JP3889405B2 - 光コネクタ - Google Patents

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光ファイバの光接続に用いられる光コネクタに関する。
従来、光ファイバの光接続に用いられる光コネクタとしては、JIS C 5973等に記載のSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling)やSC2形光コネクタなどがある。これらの光コネクタには、光コネクタプラグ(雄型光コネクタ)と、この光コネクタプラグに対する受け側光コネクタ(雌型光コネクタ)であるレセプタクルまたはアダプタがあり、光コネクタプラグと受け側光コネクタとの嵌合およびスライドロック構造により光ファイバの光接続がなされる(例えば、特許文献1参照)。
特公平04−054926号公報
近年、光ファイバ通信網の普及が進むにつれ、光コネクタの操作がいわゆる事業者にとどまらず一般利用者でも行えるようにすることが望まれている。SC形あるいはSC2形光コネクタでは、光コネクタ同士の嵌合をロックするための弾性係合片が受け側光コネクタに設けられているので、過剰な外力や衝撃等によって弾性係合片が破損した場合、装置やアウトレット等に設けられた受け側光コネクタが使用不能となる。受け側光コネクタが破損すれば、装置やアウトレット等を修理する必要が生じ、その修理に多大な時間や費用が掛かって利用者が不便をこうむるおそれがある。受け側光コネクタを破損しにくい構造にした場合、該構造が複雑化し、受け側光コネクタの寸法を大きく確保する必要がある。すると、受け側光コネクタを装置やアウトレット等に収容することが困難になったり、装置やアウトレット等の設計に制約が生じるおそれがある。
また、SC形あるいはSC2形の光コネクタプラグでは、フェルールの端面がハウジングから突出している。このため、光コネクタの先端部を何かにぶつけたりしたときにフェルールの端面を傷つけてしまうおそれがあり、光コネクタの取扱いには十分な注意が必要である。
そこで、上述の問題を解決できるような新規なインターフェースを有する光コネクタが望まれている。しかし、SC形あるいはSC2形光コネクタを用いた機器やシステム等が普及している現在、従来の機器やシステム等との互換性を勘案すると、必要に応じて従来のSC形光コネクタと光接続できるようにする必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、受け側光コネクタの構造を簡略化してその破損を抑制でき、また、収容性や取扱い性に優れ、しかも、複数種の受け側光コネクタに対応して光接続することが可能な光コネクタを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、フェルールを収容したプラグフレームと、このプラグフレームの外周に装着された外部ハウジングとを有し、この外部ハウジングが受け側光コネクタのハウジングに形成された嵌合凹所に挿入及び嵌合されるようになっている光コネクタであって、前記外部ハウジングの両側部には前記受け側光コネクタのハウジングの嵌合凹所の両側に形成された係合凹部に係合しうる係合爪を有するラッチが設けられており、前記外部ハウジングの先端側には、前記受け側光コネクタの嵌合凹所に嵌合して前記受け側光コネクタに対して位置決めする嵌合すり合わせ部が形成されており、前記プラグフレームから前記外部ハウジングを取り外すことにより、前記受け側光コネクタの嵌合凹所の開口部よりも狭い開口部を有する嵌合凹所が形成された第二の受け側光コネクタに挿入及び嵌合が可能となり、前記プラグフレームには、前記第二の受け側光コネクタの嵌合凹所に挿入及び嵌合するときに前記第二の受け側光コネクタの嵌合凹所内に設けられた弾性係合片と係合する係合部が形成されていることを特徴とする光コネクタを提供する。
また、前記外部ハウジングには弾性変形可能な弾性係合片が形成されており、この弾性片がプラグフレームの側部に形成された凸部に係合することにより、プラグフレームからの外部ハウジングの脱落が阻止されていることが好ましい。
本発明の光コネクタによれば、受け側光コネクタに対する着脱を操作するラッチが設けられているので、受け側光コネクタの構造を簡略化できるとともにその破損が抑制される。受け側光コネクタの寸法を比較的小型に収めることができ、装置やアウトレット等に収容しやすく、装置やアウトレット等の設計についても空間的制約が小さくなる。
