JP6244173B2 - 光コネクタ - Google Patents
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BHハウジングは、バックプレーンに取り付けられた前面ハウジングの内側に、光コネクタが嵌合されるコネクタ穴が貫通する内部ハウジングを収容した構成が一般的である(例えば特許文献1、2)。PHハウジングは、プリントボードに固定されたベース部に、BHハウジングに挿入される挿入片と、BHハウジングの内部ハウジングに係合させる爪付き弾性片とを突設した構成が採用される。PHハウジングは、挿入片を、BHハウジングの前面ハウジングと内部ハウジングとの間に確保された挿入片収容穴に挿入し、ベース部両側から突出する弾性係合爪を、BHハウジングの内部ハウジング両側に係合させてBHハウジングに嵌合する。
BHハウジングの前面ハウジングの両側には、内部ハウジングを露出させる窓部が形成されている。PHハウジングのベース部両側から突出する一対の弾性係合爪は、その先端の突爪を、BHハウジングの前面ハウジングの窓部を介して内部ハウジングに係合させて、BHハウジングに嵌合したPHハウジングをBHハウジングに係止する。
PHハウジングの一対の弾性係合爪は、PHハウジングのベース部から突出する弾性片の先端に突爪が突出された構成になっている。PHハウジングをBHハウジングに嵌合したとき、PHハウジングの一対の弾性係合爪の弾性片は、BHハウジングの前面ハウジングを介してその両側に配置される。
PHハウジングの一対の弾性係合爪の弾性片間には、PHハウジングを嵌合したBHハウジングを配置できる離隔距離が確保されている必要がある。このため、従来のバックプレーン光コネクタのPHハウジングの小型化は難しかった。
複数の第2光ファイバの端末に設けた第2フェルールと、前記第2フェルールを収容する第2ハウジングを有し、前記第2ハウジングは、前記第2フェルールを前記第1フェルールに突き合わせ接続するために前記第1ハウジングに解除可能に嵌合される第2光コネクタとを備え、前記第1ハウジングは、外部ハウジングと、前記外部ハウジング内に収容され、前記外部ハウジングに解除可能に係合された内部ハウジングとを有し、前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングの前記内部ハウジングと嵌合するために、前記内部ハウジングに係合する弾性係合突片を有し、前記外部ハウジングは、前記内部ハウジングと係合した前記弾性係合突片の収容される切り欠き部と、前記切り欠き部の後端部を覆う固定された押さえ片とを有し、前記第2ハウジングを前記第1ハウジング側に第1位置まで押し込むことで、前記弾性係合突片を、前記内部ハウジングに係合させ、その係合状態のまま前記第2ハウジングを前記第1ハウジング側に第2位置まで押し込むことで、前記外部ハウジングと前記内部ハウジングの係合解除が可能であり、前記第2ハウジングを前記第2位置より前記第1ハウジング側に押し込むと、前記押さえ片が、前記内部ハウジングに係合した前記弾性係合突片の先端部を前記切り欠き部に押さえ込んで、前記弾性係合突片の前記内部ハウジングに対する係合を維持する光コネクタを提供する。
第2の発明は、前記弾性係合突片の先端部には、前記第1ハウジングの内部ハウジングに形成された係合凹所に入り込ませて前記内部ハウジングに係脱可能に係合する係合突起が突設され、前記第2ハウジングの前記弾性係合突片は、前記第2フェルールを収容するベース部から延出する弾性片部と、この弾性片部の先端部から突出する前記係合突起とを有し、前記弾性係合突片の前記係合突起は、その頂部から後側へ行くにしたがって前記弾性片部からの突出寸法が縮小する係合解除部を有し、第2ハウジングを、前記押さえ片の前側に位置する前記係合凹所に前記弾性係合突片の前記係合突起を入り込ませて前記第1ハウジングへ押し込むことで、前記第1ハウジングの前記内部ハウジングの前記外部ハウジングに対する係止を解除し、前記内部ハウジングとともに前記外部ハウジングへ押し込んだ前記弾性係合突片先端部を、前記押さえ片の前記内部ハウジング側に挿入できる第1の発明の光コネクタを提供する。
第3の発明は、前記第1ハウジングはコネクタ取付壁に取り付けられ、前記第2ハウジングは前記コネクタ取付壁に対して進退動可能なプリントボードに取り付けられ、前記第2ハウジングは、前記第2フェルールを収容するベース部と、前記第1ハウジングの外部ハウジングと内部ハウジングとの間に確保された挿入突片収容空間に挿入される挿入突片とを有し、前記ベース部は、その前後方向に垂直の横断面外形が長方形状であり、その横断面長手方向がプリントボードに平行の向きでプリントボードに取り付けられ、前記挿入突片は、前記ベース部の横断面長手方向両端部からそれぞれ突出され、前記弾性係合突片は、前記ベース部の横断面短手方向両端部の横断面長手方向中央部から突出されている第1または2の発明の光コネクタを提供する。
