JP3889406B2 - 光コネクタ - Google Patents

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光ファイバの光接続に用いられる光コネクタに関する。
従来、光ファイバの光接続に用いられる光コネクタとしては、JIS C 5973等に記載のSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling)がある。
SC形光コネクタには、光コネクタプラグ(雄型光コネクタ)と、この光コネクタプラグに対する受け側光コネクタ(雌型光コネクタ)であるレセプタクルまたはアダプタがあり、光コネクタプラグと受け側光コネクタとの嵌合およびスライドロック構造により光ファイバの光接続がなされる(例えば、特許文献1参照)。
特公平04−054926号公報
近年、光ファイバ通信網の普及が進むにつれ、光コネクタの操作がいわゆる事業者にとどまらず一般利用者でも行えるようにすることが望まれている。SC形光コネクタでは、光コネクタ同士の嵌合をロックするための弾性係合片が受け側光コネクタに設けられているので、過剰な外力や衝撃等によって弾性係合片が破損した場合、装置やアウトレット等に設けられた受け側光コネクタが使用不能となる。受け側光コネクタが破損すれば、装置やアウトレット等を修理する必要が生じ、その修理に多大な時間や費用が掛かって利用者が不便をこうむるおそれがある。受け側光コネクタを破損しにくい構造にした場合、該構造が複雑化し、受け側光コネクタの寸法を大きく確保する必要がある。すると、受け側光コネクタを装置やアウトレット等に収容することが困難になったり、装置やアウトレット等の設計に制約が生じるおそれがある。
また、SC形の光コネクタプラグでは、フェルールの端面がハウジングから突出している。このため、光コネクタの先端部を何かにぶつけたりしたときにフェルールの端面を傷つけてしまうおそれがあり、光コネクタの取扱いには十分な注意が必要である。
そこで、上述の問題を解決できるような新規なインターフェースを有する光コネクタが望まれている。しかし、SC形光コネクタを用いた機器やシステム等が普及している現在、従来の機器やシステム等との互換性を勘案すると、必要に応じて従来のSC形光コネクタと光接続できるようにする必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、受け側光コネクタの構造を簡略化してその破損を抑制でき、また、収容性や取扱い性に優れ、しかも、複数種の受け側光コネクタに対応して光接続することが可能な光コネクタを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、フェルールを収容したハウジングを有し、このハウジングが受け側光コネクタのハウジングに形成された嵌合凹所に挿入及び嵌合されるようになっている光コネクタであって、前記ハウジングの両側部には前記受け側光コネクタのハウジングの嵌合凹所の両側に形成された係合凹部に係合しうる係合爪を有するラッチが設けられており、前記ハウジングの先端部には、前記受け側光コネクタの嵌合凹所に嵌合して前記受け側光コネクタに対して位置決めする嵌合すり合わせ部が形成されており、前記ラッチおよび嵌合すり合わせ部にはこれらラッチおよび嵌合すり合わせ部を破断して除去することが可能な切り込みが形成されており、前記ラッチおよび嵌合すり合わせ部が前記切り込みから折り取られることにより、前記受け側光コネクタの嵌合凹所の開口部よりも狭い開口部を有する嵌合凹所が形成された第二の受け側光コネクタに挿入及び嵌合が可能となっており、前記ハウジングに前記第二の受け側光コネクタの嵌合凹所に挿入及び嵌合するときに前記第二の受け側光コネクタの嵌合凹所内に設けられた弾性係合片と係合する係合部が形成されていることを特徴とする光コネクタを提供する。
前記嵌合すり合わせ部の切り込みは、嵌合すり合わせ部の外面に形成されていることが好ましい。
本発明の光コネクタによれば、受け側光コネクタに対する着脱を操作するラッチが設けられているので、受け側光コネクタの構造を簡略化できるとともにその破損が抑制される。受け側光コネクタの寸法を比較的小型に収めることができ、装置やアウトレット等に収容しやすく、装置やアウトレット等の設計についても空間的制約が小さくなる。