外部ハウジングをプラグフレームから取り外すことにより、受け側光コネクタの嵌合凹所の開口部よりも狭い開口部を有する第二の受け側光コネクタに挿入及び嵌合が可能となり、従来の機器やシステム等との互換性を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一形態例に係る光コネクタを受け側光コネクタに接続した状態を示す断面図である。図2〜図4は、本発明の一形態例に係る光コネクタを示す図面であり、図2(a)は部分切欠図、図2(b)は正面図、図3は部分切欠斜視図、図4は縦断面図である。図5は、図2の光コネクタの外部ハウジングを示す縦断面図である。図6は、図2の光コネクタから外部ハウジングを取り外した状態を示す縦断面図である。図7は、図2の光コネクタから外部ハウジングを取り外した状態を示す斜視図である。
図8〜図11は、受け側光コネクタの一例を示す図面であり、図8,図9は断面図、図10は端面図、図11は斜視図である。図12は、第二の受け側光コネクタを示す断面図である。図13は、図6の光コネクタを第二の受け側光コネクタに接続した状態を示す断面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の光コネクタ10は、フェルール11とこのフェルール11を収容したハウジング12を有する光コネクタプラグ(雄型光コネクタ)である。この光コネクタ10と接続される受け側光コネクタ20は、光コネクタ10のハウジング12が挿入及び嵌合される嵌合凹所23が形成されたハウジング22とフェルール21を有する。受け側光コネクタ20は、例えばレセプタクルまたはアダプタなどの雌型光コネクタであるが、ここでは、光コネクタレセプタクルである。
光コネクタ10のフェルール11は、少なくとも先端部がジルコニア等の硬質材料からなり、フェルール11の先端が接合端面11aとなっている。フェルール11の内部には、接合端面11aに開口した光ファイバ挿入穴(微細孔)11bが形成されており、該光ファイバ挿入穴11bには、光ファイバ11fが内挿固定されている。光ファイバ11fは、特に限定されるものではないが、例えば光ファイバ心線、光ファイバ素線、光ファイバコード、光ファイバケーブル(例えばインドアケーブルやドロップケーブル)などから先端部の被覆を除去して露出された裸光ファイバや、コネクタ成端されるべき光ファイバとは別の短尺の裸光ファイバ(接続用光ファイバ)などが用いられる。接続用光ファイバを用いた場合、コネクタ成端される光ファイバは、光コネクタのハウジング内で接続用光ファイバと突き合わせ等により光接続されるようになっている。
光コネクタ10のハウジング12は、本形態例においてはフェルール11を収容したプラグフレーム16およびこのプラグフレーム16の後端側に嵌挿された後部ハウジング19からなる内部ハウジング12iと、この内部ハウジング12iを取り囲むように収容した外部ハウジング13とを備える。フェルール11の接合端面11aは、プラグフレーム16から突出している。
図3,図6等に示すように、プラグフレーム16の両側部には、後述する第二の受け側光コネクタ30の嵌合凹所33内に設けられた弾性係合片34の係合爪34aと係合可能な係合部16a(抜け止め突起)と、外部ハウジング13の両側部13sに形成された弾性係合片18と係合可能な凸部16c(係合部)とが突出形成されている。凸部16cのプラグフレーム16先端側の縁部は、係合部16aと凸部16cとの間に形成された凹部16dに向かって傾斜した傾斜面16bとなっている。
図2,図4に示すように、後部ハウジング19は、外部ハウジング13内に収容される本体部19aと、この本体部19aの後端側に形成されて本体部19aの外周よりも外方に突出したフランジ部19bとを有する。本体部19aとフランジ部19bとの間の段差は、外部ハウジング13が突き当たることによりハウジング後方への脱落を阻止する突き当たり部19cとなっている。
図3〜図5に示すように、外部ハウジング13は、内部に内部ハウジング12iを収容するようなハウジング収容穴13iを有し筒状に形成されたハウジング本体13mと、このハウジング本体13mの両側部13s後端側から延出されたラッチ14と、前記ハウジング本体13mから外部ハウジング13の先端側(図5の右側)に突出するように形成された突出片15とを有する。ハウジング本体13mの両側部13sの先端側にはそれぞれ弾性係合片18が形成されている。これら弾性係合片18は、ハウジング収容穴13iを介して互いに対向するように配置されている。