第4の発明は、前記第1ハウジングの内部ハウジングは、外部ハウジングに係脱可能に係合する弾性係合片を有し、前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングの内部ハウジングと外部ハウジングとの間に挿入されることで、前記第1ハウジングの前記外部ハウジングに対する前記弾性係合片の係合を解除する係合解除片部を有し、前記係合解除片部は、前記ベース部の横断面長手方向両端部からそれぞれ突出されている第3の発明の光コネクタを提供する。
第5の発明は、第1フェルール及び第2フェルールはMTフェルールであり、第2フェルールは、その一対のガイドピン穴の間隔方向を、前記第2ハウジングの両側に設けられた前記弾性係合突片の間隔方向に揃えて前記第2ハウジングに収容され、第1フェルールは、その一対のガイドピン穴の間隔方向を、前記第1ハウジングの両側に設けられた前記切り欠き部の間隔方向に揃えて前記第1ハウジングに収容されている第1〜4のいずれか1つの発明の光コネクタを提供する。
サイズの小さい第2ハウジングの採用は、第2ハウジングをプリントボード(プリント回路基板)に取り付けた場合に、プリントボードにおける電気配線回路の形成可能領域を出来るだけ大きく確保することに有利である。また、サイズの小さい第2ハウジングの採用は、バックプレーン、ミドルプレーンといったコネクタ取付壁に第1ハウジングを複数取り付ける場合の設置ピッチの縮小に有効に寄与する。
図1、図2に示すように、この光コネクタ10は、プラグインユニット50のコネクタ取付壁51に取り付けられた受け側光コネクタ20(第1光コネクタ)と、プラグインユニット50に挿脱可能なプリントボード60(プリント回路基板)に取り付けられた可動側光コネクタ30(第2光コネクタ)とを有する。
受け側光コネクタ20は、コネクタ取付壁51に、その前面側に突出状態に取り付けられている。また、受け側光コネクタ20は、コネクタ取付壁51に形成された窓孔51a(以下、取付壁窓孔とも言う)に対応させて、コネクタ取付壁51に取り付けられている。
なお、ガイド壁52、53は図1のみに図示し、他の図では図示を省略している。
図4(d)、図5(a)、図6に示すように、可動側光コネクタ30は、ハウジング31(第2ハウジング。以下、可動側ハウジングとも言う)の内側にフェルール32(以下、第2フェルールとも言う)を収容した概略構成になっている。
光コネクタ10は、可動側ハウジング31の受け側ハウジング21に対する脱着によって、フェルール22、32同士の接続と接続解除とを切り換えることができる。
外部ハウジング胴部23aのその中心軸線に垂直の断面外形は長方形状である。以下、受け側光コネクタ20について、外部ハウジング胴部23aの中心軸線に垂直の断面長手方向を縦方向、断面短手方向を横方向として説明する。また、受け側光コネクタ20について、受け側ハウジング21の外部ハウジング胴部23aの中心軸線を前後方向として説明する。
図6に示すように、外部ハウジング23は、外部ハウジング胴部23aの当接突片23bから後側に突出された部分(後端筒部)をコネクタ取付壁51の窓孔51aに挿入し、縦方向両側の当接突片23bをコネクタ取付壁51前面側に配置して、クリップ29によってコネクタ取付壁51に取り付けられている。
また、外部ハウジング23の縦方向両側の当接突片23bのスリット状貫通孔23cを介して外部ハウジング胴部23aとは反対の側に位置する部分は、コネクタ取付壁51にその前側(前面側)から当接可能に配置されている。
後側係止片部29cは、受け側ハウジング21前側に行くにしたがって基板部29aから基板部外面側への離隔距離が増大するように、基板部29aに対して傾斜して形成されている。
外部ハウジング23の当接突片23b及びコネクタ取付壁51は、クリップ29の基板部29aから突出する係止片部29b、29cの先端間に配置されている。
一対の基板部29aは、長板状の橋絡部29dの両端から橋絡部29d片面側へ橋絡部29dに対して垂直に張り出されている。クリップ29は、両側の基板部29aを外部ハウジング胴部23aの縦方向両側の端板部23dに重ね合わせ、橋絡部29dを外部ハウジング胴部23aの横方向両側の側板部23eの一方に重ね合わせて、外部ハウジング胴部23aに組み付けられている。
第1フェルール22は、光ファイバ71(図3(d)参照)の先端に取り付けられている。
図3(b)、図5(a)において、第1フェルール22に先端部を内挿固定した複数本の光ファイバ71の第1フェルール22から後側に延出した部分は、保護チューブ72に収容されている。第1フェルール22は、複数本の光ファイバ71を保護チューブ72に収容した光ファイバユニット73の先端に設けられている。
この光ファイバとしては、例えば、多心の光ファイバテープ心線等も採用可能である。
各第1フェルール22は、その一対のガイドピン穴22c(図1参照)の間隔方向を、内部ハウジング24横方向に揃えて、内部ハウジング24に収容されている。
後部凹所24pには、第1フェルール22の接合端面22aとは反対の後側に配置されたピンクランプ25と、ピンクランプ25の後側に配置されたスプリング26とが収容されている。
第1フェルール22は、その後端部外周に突出するフランジ部22bが、抜き止め突起24bにその後側から当接することで、フェルール収容孔24aから内部ハウジング24前側への脱落が規制される。
