JP4654961B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ同士を突き合わせて接続する光コネクタに関するものである。
従来の光コネクタとしては、例えば特許文献1に記載されているように、光ファイバが挿通された一対の光プラグと、これら光プラグの間に連結する光アダプタとを備えるものが知られている。各光プラグは、光アダプタが差し込まれる嵌合部を有している。各光プラグに挿通された光ファイバの先端面は、嵌合部内に位置している。
特開2000−304978号公報
光コネクタでは、光ファイバ同士を突き合わせる前に、光ファイバの先端面を清掃する必要がある。具体的には、光ファイバの先端面をアルコールのついた脱脂綿で拭き取ったり、光ファイバの先端面に粘着剤を塗布した粘着シートを押し付けたりして清掃する。しかしながら、上述の光コネクタにおいて、光ファイバの先端面は嵌合部内に位置している。そのため、光ファイバの先端面が光プラグの内側に引き込まれた状態となっている場合がある。このような場合には、脱脂綿や粘着シートを光ファイバの先端面に接触させることが難しく、十分な清掃を行えない。
そこで、本発明の目的は、光ファイバの先端面の清掃が容易な光コネクタを提供することとする。
本発明の光コネクタは、第1コネクタと、第1コネクタに対して着脱自在な第2コネクタと、第1コネクタと第2コネクタとを係止する係止手段とを備え、光ファイバケーブルの外被から露出された光ファイバ同士を突き合わせて接続する光コネクタであって、第1コネクタは、一方の光ファイバケーブルを保持する第1ハウジングと、第1ハウジング内に設けられ、且つ、第1ハウジング内に挿通された一方の光ファイバケーブルの光ファイバを保持する保持部と、第1ハウジング内に挿通された一方の光ファイバケーブルに固定される固定部材とを有し、第1ハウジングは、一方の光ファイバケーブルの一部を後方から導入するための導入部と、導入部と保持部との間に形成され、一方の光ファイバケーブルに固定された固定部材を前後方向にスライド可能に収容するための収容部と、一方の光ファイバケーブルをケーブル収容空間にガイドするためのガイド面と、固定部材の後方への移動を制限するストッパと、収容部に収容された固定部材が前方にスライドした際に、一方の光ファイバケーブルの外被の端面と当接する当接壁とを有し、収容部は、ガイド面の上方に位置し、ガイド面の上方に開放された空間であり、一方の光ファイバケーブルを導入部から第1ハウジング内に導入してガイド面でケーブル収容空間にガイドし、光ファイバの先端を保持部にて保持した状態において、固定部材をガイド面の上方より収容部に入れて、一方の光ファイバケーブルに固定し、収容部に収容された固定部材が第1ハウジングの前方にスライドすると、一方の光ファイバケーブルの光ファイバが第1ハウジングから前方に突出するように構成されており、一方の光ファイバケーブルの光ファイバが第1ハウジングから前方に突出した状態で光ファイバの先端面を清掃した後、固定部材を第1ハウジングの前方から後方にスライドさせると、光ファイバが第1ハウジング内に引き込まれることを特徴とするものである。
このような光コネクタにおいて、固定部材は第1ハウジングの収容部に収容され、第1ハウジングの前後方向にスライド可能となっている。固定部材は、第1ハウジングに保持された光ファイバケーブルに固定されている。よって、固定部材を第1ハウジングの前方にスライドさせた場合には、光ファイバケーブルも第1ハウジングの前方に移動する。この移動により、保持部で保持された光ファイバは第1ハウジングから前方に突出することとなる。光ファイバの先端面を突出させることによって、かかる先端面の清掃は非常に容易となる。
更に、固定部材を第1ハウジングの前方から後方にスライドさせると、光ファイバケーブルが移動して、第1ハウジングから突出していた光ファイバは第1ハウジング内に引き込まれることとなる。清掃後、固定部材をこのようにスライドさせることによって、光ファイバ先端の損傷を防ぐことができる。
好ましくは、係止手段は、第1コネクタに設けられ、外側に突設した係止爪を有する一対のラッチ部と、第2コネクタに設けられ、各係止爪と係合する一対の係止受け部とを有しており、ラッチ部は、前方に移動した固定部材と突当する突当部が設けられており、収容部に収容された固定部材が第1ハウジングの前方にスライドした際に、固定部材が突当部に当接し、更にスライドさせると固定部材が突当部の間に入り込んでいくことにより弾性変形して外側に開くように構成されている。
この場合には、固定部材が第1ハウジングの前方にスライドすると、ラッチ部が外側に開くのにともなって、係止爪も外側に開く。係止受け部は、外側に開いた係止爪と嵌合することができない。外側に突設した係止爪と係合するように構成されているためである。したがって、固定部材が第1ハウジングの前方に位置している状態で、第1コネクタの係止爪と第2コネクタの係止受け部とが係合することはない。よって、光ファイバを突出させたまま第1コネクタと第2コネクタとを係止することができなくなるので、光ファイバ先端の損傷をより確実に防ぐことができる。