外部ハウジング13は、外部ハウジング13の後端13b側(図5の左側)から内部ハウジング12iの先端側(図6の右側)を挿入して、外部ハウジング13の弾性係合片18がプラグフレーム16の傾斜面16bに沿って弾性係合片18がハウジングの幅方向の外方に一旦弾性的に湾曲し、さらに傾斜面16bを乗り越えて凸部16cの後方に達するまで押し込むことにより、図4に示すように、外部ハウジング13がプラグフレーム16の凸部16cと後部ハウジング19の突き当たり部19cとの間に配置され、後部ハウジング19の本体部19aやプラグフレーム16の後端部が外部ハウジング13のハウジング収容穴13iに収容される。このため、光コネクタ10を受け側光コネクタ20と接続する際、及びこの接続を解除する際、光コネクタ10の着脱に要する程度の負荷では、弾性係合片18の先端がプラグフレーム16の凸部16cに突き当たるか、外部ハウジング13の後端部13bが後部ハウジング19の突き当たり部19cに突き当たることになり、内部ハウジング12iから外れることがないようになっている。
内部ハウジング12iから外部ハウジング13を取り外すためには、例えば、外部ハウジング13が内部ハウジング12iの先端側に相対的に変位するように、光コネクタ10の着脱に要する負荷を超える外力をハウジングに加え、外部ハウジング13の弾性係合片18とプラグフレーム16の凸部16cとの係合を解除する等の方法がある。
外部ハウジング13の両側部13sには、先端に係合爪14aを有するラッチ14が一対設けられている。ラッチ14は、先端側の挿入片14bと後端側の操作部14cとを有し、操作部14cは弾性変形可能な基端部14dを介して外部ハウジング13の後端部13bにつながっている。挿入片14bは、外部ハウジング13の側部13sに沿って光コネクタ10の先端側(フェルールの接合端面が臨む側、図2の右側)に延びており、その先端側から係合爪14aと共に受け側光コネクタ20の嵌合凹所23に挿入できるようになっている。なお、ラッチは、ハウジングの片側に設けられていてもよいが、ハウジングの両側に対向して設けられていることにより、光コネクタの操作性や受け側光コネクタとの係合の安定性が向上して好ましい。
外部ハウジング13の両ラッチ14が対向する方向(光コネクタの幅方向)の直交する二方(図3の上下;光コネクタの幅方向と直交する厚さ方向の上下両方)には、光コネクタ10の先端側に延びる突出片15が一対形成されている。プラグフレーム16は、両突出片15と両ラッチ14とにより、側面の四方が囲まれている。
突出片15の両側縁15aと外面15bとは、受け側光コネクタ20の嵌合凹所23に形成されたキー溝25(後述)に嵌合することにより、受け側光コネクタ20に対して光コネクタ10をその光軸に直交する2方向(光コネクタの幅方向及び厚さ方向;図1の上下方向および紙面に垂直な方向)に位置決めできるようになっている。つまり、突出片15は、光コネクタ10の嵌合すり合わせ部15としての機能も有するものである。図2(a)に示すように突出片15は、フェルール11の接合端面11aよりも該光コネクタ10の光軸方向の先端側(図2(a)の右側)に延びている。
図8〜図11に示すように、受け側光コネクタ20のフェルール21は、少なくとも先端部がジルコニア等の硬質材料からなり、フェルール21の先端が接合端面21aとなっている。フェルール21の内部には、接合端面21aに開口した光ファイバ挿入穴(微細孔)21bが形成されており、該光ファイバ挿入穴21bには、光ファイバ21fが内挿固定されている。光ファイバ21fは、特に限定されるものではないが、例えば光ファイバ心線、光ファイバ素線、光ファイバコード、光ファイバケーブル等から先端部の被覆を除去して露出された裸光ファイバや、コネクタ成端されるべき光ファイバとは別の短尺の裸光ファイバ(接続用光ファイバ)などが用いられる。接続用光ファイバを用いた場合、コネクタ成端される光ファイバは、光コネクタのハウジング内で接続用光ファイバと突き合わせ等により光接続されるようになっている。