第1フェルール22は、そのフランジ部22bが抜き止め突起24bにその後側から当接したときに、接合端面24a側の前端部が、フェルール収容孔24aから内部ハウジング24前側へ突出した状態となる。
受け側ハウジング21は、このスプリング受け部材27も含む。
初期位置にある第1フェルール22は、内部ハウジング24前側から受け側光コネクタ20後方への押し込み力によって、スプリング26を押し縮めながら初期位置から内部ハウジング24に対してその後方へ向かって押し込むことができる。第1フェルール22の後端部は、第1フェルール22が初期位置から内部ハウジング24に対してその後方へ向かって押し込まれていくに伴い、内部ハウジング24の後部凹所24pに押し出されていく。
また、内部ハウジング24に対して初期位置よりも後側へ押し込まれた第1フェルール22は、内部ハウジング24後方への押し込み力が解除されると、スプリング26の弾性付勢力によって初期位置に配置される。
図3(b)、図6に示すように、フェルール収容孔24aは内部ハウジング本体24cに複数(図示例では2つ)形成されている。複数のフェルール収容孔24aは、それぞれの中心軸線が互いに平行の向きで内部ハウジング本体24cに形成されている。内部ハウジング24は、内部ハウジング本体24cのフェルール収容孔24aの中心軸線が、角筒状の外部ハウジング胴部23aの中心軸線に平行の向きで、外部ハウジング23内側に収容されている。
図6等に示すように、内部ハウジング本体24cは、外部ハウジング胴部23a内面に沿う長方形状の断面外形を以て、フェルール収容孔24aの中心軸線方向に一致する前後方向に延在するハウジングメイン部24eと、このハウジングメイン部24eから前側に突出する前側筒部24fとを有する。後部凹所24pはハウジングメイン部24eに形成されている。
ハウジングメイン部24eは、その前後方向に垂直の断面長手方向を、外部ハウジング23縦方向に一致させて、外部ハウジング胴部23a内に収容されている。
弾性係合片24dは、ハウジングメイン部24e前端部の縦方向の端部から前側へ延出する弾性延出片24gを有し、この弾性延出片24gの先端部に、一対の弾性係合片24dの互いに対面する内面側とは反対の側に突出する係合爪24hを有する構成となっている。
外部ハウジング23に嵌合された内部ハウジング24は、外部ハウジング23の係合爪用窓孔23gに入り込ませた弾性係合片24dの係合爪24hによって、外部ハウジング23に対するその後方への相対移動が規制されている。また、この内部ハウジング24は、外部ハウジング23後側に配置された前進規制突起24iによって、外部ハウジング23に対するその前方への相対移動が規制されている。
フェルール収容孔24aの前端は、前側筒部24fの前端(内部ハウジング本体24cの前端)に開口している。フェルール収容孔24aは、内部ハウジング本体24cの前側筒部24f前端から後部凹所24pまで、内部ハウジング24前後方向に延在形成されている。
内部ハウジング24に対して初期位置にある第1フェルール22は、内部ハウジング本体24c前側に開口するフェルール収容孔24aの開口部から内部ハウジング24前側へ突出する。
光ファイバユニット73は、スプリング受け部材27のファイバ挿通孔27cに通して、受け側光コネクタ20からその後側へ延出している。
図1、図4(a)、図5(a)、図6に示すように、可動側光コネクタ30の可動側ハウジング31は、クリップ39を用いてプリントボード60に取り付けられた外部ハウジング33と、この外部ハウジング33の内側に収容された内側ハウジング34とを有する。また、可動側光コネクタ30は、内側ハウジング34に組み込まれた第2フェルール32、スプリング受けブロック35、スプリング36を含む。
以下、可動側ハウジング31の外部ハウジング33を可動側外部ハウジング、可動側ハウジング31の内部ハウジング33を可動側内部ハウジングとも言う。
外部ハウジング胴部33aのその中心軸線に垂直の断面外形は長方形状である。以下、可動側光コネクタ30について、外部ハウジング胴部33aの中心軸線に垂直の断面長手方向を縦方向、断面短手方向を横方向として説明する。また、可動側光コネクタ30について、外部ハウジング胴部33aの中心軸線を前後方向として説明する。
第2フェルール32は、光ファイバ81(図4(b)参照)の先端に取り付けられている。
図3(b)、図5(a)において、第2フェルール32に先端部を内挿固定した複数本の光ファイバ81の第2フェルール32から後側に延出した部分は、保護チューブ82に収容されている。第2フェルール32は、複数本の光ファイバ81を保護チューブ82に収容した光ファイバユニット83の先端に設けられている。
この光ファイバとしては、例えば、多心の光ファイバテープ心線等も採用可能である。
可動側内部ハウジング34は、フェルール収容孔34aが形成された内部ハウジング本体34c(以下、可動側内部ハウジング本体とも言う)と、この内部ハウジング本体34cから突出する弾性係合片34dとを有する。
図6等に示すように、可動側内部ハウジング本体34cは、可動側外部ハウジング胴部33a内面に沿う長方形状の断面外形を以て、フェルール収容孔34aの中心軸線方向に一致する前後方向に延在するハウジングメイン部34eと、このハウジングメイン部34eから前側に突出する前側筒部34fとを有する。
