材20のスリット86を通して、光コネクタ10の外部から目視できる。このようにして、光損失が十分に低減された状態で、光コネクタ10が光ファイバケーブル1に装着される。
なお、上記フローから理解されるように、ケーブル線端処理作業で決定される光ファイバケーブル1の光ファイバ素線5の長さL2は、光コネクタ10のスプライス部18の素線固定部材66の支持溝72内で、組込光ファイバ素線16の突出部分16dに光ファイバ素線5を端面同士で突き合わせることができる長さであればよい。また、光ファイバ心線4の長さL1は、ケーブル保持部材20を接続準備位置に配置したときに、スプライス部18とケーブル保持部材20との間で光ファイバ心線4の撓曲を目視確認できる一方、ケーブル保持部材20を接続完了位置に配置したときには、スプライス部18とケーブル保持部材20との間で光ファイバ心線4が実質的に真っ直ぐ延びる長さであればよい。
このように、上記構成を有する光コネクタ10では、光ファイバケーブル1の結線作業に際し、ケーブル保持部材20を接続準備位置に置くことにより、光コネクタ10の内部(すなわちスプライス部18とケーブル保持部材20との間)で、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4を長さ方向押圧力下で適度に撓曲させた状態に維持することができる。そしてその状態で、スプライス部18の素線固定部材66を動作させることにより、組込光ファイバ素線16と光ファイバケーブル1の光ファイバ素線5とを、両者の端面同士が正確に突き合わされた状態で、互いに接続することができる。したがって、心線保持部を有する従来の組立工具を使用する必要が無くなり、その結果、特に光伝送路の敷設工事現場における結線作業の作業性が著しく向上する。また、光ファイバ心線4に直接触れることなく、ケーブル保持部材20を接続準備位置に移動させるだけで、光ファイバ心線4を撓曲させることができるので、光ファイバ心線4に必要以上の張力を加えたり、スプライス部18に挿入した光ファイバ素線5の位置がずれたりする懸念は排除される。したがって光コネクタ10によれば、光ファイバケーブル1の結線作業を、熟練を要することなく正確かつ安定して実施できるようになり、優れた現場施工性を達成できる。
しかも、光コネクタ10では、スプライス部18における結線作業の終了後に、ケーブル保持部材20を接続完了位置に移動させて、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4に加わる長さ方向押圧力を実質的に解除するようにした。したがって、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4の部分における光損失を十分に低減できるとともに、光ファイバ心線4の部分における寿命を増加させることができる。さらに、光コネクタ10では、光ファイバケーブル1を保持するケーブル保持部に、単一部品であるケーブル保持部材20を設置し、その受容凹部82に光ファイバケーブル1のシース2を嵌入する構成を採用しているから、金具のかしめを行なう従来技術に比べて、部品点数及び組立工数を削減することができる。
光コネクタ10においては、本体12上でケーブル保持部材20を接続準備位置に一時的に係止する係止構造を備えることが有利である。このような係止構造は、図14に示すように、内筒部材22の後部分28の外面に局所的に突設される係止突起104(図14(a))と、ケーブル保持部材20の前部分80の取付穴84内に局所的に凹設され、係止突起104に係合可能な係止窪106(図14(b))とから構成できる。図示実施形態では、係止突起104は、内筒部材22の後部分28に設けたスリット42(図3)とは反対側で、後部分28の軸線方向後端から所定距離の位置に形成される。また、係止窪106は、ケーブル保持部材20の前部分80に設けたスリット86とは反対側で、前部分80の軸線方向前端から所定距離の位置に形成される。
上記係止構造においては、ケーブル保持部材20を内筒部材22に取り付けた状態で、内筒部材22の後部分28の係止突起104が、ケーブル保持部材20の前部分80の係止窪106に嵌入されることにより、ケーブル保持部材20が接続準備位置に係止される(図11)。したがって、前述した結線作業において、ケーブル保持部材20を一旦接続準備位置に配置した後は、ケーブル保持部材20から手を離しても、光ファイバ心線4を適度に撓曲させた状態に確実に維持することができるので、スプライス部18の作動部材68を操作する作業が一層容易になる。