受け側光コネクタ20のハウジング22は、本形態例においてはフェルール21を収容したスリーブホルダ26と、このスリーブホルダ26を取り囲むように形成された嵌合凹所23を有するコネクタ挿入部27を備える。嵌合凹所23は、コネクタ挿入部27の先端側に開口しており(開口部23a)、該嵌合凹所23には光コネクタ10のハウジング12の先端部が挿入及び嵌合できるようになっている。
スリーブホルダ26は嵌合凹所23の開口部23aに向かって突出した形状になっており、スリーブホルダ26内には光コネクタ10のフェルール11が挿入及び収容されるフェルール収容穴26aが設けられている。フェルール収容穴26aの内面には断面C字状の割りスリーブ26bが装着されている。割りスリーブ26b内に光コネクタ10のフェルール11を挿入及び収容することにより、両光コネクタ10,20のフェルール11,21は接合端面11a,21a同士を対向させて突き合わされる。割りスリーブ26bは、各フェルール11,21に内装された光ファイバ11f,21fを精密に位置合わせするために、両フェルール11,21の外周面を位置決めするようになっている。
コネクタ挿入部27の側面両側には、受け側光コネクタ20をパネルやボックス等に取り付けるためのフランジ22fが突出して形成されている。
コネクタ挿入部27の幅方向両側には、嵌合凹所23と連通する係合凹部24がスリーブホルダ26を間に挟む両側に形成されている。ここでは係合凹部24は、コネクタ挿入部27の側壁を貫通する貫通穴となっており、該貫通穴の嵌合凹所23の開口部23a側の縁部は、ラッチ14の先端の係合爪14aが係合される係止部24a(図1参照)となっている。
コネクタ挿入部27の係合凹部24が対向する方向(受け側光コネクタの幅方向)の直交する二方(図10,図11の上下;受け側光コネクタの幅方向と直交する厚さ方向の上下両方)には、嵌合凹所23の開口部23aと該開口部23aに対向する底部23bとの間に延びるキー溝25が形成されている。各キー溝25は、底面25bと該底面25bの両側部に位置する側面25a,25aとを有する断面コ字状の溝になっている。キー溝25は、光コネクタ10の突出片15が挿入及び嵌合することにより、両光コネクタ10,20をその光軸に直交する2方向(光コネクタの幅方向及び厚さ方向;図1の上下方向および紙面に垂直な方向)に位置決めできるようになっている。具体的には、キー溝25の両側面25aと突出片15の両側縁15aとの嵌合すり合わせにより、両光コネクタ10,20の幅方向(図1の上下方向)の位置決めがなされ、キー溝25の底面25bと突出片15の外面15bとの嵌合すり合わせにより、両光コネクタ10,20の厚さ方向(図1の紙面に垂直な方向)の位置決めがなされるようになっている。
受け側光コネクタ20の嵌合すり合わせ部25となるキー溝25は、該光コネクタ20の接合端面21aよりも該光コネクタ20の光軸方向の奥側(図8の右側)に達している。
さらに本形態例の光コネクタにおいては、図13に示すように、外部ハウジング13を取り外した状態では、受け側光コネクタ20の嵌合凹所23の開口部23aよりも狭い開口部33aを有する嵌合凹所33が形成された第二の受け側光コネクタ30に挿入及び嵌合が可能となっている。
図6,図7に、本形態例の光コネクタ10から外部ハウジング13を取り外した状態を示す。ここでは、外部ハウジング13を取り外した状態を区別するため、特に光コネクタ10iということがある。光コネクタ10iでは、フェルール11の接合端面11aがプラグフレーム16から突出するようになっている。
図12に示すように、第二の受け側光コネクタ30は、JIS C 5973等に規定されたSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling)の光コネクタレセプタクルやSC形光コネクタを簡略化したいわゆるSC2形光コネクタのレセプタクルなどを用いることができる。
第二の受け側光コネクタ30のフェルール31は、少なくとも先端部がジルコニア等の硬質材料からなり、フェルール31の先端が接合端面31aとなっている。フェルール31の内部には、接合端面31aに開口し、光ファイバ31fが内挿固定された光ファイバ挿入穴(微細孔)31bが形成されている。
第二の受け側光コネクタ30のハウジング32は、本形態例においてはフェルール31を収容したスリーブホルダ36と、このスリーブホルダ36を取り囲むように形成された嵌合凹所33を有するコネクタ挿入部37を備える。嵌合凹所33は、コネクタ挿入部37の先端側に開口しており(開口部33a)、該嵌合凹所33には光コネクタ10のハウジング12の先端部が挿入及び嵌合できるようになっている。