ハウジングメイン部34eは、その前後方向に垂直の断面長手方向を、可動側外部ハウジング33縦方向に一致させて、可動側外部ハウジング胴部33a内に収容されている。
弾性係合片34dは、ハウジングメイン部34e前端部の縦方向の端部から前側へ延出する弾性延出片34gを有し、この弾性延出片34gの先端部に、一対の弾性係合片34dの互いに対面する側とは反対の側に突出する係合爪34hを有する構成となっている。
可動側外部ハウジング33に嵌合された可動側内部ハウジング34は、可動側外部ハウジング33の係合爪用窓孔33gに入り込ませた弾性係合片34dの係合爪34hによって、可動側外部ハウジング33に対するその後方への相対移動が規制されている。また、この可動側内部ハウジング34は、可動側外部ハウジング33後側に配置された前進規制突起34iによって、可動側外部ハウジング33に対するその前方への相対移動が規制されている。
なお、可動ハウジング31は、内部ハウジング34を外部ハウジング33に収容した構成に限定されず、例えば、内部ハウジング34と外部ハウジング33とを一体化した構成のハウジング本体を有する構成も採用可能である。
フェルール収容孔34aは、可動側内部ハウジング本体34cにおける可動側外部ハウジング33縦方向(両側の端板部33dの間隔方向)に一致する縦方向の複数箇所に形成されている。
フェルール収容孔34aの前端は、可動側内部ハウジング本体34cの前側筒部34fの前端に開口している。フェルール収容孔34aは、可動側内部ハウジング本体34cの前側筒部34f前端から、ハウジングメイン部34aにその後端から窪んで形成された後部凹所34pまで、可動側内部ハウジング34前後方向に延在形成されている。
図4(d)に示すように、各第2フェルール32は、その一対のガイドピン穴32cの間隔方向を、内部ハウジング34横方向に揃えて、内部ハウジング34に収容されている。
後部凹所34pには、第2フェルール32の接合端面32aとは反対の後側に配置されたスプリング受けブロック35と、スプリング受けブロック35の後側に配置されたスプリング36とが収容されている。
ガイドピン22dは、第1フェルール22をその前後方向に貫通するガイドピン穴22cに通されている。ガイドピン22dの先端側は第1フェルール22の接合端面22aよりも前側へ突出されている。また、ガイドピン22dのフェルール22後側に突出された後端部はピンクランプ25に固定されている。
第1フェルール22と第2フェルール32とは、可動側ハウジング31を受け側ハウジング21に嵌合させたとき、第1フェルール22に嵌合された一対のガイドピン22dの第1フェルール22前側に突出する部分が第2フェルール32のガイドピン穴32cに挿脱可能に内挿嵌合されることで、互いに高精度に位置決めした状態で突き合わせ接続される。
図示例の可動側光コネクタ30のスプリング受けブロック35は、受け側光コネクタ20のピンクランプ25と同様の部材を使用している。ガイドピンを第2フェルール32に設けた場合には、ガイドピンの第2フェルール32後側に突出した部分をスプリング受けブロック35に固定できる。
ガイドピンを第2フェルール32に設けた場合は、第1フェルール22にはガイドピンを設けない。
第2フェルール32は、その後端部外周に突出するフランジ部32bが、抜き止め突起34bにその後側から当接することで、フェルール収容孔34aから内部ハウジング34前側への脱落が規制される。
第2フェルール32は、そのフランジ部32bが抜き止め突起34bにその後側から当接したときに、接合端面34aを形成する前端部が、フェルール収容孔34aから内部ハウジング34前側へ突出した状態となる。
可動側ハウジング31は、このスプリング受け部材37も含む。
初期位置にある第2フェルール32は、可動内部ハウジング34前側から可動側光コネクタ30後方への押し込み力によって、スプリング36を押し縮めながら初期位置から可動側内部ハウジング34に対してその後方へ向かって押し込むことができる。第2フェルール32の後端部は、第2フェルール32が初期位置から可動側内部ハウジング34に対してその後方へ向かって押し込まれていくに伴い、可動側内部ハウジング34の後部凹所34pに押し出されていく。
また、可動内部ハウジング34に対して初期位置よりも後側へ押し込まれた第2フェルール32は、可動側内部ハウジング34後方への押し込み力が解除されると、スプリング36の弾性付勢力によって初期位置に配置される。
光ファイバユニット83は、スプリング受け部材37のファイバ挿通孔37cに通して、可動側光コネクタ30からその後側へ延出している。
可動側内部ハウジング34の第2フェルール収容孔34aは内部ハウジング本体34cに形成されている。第2フェルール収容孔34aは内部ハウジング本体34c前側に開口している。可動側内部ハウジング34に対して初期位置にある第2フェルール32の前端部は、フェルール収容孔34aの内部ハウジング本体34c前側に開口する開口部から内部ハウジング34前側へ突出する。