好ましくは、第2コネクタは、他方の光ファイバケーブルを保持する第2ハウジングを有し、第2ハウジングは、前方に突出した位置決め凸部を有しており、当該位置決め凸部は、係止手段により第1コネクタと第2コネクタとを係止する際に、収容部に収容された固定部材を押圧してストッパに当接した状態とすることにより、第1ハウジングの後方に位置決めする。
この場合には、第2コネクタの位置決め凸部が、固定部材を第1ハウジングの後方に位置決めする。よって、光ファイバを突出させたまま第1コネクタと第2コネクタとを係止することがなくなるため、光ファイバ先端の損傷をいっそう確実に防ぐことができる。
1ハウジングには、収容部に収容された固定部材が第1ハウジングの前方にスライドした際に、一方の光ファイバケーブルの外被の端面と当接する当接壁が設けられている。
この場合には、固定部材が第1ハウジングの前方にスライドすると、光ファイバケーブルも第1ハウジング内の前方に移動して、当接壁に当接する。当接壁に当たった光ファイバケーブルは、それ以上前方に移動することができなくなる。このように、当接壁によって光ファイバケーブルの前方への移動を規制することが可能となるため、光ファイバが第1ハウジングから過剰に突出する、ということがなくなる。その結果、光ファイバ先端の損傷を更に確実に防ぐことができる。
本発明によれば、光ファイバの先端面の清掃が容易となる。したがって、光ファイバの先端面に付着した汚れやゴミを十分に除去することが可能となる。その結果、異物が光ファイバの先端面上に残って光結合を阻害する、ということがなくなる。
以下、本発明に係る光コネクタの好適な実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光コネクタの一実施形態を示す斜視図である。同図において、本実施形態の光コネクタ1は、光ファイバケーブル2の外被2aから露出された光ファイバ3と光ファイバケーブル4の外被4aから露出された光ファイバ5とを突き合わせて接続するものである。光ファイバケーブル2は、例えば複数心(ここでは2心)の光ファイバ3と一対のテンションメンバ(図示せず)とを外被2aで一括して覆ってなるインドアケーブルである。光ファイバケーブル4は、光ファイバケーブル2と同じ構造を有する光ケーブルである。
光コネクタ1は、コネクタプラグ6(第1コネクタ)と、コネクタプラグ6に対して着脱自在なコネクタソケット7(第2コネクタ)とを備えている。
図2(a)はコネクタプラグ6の分解斜視図であり、図2(b)はコネクタプラグ6の側面図である。図2に示されるように、コネクタプラグ6は、断面略矩形状のプラグハウジング8(第1ハウジング)と、プラグハウジング8内に挿通された光ファイバケーブル2に固定されるケーブル固定部材9(固定部材)とを有している。そのほかにコネクタプラグ6は、プラグハウジング8内にて光ファイバ3を保持するファイバ保持部材10(保持部)を有している。
プラグハウジング8は、ハウジング本体11と、このハウジング本体11の後側に設けられたケーブル固定部12とを有している。図3は、プラグハウジング8及びファイバ保持部材10の垂直方向断面図であり、図4は、プラグハウジング8の正面図である。
ファイバ保持部材10は、ハウジング本体11内に収容されている。ファイバ保持部材10は、前側(ケーブル固定部12の反対側)に突出した断面略長円形状の位置合わせ用凸部14を有している。位置合わせ用凸部14の先端面は、プラグハウジング8の前端面よりも内側に位置している。つまり、プラグハウジング8の前端側には、コネクタソケット7と係合する凹み50が形成されることになる。これにより、ファイバ保持部材10に保持される光ファイバ3が保護されるため、光ファイバ3の損傷等が発生しにくくなる。
ファイバ保持部材10における位置合わせ用凸部14を含む部位には、プラグハウジング8の前後方向に延在し光ファイバ3を挿通させる2つの断面円形状のファイバ挿通孔15が形成されている。ファイバ挿通孔15の径は、光ファイバ3の被覆部の外径、つまり光ファイバ素線もしくは光ファイバ心線の外径よりも僅かに大きくなっており、光ファイバ3の被覆部の外径と実質的に同等である。ファイバ保持部材10におけるファイバ挿通孔15の両端の開口縁部には、光ファイバ3をファイバ挿通孔15に挿入しやすくしたり、光ファイバ3の端面に傷を付けないようにするための面取りがそれぞれ形成されている。
ハウジング本体11は、光ファイバケーブル2から露出した2本の光ファイバ3を前方に向けてガイドするための2つのガイド溝16を有している。各ガイド溝16は各光ファイバ3をファイバ保持部材10のファイバ挿通孔15に導く。また、ハウジング本体11の内部においてガイド溝16よりも後側の領域には、光ファイバケーブル2を保持するためのケーブル収容空間17が形成されている。ハウジング本体11におけるケーブル収容空間17の開口縁部には、光ファイバケーブル2をケーブル収容空間17に挿入しやすくするための面取り17aが形成されている。
