JP5325682B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光配線盤や光接続箱等の光接続ユニットにおいて使用できる光コネクタに関し、詳しくはループ状に配線された光ファイバ折り返し部を保持可能な光コネクタに関する。
光接続ユニットにおいては、試験などの目的でループ状の配線が必要となる場合がある(例えば、特許文献1を参照)。
この場合には、ループ状の光ファイバ折り返し部が接続された光コネクタを、光コネクタアダプタ等に接続して使用することができる。配線が混雑するのを避けるため、光ファイバ折り返し部は、光ファイバシートにより挟み込んで保持された状態で使用されることがある。
特開2004−355026号公報
しかしながら、上記技術では、光ファイバ折り返し部を光ファイバシートにより挟み込む際に、光ファイバ折り返し部のループ径を小さく抑えるのが難しく、しかもその大きさにばらつきが生じやすいため、光接続ユニット内に大きな設置スペースが必要となり、実装密度向上の妨げになることがあった。
また、光ファイバ折り返し部が光コネクタの挿抜作業(挿入および引き抜き作業)の邪魔になり、作業性に悪影響が及ぶことがあった。
また、光接続ユニットでは、実装密度を高めることが要望されているが、隣り合う光コネクタアダプタが互いに近いと、光コネクタアダプタ近傍の作業スペース確保が難しくなり、手指を差し入れることができず光コネクタの挿抜作業がしにくくなる。このため、高実装密度化には限度があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、光接続ユニットにおける実装密度を高めることができ、かつ作業性も良好となる光コネクタを提供することを目的とする。
本発明の請求項1にかかる発明は、光接続ユニットの位置決めハウジングに対し挿抜可能なコネクタ部に、ループ状に配線された光ファイバ折り返し部が接続された光コネクタであって、前記コネクタ部に、前記光ファイバ折り返し部を収納可能な収納ケースと、前記コネクタ部を操作する操作部とが取り付けられ、前記コネクタ部が、前記位置決めハウジングに係合可能な本体部と、この本体部にスライド移動可能に設けられた可動部とを有し、前記可動部が、前記本体部に対しスライド移動することにより、前記位置決めハウジングに対する前記本体部の係合を解除可能であり、前記操作部は、前記可動部に接続されて、前記可動部を前記スライド移動可能とされており、前記収納ケースは、前記コネクタ部の引き抜き方向側に設けられ、前記操作部は、前記可動部に連結されて前記引き抜き方向に延在する操作部本体と、前記操作部本体に設けられた操作体とを有し、前記操作体を前記引き抜き方向に移動させることによって、前記操作部本体を介して前記可動部をスライド移動させて前記本体部の係合を解除可能であり、前記操作部本体が、前記可動部に連結されて前記収納ケースを収納可能なケース状とされており、前記収納ケースには、前記光ファイバ折り返し部を構成する光ファイバが通過可能な開口部が形成され、前記操作部本体は、前記開口部を覆うように形成されている光コネクタである
発明の請求項にかかる発明は、光接続ユニットの位置決めハウジングに対し挿抜可能なコネクタ部に、ループ状に配線された光ファイバ折り返し部が接続された光コネクタであって、前記コネクタ部に、前記光ファイバ折り返し部を収納可能な収納ケースと、前記コネクタ部を操作する操作部とが取り付けられ、前記コネクタ部が、前記位置決めハウジングに係合可能な本体部と、この本体部にスライド移動可能に設けられた可動部とを有し、前記可動部が、前記本体部に対しスライド移動することにより、前記位置決めハウジングに対する前記本体部の係合を解除可能であり、前記操作部は、前記可動部に接続されて、前記可動部を前記スライド移動可能とされており、前記収納ケースは、前記コネクタ部の引き抜き方向側に設けられ、前記操作部は、前記可動部に連結されて前記引き抜き方向に延在する操作部本体と、前記操作部本体に設けられた操作体とを有し、前記操作体を前記引き抜き方向に移動させることによって、前記操作部本体を介して前記可動部をスライド移動させて前記本体部の係合を解除可能であり、前記操作部本体は、前記可動部に連結されて前記引き抜き方向に延びるアーム部を有し、前記収納ケースには、前記アーム部を収容する溝部が形成されている光コネクタである