また、受け側外部ハウジング23両側の側板部23dには、可動側外部ハウジング33の弾性係合突片33cを収容するための切り欠き部23hが形成されている。
図3(c)、図5(b)等に示すように、図示例の受け側外部ハウジング23は、その側板部23dにおける切り欠き部23hの弾性片部収容部23iを介して両側に位置する部分から弾性片部収容部23i側に突出する突起状の張出片乗り上げ部23nを有する。弾性片部収容部23i(以下、弾性片部収容切り欠き部とも言う)は、側板部23d前端からの張出片乗り上げ部23nよりも後方まで側板部23dに延在形成されている。切り欠き部23hの張出片部収容部23j(以下、張出片部収容切り欠き部とも言う)は、張出片乗り上げ部23nよりも後方の弾性片部収容部23i後端部から拡がって、弾性片部収容切り欠き部23nの後側に形成されている。
受け側内部ハウジング24の内部ハウジング本体24c(以下、受け側内部ハウジング本体)横方向両側に開口する突爪収容空間24nに入り込ませた突爪33kは、受け側内部ハウジング本体24c横方向両側における突爪収容空間24nの開口部よりも前側に位置する係止壁部24mに係合する。その結果、可動側光コネクタ30の受け側光コネクタ20に対する後退動を規制でき、受け側光コネクタ20及び可動側光コネクタ30のフェルール22、32同士を、スプリング26、36の弾性付勢力によって所期の突き当て力を以て突き合わせ接続した状態を保つことができる。したがって、可動側ハウジング31の受け側ハウジング21に対する結合状態を保つことができ、光ファイバ71、81同士の光接続状態を安定に維持できる。
図示例の受け側内部ハウジング24の突爪収容空間24nは、具体的には、受け側内部ハウジング24の前側筒部24f間に確保されている。係止壁部24mは、受け側内部ハウジング24のハウジングメイン部24eから前側に離隔した位置にて、受け側内部ハウジング24の縦方向に隣り合う前側筒部24f間を橋絡する橋絡壁部として機能する。受け側内部ハウジング本体24c横方向両側における突爪収容空間24nの開口部は、具体的には、受け側内部ハウジング24のハウジングメイン部24eと係止壁部24mとの間に確保された空間である。
また、図1、図3(b)に示すように、図示例の受け側内部ハウジング24の突爪収容空間24nは、受け側内部ハウジング本体24cの前側にも開口している。受け側内部ハウジング本体24c前側に開口する突爪収容空間24nの開口部は、受け側内部ハウジング24の縦方向に隣り合う前側筒部24fと、これら前側筒部24f間を橋絡する係止壁部24mとによって囲まれる内側に開口している。
なお、弾性係合突片33c先端部の突爪33kを入り込ませて、突爪33kを受け側内部ハウジング24に係合させるための係合凹所としては、受け側内部ハウジング本体24c横方向両側の側面から窪んで、弾性係合突片33c先端部の突爪33kを収容可能に形成された凹所であれば良く、既述の突爪収容空間24nに限定されるものではない。
次いで、光コネクタ10は、可動側光コネクタ30の受け側光コネクタ20への押し込み継続により、可動側光コネクタ30の第2フェルール32前端の接合端面32aが受け側光コネクタ20の第1フェルール22の接合端面22aに突き当てられる。
図5(b)、図7(b)等に示すように、受け側ハウジング21の弾性片部収容切り欠き部23iの張出片乗り上げ部23nよりも前側に位置する部分(前側部)の幅寸法(縦方向寸法)は、張出片部33jを含む弾性係合突片33c先端部全体を収容可能な大きさとなっている。
弾性片部収容切り欠き部23iを介して両側の張出片乗り上げ部23n間の間隔(換言すれば、弾性片部収容切り欠き部23iの張出片乗り上げ部23n間に位置する部分の幅寸法)は、弾性係合突片33cの弾性片部33iを収容可能な大きさとなっている。
弾性係合突片33cは、受け側光コネクタ20に対して離脱状態の可動側光コネクタ30を受け側光コネクタ20に押し込んだときに、その先端部が、弾性片部収容切り欠き部23iにその前端から挿入されていく。
図示例の張出片乗り上げ部23nは、側板部23e外面から連続する頂部面23qを有する。前側傾斜面23oは頂部面23q前端から前側へ延在形成されている。
弾性係合突片33c先端部の張出片部33jは、可動側光コネクタ30の受け側光コネクタ20への押し込みに伴い、張出片乗り上げ部23nの前側傾斜面23oに乗り上げて張出片乗り上げ部23nをその後側へ乗り越える。
可動側光コネクタ30の両側の弾性係合突片33cは、張出片部33jが張出片乗り上げ部23nの頂部面23qを乗り越えた後、可動側光コネクタ30の受け側光コネクタ20への押し込みに伴い、弾性係合突片33c自体の弾性復元力によって互いに接近するように弾性復帰していき、最終的に、受け側外部ハウジング23の切り欠き部23hに収容される。その結果、弾性係合突片33c先端部の突爪33kが、受け側内部ハウジング24の突爪収容空間24nに入り込む。
既述のように、受け側内部ハウジング24は、可動側光コネクタ30が受け側光コネクタ20から離脱されている状態にあっては、受け側外部ハウジング23に嵌合している。