ハウジング本体11の内側面において、ガイド溝16とケーブル収容空間17との間には、段差が設けられている。この段差の内面は、光ファイバケーブル2の外被2aの端面が当接する当接壁18となる。この当接壁18によって、光ファイバケーブル2は前方への移動を規制されることとなる。
ケーブル固定部12には、ケーブル固定部材9が取り付けられる。ケーブル固定部材9は、プラグハウジング8内に挿通された光ファイバケーブル2に固定される。図2に示されるように、ケーブル固定部材9は4本の脚部19を有している。4本の脚部19には刃(図示せず)が設けられており、この刃が光ファイバケーブル2の外被2aに食い込むことによって、ケーブル固定部材9は光ファイバケーブル2に固定されることとなる。ケーブル固定部12に取り付けられたケーブル固定部材9の上面9aは、ケーブル固定部12の上面よりも突出している。
ケーブル固定部12は、光ファイバケーブル2に固定されたケーブル固定部材9を前後方向にスライド可能に収容するための固定部材収容部20(収容部)と、ケーブル固定部材9の後方への移動を制限するストッパ21と、光ファイバケーブル2をケーブル収容空間17にガイドするためのガイド面22とを有している。
ガイド面22は、その一端部がケーブル収容空間17を形成する壁面に連結されている。ガイド面22の他端部はケーブル固定部材9と同等の幅を有しており、この他端部の側面を囲むよう略コの字形状にストッパ21が設けられている。ストッパ21は、光ファイバケーブル2をプラグハウジング8の後方から導入するための導入口23(導入部)を有している。導入口23の開口縁部には、光ファイバケーブル2を挿入しやすくするための面取り23aが形成されている。
固定部材収容部20は、導入口23とファイバ保持部材10との間に形成されている。すなわち、ガイド面22の上方に位置する空間が固定部材収容部20となる。固定部材収容部20は、ケーブル固定部材9をスライド可能に収容するのに十分な大きさを有している。
プラグハウジング8の内部において、ファイバ保持部材10とケーブル収容空間17との間の領域つまりガイド溝16の上方には、光ファイバ3,5同士を突き合わせたときに光ファイバ3を上方に撓ませるためのファイバ撓み空間24が形成されている。また、プラグハウジング8のハウジング本体11には窓部25a,25bが設けられている。窓部25aにより光ファイバ3の撓み状態を確認することが可能となり、窓部25bによりファイバ保持部材10がハウジング本体11内の適切な位置に配設されたかどうかを確認することが可能となる。
プラグハウジング8には、ハウジング本体11の幅方向に対して弾性変形可能な一対のラッチ26(ラッチ部、係止手段)が設けられている。ラッチ26は、ストッパ21の両側面に配設されており、前方に向かって延びている。各ラッチ26の先端には、コネクタプラグ6をコネクタソケット7に対して係止するための、外側に突設した係止爪27が設けられている。また、各ラッチ26は、ハウジング本体11の幅方向(前後方向及び上下方向に垂直な方向)に曲げられた部分を含む掴み部28を有している。この掴み部28のハウジング本体11側の壁面には、前方へ移動したケーブル固定部材9と突当する突当部29が設けられている。
以上のようなコネクタプラグ6において、ハウジング本体11、ケーブル固定部12、及び各ラッチ26は、1つの成形部品として一体成形されている。コネクタプラグ6を形成する樹脂材料としては、精密成形が可能である点と耐熱性や信頼性に優れているという点から、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)及びポリエーテルスルホン(PES)のいずれかを使用するのが好ましい。
なお、ハウジング本体11、ケーブル固定部12、及び各ラッチ26は、別々の部品で構成しても構わない。ただし、低コスト化の観点からは、これらを一体的に形成するのが好ましい。また、この観点からすれば、ハウジング本体11、ケーブル固定部12、及び各ラッチ26と共にファイバ保持部材10を一体成形しても構わない。
図5は、コネクタソケット7の分解斜視図である。図5に示されるように、コネクタソケット7は、光ファイバケーブル4を保持する断面略矩形状のソケットハウジング30(第2ハウジング)を有している。そのほかにコネクタソケット7は、光ファイバケーブル4に固定されるケーブル固定部材31と、ソケットハウジング30内にて光ファイバ5を保持するファイバ保持部材32とを有している。