なお、このような接続準備位置における係止構造の係止機能は、ケーブル保持部材20を接続完了位置に配置するまでの一時的なものであるから、内筒部材22に対するケーブル保持部材20の取り付け及び前後両方向への移動を容易にする目的で、係止突起104を図示のように、軸線方向へ弧状に延びる外面を有する小寸構造とすることが好ましい。ただし、ケーブル保持部材20が接続準備位置を越えて内筒部材22に接近する方向へ移動したときには、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4が必要以上に撓曲して、場合によっては損傷する懸念がある。光ファイバ心線4のそのような過剰な撓曲は、図15に示すように、ケーブル保持部材20の後部分78の外面が外部ハウジング24の軸線方向後端面に衝突することにより防止される。具体的には、ケーブル保持部材20が接続準備位置にあるとき(図15(a))に、ケーブル保持部材20の後部分78と前部分80との間に形成される肩面78eが、外部ハウジング24の軸線方向後端面24aに当接される。ケーブル保持部材20が接続完了位置にあるとき(図15(b))には、ケーブル保持部材20の肩面78eが外部ハウジング24の軸線方向後端面24aから所定距離だけ離隔する。
光コネクタ10においては、さらに、本体12上でケーブル保持部材20を接続完了位置に係止する係止構造を備えることが有利である。このような係止構造は、図14に示すように、内筒部材22の後部分28の外面に、係止突起104とは別個に局所的に突設される第2係止突起108(図14(a))と、ケーブル保持部材20の前部分80の取付穴84内に、係止窪106とは別個に局所的に凹設され、第2係止突起108に係合可能な第2係止窪110(図14(b))とから構成できる。図示実施形態では、第2係止突起108は、内筒部材22の後部分28のスリット42(図3)に対し横断方向両側で、係止突起104よりも後部分28の軸線方向後端に近い位置に形成される。また、第2係止窪110は、ケーブル保持部材20の前部分80のスリット86に対し横断方向両側で、係止窪106よりも前部分80の軸線方向前端から遠い位置まで延長して形成される。
上記係止構造においては、ケーブル保持部材20を内筒部材22に取り付けた状態で、内筒部材22の後部分28の一対の第2係止突起108が、ケーブル保持部材20の前部分80の一対の第2係止窪110にそれぞれ受容されて、ケーブル保持部材20が接続準備位置と接続完了位置との間で移動できるようになっている。そして、ケーブル保持部材20が接続準備位置から接続完了位置に向けて移動したときに、各第2係止突起108の軸線方向前端の肩面108aが、対応する第2係止窪110の軸線方向前端の肩面110aに衝合されることにより、ケーブル保持部材20が接続完了位置に係止される。したがって、前述した結線作業が完了してケーブル保持部材20を接続完了位置に配置した後は、光ファイバケーブル1に引張等の外力が加わったときにも、ケーブル保持部材20は接続完了位置に安定して機械的に係止されるので、光ファイバ心線4に意図しない張力が加わる危惧は排除される。
なお、このような接続完了位置における係止構造の係止機能は、ケーブル保持部材20が接続完了位置からさらに軸線方向後方へ移動することを強固に阻止できることが要求されるものであるから、第2係止突起108の肩面108aは内筒部材22の後部分28の外周面に対して、また第2係止窪110の肩面110aはケーブル保持部材20の取付穴84の内周面に対して、いずれも直角ないし鋭角に延びることが望ましい。他方、内筒部材22に対するケーブル保持部材20の取り付けを容易にするために、第2係止突起108には、肩面108aの反対側に緩やかな傾斜面108bを設けることが好ましい。さらに、ケーブル保持部材20が接続完了位置にあるときに、意図せずケーブル保持部材20が接続準備位置へ向けて移動することを防止するために、ケーブル保持部材20の取付穴84内で前端面80cに隣接して、内筒部材22の係止突起104を受容可能な補助的な係止窪112を設けることもできる(図14(b))。
上記した接続準備位置及び接続完了位置におけるケーブル保持部材20の係止構造は、いずれも、本体12の内筒部材22とケーブル保持部材20とのそれぞれの予め定めた位置に設けられる相互係合可能な凹凸構造からなるので、光ファイバケーブル1の光ファイバ心線4の撓曲及び撓曲解除を適正に遂行するためには、前述したケーブル線端処理作業で、光ファイバ心線4の長さL1及び光ファイバ素線5の長さL2(図10(a))を、それら係止構造の位置に正確に対応させて処理する必要がある。これに対し、そのような正確なケーブル線端処理作業を要しない係止構造を、光コネクタ10に設けることもできる。