発明の請求項にかかる発明は、請求項において、前記溝部は、前記アーム部の厚さより深く形成されている光コネクタである。
本発明の請求項にかかる発明は、請求項1〜のうちいずれか1項において、前記収納ケースは、前記コネクタ部側の端部から前記引き抜き方向側の端部に至る分割部によって複数に分割されて内部空間が露出するように構成されている光コネクタである。
本発明の請求項にかかる発明は、請求項1〜のうちいずれか1項において、前記収納ケースの幅は、前記コネクタ部の幅と同じまたはこれより小さくされている光コネクタである。
本発明によれば、光ファイバ折り返し部を収納ケースに収納できるため、光ファイバ折り返し部の径が大きくならず、省スペース化が可能となる。
また、位置決めハウジング(光コネクタアダプタ等)への挿入操作は収納ケースを把持して行うことができ、引き抜き操作は操作部を引っ張ることにより行うことができるため、コネクタ部を把持せずに挿抜作業が可能となることから、位置決めハウジングの近くに作業スペースを確保する必要がない。
従って、位置決めハウジングを高密度に配列することができ、実装密度の向上を図ることができる。
また、コネクタ部を把持せずに挿抜作業が可能であるため、位置決めハウジングに近い位置での作業が不要となることから作業性は良好となる。収納ケースにより光ファイバ折り返し部をコンパクト化できることも作業性の向上に寄与する。
本発明の光コネクタの第1の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す光コネクタを示す分解斜視図である。 本発明の光コネクタの第2の実施形態を示す斜視図である。 図3に示す光コネクタの操作部を取り外した状態を示す斜視図である。 図3に示す光コネクタの収納ケースを分割した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である光コネクタ1を示す斜視図である。図2は、光コネクタ1の分解斜視図である。
図1および図2に示すように、光コネクタ1は、ループ状に配線された光ファイバ折り返し部2が接続されたコネクタ部3と、コネクタ部3に取り付けられた収納ケース4と、コネクタ部3を操作する操作部5とを備えている。
図1に示すように、コネクタ部3は、本体部7と、本体部7にスライド移動可能に設けられたスリーブ状のカップリング8(可動部)とを有し、光配線盤や光接続箱等の光接続ユニットの光コネクタアダプタ(図示略)のコネクタ穴に挿抜可能である。
なお、本発明においてコネクタ部の接続対象となる位置決めハウジングは、光コネクタプラグが挿入、接続されるものであればよく、光コネクタアダプタに限らず、光コネクタレセプタクルであってもよい。
以下の説明において、コネクタ部3の光コネクタアダプタに対する挿入方向を前方といい、引き抜き方向を後方ということがある。
本体部7は、フェルール10と、これを収容する筒状のハウジング部11とを備えている。
フェルール10は、長方形の接合壁部10aと、その周縁から後方(引き抜き方向)に延出する周壁部10bとを有する。
接合壁部10aの前端面(挿入方向側の端面)は、光ファイバ折り返し部2を構成する光ファイバ2aの先端が突き合わせ接続可能に位置決め固定される接合端面となっている。
接合壁部10aには、光ファイバ2aが挿入される複数の光ファイバ穴10cと、ガイドピン穴10d(位置決め部材挿入穴)が形成されている。
光ファイバ穴10cは、接合壁部10aを貫通して形成されている。図示例では、光ファイバ穴10cは複数列をなすように配列されて形成されている。
ガイドピン穴10dは、この光コネクタ1に突き合わせ接続される別の光コネクタとの間の位置決め用のガイドピンが挿入、嵌合されるものである。
図2に示すように、光ファイバ折り返し部2はループ状にされているため、光ファイバ折り返し部2を構成する光ファイバ2aの一端側は、複数の光ファイバ穴10cのうち一部に挿通し、他端側は、それ以外の光ファイバ穴10cのうち少なくとも一部に挿通している。光ファイバ折り返し部2を構成する光ファイバ2aには、光ファイバ心線等が使用できる。
本体部7は、光コネクタアダプタ(図示略)に挿入することで、この光コネクタアダプタ内に設けられた係合爪(図示略)等に係合可能である。