ソケットハウジング30は、ハウジング本体33と、このハウジング本体33の後側に設けられたケーブル固定部34とからなっている。図6は、ソケットハウジング30及びファイバ保持部材32の垂直方向断面図であり、図7は、ソケットハウジング30の正面図である。
ファイバ保持部材32は、ハウジング本体33内に収容されている。ファイバ保持部材32には、ソケットハウジング30の前後方向に延在し各光ファイバ5を挿通させる2つの断面円形状のファイバ挿通孔35が形成されている。ファイバ挿通孔35の径は、光ファイバ5の被覆部の外径よりも僅かに大きくなっており、光ファイバ5の被覆部の外径と実質的に同等である。ファイバ保持部材32におけるファイバ挿通孔35の両端の開口縁部には、光ファイバ5をファイバ挿通孔35に挿入しやすくしたり、光ファイバ5の端面に傷を付けないようにするための面取りがそれぞれ形成されている。
ファイバ保持部材32の先端側部位には、ファイバ挿通孔35と連通すると共にファイバ保持部材10の位置合わせ用凸部14と嵌合する断面略長円形状の位置合わせ用凹部36が設けられている。これにより、位置合わせ用凸部14を位置合わせ用凹部36に差し込むだけで、ファイバ保持部材10のファイバ挿通孔15とファイバ挿通孔35との位置合わせが確実に行えるようになる。ファイバ保持部材32における位置合わせ用凹部36の開口縁部には、位置合わせ用凸部14を挿入しやすくするための面取り36aが形成されている。
ハウジング本体33には、各光ファイバ5をファイバ保持部材10のファイバ挿通孔35に導くための2つのガイド溝37が設けられている。また、ソケットハウジング30の内部においてガイド溝37よりも後側の領域には、光ファイバケーブル4を保持するためのケーブル収容空間38が形成されている。ソケットハウジング30におけるケーブル収容空間38の開口縁部には、光ファイバケーブル4をケーブル収容空間38に挿入しやすくするための面取り38aが形成されている。
ケーブル固定部34には、上記のケーブル固定部材31が取り付けられる。ケーブル固定部材31は、ソケットハウジング30内に挿通された光ファイバケーブル4に固定される。ケーブル固定部材31は、4本の脚部39を有している。4本の脚部39には光ファイバケーブル4の外被4aに食い込む刃(図示せず)が設けられている。ケーブル固定部34は、ケーブル収容空間38と連通しケーブル固定部材31の脚部19が差し込まれる2つの穴部34aを有している。
ソケットハウジング30の内部においてファイバ保持部材32とケーブル収容空間38との間の領域つまりガイド溝37の上方には、光ファイバ3,5同士を突き合わせたときに光ファイバ5を上方に撓ませるためのファイバ撓み空間40が形成されている。また、ソケットハウジング30のハウジング本体33には窓部41a及び41bが設けられている。窓部41aにより光ファイバ5の撓み状態を確認することが可能となり、窓部41bによりファイバ保持部材32がハウジング本体33内の適切な位置に配設されたかどうかを確認することが可能となる。
ハウジング本体33の前端側部分には、コネクタプラグ6のプラグハウジング8が嵌入されるプラグハウジング受容部42と、コネクタプラグ6の各ラッチ26が挿入される一対のラッチ受容部43とが設けられている。ラッチ受容部43は、プラグハウジング受容部42の両側にそれぞれ形成されている。
プラグハウジング受容部42の開口は、プラグハウジング8のハウジング本体11の外形に対応した形状及び寸法を有している。ハウジング本体33は、ハウジング本体11を位置決めして案内すると共にハウジング本体11を上下方向及び幅方向に対して規制するためのガイド面44を有し、このガイド面44によってプラグハウジング受容部42が形成されている。これにより、ファイバ保持部材10の位置合わせ用凸部14を位置合わせ用凹部36に簡単且つ確実に嵌め込んで、位置合わせ用凸部14の先端面(ファイバ保持部材10の突き合わせ面)10aと位置合わせ用凹部36の底面(ファイバ保持部材32の突き合わせ面)32aとを突き合わせることが可能となる。
ハウジング本体33には、ラッチ26の係止爪27と係合する一対の係止受け用窓部45(係止受け部、係止手段)が設けられている。係止受け用窓部45はハウジング本体33の両側面に配設されている。各係止受け用窓部45に各ラッチ26の係止爪27が引っ掛かることで、コネクタプラグ6とコネクタソケット7とが係止されるようになる(図15参照)。各係止受け用窓部45は、プラグハウジング8とソケットハウジング30との係止状態において、位置合わせ用凸部14の先端面10aが位置合わせ用凹部36の底面32aに突き当たるような位置に形成されている。
ハウジング本体33の上面には、前方に突出した位置決め凸部46が設けられている。位置決め凸部46は、コネクタプラグ6とコネクタソケット7とを係止する際に、ケーブル固定部12に収容されたケーブル固定部材9をプラグハウジング8の後方に位置決めする。より具体的には、各係止受け用窓部45に各ラッチ26の係止爪27を引っ掛かけた状態において、ケーブル固定部材9がプラグハウジング8の前方に移動しないよう、位置決め凸部46はプラグハウジング8の前方側面を押圧する。