そのような変形例による係止構造は、図16に示すように、本体12の内筒部材22に対してケーブル保持部材20を接続完了位置に固定的に係止する係止部材114から構成できる。係止部材114は、例えば金属板を打抜き折曲して形成される剛性薄板要素であり、背部分114aと、背部分114aの一縁から直立状に、互いに平行に離隔して延設される一対の刃部分114bとを備える(図17(a)、(b))。係止部材114の一対の刃部分114bは、両者間に、内筒部材22の後部分28を受容する空隙114cを画定する。空隙114cは、内筒部材22の後部分28を受容したときに、両刃部分114bがそれらの対向縁で後部分28の材料に部分的に食い込むような寸法を有する(図18)。
他方、ケーブル保持部材20は、その前部分80に、頂面80aから側面80bに渡って部分的に開口するスロット116が、取付穴84を横断するように形成される(図16)。係止部材114は、一対の刃部分114bがケーブル保持部材20のスロット116に受容された状態で、取付穴84に配置された内筒部材22の後部分28に両刃部分114bが食い込む係止作用位置(図18)と、内筒部材22の後部分28に両刃部分114bが係合しない非作用位置との間で変位可能に、ケーブル保持部材20に支持される。なお、係止部材114の各刃部分114bには、ケーブル保持部材20のスロット116内で接触圧力を確保するための隆起部分114dを、係止部材114の脱落防止用に設けることができる(図17(b))。また、前述した実施形態における係止突起104、係止窪106、第2係止突起108、第2係止窪110、補助係止窪112は、この変形例ではいずれも省略されている。
上記した変形例による係止構造においては、係止部材114を非作用位置に配置した状態で、内筒部材22に取り付けたケーブル保持部材20を、接続準備位置と接続完了位置との間で移動させることができる。ケーブル保持部材20が接続準備位置にあるときには、係止部材114を非作用位置に配置したままで、例えば作業者の手によりケーブル保持部材20を保持して、光ファイバ心線4を前述した適度な撓曲状態に維持する(図11)。そして、スプライス部18による結線作業の完了後、ケーブル保持部材20を接続準備位置から接続完了位置に向けて移動させ、光ファイバ心線4が真っ直ぐに延びた時点で、係止部材114を非作用位置(図19(a))から係止作用位置(図19(b))へ変位させる。それにより、係止部材114の両刃部分114bが内筒部材22の後部分28に食い込んで、ケーブル保持部材20が接続完了位置に係止される。なお、この変形例では、本体12の外部ハウジング24が、軸線方向後端面24aの領域で部分的に切除されており、外部ハウジング24と係止部材114との衝突が回避されるようになっている(図19(b))。
光コネクタ10においてはさらに、本体12は、ケーブル保持部材20が接続準備位置にあることを、本体12の外側から目視可能に表示する指標を有することが有利である。このような指標は、図示実施形態では、外部ハウジング24の軸線方向後端のスリット58に直交して両側方へ凹設された一対の窓118から構成される(図4)。これらの窓118は、ケーブル保持部材20が接続準備位置にあるとき(図11)に、ケーブル保持部材20の前部分80の軸線方向前端領域が、窓118を通して光コネクタ10の外部から部分的に目視できるようにする一方、ケーブル保持部材20が接続完了位置にあるとき(図13)には、ケーブル保持部材20の前部分80が窓118を通して光コネクタ10の外部から目視できなくなるような、配置及び寸法を有する。
したがって作業者は、外部ハウジング24のスリット58を通して光ファイバ心線4の撓曲様態を目視し難いような場合にも、窓118を通してケーブル保持部材20の前部分80を目視できるか否かによって、ケーブル保持部材20が接続準備位置にあるか接続完了位置にあるかを判断できる。なお、このような判断を一層容易にするために、外部ハウジング24の色とケーブル保持部材20の色とを違えることが有利である。