図9(a)、(b)、図10に示すように、受け側内部ハウジング24は、可動側ハウジング31の受け側内部ハウジング24に対する嵌合が完了したとき、受け側外部ハウジング23に対する嵌合は解除され、可動側ハウジング31に嵌合することとなる。このとき、受け側内部ハウジング24は、受け側外部ハウジング23に対してその前後方向へ相対移動自在である。また、このとき、受け側内部ハウジング24に嵌合している可動側ハウジング31も、受け側外部ハウジング23に対してその前後方向へ相対移動自在である。
前端突起33pは、挿入片部本体33oの横方向両端部から前側へ突出している。
この前端突起33pは、受け側外部ハウジング23の外部ハウジング胴部23a内側への挿入片部33mの挿入を円滑にするものであり、挿入片部本体33oから前側へ行くにしたがって先細りのテーパ状に形成されている。
図8、図10に示すように、受け側内部ハウジング24の弾性係合片24dは、弾性延出片24g先端部と係合爪24hとで構成される先端部(前端部)を有する。この弾性係合片24d先端部には、その先端から、受け側内部ハウジング24から突出する弾性係合片24d根元側(基端部側)に行くにしたがって、弾性延出片24gの、一対の弾性係合片24dの対向する相手側に臨む内面からの距離が増大する傾斜面24jが形成されている。
係合解除片部33qは、可動側ハウジング31の受け側ハウジング21への押し込みによって、ぞの前端を、受け側外部ハウジング23に係合している弾性係合片24d先端部の傾斜面24jと、受け側外部ハウジング23の係合爪用窓孔23gから前側の部分との間に割り込ませることができる。受け側外部ハウジング23に係合している弾性係合片24d先端部の受け側外部ハウジング23に対する係合解除は、可動側ハウジング31の受け側ハウジング21への押し込みによって、楽に円滑に実現できる。
図5(a)、図9(a)に示すように、可動側光コネクタ30の弾性係合突片33c先端部の張出片部33jの後端は、可動側光コネクタ30前後方向において弾性係合突片33cの突爪33kよりも後側に位置する。
可動側光コネクタ30の両側の弾性係合突片33cは、張出片部33jが張出片乗り上げ部23nに乗り上げることで、互いに離隔するように弾性変形された後、張出片部33jが張出片乗り上げ部23nを乗り越えることで弾性復帰する。
この張出片部傾斜面33sは、張出片部33j後端から前側へ行くにしたがって、張出片部33jにおける一対の弾性係合突片33cの互いに対面する内面側とは反対の外面からの距離が増大するように、張出片部33j外面に対して傾斜して形成されている。
受け側光コネクタ20に結合状態の可動側光コネクタ30は、受け側光コネクタ20から抜き去るべく、プリントボード60をコネクタ取付壁51から離隔する方向に引っ張ることで、張出片乗り上げ部23nの後側傾斜面23pに受け側ハウジング21後側から当接した張出片部33jの張出片部傾斜面33sが後側傾斜面23pに沿って摺動する。このため、張出片部33jの張出片乗り上げ部23nへの乗り上げ、乗り越えが円滑に実現される。
サイズの小さい可動側ハウジング31の採用は、可動側ハウジング31を取り付けたプリントボード60における電気配線回路の形成可能領域を出来るだけ大きく確保することに有利である。また、サイズの小さい可動側ハウジング31の採用は、バックプレーン、ミドルプレーンといったコネクタ取付壁に受け側ハウジング21を複数取り付ける場合の設置ピッチの縮小に有効に寄与する。
図11(a)、(b)、図12(a)、(b)に例示した可動側光コネクタ30の可動側外部ハウジング33は、両側の弾性係合突片33cを連結する連結部33uを有する。
受け側光コネクタ20の内部ハウジング24に突爪24oを突設した点、可動側光コネクタ30の弾性係合突片33cから突爪33kを省略して係合用窓孔33tを形成した点、可動側外部ハウジング33に連結部33uを設けた点、以外の構成は、既述の光コネクタ10と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図11(a)、図12(a)、(b)に示すように、連結部33uは、可動側内部ハウジング34の前側筒部34fの間に位置する部分の前端に当接配置されている。連結部33uは、可動側ハウジング31を受け側ハウジング21に嵌合したときに、可動側内部ハウジング34前端と受け側内部ハウジング24前端との間に配置される。但し、連結部33uは、可動側ハウジング31を受け側ハウジング21に嵌合したときに、第1フェルール22と第2フェルール32との突き合わせの障害にならない寸法に形成されている。
図13(a)、(b)〜図15(a)、(b)に示すように、この実施形態の光コネクタ10Bは、既述の光コネクタ10の受け側外部ハウジング23から張出片乗り上げ部23nを省略した受け側外部ハウジング41を有する受け側光コネクタ40(第1光コネクタ)を採用している。また、この光コネクタ10Bは、既述の光コネクタ10の可動側外部ハウジング33の弾性係合突片33cにかえて、該弾性係合突片33cとは構成が異なる弾性係合突片92が形成された可動側外部ハウジング91を有する可動側光コネクタ90(第2光コネクタ)を採用している。
この実施形態の光コネクタ10Bの既述の光コネクタ10と同様の構成部分には共通の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