ラッチおよび嵌合すり合わせ部を切り込みから折り取ることにより、受け側光コネクタの嵌合凹所の開口部よりも狭い開口部を有する第二の受け側光コネクタに挿入及び嵌合が可能となり、従来の機器やシステム等との互換性を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一形態例に係る光コネクタを受け側光コネクタに接続した状態を示す断面図である。図2〜図3は、本発明の一形態例に係る光コネクタの要部を示す図面であり、図2(a)は部分切欠図、図2(b)は正面図、図3は斜視図である。図4〜7は、受け側光コネクタの一例を示す図面であり、図4,図5は断面図、図6は端面図、図7は斜視図である。
図8は、図2の光コネクタのラッチ及び嵌合すり合わせ部を除去した状態を示す部分切欠図である。図9は、図8の光コネクタを第二の受け側光コネクタに接続した状態を示す断面図である。図10はスライドロック機構を説明する図であり、(a)係合している状態、(b)係合が解除された状態の一例を示す説明図である。図11は、第二の受け側光コネクタを示す断面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の光コネクタ10は、フェルール11とこのフェルール11を収容したハウジング12を有する光コネクタプラグ(雄型光コネクタ)である。この光コネクタ10と接続される受け側光コネクタ20は、光コネクタ10のハウジング12が挿入及び嵌合される嵌合凹所23が形成されたハウジング22とフェルール21を有する。受け側光コネクタ20は、例えばレセプタクルまたはアダプタなどの雌型光コネクタであるが、ここでは、光コネクタレセプタクルである。本形態例では、光コネクタ10及び受け側光コネクタ20の嵌合に関わる先端部の構成を説明する。両光コネクタ10,20のフェルール11,21より後方の構造は、特に限定されるものではない。
光コネクタ10のフェルール11は、少なくとも先端部がジルコニア等の硬質材料からなり、フェルール11の先端が接合端面11aとなっている。フェルール11の内部には、接合端面11aに開口した光ファイバ挿入穴(微細孔)11bが形成されており、該光ファイバ挿入穴11bには、光ファイバ11fが内挿固定されている。光ファイバ11fは、特に限定されるものではないが、例えば光ファイバ心線、光ファイバ素線、光ファイバコード、光ファイバケーブル(例えばインドアケーブルやドロップケーブル)などから先端部の被覆を除去して露出された裸光ファイバや、コネクタ成端されるべき光ファイバとは別の短尺の裸光ファイバ(接続用光ファイバ)などが用いられる。接続用光ファイバを用いた場合、コネクタ成端される光ファイバは、光コネクタのハウジング内で接続用光ファイバと突き合わせ等により光接続されるようになっている。
光コネクタ10のハウジング12は、本形態例においてはフェルール11を収容したプラグフレーム16と該プラグフレーム16を取り囲むように収容した外部ハウジング13とを備える。フェルール11の接合端面11aは、プラグフレーム16から突出している。
図2,図9等に示すように、プラグフレーム16の両側部には、後述する第二の受け側光コネクタ30の嵌合凹所33内に設けられた弾性係合片34の係合爪34aと係合可能な係合部16a(抜け止め突起)が形成されている。
外部ハウジング13の両側部13sには、先端に係合爪14aを有するラッチ14が設けられている。ラッチ14は、先端側の挿入片14bと後端側の操作部14cとを有し、操作部14cは弾性変形可能な基端部14dを介して外部ハウジング13の後端部13bにつながっている。挿入片14bは、外部ハウジング13の側部13sに沿って光コネクタ10の先端側(フェルールの接合端面が臨む側、図2の右側)に延びており、その先端側から係合爪14aと共に受け側光コネクタ20の嵌合凹所23に挿入できるようになっている。なお、ラッチは、ハウジングの片側に設けられていてもよいが、ハウジングの両側に対向して設けられていることにより、光コネクタの操作性や受け側光コネクタとの係合の安定性が向上して好ましい。
ラッチ14の基端部14dには切り込み14kが形成されており、ラッチ14はこの切り込み14kを破断することにより、除去できるようになっている。切り込み14kは、操作部14cと外部ハウジング13の側部13sとが向かい合う側に形成されている。このため、ラッチ14を外部ハウジング13の側部13sから引き離すように外力を加えることにより、容易にラッチ14を折り取ることができる。