上記構成を有する光コネクタ10は、装着対象の光ファイバケーブル1として、架空引込線用のドロップ光ケーブルに好適に適用することができる。図20に示すように、ドロップ光ケーブル1は、樹脂製のシース2の外面上で互いに背中合わせの位置に長さ方向へ延びる一対の溝6を有するとともに、それら一対の溝6に対して予め定めた位置(通常はケーブル中心位置)に配置される光ファイバ心線4と、光ファイバ心線4の両側方に配置される一対の抗張力体(例えば鋼線、FRP(抗張力繊維)等)3とを、シース2に実質的に隙間無く内蔵して構成される。
図示のドロップ光ケーブル1に光コネクタ10を装着する際には、シース2を外面上の一対の溝6に沿って長さ方向へ引き裂くことにより光ファイバ心線4を露出させて、光ファイバ素線5の線端処理を行なった後に、ケーブル保持部材20にドロップ光ケーブル1をシース2ごと直接的に保持させた状態で、前述した所定の手順で結線作業を実施する。結線作業に際しては、前述したように光コネクタ10の内部でドロップ光ケーブル1の光ファイバ心線4を適度に撓曲させることができるので、ドロップ光ケーブル1のシース2がケーブル保持部材20に保持されていても、光コネクタ10の組込光ファイバ素線16とドロップ光ケーブル1の光ファイバ素線5(図10)とを、両者の端面同士が正確に突き合わされた状態で、互いに接続することができる。
なお、上記ドロップ光ケーブル1に前述したケーブル線端処理を行なう際に、ドロップ光ケーブル1は、図21に示すように、ケーブル保持部材20の受容凹部82に対し、後部分78の頂面78a側から横方向に嵌入する(図21(a))か、又は後部分78の後端面78c側から縦方向に嵌入する(図21(b))ことにより、ケーブル保持部材20に装着することができる。
前述した光コネクタ10は、図22に示すように、例えばアングル型の光コネクタ120に着脱自在に組み合わされて、光ファイバ接続システム122を構成する。接続相手の光コネクタ120は、光コネクタ10のフェルール14に同心に衝合される第2フェルール124を有する。光コネクタ10と光コネクタ120とを接続する際には、別途用意されるアダプタ126の中で周知の割りスリーブを用いて、両コネクタ10、120のフェルール14、124の衝合端面同士を、例えば圧縮コイルばね56(図1)の付勢力下で衝合させて、一対の光ファイバ素線同士を高精度に心合わせした端面突き合わせ状態で接続することができる。このような構成を有する光ファイバ接続システム122は、前述した光コネクタ10の作用効果により、特に、屋内配線される光伝送路に好適に適用できるものとなる。図22には例として、屋内配線で用いられるキャビネット128が示されている。
以上、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は図示構成に限定されず、特許請求の範囲の記載内で様々な修正を施すことができる。例えば、本発明に係る光コネクタのケーブル保持部材の構成は、図示実施形態のスプライス部18に代えて、相互密着状態に弾性的に保持される一対の板をこじ開けて光ファイバ素線を挟み込むようなスプライス部を有する光コネクタにも適用できる。また、ケーブル保持部材に設けられる係合突起の形状及び個数は、装着対象となる光ファイバケーブルの構成に対応して様々に改変できる。
本発明は、光ファイバの接続技術であって、例えば屋内配線される光伝送路における着脱自在な光接続部のように、優れた現場施工性及び保全性が要求される用途に、極めて好適に適用できる。
本発明の一実施形態による光コネクタの断面斜視図である。 図1の光コネクタの全体斜視図である。 図1の光コネクタの本体を構成する内筒部材の、(a)全体斜視図、及び(b)断面斜視図である。 図1の光コネクタの本体を構成する外部ハウジングの斜視図である。 図1の光コネクタに組み込まれるフェルール及び組込光ファイバ素線の、(a)全体斜視図、及び(b)断面図である。 図1の光コネクタに組み込まれるスプライス部の図で、(a)素線固定部材の斜視図、及び(b)作動部材の斜視図である。 図6のスプライス部の動作を説明する図で、(a)開位置、及び(b)閉位置を示す。 図1の光コネクタに組み込まれるケーブル保持部材の斜視図である。 図1の光コネクタにおけるケーブル線端処理及び結線作業を模式図的に示すフローチャートである。 図9の線端処理作業が完了した光ファイバケーブルの、(a)正面図、及び(b)斜視図である。 図9の結線作業におけるケーブル保持部材の接続準備位置を示す図で、(a)平面図、及び(b)断面図である。 図9の結線作業で使用できる組立工具の斜視図である。 図9の結線作業におけるケーブル保持部材の接続完了位置を示す図で、(a)平面図、及び(b)断面図である。 