具体的には、図1に示すように、本体部7の側面に係合突起7aが外方に突出して形成され、本体部7を光コネクタアダプタに挿入すると、係合爪(図示略)が係合突起7aに係合する構造を採用できる。
コネクタ部3は、例えばJIS C5982に規定されるMPO形光コネクタ(MPO:Multifiber Push-On)と同様な機能を有するプッシュオン型の多心光コネクタプラグを採用できる。
図1に示すように、カップリング8は、本体部7の外周に設けられ、本体部7に対し引き抜き方向にスライド移動することによって、光コネクタアダプタに対する本体部7の係合を解除可能であり、この係合解除によってコネクタ部3は光コネクタアダプタから引き抜きできる。
例えば、カップリング8の移動により光コネクタアダプタの係合爪(図示略)が本体部7から離れる方向に移動可能になって係合突起7aから外れる構造を採用できる。
カップリングのスライド移動によって光コネクタアダプタに対する係合維持と係合解除とを切り替える機構、いわゆるスライドロック機構については、周知であるため詳細な説明を省略する。
カップリング8は、平板状の上壁8aおよび下壁8bと、これらの側縁に形成された側壁8c、8cとからなる筒状体であり、両側壁8c、8cの外側面には、突出端にフランジ13aを有する突起13が設けられている。
突起13は、カップリング8の外側面から外側方に突出して形成されている。
図1および図2に示すように、収納ケース4は、光ファイバ折り返し部2を収納可能なケース体であり、図示例では、略直方体状のケース本体14と、ケース本体14から前方に延出する接続部15とを有する。
図示例のケース本体14は、底板14aと、その両側縁から立設された側板14b、14bと、その上縁に設けられた天板14cと、これらの前端および後端に設けられた前端板14dおよび後端板14eとを有する略直方体状に形成されている。
収納ケース4の内部空間の寸法、例えば側板14b、14b間の距離、底板14aと天板14cとの距離などは、光ファイバ折り返し部2が光特性に影響が及ばない程度の湾曲半径を確保した状態で収納されるように設定される。
底板14a、側板14b、14b、および天板14cは前後方向(コネクタ部3の挿抜方向)に延在している。
図示例において、前端板14dおよび後端板14eは長方形状とされており、底板14aおよび天板14cに比べ、側板14b、14bは幅が狭くなっている。
前端板14dには光ファイバ折り返し部2の光ファイバ2aが挿通できる挿通部が形成されている。
接続部15は、コネクタ部3のハウジング部11に後端開口から挿入されてハウジング部11に固定されるものであって、接続部15によって収納ケース4はコネクタ部3の後端部に取り付けられる。
図2に示すように、収納ケース4は、前端(コネクタ部3側の端部)から後端(引き抜き方向の端部)に至る分割部16によって2つに分割可能とされている。
具体的には、分割部16は、前端板14d、底板14a、天板14cおよび後端板14eを一方および他方の側部に分割し、これによって収納ケース4を内部空間が露出するように一側ケース半体17Aと他側ケース半体17Bとに分割できる。
ケース半体17A、17Bには、係止穴18aを有する係止片18と係止突起18bとがそれぞれ形成され、ケース半体17A、17Bは、組み合わせたときに係止穴18aと係止突起18bとが嵌合することによって結合状態が維持される。
収納ケース4を、前端から後端に至る分割部16により分割可能とすることによって、光ファイバ折り返し部2を収納する作業が容易になる。
なお、図示例では、収納ケース4は2つに分割可能としたが、3以上に分割されてもよい。
側板14b、14bの外面には、後述する操作部5のアーム部22を収容する溝部20が形成されている。溝部20は、アーム部22の前後方向(引き抜きおよび挿入方向)移動が可能となる形状とされる。図示例では前後方向に沿う直線状とされている。溝部20の形成によって、アーム部22の位置ずれが防止され、アーム部22の安定的な動作が可能となる。
溝部20は、アーム部22の厚さより深く形成されるのが好ましい。これによって、アーム部22は側板14b、14bの外面より低く位置するため、側板14b、14bを把持した際に、手指がアーム部22に触れることがなく、カップリング8の動作に影響を与えることがない。