外部ハウジング13の両ラッチ14が対向する方向(光コネクタの幅方向)の直交する二方(図3の上下;光コネクタの幅方向と直交する厚さ方向の上下両方)には、光コネクタ10の先端側に延びる突出片15が形成されている。プラグフレーム16は、両突出片15と両ラッチ14とにより、側面の四方が囲まれている。
突出片15の両側縁15aと外面15bとは、受け側光コネクタ20の嵌合凹所23に形成されたキー溝25(後述)に嵌合することにより、受け側光コネクタ20に対して光コネクタ10をその光軸に直交する2方向(光コネクタの幅方向及び厚さ方向;図1の上下方向および紙面に垂直な方向)に位置決めできるようになっている。つまり、突出片15は、光コネクタ10の嵌合すり合わせ部15としての機能も有するものである。図2に示すように突出片15は、フェルール11の接合端面11aよりも該光コネクタ10の光軸方向の先端側(図2の右側)に延びている。
図3等に示すように、突出片15の外面15bには突出片15の幅方向に切り通された切り込み15kが形成されている。突出片15はこの切り込み15kを破断することにより、除去できるようになっている。切り込み15kは、フェルール11の接合端面11aよりも該光コネクタ10の光軸方向の後端側(図2の左側)に位置している。
突出片15の切り込み15kが外面15bに設けられているので、突出片15を折り取ったときに切り込み15kと反対側である内面にバリなどが生じたとしても、ハウジング13の位置決め性に悪影響が及ぼされるおそれがない。
図4〜図7に示すように、受け側光コネクタ20のフェルール21は、少なくとも先端部がジルコニア等の硬質材料からなり、フェルール21の先端が接合端面21aとなっている。フェルール21の内部には、接合端面21aに開口した光ファイバ挿入穴(微細孔)21bが形成されており、該光ファイバ挿入穴21bには、光ファイバ21fが内挿固定されている。光ファイバ21fは、特に限定されるものではないが、例えば光ファイバ心線、光ファイバ素線、光ファイバコード、光ファイバケーブル(例えばインドアケーブルやドロップケーブル)などから先端部の被覆を除去して露出された裸光ファイバや、コネクタ成端されるべき光ファイバとは別の短尺の裸光ファイバ(接続用光ファイバ)などが用いられる。接続用光ファイバを用いた場合、コネクタ成端される光ファイバは、光コネクタのハウジング内で接続用光ファイバと突き合わせ等により光接続されるようになっている。
受け側光コネクタ20のハウジング22は、本形態例においてはフェルール21を収容したスリーブホルダ26と、このスリーブホルダ26を取り囲むように形成された嵌合凹所23を有するコネクタ挿入部27を備える。嵌合凹所23は、コネクタ挿入部27の先端側に開口しており(開口部23a)、該嵌合凹所23には光コネクタ10のハウジング12の先端部が挿入及び嵌合できるようになっている。
スリーブホルダ26は嵌合凹所23の開口部23aに向かって突出した形状になっており、スリーブホルダ26内には光コネクタ10のフェルール11が挿入及び収容されるフェルール収容穴26aが設けられている。フェルール収容穴26aの内面には断面C字状の割りスリーブ26bが装着されている。割りスリーブ26b内に光コネクタ10のフェルール11を挿入及び収容することにより、両光コネクタ10,20のフェルール11,21は接合端面11a,21a同士を対向させて突き合わされる。割りスリーブ26bは、各フェルール11,21に内装された光ファイバ11f,21fを精密に位置合わせするために、両フェルール11,21の外周面を位置決めするようになっている。
コネクタ挿入部27の側面両側には、受け側光コネクタ20をパネルやボックス等に取り付けるためのフランジ22fが突出して形成されている。
コネクタ挿入部27の幅方向両側には、嵌合凹所23と連通する係合凹部24がスリーブホルダ26を間に挟む両側に形成されている。ここでは係合凹部24は、コネクタ挿入部27の側壁を貫通する貫通穴となっており、該貫通穴の嵌合凹所23の開口部23a側の縁部は、ラッチ14の先端の係合爪14aが係合される係止部24a(図1参照)となっている。