以上のようなコネクタソケット7を形成する樹脂材料は、コネクタプラグ6を形成する樹脂材料と同じである。
次に、光コネクタ1を組み立てる方法について説明する。まず、上述した光ファイバケーブル2,5、プラグハウジング8、ソケットハウジング30、ケーブル固定部材9,31、及びファイバ保持部材10,32を用意する。
用意した光ファイバケーブル2の先端部の外被2aを除去して光ファイバ3を露出させる。このとき、光ファイバ3の露出部分は、裸ファイバを被覆部で覆ってなる状態となっている。続いて、光ファイバ3の被覆部が付いたまま状態で、光ファイバ3の先端部を切断し、更に光ファイバ3の先端面を研磨する。また、上記と同様にして、光ファイバケーブル4の先端部の外被4aを除去して光ファイバ5を露出させ、光ファイバ5の被覆部が付いたまま状態で、光ファイバ5の先端部を切断し、更に光ファイバ5の先端面を研磨する。
次に、ファイバ保持部材10をプラグハウジング8に組み付ける。具体的には、ファイバ保持部材10を、位置合わせ用凸部14が前側となるようプラグハウジング8内に収容する。このとき、ファイバ保持部材10の組み付け位置を窓部25bによって確認することができる。
次に、光ファイバ3をプラグハウジング8に組み付ける。具体的には、図8に示されるように、光ファイバケーブル2を導入口23からプラグハウジング8内に入れる。その後、光ファイバケーブル2をガイド面22でガイドし、光ファイバ3の先端をガイド溝16に沿わせながら、ファイバ挿通孔15に光ファイバ3を挿入する。
図9に示されるように、光ファイバ3をファイバ保持部材10で保持した状態で、ケーブル固定部材9を光ファイバケーブル2に固定する。具体的には、ケーブル固定部材9を上方よりケーブル固定部12の固定部材収容部20に入れて、ケーブル固定部材9の各脚部19の刃部を光ファイバケーブル2の外被2aに食い込ませる。これにより、光ファイバ3が付いたコネクタプラグ6が得られる。なお、ケーブル固定部材9を光ファイバケーブル2に固定する際、光ファイバ3の先端部はファイバ保持部材10の突き合わせ面(位置合わせ用凸部14の先端面)10aから突出せず、位置合わせ用凸部14内に位置している。
光ファイバケーブル2に固定したケーブル固定部材9を、図10に示されるように、プラグハウジング8の前方にスライドさせる。ケーブル固定部材9と共に光ファイバケーブル2もまた、プラグハウジング8の前方に移動する。これにともなって、光ファイバ3がプラグハウジング8から前方に徐々に突出していく。
ケーブル固定部材9を更にスライドさせていくと、光ファイバケーブル2の外被2aの端面が、ハウジング本体11の当接壁18に当接する。これにより、光ファイバケーブルはそれ以上前方に移動することができなくなる。つまり当接壁18によって、光ファイバ3の過剰な突出を防止することができる。
光ファイバケーブル2を当接壁18に当接させた状態で、光ファイバ3の先端面をアルコールのついた脱脂綿で拭いて清掃する。光ファイバ3の先端面はプラグハウジング8から十分に突出しているため、清掃を容易に行うことができる。したがって、例えばファイバ挿通孔15に詰まっていた埃等の異物が、光ファイバ3の先端面に付着した場合であっても、この異物を接続前に十分に除去することが可能となる。
ところで、ケーブル固定部材9をプラグハウジング8の前方に向かって徐々にスライドさせていくと、図11に示されるように、ケーブル固定部材9は各ラッチ26の突当部29に当接する。更にスライドさせると、ケーブル固定部材9は一方のラッチ26の突当部29と他方のラッチ26の突当部29との間に入り込んでいく。ケーブル固定部材9が間に入り込むと、各ラッチ26は弾性変形し、これにより係止爪27が外側に開く。光ファイバケーブル2が当接壁18に当接している時、各係止爪27はこのように外側に開いた状態となっている。外側に開いた状態の各係止爪27は、ソケットハウジング30のラッチ受容部43に入らない。そのため、光ファイバ3を突出させた状態でコネクタプラグ6とコネクタソケット7とを係止させることは不可能となる。
光ファイバ3の先端面を脱脂綿で拭いた後、ケーブル固定部材9を図9に示される状態に戻す。すなわち、ケーブル固定部材9をプラグハウジング8の後方にスライドさせて、ケーブル固定部材9の後方側面をストッパ21と当接させる。これにより、光ファイバ3の先端面は再びハウジング本体11の内側に引き込んだ状態となり、各ラッチ26の係止爪27は弾性力によって初期の状態に戻る。
続いて、ファイバ保持部材32をソケットハウジング30に組み付ける。具体的には、ファイバ保持部材32を、位置合わせ用凹部36が前側となるようソケットハウジング30内に収容する。このとき、ファイバ保持部材32の組み付け位置を窓部41bによって確認することができる。