可動側光コネクタ90は、弾性係合突片92が形成された可動側外部ハウジング91と内部ハウジング34とで構成された可動側ハウジング95(第2ハウジング)を有する。
各弾性係合突片92は、可動側外部ハウジング91の外部ハウジング胴部33aから前側へ延出する弾性片部93と、この弾性片部93の先端部の一対の弾性係合突片92の互いに対面する内面側に突設された係合突起94とを有する。
受け側内部ハウジング44の係合凹所45以外の構成は、既述の光コネクタ10の受け側内部ハウジング24と同様である。
受け側光コネクタ40は、受け側外部ハウジング41と内部ハウジング44とで構成された受け側ハウジング46(第1ハウジング)を有する。
切り欠き部42は、受け側外部ハウジング41の横方向両側に形成されている。
図14(a)に示すように、図示例の押さえ片43の切り欠き部42を介して内部ハウジング24に対面する面(内面43a)は、角筒状の受け側外部ハウジング41の側板部23d外面に面一に形成されている。
受け側外部ハウジング41に対する係止時位置にあるときの受け側内部ハウジング44の内部ハウジング本体24c横方向両側の係合凹所45は、その全体が受け側外部ハウジング41の切り欠き部42に連通し、かつ後端部のみが受け側外部ハウジング41の押さえ片43に覆われる。係合凹所45の後端部から前側の部分は、受け側外部ハウジング41の押さえ片43よりも前側に位置し、押さえ片43に覆われずに露呈する。
なお、この光コネクタ10Bにおいて、可動側光コネクタ90が受け側光コネクタ40からその前側に離隔した離脱位置にあるとき、受け側内部ハウジング44は受け側外部ハウジング41に対する係止時位置にある。
次いで、光コネクタ10Bは、可動側光コネクタ90の受け側光コネクタ40への押し込みのさらなる継続により、スプリング26、36を圧縮変形させた後に、弾性係合突片92の係合突起94を受け側内部ハウジング44の係合凹所45に入り込ませる。可動側光コネクタ90は、係合突起94を係合凹所45に入り込ませて受け側内部ハウジング44に係合させることで受け側内部ハウジング44と結合される。その結果、スプリング26、36の弾性付勢力によってフェルール22、32同士を目的の突き合わせ力を以て互いに突き合わせて、光ファイバ71、81同士の光接続状態を安定維持できる。
一対の弾性係合突片92の弾性片部93は、可動側光コネクタ90の受け側光コネクタ40への押し込みによって係合突起94が係合凹所45に入り込むことで、外部ハウジング胴部33aから前側へ真っ直ぐに延在する状態に弾性復帰する。また、これにより、可動側光コネクタ90は、各弾性係合突片92の係合突起94を、受け側内側ハウジング44の係合凹所45に確実に入り込ませることができる。
また、係合突起94が係合凹所45に入り込んだとき、各弾性係合突片92の弾性片部93は、一対の弾性係合突片92の互いに対面する内面側とは反対の外面を受け側外部ハウジング胴部23aの外周側面に面一に位置合わせして切り欠き部42に収容される。
可動側光コネクタ90の受け側光コネクタ40への押し込みが終了したとき、可動側光コネクタ90は受け側光コネクタ40(具体的には受け側外部ハウジング41)に嵌合する。
係合突起94を受け側内部ハウジング44に係合させた弾性係合突片92の前端部は、受け側内部ハウジング44の受け側外部ハウジング41に対する係合が解除された状態において、可動側光コネクタ90を手動等で受け側外部ハウジング41に向かって進退動させることで、受け側外部ハウジング41の押さえ片43と受け側内部ハウジング44との間の空間に対して挿脱可能である。
また、図14(a)に示すように、受け側内部ハウジング44の係合凹所45の前後方向中央部を介して前後両側には、前後方向中央部側に行くにしたがって受け側内部ハウジング44外面からの深さが深くなる凹所傾斜面45a、45bが形成されている。また、図13(b)、図14(a)に示すように、係合凹所45は、前後の凹所傾斜面45a、45bの間に、これら凹所傾斜面45a、45bからさらに窪んで形成された中央凹部45cを有する。
受け側内部ハウジング44は、前進規制突起24i(図6参照)が受け側外部ハウジング41後端に当接すると同時かあるいはその直前に、弾性係合片24dの係合爪24hが受け側外部ハウジング41の係合爪用窓孔23g(図6参照)に入り込んで、受け側外部ハウジング41に対する係止時位置に配置される。
但し、図13(a)、図14(a)に例示したように、横断面形状が部分円状をなす係合突起94は、受け側内部ハウジング44の係合凹所45に対する挿脱、受け側内部ハウジング44に対する係脱を円滑に行える。このため、図示例の係合突起94を採用した光コネクタ10Bは、係合突起94の受け側内部ハウジング44に対する係脱の際の振動発生を抑えて、光コネクタ10B内の活線状態の光ファイバの光伝送に影響(瞬断等)を与えないといった利点がある。
図14(a)に例示したように、係合凹所45の前後方向中央部を介して前後両側に凹所傾斜面45a、45bを形成(特に、前側の凹所傾斜面45aの形成)した構成も、係合突起94の受け側内部ハウジング44に対する係脱の際の振動抑制に有効に寄与する。