収納ケース4の幅(底板14aおよび天板14cの幅)は、コネクタ部3の幅と同じまたはこれより小さくされていることが望ましい。
これによって、光コネクタアダプタを高密度に配置した場合でも、挿抜作業のための十分なスペースを確保することができる。
操作部5は、収納ケース4の後方に位置する主板部21と、主板部21の両側端から前方に延びる2本のアーム部22と、主板部21の後面中央から後方に延出する操作片23(操作体)とを有する。主板部21とアーム部22とを操作部本体21Aと総称する。
操作部本体21Aには、アーム部22を有するため、構造が簡単で軽量化できるという利点がある。
アーム部22は、前後方向に沿って延在し、その先端部には、カップリング8の突起13に係合可能な係合穴24が形成されており、係合穴24に突起13が挿入されることでアーム部22はカップリング8に連結される。
光コネクタ1の組み立ては、次の手順で行うことができる。
図2に示すように、光ファイバ折り返し部2を収納した状態でケース半体17A、17Bを結合させる。これによって、光ファイバ折り返し部2は、光特性に影響が及ばない程度の湾曲半径を確保した状態で収納ケース4内に収納される。
操作部5のアーム部22の係合穴24をカップリング8の突起13に係合させることによって、図1に示す光コネクタ1を得る。
次に、光コネクタ1の使用方法について説明する。
光コネクタ1のコネクタ部3(詳細には本体部7)を、光接続ユニットの光コネクタアダプタ(位置決めハウジング)に挿入する。
この挿入作業は、収納ケース4を把持して行うことができる。把持位置は、収納ケース4の底板14aおよび天板14cであってもよいし、側板14b、14bであってもよい。
溝部20がアーム部22の厚さより深く形成されていれば、側板14b、14bを把持する場合でも手指がアーム部22に触れることがなく、カップリング8の動作に影響を与えることはない。
本体部7が光コネクタアダプタ内の係合爪(図示略)等に係合することによって、コネクタ部3が光コネクタアダプタに接続される。
光ファイバ折り返し部2はループ状にされているため、光コネクタアダプタ内で光コネクタ1に接続される相手側光コネクタから光ファイバ2aの一端部に入射した試験光は、光ファイバ折り返し部2を経て光ファイバ2aの他端部から出射し、相手側光コネクタに戻る。これを利用して各種試験を行うことができる。なお、光コネクタ1の利用方法は特に限定されない。
光コネクタ1を光コネクタアダプタから引き抜く際には、操作部5の操作片23を後方に引っ張る。この操作により引張り力がアーム部22を介してカップリング8に作用し、カップリング8が本体部7に対し後方にスライド移動する。
これにより、本体部7と光コネクタアダプタとの係合が解除され、さらに引張り操作を継続することでコネクタ部3は光コネクタアダプタから引き抜かれる。
光コネクタ1では、光ファイバ折り返し部2を収納ケース4に収納できるため、光ファイバ折り返し部2の径が大きくならず、省スペース化が可能となる。
また、光コネクタアダプタへの挿入操作は収納ケース4を把持して行うことができ、引き抜き操作は光コネクタ1の後部に設けられた操作片23を引っ張ることにより行うことができるため、コネクタ部3を把持せずに挿抜作業が可能となることから、光コネクタアダプタの近くに作業スペースを確保する必要がない。
従って、光コネクタアダプタを高密度に配列することができ、実装密度の向上を図ることができる。
また、コネクタ部3を把持せずに挿抜作業が可能であるため、光コネクタアダプタに近い位置での作業が不要となることから作業性は良好となる。
収納ケース4により光ファイバ折り返し部2をコンパクト化できることも作業性の向上に寄与する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態である光コネクタ31を示す斜視図である。図4は、操作部35を取り外した状態を示す斜視図である。図5は、収納ケース34を分割した状態を示す斜視図である。
以下の説明において、図1および図2に示す光コネクタ1と共通の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図3〜図5に示すように、光コネクタ31は、光ファイバ折り返し部2が接続されたコネクタ部33と、コネクタ部33に取り付けられた収納ケース34と、コネクタ部33を操作する操作部35とを備えている。