コネクタ挿入部27の係合凹部24が対向する方向(受け側光コネクタの幅方向)の直交する二方(図5,図6の上下;受け側光コネクタの幅方向と直交する厚さ方向の上下両方)には、嵌合凹所23の開口部23aと該開口部23aに対向する底部23bとの間に延びるキー溝25が形成されている。各キー溝25は、底面25bと該底面25bの両側部に位置する側面25a,25aとを有する断面コ字状の溝になっている。キー溝25は、光コネクタ10の突出片15が挿入及び嵌合することにより、両光コネクタ10,20をその光軸に直交する2方向(光コネクタの幅方向及び厚さ方向;図1の上下方向および紙面に垂直な方向)に位置決めできるようになっている。具体的には、キー溝25の両側面25aと突出片15の両側縁15aとの嵌合すり合わせにより、両光コネクタ10,20の幅方向(図1の上下方向)の位置決めがなされ、キー溝25の底面25bと突出片15の外面15bとの嵌合すり合わせにより、両光コネクタ10,20の厚さ方向(図1の紙面に垂直な方向)の位置決めがなされるようになっている。
受け側光コネクタ20の嵌合すり合わせ部25となるキー溝25は、該光コネクタ20の接合端面21aよりも該光コネクタ20の光軸方向の奥側(図5の右側)に達している。
図8に、本形態例の光コネクタ10のラッチ14と嵌合すり合わせ部15を切り込み14k,15kから折り取った状態を示す。この状態では、ラッチ14は基端部14dを含む全体がハウジング13から取り外されている。また、嵌合すり合わせ部15は、切り込み15kよりも先端側が除去されることにより、フェルール11の接合端面11aが嵌合すり合わせ部15の切り込み15kまでの部分よりも突出するようになっている。
図8に示す状態では、図9に示すように、前記受け側光コネクタ20の嵌合凹所23の開口部23aよりも狭い開口部33aを有する嵌合凹所33が形成された第二の受け側光コネクタ30に挿入及び嵌合が可能となっている。
図11に示すように、第二の受け側光コネクタ30は、JIS C 5973等に規定されたSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling)の光コネクタレセプタクルとすることができる。
第二の受け側光コネクタ30のフェルール31は、少なくとも先端部がジルコニア等の硬質材料からなり、フェルール31の先端が接合端面31aとなっている。フェルール31の内部には、接合端面31aに開口し、光ファイバ31fが内挿固定された光ファイバ挿入穴(微細孔)31bが形成されている。
第二の受け側光コネクタ30のハウジング32は、本形態例においてはフェルール31を収容したスリーブホルダ36と、このスリーブホルダ36を取り囲むように形成された嵌合凹所33を有するコネクタ挿入部37を備える。嵌合凹所33は、コネクタ挿入部37の先端側に開口しており(開口部33a)、該嵌合凹所33には光コネクタ10のハウジング12の先端部が挿入及び嵌合できるようになっている。
スリーブホルダ36は嵌合凹所33の開口部33aに向かって突出した形状になっており、スリーブホルダ36内には光コネクタ10のフェルール11が挿入及び収容されるフェルール収容穴36aが設けられている。フェルール収容穴36aの内面には、フェルール11を位置決めするための断面C字状の割りスリーブ36bが装着されている。
弾性係合片34は、湾曲するように弾性変形が可能であり、嵌合凹所33の底部33bから開口部33aに向かって突出するような向きに形成されている。各弾性係合片34の突出方向先端には、光コネクタ10のプラグフレーム16の両側部に形成された係合部16a(抜け止め突起)に係合可能な係合爪34aが形成されている。
図10に示すように、受け側光コネクタ30に挿入された光コネクタ10は、公知のスライドロック機構によりロックされ、例えば該光コネクタ10の後端に引き出された光ファイバ(図示略)に触れるなどの軽い力が加わった程度では引き抜けないようにしっかりと保持されるようになっている。
つまり、光コネクタ10の外部ハウジング13は、プラグフレーム16に対して、光コネクタ10の光軸方向にそった前後方向(図10の左右方向)における所定の範囲に亘って摺動(スライド)可能に装着されている。図10(a)は、外部ハウジング13がプラグフレーム16に対して相対的に最も前方(図10(a)の右方)にスライドした状態を示し、図10(b)は、外部ハウジング13がプラグフレーム16に対して相対的に最も後方(図10(b)の左方)にスライドした状態を示す。
外部ハウジング13の突出片15の両側端縁には、台形凸部17が設けられている。この台形凸部17は、突出片15の切り込み15kよりも、光コネクタ10の外部ハウジング13の後端13s側に位置している。このためこの台形凸部17は、突出片15の先端部を切り込み15kから除去した後でも外部ハウジング13側に残るようになっている。