次に、光ファイバ5をソケットハウジング30に組み付ける。具体的には、光ファイバケーブル4を後側からソケットハウジング30内に入れる。その後、光ファイバ5の先端をガイド溝37に沿わせながら、ファイバ挿通孔35に光ファイバ5を挿入する。
そして、図12に示されるように、光ファイバ5をファイバ保持部材32の突き合わせ面(位置合わせ用凹部36の底面)32aから僅かに突き出した状態で、ケーブル固定部材31により光ファイバケーブル4をソケットハウジング30に固定する。これにより、光ファイバ5が付いたコネクタソケット7が得られる。
次に、光ファイバ3,5同士を突き合わせて接続する場合は、コネクタプラグ6の前端面とコネクタソケット7の前端面とを対向させる。そして、コネクタプラグ6における各ラッチ26の掴み部28を指で掴んで、各ラッチ26をコネクタプラグ6の幅方向内側(ハウジング本体11の側面側)に押し込んだ状態で、図13に示されるように、コネクタプラグ6のプラグハウジング8をコネクタソケット7のソケットハウジング30内に入れる。このとき、コネクタプラグ6のハウジング本体11の先端側部分をソケットハウジング30のプラグハウジング受容部42に挿入すると共に、各ラッチ26をソケットハウジング30のラッチ受容部43に挿入する。
そして、ハウジング本体11をソケットハウジング30のガイド面44に沿って更に押し込むことにより、図14に示すように、ファイバ保持部材10の位置合わせ用凸部14をファイバ保持部材32の位置合わせ用凹部36に差し込み、位置合わせ用凸部14の先端面10aを位置合わせ用凹部36の底面32aに突き当てる。
このとき、各ラッチ26の係止爪27は、ソケットハウジング30に形成された係止受け用窓部45と対応する位置に達する。このため、図15に示すように、各ラッチ26が弾性力によって初期状態に戻ろうとしてコネクタプラグ6の幅方向外側に広がり、各係止受け用窓部45に各係止爪27が引っ掛かり、コネクタプラグ6とコネクタソケット7とが係止された状態となる。
コネクタプラグ6とコネクタソケット7とが係止された状態であるとき、プラグハウジング8に収容されたケーブル固定部材9は、ソケットハウジング30の位置決め凸部46によってプラグハウジング8の後方に位置決めされている。
ここで、ケーブル固定部材9がプラグハウジング8の前方にある状態で、コネクタプラグ6とコネクタソケット7とを係止しようとした場合を考える。この場合には、位置決め凸部46がケーブル固定部材9を押圧し、このケーブル固定部材9をプラグハウジング8の後方に向かって移動させることとなる。プラグハウジング8の挿入が完了したときには、位置決め凸部46の押圧により、ケーブル固定部材9はその後方側面がストッパ21に当接した状態となっている。つまり、プラグハウジング8の前方から光ファイバ3が突出している状態で、コネクタプラグ6とコネクタソケット7とを係止しようとした場合には、プラグハウジング8がソケットハウジング30内に挿入されていくにつれて、突出していた光ファイバ3がハウジング本体11の内側に引き込まれていくこととなる。したがって、光ファイバ3を突出させたコネクタプラグ6とコネクタソケット7とを係止してしまう、といったことがなくなる。
先述したように、光コネクタ1では、光ファイバ3が突出しているときに係止爪27がラッチ受容部43に入らないような構成となっている。しかしながら万が一、係止爪27がラッチ受容部43に入ってしまった場合であっても、位置決め凸部46を備えているため、光ファイバ3の先端が損傷する事態を確実に防ぐことができる。
コネクタプラグ6とコネクタソケット7とが係止された状態では、ガイド面44によってプラグハウジング8がソケットハウジング30に上下左右に拘束される。そのため、例えば光ファイバケーブル2,4を引っ張ったときに発生する曲げモーメントに対する強度が高くなる。
コネクタプラグ6をコネクタソケット7に装着する前は、上述したように、光ファイバ3の先端部は位置合わせ用凸部14の先端面10aから内側に引き込んだ状態となっており、光ファイバ5の先端部は位置合わせ用凹部36の底面32aから突き出た状態となっている。また、上述したように、プラグハウジング8の内部にはファイバ撓み空間24が形成され、ソケットハウジング30の内部にはファイバ撓み空間40が形成されている。
したがって、位置合わせ用凸部14の先端面10aを位置合わせ用凹部36の底面32aに突き当てたときには、図14に示すように、光ファイバ5の突き出し部がファイバ保持部材10のファイバ挿通孔15に挿入され、光ファイバ3,5はファイバ挿通孔15内で互いに押し合うこととなる。そのため、光ファイバ3の先端部がプラグハウジング8の後方にずれ動き、光ファイバ5の突き出し部がソケットハウジング30の後方にずれ動いた状態で、光ファイバ3,5同士が接続(結合)されることになる。そして、光ファイバ3の後退分がファイバ撓み空間24に吸収されて、光ファイバ3が上方に撓むようになり、光ファイバ5の後退分がファイバ撓み空間40に吸収されて、光ファイバ5が上方に撓むようになる。このとき、光ファイバ3,5の撓み力が光ファイバ3,5同士の結合力となる。なお、位置合わせ用凸部14の先端面10aからの光ファイバ3の引き込み量については、0.2〜1.5mmとするのが好ましい。光ファイバ3の引き込み量を0.2〜1.5mmとすれば、ファイバ挿通孔15内の孔精度が高い部分で光ファイバ3,5を接続することができる。その結果、光ファイバ3,5の接続面がずれることによる接続損失の発生を抑制することができる。