図3に示すように、コネクタ部33のカップリング38は、上壁38aおよび下壁38bの後縁38dに嵌合凹部39が形成されている点、および側壁38c、38cに突起13が形成されていない点で、図1および図2に示すカップリング8と異なる。
嵌合凹部39は、後述する操作部35をカップリング38に連結するためのもので、操作部35の嵌合片52が嵌合するように形成されている。
具体的には、嵌合凹部39の両側縁には、嵌合片52の係合凸部52aが係合する係合凹部39aが形成されており、係合凹部39aに係合凸部52aが係合することによって、操作部35がカップリング38に連結されるようになっている。
図4および図5に示すように、収納ケース34は、略直方体状のケース本体44と、ケース本体44から前方に延出する接続部15とを有する。
ケース本体44は、側板14b、14bに、光ファイバ折り返し部2を構成する光ファイバ2aが通過可能な開口部14f、14fが形成されている点で、図1に示すケース本体14と異なる。図示例の開口部14fは、側板14b、14bの長さ方向(前後方向)にわたって形成されている。開口部14fは、側板14b、14bの長さ方向中央部を含む位置に形成するのが好ましい。
開口部14fを形成することによって、光ファイバ折り返し部2が収容される空間を側板14bの厚み分だけ広くでき、光ファイバ折り返し部2に加えられる曲げが大きくならないようにすることができる。
図5に示すように、収納ケース34は、分割部46によって一側ケース半体47Aと他側ケース半体47Bとに分割できるように形成されている。
図3および図4に示すように、操作部35は、ケース本体44を収容可能なケース状の操作部本体51と、操作部本体51の後面から後方に延出する操作片23とを有する。
操作部本体51は、上壁51aおよび下壁51bと、これらの側縁に形成された側壁51c、51cと、これらの後端に設けられた後壁51dを備えた断面矩形の略筒状に形成されている。上壁51aおよび下壁51bの前縁51e、51eには、前方に延出する嵌合片52が形成されている。
嵌合片52の前端部の両側縁には、それぞれ外側方に突出する係合凸部52a、52aが形成されている。
図5に示すように、光コネクタ31を組み立てるには、光ファイバ折り返し部2を収納した状態でケース半体47A、47Bを結合させ、このケース本体44を操作部35に収納する。
これによって、光ファイバ折り返し部2は、収納ケース34内に収納される。収納ケース34の開口部14fは、操作部35の側壁51cによって覆われる。
収納ケース34の側板14b、14bには、光ファイバ折り返し部2が通過可能な開口部14f、14fが形成されているため、光ファイバ折り返し部2が収容される空間を側板14bの厚み分だけ広くでき、光ファイバ折り返し部2に加えられる曲げが大きくならないようにすることができる。
操作部35の嵌合片52は、カップリング8の嵌合凹部39に嵌合し、これによって操作部35がカップリング38に連結される。
次に、光コネクタ31の使用方法について説明する。
図3に示すように、光コネクタ31のコネクタ部3(詳細には本体部7)を、光接続ユニットの光コネクタアダプタに挿入すると、本体部7が光コネクタアダプタ内の係合爪(図示略)等に係合することによって、コネクタ部3が光コネクタアダプタに接続される。この挿入作業は、操作部35の操作部本体51を把持して行うことができる。
光コネクタ31を光コネクタアダプタから引き抜く際には、操作部35の操作片23を後方に引っ張る。
これによって、嵌合片52の係合凸部52a、52aが、カップリング8の係合凹部39aの後縁に当接してカップリング8に後方への力を作用させ、カップリング8を本体部7に対し後方にスライド移動させる。
これにより、本体部7と光コネクタアダプタとの係合が解除され、さらに引張り操作を継続することでコネクタ部3は光コネクタアダプタから引き抜かれる。
光コネクタ31では、図1に示す光コネクタ1と同様に、コネクタ部33を把持せずに挿抜作業が可能となるため、光コネクタアダプタの近くに作業スペースを確保する必要がないことから、実装密度の向上を図るとともに、作業性を良好にできる。