スリーブホルダ36は嵌合凹所33の開口部33aに向かって突出した形状になっており、スリーブホルダ36内には光コネクタ10iのフェルール11が挿入及び収容されるフェルール収容穴36aが設けられている。フェルール収容穴36aの内面には、フェルール11を位置決めするための断面C字状の割りスリーブ36bが装着されている。
図13に示すように、フェルール11をフェルール収容穴36aに挿入及び嵌合した際、プラグフレーム16の先端部は、スリーブホルダ36の外周面に嵌合するようになっている。
弾性係合片34は、湾曲するように弾性変形が可能であり、嵌合凹所33の底部33bから開口部33aに向かって突出するような向きに形成されている。各弾性係合片34の突出方向先端には、光コネクタ10iのプラグフレーム16の両側部に形成された係合部16a(抜け止め突起)に係合可能な係合爪34aが形成されている。
次に、本形態例の光コネクタの作用を説明する。
ラッチ14の操作部14cを操作して両ラッチ14,14の先端部同士の間隔を縮めつつ光コネクタ10の先端部を受け側光コネクタ20のコネクタ挿入部27の嵌合凹所23内に挿入し、両光コネクタ10,20の嵌合すり合わせ部15,25同士を嵌合させながら、光コネクタ10を嵌合凹所23の底部23bに向かって押し込むことにより、光コネクタ10が受け側光コネクタ20に対して精密に位置決めされつつ挿入される。
ラッチ14に対する操作力を適宜弱めつつ、ラッチ14の係合爪14aが受け側光コネクタ20の係合凹部24に係合するまで光コネクタ10を押し込むことにより、光コネクタ10の嵌合凹所23からの抜け止めがなされる。光コネクタ10のフェルール11を受け側光コネクタ20のフェルール収容穴26aに挿入して、割りスリーブ26b内で受け側光コネクタ20のフェルール21と対向させることにより、光コネクタ10のフェルール11に内挿固定された光ファイバ11fと、受け側光コネクタ20のフェルール21に内挿固定された光ファイバ21fとが光接続される。
逆に両光コネクタ10,20の光接続を解除する場合には、まず、ラッチ14の操作部14cを操作して両ラッチ14,14の先端部同士の間隔を縮め、ラッチ14の係合爪14aと受け側光コネクタ20の係合凹部24との係合を解除する。光コネクタ10を嵌合凹所23から引き抜くことにより、光コネクタ10を受け側光コネクタ20から抜去することができる。
また、本形態例の光コネクタ10は、図6,図7に示すように、プラグフレーム16から外部ハウジング13を取り外すことにより、SC2形光コネクタプラグと互換性をもつ光コネクタ10iとして機能する。すなわち、図12,図13に示すように、受け側光コネクタ20の嵌合凹所23の開口部23aよりも狭い開口部33aを有する第二の受け側光コネクタ30に挿入及び嵌合することができる。外部ハウジング13が取り外された光コネクタ10iは、SC2形光コネクタでは公知のように、抜去工具を用いることで、第二の受け側光コネクタ30との接続を解除して抜去することができる。
以上のように、本形態例の光コネクタ10によれば、両光コネクタ10,20の着脱を操作するラッチ14が光コネクタ10に設けられているので、受け側光コネクタ20の破損が抑制される。また、受け側光コネクタ20の構造を簡略化でき、受け側光コネクタ20の寸法を比較的小型に収めることができる。従って、装置やアウトレット等に収容しやすく、装置やアウトレット等の設計についても空間的制約が軽減される。
外部ハウジング13を取り外すことにより、受け側光コネクタ20の嵌合凹所23の開口部23aよりも狭い開口部33aを有する第二の受け側光コネクタ30(ここではSC2形光コネクタレセプタクル)に光コネクタ10iを挿入及び嵌合することが可能となり、従来の機器やシステム等との互換性を確保できる。
光コネクタ10の嵌合すり合わせ部15がフェルール11の接合端面11aよりも突出しているので、嵌合作業時等にフェルール11の接合端面11aを傷つけにくく、取扱い性に優れる。受け側光コネクタ20の嵌合すり合わせ部25が接合端面21aよりも奥側に達しているので、受け側光コネクタ20の嵌合すり合わせ部25の長さ(光軸に沿う方向の長さ)を確保しながら、受け側光コネクタ20の接合端面21aと先端部(嵌合凹所23の開口部23a)との距離を短くすることができる。従って、受け側光コネクタの全長を短くすることが可能であり、アウトレット等の狭い空間への収納の点で有利である。