ケーブル保持部材の係止構造を示す図で、(a)内筒部材の部分拡大図、及び(b)ケーブル保持部材の拡大断面図である。 本体及びケーブル保持部材の底面図で、(a)接続準備位置、及び(b)接続完了位置を示す。 変形例による係止構造を示す内筒部材及びケーブル保持部材の斜視図である。 図16の係止構造を構成する係止部材を示す図で、(a)一方向から見た斜視図、及び(b)他方向から見た斜視図である。 図17の係止部材を係止作用位置で示す図である。 図16の係止構造を有する光コネクタを接続完了位置で示す図で、(a)係止部材が非作用位置にある状態、及び(b)係止部材が係止作用位置にある状態を示す。 ドロップ光ケーブルの断面図である。 ケーブル保持部材に対するドロップ光ケーブルの嵌入方向を示す図で、(a)鉛直方向、及び(b)水平方向をそれぞれ示す。 本発明の一実施形態による光ファイバ接続システムの平面図である。
符号の説明
10 光コネクタ
12 本体
14 フェルール
16 組込光ファイバ素線
18 スプライス部
20 ケーブル保持部材
22 内筒部材
24 外部ハウジング
66 素線固定部材
68 作動部材
82 受容凹部
84 取付穴
88 係合突起
104 係止突起
106 係止窪
108 第2係止突起
110 第2係止窪
114 係止部材
116 スロット
118 窓
122 光ファイバ接続システム

Claims (5)

  1. 本体と、該本体に設置されるフェルールと、該フェルールに固定支持される予め定めた長さの組込光ファイバ素線と、該フェルールに近接して該本体に設置され、該フェルールから突出する該組込光ファイバ素線と該本体の外部から導入された光ファイバケーブルの光ファイバ素線とを、先端突き合わせ接続状態で固定支持するように動作できるスプライス部とを具備する光コネクタにおいて、
    前記スプライス部に対し前記フェルールとは反対側で前記本体に設置され、前記本体に対し前記組込光ファイバ素線の延長方向に略平行な軸線方向へ移動可能であって、光ファイバケーブルを保持可能なケーブル保持部材と、
    前記本体上で前記ケーブル保持部材を係止する係止構造とを具備し、
    前記ケーブル保持部材は、光ファイバケーブルを保持した状態で、
    前記固定支持する動作を遂行する前の前記スプライス部に接近する前記軸線方向へ移動することにより、前記スプライス部において前記光ファイバケーブルの光ファイバ素線を前記組込光ファイバ素線に突き合わせるとともに該スプライス部と該ケーブル保持部材との間で該光ファイバケーブルの光ファイバ心線を長さ方向押圧力下で撓曲させる接続準備位置に配置でき、
    また、前記組込光ファイバ素線と前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ素線とを前記先端突き合わせ接続状態で固定支持した後の前記スプライス部から離れる前記軸線方向へ移動することにより、該光ファイバケーブルの前記光ファイバ心線への前記長さ方向押圧力を解除する接続完了位置に配置でき、
    前記係止構造は、
    前記本体に係合する作用位置と前記本体に係合しない非作用位置との間で変位可能に前記ケーブル保持部材に支持される係止部材であって、前記ケーブル保持部材の上で該非作用位置から該作用位置に変位することにより、前記ケーブル保持部材を前記接続完了位置に係止する係止部材を具備すること、
    を特徴とする光コネクタ。
  2. 前記本体上で前記ケーブル保持部材を前記接続準備位置に一時的に係止する係止構造をさらに具備する、請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記本体は、前記ケーブル保持部材が前記接続準備位置にあることを、該本体の外側から目視可能に表示する指標を有する、請求項1又は2に記載の光コネクタ。
  4. 前記ケーブル保持部材は、光ファイバケーブルを受容する受容凹部と、該受容凹部内で該光ファイバケーブルのシースに係合して該光ファイバケーブルを該受容凹部に静止保持する係合突起とを備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光コネクタと、該光コネクタの前記フェルールに同心に衝合される第2フェルールを有する第2の光コネクタとを、互いに着脱可能に組み合わせて構成される光ファイバ接続システム。
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