なお、光ファイバ5と同様に、光ファイバ3の先端部も位置合わせ用凸部14の先端面10aから突き出すとしても良い。この場合、光ファイバ3,5同士の結合力を高くしつつ、光ファイバ3,5が撓む時の光ファイバ3,5の所望な曲げ半径を確保するためには、光ファイバ3,5の突き出し量は0.01〜1.00mmであるのが好ましい。また、光ファイバ3の先端部は位置合わせ用凸部14の先端面10aから突き出し、光ファイバ5の先端部は位置合わせ用凹部36の底面32aから内側に引き込むとしても良い。
コネクタプラグ6をコネクタソケット7から取り外すときは、各ラッチ26をコネクタプラグ6の幅方向内側に押し込んだ状態で、プラグハウジング8をソケットハウジング30内から引き抜く。
以上のように、本実施形態の光コネクタ1はコネクタプラグ6を備えており、コネクタプラグ6はプラグハウジング8とケーブル固定部材9とを有している。ケーブル固定部材9は、プラグハウジング8の固定部材収容部20に収容され、プラグハウジング8の前後方向にスライド可能となっている。ケーブル固定部材9はプラグハウジング8に保持された光ファイバケーブル2に固定されている。よって、ケーブル固定部材9をプラグハウジング8の前方にスライドさせた場合には、光ファイバケーブル2もプラグハウジング8の前方に移動する。この移動により、ファイバ保持部材10により保持された光ファイバ3はプラグハウジング8から前方に突出することとなる。光ファイバ3の先端面をプラグハウジング8から突出させることによって、光ファイバ3の先端面の清掃は非常に容易となる。
光ファイバ3の先端面を清掃した後、ケーブル固定部材9をプラグハウジング8の前方から後方にスライドさせると、光ファイバケーブル3が移動して、突出していた光ファイバ3はプラグハウジング8内に引き込まれる。よって、コネクタプラグ6とコネクタソケット7と係合させる際には、光ファイバ3の先端をプラグハウジング8内に位置させることが可能となるため、光ファイバ3の先端の損傷を防ぐことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、コネクタプラグ6側のみ、ケーブル固定部材9がスライドして光ファイバ3が突出する構成となっている。これを、コネクタプラグ6側だけではなく、コネクタソケット7側もケーブル固定部材31がスライドして光ファイバ5が突出する構成とすることができる。このような構成とすれば、光ファイバ3だけでなく光ファイバ5の先端面も容易に清掃することができる。
また、コネクタソケット7のプラグハウジング受容部42にコネクタプラグ6の先端部分が差し込まれる構成とした。しかしながら、光ファイバ3,5同士を突き合わせて接続するものであれば、光ファイバ3,5をそれぞれ保持する2つのファイバ接続部材としては、このようなコネクタプラグ及びコネクタソケットでなくてもよい。
また、ケーブル固定部材9,31は刃部(図示せず)を有しており、かかる刃部によってケーブル固定部材9,31と光ファイバケーブル2,4とが固定されるとした。しかしながら、ケーブル固定部材9,31と光ファイバケーブル2,4とを固定する手段は上記のような刃部に限られず、例えば接着剤等で固定するとしてもよい。
また、上記実施形態は、複数本の光ファイバ同士を接続するものであるが、本発明は、単心の光ファイバ同士を接続するものにも適用できることは言うまでもない。
本発明に係る光コネクタの一実施形態を示す斜視図である。 (a)は本発明に係る光コネクタが備えるコネクタプラグの分解斜視図であり、(b)は当該コネクタプラグの側面図である。 コネクタプラグが有するプラグハウジング及びファイバ保持部材の垂直方向断面図である。 プラグハウジングの正面図である。 本発明に係る光コネクタが備えるコネクタソケットの分解斜視図である。 コネクタソケットが有するソケットハウジング及びファイバ保持部材の垂直方向断面図である。 ソケットハウジングの正面図である。 プラグハウジングに光ファイバ及びケーブル固定部を組み付ける様子を示す垂直方向断面図である。 プラグハウジングに光ファイバ及びケーブル固定部が組み付けられた状態を示す垂直方向断面図である。 プラグハウジングから光ファイバを突出させた状態を示す垂直方向断面図である。 (a)は光ファイバを突出させた状態のコネクタプラグを示す斜視図であり、(b)は当該コネクタプラグの側面図である。 