光コネクタ10を受け側光コネクタ30に挿入すると、図10(a)に示すように、外部ハウジング13がプラグフレーム16に対して相対的に前方にスライドし、受け側光コネクタ30の弾性係合片34の係合爪34aが台形凸部17を乗り越え、プラグフレーム16両側の抜け止め突起16aに係合する。その結果、弾性係合片34によりプラグフレーム16が挟持され、光コネクタ10が受け側光コネクタ30にしっかりと保持される。
一方、光コネクタ10の外部ハウジング13を受け側光コネクタ30から引き抜き方向に駆動すると、図10(b)に示すように、外部ハウジング13がプラグフレーム16に対して相対的に後方にスライドし、台形凸部17により弾性係合片34の係合爪34aが外側に押し広げられるので、弾性係合片34と抜け止め突起16aとの係合が解除される。これにより、光コネクタ10が受け側光コネクタ30から抜去される。
次に、本形態例の光コネクタの作用を説明する。
ラッチ14の操作部14cを操作して両ラッチ14,14の先端部同士の間隔を縮めつつ光コネクタ10の先端部を受け側光コネクタ20のコネクタ挿入部27の嵌合凹所23内に挿入し、両光コネクタ10,20の嵌合すり合わせ部15,25同士を嵌合させながら、光コネクタ10を嵌合凹所23の底部23bに向かって押し込むことにより、光コネクタ10が受け側光コネクタ20に対して精密に位置決めされつつ挿入される。
ラッチ14に対する操作力を適宜弱めつつ、ラッチ14の係合爪14aが受け側光コネクタ20の係合凹部24に係合するまで光コネクタ10を押し込むことにより、光コネクタ10の嵌合凹所23からの抜け止めがなされる。光コネクタ10のフェルール11を受け側光コネクタ20のフェルール収容穴26aに挿入して、割りスリーブ26b内で受け側光コネクタ20のフェルール21と対向させることにより、光コネクタ10のフェルール11に内挿固定された光ファイバ11fと、受け側光コネクタ20のフェルール21に内挿固定された光ファイバ21fとが光接続される。
逆に両光コネクタ10,20の光接続を解除する場合には、まず、ラッチ14の操作部14cを操作して両ラッチ14,14の先端部同士の間隔を縮め、ラッチ14の係合爪14aと受け側光コネクタ20の係合凹部24との係合を解除する。光コネクタ10を嵌合凹所23から引き抜くことにより、光コネクタ10を受け側光コネクタ20から抜去することができる。
また、本形態例の光コネクタ10は、図8に示すように、ラッチ14と突出片15を切り込み14k,15kから折り取ることにより、図9に示すように、受け側光コネクタ20の嵌合凹所23の開口部23aよりも狭い開口部33aを有する第二の受け側光コネクタ30に挿入及び嵌合することができる。
光コネクタ10と第二の受け側光コネクタ30との光接続を解除する場合には、外部ハウジング13を手指等で摘んで引っ張ることにより、光コネクタ10の抜け止め突起16aと受け側光コネクタ30の弾性係合片34の係合爪34aとの係合が解除され、光コネクタ10を受け側光コネクタ30から抜去することができる。
以上のように、本形態例の光コネクタ10によれば、両光コネクタ10,20の着脱を操作するラッチ14が光コネクタ10に設けられているので、受け側光コネクタ20の破損が抑制される。また、受け側光コネクタ20の構造を簡略化でき、受け側光コネクタ20の寸法を比較的小型に収めることができる。従って、装置やアウトレット等に収容しやすく、装置やアウトレット等の設計についても空間的制約が軽減される。
ラッチ14および嵌合すり合わせ部15を切り込み14k,15kから折り取ることにより、受け側光コネクタ20の嵌合凹所23の開口部23aよりも狭い開口部33aを有する第二の受け側光コネクタ30(ここではSC形光コネクタレセプタクル)に光コネクタ10を挿入及び嵌合することが可能となり、従来の機器やシステム等との互換性を確保できる。切り込み14k,15kのため、ラッチ14および嵌合すり合わせ部15は、工具等の道具を用いずとも、手指等によって簡単に折り取って除去することができる。