さらに、光コネクタ31では、カップリング38に突起13が形成されていないため、コネクタ部3の幅寸法を小さくでき、いっそうの省スペース化が可能となる。
1・・・光コネクタ、2・・・光ファイバ折り返し部、3、33・・・コネクタ部、4、34・・・収納ケース、5、35・・・操作部、7・・・本体部、8、38・・・カップリング(可動部)、16、46・・・分割部、20・・・溝部、22・・・アーム部、23・・・操作片(操作体)。

Claims (5)

  1. 光接続ユニットの位置決めハウジングに対し挿抜可能なコネクタ部(33)に、ループ状に配線された光ファイバ折り返し部(2)が接続された光コネクタであって、
    前記コネクタ部に、前記光ファイバ折り返し部を収納可能な収納ケース(34)と、前記コネクタ部を操作する操作部(35)とが取り付けられ、
    前記コネクタ部が、前記位置決めハウジングに係合可能な本体部(7)と、この本体部にスライド移動可能に設けられた可動部(38)とを有し、
    前記可動部が、前記本体部に対しスライド移動することにより、前記位置決めハウジングに対する前記本体部の係合を解除可能であり、
    前記操作部は、前記可動部に接続されて、前記可動部を前記スライド移動可能とされており、
    前記収納ケースは、前記コネクタ部の引き抜き方向側に設けられ、
    前記操作部は、前記可動部に連結されて前記引き抜き方向に延在する操作部本体(51)と、前記操作部本体に設けられた操作体(23)とを有し、
    前記操作体を前記引き抜き方向に移動させることによって、前記操作部本体を介して前記可動部をスライド移動させて前記本体部の係合を解除可能であり、
    前記操作部本体(51)は、前記可動部に連結されて前記収納ケースを収納可能なケース状とされており、
    前記収納ケースには、前記光ファイバ折り返し部を構成する光ファイバが通過可能な開口部(14f)が形成され、
    前記操作部本体は、前記開口部を覆うように形成されていることを特徴とする光コネクタ(31)。
  2. 光接続ユニットの位置決めハウジングに対し挿抜可能なコネクタ部(3)に、ループ状に配線された光ファイバ折り返し部(2)が接続された光コネクタであって、
    前記コネクタ部に、前記光ファイバ折り返し部を収納可能な収納ケース(4)と、前記コネクタ部を操作する操作部(5)とが取り付けられ、
    前記コネクタ部が、前記位置決めハウジングに係合可能な本体部(7)と、この本体部にスライド移動可能に設けられた可動部(8)とを有し、
    前記可動部が、前記本体部に対しスライド移動することにより、前記位置決めハウジングに対する前記本体部の係合を解除可能であり、
    前記操作部は、前記可動部に接続されて、前記可動部を前記スライド移動可能とされており、
    前記収納ケースは、前記コネクタ部の引き抜き方向側に設けられ、
    前記操作部は、前記可動部に連結されて前記引き抜き方向に延在する操作部本体(21A)と、前記操作部本体に設けられた操作体(23)とを有し、
    前記操作体を前記引き抜き方向に移動させることによって、前記操作部本体を介して前記可動部をスライド移動させて前記本体部の係合を解除可能であり、
    前記操作部本体(21A)は、前記可動部に連結されて前記引き抜き方向に延びるアーム部(22)を有し、
    前記収納ケースには、前記アーム部を収容する溝部(20)が形成されていることを特徴とする光コネクタ。
  3. 前記溝部は、前記アーム部の厚さより深く形成されていることを特徴とする請求項に記載の光コネクタ。
  4. 前記収納ケースは、前記コネクタ部側の端部から前記引き抜き方向側の端部に至る分割部(16、46)によって複数に分割されて内部空間が露出するように構成されていることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の光コネクタ。
  5. 前記収納ケースの幅は、前記コネクタ部の幅と同じまたはこれより小さくされていることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の光コネクタ。
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