ソケットハウジングに光ファイバ及びケーブル固定部材が組み付けられた状態を示す垂直方向断面図である。 コネクタプラグとコネクタソケットとを結合する様子を示す垂直方向断面図である。 コネクタプラグとコネクタソケットとが結合された状態を示す垂直方向断面図である。 コネクタプラグとコネクタソケットとが結合された状態を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・光コネクタ、2,4・・・光ファイバケーブル、2a,4a・・・外被、3,5・・・光ファイバ、6・・・コネクタプラグ、7・・・コネクタソケット、8・・・プラグハウジング、9,31・・・ケーブル固定部材、10,32・・・ファイバ保持部材、11,33・・・ハウジング本体、12,34・・・ケーブル固定部、15,35・・・ファイバ挿通孔、16,37・・・ガイド溝、18・・・当接壁、20・・・固定部材収容部、22・・・ガイド面、23・・・導入口、26・・・ラッチ、27・・・係止爪、30・・・ソケットハウジング、45・・・係止受け用窓部、46・・・位置決め凸部。

Claims (3)

  1. 第1コネクタと、前記第1コネクタに対して着脱自在な第2コネクタと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを係止する係止手段とを備え、光ファイバケーブルの外被から露出された光ファイバ同士を突き合わせて接続する光コネクタであって、
    前記第1コネクタは、
    一方の前記光ファイバケーブルを保持する第1ハウジングと、前記第1ハウジング内に設けられ、且つ、前記第1ハウジング内に挿通された前記一方の光ファイバケーブルの前記光ファイバを保持する保持部と、前記第1ハウジング内に挿通された前記一方の光ファイバケーブルに固定される固定部材とを有し、
    前記第1ハウジングは、
    前記一方の光ファイバケーブルの一部を後方から導入するための導入部と、前記導入部と前記保持部との間に形成され、前記一方の光ファイバケーブルに固定された前記固定部材を前後方向にスライド可能に収容するための収容部と、前記一方の光ファイバケーブルをケーブル収容空間にガイドするためのガイド面と、前記固定部材の後方への移動を制限するストッパと、前記収容部に収容された前記固定部材が前方にスライドした際に、前記一方の光ファイバケーブルの前記外被の端面と当接する当接壁とを有し、
    前記収容部は、前記ガイド面の上方に位置し、前記ガイド面の上方に開放された空間であり、
    前記一方の光ファイバケーブルを前記導入部から前記第1ハウジング内に導入して前記ガイド面で前記ケーブル収容空間にガイドし、前記光ファイバの先端を前記保持部にて保持した状態において、前記固定部材を前記ガイド面の上方より前記収容部に入れて、前記一方の光ファイバケーブルに固定し、
    前記収容部に収容された前記固定部材が前記第1ハウジングの前方にスライドすると、前記一方の光ファイバケーブルの前記光ファイバが前記第1ハウジングから前方に突出するように構成されており、
    前記一方の光ファイバケーブルの前記光ファイバが前記第1ハウジングから前方に突出した状態で前記光ファイバの先端面を清掃した後、前記固定部材を前記第1ハウジングの前方から後方にスライドさせると、前記光ファイバが前記第1ハウジング内に引き込まれることを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記係止手段は、
    前記第1コネクタに設けられ、外側に突設した係止爪を有する一対のラッチ部と、
    前記第2コネクタに設けられ、前記各係止爪と係合する一対の係止受け部とを有しており、
    前記ラッチ部は、前方に移動した前記固定部材と突当する突当部が設けられており、前記収容部に収容された前記固定部材が前記第1ハウジングの前方にスライドした際に、前記固定部材が前記突当部に当接し、更にスライドさせると前記固定部材が前記突当部の間に入り込んでいくことにより弾性変形して外側に開くように構成されていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 前記第2コネクタは、他方の前記光ファイバケーブルを保持する第2ハウジングを有し、
    前記第2ハウジングは、前方に突出した位置決め凸部を有しており、当該位置決め凸部は、前記係止手段により前記第1コネクタと前記第2コネクタとを係止する際に、前記収容部に収容された前記固定部材を押圧して前記ストッパに当接した状態とすることにより、前記第1ハウジングの後方に位置決めすることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタ。
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