光コネクタ10の嵌合すり合わせ部15がフェルール11の接合端面11aよりも突出しているので、嵌合作業時等にフェルール11の接合端面11aを傷つけにくく、取扱い性に優れる。受け側光コネクタ20の嵌合すり合わせ部25が接合端面21aよりも奥側に達しているので、受け側光コネクタ20の嵌合すり合わせ部25の長さ(光軸に沿う方向の長さ)を確保しながら、受け側光コネクタ20の接合端面21aと先端部(嵌合凹所23の開口部23a)との距離を短くすることができる。従って、受け側光コネクタの全長を短くすることが可能であり、アウトレット等の狭い空間への収納の点で有利である。
図1に示すように、両光コネクタ10,20の嵌合すり合わせ部15,25同士がすり合わされるすり合わせ長は、側面15a,25a同士においてはほぼ図1等に示すLとなっている。突出片15の外面15bとキー溝25の底面25bとのすり合わせ長については、図1のLと同程度またはそれ以上の長さが確保されている。図1に示すように、嵌合すり合わせ部15,25同士のすり合わせ長の範囲が、光接続状態における接合端面11a,21aの位置を含んでおり、光軸方向の両側(嵌合凹所の開口部側および底部側)に延びているので、両光コネクタ同士の嵌合すり合わせが安定し、光特性の持続性が充分に確保され、優れた光コネクタとなる。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記各形態例における光コネクタの具体的な形状や構造等は例示に過ぎず、本発明を何ら限定するものではない。
本発明は、種々の産業分野において、光ファイバの光接続に利用することができる。
本発明の一形態例に係る光コネクタを受け側光コネクタに接続した状態を示す断面図である。 本発明の一形態例に係る光コネクタの要部を示す(a)部分切欠図および(b)正面図である。 本発明の一形態例に係る光コネクタの要部を示す斜視図である。 受け側光コネクタの一例を示す断面図である。 受け側光コネクタの一例を示す断面図である。 受け側光コネクタの一例を示す端面図である。 受け側光コネクタの一例を示す斜視図である。 図2の光コネクタのラッチ及び嵌合すり合わせ部を除去した状態を示す部分切欠図である。 図8の光コネクタを第二の受け側光コネクタに接続した状態を示す断面図である。 スライドロック機構を説明する図であり、(a)係合している状態、(b)係合が解除された状態の一例を示す説明図である。 第二の受け側光コネクタを示す断面図である。
符号の説明
10…光コネクタ、11…フェルール、12…ハウジング、13s…ハウジングの両側部、14…ラッチ、14a…ラッチの係合爪、14k…ラッチの切り込み、15…嵌合すり合わせ部(突出片)、15b…嵌合すり合わせ部の外面、15k…嵌合すり合わせ部の切り込み、16a…係合部、20…受け側光コネクタ、22…ハウジング、23…嵌合凹所、23a…嵌合凹所の開口部、30…第二の受け側光コネクタ、33…嵌合凹所、33a…嵌合凹所の開口部、34…弾性係合片。

Claims (2)

  1. フェルール(11)を収容したハウジング(12)を有し、このハウジングが受け側光コネクタ(20)のハウジング(22)に形成された嵌合凹所(23)に挿入及び嵌合されるようになっている光コネクタであって、
    前記ハウジングの両側部(13s)には前記受け側光コネクタのハウジングの嵌合凹所の両側に形成された係合凹部(24)に係合しうる係合爪(14a)を有するラッチ(14)が設けられており、
    前記ハウジングの先端部には、前記受け側光コネクタの嵌合凹所に嵌合して前記受け側光コネクタに対して位置決めする嵌合すり合わせ部(15)が形成されており、
    前記ラッチおよび嵌合すり合わせ部にはこれらラッチおよび嵌合すり合わせ部を破断して除去することが可能な切り込み(14k,15k)が形成されており、
    前記ラッチおよび嵌合すり合わせ部が前記切り込みから折り取られることにより、前記受け側光コネクタの嵌合凹所の開口部(23a)よりも狭い開口部(33a)を有する嵌合凹所(33)が形成された第二の受け側光コネクタ(30)に挿入及び嵌合が可能となっており、
    前記ハウジングには、前記第二の受け側光コネクタの嵌合凹所に挿入及び嵌合するときに前記第二の受け側光コネクタの嵌合凹所内に設けられた弾性係合片(34)と係合する係合部(16a)が形成されていることを特徴とすることを特徴とする光コネクタ(10)。
  2. 前記嵌合すり合わせ部の切り込みが、嵌合すり合わせ部の外面(15b)に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
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