図1に示すように、両光コネクタ10,20の嵌合すり合わせ部15,25同士がすり合わされるすり合わせ長は、側面15a,25a同士においてはほぼ図1等に示すLとなっている。突出片15の外面15bとキー溝25の底面25bとのすり合わせ長については、図1のLと同程度またはそれ以上の長さが確保されている。図1に示すように、嵌合すり合わせ部15,25同士のすり合わせ長の範囲が、光接続状態における接合端面11a,21aの位置を含んでおり、光軸方向の両側(嵌合凹所の開口部側および底部側)に延びているので、両光コネクタ同士の嵌合すり合わせが安定し、光特性の持続性が充分に確保され、優れた光コネクタとなる。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記各形態例における光コネクタの具体的な形状や構造等は例示に過ぎず、本発明を何ら限定するものではない。
本発明は、種々の産業分野において、光ファイバの光接続に利用することができる。
本発明の一形態例に係る光コネクタを受け側光コネクタに接続した状態を示す断面図である。 本発明の一形態例に係る光コネクタを示す(a)部分切欠図および(b)正面図である。 本発明の一形態例に係る光コネクタを示す部分切欠斜視図である。 本発明の一形態例に係る光コネクタを示す縦断面図である。 図2の光コネクタの外部ハウジングを示す縦断面図である。 図2の光コネクタから外部ハウジングを取り外した状態を示す縦断面図である。 図2の光コネクタから外部ハウジングを取り外した状態を示す斜視図である。 受け側光コネクタの一例を示す断面図である。 受け側光コネクタの一例を示す断面図である。 受け側光コネクタの一例を示す端面図である。 受け側光コネクタの一例を示す斜視図である。 第二の受け側光コネクタを示す断面図である。 図6の光コネクタを第二の受け側光コネクタに接続した状態を示す断面図である。
符号の説明
10…光コネクタ、11…フェルール、13…外部ハウジング、13s…外部ハウジングの側部、14…ラッチ、14a…係合爪、15…嵌合すり合わせ部、16…プラグフレーム、16a…係合部(抜け止め突起)、16c…凸部(抜け止め突起)、18…弾性係合片、20…受け側光コネクタ、22…ハウジング、23…嵌合凹所、23a…嵌合凹所の開口部、24…係合凹部、30…第二の受け側光コネクタ、33…嵌合凹所、33a…嵌合凹所の開口部、34…弾性係合片。

Claims (2)

  1. フェルール(11)を収容したプラグフレーム(16)と、このプラグフレームの外周に装着された外部ハウジング(13)とを有し、この外部ハウジングが受け側光コネクタ(20)のハウジング(22)に形成された嵌合凹所(23)に挿入及び嵌合されるようになっている光コネクタであって、
    前記外部ハウジングの両側部(13s)には前記受け側光コネクタのハウジングの嵌合凹所の両側に形成された係合凹部(24)に係合しうる係合爪(14a)を有するラッチ(14)が設けられており、
    前記外部ハウジングの先端側には、前記受け側光コネクタの嵌合凹所に嵌合して前記受け側光コネクタに対して位置決めする嵌合すり合わせ部(15)が形成されており、
    前記プラグフレームから前記外部ハウジングを取り外すことにより、前記受け側光コネクタの嵌合凹所の開口部(23a)よりも狭い開口部(33a)を有する嵌合凹所(33)が形成された第二の受け側光コネクタ(30)に挿入及び嵌合が可能となり、
    前記プラグフレームには、前記第二の受け側光コネクタの嵌合凹所に挿入及び嵌合するときに前記第二の受け側光コネクタの嵌合凹所内に設けられた弾性係合片(34)と係合する係合部(16a)が形成されていることを特徴とする光コネクタ(10)。
  2. 前記外部ハウジングには弾性変形可能な弾性係合片(18)が形成されており、この弾性片がプラグフレームの側部に形成された凸部(16c)に係合することにより、プラグフレームからの外部ハウジングの脱落が阻止されていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
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