この光コネクタ10Bは、例えばプラグインユニット50(図1参照)のガイド壁52、53等に、受け側光コネクタ40に嵌合させた可動側光コネクタ90が取り付けられているプリントボード60のバックプレーン51に対する後退を規制、許可切り換え可能なストッパ機構を設けた構成も採用可能である。このストッパ機構は、図1等を参照して説明した光コネクタ10、図11(a)、(b)等をを参照して説明した光コネクタ10Aにも適用可能である。
例えば光コネクタの具体的構成は、本発明の技術的思想に適合する限り、なんら限定されるものではない。
Claims (5)
- 複数の第1光ファイバの端末に設けた第1フェルールと、前記第1フェルールを収容する第1ハウジングを有する第1光コネクタと、
複数の第2光ファイバの端末に設けた第2フェルールと、前記第2フェルールを収容する第2ハウジングを有し、前記第2ハウジングは、前記第2フェルールを前記第1フェルールに突き合わせ接続するために前記第1ハウジングに解除可能に嵌合される第2光コネクタとを備え、
前記第1ハウジングは、外部ハウジングと、前記外部ハウジング内に収容され、前記外部ハウジングに解除可能に係合された内部ハウジングとを有し、
前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングの前記内部ハウジングと嵌合するために、前記内部ハウジングに係合する弾性係合突片を有し、
前記外部ハウジングは、前記内部ハウジングと係合した前記弾性係合突片の収容される切り欠き部と、前記切り欠き部の後端部を覆う固定された押さえ片とを有し、
前記第2ハウジングを前記第1ハウジング側に第1位置まで押し込むことで、前記弾性係合突片を、前記内部ハウジングに係合させ、その係合状態のまま前記第2ハウジングを前記第1ハウジング側に第2位置まで押し込むことで、前記外部ハウジングと前記内部ハウジングの係合解除が可能であり、
前記第2ハウジングを前記第2位置より前記第1ハウジング側に押し込むと、前記押さえ片が、前記内部ハウジングに係合した前記弾性係合突片の先端部を前記切り欠き部に押さえ込んで、前記弾性係合突片の前記内部ハウジングに対する係合を維持する
光コネクタ。 - 前記弾性係合突片の先端部には、前記第1ハウジングの内部ハウジングに形成された係合凹所に入り込ませて前記内部ハウジングに係脱可能に係合する係合突起が突設され、
前記第2ハウジングの前記弾性係合突片は、前記第2フェルールを収容するベース部から延出する弾性片部と、この弾性片部の先端部から突出する前記係合突起とを有し、前記弾性係合突片の前記係合突起は、その頂部から後側へ行くにしたがって前記弾性片部からの突出寸法が縮小する係合解除部を有し、
第2ハウジングを、前記押さえ片の前側に位置する前記係合凹所に前記弾性係合突片の前記係合突起を入り込ませて前記第1ハウジングへ押し込むことで、前記第1ハウジングの前記内部ハウジングの前記外部ハウジングに対する係止を解除し、前記内部ハウジングとともに前記外部ハウジングへ押し込んだ前記弾性係合突片先端部を、前記押さえ片の前記内部ハウジング側に挿入できる請求項1に記載の光コネクタ。 - 前記第1ハウジングはコネクタ取付壁に取り付けられ、前記第2ハウジングは前記コネクタ取付壁に対して進退動可能なプリントボードに取り付けられ、
前記第2ハウジングは、前記第2フェルールを収容するベース部と、前記第1ハウジングの外部ハウジングと内部ハウジングとの間に確保された挿入突片収容空間に挿入される挿入突片とを有し、
前記ベース部は、その前後方向に垂直の横断面外形が長方形状であり、その横断面長手方向がプリントボードに平行の向きでプリントボードに取り付けられ、
前記挿入突片は、前記ベース部の横断面長手方向両端部からそれぞれ突出され、前記弾性係合突片は、前記ベース部の横断面短手方向両端部の横断面長手方向中央部から突出されている請求項1または2に記載の光コネクタ。 - 前記第1ハウジングの内部ハウジングは、外部ハウジングに係脱可能に係合する弾性係合片を有し、
前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングの内部ハウジングと外部ハウジングとの間に挿入されることで、前記第1ハウジングの前記外部ハウジングに対する前記弾性係合片の係合を解除する係合解除片部を有し、前記係合解除片部は、前記ベース部の横断面長手方向両端部からそれぞれ突出されている請求項3に記載の光コネクタ。 - 第1フェルール及び第2フェルールはMTフェルールであり、
第2フェルールは、その一対のガイドピン穴の間隔方向を、前記第2ハウジングの両側に設けられた前記弾性係合突片の間隔方向に揃えて前記第2ハウジングに収容され、
第1フェルールは、その一対のガイドピン穴の間隔方向を、前記第1ハウジングの両側に設けられた前記切り欠き部の間隔方向に揃えて前記第1ハウジングに収容されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の光コネクタ。
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